JP2015020905A - フランジ付き部品の供給制御装置 - Google Patents

フランジ付き部品の供給制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015020905A
JP2015020905A JP2013163624A JP2013163624A JP2015020905A JP 2015020905 A JP2015020905 A JP 2015020905A JP 2013163624 A JP2013163624 A JP 2013163624A JP 2013163624 A JP2013163624 A JP 2013163624A JP 2015020905 A JP2015020905 A JP 2015020905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
flange
groove
component
conveyance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013163624A
Other languages
English (en)
Inventor
青山 好高
Yoshitaka Aoyama
好高 青山
青山 省司
Shoji Aoyama
省司 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2013163624A priority Critical patent/JP2015020905A/ja
Publication of JP2015020905A publication Critical patent/JP2015020905A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chutes (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

【課題】 フランジ付きの部品を円滑に移送し、送出制御ユニットの動作を確実に行い、さらに目的箇所への搬送性を有利に行うこと。
【解決手段】 通路部材8に、本体部3が通過する溝通路12と、これの両側に吊り下げガイド面13が形成され、溝通路12の下流側にフランジ4の幅寸法と部品1の高さ寸法よりもわずかに大きくされた幅寸法と高さ寸法の搬送通路20が設けられ、溝通路12から搬送通路20に移行する部位に、吊り下げガイド面13に連続し高さが次第に低くなる移行傾斜面27が溝通路12の両側に形成され、吊り下げ状態で搬送されてきた部品のフランジ4が移行傾斜面27を滑動している途上で部品1の下面5が溝通路12の底面14上を滑動するように変換されて搬送通路20へ送り出される。
【選択図】図2

Description

この発明は、本体部にフランジが一体化されたフランジ付きの部品を供給の対象とするもので、このような部品の供給制御装置に関している。
本体部にフランジが一体化されたフランジ付き部品は、通路部材に形成された主通路を本体部が通過し、フランジ下面が主通路の両側に形成された吊り下げガイド面上を滑動するようになっている。部品はパーツフィーダ等から連続的に送り出され、上記通路部材を経て長尺な供給ホースに1つずつ送り出されるようになっている。このような装置は、特開2010−024050号公報(特許文献1)に記載されている。
特開2010−024050号公報
上記特許文献1に記載されている装置は、フランジ付き部品のフランジの両側を通路部材に形成した吊り下げガイド面に引っかけて、首吊り状態で搬送される。通路部材から通路部材に接合された供給ホースへ部品を送り出すために、首吊り状態を解消して供給ホースへ送り出すような構造が採用されている。
上記首吊り状態の解消は、上記主通路の幅を徐々に拡大することによって、吊り下げガイド面を消去し、首吊り支持が不可能となるようにしている。したがって、首吊り状態で円滑に移行してきた部品が、主通路の拡大部分において傾斜しながら急激に主通路内へ落下するような現象が発生する。そのために、フランジが移送方向側に転倒する虞があり、このような転倒が発生すると、部品が主通路内でロックしたような状態になって、部品詰まりを引き起こす。とくに、主通路の拡大角度が大きくて急激な拡大角度になっている場合に、上記部品転倒が発生しやすくなる。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、移送途上における部品の姿勢変化を徐々にしかも円滑に行わせることができるフランジ付き部品の供給制御装置の提供を目的とする。
