JP2015021449A - 内燃機関の燃料噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給電コネクタの誤組み付けを防止して、燃料噴射装置の誤作動が発生することを防止することができる内燃機関の燃料噴射装置を提供すること。
【解決手段】燃料噴射装置7は、1気筒毎に並列に設けられた2つの受電コネクタに接続される2つの給電コネクタ11A、11Bのそれぞれが、給電コネクタ11A、11Bを受電コネクタに結合するための結合方向に対して左右両側に一対のガイド板14A、14B、15A、15Bを有する。また、給電コネクタ11A、11Bの隣り合う側のガイド板14A、15Aが、吸気枝管5aに向かって開口する溝部14a、15aを有し、吸気枝管5aの外周部に、溝部14a、15aに嵌合するように一対の突起部16A、16Bが突出して形成される。
【選択図】図7

Description

本発明は、内燃機関の燃料噴射装置に関し、特に、車両に搭載された内燃機関の1気筒毎に並列して2つ設けられた内燃機関の燃料噴射装置に関する。
従来、車両に搭載される内燃機関においては、特許文献1に示すように、内燃機関の1気筒毎に同一形状の2つの燃料噴射装置を設けたものが知られており、この燃料噴射装置は、燃料噴射孔を開閉する電磁弁を備えたインジェクタ本体と、インジェクタ本体に設けられ、電磁弁に通電する受電コネクタとを備えている。
一般的に、特許文献2に示すように、受電コネクタには、給電用カプラ(給電コネクタ)が結合されるようになっており、給電用カプラから受電コネクタに電力が供給されることで、受電コネクタが電磁弁を通電するようになっている。
このように、1気筒毎に2つの燃料噴射弁を設けることで、例えば、2つの吸気ポートを開閉する吸気弁のうち、一方の吸気弁の最大リフト量が他方の吸気弁の最大リフト量よりも小さくなるような状態で運転される場合に、2つの燃料噴射弁の燃料噴射時期や噴射量を異ならせることにより、内燃機関の燃費向上や燃焼促進等を図ることができる。
特開2009−228562号公報 特開2005−256640号公報
しかしながら、このような従来の内燃機関の燃料噴射装置にあっては、同一の気筒に設けられたそれぞれのインジェクタ本体の受電コネクタに、正しい組み合わせではない給電用カプラが間違えて組み付けられてしまうおそれがある。
すなわち、従来の燃料噴射装置は、受電コネクタに正しい組み合わせの給電用カプラが組み付けられたか否かを判断する手段を備えていないため、作業者によって正しい組み合わせではない給電用カプラが受電コネクタに組み付けられた場合に、燃料噴射装置が誤作動してしまうおそれがあった。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、給電コネクタの誤組み付けを防止して、燃料噴射装置の誤作動が発生することを防止することができる内燃機関の燃料噴射装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、吸気マニホールドが接続された内燃機関のシリンダヘッドに内燃機関の1気筒毎に並列して2つ設けられ、それぞれ燃料噴射孔を開閉する電磁弁を備えたインジェクタ本体と、それぞれのインジェクタ本体に設けられ、電磁弁に通電する受電コネクタと、それぞれの受電コネクタに電気的に結合され、受電コネクタに電力を供給する給電コネクタとを備えた燃料噴射装置であって、1気筒毎に並列に設けられた2つの受電コネクタに接続される2つの給電コネクタのそれぞれが、給電コネクタを受電コネクタに結合するための結合方向に対して左右両側に一対の第1のガイド部を有し、それぞれの給電コネクタの隣り合う側の第1のガイド部が、吸気マニホールドに向かって開口する溝部を有し、吸気マニホールドの外周部に、溝部に嵌合するように第2のガイド部が突出して形成されるものから構成されている。
