JP2015017689A - ヒンジ機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガタを抑制して、衝突音の発生を防止したヒンジ機構を提供する。【解決手段】同一部材の板ばね4を折り曲げ加工してクリック用ばね部4aと折り曲げ部4bを成し、折り曲げ部4bを回転シャフト3にカシメ固着することで、クリック用ばね部4aが回転シャフト3と同期してガタ無く回転する。また、カシメ穴4dを間に挟んでクリック用凸部4cと摩擦用凸部4eを設けることで、クリック用凸部4cと視聴用クリック凹部2eとの係合による保持力と、摩擦用凸部4eがベース2の表面を摺動するときの摩擦抵抗とによって板ばね4が動きにくくなり、ベース2と回転シャフト3とに軸ガタが生じていても衝突しにくくなる。【選択図】図1

Description

この発明は、固定部材に対して開閉体を開閉自在に連結し、任意の回転角度で保持するヒンジ機構に関するものである。
従来のクリック作用を有するモニタ開閉機構の一例として、例えば特許文献1に記載されたヒンジ装置がある。
このヒンジ装置は、2つの部材を開閉自在に連結するものであって、一方の部材に固定されるブラケットと、当該ブラケットに回転自由に装着され他方の部材に固定されるシャフトと、このシャフトに回転不可で軸方向には移動可能に装着されブラケットの一方側面である摺動面と摺接して互いに相対回転する制動部材と、シャフトに装着されブラケットの他方側面に押圧当接してブラケットを制動部材に押し付ける板ばね部材と、シャフトに巻回した状態で嵌装されシャフトに回転力を付与する捩りばねと、軸方向の移動を規制する平座金とより成る。そして、制動部材のブラケットとの摺接面には凸起が設けられ、ブラケットの制動部材との摺接面には、制動部材の凸起が摺接するテーパ溝または開口幅が徐々に拡大する凹溝と、制動部材の凸起が落ち込む穴が設けられ、シャフトには捩りばねにより初期トルクが設定されている。
このヒンジ装置を組み立てる際には、シャフトの主軸部に、制動部材、ブラケット、板ばね部材および平座金をこの順序で挿入し、シャフトの段部に押し付けた格好で主軸部の端部をカシメて抜け止めする。このとき、板ばね部材は、たわめた状態、即ち、ブラケットを押圧当接した状態でカシメるため、クリック作用を発生させる制動部材と摺動抵抗を発生させる板ばね部材がブラケットを挟むように取り付けられた状態でシャフトの端部に平座金をカシメ固着することになる。
また、クリック作用を発生させる制動部材と、摺動抵抗を発生させる板ばね部材と、シャフトにカシメた平座金とが、シャフトと一体的に回転するために、各々の部材が嵌まり込むシャフト主軸部の断面形状を非円形断面形状とし、各々の部材のシャフト装着用の穴もシャフト主軸部の断面形状と同一にするが、挿入可能とするためにシャフト主軸部と各々の部材の穴とは若干の隙間を設けることになる。
特開2006−105275号公報
従来のヒンジ装置は以上のように構成されているので、開閉式のモニタ装置に用いた場合には、モニタを開いたとき、モニタに固定されたシャフトがモニタと一体に回転するが、制動部材はシャフトを挿入する穴とシャフトとの隙間分だけガタが生じているのでモニタの回転から若干遅れてブラケットの摺動面を押し付けながら回転する。その後、制動部材の凸起がブラケットの穴に嵌まり込む瞬間に、板ばね部材のばね力の解放によって板ばね部材の穴とシャフトが衝突すると共に制動部材の凸起とブラケットの穴が衝突し、非常に大きな衝突音(クリック音)が発生してしまうという課題があった。
また、従来のヒンジ装置では、板ばね部材とシャフトの固着方法としてカシメが一般的に用いられているが、板ばね部材を直接シャフトにカシメると、板ばね部材がたわんだときにカシメ部分に応力集中が発生し、カシメが緩む恐れがある。また、板ばね部材がたわむ方向に押さえが無いため、高荷重が得られない。そこで、固定プレートを板ばね部材の上に重ね、固定プレートとシャフトとをカシメる構成とすることで、板ばね部材がたわんだときの応力を固定プレートに分散させてカシメ部分の緩みを防止すると共に、板ばね部材が固定プレートより外方でたわむようになり高荷重を得ることが出来る。
