JP2013255711A - 磁気治療具 - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手がよく、磁気治療効果に優れた磁気治療具を提供する。
【解決手段】電池が設けられる電源部と、第1の磁気発生部と、第2の磁気発生部とを、連結部材と第1の通電連結部材および第2の通電連結部材とで連結して、環状のネックレス形状の磁気治療具とする。使用者は首に掛けるだけで使用でき、使い勝手がよい。電池を電源部に設けたから、第1の磁気発生部および第2の磁気発生部をコンパクトにできる。第1の磁気発生部および第2の磁気発生部の磁石を回転駆動手段で回転させるから、使用者に対し変動磁気を及ぼすことができ、磁気治療効果に優れる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁石を利用する磁気治療具に関する。
磁石の磁力を利用するネックレス形状の磁気治療具が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の磁気治療具は、合成樹脂に磁性体を混練して成形したゴム磁石からなる線条中実体の表面を、軟質の合成樹脂層で被覆したものを、ネックレスの主要部としている。
また、特許文献2には、磁石と、磁石を回転させるモータと、電池とを、1つのケース内に収納した磁気保健器が記載されている。この磁気保健器は、使用者が所望する箇所に粘着テープで貼り付けることにより、回転する磁石により発生する変動磁気で、治療効果を及ぼすとされている。
特開2007−111322号公報 特開2005−342538号公報
特許文献1に記載の磁気治療具は、磁力による生理活性を発揮するが、より高い磁気治療効果を発揮する磁気治療具の開発が望まれている。
特許文献2に記載の磁気保健器は、1つのケース内に、磁石とモータと電池とを収納するため、全体が嵩張る。また、治療箇所に粘着テープで貼り付ける必要があり、使い勝手が悪い。
本発明の目的は、使い勝手がよく、磁気治療効果に優れた磁気治療具を提供することにある。
本発明は、電池が設けられる電源部と、第1のケース、該第1のケース内に回転自在に収納される第1の磁石、および、前記第1のケース内に収納され前記第1の磁石を回転させる第1の回転駆動手段を有する第1の磁気発生部と、第2のケース、該第2のケース内に回転自在に収納される第2の磁石、および、前記第2のケース内に収納され前記第2の磁石を回転させる第2の回転駆動手段を有する第2の磁気発生部と、前記第1の磁気発生部と前記第2の磁気発生部とを連結する紐状の連結部材と、前記第1の磁気発生部と前記電源部とを連結し、内部に、前記電池から前記第1の回転駆動手段へ電力を供給するための導線が設けられる紐状の第1の通電連結部材と、前記第2の磁気発生部と前記電源部とを連結し、内部に、前記電池から前記第2の回転駆動手段へ電力を供給するための導線が設けられる紐状の第2の通電連結部材とを備えていることを特徴とする磁気治療具である。
また本発明は、前記第1の通電連結部材が前記電源部に対し離脱可能であり、該第1の通電連結部材が前記電源部に連結されているときは、前記電池から前記第1の磁気発生部の第1の回転駆動手段および前記第2の磁気発生部の第2の回転駆動手段に電力が供給され、該第1の通電連結部材が前記電源部から離脱されているときは、前記電池から前記第1の磁気発生部の第1の回転駆動手段および前記第2の磁気発生部の第2の回転駆動手段に電力が供給されないことを特徴とする。
また本発明は、前記第1の回転駆動手段および第2の回転駆動手段が、モータであることを特徴とする。
また本発明は、前記第1の回転駆動手段および第2の回転駆動手段が、コイルと、該コイルに通電する電流を制御する手段とから成ることを特徴とする。
また本発明は、前記第1の磁気発生部と前記第2の磁気発生部とを連結する前記連結部材が、合成樹脂に磁性体を混練して成る紐条体であることを特徴とする。
