JP2015017541A - 建設機械の制御装置 - Google Patents

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謙輔 佐藤
英信 束田
Hidenobu Tsukada
英信 束田
慎二郎 山本
Shinjiro Yamamoto
慎二郎 山本
荒井 康
Yasushi Arai
康 荒井
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Abstract

【課題】還元剤タンク内の還元剤が所定量以下まで減少しても、エンジンを稼働させることができる建設機械の制御装置の提供。
【解決手段】本発明は、エンジン5aから排出される排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置を備え、この排気ガス浄化装置は、排気ガスに含まれる窒素酸化物を還元する尿素水30と、この尿素水30を貯蔵する尿素水タンク13とを有する油圧ショベル1に設けられ、エンジン5aを所定の停止条件に応じて停止させるアイドリングストップ機能を備えた油圧ショベル1の制御装置において、尿素水タンク13に貯蔵された尿素水30が所定量以下まで減少していることを検出する還元剤検出部と、この還元剤検出部によって尿素水タンク13内の尿素水30が所定量以下まで減少していることが検出されたとき、アイドリングストップ機能を無効にするアイドリングストップ機能無効部とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、アイドリングストップ機能を備えた油圧ショベル等の建設機械の制御装置に関する。
一般に、油圧ショベル等の建設機械は、走行体と、この走行体の上方に配置された旋回体と、この旋回体に設けられ、オペレータが搭乗するキャブと、旋回体の前方に取り付けられ、キャブ内のオペレータの操作によって掘削等の作業を行うフロント作業機とを備えている。また、旋回体は、キャブの後方に配置されたエンジンルームと、このエンジンルーム内に配設されたエンジンとを有している。
ここで、エンジンから排出される排気ガスには一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)、及び煤等の有害な物質が含まれているので、これらの物質が環境へ与える影響を考慮すると、旋回体内のエンジンから外部へ排出する排気ガスの排出量はできる限り低減されることが望ましい。
そこで、エンジンを所定の停止条件に応じて停止させるアイドリングストップ機能を備え、このアイドリングストップ機能によってエンジンの動作を制御してエンジンから排出される排気ガスの排出量を抑制する建設機械のエンジン制御システムが従来技術の1つとして提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術の建設機械のエンジン制御システムは、建設機械のキャブの乗降口を開閉するゲートバーと、このゲートバーが乗降口を開放するゲート開位置に作動されたときにゲート開信号を出力し、乗降口を閉鎖するゲート閉位置に作動されたときにゲート閉信号を出力する位置検出手段と、この位置検出手段からのゲート開信号によりエンジンを停止するエンジン停止手段とを備えている。また、アイドリングストップ機能を実行する上述の所定の停止条件は、位置検出手段によってゲート開信号が出力されてから所定の時間が経過したときに設定されている。
従って、キャブ内のオペレータがフロント作業機の作業を終了してキャブを退出するときにゲートバーを開放することにより、位置検出手段からゲート開信号が出力される。そして、このゲート開信号が出力されてから所定の時間が経過することにより、アイドリングストップ機能が実行されてエンジン停止手段がエンジンを停止するので、排気ガスの無用な排出が防止され、環境破壊の防止、及び地球温暖化の防止等が図られている。
このように、建設機械の制御装置のアイドリングストップ機能はエンジンから排出される排気ガスの排出量を低減するものであるが、このアイドリングストップ機能以外にも、エンジンから排出される排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置を設け、排気ガスによる環境への負荷を軽減するものが従来より知られている。
