JP2015016529A - 研磨装置および研磨状態監視方法 - Google Patents

研磨装置および研磨状態監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高精度の仕上がり性能を実現できる研磨装置を提供する。【解決手段】研磨装置は、静止状態にある基板の膜厚を測定するインライン膜厚測定器80と、研磨テーブル30A内に配置された膜厚センサ40を有するインサイチュウ分光式膜厚モニタ39とを備える。インサイチュウ分光式膜厚モニタ39は、基板の研磨前にインライン膜厚測定器80により取得された初期膜厚から、基板の研磨前にインサイチュウ分光式膜厚モニタ39によって取得された初期膜厚を引き算することで補正値を決定し、基板の研磨中に取得した膜厚に補正値を加算することで監視膜厚を取得し、監視膜厚に基づいて基板の研磨の進捗を監視する。【選択図】図3

Description

本発明は、ウェーハなどの基板を研磨する研磨装置、および基板の研磨状態を監視する方法に関する。
半導体ウェーハ等の基板を研磨する研磨装置において、主に絶縁層(透明層)の研磨の進行状態を監視し研磨終点を検出する目的でインサイチュウ(in situ)分光式膜厚モニタが用いられる。このインサイチュウ分光式膜厚モニタでは、研磨テーブルに装着された光源および分光光度計にそれぞれ投光用ファイバーと受光用ファイバーが接続される。これらのファイバーの先端は、投受光部として、研磨テーブルが回転する度にウェーハ表面を1回ずつ走査するような位置に設置される。投受光部をウェーハの中心を通る位置に設置すると、投受光部は研磨テーブルが1回転する間にウェーハ面上の概ね直径に近いライン(曲線)を走査することになる。
近年、半導体デバイスの微細化に伴い、研磨の仕上がり性能に対する要求が強まり、インサイチュウ分光式膜厚モニタに対する要求精度も極めて厳しくなっている。しかしながら、インサイチュウ分光式膜厚モニタは、膜厚の絶対値を得るように構成されていないため、その膜厚測定値は、基準ウェーハの膜厚に基づいて較正されたインライン型(あるいはスタンドアロン型)の膜厚測定器の膜厚測定値からは若干のオフセットがある。
また、インサイチュウ分光式膜厚モニタは、研磨テーブル内に装着されているためその較正は必ずしも容易でない。つまり、研磨テーブル内の分光式膜厚モニタを較正する作業は煩雑であり、また自動的に較正するための装置を設置するスペースが限られている。さらに、インサイチュウ分光式膜厚モニタの構成要素自体が経時変化することもある。加えて、ウェーハ面上の測定点やその分布がインライン型膜厚測定器とは異なる。このような背景から、インサイチュウ分光式膜厚モニタの膜厚測定値がインライン型膜厚測定器の膜厚測定値とは必ずしも一致しないという問題があった。また、ウェーハ間で研磨対象の膜の下層の膜厚が異なると、その影響を受けて研磨終点の検出結果がウェーハごとに異なるという問題があった。
特開2010−240837号公報 特開2004−154928号公報
本発明は、このような問題を解決し、高精度の仕上がり性能を実現できる研磨装置および研磨状態監視方法を提供するものである。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、研磨パッドを支持する研磨テーブルと、基板を前記研磨パッドに押し付けるトップリングと、静止状態にある基板の膜厚を測定するインライン膜厚測定器と、前記研磨テーブル内に配置された膜厚センサを有するインサイチュウ分光式膜厚モニタとを備え、前記インサイチュウ分光式膜厚モニタは、前記基板の研磨前に前記インライン膜厚測定器により測定された初期膜厚から、前記基板の研磨前に前記インサイチュウ分光式膜厚モニタによって測定された初期膜厚を引き算することで補正値を決定し、前記基板の研磨中に測定した膜厚に前記補正値を加算することで監視膜厚を取得し、前記監視膜厚に基づいて前記基板の研磨の進捗を監視することを特徴とする研磨装置である。
本発明の他の態様は、静止状態にある基板の初期膜厚をインライン膜厚測定器により測定し、研磨テーブルに支持された研磨パッド上の前記基板の初期膜厚をインサイチュウ分光式膜厚モニタにより測定し、前記インライン膜厚測定器により測定された前記初期膜厚から、前記インサイチュウ分光式膜厚モニタによって測定された前記初期膜を引き算することで補正値を決定し、研磨液を前記研磨パッド上に供給しながら前記基板を前記研磨パッドに押し付けて該基板を研磨し、前記基板の研磨中に前記インサイチュウ分光式膜厚モニタによって測定された膜厚に前記補正値を加算することで監視膜厚を取得し、前記監視膜厚に基づいて前記基板の研磨の進捗を監視することを特徴とする研磨状態監視方法である。