問題を解決するための手段
請求項1記載の発明は、本体部にフランジが一体化されたフランジ付きの部品を供給の対象とするものであって、細長い形状の通路部材に、本体部を通過させる溝通路と、溝通路の両側の上面にフランジの下面を支持して部品を滑動させる吊り下げガイド面が形成され、溝通路の下流側にフランジの幅寸法と部品の高さ寸法よりもわずかに大きくされた幅寸法と高さ寸法の搬送通路が設けられ、溝通路から搬送通路に移行する部位に、吊り下げガイド面に連続し高さが次第に低くなる移行傾斜面が溝通路の両側に形成され、吊り下げ状態で搬送されてきた部品のフランジが移行傾斜面を滑動している途上で部品の下面が溝通路の底面上を滑動するように変換されて搬送通路へ送り出されることを特徴とするフランジ付き部品の供給制御装置である。
発明の効果
吊り下げ状態で搬送されてきた部品のフランジが移行傾斜面を滑動している途上で部品の下面が溝通路の底面上を滑動するように変換されて搬送通路へ送り出される。したがって、部品は、吊り下げガイド面上を滑動している吊り下げ移送状態から、移行傾斜面に吊り下げられた傾斜移送状態になり、さらに、部品の下面が溝通路の底面上を滑動するように変換されて非吊り下げ状態になる。このような部品の姿勢変化は、部品の向きを急激に変えるようなことがなく、部品は溝通路から搬送通路へ滑らかに移送され、部品が転倒したり異常な向きになったりすることがなく、信頼性の高い供給制御がえられる。
そして、上記のように、部品は溝通路から搬送通路へ滑らかに移送され、部品が転倒したり異常な向きになったりすることがないので、通路部材を下り傾斜の状態で配置して部品を滑降させたり、水平方向に配置した通路部材に移送振動を付与した、いわゆる直進フィーダ方式としたりすることができ、広範な形態で実用化することが可能である。
溝通路の下流側に配置された搬送通路の縦横の寸法は、前記フランジの幅寸法と部品の高さ寸法よりもわずかに大きくされた幅寸法と高さ寸法とされている。したがって、この搬送通路に接合された供給ホースへの部品移行が滑らかに行える。
請求項2記載の発明は、最先の部品の滑動を規制する第1規制部材と、2番目の部品の滑動を規制する第2規制部材が前記溝通路内に進退する形式とされた送出制御ユニットが設けられている請求項1記載のフランジ付き部品の供給制御装置である。
第1規制部材の後退で動き出した最先の部品は、単独で溝通路から移行傾斜面を経て搬送通路へ滑らかに移送される。したがって、最先の部品は何の外力などを受けることなく円滑に、しかも確実に搬送通路へ移送され、信頼性の高い供給が達成できる。
請求項3記載の発明は、前記通路部材に蓋部材が取り付けられ、この蓋部材に前記フランジが通過するフランジ通路が形成され、前記第1規制部材から開放された最先の部品に対して初期移動を行わせる補助空気噴射口が溝通路内に向けて開口させてあるとともに、前記移行傾斜面の途中または前記搬送通路に存在する初期移動をさせられた最先の部品に搬送空気を噴射する空気噴射口が通路部材内に向けて開口させてある請求項2記載のフランジ付き部品の供給制御装置である。
補助空気噴射口からの空気噴射によって最先の部品が初期移動をするので、最先の部品のフランジに2番目の部品のフランジが重複していても、最先の部品だけを確実に前進させることができる。そして、最先の部品が移行傾斜面の途中または搬送通路に存在しているところへ空気噴射口から空気噴射をするので、最先の部品は確実に通路部材から送り出されて、供給ホースなどの後続通路へ正確に移送される。
また、搬送通路においては、部品の下面が溝通路の底面上を滑動する状態になるので、搬送空気のもれを少なくすることができ、強い搬送力が確保できる。
装置全体の簡略的な側面図と各部の断面図である。 通路部材の平面図と各部の断面図である。 通路部材の部分的な断面図である。 部品の姿勢変化を示す断面図である。 通路部材の部分的な立体図である。
つぎに、本発明のフランジ付き部品の供給制御装置を実施するための形態を説明する。
図1〜図5は実施例1を示す。
まず、フランジ付きの部品について説明する。