本発明の第2の態様としては、第2のガイド部は、給電コネクタと受電コネクタとが結合した状態において、溝部と嵌合する部位から結合方向と反対方向に延在し、少なくとも給電コネクタの後端部から結合方向と反対方向の第2のガイド部の延在方向長さは、給電コネクタの長さ以上であってもよい。
本発明の第3の態様としては、第2のガイド部の上端面が、給電コネクタの結合方向と平行な方向に延在し、第2のガイド部の突出方向高さが、給電コネクタを受電コネクタに結合した状態において溝部の底部まで延びる高さに形成されてもよい。
このように上記の第1の態様によれば、1気筒毎に並列に設けられた2つの受電コネクタに接続される2つの給電コネクタのそれぞれが、給電コネクタを受電コネクタに結合するための結合方向に対して左右両側に一対の第1のガイド部を有し、それぞれの給電コネクタの隣り合う側の第1のガイド部が、吸気マニホールドに向かって開口する溝部を有し、吸気マニホールドの外周部に、溝部に嵌合するように第2のガイド部が突出して形成される。
このため、給電コネクタを受電コネクタに結合する作業時において、給電コネクタと受電コネクタとの組み合わせが正しい場合に、第1のガイド部の溝部を第2のガイド部に嵌合することができ、給電コネクタを受電コネクタと正体した正規の位置にして、受電コネクタに結合させることができる。
一方、給電コネクタを受電コネクタに結合する作業時において、給電コネクタと受電コネクタとの組み合わせが間違っている場合には、溝部を有していない第1のガイド部が第2のガイド部に当接して第2のガイド部に乗り上げ、給電コネクタが受電コネクタに対して傾いてしまう。
このため、給電コネクタの姿勢が正規位置にならず、給電コネクタを受電コネクタに結合することができない。したがって、給電コネクタと受電コネクタとの組み合わせの間違いを作業者に気付かせることができるとともに、給電コネクタと受電コネクタとを正しい組み合わせでしか結合させることができない。この結果、給電コネクタの誤組み付けを防止して、燃料噴射装置の誤作動が発生することを防止することができる。
また、第2のガイド部に第1のガイド部の溝が嵌合することによって、インジェクタ本体がインジェクタ本体の長軸を中心した回転方向に位置決めされるので、インジェクタ本体を設計上の最適な回転位置に固定することができ、シリンダヘッド内の最適な位置に燃料を噴射することができる。このため、内燃機関は、気筒内で良好な燃焼を行うことができる。
上記の第2の態様によれば、第2のガイド部は、給電コネクタと受電コネクタとが結合した状態において、溝部と嵌合する部位から結合方向と反対方向に延在し、少なくとも給電コネクタの後端部から結合方向と反対方向の第2のガイド部の延在方向長さが給電コネクタの長さ以上に形成される。
このため、第1のガイド部の溝部を第2のガイド部に嵌合させた後、給電コネクタを第2のガイド部に沿って結合方向に移動させれば、給電コネクタの姿勢が変化することを抑制しつつ受電コネクタに容易に結合させることができる。このため、給電コネクタの組み付け作業の作業性を向上させることができる。
また、第2のガイド部が吸気マニホールドに沿って所定の長さに亙って延在しているため、第2のガイド部によって吸気マニホールドの剛性を高くすることができ、吸気マニホールドが変形することを効果的に防止することができる。
上記の第3の態様によれば、第2のガイド部の上端面が、給電コネクタの結合方向と平行な方向に延在し、第2のガイド部の突出方向高さが、給電コネクタを受電コネクタに結合した状態において溝部の底部まで延びる高さに形成されるので、受電コネクタに対して給電コネクタの姿勢を最適に維持しつつ、給電コネクタを第2のガイド部に沿って結合方向に移動させることできる。
したがって、給電コネクタを受電コネクタに容易に結合することができ、給電コネクタの組み付け作業の作業性をより効果的に向上させることができる。
