JP2015020197A - プレス機の帯状ワーク搬送装置及び帯状ワーク搬送方法 - Google Patents

プレス機の帯状ワーク搬送装置及び帯状ワーク搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移送手段による帯状ワークの保持解除(保持再開)及び金型による保持(保持解除)を容易に確認してリリース開始信号及びリリース終了信号の出力タイミングの決定を容易化することができる。プレス位置に搬入された帯状ワークが位置ずれした際に電動モータの駆動トルクを制限して帯状ワークの変形や破損を防止することができる。
【解決手段】帯状ワークの搬送停止時に帯状ワークが停止位置から位置ずれすると、電動モータを駆動制御して帯状ワークを停止位置へ戻すと共に帯状ワークを停止位置へ戻す際の負荷を検知して表示手段に表示し、表示手段に表示された負荷に基づいてリリース開始信号及びリリース終了信号の出力タイミングを設定可能にする。
【選択図】図6

Description

本発明は、帯状ワークから所望形状の製品をプレス成形(本発明においてプレス成形は打抜き加工、塑性加工等を含む。)するプレス機における固定金型のプレス位置へ帯状ワークを搬送して打抜き箇所を位置させる帯状ワーク搬送装置及び帯状ワーク搬送方法、詳しくは帯状ワークが搬送停止した際に可動金型の移動に伴う位置ずれ(以下においては、これらを負荷と称する。)を表示して最適なリリースタイミング(リリース時間)を決定するための負荷を確認することができる帯状ワーク搬送装置及び帯状ワーク搬送方法に関する。
上記したプレス機の帯状ワーク搬送装置にあっては、例えば特許文献1に示すようにサーボモータに連結された駆動ローラ及び該駆動ローラの周面に圧接する押圧ローラにより帯状ワークを挟持し、プレス機のラムを昇降駆動するクランク機構のクランク軸の回転角を検出する回転角検出部材からの信号やラムの昇降量を検出する検出部材からの信号に基づいてサーボモータ等の数値制御可能な搬送駆動用電動モータを駆動して駆動回転体及び押圧回転体に挟持された帯状ワークを搬送し、固定金型に対して可動金型が所定の高さに到達した際に搬送駆動用電動モータを減速停止制御した後に駆動回転体に対する押圧回転体の圧接を解除(リリース)して帯状ワークの打抜き箇所を固定金型上に位置させる。
上記帯状ワーク搬送装置にあっては、予め設定された電動モータの駆動制御データ(搬送長データ、搬送速度データ、搬送加速度データ等)及び該電動モータの回転角度(回転位置)を検知するロータリーエンコーダ等の位置検知器からの位置検知信号に基づいて電動モータを閉ループ制御し、固定金型のプレス位置に対して帯状ワークの打抜き箇所が高い位置精度で位置するように搬送制御している。
そしてプレス機又は帯状ワーク搬送装置は搬送される帯状ワークが所定のプレス位置に搬送停止された際に押圧回転体による帯状ワークの挟持を解除するためのリリース開始信号を、またプレス加工後においては押圧回転体により帯状ワークを挟持(保持)して搬送を可能にするためのリリース終了信号の出力するように構成される。
上記リリース開始とリリース終了の時間的間隔が短い場合、即ち搬送停止後のリリース開始信号の出力タイミングが遅い場合には、固定金型と帯状ワークの間隙間があるため、下降する可動金型との接触により保持された帯状ワークが固定金型側へ引き込まれて位置ずれする問題を有している。
同様に金型に設けられたパイロットピンを帯状ワークの搬送直交方向の端部に設けられたパイロット孔に突入して位置決めしているが、この位置決め時に保持された帯状ワークが位置ずれする問題を有している。
上記した位置ずれ状態でプレス加工を実行すると、帯状ワークが変形、破損したり、駆動回転体及び押圧回転体や金型、プレス機に過大な荷重がかかって破損したりする恐れがある。
反対に、上記リリース開始とリリース終了の時間的間隔が長い場合、即ち搬送停止後のリリース開始信号の出力タイミングが早い場合には、駆動回転体及び押圧回転体による帯状ワークの保持が解除されて自由に移動する状態になるため、加工する可動金型との接触やパイロットピンの突入により帯状ワークが大きく位置ずれして製品のプレス加工精度が悪くなったり、金型が破損したりする恐れがある。
同様の問題は、プレス加工後に出力されるリリース終了信号により帯状ワークの保持を再開する場合にも発生している。プレス機においてプレス加工後に可動金型を上昇して打抜き跡から抜き出す際に、可動金型と帯状ワークの間に摩擦力が発生し、この摩擦力により帯状ワークが可動金型側へ持っていかれて暴れる恐れがある。一般にプレス機においては、この問題を解決するため、可動金型側にストリッパープレートを設け、可動金型から帯状ワークを引き剥がすように構成される。
