JP2015024059A - ネックレスタイプの健康装身具 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁界を発生させるネックレスを提供する。【解決手段】可撓性線状材2と留め具3とから構成され、可撓性線状材2は、芯線を中心として複数の側線を撚り合わせた構成であり、複数の側線の少なくとも1本は通電体であり、留め具は、分離及び接合可能な連結体を構成し、内部に、少なくとも電源とダイオードを備えた電気回路が形成されており、留め具3の分離、接続によりネックレス全体が電気的にON/OFFされる構成であるネックレスタイプの健康装身具1。【選択図】図1

Description

本発明は、ネックレスタイプの健康装身具に関する。
トルマリン、ゲルマニウム、遠赤外線などを利用したネックレスタイプの健康装身具が提案されている。
例えば、特許文献1(特開平11−76425号公報)には、負の電位を有する金属と正の電位を有する金属とを組み合わせ、その両金属が皮膚に直接接触するようにした生体イオン調整具が開示されている。
特許文献2(特開2001−314213号公報)には、コード状に形成され、当該コード状素材が磁性材料を成形した芯材層と、その表面に形成した保護被膜層と、その間に介在させたトルマリン粉末層とで構成されているトルマリン製装身具素材。
特許文献3(特開2007−29439号公報)には、銀を主成分とし、銅、パラジウム、金及びゲルマニウムの五元素合金からなる装身具用銀合金であって、銀の配分比を、全体重量の少なくとも45重量%〜55重量%、好ましくは50重量%とし、残部の配分比を銅、パラジウム、金及びゲルマニウムで配分されることを特徴とする、装身具用銀合金が開示されている。アクセサリー機能と共に、遠赤外線による健康増進効果、治療、治癒機能を備えた、装身具用銀合金及びこれを用いた装身具である。
特許文献4(特開2006−147号公報)には、チタン微粉末を混入したシリコーンエラストマー層を皮膚接触側に、シリコーンエラストマーの飾り突条を外側に有するシリコーンエラストマー装身具留め具からなる環状形成が可能な身体装身具が開示されている。
このほか、首や肩に磁気具を貼着するパッチも実用化されている。本発明者等は、特許文献4などにも開示されるように、チタン微粒子に着目した健康増進器具の開発、提案を行ってきた。
他方、生体磁場や生体電流と健康の関係も着目されており、研究が進んでいる。
紀元1世紀には電気魚を利用して頭痛や通風を治療することが知られていた。その後、ドイツ人医師バラケルスス(1493-1541)が磁石を使って下痢、ヘルニア、黄疸や出血を治療したとされている。このような経過を経て、電気と生物との相互作用についての興味、電気と生命現象との間にどのような関係があるのか、電気は生物に如何に作用を及ぼしているのか、また生物が如何に電気情報を利用しているかなどについての問題が多くのヒトの興味を誘い、多くの実験、理論的な研究が行われてきた。
電気の医療応用は20世紀に入ってから注目されるようになった。1950年代より外因および内因性の電気刺激が骨格系の修復に影響を加えるとする研究が公にされた。それ以降、電気刺激が骨折治療を始めとして多くの臨床的な応用がなされ、その方法は直流・交流・変動電磁界が用いられている。
電気刺激を臨床に応用しようとする試みは、骨の圧電気現象の発見と微小電流による電気刺激が仮骨を形成させる報告に端を発している。電磁界の健康問題の中で、ヒトへの影響については実験動物に基づく結果により、殆ど害がないとされてきた。
特開平11−76425号公報 特開2001−314213号公報 特開2007−29439号公報 特開2006−147号公報
本発明は、磁界を発生させるネックレスを提供することを目的とする。