図1(A)は、フランジ付きの部品1を示す。鉄製の部品1は貫通孔2を有する円筒型であり、円筒状の本体部3とそれに一体化されている円形のフランジ4から構成されている。そして、符号5は部品1の下面を示している。この下面5は、図1(A)から明らかなように、平坦で環状の形とされている。部品1の各部の寸法は、フランジ4の直径が16mm、その厚さが2mm、本体部3の直径が12mm、貫通孔2の内径が8mm、部品の高さが13mmである。上記部品1は、本体部3、フランジ4がいずれも円形であるが、フランジ付き部品としては種々なものがあり、例えば、本体部3およびフランジ4のいずれかまたは両方が正方形であってもよい。
つぎに、供給制御装置の概略的な構成について説明する。
図1は、供給制御装置全体を示す側面図や各部の断面図である。パーツフィーダ6の送出通路7から吊り下げ状態で送り出された部品1は、通路部材8を通過して供給ホース9に送られ、目的箇所(図示していない)へ供給される。供給ホース9は、ウレタン樹脂やポリプロピレン樹脂等の柔軟性のある合成樹脂によって製作されたもので、部品1は供給ロッドを備えた部品供給装置(図示していない)に供給される。この部品供給装置によって、部品1は電気抵抗溶接機の電極や部品組立装置などに供給される。なお、通路部材8は機枠等の静止部材10に固定されている。また、供給ホース9の長さは用途によって種々変化するが、例えば、3mである。
つぎに、通路部材について説明する。
図1(B)は、装置全体の簡略的な側面図である。同図において通路部材8の2箇所の断面が(C)図、(D)図に示されている。図2(A)は、通路部材8の平面図であり、同図のB−B断面が(B)図、C−C断面が(C)図であり、以下、(D)図〜(F)図も同様な要領で示されている。また、理解いやすくするために、図2(A)では後述の蓋部材を外して図示してある。
前記通路部材8は図1(B)に示すように、左側の下流側が低くなるように傾斜させてあり、部品1は傾斜に沿って滑降するようになっている。通路部材8のほぼ全域において部品1は吊り下げ状態で搬送される。そのために、通路部材8の上面側に開放した断面コ字型の溝通路12が形成され、その開放部分に沿った箇所に吊り下げガイド面13が設けてある。この吊り下げガイド面13は、溝通路12の開放部分の両側に平行に配置してある。図2(A)に示すように、通路部材8の上面11に記載した2点鎖線の細長い部分が吊り下げガイド面13である。溝通路12の深さは、本体部3の長さよりも大きく設定され、後述の移行傾斜面の途中までは本体部3の下面5と溝通路12の底面14との間に、空隙15が存在している。
フランジ4の左右の下面が吊り下げガイド面13に載置され、本体部3が溝通路12内に配置され、フランジ4が吊り下げガイド面13上を滑動することによって、吊り下げ状態の搬送がなされる。なお、この実施例では通路部材8が傾斜した部品滑降式のものとされているが、通路部材8をほぼ水平に配置して移送振動を通路部材8に付与する、いわゆる直進フィーダ方式とすることも可能である。
通路部材8に、合成樹脂製の蓋部材16と金属製の蓋部材17がボルト付けなどによって固定されている。蓋部材16が搬送の上流側に、蓋部材17が下流側に配置してある。両蓋部材16、17には、フランジ4を通過させるフランジ通路18が、下方に開放したコ字型の溝として形成してある。このフランジ通路18の幅は、フランジ4の直径よりも大きく設定してあり、また、高さは、図1(E)に示したような重なり合ったフランジ4を通過させることができる寸法とされている。
断面矩形とされた通路部材8の出口管19が、通路部材8の端部に突き出た形で形成され、その外形寸法は通路部材8に蓋部材17が一体化された外形寸法よりも小さく設定されている。この出口管19によって搬送通路20が形成され、その幅寸法と高さ寸法は、フランジ4の直径寸法と部品1の高さ寸法よりもわずかに大きく設定され、部品1の通過が可能とされている。通路部材8の端部に形成された断面コ字型の溝部材21に、蓋部材17から突き出た板状の蓋板22が合体されて、出口管19が構成されている。
出口管19が接手管のような役割を果たし、出口管19が相対的に供給ホース9に差し込まれている。供給ホース9の通路寸法は、搬送通路20と同じとされている。通路部材8の端部に溶接した支持板24に供給ホース9が固定されている。符号25は、供給ホース固定用のバンド部材である。搬送通路20に送られてきた部品1は、供給ホース9を通って目的箇所へ供給される。