図1は、本発明の内燃機関の燃料噴射装置の第1の実施形態を示す図であり、内燃機関の斜視図である。 図2は、本発明の内燃機関の燃料噴射装置の第1の実施形態を示す図であり、吸気マニホールド周辺の内燃機関の要部上面図である。 図3は、本発明の内燃機関の燃料噴射装置の第1の実施形態を示す図であり、内燃機関の要部側面図である。 図4は、本発明の内燃機関の燃料噴射装置の第1の実施形態を示す図であり、給電コネクタを受電コネクタから取り外した状態を示す燃料噴射装置の側面図である。 図5は、本発明の内燃機関の燃料噴射装置の第1の実施形態を示す図であり、図4の矢視A方向から見た受電コネクタの構成図である。 図6は、本発明の内燃機関の燃料噴射装置の第1の実施形態を示す図であり、図4の矢視B方向から見た給電コネクタの構成図である。 図7は、本発明の内燃機関の燃料噴射装置の第1の実施形態を示す図であり、1つの吸気枝管の要部上面図である。 図8は、本発明の内燃機関の燃料噴射装置の第1の実施形態を示す図であり、一方の給電コネクタ側から見た1つの吸気枝管の要部側面図である。 図9は、本発明の内燃機関の燃料噴射装置の第1の実施形態を示す図であり、図8の矢視C方向において、正規位置で給電コネクタが受電コネクタに結合された状態を示す図である。 図10は、本発明の内燃機関の燃料噴射装置の第1の実施形態を示す図であり、図8の矢視C方向において、給電コネクタが受電コネクタに間違って組み付けられた状態を示す図である。 図11は、本発明の内燃機関の燃料噴射装置の第2の実施形態を示す図であり、1つの吸気枝管の要部上面図である。 図12は、本発明の内燃機関の燃料噴射装置の第2の実施形態を示す図であり、一方の給電コネクタ側から見た1つの吸気枝管の要部側面図である。 図13は、本発明の内燃機関の燃料噴射装置の第2の実施形態を示す図であり、給電コネクタが受電コネクタに結合される前の状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係る内燃機関の燃料噴射装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
図1〜図10は、本発明に係る第1の実施形態の内燃機関の燃料噴射装置を示す図である。
まず、構成を説明する。図1〜図3において、内燃機関としてのエンジン1は、図示しないピストンを内蔵した気筒を有し、クランクシャフトを回転自在に支持するクランクケース2Aが一体的に設けられたシリンダブロック2と、シリンダブロック2の上部に設けられたシリンダヘッド3と、シリンダヘッド3の上部に設けられたシリンダヘッドカバー4とを備えている。
シリンダヘッド3に吸気マニホールド5のフランジ部5Aが取付けられており、吸気マニホールド5は、図示しない吸気管から吸入された空気をシリンダヘッド3の図示しない吸気ポートを通して各気筒に分配して導入するようになっている。なお、本実施形態の吸気マニホールド5は、吸気管から導入される吸入空気をエンジン1の各気筒に分配する3つの吸気枝管5a〜5cが設けられており、エンジン1は、3気筒エンジンを構成している。
また、シリンダヘッド3には同一気筒毎に2つの吸気ポートを備えており、この吸気ポートは、図示しない吸気バルブによって開閉されるようになっている。
シリンダヘッド3にはデリバリパイプ6が設けられており、このデリバリパイプ6は、図1、図2中、左右方向の気筒列方向に沿って延在し、高圧燃料配管6Aを通して燃料が導入されるようになっている。
デリバリパイプ6には燃料噴射装置7が設けられており、この燃料噴射装置7は、シリンダヘッド3に挿通される後述するインジェクタ本体8を有し、燃料噴射孔8aがシリンダヘッド3の吸気ポートに臨んでいる。そして、本実施形態の燃料噴射装置7は、気筒毎に並列して2つ設けられている。
具体的には、同一の気筒に設けられた2つの燃料噴射装置7の一方は、一方の吸気ポートの上方に設けられており、燃料噴射装置7の他方は、他方の吸気ポートの上方に設けられている。すなわち、本実施形態の燃料噴射装置7は、気筒毎に設けられた一対の吸気ポートのそれぞれに設けられている。
このように燃料噴射装置7が吸気ポート毎に設けられるのは、例えば、以下の理由による。