本発明によれば、補正値によってインサイチュウ分光式膜厚モニタの測定値が補正されるので、正確な研磨状態が監視でき、高精度の仕上がり性能を実現することができる。
本発明の実施形態に係る研磨装置を示す図である。 第1研磨ユニットを模式的に示す斜視図である。 インサイチュウ分光式膜厚モニタを備えた第1研磨ユニットを示す模式断面図である。 インサイチュウ分光式膜厚モニタの原理を説明するための模式図である。 ウェーハと研磨テーブルとの位置関係を示す平面図である。 処理部によって生成されたスペクトルを示す図である。 得られたスペクトルと複数の参照スペクトルとの比較から現在の膜厚を決定するプロセスを説明する図である。 インライン膜厚測定器を示す模式図である。 インライン膜厚測定器の膜厚測定ヘッドの詳細を示す模式図である。 研磨前後にインライン膜厚測定器で膜厚を測定する測定点の一例を示す図である。 インサイチュウ分光式膜厚モニタの膜厚センサがウェーハ面上に描く走査軌跡の一例を示す図である。 ウェーハの断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態に係る研磨装置を示す図である。図1に示すように、この研磨装置は、略矩形状のハウジング1を備えており、ハウジング1の内部は隔壁1a,1bによってロード/アンロード部2と研磨部3と洗浄部4とに区画されている。研磨装置は、ウェーハ処理動作を制御する動作制御部5を有している。
ロード/アンロード部2は、多数のウェーハ(基板)をストックするウェーハカセットが載置されるフロントロード部20を備えている。このロード/アンロード部2には、フロントロード部20の並びに沿って走行機構21が敷設されており、この走行機構21上にウェーハカセットの配列方向に沿って移動可能な2台の搬送ロボット(ローダー)22が設置されている。搬送ロボット22は走行機構21上を移動することによってフロントロード部20に搭載されたウェーハカセットにアクセスできるようになっている。
研磨部3は、ウェーハの研磨が行われる領域であり、第1研磨ユニット3A、第2研磨ユニット3B、第3研磨ユニット3C、第4研磨ユニット3Dを備えている。図1に示すように、第1研磨ユニット3Aは、研磨面を有する研磨パッド10が取り付けられた第1研磨テーブル30Aと、ウェーハを保持しかつウェーハを研磨テーブル30A上の研磨パッド10に押圧しながら研磨するための第1トップリング31Aと、研磨パッド10に研磨液(例えばスラリー)やドレッシング液(例えば、純水)を供給するための第1研磨液供給機構32Aと、研磨パッド10の研磨面のドレッシングを行うための第1ドレッサ33Aと、液体(例えば純水)と気体(例えば窒素ガス)の混合流体または液体(例えば純水)を霧状にして研磨面に噴射する第1アトマイザ34Aとを備えている。
同様に、第2研磨ユニット3Bは、研磨パッド10が取り付けられた第2研磨テーブル30Bと、第2トップリング31Bと、第2研磨液供給機構32Bと、第2ドレッサ33Bと、第2アトマイザ34Bとを備えており、第3研磨ユニット3Cは、研磨パッド10が取り付けられた第3研磨テーブル30Cと、第3トップリング31Cと、第3研磨液供給機構32Cと、第3ドレッサ33Cと、第3アトマイザ34Cとを備えており、第4研磨ユニット3Dは、研磨パッド10が取り付けられた第4研磨テーブル30Dと、第4トップリング31Dと、第4研磨液供給機構32Dと、第4ドレッサ33Dと、第4アトマイザ34Dとを備えている。
第1研磨ユニット3A、第2研磨ユニット3B、第3研磨ユニット3C、および第4研磨ユニット3Dは、互いに同一の構成を有しているので、以下、第1研磨ユニット31Aについて図2を参照して説明する。図2は、第1研磨ユニット31Aを模式的に示す斜視図である。なお、図2において、ドレッサ33Aおよびアトマイザ34Aは省略されている。
研磨テーブル30Aは、テーブル軸30aを介してその下方に配置されるテーブルモータ19に連結されており、このテーブルモータ19により研磨テーブル30Aが矢印で示す方向に回転されるようになっている。この研磨テーブル30Aの上面には研磨パッド10が貼付されており、研磨パッド10の上面がウェーハWを研磨する研磨面10aを構成している。トップリング31Aはトップリングシャフト16の下端に連結されている。トップリング31Aは、真空吸着によりその下面にウェーハWを保持できるように構成されている。トップリングシャフト16は、図示しない上下動機構により上下動するようになっている。
