JP2015019854A - ヘアドライヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】髪が受けたダメージをより効果的に修復することができるヘアドライヤを提供する。
【解決手段】本体ケース4の内部に形成された第2風通路16中に配置されており、ミストを発生するミスト発生装置7と、第2風通路16中でミスト発生装置7の吹出口との間に配置され、美容成分を収容する美容成分収納部材21とを備え、第2風通路16を流れる風により、少なくともミストと美容成分とを結合させるとともに、ミストと美容成分との結合体を吹出口12から吹き出すように構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、髪の乾燥やセットを行うためのヘアドライヤに関する。
一般に、濡れた髪の乾燥や髪型のセットを行う際にヘアドライヤが使用される。従来から知られているヘアドライヤは、温風又は冷風を吹出口から吹き出すように構成されている。近年は、単に温風又は冷風を吹き出すだけではなく、ヘアドライヤの本体ケースの内部においてミストを発生させて、温風又は冷風とともにそのミストを吹き出すヘアドライヤもある。
ヘアドライヤに用いられているミストの発生機構は種々知られており、ミストを生成する際に用いられる液体を供給する構造に関しても複数種類のタイプが存在する。液体を供給する構造のタイプとしては、例えば、本体ケース内に設けたタンクに予め液体を貯蔵するタイプや(例えば、特許文献1)、ペルチェ素子により空気中の水分を結露させて生成した水滴を用いるタイプが従来から知られている(例えば、特許文献2)。
特開2006−87836号公報 特開2009−261514号公報
上記した特許文献1,2に記載されたヘアドライヤは、単に冷風や温風を吹き出すように構成された従来のヘアドライヤに比べて、単に髪を乾燥させるだけではなく、髪に艶や潤いを与えることができた。しかし、このようなヘアドライヤを用いた場合であっても、毛髪の表面におけるキューティクルの剥離等が発生し、結果として髪がパサつく、髪がまとまらない、又は髪の艶がなくなるということが発生することがあった。特に、近年は、様々なバリエーションのヘアスタイルが流行しており、それに伴い、髪の色を染め替えるヘアカラーを行ったり、ヘアブローを長時間行うことにより種々のヘアアレンジをする機会も多くなっている。そのため、上記したようなヘアドライヤを用いた場合であっても、上記したキューティクルの剥離等を効果的に解消して髪が受けたダメージを修復することが難しいという問題があった。
本発明は、上記した問題点に鑑みてなされたものであり、髪が受けたダメージをより効果的に修復することができるヘアドライヤを提供することを目的とする。
本発明は、
(1)吹出口及び吸入口を有する本体ケースと、前記本体ケースの内部に形成された風通路と、前記風通路に風を送る送風装置と、ヒータとを備えたヘアドライヤであって、前記風通路中に配置され、ミストを発生するミスト発生装置と、前記風通路中で前記ミスト発生装置と前記吹出口との間に配置され、美容成分を収容する美容成分収納部材とを備え、前記風通路を流れる風により、少なくとも前記ミストと前記美容成分とを結合させるとともに、前記ミストと前記美容成分との結合体を前記吹出口から吹き出すことを特徴とするヘアドライヤ、
(2)美容成分収納部材が本体ケースから着脱自在に構成されている上記(1)記載のヘアドライヤ、
(3)美容成分収容部材は、複数の繊維部材からなるベース部材に美容成分を添着させて構成されている上記(1)又は(2)記載のヘアドライヤ、
(4)美容成分収容部材はケース部材を有しており、ベース部材が前記ケース部材に収容されている上記(3)記載のヘアドライヤ、
(5)ケース部材には、本体ケースへの着脱を容易にするための着脱部が形成されている上記(4)記載のヘアドライヤ、
を要旨とする。
本発明によれば、ミスト発生装置において発生したミストと美容成分とが結合した結合体を毛髪や頭皮等に対して吹き付けて、ミスト以外の美容成分を毛髪や頭皮等に供給することができる。したがって、毛髪の表面におけるキューティクルの剥離等のような髪等のダメージをより効果的に修復し、さらには髪の保湿もより効果的に行うことができる。
本発明の実施の形態に係るヘアドライヤの外観構成を示す斜視図である。 (a)図は、本実施の形態に係るヘアドライヤの収納部付近の構成を示す部分拡大斜視図であり、(b)図は、美容成分収容部材の構成を示す分解斜視図である。 (a)図は、本実施の形態に係るヘアドライヤにおける本体部の部分の縦断面図であり、(b)図は、収納部付近の縦断面図である。 本実施の形態に係るヘアドライヤの電気ブロック図である。