このようなストリッパープレートを設けたプレス機においてリリース終了信号の出力タイミングが早い場合、従って帯状ワークの引き剥がしタイミングに対して保持タイミングが早い場合には、保持された帯状ワークが上記したストリッパープレートにより引き剥がされることにより負荷がかかり、帯状ワークが変形、破損したり、駆動回転体及び押圧回転体や金型、プレス機に過大な荷重がかかって破損したりする恐れがある。
プレス機においては、作業者は、駆動回転体及び押圧回転体による保持解除(保持再開)と金型による保持(保持解除)を確認しながらこれらリリース開始信号及びリリース終了信号のリリースタイミングを決定している。プレス機を低速駆動する場合においては、上記タイミングを目視により確認しながら設定することができるが、例えば1,000spmのようにプレス機を高速駆動する場合には、上記状態を目視で確認することが極めて困難か不可能で、各リリース信号の出力タイミングを決定するのが容易ではなかった。
また、停止位置に対して帯状ワークが位置ずれすると、電動モータを位置ずれ量に応じて逆転駆動して帯状ワークを停止位置へ引き戻しているが、その際に電動モータを高トルクで逆転駆動すると、帯状ワークが過度に引き戻されて変形したり、破損したりする問題を有している。
特開2003−25030公報
解決しようとする問題点は、駆動回転体及び押圧回転体による保持解除(保持再開)と金型による保持(保持解除)を確認することが困難で、リリース開始信号及びリリース終了信号の出力タイミングを決定することが困難な点にある。停止位置に対して帯状ワークが位置ずれした際に電動モータを高トルクで逆転駆動すると、帯状ワークが過度に引き戻されて変形したり、破損したりする恐れがある点にある。
請求項1は、固定金型及び可動金型間に搬入された帯状ワークをプレス加工するプレス機に設けられ、数値制御可能な電動モータの駆動に伴って帯状ワークを予め設定された所定の送り量で順次搬送して供給するワーク搬送装置において、上記電動モータに駆動連結され、帯状ワークを保持して移送する移送手段と、固定金型に対する可動金型の移動に伴ってリリース開始信号に基づいて移送手段による帯状ワークの保持を解除すると共にリリース終了信号に基づいて移送手段による帯状ワークを保持するリリース手段と、搬送停止時における帯状ワークの負荷を検知する負荷検知手段と、負荷検知手段により検知される帯状ワークの負荷を表示する表示手段と、帯状ワークの搬送停止時に帯状ワークが停止位置から位置ずれした際に電動モータを駆動制御して帯状ワークを停止位置へ戻すと共に帯状ワークを停止位置へ戻す際の負荷を負荷検知手段により検知し、検知された負荷を表示手段に表示制御する制御手段とを備え、表示手段により搬送停止時における帯状ワークに対する負荷を確認可能にしたことを主要な特徴とする。
請求項8は、固定金型及び可動金型間に搬入された帯状ワークをプレス加工するプレス機に設けられ、数値制御可能な電動モータの駆動に伴って帯状ワークを予め設定された所定の送り量で順次搬送して供給するワーク搬送装置において、帯状ワークの搬送停止時に帯状ワークが停止位置から位置ずれした際に、電動モータを駆動制御して帯状ワークを停止位置へ戻すように駆動制御すると共に帯状ワークを停止位置へ戻す際の負荷を負荷検知手段により検知して表示手段を表示し、搬送停止時における帯状ワークに対する負荷を確認可能にしたことを主要な特徴とする。
本発明は、移送手段による帯状ワークの保持解除(保持再開)及び金型による保持(保持解除)を容易に確認してリリース開始信号及びリリース終了信号の出力タイミングの決定を容易化することができる。プレス位置に搬入された帯状ワークが位置ずれした際に電動モータの駆動トルクを制限して帯状ワークの変形や破損を防止することができる。
帯状ワーク搬送装置が装着されたプレス機の概略を示す斜視図である。 帯状ワーク搬送装置を示す斜視図である。 制御手段の概略を示す電気的ブロック図である。 プレス機のプレスサイクルを示す斜視図である。 電動モータの回転速度を示す説明図である。 電動モータのトルクを示す説明図である。 トルク制限状態を示す説明図である。 移送手段の変更例を示す説明図である。
帯状ワークの搬送停止時に帯状ワークが停止位置から位置ずれすると、電動モータを駆動制御して帯状ワークを停止位置へ戻すと共に帯状ワークを停止位置へ戻す際の負荷を検知して表示手段に表示し、表示手段により搬送停止時における帯状ワークに対する負荷を確認可能にしたことを最良の実施形態とする。
以下に実施形態を示す図に従って本発明を説明する。
