JP2015023047A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015023047A
JP2015023047A JP2013147434A JP2013147434A JP2015023047A JP 2015023047 A JP2015023047 A JP 2015023047A JP 2013147434 A JP2013147434 A JP 2013147434A JP 2013147434 A JP2013147434 A JP 2013147434A JP 2015023047 A JP2015023047 A JP 2015023047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
liquid
discharge nozzle
cooling
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013147434A
Other languages
English (en)
Inventor
加藤 雅彦
Masahiko Kato
雅彦 加藤
宮 勝彦
Katsuhiko Miya
勝彦 宮
啓之 屋敷
Hiroyuki Yashiki
啓之 屋敷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Screen Holdings Co Ltd
Original Assignee
Screen Holdings Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Screen Holdings Co Ltd filed Critical Screen Holdings Co Ltd
Priority to JP2013147434A priority Critical patent/JP2015023047A/ja
Priority to TW103120383A priority patent/TWI563560B/zh
Priority to KR1020140088408A priority patent/KR20150009449A/ko
Priority to US14/332,840 priority patent/US20150020850A1/en
Publication of JP2015023047A publication Critical patent/JP2015023047A/ja
Priority to US15/629,214 priority patent/US10586693B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

【課題】基板上に形成した冷却液体の液膜を凍結させた凍結膜を除去する基板処理技術において、液膜を凍結させるのに要する時間を短縮してスループットを向上させる。
【解決手段】冷却された液体である冷却液体を供給する冷却液体供給手段から配管を介して冷却液体吐出ノズル41に供給される冷却液体を、略水平に保持されている基板W上に供給せずに冷却液体吐出ノズル41の吐出口41aから吐出する予備吐出工程と、予備吐出工程の後に吐出口41aから基板W上に冷却液体を吐出し、基板W上に冷却液体の液膜LPを形成する液膜形成工程と、基板W上に形成された液膜LPを凍結させる冷却ガスを冷却ガス吐出ノズル51から液膜LPに向けて吐出し、液膜LPを凍結させて凍結膜を形成する凍結工程と、凍結膜を基板W上から除去する除去工程とを備える。
【選択図】図4

Description

この発明は、基板上に形成した冷却液体の液膜を凍結させて凍結膜を形成した後、この凍結膜を除去することで、基板上の付着物を除去する基板処理技術に関するものである。
従来より、基板上の付着物を除去するための基板処理技術の1つとして凍結洗浄技術が知られている。この技術は、液体をノズルから基板上に吐出して液膜を形成した後、この液膜を凍結させて基板上に凍結膜を形成し、さらにこの凍結膜を除去することで基板の洗浄を行うものである。このような凍結洗浄技術においては、液膜を凍結させて凍結膜を形成するためにある程度の時間を要する。したがって、基板処理のスループットを向上させるためには、液膜を凍結させるのに要する時間を短縮させることが重要な課題であった。
例えば特許文献1に記載の基板処理装置では、液膜を凍結させるのに要する時間を短縮するため、冷却された液体である冷却液体をノズルに供給するとともに、ノズルに冷却液体を供給する配管を途中で分岐させたスローリーク部を設けている。そして、液膜の形成前に、スローリーク部を介して冷却液体を配管から流出させるスローリーク処理を実行している。こうすることで、配管内で冷却液体が滞留して周辺雰囲気によって暖められることを抑制し、温度上昇が抑制された冷却液体により液膜を形成することができる。このため、液膜の温度を低温とすることができ、かかる液膜を凍結させるのに要する時間を短縮可能となっている。
特開2009−254965号公報
ところが、特許文献1に記載のスローリーク処理により流出するのは、スローリーク部が配管から分岐している分岐点よりも上流側の配管内の冷却液体であり、分岐点よりも下流側の配管内およびノズル内の冷却液体は滞留状態を免れ得ず、周辺雰囲気によって暖められるおそれがあった。そうすると、液膜形成時にノズルから初期に吐出される冷却液体は、分岐点よりも下流側の配管内およびノズル内で暖められたものとなり、液膜の温度が高くなる場合があった。その結果、液膜を凍結させるのに多くの時間を要することがあり、スループット向上の観点において改善の余地があった。
この発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、基板上に形成した冷却液体の液膜を凍結させて凍結膜を形成した後、この凍結膜を除去する基板処理技術において、液膜を凍結させるのに要する時間を短縮してスループットを向上させることを目的とする。
この発明にかかる基板処理装置は、上記目的を達成するために、基板を略水平に保持する基板保持手段と、冷却された液体である冷却液体を供給する冷却液体供給手段から配管を介して供給される冷却液体を吐出口から吐出する冷却液体吐出ノズルと、基板保持手段に保持された基板上に冷却液体を供給せずに吐出口から冷却液体を吐出する予備吐出状態と、基板保持手段に保持された基板上に吐出口から冷却液体を吐出することで基板上に冷却液体の液膜を形成する液膜形成状態との間で、吐出口からの冷却液体の吐出状態を切り換える切換手段と、基板上に形成された液膜を凍結させる冷却ガスを液膜に向けて吐出する冷却ガス吐出ノズルと、液膜が凍結した凍結膜を基板上から除去する除去手段とを備えることを特徴とする。
また、この発明にかかる基板処理方法は、上記目的を達成するために、冷却された液体である冷却液体を供給する冷却液体供給手段から配管を介して冷却液体吐出ノズルに供給される冷却液体を、略水平に保持されている基板上に供給せずに冷却液体吐出ノズルの吐出口から吐出する予備吐出工程と、予備吐出工程の後に吐出口から基板上に冷却液体を吐出し、基板上に冷却液体の液膜を形成する液膜形成工程と、基板上に形成された液膜を凍結させる冷却ガスを冷却ガス吐出ノズルから液膜に向けて吐出し、液膜を凍結させて凍結膜を形成する凍結工程と、凍結膜を基板上から除去する除去工程とを備えることを特徴とする。
