JP2015016089A - 便座装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体を分解せずに便座の交換が可能な便座装置を提供する。
【解決手段】便器の上部に載置され、使用者が着座する便座と、便座を便器に対して開閉可能に支持する本体とを有する便座装置において、前記便座が、前記本体側の端部に配置され、前記本体によって支持される腕部と、所定機能を行う機能部とを備え、前記本体が、前記腕部を開閉可能に支持する支持部と、前記機能部と協動する駆動部と、前記駆動部を内装する筐体とを備え、前記機能部と前記駆動部とを接続する接続部を更に備え、前記腕部を前記支持部から外して前記本体と前記便座部を分離した場合に、前記接続部の前記機能部と前記駆動部との間で分離可能なコネクタを前記接続部に備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、便座の開閉機構を備えた便座装置に関するものである。
洋式便器の便座装置については、従来、様々な方式のものが開発されている。例えば、ヒータや、洗浄装置、消臭装置等を内蔵した高機能な便座装置が広く普及している。
図16は従来の便座装置の説明図であり、図16(a)は便座を便器に対して閉じた状態を示す図、図16(b)は便座を便器に対して開いた状態を示す図である。図16に示すように、便座装置90は、便器30の上部に載置され、利用者が着座する便座91と、便座91を便器30に対して開閉可能に支持する本体92とを備えている。
例えば、着座時の冷感を防止するために便座91の座面を暖める機能を有した便座装置90では、便座91にヒータ(不図示)を内装し、このヒータと配線93を介して電気的に接続された駆動部(不図示)が本体92に内装されている。
特開2004−65543号公報 特開2010−167135号公報
店舗や空港、高速道路のパーキングエリア等のトイレにおいても、高機能な便座装置が採用されているが、これらのように多くの人が利用する場所に設置されたトイレでは、便座装置の故障や破損が起きる頻度も必然的に高くなる。
特に、便座91は、使用者の着座時や開閉時に力がかかるため破損することがある。また、便座の上に靴で乗るといった無理な使い方によって過大な力がかかり、破損することがあった。このため破損した便座91を交換したいという要請があるが、便座91は、本体92から分離できる構成になっていないため、便座91が壊れた場合でも、便座装置90全体を交換する必要があった。即ち、洗浄装置や駆動部を備える本体92側が正常であっても便座装置90全体を廃棄することになり、無駄が多いという問題があった。
なお、掃除のため便座91をヒンジ部分で本体92から分離できるようにした装置も提案されているが、ヒータや消臭装置、洗浄のためのセンサ等の機能部を有した便座91は本体92と配線93を介して電気的に接続されているため、ヒンジ部を外すことができたとしても便座91を交換することはできなかった。もし便座91を交換する場合には、本体92を分解して配線93を駆動部から外し、新しい便座91の配線93に付け替える作業が必要であり、容易に交換できるものではなかった。特に便座装置90の本体は、掃除の際や使用の際に水や尿がかかったとしても内部に水や尿が進入し難い構成になっており、容易に分解できる構成ではなかった。また、使用者が安易に本体92を分解して内部回路に触れられるようにするのは望ましくないため、本体92を容易に分解可能に構成することはできない。
そこで、本発明では、本体を分解せずに便座の交換が可能な便座装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の便座装置は、
便器の上部に載置され、使用者が着座する便座と、便座を便器に対して開閉可能に支持する本体とを有する便座装置において、
前記便座が、前記本体によって支持される腕部と、所定機能を行う機能部とを備え、
前記本体が、前記腕部を開閉可能に支持する支持部と、前記機能部と協動する駆動部と、前記駆動部を内装する筐体とを備え、
前記便座装置が前記機能部と前記駆動部とを接続する接続部を更に備え、前記腕部を前記支持部から外して前記本体と前記便座部を分離した場合に、前記接続部の前記機能部と前記駆動部との間で分離可能なコネクタを前記接続部に備えた。
前記便座装置は、
前記支持部が、前記筐体の側面から突出した回動軸を備え、