しかしながら、板ばね部材に重ねた固定プレートとシャフトとをカシメた場合、板ばね部材のシャフト挿入穴とシャフトとの間に隙間が生じているため、この隙間が回転ガタとなり、振動でモニタが振れる等の問題が生じていた。
また、板ばね部材のシャフト挿入穴とシャフトの外形との寸法関係をしまりばめのはめあい公差とすることで板ばね部材とシャフトとを圧入する固着方法もあるが、圧入作業が必要なため組立性が悪くなり、さらにシャフト挿入穴とシャフトとの寸法精度も厳しく管理する必要があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ガタを抑制して、衝突音の発生を防止したヒンジ機構を提供することを目的とする。
この発明に係るヒンジ機構は、開閉体に固定されて開閉体の回転軸となるシャフト部と、固定部材に固定されてシャフト部を回転自在に軸支すると共に、回転軸を中心とした円周上にクリック用凹凸部の一方を有するベース部と、同一部材を折り曲げて互いを密着させて成るクリック用ばね部および折り曲げ部を有し、クリック用ばね部をベース部との間に挟んだ状態で折り曲げ部がシャフト部にカシメ固着された板ばね部と、ベース部に設けられたクリック用凹凸部の一方に嵌まり込んでクリック作用を発生させる、クリック用ばね部に設けられたクリック用凹凸部の他方と、カシメ固着部分を間に挟んでクリック用ばね部のクリック用凹凸部とは反対側において折り曲げ部から突設された摩擦用アーム部の先端に設けられ、ベース部の表面を摺動して摩擦抵抗を発生させる摩擦用凸部とを備えるものである。
この発明によれば、折り曲げ部をシャフト部にカシメ固着するようにしたので、当該折り曲げ部と同一部材のクリック用ばね部がシャフト部と同期してガタ無く回転できる。また、カシメ固着部分を間に挟んで向かい合わせにクリック用ばね部のクリック用凹凸部の一方と折り曲げ部の摩擦用凸部とを設けるようにしたので、ベース部とクリック用ばね部のクリック用凹凸部が係合した状態で開閉体に振動が加わった場合でもクリック用凹凸部の係合による保持力と摩擦用凸部の摩擦抵抗とによって板ばね部が動きにくくなるため、ベース部のシャフト部を軸支する回転軸穴とシャフト部とに軸ガタが生じていても衝突しにくくなる。従って、ガタを抑制して、衝突音の発生を防止したヒンジ機構を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係るヒンジ機構の構成を示す斜視図であり、モニタ収納状態である。 実施の形態1に係るヒンジ機構の構成を示す斜視図であり、モニタ視聴状態である。 実施の形態1に係るヒンジ機構の分解斜視図である。 実施の形態1に係るヒンジ機構の板ばねを示す図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は側面図、図4(c)は背面図である。 実施の形態1に係るヒンジ機構を適用した天吊り用モニタ装置の構成を示す斜視図であり、図5(a)はモニタ収納状態、図5(b)はモニタ視聴状態である。 実施の形態1に係るヒンジ機構の各状態を表す断面図であり、図6(a)は図1のA−A線で切断したヒンジ機構のモニタ収納状態、図6(b)はモニタ収納状態から少し回動した状態、図6(c)はモニタ視聴状態である。 図6のヒンジ機構の板ばねとベースとの関係を表した断面図であり、図7(a)は図6(a)のB1−B1,C1−C1線で切断した断面、図7(b)は図6(b)のB2−B2,C2−C2線で切断した断面、図7(c)は図6(c)のB3−B3,C3−C3線で切断した断面である。 実施の形態1に係るヒンジ機構の回転トルクとモニタの回転角度との関係を表すグラフである。 実施の形態1に係るヒンジ機構の変形例であり、クリック用ばね部と折り曲げ部の間に若干の隙間を設けて折り曲げ加工した板ばねを示す図である。 図9の板ばねを用いたヒンジ機構の収納状態を示す断面図である。 実施の形態1に係るヒンジ機構の変形例であり、円筒部と挿入部を同軸径にした構成を示す図である。
実施の形態1.