本発明(基板処理装置および基板処理方法)によれば、冷却液体供給手段から配管を介して供給される冷却液体を冷却液体吐出ノズルの吐出口から基板上に吐出して液膜を形成した後、この液膜を凍結させて形成した凍結膜を除去するという一連の基板処理を実行することができる。ここで、冷却液体吐出ノズルは、吐出口から吐出した冷却液体を基板上に供給するだけでなく、基板上に冷却液体を供給しない態様でも冷却液体を吐出口から吐出する。したがって、基板上に冷却液体を吐出して液膜を形成し始める前に、基板上に冷却液体を供給せずに冷却液体を吐出口から吐出することで、液膜を形成する前に配管内および冷却液体吐出ノズル内で冷却液体を流通させることができる。その結果、配管内および冷却液体吐出ノズル内で冷却液体が滞留して暖められることを抑制し、液膜を形成するために基板上に冷却液体を吐出する際には、初期から温度上昇が抑制された低温の冷却液体が吐出される。よって、基板上に低温の液膜を形成することが可能となり、液膜を凍結させるのに要する時間を短縮してスループットを向上させることができる。
ここで、本基板処理装置において、予備吐出状態で吐出口から吐出される冷却液体の流量は、液膜形成状態で吐出口から吐出される冷却液体の流量よりも少ないとよい。予備吐出状態において吐出される冷却液体は液膜の形成に寄与しないものである。したがって、予備吐出状態で吐出される冷却液体の流量を液膜形成状態で吐出される冷却液体の流量よりも少なくすることで、液膜の形成に寄与しない冷却液体の消費量を減らすことができる。
また、冷却ガスノズルが基板上の液膜に対向する対向位置と、冷却ガスノズルが基板の上方から側方に退避した退避位置との間で、冷却ガス吐出ノズルを移動させる駆動手段をさらに備え、液膜形成状態における吐出口からの冷却液体の吐出の終了時に、冷却ガス吐出ノズルが対向位置に位置するとよい。こうすることで、液膜を形成した後に直ちに液膜に向けて冷却ガスを吐出することができ、液膜の凍結を開始するまでの時間を短縮できる。
また、冷却ガス吐出ノズルが退避位置から対向位置に移動する間、冷却ガス吐出ノズルは冷却ガスを吐出するとよい。このように、冷却ガス吐出ノズルが退避位置から対向位置に移動する間も冷却ガスを吐出することで、冷却ガス吐出ノズルの移動中にも基板上の液膜を冷却することができる。
また、冷却ガス吐出ノズルが基板上の液膜に向けて冷却ガスを吐出している間、冷却液体吐出ノズルは基板の上方から側方に外れた位置にあるとよい。冷却ガス吐出ノズルから吐出される冷却ガスによって冷却液体吐出ノズルが冷却されると、冷却液体吐出ノズル内の冷却液体が凍結するという問題が発生するおそれがある。そこで、上述のように、冷却ガス吐出ノズルが基板上の液膜に向けて冷却ガスを吐出している間、冷却液体吐出ノズルが基板の上方から側方に外れた位置にあれば、冷却ガスと冷却液体吐出ノズルとの間に相当の距離を確保することができ、上記問題の発生を抑制することができる。
また、冷却液体吐出ノズルが、基板保持手段により保持された基板の上方から側方に外れた位置に固定されていてもよい。このように冷却液体吐出ノズルを固定式とすることで、冷却液体吐出ノズルを移動式にする場合と比べて、装置構成の簡素化を図ることができる。特に、冷却ガス吐出ノズルが移動式の場合には、冷却液体吐出ノズルも移動式であると、両ノズルの干渉を防止するための装置構成や移動制御が複雑になるおそれがある。しかしながら、冷却液体吐出ノズルを固定式とした上で、冷却液体吐出ノズルを適切な位置に固定すれば、装置構成や移動制御の複雑化を回避しつつ両ノズルの干渉を防止することができる。さらに、冷却液体吐出ノズルを基板の上方から側方に外れた位置に固定することで、冷却ガス吐出ノズルから基板上の液膜に向けて冷却ガスを吐出している間、確実に冷却ガスと冷却液体吐出ノズルとの間に相当の距離を確保することができる。
このとき、基板保持手段に保持された基板の周囲を取り囲んで内部空間に基板を収容するとともに、内部空間と連通する開口が基板の上方に形成された液体飛散防止部材をさらに備え、冷却液体吐出ノズルは開口の上方から側方に外れた位置に固定されているとよい。このような液体飛散防止部材を設けることで、基板処理中に基板に供給される各液体が装置内の各部に飛散することを防止できる。また、冷却液体吐出ノズルを液体飛散防止部材の開口の上方から側方に外れた位置に固定しておくことで、予備吐出状態において吐出口から吐出される冷却液体が開口を通過して、液体飛散防止部材の内部に収容されている基板上に落下することを抑制できる。
また、冷却液体吐出ノズルの下方に設けられ、予備吐出状態において吐出口から吐出される冷却液体を受ける受け部材と、受け部材で受けた冷却液体を受け部材から排出する排出手段とをさらに備えるとよい。このような受け部材および排出手段を設けることで、予備吐出状態において吐出口から吐出される冷却液体を、基板上に落下させることなく排出することができる。
また、本基板処理方法において、液膜形成工程よりも前に実行され、処理液を用いた湿式処理を基板に施す湿式処理工程をさらに備える場合には、湿式処理工程を実行している間に、予備吐出工程を並行して実行するとよい。このように液膜形成工程の前に湿式処理工程が実行される場合には、予備吐出工程を湿式処理工程と並行して実行することで、湿式処理工程の後に直ちに冷却液体で液膜形成工程を実行することができ、基板処理のスループットを向上させることができる。なお、予備吐出工程では基板に冷却液体を供給しないので、予備吐出工程を湿式処理工程と並行して行っても、予備吐出工程で吐出される冷却液体が湿式処理の妨げとはならない。
また、吐出口からの冷却液体の吐出を維持しつつ、吐出口から吐出される冷却液体の流量を増加させることで、予備吐出工程から液膜形成工程へと連続的に移行するとよい。このように、吐出口からの冷却液体の吐出を維持しながら、予備吐出工程から液膜形成工程へと連続的に移行すると、移行時にも配管内および冷却液体吐出ノズル内における冷却液体の流通状態を確実に維持して、冷却液体の温度上昇を抑制することができる。また、液膜形成工程における冷却液体の流量を増加させることで、液膜を速やかに形成することができる。
本発明にかかる基板処理装置の一実施形態を模式的に示す側面図である。 図1の基板処理装置の各ノズルの配置および移動態様を示す平面図である。 基板洗浄処理の一例を示すフローチャートである。 基板洗浄処理における各部の動作を模式的に示す図である。 基板洗浄処理における各部の動作を模式的に示す図である。 低温DIW供給ユニットの構成を示すブロック図である。 低温DIW吐出ノズルの変形例を示す平面図である。
図1は本発明にかかる基板処理装置の一実施形態を模式的に示す側面図であり、図2は図1の基板処理装置の各ノズルの配置および移動態様を示す平面図である。この基板処理装置1は、半導体ウエハ等の基板Wの表面(パターン形成面)Wfに付着しているパーティクル等の付着物を除去するための基板洗浄処理を実行可能な枚葉式の基板洗浄装置として機能する。より具体的には、この基板処理装置1は、基板Wの表面Wfに液膜を形成してこれを凍結させた後に凍結膜を除去することで、基板Wに付着した付着物を凍結膜とともに除去する凍結洗浄処理を基板洗浄処理として実行する。
基板処理装置1は、基板Wに対して洗浄処理を施す処理空間SPをその内部に有する処理チャンバー10を備え、処理チャンバー10内に基板表面Wfを上方に向けた状態で基板Wを略水平に保持して回転させるスピンチャック20が配設されている。そして、スピンチャック20に保持された基板Wに対して、後述する一連の基板処理が実行される。