前記腕部が、前記回動軸に対して着脱自在に取り付けられる軸受部を備えても良い。
前記便座装置は、
前記機能部が、電力によって機能する又は電気信号を生じさせる機能を有するものであり、
前記接続部が、前記機能部と前記駆動部を電気的に接続させる配線であって、
前記腕部を前記支持部に取り付けた場合に前記筐体内に位置する配線上の箇所で、且つ前記腕部を前記支持部から外した場合に前記筐体外に位置する配線上の箇所に前記コネクタを設けても良い。
前記便座装置は、
前記機能部が、前記便座にかかる荷重を検出する検出部であり、
前記駆動部が、前記接続部を介して前記検出部で検出した荷重を示す電気信号を取得し、前記電気信号に基づいて前記便座に係る荷重の偏りを検出した場合に警告を発しても良い。
前記便座装置は、
前記機能部が、便器内の空気を吸い込む吸込口であり、
前記接続部が、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記駆動部側へ送る配管であっても良い。
前記便座装置は、
前記軸受部が割り溝を有し、前記割り溝の開口部から前記回動軸が挿入され、前記回動軸の開口部側に抜け止め部材が設けられて前記腕部が前記支持部に取り付けられ、前記抜け止め部材が前記割り溝から外され、前記回動軸が前記割り溝から抜かれて前記腕部が前記支持部から外されることで、前記便座が前記本体に対して着脱可能とされた構成であっても良い。
前記便座装置は、
前記抜け止め部材の取り外し方向に、前記抜け止め部材を被うカバーを設けても良い。
本発明によれば、本体を分解せずに便座の交換が可能な便座装置を提供できる。
図1は便器に対して便座を閉じた状態を示す図である。 図2は便器に対して便座を開いた状態を示す図である。 図3は便座を示す斜視図である。 図4は左側ヒンジ部分の説明図である。 図5は本体の支持部を示す斜視図である。 図6は右側ヒンジ部分の説明図である。 図7は右側ヒンジ部分の軸受部の構成を示す図である。 図8は右側ヒンジ部分の構成を示す図である。 図9は便座を本体から分離する場合の説明図である。 図10は便座の内部に設けられた機能部及び本体の内部に設けられた駆動部の説明図である。 図11は便座に設けた吸込口を示す図である。 図12は便座内の構成を示す模式図である。 図13は図12に示すC−C線における断面図である。 図14は実施形態2の変形例1を示す図である。 図15は実施形態2の変形例2を示す図である。 図16は従来の便座装置の説明図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。以下の実施の形態の構成は例示であり、本発明は実施の形態の構成に限定されない。
〈実施形態1〉
図1は、便器に対して便座を閉じた状態を示す図、図2は便器に対して便座を開いた状態を示す図、図3は便座を示す斜視図、図4は左側ヒンジ部分の説明図、図5は本体の支持部を示す斜視図、図6は右側ヒンジ部分の説明図、図7は右側ヒンジ部分の軸受部の構成を示す図、図8は図7のA−A線における断面を示す右側ヒンジ部分の構成を示す図である。図1においては、便座に着座した使用者を基準に上下方向及び前後方向を定めた。即ち着座した使用者の頭部側を上方、足元側を下方、背側を後方、その反対側を前方とした。また、この前方から便座装置に向かって右側を右方向、その反対側を左方向とした。以下の説明で方向を示す場合には、この図1の方向を基に説明する。
便座装置100は、便器30の上部に載置され、使用者が着座する便座20と、便座20を便器に対して開閉可能に支持する本体10とを有している。
本体10は、本体10の底面となる下部筐体101と、下部筐体上に設けた上部筐体102を有し、上部筐体102の上面部11を前方に向かって下り傾斜とし、上面部11のほぼ中央に便座20を支持する支持部12を備えている。支持部12の中央には人感センサ及び着座センサ等のセンサ16が内蔵され、その両脇に警告表示部194が内蔵されている。また、本体10の前端には鉛直面からなる前端面14を設け、前端面14の中央部には便座装置が設置される便器30のボウルの内周面に沿う湾曲凹面14aを形成している。また、この便座装置は、本体10の内部に利用者の肛門や局部(以下、洗浄対象部位と称す)を洗浄する洗浄機能部(図示せず)を内蔵しており、湾曲凹面14aの中央には、洗浄用のノズルを出し入れするための開口部を開閉自在に覆うカバー15a、洗浄後の洗浄対象部位に温風を噴射する温風噴射口を開閉自在に覆うカバー15bを設けている。
