JP2003080529A - 取出機の異常診断方法 - Google Patents

取出機の異常診断方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取出機の異常箇所の絞り込みを容易にし、過
大負荷による異常及び過小負荷による異常の両方を診断
し、故障を事前に察知する。 【解決手段】 試行運転を実行し、サーボモータの負荷
トルクの上限値及び下限値を設定する。自動運転に際
し、サーボモータの負荷トルクを検出し、その検出値を
履歴として設定回数分更新して記録する。負荷トルクの
検出値が下限値以下のとき、その移動機構において負荷
が異常に低下していると診断し、過小負荷要因の候補と
なる部品を履歴データと共に表示する。負荷トルクの検
出値が上限値以上のとき、その移動機構において負荷が
異常に増加していると診断し、過大負荷要因の候補とな
る部品を履歴データと共に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種加工機から各
種加工品を取り出す取出機において、機械各部の異常を
診断する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、射出成形機用の取出機は、チャ
ックを成形機の内外に移動し、樹脂成形品を金型から抜
き取って機外に取り出すように構成されている。この取
出機は成形機とリンクして動作するため、取出機の異常
又は故障は成形機の稼働率に大きな影響を及ぼす。そこ
で、従来、チャック移動機構に設けられたモータの電流
値を監視し、過電流が流れたときに、その移動機構に過
大負荷が発生したと判断し、機械の運転を停止するとと
もに、その工程に異常ありとのアラームを表示して、早
期復旧を促す方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の異常
診断方法によると、次のような問題点があった。 (1)どの工程に異常が発生したかは特定できるが、そ
の工程のどの箇所に異常が発生したかを詳しく特定する
ことができなかった。 (2)ガイドの焼付や軸受の破損等、過大負荷による異
常は診断できるが、ベルトの切断やシャフトの折損等、
過小負荷による異常を診断することができなかった。 (3)異常を診断した時点で既に部品破損が生じている
場合が多く、故障を事前に察知できなかった。
【0004】本発明の目的は、上記課題を解決し、取出
機の異常箇所を詳しく特定でき、過大負荷による異常及
び過小負荷による異常の両方を診断でき、故障を事前に
察知できる異常診断方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の取出機の異常診断方法は、チャックを加工
機の内外に移動して加工品を取り出す取出機において、
チャック移動機構の負荷情報を検出し、検出値を予め設
定した上限値及び下限値と比較し、検出値が下限値以下
のとき、過小負荷要因の候補となる部品を表示し、検出
値が上限値以上のとき、過大負荷要因の候補となる部品
を表示することを特徴とする。
【0006】ここで、加工機には、前記射出成形機のほ
か、工作機械、表面加工機等の各種機械が含まれる。加
工品には、樹脂成形品のほか、板金成形品、機械加工
品、表面加工品等の各種製品又は半製品が含まれる。加
工品を取り出すチャックとしては、特に限定されない
が、真空引きにより加工品を吸着するもの、爪の開閉に
より加工品を把持するもの等を例示できる。
【0007】「チャック移動機構」とは、チャックを加
工機の内外に移動するための機構である。チャックが複
数方向に移動する取出機の場合は、各方向毎に複数基の
移動機構が設けられ、そのうち所要の一部又は全部の機
構において異常診断が実施される。
【0008】チャック移動機構の「負荷情報」とは、そ
の機構に設けられたモータやエアシリンダ等のアクチュ
エータに作用する負荷、又はベルトやチェーン等の動力
伝達部品に作用する負荷等、機構各部の負荷を電気量値
として検出可能な情報を含む。例えば、モータの負荷ト
ルクを電流値又はそれと反比例の関係にある回転数から
検出したり、ベルトの張力をテンションメータを用いて
検出することができる。
【0009】「上限値及び下限値」とは、移動機構の各
部に作用する負荷の正常範囲を画定するもので、負荷情