第1研磨ユニット31Aは、ウェーハWの膜厚を監視するためのインサイチュウ分光式膜厚モニタ39を備えている。このインサイチュウ分光式膜厚モニタ39は、ウェーハWの膜厚に従って変化する膜厚信号を取得する膜厚センサ40と、膜厚信号から膜厚を決定する処理部45とを備えている。膜厚センサ40は研磨テーブル30Aの内部に配置されている。膜厚センサ40は、記号Aで示すように研磨テーブル30Aと一体に回転し、トップリング31Aに保持されたウェーハWの膜厚信号を取得する。膜厚センサ40は処理部45に接続されており、膜厚センサ40によって取得された膜厚信号は処理部45に送られるようになっている。
次に、インサイチュウ分光式膜厚モニタ39について説明する。図3は、インサイチュウ分光式膜厚モニタ39を備えた第1研磨ユニット3Aを示す模式断面図である。なお、研磨ユニット3B〜3Dも、図3に示す第1研磨ユニット3Aと同様の構成を有しているので、その重複する説明を省略する。
トップリングシャフト16は、ベルト等の連結手段17を介してトップリングモータ18に連結されて回転されるようになっている。このトップリングシャフト16の回転により、トップリング31Aが矢印で示す方向に回転する。
上述したように、インサイチュウ分光式膜厚モニタ39は、膜厚センサ40と処理部45とを備える。膜厚センサ40は、ウェーハWの表面に光を当て、ウェーハWからの反射光を受光し、その反射光を波長にしたがって分解するように構成されている。膜厚センサ40は、光をウェーハWの被研磨面に照射する投光部42と、ウェーハWから戻ってくる反射光を受光する受光部としての光ファイバー43と、ウェーハWからの反射光を波長に従って分解し、所定の波長範囲に亘って反射光の強度を測定する分光光度計44とを備えている。
研磨テーブル30Aには、その上面で開口する第1の孔50Aおよび第2の孔50Bが形成されている。また、研磨パッド10には、これら孔50A,50Bに対応する位置に通孔51が形成されている。孔50A,50Bと通孔51とは連通し、通孔51は研磨面10aで開口している。第1の孔50Aは液体供給路53およびロータリージョイント(図示せず)を介して液体供給源55に連結されており、第2の孔50Bは、液体排出路54に連結されている。
投光部42は、多波長の光を発する光源47と、光源47に接続された光ファイバー48とを備えている。光ファイバー48は、光源47によって発せられた光をウェーハWの表面まで導く光伝送部である。光ファイバー48および光ファイバー43の先端は、第1の孔50A内に位置しており、ウェーハWの被研磨面の近傍に位置している。光ファイバー48および光ファイバー43の各先端は、トップリング31Aに保持されたウェーハWに対向して配置される。研磨テーブル30Aが回転するたびにウェーハWの複数の領域に光が照射される。好ましくは、光ファイバー48および光ファイバー43の各先端は、トップリング31Aに保持されたウェーハWの中心に対向して配置される。
ウェーハWの研磨中は、液体供給源55からは、透明な液体として水(好ましくは純水)が液体供給路53を介して第1の孔50Aに供給され、ウェーハWの下面と光ファイバー48,43の先端との間の空間を満たす。水は、さらに第2の孔50Bに流れ込み、液体排出路54を通じて排出される。研磨液は水と共に排出され、これにより光路が確保される。液体供給路53には、研磨テーブル30Aの回転に同期して作動するバルブ(図示せず)が設けられている。このバルブは、通孔51の上にウェーハWが位置しないときは水の流れを止める、または水の流量を少なくするように動作する。
光ファイバー48と光ファイバー43は互いに並列に配置されている。光ファイバー48および光ファイバー43の各先端は、ウェーハWの表面に対して垂直に配置されており、光ファイバー48はウェーハWの表面に垂直に光を照射するようになっている。
ウェーハWの研磨中は、投光部42から光がウェーハWに照射され、光ファイバー(受光部)43によってウェーハWからの反射光が受光される。分光光度計44は、反射光の各波長での強度を所定の波長範囲に亘って測定し、得られた光強度データを処理部45に送る。この光強度データは、ウェーハWの膜厚を反映した膜厚信号であり、膜厚に従って変化する。処理部45は、光強度データから波長ごとの光の強度を表わすスペクトルを生成し、さらにスペクトルからウェーハWの膜厚を決定する。