以下では、この発明の実施の形態1に係るヒンジ機構を天吊り用のモニタ装置に適用し、筐体(固定部材)とモニタ(開閉体)を開閉自在に連結した例を説明する。
図1は、実施の形態1に係るヒンジ機構1の構成を示す斜視図であり、モニタ5が図示しない筐体に収納された状態(以下、収納状態)を示している。図2は図1の収納状態からモニタ5が自重方向に回動し視聴状態で保持された様子を示している。図3はヒンジ機構1の分解斜視図である。図4はヒンジ機構1の板ばね4を示す図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は側面図、図4(c)は背面図である。図5は、ヒンジ機構1を適用した天吊り用モニタ装置10の構成を示す斜視図であり、図5(a)はモニタ収納状態、図5(b)はモニタ視聴状態を示している。
天吊り用モニタ装置10は例えば車載用であり、筐体6が車室天井に設置され、図1および図5(a)のようにヒンジ機構1によりモニタ5が筐体6に収納された状態で保持されている。後部座席の搭乗者が映像を視聴する場合には、ヒンジ機構1によりモニタ5が保持された収納状態から手動でモニタ5を自重方向に回動させ、ヒンジ機構1によりモニタ5が保持される所定角度の視聴状態(図2および図5(b))とした後にモニタ5の画面5aに映し出された映像を楽しむ。なお、図1〜図3にはモニタ5の一方の側面に取り付けたヒンジ機構1のみ図示しているが、実際にはモニタ5の両側面それぞれにヒンジ機構1を取り付けて両持ち構造とする。
次に、ヒンジ機構1の構成について図3および図4を用いて説明する。
回転軸穴2aが設けられたベース2には、回転軸穴2aを中心に同一径rの円周上に収納用クリック凹部2bと複数個の視聴用クリック凹部2eとが設けられている。また、回転軸穴2aを挟んで収納用クリック凹部2bとは対称位置かつ異なる径上に、ロック用凹部2cが設けられており、ロック用凹部2cのモニタ回動方向壁面にはロック用テーパ2dが設けられている。ベース2は、天吊り用モニタ装置10の筐体6にねじ等により固定されており、ベース2の回転軸穴2aにはモニタ5と一体化した回転シャフト3が挿入され回転可能に支持されている。これにより、モニタ5は天井に取り付けられた筐体6に対し開閉自在に取り付けられた状態となる。
回転シャフト3の先端側の挿入部3cには、板ばね4が挿入されてカシメ固着される。この板ばね4はクリック用ばね部4aと折り曲げ部4bとが密着するように折り曲げ加工され、折り曲げ部4bにカシメ穴4dが形成されている。カシメ穴4dは、回転シャフト3の挿入部3cの断面よりも、はめあい程度大きい同一形状の穴となっている。
一方、クリック用ばね部4aには開口部4iが形成されており、クリック用ばね部4aは回転シャフト3に接触しない形状となっている。また、このクリック用ばね部4aには、ベース2の収納用クリック凹部2bおよび視聴用クリック凹部2eに嵌まり込みクリック作用を発生させ、かつ、その嵌まり込んだ角度でモニタ5を保持するためのクリック用凸部4cが設けられている。従って、図4(c)に示すように、クリック用ばね部4aの弾性変形可能なたわみ範囲L1は、クリック用凸部4cから折り曲げ部根元4fまでとなり、従来のようにクリック用ばね部4aを直接回転シャフト3にカシメた場合のたわみ範囲L2よりもたわみ代を長く取ることができ、板ばね4を有効に活用できる。即ち、本実施の形態1のクリック用ばね部4aを従来より小型にしても、従来と同等の弾性力を得ることができる。
