JP4541288B2 - 固体撮像素子の取付け構造、並びに、画像読取ユニット、及び、画像形成装置 - Google Patents

固体撮像素子の取付け構造、並びに、画像読取ユニット、及び、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、ライン型のCCD等の固体撮像素子を備えた半導体装置における固体撮像素子の取付け構造、並びに、該取付け構造を採用した画像読取ユニット、及び、固体撮像素子の取付け構造を有する複写機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に関する。
従来から、複写機、ファクシミリ、スキャナ装置等に使用される画像読取ユニットは、ベース部材と、このベース部材に取り付けられる結像レンズ系と、ライン型光電変換素子及び該ライン型光電変換素子を収容するパッケージを有しかつベース部材に取り付けられるイメージセンサと、を備えている。画像読取ユニットは、副走査方向に原稿の照明光源を移動させ、原稿からの反射光を二群以上のレンズからなる結像レンズ系に通してライン型光電変換素子に縮小結像させ、このライン型光電変換素子に結像された結像光束を光電変換して画像読取信号として出力するようになっている。
このような画像読取ユニットでは、結像レンズ系より結像された像を光電変換素子上に位置させ、なおかつ光学特性(ピント、倍率)を所定の要求精度で読み取るために、結像レンズや光電変換素子を高精度に位置決め固定する必要がある。
このような固体撮像素子の取付け構造として、例えば特開2001−313873号公報(特許文献1)に開示されたものがある。この従来の技術では、固体撮像素子の接着固定前に固体撮像素子の5軸調整を簡単に行なうことができるようにして、5軸調整後に固体撮像素子の取付けを高精度に行なうことができ、歩留りを高くすることができるとともに生産後(接着剤の硬化後)の固体撮像素子の固定力の低下が生じない固体撮像素子の取付け構造を提供することを目的としている。
図25に示すように、その構成は、結像レンズαが固定された平板状の結像レンズ保持部βに固体撮像素子γが2つの中間保持部材δを介して固定されているが、結像レンズ保持部βと中間保持部材δとの第1接着面εよび固体撮像素子γと中間保持部材δとの第2接着面ζが固体撮像素子γの画素ラインγ1と平行な面になるとともに、第1接着面εと第2接着面ζが直交するように中間保持部材δを結像レンズ保持部βと固体撮像素子γの間に配設したものである。
このような特開2001−313873公報により提案されている技術では接着剤による固定方法を採用している。すなわち、ワーク(固体撮像素子γ)とワーク保持部材(結像レンズ保持部β)の間に中間保持部材δを介装し、この中間保持部材δを接着剤によってワークに固定するとともに接着剤を介してワーク保持部材に固定している。
この方式では、ワークとワーク保持部材の間に中間保持部材を介装している分だけ、ワークの接着面と中間保持部材の接着面との間に用いられる接着剤と、ワーク保持部材の接着面と中間保持部材の接着面との間に用いられる接着剤との膜厚を必要最小限に、かつ、一定になるように管理するだけで、ワークの接着箇所及びワーク保持部材の接着箇所の位置精度を厳密に管理しなくても、ワークを高精度に取り付けることが可能となり、歩留りを高くすることができるとともに生産後のワークの固定力の低下の発生を防止することができる。
しかしながら、この構造では使用の際に生じる固体撮像素子の発熱によって、固体撮像素子を保持している中間保持部材が温度変化により変形し、高精度に固定した固体撮像素子の位置が深度方向にずれてしまい、MTF特性が劣化するという欠点がある。
特開2001−313873号公報
そこで、本発明は上記の問題を解決すべく、使用の際の固体撮像素子の温度上昇によって中間保持部材が熱変形した場合であっても、固体撮像素子の位置ずれが小さい、特に深度方向の位置ずれが小さい、固体撮像素子の取付け構造を提供することを課題とする。
本発明の固体撮像素子の取付け構造は上記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、結像レンズが固定された主部を有する結像レンズ保持部材、該主部の面上に配置された、画素ラインを有する固体撮像素子、及び、前記固体撮像素子を前記主部の面上に支持する、1つまたは複数の中間保持部材を有し、かつ、該結像レンズ保持部材と該中間保持部材とが接着剤によって接着されてなる第1接着部と、該中間保持部材と該固体撮像素子とが接着剤によって接着されてなる第2接着部を有する固体撮像素子の取付け構造において、前記第1接着部が前記結像レンズ保持部材の結像レンズの光軸と平行な面と前記中間保持部材の結像レンズの光軸と平行な面との間に形成され、かつ、前記第2接着部が、前記結像レンズの光軸と平行な固体撮像素子の側面と前記結像レンズの光軸と平行な中間保持部材の面との間に形成されていることを特徴とする。
また、本発明の固体撮像素子の取付け構造は、請求項2に記載の通り、請求項1に記載の固体撮像素子の取付け構造において、前記中間保持部材を複数有し、前記第1接着部における結像レンズ保持部材の接着面及び中間保持部材の接着面の少なくとも一方が平面であって、該平面は前記固体撮像素子の画素ラインに平行な面であり、かつ、前記第2接着部における固体撮像素子の接着面及び中間保持部材の接着面の少なくとも一方が平面であって、該平面は前記固体撮像素子の画素ラインに平行な面であり、さらに、該複数の中間保持部材が該固体撮像素子の画素ラインに対して垂直な、画素ラインの対称面に対して互いに対称となるように配置されたことを特徴とする。
また、本発明の固体撮像素子の取付け構造は、請求項3に記載の通り、請求項1に記載の固体撮像素子の取付け構造において、前記中間保持部材を複数有し、前記第1接着部における結像レンズ保持部材の接着面及び中間保持部材の接着面の少なくとも一方が平面であって、該平面は前記固体撮像素子の画素ラインと直交する面であり、かつ、前記第2接着部における固体撮像素子の接着面及び中間保持部材の接着面の少なくとも一方が平面であって、該平面は該固体撮像素子の画素ラインに平行な面であり、さらに、該複数の中間保持部材が該固体撮像素子の画素ラインに対して垂直な、該画素ラインの対称面に対して互いに対称となるように配置されたことを特徴とする。
また、本発明の固体撮像素子の取付け構造は、請求項4に記載の通り、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の固体撮像素子の取付け構造において、前記第1接着部が構成される部分の、結像レンズ保持部材の面と中間保持部材の面とのいずれか一方が他方の面に向かって凸な曲面であり、及び/または、前記第2接着部が構成される部分の、固体撮像素子の面と中間保持部材の面とのいずれか一方が他方の面に向かって凸な曲面であることを特徴とする。
また、本発明の固体撮像素子の取付け構造は、請求項5に記載の通り、請求項4に記載の固体撮像素子の取付け構造において、前記曲面が前記中間保持部材に形成されたことを特徴とする。
また、本発明の固体撮像素子の取付け構造は、請求項6に記載の通り、請求項3に記載の固体撮像素子の取付け構造において、前記中間保持部材を少なくとも4組有し、これら中間保持部材がそれぞれ、該固体撮像素子の画素ラインに対して垂直な、画素ラインの対称面に対して互いに対称となり、かつ、該固体撮像素子の画素ラインと結像レンズの光軸とに平行な対称面に対して互いに対称となるように配置されたことを特徴とする。
また、本発明の固体撮像素子の取付け構造は、請求項7に記載の通り、請求項1に記載の固体撮像素子の取付け構造において、前記中間保持部材を2組有し、第1の組の中間保持部材の第1接着部が平面状であって、該第1接着部の該平面は前記固体撮像素子の画素ラインに平行な面であり、かつ、第1の組の中間保持部材の第2接着部が平面状であって、該第2接着部の該平面は該固体撮像素子の画素ラインと直交する面であり、さらに、該第1の組の中間保持部材がそれぞれ、該固体撮像素子の画素ラインに対して垂直な、画素ラインの対称面に対して互いに対称となるように配置され、さらに、第2の組の中間保持部材の第1接着部が平面状であって、該第1接着部の該平面は前記固体撮像素子の画素ラインに直交する面であり、かつ、第2の組の中間保持部材の第2接着部が平面状であって、該第2接着部の該平面は該固体撮像素子の画素ラインと平行な面であり、さらに、該第2の組の中間保持部材がそれぞれ、該固体撮像素子の画素ラインに対して垂直な、画素ラインの対称面に対して互いに対称となるように配置されたことを特徴とする。