本発明は、電流の流れによって磁界が生ずる現象に着目し、ネックレスを通電体で構成し、電流を流すことにより発生する磁界を利用して、装着者の首回りの細胞、神経系、血流系などに作用して、生体電流を積極的に整えることができるネックレスタイプの健康装身具である。
本発明の主な構成は、次のとおりである。
1.可撓性線状材と留め具とから構成されるネックレスタイプの健康装身具であって、
可撓性線状材は、鉄系の芯線を中心として複数の側線を撚り合わせた構成であり、複数の側線の少なくとも1本は銅系の材質であって、該銅系の側線が通電体であり、
留め具は、分離及び接合可能な連結体を構成し、内部に、少なくとも電源とダイオードを備えた電気回路が形成されており、
留め具の分離、接続によりネックレス全体が電気的にON/OFFされる構成であることを特徴とするネックレスタイプの健康装身具。
2.側線の撚り角度が異なる可撓性線状材から選択して用いられる1.記載のネックレスタイプの健康装身具。
3.可撓性線状材において、撚り合わされる側線が3〜9本であり、各側線は素線の撚り線で構成されており、
チタンシリカが混入された樹脂皮膜が形成された可撓性線状材であることを特徴とする1.又は2.記載のネックレスタイプの健康装身具。
4.芯線は、ナイロン被覆された亜鉛メッキ鋼撚線であり、銅製側線は撚線であり、銅線以外の側線はナイロン被覆された非磁性体金属撚線であることを特徴とする1.〜3.のいずれかに記載のネックレスタイプの健康装身具。
5.留め具において、電気回路が収納された部分は光透過性材料で形成されており、ダイオードがLEDであることを特徴とする1.〜4.のいずれかに記載のネックレスタイプの健康装身具。
6.LEDとスイッチの間にコンデンサを設けた回路と設けない回路を並列に配置することにより、装着時は高光度で発光し、その後は微発光となることを特徴とする5.記載のネックレスタイプの健康装身具。
7.連続点灯時間を150日以上(300日以下)であることを特徴とする5.又は6.記載のネックレスタイプの健康装身具。
8.留め具が、通電体である側線と接続している金属部分が露出しており、微小電流が流れることを特徴とする1.〜5.のいずれかに記載のネックレスタイプの健康装身具。
9.1.記載のネックレスタイプの健康装身具の製造方法であって、
側線の撚り角度が異なる複数種類の可撓性線状材から選択して、留め具を組み合わせて、銅系側線の巻き数の変化に応じて、発生する磁界強度を調整した健康装身具の製造方法。
10.6.記載のネックレスタイプの健康装身具の製造方法であって、電気回路に用いる電気抵抗を選択することにより、通電時間を調整した健康装身具の製造方法。
1.本発明のネックレスタイプの健康装身具は、リング状の可撓性線状材に電線が流れることにより、磁界が発生する。可撓性線状材は撚線を採用することにより、通電体がラセン状となり、回転中心部を電流方向となる磁界を発生させることができる。銅系線材を通電体とすることにより、電流抵抗が小さい。
電気回路にダイオードを組み込むことにより、電流の変動を小さくすることができ、可撓性線状材に流れる電流を一定に保ち、設計磁界強度を高密度で実現できる。
2.可撓性線状材の撚り角を変えることにより、ラセン状の巻き回数を変更することができ、巻き回数に応じて発生する磁界強度をコントロールすることができる。
3.可撓性線状材は、外側がチタンシリカ粉末込の樹脂を被覆して、電気絶縁されている。可撓性線状材から直接電流が人体に流れる構造ではない。
4.可撓性線状材の芯線に鉄系材料を用いることにより、発生する磁界強度を向上させることができる。通電体である銅系線材以外は、被覆されており、銅系側線と他の側線は電気絶縁される。
5.電気回路が収納された留め具部は光透過性であり、LED等が透視でき、LEDが発光することにより、通電状態を確認することができるとともにアクセサリー効果が高い。
6.コンデンサを設けることにより、2分された留め具を接続した瞬間に高光度発光が得られ、装着感を実感できる。そのあとは、非コンデンサ回路部分を電気が流れ微発光となって、通常の設計電流、設計磁界の発生が継続する。