本発明によれば、電源部と第1の磁気発生部と第2の磁気発生部とを、連結部材と第1の通電連結部材および第2の通電連結部材とで連結するから、全体が環状のネックレス形状を呈するので、使用者は、これを首に掛けるだけで使用することができ、使い勝手がよい。
第1の磁気発生部および第2の磁気発生部には磁石と回転駆動手段とを設け、電池を電源部に設けたから、第1の磁気発生部および第2の磁気発生部をコンパクトにできる。
第1の磁気発生部および第2の磁気発生部の磁石は、回転駆動手段で回転されるから、使用者に対し変動磁気を及ぼすことができ、磁気治療効果に優れる。
また本発明によれば、前記第1の通電連結部材が前記電源部に対し離脱可能であり、
該第1の通電連結部材が前記電源部に連結されているときは電力が供給され、該第1の通電連結部材が前記電源部から離脱されているときは、前記電池からの電力供給がなされないようにしたので、前記電源部に対して前記第1の通電連結部材を連結、離脱させることで、磁気治療具のON、OFFを操作できる。よって、電源スイッチを設ける必要がなくなる。また、前記第1の通電連結部材を前記電源部から離脱させれば、電力の供給が停止するから、不使用時に通電状態で放置することによる電池の無駄な消費を防げる。
また本発明によれば、前記第1の回転駆動手段および第2の回転駆動手段をモータとするので、汎用品を利用でき、コストの増大を抑えられる。
また本発明によれば、前記第1の回転駆動手段および第2の回転駆動手段を、コイルと、該コイルに通電する電流を制御する手段とから成るものとするので、モータが不要となり、第1の磁気発生部および第2の磁気発生部のコンパクト化に寄与する。
また本発明によれば、前記第1の磁気発生部と前記第2の磁気発生部とを連結する前記連結部材を、合成樹脂に磁性体を混練して成る紐条体とするので、該連結部材にも磁気治療効果を持たせることが可能である。
本発明の一実施形態に係る磁気治療具Rを示す平面図である。 図1の2A−2A線における第1の通電連結部材30の断面図である。 図1の2B−2B線における連結部材50の断面図である。 本発明の一実施形態に係る磁気治療具Rの電源部1の正面図である。 本発明の一実施形態に係る磁気治療具Rの電源部1の右側面図である。 本発明の一実施形態に係る磁気治療具Rの電源部1の底面図である。 第1の磁気発生部10の正面断面図である。 図4Aの4B−4B線における側面断面図である。 電源部1の連結部2aを拡大して示す断面図である。 電源部1の連結部2aに第1の通電連結部材30を連結した状態を拡大して示す断面図である。 本発明の異なる実施形態に係る磁気治療具Rの第1の磁気発生部10を示す正面断面図である。 図6Aの6B−6B線における側面断面図である。 本発明のさらに異なる実施形態に係る磁気治療具Rの第1の磁気発生部10を示す側面断面図である。 本発明のさらに異なる実施形態に係る磁気治療具Rの第1の磁気発生部10を示す正面断面図である。 被験者100の平均皮膚温度を測定する領域を示す図面である。 (A)何も装着していない非装着時、(B)本発明に係る磁気治療具Rの装着後30分経過時、(C)本発明に係る磁気治療具Rの装着後60分経過時、(D)先願治療具の装着後30分経過時、(E)先願治療具の装着後60分経過時における、被験者の肩周辺平均皮膚温度をそれぞれ測定した結果を示すグラフである。 被験者が何も装着していない装着時における皮膚温度の上位20箇所を×印で示す図面である。 被験者が本発明に係る磁気治療具Rを装着してから30分経過した時点での皮膚温度の上位20箇所を×印で示す図面である。 前記(A)〜(E)の試験条件下で測定した、被験者の肩周辺と上腕部との皮膚温度差を調べた結果を示す表である。
図1は、本発明の一実施形態に係る磁気治療具Rを示す平面図である。この磁気治療具Rは、電池4が設けられる電源部1と、第1の磁気発生部10と、第2の磁気発生部20と、第1の磁気発生部10と第2の磁気発生部20とを連結する紐状の連結部材50と、第1の磁気発生部10と電源部1とを連結する紐状の第1の通電連結部材30と、第2の磁気発生部20と電源部1とを連結する第2の通電連結部材40とを備えていることを特徴とする。
