JP2015014350A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造の簡便化を図りつつ制限通路からの液体の漏出を抑制する。
【解決手段】仕切り部材17には、軸方向に互いに重ね合わされた第1分割体32および第2分割体33と、これらの両分割体32、33の間に設けられ両液室15、16を連通する制限通路35と、が備えられ、制限通路35は、第1分割体32において第2分割体33が重ね合わされる表面、および第2分割体33において第1分割体32が重ね合わされる表面のうちの少なくとも一方に設けられた通路溝39によって形成され、第1分割体32の表面には、通路溝39、および制限通路35に沿って延在する装着溝40のうちの少なくとも一方が設けられ、第2分割体33の表面には、制限通路35に沿って延在し、通路溝39内または装着溝40内に嵌合する突条部41が設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば自動車や産業機械等に適用され、エンジン等の振動発生部の振動を吸収および減衰する防振装置に関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような防振装置が知られている。この防振装置は、振動発生部および振動受部のうちの一方に連結される筒状の第1取付け部材、および他方に連結される第2取付け部材と、これらの両取付け部材を連結する弾性体と、液体が封入される第1取付け部材内の封入液室を、第1取付け部材の軸方向に沿って第1液室および第2液室に仕切る仕切り部材と、を備えている。第1液室および第2液室の両液室のうちの少なくとも一方は、弾性体を壁面の一部に有している。仕切り部材は、前記軸方向に互いに重ね合わされた第1分割体および第2分割体と、これらの両分割体の間に設けられ両液室を連通する制限通路と、が備えられている。
特開2009−058083号公報
しかしながら、前記従来の防振装置では、制限通路を流通する液体が、第1分割体において第2分割体が重ね合わされる表面と、第2分割体において第1分割体が重ね合わされる表面と、の間を通して制限通路から漏出(リーク)し易い。液体が制限通路から漏出すると、所望の減衰特性が得られないおそれがある。
なお例えば、両分割体を互いに溶着したり、両分割体を、これらの両分割体とは別体に形成された固定部材を用いて互いに固定したりすることで、制限通路からの液体の漏出を抑制することも考えられるが、これらの場合、両分割体を組み付けるのに手間がかかる。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、製造の簡便化を図りつつ制限通路からの液体の漏出を抑制することができる防振装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る防振装置は、振動発生部および振動受部のうちの一方に連結される筒状の第1取付け部材、および他方に連結される第2取付け部材と、これらの両取付け部材を連結する弾性体と、液体が封入される前記第1取付け部材内の封入液室を、前記第1取付け部材の軸方向に沿って第1液室および第2液室に仕切る仕切り部材と、を備え、前記第1液室および前記第2液室の両液室のうちの少なくとも一方は、前記弾性体を壁面の一部に有し、前記仕切り部材には、前記軸方向に互いに重ね合わされた第1分割体および第2分割体と、これらの両分割体の間に設けられ前記両液室を連通する制限通路と、が備えられた防振装置であって、前記制限通路は、前記第1分割体において前記第2分割体が重ね合わされる表面、および前記第2分割体において前記第1分割体が重ね合わされる表面のうちの少なくとも一方に設けられた通路溝によって形成され、前記第1分割体の表面には、前記通路溝、および前記制限通路に沿って延在する装着溝のうちの少なくとも一方が設けられ、前記第2分割体の表面には、前記制限通路に沿って延在し、前記通路溝内または前記装着溝内に嵌合する突条部が設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、第1分割体の表面に、通路溝および装着溝のうちの少なくとも一方が設けられ、第2分割体の表面に、通路溝内または装着溝内に嵌合する突条部が設けられているので、単に、突条部を通路溝内または装着溝内に嵌合するという簡便な作業により両分割体を組み付けることで、制限通路から両分割体の表面間を通して漏出しようとする液体を、突条部によってせき止めることができる。したがって、製造の簡便化を図りつつ制限通路からの液体の漏出を抑制することが可能になり、例えば所望の減衰特性を確実に発揮させること等ができる。
ここで、突条部を通路溝内に嵌合させる場合には、第1分割体の表面に装着溝を形成する必要がないことから、例えばその分、通路溝間の肉厚を大きくすること等ができ、第1分割体の強度を維持し易くすることが可能になり、仕切り部材の耐久性を確保することができる。