本発明の画像読取ユニットは請求項8に記載のように、前記請求項1〜7のいずれか一項に記載の固体撮像素子の取付け構造を備えたことを特徴とする。
本発明の画像形成装置は請求項9に記載のように、前記請求項8記載の画像読取ユニットを備えたことを特徴とする。
本発明の固体撮像素子の取付け構造によれば、中間保持部材と固体撮像素子との接着は固体撮像素子の側面に形成されるので、使用の際の固体撮像素子の温度上昇によって中間保持部材が熱変形した場合であっても、固体撮像素子の深度方向、すなわち結像レンズの光軸の前後方向の位置ずれを小さくすることができ、その結果、固体撮像素子の位置が高精度に維持される。
また、請求項2あるいは請求項3に記載の固体撮像素子の取付け構造によれば、上記効果に加え、中間保持部材が固体撮像素子の左右に対称となるように配置されるので、固体撮像素子取り付けの際に、接着剤が硬化するときに発生する硬化収縮の影響もキャンセルでき、その結果、固体撮像素子を高精度に固定することができる。
また、請求項4あるいは請求項5に記載の固体撮像素子の取付け構造によれば、さらに、接着部が平面と凸状曲面との間に形成されているので、固体撮像素子取り付けの際の位置(角度)決めの自由度が高く、さらに、2つの面の最近接部分において、常に対称的に接着部を形成することが可能となるので、接着部のバランスが良好となり、高精度な位置決めが可能となる。
また、請求項6の発明によれば、4つの中間保持部材が固体撮像素子の側面の4箇所に、直交する2面に対してそれぞれ線対称となるように配置されているので、接着剤が硬化するときに発生する硬化収縮の影響をキャンセルでき、固体撮像素子を高精度に固定すると共に、固定強度を向上させることができるので、固体撮像素子の固定信頼性が高まる。
また、請求項7の発明によれば第1の組の中間保持部材は固体撮像素子の画素ラインに対して直交する側面を固定し、第2の組の中間保持部材は固体撮像素子の画素ラインに対して平行な側面を固定するので、接着剤が硬化する前に中間保持部材の自重による落下や位置ずれが防止されており、固体撮像素子の固定信頼性が高まる。
請求項8の発明によれば、上記請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の固体撮像素子の取付け構造を備えているので、画像読取ユニットとしての信頼性が向上する。
請求項9の発明によれば、上記請求項8に記載の画像読取ユニットを備えているので、画像形成装置の信頼性が向上し、解像力の良好な、正確な画像形成することが可能となる。
本発明の固体撮像素子の取付け構造において、結像レンズ保持部材は結像レンズが固定された主部を有する。主部は平板状、箱状その他の形状であってよい。
結像レンズ保持部材自体がこのような主部単独からなる、その他に付属する凹部や凸部を備えていないものであっても良く、平板状であるとき、結像レンズ保持部材自体が結像レンズの光軸と平行な、中間保持部材と接着部を形成できる面を有する平板状形状である場合も本発明に含まれる。
主部には、中間保持部材と接着部を形成できる結像レンズの光軸と平行な面を有すれば、必要に応じ、例えば、結像レンズ及び中間保持部材を介して固体撮像素子を固定するための、凹部、凸部、あるいは、取り付け枠などが必要に応じて形成されていても良く、また、複数の部材から一体的に組み立てられていてもよい。
本発明における固体撮像素子は、一般に直線上に配設された、画素ラインを有する一般的な固体撮像素子を用いることができる。この固体撮像素子は1つまたは複数の中間保持部材を介して上記結像レンズ保持部材に取付けられる。このため、取付け構造が形成されたときに結像レンズの光軸と平行な面となる面を有する必要がある。
本発明における中間保持部材は結像レンズ保持部材および固体撮像素子に接着できる面を有することが必要であり、これら面は取付け構造が形成されたときに結像レンズの光軸と平行な面となる面であることが必要である。
本発明の固体撮像素子の取付け構造において用いることができる接着剤は、硬化前において、結像レンズ保持部材を所定位置に保持できる比較的高い粘度を有し、固体撮像素子に悪影響が及ばない温度、例えば室温、で硬化し、かつ、硬化時の収縮が少ないものを用いることが好ましい。このようなものとしては紫外線硬化型接着剤が挙げられる。紫外線硬化型接着剤を用いる場合には、必要に応じて、固体撮像素子の取付け構造における各部材として紫外線を透過するものを用いる。
以下に本発明の固体撮像素子の取付け構造の実施の形態について図を用いて具体的に説明する。
図1には、本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Aを有する画像読取ユニットの一例が示されている。
この固体撮像素子の取付け構造は、結像レンズ31が固定された平板状の結像レンズ保持部材32、この平板状の結像レンズ保持部材32の結像レンズ31が固定された面上に配置された、直線上に配設された画素ライン33aを有する、直方体形状の固体撮像素子33、及び、画素ライン33aが配設された面(正面33b)が結像レンズ31と対向するように固体撮像素子33を結像レンズ保持部材32の結像レンズ31が固定された面(結像レンズ31の光軸31aと平行な面32a)上に支持する、2つの、対向する2側面がL字形状をした中間保持部材34を有し、かつ、結像レンズ保持部材32と中間保持部材34とが接着剤によって接着されてなる第1接着部35と、中間保持部材34と固体撮像素子33の左右の両側面(正面33bと直交する)とが接着剤によって接着されてなる第2接着部36を有する固体撮像素子の取付け構造であって、第1接着部35が結像レンズ保持部材33の結像レンズ31の光軸31aと平行な面32aと中間保持部材34の結像レンズ31の光軸31aと平行な面との間に形成され、かつ、第2接着部36が、結像レンズ31の光軸31aと平行な固体撮像素子33の左右の両側面と結像レンズ31の光軸31aと平行な中間保持部材34の面との間に形成されている。
さらに第1接着部35における結像レンズ保持部材32の接着面及び中間保持部材34の接着面の両方が共に平面であって、これら平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行な面であり、かつ、第2接着部36における固体撮像素子33の接着面及び中間保持部材34の接着面の両方が平面であって、これら平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交し、さらにこれら2つの中間保持部材34が固体撮像素子33の画素ライン33aに対して垂直な、画素ライン33aの対称面に対して互いに対称となるように配置されている。
ここで用いた中間保持部材34は、対向する2つの側面がL字型形状であり、かつ、互いに直交する平坦な、すなわち凸部も凹部もない2面が得られるように、幅が等しい2つの直方体を組み合わせてなる立体であって、いずれの角も直角であり、これら平坦な2つの面を用いて第1接着部及び第2接着部を形成するのに供せられる。しかしながら、中間保持部材としては、他に、直方体、立方体などを用いることもでき、また、後述する画像読取ユニットの他の例Dでは異なる形状の中間保持部材34’を用いている。
このような構成により、中間保持部材34と固体撮像素子33との接着は固体撮像素子33の側面(固体撮像素子33の画素ライン33aに対して垂直な側面)に形成されるので、使用の際の固体撮像素子33の温度上昇によって中間保持部材34が熱変形した場合であっても、固体撮像素子33の深度方向、すなわち結像レンズ31の光軸31aの前後方向の位置ずれを小さくすることができ、その結果、固体撮像素子33の位置が高精度に維持され、かつ、この例では中間保持部材34が固体撮像素子33の左右に対称となるように配置され、固体撮像素子33の固定に供されるので、固体撮像素子33取り付けの際に、接着剤が硬化するときに発生する硬化収縮の影響もキャンセルでき、その結果、固体撮像素子33を高精度に固定することができる。