本実施形態の磁気治療具Rは、電源部1と、第1の磁気発生部10と、第2の磁気発生部20とを環状に連結してネックレス形状としたものであり、使用者はこれを首に掛けて使用する。使用状態では、第1の磁気発生部10と第2の磁気発生部20とを、使用者の左右の頚部付け根または左右の肩に位置させることが望ましい。このため、第1の磁気発生部10と第2の磁気発生部20とを連結する連結部材50の長さは約50〜250mmとする。また、第1の通電連結部材30および第2の通電連結部材40の長さは等しく約70〜300mmである。
図2Aは、図1の2A−2A線における第1の通電連結部材30の断面図である。同図に示すごとく、第1の通電連結部材30は、銀や銅などの金属からなる2本の導線31の周囲を、ウレタン系エラストマ、スチレン系エラストマ、オレフィン系エラストマなどの軟質な合成樹脂材料から成る心材32で包囲し、さらにその表面をシリコーン、ウレタンゴムなどの合成樹脂材料や、組紐などの繊維材料からなる表皮33で被覆したものである。
第2の通電連結部材40は、第1の通電連結部材30と共通の内部構造を有する。ただし、電源部1に対する連結構造については、後述するように、異ならせる場合がある。
図2Bは、図1の2B−2B線における連結部材50の断面図である。第1の磁気発生部10と第2の磁気発生部20とを連結する連結部材50については、通電の必要がないから、内部に導線を設ける必要はない。したがって連結部材50は、図2Bに示すように、合成樹脂などから成る軟質な心材51の表面を、シリコーン、ウレタンゴムなどの合成樹脂材料や、組紐などの繊維材料からなる表皮52で被覆したものとすることができる。また、心材51を、合成樹脂に磁性体を混練した材料で成形することにより、特許文献1に記載の磁気治療具と同様の構造の連結部材50とすることも可能である。
図3Aは、本発明の一実施形態に係る磁気治療具Rの電源部1の正面図、図3Bは、同電源部1の右側面図、図3Cは同電源部1の底面図である。電源部1は、本体2に、制御器3、電池4、発光器5が設けられたものである。本体2は、金属、合成樹脂、セラミックなどから成り、本実施形態では、平面形状を楕円形としたが、これに限定されるものではない。また、本体2の下面に、電池4の収納空間を確保するため、台座部2eを突設したが、本体2内に電池が収まるならば、この台座部2eは不要である。
本体2の長手方向の端部には、第1の通電連結部材30を連結するための第1の連結部2a、および、第2の通電連結部材40を連結するための第2の連結部2dが設けられる。本実施形態では、第1の通電連結部材30と第1の連結部2aとは着脱自在であり、第2の通電連結部材40と第2の連結部2dとは、通常は離脱しないように固定される。第1の通電連結部材30と第1の連結部2aとを着脱自在に連結する構造については後述する。
制御器3は、電子基盤であり、第1の磁気発生部10および第2の磁気発生部20への通電状態を制御する。また、発光器5の発光状態を制御する。
電池4は、第1の磁気発生部10および第2の磁気発生部20に電力を供給するためのものであり、一次電池でも二次電池でもよく、その種類は特に限定されない。さらに、電源部1の本体2の表面に配設される太陽電池でもよい。
発光器5は、たとえば発光ダイオード(LED)などから成り、制御器3に制御されて、通電状態や電池残量を表示する。たとえば、電源部1から第1の磁気発生部10および第2の磁気発生部20へ通電されているときは発光器5が点灯し、通電されていないときは消灯する。さらに、電池4の残量が少なくなると点滅するように構成してもよい。なお発光器5は、実施の状況に応じ、省略することが可能である。
図4Aは、第1の磁気発生部10の正面断面図、図4Bは、図4Aの4B−4B線における側面断面図である。なお、第1の磁気発生部10と第2の磁気発生部20とは構造が共通なので、以下、第1の磁気発生部10について説明し、第2の磁気発生部20の説明は省略する。