報の検出値と比較可能な電気量値として記憶装置に設定
される。各値の設定に際しては、加工機の運転プログラ
ムや経験値に基づいてオペレータが手動操作により入力
することもできるが、実際の運転状況に適合するデータ
を取得できる点で、上限値及び下限値を試行運転の実行
値に基づいて設定するのが好ましい。
【0010】「過小負荷要因の候補となる部品」として
は、特に限定されないが、ベルト、シャフト、カップリ
ング等、切断や折損によって過小負荷を発生する部品を
例示できる。「過大負荷要因の候補となる部品」として
は、特に限定されないが、ガイド、軸受、ベルトカバー
等、焼付や接触によって過大負荷を発生する部品を例示
できる。ただし、これらの候補部品は、何れも代表的な
ものであって、実施にあたっては、チャック移動機構の
具体的構成に基づき、異常の可能性並びに頻度を考慮し
て適宜に選定される。
【0011】また、本発明の異常診断方法は、異常箇所
をより詳しく特定するために、負荷情報の履歴を記録
し、履歴データを随時に表示することを特徴とする。例
えば、過去数回分又は数時間分の負荷情報を記憶装置に
更新して記憶し、異常発生時に、候補部品と合わせて表
示装置に表示する。また、負荷情報からピーク値のみを
抽出し、過去数日又は数ヶ月間にわたる長期履歴データ
を記録してもよい。
【0012】この場合、取出機の異常を遠隔地で診断で
きるように、履歴データを通信回線を介して遠隔地の上
位コンピュータに送信するのが好ましい。送信データに
は、履歴データのみならず、これに各種設定値、加工機
との交信データ等の制御データを加えてもよい。通信回
線としては、LANを利用する構内通信回線、インター
ネットを利用する広域通信回線等を例示できる。送受信
装置としては、メール付携帯電話も利用可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を射出成形機用の取
出機に具体化した一実施形態を図面に基づいて説明す
る。図1に示すように、この取出機1のメインフレーム
2は射出成形機3の上に左右方向に延びるように固定さ
れている。メインフレーム2の上には左右移動体4が支
持され、左右移動体4に前後方向に長いサブフレーム5
が固定されている。サブフレーム5には前後移動体6が
支持され、前後移動体6に上下移動体8が支持されてい
る。上下移動体8には旋回体9が支持され、旋回体9に
複数のチャック10が装着されている。そして、チャッ
ク10が前後、上下、左右方向に移動し、成形機3の金
型11から樹脂成形品を抜き取り、機外に取り出すよう
になっている。
【0014】チャック10の前後方向の移動機構は、前
後移動体6と、前後移動体6を案内するガイド19と、
前後移動体6を駆動する減速機付サーボモータ20と、
サーボモータ20の動力を前後移動体6に伝達するベル
ト21とから構成されている。図2に示すように、チャ
ック10の左右方向の移動機構は、左右移動体4と、左
右移動体4を案内するガイド13と、左右移動体4を駆
動する減速機付サーボモータ14と、サーボモータ14
の動力を左右移動体4に伝達するベルト15及びプーリ
16,17,18とから構成されている。
【0015】図3に示すように、チャック10の上下方
向の移動機構には、上下移動体8を高速で駆動する倍速
機構が採用されている。上下移動体8は柱状に形成さ
れ、ガイド22を介し昇降体23に支持されている。昇
降体23はガイド24を介し前後移動体6に支持され、
減速機付サーボモータ25により有端ベルト26を介し
て駆動される。昇降体23には上下に長い無端ベルト2
7が張設され、その片側の一部はジョイント28で前後
移動体6に結合され、反対側の一部はジョイント29で
上下移動体8に結合されている。そして、昇降体23の
移動により無端ベルト27が回転され、無端ベルト27
の回転によって上下移動体8が昇降体23の2倍の速度
で駆動される。
【0016】なお、チャック10の上下方向の移動機構
に、サーボモータ及びエアシリンダの2つのアクチュエ
ータを用いた倍速機構を採用してもよい。チャック10
の旋回機構では、旋回体9がサーボモータ30(図1参
照)によって駆動される。各機構において、ガイド1
3,19,22,24には転がり案内を用いたLMガイ
ド(直線運動ガイド)が使用され、ベルト15,21,
26,27には歯付きベルトが使用されている。ベルト