便座20は、中央に開口を有する座面部21と、座面部21の後方左右に設けられた左右一対の便座装着アーム(腕部)22R,22Lと、座面部21の下面に取り付けられて便器30の上面に当接する脚部23とを備えている。また、座面部21の内部には後述のように座面を加熱するヒータ等の機能部を設けている。
左側の便座装着アーム22Lには、支持部12によって軸支される回動軸24が設けられている。回動軸24は、中空の軸であり、便座20内の機能部と電気的に接続されたケーブル25が中空部241から便座20の外へ配設される。ケーブル25のコネクタ251と、本体側のケーブル18のコネクタ181とをつなぎ合わせることで、便座20の機能部と本体10とを電気的に接続している。即ち、ケーブル25及びケーブル18が本実施形態1における接続部である。
回動軸24は、前記支持部12の左側面に設けた軸受用の開口部12Lに挿入され、開口部12Lによって軸支される。従って便座装着アーム22Lを支持部12に取り付けた状態では、便座20のケーブル25のコネクタ251も本体側の筐体101,102内に格納される。本実施形態1では、便座装着アーム22Lに回動軸24を設け、支持部12側の開口部12Lに挿入する構成としたが、これに限らず、支持部12側に回動軸を設け、便座装着アーム22Lに設けた開口部に挿入することで、支持部12の回動軸が便座装着アーム22Lを軸支する構成としても良い。
右側の便座装着アーム22Rは、支持部12の回動軸60を受ける軸受部26を有している(図6)。軸受部26は、円筒の一部側面を平面状とした筒状の部材であり、図8に示すように断面形状が円の一部を直線状に欠いた形状である。また、軸受部26は、図8に示す端面の外周側から中心にかけて割り溝261を有し、図7(a)に示すように、この割り溝261の外周側の開口から回動軸60の先端部61が挿入される。
一方、支持部12の回動軸60は、図5に示すように先端部が支持部12の右側面から突出して設けられている。回動軸60は支持部12に内蔵された回転軸受63によって回動可能に支持されている。回転軸受63は、ダンパ機能を有し、少なくとも回動軸60に取り付けられた便座20が閉じる方向に回動軸60が回転する場合に回転速度を抑えることで、便座20を閉じた際に便座20が便器30の上面に当たって便座20及び便器30が損傷することを防止する。
回動軸60の先端部61は、側面を一部切り欠いて回動軸60の回転中心と平行な平面611が互いに平行に2カ所形成されている。この平面611の間の長さL61は、便座装着アーム22Rの割り溝261の幅L26(図8)より僅かだけ短く形成されており、先端部61の平面611を割り溝261の壁面262に沿わせて割り溝261へ先端部61を挿入することで、先端部61と割り溝261が嵌合し、回動軸60が軸受部26に対して回転不能に取り付けられる。これにより便座20が回動軸60を中心に回転(開閉)する。即ち、回動軸60の先端部61を便座装着アーム22Rの軸受部26に挿入するように便座装着アーム22Rを取り付けることで、便座20が支持部12によって開閉可能に軸支される。
軸受部26は、右側(外側)端面に、円筒状の凹部263,264を有している。この軸受部26の内側の凹部264に固定ピン(抜け止め部材)27を挿入することで、回動軸60の先端部61が軸受部26の割り溝261から抜けないように固定する。固定ピン27は、軸受部26の凹部264と嵌合する円板状の頭部271と、頭部271の平面上の縁の一部にこの平面と直交する脚部272を設けて成る。
図7(b)に示すように軸受部26の右側面の開口から、固定ピン27を挿入し、脚部272を割り溝261へ入れ、頭部271を凹部264に嵌めると、図7(c)に示すように脚部272が回動軸60の外側、即ち開口側に位置し、回動軸60の先端部61が割り溝261から抜けるのを規制する。
そして、軸受部26の凹部263(図7)にカバー28を取り付ける。カバー28は、