つぎに、移行傾斜面について説明する。
吊り下げ状態で送られてきた部品1を、その姿勢変化をできるだけ少なくした状態で搬送通路20へ移送するために、移行傾斜面27が設置してある。溝通路12から搬送通路20に移行する部位に、吊り下げガイド面13に連続し高さが次第に低くなる移行傾斜面27が溝通路12の両側に形成されている。図2(C)、(D)および図5からも明らかなように、移行傾斜面27を形成することにより、移行傾斜面27が開始される箇所から、フランジ4が通過できる拡幅部26が形成されている。この拡幅部26の幅は、溝通路12の幅よりも大きくなっており、フランジ4の直径よりも僅かに大きくなっている。吊り下げ状態で搬送されてきた部品のフランジ4が移行傾斜面27を滑動している途上で部品の下面5が溝通路12の底面14上を滑動するように変換されて搬送通路20へ送り出される。
図2(B)は完全な首吊り状態であり、前記空隙15が存在している。さらに部品移送がなされて、同図(C)に示すようにフランジ4が移行傾斜面27に差し掛かると、部品1は移行傾斜面27の傾斜に応じて傾き始める。この段階でも空隙15は存在している。さらに部品移送がなされると、同図(D)に示すように部品1の下面5が溝通路12の底面14上を滑動するようになる。それからさらに移送されると、搬送通路20へ移送される。上述の一連の部品移送は、図4に示されている。部品のフランジ4が移行傾斜面27を滑動している途上で部品の下面5が溝通路12の底面14上を滑動し始める状態が、図4の右から3番目の部品に示されている。
フランジ通路18の深さは、移行傾斜面27の下り傾斜に応じて次第に浅くなり、フランジ通路18は搬送通路20の直前で消滅している。このような構造は、図2(F)に示すように、フランジ通路18の端部に、移行傾斜面27とほぼ平行な傾斜天井面28を形成することによって成立している。なお、ここでは移行傾斜面27および傾斜天井面28は、いずれも平坦な面としてある。
つぎに、送出制御ユニットについて説明する。
前記移行傾斜面27の近傍に、部品1を1つずつ送り出す送出制御ユニット29が設けられている。ここでは移行傾斜面27の上流側に隣接した状態で送出制御ユニット29が配置してある。送出制御ユニット29の動作は部品1が吊り下げになっている状態で行われるので、最先の部品1は移行傾斜面27にさしかかる直前でその前進が規制されている。送出制御ユニット29は、最先の部品1の滑動を規制する第1規制部材30と2番目の部品1の滑動を規制する第2規制部材31が交互に通路部材8内に進退する形式である。第1規制部材30、第2規制部材31はいずれも断面円形のロッド状の部材で構成され、通路部材8の外側面に固定されたエアシリンダ32、33によって進退する。
第1規制部材30は最先の部品1の前端部を受け止めるように通路部材8内に進入する。また、第2規制部材31は2番目の部品1の前側に進入する。
このような構成により、第1規制部材30が後退して最先の部品1が送出されるときには、第2規制部材31が進出していて2番目の部品1の前進を禁止している。その後、第1規制部材30が進出すると、第2規制部材31が後退して2番目であった部品1が最先位置に移動する。それとともに移動してきた新たな2番目の部品1が第2規制部材31の進出によって拘束される。このように第1規制部材30と第2規制部材31の進退動作で送出制御ユニット29が吊り下げ状態の部品1に対して機能するので、第1規制部材30が後退するとそれに遅れることなく最先の部品1が円滑に送出される。同時に、2番目の部品1も最先位置に円滑に移動し、信頼性の高い動作がえられる。
最先の部品1と2番目の部品1の間隔、すなわち両部品の軸間距離は、正常にフランジ4の外周同士が突き当たっている場合と、一方のフランジ4が他方のフランジ4に乗り上げた重複状態の場合では、前者が長く後者が短くなっている。このようなことを考慮して図2(F)や図3(A)に示すように、第2規制部材31は最先の部品1の直後にその本体部3に接触する位に進入するようにし、2番目の部品1の本体部3との間に空間23ができるようにしてある。
なお、図3(B)に示すように、第2規制部材31を溝通路12の底面14から上方へ進出するように配置し、部品1の貫通孔2に進入するようにすることも可能である。
