JP2015020499A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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【課題】入力される荷重を確実に支持しつつ、転がり抵抗を低減する。【解決手段】カーカス層15には、ビード部11、サイドウォール部13およびトレッド部12にわたって連続して延在する第1カーカスプライ19と、第1カーカスプライ19に積層されるとともに左右一対のサイドウォール部13に各別に配設された左右一対の第2カーカスプライ20と、が備えられ、第2カーカスプライ20のうち、タイヤ半径方向の外側に位置する一端部20aの少なくとも一部は、トレッド部12のタイヤ幅方向Hの端部に位置し、タイヤ半径方向の内側に位置する他端部20bの少なくとも一部は、ビードコア14のタイヤ幅方向Hの内側に位置している。【選択図】図1

Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示す空気入りタイヤが知られている。この空気入りタイヤには、ビードコアが各別に埋設された左右一対のビード部と、これらのビード部のタイヤ半径方向の外側に配置されたトレッド部と、トレッド部のタイヤ幅方向の両端部と左右一対のビード部とを連結する左右一対のサイドウォール部と、が備えられている。ビード部、サイドウォール部およびトレッド部には、左右一対のビードコア間でトロイダル状に延在するカーカス層が埋設されている。
ここで、この種の空気入りタイヤとして、カーカス層に、ビード部、サイドウォール部およびトレッド部にわたって連続して延在する複数のカーカスプライが積層されてなる構成を採用するものが知られている。
特開2007−290193号公報
ところで、前記従来の空気入りタイヤでは、入力される荷重を確実に支持しつつ、転がり抵抗を低減することについて改善の余地がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、入力される荷重を確実に支持しつつ、転がり抵抗を低減することができる空気入りタイヤを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る空気入りタイヤは、ビードコアが各別に埋設された左右一対のビード部と、これらのビード部のタイヤ半径方向の外側に配置されたトレッド部と、前記トレッド部のタイヤ幅方向の両端部と前記左右一対のビード部とを連結する左右一対のサイドウォール部と、が備えられ、前記ビード部、前記サイドウォール部および前記トレッド部には、左右一対の前記ビードコア間でトロイダル状に延在するカーカス層が埋設され、前記左右一対のサイドウォール部それぞれにおいて、前記カーカス層のタイヤ幅方向の内側には、補強層が設けられた空気入りタイヤであって、前記カーカス層には、前記ビード部、前記サイドウォール部および前記トレッド部にわたって連続して延在する第1カーカスプライと、前記第1カーカスプライに積層されるとともに前記左右一対のサイドウォール部に各別に配設された左右一対の第2カーカスプライと、が備えられ、前記第2カーカスプライのうち、タイヤ半径方向の外側に位置する一端部の少なくとも一部は、前記トレッド部のタイヤ幅方向の端部に位置し、タイヤ半径方向の内側に位置する他端部の少なくとも一部は、前記ビードコアのタイヤ幅方向の内側に位置していることを特徴とする。
この発明によれば、第2カーカスプライの一端部の少なくとも一部が、トレッド部のタイヤ幅方向の端部に位置し、第2カーカスプライの他端部の少なくとも一部が、ビードコアのタイヤ幅方向の内側に位置しているので、例えばこの空気入りタイヤに内圧が充填された状態などにおいて、左右一対の第2カーカスプライそれぞれに、トレッド部のタイヤ幅方向の端部と、ビードコアと、の間で張力を発生させることが可能になり、第2カーカスプライによりサイドウォール部を補強することができる。これにより、タイヤサイズによらず、この空気入りタイヤに入力される荷重を確実に支持することができる。
またこのように、カーカス層に、第2カーカスプライを左右一対備えさせることにより、この空気入りタイヤに入力される荷重を確実に支持することができるので、例えば第2カーカスプライとして、ビード部、サイドウォール部およびトレッド部にわたって連続して延在する構成を採用する場合に比べて、カーカス層のクラウン部を軽量化し、かつトレッド部の剛性を抑えることができる。そして、カーカス層のクラウン部を軽量化することにより、この空気入りタイヤの材料費を抑えるとともに転がり抵抗を低減することができる。また、トレッド部の剛性を抑えることにより、この空気入りタイヤの乗り心地性を向上させることができる。