皿状の頭部282と円筒状の胴部281とから成り、胴部281の外周面に雄ネジが設けられ、軸受部26の凹部263の内周面に設けられた雌ネジに対して螺合される。カバー28の胴部281が凹部263に螺嵌されることで、胴部281が固定ピン27を固定すると共に、頭部282が便座装着アーム22Rの側面を覆い、軸受部26等の構成を隠している。カバー28は、カバー28を回して螺合するための構成として、表面にプラスやマイナスの溝を設けても良いが、いたずらに分解されることを防止するため、特殊な構成を採用するのが望ましい。本実施形態1では、頭部282の平面に雄ネジの回転中心を挟んで複数の穴283を設け、この穴283と係合する凸部71を備えたレンチ70によって回す構成としている。この構成であれば、穴283の形や位置が一致するように凸部71を設けたレンチ70でなければカバー28を回すことができず、実質的に専用のレンチ70がなければ分解することができない。なお、頭部282の外形が円形であって、その周面がネジ止めされる側(取り付け面側)からその反対側にかけて径が小さくなるテーパ状であるため、スパナ等で外周面を挟んで回すことも出来ない構成となっている。
図10は、便座20の内部に設けられた機能部及び本体10の内部に設けられた駆動部19の説明図である。
便座20の内部には、座面部21(図1)を加熱するためのヒータ291や、ヒータ291によって加熱された際の温度を検出する温度センサ292、座面部21に対する荷重を検出する荷重センサ293が設けられている。ヒータ291は、電力線252を介して電力の供給を受けて発熱し、座面部21を裏面(内面)側から加熱する。ヒータ291は、電力の供給を受けて加熱する機能を有する機能部の一形態であるが、電力によって機能する機能部は、これに限らず、消臭装置や発光素子等であっても良い。
また、温度センサ292は、熱電素子やサーミスタ等のセンサであり、ヒータ291によって加熱された際の温度に応じた電気信号を生じさせ、この電気信号を信号線253を介して本体10の駆動部19に伝達する。なお、図10では便宜上信号線253を一本で示したが、実際には、どの箇所の温度センサ292で検出した電気信号であるかを駆動部19側で判別できるように配線されている。荷重センサ293は、圧電素子等のセンサであり、座面部21にかかる荷重に応じた電気信号を生じさせ、この電気信号を信号線254を介して本体10の駆動部19に伝達する。なお、図10では便宜上信号線254を一本で示したが、実際には、どの箇所の荷重センサ293で検出した電気信号であるかを駆動部19側で判別できるように配線されている。温度センサ292や荷重センサ293は、熱や荷重に応じて電気信号を生じさせる機能を有する機能部の一形態であるが、電気信号を生じさせる機能部は、これに限らず、静電センサやマイクロスイッチ等であっても良い。
これら機能部と接続された配線252,253,254は束ねられ、ケーブル25として便座装着アーム22Lに設けられた回動軸24の内空を介して本体10側に引き出され、ケーブル25の先端に設けられたコネクタ251が、本体10側のコネクタ181に接続され、ケーブル18を介して駆動部19と電気的に接続されている。
駆動部19は、電力供給部191、制御部192、警告部193を備えている。電力供給部191は、ヒータ291や洗浄装置(不図示)に電力を供給する。
制御部192は、温度センサ292で検出した温度に応じて電力供給部191から供給する電力量を制御してヒータ291の発熱量を制御し、座面部21上を適切な温度に制御する。なお、制御部192が、予め定められた電力量を供給することで、ヒータ291を所定の温度に発熱させる構成の場合、温度センサ292及び、その配線253を省略しても良い。また、制御部192は、使用者による操作ボタン(不図示)の操作等を検出して
、洗浄装置による洗浄や、温風噴射口から温風を噴射させるといった制御を行う。
警告部193は、通常の使用の範囲を超えて便座20に荷重がかかった場合に、スピーカ195や警告表示部194等の出力手段を介して警告を発する。便座20は、通常の使用で破損することの無いように高い耐久性を有しているが、例えば座面部21に靴で乗るといった、通常の使用の範囲を超えた荷重がかかると破損することがある。このため警告部193は、荷重センサ293等の検出結果に基づいて通常の使用か否かを判定し、通常の使用でなければ警告を発する。