処理チャンバー10の上面の中央部には、処理チャンバー10の内部の処理空間SPへ清浄な気体を供給するFFU(ファンフィルタユニット:fun filter unit)11が設けられている。FFU11は、ファン111によって処理チャンバー10の外部雰囲気を取り込み、内蔵されたフィルタ(図示省略)により雰囲気中の微粒子等を捕集し清浄化した上で処理空間SP内へ供給する。したがって、処理空間SPが清浄雰囲気に保たれるとともに、処理空間SPの上方から下方へ向かう気流(ダウンフロー)が生成される。これにより、基板洗浄処理中に発生する液体の飛沫やミスト等は処理空間SPの下方へ押し流され、これらが基板Wに付着することが抑制される。FFU11の動作はFFU制御部14によって制御され、例えば、FFU制御部14がファン111の回転数を制御することで、FFU11を介して処理空間SPに供給される気体の流量や流速を変化させることができる。
処理空間SP内に配設されたスピンチャック20は、その上端部に円盤状のスピンベース21を有している。スピンベース21は基板Wと同等またはこれより少し大きい直径を有しており、その周縁部には、基板Wの周縁部を把持するための複数個のチャックピン22が設けられている。チャックピン22のそれぞれは、基板Wの周縁部を下方から支持する基板支持部と、基板支持部に支持された基板Wの外周端面に当接して基板Wを保持する基板保持部とを備えている。各チャックピン22が基板Wを下方および側方から保持することにより、基板Wはスピンベース21の上面から離間した状態で略水平姿勢に保持される。チャック回転機構23は、スピンベース21を回転させることができるとともに、その回転速度を変更することができる。したがって、チャック回転機構23がスピンベース21を適当な回転速度で回転させることにより、基板Wをスピンベース21の回転中心A0を中心に所望の回転速度で回転させることができる。
処理チャンバー10の内部には、スピンチャック20に保持された基板Wに対して後述の各処理を実行するために、複数種類のノズル、すなわちフッ酸等の薬液を吐出する薬液吐出ノズル31、DIW(脱イオン水:deionized water)等のリンス液を吐出するリンス液吐出ノズル32、低温のDIWを吐出する低温DIW吐出ノズル41、低温の窒素ガスを吐出する冷却ガス吐出ノズル51、および高温のDIWを吐出する高温DIW吐出ノズル52が設けられている。以下、各ノズルに関わる構成について詳細に説明する。なお、以下の説明では、各ノズルを支持するアームと各ノズルに流体を供給する配管とを別体としているが、各配管はアーム内またはアームと一体的に設けられてもよい。
薬液吐出ノズル31は、処理液供給部38から供給される薬液を吐出することで、基板Wに対して薬液処理を行うことができる。また、リンス液吐出ノズル32は、処理液供給部38から供給されるリンス液を吐出することで、基板Wに対してリンス処理を行うことができる。
薬液吐出ノズル31およびリンス液吐出ノズル32は、略水平方向に一体移動可能に設けられている。具体的には、薬液吐出ノズル31およびリンス液吐出ノズル32は共通のノズル取付部33を介して、それぞれ略水平方向に延設されたアーム34、35(図2)の先端部に取り付けられている。アーム34、35は略平行に設けられており、アーム34、35の基端部はともに略鉛直方向に延設された回動軸36に接続されている。アーム回動機構37が回動軸36を回転中心A1を中心に回転させることで、図2に示すように、薬液吐出ノズル31およびリンス液吐出ノズル32が、基板Wに対向する対向位置P11と基板Wの上方から側方に退避した退避位置P12との間で、回転中心A1を中心に一体的に移動可能となっている。そして、対向位置P11にある薬液吐出ノズル31から下向きに薬液が吐出されることで基板表面Wfに対して薬液処理が実行され、対向位置P11にあるリンス液吐出ノズル32から下向きにリンス液が吐出されることで基板表面Wfに対してリンス処理が実行される。なお、薬液吐出ノズル31およびリンス液吐出ノズル32は、基板Wと対向する任意の位置に位置決め可能であり、図2に示す対向位置P11はその一例を示すものである。
低温DIW吐出ノズル41には、DIW供給部91から供給される常温のDIWを熱交換器92で冷却して生成された低温のDIW(以下、「低温DIW」と称する)が配管411を介して供給される。そして、低温DIW吐出ノズル41から吐出された低温DIWが基板表面Wfに供給されることで、基板表面Wfに低温DIWからなる液膜を形成することができる。
低温DIW吐出ノズル41は、スピンチャック20により保持された基板Wの上方から側方に外れた位置、より具体的には後述するスプラッシュガード60のポート61の上面部612の上方位置にて支持部材42(図2)により固定支持されている。低温DIW吐出ノズル41の固定位置は、上述した可動式の薬液吐出ノズル31やリンス液吐出ノズル32、および後述する可動式の冷却ガス吐出ノズル51や高温DIW吐出ノズル52、さらにはこれらのノズルを支持するアーム34、35、53、54の移動軌跡とは交差しない位置となっている。
低温DIW吐出ノズル41は、その吐出口41aが基板Wの回転中心A0の方向に向けて配設されている。低温DIW吐出ノズル41の下方には、吐出口41aから落下する低温DIWを受けるための受け部材43が設けられている。より詳細には、受け部材43は上部が開口した凹状となっており、吐出口41aから落下する低温DIWは受け部材43で受け止められる。そして、受け部材43によって受け止められた低温DIWは、配管431を介して処理チャンバ10外へ排出され、気液回収部45にて回収される。
低温DIW吐出ノズル41からの低温DIWの吐出流量は変更可能となっており、吐出口41aから吐出された低温DIWが基板表面Wfに到達する程度の比較的多い流量(以下、「液膜形成用流量」と称する)とした場合には、基板表面Wfの略中心に低温DIWが供給されて、基板表面Wfに低温DIWからなる液膜を形成する液膜形成処理が実行される。一方、低温DIWの吐出流量を液膜形成用流量よりも少なく、吐出口41aから吐出された低温DIWが基板表面Wfに到達せずに全て受け部材43に落下するような流量(以下、「スローリーク用流量」と称する)とすることで、低温DIWを基板表面Wfに供給しない態様で吐出口41aから吐出するスローリーク処理を実行することができる。スローリーク処理を液膜形成処理前に実行することで、熱交換器92から低温DIW吐出ノズル41に至る配管411内および低温DIW吐出ノズル41内で低温DIWが滞留して温度が上昇することを抑制し、液膜形成処理の初期から十分に低温のDIWを基板表面Wfに供給することができる。なお、低温DIWの液温については、液膜を短時間で凍結させることを可能にするために、DIWの凝固点よりもわずかに高い温度としておくことが好ましい。
冷却ガス吐出ノズル51は、窒素ガス供給部57から供給される窒素ガスを熱交換器58で冷却して生成された低温の窒素ガス(以下、「冷却ガス」と称する)を吐出する。冷却ガスはDIWの凝固点よりも低温に冷却されており、基板表面Wfに形成した液膜に向けて冷却ガスを吐出することで、液膜を凍結させて凍結膜を形成する凍結処理を実行することができる。また、高温DIW吐出ノズル52には、DIW供給部91から供給される常温のDIWを加熱器93で加熱して生成された高温のDIW(以下、「高温DIW」と称する)が配管521を介して供給される。そして、基板表面Wfに形成された凍結膜に向けて高温DIWを吐出することで、凍結膜を解凍する解凍処理を実行することができる。
冷却ガス吐出ノズル51および高温DIW吐出ノズル52は、略水平方向に一体移動可能に設けられている。具体的には、冷却ガス吐出ノズル51は略水平方向に延設されたアーム53の先端部に取り付けられており、アーム53の基端部が略鉛直方向に延設された回動軸55に接続されている。また、高温DIW吐出ノズル52はアーム53と略平行に延設されたアーム54の先端部に取り付けられており、アーム54の基端部はアーム53と同様に回動軸55に接続されている。アーム回動機構56が回動軸55を回転中心A2を中心に回転させることで、図2に示すように、冷却ガス吐出ノズル51および高温DIW吐出ノズル52が、基板Wに対向する対向位置P21と基板Wの上方から側方に退避した退避位置P22との間で、回転中心A2を中心に一体的に移動可能となっている。なお、冷却ガス吐出ノズル51および高温DIW吐出ノズル52は、基板Wと対向する任意の位置に位置決め可能であり、図2に示す対向位置P21はその一例を示すものである。