また前述のように、カーカス層のクラウン部を軽量化することができるので、例えばこの空気入りタイヤに荷重が入力されたとき等に、カーカス層のクラウン部からサイドウォール部に作用する負荷を低減することができる。したがって、例えばパンク等により、タイヤ内圧が大気圧と同等とされた状態であっても、この空気入りタイヤを長期間にわたって安定に走行させ易くすることが可能になり、ランフラット耐久性を向上させることができる。
また、前記トレッド部において、このトレッド部に備えられたトレッド踏面部と、前記カーカス層のクラウン部と、の間に位置する部分には、ベルト層が配設され、前記一端部は、前記ベルト層のタイヤ半径方向の内側に位置していてもよい。
この場合、第2カーカスプライの一端部が、ベルト層のタイヤ半径方向の内側に位置しているので、左右一対の第2カーカスプライそれぞれに、ベルト層とビードコアとの間で張力を発生させることが可能になり、第2カーカスプライによりサイドウォール部を確実に補強することができる。
また、前記他端部は、前記ビードコアをタイヤ幅方向に挟み込むとともにタイヤ半径方向の内側から覆うように、タイヤ半径方向の外側に向けて折り返されていてもよい。
この場合、左右一対の第2カーカスプライそれぞれに、トレッド部のタイヤ幅方向の端部と、ビードコアと、の間で張力を効果的に発生させることができる。
また、前記補強層は、断面三日月状の補強ゴムにより構成されていてもよい。
この場合、ランフラット耐久性を確実に向上させることができる。
また、前記サイドウォール部においてタイヤ幅方向の外側を向く面のうち、前記補強層に対応する部分には、凹部と凸部とがタイヤ周方向に交互に配置されてなる凹凸部が設けられていてもよい。
この場合、走行時に補強層に生じる熱を、凹凸部から効果的に放出することができる。
本発明に係る空気入りタイヤによれば、入力される荷重を確実に支持しつつ、転がり抵抗を低減することができる。
本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの断面図である。 図1に示すA矢視図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤを説明する。この空気入りタイヤは、例えばタイヤ内圧の異常低下時やパンク時などにおいても所定距離を走行可能なランフラットタイヤである。
図1に示すように、空気入りタイヤ10には、左右一対のビード部11と、トレッド部12と、左右一対のサイドウォール部13と、が備えられている。左右一対のビード部11には、ビードコア14が各別に埋設されている。トレッド部12は、左右一対のビード部11のタイヤ半径方向の外側に配置されている。左右一対のサイドウォール部13は、トレッド部12のタイヤ幅方向Hの両端部と左右一対のビード部11とを連結している。
空気入りタイヤ10には、カーカス層15と、ベルト層16と、ベルト補強層17と、が設けられている。カーカス層15は、ビード部11、サイドウォール部13およびトレッド部12に埋設され、左右一対のビードコア14間でトロイダル状に延在している。ベルト層16は、トレッド部12において、このトレッド部12に備えられたトレッド踏面部12aと、カーカス層15のクラウン部15aと、の間に位置する部分に配設されている。ベルト層16は、クラウン部15aに、このクラウン部15aのタイヤ半径方向の外側から積層されている。ベルト補強層17は、トレッド部12において、トレッド踏面部12aとベルト層16との間に位置する部分に配設されている。ベルト補強層17は、ベルト層16の全域をタイヤ半径方向の外側から覆っている。ベルト補強層17は、ベルト層16に、このベルト層16のタイヤ半径方向の外側から積層されている。
なおトレッド踏面部12aとは、この空気入りタイヤ10を、「JATMA Year Book」に規定されている標準リムに装着し、かつこの空気入りタイヤ10に、「JATMA Year Book」での適用サイズ・プライレーティングにおける最大負荷能力(内圧−負荷能力対応表の太字荷重)に対応する空気圧(最大空気圧)の100%の内圧を充填して最大負荷能力を負荷した状態でのトレッド部12の接地面をいう。なおトレッド踏面部12aは、空気入りタイヤ10が生産または使用される地域が日本国以外の地域の場合には、その地域に適用されている産業規格(例えば、アメリカ合衆国の「TRA Year Book」、欧州の「ETRTO Standard Manual」等)に準拠した状態でのトレッド部12の接地面をいう。