折り曲げ部4bには、カシメ穴4d周辺よりも狭い幅とすることで弾性変形しやすくした摩擦用アーム部4jと、モニタ5が収納状態のときに摩擦用アーム部4jの弾性力によってベース2のロック用凹部2cに嵌まり込みクリック作用を発生させ、かつ、モニタ5が収納状態以外のときにベース2の表面を摺動して摩擦抵抗を発生させる摩擦用凸部4eと、カシメ穴4d周辺よりも狭い幅で、かつクリック用ばね部4aの弾性変形に合わせて弾性変形するアーム部4gとが設けられている。また、折り曲げ部根元4fはカシメ穴4dよりも摩擦用凸部4e側に設けられており、カシメ穴4dよりもクリック用凸部4c側はアーム部4gとなる。さらに、クリック用ばね部4aにクリック用凸部4cを突設するために、アーム部4gの端部を切り欠いて切欠部4hを設けておく。そして、板ばね4を折り曲げ加工した後に、クリック用ばね4aの切欠部4hから露出した部位にクリック用凸部4cを突設する。
回転シャフト3の基部側にはモニタ5が固定されている。一方、回転シャフト3の先端側には、ベース2の回転軸穴2aの穴径よりも大径のフランジ3aと、回転軸穴2aの穴径よりもはめあい程度小さい軸径であってベース2の板厚(後述する図6(a)のt1)と板ばね4の板厚(同図のt2)を合わせた値より若干長い円筒部3b(円筒部3bの長さT=t1+t2+α)と、円筒部3bよりも小さい軸径でI字形状にカットされた挿入部3cとが形成されている。
この回転シャフト3に、ベース2と板ばね4を挿入して、ベース2と折り曲げ部4bの間にクリック用ばね部4aを挟んだ状態で回転シャフト3の先端側をカシメて、回転シャフト3と板ばね4の折り曲げ部4bとを固着させる。このとき、折り曲げ部4bとクリック用ばね部4aとは同一部品であるため、クリック用ばね部4aと回転シャフト3とにはガタが生じない。
本発明は上記構成としたので、板ばね4の折り曲げ部4bと回転シャフト3とがカシメ固着され、折り曲げ部4bと一体であるクリック用ばね部4aが回転シャフト3と同期してガタ無く回転するため、従来のように板ばね部材のシャフト挿入穴とシャフトとのガタによる衝突音が発生しない機構を提供できる。
次に、ヒンジ機構1の動作について図1〜図8を用いて説明する。
図6は、ヒンジ機構1の各状態を表す断面図であり、図6(a)は図1のA−A線で切断したヒンジ機構1のモニタ収納状態、図6(b)は図6(a)の収納状態から少し回動した状態、図6(c)はモニタ視聴状態を示している。図7は、図6のヒンジ機構1の板ばね4とベース2との関係を表した断面図であり、図7(a)は図6(a)のB1−B1,C1−C1線で切断した断面、図7(b)は図6(b)のB2−B2,C2−C2線で切断した断面、図7(c)は図6(c)のB3−B3,C3−C3線で切断した断面を示している。図8は、ヒンジ機構1の回転トルクとモニタ5の回転角度との関係を表すグラフであり、図8(a)はクリック用ばね部4aの押し付け力に抗してモニタ5を回動させるために必要な回転トルク(Fa1)、図8(b)は折り曲げ部4bの押し付け力に抗してモニタ5を回動させるために必要な回転トルク(Fb1)、図8(c)はヒンジ機構1全体の押し付け力に抗してモニタ5を回動させるために必要な回転トルク(Fa1+Fb1)を示している。
モニタ5が筐体6に収納された状態(図1および図5(a))では、ヒンジ機構1は図6(a)および図7(a)の状態となっており、板ばね4のクリック用凸部4cはベース2の収納用クリック凹部2bに弾性力をもって嵌まり込んでいる。このとき、板ばね4のクリック用ばね部4aが弾性変形し、それに伴いクリック用ばね部4a上に設けられたアーム部4gも弾性変形して、クリック用凸部4cがベース2の収納用クリック凹部2bを押し付け力Faで押さえつけている状態(図7(a)に示す)となっている。