図2には、本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Bを有する画像読取ユニットの例が示されている。
この固体撮像素子の取付け構造では、結像レンズ31が固定された平板状の主部32b’と、主部の結像レンズ31が固定された面32a’から、取り付け後の固体撮像素子33の両側面付近に、それぞれ固体撮像素子33側の側面が結像レンズ31の光軸31aと平行となるように突出されて形成された、2つの直方体形状の素子固定部32c’とが一体化してなる結像レンズ保持部材32’、この平板状の結像レンズ保持部材32の結像レンズ31が固定された面上に配置された、直線上に配設された画素ライン33aを有する、直方体形状の固体撮像素子33(例Aで用いたものと同じもの)、及び、画素ライン33aが配設された面(正面33b)が結像レンズ31と対向するように固体撮像素子33を結像レンズ保持部材32の結像レンズ31が固定された面(結像レンズ31の光軸31aと平行な面32a)上に支持する、2つの、対向する2側面がL字形状をした中間保持部材34(例Aで用いたものと同じもの)を有し、かつ、結像レンズ保持部材32’の2つの直方体形状の素子固定部32c’のそれぞれ固体撮像素子33側の側面と中間保持部材34とが接着剤によって接着されてなる第1接着部35と、中間保持部材34と固体撮像素子33の左右の両側面(正面33bと直交する)とが接着剤によって接着されてなる第2接着部36を有する固体撮像素子の取付け構造であって、第1接着部35における結像レンズ保持部材32’の2つの直方体形状の素子固定部32c’の接着面及び中間保持部材34の接着面とは両方とも平面であって、これら平面は固体撮像素子33の画素ライン33aと直交する面であり、かつ、第2接着部36における固体撮像素子33の接着面(上側面)及び中間保持部材34の接着面の両方が平面であって、これら平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行な面であり、さらに、これら2つの中間保持部材34が固体撮像素子33の画素ライン33aに対して垂直な、画素ライン33aの対称面に対して互いに対称となるように配置されている。
このような構成により、中間保持部材34と固体撮像素子33との接着は固体撮像素子33の側面に形成されるので、使用の際の固体撮像素子の温度上昇によって中間保持部材34が熱変形した場合であっても、固体撮像素子33の深度方向、すなわち結像レンズの31光軸31aの前後方向の位置ずれを小さくすることができ、その結果、固体撮像素子33の位置が高精度に維持され、かつ、2つの中間保持部材34が固体撮像素子33の左右に対称となるように配置されるので、固体撮像素子33取り付けの際に、接着剤が硬化するときに発生する硬化収縮の影響もキャンセルでき、その結果、固体撮像素子33を高精度に固定することができる。
図3及び図4には、本発明の固体撮像素子の取付け構造の他の例C及びDがそれぞれ示されている。
この固体撮像素子の取付け構造Cは、固体撮像素子の取付け構造Aとは、第2接着部を構成する固体撮像素子33’の左右の両側面がそれぞれ中間保持部材34の接着面に向かって凸な曲面となっている点のみ異なる。
また、固体撮像素子の取付け構造Dは、固体撮像素子の取付け構造Aとは第2接着部を構成する中間保持部材34’の接着面がそれぞれ固体撮像素子33の左右の両側面に向かって凸な曲面となっている点のみ異なる。
このような構成により固体撮像素子の取付け構造C及びDでは固体撮像素子の取付け構造Aの効果に加え、第2接着部が平面と凸状曲面との間に形成されているので、固体撮像素子取り付けの際の位置(角度)決めの自由度が高く、さらに、2つの面の最近接部分において、常に対称的に第2接着部を形成することが可能となるので、接着部のバランスが良好となり、高精度な位置決めが可能となる。
図5(a)には固体撮像素子の取付け構造の例Aでの第2接着部36付近の拡大モデル図を示す。調整のために、固体撮像素子33の接着面(平面)を中間保持部材34の接着面(平面)に対して角度を持たせて接着しようとすると、図5(a)に示すように両接着面が平面であるために第2接着部36の形状がくさび状になって部分的な肉厚部が形成され、対称性がないため、接着剤が硬化するときに発生する硬化収縮の影響を受けやすく、取り付け精度が保たれにくい。しかし、固体撮像素子の取付け構造Cでは、図5(b)に示すように固体撮像素子33’側面が中間保持部材34の接着面に向かって凸な曲面(この例では半円柱状の側面形状)となっているため、第2接着部36’はこれら2つの面の最近接部分を通過する、中間保持部材34の接着面に対して垂直な面に対して常に対照的な形状となるのでそのバランスが良好となり、取り付け角度を調整した場合であっても高精度な位置決めが可能となり、かつ、その精度が維持される。
ここで、図5(b)には固体撮像素子の取付け構造Cについてのみ示したが、固体撮像素子の取付け構造Dにおいてもまったく、同様に、第2接着部36”はその2つの面の最近接部分を通過する、固体撮像素子33の接着面に対して垂直な面に対して常に対照的な形状となるのでそのバランスが良好となり、取り付け角度を調整した場合であっても高精度な位置決めが可能となり、かつ、その精度が維持される。
図2に示した、本発明の固体撮像素子の取付け構造の例Bにおいて、固体撮像素子33はその上側面によってのみ固定されており、固体撮像素子33の下側面は中間保持部材34によって固定されていないため、固体撮像素子33の正面33bが、第2接着部の接着剤が硬化するときに発生する硬化収縮により、結像レンズ31に対する正対が失われた状態になる可能性がある。
ここで、このような可能性を完全に防止した固体撮像素子の取付け構造の例Eが挙げられる。すなわち、固体撮像素子の取付け構造B(図2参照)では、固体撮像素子33の上側面の両端部のみがそれぞれ中間保持部材34を介して結像レンズ保持部材32’の2つの直方体形状の素子固定部32c’の固体撮像素子33側の面に固定されているのに対して、固体撮像素子の取付け構造の例Eでは、図6に示すように、固体撮像素子33の下側面(正面33bに垂直であり、かつ、結像レンズ31の光軸31aに平行な面)もその両端部がそれぞれ中間保持部材34を介して結像レンズ保持部材32’の2つの直方体形状の素子固定部32c’の固体撮像素子33側の面に固定されており、それぞれ第1接着部35及び第2接着部36が形成されている点で異なる。
このように固体撮像素子の取付け構造Eでは4つの中間保持部材34が固体撮像素子33の上側面及び下側面のそれぞれ両端部の4箇所に、共に結像レンズ31の光軸31aに平行であって、直方体形状の固体撮像素子33の中心を通過する直交する2面(そのうちの一方の面は固体撮像素子33の画素ライン33aと結像レンズ31の光軸31aとに平行な面であり、他方の面は固体撮像素子33の画素ライン33aに対して直交する、画素ラインの対称面である)に対してそれぞれ線対称となるように配置されているので、接着剤が硬化するときに発生する硬化収縮の影響をキャンセルでき、固体撮像素子33を高精度に固定すると共に、固定強度を向上させることができるので、固体撮像素子33の固定信頼性が高まる。
本発明の固体撮像素子の取付け構造において、上述のように固体撮像素子、中間保持部材及び結像レンズ保持部材はそれぞれ接着剤で固定されるが、結像レンズ保持部材の結像レンズが固定された面から離れた状態であって、固体撮像素子をその左右側面で中間保持部材により固定する構造の場合には、接着剤が充分に硬化するまでの間は、接着剤の粘性にのみによって仮固定されている状態となるため、場合によっては固体撮像素子が落下したり、所定の位置からずれて固定される可能性がある。図7に、このような、固体撮像素子の落下や位置ずれが効果的に防止されている固体撮像素子の取付け構造の一例Fを示す。