凍結処理の際には、冷却ガス吐出ノズル51が液膜形成後の基板Wの周縁部の上方と基板Wの中心近傍の上方との間を移動しつつ下向きに冷却ガスを吐出することで液膜が凍結する。その後、高温DIW吐出ノズル52が基板Wの略中心の上方に位置決めされた状態で下向きに高温DIWを吐出することで解凍処理が実行される。このように高温DIWが基板上の液膜が凍結してなる凍結膜に供給されることで、凍結膜を短時間で解凍することができる。また、冷却ガス吐出ノズル51と高温DIW吐出ノズル52とが一体的に移動することで、液膜の凍結から解凍に至る処理時間を短くすることができる。
冷却ガス吐出ノズル51からの冷却ガスの吐出流量は、必要に応じて変更可能となっている。凍結処理の際には、吐出流量を比較的多い流量(以下、「凍結用流量」と称する)とすることで、基板表面Wfに形成された液膜に多量の冷却ガスを供給して液膜を凍結させる。一方、冷却ガスの吐出流量を、凍結用流量よりも少ない流量(以下、「スローリーク用流量」と称する)とすることで、冷却ガス吐出ノズル51から低流量の冷却ガスを吐出するスローリーク処理を実行することができる。スローリーク処理を凍結処理前に実行することで、熱交換器58から冷却ガス吐出ノズル51に至る配管511内および冷却ガス吐出ノズル51内で冷却ガスが滞留して温度が上昇することを抑制し、凍結処理の初期から十分に低温の冷却ガスを液膜に供給して、速やかに液膜を凍結させることができる。
ここで、スローリーク処理の際に冷却ガス吐出ノズル51から吐出された冷却ガスが、基板表面Wfに存在している薬液やリンス液等の処理液の一部を部分的に凍結させてしまうと、これらの凍結片により基板表面Wfに形成されているパターンがダメージを受けるおそれがある。また、処理空間SP内に放出された冷却ガスにより雰囲気中の水蒸気が凝結し基板Wに付着するおそれがある。そのため、スローリーク処理において冷却ガス吐出ノズル51から吐出される冷却ガスを回収する必要がある。この目的のために、退避位置P22に位置決めされた冷却ガス吐出ノズル51の下方には、スローリーク処理で吐出される冷却ガスを受け入れる受入部材59が設けられている。受入部材59は上部が開口した凹状となっており、開口を通じて受入部材59に流入する冷却ガスは、配管591を介して受入部材59と接続されている気液回収部45にて回収される。
なお、受入部材59は、退避位置P22に位置決めされた高温DIW吐出ノズル52から吐出される高温DIWも受け入れることができるように配設されている。具体的には、受入部材59の上部に設けられた開口が、退避位置P22に位置決めされた高温DIW吐出ノズル52の直下位置を含むように設けられている。後述するように、退避位置P22にある高温DIW吐出ノズル52から高温DIWを吐出するプリディスペンスを実行すると、吐出された高温DIWは受入部材59に流入し、冷却ガスと同じ配管591を介して気液回収部45にて回収される。プリディスペンスは、加熱器93から高温DIW吐出ノズル52に至る配管521内および高温DIW吐出ノズル52内で滞留して温度が低下した高温DIWを予め排出しておくことで、解凍処理の初期から十分に高温のDIWを凍結膜に供給して速やかに凍結膜を解凍するために行われる。
また、基板処理装置1には、スピンチャック20の側方周囲を取り囲むように、基板Wに供給されて落下する液体を受け止めるためのスプラッシュガード60が設けられている。より詳しくは、スプラッシュガード60は、スピンベース21を取り囲んで設けられ基板Wから振り切られる液滴を受け止めるポート61と、ポート61の内側面に沿って流下する液体を受けるカップ62と、ポート61およびカップ62を内部に収容する排気リング63とを備えている。スピンチャック20はこれらの各部材により囲まれた内部空間に配置されている。
ポート61の側壁611は基板回転中心A0と略同軸の円筒状に、また上面部612は内側に向けてせり出す鍔状に形成されている。換言すると、上面部612は側壁611の上端部から中央に向かってわずかに上方に延びており、中央部分にはスピンベース21の直径よりわずかに大きい開口径を有する回転中心A0と略同軸の開口613が設けられている。ポート61はポート昇降機構64により昇降可能となっており、図1に実線で示す下位置では開口面がスピンベース21の上面よりわずかに下がった位置となって基板Wの側面を処理空間SP内に露出させる。一方、図1に点線で示す上位置では、開口面がスピンベース21に保持された基板Wの上面よりも上方に位置し、これにより基板Wの側面がポート61の側壁611に囲まれる。基板Wに各種の処理液が供給されるときには、ポート61が上位置に位置決めされて基板Wの周縁部から振り切られる液体を受け止める。ポート61の内壁面に沿って流下する液体は、ポート61の側壁611の下方に設けられて上部が開口するカップ62に落下し、カップ62から廃液回収部65に回収される。
ポート61およびカップ62により形成される内部空間には高濃度の薬液蒸気が充満するため、これを排気するために排気リング63が設けられている。排気リング63はポート61およびカップ62を取り囲むように配置され、排気リング63の下方には処理チャンバー10の外部まで延びる排気管12が連通している。排気管12は排気ポンプ13に接続されており、排気リング63内の気体が排気ポンプ13により排気される。したがって、ポート61上部の開口613から処理空間SP内の清浄雰囲気が取り込まれ、ポート61とカップ62との隙間を通って排気リング63を介し外部へ流れ出す気流が生成される。これにより、スプラッシュガード60の内部空間に発生する薬液蒸気やミスト等が処理空間SPに流れ出すことが抑制される。
以上のように構成された基板処理装置1を用いて実行される基板洗浄処理の流れについて説明する。図3は基板洗浄処理の一例を示すフローチャートであり、図4および図5は基板洗浄処理における各部の動作を模式的に示す図である。基板処理装置1では、処理チャンバー10内に搬入された未処理の基板Wが、その表面Wfを上方に向けた状態でスピンチャック20により保持されて洗浄処理が実行される。また、洗浄処理中は、チャック回転機構23がスピンベース21とともに基板Wを各処理に応じた所定の回転速度で適宜回転させる。スプラッシュガード60のポート61は上位置に位置決めされる。
洗浄処理が開始されると、まず低温DIW吐出ノズル41の吐出口41aからスローリーク用流量(例えば0.1L/min)で低温DIWを吐出するスローリーク処理、および退避位置P22にある冷却ガス吐出ノズル51からスローリーク用流量(例えば10L/min)で冷却ガスを吐出するスローリーク処理が開始される(ステップS101、図4(a))。低温DIWのスローリーク処理を実行している間、低温DIW吐出ノズル41の吐出口41aから比較的低流量で吐出された低温DIWは、基板Wまで到達せずに受け部材43によって受け止められ、最終的に気液回収部45で回収される。同様に、冷却ガスのスローリーク処理を実行している間、冷却ガス吐出ノズル51から吐出された冷却ガスは受入部材59に流入し、最終的に気液回収部45で回収される。
