JP2015020832A - 形材積み込み装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な断面形状で剛性や長さの異なる形材に対して、歪みやその他の損傷を与えることなく良好にパレットに積み込むことができる形材積み込み装置を提供する。【解決手段】搬入された形材Wの両端部を保持する一対の端部保持装置20と、形材Wの中間部を保持する中間支持部材41,42,43を備える。一対の端部保持装置20は、搬入された形材Wの端部を各々保持する形材受け部56と、形材受け部56を形材W保持状態と解除状態との間で駆動する受け部駆動装置54を備える。中間支持部材41,42,43は、形材Wの下面を支持する支持ローラ44を備える。端部保持装置20と中間支持部材41,42,43が吊り下げ状態で設けられたフレーム材22,24を有する。フレーム材22,24に中間支持部材41,42,43を駆動する駆動機構30を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、押し出し成形の後所定長さに切断された形材を一定量まとめて、次工程へ搬送するパレットに積み込むための形材積み込み装置に関する。
サッシ窓枠などに用いられるアルミ建材は、押し出し成形された長尺の形材を所定長さに切断して、次の加工工程に送るために、一定量をまとめてパレットに積み込み搬送される。一定長さに切断された形材を順次パレットに移載する工程では、前工程で切断された形材を複数本まとめて、パレットに積み込み、さらに、複数層に重ねられて次工程に搬出される。
切断された形材は、最終製品に形成される前の素材であり、切断された状態でも、数mの長さがあり、パレットへの積み込みには、形材の中間部下面も支持しながら慎重に積み込む必要がある。このような長尺材を所定の位置に積み込む装置として、例えば特許文献1に開示された積み重ね装置がある。この積み重ね装置は、長尺の鋼材を所定の向きに揃えながら積み重ねる装置であって、鋼材の両端を支持する一対の支持レバーと、鋼材の中間部を支持する複数の支持台と、この支持台の間に位置して鋼材の中間部を支えながら矩形運動により鋼材を移載するトラバース台とを備えたものである。
特開平7−10284号公報
特許文献1の積み重ね装置の場合、長尺の鋼材の中間部を支持する支持台は、床面に接地された複数の支持台であり、長尺材の長さやたわみに合わせてその位置を設定できるものではなく一定の長さに揃えられた長尺材にしか利用できないものであった。従って、アルミニウム押出形材のように、寸法や断面形状が多種類であり、剛性が異なりたわみ量も様々な複数種類の長尺材の積み込み装置には、適用できないものである。さらに、長尺の鋼材の両端部を保持する支持レバーも、長尺材の長手方向の位置が固定され、支持台と同様に多種類の長尺材には適用できないものである。
本発明は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、様々な断面形状で剛性や長さの異なる形材に対して、歪みやその他の損傷を与えることなく良好にパレットに積み込むことができる形材積み込み装置を提供することを目的とする。
本発明は、所定長さに切断された複数本の形材をパレットに積み込む形材積み込み装置であって、搬入された前記形材の長さ方向の両端部を保持する一対の端部保持装置と、前記形材の長さ方向の中間部を保持する少なくとも一つの中間支持部材とを備え、前記一対の端部保持装置は、形材リフト装置等により下方に搬入された前記形材の端部を各々保持する形材受け部と、この形材受け部を前記形材保持状態と解除状態との間で駆動する受け部駆動装置とを備え、前記中間支持部材は、前記形材の下面を支持する支持ローラを備え、前記形材の両端側から前記形材の下面側に前記支持ローラが位置するように移動可能に設けられた形材積み込み装置である。
前記端部保持装置と前記中間支持部材が吊り下げ状態で設けられたフレーム材を有し、このフレーム材に前記中間支持部材を駆動する駆動機構が設けられ、前記駆動機構により、前記中間支持部材が移動可能に設けられたものである。
さらに、前記中間支持部材を複数備え、前記中間支持部材は、前記駆動機構の複数の駆動チェーンにそれぞれ連結されており、複数の前記駆動チェーンは各々異なる径のスプロケットに掛け渡されるとともに、その異なる径のスプロケットが共通のモータにより駆動されるものである。