固体撮像素子の取付け構造Fは、図7に示すように、結像レンズ31が固定された平板状の主部32b”を有する結像レンズ保持部材32”、この平板状の主部32b”の結像レンズ31が固定され、かつ、結像レンズ31の光軸31aと平行な面32a”上に配置された、直線上に配設された画素ライン33aを有する、直方体形状の固体撮像素子33、及び、画素ライン33aが配設された面(正面33b)が結像レンズ31と対向するように固体撮像素子33を結像レンズ保持部材32”の結像レンズ31が固定された面32a”上に支持する、対向する2側面がL字形状をした4つの中間保持部材34、34、34”及び34”(上記構造Aで用いた中間保持部材34と同形状)を有し、かつ、結像レンズ保持部材32”主部32b”の面32a”と第1の組の2つの中間保持部材34とが接着剤によって接着されてなる第1接着部35と、中間保持部材34と固体撮像素子33の左右の両側面(正面33bと直交する)とが接着剤によって接着されてなる第2接着部36を有し、結像レンズ保持部材32”のレンズ保持側面32a”に結像レンズ31側から見て固体撮像素子33の裏面側となる位置に、立方体の支持台部32c”と、この支持台部32c”の上端部の、固体撮像素子33の上側面よりも高い位置から結像レンズ31側に、庇状に突き出た立方体形状の固体撮像素子支持庇部32d”とが設けられており、この固体撮像素子支持庇部32d”の図中左右側面(結像レンズ31の光軸31aと平行であり、かつ、固体撮像素子33の画素ライン33aに対して直交する面)と第2の組の2つの中間保持部材34”とにより2つの第1接着部35”が形成されている。一方、第2の組の第2接着部36”は2つの中間保持部材34”と固体撮像素子33の上側面(結像レンズ31の光軸31aと平行であり、かつ、固体撮像素子33の画素ライン33aに対して平行な面)の両端部とに形成されている。
第1の組の中間保持部材34の第1接着部35は平面状であって、第1接着部35のこの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行な面であり、かつ、第1の組の中間保持部材34の第2接着部36が平面状であって、第2接着部36のこの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aと直交する面であり、さらに、第1の組の中間保持部材34がそれぞれ、固体撮像素子33の画素ライン33aに対して垂直な、画素ライン33aの対称面に対して互いに対称となるように配置されており、さらに、第2の組の中間保持部材34”の第1接着部35’が平面状であって、第1接着部35”のこの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する面であり、かつ、第2の組の中間保持部材34”の第2接着部36”が平面状であって、第2接着部36”のこの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aと平行な面であり、さらに、第2の組の中間保持部材34”が、固体撮像素子33の画素ライン33aに対して垂直な、画素ライン33aの対称面に対して互いに対称となるように配置されている。
この例では、結像レンズ保持部材32”には、結像レンズ保持部材32”のレンズ保持側面32a”に結像レンズ31側から見て、固体撮像素子33の裏面側となる位置に、立方体の支持台部32c”と、この支持台部32c”の上端部の、固体撮像素子33の上側面よりも高い位置から結像レンズ31側に、庇状に突き出た立方体形状の固体撮像素子支持庇部32d”とが設けられており、この固体撮像素子支持庇部32d”の図中左右側面と第2の組の2つの中間保持部材34”とにより第1接着部35”が形成されている。一方、第2の組の第2接着部36”は2つの中間保持部材34”と固体撮像素子33の上側面(結像レンズ31の光軸31aと平行であり、かつ、固体撮像素子33の画素ライン33aに対して平行な面)とに形成されており、これらの点で固体撮像素子の取付け構造Fは固体撮像素子の取付け構造Bとは異なる。
このような固体撮像素子の取付け構造Fでは、第1の組の中間保持部材34は固体撮像素子33の、画素ライン33aに対して直交する左右の側面を固定し、第2の組の中間保持部材34”は固体撮像素子33の画素ライン33aに対して平行な上側面を固定するので、接着剤が硬化する前に中間保持部材34及び34”の落下や位置ずれが効果的に防止されており、固体撮像素子の固定信頼性が高まる。
上記では、中間保持部材としてはすべて2側面がL字状となったものを用いた場合について説明したが、中間保持部材としては、例えば平板状のものを用いても良い。
ここで、平板状の中間保持部材34”’を用いた固体撮像素子の取付け構造の例Gについて図8を用いて説明する。
この固体撮像素子の取付け構造Gでは、結像レンズ31が固定された、平板状の主部32b”’と、主部の結像レンズ31が固定された面32a”’から、取り付け後の固体撮像素子33の両側面付近に、上面が結像レンズ31の光軸31aと平行となるように突出されて形成された、2つの直方体形状の素子固定部32c”’とが一体化してなる結像レンズ保持部材32”’、該主部32b”’の面32a”’上に配置された、直線上に配設された画素ライン33aを有する固体撮像素子33、及び、画素ライン33aが配設された正面33bが結像レンズ31と対向するように固体撮像素子33を主部32b”’の面32a”’上に支持する、2つの平板状の中間保持部材34”’を有し、かつ、結像レンズ保持部材32”’の素子固定部32c”’の2つの直方体形状の素子固定部32c”’の上面と中間保持部材34”’とが接着剤によって接着されてなる第1接着部35と、中間保持部材34”’と固体撮像素子33の上側面とが接着剤によって接着されてなる第2接着部36を有する固体撮像素子の取付け構造であって、第1接着部35における結像レンズ保持部材32”’の接着面及び中間保持部材34”’の接着面とは両方とも平面であって、これら平面は固体撮像素子33の画素ライン33aと平行な面であり、かつ、第2接着部36における固体撮像素子33の接着面(上側面)及び中間保持部材34”’の接着面の両方が平面であって、これら平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行な面であり、さらに、これら2つの中間保持部材34”’が固体撮像素子33の画素ライン33aに対して垂直な、画素ライン33aの対称面に対して互いに対称となるように配置されている。
このような構成により、中間保持部材34”’と固体撮像素子33との接着は固体撮像素子33の側面(固体撮像素子33の画素ライン33aに対して平行な側面)に形成されるので、使用の際の固体撮像素子33の温度上昇によって中間保持部材34”’が熱変形した場合であっても、固体撮像素子33の深度方向、すなわち結像レンズ31の光軸31aの前後方向の位置ずれを小さくすることができ、その結果、固体撮像素子33の位置が高精度に維持され、かつ、この例では中間保持部材34”’が固体撮像素子33の左右に対称となるように配置され、固体撮像素子33の固定に供されるので、固体撮像素子33取り付けの際に、接着剤が硬化するときに発生する硬化収縮の影響もキャンセルでき、その結果、固体撮像素子33を高精度に固定することができる。
以下、本発明に係る固体撮像素子の取付け構造の他の例H〜Vについて、図9〜図23を用いて簡単に説明する。これら図はすべて結合レンズ側から見た固体撮像素子と中間保持部材と結像レンズ保持部材の取り付け関係を示すモデル図である。
これら固体撮像素子の取付け構造の例H〜Vはいずれも、結像レンズが固定された平板状の主部を有する結像レンズ保持部材、該主部の面上に配置された、直線上に配設された画素ラインを有する固体撮像素子、及び、前記画素ラインが配設された面が結像レンズと対向するように前記固体撮像素子を前記主部の面上に支持する、1つまたは複数の中間保持部材を有し、かつ、該結像レンズ保持部材と該中間保持部材とが接着剤によって接着されてなる第1接着部と、該中間保持部材と該固体撮像素子とが接着剤によって接着されてなる第2接着部を有する固体撮像素子の取付け構造であり、中間保持部材と固体撮像素子との接着は固体撮像素子の側面に形成されるので、使用の際の固体撮像素子の温度上昇によって中間保持部材が熱変形した場合であっても、固体撮像素子の深度方向、すなわち結像レンズの光軸の前後方向の位置ずれを小さくすることができ、その結果、固体撮像素子の位置が高精度に維持される固体撮像素子の取付け構造である。
また、これら例H〜Vにおいてはいずれも、第1接着部における結像レンズ保持部材の接着面及び中間保持部材の接着面の両方が共に平面であって第1接着部も平面状であり、同時に、第2接着部における固体撮像素子の接着面及び中間保持部材の接着面の両方が平面であって第2接着部も平面状である。また、これらで中間保持部材34としたものは上記構造Aで用いたものと同じものを、中間保持部材34”’としては構造Gで用いたものと同じものを、それぞれ用いた。