本発明に係るヘアドライヤの構成を以下において具体的に説明する。なお、本明細書においては、ヘアドライヤの本体ケース内に配置されている各種装置等から見て吸入口へ向かう方向を「上流側」と言い、各種装置等から見て吹出口へ向かう方向を「下流側」と言うものとする。また、本明細書においては、水分等が電離して生成されたものの他に、空気中の浮遊物が帯電したものを含めて「イオン」と言うものとする。
ヘアドライヤ1は、本体部2と、本体部2に対して所定の角度をなすように設けられたグリップ部3とを備えている。本体部2は、本体ケース4、送風装置5、ヒータ、ミスト発生装置7及びイオン発生装置等を備えている。本体ケース4は、一端に吸入口11を備え、他端に吹出口12を備えており、これら吸入口11及び吹出口12の間に風通路が形成されている。吹出口12は、第1吹出口13及び第2吹出口14を有しており、風通路は、吸入口11及び第1吹出口13の間に形成された第1風通路15と、吸入口11及び第2吹出口14の間に形成された第2風通路16とからなる。本体ケース4内においては、これら第1風通路15と第2風通路16とを区画するための区画壁17が設けられている。
本体ケース4には、後述する美容成分収容部材21を着脱自在に収納するための収納部18が形成されている。この収納部18は、第2風通路16中でミスト発生装置7と吹出口12との間において、美容成分収容部材21を収納可能な大きさに形成されており、本体ケース4の上部には開口部19が形成されている。この開口部19には、開閉蓋20が開閉自在に取り付けられており、該開閉蓋20が閉じている時は開口部19が該開閉蓋20によって閉塞されて収納部18が本体ケース4の外部から視認できないようになっている。この収納部18は、美容成分収容部材21が収納された時に、該美容成分収容部材21が第2風通路16中に配置される位置に形成されている。また、収納部18には、美容成分収容部材21が収納された時に、この美容成分収容部材21が収納された状態を維持するための図示しないロック部が形成されている。また、収納部18は、美容成分収容部材21が収納部18に収納された時は、第2風通路16を流れる風が、美容成分収容部材21を通過して流れる風と、美容成分収容部材21の外を流れる風とに分流されるように構成されている。
送風装置5は、駆動モータ22と、駆動モータ22の駆動軸先端に取り付けられたファン23とを備えており、駆動モータ22の駆動によりファン23が回転駆動し、吸入口11から外気を吸入し、第1風通路15及び第2風通路16を経て第1吹出口13及び第2吹出口14から吹き出すための風を発生させる。ヒータは、送風装置5で発生させた風を加熱するためのもので、第1ヒータ24及び第2ヒータ25を備えている。これら送風装置5並びに第1ヒータ24及び第2ヒータ25は、従来から公知のものを任意に選択して適用してよい。なお、本実施の形態では、第1ヒータ24及び第2ヒータ25というように複数のヒータを用いてヒータを構成しているが、ヒータの構成及び数はこれに限定されるものではない。
ミスト発生装置7は、第2風通路16に配置されており、一方の面を放熱面27とし、他方の面を吸熱面28としたペルチェ素子29と、ペルチェ素子29の放熱面27側に設けられた放熱フィン30と、ペルチェ素子29の吸熱面28側に設けられた接地電極31と、この接地電極31に対して所定の間隔をあけて対向配置した針状の放電電極32を備えている。接地電極31は、ヘアドライヤ1の図示しない接地端子に接続されており、放電電極32は、図示しない高電圧発生装置に接続されている。
イオン発生装置は、第1イオン発生装置33及び第2イオン発生装置34から構成されている。第1イオン発生装置33は、第1風通路15中において第1吹出口13の近傍に配置されている。第1イオン発生装置33は、針状に形成された3つの図示しない第1電極が第1風通路15中に配置されている。これら第1電極は、図示しない高電圧発生装置に接続されており、ヘアドライヤ1の稼働時には例えば2〜3kV程度の電圧が印加されるように構成されている。第2イオン発生装置34は、第2風通路16中において第2吹出口14の近傍であってミスト発生装置7と隣接する位置に配置されている。第2イオン発生装置34は、針状に形成された2つの第2電極が第2風通路16中に配置されている。これら第2電極は、図示しない高電圧発生装置に接続されており、ヘアドライヤ1の稼働時には、例えば例えば2〜3kV程度の電圧が印加されるように構成されている。また、これら第2電極に印加される電圧は、本体ケース4に取り付けられているイオン発生量切換スイッチ36を調節することで任意に変化させることができ、これにより第2イオン発生装置34においてマイナスに帯電したマイナスイオンの発生量を調節することができるように構成されている。
