JP2015024385A - 塗工装置 - Google Patents

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JP2015024385A
JP2015024385A JP2013155873A JP2013155873A JP2015024385A JP 2015024385 A JP2015024385 A JP 2015024385A JP 2013155873 A JP2013155873 A JP 2013155873A JP 2013155873 A JP2013155873 A JP 2013155873A JP 2015024385 A JP2015024385 A JP 2015024385A
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富永 保昌
Yasumasa Tominaga
保昌 富永
徹 磯崎
Toru Isozaki
徹 磯崎
秀宣 三浦
Hidenobu Miura
秀宣 三浦
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Abstract

【課題】ウェブに塗工液を均一に付着させることができ、特に、塗工ロールの半径を大きくする場合に有用な塗工装置を提供する。【解決手段】塗工ロール2の半径r及び第2シールプレート間距離Lは、塗工ロール2の水平方向の撓み量δ、ウェブ搬送方向の塗工幅W、塗工幅Wの偏差y、塗工ロール2の縦弾性係数E、塗工ロール2の断面二次モーメントI、第2シールプレート6の押圧力P及び塗工ロール2の装置固定側12支持部分と第2シールプレート6との間のロール軸心方向の距離aとして、r2=(y+(W/2))2+((r2−(W/2)2)0.5−δ)2、δ=Pa/6EI?(3L2/4−a2)、y≰0.25mm、W≰30mm、a≰150mmを満たすよう設定される。【選択図】図2

Description

本発明は、連続搬送されるウェブに塗工液を塗工する塗工装置に関する。
従来より、キスコーターと呼ばれる塗工方式の塗工装置が知られ、例えば、特許文献1の塗工装置は、塗工ロールと、該塗工ロールの一部を収容する液溜部を有する塗工チャンバーとを備え、ドクターブレードと第1シールプレートとを上記塗工ロールの上下に対向させて上記塗工ロールの外周面に圧接させるとともに、一対の第2シールプレートを塗工ロールのロール軸心方向両側の外周面に水平方向に圧接させて、液溜部が密閉されている。そして、上記塗工装置は、塗工ロールの回転動作により、上記ドクターブレードで余分な塗工液を掻き取って計量された塗工液を上下方向に搬送されるウェブに塗工するようになっている。
ところで、上述の如き塗工装置では、塗工ロールのロール軸心方向両側を一対の第2シールプレートで水平方向に圧接するので、塗工ロールは平面視で弓型に撓んでしまう。すると、ウェブ搬送方向の塗工幅が、ロール軸心方向両側より中央部分の方が広くなってしまい、ウェブに塗工液を均一に付着させることができなくなってしまう。
これを回避するために、予め設定した所定の撓み量を超えないように、塗工ロールの外径、ロール軸心方向の長さ、剛性、材質等の要件を決めて塗工装置を製造することが一般的に行われていた。
特開2002−177836号公報
ところで、近年、幅広のウェブに塗工液を塗工する要求が高まっており、この要求を満たすために、塗工ロールのロール軸心方向の寸法が長くなってきている。しかし、塗工ロールをロール軸心方向に長くすると、塗工ロールが撓み易くなり、ウェブ搬送方向の塗工幅が、塗工ロールのロール軸心方向で大きくばらつくおそれがある。
そこで、塗工ロールの外径を大きくして剛性を高めることで塗工ロールを撓みにくくすることが考えられる。