図1及び図2において、プレス機1の本体フレーム3にはスライダー5が昇降可能に支持され、該スライダー5にはクランク機構7が連結されている。該クランク機構7は一端部にフライホイール7a及びクラッチ7bを介して電動モータ9が連結される。該電動モータ9にはレゾルバやロータリーエンコーダ等の回転角検知部材11が設けられる。
なお、図中の符号7cはクランク軸、7dはクランク軸7cのクランク部、7eはスライダー5に回動するように軸支されるクランクアームである。
そして上記スライダー5は電動モータ9の回転駆動に伴って回転するクランク軸7cにより所定のストロークで昇降される。回転角検知部材11はクランク軸7cの回転角度、従ってスライダー5の昇降量に対応する検知信号を出力する。
また、プレス機1は回転角検知部材11から出力される検知信号に基づいてリリース開始信号及びリリース終了信号を出力する。該リリース開始信号は固定金型19に対して可動金型17が接近する直前のタイミングで、またリリース終了信号は固定金型19から可動金型17が離間する直後のタイミングでそれぞれ出力される。
なお、上記したリリース開始信号及びリリース終了信号は、必ずしもプレス機1から出力する構成のものでなくてもよく、例えば後述する帯状ワーク搬送装置25からこれらリリース信号を出力する構成であってもよい。
上記スライダー5には帯状ワーク13から所望形状の製品(図示せず)を打抜き成形するための可動金型17が取付けられると共に該可動金型17に相対する本体フレーム3には固定金型19が取付けられる。
なお、図中の符号21は上下方向に軸線を有して固定金型19に取付けられるガイドポスト、23は可動金型17に取付けられ、スライダー5が下降した際にガイドポスト21が挿嵌されて固定金型19及び固定金型17相互を位置決めするためのボスである。
上記本体フレーム3の搬入側(図示する右側)には帯状ワーク搬送装置25が設けられる。該帯状ワーク搬送装置25の本体フレーム(図示せず)にはスライダー5の昇降方向と直交する水平方向に軸線を有した移送手段の一部を構成する駆動ローラ27が回転可能に軸支される。上記駆動ローラ27には数値制御可能なサーボモータ等の電動モータ31が連結され、該電動モータ31には磁気式或は光学式のロータリーエンコーダ等の送り量検知器35が取付けられ、電動モータ31の回転量、従って駆動ローラ27による帯状ワーク13の送り量を検知する。
上記本体フレームには搖動アーム28が搖動可能に軸支され、該搖動アーム28の一椀部には移送手段の一部を構成する押圧ローラ29が回転可能で、かつ相対する駆動ローラ27の外周面に当接するように軸支される。また、上記搖動アーム28の他椀部にはエアーシリンダや電磁ソレノイド等の押圧作動部材33が連結され、該押圧作動部材33はプレス機1から出力されるリリース開始信号及びリリース終了信号に基づいて作動され、駆動ローラ27に対して押圧ローラ29が圧接する方向及び離間する方向へそれぞれ搖動させる。なお、図中の符号30は帯状ワーク搬送装置25に設けられる支持ローラである。
帯状ワーク供給装置25には後述する制御手段37が収容された制御ボックス39が設けられ、該制御ボックス39には帯状ワーク13の送り量に関するデータを設定したり、電動モータ31の駆動制御データ(回転速度データ、回転加速度データ、送り開始位置データ、送り終了位置データ等)を設定したりするテンキー等のデータ設定器39a、電動モータ31のトルク制限値を設定するトルク制限設定器39b等が設けられている。
また、制御ボックス39にはプレス機1又は帯状ワーク供給装置25からリリース開始信号及びリリース終了信号が出力された際に電動モータ31に印加される駆動電流に基づいて検知されるトルクにより停止位置に対する帯状ワーク13の位置ずれ状態を示す負荷を表示する表示部材41が設けられる。該表示部材41表示部41aは帯状ワーク13の保持を解除する際の負荷変動を表示する第1表示部41a及び帯状ワーク13の保持を再開する際の負荷変動を表示する第2表示部41bにより構成される。第1及び第2、41bは、例えば5個のLEDにより構成され、負荷変動の程度に応じて点灯数を切換えて負荷状態を表示する。
なお、表示部材41による負荷変動の表示制御方法としては、プレス機1を高速駆動する場合には、プレス毎に表示を切換えても作業者が目視で確認することが困難または不可能なため、負荷の最大値(ピーク)を表示するように制御すればよい。
図3において、制御手段37のCPU43にはプログラムメモリ45及び作業メモリ47が接続され、プログラムメモリ45には帯状ワーク13を予め設定された搬送長さで搬送するためのプログラムデータ、リリース信号出力時の負荷状態を表示するための表示プログラムデータ等の各種プログラムデータが記憶される。