ここでカーカス層15には、第1カーカスプライ19と、左右一対の第2カーカスプライ20と、が備えられている。図示の例では、カーカス層15は、第1カーカスプライ19および第2カーカスプライ20により構成された二層構造とされている。第1カーカスプライ19は、ビード部11、サイドウォール部13およびトレッド部12にわたって連続して延在している。左右一対の第2カーカスプライ20は、第1カーカスプライ19に積層されるとともに左右一対のサイドウォール部13に各別に配設されている。第2カーカスプライ20は、第1カーカスプライ19に、この第1カーカスプライ19のタイヤ幅方向Hの外側から積層されている。
そして本実施形態では、第2カーカスプライ20のうち、タイヤ半径方向の外側に位置する一端部20aの少なくとも一部は、トレッド部12のタイヤ幅方向Hの端部に位置し、タイヤ半径方向の内側に位置する他端部20bの少なくとも一部は、ビードコア14のタイヤ幅方向Hの内側に位置している。
第2カーカスプライ20の一端部20aは、トレッド部12のタイヤ幅方向Hの端部に限定して配設されていて、トレッド部12のタイヤ幅方向Hの中央部分には配設されてない。一端部20aは、このカーカス層15のクラウン部15aのタイヤ幅方向Hの端部に配置され、トレッド踏面部12aのタイヤ幅方向Hの端部のタイヤ半径方向の内側に位置している。一端部20aは、ベルト層16のタイヤ半径方向の内側に位置している。一端部20aは、ベルト層16のタイヤ幅方向Hの端部と、第1カーカスプライ19と、の間にタイヤ半径方向に挟み込まれている。一端部20aの端縁と、ベルト層16のタイヤ幅方向Hの端縁と、の間のタイヤ幅方向Hの距離は、例えばベルト層16のタイヤ幅方向Hの全幅の約30%以下となっていてもよい。
第2カーカスプライ20の他端部20bは、ビードコア14をタイヤ幅方向Hに挟み込むとともにタイヤ半径方向の内側から覆うように、タイヤ半径方向の外側に向けて折り返されている。他端部20bは、ビードコア14の外周面に沿うように折り返され、ビードコア14に巻き付いている。他端部20bのうち、ビードコア14のタイヤ幅方向Hの内側に位置する部分は、ビードコア14に当接している。他端部20bの端縁(以下、他端縁という)は、ビードコア14よりもタイヤ半径方向の外側に位置している。他端縁は、例えばこの空気入りタイヤ10のセクションハイトの30%の位置よりも、タイヤ半径方向の内側に位置していてもよい。
なお図示の例では、第2カーカスプライ20の他端部20bとともに、第1カーカスプライ19のタイヤ幅方向Hの両端部もタイヤ半径方向の外側に折り返されている。第1カーカスプライ19のタイヤ幅方向Hの端縁は、サイドウォール部13に位置し、第2カーカスプライ20の他端縁よりもタイヤ半径方向の外側に位置している。
第1カーカスプライ19および第2カーカスプライ20は、複数本の有機繊維コードが被覆ゴムで被覆されてなる。有機繊維コードは、タイヤ幅方向Hに沿って延在し、タイヤ周方向に互いに間隔をあけて複数本配置されている。有機繊維コードは、例えばレーヨン等により形成される。
ベルト層16は、2枚のベルトプライ18が互いに積層されてなる。各ベルトプライ18は、複数本のスチールコードが被覆ゴムで被覆されてなる。各ベルトプライ18のスチールコードは、トレッド踏面部12aをタイヤ半径方向の外側から見たタイヤ平面視において、タイヤ幅方向Hおよびタイヤ周方向の両方向に対して傾斜する方向に延在している。2枚のベルトプライ18のうち、一方のベルトプライ18のスチールコードと、他方のベルトプライ18のスチールコードと、は、タイヤ平面視において互いに交差するように延在している。
ベルト補強層17は、複数本の有機繊維コードが被覆ゴムで被覆されてなる。有機繊維コードは、タイヤ周方向に沿って延在し、タイヤ幅方向Hに互いに間隔をあけて複数本配置されている。有機繊維コードは、例えばレーヨン等により形成される。
ここで、左右一対のサイドウォール部13それぞれにおいて、カーカス層15のタイヤ幅方向Hの内側には、補強層21が設けられている。補強層21は、断面三日月状の補強ゴムにより構成されている。補強層21のタイヤ半径方向の外側の端部は、ベルト層16のタイヤ幅方向Hの端部のタイヤ半径方向の内側に位置していて、ベルト層16のタイヤ幅方向Hの端部との間に、第2カーカスプライ20の一端部20aをタイヤ半径方向に挟み込んでいる。補強層21のタイヤ半径方向の内側の端縁は、第2カーカスプライ20の前記他端縁と、タイヤ半径方向に同等の位置に配置されている。補強層21は、サイドウォール部13のタイヤ幅方向Hの外側に向けたたわみ変形に対する剛性を高める。