前記フレーム材に吊り下げ状態で設けられ、前記形材を積載する際に、前記パレットに先に積み込まれた形材上にスペーサを載置するスペーサ供給装置を備えるものである。
前記スペーサ供給装置は、複数の前記スペーサを収納したスペーサ収納部と、このスペーサ収納部から前記スペーサを1枚ずつ取り出すスペーサ取出装置と、前記スペーサ収納部から取り出された前記スペーサを保持して前記形材上に載せるスペーサ載置装置を備えるものである。
本発明の形材積み込み装置によれば、パレットに積み込む形材の両端を保持して、上方から吊り下げ状態でパレットに積み込むことができ、端部保持装置や中間支持部材の位置も適宜設定可能であり、長さや太さ、剛性の異なる形材に対して、柔軟に対応して安全にパレットに積み込むことができる。しかも、両側から複数の中間支持部材が移動して形材の中間部を支持するので、形材の長さに合わせて適宜支持位置を設定可能であり、形材が自重により撓んで歪みが残ることもない。
中間支持部材を駆動させる駆動装置は、中間支持部材の移動距離の長いものほど相対的に速い速度で移動させるので、効率よく形材の支持が可能であり、共通のメインモータにより複数の中間支持部材を駆動するので、機構も簡単で効率よく駆動可能である。
また、この発明の形材積み込み装置は、スペーサ供給装置が設けられているので、形材の積み重ねに際して、工数の増加なくパレット上に複数段に積み重ねることができ、作業効率の良い積み重ねが可能となる。
本発明の形材積み込み装置の一実施形態の概略正面図である。 この実施形態の形材積み込み装置の概略平面図である。 この実施形態の形材積み込み装置の拡大概略右側面図である。 この実施形態の端部保持装置の拡大正面図である。 この実施形態の端部保持装置の拡大平面図である。 この実施形態の端部保持装置の拡大右側面図である。 この実施形態のスペーサ取出装置の拡大正面図である。
以下、本発明の形材積み込み装置の一実施形態について、図面に基づいて説明する。この実施形態の形材積み込み装置10は、押し出し成形後の長尺のアルミニウム合金等の形材であって、所定の長さに切断された形材Wを一定本数まとめて、パレット12上に移載し、積み重ねるものである。形材Wの長さは数m程度であって、複数本が一定の長さに揃えられている。ここで、形材Wの長さ方向は長手方向とも言う。また、以下の説明において、形材Wの長手方向は、その形材Wより延長する長手方向に平行に延びる方向も指す。
この実施形態では、前工程で一定長さに切断された形材Wを搬送する搬送コンベア14が、形材積み込み装置10の正面側の手前に設けられ、図1において図面下方に位置している。搬送コンベア14の上流側には、前工程である図示しない切断装置が設けられ、押し出し成形された長尺形材を一定の長さに切断する。搬送装置14の搬送方向前方であって、形材積み込み装置10の正面手前側には、形材積み込み装置10側へ形材Wを搬入する複数本の搬入コンベア16が設けられている。搬入コンベア16は、水平面上で形材Wの長さ方向に直交する方向へ形材Wを搬送するもので、形材Wが送り込まれる搬送コンベア14の延長上から形材積み込み装置10の手前までの長さに亘り設けられたベルトコンベアである。なお、搬入コンベア16は、形材積み込み装置10の手前までを、複数のコンベアに分かれて搬入するものでも良く、その長さや配置は、適宜設定される。
形材積み込み装置10の正面手前側には、搬入コンベア16と平行に、搬入コンベア16よりも短い長さの長方形の支持台部18aを備えた複数台の形材リフト装置18が設けられている。形材リフト装置18は、図示しない公知のリンク機構及び駆動装置により、支持台部18aの長手方向(形材Wの搬送方向とも言う)に、搬入コンベア16側と形材積み込み装置10の下方側との間で往復運動するとともに、上下にも往復運動可能に設けられている。つまり、支持台部18aは、形材Wが搬送されている際に、干渉しないように、搬入コンベア16の上面よりも下方に位置しており、形材リフト装置18は、複数本の形材Wを支持台部18a上に支持して上昇し、形材積み込み装置10の下方であって、端部保持装置20にて保持可能な高さまで水平移動可能に設けられている。