作業メモリ47には製品に応じて予め設定される帯状ワーク13の送り量データを記憶する送り量記憶領域47a、プレス機1のプレス回数に対応して設定される電動モータ31の回転速度データ及び加減速度データを記憶する駆動データ記憶領域47b、送り量検知器35からの信号に基づいて電動モータ31の駆動量、従って帯状ワーク13の送り量を計測して記憶するカウンタ領域47c、負荷ピーク値を記憶するピーク値記憶領域47dを有している。
CPU43には電動モータ31を駆動制御するモータ駆動制御手段49が接続され、該モータ駆動制御手段49には電動モータ31の駆動に伴って送り量検知器35から出力される検知信号が入力される。該モータ駆動制御手段49は電動モータ31の駆動に伴って送り量検知器35から出力される送り量検知信号に基づいて検知される送り位置と送り量記憶領域47aに記憶された帯状ワーク13の送り量データの差に基づいて電動モータ31を駆動データ記憶領域47bに記憶された回転速度データ及び加減速度データに基づいて駆動制御して帯状ワーク13の打抜き箇所が所定のプレス位置に位置するように搬送する。
また、モータ駆動制御手段49は帯状ワーク13の打抜き箇所がプレス位置に移動された際に下降する可動金型17の接触等により帯状ワーク13が位置ずれすると、電動モータ31を送り量検知器35からの送り量検知信号と送り量記憶領域47aに記憶された送り量データが一致するように逆方向へ駆動制御して引き戻す。
上記CPU43にはトルク検知部51が接続され、該トルク検知部51は電動モータ31に印加される駆動電流により電動モータ31のトルクを検知する。また、CPU43にはトルク制限部53が接続され、該トルク制限部53は帯状ワーク13の打抜き箇所がプレス位置に位置した状態で下降する可動金型17の接触等により帯状ワーク13が位置ずれした際に逆転駆動される電動モータ31に印加される駆動電流をトルク制限設定器39bにより設定された電流値(トルク)に制限してトルク制限する。
CPU43には表示制御手段55が接続され、該表示制御手段55はピーク値記憶領域47dに記憶された負荷ピーク値に基づいて対応する第1及び第2表示部41a、41bのLED点灯数を制御して負荷状態を表示する。即ち、表示制御手段55は位置ずれ幅に対応してLEDの点灯数を切換えて負荷状態を表示して確認できるようにする。
CPU43には負荷比較部57が接続され、該負荷比較部57はリリース開始信号及びリリース終了信号が出力された際にトルク検知部51により検知される電動モータ31の駆動トルクとピーク値記憶領域47dに記憶された負荷ピーク値を比較し、検知された駆動トルクが記憶された負荷ピーク値より大の場合には、ピーク値記憶領域47dに記憶された負荷ピーク値を検知された駆動トルクに書換えて記憶させる。
なお、CPU43にはリリース開始信号及びリリース終了信号、データ設定器39a、トルク制限設定器39b及び送り量検出部材35からの各信号線がインターフェース59を介して接続される。
次に上記のように構成された帯状ワーク搬送装置25による帯状ワーク13の搬送作用及び搬送方法を説明する。
先ず、プレス機1による帯状ワーク13のプレス加工作用を説明すると、例えば図4に示すようにクランク軸7cの回転角が0度のときにスライダー5が上死点に、180度のときにスライダー5が下死点にそれぞれ位置し、例えば280度から80度の回転領域が帯状ワーク搬送領域に、また120度から240度の回転領域がプレス加工領域にそれぞれ設定される。
そして80度から120度、240度から280度の回転領域が帯状ワーク13の停止領域にそれぞれ設定され、上記120度に近づく回転領域にてリリース開始信号を、また240度に近づく回転領域にてリリース終了信号を出力するように設定される。
なお、リリース開始信号及びリリース終了信号の出力タイミングと帯状ワーク13の挟持が実際に解除されるタイミング及び帯状ワーク13を実際に挟持するタイミングとの間には信号伝達速度、信号処理速度及び押圧作動部材33の作動応答速度等に起因するタイムラグがあり、実際には若干遅れて実行される。
固定金型19に対する可動金型17の進入により帯状ワーク13における打抜き箇所から製品を打抜いてプレス加工した後に可動金型17を上方へ移動して帯状ワーク13の打抜き跡13aから離脱する際に、帯状ワーク搬送装置25はリリース終了信号に応答して押圧作動部材33を作動し、駆動ローラ27上に支持された帯状ワーク13に対して押圧ローラ29を圧接して挟持させた後に電動モータ31を駆動データ記憶領域47bに記憶された駆動制御データ及び送り量データを記憶する送り量記憶領域47aに基づいて駆動制御して帯状ワーク13における次位の打抜き箇所がプレス位置に位置するように搬送する。
