JP2015022919A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造にかかる作業性の悪化を抑えつつ、電極組立体と電極端子との不要な短絡を抑えることのできる蓄電装置を提供すること。
【解決手段】内部に電極組立体20が収容されたケース12と、一端が電極組立体20に接続されるとともに他端がケース12の外部に露出する状態で同ケース12に設けられた電極端子(正極端子41または負極端子42)と、を有する。組立体側カバー70は、電極端子の電極組立体20側の面を覆う形状の絶縁部71と、電極端子に係止される係止爪73とを有する。組立体側カバー70は、電極組立体20側から電極端子に取り付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケース内部に収容された電極組立体と同ケースに設けられて電極組立体に接続された電極端子とを有する蓄電装置に関するものである。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid Vehicle)などの車両には、原動機となる電動機への供給電力を蓄える蓄電装置としてリチウムイオン電池などの二次電池が搭載されている。こうした二次電池は、内部に電極組立体が収容されたケースと、一端が電極組立体に接続されるとともに他端が外部に露出する状態でケースに設けられた電極端子とを有している。
近年、二次電池は、エネルギー密度を高くするために、ケース内部のデッドスペースが小さくなっている。そのため、電極組立体と電極端子との距離が近くなり易く、それら電極組立体及び電極端子の不要な短絡を招き易いため、これを回避するために絶縁部材を配設することが多用されている。具体的には、特許文献1や特許文献2に記載の二次電池では、ケースの内部に、電極組立体における上記電極端子側の部分全体を覆う形状の絶縁板が設けられている。また特許文献3では、ケースにおける電極端子が設けられた壁部(詳しくは、蓋体)の内面が、電気絶縁性を有する合成樹脂によりコーティングされている。
特開2012−178229号公報 特開2005−32477号公報 特表2012−524974号公報
ここで、特許文献1や特許文献2の二次電池のように、電極組立体の上記電極端子側の部分全体を覆う形状の絶縁板を設けると、絶縁板によってケース内部が電極端子側の部分と電極組立体側の部分とに仕切られる構造になるために、同絶縁板によってケース内への電解液の注入が妨げられるなど、種々の不都合の発生を招くおそれがある。
また特許文献3の二次電池のように、ケースの壁部の内面を樹脂コーティングする場合には、事前に樹脂の付着が好ましくない部位へのマスキング作業が必須となり、二次電池の製造にかかる作業性の悪化が避けられない。
この発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、製造にかかる作業性の悪化を抑えつつ、電極組立体と電極端子との不要な短絡を抑えることのできる蓄電装置を提供することにある。
以下、上記課題を達成するための蓄電装置は、内部に電極組立体が収容されたケースと、一端が前記電極組立体に接続されるとともに他端が前記ケースの外部に露出する状態で同ケースに設けられた電極端子とを有する蓄電装置であって、前記電極端子の前記電極組立体側の面を覆う形状の絶縁部と前記電極端子に係止される係止部とを有する絶縁部材が、前記電極組立体側から前記電極端子に取り付けられている。
上記蓄電装置によれば、電極端子に取り付けられた絶縁部材の絶縁部によって同電極端子の電極組立体側の面が覆われるため、その絶縁部によって電極組立体と電極端子との間を電気的に絶縁して不要な短絡を抑えることができる。
しかも、絶縁部材の係止部を電極端子に係止させるように同絶縁部材を電極組立体側から電極端子に取り付けるといった簡素な作業で、絶縁部材を組み付けることができる。また、電極端子の前記電極組立体側の面を覆う形状の絶縁部材(詳しくは、その絶縁部)が電極端子に取り付けられるため、絶縁部材によって電極端子と電極組立体との間を仕切る部分の範囲を小さくしつつ電極端子と電極組立体とを電気的に絶縁することが可能になる。これにより、電極組立体の上記電極端子側の部分全体を覆う形状の絶縁部材が設けられた蓄電装置と比較して、ケースの内部において流体(電解液やガスなど)が流動し易い構造にすることが可能になる。そのため、電極端子と電極組立体との間に絶縁部材が設けられるとはいえ、同絶縁部材によってケース内部への電解液の注入が妨げられ難い構造にすることができる。このように上記蓄電装置によれば、製造にかかる作業性の悪化を抑えることもできる。