第1の磁気発生部10は、第1のケース(以下、ケースと言う)11、ケース11内に回転自在に収納される第1の磁石(以下、磁石と言う)12、および、ケース11内に収納され磁石12を回転させる第1の回転駆動手段(以下、回転駆動手段と言う)13を有する。ケース11は、金属、合成樹脂、セラミックなどから成り、本実施形態では円筒状に形成される。ケース11の長手方向の端部のうち、回転駆動手段13に近いほうの端部には、第1の通電連結部材30との連結部11aが設けられ、他方の端部には、連結部材50との連結部11bが設けられる。
磁石12は、円柱状であって、ネオジム磁石、アルニコ磁石、コバルト磁石、サマリウム磁石などの金属系磁石、バリウムフェライト磁石、ストロンチウムフェライト磁石などのフェライト系磁石、ゴム磁石、プラスチック磁石などのボンド磁石などから成る。これらのうち、表面磁束密度の高い金属系磁石、特にネオジム磁石を用いるのが好ましい。
本実施形態における磁石12を収納した状態のケース11の表面磁束密度は、約35〜200mTの範囲であり、好ましくは、50〜200mTの範囲である。
回転駆動手段13は、モータであり、その駆動軸14が、磁石12の中心軸を貫通し、先端が、ケース11内に設けられる支持部15によって、回転自在に支持される。駆動軸14と磁石12とは、一体回転するように結合される。モータの種類は、特に限定されないが、ステッピングモータやサーボモータを使用すれば、回転量や回転速度を制御し易くなる。したがって、モータを連続回転させるだけでなく、一定角度(たとえば45度)ずつ断続的に回転させる態様や、180度ずつの正転、反転を一定時間(たとえば1秒)ごとに反復する態様なども可能である。
また、モータを連続回転させる場合の好ましい回転数は、20000rpm以下であり、より好ましくは30〜12000rpmである。
なお、円筒状のケース11の中心軸線、円柱状の磁石12の中心軸線、および、回転駆動手段13であるモータの駆動軸14が同一線上となるように配置することにより、全体をコンパクトにすることができる。
前述のごとく構成される磁気治療具Rは、ネックレス状であり、使用者がこれを首に掛けると、第1の磁気発生部10と第2の磁気発生部20とが、使用者の左右の頚部付け根または左右の肩に位置する。したがって、第1の磁気発生部10の磁石12および第2の磁気発生部20の磁石22を回転駆動することにより、使用者の左右の頚部付け根または左右の肩に対し、変動する磁気が与えられる。その結果、使用者に対し、従来の磁気治療具と比べて、より優れた生理活性をもたらす。
また、電源部1の重量で、第1の通電連結部材30および第2の通電連結部材40を下方へ引っ張るから、第1の磁気発生部10および第2の磁気発生部20が使用者の頚部の付け根や肩に密着するとともに、位置ずれが生じにくくなるから、磁気治療効果をより有効に発揮させることができる。
次に、電源部1に対し、第1の通電連結部材30を着脱可能に連結するための構造の一例について説明する。図5Aは、電源部1の連結部2aを拡大して示す断面図、図5Bは、電源部1の連結部2aに第1の通電連結部材30を連結した状態を拡大して示す断面図である。
本実施形態は、電源部1の本体2に設けた第1の連結部2aに、第1の通電連結部材30を連結することにより、電源部1の電池4から、第1の磁気発生部10および第2の磁気発生部20への電力供給が可能になり、第1の通電連結部材30を第1の連結部2aから離脱させた状態では、第1の磁気発生部10および第2の磁気発生部20の両方に電力が供給されないよう構成したものである。