しかし、塗工ロールの撓みによって発生するウェブ搬送方向の塗工幅のばらつき(偏差)は、塗工ロールの外径の変更に対して感度が高く、塗工ロールの外径を大きくすると、撓み量が小さくても上記塗工ロールにおけるロール軸心方向の外側部分と中央部分とにおいて塗工幅に大きな差が発生してしまう。したがって、撓み量を基に装置の各要件を決めてしまうと、ウェブに塗工液を均一に付着させることができなくなるおそれがある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ウェブに塗工液を均一に付着させることができ、特に、塗工ロールの外径を大きくする場合に有用な塗工装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、塗工装置の各部寸法の設定に工夫を凝らしたことを特徴とする。
すなわち、第1の発明では、塗工液を貯溜する液溜部を有する塗工チャンバーと、上記液溜部に外周面の一部が浸され、回転動作により上記外周面に付着する塗工液を上下方向に搬送されるウェブに塗工する塗工ロールと、上記塗工チャンバーのロール径方向片側に設けられ、先端が上記塗工ロールの外周面に圧接して上記液溜部のロール径方向片側をシールすると共に、上記外周面に付着する余分な塗工液を塗工ロールの回転動作により掻き取るドクターブレードと、上記チャンバーのロール径方向で上記ドクターブレードと反対側に設けられ、先端が上記塗工ロールの外周面に圧接して上記液溜部のロール径方向で上記ドクターブレードと反対側をシールする第1シールプレートと、上記塗工チャンバーのロール軸心方向端部寄りにそれぞれ設けられ、先端が上記塗工ロールの外周面に水平方向に圧接して上記液溜部のロール軸心方向両端側部分をそれぞれシールすると共に、上記ドクターブレードと上記シールプレートとで上記液溜部を密閉する一対の第2シールプレートとを備え、上記塗工ロールの半径r及び第2シールプレート間距離Lは、上記塗工ロールの水平方向の撓み量δ、ウェブ搬送方向の塗工幅W、該塗工幅Wの偏差y、上記塗工ロールの縦弾性係数E、上記塗工ロールの断面二次モーメントI、上記第2シールプレートの押圧力P及び上記塗工ロールの装置固定側支持部分と上記第2シールプレートとの間のロール軸心方向の距離aとして以下に示す式(1),(2),(3)
=(y+(W/2))+((r−(W/2)0.5−δ) (1)
δ=Pa/6EI×(3L/4−a) (2)
y≦0.25mm、W≦30mm、a≦150mm (3)
を満たすよう設定されていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記塗工ロールの回転方向が上記ウェブの塗工位置においてウェブ搬送方向に対して反対向きとなるよう設定され、上記ウェブの搬送速度に対する上記塗工ロールの周速度の比率が70%以上に設定されていることを特徴とする。
第1の発明では、ウェブ搬送方向における塗工幅の偏差が所定値以内に収まるよう塗工装置の各部寸法を設定するので、塗工ロールの外径が大きくなっても、ウェブ搬送方向における塗工幅の偏差に影響が出るほど塗工ロールが水平方向に撓まず、ウェブに付着する塗工液の膜厚を一定にすることができる。
第2の発明では、ウェブに塗工液を塗工する際、ウェブの搬送速度と塗工ロールの周速度とが塗工不良を引き起こさない関係になり、膜厚が均一でばらつきのない塗工を安定して行うことができる。
本発明の実施形態に係る塗工装置の概略側面図である。 図1のA矢視図である。 図1の塗工ロール周りの拡大図である。 本発明の実施形態に係る塗工装置の塗工ロールを炭素繊維強化プラスチック製にしてウェブに塗工液を塗工した際の塗工状態を評価したデータであり、(a)は、取得した各データにおける塗工ロールの半径と第2シールプレート間距離との関係を、(b)は、取得した各データの評価結果を示す。 ウェブの搬送速度に対する塗工ロールの周速度の比率とウェブの塗工部分の膜厚との関係を示すデータである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1乃至図3は、本発明の実施形態に係る塗工装置1を示す。該塗工装置1は、複数のガイドロール11(図1には2つのみ示す)にガイドされて上方向(図1の搬送方向X1)に送られるウェブ10に塗工を施すものである。尚、図1は、本発明の塗工装置1の特徴部分を理解し易くするために、各構成が見え易くなるように描いている。