通常、使用者が着座した場合、使用者の臀部が位置する広い範囲で左右均等に荷重がかかるが、靴で乗った場合には、局部的に荷重がかかり、荷重に偏りが生じるため、警告部193は、複数の荷重センサ293による検出結果に基づき、例えば、左右の荷重センサ293で均一な荷重を検出した場合(左右の検出値がの差が所定値以内の場合)には通常の使用と判定し、そうでない場合又は何れかの荷重センサ293の値が他と比べて所定値以上であった場合に通常の使用ではない(荷重の偏りを検出した)と判定する。また、左右で荷重のかかる位置が異なっている場合に通常の使用ではないと判定しても良い。特に前端付近に設けた荷重センサ293の値が他のセンサ293の値より高い場合には、通常の使用ではないと判定しても良い。
なお、通常の使用で、大便後、肛門を拭く為に片側に体重を移動した場合に、通常の使用ではない(偏荷重がかかっている)と判定しないように、使用者がトイレへ入室した後、所定時間以上通常の使用状態と判定した場合には、当該使用者がトイレから退室するまで偏荷重と判定しないようにしても良い。なお、使用者のトイレへの入室及びトイレからの退室は、例えばセンサ16で使用者の入退室時の熱的な変化によって検出する。また、出入り口の開閉センサや鍵をかけているか否か等を検出する他のセンサに基づいて入退室を検出しても良い。
また、便座20内に静電センサを備え、使用者が着座した場合と、そうでない場合の静電容量を予め測定し、通常の場合の静電容量の範囲を定めておき、荷重センサ293で荷重を検出した場合に、静電センサで静電容量を測定し、通常の範囲か否かで通常の使用か否かを判定しても良い。
更に、赤外光を発し、センサ(着座センサ)16で反射光を検出することで使用者が着座しているか否かを判定し、使用者が着座している状態で荷重がかかっていれば通常の使用と判定し、使用者が着座していない状態で荷重がかかっていれば通常の使用ではないと判定する。
このように通常の使用ではないと判定した場合に、警告を発することで、便座の損傷を防止することができる。
例えば、警告部193は、警告としてスピーカ195から警告音を発する、又は「過大な荷重がかかっています」といった音声メッセージを発する。更に、警告部193は、警告として、警告表示部194を赤色に点滅させる、又は「過大な荷重がかかっています」といったメッセージを警告表示部194に表示する。
図9は、便座20を本体10から分離する場合の説明図である。便座20を本体10から分離する場合、先ず、便座装着アーム22Rのカバー28を外し、固定ピン27を抜く。この状態では軸受部26の割り溝261が下方に向けて開口した状態となるので、図9(a)の矢印201に示すように便座装着アーム22Rを上方に持ち上げると、支持部12の回動軸60が軸受部26から外れる。なお、割り溝261の方向は、これに限らず他
の方向に形成しても良い。例えば、便座を閉じた状態で開口部が後方となるように形成しても良く、また、便座を開いた状態で開口部が下方又は後方となるように形成しても良い。
そして便座装着アーム22Lを回動軸24に沿って外側、即ち図9(b)の矢印202側に引くと、回動軸24が支持部12の開口部12Lから外れる。
便座装着アーム22Lを支持部12から離すと、本体10内に格納されていたケーブル25が引かれて、コネクタ251,181及び本体10側のケーブル18が本体10の筐体102の外へ引き出される。この状態でコネクタ251とコネクタ181を分離することで、便座20を本体10から分離できる。また、図9と逆の手順で便座20を本体10に取り付けることができる。
このため、本実施形態1の便座装置100は、便座が損傷した場合でも本体10を分解することなく、損傷した便座20を本体10から外し、また新しい便座20を本体10取り付けること、即ち交換することができる。
特に本実施形態1の便座装置100は、座面部21を加熱する機能や偏荷重を検出する機能のため、便座20にヒータやセンサを内蔵し、ケーブル25,18(接続部)によって便座20及び本体10が電気的に接続された構成であっても本体10を分解することなく、容易に便座20を本体10から外し、また便座20を本体10取り付けることができる。
〈実施形態2〉
前述の実施形態1では、便座20と本体10とを電気的に接続した例を示したが、本実施形態2では、便座が便座周囲の空気を吸い出す機能部を備え、吸い出す空気を通す配管を便座20から本体10へ接続した例を示す。なお、本実施形態2は、前述の実施形態1と比べて便座周囲の空気を吸い出す機能部を備えた構成が異なり、その他の構成は同じであるので、同一の要素には同符号を付すなどして再度の説明を省略する。