また、図1に示すように、本体部2には、冷温切換スイッチ35及びイオン発生量切換スイッチ36が設けられている。冷温切換スイッチ35は、吹出口12から吹き出される風を冷風と温風のいずれかに切り換えるためのもので、「OFF」にすると温風を吹き出し、「ON」にすると冷風を吹き出すよう切り換えられる。また、イオン発生量切換スイッチ36は、第2イオン発生装置34において発生させるマイナスイオンの発生量を調節するためのものである。このイオン発生量切換スイッチ36は、本実施の形態ではダイヤル式のスイッチを使用しており、使用者がマイナスイオンの発生量を任意に調整することができるように構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、ダイヤル式以外の構成を有するスイッチを用いてもよい。
グリップ部3は、使用者がヘアドライヤ1を使用する時に該ヘアドライヤ1を持つことができるように構成されている。このグリップ部3には、風量切換スイッチ37及び温度切換スイッチ38が設けられている。風量切換スイッチ37は、ヘアドライヤ1の吹出口12から吹き出される風量を切り替えるためのもので、吹出口12から風を吹き出さない(即ち、停止状態にある)「OFF」、吹出口12から所定の風量の風を吹き出す「CARE」モード、CAREモードよりも大きな風量の風を吹き出す「DRY」モード、及びDRYモードよりも大きな風量の風を吹き出す「TURBO」モードに切り換えることができるように構成されている。また、温度切換スイッチ38は、冷温切換スイッチ35が「OFF」の時に、吹出口12から吹き出される温風の温度を調節するためのものである。例えば、「SCALP」に温度切換スイッチ38が切り換えられている場合には、吹出す温風の温度は約60℃に設定される。また、温度切換スイッチ38が「HOT」に切り換えられている場合には、温風の温度は約120℃に設定される。
次に、美容成分収容部材21の構成について説明する。図2(a)に示すように、美容成分収容部材21は、本体ケース4の収納部18に着脱自在に収納することができるように形成されている。また、図2(a)及び図2(b)に示すように、美容成分収容部材21は、ケース部材41と、このケース部材41の中に収容されるベース部材42とを備えている。ケース部材41は、第1ケース部材43と第2ケース部材44とに分割することができるように構成されており、これら第1ケース部材43と第2ケース部材44とを組み合わせることにより、ベース部材42を内部に収容することができるように構成されている。また、ケース部材41には、美容成分収容部材21の本体ケース4への着脱を容易にするための着脱部45が形成されている。着脱部45は、ヘアドライヤ1の使用者等が美容成分収容部材21を収納部18から取り出す時に、該使用者等が美容成分収容部材21を取り出し易くするためのものである。この着脱部45は、本実施の形態では、互いに対向する縁部に対して凹状に形成される凹部として形成されている。なお、着脱部45の形状は、使用者等が美容成分収容部材21を取り出し易くすることができれば、凹部以外の形状であってもよい。
第1ケース部材43は、第2風通路16を流れる風が通過可能な第1風通過孔46が開口形成されている。また、第1ケース部材43は、第2ケース部材44と組み合わせた時に該第2ケース部材44と係合するための係合部47が形成されている。また、第1ケース部材43には、着脱部45を構成する第1着脱部48が凹状に形成されている。本実施の形態では、第1風通過孔46は、六角形状の孔が多数開口形成されることで形成されているが、第1風通過孔46の形状はこれに限定されるものではない。
第2ケース部材44は、第2風通路16を流れる風が通過可能な第2風通過孔49が開口形成されている。また、第2ケース部材44には、第1ケース部材43に形成された係合部47と係合するための係合受け部50が形成されている。また、第2ケース部材44には、着脱部45を構成する第2着脱部51が凹状に形成されている。本実施の形態では、第2風通過孔49は、六角形状の孔が多数開口形成されることで形成されているが、第2風通過孔49の形状はこれに限定されるものではなく、また第1風通過孔46の形状と同一の形状でなくてもよい。