7.本発明のネックレスタイプの健康装身具は、使用時間を各種設計できるが、150日以上の使用を可能とすることができる。非装着時間も考慮する。半年以上は装着が可能であり、長寿命である。
8.磁界強度を適宜設計する製造方法、及び、寿命を適宜設計する製造方法を提案する。
9.本発明はネックレスタイプであるので、首回りを中心に生体磁場電流を整流することができる。首回りにある、天突、せんき、華蓋などの経穴(ツボ)を刺激することができる。天突は喘息、呼吸困難、甲状腺疾患、せんきは気管支喘息、華蓋は咳そう、咽痛などを改善することができる。また、首を通過する血流を通して、生体全体の電流に影響を及ぼすことができる。電池を使用し、ダイオードにより整流された微小電流が本ネックレスタイプの健康装身具を流れることにより、身体局部に偏在した負電荷または正電荷を中和させ、生体電流の流れを整え正常状態に保つことができる作用効果を発揮する。
ネックレスタイプの健康装身具の例。(a)全体外観図(b)留め具を2分割した状態図 可撓性線状材の例を示す図。(a)撚線構造概略図 (b)断面図 留め具の例を示す図。(a)外観 (b)A−A断面図 電気回路の例を示す図。 コイル電流と発生する磁界の関係を示す模式図
本発明は、ネックレスを通電体で構成し、電流を流すことにより発生する磁界を利用して、装着者の首回りの細胞、神経系、血流系などに作用して、生体電流を積極的に整えることができるネックレスタイプの健康装身具である。
本発明のネックレスタイプの健康装身具は、少なくとも、首に周回する可撓性線状材と電源を備えた留め具部を備え、可撓性線状材に通電して電気が流れることを基本構成とする。この基本構成に、他の機器や装飾的なアクセサリーを追加することは、通電によって磁界を発生させる機能は損なわれない限り可能である。
可撓性線状材は、導電性を備えている。留め具は、分離及び接続可能な連結体であって、内部に電源を含む電気回路が収納されている。留め具と可撓性線状材は電気的に連結されており、留め具を分離及び接続することにより、電気的にON/OFFするスイッチ機能を果たす。留め具を連結した状態でも、ON/OFFできるスイッチを別途設けることも可能である。
留め具内部に収納する電気回路には、ダイオードを設けることにより、流れる電流が安定し、発生する磁場も安定するので、電流コントロールが正確となり、発生する磁場もコントロールできる。
本発明のネックレスタイプ健康装身具は、首回りを中心に生体磁場、電流を整流することができる。首回りにある、天突、せんき、華蓋などの経穴(ツボ)を刺激することができる。天突は喘息、呼吸困難、甲状腺疾患、せんきは気管支喘息、華蓋は咳そう、咽痛などを改善することができる。また、首を通過する血流を通して、生体全体の電流に影響を及ぼすことができる。着用試験の結果、目がよく見えた、心地良い、肩こりの改善、寝起き改善、首が温まるなどの改善作用が報告されている。
ダイオードとしてLEDを採用することにより、通電状態を視認することができ、磁界が発生していることを実感でき、機器としての寿命の確認、さらにアクセサリー効果も向上する。
電池を使用し、整流された微小電流が本ネックレスタイプの健康装身具を流れることにより、身体局部に偏在した負電荷または正電荷を中和させ、生体電流の流れを整え正常状態に保つことができる作用効果を発揮する。特に、微小電流により刺激する身体的部位は経穴(天突(てんとつ)・せんき・華(か)蓋(がい))ならびにその周囲に効果的に作用すると考えられる。
本発明のネックレスタイプの健康装身具の基本形態を図1に示す。
図1(a)に全体図が示されている。首の回りに装着される可撓性線状材2と可撓性線状材の端部と結合する留め具3とからネックレスタイプの健康装身具1が構成されている。