図11は、便座20に設けた吸込口を示す図、図12は便座内の構成を示す模式図、図13は、図12に示すC−C線における断面図である。
本実施形態2の便座20は、中央開口部の前後左右の一部であって、開口部内周面の下方から下面にかけて吸込口41を複数備えている。なお、吸込口41の位置や数は任意に設定でき、図11の例より多く設けても少なく設けても良い。また図11と異なる位置に設けても良く、例えば便座20の下面や外側側面に設けても良い。
吸込口41は、図12に示すように便座20内に設けられた排気経路42と連通され、排気経路42が、排気ダクト43により中空の回動軸24に接続されている。排気経路42は、図13に示すように便座20の底面421や隔壁422によって区画されている。なお、排気経路42として特に区画せずに便座20内部の空気の通る部分を排気経路として用いても良い。本実施形態2では、この便座周囲の空気を吸い込む吸込口41及び排気経路42が機能部であり、この機能部と本体10とを連通させている排気ダクト43、回動軸24、開口部12Lが接続部であり、回動軸24及び開口部12Lがコネクタである。
本体10内は、筐体101,102内に送風機196を備え、本体10内の空気を排気ダクト197からトイレ外へ排気している。本体10の内部空間は、便座20の回動軸24の中空部で便座20の排気ダクト43及び排気経路42と連通しているため、吸込口4
1から便座20内に吸い込まれた空気は、排気経路42及び排気ダクト43を介して本体10内に吸い出され、本体10内から送風機196により排気ダクト197を介してトイレ外へ排気される。排気ダクト197は、例えばトイレの壁内をとおり外部の排気口等に接続され、トイレ内の空気をトイレ外へ排出できるようにしている。
ケーブル25は、排気ダクト43に穴431を設け、この穴431から排気ダクト内を通し、前述と同様に回動軸24の中空部を介して本体10内のケーブル18と接続されている。なお、ケーブル25を通す穴431は、ケーブル18との隙間がブッシュ等で埋め、空気が漏れないようにしている。
本実施形態2においても前述の図9(b)に示すように回動軸24を本体10から抜くことで排気経路を分離することができる。
このように本実施形態2によれば、便座20の周囲の臭気を含む空気をトイレ外へ排出することができ、トイレ内を臭気の少ない快適な状態に保つことができる。
また、本実施形態2によれば、便座20の周囲の空気をトイレ外へ排出する機能を備えた構成であっても本体10を分解することなく、損傷した便座20を本体10から外し、また新しい便座20を本体10取り付けること、即ち交換することができる。
図14は、本実施形態の変形例1を示す図である。図14の例では、便座20内の排気経路42と連通した蛇腹状の排気ダクト44を便座20後端側から便座外へ出し、本体10側の排気ダクト198とコネクタ45で接続している。本体10側の排気ダクト198は、本体内で送風機196の吸込口(不図示)と接続されている。本変形例1では、排気ダクト44と排気ダクト198が便座20の機能部41,42と本体10とを接続する接続部(配管)である。
前述のように送風機196が排気ダクト197を介して排気すると、排気ダクト198及び排気ダクト44を介して便座20内部の空気を吸い、吸込口41から便座周囲の空気を吸い込む。即ち、本変形例1においても便座20の周囲の臭気を含む空気を吸込口41から吸いこみ、トイレ外へ排出することができ、トイレ内を臭気の少ない快適な状態に保つことができる。
本変形例1では、前述の図9に示すように便座20を本体10から外し、コネクタ251,181を外すと共に、排気ダクト(配管)44,198をコネクタ45から外すことで、便座20を本体10から容易に分離できる。
図15は、本実施形態の変形例2を示す図である。図15の例では、便座20内の排気経路42と連通した排気接続用の開口部46を便座20後端側に設け、本体10側の排気接続用の開口部199と接続している。排気接続用の便座側の開口部46と本体側の開口部199は、便座20を閉じた場合に互いに接合する位置に設けられている。この開口部46や開口部199の周囲にパッキンを設けて、便座20を閉じた際に空気が漏れることなく開口部46と開口部199とが接続できるようにしても良い。本体10側の開口部199は、本体10の上部筐体102に設けた単なる開口であっても良いし、送風機196の吸込口(不図示)とダクトで接続されていても良い。本変形例2では、便座側に設けた開口部46と本体側に設けた開口部199(パッキンを設ける場合にはパッキンも含む)が便座20の機能部41,42と本体10とを接続する接続部でありコネクタである。