図4は、インサイチュウ分光式膜厚モニタ39の原理を説明するための模式図であり、図5はウェーハWと研磨テーブル30Aとの位置関係を示す平面図である。図4に示す例では、ウェーハWは、下層膜と、その上に形成された上層膜とを有している。投光部42および受光部43は、ウェーハWの表面に対向して配置されている。投光部42は、研磨テーブル30Aが1回転するたびにウェーハWの中心を含む複数の領域に光を照射する。
ウェーハWに照射された光は、媒質(図4の例では水)と上層膜との界面と、上層膜と下層膜との界面で反射し、これらの界面で反射した光の波が互いに干渉する。この光の波の干渉の仕方は、上層膜の厚さ(すなわち光路長)に応じて変化する。このため、ウェーハWからの反射光から生成されるスペクトルは、上層膜の厚さに従って変化する。分光光度計44は、反射光を波長に従って分解し、反射光の強度を波長ごとに測定する。処理部45は、分光光度計44から得られた反射光の強度データ(膜厚信号)からスペクトルを生成する。このスペクトルは、光の波長と強度との関係を示す線グラフ(すなわち分光波形)として表される。光の強度は、反射率または相対反射率などの相対値として表わすこともできる。
図6は、処理部45によって生成されたスペクトルを示す図である。図6において、横軸は反射光の波長を表わし、縦軸は反射光の強度から導かれる相対反射率を表わす。この相対反射率とは、反射光の強度を表わす1つの指標であり、具体的には、反射光の強度と所定の基準強度との比である。基準強度は、波長ごとに予め取得される。各波長において反射光の強度(実測強度)を対応する基準強度で割ることにより、装置の光学系や光源固有の強度のばらつきなどの不要な要素が実測強度から除去され、これによりウェーハWの膜厚情報のみを反映したスペクトルを得ることができる。
所定の基準強度は、例えば、膜が形成されていないシリコンウェーハ(ベアウェーハ)を水の存在下で研磨しているときに得られた反射光の強度とすることができる。実際の研磨では、実測強度からダークレベル(光を遮断した条件下で得られた背景強度)を引き算して補正実測強度を求め、さらに基準強度から上記ダークレベルを引き算して補正基準強度を求め、そして、補正実測強度を補正基準強度で割り算することにより、相対反射率が求められる。具体的には、相対反射率R(λ)は、次の式(1)を用いて求めることができる。
Figure 2015016529
ここで、λは波長であり、E(λ)はウェーハからの反射光の波長λでの強度であり、B(λ)は波長λでの基準強度であり、D(λ)は波長λでのダークレベル(光を遮断した条件下で測定された光の強度)である。
図7は、得られたスペクトルと複数の参照スペクトルとの比較から現在の膜厚を決定するプロセスを説明する図である。処理部45は、研磨中に生成されたスペクトルと複数の参照スペクトルとを比較することで、生成されたスペクトルに最も近い参照スペクトルを決定し、この決定された参照スペクトルに関連付けられた膜厚を現在の膜厚として決定する。複数の参照スペクトルは、研磨対象のウェーハと同種のウェーハを研磨することによって予め取得されたものであり、各参照スペクトルにはその参照スペクトルが取得されたときの膜厚が関連付けられている。すなわち、各参照スペクトルは、異なる膜厚のときに取得されたものであり、複数の参照スペクトルは複数の異なる膜厚に対応する。したがって、現在のスペクトルに最も近い参照スペクトルを特定することにより、現在の膜厚を推定することができる。
ウェーハWの研磨は次のようにして行われる。トップリング31Aおよび研磨テーブル30Aをそれぞれ矢印で示す方向に回転させ、研磨液供給機構32Aから研磨パッド10上に研磨液(スラリー)を供給する。この状態で、下面にウェーハWを保持したトップリング31Aは、ウェーハWを研磨パッド10の研磨面10aに押し付ける。ウェーハWの表面は、研磨液に含まれる砥粒の機械的作用と研磨液の化学的作用により研磨される。研磨終了後は、ドレッサ33Aによる研磨面10aのドレッシング(コンディショニング)が行われ、さらにアトマイザ34Aから高圧の流体が研磨面10aに供給されて、研磨面10aに残留する研磨屑や砥粒などが除去される。
図1に戻り、第1研磨ユニット3Aおよび第2研磨ユニット3Bに隣接して、第1リニアトランスポータ6が配置されている。この第1リニアトランスポータ6は、4つの搬送位置(第1搬送位置TP1、第2搬送位置TP2、第3搬送位置TP3、第4搬送位置TP4)の間でウェーハを搬送する機構である。また、第3研磨ユニット3Cおよび第4研磨ユニット3Dに隣接して、第2リニアトランスポータ7が配置されている。この第2リニアトランスポータ7は、3つの搬送位置(第5搬送位置TP5、第6搬送位置TP6、第7搬送位置TP7)の間でウェーハを搬送する機構である。