一方、板ばね4の摩擦用アーム部4jの先端に設けられた摩擦用凸部4eはベース2のロック用凹部2cに嵌まり込み、ロック用テーパ2dに当接した状態となっている。この状態では、モニタ5が自重により重力方向に回動しようとしても、板ばね4のクリック用凸部4cの押し付け力Faと摩擦用凸部4eの押し付け力Fbにより保持されているので、モニタ5は自重では回動しない。
図1および図5(a)の収納状態からモニタ5を開こうとすると、板ばね4のクリック用凸部4cが、ベース2の収納用クリック凹部2bを乗り越えようとしてクリック用ばね部4aとアーム部4gの弾性力に逆らいながら押し上げられる。その結果、クリック用凸部4cの押し付け力Faが増大し、クリック用凸部4cの斜面からの分力Fa1も増大するので、図8(a)に示すようにクリック用ばね部4aを回動させるために大きな回転トルク(Fa1)が必要になる。
同様に、板ばね4の摩擦用凸部4eも、ベース2のロック用テーパ2dを乗り越えようとして折り曲げ部4bの摩擦用アーム部4jの弾性力に逆らいながら押し上げられる。その結果、摩擦用凸部4eの押し付け力Fbが増大し、ロック用テーパ2dの斜面からの分力Fb1も増大するので、図8(b)に示すように折り曲げ部4bを回動させるために大きな回転トルク(Fb1)が必要になる。
従って、図8(c)に示すように、モニタ収納状態のヒンジ機構1を回転させるのに必要な回転トルク(Fa1+Fb1)は最大となる。
さらにモニタ5を回動させると、ヒンジ機構1は図6(b)および図7(b)の状態となり、板ばね4のクリック用凸部4cはベース2の収納用クリック凹部2bを乗り越え、摩擦用凸部4eはロック用テーパ2dを乗り越える。このとき、クリック用ばね部4aとアーム部4gのたわみ量は最大となり、クリック用ばね部4aの押し付け力Faは最大となる。また、摩擦用アーム部4jのたわみ量も最大となり、その押し付け力Fbも最大となるが、ヒンジ機構1の摺動抵抗は摩擦力のみとなりクリック用ばね部4aおよび折り曲げ部4bの各々の押し付け力×摩擦係数となるので、ヒンジ機構1を回転させるのに必要な回転トルク(Fa1+Fb1)としては最小となる。
さらにモニタ5を回動させ視聴状態(図2および図5(b))にすると、ヒンジ機構1は図6(c)および図7(c)の状態となり、板ばね4のクリック用凸部4cはベース2の視聴用クリック凹部2eに弾性力をもって嵌まり込む。このとき、摩擦用アーム部4jが最大にたわんだ状態で摩擦用凸部4eがベース2の表面に当接している。この状態では、ヒンジ機構1が、板ばね4のクリック用凸部4cとベース2の視聴用クリック凹部2eとの係合、および摩擦用凸部4eの摩擦力(押し付け力×摩擦係数)により保持されているため、図8(c)に示すようにモニタ5は収納状態よりも低いトルクで視聴状態に保持される。
モニタ視聴状態では、視聴用クリック凹部2eとクリック用凸部4cの係合、および摩擦用凸部4eの摩擦力によって板ばね4が動きにくくなっているため、ベース2の回転軸穴2aと回転シャフト3とに軸ガタが生じていたとしても衝突しにくくなり、衝突音の発生が抑制される。また、モニタ5の振動も抑制される。特に、カシメ穴4dに対してクリック用凸部4cと摩擦用凸部4eとを軸対称に設けることにより、板ばね4がベース2の摺動面に対して作用する力が軸対称に均等に作用し、抵抗モーメントが効率的に得られるため、衝突音発生および振動の抑制効果が向上する。