図1および図2に示すように、サイドウォール部13においてタイヤ幅方向Hの外側を向く面のうち、補強層21に対応する部分には、凹部22aと凸部22bとがタイヤ周方向に交互に配置されてなる凹凸部22が設けられている。凸部22bは、このサイドウォール部13をタイヤ幅方向Hの外側から見たタイヤ側面視において、タイヤ半径方向に対して傾斜する方向に延在する突条により構成されている。凹凸部22は、例えばこの空気入りタイヤ10のセクションハイトの30%以上50%以下の領域に位置していてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る空気入りタイヤ10によれば、第2カーカスプライ20の一端部20aの少なくとも一部が、トレッド部12のタイヤ幅方向Hの端部に位置し、第2カーカスプライ20の他端部20bの少なくとも一部が、ビードコア14のタイヤ幅方向Hの内側に位置しているので、例えばこの空気入りタイヤ10に内圧が充填された状態などにおいて、左右一対の第2カーカスプライ20それぞれに、トレッド部12のタイヤ幅方向Hの端部と、ビードコア14と、の間で張力を発生させることが可能になり、第2カーカスプライ20によりサイドウォール部13を補強することができる。これにより、タイヤサイズによらず、この空気入りタイヤ10に入力される荷重を確実に支持することができる。
またこのように、カーカス層15に、第2カーカスプライ20を左右一対備えさせるとにより、この空気入りタイヤ10に入力される荷重を確実に支持することができるので、例えば第2カーカスプライとして、ビード部11、サイドウォール部13およびトレッド部12にわたって連続して延在する構成を採用する場合に比べて、カーカス層15のクラウン部15aを軽量化し、かつトレッド部12の剛性を抑えることができる。そして、カーカス層15のクラウン部15aを軽量化することにより、この空気入りタイヤ10の材料費を抑えるとともに転がり抵抗を低減することができる。また、トレッド部12の剛性を抑えることにより、この空気入りタイヤ10の乗り心地性を向上させることができる。
また前述のように、カーカス層15のクラウン部15aを軽量化することができるので、例えばこの空気入りタイヤ10に荷重が入力されたとき等に、カーカス層15のクラウン部15aからサイドウォール部13に作用する負荷を低減することができる。したがって、例えばパンク等により、タイヤ内圧が大気圧と同等とされた状態であっても、この空気入りタイヤ10を長期間にわたって安定に走行させ易くすることが可能になり、ランフラット耐久性を向上させることができる。
また、第2カーカスプライ20の一端部20aが、ベルト層16のタイヤ半径方向の内側に位置しているので、左右一対の第2カーカスプライ20それぞれに、ベルト層16とビードコア14との間で張力を発生させることが可能になり、第2カーカスプライ20によりサイドウォール部13を確実に補強することができる。
さらに、第2カーカスプライ20の他端部20bが、ビードコア14をタイヤ幅方向Hに挟み込むとともにタイヤ半径方向の内側から覆うように、タイヤ半径方向の外側に向けて折り返されているので、左右一対の第2カーカスプライ20それぞれに、トレッド部12のタイヤ幅方向Hの端部と、ビードコア14と、の間で張力を効果的に発生させることができる。
また補強層21が、断面三日月状の補強ゴムにより構成されているので、ランフラット耐久性を確実に向上させることができる。
さらに、サイドウォール部13において補強層21に対応する部分に、前記凹凸部22が設けられているので、走行時に補強層21に生じる熱を、凹凸部22から効果的に放出することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、ベルト補強層17および凹凸部22はなくてもよい。また補強層21として、断面三日月状の補強ゴムとは異なる構成を採用してもよい。
また前記実施形態では、第2カーカスプライ20の他端部20bが、ビードコア14をタイヤ幅方向Hに挟み込むとともにタイヤ半径方向の内側から覆うように、タイヤ半径方向の外側に向けて折り返されているものとしたが、これに限られない。例えば、第2カーカスプライの他端部が、タイヤ半径方向の外側に向けて折り返されておらず、ビードコアのタイヤ幅方向の内側のみに配置されていてもよい。