ウェーハは、第1リニアトランスポータ6によって研磨ユニット3A,3Bに搬送される。第1研磨ユニット3Aのトップリング31Aは、そのスイング動作により研磨テーブル30Aの上方位置と第2搬送位置TP2との間を移動する。したがって、トップリング31Aへのウェーハの受け渡しは第2搬送位置TP2で行われる。同様に、第2研磨ユニット3Bのトップリング31Bは研磨テーブル30Bの上方位置と第3搬送位置TP3との間を移動し、トップリング31Bへのウェーハの受け渡しは第3搬送位置TP3で行われる。第3研磨ユニット3Cのトップリング31Cは研磨テーブル30Cの上方位置と第6搬送位置TP6との間を移動し、トップリング31Cへのウェーハの受け渡しは第6搬送位置TP6で行われる。第4研磨ユニット3Dのトップリング31Dは研磨テーブル30Dの上方位置と第7搬送位置TP7との間を移動し、トップリング31Dへのウェーハの受け渡しは第7搬送位置TP7で行われる。
第1搬送位置TP1に隣接して、搬送ロボット22からウェーハを受け取るためのリフタ11が配置されている。ウェーハはこのリフタ11を介して搬送ロボット22から第1リニアトランスポータ6に渡される。リフタ11と搬送ロボット22との間に位置して、シャッタ(図示せず)が隔壁1aに設けられており、ウェーハの搬送時にはシャッタが開かれて搬送ロボット22からリフタ11にウェーハが渡されるようになっている。
第1リニアトランスポータ6と、第2リニアトランスポータ7と、洗浄部4との間にはスイングトランスポータ12が配置されている。第1リニアトランスポータ6から第2リニアトランスポータ7へのウェーハの搬送は、スイングトランスポータ12によって行われる。ウェーハは、第2リニアトランスポータ7によって第3研磨ユニット3Cおよび/または第4研磨ユニット3Dに搬送される。
搬送ロボット22に隣接してインライン膜厚測定器80が設けられている。ウェーハは、研磨前および/または研磨後に、搬送ロボット22によりインライン膜厚測定器80に搬送され、ここでウェーハの膜厚が測定される。
次に、インライン膜厚測定器80について図8を参照して説明する。図8は、インライン膜厚測定器80を示す模式図である。以下、インライン膜厚測定器80について説明する。図8は、インライン膜厚測定器80を示す模式図である。インライン膜厚測定器80は、ウェーハWが水平に置かれる基板ステージ87と、ウェーハWの膜厚を測定する膜厚測定ヘッド84とを有している。
基板ステージ87は、ウェーハWの周縁部を支えることができるように、ウェーハWの周縁部に沿った環状の部材、またはウェーハWの周縁部に沿って配列された複数の支持部材を備えている。ウェーハWは、上述した搬送ロボット22により、測定対象の膜が上を向いた状態で基板ステージ87の上に置かれる。
基板ステージ87に支持されたウェーハWの上方には、ウェーハWの周方向の向きを検出するオリエンテーション検出器85が設けられている。このオリエンテーション検出器85は、ウェーハWの周縁部に形成されているノッチまたはオリエンテーションフラットと呼ばれる切り欠きを検出することによって、ウェーハWの向きを検出する。基板ステージ87は、ウェーハWをその中心まわりに回転させる基板回転機構(図示せず)を有しており、オリエンテーション検出器85により検出されたウェーハWの向き(周方向の位置)を自在に調整することができるようになっている。基板ステージ87によりウェーハWを回転させながら、オリエンテーション検出器85によりウェーハWの向きを検出し、ウェーハWが所定の方向を向くまで基板ステージ87によりウェーハWを回転させる。
膜厚の測定中は、ウェーハWが所定の方向を向いた状態で、ウェーハWはこの基板ステージ87の上で静止される。ウェーハWの周縁部が基板ステージ87上に置かれると、ウェーハWは水平状態となる。膜厚測定ヘッド84は、基板ステージ87上のウェーハWの上方に配置されている。膜厚測定ヘッド84は、ウェーハWの表面に垂直に光を当て、ウェーハWからの反射光を受光し、反射光のスペクトルを生成し、このスペクトルに基づいてウェーハWの膜厚を決定する。
膜厚測定ヘッド84はヘッド移動機構92に連結されており、膜厚測定ヘッド84がウェーハWの表面と平行な水平面内で自在に移動できるようになっている。ヘッド移動機構92は膜厚測定ヘッド84を上下方向にも移動させることが可能に構成されている。ヘッド移動機構92により、膜厚測定ヘッド84は、ウェーハWの複数の測定点で膜厚を測定することができる。膜厚測定中は、ウェーハWは静止状態にあり、かつ水平に置かれているので、回転するウェーハの膜厚を測定するインサイチュウ分光式膜厚モニタ39よりも高い精度で膜厚を測定することができる。