形材積み込み装置10は、形材リフト装置18により下方に搬入された複数本の形材Wの両端部を支持して持ち上げる一対の端部保持装置20が、形材積み込み装置10の支持フレーム22に吊り下げ状態で設けられている。端部保持装置20は、支持フレーム22の長手方向沿って互いに対向するように、反対方向に移動可能に設けられている。支持フレーム22は、形材積み込み装置10の長手方向に設けられた梁部材の一つであり、搬入される形材Wの長手方向と平行に位置している。支持フレーム22には、形材積み込み装置10の上部であって、支持フレーム22の下方に固定された駆動部保持フレーム24が設けられている。駆動部保持フレーム24には、形材Wの中間部を支持する後述する中間支持部材41,42,43が摺動可能に設けられ、中間支持部材41,42,43を支持フレーム22及び駆動部保持フレーム24に沿って駆動させる駆動機構30が取り付けられている。
駆動機構30は、駆動部保持フレーム24の両端側に位置した2台のメインモータ32と、メインモータ32により駆動される直径の異なる3つのスプロケット33,34,35が2組備えられ、各スプロケット33,34,35間に掛け渡された6本の駆動チェーン38とを備えている。各駆動チェーン38には、各中間支持部材41,42,43の端部が連結して固定されている。各中間支持部材41,42,43は、駆動部保持フレーム24の両端側に各々設けられるように一対ずつ配置され、互いに対向し、接近・離間する方向に移動可能に、駆動部保持フレーム24に取り付けられている。中間支持部材41,42,43は、互いに駆動部保持フレーム24の中心から等距離にある対向する各対同士が、等速で反対方向に駆動され、各対の中間支持部材41,42,43は、各々別々の駆動チェーン38に連結されて、各々異なる駆動速度で駆動される。各中間支持部材41,42,43の両側の下端部には、形材Wの中間部を所定の位置で支持する支持ローラ44が軸支さている。支持ローラ44は、自由回転可能に設けられ、形材Wの重量の一部を支持可能な強度を備えた金属棒等からなる。
端部保持装置20は、図4に示すように、支持フレーム22に摺動自在に取り付けられた1対の吊り下げ腕部50と、各対の吊り下げ腕部50の下端部50a間に固定された取り付け部材52と、取り付け部材52の下面に固定された受け部駆動装置54と、受け部駆動装置54により駆動され、形材Wを支持する支持状態と、形材Wを移載する非支持状態で揺動可能に設けられた形材受け部56とを備えている。受け部駆動装置54は、駆動用エアーシリンダ58とリンク機構59とを備え、エアーシリンダ58が揺動軸58aを中心に揺動可能に設けられ、形材受け部56は受け部駆動装置54に設けられた揺動軸54aを中心に揺動可能に設けられている。形材受け部56の基端部側には、形材Wの端部が当接して位置決めされる端部当接板57が垂直方向に立設されている。そして、端部保持装置20の吊り下げ腕部50の上端部50bは、支持フレーム22に摺動自在に取り付けられ、図示しない駆動装置により、支持フレーム22の長手方向に、互いに反対方向で等しい速度で、退避位置と支持位置の間を移動可能に設けられている。
形材積み込み装置10の駆動部保持フレーム24には、パレット12の長手方向長さの途中位置であって、形材Wの適宜の中間位置に配置可能なスペーサ62を供給する複数のスペーサ供給装置60が取り付けられている。スペーサ供給装置60は、図7に示すように、駆動部保持フレーム24に吊り下げ状態で固定された保持部64と、保持部64の側面に設けられたスペーサ収納部66を備え、スペーサ収納部66に複数枚のスペーサ62が水平方向に対して僅かに斜めに互いに積層されて収納されている。スペーサ62は、パレット12の短辺程度の長さを有し、表面に緩衝用及び形材保護用のフェルト材等が被覆され、内側に金属板が設けられた細長い板状の部材である。スペーサ収納部66の下端部には、スペーサ取出装置68が設けられている。スペーサ取出装置68は、エアーシリンダ68aと押出部材68bとから成り、スペーサ収納部66内のスペーサ62を、1枚ずつ斜め上方にスペーサ取出装置68とは反対側に押し出す。
スペーサ供給装置60の保持部64の側方には、スペーサ載置装置70が、駆動部保持フレーム24に吊り下げ状態で、保持部64と平行に設けられている。スペーサ載置装置70は、垂直方向に設けられたエアーシリンダ72と、エアーシリンダ72により進退駆動されるロッド74、及びロッド74の先端部に設けられたチャック部材76とを備えている。チャック部材76は、スペーサ62の長手方向に複数設けられ、確実にスペーサ62を保持する。チャック部材76は、スペーサ取出装置68によりスペーサ収納部66から押し出された1枚のスペーサ6を、挟持部76aで挟持して、形材W近傍に降下した所定の位置で挟持を開放し、スペーサ62を、形材W上に載置するものである。