そして可動金型17が上死点へ上昇した後に下死点に向かって下降して搬送される帯状ワーク13に近づいた際に、帯状ワーク搬送装置25は帯状ワーク13の搬送を停止して打抜き箇所をプレス位置に位置させた後にリリース開始信号に応答して押圧作動部材33を復動して駆動ローラ27上に支持された帯状ワーク13から押圧ローラ29を離間して挟持を解除し、自由に移動できるようにさせる。
上記状態にて可動金型17が更に下降してプレス位置に搬入された帯状ワーク13の打抜き箇所をプレス加工して製品を形成した後、可動金型17を下死点から上方へ移動し、上記動作の繰り返しによりプレス加工を連続的に実行する。
プレス機1から出力されるリリース開始信号としては、固定金型19に向かって下降する可動金型17がプレス位置に搬入された打抜き箇所に可及的に近づくタイミング、またリリース終了信号としては、帯状ワーク13の打抜き跡13aから可動金型17が離脱した直後のタイミングに設定することが要求される。
本実施例においては、リリース開始信号及びリリース終了信号の出力タイミングを決定するため、実際のプレス動作に先立ってプレス機1及びワーク供給装置25を連繋駆動して空プレス動作を実行し、以下のようにリリースタイミングを確認して決定する。
今、下降する可動金型17がプレス位置に搬入停止された帯状ワーク13の打抜き箇所に接触するタイミングでリリース開始信号が出力されるとすると、上記接触により帯状ワーク13が駆動ローラ27及び押圧ローラ29により挟持されたままの状態で固定金型19側へ引き込まれて位置ずれする。即ち、可動金型17の下降に対してリリース開始信号の出力タイミンクが遅れている場合である。
上記したように可動金型17の下降に対してリリース開始信号の出力タイミングが遅れて帯状ワーク13が停止位置に対して位置ずれすると(帯状ワーク13の搬送停止後からリリース開始信号が出力されるまでの間に位置ずれすると)、電動モータ31を停止位置からの位置ずれ量に応じて逆転駆動して帯状ワーク13を所定の停止位置へ引き戻す修正動作を実行する。
電動モータ31を逆転駆動する際に印加される駆動電流は位置ずれ幅に対応し、位置ずれ幅が大きい場合には、電動モータ31に印加される電流が多くなって駆動トルクが高くなり、反対に位置ずれ幅が小さい場合には、駆動トルクが低くなる。即ち、電動モータ31の駆動トルクは位置ずれ幅に対応して変動する。
このとき、トルク検知部51により電動モータ31に印加される電流値により電動モータ31の駆動トルクを検知し、その負荷ピーク値をピーク値記憶領域47dに記憶させると共に表示制御手段55により第1表示部41aにおけるLEDを、ピーク値記憶領域47dに記憶された負荷ピーク値に応じた個数分、従って位置ずれ幅に対応して点灯させる。
そしてプレス加工後に帯状ワーク13を搬送して次位の打抜き箇所がプレス位置に搬入停止された際に、上記と同様に帯状ワーク13の位置ずれを修正する際における電動モータ31の駆動トルクを検知し、負荷比較部57により検知された駆動トルクとピーク値記憶領域47dに記憶された負荷ピーク値とを比較する。
検知された駆動トルクがピーク値記憶領域47dに記憶された負荷ピーク値より大きい場合には、ピーク値記憶領域47dに記憶された駆動トルクピーク値を検知された駆動トルク値に書換えて記憶すると共に表示制御手段55により第1表示部41aにおけるLEDの点灯数を、ピーク値記憶領域47dに記憶された負荷ピーク値に応じた個数に切換えて点灯表示させる。
なお、上記したリリース開始信号出力時における電動モータ31の逆転駆動時に印加される電流値に基づく駆動トルクの検知動作及び第1表示部41aの表示動作はプレス動作毎に実行してもよく、また所定のプレス動作回数毎に実行してもよい。
そして作業者は、第1表示部41aにおけるLEDの点灯数により帯状ワーク13の位置ずれ量、従ってリリース開始信号の出力タイミングの遅れを確認し、LEDの点灯数に応じてリリース開始信号の出力タイミングを早めるように調整して最適なリリース開始信号の出力タイミングを決定する。
一方、プレス加工後に上昇する可動金型17から帯状ワーク13が引き剥がされるタイミングに対してリリース終了信号の出力タイミングが早い場合には、帯状ワーク13が駆動ローラ27及び押圧ローラ29により挟持された状態でストリッププレート(図示せず)により引き剥がされることにより位置ずれすることになる。
このように帯状ワーク13が可動金型17から引き剥がされて位置ずれすると、上記と同様に位置ずれ量に対応して電動モータ31を逆転駆動して帯状ワーク13を所定の停止位置へ引き戻して修正動作を実行する。
上記したように電動モータ31を逆転駆動する際に印加される駆動電流は位置ずれ幅に対応し、位置ずれ幅が大きい場合には、電動モータ31に印加される大電流により駆動トルクが高くなり、反対に位置ずれ幅が小さい場合には、駆動トルクが低くなる。