上記蓄電装置において、前記係止部を、前記電極組立体側から前記電極端子側に延びる形状で前記電極端子の前記電極組立体側の部分を間に挟む位置にそれぞれ設けられた複数の係止爪にすることができる。
上記蓄電装置によれば、複数の係止爪によって電極端子の前記電極組立体側の部分を挟み込ませる態様で絶縁部材を電極組立体側から取り付けて各係止爪を電極端子に係止させることにより、絶縁部材を電極端子に取り付けることができる。
上記蓄電装置において、前記電極端子の前記電極組立体側の部分が固定されるとともに同電極組立体に接続された導電部材を有し、前記係止部は、前記導電部材に係止されていることが好ましい。
上記蓄電装置によれば、絶縁部材の係止部を係止させるための構成を電極端子に設ける必要がないため、電極端子そのものに絶縁部材の係止部が係合されるものと比較して、電極端子の形状設定の自由度を高くすることができる。
上記蓄電装置において、前記絶縁部は、前記電極端子の前記電極組立体側の部分と係合する形状であることが好ましい。
上記蓄電装置によれば、絶縁部と電極端子の電極組立体側の部分との係合を通じて絶縁部材の位置決めを行いつつ、同絶縁部材を電極端子に組み付けることができる。そのため、絶縁部材の組み付け作業を容易に行うことができる。
上記蓄電装置において、前記ケースは、開口部を有するケース本体と同開口部を閉塞する蓋体とからなり、前記電極端子は、前記蓋体に設けられており、前記係止部は、前記電極組立体側から前記電極端子側に延びる形状であり、且つ前記ケース本体と前記電極端子との間で延びる形状であることが好ましい。
上記蓄電装置によれば、仮に蓋体に対する電極端子の配設位置がずれた場合であっても、電極端子とケース本体との間に絶縁部材の係止部が配置されているため、この係止部によって電極端子とケース本体との接触を抑えることができる。
本発明によれば、製造にかかる作業性の悪化を抑えつつ、電極組立体と電極端子との不要な短絡を抑えることができる。
実施形態の二次電池を示す分解斜視図。 二次電池の外観を示す斜視図。 電極組立体の構成要素を示す斜視図。 電極端子の極柱部周辺を示す断面図。 組立体側カバーの斜視図。 組立体側カバーの組み付け構造をその周辺部材とともに示す斜視図。 組立体側カバーの組み付け構造をその周辺部材とともに示す斜視図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態について説明する。
図1または図2に示すように、二次電池10において、金属製のケース12には電極組立体20が収容されている。ケース12は、開口部13dを有する直方体状のケース本体13と、ケース本体13の開口部13dを閉塞する矩形平板状の蓋体14とからなる。ケース本体13と蓋体14は、何れも金属(例えば、ステンレス鋼やアルミニウム合金)製であり、ケース本体13と蓋体14はレーザー溶接によって接合されている。ケース本体13は、長方形状の底板13aと、底板13aの対向する一対の短側縁から立設された短側壁13bと、底板13aの対向する一対の長側縁から立設された長側壁13cとを備える。蓋体14は、所定の間隔をあけて並設された一対の挿通孔14bを有している。蓋体14における各挿通孔14bの中間位置にはケース12の内部に電解液を充填するための充填口14dが設けられている。なお、この充填口14dはケース12内部への電解液の充填が完了した後に閉塞される。本実施形態では、蓋体14がケース12の壁部を構成している。また、本実施形態の二次電池10は、その外周が角型をなす角型電池である。また、本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池である。
図3に示すように、電極組立体20は、正極電極21と負極電極22とを備えるとともに、正極電極21と負極電極22の間を絶縁するセパレータ23を介在させて層状をなす積層体とされている。正極電極21は、矩形状の正極用金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)21aと、その正極用金属箔21aの両面に形成された正極活物質層21bとを有する。負極電極22は、矩形状の負極用金属箔(本実施形態では銅箔)22aと、その負極用金属箔22aの両面に形成された負極活物質層22bとを有する。
正極電極21の一辺方向(長辺方向)の一部には、正極用金属箔21aを延出させて形成された正極集電タブ31が設けられている。正極集電タブ31は、電極組立体20を構成する各正極電極21において同位置に同一形状で形成されている。負極電極22の一辺方向(長辺方向)の一部には、負極用金属箔22aを延出させて形成された負極集電タブ32が設けられている。負極集電タブ32は、電極組立体20を構成する各負極電極22において同位置に同一形状で形成されている。