具体的には、排気ガス浄化装置は、排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を還元する還元剤と、この還元剤を貯蔵する還元剤タンクとを有しており、排気ガスの排出過程において還元剤タンクから還元剤を供給することにより、排気ガスに含まれる有害な窒素酸化物を還元剤で還元して無害な水と窒素に分解し、排気ガス中の窒素酸化物の濃度を低減してから排気ガスを大気へ排出するようにしている。
そのため、還元剤タンク内の還元剤が所定量まで減少した状態でエンジンの運転を継続させた場合には、還元剤タンクからの還元剤の供給が途絶え、排気ガスに含まれる窒素酸化物を還元できなくなる。
そこで、還元剤タンク内の還元剤が所定量まで減少しているときにエンジンの運転が停止すると、オペレータが還元剤を還元剤タンクに補給するまでエンジンを再始動できないシステムが建設機械に適用されたり、あるいはこのようなエンジンの再始動を不可能にするシステムを組込むことが法規的に義務付けられることもある。
一般的に、還元剤タンク内の還元剤が所定量まで減少しているときには、オペレータは車体を還元剤の補給場所へ移動させて還元剤を還元剤タンクに補給することになるが、オペレータは、エンジンが停止すると、エンジンを再始動できないことを認識しているので、例えば車体を還元剤の補給場所へ移動させるまでの間、エンジンを停止させない。
特許第3811169号公報
ところで、特許文献1に開示された従来技術の建設機械のエンジン制御システムのようにアイドリングストップ機能を備えたものは、アイドリングストップ機能が実行されてエンジンが停止しても、オペレータがキースイッチをOFF位置に一旦戻してからSTART位置まで回す操作を行うことにより、エンジンを再始動させることができる。しかし、アイドリングストップ機能の他に排気ガス浄化装置が建設機械に設けられている場合には、還元剤タンク内の還元剤が所定量まで減少しているときにアイドリングストップ機能が実行されてエンジンが停止すると、上述したエンジンの再始動を不可能にするシステムが機能することにより、オペレータがキースイッチの操作を行ってもエンジンを再始動させることができない。
そのため、例えばアイドリングストップ機能が実行される所定の条件が満たされてエンジンが停止すれば、車体を還元剤の補給場所まで移動させることができなくなるので、還元剤タンク内の還元剤が所定量以下まで減少しているときに還元剤の補給を行うことが困難になる。これにより、当該建設機械の稼働効率やオペレータの作業能率が低下することが懸念されている。
本発明は、このような従来技術の実情からなされたもので、その目的は、還元剤タンク内の還元剤が所定量以下まで減少しても、エンジンを稼働させることができる建設機械の制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の建設機械の制御装置は、エンジンと、前記エンジンから排出される排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置であって、前記排気ガスに含まれる窒素酸化物を還元する還元剤と、この還元剤を貯蔵する還元剤タンクとを有する排気ガス浄化装置とを備える建設機械に設けられ、前記エンジンを所定の停止条件に応じて停止させるアイドリングストップ機能を備えた建設機械の制御装置において、前記還元剤タンクに貯蔵された前記還元剤が所定量以下まで減少していることを検出する還元剤検出部と、この還元剤検出部によって前記還元剤タンク内の前記還元剤が前記所定量以下まで減少していることが検出されたとき、前記アイドリングストップ機能を無効にするアイドリングストップ機能無効部とを備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、還元剤検出部が還元剤タンク内の還元剤の量を監視しており、この還元剤が所定量以下まで減少していることを検出したときには、アイドリングストップ機能無効部がアイドリングストップ機能を無効にすることにより、アイドリングストップ機能が実行される所定の停止条件が成立してもエンジンが停止しないので、車体を還元剤の補給場所まで十分に移動させることができる。このように、還元剤タンク内の還元剤が所定量以下まで減少しても、エンジンを稼働させることができるので、還元剤を補給場所で還元剤タンク内に容易に補給することができる。