低温DIWおよび冷却ガスをそれぞれのスローリーク用流量で吐出させたまま、続いてチャック回転機構23により基板Wを例えば800rpmで回転させた状態で、薬液処理およびリンス処理が実行される(ステップS102、103)。まず、アーム回動機構37によって基板Wの略中心の上方に位置決めされた薬液吐出ノズル31から基板表面Wfへ向けて薬液を吐出することで薬液処理が実行される。薬液処理が終わると、引き続き、アーム回動機構37によって基板Wの略中心の上方に位置決めされたリンス液吐出ノズル32から基板表面Wfへ向けてリンス液を吐出してリンス処理が実行される。
リンス処理が終わると、チャック回転機構23により基板Wの回転速度を例えば150rpmに低下させるとともに、低温DIW吐出ノズル41の吐出口41aからの低温DIWの吐出流量をスローリーク流量から液膜形成用流量(例えば1.5L/min)に増加させて液膜形成処理を実行する(ステップS104、図4(b))。低温DIWの吐出流量を液膜形成用流量に増加させることで、低温DIW吐出ノズル41の吐出口41aから吐出される低温DIWを基板表面Wfの中央部に到達させて、基板表面Wfに低温DIWを供給し液膜LPを形成する。
そして、基板表面Wfに供給された低温DIWが遠心力により基板Wの中央部から周辺部へと広がり、低温DIWからなる液膜LPの形成範囲が拡大する。このとき、基板Wの回転速度を低下させていることで、基板表面Wfに供給された低温DIWが過度の遠心力によって基板表面Wfから振り切られることを抑制し、効率的に液膜LPを形成することができる。基板表面Wfの全面に液膜LPが形成されて液膜形成処理が完了すると、低温DIWの吐出流量をスローリーク用流量に戻して、スローリーク処理を再開する(ステップS105)。このように、液膜形成処理の実行時以外に低温DIWのスローリーク処理を実行しておくことで、低温DIW吐出ノズル41に至る配管411内および低温DIW吐出ノズル41内で低温DIWが滞留して暖められることを抑制し、液膜形成処理の初期から温度上昇が抑制された十分に低温のDIWを供給することができる。
液膜形成処理が終了するよりも前に、並行して退避位置P22にある高温DIW吐出ノズル52から所定量の高温DIWを吐出するプリディスペンスを行う(ステップS121、図4(b))。このプリディスペンスは、加熱器93から高温DIW吐出ノズル52へと至る配管521内において滞留して周辺雰囲気により冷やされた高温DIWを配管521内から排出する処理である。プリディスペンスを行うことで、後の解凍処理では高温DIW吐出ノズル52から当初より十分に高温のDIWが吐出される。プリディスペンスにおけるDIWの排出量は、加熱器93よりも下流側の配管521および高温DIW吐出ノズル52の内容積以上とされる。なお、プリディスペンスにより高温DIW吐出ノズル52から吐出された高温DIWは受入部材59によって受けられ、最終的に気液回収部45で回収される。
プリディスペンスを終えると、アーム回動機構56が冷却ガス吐出ノズル51を退避位置P22から基板Wの中心近傍上方に向けて移動させる。そして、液膜形成処理が終了した時点、換言すると低温DIW吐出ノズル41からの吐出流量が液膜形成用流量からスローリーク用流量に戻されて基板表面Wfへの低温DIWの供給がなくなった時点において、ポート61を下位置へ移動させて基板Wを露出させるとともに、冷却ガス吐出ノズル51を基板Wの中心近傍に対向させた状態とする(ステップS122、図4(c))。液膜形成と並行して冷却ガス吐出ノズル51の移動を行うことで、基板表面Wfの全面に液膜LPが形成された後、直ちに冷却ガス吐出ノズル51から液膜LPに向けて冷却ガスを吐出することができる。これにより液膜LPの温度上昇を抑制するとともに、処理時間の短縮を図ることができる。
なお、ステップS122にて冷却ガス吐出ノズル51の移動を開始する際には、冷却ガスの吐出流量をスローリーク流量から凍結用流量(例えば90L/min)へと増加させる。こうすることで、冷却ガス吐出ノズル51が退避位置P22から基板Wの中心近傍上方へ向けて移動している過程においても、液膜LPに凍結用流量の冷却ガスを供給することができ、液膜LPの冷却を行うことができる。また、冷却ガス吐出ノズル51を移動し始めるまでは冷却ガスのスローリーク処理が行われているので、凍結用流量で吐出される冷却ガスを最初から十分に低温とすることができる。
冷却ガス吐出ノズル51が基板Wの中心近くまで到達すると、チャック回転機構23により基板Wを回転速度を例えば50rpmに低下させる。そして、当該回転速度で基板Wを回転させた状態で、アーム回動機構56が冷却ガス吐出ノズル51を基板Wの上面に沿って基板Wの中心近傍上方から基板Wの周縁部上方に向けて移動させ、その間、冷却ガス吐出ノズル51は基板表面Wfの液膜LPへ向けて凍結用流量で冷却ガスを吐出する。こうして、液膜LPを凍結させて凍結膜FLを形成する凍結処理が実行される(ステップS106、図5(a))。液膜LPは、冷却ガス吐出ノズル51の移動に伴い基板中心から周縁部に向けて順次凍結し、最終的に基板表面Wf全体に凍結膜FLが形成される。冷却ガス吐出ノズル51が基板周縁部まで到達すると、冷却ガスの吐出が停止され(ステップS107)、スプラッシュガード60のポート61は上位置に戻される。
次に、アーム回動機構56が高温DIW吐出ノズル52を基板Wの略中心上方に位置決めし、高温DIW吐出ノズル52から基板表面Wfの凍結膜FLへ向けて高温DIWを吐出する。これにより凍結膜を高温DIWにより解凍する解凍処理が実行される(ステップS108、図5(b))。なお、解凍処理では、チャック回転機構23により基板Wの回転速度を例えば2000rpmに増大させることで、解凍された凍結膜を付着物とともに基板表面Wfから大きな遠心力で除去することができる。退避位置P22において予めプリディスペンスが行われているため、高温DIW吐出ノズル52から当初より高温のDIWを吐出することが可能である。解凍処理が終わると、高温DIW吐出ノズル52からの高温DIWの吐出を停止し(ステップS109)、アーム回動機構56により冷却ガス吐出ノズル51を退避位置P22に退避させてから、冷却ガスのスローリーク処理を再開する(ステップS110)。
その後、アーム回動機構37により、リンス液吐出ノズル32を退避位置P12から対向位置P11へ移動させる。そして、基板Wの略中心上方に位置決めされたリンス液吐出ノズル32から基板表面Wfへ向けてリンス液を吐出してリンス処理が実行される(ステップS111)。最後に、基板Wへのリンス液の供給を停止してからリンス液吐出ノズル32を退避位置P12に退避させた後、チャック回転機構23により基板Wの回転速度を例えば2500rpmに増大させてスピン乾燥を実行することで(ステップS112)、一連の洗浄処理が終了する。
ここで、低温DIW吐出ノズル41に低温DIWを供給する低温DIW供給ユニットについて詳細に説明する。図6は低温DIW供給ユニットの構成を示すブロック図である。低温DIW供給ユニット90は、上述のDIW供給部91および熱交換器92に加えて、DIW供給部91と熱交換器92とを接続する配管911、配管911に介挿された流量調整バルブ95、および流量調整バルブ95を制御するバルブ制御部96を備える。そして、バルブ制御部96が流量調整バルブ95を通過するDIWの流量を制御することで、低温DIW吐出ノズル41から吐出される低温DIWの流量を調整することができる。
このように基板処理装置1によれば、バルブ制御部96が流量調整バルブ95を制御することで、低温DIW吐出ノズル41の吐出口41aから吐出される低温DIWをスローリーク用流量や液膜形成用流量に切り換えることができる。そして、液膜形成処理を実行する前に、低温DIWの吐出流量をスローリーク用流量とし、基板表面Wfに低温DIWを供給しない形態で吐出口41aから低温DIWを吐出するスローリーク処理を実行することで、液膜LPを形成する前に配管411内および低温DIW吐出ノズル41内で低温DIWを流通させることができる。その結果、配管411内および低温DIW吐出ノズル41内で低温DIWが滞留して暖められることを抑制し、液膜LPを形成するために基板表面Wfに低温DIWを吐出する際には、初期から温度上昇が抑制された低温のDIWが吐出される。よって、基板表面Wfに十分に低温の液膜LPを形成することが可能となり、液膜LPを凍結させるのに要する時間を短縮してスループットを向上させることができる。