吸気ポート内に燃料を噴射するエンジンにおいて、吸気ポートの内壁への燃料の付着を抑制することが望ましいが、燃料噴射弁の燃料噴射孔が燃焼室から遠い側にあるほど、噴射された燃料のうち吸気ポートの内壁に付着する割合が高くなる。
1気筒当たり吸気弁が2つあるために吸気ポートが2つに分岐するエンジンでは、吸気ポートの分岐部より上流側に燃料噴射装置を配置する必要がある。このため、分岐部が燃焼室から遠い位置にある場合には、燃料噴射装置が燃焼室から遠くなるので、吸気ポート内壁に付着する燃料の割合が高くなる。
このため、1つの気筒の2つの吸気ポートのそれぞれに燃料噴射装置7を設けることにより、燃料噴射装置7の位置を燃焼室に近づけ、吸気ポートの内壁への燃料の付着を抑制するのである。
図4〜図6に示すように、燃料噴射装置7は、燃料噴射孔8aを開閉する電磁弁9を備えたインジェクタ本体8と、インジェクタ本体8に設けられ、電磁弁9に通電する端子10aを有する受電コネクタ10と、受電コネクタ10に電気的に接続される端子11bを有し、受電コネクタ10に電力を供給する給電コネクタ11A、11Bとを含んで構成されている。
なお、給電コネクタ11A、11Bと受電コネクタ10との組み合わせが正しい場合には、それぞれの燃料噴射装置7は、エンジンコントローラから正常に信号を入力することができるため、一対の燃料噴射装置7は、適切な噴射時期および噴射量で燃料を噴射することができる。
図5に示すように、受電コネクタ10は、それぞれコネクタ本体10Aを備えており、コネクタ本体10Aの内周部に端子10aが内蔵され、コネクタ本体10Aの外周部に複数の凸部10bが形成されている。また、図6に示すように、給電コネクタ11A、11Bは、それぞれコネクタ本体11aを備えており、コネクタ本体11aの内周部に受電コネクタ10のコネクタ本体10Aと同形状の凹溝11cを有し、コネクタ本体11aの内周部に端子11bが形成されている。
そして、給電コネクタ11A、11Bは、コネクタ本体11aの凹溝11cに凸部10bと共にコネクタ本体10Aが嵌合されることにより、給電コネクタ11A、11Bが受電コネクタ10に対して回転しないようにして受電コネクタ10に結合される。
なお、コネクタ本体10Aとコネクタ本体11aにはそれぞれ係止部が形成されており、係止部同士が係止することにより、給電コネクタ11A、11Bが受電コネクタ10に抜け止め係止される。
図1に示すように、給電コネクタ11A、11Bにはワイヤハーネス12が接続されており、このワイヤハーネス12は、図示しないエンジンントロールユニットに接続されている。
図4に示すように、電磁弁9の内部には図示しないプランジャが設けられており、電磁弁9が通電されると、プランジャを付勢する図示しないスプリングの付勢力に抗してプランジャが燃料噴射孔8aから離隔することにより、デリバリパイプ6からインジェクタ本体8に導入される燃料が燃料噴射孔8aから噴射される。また、電磁弁9が非通電になると、図示しないスプリングに付勢されたプランジャが燃料噴射孔8aを閉止することにより、燃料噴射孔8aから燃料が噴射されなくなる。
エンジンコントロールユニットは、エンジン1の運転状態に基づいてデューティ比に応じた電流を、ワイヤハーネス12から給電コネクタ11A、11Bを介して受電コネクタ10に出力するようになっている。受電コネクタ10は、エンジンコントロールユニットから入力されたデューティ比に応じた電流によって電磁弁9を通電し、プランジャによる燃料噴射孔8aの開閉時間を制御することにより、燃料噴射量や燃料噴射時期を制御するようになっている。
ここで、図1に示すように、ワイヤハーネス12は、インジェクタ本体8の受電コネクタ10に給電コネクタ11A、11Bが接続されるとともに、点火プラグ用のコネクタが点火プラグ13に接続されるようにエンジン1に配線されている。