図9に示した固体撮像素子の取付け構造Hでは、第1接着部35の平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行であり、第2接着部36の平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する。この構造では2側面がL字型の中間保持部材34を1つのみ用い、第1接着部35は平面状の結像レンズ保持部材32の結像レンズ保持側面32aと中間保持部材34との間に形成され、第2接着部36は中間保持部材34と固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する側面の一方(この例では右側面)との間に形成されている。
図10に示した固体撮像素子の取付け構造Iでは、第1接着部35の平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行であり、第2接着部36の平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する。この構造では対向する2側面がL字型の中間保持部材34を1つのみ用い、第1接着部35は平面状の結像レンズ保持部材32の結像レンズ保持側面32aと中間保持部材34との間に形成され、第2接着部36は中間保持部材34と固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する左側面との間に形成されている。
図11に示した固体撮像素子の取付け構造Jでは、第1接着部35の平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交し、第2接着部36の平面も固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する。この構造では平板状の中間保持部材34”’を1つのみ用い、第1接着部35は結像レンズ保持部材32’の平板状の主部32b’から結像レンズ保持側面32a’側に突出して設けられた、直方体形状の素子固定部32c’の側面と平板状の中間保持部材34”’との間に形成され、第2接着部36は平板状の中間保持部材34”’と固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する、左右の側面の一方(この例では右側面)との間に形成されている。
図12に示した固体撮像素子の取付け構造Kでは、第1接着部35の平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交し、第2接着部36の平面も固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する。この構造では平板状の中間保持部材34”’を1つのみ用い、第1接着部35は結像レンズ保持部材32’の平板状の主部32b’から結像レンズ保持側面32a’側に突出して設けられた、直方体形状の素子固定部32c’の側面と平板状の中間保持部材34”’との間に形成され、第2接着部36は平板状の中間保持部材34”’と固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する左側面との間に形成されている。
図13に示した固体撮像素子の取付け構造Lでは、第1接着部35の平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交し、第2接着部36の平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行である。この構造では対向する2側面がL字型の中間保持部材34を1つのみ用い、第1接着部35は結像レンズ保持部材32’の平板状の主部32b’から結像レンズ保持側面32a側に突出して設けられた、直方体形状の素子固定部32c’の側面と中間保持部材34との間に形成され、第2接着部36は中間保持部材34と固体撮像素子33の画素ライン33aに平行する上側面の左端部との間に形成されている。
図14に示した固体撮像素子の取付け構造Mでは、第1接着部35の平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交し、第2接着部36の平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行である。この構造では対向する2側面がL字型の中間保持部材34を1つのみ用い、第1接着部35は結像レンズ保持部材32’の平板状の主部32b’から結像レンズ保持側面32a’側に突出して設けられた、直方体形状の素子固定部32c’の側面と中間保持部材34との間に形成され、第2接着部36は中間保持部材34と固体撮像素子33の画素ライン33aに平行する下側面の両端部のうちの一方(この例では左端部)との間に形成されている。
図15に示した固体撮像素子の取付け構造Nでは、第1接着部35の平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行であり、第2接着部36の平面も固体撮像素子33の画素ライン33aに平行である。この構造では平板状の中間保持部材34”’を1つのみ用い、第1接着部35は結像レンズ保持部材32’の平板状の主部32b’から結像レンズ保持側面32a’側に突出して設けられた、直方体形状の素子固定部32c’の上面と中間保持部材34’との間に形成され、第2接着部36は中間保持部材34’と固体撮像素子33の画素ライン33aに平行する上側面の両端部のうちの一方(この例では左端部)との間に形成されている。
図16に示した固体撮像素子の取付け構造Oでは、第1接着部35の平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行であり、第2接着部36の平面も固体撮像素子33の画素ライン33aに平行である。この構造では平板状の中間保持部材34”’を1つのみ用い、第1接着部35は結像レンズ保持部材32”の平板状の主部32b”から結像レンズ保持側面32a”側に突出して設けられた、直方体形状の支持台部32c”から図中右方向に庇状に突き出た立方体形状の固体撮像素子支持庇部32d”の下側面(結像レンズ31の光軸31aと平行であり、かつ、固体撮像素子33の画素ライン33aに平行な面)と中間保持部材34”との間に形成され、第2接着部36は中間保持部材34”と固体撮像素子33の画素ライン33aに平行する下側面の左端部との間に形成されている。
なお、この例では、支持台部32c”は固体撮像素子支持庇部32d”の右側に配置されているが、左側に設置されていても良い。
次の図17〜図23に示す、本発明に係る固体撮像素子の取付け構造P〜Vでは、中間保持部材を2つ有し、第1接着部及び第2接着部がそれぞれ2つ形成されている例であり、固体撮像素子取り付けの位置精度と強度とを中間保持部材を1つ有する上記H〜Oに比べて高くすることが可能である。
図17に示した固体撮像素子の取付け構造Pの、固体撮像素子33の右側面側に形成された第1接着部35aの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行であり、第2接着部36aの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する。この部分の取り付け構造では、対向する2側面がL字型の中間保持部材34aを用い、第1接着部35aは結像レンズ保持部材32”の平板状の主部32b”の結像レンズ保持側面32a”と中間保持部材34aとの間に形成され、第2接着部36aは中間保持部材34aと固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する左側面との間に形成されている。