また、本実施形態では、低温DIWのスローリーク用流量を液膜形成用流量よりも少なくしている。したがって、スローリーク処理中に低温DIW吐出ノズル41から吐出され、液膜LPの形成に寄与しない低温DIWの消費量を減らすことができる。
また、本実施形態では、吐出口41aからの低温DIWの吐出を維持しつつ、吐出口41aから吐出される低温DIWの流量をスローリーク流量から液膜形成用流量へと増加させることで、スローリーク処理から液膜形成処理へと連続的に移行している。このように、吐出口41aからの低温DIWの吐出を維持しながら、スローリーク処理から液膜形成処理へと連続的に移行すると、移行時にも配管411内および低温DIW吐出ノズル41内における低温DIWの流通状態を確実に維持して、低温DIWの温度上昇を抑制することができる。また、液膜形成処理における低温DIWの流量を液膜形成用流量へと増加させることで、液膜を速やかに形成することができる。
また、本実施形態では、低温DIW吐出ノズル41をスピンチャック20により保持された基板Wの上方から側方に外れた位置に固定支持している。したがって、本実施形態のように他の各ノズル31、32、51、52が移動式の場合であっても、低温DIW吐出ノズル41を適切な位置に固定することで、各ノズルの構成や移動制御が複雑になることを回避しつつ、ノズル同士の干渉を防止することができる。また、低温DIW吐出ノズル41を基板Wの上方から側方に外れた位置に配置してあるので、低温DIWの吐出流量を変化させるだけで、低温DIWが基板Wに到達しない状態(スローリーク処理における状態)と、低温DIWが基板Wに到達する状態(液膜形成処理における状態)との間で低温DIWの吐出状態を切り換えることができる。
また、本実施形態では、吐出口41aからの液膜形成用流量による低温DIWの吐出終了時、すなわち液膜形成処理の終了時に、冷却ガス吐出ノズル51が基板Wに対向する対向位置P21に位置するように、アーム回動機構56はアーム54の回転軸55を回動させている。したがって、基板表面Wfの全面に液膜LPが形成された後に直ちに液膜LPに向けて冷却ガスを吐出することができ、液膜LPの凍結を開始するまでの時間を短縮できる。なお、本実施形態では、低温DIW吐出ノズル41をスピンチャック20により保持された基板Wの上方から側方に外れた位置に固定しており、当該位置から基板表面Wfに向けて低温DIWを吐出することで、液膜LPを形成している。したがって、液膜形成処理中であっても、低温DIW吐出ノズル41との干渉を回避しつつ、液膜形成処理の終了時までに冷却ガス吐出ノズル51を対向位置P21へ移動させることが容易となる。
さらに、本実施形態では、冷却ガス吐出ノズル51が退避位置P22から基板Wの中心近傍の上方に移動に移動する間も冷却ガスを吐出することで、冷却ガス吐出ノズル51の移動中にも基板表面Wfの液膜LPを冷却することができる。
また、本実施形態では、冷却ガス吐出ノズル51が基板表面Wfの液膜LPに向けて冷却ガスを吐出している間、低温DIW吐出ノズル41は基板Wの上方から側方に外れた位置にある。したがって、冷却ガス吐出ノズル51が基板表面Wfの液膜LPに向けて冷却ガスを吐出している間、液膜LPに供給されている冷却ガスと低温DIW吐出ノズル41との間に相当の距離を確保することができ、冷却ガスによって低温DIW吐出ノズル41が冷却されて、低温DIW吐出ノズル41内の低温DIWが凍結するという問題の発生を抑制することができる。特に、本実施形態では、上述のように低温DIW吐出ノズル41をスピンチャック20により保持された基板Wの上方から側方に外れた位置に固定しているので、冷却ガス吐出ノズル51が液膜LPに向けて冷却ガスを吐出している間も、必然的に低温DIW吐出ノズル41が基板Wの上方から側方に外れた位置を維持することになる。
また、本実施形態では、スピンチャック20に保持された基板Wの周囲を取り囲んで内部空間に基板Wを収容するとともに、内部空間と連通する開口613が基板Wの上方に形成されたポート61が設けられており、低温DIW吐出ノズル41は開口613の上方から側方に外れた位置に固定されている。このように、低温DIW吐出ノズル41を開口613の上方から側方に外れた位置に固定しておくことで、スローリーク処理において吐出口41aから吐出される低温DIWが開口613を通過して、ポート61の内部に収容されている基板表面Wfに落下することを抑制できる。なお、このような効果を奏する具体的な配置構成としては、本実施形態のようにポート61の上面部612の直上位置に低温DIW吐出ノズル41を配置することに限らず、ポート61の側壁611よりもさらに外側に低温DIW吐出ノズル41を配置してもよい。
また、本実施形態では、低温DIWのスローリーク処理において吐出口41aから吐出される低温DIWを受ける受け部材43が低温DIW吐出ノズル41の下方に設けられており、受け部材43で受けた低温DIWは配管431を介して気液回収部45で回収される。したがって、スローリーク処理において吐出口41aから吐出される低温DIWを、基板表面Wfに落下させることなく排出することができる。
また、本実施形態では、液膜形成処理よりも前に薬液処理およびリンス処理が実行され、これらの処理を実行している間に、液膜形成処理を並行して実行している。したがって、薬液処理およびリンス処理の終了後に直ちに十分に低温のDIWで液膜形成処理を実行することができ、基板処理のスループットを向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態においては、スピンチャック20が本発明の「基板保持手段」に相当し、低温DIWが本発明の「冷却液体」に相当し、低温DIW供給ユニット90が本発明の「冷却液体供給手段」に相当し、低温DIW吐出ノズル41が本発明の「冷却液体吐出ノズル」に相当し、スローリーク処理における低温DIWの吐出状態が本発明の「予備吐出状態」に相当し、液膜形成処理における低温DIWの吐出状態が本発明の「液膜形成状態」に相当し、流量調整バルブ95およびバルブ制御部96が本発明の「切換手段」に相当し、高温DIW吐出ノズル52が本発明の「除去手段」に相当し、アーム回動機構56が本発明の「駆動手段」に相当し、ポート61が本発明の「液体飛散防止部材」に相当し、配管431および気液回収部45が本発明の「排出手段」に相当する。
また、スローリーク処理を実行する工程が本発明の「予備吐出工程」に相当し、液膜形成処理を実行する工程が本発明の「液膜形成工程」に相当し、凍結処理を実行する工程が本発明の「凍結工程」に相当し、解凍処理を実行する工程が本発明の「除去工程」に相当し、薬液処理およびリンス処理を実行する工程が本発明の「湿式処理工程」に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上記実施形態の要素を適宜組み合わせまたは種々の変更を加えることが可能である。なお、以下の説明では、上記実施形態と共通する構成については説明を省略するが、上記実施形態と共通する構成を具備することで、同様の効果が奏される。
例えば、上記実施形態では、液膜形成処理の実行前および実行後に低温DIWのスローリーク処理を継続的に行うものとした。しかしながら、スローリーク処理を実行する期間を例えば液膜形成処理の実行前のみとしてもよいし、スローリーク処理を断続的に行うことも可能である。