図7〜図9に示すように、1気筒毎に並列に設けられたインジェクタ本体8のそれぞれの受電コネクタ10に接続される給電コネクタ11A、11Bのそれぞれは、第1のガイド部としての板状のガイド板14A、14B、15A、15Bを備えており、ガイド板14A、14B、15A、15Bは、給電コネクタ11A、11Bを受電コネクタ10に結合するための結合方向(図8の矢印C方向)に対して給電コネクタ11A、11Bの左右両側に設けられている。
ここで、結合方向とは、受電コネクタ10のコネクタ本体10Aが、給電コネクタ11A、11Bのコネクタ本体11aの凹溝11cに差し込まれる方向である。そして、受電コネクタ10に給電コネクタ11A、11Bが結合されると端子10aと端子11bとが電気的に接続される。
なお、本実施形態の第1のガイド部は、板状のガイド板14A、14B、15A、15Bから構成されているが、第1のガイド部は、板状に限定されるものではない。
また、給電コネクタ11A、11Bの隣り合う側のガイド板14A、15Aには溝部14a、15aが形成されており、この溝部14a、15aは、それぞれ吸気マニホールド5の各吸気枝管5a〜5cに向かって開口している。なお、図6では、ガイド板14A、14B、15A、15Bは、省略している。
ここで、吸気枝管5aおよび吸気枝管5aの上方に位置する燃料噴射装置7について説明を行う。但し、吸気枝管5b、5cの構成および吸気枝管5b、5cの上方に位置する燃料噴射装置7の構成は、吸気枝管5aの構成および吸気枝管5aの上方に位置する燃料噴射装置7の構成と同一である。
図7、図8に示すように、吸気枝管5aの外周部には第2のガイド部としての一対の突起部16A、16Bが形成されており、突起部16A、16Bは、吸気枝管5aから上方に突出している。この突起部16A、16Bにはガイド板14A、15Aの溝部14a、15aが嵌合するようになっており、突起部16A、16Bは、給電コネクタ11A、11Bが受電コネクタ10に完全に結合された位置で溝部14a、15aに嵌合されるように、吸気枝管5aの外周部の任意の位置に設けられている。また、ガイド板14A、14B、15A、15Bの長さは、突起部16A、16Bの長さよりも短く形成されている。
次に、作用を説明する。
本実施形態の燃料噴射装置7は、1気筒毎に並列に設けられた2つの受電コネクタ10に接続される2つの給電コネクタ11A、11Bのそれぞれが、給電コネクタ11A、11Bを受電コネクタ10に結合するための結合方向に対して左右両側に一対のガイド板14A、14B、15A、15Bを有する。また、給電コネクタ11A、11Bの隣り合う側のガイド板14A、15Aが、吸気枝管5a〜5cに向かって開口する溝部14a、15aを有し、吸気枝管5a〜5cの外周部に、溝部14a、15aに嵌合するように一対の突起部16A、16Bが突出して形成される。
このため、給電コネクタ11A、11Bを受電コネクタ10に結合する作業時において、給電コネクタ11A、11Bと受電コネクタ10との組み合わせが正しい場合には、図9に示すように、ガイド板14A、15Aの溝部14a、15aを突起部16A、16Bに嵌合することができ、給電コネクタ11A、11Bを受電コネクタ10と正体した正規の位置にして、受電コネクタ10に結合させることができる。ここで、正規の位置とは、受電コネクタ10に対して給電コネクタ11A、11Bが設計通りの位置に結合されることをいう。
一方、給電コネクタ11A、11Bを受電コネクタ10に結合する作業時において、給電コネクタ11A、11Bと受電コネクタ10との組み合わせが間違っている場合には、図10に示すように、溝部14a、15aを有していないガイド板14B、15Bが突起部16A、16Bに当接して突起部16A、16Bに乗り上げ、給電コネクタ11A、11Bが受電コネクタ10に対して傾いてしまう。このため、給電コネクタ11A、11Bの姿勢が正規位置にならず、給電コネクタ11A、11Bを受電コネクタ10に結合することができない。
このように本実施形態の燃料噴射装置7は、給電コネクタ11A、11Bと受電コネクタ10との組み合わせの間違いを作業者に気付かせることができるとともに、給電コネクタ11A、11Bと受電コネクタ10とを正しい組み合わせでしか結合させることができない。この結果、給電コネクタ11A、11Bの誤組み付けを防止して、燃料噴射装置7の誤作動が発生することを防止することができる。