分割された留め具が図1(b)に示されている。留め具3は、左右に分離されたエンドケース32、31で構成され、一方のエンドケース31には、光透過性材料34と連結端子33が備えられている。光透過性材料及び連結端子は左右どちらのエンドケースでも任意である。また、光透過性材料34は、透明あるいは半透明など光透過性を備えている樹脂材料やガラスなどから選択する。
<可撓性線状材について>
可撓性線状材は、端部を留め具に接続される紐状体である。可撓性線状材には、少なくとも通電可能な金属製線状体を備えている。可撓性線状材は樹脂被膜で覆われており、樹脂に色やコーティングすることにより、着色することができる。
可撓性線状材は、芯線と芯線の周囲に数本の側線を撚った撚り線が好ましい。側線は、さらに細い素線を撚った撚り線が用いられる。少なくとも、一部の側線が通電体であって、可撓性線状材全体に電流が流れる構造である。
図2に可撓性線状材2の基本構造を示す。芯線と6本の側線を用いた例である。図2(a)に全体斜視図を、図2(b)に断面構成を示す。
芯線21の周囲に6本の側線22、23a〜23eが撚り込まれている。側線22は銅材などの材質が用いられ、通電体として機能する。23a〜23eの5本の側線は、SUSなどの鋼材や繊維材料が用いられる。各側線は、さらに細い素線が撚り合わされている。側線と芯線が交差する角度が撚り角度であって、単位長当たりの巻き数を多くすると撚り角度は大きくなる。
SUSなどの導電性材料を用いる場合は、側線23a〜23eにはナイロン被覆がされており、電気絶縁である。芯線は、例えば、金属材料あるいは繊維材料であり、金属材料の場合はナイロン被覆されている。通電体である銅系側線22は必ずしも被覆する必要はない。通電体である側線22を被覆した場合、他の側線を被覆する必要は無くなる。勿論、6本の側線を樹脂被覆することも可能である。側線の本数は、通電体の巻き密度に影響し、本数が増加すると巻き線密度が低下し、発生する磁界も弱くなる。また、通電体となる側線の本数を増やすことでも通電体の巻き密度を増やすことができる。
可撓性線状材2の全体を樹脂被覆することも可能であり、装着感や意匠性の観点から設計する。
側線の本数は、特に制限はないが、通常は3〜9本程度である。首に装着されるので、可撓性線状材が装着感を損なわないことが大切である。
側線の材質は、通電体となるものは、電気の通電性から銅系が好ましい。他の側線は、金属、非金属材料を用いる。非金属材料としては、天然植物繊維材料、樹脂材料がある。樹脂繊維の場合は、モノフィラメント、マルチフィラメントを使用することが可能である。強度などを考慮して、鋼材が一般的である。鋼材などの場合は導電性なので、絶縁被膜を設けて、通電体と電気的に隔離する。通電体以外の側線は、非金属製でも良いが、撚り線にした場合に、側線同士の強度の差や材質の差など、可撓性線状材として適切な組み合わせを検討する。
芯線の素材は、金属線、非金属繊維など適宜用いることができる。各種の素材を用いて試験を行った結果、鉄系芯材は発生する磁束密度が高いことが確認された。
可撓性線状材は、撚り線となっているので、通電性側線が螺旋状に巻かれており、この状態で電流が流れると、磁界が発生する。この磁界発生のメカニズムは、図5に示されるようにコイルに流れる電流と生成される磁界との関係で説明できる。螺旋の中心部に電流方向に沿った磁界が発生し、外側に逆向きの磁界が発生する。
<留め具について>
留め具は、左右に分割されており、それぞれ可撓性線状材の端部と接続されており、連結することにより本発明のネックレスタイプの健康装身具は一体化する。留め具には電源を含む電気回路が内蔵されている。分割された留め具を接続することにより本健康装身具は電気的に連通する。さらに、連結状態で操作できるスイッチを設けて、電流のON/OFFを任意にできるようにすることも可能である。
基本的機能は、電源機能と電流の整流機能である。さらに、使用状態を示す表示機能、アクセサリー性を備えている。