前述のように送風機196が排気ダクト197を介して排気すると、開口部46,199を介して便座20内部の空気を吸い、吸込口41から便座周囲の空気を吸い込む。即ち
、本変形例2においても便座20の周囲の臭気を含む空気を吸込口41から吸いこみ、トイレ外へ排出することができ、トイレ内を臭気の少ない快適な状態に保つことができる。
本変形例2においても前述の図9に示すように便座20を本体10から外し、コネクタ251,181を外すことで、便座20を本体10から容易に分離できる。
10 本体
11 上面部
12 支持部
14 前端面
16 センサ
19 駆動部
20 便座
21 座面部
22L,22R 便座装着アーム
23 脚部
24 回動軸
25,18 ケーブル
26 軸受部
27 固定ピン
28 カバー
30 便器
41 吸込口
42 排気経路
43 排気ダクト
44 排気ダクト
45 コネクタ
46,199 開口部
60 回動軸
63 回転軸受
70 レンチ
71 凸部
100 便座装置
101 下部筐体
102 上部筐体
181 コネクタ
191 電力供給部
192 制御部
193 警告部
194 警告表示部
195 スピーカ
196 送風機
197,198 排気ダクト
199 開口部
251,181 コネクタ
252 電力線
253 信号線
254 信号線
261 割り溝
291 ヒータ
292 温度センサ
293 荷重センサ

Claims (7)

  1. 便器の上部に載置され、使用者が着座する便座と、便座を便器に対して開閉可能に支持する本体とを有する便座装置において、
    前記便座が、前記本体側の端部に配置され、前記本体によって支持される腕部と、所定機能を行う機能部とを備え、
    前記本体が、前記腕部を開閉可能に支持する支持部と、前記機能部と協動する駆動部と、前記駆動部を内装する筐体とを備え、
    前記便座装置が前記機能部と前記駆動部とを接続する接続部を更に備え、前記腕部を前記支持部から外して前記本体と前記便座部を分離した場合に、前記接続部の前記機能部と前記駆動部との間で分離可能なコネクタを前記接続部に備えたことを特徴とする便座装置。
  2. 前記支持部が、前記筐体の側面から突出した回動軸を備え、
    前記腕部が、前記回動軸に対して着脱自在に取り付けられる軸受部を備えることを特徴とする請求項1に記載の便座装置。
  3. 前記機能部が、電力によって機能する又は電気信号を生じさせる機能を有するものであり、
    前記接続部が、前記機能部と前記駆動部を電気的に接続させる配線であって、
    前記腕部を前記支持部に取り付けた場合に前記筐体内に位置する配線上の箇所で、且つ前記腕部を前記支持部から外した場合に前記筐体外に位置する配線上の箇所に前記コネクタを設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の便座装置。
  4. 前記機能部が、前記便座にかかる荷重を検出する検出部であり、
    前記駆動部が、前記接続部を介して前記検出部で検出した荷重を示す電気信号を取得し、前記電気信号に基づいて前記便座に係る荷重の偏りを検出した場合に警告を発することを特徴とする請求項3に記載の便座装置。
  5. 前記機能部が、便器内の空気を吸い込む吸込口であり、
    前記接続部が、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記駆動部側へ送る配管であることを特徴とする請求項1又は2に記載の便座装置。
  6. 前記軸受部が割り溝を有し、前記割り溝の開口部から前記回動軸が挿入され、前記回動軸の開口部側に抜け止め部材が設けられて前記腕部が前記支持部に取り付けられ、前記抜け止め部材が前記割り溝から外され、前記回動軸が前記割り溝から抜かれて前記腕部が前記支持部から外されることで、前記便座が前記本体に対して着脱可能とされたことを特徴とする請求項2に記載の便座装置。
  7. 前記抜け止め部材の取り外し方向に、前記抜け止め部材を被うカバーを設けたことを特徴とする請求項6に記載の便座装置。
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