上記塗工装置1は、外周面に付着する塗工液13を回転動作により上記ウェブ10に塗工する炭素繊維強化プラスチック製の塗工ロール2を備え、該塗工ロール2は、当該塗工ロール2の軸心方向各端部から軸心方向に延出する一対の回転軸14により回転軸心が水平に向く姿勢で装置固定側12に回転可能に軸支されている。
上記塗工ロール2の回転方向X2は、上記ウェブ10の塗工位置においてウェブ10の搬送方向X1に対して反対向きとなるよう設定され、上記ウェブ10の搬送速度Vαに対する上記塗工ロール2の周速度Vβの比率(以下、塗工ロール周速比)が70%以上となるよう設定されている。
上記塗工ロール2の側方には、当該塗工ロール2の軸心方向に延びる略直方体形状の塗工チャンバー3が設けられている。
該塗工チャンバー3には、側方に開口し、塗工液13を貯溜するための液溜部31が設けられ、上記塗工ロール2の外周面の一部は、上記液溜部31の塗工液13に浸されている。
尚、上記液溜部31の塗工液13に浸された塗工ロール2の外周面に対応する塗工ロール2の回転方向の角度θは、30°以上となるよう設定されている。
上記塗工チャンバー3下部のロール軸心方向中央部分には、上記塗工液13を上記液溜部31に流入させる流入通路32がロール軸心方向に一対並設される一方、上記塗工チャンバー3上部のロール軸心方向中央及び両端寄りの3箇所には、上記塗工液13を上記液溜部31から流出させる流出通路33が設けられ、図示しない塗工液循環装置により、上記液溜部31に貯溜された塗工液13を上記流入通路32及び流出通路33を介して循環させている。
上記塗工チャンバー3の上部(塗工ロール2の径方向片側)には、板状をなすステンレス製ドクターブレード4が液溜部31の開口上端側周縁から下方に向かって突設され、上記ドクターブレード4先端が上記塗工ロール2の外周面に圧接して上記液溜部31のロール回転方向下流側をシールすると共に、余分な塗工液13を塗工ロール2の外周面から掻き取るようになっている。
尚、上記塗工ロール2の外周面におけるドクターブレード4の接触位置の接線に対するドクターブレード4の設置角度θは30°〜40°に設定されている。
一方、上記塗工チャンバー3の下部(塗工ロール2の径方向でドクターブレード4の反対側)には、板状をなす樹脂製第1シールプレート5が上記液溜部31の開口下端側周縁から上方に向かって突設され、該第1シールプレート5先端が上記塗工ロール2の外周面に圧接して上記液溜部31のロール回転方向上流側をシールするようになっている。
また、上記塗工チャンバー3のロール軸心方向両端部には、先端が上記塗工ロール2の外周面に圧接して液溜部31のロール軸心方向両端側部分をそれぞれシールする一対の樹脂製第2シールプレート6が取り付けられ、上記ドクターブレード4、第1シールプレート5及び第2シールプレート6で上記塗工ロール2の外周面と液溜部31の開口との間がシールされ、液溜部31が密閉されるようになっている。
そして、上記塗工ロール2の半径r及び第2シールプレート間距離Lは、塗工ロール2の水平方向の撓み量δ、ウェブ搬送方向の塗工幅W、該塗工幅Wの偏差y、塗工ロール2の縦弾性係数E、第2シールプレート6の押圧力P、及び塗工ロール2の断面二次モーメントI及び上記塗工ロール2の装置固定側12支持部分と上記第2シールプレート6との間のロール軸心方向の距離aとして以下に示す式(1),(2),(3)
=(y+(W/2))+((r−(W/2)0.5−δ) (1)
δ=Pa/6EI×(3L/4−a) (2)
y≦0.25mm、W≦30mm、a≦150mm (3)
を満たすよう設定されている。
すなわち、上記塗工ロール2の半径r及び第2シールプレート間距離Lは、ウェブ搬送方向の塗工幅W≦30mm、塗工幅Wの偏差y≦0.25mmという条件がウェブ10に塗工液を均一に付着させるとして、図4(a)に示すように、横軸を塗工ロール2の半径r、縦軸を第2シールプレート間距離Lとし、式(1)〜(3)を満たす上記塗工ロール2における半径r及び第2シールプレート間距離Lの組み合わせの領域Zを求め、その上限ラインRを算出している。したがって、図4(a)に示すグラフの上限ラインRより上方の領域Zは、ウェブ10に塗工液が均一に付着しない塗工ロール2の半径r及び第2シールプレート間距離Lの組み合わせを示している。