図3に留め具3の例を示す。外観を図3(a)に、図3(a)のA−A断面を図3(b)に示す。
留め具3は、エンドケース31、32に分割され、一方のエンドケースに接続端子33が設けられ、電気回路が内蔵されている。
左右のエンドケースが接続する対向面の一方から接続端子33を延出し、他方には受け凹部が形成されている。
図示の例では、エンドケース31側に電気回路4、電池5、接続端子33が内蔵されている。エンドケース31には、可撓性線状材の端部25と電池5、電池5と接続端子33の間にはそれぞれバネ15、13が介在されており、確実に電気的接続が保たれるようにされている。他方のエンドケース32側には可撓性線状材の端部26と挿入される接続端子33との間に金属製バネ14が配置されて、接続端子33がバネ14を押圧することにより、接続が強固に保たれる。バネ14の反力がエンドケース31側のバネにも影響して、電気的接続がより安定する。
留め具3の外装は、樹脂製、ガラス製、金属製、陶器製、七宝などネックレスとしてのアクセサリー性を考慮して選択し、設計する。図示の例では、エンドケース32側には、エンドケースリング35が外周に現れており、このエンドケースリングは、樹脂製であって、受け凹部、バネ14を収納する空間が設けられている。エンドケース32の他の部分は、他の材料で形成されている。エンドケース31側は、電池及び電気回路が収納された中央ケース部34は、収納空間を設けられた樹脂製等であり、可撓性線状材の端部との接続側は別材料で形成されている。
中央ケース部34は、電気回路にLED素子を組み込んだ場合、発光状態が視認できるように透明などの光透過性とすることが好ましい。光透過性部分の範囲、形状は任意である。
なお、エンドケースの一部に金属を使用して、微量の電気が流れるようにして電気刺激を直接生体に及ぼすことができる構造とすることもできる。
<電気回路について>
電気回路は、電源と流す電流の強さ及び整流機能を持っている。電源としては、電池を用いる。電池は、非充電式あるいは充電式とすることもできるが、大きさや、アクセサリー性などを考慮して採用する。電流の強さは、抵抗を配置することによりコントロール可能であり、整流はダイオードを使用する。
現状では、1.55Vのボタン電池2個を使用して、連続300日間使用可能なネックレスタイプの健康装身具を実現できている。
図4に電気回路の例を示す。電気回路4は、電源5と電源から供給する電気を整流するダイオード42、可撓性線状材に流す電流の大きさを制御する抵抗44を基本構成として備えた回路41で構成される。図4に示した電気回路では、ダイオードとしてLEDを採用し、抵抗44と並列に抵抗43とコンデンサ45を備えた回路を設けて、接続した瞬間に高光度で発光する構成としている。定常状態では、低光度の発光となる。
図1に示される外観のネックレスタイプの健康装身具1を製造した。
可撓性線状材2として、図2の断面構成と同様である、芯線と6本の側線を撚り合わせた撚り線を用いた。図3に示される留め具3を用いた。電気絶縁や防水が必要な箇所には、必要に応じて絶縁体を介在させ、防水パッキンなどを配置した。
(1)可撓性線状材の構成は次のとおりである。
(a)芯線:亜鉛メッキ鋼撚り線、線径0.39mm、ナイロンコート後の線径0.50mm
(b)通電体:銅撚り線、線径0.5mm、上塗り無し
(c)側線:SUS♯42×7、線径0.30mm、ナイロンコート後の線径0.50mm、5本
(d)可撓性線状材:芯線の回りに6本の側線を通常のワイヤロープの手法により撚り方向をZとして撚り合わせて、線径1.5mmの可撓性線状材を製造した。さらに、チタンシリカ入りのナイロンにて外装をコートして、線径を1.8mmとした。
(2)留め具の構成は次のとおりである。
(a)エンドケース:最大外径8.7mm、中央ケース部34透明樹脂製、両端のケース材アルミ製
(b)バネ材:バネ13,15亜鉛材、バネ14SUS材、