次に、この実施形態の形材積み込み装置10の動作について、図面に基づいて説明する。この実施形態の形材積み込み装置10は、一定長さに切断された形材Wが、搬送コンベア14から送り込まれ、複数本の搬入コンベア16上の所定位置に、自動的にまたは人手で揃えて載置される。搬入コンベア16は、所定本数の例えば4本の形材Wが送り込まれた状態で、それらの形材Wを形材リフト装置18側に搬送する。この時、形材リフト装置18は下方に退避している。搬入コンベア16の上方に形材Wが送り込まれた状態で、形材リフト装置18が下方から上昇し、支持台部18a上に形材Wを載せてさらに上昇する。そして、形材リフト装置18は図示しない駆動機構により、図3に示すように、形材積み込み装置10の下方に形材Wを搬入する。
形材積み込み装置10の下方に形材Wが位置した状態で、駆動部保持フレーム24の両側に退避していた1対の端部保持装置20の吊り下げ腕部50が図1の実線で示すように、形材Wを保持する位置に移動する。そして、端部保持装置20の各吊り下げ腕部50の下端部50aに設けられた形材受け部56が、図4に示すように、傾斜状態から水平状態に、駆動用エアーシリンダ58とリンク機構59により揺動する。この状態で、形材Wの端部Waが形材受け部56上に位置して、形材Wは、形材受け部56により支持される。形材受け部56の基端部側には、形材Wの端部Waが当接して位置決めされる端部当接板57が垂直方向に立設され、形材Wは、両端が端部当接板57に当接して、位置決めされ落下しないように保持される。
この後、駆動部保持フレーム24の両側であって、端部保持装置20よりも外側(駆動部保持フレーム24の端部側)に退避していた両側にて3つずつの中間支持部材41,42,43が、駆動部保持フレーム24の中間部に移動する。中間支持部材41,42,43の支持ローラ44は、形材Wの両端部Waの位置よりも僅かに下方に位置して、水平方向に移動する。各中間支持部材41,42,43のこの時の移動は、駆動機構30のメインモータ32とスプロケット33,34,35により設定される。
駆動機構30は、メインモータ32の回転により、大中小の直径を有した3つのスプロケット33,34,35を同時に回転させる。そして、このメインモータ32は3つのスプロケット33,34,35に対して1台、合計2台のメインモータ32を備え、これらのメインモータ32が同時に同回転数で各対のスプロケット33,34,35を駆動する。これにより、各々のスプロケット33,34,35間に掛け渡された駆動チェーン38によって、3対の中間支持部材41,42,43が、同時に駆動部保持フレーム24の形材Wの長さ方向の両側から中心側に移動し始める。ここでは、中間支持部材41は、大径のスプロケット33間に掛け渡されたチェーン38に取り付けられ、中間支持部材42は、中径のスプロケット34間に掛け渡されたチェーン38に取り付けられ、中間支持部材43は、小径のスプロケット35間に掛け渡されたチェーン38に取り付けられて駆動される。各スプロケット33,34,35は、互いに等しい回転数で駆動されるので、各スプロケット33,34,35の直径の比に従って、チェーン38の移動速度と移動距離が異なり、大径のスプロケット33により駆動される中間支持部材41の移動距離が最も長く、一対の中間支持部材41は、退避位置から最も中央部側に各々移動する。同様に、中間支持部材42は、両側から中間位置に中程度の移動距離を移動して停止し、中間支持部材43は、両側から中間位置に最小の移動距離を移動して、形材Wの両端部近傍側の支持位置で停止する。各停止位置は、メインモータ32の回転量と、各スプロケット33,34,35の直径の比で設定される。
なお、この実施形態では、形材Wの長さが、中程度の長さである場合を示しており、長さは例えば4メートルであり、両端の中間支持部材43は、形材Wを支持しない例を示している。中間支持部材41,42,43は、形材Wの下面に支持ローラ44が接する程度の高さ位置に設定され、中間部に移動する際に、自重により撓んだ形材Wの下面を支えながら支持ローラ44が回転して移動する。これにより、形材Wの表面に傷がつくことなく安定に形材Wを保持することができる。この際、支持ローラ44が形材Wの長さ方向の両側から中心側に向けて移動してくると、形材Wの中間部を支持している複数の形材リフト装置18の支持台部18aは、支持ローラ44の位置が近づいてきた支持台部18aから順に下降して退避する。