また、突条部を装着溝内に嵌合させる場合には、突条部により制限通路を画成する必要がないことから、制限通路を高精度に形成し易くすることが可能になり、防振装置の減衰特性を確保することができる。
また、前記制限通路は、前記第1取付け部材の周方向に一周以上延在する渦状に形成された渦状部を備え、または前記第1取付け部材の径方向に間隔をあけて複数設けられ、前記突条部は、前記渦状部のうち、前記径方向に互いに隣り合う部分同士の間、または前記径方向に隣り合う異なる前記制限通路同士の間に配設されていてもよい。
この場合、突条部が、渦状部のうち、前記径方向に互いに隣り合う部分同士の間、または前記径方向に隣り合う異なる制限通路同士の間に配設されているので、この防振装置の減衰特性を確実に発揮させることができる。
すなわち、突条部が、渦状部のうち、前記径方向に互いに隣り合う部分同士の間に配設されている場合、渦状部が前記径方向に短絡するのを突条部により抑制することができる。したがって、制限通路が渦状部を備えることで制限通路の路長が周方向に長くなっているにも関わらず、この防振装置の減衰特性を確実に発揮させることができる。なお突条部が、渦状部の前記径方向の内側に、渦状部の全長にわたって形成されている場合には、渦状部が前記径方向に短絡するのを、渦状部の全長にわたって抑制することが可能になり、この防振装置の減衰特性を一層確実に発揮させることができる。
また突条部が、前記径方向に隣り合う異なる制限通路同士の間に配設されている場合、これらの制限通路のうちの一方から漏出した液体が他方に流入するのを突条部により抑制し、例えば各制限通路で所望の共振を確実に生じさせ易くすること等が可能になり、この防振装置の減衰特性を確実に発揮させることができる。
また、前記弾性体には、前記封入液室の壁面の一部を構成する第1弾性体が備えられ、前記第1取付け部材内には、壁面の一部が前記第1弾性体により構成されるとともに液体が封入され、前記第1弾性体によって前記封入液室から隔離された隔離液室が設けられ、前記隔離液室は、前記第1取付け部材の周方向に複数の分割液室に区画され、前記複数の分割液室は、前記制限通路から独立して設けられたオリフィス通路を通して連通され、前記オリフィス通路の少なくとも一部は、前記第1取付け部材の内周面と前記仕切り部材の外周面との間に、前記周方向に沿って延設されていてもよい。
この場合、前記軸方向の振動が入力され、両取付け部材が、第1弾性体を弾性変形させながら前記軸方向に相対的に変位すると、両液室が拡縮して両液室間で制限通路を通して液体が往来し、例えば制限通路内で共振が生じる等して振動が吸収および減衰される。
また、第1取付け部材の径方向の振動が入力され、両取付け部材が、第1弾性体を弾性変形させながら前記径方向に相対的に変位すると、各分割液室が拡縮して複数の分割液室同士の間でオリフィス通路を通して液体が往来し、例えばオリフィス通路内で共振が生じる等して振動が吸収および減衰される。
この防振装置では、オリフィス通路が、第1取付け部材の内周面と仕切り部材の外周面との間に、前記周方向に沿って延設されていることから、例えば制限通路を、両分割体の表面の間に設けるのに代えて、第1取付け部材の内周面と仕切り部材の外周面との間に設ける等しても、制限通路の路長を十分に確保することが難しい。したがって、所望の周波数の振動を吸収および減衰するために、制限通路の路長を大きく確保したい場合には、制限通路を、両分割体の表面の間において長く形成する必要がある。
ここでこの防振装置では、制限通路から漏出しようとする液体を突条部によってせき止めることができるので、制限通路を、両分割体の表面の間において長く形成する場合であっても、制限通路からの液体の漏出を抑制することが可能になり、この防振装置の減衰特性を確実に発揮させることができる。
また、前記両分割体のうち、少なくとも一方は、合成樹脂材料で形成されていてもよい。
この場合、両分割体のうち、少なくとも一方が、合成樹脂材料で形成されているので、分割体の表面の平面度が製造誤差の影響を受け易くなっている。しかしながらこの防振装置では、前述のように突条部を通路溝内または装着溝内に嵌合させることで、制限通路からの液体の漏出を抑制するので、分割体の表面の平面度によらずに液体の漏出を確実に抑制することができる。
本発明に係る防振装置によれば、製造の簡便化を図りつつ制限通路からの液体の漏出を抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る防振装置の正面図である。 図1に示す防振装置の平面図である。 図2に示すA−A断面矢視図である。 図1に示す防振装置を構成する本体部の平面図である。 図1に示す防振装置を構成する蓋部の斜視図である。 本発明の第1変形例に係る防振装置の要部の縦断面図である。 本発明の第2変形例に係る防振装置の要部の縦断面図である。 本発明の第3変形例に係る防振装置の要部の縦断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る防振装置を説明する。