(c)エンドケースリング35:樹脂製
(3)電気回路の構成は次のとおりである。
(a)電池:ボタン電池1.55V 2個、電池容量12mA、37.2mW
(b)ダイオード:LED vf−2.225v
(c)抵抗43:R2 300kΩ
(d)抵抗44:R1(1〜510kΩ)
(e)コンデンサ45:10μf、10VDC
(f)スイッチ46:分割された留め具がスイッチ機能を果たす。
[可撓性線状材の構成試験]
実施例に示された可撓性線状材の構成において、芯材の材料が発生する磁界強度に与える影響を試験した。側線は50回巻き/10cm、印加電圧9V、電流1.2Aに設定。試験結果を表1に示す。
測定値が示すように、鉄芯材の磁束強度が格段に高いことが確認された。他の金属材料でも、芯材を使用しない場合や樹脂芯材に比べて、若干の増強が確認できた。
[寿命試験]
抵抗44(R1)を1〜510kΩから選択して、試験を行った結果を表2に示す。
試験結果から、連続使用日数を30日、150日、約300日を実現することができた。ネックレスに流れる電流値は875〜1.72μAである。この結果、電流値の設定とともに寿命を1ヶ月、半年、約1年と多様なネックレスタイプの健康装身具を実現できる。
試験番号9番を試着に用いた。この試作例では、瞬間最大出力は0.875μAであり、LEDは高光度発光した。着用者からは、目がよく見えた、心地いい、他のネックレスより肩こりが取れた、寝起きがいい、ネックが温かいなどの反応が得られた。
電池を使用し、整流された微小電流が本ネックレスタイプの健康装身具を流れることにより、身体局部に偏在した負電荷または正電荷を中和させ、生体電気の流れを整え正常状態に保つことができる作用効果を発揮する。特に、微小電流により刺激する身体的部位は経穴(天突(てんとつ)・せんき・華(か)蓋(がい))ならびにその周囲に効果的に作用すると考えられる。
1 ネックレスタイプの健康装身具
13、14、15 バネ
2 可撓性線状材
21 芯線
22 通電体(側線)
23 側線(非通電体)
23a、23b、23c、24d、23e 側線
25、26 端部
3 留め具
31、32 エンドケース
33 接続端子
34 中央ケース部
35 エンドケースリング
4 電気回路
41 回路
42 ダイオード(LED)
43、44 抵抗
45 コンデンサ
46 スイッチ
5 電池

Claims (5)

  1. 可撓性線状材と留め具とから構成されるネックレスタイプの健康装身具であって、
    可撓性線状材は、芯線を中心として複数の側線を撚り合わせた構成であり、複数の側線の少なくとも1本は通電体であり、
    留め具は、分離及び接合可能な連結体を構成し、内部に、少なくとも電源とダイオードを備えた電気回路が形成されており、
    留め具の分離、接続によりネックレス全体が電気的にON/OFFされる構成であることを特徴とするネックレスタイプの健康装身具。
  2. 芯線が鉄系芯材であり、通電体となる側線が銅線であることを特徴とする請求項1記載のネックレスタイプの健康装身具。
  3. 留め具において、電気回路が収納された部分は光透過性材料で形成されており、ダイオードがLEDであることを特徴とする請求項1又は2記載のネックレスタイプの健康装身具。
  4. LEDとスイッチの間にコンデンサを設けた回路と設けない回路を並列に配置することにより、装着時は高光度で発光し、その後は低光度発光となることを特徴とする請求項3記載のネックレスタイプの健康装身具。
  5. 留め具において、通電体である側線と接続している金属部分が露出しており、微小電流が流れることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のネックレスタイプの健康装身具。
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