また、固体撮像素子33の右端部上側に形成された第1接着部35bの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行であり、第2接着部36bの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する。この構造では対向する2側面がL字型の中間保持部材34bを用い、第1接着部35bは結像レンズ保持部材32”の平板状の主部32”から結像レンズ保持側面32a”側に突出して設けられた、直方体形状の支持台部32c”から図中左方向に庇状に突き出た立方体形状の固体撮像素子支持庇部32d”の下側面(結像レンズ31の光軸31aと平行であり、かつ、固体撮像素子33の画素ライン33aに平行な面)と対向する2側面がL字型の中間保持部材34bとの間に形成され、第2接着部36bは中間保持部材34bと固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する右側面との間に形成されている。
図18に示した固体撮像素子の取付け構造Qでは、2箇所設けられた第1接着部35の平面は共に固体撮像素子33の画素ライン33aに直交し、同様に2箇所設けられた第2接着部36の平面も固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する。この構造では平板状の中間保持部材34”’を2つ用い、第1接着部35は、固体撮像素子33の下方の、結像レンズ保持部材32’の平板状の主部32b’から結像レンズ保持側面32a’側に突出して2つ設けられた、直方体形状の素子固定部32c’の側面とこれら平板状の中間保持部材34”’との間にそれぞれ形成され、第2接着部36はこれら平板状の中間保持部材34”’と固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する左右両側面との間にそれぞれ形成されている。
このようにこれら2つの中間保持部材34”’が固体撮像素子33の画素ライン33aに対して垂直な、画素ライン33aの対称面に対して互いに対称となるように配置されているため、固体撮像素子33取り付けの際に、接着剤が硬化するときに発生する硬化収縮の影響もキャンセルでき、その結果、固体撮像素子33を高精度に固定することができる。
図19に示した固体撮像素子の取付け構造Rでは、固体撮像素子33の左側面側に形成された第1接着部35aの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交し、また、第2接着部36aの平面も固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する。この部分の取り付け構造では、平面状の中間保持部材34a”’を用い、第1接着部35aは、固体撮像素子33の下方の、結像レンズ保持部材32’の平板状の主部32b’から結像レンズ保持側面32a’側に突出して設けられた、直方体形状の素子固定部32c1’の側面と平板状の中間保持部材34a”’との間に形成され、第2接着部36aはこれら平板状の中間保持部材34a”’と固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する左側面との間に形成されている。
一方、固体撮像素子33の右側面側に形成された第1接着部35bの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行であり、また、第2接着部36bの平面も固体撮像素子33の画素ライン33aに平行である。この部分の取り付け構造では、平面状の中間保持部材34b”’を用い、第1接着部35bは、結像レンズ保持部材32’の平板状の主部32b’から結像レンズ保持側面32a’側に突出して設けられた、直方体形状の素子固定部32c2’の上面と平板状の中間保持部材34b”’との間にそれぞれ形成され、第2接着部36bはこれら平板状の中間保持部材34b”’と固体撮像素子33の画素ライン33aに平行な上側面の右端部との間にそれぞれ形成されている。
図20に示した固体撮像素子の取付け構造Sでは、2つの第1接着部35の平面は共に固体撮像素子33の画素ライン33aに直交し、2つの第2接着部36の平面は共に固体撮像素子33の画素ライン33aに平行である。この取り付け構造では、対向する2側面がL字型の中間保持部材34を2つ用い、第1接着部35は、結像レンズ保持部材32’の平板状の主部32b’から結像レンズ保持側面32a’側に突出して設けられた、直方体形状の素子固定部32c’の側面と2つの中間保持部材34との間にそれぞれ形成され、第2接着部36はこれら中間保持部材34と固体撮像素子33の画素ライン33aに平行な上側面及び下側面の左端部との間にそれぞれ形成されている。
図21に示した固体撮像素子の取付け構造Tでは、固体撮像素子33の左側面側に形成された第1接着部35aの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交し、また、第2接着部36aの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行である。この部分の取り付け構造では、対向する2側面がL字型の中間保持部材34a及び34bを用い、第1接着部35aは、結像レンズ保持部材32’の平板状の主部32b’から結像レンズ保持側面32a’側に突出して設けられた、直方体形状の素子固定部32c’の右側面と中間保持部材34aとの間にそれぞれ形成され、第2接着部36aは中間保持部材34aと固体撮像素子33の画素ライン33aに平行な上側面の左端部との間にそれぞれ形成されている。
一方、固体撮像素子33の右側面側に形成された第1接着部35bの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行であり、第2接着部36bの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交する。この部分の取り付け構造での第1接着部35bは、結像レンズ保持部材32’の平板状の主部32b’の結像レンズ保持側面32a’と中間保持部材34bとの間に形成され、第2接着部36bは中間保持部材34bと固体撮像素子33の画素ライン33aに垂直な右側面との間にそれぞれ形成されている。
図22に示した固体撮像素子の取付け構造Uでは、固体撮像素子33の左側面側に形成された第1接着部35aの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交し、また、第2接着部36aの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行である。この部分の取り付け構造では、対向する2側面がL字型の中間保持部材34a及び34bを用い、第1接着部35aは、結像レンズ保持部材32’の平板状の主部32b’から結像レンズ保持側面32a’側に突出して設けられた、直方体形状の素子固定部32c1’の右側面と中間保持部材34aとの間にそれぞれ形成され、第2接着部36aは中間保持部材34aと固体撮像素子33の画素ライン33aに平行な上側面の左端部との間にそれぞれ形成されている。
一方、固体撮像素子33の右側面側に形成された第1接着部35bの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに直交し、第2接着部36bの平面は固体撮像素子33の画素ライン33aに平行である。この部分の取り付け構造での第1接着部35bは、結像レンズ保持部材32’の平板状の主部32b’から結像レンズ保持側面32a’側に突出して設けられた、直方体形状の素子固定部32c2’の左側面と中間保持部材34bとの間に形成され、第2接着部36bは中間保持部材34bと固体撮像素子33の画素ライン33aに垂直な水平な下側面右端部との間に形成されている。
図23に示した固体撮像素子の取付け構造Vでは、2つの第1接着部35aの平面は共に固体撮像素子33の画素ライン33aに平行であり、第2接着部36aの平面も固体撮像素子33の画素ライン33aに平行である。この取り付け構造では、平板状の中間保持部材34”’を2つ用い、これら第1接着部35は、結像レンズ保持部材32”の平板状の主部32b’から結像レンズ保持側面32a”側に突出して設けられた、直方体形状の素子固定部32c”上部から図中右方向(固体撮像素子33側)に庇状に突き出た立方体形状の固体撮像素子支持庇部32d”の上側面及び下側面(共に画素ライン33a及び結像レンズ31の光軸31aに平行)と2つの中間保持部材34”’との間にそれぞれ形成され、第2接着部36は中間保持部材34”’と固体撮像素子33の画素ライン33aに平行な上側面及び下側面の左端部との間にそれぞれ形成されている。