このとき、トルク検知部51により電動モータ31に印加される電流値に基づく駆動トルクを検知し、その負荷ピーク値をピーク値記憶領域47dに記憶させると共に表示制御手段55により第2表示部41bにおけるLEDを、ピーク値記憶領域47dに記憶された負荷ピーク値に応じた個数分、従って位置ずれ幅に対応して点灯させる。
そして次位のプレス加工後において上記と同様に帯状ワーク13の停止位置に対する位置ずれを修正する際に電動モータ31の駆動トルクを検知し、負荷比較部57により検知された駆動トルクとピーク値記憶領域47dに記憶された負荷ピーク値とを比較する。
検知された駆動トルクがピーク値記憶領域47dに記憶された負荷ピーク値より大きい場合には、ピーク値記憶領域47dに記憶された駆動トルクピーク値を検知された駆動トルク値に書換えて記憶すると共に表示制御手段55により第2表示部41bにおけるLEDの点灯数を、ピーク値記憶領域47dに記憶された負荷ピーク値に応じた個数に切換える。
なお、上記したリリース終了信号出力時における電動モータ31の逆転駆動する際に印加される電流値による駆動トルクの検知動作及び第2表示部41bの表示動作はプレス動作毎に実行してもよく、また所定のプレス動作回数毎に実行してもよい。
そして作業者は、第2表示部41bにおけるLEDの点灯数により帯状ワーク13の位置ずれ量、従ってリリース終了信号の出力タイミングが早いことを確認し、LEDの点灯数に応じてリリース終了信号の出力タイミングを遅らせるように調整して最適な出力タイミングを決定する。
また、上記したように打抜き箇所がプレス位置に停止した帯状ワーク13に対する可動金型17の接触やプレス加工後にストリッパープレートにより帯状ワーク13が可動金型17から引き剥がされることにより帯状ワーク13が停止位置に対して位置ずれすると、電動モータ31を逆転駆動して所定位置に戻して位置ずれを修正する。
その際、電動モータ31を大電流、従って高トルクで駆動すると、帯状ワーク13が過度のトルクで短時間に引き戻されて変形や破損したり、駆動ローラ27が過度のトルクで回転駆動されることにより損傷したりする恐れがある。
本実施例は、図7に示すように電動モータ31を逆転駆動する際にトルク制限部53により印加される駆動電流をトルク制限設定器39bにより帯状ワーク13の搬送時のトルクより低く設定された電流値に制限してトルク制限することにより上記問題を解決している。
本実施例は、帯状ワーク13の搬送停止時における位置ずれを、電動モータ31に印加される駆動電流による駆動トルクの変動状態として表示して確認可能とすることにより、プレス機1からのリリース開始信号及びリリース終了信号の出力タイミング(リリース時間)の決定を容易化することができる。
また、搬送停止後及びプレス動作後に帯状ワーク13が停止位置に対して位置ずれした際に電動モータ31を逆転駆動して停止位置に対する位置ずれを修正しているが、その際においては電動モータ31に印加される電流値を搬送時に印加される電流値より低くなるように制限して駆動トルクを制限し、帯状ワーク13が過度のトルクで短時間に引き戻されて変形や破損したり、駆動ローラ27が過度のトルクで回転駆動されることにより損傷したりするのを防止することができる。
本発明は、以下のように変更実施することができる。
1.本実施例は、帯状ワーク13の搬送停止時における負荷変動を電動モータ31に印加される駆動電流による駆動トルクの変動を表示部材41に表示して確認できる構成としたが、送り量検知器からの検知信号とプレス位置の位置データとの位置ずれを検知し、該位置ずれを負荷変動として表示部材41に表示して確認可能にする構成としてもよい。
2.帯状ワーク13の搬送停止時に検知される負荷変動が大きい場合には、上記した表示機能に加えて警告ブザーや警告等を作動制御して作業者に警告、報知する機能を付加した構成としてもよい。
3.表示部材41の第1及び第2表示部41a、41bは、配列された複数個のLEDの点灯数を可変して負荷変動状態を表示して確認できる構成としたが、負荷変動状態を数値表示する構成、インジケータ表示する構成としてもよい。
4.上記説明は、移送手段を電動モータ31に連結された駆動ロール 27及びこれに圧接する押圧ロール29により構成し、両者間に位置する帯状ワーク13を挟持して回転搬送する構成としたが、例えば特開平5−15933号公報に示す移送手段81としてもよい。
即ち、図8に示すように移送手段81における本体フレーム83の長手方向両端部には一対の回転体85が回転可能に軸支され、一方の回転体85には数値制御可能なサーボモータ等の電動モータ87が連結される。そして一対の回転体85にはタイミングベルト等のベルト89が掛渡され、電動モータ87の駆動に伴って正逆方向へ走行される。