尚、上記押圧力Pは、塗工ロール2の外径によって変動する値であり、P=面圧(一定)×第2シールプレート6(片側のみ)の接触面積である。
また、図4(a)の上限ラインRは、撓み量の上限値をδ=0.05mm(従来までの塗工ロール2の半径r及び第2シールプレート間距離Lを決める際の条件)としたときの塗工ロール2の半径r及び第2シールプレート間距離Lの関係の上限ラインを上記式(2)から算出したものである。
また、設備仕様として、塗工ロール2のロール軸心方向の長さは、上記第2シールプレート間距離Lに100mm〜150mm程度加えた長さにしている。さらに、上記回転軸14は、上記塗工ロール2と同等の剛性となるよう外径、材質及び断面二次モーメント等が設定され、本実施形態では、上記回転軸14の塗工ロール2側の外径d1を70mmと、上記回転軸14の装置固定側12側の外径d2を60mmとしている。
次に、本発明の実施形態に係る塗工装置1を用いて塗工ロール2の半径r及び第2シールプレート間距離Lを変更しながら実験した結果について説明する。
図4に示すように、塗工ロール2の半径r及び第2シールプレート間距離Lの条件が異なる塗工ロール2をランダムに選択し、当該選択した塗工ロール2を装着した塗工装置1を用いてウェブ10に塗工を行い、その塗工状態を調べた。尚、ウェブ10の搬送速度Vαを50m/min、塗工ロール2の周速度Vβを100m/minとする。また、塗工状態の善し悪し(OK/NG)は、塗工ロール2の膜厚がウェブの幅方向において所定値以内に収まっているか否かで判定した。
すると、図4(a)のグラフの領域Zに位置する実験条件data1では、図4(b)に示すように塗工状態がNGであった。これは、実験条件が上限ラインRより紙面左側に位置しており、塗工ロール2の半径rが第2シールプレート間距離Lに対して小さ過ぎて塗工ロール2の剛性が低くなってしまい、塗工ロール2が大きく撓んだ影響が大きかったと考えられる。
一方、図4(a)のグラフの領域Zに位置する実験data2,3では、実験条件が上限ラインRより紙面右側に位置しているのにもかかわらず、塗工状態がNGであった。これは、塗工ロール2の剛性が高くて撓み量δは小さいけれども、偏差yが大きくてウェブ10に対して塗工液が均一に付着しなかったと考えられる。したがって、塗工ロール2の各種条件は撓み量δを基準に設定すると、塗工状態がNGとなる場合があることを確認できた。
そして、図4(a)のグラフの領域Zに位置する実験data4〜9では、実験条件が上限ラインRの位置に関わらず、塗工状態がOKであった。
以上の結果より、ウェブ搬送方向における塗工幅Wの偏差yが所定値以内に収まるよう塗工装置1の各部寸法(上限ラインR1以下となる塗工ロール2の半径r及び第2シールプレート間距離L)を設定するので、塗工ロール2の半径r(外径)が大きくなっても、ウェブ搬送方向における塗工幅Wの偏差yに影響が出るほど塗工ロール2が水平方向に撓まず、ウェブ10に付着する塗工液の膜厚を一定にすることができる。
また、上記液溜部31の塗工液13に浸された塗工ロール2の外周面に対応する塗工ロール2の回転方向の角度θを30°以上となるよう設定しているので、液溜部31に浸す塗工ロール2の外周面の領域が広く、ドクターブレード4の先端を通過してからウェブ10に付着するまでにかかる時間が短くなって塗工ロール2の外周面に付着する塗工液13がウェブ10の塗工位置まで移動する過程で乾いてしまうことがなく、塗工不良の発生を防止することができる。
次に、塗工ロール周速比とウェブ10に付着する塗工液13の塗工状態との関係について説明する。
図5は、横軸を塗工ロール周速比、縦軸をウェブ10に付着する塗工液13の膜厚としたグラフであり、ウェブ10の搬送速度Vα及び塗工ロール2の周速度Vβをそれぞれ変更したときのウェブ10に付着する塗工液13の塗工状態を評価したものである。
ウェブ10の搬送速度Vα及び塗工ロール周速比が上がると膜厚が薄くなる一方、ウェブ10の搬送速度Vα及び塗工ロール周速比が下がると膜厚が厚くなることが確認でき、しかも塗工ロール周速比が70%未満となる(グラフの領域Z)と膜厚が厚くなり過ぎて塗工にばらつきが生じるのを確認できた。