また、本発明に係る建設機械の制御装置は、前記発明において、前記アイドリングストップ機能無効部によって前記アイドリングストップ機能が無効にされた後、前記還元剤検出部によって前記還元剤タンク内の前記還元剤が前記所定量よりも増加していることが検出されたとき、前記アイドリングストップ機能の無効を自動的に解除するアイドリングストップ機能無効解除部を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、還元剤タンク内の還元剤が所定量まで減少しているときにオペレータが還元剤を還元剤タンクに補給することにより、還元剤検出部によって還元剤タンク内の還元剤が所定量よりも増加していることが検出されると、アイドリングストップ機能無効部によるアイドリングストップ機能の無効がアイドリングストップ機能無効解除部で自動的に解除されるので、アイドリングストップ機能が無効になった状態で放置されることを防止することができる。これにより、還元剤タンク内の還元剤の量に応じてアイドリングストップ機能を有効に活用することができる。
また、本発明に係る建設機械の制御装置は、前記発明において、前記還元剤検出部は、前記還元剤タンク内に貯蔵された前記還元剤の液面に浮遊するフロートと、このフロートを鉛直方向へ案内する案内部とを備え、前記フロートは、磁力を発生させる磁力発生部を有し、前記案内部は、所定の高さ位置にそれぞれ配設され、前記磁力発生部による磁力を受けて作動する複数のリードスイッチを有し、これらの複数のリードスイッチのうち作動したリードスイッチの入力に基づいて、前記還元剤が前記所定量以下まで減少していることを検出することを特徴としている。
このように構成した本発明は、アイドリングストップ機能無効部は、還元剤タンク内の還元剤の液面と共に案内部に沿って移動するフロートに連動してアイドリングストップ機能を無効にするので、還元剤タンク内の還元剤の残量に対して迅速に応答することができる。これにより、還元剤タンク内の還元剤が所定量以下まで減少しているときに、アイドリングストップ機能によってエンジンが停止することを確実に回避することができる。
本発明の建設機械の制御装置によれば、アイドリングストップ機能無効部は、還元剤検出部によって還元剤タンク内の還元剤が所定量以下まで減少していることが検出されたときに、アイドリングストップ機能を無効にするようにしているので、還元剤タンク内の還元剤が所定量以下まで減少しても、エンジンを稼働させることができる。これにより、車体を還元剤の補給場所まで移動させて還元剤を還元剤タンク内に容易に補給できるので、従来よりも当該建設機械の稼働効率やオペレータの作業能率を向上させることができる。
本発明に係る制御装置の一実施形態が備えられる建設機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す図である。 図1に示す本実施形態の構成を説明する図である。 本実施形態に係る排気ガス浄化装置及び還元剤検出部の構成を説明する図である。 図3に示す還元剤検出部の要部を示す図である。 本実施形態に係る車体コントローラの動作を説明するフローチャートである。
以下、本発明に係る建設機械の制御装置を実施するための形態を図に基づいて説明する。
本発明に係る建設機械の制御装置の一実施形態は、例えば図1に示すように油圧ショベル1に設けられる。この油圧ショベル1は、走行体2と、この走行体2の上側に配置され、旋回フレーム3aを有する旋回体3と、この旋回体3の前方に取り付けられて上下方向に回動するフロント作業機4とを備えている。
また、旋回体3は、前方に位置するキャブ7と、後方に配置されたカウンタウェイト6と、これらのキャブ7とカウンタウェイト6との間に配置されたエンジンルーム5と、このエンジンルーム5の上部に設けられた車体カバー15と、この車体カバー15に取付けられた尾管10とを有している。
さらに、旋回体3は、図2に示すようにエンジンルーム5内に格納されたエンジン5aと、このエンジン5aの出力軸に取付けられ、エンジン5aの駆動力で回転する冷却ファン20と、エンジン5aに設けられ、エンジン5aの動作を制御するエンジンコントローラ11と、このエンジンコントローラ11に接続され、走行体2の走行動作やフロント作業機4の回動動作等の車体の動作を制御する車体コントローラ12とを有している。