また、本実施形態の燃料噴射装置7は、突起部16A、16Bにガイド板14A、15Aの溝部14a、15aを嵌合させることによって、インジェクタ本体8をインジェクタ本体8の長軸を中心した回転方向に位置決めすることができる。このため、インジェクタ本体8を設計上の最適な回転位置に固定することができ、シリンダヘッド3内の最適な位置に燃料を噴射することができる。したがって、エンジン1は、気筒内で良好な燃焼を行うことができる。
(第2の実施形態)
図11〜図13は、本発明に係る第2の実施形態の内燃機関の燃料噴射装置を示す図であり、第1の実施形態と同一の構成には同一番号を付して説明を省略する。
図11〜図13に示すように、吸気枝管5aの外周部には第2のガイド部としての一対の突起部21A、21Bが形成されており、突起部21A、21Bは、吸気枝管5aから上方に突出している。
なお、図11では、吸気枝管5aのみを図示しているが、吸気枝管5b、5cも吸気枝管5aと同一の構成を有している。本実施形態では、吸気枝管5aを用いて説明を行う。
突起部21A、21Bは、フランジ部5Aから排気ガスの流れ方向下流側に延在しており、ガイド板14A、15Aの溝部14a、15aは、突起部21A、21Bに嵌合するようになっている。
また、突起部21A、21Bは、給電コネクタ11A、11Bと受電コネクタ10とが結合した状態において、溝部14a、15aと嵌合する部位から給電コネクタ11A、11Bを受電コネクタ10に結合するための結合方向(図12、図13の矢印C方向)と反対方向、すなわち、吸気マニホールド5の吸気方向上流側に延在している。
図12に示すように、給電コネクタ11A、11Bの後端部11dから結合方向と反対方向の突起部21A、21Bの延在方向長さLは、給電コネクタ11A、11Bの長さ以上の長さに形成されている。
また、突起部21A、21Bの上端面21aは、給電コネクタ11A、11Bの結合方向と平行な方向に延在しており、突起部21A、21Bの吸気枝管5aの外周部からの突出方向高さは、給電コネクタ11A、11Bが受電コネクタ10に結合した状態において溝部14a、14bの底部まで延びる高さに形成されている。
次に、作用を説明する。
突起部21A、21Bは、給電コネクタ11A、11Bと受電コネクタ10とが結合した状態において、ガイド板14A、15Aの溝部14a、15aと嵌合する部位から結合方向(図12、図13のC方向)と反対方向に延在し、給電コネクタ11A、11Bの後端部11dから結合方向と反対方向の突起部21A、21Bの延在方向長さLが給電コネクタ11A、11Bの長さ以上に形成されている。
給電コネクタ11A、11Bを受電コネクタ10に結合する作業時において、給電コネクタ11A、11Bと受電コネクタ10との組み合わせが正しい場合には、ガイド板14A、15Aの溝部14a、15aを突起部21A、21Bに嵌合させた後(図13参照)、給電コネクタ11A、11Bを突起部21A、21Bに沿って結合方向である吸気枝管5aのフランジ部5Aに向かって移動させれば、給電コネクタ11A、11Bの姿勢が変化することを抑制しつつ受電コネクタ10に容易に結合させることができる。このため、給電コネクタ11A、11Bの組み付け作業の作業性を向上させることができる。
一方、給電コネクタ11A、11Bを受電コネクタ10に結合する作業時において、給電コネクタ11A、11Bと受電コネクタ10との組み合わせが間違っている場合には、溝部14a、15aを有していないガイド板14B、15Bが突起部21A、21Bに当接して突起部21A、21Bに乗り上げ、給電コネクタ11A、11Bが受電コネクタ10に対して傾いてしまう。このため、給電コネクタ11A、11Bの姿勢が正規位置にならず、給電コネクタ11A、11Bを受電コネクタ10に結合することができない。