このように、ヒンジ機構1は1枚の板ばね4により3種類以上の回転トルクを発生することが可能となり、天吊り用などのような収納状態で高い保持トルクと、視聴状態での保持トルクとを使い分けることができるようになる。そのため、モニタ5を収納状態で保持するためのロック機構のような特別な機構を必要としない天吊り用モニタ装置10が実現できる。なお、摩擦用アーム部4jおよびアーム部4gは、折り曲げ部4bのカシメ穴4d周辺よりも狭い幅とすることで、摩擦用アーム部4jおよびアーム部4gが弾性変形したときにカシメ穴4dに応力が集中しにくい形状にしている。
以上より、実施の形態1によれば、ヒンジ機構1は、モニタ5に固定されてモニタ5の回転軸となる回転シャフト3と、筐体6に固定されて回転シャフト3を回転自在に軸支すると共に回転軸を中心とした円周上に収納用クリック凹部2bおよび視聴用クリック凹部2eを有するベース2と、同一部材を折り曲げて互いを密着させて成るクリック用ばね部4aおよび折り曲げ部4bを有してクリック用ばね部4aをベース2との間に挟んだ状態で折り曲げ部4bが回転シャフト3にカシメ固着された板ばね4と、ベース2に設けられた収納用クリック凹部2bおよび視聴用クリック凹部2eに嵌まり込んでクリック作用を発生させるクリック用ばね部4aのクリック用凸部4cと、カシメ穴4dを間に挟んでクリック用ばね部4aのクリック用凸部4cとは反対側において折り曲げ部4bから突設された摩擦用アーム部4jの先端に設けられベース2の表面を摺動して摩擦抵抗を発生させる摩擦用凸部4eとを備える構成にした。
このように、折り曲げ部4bを回転シャフト3にカシメ固着するようにしたので、折り曲げ部4bと同一部材のクリック用ばね部4aが回転シャフト3と同期してガタ無く回転できる。また、カシメ穴4dを間に挟んで向かい合わせにクリック用凸部4cと摩擦用凸部4eとを設けるようにしたので、視聴用クリック凹部2eとクリック用凸部4cとが係合した状態でモニタ5に振動が加わった場合でも係合による保持力と摩擦用凸部4eの摩擦抵抗とによって板ばね4が動きにくくなるため、ベース2と回転シャフト3とに軸ガタが生じていても衝突しにくくなる。
従って、ガタを抑制して、衝突音の発生を防止したヒンジ機構1を提供することができる。
また、クリック用ばね部4aにクリック用凸部4cを設け、折り曲げ部4bに摩擦用凸部4eを設けているので、お互いの弾性変形に影響が少なく、効率的で安定した押し付け力が得られる。
また、従来はカシメ穴4dから先のたわみ範囲L2(図4(c)に示す)でしか弾性変形できなかったが、本実施の形態1では、折り曲げ部4bにカシメ穴4dを設け、クリック用ばね部4aにクリック用凸部4cを設け、折り曲げ部根元4fをカシメ穴4dよりも摩擦用凸部4e側に設けたので、クリック用ばね部4aの弾性変形可能なたわみ範囲L1(図4(c)に示す)を従来のたわみ範囲L2に比べて長く取ることができ、板ばね4の小型化、ひいてはヒンジ機構1の小型化が可能となる。
さらに、摩擦用アーム部4jおよびアーム部4gは、折り曲げ部4bのカシメ穴4d周辺よりも狭い幅とすることで、摩擦用アーム部4jおよびアーム部4gが弾性変形したときにカシメ穴4dに応力が集中しにくい形状となり、カシメ部分が緩みにくい。
また、実施の形態1によれば、ベース2にロック用凹部2cを設け、ベース2の収納用クリック凹部2bにクリック用ばね部4aのクリック用凸部4cが嵌まり込む収納状態の回転角度のときに、このロック用凹部2cが折り曲げ部4bの摩擦用凸部4eと係合してモニタ5の姿勢を保持するように構成した。