キャブ7は、例えばオペレータが乗車する運転席(図示せず)と、この運転席の近傍に設けられ、フロント作業機4を動かすためにオペレータが操作する操作レバー(図示せず)と、運転席の近傍に上下方向へ回動可能に設けられ、オペレータの乗降を許容するロック位置にあるとき、操作レバーによるフロント作業機4の操作を不能とし、オペレータの乗降を妨げるロック解除位置にあるとき、操作レバーによるフロント作業機4の操作を可能とするゲートロックレバー16と、このゲートロックレバー16の位置を検出し、ゲートロックレバー16の位置に関する信号を車体コントローラ12へ出力するスイッチ17とを有している。
従って、作業を終えてキャブ7内の運転席から降車するオペレータは、ゲートロックレバー16を上げることにより、ゲートロックレバー16はロック位置に保たれるので、このロック位置の信号がスイッチ17から車体コントローラ12へ出力され、車体コントローラ12がフロント作業機4の動作を制限するようにしている。これにより、オペレータが乗降するときの安全が図られている。
一方、キャブ7内の運転席に乗車して作業を開始するオペレータは、ゲートロックレバー16を下げることにより、ゲートロックレバー16はロック解除位置に保たれるので、このロック解除位置の信号がスイッチ17から車体コントローラ12へ出力され、車体コントローラ12がフロント作業機4の動作を制限しないようにしている。これにより、オペレータは、操作レバーを操作して意図通りに掘削等の作業を進めることができる。
本実施形態では、上述の車体コントローラ12は、エンジン5aを所定の停止条件に応じて停止させるアイドリングストップ機能を含んでおり、この所定の停止条件は、例えばゲートロックレバー16が上げられたときから所定の時間T1(図5参照)が経過したとき、すなわち操作レバーによるフロント作業機4の操作が不能になってから所定の時間T1が経過したときに設定されている。
そのため、所定の停止条件が満たされれば、作業が行われていない状態となり、アイドリングストップ機能が実行されるので、エンジン5aが停止して排気ガスの排出が抑制される。なお、車体コントローラ12は、時間を計測する時間計測部(図示せず)を含んでおり、この時間計測部は、例えばゲートロックレバー16が上げられたときから時間の計測を行うようになっている。
また、旋回体3は、例えば図3に示すようにエンジン5aの排出口に接続された排気管9を有し、この排気管9は、エンジン5aから排出された排気ガスを図1に示す尾管10へ導き、この尾管10から外部へ放出するようにしている。このとき、エンジン5aから排出される排気ガスには、有害な物質である窒素酸化物(NOx)が含まれていることから、油圧ショベル1にはエンジン5aから排出される排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置が設けられている。
本実施形態では、この排気ガス浄化装置は、例えば排気ガスに含まれる窒素酸化物を還元する還元剤と、図2、図3に示すように還元剤を貯蔵する還元剤タンクとを有している。この還元剤タンク内の還元剤は、例えばアンモニアから成り、還元剤タンクは、例えばこのアンモニアを尿素水30の水溶液の状態で貯蔵する尿素水タンク13から成っている。この尿素水タンク13は、例えば旋回体3の前部の右側にある収納スペースに配置されている。なお、尿素水タンク13の上部の中央には、後述する管路を取付ける栓13aが取外し可能に設けられており、尿素水タンク13の上部の湾曲部には、尿素水30を補給するための補給口13bが設けられている。
また、排気ガス浄化装置は、排気管9に設けられた還元触媒(図示せず)と、排気管9のうち還元触媒よりも上流側に配設され、尿素水30を排気管9内へ噴射する噴射装置18と、この噴射装置18へ尿素水30を供給する尿素水ポンプ19と、一端がこの尿素水ポンプ19に接続され、他端が尿素水タンク13内の尿素水30に浸された供給管路21と、一端が尿素水ポンプ19に接続され、他端が尿素水タンク13内へ挿入された戻り管路22とを有している。
従って、尿素水ポンプ19は、尿素水タンク13内の尿素水30を供給管路21を通して汲み上げることにより、噴射装置18へ尿素水30を供給し、この噴射装置18から排気管9内へ噴射された尿素水30がエンジン5aから排出された排気ガスの熱で加水分解され、生成したアンモニアが還元触媒において排気ガス中に含まれる窒素酸化物と還元反応することによって窒素酸化物を無害な水と窒素に分解して浄化している。