以上、本発明の固体撮像素子の取付け構造の例について、図を示して説明をしたが、本発明はこれら例に限定されない。
本発明に係る固体撮像素子の取付け構造は画像読取ユニット内に形成し、このような画像読取ユニットは画像形成装置に組み込んで用いることができる。ここで、そのような画像形成装置の例1について図24に示した。
画像形成装置1は、図24に示すように、装置本体2と、自動原稿送り装置3と、画像読取ユニット4と、給紙ユニット5と、書込ユニット6とを備えている。
装置本体2は、例えば、箱状に形成され、フロア上などに設置される。装置本体2は、画像読取ユニット4と、給紙ユニット5と、書込ユニット6と、を収容している。
自動原稿送り装置3は、装置本体2の上部に取り付けられている。自動原稿送り装置3は、原稿載置板7と、ベルト送り装置8とを備えている。原稿載置板7は、平板状に形成され、装置本体2の上部に取り付けられているとともに、表面上に複数枚の原稿9が載置される。ベルト送り装置8は、原稿載置板7上の原稿9を一枚ずつ後述するコンタクトガラス10上に送り出すとともに、後述の画像読取ユニット(レンズブロック)30により反射像が読み取られた原稿9をコンタクトガラス10上から装置本体2外に排出する。
画像読取ユニット4は、装置本体2の上部でかつ前述した自動原稿送り装置3の下方に設けられ、原稿9を載置するコンタクトガラス10と光学走査系11とを備えている。コンタクトガラス10は、両表面が水平方向と平行な状態で、装置本体2の上面に取り付けられている。光学走査系11は、露光ランプ12、第1ミラー13、第2ミラー14、第3ミラー15及び、本発明に係る固体撮像素子の取付け構造を有するレンズブロック30などを備え、原稿9に光を照射して、該原稿9からの反射像を後述のライン型光電変換素子42で光電変換する。
露光ランプ12は、コンタクトガラス10上の原稿9に光を照射する。第1ミラー13、第2ミラー14及び第3ミラー15は、原稿9からの反射像を本発明に係る固体撮像素子の取付け構造を有する画像読取ユニット4に導く。露光ランプ12および第1ミラー13は、図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー14および第3ミラー15は、図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿9を読み取る際には、光路長が変化しないように第1キャリッジと第2キャリッジとは2対1の相対速度で機械的に移動される。この光学走査系11の前述した第1キャリッジと第2キャリッジとは、図示しないスキャナ駆動モータによって移動される。
画像読取ユニット4は上述した本発明に係る本発明に係る固体撮像素子の取付け構造を有するレンズブロック30を備え、このレンズブロック30には、結像レンズ保持部材、結像レンズ31、中間保持部材及び固体撮像素子32などを備えている。画像読取ユニット4は、前述した原稿9の反射像を固体撮像素子32によって読み取り(光電変換させ)、光信号から電気信号に変換して処理する。変換された電気信号は、図示しない画像処理部に向かって出力する。結像レンズ31および固体撮像素子32を図24において左右方向(水平方向)に移動させると読み取り画像倍率を変化させることができる。すなわち、指定された倍率に対応して結像レンズ31および固体撮像素子32の図24における左右方向の位置が設定される。
給紙ユニット5は、装置本体2の下部に設けられた複数の転写紙収容部19と、転写紙送り出しユニット20と、を備えている。転写紙収容部19は、複数の転写紙21を収容する。転写紙送り出しユニット20は、転写紙収容部19内の転写紙21を、後述するレジストローラ25間に送り出す。給紙ユニット5は、転写紙収容部19内の転写紙21を一枚ずつレジストローラ25間即ち書込ユニット6に向けて送り出す。
書込ユニット6は、レーザ出力ユニット22と、結像レンズ23と、ミラー24と、レジストローラ25と、感光体ドラム26と、現像装置27と、転写部材28と、定着装置29とを備えている。
レーザ出力ユニット22の内部には、レーザ光源であるレーザダイオードおよびモータによって高速で定速回転するポリゴンミラーが設けられている。レーザ出力ユニット22から照射されるレーザ光は、前記定速回転するポリゴンミラーによって偏向され、結像レンズ23を通ってミラー24で折り返され、感光体ドラム26の外周面上に集光されて結像する。偏向されたレーザ光は、感光体ドラム26が回転する方向と直交する所謂主走査方向に露光走査され、図示しない画像処理部から出力された画像信号のライン単位の記録を行う。そして、書込ユニット6は、感光体ドラム26の回転速度と記録密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによって感光体ドラム26の外周面上に画像、すなわち静電潜像を形成する。
このように書込ユニット6から出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体ドラム26に照射されるが、感光体ドラム26の一端近傍のレーザ光の照射位置に主走査同期信号を発生する図示しないビームセンサが配されている。このビームセンサから出力される主走査同期信号に基づいて主走査方向の画像記録タイミングの制御、および後述する画像信号の入出力用の制御信号の生成が行われる。
レジストローラ25は、転写紙送り出しユニット20により転写紙収容部19から送り出されてきた転写紙21を転写部材28と感光体ドラム26との間に送り出す。感光体ドラム26は、軸芯を中心として回転自在な円柱状又は円筒状に形成されている。感光体ドラム26は、レーザ出力ユニット22により形成され且つ担持する静電潜像にトナーが付着して現像し、こうして得られたトナー像を転写部材28との間に位置付けられた転写紙21に転写する。
現像装置27は、トナーを感光体ドラム26の外周面に付着させて、該感光体ドラム26の外周面上の静電潜像を現像する。転写部材28は、転写紙21を感光体ドラム26の外周面に押し付けて、感光体ドラム26の外周面上のトナーを転写紙21に転写するとともに、該転写紙21を定着装置29に向けて送り出す。定着装置29は、感光体ドラム26などに形成されたトナー像を転写紙21に定着させ、転写紙21を装置本体2外に排出する。
前述した画像形成装置1は、自動原稿送り装置3が、原稿9を画像読取ユニット4のコンタクトガラス10上に自動的に給送し、読み取りが終了した原稿9を自動的に排出する。画像形成装置1は、画像読取ユニット4が、コンタクトガラス10上にセットされた原稿9に光を照射し、この原稿9からの反射像を後述する光電変換素子としてのライン型光電変換素子32によって読み取る。
画像形成装置1は、書込ユニット6が、画像読取ユニット4が光電変換した原稿9からの搬送層の画像信号に基づいて、感光体ドラム26上に画像を形成し、給紙ユニット5から給紙された転写紙21上に画像を転写して定着する。画像形成装置1は、定着が完了した転写紙21を装置本体2外に排出する。
このような画像読取ユニット4は本発明に係る固体撮像素子の取付け構造を有しているために信頼性が向上し、また、このような画像形成装置では本発明に係る固体撮像素子の取付け構造を有しているために、画像形成装置の信頼性が向上し、コントラストの良好な、正確な画像形成することが可能となる。
本発明の固体撮像素子の取付け構造によれば、中間保持部材と固体撮像素子との接着は固体撮像素子の側面に形成されるので、使用の際の固体撮像素子の温度上昇によって中間保持部材が熱変形した場合であっても、固体撮像素子の深度方向、すなわち結像レンズの光軸の前後方向の位置ずれを小さくすることができ、その結果、固体撮像素子の位置が高精度に維持される。このため、複写機、ファクシミリ、スキャナ装置等に使用される画像読取ユニットに好適に応用できる。