形材Wの下面が所定の位置で保持されると、形材積み込み装置10の下方に位置しているパレット12が昇降装置80により上昇する。昇降装置80は、パレット12を保持して、形材積み込み装置10により形材Wが所定の積み込み位置で積み込まれるように高さを調節可能に設けられている。従って、パレット12上に形材Wがない状態では、昇降装置80は最も高くパレット12を持ち上げ、形材受け部56の保持面の僅かに下方の位置であって、中間支持部材41,42,43の支持ローラ44と干渉しない位置に上昇される。この後、中間支持部材41,42,43が形材Wの中心側から両側の退避位置へ同時に移動し始める。この時、中央部側の中間支持部材41の退避により、形材Wが下方に撓み、パレット12の表面に接触し、さらに中間支持部材42,43の退避により、徐々に両端部側に向かって形材Wがパレット12上に載せられて行く。中間支持部材41,42,43が形材Wから離れた状態では、形材Wは、パレット12に支持されている。そして、両端部の形材受け部56を揺動させて、形材Wの両端部Waの支持を解除することにより、形材Wのパレット12上への移載が完了する。
この後、パレット12上の形材Wの表面にスペーサ62を載せる。スペーサ62は、各スペーサ供給装置60により、1枚ずつ形材W上に載置される。スペーサ供給装置60は、まず、スペーサ取出装置68のエアーシリンダ68aが作動して、押出部材68bにより1枚のスペーサ62が、図7において左側に押し出される。この状態で、図7に示すチャック部材76の挟持部76aにより、スペーサ62の端縁部を保持する。そして、スペーサ62を保持した状態で、エアーシリンダ72が作動して、ロッド74が降下する。ロッド74の先端部のチャック部材76が形材Wの表面近傍に位置した状態で、チャック部材76の降下が停止する。そして、チャック部材76の挟持部76aの保持が解除され、スペーサ62が形材W上に載せられる。スペーサ62は、表面がフェルト等の柔らかい部材により被覆されているので、形材Wに傷等が付くことはない。スペーサ62を形材W上に配置し、チャック部材76が側方に退避した後、エアーシリンダ72が作動してチャック部材76が上方位置に戻る。
この後、パレット12は、一旦下方位置に退避し、次の形材Wの載置動作の邪魔にならない位置で停止する。そして、上記と同様に、搬入コンベア16から形材リフト装置18に移載された形材Wが形材積み込み装置10の下方に送られ、再び上記と同様に端部保持装置20の形材受け部56により、形材Wの両端部が支持され、上記と同様に、中間支持部材41,42,43により、形材Wの中間部が保持される。この後、パレット12が昇降装置80により上昇する。この時の上昇位置は、パレット12上に先に積み込んだ形材Wとスペーサ62があるので、その高さ分を引いた上昇位置にパレット12が上昇し、停止する。そして、上記と同様に、中間支持部材41,42,43が退避し、端部保持装置20の形材受け部56が揺動して、スペーサ62上に次の形材Wが載せられる。この後、上記と同様の動作で、スペーサ62がさらに載せられる。以上の動作を繰り返して、所定の段数で形材Wをパレット12に積み込む。
所定の段数で形材Wが積み込まれたパレット12は、次の工程に搬出される。パレット12の搬出は、図3に示すように、昇降装置80の設置面付近に設けられた搬出コンベア82により行われる。昇降装置80に載せられたパレット12は、昇降装置80の支持面80aが搬出コンベア82よりも下方の退避位置に降下すると、パレット12の下面が搬出コンベア82上に載せられる。搬出コンベア82に載せられたパレット12は、搬出コンベア82により搬送可能な状態となり、搬出コンベア82を図示しない駆動装置により駆動することによりパレット12が搬出される。