つぎに、空気噴射について説明する。
前記第1規制部材30から開放された最先の部品1に対して搬送空気を噴射する補助空気噴射口34が通路部材8内に向けて開口させてある。この補助空気噴射口34は、図3(A)に示すように、通路部材8に斜め方向に開けた空気通路35の先端開口部である。その空気噴射方向は、最先の部品の本体部3とされている。つまり、その開口位置は、第1規制部材30が後退して滑動を開始した最先の部品1の背後を直撃できるように設定されている。補助空気噴射口34は、第1規制部材30から開放された最先の部品1に初期移動を行わせるための空気を噴射するもので、その噴射期間は短時間に設定されている。この短時間噴射は、最先の部品1が確実に初期移動を完了する箇所に達するまで行われる。具体的には、移行傾斜面27の中央付近から搬送通路20の箇所である。
前記補助空気噴射口34からの噴射空気により、部品1に対する初期移動が強制的になされるので、最先の部品1の初期移動が第1規制部材30の後退と同時に開始され、確実な部品移送が行われて、信頼性の高い送出動作がえられる。そして、移行傾斜面27における部品の姿勢変化は、図4に示すように、吊り下げ状態からわずかに傾きながら移行傾斜面27の下流端部に向かうものであるから、部品1に過大な傾きや転倒などが発生することなく、信頼性の高い円滑な部品移送が実現する。
補助空気噴射口34からの空気噴射で初期移動をした部品1に対して、強い空気噴射がなされて部品1が搬送通路20から供給ホース9へ送出されるようになっている。そのための空気噴射口36がフランジ通路18の天井面に開口している。蓋部材17に斜め方向の空気通路37が開けられ、空気噴射口36からフランジ通路18内に開口している。空気噴射口36からの空気噴射は、平坦な傾斜天井面28に沿って流れるようにしてある。そのために、空気通路37の軸線方向と傾斜天井面28の傾斜方向が平行になっている。
空気通路37と傾斜天井面28との関係が上述のようになっているので、空気噴射口36から噴射された空気流は傾斜天井面28に沿った流れとなるので、空気流の拡散が抑制されて部品1に対する空気噴射力が高く維持できて、部品搬送を強く確実に行うことができる。つまり、この空気噴射による空気流の拡散が部品1の方に向かってなされるので、長い供給ホース9のような場合であっても、十分な強さの推進力が部品1に付与できる。
上述の実施例では、フランジ4が円形であるからフランジ4の幅寸法は直径寸法ということになるが、フランジ4が四角い形状の場合もあるので、「幅寸法」と表現してある。
上記の実施例においては、第1規制部材30は通路部材8の下側から進退し、第2規制部材31が通路部材8の横側から進退するようになっているが、両部材30、31を共に通路部材8の下側から進退させたり、通路部材8の横側から進退させたりすることも可能である。
なお、上記各種のエアシリンダに換えて、進退出力をする電動モータを採用することもできる。
上述の第1規制部材30の後退直後または後退と同時に、補助空気噴射口34から空気噴射を行い、それを短時間で終了あせるような動作は、一般的に採用されている制御手法で容易に行わせることが可能である。制御装置またはシーケンス回路からの信号で動作する空気切換弁や、エアシリンダの所定位置で信号を発して前記制御装置に送信するセンサー等を組み合わせることによって、所定の動作を確保することができる。
以上に説明した実施例1の作用効果は、つぎのとおりである。
吊り下げ状態で搬送されてきた部品1のフランジ4が移行傾斜面27を滑動している途上で部品の下面5が溝通路12の底面14上を滑動するように変換されて搬送通路20へ送り出される。したがって、部品は吊り下げガイド面13上を滑動している吊り下げ移送状態から、移行傾斜面27に吊り下げられた傾斜移送状態になり、さらに、部品の下面5が溝通路12の底面14上を滑動するように変換されて非吊り下げ状態になる。このような部品の姿勢変化は、部品の向きを急激に変えるようなことがなく、部品は溝通路12から搬送通路20へ滑らかに移送され、部品1が転倒したり異常な向きになったりすることがなく、信頼性の高い供給制御がえられる。