その結果、尿素水タンク13からの尿素水30の供給が途絶え、排気ガスに含まれる窒素酸化物を還元できなくなるので、車体コントローラ12は、尿素水タンク13内の尿素水30が所定量以下まで減少しているときにエンジン5aの運転が停止すると、エンジンコントローラ11に対してエンジン5aを再始動させないように制御している。
そして、本実施形態は、尿素水タンク13に貯蔵された尿素水30が所定量以下まで減少していることを検出する還元剤検出部と、この還元剤検出部によって尿素水タンク13内の尿素水30が所定量以下まで減少していることが検出されたとき、アイドリングストップ機能を無効にするアイドリングストップ機能無効部とを備えている。
また、本実施形態は、アイドリングストップ機能無効部によってアイドリングストップ機能が無効にされた後、還元剤検出部によって尿素水タンク13内の尿素水30が所定量よりも増加していることが検出されたとき、アイドリングストップ機能の無効を自動的に解除するアイドリングストップ機能無効解除部を備えている。
上述したアイドリングストップ機能無効部及びアイドリングストップ機能無効解除部は、例えば車体コントローラ12に格納されており、この車体コントローラ12は、アイドリングストップ機能無効部によってアイドリングストップ機能が無効にされることにより、例えば時間計測部による時間の計測をリセットする、すなわち0秒に戻すようにしている。
さらに、上述の還元剤検出部は、例えば図3、図4に示すように尿素水タンク13内に貯蔵された尿素水30の液面に浮遊するフロート23と、このフロート23を鉛直方向へ案内する後述の案内部とを備えている。フロート23は、例えばドーナツ型に形成されている。また、フロート23は、磁力を発生させる磁力発生部を有し、この磁力発生部は、例えばフロート23の内部に埋め込まれた磁石26から成っている。
前述の案内部は、例えばフロート23の中空部分(中心軸)に挿通した状態で鉛直方向に配置され、フロート23の径方向への動きを規制する案内管路24から成り、この案内管路24は、例えば下端が閉端になっており、上端が開口した状態で栓13aに取り付けられている。なお、案内管路24の長さは、例えば供給管路21のうち尿素水タンク13に挿入された部分の長さに合わせて設定されている。
そして、案内管路24の内部にはリード線25が配設されており、このリード線25の両端は車体コントローラ12に接続されて閉回路を構成し、リード線25の一部が案内管路24の下部まで挿入されている。また、リード線25のうち案内管路24に挿入された部分には、所定の高さ位置にそれぞれ配設され、磁石26の磁力によって閉じることで内部抵抗の変化を利用した固有の信号を車体コントローラ12へそれぞれ送信する複数のリードスイッチが設けられている。これらの複数のリードスイッチは、鉛直方向に所定の間隔で配置されており、例えばリード線25の下端から上方へ等間隔で配列された5つのリードスイッチ27a〜27eから成っている。
従って、尿素水タンク13内の尿素水30の液面に浮遊するフロート23が尿素水30の減少に伴って案内管路24に案内され、フロート23が浮遊する案内管路24の高さ位置にあるリードスイッチ27a〜27eがフロート23内の磁石の磁力を受けて閉じることにより、リードスイッチ27a〜27eに固有の信号が車体コントローラ12へ送信される。そして、車体コントローラ12は、受信した信号から閉じたリードスイッチ27a〜27eを特定することにより、尿素水タンク13内の尿素水30の液面の高さ、すなわち尿素水30の量を測定するようにしている。
本実施形態では、上述したアイドリングストップ機能無効部による無効の基準となる尿素水タンク13内の尿素水30の所定量は、例えば下から2番目のリードスイッチ27b(以下、便宜的に基準スイッチと呼ぶ)の高さ位置に相当する尿素水30の量に設定されている。
そのため、この基準スイッチ27bから信号が車体コントローラ12へ送信されれば、尿素水タンク13内の尿素水30が所定量以下まで減少していることが検出される。なお、尿素水タンク13には、上述した還元剤検出部の他にも、図示されないが、尿素水30の温度を検出する温度センサや尿素水30の凍結を防止する解凍用の管路が設けられている。