この実施形態の形材積み込み装置10によれば、複数本の形材Wの両端を上方から吊り下げられた端部保持装置20により保持して、パレット12上に積み込み可能としたので、パレット12の移動空間を押出形材積み込み装置10の下方に設けることができ、加工スペースを効率的に使用することができる。さらに、長尺の形材Wの中間部を中間支持部材41,42,43により保持して、パレット12に積み込むようにしたので、形材Wが変形したり歪みが生じたりすることがなく、安全に積み込みが可能である。また、中間支持部材41,42,43の構造も簡単な構成で、形材Wの所定の位置に移動させることができ、多様な長さや形状の長尺の形材Wに対応させてパレット12への積み込みを可能にするものであり、形材Wの生産性の向上にも寄与する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、端部保持装置や形材受け部の構成は、適宜設定可能なものであり、形材の端部を支持及び支持解除可能な構成であればよい。また、中間部支持部材を駆動する駆動機構も、駆動チェーンとスプロケットによるものの他、リニアガイドとボールネジを組み合わせて使用することや、リニアモータを使用することも可能である。中間部支持部材の数や形状も、取り扱う形材の形状や長さに合わせて、適宜設定可能である。その他、支持フレームや駆動部保持フレームの構造も適宜設定可能なものであり、両者を兼用したフレームを備えたものでも良い。さらに、端部保持装置を支持したフレーム材をさらに所定方向に移動可能に設け、所定のパレット位置に搬送して、積み込み可能としても良い。
10 形材積み込み装置
12 パレット
14 搬送コンベア
16 搬入コンベア
18 形材リフト装置
20 端部保持装置
22 支持フレーム
24 駆動部保持フレーム
30 駆動機構
32 メインモータ
33,34,35 スプロケット
38 駆動チェーン
41,42,43 中間支持部材
44 支持ローラ
50 吊り下げ腕部
52 取り付け部材
54 受け部駆動装置
56 形材受け部
60 スペーサ供給装置
62 スペーサ
64 保持部
70 スペーサ載置装置
72 エアーシリンダ
74 ロッド
76 チャック部材
80 昇降装置
W 形材

Claims (5)

  1. 所定長さに切断された形材(W)をパレット(12)に積み込む形材積み込み装置(10)において、
    搬入された前記形材(W)の長さ方向の両端部を保持する一対の端部保持装置(20)と、前記形材(W)の長さ方向の中間部を保持する少なくとも一つの中間支持部材(41,42,43)とを備え、
    前記一対の端部保持装置(20)は、搬入された前記形材(W)の端部を各々保持する形材受け部(56)と、この形材受け部(56)を前記形材(W)保持状態と解除状態との間で駆動する受け部駆動装置(54)とを備え、
    前記中間支持部材(41,42,43)は、前記形材(W)の下面を支持する支持ローラ(44)を備え、前記形材(W)の両端側から前記形材(W)の下面側に前記支持ローラ(44)が位置するように移動可能に設けられたことを特徴とする形材積み込み装置。
  2. 前記端部保持装置(20)と前記中間支持部材(41,42,43)が吊り下げ状態で設けられたフレーム材(22,24)を有し、このフレーム材(22,24)に前記中間支持部材(41,42,43)を駆動する駆動機構(30)が設けられ、前記駆動機構(30)により、前記中間支持部材(41,42,43)が移動可能に設けられた請求項1記載の形材積み込み装置。
  3. 前記中間支持部材(41,42,43)を複数備え、
    前記中間支持部材(41,42,43)は、前記駆動機構(30)の複数の駆動チェーン(38)にそれぞれ連結されており、複数の前記駆動チェーン(38)は各々異なる径のスプロケット(33,34,35)に掛け渡されるとともに、その異なる径のスプロケット(33,34,35)が共通のモータ(32)により駆動される請求項2記載の形材積み込み装置。
  4. 前記フレーム材(22)に吊り下げ状態で設けられ、前記形材(W)を積載する際に、前記パレット(12)に先に積み込まれた形材(W)上にスペーサ(62)を載置するスペーサ供給装置(60)を備える請求項2記載の形材積み込み装置。
  5. 前記スペーサ供給装置(60)は、複数の前記スペーサ(62)を収納したスペーサ収納部(66)と、このスペーサ収納部(66)から前記スペーサ(62)を1枚ずつ取り出すスペーサ取出装置(68)と、前記スペーサ収納部(66)から取り出された前記スペーサ(62)を保持して前記形材(W)上に載せるスペーサ載置装置(70)を備える請求項4記載の形材積み込み装置。
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