そして、上記のように、部品1は溝通路12から搬送通路20へ滑らかに移送され、部品が転倒したり異常な向きになったりすることがないので、通路部材8を下り傾斜の状態で配置して部品1を滑降させたり、水平方向に配置した通路部材8に移送振動を付与した、いわゆる直進フィーダ方式としたりすることができ、広範な形態で実用化することが可能である。
溝通路12の下流側に配置された搬送通路20の縦横の寸法は、前記フランジ4の幅寸法と部品1の高さ寸法よりもわずかに大きくされた幅寸法と高さ寸法とされている。したがって、この搬送通路20に接合された供給ホース9への部品移行が滑らかに行える。
移行傾斜面27が開始される箇所から、溝通路12の幅がフランジ4の直径よりも僅かに大きくなっているので、移行傾斜面27に差し掛かった部品1は、そのフランジ4が円滑に移送されてゆく。つまり、拡幅部26の形成によって、フランジ4の通過が円滑になされる。
最先の部品1の滑動を規制する第1規制部材30と、2番目の部品1の滑動を規制する第2規制部材31が溝通路12内に進退する形式とされた送出制御ユニット29が設けられている。
第1規制部材30の後退で動き出した最先の部品1は、単独で溝通路12から移行傾斜面27を経て搬送通路20へ滑らかに移送される。したがって、最先の部品1は何の外力などを受けることなく円滑に、しかも確実に搬送通路20へ移送され、信頼性の高い供給が達成できる。
通路部材8に蓋部材16、17が取り付けられ、この蓋部材16、17にフランジ4が通過するフランジ通路18が形成され、第1規制部材30から開放された最先の部品1に対して初期移動を行わせる補助空気噴射口34が溝通路12内に向けて開口させてあるとともに、移行傾斜面27の途中または搬送通路20に存在する初期移動をさせられた最先の部品1に搬送空気を噴射する空気噴射口36が通路部材8内に向けて開口させてある。
補助空気噴射口34からの空気噴射によって最先の部品1が初期移動をするので、最先の部品1のフランジ4に2番目の部品1のフランジ4が重複していても、最先の部品1だけを確実に前進させることができる。そして、最先の部品1が移行傾斜面27の途中または搬送通路20に存在しているところへ空気噴射口36から空気噴射をするので、最先の部品1は確実に通路部材8から送り出されて、供給ホース9などの後続通路へ正確に移送される。
また、搬送通路20においては、部品の下面5が溝通路12の底面14上を滑動する状態になるので、搬送空気のもれを少なくすることができ、強い搬送力が確保できる。
上述のように、本発明によれば、フランジ付きの部品を円滑に移送し、送出制御ユニットの動作を確実に行い、さらに目的箇所への搬送性を有利にすることができるフランジ付き部品の供給制御装置であるから、自動車の車体溶接工程や、家庭電化製品の板金溶接工程などの広い産業分野で利用できる。
1 フランジ付き部品、部品
2 貫通孔
3 本体部
4 フランジ
5 下面
8 通路部材
12 溝通路
13 吊り下げガイド面
14 底面
15 空隙
16 蓋部材
17 蓋部材
18 フランジ通路
19 出口管
20 搬送通路
27 移行傾斜面
28 傾斜天井面
29 送出制御ユニット
30 第1規制部材
31 第2規制部材
34 補助空気噴射口
36 空気噴射口

Claims (3)

  1. 本体部にフランジが一体化されたフランジ付きの部品を供給の対象とするものであって、細長い形状の通路部材に、本体部を通過させる溝通路と、溝通路の両側の上面にフランジの下面を支持して部品を滑動させる吊り下げガイド面が形成され、溝通路の下流側にフランジの幅寸法と部品の高さ寸法よりもわずかに大きくされた幅寸法と高さ寸法の搬送通路が設けられ、溝通路から搬送通路に移行する部位に、吊り下げガイド面に連続し高さが次第に低くなる移行傾斜面が溝通路の両側に形成され、吊り下げ状態で搬送されてきた部品のフランジが移行傾斜面を滑動している途上で部品の下面が溝通路の底面上を滑動するように変換されて搬送通路へ送り出されることを特徴とするフランジ付き部品の供給制御装置。
  2. 最先の部品の滑動を規制する第1規制部材と、2番目の部品の滑動を規制する第2規制部材が前記溝通路内に進退する形式とされた送出制御ユニットが設けられている請求項1記載のフランジ付き部品の供給制御装置。
  3. 前記通路部材に蓋部材が取り付けられ、この蓋部材に前記フランジが通過するフランジ通路が形成され、前記第1規制部材から開放された最先の部品に対して初期移動を行わせる補助空気噴射口が溝通路内に向けて開口させてあるとともに、前記移行傾斜面の途中または前記搬送通路に存在する初期移動をさせられた最先の部品に搬送空気を噴射する空気噴射口が通路部材内に向けて開口させてある請求項2記載のフランジ付き部品の供給制御装置。