このため、モニタ5の収納保持をクリック作用で行った場合に、天吊り用モニタ装置10のように重力方向に不利な状態においても十分なモニタ保持力が得られる。従って、モニタ5を収納状態で保持するためのロック機構のような特別な機構が必要ない。
また、先立って説明した特許文献1のような従来のヒンジ機構では、重力方向に不利なモニタ収納状態でモニタ5を筐体6に収納する保持力を得るために、収納状態での保持トルクを高く設定する必要がある。しかしながら、収納状態での保持トルクを高くすると視聴状態での保持トルクが高くなりすぎて、開閉の操作性が悪くなる。一方、本実施の形態1のヒンジ機構1は、収納状態での保持トルクを高くしても視聴状態での保持トルクに影響しないので、開閉の操作性が良好である。
また、実施の形態1によれば、折り曲げ部4bは、カシメ穴4dを間に挟んでクリック用ばね部4aのクリック用凸部4cと同じ側に、当該クリック用ばね部4aと共に弾性変形するアーム部4gを有する構成にした。このため、クリック用凸部4cをベース2側に押し付ける押し付け力を強くすることが可能となり、部品点数を増やすことなくモニタ5の大型化に対応可能なヒンジ機構1が得られる。加えて、追加の部品を増やす必要が無いため、組立作業性が向上する。
また、実施の形態1によれば、アーム部4gは、クリック用ばね部4aのクリック用凸部4cと重なる部分を切り欠いた切欠部4hを有する構成にした。そのため、クリック用凸部4cの成形を、クリック用ばね部4aと折り曲げ部4bの折り曲げ加工後に行うことができる。これにより、たとえ折り曲げ加工時にクリック用ばね部4aと折り曲げ部4bにずれが生じたとしても、クリック用凸部4cをカシメ穴4dに対して精度良く成形できるようになり、モニタ5の保持角度ばらつきの少ないヒンジ機構1が得られる。
なお、上記説明では、クリック用凹部(2b,2e)をベース2に設け、クリック用凸部(4c)をクリック用ばね部4aに設けたが、反対に、クリック用凹部をクリック用ばね部4aに設け、クリック用凸部をベース2に設けてもよい。
また、上記説明では、板ばね4の折り曲げ加工時にクリック用ばね部4aと折り曲げ部4bとを密着させたが、若干の隙間を設けてもよい。
図9に、クリック用ばね部4aと折り曲げ部4bの間に若干の隙間S1を設けて折り曲げ加工した板ばね4−1を示す。この板ばね4−1を用いたヒンジ機構1の収納状態の断面図を、図10に示す。折り曲げ加工時のクリック用ばね部4aと折り曲げ部4bの隙間S1は、クリック用ばね部4aの最低たわみ量である、クリック用凸部4cが収納用クリック凹部2b(または視聴用クリック凹部2e)に嵌まり込んだときのたわみ量S2よりも少ない値とする。製品組み立て後は、図10に示すようにクリック用ばね部4aと折り曲げ部4bが密着状態になるため、クリック用ばね部4aと折り曲げ部4bの衝突音の発生を防ぐことができる。
また、若干の隙間S1を設けることにより、高い加工応力が発生することなく折り曲げ加工が容易にでき、折り曲げ部根元4fに発生する加工ひずみを低減できる。さらに、板ばね4をヒンジ機構1に組み付ける前の単品状態では隙間S1があることにより、メッキなどの表面加工を施す場合などでは、折り曲げた内側の隙間S1にメッキ液が浸透できるため、確実に表面処理ができる。洗浄する場合においても同様に、確実に洗浄でき、乾燥も容易にできるようになる。
また、上記説明では、回転シャフト3の挿入部3cを円筒部3bよりも小径にしたが、図11に示す変形例のように、円筒部3b−1を挿入部3cと同軸径にしてもよい。この構成の場合には、円筒部3b−1の径に合わせてベース2の回転軸穴2a−1も小径にする。