次に、本実施形態に係る車体コントローラの動作を図5のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
本実施形態では、まず車体コントローラ12は、案内管路24内の各リードスイッチ27a〜27eから受信した信号に基づいて、尿素水タンク13内の尿素水30の量を測定することにより、尿素水30が所定量以下まで減少しているかどうかを判断する(手順S1)。
手順S1において、車体コントローラ12は、尿素水30が所定量以下まで減少していないと判断すると、スイッチ17から受信したゲートロックレバー16の位置に関する信号に基づいて、ゲートロックレバー16が上げられているかどうかを判断する(手順S2)。手順S2において、車体コントローラ12は、ゲートロックレバー16が上げられていないと判断すると、時間計測部による時間の計測をリセットし(手順S3)、手順S1の動作に戻る。
手順S2において、車体コントローラ12は、ゲートロックレバー16が上げられていると判断すると、時間計測部によって時間の計測を行い(手順S4)、計測した時間が所定の時間T1を経過したかどうかを判断する(手順S5)。このとき、車体コントローラ12は、計測した時間が所定の時間T1を経過したと判断すると、アイドリングストップ機能を実行してエンジン5aを停止させ(手順S6)、動作を終了する。手順S5において、車体コントローラ12は、計測した時間が所定の時間T1を経過していないと判断すると、手順S1からの動作が繰り返される。
一方、手順S1において、車体コントローラ12は、尿素水30が所定量以下まで減少していると判断すると、アイドリングストップ機能無効部がアイドリングストップ機能を無効にする。これにより、仮にゲートロックレバー16が上げられても、時間計測部による時間の計測がリセットされ(手順S3)、手順S1の動作に戻る。このとき、エンジン5aが稼働されていれば、停止することなくそのまま継続される。
そして、オペレータによって尿素水30が補給口13bから尿素水タンク13内へ補給され、手順S1において車体コントローラ12は、尿素水タンク13内の尿素水30が所定量以下まで減少していない、すなわち尿素水30が所定量よりも増加していると判断すると、アイドリングストップ機能無効解除部がアイドリングストップ機能の無効を解除し、上述した手順S1、S2、S4、S5の動作が繰り返される。
このように構成した本実施形態によれば、車体コントローラ12は、尿素水タンク13の栓13aに取付けられた案内管路24内の基準スイッチ27bから信号を受信することにより、尿素水タンク13内の尿素水30が所定量以下まで減少していることを検出したときには、車体コントローラ12のアイドリングストップ機能無効部によってアイドリングストップ機能を無効にする。
そのため、ゲートロックレバー16が上げられたときから所定の時間T1が経過しても、時間計測部による時間の計測がリセットされてエンジン5aが停止しないので、車体を尿素水30の補給場所まで十分に移動させることができる。すなわち、アイドリングストップ機能及び排気ガス浄化装置を備えていても、尿素水タンク13内の尿素水30が所定量以下まで減少しているときにオペレータの意図しないエンジン5aの停止を回避できるので、不都合を生じることなく尿素水30の補給作業を行うことができる。
このように、尿素水タンク13内の尿素水30が所定量以下まで減少しても、エンジン5aを稼働させることができるので、尿素水30を補給場所で尿素水タンク13内に容易に補給することができる。これにより、油圧ショベル1の稼働効率やオペレータの作業能率を向上させることができる。
また、本実施形態は、アイドリングストップ機能無効部によってアイドリングストップ機能が無効になったときに、オペレータが尿素水30を補給口13bから尿素水タンク13内に補給することにより、尿素水タンク13内の尿素水30の液面の高さが上昇する。そして、車体コントローラ12が、案内管路24内の基準スイッチ27bよりも上の位置にあるリードスイッチ27c〜27eから信号を受信することにより、尿素水タンク13内の尿素水30が所定量よりも増加していることを検出したときには、車体コントローラ12のアイドリングストップ機能無効解除部がアイドリングストップ機能を再び有効にするので、アイドリングストップ機能が無効になった状態で放置されることを防止することができる。