ベース部材42は、後述する美容成分を添着させるためのものである。ベース部材42は、複数の繊維部材を絡ませる等して構成されたシート状の部材である。繊維部材としては、例えば、綿、羊毛、麻、パルプ、絹等をはじめとする天然繊維、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリプロピレン、セルロース、アクリル繊維、アラミド繊維、ポリエチレンテレフタレート等をはじめとする化学繊維、その他ガラス繊維、カーボン繊維、セラミックス繊維等を用いることができる。これらの中でも、生産性、耐摩耗性、耐熱性の観点からポリエチレンテレフタレートを用いることが好ましい。また、ベース部材42としては、上記した各種繊維を用いた織布や不織布等を用いることができる。本実施の形態では、ベース部材42の例として、不織布を用いた例を用いて説明する。なお、不織布とは、繊維を一定方向又は/及びランダムに集積して繊維同士を結合させたり絡ませたりすることによりシート状に形成されたものである。
ベース部材42は、構成する各繊維と繊維との間に美容成分を添着させることができるように構成されている。ここで、「添着」とは、ベース部材42を構成する繊維と繊維との間に美容成分を絡ませたり、繊維と繊維との間に美容成分が挟まる等して、該美容成分がベース部材42に付着した状態、及び/又はベース部材42を構成する繊維の表面部分に美容成分が付着した状態を指す。
美容成分は、保湿性等を有するもので形成されている。例えば、美容成分としては、保湿性を有するものとして、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、ビタミン類等が挙げられる。なお、美容成分としては、上記した以外のものも任意に選択して用いることができるが、毛髪等における保湿性等を向上させてキューティクルの痛みを回復させる等の観点から、美容成分としてはコラーゲンを用いることが好ましい。
ベース部材42は、シート状に形成されており、第2風通路16を流れる風が通過できるものであれば特にその形状は任意に選択してよいが、風を通過させやすくすると共に、後述する美容成分収容部材21の上流側に設けられたミスト発生装置7で発生するミスト及び風を接触しやすくする趣旨で、風が通過する領域を確保しつつベース部材42と風との接触面積を大きくすることが好ましい。この趣旨で、ベース部材42の形状としては、複数の折り畳み部を有する折り畳み形状、即ち蛇腹状であることが好ましい。
次に、本実施の形態に係るヘアドライヤ1の電気的構成について説明する。図4に示すように、ヘアドライヤ1は、制御部61を有しており、この制御部61にて該ヘアドライヤ1の総括的な制御を行っている。制御部61の入力端側には、風量切換スイッチ37、冷温切換スイッチ35、温度切換スイッチ38及びイオン発生量切換スイッチ36が電気的に接続されている。また、制御部61の出力端側には、ミスト発生装置7、第1イオン発生装置33、第2イオン発生装置34、駆動モータ22、第1ヒータ24及び第2ヒータ25が電気的に接続されている。また、制御部61をはじめとするヘアドライヤ1の駆動は、図示しない外部電源から電力の供給を受けることで行われる。
風量切換スイッチ37は、上記した通り、「OFF」、「CARE」、「DRY」、「TURBO」というように、風量を4つの段階に切り換えることができるように構成されている。制御部61は、風量切換スイッチ37が「OFF」の時は、駆動モータ22、ミスト発生装置7、第1イオン発生装置33及び第2イオン発生装置34を停止させる。また、制御部61は、風量切換スイッチ37が「CARE」、「DRY」、「TURBO」の時は、各モードに対応する風量を発生させるように駆動モータ22の回転駆動制御を行う。さらに制御部61は、風量切換スイッチ37が「CARE」、「DRY」、「TURBO」の時にはミスト発生装置7、第1イオン発生装置33及び第2イオン発生装置34も駆動させるように制御する。この場合、制御部61は、ミスト発生装置7及び第1イオン発生装置33に対しては所定の電圧を各電極に印加するように制御を行い、第2イオン発生装置34に対しては、イオン発生量切換スイッチ36により調節された大きさに対応する電圧を電極に印加するように制御を行う。即ち、制御部61は、風量切換スイッチ37の切り換えによって駆動モータ22を回転駆動させるように制御をすると、それに併せてミスト発生装置7及び第2イオン発生装置34に対して所定の電圧を印加するように制御し、第2イオン発生装置34に対してはイオン発生量切換スイッチ36により設定された量に対応する電圧を印加するように制御する。したがって、制御部61が第2イオン発生装置34に対して印加する電圧の大きさはイオン発生量切換スイッチ36により変化させることができるように構成されている。