したがって、ウェブ10に塗工液を塗工する際、塗工ロール周速比を70%以上に設定することで、塗工ロール周速比が塗工不良を引き起こさない関係となり、膜厚が均一でばらつきのない塗工を安定して行うことができる。
尚、上記塗工ロール周速比が約300%を超えると、搬送速度Vαと周速度Vβとの差が開き過ぎて液溜部31の塗工液内に多数の泡が発生したり、設備の振動が大きくなるのを確認した。したがって、塗工ロールの周速比は300%以下であることが好ましい。
また、本発明の実施形態では、塗工ロール2は炭素繊維強化プラスチック製であるが、他の材質の塗工ロール2であっても、上述のようにして塗工ロール2の半径r及び第2シールプレート間距離Lを決めれば、ウェブ10に塗工液を均一に付着させることができる。
また、本発明の実施形態では、上記第1シールプレート5は樹脂製のものを使用したが、その他の材質のものでもよく、例えば、ステンレス製やゴム製のものを用いてもよい。また、金属にセラミックコートを施したものを用いてもよい。
さらに、上記ドクターブレード4は、ステンレス製のものを使用したが、その他の材質のものでもよく、例えば、鉄製、樹脂製及びゴム製のものを用いてもよい。また、金属にセラミックコートを施したものを用いてもよい。
本発明は、連続搬送されるウェブに塗工液を塗工する塗工装置に適している。

1 塗工装置
2 塗工ロール
3 塗工チャンバー
4 ドクターブレード
5 第1シールプレート
6 第2シールプレート
10 ウェブ
12 装置固定側
13 塗工液
31 液溜部
r 塗工ロールの半径
L 第2シールプレート間距離
W ウェブ搬送方向の塗工幅
y 塗工幅の偏差
δ 撓み量
P 第2シールプレートの押圧力
a 塗工ロールの装置固定側支持部分と第2シールプレートとの間のロール軸心方向の距離
E 塗工ロールの縦弾性係数
I 塗工ロールの断面二次モーメント

Claims (2)

  1. 塗工液を貯溜する液溜部を有する塗工チャンバーと、
    上記液溜部に外周面の一部が浸され、回転動作により上記外周面に付着する塗工液を上下方向に搬送されるウェブに塗工する塗工ロールと、
    上記塗工チャンバーのロール径方向片側に設けられ、先端が上記塗工ロールの外周面に圧接して上記液溜部のロール径方向片側をシールすると共に、上記外周面に付着する余分な塗工液を塗工ロールの回転動作により掻き取るドクターブレードと、
    上記チャンバーのロール径方向で上記ドクターブレードと反対側に設けられ、先端が上記塗工ロールの外周面に圧接して上記液溜部のロール径方向で上記ドクターブレードと反対側をシールする第1シールプレートと、
    上記塗工チャンバーのロール軸心方向端部寄りにそれぞれ設けられ、先端が上記塗工ロールの外周面に水平方向に圧接して上記液溜部のロール軸心方向両端側部分をそれぞれシールすると共に、上記ドクターブレードと上記シールプレートとで上記液溜部を密閉する一対の第2シールプレートとを備え、
    上記塗工ロールの半径r及び上記第2シールプレート間距離Lは、上記塗工ロールの水平方向の撓み量δ、ウェブ搬送方向の塗工幅W、該塗工幅Wの偏差y、上記塗工ロールの縦弾性係数E、上記塗工ロールの断面二次モーメントI、上記第2シールプレートの押圧力P及び上記塗工ロールの装置固定側支持部分と上記第2シールプレートとの間のロール軸心方向の距離aとして以下に示す式(1),(2),(3)
    =(y+(W/2))+((r−(W/2)0.5−δ) (1)
    δ=Pa/6EI×(3L/4−a) (2)
    y≦0.25mm、W≦30mm、a≦150mm (3)
    を満たすよう設定されていることを特徴とする塗工装置。
  2. 請求項1に記載の塗工装置において、
    上記塗工ロールの回転方向が上記ウェブの塗工位置においてウェブ搬送方向に対して反対向きとなるよう設定され、
    上記ウェブの搬送速度に対する上記塗工ロールの周速度の比率が70%以上に設定されていることを特徴とする塗工装置。
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