JP2013163624A 2013-07-18 2013-07-18 フランジ付き部品の供給制御装置 Pending JP2015020905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163624A JP2015020905A (ja) 2013-07-18 2013-07-18 フランジ付き部品の供給制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013163624A JP2015020905A (ja) 2013-07-18 2013-07-18 フランジ付き部品の供給制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015020905A true JP2015020905A (ja) 2015-02-02

Family

ID=52485671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013163624A Pending JP2015020905A (ja) 2013-07-18 2013-07-18 フランジ付き部品の供給制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015020905A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017218299A (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 富士電機機器制御株式会社 搬送装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017218299A (ja) * 2016-06-09 2017-12-14 富士電機機器制御株式会社 搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015020905A (ja) フランジ付き部品の供給制御装置
CN106002012A (zh) 一种对接管件的焊接装置
KR101151639B1 (ko) 용접변형방지 고정장치
JP2008179470A (ja) 部品送出装置
JP2018083281A (ja) 環状部品に軸状部品を挿入する組み立て装置
CN202344114U (zh) 集装箱角柱定位装置及其自动焊接系统
JP2014159335A (ja) 部品送給通路構造
JP2008094618A (ja) 部品送給装置および送給方法
JP2017209708A (ja) ナットの溶接装置
US20080251501A1 (en) System for Linking Welding Studs to Workpieces and Device for Positioning and Separating Welding Studs for Such a System
JP4441795B2 (ja) 部品供給管支持装置
CN204603583U (zh) 真空阀体的焊接结构及其焊接装置
KR200476897Y1 (ko) 위빙 트레일링 실드 지그
JP2008201580A (ja) 部品移行装置
JP4529167B2 (ja) 部品供給管支持装置
JP5983036B2 (ja) ルーフパネルの取付構造及びその取付方法
KR200487796Y1 (ko) 다전극 잠호 용접용 플럭스 수합기
JP2021084811A (ja) フランジ付き部品の送出制御装置
KR101659166B1 (ko) 소결기의 통기바 장치
JP2005067890A (ja) 袋ナットの搬送方法および搬送装置
JP5954582B2 (ja) 搬送部品の停止通過ユニット
JP5686257B2 (ja) 部品供給装置の保持ヘッド構造
JP2013014404A (ja) 搬送物等の浮上ユニット装置
JP6720461B2 (ja) 部品規制構造部
CN209129990U (zh) 一种车载圆柱容器紧固带