冷温切換スイッチ35は、第1吹出口13及び第2吹出口14から吹き出される風を冷風にする「ON」と、第1吹出口13及び第2吹出口14から吹き出される風を温風とする「OFF」との間で切り換えることができるように構成されている。制御部61は、冷温切換スイッチ35が「ON」の時は、第1ヒータ24及び第2ヒータ25への電力の供給を遮断するように制御する。また、制御部61は、冷温切換スイッチ35が「OFF」の時は、温度切換スイッチ38の切換状態に対応して、第1ヒータ24のみ、又は第1ヒータ24及び第2ヒータ25のいずれにも電力を供給するように制御する。
温度切換スイッチ38は、上記した通り、「SCALP」又は「HOT」に切り換えることができるように構成されている。制御部61は、冷温切換スイッチ35が「OFF」であって、温度切換スイッチ38が「SCALP」に切り換えられている場合には、第1ヒータ24に電力を供給して該第1ヒータ24が加熱状態にあるように制御する。また、制御部61は、冷温切換スイッチ35が「OFF」であって、温度切換スイッチ38が「HOT」に切り換えられている場合には、第1ヒータ24及び第2ヒータ25に電力を供給して、これら第1ヒータ24及び第2ヒータ25が加熱状態にあるように制御する。
次に、本実施の形態に係るヘアドライヤ1の作用効果について説明する。まず、使用者が風量切換スイッチ37を「OFF」から「CARE」、「DRY」、「TURBO」のいずれかに切り換えると、制御部61は駆動モータ22の駆動を開始させる。駆動モータ22が駆動を開始すると、駆動軸の先端に取付固定されたファン23が回転駆動する。ファン23が回転駆動を開始すると、吸入口11から外気が吸入される。そして、本体ケース4内に吸入された気体は、所定の流速を有する風となって第1風通路15を流れて第1吹出口13から吹き出されると共に、第2風通路16を流れて第2吹出口14から吹き出される。なお、ここでは、説明の便宜上、冷温切換スイッチ35は「ON」として冷風が吹き出され、イオン発生量切換スイッチ36の操作はヘアドライヤ1が駆動している間には行われないものとして説明する。
制御部61は、風量切換スイッチ37が操作されると、その操作と連動して第1イオン発生装置33にも電力を供給して第1イオン発生装置33の駆動を開始する。第1イオン発生装置33では、3つの第1電極に所定の電圧が印加される。この時、第1風通路15は風が流れており、この風によって流される気体中の水分や、気体中に存在する塵等のような浮遊物等が第1電極付近において電気的にマイナスに帯電したマイナスイオンとなる。そして、マイナスイオンは、マイナスイオンとはならなかった水分や浮遊物等と共に第1風通路15を流れる風の力を受けて流れ、第1吹出口13から吹き出される。
また、制御部61は、風量切換スイッチ37が操作されると、その操作と連動して第2イオン発生装置34にも電力を供給して第2イオン発生装置34の駆動を開始する。第2イオン発生装置34では、2つの第2電極に対して、イオン発生量切換スイッチ36により調整された電圧が印加される。この時、第2風通路16は風が流れており、この風によって流される気体中の水分や、空気中に存在する塵等のような浮遊物等が第2電極付近において電気的にマイナスに帯電したマイナスイオンとなる。そして、マイナスイオンは、マイナスイオンとはならなかった水分や浮遊物等と共に第2風通路16を流れる風の力を受けて流れ、第2吹出口14から吹き出される。
また、制御部61は、風量切換スイッチ37が操作されると、その操作と連動してミスト発生装置7の放電電極32に所定の電圧が印加される。この時、第2風通路16には風が流れており、この風によって放熱フィン30が冷却される。放熱フィン30が冷却されると、ペルチェ素子29の放熱面27と吸熱面28との間に温度差が生じ、吸熱面28の表面に結露が生じる。結露が生じると、該結露によって生成された水分が放電電極32によって微細化され、ミストが生成される。生成されたミストは、第2風通路16を流れる風に乗って共に流れ、ミスト発生装置7の下流に設けられている美容成分収容部材21に到達する。
美容成分収容部材21に到達したミストは、第1ケース部材43の第1風通過孔46又は第2ケース部材44の第2風通過孔49のうち、いずれか上流側に位置する通過孔を通過して、ベース部材42に到達する。ここで、ミストは、ベース部材42に添着している美容成分と結合し、ミストと美容成分との結合体となって、第1ケース部材43の第1通過孔又は第2ケース部材44の第2風通過孔49のうちのいずれか下流側に位置する通過孔を通過して第2吹出口14から吹き出される。なお、この時、第2風通路16において結合体が生成され、この結合体を含む風が流れる流路は、第2イオン発生装置34を経由して、第2イオン発生装置34において生成されたマイナスイオンを含む風が流れる流路とは別個の流路となるように形成されている。そのため、結合体を含む風とマイナスイオンを含む風とは、第2吹出口14においてそれぞれ異なる場所から吹き出される。