電極組立体20を構成する正極電極21は、それぞれの正極集電タブ31が積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。同様に、電極組立体20を構成する負極電極22は、それぞれの負極集電タブ32が、正極集電タブ31と重ならないように積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。そして、複数の正極集電タブ31は、電極組立体20における積層方向の一端から他端までの範囲に集められる。また、複数の負極集電タブ32も同様に、電極組立体20における積層方向の一端から他端までの範囲に集められる。
図1に示すように、電極組立体20は、正極集電タブ31を集めてなる正極タブ群45を備える。この正極タブ群45は、スポット溶接により正極導電部材33に固定され、少なくとも最外の正極集電タブ31が、正極導電部材33に溶接されている。また、電極組立体20は、負極集電タブ32を集めてなる負極タブ群46を備える。この負極タブ群46は、スポット溶接により負極導電部材37に固定され、少なくとも最外の負極集電タブ32が負極導電部材37に溶接されている。
また、図1または図4に示すように、正極導電部材33及び負極導電部材37は、四角板状をなす端子接続部34を有する。端子接続部34において、後述の電極端子としての正極端子41または負極端子42が固定される面(図4における上方の面)を第1面34aとし、第1面34aと反対側の面(図4における下方の面)を第2面34bとする。正極導電部材33及び負極導電部材37は、第2面34bから第1面34aに向けて立ち上がる立上げ部35を有するとともに、端子接続部34から離れる方向に向けて立上げ部35から延びるタブ溶接部36を有している。なお、このタブ溶接部36は矩形板状である。
正極導電部材33の端子接続部34には正極端子41が固定されるとともに、負極導電部材37の端子接続部34には負極端子42が固定されている。詳しくは、端子接続部34には断面円形状の固定孔34cが形成されている。また、電極端子(正極端子41または負極端子42)の鍔部43の電極組立体20側の端部43cが、上記固定孔34cに挿通可能な円筒状で延びている。電極端子を端子接続部34に固定する際には、先ず、端子接続部34の固定孔34cに電極端子の端部43cが挿通される。そして、電極端子の端部43cが端子接続部34の固定孔34cから脱出しなくなるように同端部43cの先端を押し拡げるといったように、電極端子が端子接続部34に、かしめ固定される。さらに、電極端子と端子接続部34との接触部分が溶接加工により接合される。
正極端子41及び負極端子42は、それぞれ断面円形状で延びる鍔部43を有する。この鍔部43において、蓋体14の内面14aに対向する面を座面43aとするとともに、鍔部43の厚み方向における上記座面43aと反対側の面を組立体側端面43bとする。鍔部43の中央からは円筒状の極柱部44が立設され、座面43aは極柱部44を取り囲んでいる。極柱部44は、外周面に雄ねじ44aを有するとともに、内周面にねじ溝としての雌ねじ44bを有する。雄ねじ44aと雌ねじ44bは逆ねじになっている。鍔部43には、合成樹脂(例えば、ポリフェニレンサルファイド[PPS]、ポリプロピレン[PP])製の蓋体側カバー50と組立体側カバー70とが装着されている。なお、絶縁部材としての組立体側カバー70の構造については後に詳述する。
蓋体側カバー50は、中央に貫通孔50aを有する円板状の蓋側絶縁板51と、この蓋側絶縁板51を囲うように同蓋側絶縁板51の外縁から円筒状で突出するケース側絶縁板52とを備えている。この蓋体側カバー50は、蓋側絶縁板51の貫通孔50aに極柱部44が挿入された状態であり、且つケース側絶縁板52が前記鍔部43の外周面を覆う状態で、電極端子(正極端子41または負極端子42)に設けられている。これにより蓋側絶縁板51が、鍔部43の座面43aと蓋体14の内面14aとの間に配置されて、電極端子(正極端子41または負極端子42)と蓋体14との間を電気的に絶縁している。また、ケース側絶縁板52が、鍔部43の外周面とケース本体13の長側壁13c(または短側壁13b)との間で、それら長側壁13cや短側壁13bと平行に延びる状態で配置されて、電極端子とケース本体13との間を電気的に絶縁している。
二次電池10では、蓋側絶縁板51の貫通孔50aが極柱部44の全周を取り囲んでいる。また、蓋側絶縁板51は鍔部43の座面43a上に支持されている。鍔部43の座面43a上には、Oリング56が極柱部44を取り囲む状態で設けられている。Oリング56は、蓋側絶縁板51の貫通孔50a内に配置されるとともに、全周が同貫通孔50aの内周面によって取り囲まれている。