にかえ、チェーンやボールネジを使用することも可能で
ある。
【0017】各機構のサーボモータ14,20,25,
30は取出機1の制御装置によってサーボ制御される。
例えば、チャック10の上下方向の移動機構において
は、図4に示すように、制御装置31がサーボ制御部3
2を介しサーボモータ25を制御し、これに付属のエン
コーダ33からの信号に基づき、上下移動体8の移動量
及び速度を検出する。また、制御装置31はサーボモー
タ25の負荷トルクをその回転数(エンコーダ信号)、
負荷電流値、又は供給電圧値に基づいて検出する機能を
備えている。そして、制御装置31には、各種設定値を
入力する入力装置35と、設定値、検出値等を記憶する
記憶装置36と、記憶データ、アラーム等を表示する表
示装置37とが接続されている。
【0018】上記構成の取出機1は、図5及び図6に示
す工程順で成形品を取り出す。成形機3の成形動作中
は、チャック10が金型11より上方の原点位置Oで待
機している。成形機3が1ショットを終了し、型開き後
に取出開始指令が出ると、まず、上下移動体8が下降
し、前後移動体6が前進し、チャック10が成形品
を把持する。次に、前後移動体6が後退し、上下移
動体8が原点位置Oまで上昇し、取出機1が成形機3に
型締め開始指令を出力する。続いて、左右移動体4が
機外に移動し、旋回体9が旋回してチャック10の向
きを変更し、上下移動体8が下降し、チャック10
が成形品を解放する。その後、(10)上下移動体8が上昇
し、(11)旋回体9が旋回してチャック10の向きを復元
し、(12)左右移動体4が機内に移動し、チャック10が
原点位置Oに復帰する。
【0019】次に、取出機1の異常診断方法について説
明する。図7に示すように、取出機1の稼働開始にあた
り、1サイクル分の試行運転(手動運転)が実行される
(ステップS1)。ここで、左右移動体4、前後移動体
6、上下移動体8、旋回体9を駆動するサーボモータ1
4,20,25,30の負荷トルク、つまり各工程を正
常に遂行できる標準的な負荷情報が工程毎に検出され、
これらの実行値にプラス・マイナスの許容値を加えて、
自動運転時の負荷トルクの上限値及び下限値が記憶装置
36に設定される(ステップS2)。こうすれば、稼働
開始時における各部の点検をかねて、実際の運転状況に
最適な負荷情報を自動的に設定することができる。な
お、上限値及び下限値を実行値に対するパーセンテージ
で設定してもよい。
【0020】自動運転に際しては、各工程(成形品の把
持、解放工程を除く)毎にほぼ同様の診断プログラムが
実行される。まず、前工程の終了信号に基づきその工程
の開始指令が確認されると(ステップS11)、サーボ
モータ14,20,25,30が駆動され(ステップS
12)、移動体4,6,8,9が各方向に移動される。
そして、図8に示すように、工程開始から予め設定した
加速時間が経過すると(ステップS13)、サーボモー
タ14,20,25,30の負荷トルクが制御装置31
によって検出され(ステップS14)、その検出値が記
憶装置36に記憶される(ステップS15)。なお、工
程開始位置から予め設定した距離だけ離れた位置で負荷
トルクを検出してもよい。
【0021】続いて、負荷トルクの検出値が試行運転で
設定した下限値と比較され(ステップS16)、下限値
以上であれば、上限値と比較される(ステップS1
7)。検出値が上限値以下であれば、負荷トルクが正常
であると診断され、サーボモータ14,20,25,3
0の駆動が継続され、負荷トルクが監視され、その検出
値が履歴として設定回数分更新して記録される。そし
て、移動体4,6,8,9がストロークの終端に達する
と、リミットスイッチ等の信号に基づいて終了指令が確
認され(ステップS18)、サーボモータ14,20,
25,30が停止され(ステップS19)、その工程が
正常に終了する。
【0022】一方、負荷トルクの検出値が下限値以下の
ときは、その移動機構において負荷が異常に低下してい
ると診断され、過小負荷を報知するためのアラーム信号
が出力され(ステップS20)、同時に、サーボモータ
14,20,25,30が直ちに停止される(ステップ
S19)。そして、このアラーム信号に応答し、表示装
置37には、その工程において過小負荷要因の候補とな
る部品が表示装置37に表示される。例えば図9に示す