図5Aに示すように、電源部1の第1の連結部2aは、内周面2bが、入り口側を大径とし奥側を小径とする円錐台状に形成された凹部から成り、入り口付近に、断面が円弧状の内溝2cが形成されている。連結部2aの奥側端面2dには、電池4の負極と電気的に接続される第1の接点6が突出して設けられる。また、内周面2bの途中に、電池4の正極と電気的に接続される第2の接点7と、第2の磁気発生部20のモータ23と電気的に接続される第3の接点8とが、それぞれ突出して設けられる。第1の接点6、第2の接点7、第3の接点8は、互いに電気的に絶縁されている。なお、第2の磁気発生部20のモータ23は、電池4の負極と、あらかじめ接続されている。
図5Bに示すように、第1の通電連結部材30の一端部には、第1の連結部2aに嵌合する円錐台状の連結凸部30aが設けられる。連結凸部30aは、先端側から順に、第1の接点6と接する負極通電部34と、第2の接点7および第3の接点8と接する正極通電部36と、通電されない無通電部38との3つの部分に分割され、各部分は、ステンレス鋼などの導電性を有する材料で製作されるとともに、絶縁体35,37で互いに電気的に絶縁される。また負極通電部34は、第1の通電連結部材30の一方の導線31aと通電可能であり、正極通電部36は、他方の導線31bと通電可能である。基部側の無通電部38には、連結部2aに形成した内溝2cと嵌合する弾性的に収縮可能なC形リング状部材39が装着されている。
電源部1の連結部2aに、第1の通電連結部材30の連結凸部30aを嵌合させると、第1の接点6と負極通電部34とが接して、電池4の負極と第1の通電連結部材30の一方の導線31aとを電気的に接続する回路が形成される。同時に、第2の接点7および第3の接点8と、正極通電部36とが接することにより、電池4の正極と第1の通電連結部材30の他方の導線31bとを電気的に接続する回路と、電池4の正極と第2の磁気発生部20のモータ23とを電気的に接続する回路が形成される。したがって、電池4から、第1の磁気発生部10および第2の磁気発生部20の両方に電力を供給することが可能である。
そして、第1の通電連結部材30を電源部1の連結部2aから離脱させると、前述した回路構成が解除されるため、電池4から第1の磁気発生部10および第2の磁気発生部20への電力供給を停止させることができる。
図6Aは、本発明の異なる実施形態に係る磁気治療具Rの第1の磁気発生部10を示す正面断面図、図6Bは、図6Aの6B−6B線における側面断面図である。なお、本実施形態では、第1の磁気発生部10についてのみ図示するが、第2の磁気発生部20についても同様の構成が採用される。
本実施形態は、回転駆動手段13であるモータの駆動軸14の駆動中心と、磁石12の中心軸Pとをずらしたものである。これにより、磁石12を回転させると、磁石12から使用者の体表面までの距離が増減する。その結果、使用者の体表面における磁場を大きく変動させるから、使用者に及ぼす生理活性がより高くなる。
図6Cは、本発明のさらに異なる実施形態に係る磁気治療具Rの第1の磁気発生部10を示す側面断面図である。本実施形態は、第1の磁気発生部10のケース11の形状を変更したものである。すなわち、図示するように、ケース11の側面断面形状を楕円形とすることにより、第1の磁気発生部10を、使用者の頚部付け根または形の表面に安定して位置させることが可能となる。
なお、本実施形態の構成は、第2の磁気発生部20についても同様に適用することができる。
図7は、本発明のさらに異なる実施形態に係る磁気治療具Rの第1の磁気発生部10を示す正面断面図である。本実施形態は、磁石12の回転駆動手段を、コイル18と、コイル18の通電状態を制御する制御手段19とで構成したものである。
図7に示すように、ケース11内において、回転軸17の両端が支持部15,16で回転自在に支持されたを磁石12の周りに、コイル18を配置し、このコイルに対する通電状態を制御する制御手段19を設ける。制御手段19は電子基盤である。
この第1の磁気発生部10は、コイル18に通電する電流の向き、電流の大きさ、通電時間などを制御することで、磁石12の回転状態を操作することが可能である。
本実施形態は、モータが不要なので、ケース11を小さくして小型化できるという利点を有する。