また、本体フレーム83には長手方向へ延出する支持レール91が設けられ、該支持レール91には第1及び第2走行体93・95が長手方向へ個別に移動するように支持される。そして第1走行体93はベルト89の上部に、また第2走行体95はベルト89の下部に、本体フレーム83の長手方向中間部において隣接するように取り付けられる。上記第1及び第2走行体93・95は電動モータ87の駆動に伴って互いに遠ざかる方向及び近づく方向へ移動される。
第1及び第2走行体93・95には長手直交方向へ所定の長さで延出するアーム93a・95aが設けられ、各アーム93a・95aの先端部には把持部93b・95bが設けられる。各把持部93b・95bは一方の爪部93c・95cに対して他方の爪部93d・95dが開閉するように軸支されると共にアーム93a・95aに設けられたエアーシリンダ、電磁ソレノイドの作動部材93e・95eが連結され、作動部材93e・95eの作動により他方の爪部93d・95dが一方の爪部93c・95cに対して開閉される。
そして本体フレーム81の搬送方向上手側に第1走行体93を、また搬送方向下手側に第2走行体95を位置させた状態で作動部材93eを作動して他方の爪部93dを閉鎖して所定長さに切断された帯状ワーク13の搬送直交方向端部を保持した後、電動モータ87を駆動して第1及び第2走行体93・95を互いに近づく方向へ移動し、保持された帯状ワーク13をプレス位置へ搬送する。
プレス動作後においては、第1走行体93による帯状ワーク13の保持を解除すると共に第2走行体95における作動部材95eを作動して他方の爪部95dを閉鎖してプレス加工された帯状ワーク13における搬送直交方向端部を保持させる。
次に、電動モータ87を上記と逆方向へ駆動して第1及び第2走行体93・95を互いに遠ざかる方向へ移動して第1走行体93を原位置へ戻すと共にプレス加工された帯状ワーク13を搬出する。
なお、図8に示す把持タイプの帯状ワーク搬送装置にあっては、帯状ワーク13を搬送直交方向の全体に亘って把持する把持部として構成してもよい。また、図8に示す帯状ワーク搬送装置は、2個の把持部を互いに近づく方向及び遠ざかる方向へ移動して帯状ワークの搬入と搬出を行う構成としたが、単一の把持部とし、本体フレームに対して把持部を往復移動して帯状ワークを順送りして搬送する構成としてもよい。
5.上記説明は、固定金型に相対して可動金型を上方に配置し、固定金型に対して可動金型を昇降して搬入された帯状ワークをプレス加工するプレス機1を示したが、該プレス機1としては、固定金型に相対して可動金型を下方に配置し、固定金型に対して可動金型を昇降して搬入された帯状ワークをプレス加工するプレス機1、固定金型及び可動金型を水平方向へ相対して配置し、固定金型に対して可動金型を水平方向(横方向)へ往復移動して帯状ワークをプレス加工するプレス機1としてもよい。
1 プレス機
3 本体フレーム
5 スライダー
7 クランク機構
7a フライホイール
7b クラッチ
7c クランク軸
7d クランク部
7e クランクアーム
9 電動モータ
11 回転角検知部材
13 帯状ワーク
13a 打抜き跡
17 可動金型
19 固定金型
21 ガイドポスト
23 ボス
25 帯状ワーク搬送装置
27 駆動回転体としての駆動ローラ
28 搖動アーム
29 押圧回転体としての押圧ローラ
30 支持ローラ
31 電動モータ
33 押圧作動部材
35 送り量検知器
37 制御手段
39 制御ボックス
39a データ設定器
39b トルク制限設定器
41 表示部材
41a 第1表示部
41b 第2表示部
43 CPU
45 プログラムメモリ
47 作業メモリ
47a 送り量記憶領域
47b 駆動データ記憶領域
47c カウンタ領域
47d 負荷ピーク値記憶領域
49 モータ駆動制御手段
51 トルク検知部
53 トルク制限部
55 表示制御手段
57 負荷比較部
59 インターフェース
81 移送手段
83 本体フレーム
85 回転体
87 電動モータ
89 ベルト
91 支持レール
93・95 第1及び第2走行体
93a・95a アーム
93b・95b 把持部
93c・95c 一方の爪部
93d・95d 他方の爪部
93e・95e 作動部材

Claims (14)

  1. 固定金型及び可動金型間に搬入された帯状ワークをプレス加工するプレス機に設けられ、数値制御可能な電動モータの駆動に伴って帯状ワークを予め設定された所定の送り量で順次搬送して供給するワーク搬送装置において、
    上記電動モータに駆動連結され、帯状ワークを保持して移送する移送手段と、