本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Aを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Bを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Cを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Dを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Cの効果を示すための説明図である。(a)固体撮像素子の取付け構造Aでの取り付け部付近の拡大モデル図である。(b)固体撮像素子の取付け構造Cでの取り付け部付近の拡大モデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Eを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Fを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Gを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Hを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Iを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Jを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Kを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Lを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Mを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Nを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Oを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Pを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Qを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Rを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Sを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Tを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Uを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造Vを示すモデル図である。 本発明に係る固体撮像素子の取付け構造を画像読取ユニットとして組み込んだ画像形成装置を示すモデル図である。 従来技術に係る固体撮像素子の取付け構造を示すモデル図である。
符号の説明
31 結像レンズ
31a 光軸
32、32’、32” 結像レンズ保持部材
32a’ 結像レンズ保持側面
32b’、32b” 平板状の主部
32c’、32c” 素子固定部
32d” 固体撮像素子支持庇部
33 固体撮像素子
33a 画素ライン
33b 正面
34、34’、34”、34”’ 中間保持部材
35、35a、35b 第1接着部
36、36a、36b 第2接着部

Claims (9)

  1. 結像レンズが固定された主部を有する結像レンズ保持部材、該主部の面上に配置された、画素ラインを有する固体撮像素子、及び、前記固体撮像素子を前記主部の面上に支持する、1つまたは複数の中間保持部材を有し、かつ、該結像レンズ保持部材と該中間保持部材とが接着剤によって接着されてなる第1接着部と、該中間保持部材と該固体撮像素子とが接着剤によって接着されてなる第2接着部を有する固体撮像素子の取付け構造において、
    前記第1接着部が前記結像レンズ保持部材の結像レンズの光軸と平行な面と前記中間保持部材の結像レンズの光軸と平行な面との間に形成され、かつ、
    前記第2接着部が、前記結像レンズの光軸と平行な固体撮像素子の側面と前記結像レンズの光軸と平行な中間保持部材の面との間に形成されていることを特徴とする固体撮像素子の取付け構造。
  2. 前記中間保持部材を複数有し、
    前記第1接着部における結像レンズ保持部材の接着面及び中間保持部材の接着面の少なくとも一方が平面であって、該平面は前記固体撮像素子の画素ラインに平行な面であり、かつ、
    前記第2接着部における固体撮像素子の接着面及び中間保持部材の接着面の少なくとも一方が平面であって、該平面は前記固体撮像素子の画素ラインに平行な面であり、さらに、
    該複数の中間保持部材が該固体撮像素子の画素ラインに対して垂直な、画素ラインの対称面に対して互いに対称となるように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子の取付け構造。
  3. 前記中間保持部材を複数有し、
    前記第1接着部における結像レンズ保持部材の接着面及び中間保持部材の接着面の少なくとも一方が平面であって、該平面は前記固体撮像素子の画素ラインと直交する面であり、かつ、
    前記第2接着部における固体撮像素子の接着面及び中間保持部材の接着面の少なくとも一方が平面であって、該平面は該固体撮像素子の画素ラインに平行な面であり、さらに、
    該複数の中間保持部材が該固体撮像素子の画素ラインに対して垂直な、該画素ラインの対称面に対して互いに対称となるように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子の取付け構造。
  4. 前記第1接着部が構成される部分の、結像レンズ保持部材の面と中間保持部材の面とのいずれか一方が他方の面に向かって凸な曲面であり、及び/または、前記第2接着部が構成される部分の、固体撮像素子の面と中間保持部材の面とのいずれか一方が他方の面に向かって凸な曲面であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の固体撮像素子の取付け構造。
  5. 前記曲面が前記中間保持部材に形成されたことを特徴とする請求項4記載の固体撮像素子の取付け構造。
  6. 前記中間保持部材を少なくとも4組有し、これら中間保持部材が該固体撮像素子の画素ラインに対して垂直な、画素ラインの対称面に対して互いに対称となり、かつ、
    該固体撮像素子の画素ラインと結像レンズの光軸とに平行な対称面に対して互いに対称となるように配置されたことを特徴とする請求項3に記載の固体撮像素子の取付け構造。
  7. 前記中間保持部材をそれぞれ複数個有する中間保持部材の組を2組以上有し、
    第1の組の中間保持部材の第1接着部が平面状であって、該第1接着部の該平面は前記固体撮像素子の画素ラインに平行な面であり、かつ、
    第1の組の中間保持部材の第2接着部が平面状であって、該第2接着部の該平面は該固体撮像素子の画素ラインと直交する面であり、さらに、
    該第1の組の中間保持部材がそれぞれ、該固体撮像素子の画素ラインに対して垂直な、画素ラインの対称面に対して互いに対称となるように配置され、さらに、
    第2の組の中間保持部材の第1接着部が平面状であって、該第1接着部の該平面は前記固体撮像素子の画素ラインに直交する面であり、かつ、
    第2の組の中間保持部材の第2接着部が平面状であって、該第2接着部の該平面は該固体撮像素子の画素ラインと平行な面であり、さらに、
    該第2の組の中間保持部材がそれぞれ、該固体撮像素子の画素ラインに対して垂直な、画素ラインの対称面に対して互いに対称となるように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の固体撮像素子の取付け構造。
  8. 前記請求項1〜7のいずれか一項に記載の固体撮像素子の取付け構造を備えたことを特徴とする画像読取ユニット。
  9. 前記請求項8記載の画像読取ユニットを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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