本実施形態においても、第1の磁気発生部10の構成を、第2の磁気発生部20に適用することが可能である。
その他、本発明に係る磁気治療具Rは、様々な応用例が考えられる。電源部1については、本体2に空洞を設けて、錠剤などの収納部とすることが考えられる。また、内蔵した電池4や電気部品からの発熱を利用したり、または、積極的に発熱部を設けて、アロマオイルなどの香油を揮発させることも考えられる。
第1の通電連結部材30および第2の通電連結部材40については、表皮33の材質を適宜選択することにより、消臭機能、発熱機能、冷感機能などを持たせることが考えられる。また、内部の導線31を利用して、イヤーフォンに接続して音楽通信機能を持たせたり、通電により発熱する部材を埋設して、加熱機能を持たせることも可能である。
第1の磁気発生部10および第2の磁気発生部20については、内部にバイブレータを設けて、振動によるマッサージ機能を付加したり、発熱素子を設けてヒータ機能を付加したりすることも可能である。
さらに、磁気治療具Rには、防水機能を付加することが好ましい。
本発明に係る磁気治療具R(以下、本発明治療具Rと言う)の装着時と、非装着時との間で、皮膚表面温度にどのような違いが生じるかを試験した。
(試験方法)
健康状態の良好な30代男性を被験者とし、該被験者の背中における、図8に示す肩周辺領域101の平均皮膚温度を、次の(A)〜(E)の条件下で測定する。
(A)被験者が何も装着していない非装着時
(B)被験者が本発明治療具Rを装着してから30分経過時
(C)被験者が本発明治療具Rを装着してから60分経過時
(D)比較例として、被験者が、本出願人が特許文献1の発明に基づいて製造した磁気治療具(商品名「マグネループ」ピップ株式会社製、以下、先願治療具と言う)を装着してから30分経過時
(E)被験者が先願治療具を装着してから60分経過時
被験者100の皮膚温度を測定する肩周辺領域101とは、肩こりに関係すると考えられている筋肉群の範囲、すなわち、僧帽筋、頭半棘筋、頭・頚板状筋、肩甲拳筋、棘上筋、小菱形筋、大菱形筋の範囲である。
皮膚温度の測定方法は、赤外線サーモグラフィTVS−500EX(NEC Avio赤外線テクノロジー株式会社製)を用いて、被験者の背中の温度分布を計測し、得られた熱画像データを、熱画像解析ソフトAvio Thermography Studio2007 ver.4.8(NEC Avio赤外線テクノロジー株式会社製)を用いて解析した。
試験時の気温、湿度は、常温、常湿であった。試験結果を、図9に示す。
(試験結果)
図9は、被験者100が、(A)何も装着していない非装着時、(B)本発明治療具Rの装着後30分経過時、(C)本発明治療具Rの装着後60分経過時、(D)先願治療具の装着後30分経過時、(E)先願治療具の装着後60分経過時における、肩周辺平均皮膚温度をそれぞれ測定した結果を示すグラフである。
図9のグラフに示されるように、肩周辺の平均皮膚温度は、(A)の非装着時が一番高くなる傾向にあり、次いで(B)(C)の本発明治療具Rを装着した時が高くなる傾向にあり、(D)(E)の先願治療具を装着した時が最も低くなる傾向にある。
次に、(A)の何も装着していない非装着時と(B)の本発明治療具Rの装着時とで、皮膚温度の高温箇所の分布がどのように相違するかについて調べた。図10Aは、被験者100が何も装着していない装着時における皮膚温度の上位20箇所を×印で示す図、図10Bは、被験者100が本発明治療具Rを装着してから30分経過した時点での皮膚温度の上位20箇所を×印で示す図面である。
図10Aに示されるように、非装着時にあっては、皮膚温度の高温箇所が、頚部付け根の狭い範囲に集中している。これに対し、図10Bに示されるように、本発明治療具Rの装着後30分経過時は、皮膚温度の高い箇所が、広範囲に分散している。