ように、チャック上昇工程の場合は、有端ベルト26及
び無端ベルト27(スリップ、切断)、サーボモータ2
5の減速機シャフト(折損)、そのカップリング(破
損)等、過小負荷を発生する複数の候補部品が部品番号
及び異常内容と共に一覧表示される。
【0023】また、負荷トルクの検出値が上限値以上の
ときには、その移動機構において負荷が異常に増加して
いると診断され、過大負荷を報知するためのアラーム信
号が出力され(ステップS21)、これに応答し、表示
装置37には、その工程において過大負荷要因の候補と
なる部品が表示される。例えば図10に示すように、チ
ャック上昇工程の場合は、内外のLMガイド22,24
(焼付)、サーボモータ25の減速機軸受(破損)、ベ
ルトカバー(接触)等、過大負荷を発生する複数の候補
部品が部品番号及び異常内容と共に一覧表示される。
【0024】従って、次のような作用効果が得られる。 (a)2つのアラーム表示画面から、どの工程のどの箇
所にどんな内容の異常が発生したかを、部品レベルまで
絞り込んで詳細かつ迅速に特定でき、復旧までの時間つ
まりダウン・タイムを短縮できる。 (b)ガイドの焼付や軸受の破損等、過大負荷によって
発生する異常のみならず、ベルトの切断やシャフトの折
損等、過小負荷によって発生する異常をも的確に診断で
きる。 (c)上限値及び下限値を厳しく設定しておくことで、
部品破損に至る前に異常を発見でき、故障を回避するた
めの対策を早期に講じることが可能となる。 (d)図8に示すように、異常診断を負荷トルクが安定
する区間(移動体の等速区間)で長時間にわたって実施
できる。
【0025】図9及び図10に示すように、表示装置3
7には、全ての候補部品を表示するための上スクロール
ボタン39及び下スクロールボタン40と、画面を切り
換えるための前ボタン41及び次ボタン42と、送信プ
ログラムを起動するための送信ボタン43とが設けられ
ている。そして、アラーム表示画面で次ボタン42を押
すと、図11に示すように、その工程において過去に実
行した設定回数分の履歴データが表示される。履歴デー
タは、負荷トルクの検出値、日付、製品番号、上・下限
値等を含み、最新データから順に一覧表示される。
【0026】従って、次のような作用効果が得られる。 (e)異常発生時に履歴データと前画面の候補部品とを
対照して、異常箇所、異常部品をより詳細に絞り込むこ
とができる。 (f)随時に履歴データを表示し、負荷トルクの変化を
照合して、部品の寿命を予測でき、プリ・メンテナンス
に役立つ。 (g)履歴データを新製品開発のための技術データとし
て蓄積できる。
【0027】また、送信ボタン43を押すと、送信プロ
グラムが起動され、履歴データ、各種設定値、成形機3
との交信データ等、遠隔地の専任技術者が異常を精査す
るに必要なデータを含む診断ファイルが自動作成され
る。そして、このファイルは取出機1に付属の送受信装
置(図示略)によって、構内又は広域通信回線を介し、
LAN又はインターネット等を利用して遠隔地の上位コ
ンピュータに送信される。
【0028】従って、次のような作用効果が得られる。 (h)ユーザ又はメーカの専任技術者が遠隔地に居なが
ら取出機の異常を詳細に診断できる。 (i)メーカの専任技術者が現場まで出向く必要がなく
なり、アフターサービスにかかる費用を節約できる。 (j)診断結果に従い、交換部品又は準備部品を迅速に
手配できる。 (k)送受信装置としてメール付携帯電話を使用すれ
ば、専任技術者がどこにいても、取出機を早期に復旧で
きる。 (l)新規成形品の生産立上げ時やプログラム異常の発
生時等に、このシステムを利用して、メーカは新規又は
修正プログラムをユーザに速やかに届けることができ
る。
【0029】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸
脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)図12に示すように、工程開始から最大負荷トル
クが発生するまでの時間(又は距離)を設定し、この設
定時間が経過したポイントxで負荷トルクを検出し、そ
の検出値を上限値及び下限値と比較することで、工程初
期の負荷異常を診断すること。 (2)図13に示すように、等速区間の途中に2つの検
出ポイントx,y(時間又は距離)を設定し、この区間