また、上記実施形態では、スローリーク用流量を液膜形成用流量よりも少なくした。しかしながら、これは当初より低温のDIWを基板Wに供給するという目的を達成するために必須の要件ではなく、スローリーク用流量が液膜形成用流量と同量以上であってもよい。この場合、スローリーク処理の際に基板表面Wfに低温DIWが供給されないようにするために、例えば低温DIW吐出ノズル41の姿勢を変更自在に構成し、スローリーク処理時には吐出口41aから吐出される低温DIWの吐出方向を基板Wを指向しない方向とすることで対応することができる。その他にも、スローリーク処理時に吐出口41aから吐出された低温DIWが基板表面Wfに到達することを遮る部材を別途設けるなど、種々の対応が可能である。
また、上記実施形態では、スローリーク処理において低温DIW吐出ノズル41から吐出される低温DIWを受け部材43で受けるよう構成した。しかしながら、受け部材43を設けずに、スローリーク処理において吐出口41aから吐出された低温DIWが、装置内において特に支障のない箇所に着弾するようにしてもよい。また、特に支障がなければ、スローリーク処理で吐出される低温DIWが基板表面Wfに落下してもよい。
また、上記実施形態では、低温DIW吐出ノズル41が支持部材42によって固定支持される固定式のものとしたが、低温DIW吐出ノズル41を他のノズルと同様に移動式とすることも可能である。図7は低温DIW吐出ノズルの変形例を示す平面図である。例えば、図7に示すように、低温DIW吐出ノズル46を略水平方向に延設されたアーム47の先端部に取り付けるとともに、アーム47の基端部を略鉛直方向に延設された回動軸48に接続することができる。そして、不図示のアーム回動機構が回動軸48を回転中心A3を中心に回転させることで、低温DIW吐出ノズル46が基板Wに対向する対向位置P31と基板Wの上方から側方に退避した退避位置P32との間で移動する移動式ノズルとしてもよい。
そして、低温DIW吐出ノズル46が退避位置P32にあるときにスローリーク処理を行い、その後に低温DIWの吐出を一旦停止してから低温DIW吐出ノズル46を対向位置P31に移動させ、対向位置P31にて低温DIW吐出ノズル46から下向きに低温DIWを再び吐出して基板表面Wfに液膜LPを形成することができる。なお、低温DIW吐出ノズル46は、基板Wと対向する任意の位置に位置決め可能であり、図7に示す対向位置P31はその一例を示すものである。
このとき、液膜形成処理の終了時に冷却ガス吐出ノズル51を基板Wの中心近傍の上方位置で対向させる場合には、図7に示すように低温DIW吐出ノズル46の移動軌跡と冷却ガス吐出ノズル51の移動軌跡とが交差しないようにしておくことが、両ノズルの干渉を回避する上で好ましい。ただし、これらの移動軌跡が交差する場合でも、移動制御のタイミングで干渉を回避するようにしてもよい。あるいは、低温DIW吐出ノズル46と冷却ガス吐出ノズル51とを上下方向において離間した位置に配置することで、両ノズルの干渉を回避することも可能である。
また、上記実施形態では、冷却ガス吐出ノズル51が退避位置P22から基板Wの中心近傍の上方位置に向けて移動するときに、冷却ガス吐出ノズル51が冷却ガスを凍結用流量で吐出するものとした。しかしながら、上記移動の際に吐出する冷却ガスの流量を凍結用流量以外(例えばスローリーク用流量)としてもよいし、冷却ガスを吐出しないようにすることも可能である。
また、上記実施形態では、液膜形成処理の終了時に冷却ガス吐出ノズル51が基板Wの中心近傍の上方位置で対向するものとした。しかしながら、液膜形成処理の終了時において冷却ガス吐出ノズル51が基板表面Wfの液膜LPに対向していれば、必ずしも基板Wの中心近傍の上方位置まで移動させなくても、液膜形成処理後に直ちに冷却ガスを液膜LPに向けて吐出することも可能である。さらには、液膜形成処理の終了時に冷却ガス吐出ノズル51を基板表面Wfの液膜LPの上方位置で対向させることは必須の要件ではなく、液膜形成処理後に冷却ガス吐出ノズル51を退避位置P22から基板Wに上方に向けて移動させ始めてもよい。
この発明は、半導体ウエハ、フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、プラズマ表示用ガラス基板、FED用基板、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板などを含む基板全般に処理を施す基板処理装置および基板処理方法に適用することができる。
1…基板処理装置
20…スピンチャック(基板保持手段)
41、46…低温DIW吐出ノズル(冷却液体吐出ノズル)
41a…吐出口
411…配管
43…受け部材
431…配管(排出手段)
45…気液回収部(排出手段)
51…冷却ガス吐出ノズル
52…高温DIW吐出ノズル(除去手段)
56…アーム回動機構(駆動手段)
61…ポート(液体飛散防止部材)
90…低温DIW供給ユニット(冷却液体供給手段)
95…流量調整バルブ(切換手段)
96…バルブ制御部(切換手段)
W…基板
P21…対向位置
P22…退避位置

Claims (11)

  1. 基板を略水平に保持する基板保持手段と、
    冷却された液体である冷却液体を供給する冷却液体供給手段から配管を介して供給される前記冷却液体を吐出口から吐出する冷却液体吐出ノズルと、
    前記基板保持手段に保持された前記基板上に前記冷却液体を供給せずに前記吐出口から前記冷却液体を吐出する予備吐出状態と、前記基板保持手段に保持された前記基板上に前記吐出口から前記冷却液体を吐出することで前記基板上に前記冷却液体の液膜を形成する液膜形成状態との間で、前記吐出口からの前記冷却液体の吐出状態を切り換える切換手段と、
    前記基板上に形成された前記液膜を凍結させる冷却ガスを前記液膜に向けて吐出する冷却ガス吐出ノズルと、
    前記液膜が凍結した凍結膜を前記基板上から除去する除去手段と
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記予備吐出状態で前記吐出口から吐出される前記冷却液体の流量は、前記液膜形成状態で前記吐出口から吐出される前記冷却液体の流量よりも少ない請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記冷却ガスノズルが前記基板上の前記液膜に対向する対向位置と、前記冷却ガスノズルが前記基板の上方から側方に退避した退避位置との間で、前記冷却ガス吐出ノズルを移動させる駆動手段をさらに備え、
    前記液膜形成状態における前記吐出口からの前記冷却液体の吐出の終了時に、前記冷却ガス吐出ノズルが前記対向位置に位置する請求項1または2に記載の基板処理装置。
  4. 前記冷却ガス吐出ノズルが前記退避位置から前記対向位置に移動する間、前記冷却ガス吐出ノズルは前記冷却ガスを吐出する請求項3に記載の基板処理装置。
  5. 前記冷却ガス吐出ノズルが前記基板上の前記液膜に向けて前記冷却ガスを吐出している間、前記冷却液体吐出ノズルは前記基板の上方から側方に外れた位置にある請求項1ないし4のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  6. 前記冷却液体吐出ノズルが、前記基板保持手段により保持された前記基板の上方から側方に外れた位置に固定されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  7. 前記基板保持手段に保持された前記基板の周囲を取り囲んで内部空間に前記基板を収容するとともに、前記内部空間と連通する開口が前記基板の上方に形成された液体飛散防止部材をさらに備え、