さらに、最高温度が記録された部位について見てみると、(A)の非装着時において、皮膚温度が最高になった箇所は、被験者100の左頚部付け根の1箇所のみであり、測定温度は36.2度であった。これに対し、(B)の本発明治療具Rを装着してから30分経過時は、皮膚温度が最高になった箇所が5箇所となり、測定温度は(A)より低い36.0度であった。
以上の結果から、本発明治療具Rを装着することにより、皮膚温度の最高温度が低下するとともに、高温箇所が広い範囲に分散する。このことは、本発明治療具Rの装着により、被験者100の血行が促進されたことを意味する。従って、本発明は、健康増進や疲労回復の効果を発揮すると考えられる。
さらに、被験者100の本発明治療具Rを装着している部位の皮膚温度と、他の部位の皮膚温度との間に、どのような差異が生じるかについて調べた。図11は、前記(A)〜(E)の試験条件下で測定した、被験者100の肩周辺と上腕部との皮膚温度差を調べた結果を示すものである。
図11の表から分かるように、本発明治療具Rを装着することにより、非装着時に比べて、装着周辺部位と上腕部との温度差が大きくなる。また、本発明治療具Rを装着する時間が長くなるほど、より温度差が増大している。この傾向は、比較例として掲げた先願治療具を装着した場合にも見られる。
このことから、本発明治療具Rを装着すると、装着箇所の周辺部位と、他の部位との間で温度勾配が大きくなり、その結果、体内での血行が促進されると考えられる。
R 磁気治療具
1 電源部
4 電池
10 第1の磁気発生部
12 第1の磁石
13 第1の回転駆動手段
18 コイル
19 制御手段
20 第2の磁気発生部
22 第2の磁石
23 第2の回転駆動手段
30 第1の通電連結部材
31 導線
40 第2の通電連結部材
50 連結部材

Claims (5)

  1. 電池が設けられる電源部と、
    第1のケース、該第1のケース内に回転自在に収納される第1の磁石、および、前記第1のケース内に収納され前記第1の磁石を回転させる第1の回転駆動手段を有する第1の磁気発生部と、
    第2のケース、該第2のケース内に回転自在に収納される第2の磁石、および、前記第2のケース内に収納され前記第2の磁石を回転させる第2の回転駆動手段を有する第2の磁気発生部と、
    前記第1の磁気発生部と前記第2の磁気発生部とを連結する紐状の連結部材と、
    前記第1の磁気発生部と前記電源部とを連結し、内部に、前記電池から前記第1の回転駆動手段へ電力を供給するための導線が設けられる紐状の第1の通電連結部材と、
    前記第2の磁気発生部と前記電源部とを連結し、内部に、前記電池から前記第2の回転駆動手段へ電力を供給するための導線が設けられる紐状の第2の通電連結部材とを備えていることを特徴とする磁気治療具。
  2. 前記第1の通電連結部材が前記電源部に対し離脱可能であり、
    該第1の通電連結部材が前記電源部に連結されているときは、前記電池から前記第1の磁気発生部の第1の回転駆動手段および前記第2の磁気発生部の第2の回転駆動手段に電力が供給され、
    該第1の通電連結部材が前記電源部から離脱されているときは、前記電池から前記第1の磁気発生部の第1の回転駆動手段および前記第2の磁気発生部の第2の回転駆動手段に電力が供給されないことを特徴とする請求項1に記載の磁気治療具。
  3. 前記第1の回転駆動手段および第2の回転駆動手段はモータであることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気治療具。
  4. 前記第1の回転駆動手段および第2の回転駆動手段は、コイルと、該コイルに通電する電流を制御する手段とから成ることを特徴とする請求項1または2に記載の磁気治療具。
  5. 前記第1の磁気発生部と前記第2の磁気発生部とを連結する前記連結部材は、合成樹脂に磁性体を混練して成る紐条体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の磁気治療具。
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