図9は、インライン膜厚測定器80の膜厚測定ヘッド84の詳細を示す模式図である。図9に示すように、膜厚測定ヘッド84は、多波長の光を発する光源100と、光源100からの光を集める集光レンズ101と、集光レンズ101を通過した光をウェーハWに向けるビームスプリッター103と、ビームスプリッター103からの光をウェーハW上に集中させる結像レンズ105と、ウェーハWからの反射光の強度を測定する分光光度計110とを備えている。分光光度計110とビームスプリッター103と間にはリレーレンズ117が配置されている。
分光光度計110は、反射光を波長に従って分解し、所定の波長範囲に亘って各波長での反射光の強度を測定するように構成される。膜厚測定ヘッド84は、分光光度計110から得られた反射光の強度データ(膜厚信号)からスペクトルを生成し、スペクトルに基づいて膜厚を決定する処理部120をさらに備えている。スペクトルは、各波長での反射光の強度を表わしている。インライン膜厚測定器80によって得られた膜厚の測定値は、インサイチュウ分光式膜厚モニタ39の処理部45に送られる。
図1に戻り、スイングトランスポータ12の側方には、図示しないフレームに設置されたウェーハの仮置き台72が配置されている。この仮置き台72は、図1に示すように、第1リニアトランスポータ6に隣接して配置されており、第1リニアトランスポータ6と洗浄部4との間に位置している。スイングトランスポータ12は、第4搬送位置TP4、第5搬送位置TP5、および仮置き台72の間を移動する。上述した実施例では、各研磨ユニット3A−3D間でウェーハが授受される際には、ウェーハはトップリングから離脱され、リニアトランスポータ6,7を介して他の研磨ユニットに搬送されるが、研磨ユニット間のウェーハの受け渡し機構は上述の例に限定されることなく、例えばウェーハを保持したままトップリングが直接他の研磨ユニットに移動することによりウェーハを搬送してもよい。
仮置き台72に載置されたウェーハは、洗浄部4の第1の搬送ロボット77によって洗浄部4に搬送される。図1に示すように、洗浄部4は、研磨されたウェーハを洗浄液で洗浄する一次洗浄機73および二次洗浄機74と、洗浄されたウェーハを乾燥する乾燥機75とを備えている。第1の搬送ロボット77は、ウェーハを仮置き台72から一次洗浄機73に搬送し、さらに一次洗浄機73から二次洗浄機74に搬送するように動作する。二次洗浄機74と乾燥機75との間には、第2の搬送ロボット78が配置されている。この第2の搬送ロボット78は、ウェーハを二次洗浄機74から乾燥機75に搬送するように動作する。
乾燥されたウェーハは、搬送ロボット22により乾燥機75から取り出され、ウェーハカセットに戻される。このようにして、研磨、洗浄、乾燥、および膜厚測定を含む一連の処理がウェーハに対して行われる。
図10は、研磨前後にインライン膜厚測定器80で膜厚を測定する測定点の一例を示す。基本的には、測定点は、限られた測定点数でウェーハ全面の平均的或いは代表的な膜厚が得られるように分布されている。
図11には、インサイチュウ分光式膜厚モニタ39の膜厚センサ40がウェーハ面上に描く走査軌跡の一例を示す。この例では、研磨テーブル30Aの回転速度は60min−1、トップリング31Aの回転速度は66min−1としており、膜厚センサ40は研磨テーブル30Aが10回転する間にウェーハ面上を周方向に均等に走査して元の位置に戻る。よって、この間に膜厚センサ40はウェーハ全面を測定する。あるいは、テーブル30Aが5回転する間に、膜厚センサ40はウェーハ面上を周方向に半周分走査するから、ウェーハ中心の前後の測定点を考慮すると、テーブル30Aが5回転する間に膜厚センサ40は近似的にはウェーハ全面を測定すると考えてもよい。したがって、研磨テーブル30Aが10回転、又は、5回転する間に取得された膜厚値を平均することにより、ウェーハ面の周方向の膜厚分布に依らない平均的な膜厚値を得ることができる。しかし、図11から分かるように、このときの測定点はウェーハ中心部に集中して多く存在している。このため、中心部の膜厚が大きい場合には得られる平均膜厚値は実際の膜厚よりも大きくなり、中心部の膜厚が小さい場合には得られる平均膜厚値は実際の膜厚よりも小さくなってしまう。