また、ベルト層16の構成を適宜変更してもよい。
さらにベルト層16はなくてもよく、この場合、第2カーカスプライの一端部を、トレッド部のタイヤ幅方向の端部に位置させることで、左右一対の第2カーカスプライそれぞれに、トレッド部のタイヤ幅方向の端部と、ビードコアと、の間で張力を発生させる他の構成に適宜変更してもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
次に、以上説明した作用効果についての検証試験を実施した。
この検証試験では、実施例および比較例の2つの空気入りタイヤを準備した。
実施例に係る空気入りタイヤには、図1および図2に示す空気入りタイヤを採用した。
比較例に係る空気入りタイヤでは、図1および図2に示す空気入りタイヤに対し、第2カーカスプライを異ならせた。比較例に係る空気入りタイヤでは、第2カーカスプライを、ビード部、サイドウォール部およびトレッド部にわたって連続して延在させた。
そして、実施例および比較例の各空気入りタイヤについて、重量、転がり抵抗、乗り心地性およびランフラット耐久性を各別に測定し、比較例を基準値100として実施例を指数評価した。重量および転がり抵抗については、数値が小さいほど優れていることを示し、乗り心地性およびランフラット耐久性については、数値が大きいほど優れていることを示す。
結果を表1に示す。
Figure 2015020499
表1に示すように、実施例に係る各空気入りタイヤでは、いずれの評価項目についても、比較例に係る空気入りタイヤよりも優れていることが確認された。
10 空気入りタイヤ、11 ビード部、12 トレッド部、12a トレッド踏面部、13 サイドウォール部、14 ビードコア、15 カーカス層、15a クラウン部、16 ベルト層、19 第1カーカスプライ、20 第2カーカスプライ、20a 一端部、20b 他端部、22 凹凸部、22a 凹部、22b 凸部

Claims (5)

  1. ビードコアが各別に埋設された左右一対のビード部と、
    これらのビード部のタイヤ半径方向の外側に配置されたトレッド部と、
    前記トレッド部のタイヤ幅方向の両端部と前記左右一対のビード部とを連結する左右一対のサイドウォール部と、が備えられ、
    前記ビード部、前記サイドウォール部および前記トレッド部には、左右一対の前記ビードコア間でトロイダル状に延在するカーカス層が埋設され、
    前記左右一対のサイドウォール部それぞれにおいて、前記カーカス層のタイヤ幅方向の内側には、補強層が設けられた空気入りタイヤであって、
    前記カーカス層には、前記ビード部、前記サイドウォール部および前記トレッド部にわたって連続して延在する第1カーカスプライと、前記第1カーカスプライに積層されるとともに前記左右一対のサイドウォール部に各別に配設された左右一対の第2カーカスプライと、が備えられ、
    前記第2カーカスプライのうち、タイヤ半径方向の外側に位置する一端部の少なくとも一部は、前記トレッド部のタイヤ幅方向の端部に位置し、タイヤ半径方向の内側に位置する他端部の少なくとも一部は、前記ビードコアのタイヤ幅方向の内側に位置していることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 請求項1記載の空気入りタイヤであって、
    前記トレッド部において、このトレッド部に備えられたトレッド踏面部と、前記カーカス層のクラウン部と、の間に位置する部分には、ベルト層が配設され、
    前記一端部は、前記ベルト層のタイヤ半径方向の内側に位置していることを特徴とする空気入りタイヤ。
  3. 請求項1または2に記載の空気入りタイヤであって、
    前記他端部は、前記ビードコアをタイヤ幅方向に挟み込むとともにタイヤ半径方向の内側から覆うように、タイヤ半径方向の外側に向けて折り返されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤであって、
    前記補強層は、断面三日月状の補強ゴムにより構成されていることを特徴とする空気入りタイヤ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤであって、
    前記サイドウォール部においてタイヤ幅方向の外側を向く面のうち、前記補強層に対応する部分には、凹部と凸部とがタイヤ周方向に交互に配置されてなる凹凸部が設けられていることを特徴とする空気入りタイヤ。
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