従って、尿素水タンク13内の尿素水30の量に応じてアイドリングストップ機能を有効に活用できるので、エンジン5aから排出される排気ガスの排出量を十分に抑制することができる。さらに、オペレータが尿素水30を補給口13bから尿素水タンク13内へ補給した後、アイドリングストップ機能の無効を解除するのに特別な作業を必要としないので、オペレータの作業能率を維持することができ、高い利便性を確保することができる。
また、本実施形態は、フロート23が案内管路24に挿通された状態で尿素水タンク13内の尿素水30の液面に浮遊しており、車体コントローラ12は、フロート23の高さ位置に応じて動作する各リードスイッチ27a〜27eから信号を受信することにより、尿素水タンク13内の尿素水30の残量を把握しているので、フロート23が案内管路24内の基準スイッチ27bの高さ位置に到達したときに、アイドリングストップ機能無効部によるアイドリングストップ機能の無効を迅速に実行することができる。これにより、尿素水タンク13内の尿素水30が所定量以下まで減少しているときに、アイドリングストップ機能によってエンジン5aが停止することを確実に回避することができる。
なお、上述した本実施形態は、尿素水タンク13内の尿素水30が所定量以下まで減少していることを検出するフロート23を備えた構成にしてあるが、本発明はこのように構成することに限られず、フロート23に代えて他の手段により尿素水タンク13内の尿素水30の量を測定するようにしても良い。
1 油圧ショベル(建設機械)
3 旋回体
4 フロント作業機
5 エンジンルーム
5a エンジン
7 キャブ
9 排気管
10 尾管
11 エンジンコントローラ
12 車体コントローラ
13 尿素水タンク
16 ゲートロックレバー
17 スイッチ
18 噴射装置
19 尿素水ポンプ
21 供給管路
22 戻り管路
23 フロート
24 案内管路
25 リード線
26 磁石(磁力発生部)
27a〜27e リードスイッチ
30 尿素水

Claims (3)

  1. エンジンと、前記エンジンから排出される排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置であって、前記排気ガスに含まれる窒素酸化物を還元する還元剤と、この還元剤を貯蔵する還元剤タンクとを有する排気ガス浄化装置とを備える建設機械に設けられ、
    前記エンジンを所定の停止条件に応じて停止させるアイドリングストップ機能を備えた建設機械の制御装置において、
    前記還元剤タンクに貯蔵された前記還元剤が所定量以下まで減少していることを検出する還元剤検出部と、
    この還元剤検出部によって前記還元剤タンク内の前記還元剤が前記所定量以下まで減少していることが検出されたとき、前記アイドリングストップ機能を無効にするアイドリングストップ機能無効部とを備えたことを特徴とする建設機械の制御装置。
  2. 請求項1に記載の建設機械の制御装置において、
    前記アイドリングストップ機能無効部によって前記アイドリングストップ機能が無効にされた後、前記還元剤検出部によって前記還元剤タンク内の前記還元剤が前記所定量よりも増加していることが検出されたとき、前記アイドリングストップ機能の無効を自動的に解除するアイドリングストップ機能無効解除部を備えたことを特徴とする建設機械の制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の建設機械の制御装置において、
    前記還元剤検出部は、
    前記還元剤タンク内に貯蔵された前記還元剤の液面に浮遊するフロートと、
    このフロートを鉛直方向へ案内する案内部とを備え、
    前記フロートは、磁力を発生させる磁力発生部を有し、
    前記案内部は、所定の高さ位置にそれぞれ配設され、前記磁力発生部による磁力を受けて作動する複数のリードスイッチを有し、
    これらの複数のリードスイッチのうち作動したリードスイッチの入力に基づいて、前記還元剤が前記所定量以下まで減少していることを検出することを特徴とする建設機械の制御装置。
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