そこで、ウェーハの研磨前に、インライン膜厚測定器80で図10に示すような複数の測定点でのスペクトルを取得してそれぞれの測定点でのウェーハの膜厚を決定し、これら膜厚の平均である膜厚TL0を取得する。測定点がスクライブライン上に形成された測定領域(測定パッドともいう)であるような場合には、参照スペクトルを理論的に計算しながら測定スペクトルと比較してカーブフィッティングを行うことにより、各層の膜厚が求められる。
また、研磨中の図11に示すような測定点に関しては、研磨初期、例えば研磨テーブル30Aが5回転または10回転する間に得られたスペクトルから膜厚を決定し、研磨レートおよび研磨時間に基づいて研磨前の膜厚TS0を算出する。この場合、研磨初期の複数の測定点で得られた複数のスペクトルの平均スペクトルを求め、この平均スペクトルから膜厚を決定し、各測定点での測定時間(研磨時間)の平均と研磨レートに基づいて、上記決定された膜厚を膜厚TS0に換算してもよいし、個々の測定点で得られた複数のスペクトルから対応する複数の膜厚を決定し、得られた複数の膜厚を測定時間(研磨時間)と研磨レートに基づいて研磨前の複数の推定膜厚に換算し、これら複数の推定膜厚の平均である膜厚TS0を算出してもよい。あるいは、スラリーを用いたウェーハ研磨の前に短時間の水研磨のステップを設けて、研磨が進行せずウェーハ面各部の膜厚が変化しない状態で、研磨前の膜厚TS0を求めることもできる。この水研磨は、スラリーの代わりに純水を研磨パッド上に供給しながらウェーハを研磨する工程であり、この水研磨中は、ウェーハの研磨は実質的に進行しない。
インサイチュウ膜厚監視の場合は、各測定点(測定領域)はパターン上の様々な位置に存在する。このため、理論計算により決定された参照スペクトルと測定スペクトルとの比較により膜厚を求めることが難しい。そこで、図7に示すように、測定スペクトルを、同一仕様(同一マスク・同一レイヤ)のウェーハを予め研磨することによって得られた参照スペクトルと比較するようにしてもよい。具体的には、研磨対象のウェーハと同一仕様(同一マスク・同一レイヤ)のウェーハを研磨し、異なる膜厚に対応する複数の参照スペクトルを予め取得する。そして、研磨中ウェーハの各時点のスペクトル(測定スペクトル)を参照スペクトルと比較し、両者の差が最も小さい参照スペクトルに対応する膜厚を決定する。ここで、2つのスペクトルの差としては、各波長での光強度の絶対値差の総和や各波長での光強度の二乗差の総和を取ればよい。各参照スペクトルに対応する各膜厚は、研磨前後の膜厚を測定し研磨レート一定との仮定をおいて比例配分により求めることができる。
次に、処理部45は、インライン膜厚測定器80による研磨前のウェーハの膜厚TL0と、インサイチュウ分光式膜厚モニタ39による研磨前膜厚TS0との差ΔTを求める。
ΔT=TL0−TS0 (2)
以後、処理部45は、研磨中各時点のインサイチュウ分光式膜厚モニタ39により得られた膜厚TSに対し、次の補正式で補正して監視膜厚Tを定める。
T=TS+ΔT (3)
なお、好ましくは、各時点での膜厚TSも、図11に示すように膜厚センサ40がウェーハ全周の膜厚を反映していると見なせる条件で測定し平均する。
一般に、前述のような回転式の研磨装置の場合、研磨によってもウェーハ面周方向の膜厚の分布はほとんど変わらない。また、多くの場合、研磨量はウェーハ面上の半径位置によらず一定になるように研磨条件(研磨圧力など)が調整される。したがって、研磨中のウェーハ面上の膜厚プロファイルは概ね一定であり、ウェーハ面の膜厚センサ40の走査軌跡上の全測定点に関して一通りの補正量ΔTを求めることにしても、研磨中を通じて、インライン膜厚測定器80に整合する監視膜厚を得ることができる。また、インサイチュウ分光式膜厚モニタ39にインライン膜厚測定器80に対するオフセットや経時変化があったとしても、あるいはウェーハ間で下層の厚みや光学定数にばらつきがあったとしても、上述のように膜厚を補正することで研磨中に信頼できる監視膜厚を得ることができる。
ウェーハの半径位置によって研磨量が変わる場合、例えばプロファイル制御によって初期の分布によらず研磨後の膜厚が径方向に一定になるように制御するような場合には、インサイチュウ分光式膜厚モニタ39の測定点をウェーハの半径位置に従ってグループ分けし、それぞれのグループに関して研磨前の膜厚TS0を求めるようにすればよい。このとき、インライン膜厚測定器80による膜厚TL0も、必要に応じて各測定点に対する膜厚値から補間などの処理を施した上で、それぞれのグループに対応する平均値として複数求められる。