    固定金型に対する可動金型の移動に伴ってリリース開始信号に基づいて移送手段による帯状ワークの保持を解除すると共にリリース終了信号に基づいて移送手段による帯状ワークを保持するリリース手段と、
    搬送停止時における帯状ワークの負荷を検知する負荷検知手段と、
    負荷検知手段により検知される帯状ワークの負荷を表示する表示手段と、
    帯状ワークの搬送停止時に帯状ワークが停止位置から位置ずれした際に電動モータを駆動制御して帯状ワークを停止位置へ戻すと共に帯状ワークを停止位置へ戻す際の負荷を負荷検知手段により検知し、検知された負荷を表示手段に表示制御する制御手段と、
    を備え、
    表示手段により搬送停止時における帯状ワークに対する負荷を確認可能にしたプレス機の帯状ワーク搬送装置。
  2. 請求項1において、
    移送手段は、電動モータに連結された駆動回転体及び該駆動回転体に接離する押圧回転体から構成され、
    駆動回転体上に支持された帯状ワークを圧接する押圧回転体により挟持して移送するプレス機の帯状ワーク搬送装置。
  3. 請求項1において、
    移送手段は、電動モータの駆動に伴って帯状ワークの移送方向と一致する方向へ往復移動する可動体と、該可動体に設けられ、帯状ワークを保持可能な保持部材とから構成され、
    可動体の移動により帯状ワークを保持して移送するプレス機の帯状ワーク搬送装置。
  4. 請求項1において、
    負荷検知手段は、電動モータの駆動トルクを検知するトルク検知器とし、帯状ワークの搬送停止時に帯状ワークが停止位置から位置ずれした際に電動モータに印加される駆動電流より検知される駆動トルクを負荷として検知するプレス機の帯状ワーク搬送装置。
  5. 請求項1において、
    負荷検知手段は、電動モータによる帯状ワークの送り量を検知する送り検知器とし、帯状ワークの停止位置に対する位置ずれを負荷として検知するプレス機の帯状ワーク搬送装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    制御手段は、停止位置から位置ずれした帯状ワークを停止位置へ戻す際に検知される負荷のピーク値を表示手段に表示制御するプレス機の帯状ワーク搬送装置。
  7. 請求項1において、
    制御手段は、停止位置に対する帯状ワークの位置ずれにより電動モータを駆動制御する際に、電動モータに印加される駆動電流を、帯状ワークの搬送中に印加される電流値より低くしてトルク制限するプレス機の帯状ワーク搬送装置。
  8. 固定金型及び可動金型間に搬入された帯状ワークをプレス加工するプレス機に設けられ、数値制御可能な電動モータの駆動に伴って帯状ワークを予め設定された所定の送り量で順次搬送して供給するワーク搬送装置において、
    帯状ワークの搬送停止時に帯状ワークが停止位置から位置ずれした際に、電動モータを駆動制御して帯状ワークを停止位置へ戻すように駆動制御すると共に帯状ワークを停止位置へ戻す際の負荷を負荷検知手段により検知して表示手段を表示し、
    搬送停止時における帯状ワークに対する負荷を確認可能にしたプレス機の帯状ワーク搬送方法。
  9. 請求項8において、
    電動モータに連結された駆動回転体及び該駆動回転体に接離する押圧回転体により帯状ワークを保持して移送するプレス機の帯状ワーク搬送方法。
  10. 請求項8において、
    電動モータの駆動に伴って帯状ワークの移送方向と一致する方向へ往復移動する可動体に設けられた保持部材により帯状ワークを保持して移送するプレス機の帯状ワーク搬送方法。
  11. 請求項8において、
    負荷検知手段は、電動モータの駆動トルクを検知するトルク検知器とし、帯状ワークの搬送停止時に帯状ワークが停止位置から位置ずれした際に電動モータに印加される駆動電流より検知される駆動トルクを負荷として検知するプレス機の帯状ワーク搬送方法。
  12. 請求項8において、
    負荷検知手段は、電動モータによる帯状ワークの送り量を検知する送り検知器とし、帯状ワークの停止位置に対する位置ずれを負荷として検知するプレス機の帯状ワーク搬送方法。
  13. 請求項8乃至12のいずれかにおいて、
    表示手段に表示される負荷は、停止位置から位置ずれした帯状ワークを停止位置へ戻す際に検知される負荷のピーク値とするプレス機の帯状ワーク搬送方法。
  14. 請求項8において、
    停止位置に対する帯状ワークの位置ずれにより電動モータを駆動制御して帯状ワークを停止位置へ戻す際に、電動モータに印加される駆動電流を、帯状ワークの搬送中に印加される電流値より低くしてトルク制限するプレス機の帯状ワーク搬送方法。
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