このように本実施形態の燃料噴射装置7は、給電コネクタ11A、11Bと受電コネクタ10との組み合わせの間違いを作業者に気付かせることができるとともに、給電コネクタ11A、11Bと受電コネクタ10とを正しい組み合わせでしか結合させることができない。この結果、給電コネクタ11A、11Bの誤組み付けを防止して、燃料噴射装置7の誤作動が発生することを防止することができる。
また、突起部21A、21Bが吸気枝管5aに沿って所定の長さに亙って延在しているため、突起部21A、21Bによって吸気マニホールド5の剛性を高くすることができ、吸気マニホールド5が変形することを効果的に防止することができる。
また、本実施形態の燃料噴射装置7は、突起部21A、21Bの上端面21aが、給電コネクタ11A、11Bの結合方向と平行な方向に延在し、突起部21A、21Bの突出方向高さが、給電コネクタ11A、11Bが受電コネクタ10に結合した状態においてガイド板14A、15Aの溝部14a、15aの底部まで延びる高さに形成されている。
このため、受電コネクタ10に対して給電コネクタ11A、11Bがインジェクタ本体8の長軸方向回りに回転すること等を防止して、給電コネクタ11A、11Bの姿勢を最適に維持しつつ、給電コネクタ11A、11Bを突起部21A、21Bに沿って結合方向に移動させることできる。
したがって、給電コネクタ11A、11Bを受電コネクタ10に容易に結合することができ、給電コネクタ11A、11Bの組み付け作業の作業性をより効果的に向上させることができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1…エンジン(内燃機関)、4…シリンダヘッド、5…吸気マニホールド、7…燃料噴射装置、8…インジェクタ本体、8a…燃料噴射孔、9…電磁弁、10…受電コネクタ、11A,11B…給電コネクタ、11d…後端部、14A,14B…ガイド板(第1のガイド部)、14a…溝部、16A,16B,21A,21B…突起部(第2のガイド部)、21a…上端面

Claims (3)

  1. 吸気マニホールドが接続された内燃機関のシリンダヘッドに前記内燃機関の1気筒毎に並列して2つ設けられ、それぞれ燃料噴射孔を開閉する電磁弁を備えたインジェクタ本体と、それぞれの前記インジェクタ本体に設けられ、前記電磁弁に通電する受電コネクタと、それぞれの前記受電コネクタに電気的に結合され、前記受電コネクタに電力を供給する給電コネクタとを備えた内燃機関の燃料噴射装置であって、
    前記1気筒毎に並列に設けられた2つの前記受電コネクタに接続される2つの前記給電コネクタのそれぞれが、前記給電コネクタを前記受電コネクタに結合するための結合方向に対して左右両側に一対の第1のガイド部を有し、
    それぞれの前記給電コネクタの隣り合う側の前記第1のガイド部が、前記吸気マニホールドに向かって開口する溝部を有し、
    前記吸気マニホールドの外周部に、前記溝部に嵌合するように第2のガイド部が突出して形成されることを特徴とする内燃機関の燃料噴射装置。
  2. 前記第2のガイド部は、前記給電コネクタと前記受電コネクタとが結合した状態において、前記溝部と嵌合する部位から前記結合方向と反対方向に延在し、少なくとも前記給電コネクタの後端部から前記結合方向と反対方向の前記第2のガイド部の延在方向長さは、前記給電コネクタの長さ以上であることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
  3. 前記第2のガイド部の上端面が、前記給電コネクタの前記結合方向と平行な方向に延在し、前記第2のガイド部の突出方向高さが、前記給電コネクタを前記受電コネクタに結合した状態において前記溝部の底部まで延びる高さに形成されることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の燃料噴射装置。
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