もし、1ロット内で初期の膜厚プロファイルや下層の膜厚および光学定数が実質的に一定であるならば、インライン膜厚測定器80による初期の膜厚TL0の測定は、先頭1枚のウェーハに対して行えばよい。これに対して、1ロット内においてもウェーハ間で初期のプロファイルや下層がばらつく場合には、1枚1枚のウェーハに対して研磨前の膜厚TL0の測定を行う必要がある。通常、1ロット内のウェーハとは、1つのウェーハカセット内に収容された複数のウェーハをいう。
一般に、ウェーハの研磨においては、最上層の膜の厚さを監視する必要がある。最上層の膜の下に異種膜や配線などがある場合には、図12の記号Tに示すように、最上層の膜の表面から、その膜とその下に存在する異種材料との境界までの厚みを監視することが重要になる。したがって、インライン膜厚測定器80による研磨前の膜厚の測定はこのような層構成の最上層の膜に対してなされ、また、インサイチュウ分光式膜厚モニタ39による膜厚の算出においても、この領域に相当する最上層の膜厚が計算される。
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
1 ハウジング
2 ロード/アンロード部
3 研磨部
3A,3B,3C,3D 研磨ユニット
4 洗浄部
5 動作制御部
6 第1リニアトランスポータ
7 第2リニアトランスポータ
10 研磨パッド
11 リフタ
12 スイングトランスポータ
16 トップリングシャフト
17 連結手段
18 トップリングモータ
19 テーブルモータ
20 フロントロード部
21 走行機構
22 搬送ロボット
30A,30B,30C,30D 研磨テーブル
31A,31B,31C,31D トップリング
32A,32B,32C,32D 研磨液供給機構
33A,33B,33C,33D ドレッサ
34A,34B,34C,34D アトマイザ
39 インサイチュウ分光式膜厚モニタ
40 膜厚センサ
42 投光部
43 受光部(光ファイバー)
44 分光光度計
45 処理部
47 光源
48 光ファイバー
50A 第1の孔
50B 第2の孔
51 通孔
53 液体供給路
54 液体排出路
55 液体供給源
72 仮置き台
73 一次洗浄機
74 二次洗浄機
75 乾燥機
77 第1搬送ロボット
78 第2搬送ロボット
80 インライン膜厚測定器
84 膜厚測定ヘッド
85 オリエンテーション検出器
87 基板ステージ
92 ヘッド移動機構
100 光源
101 集光レンズ
103 ビームスプリッター
105 結像レンズ
110 分光光度計
117 リレーレンズ
120 処理部

Claims (4)

  1. 研磨パッドを支持する研磨テーブルと、
    基板を前記研磨パッドに押し付けるトップリングと、
    静止状態にある基板の膜厚を測定するインライン膜厚測定器と、
    前記研磨テーブル内に配置された膜厚センサを有するインサイチュウ分光式膜厚モニタとを備え、
    前記インサイチュウ分光式膜厚モニタは、
    前記基板の研磨前に前記インライン膜厚測定器により測定された初期膜厚から、前記基板の研磨前に前記インサイチュウ分光式膜厚モニタによって測定された初期膜厚を引き算することで補正値を決定し、
    前記基板の研磨中に測定した膜厚に前記補正値を加算することで監視膜厚を取得し、
    前記監視膜厚に基づいて前記基板の研磨の進捗を監視することを特徴とする研磨装置。
  2. 静止状態にある基板の初期膜厚をインライン膜厚測定器により測定し、
    研磨テーブルに支持された研磨パッド上の前記基板の初期膜厚をインサイチュウ分光式膜厚モニタにより測定し、
    前記インライン膜厚測定器により測定された前記初期膜厚から、前記インサイチュウ分光式膜厚モニタによって測定された前記初期膜を引き算することで補正値を決定し、
    研磨液を前記研磨パッド上に供給しながら前記基板を前記研磨パッドに押し付けて該基板を研磨し、
    前記基板の研磨中に前記インサイチュウ分光式膜厚モニタによって測定された膜厚に前記補正値を加算することで監視膜厚を取得し、
    前記監視膜厚に基づいて前記基板の研磨の進捗を監視することを特徴とする研磨状態監視方法。
  3. 前記初期膜厚が測定される基板は、1つのロット内の最初の基板であることを特徴とする請求項2に記載の研磨状態監視方法。
  4. 前記初期膜厚は、1つのロット内の各基板の研磨前に測定されることを特徴とする請求項2に記載の研磨状態監視方法。
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