蓋側絶縁板51の貫通孔50aに挿入された極柱部44は、蓋体14の挿通孔14bからケース12の外部に突出(露出)している。そして、正極端子41及び負極端子42の鍔部43は、極柱部44の両端のうちケース本体13内側に位置する一端に設けられている。また、鍔部43は、蓋体14と平行な断面積が、挿通孔14bの開口面積よりも大きく設定されている。このため、鍔部43は、ケース本体13の内側で挿通孔14bから抜け出し不能になっている。蓋体14の挿通孔14bの内周面と、極柱部44の外周面とは、外部カバー19によって絶縁されている。
外部カバー19は、円環状の筒状部24と、この筒状部24の軸方向の一端から径方向外方へ延設されたフランジ部25とを有する。筒状部24は、挿通孔14bの内周面と、極柱部44の外周面との間に介装されている。フランジ部25は、蓋体14の外面14cにおいて挿通孔14bの周囲に設けられている。
極柱部44の雄ねじ44aにはケース12の外方からナット55が螺合されて、極柱部44にナット55が取着されている。
二次電池10では、蓋体14の外面14cにおける挿通孔14bの周縁とナット55の蓋体14側の端面との間には外部カバー19のフランジ部25が挟圧されており、このフランジ部25によってナット55と蓋体14が絶縁されている。また、ナット55が極柱部44に螺合されることによって、ナット55と鍔部43との間に、フランジ部25、蓋体14、Oリング56及び蓋側絶縁板51が狭圧されるとともに極柱部44が蓋体14に締結固定されている。この締結状態では、Oリング56は、圧縮状態で蓋体14の内面14a及び鍔部43の座面43aに密接し、挿通孔14bの周囲をシールしている。
図1に示すように、二次電池10同士を電気的に接続するバスバー60は、矩形板状であり、一対の挿通部60aを有する。バスバー60は、極柱部44の先端面に支持されている。極柱部44の雌ねじ44bには、ボルト61が螺合されている。極柱部44の雌ねじ44bは、鍔部43とは反対側の端部に設けられており、この雌ねじ44bには、バスバー60を極柱部44に固定するボルト61が螺合される。ボルト61は、雌ねじ44bに螺合するボルトねじ部61aと、ボルトねじ部61aの軸方向一端の頭部61bとを有する。ボルト61の頭部61bによってバスバー60が極柱部44の先端面に押し当てられるとともに、極柱部44とバスバー60が導通している。
以下、前記組立体側カバー70の構造について説明する。
図5に示すように、組立体側カバー70は矩形板状の絶縁部71を有している。この絶縁部71の一方の面(図5における上方側の面)は、断面円形状で窪んだ凹部72を有している。凹部72は電極端子の電極組立体20側の端部43c(図4参照)が係合する形状である。上記絶縁部71の外縁を構成する4つの辺のうちの対向する2つには、その両端にそれぞれ、同絶縁部71に対して一方向(図5における上方)に向けて略直角に延びる形状の係止部としての係止爪73が一体に設けられている。係止爪73は、矩形板状のアーム部74と、同アーム部74の突端において対向する辺(対向辺)に向けて突出する形状の係止凸部75とを有している。各アーム部74は、上記対向辺の間の距離(図中にLで示す距離)が、端子接続部34(図4参照)の幅と略等しくなっている。絶縁部71は、アーム部74の側面を始点に上記対向辺の間において直線状に延びるスリット76を有している。スリット76は、係止爪73毎に一本ずつ、計4本設けられている。
次に、上記組立体側カバー70の作用について説明する。
図6または図7に示すように、組立体側カバー70は、電極組立体20(図1参照)側から電極端子(詳しくは、端子接続部34)に組み付けられる。このとき端子接続部34により押圧されることによって各アーム部74が互いに離れる方向に弾性変形し、これにより各係止凸部75が端子接続部34を乗り越えて同端子接続部34の上記蓋体14側の面に係合する。このようにして組立体側カバー70の係止爪73が電極端子の電極組立体20側の部分に係止されている。このとき各係止爪73は、電極組立体20側から電極端子側に延びる形状になり、且つ電極端子の電極組立体20側の部分を間に挟む位置になり、且つケース本体13の内面と端子接続部34の外面との間で延びる形状になる。また、このとき電極端子の電極組立体20側の端部43cが組立体側カバー70の凹部72と係合する。二次電池10では、各アーム部74の係止凸部75と端子接続部34との係合により、絶縁部71によって電極端子の電極組立体20側の面を覆う状態で、組立体側カバー70が電極端子に取り付けられている。なお二次電池10では、組立体側カバー70の絶縁部71にスリット76を有しているため、組立体側カバー70の取り付け時における各アーム部74の変形量が大きくなり、同組立体側カバー70の取り付けが円滑に行われる。