    前記冷却液体吐出ノズルは前記開口の上方から側方に外れた位置に固定されている請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 前記冷却液体吐出ノズルの下方に設けられ、前記予備吐出状態において前記吐出口から吐出される前記冷却液体を受ける受け部材と、
    前記受け部材で受けた前記冷却液体を前記受け部材から排出する排出手段とをさらに備える請求項1ないし7のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  9. 冷却された液体である冷却液体を供給する冷却液体供給手段から配管を介して冷却液体吐出ノズルに供給される前記冷却液体を、略水平に保持されている基板上に供給せずに前記冷却液体吐出ノズルの吐出口から吐出する予備吐出工程と、
    前記予備吐出工程の後に前記吐出口から前記基板上に前記冷却液体を吐出し、前記基板上に前記冷却液体の液膜を形成する液膜形成工程と、
    前記基板上に形成された前記液膜を凍結させる冷却ガスを冷却ガス吐出ノズルから前記液膜に向けて吐出し、前記液膜を凍結させて凍結膜を形成する凍結工程と、
    前記凍結膜を前記基板上から除去する除去工程と
    を備えることを特徴とする基板処理方法。
  10. 前記液膜形成工程よりも前に実行され、処理液を用いた湿式処理を前記基板に施す湿式処理工程をさらに備え、
    前記湿式処理工程を実行している間に、前記予備吐出工程を並行して実行する請求項9に記載の基板処理方法。
  11. 前記吐出口からの前記冷却液体の吐出を維持しつつ、前記吐出口から吐出される前記冷却液体の流量を増加させることで、前記予備吐出工程から前記液膜形成工程へと連続的に移行する請求項9または10に記載の基板処理方法。
JP2013147434A 2013-07-16 2013-07-16 基板処理装置および基板処理方法 Pending JP2015023047A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013147434A JP2015023047A (ja) 2013-07-16 2013-07-16 基板処理装置および基板処理方法
TW103120383A TWI563560B (en) 2013-07-16 2014-06-12 Substrate processing apparatus and substrate processing method
KR1020140088408A KR20150009449A (ko) 2013-07-16 2014-07-14 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
US14/332,840 US20150020850A1 (en) 2013-07-16 2014-07-16 Substrate processing apparatus and substrate processing method
US15/629,214 US10586693B2 (en) 2013-07-16 2017-06-21 Substrate processing apparatus and substrate processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013147434A JP2015023047A (ja) 2013-07-16 2013-07-16 基板処理装置および基板処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015023047A true JP2015023047A (ja) 2015-02-02

Family

ID=52487285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013147434A Pending JP2015023047A (ja) 2013-07-16 2013-07-16 基板処理装置および基板処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015023047A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10586693B2 (en) Substrate processing apparatus and substrate processing method
KR101527645B1 (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP6612632B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP6588819B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
KR101324357B1 (ko) 기판처리방법 및 기판처리장치
US20150020852A1 (en) Substrate processing apparatus and substrate processing method
JP2010050143A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
KR20140023212A (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
US10424496B2 (en) Substrate treating method
JP6896474B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2013030559A (ja) 液処理装置、液処理装置の制御方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ可読記憶媒体
JP7058156B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP5996329B2 (ja) 基板処理装置、および基板処理方法
JP2008130951A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP5661598B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2015023046A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2015023047A (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP7390837B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP2013206984A (ja) 基板処理方法および基板処理装置
TWI700740B (zh) 基板處理裝置以及基板處理方法
JP5715837B2 (ja) 基板処理方法および基板処理装置
JP5860731B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP6680631B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
JP2014232894A (ja) 液処理装置
JP2024076586A (ja) 基板処理方法及び基板処理システム