また、上記説明では、ヒンジ機構1を、モニタ5を重力方向に開く天吊り用モニタ装置10に適用した場合を例に説明したが、モニタ5を重力方向に逆らって開くモニタ装置等に適用してもよい。
上記以外にも、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 ヒンジ機構、2 ベース、2a,2a−1 回転軸穴、2b 収納用クリック凹部(クリック用凹部)、2c ロック用凹部、2d ロック用テーパ、2e 視聴用クリック凹部(クリック用凹部)、3 回転シャフト、3a フランジ、3b,3b−1 円筒部、3c 挿入部、4,4−1 板ばね、4a クリック用ばね部、4b 折り曲げ部、4c クリック用凸部、4d カシメ穴、4e 摩擦用凸部、4f 折り曲げ部根元、4g アーム部、4h 切欠部、4i 開口部、4j 摩擦用アーム部、5 モニタ(開閉体)、5a 画面、6 筐体(固定部材)、10 天吊り用モニタ装置。

Claims (6)

  1. 固定部材に対して開閉体を開閉自在に連結するヒンジ機構において、
    前記開閉体に固定されて前記開閉体の回転軸となるシャフト部と、
    前記固定部材に固定されて前記シャフト部を回転自在に軸支すると共に、前記回転軸を中心とした円周上にクリック用凹凸部の一方を有するベース部と、
    同一部材を折り曲げて互いを密着させて成るクリック用ばね部および折り曲げ部を有し、前記クリック用ばね部を前記ベース部との間に挟んだ状態で前記折り曲げ部が前記シャフト部にカシメ固着された板ばね部と、
    前記ベース部に設けられた前記クリック用凹凸部の一方に嵌まり込んでクリック作用を発生させる、前記クリック用ばね部に設けられたクリック用凹凸部の他方と、
    前記カシメ固着部分を間に挟んで前記クリック用ばね部の前記クリック用凹凸部とは反対側において前記折り曲げ部から突設された摩擦用アーム部の先端に設けられ、前記ベース部の表面を摺動して摩擦抵抗を発生させる摩擦用凸部とを備えるヒンジ機構。
  2. 前記ベース部は、前記クリック用凹凸部の一方に前記クリック用ばね部の前記クリック用凹凸部の他方が嵌まり込む回転角度のときに、前記折り曲げ部の前記摩擦用凸部と係合して前記開閉体の姿勢を保持するロック用凹部を有することを特徴とする請求項1記載のヒンジ機構。
  3. 前記折り曲げ部は、前記カシメ固着部分を間に挟んで前記クリック用ばね部の前記クリック用凹凸部と同じ側に、前記クリック用ばね部と共に弾性変形するアーム部を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載のヒンジ機構。
  4. 前記クリック用ばね部と前記折り曲げ部の折り曲げ位置である折り曲げ根元は、前記カシメ固着部分よりも前記摩擦用凸部側に設けられたことを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のヒンジ機構。
  5. 前記アーム部は、前記クリック用ばね部の前記クリック用凹凸部に重なる部分が切り欠かれていることを特徴とする請求項3記載のヒンジ機構。
  6. 前記板ばね部は、前記クリック用ばね部と前記折り曲げ部の間に隙間を有して折り曲げ加工が施され、前記折り曲げ部が前記シャフト部にカシメ固着された状態では前記クリック用ばね部と前記折り曲げ部とが密着状態になっていることを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載のヒンジ機構。
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