上記実施形態によれば、以下に記載する効果を得ることができる。
(1)電極端子に取り付けられた組立体側カバー70の絶縁部71によって同電極端子の電極組立体20側の面が覆われている。そのため、組立体側カバー70の絶縁部71によって電極組立体20と電極端子との間を電気的に絶縁して不要な短絡を抑えることができる。しかも、組立体側カバー70の係止凸部75を端子接続部34に係止させるように同組立体側カバー70を電極組立体20側から電極端子に取り付けるといった簡素な作業で、組立体側カバー70を組み付けることができる。また、電極端子の電極組立体20側の面を覆う形状の組立体側カバー70が各電極端子に取り付けられているため、組立体側カバー70によって電極端子と電極組立体20との間を仕切る部分の範囲を小さくしつつ電極端子と電極組立体20とを電気的に絶縁することができる。これにより、電極組立体20の上記電極端子側の部分全体を覆う形状の絶縁部材が設けられた二次電池と比較して、ケース12の内部において流体(電解液やガスなど)が流動し易い構造になるため、組立体側カバー70が設けられるとはいえ、同組立体側カバー70によってケース12内部への電解液の注入が妨げられ難い構造にすることができる。二次電池10では、蓋体14における正極端子41と負極端子42との中間位置に設けられた充填口14dから電解液をケース12内部に充填する際に、その充填が組立体側カバー70によって妨げられることが無い。このように二次電池10によれば、製造にかかる作業性の悪化を抑えることもできる。
(2)複数の係止爪73が、電極組立体20側から電極端子側に延びる形状で、同電極端子の電極組立体20側の部分を間に挟む位置に設けられている。そのため、それら係止爪73によって電極端子の前記電極組立体20側の部分を挟み込ませる態様で組立体側カバー70を電極組立体20側から取り付けて各係止爪73を電極端子に係止させることにより、組立体側カバー70を電極端子に取り付けることができる。
(3)電極端子の前記電極組立体20側の端部43cが固定されるとともに同電極組立体20に接続された正極導電部材33(または負極導電部材37)を有し、正極導電部材33(または負極導電部材37)の端子接続部34に組立体側カバー70の係止爪73を係止している。こうした二次電池10では、組立体側カバー70の係止爪73を係止させるための構成を電極端子に設ける必要がないため、電極端子そのものに組立体側カバー70の係止爪73が係合するものと比較して、電極端子の形状設定の自由度を高くすることができる。
(4)組立体側カバー70の絶縁部71は、電極端子の前記電極組立体20側の部分と係合する凹部72を有している。これにより、絶縁部71と電極端子の端部43cとの係合を通じて組立体側カバー70の位置決めを行いつつ、同組立体側カバー70を電極端子に組み付けることができるため、組立体側カバー70の組み付け作業を容易に行うことができる。
(5)組立体側カバー70の係止爪73は、電極組立体20側から電極端子側に延びる形状であり、且つケース本体13の内面と端子接続部34の外面との間で延びる形状である。そのため、仮に極柱部44へのナット55やボルト61の螺合に際して電極端子が不要に回転する等して蓋体14に対する電極端子の配設位置が回転方向にずれた場合であっても、電極端子ともども回転する端子接続部34とケース本体13との間に係止爪73が配置されているため、この係止爪73によって端子接続部34とケース本体13との接触を抑えることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。 ○ 組立体側カバー70の組み付けに際して、アーム部74が適正量だけ弾性変形するのであれば、スリット76を省略してもよい。
○ 組立体側カバー70の位置決めが適正に行われるのであれば、絶縁部71の凹部72を省略するなど、絶縁部71の形状を電極端子の電極組立体20側の端部43cと係合しない形状にしてもよい。例えば、各係止爪73の一部を、内側で電極端子の鍔部に当接させることでも、組立体側カバー70の位置決めを行うことは可能である。
○ 組立体側カバー70の各係止爪73のアーム部74をそれぞれ、ケース本体13の長側壁13cの内面と接触する形状にしてもよい。これにより、極柱部44へのナット55やボルト61の螺合に際して電極端子を回転させる力が作用した場合であっても、各アーム部74とケース本体13の長側壁13cの内面とが接触しているため、電極端子及びこれに設けられた各部材の不要な回転を抑えることができる。