このように、本発明に係るヘアドライヤ1は、ミスト発生装置7において発生したミストと美容成分とが結合した結合体を第2吹出口14から吹き出すので、使用者が使用する際、毛髪や頭皮等に対して、ミスト以外の美容成分を供給することができる。したがって、毛髪の表面におけるキューティクルの剥離等のような髪のダメージをより効果的に修復し、さらには髪の保湿もより効果的に行うことができる。特に、本発明に係るヘアドライヤ1は、使用者が使用する毎にミストと美容成分を髪に供給することができるので、使用し続けることでキューティクルをより引き締めることができ、ブラッシングや温風による加熱等によるダメージを抑え、髪をより保湿性の高い状態に維持することができる。また、頭皮における皮脂の発生を抑制して毛穴を清潔な状態に保つことができる。さらにヘアカラーを行った場合の退色も抑制でき、染めた髪の色を長期間に亘って維持することもできる。また、本発明に係るヘアドライヤ1では、ミストとして空気中の水分等を使用するため、環境にも配慮したヘアドライヤ1を提供することができる。
また、本発明に係るヘアドライヤ1は、上記したミストと美容成分を髪や頭皮に供給するだけではなく、第2吹出口14から吹き出されるマイナスイオンや、第1吹出口13から吹き出されるマイナスイオンを髪や頭皮に供給することができる。したがって、髪のキューティクルをさらにより引き締めることができ、さらにより保湿性の高い状態を維持することができる。
また、本発明に係るヘアドライヤ1は、美容成分収容部材21が本体ケース4から着脱自在に構成されているので、美容成分収容部材21を交換することで、上記した性能を維持しつつ、長期間に亘ってヘアドライヤ1を使用することもできる。また、本発明に係るヘアドライヤ1は、ベース部材42に美容成分を添着させているので、ミストと美容成分とが結合した結合体を容易に生成しやすく、さらにはこの結合体を第2吹出口14から吹出し易くすることができる。したがって、本発明に係るヘアドライヤ1は、美容成分をより髪や頭皮に供給しやすくすることができる。さらに、本発明に係るヘアドライヤ1は、ベース部材42を折り畳み形状に形成することで、ミストと美容成分とをより結合する割合を大幅に増加することができ、さらによりミストと美容成分との結合体を髪や頭皮に供給することができ、上記した髪や頭皮に対する効果をさらにより向上させることができる。
以上、本発明に係るヘアドライヤについて詳細に説明したが、上記したのは本発明に係るヘアドライヤの例であり、これに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更してもよい。
1 ヘアドライヤ
2 本体部
4 本体ケース
5 送風装置
6 ヒータ
7 ミスト発生装置
8 イオン発生装置
11 吸入口
12 吹出口
13 第1吹出口
14 第2吹出口
15 第1風通路
16 第2風通路
18 収納部
21 美容成分収容部材
24 第1ヒータ
25 第2ヒータ
33 第1イオン発生装置
34 第2イオン発生装置
41 ケース部材
42 ベース部材
43 第1ケース部材
44 第2ケース部材

Claims (5)

  1. 吹出口及び吸入口を有する本体ケースと、前記本体ケースの内部に形成された風通路と、前記風通路に風を送る送風装置と、ヒータとを備えたヘアドライヤであって、
    前記風通路中に配置され、ミストを発生するミスト発生装置と、
    前記風通路中で前記ミスト発生装置と前記吹出口との間に配置され、美容成分を収容する美容成分収納部材とを備え、
    前記風通路を流れる風により、少なくとも前記ミストと前記美容成分とを結合させるとともに、前記ミストと前記美容成分との結合体を前記吹出口から吹き出すことを特徴とするヘアドライヤ。
  2. 美容成分収納部材が本体ケースから着脱自在に構成されている請求項1記載のヘアドライヤ。
  3. 美容成分収容部材は、複数の繊維部材からなるベース部材に美容成分を添着させて構成されている請求項1又は2記載のヘアドライヤ。
  4. 美容成分収容部材はケース部材を有しており、ベース部材が前記ケース部材に収容されている請求項3記載のヘアドライヤ。
  5. ケース部材には、本体ケースへの着脱を容易にするための着脱部が形成されている請求項4記載のヘアドライヤ。
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