における負荷トルクの平均値を求め、その平均値を上限
値及び下限値と比較することで、工程中期の負荷異常を
診断すること。 (3)前記実施形態の異常診断方法を、工作機械、表面
加工機、梱包機械、食品加工機等の各種加工機から各種
加工品を取り出す取出機に適用すること。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明に係る異常診
断方法によれば、過小負荷要因の候補となる部品と過大
負荷要因の候補となる部品とを別々に表示するので、異
常箇所を詳しく特定でき、過大負荷による異常及び過小
負荷による異常の両方を診断でき、故障を事前に察知で
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異常診断方法が実施される取出機の全
体を示す斜視図である。
【図2】同取出機におけるチャックの左右方向移動機構
を示す正面図である。
【図3】同取出機におけるチャックの上下方向移動機構
を示す正面図である。
【図4】同取出機の異常診断システムを示すブロック図
である。
【図5】同取出機の工程説明図である。
【図6】移動体の動作を示すタイムチャートである。
【図7】本発明に係る異常診断方法の一実施形態を示す
フローチャートである。
【図8】同診断方法を補足説明するサーボモータの負荷
トルク線図である。
【図9】過小負荷アラームの表示画面を示す表示装置の
正面図である。
【図10】過大負荷アラームの表示画面を示す表示装置
の正面図である。
【図11】履歴データの表示画面を示す表示装置の正面
図である。
【図12】異常診断時期の変更例を示す負荷トルク線図
である。
【図13】異常診断時期の別の変更例を示す負荷トルク
線図である。
【符号の説明】
1 取出機 3 射出成形機 4 左右移動体 6 前後移動体 8 上下移動体 9 旋回体 10 チャック 14 サーボモータ 15 ベルト 19 ガイド 20 サーボモータ 21 ベルト 22 ガイド 24 ガイド 25 サーボモータ 26 有端ベルト 27 無端ベルト 30 サーボモータ 31 制御装置 32 サーボ制御部 33 エンコーダ 35 入力装置 36 記憶装置 37 表示装置 43 送信ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 七澤 幸二 愛知県丹羽郡大口町秋田3−133 株式会 社スター精機内 (72)発明者 柿本 伸一 愛知県丹羽郡大口町秋田3−133 株式会 社スター精機内 (72)発明者 仲本 継 愛知県丹羽郡大口町秋田3−133 株式会 社スター精機内 (72)発明者 松永 圭司 愛知県丹羽郡大口町秋田3−133 株式会 社スター精機内 (72)発明者 岩成 康 愛知県丹羽郡大口町秋田3−133 株式会 社スター精機内 (72)発明者 森川 厚志 愛知県丹羽郡大口町秋田3−133 株式会 社スター精機内 Fターム(参考) 4F202 AM09 AP04 AP20 CA11 CA30 CB01 CM12 CM90 CS07 4F206 AM09 AP04 AP20 JA07 JL02 JN41 JP15 JP27 JQ90 5H223 AA06 DD03 DD07 EE05 EE06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャックを加工機の内外に移動して加工
    品を取り出す取出機において、 チャック移動機構の負荷情報を検出し、検出値を予め設
    定した上限値及び下限値と比較し、検出値が下限値以下
    のとき、過小負荷要因の候補となる部品を表示し、検出
    値が上限値以上のとき、過大負荷要因の候補となる部品
    を表示することを特徴とする取出機の異常診断方法。
  2. 【請求項2】 上限値及び下限値を、試行運転の実行値
    に基づいて設定する請求項1記載の取出機の異常診断方
    法。
  3. 【請求項3】 負荷情報の履歴を記録し、履歴データを
    随時に表示する請求項1又は2記載の取出機の異常診断
    方法。
  4. 【請求項4】 履歴データを通信回線を介して遠隔地の
    上位コンピュータに送信する請求項3記載の取出機の異
    常診断方法。
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