○ アーム部74の絶縁部71側の部分の外面を、絶縁部71側に向かうに連れて同絶縁部71から離間する形状にしてもよい。これにより、対向する2つのアーム部74の外面が、その距離が係止爪73の先端に向かうほど大きくなるテーパ形状になる。そのため、蓋体14に電極端子や組立体側カバー70を組み付けた状態で同蓋体14をケース本体13に取り付ける際に、上記アーム部74の電極組立体20側の部分の外面によって組立体側カバー70及びその周辺部分をケース本体13の内部に案内することができ、その取り付け作業を容易に行うことができる。
○ 係止爪73を、2つだけ設けたり、3つだけ設けたり、或いは5つ以上設けたりしてもよい。電極端子の電極組立体20側の部分を間に挟む位置に設けられるのであれば、組立体側カバー70の係止爪73の数は任意に変更することができる。
○ アーム部74の先端部分に係止凸部75を有する係止爪73を設けることに代えて、アーム部74の先端部分に前記端子接続部34の側面に係合する形状の係止凹部を有する係止部を設けてもよい。
○ 端子接続部34に係止爪73を係止する構造の組立体側カバー70に限らず、電極端子の鍔部43に係止部を係止する構造の組立体側カバーを採用することができる。
具体的には、電極端子の鍔部43の外周面に凹部(または凸部)を形成するとともに同凹部(または凸部)に組立体側カバー70の係止爪73を係止させるなどといった構造を採用することができる。 ○ 電極端子の電極組立体20側の面に凹部を有する二次電池において、同凹部の内面に組立体側カバーの係止部を係止させることによって、電極端子に組立体側カバーを取り付けてもよい。また、電極端子の電極組立体20側の面に凹部または凸部を形成し、組立体側カバーに対応する凸部または凹部を形成し、圧入固定してもよい。また、電極端子に係止部があり、絶縁カバーを固定してもよい。○ 組立体側カバー70は、電極端子をケース12に締結固定するために、極柱部44にナット55を螺合する二次電池10に限らず、電極端子の極柱部にかしめ部材をかしめ固定する二次電池にも適用することができる。
○ 電極組立体20を構成する正極電極21、及び負極電極22の枚数は適宜変更してもよい。
○ 蓄電装置はニッケル水素二次電池や、電気二重層キャパシタとして具体化してもよい。
10…蓄電装置としての二次電池、12…ケース、13…ケース本体、13d…開口部、14…蓋体、41…電極端子としての正極端子、42…電極端子としての負極端子、70…絶縁部材としての組立体側カバー、71…絶縁部、72…凹部、73…係止部としての係止爪。

Claims (5)

  1. 内部に電極組立体が収容されたケースと、一端が前記電極組立体に接続されるとともに他端が前記ケースの外部に露出する状態で同ケースに設けられた電極端子とを有する蓄電装置であって、
    前記電極端子の前記電極組立体側の面を覆う形状の絶縁部と前記電極端子に係止される係止部とを有する絶縁部材が、前記電極組立体側から前記電極端子に取り付けられていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記係止部は、前記電極組立体側から前記電極端子側に延びる形状で前記電極端子の前記電極組立体側の部分を間に挟む位置にそれぞれ設けられた複数の係止爪である請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記蓄電装置は、前記電極端子の前記電極組立体側の部分が固定されるとともに同電極組立体に接続された導電部材を有し、
    前記係止部は、前記導電部材に係止されている請求項1または請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記絶縁部は、前記電極端子の前記電極組立体側の部分と係合する形状である請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の蓄電装置。
  5. 前記ケースは、開口部を有するケース本体と同開口部を閉塞する蓋体とからなり、
    前記電極端子は、前記蓋体に設けられており、
    前記係止部は、前記電極組立体側から前記電極端子側に延びる形状であり、且つ前記ケース本体と前記電極端子との間で延びる形状である
    請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の蓄電装置。
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