図1から図3に示すように、防振装置10は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の第1取付け部材11、および他方に連結される第2取付け部材12と、これらの両取付け部材11、12を弾性的に連結する弾性体13a、13b、と、液体が封入された第1取付け部材11内の封入液室14を軸線O方向に区画し、弾性体13a、13bを壁面の一部とする主液室(第1液室)15と、副液室(第2液室)16と、を画成する仕切り部材17と、を備えている。この防振装置10は、前記液体として、例えばエチレングリコール、水、シリコーンオイル等が封入されたいわゆる液体封入型である。
ここで第1取付け部材11、第2取付け部材12、弾性体13a、13bおよび仕切り部材17はそれぞれ、中心軸線を共通軸にして同軸上に配置されている。以下では、この共通軸を軸線(第1取付け部材の軸線)Oといい、軸線O方向(第1取付け部材の軸方向)に沿って仕切り部材17に対する主液室15側を一方側といい、副液室16側を他方側といい、軸線Oに直交する方向を径方向(第1取付け部材の径方向)といい、軸線O回りに周回する方向を周方向(第1取付け部材の周方向)という。なお、この防振装置10が振動発生部および振動受部に各別に連結された設置状態で、静荷重(初期荷重)が入力されるバウンド側は、前記他方側となっており、前記静荷重の入力方向の反対側であるリバウンド側は、前記一方側となっている。
図3に示すように、第1取付け部材11における軸線O方向の中央部には、径方向の内側に向けて窪む絞り部11aが、周方向の全周にわたって延設されている。また第1取付け部材11の内周面は、被覆膜11bにより被覆されている。なお第1取付け部材11は、軸線O方向から見た平面視において円形状であってもよく、多角形状であってもよい。
第2取付け部材12は、内部がねじ孔とされた有底筒状に形成されるとともに、第1取付け部材11に対して前記一方側にずらされて配置されている。第1取付け部材11の外径は、第1取付け部材11の外径よりも小さく、第2取付け部材12は、第1取付け部材11の径方向の内側に位置している。第2取付け部材12は、第1取付け部材11の前記一方側の端部内から前記一方側に向けて突出している。
第2取付け部材12は、一方側部材18と、他方側部材19と、に軸線O方向に分割される。他方側部材19は、有底筒状の基部20と、基部20から前記一方側に向けて突出する装着部21と、を備えている。
一方側部材18は、軸線O方向の両側に向けて開口する筒状に形成され、一方側部材18における前記他方側の端部内には、他方側部材19の装着部21が装着されている。一方側部材18と、他方側部材19の基部20と、は軸線O方向に離間しており、両者の間には、周方向に延在する窪みが設けられている。
一方側部材18は、第1取付け部材11から前記一方側に向けて突出している。一方側部材18における軸線O方向の中央部には、ストッパ部21aが設けられている。ストッパ部21aは、一方側部材18から径方向の外側に向けて突出している。ストッパ部21aは、一方側部材18と同一材料で一体に設けられていて、第1取付け部材11よりも小径に形成されている。
ストッパ部21aには、弾性カバー体21bが固着されている。弾性カバー体21bは、ストッパ部21aのうち、径方向の外側を向く部分と、前記一方側を向く部分と、の両方にわたって加硫接着されている。
ストッパ部21aは、外装部材31により覆われている。外装部材31は、前記他方側に向けて開口する有頂筒状に形成されていて、外装部材31の前記他方側の端部は、第1取付け部材11の前記一方側の端部に外嵌されている。
外装部材31の頂壁部には挿通孔31aが形成されている。挿通孔31aには、一方側部材18においてストッパ部21aよりも前記一方側に位置する部分が挿通されている。
ストッパ部21aは、外装部材31の頂壁部に弾性カバー体21bを介して当接している。ストッパ部21aと外装部材31の周壁部との間には、径方向の隙間が環状に設けられている。
弾性体13a、13bには、第1弾性体13aが備えられている。第1弾性体13aおよび後述する第2弾性体13bは、例えばゴム材料や合成樹脂材料などからなる弾性材料により環状に形成されている。
第1弾性体13aの外周縁部は、第1取付け部材11の内周面に連結されている。この外周縁部は、第2取付け部材12内に設けられたリング部材22の内周面に加硫接着されている。リング部材22は、第1取付け部材11において前記絞り部11aよりも前記他方側に位置する部分内に、前記被覆膜11bを介して嵌合されている。第1弾性体13aの内周縁部は、第2取付け部材12の前記他方側の端部に連結されている。この内周縁部は、他方側部材19の基部20に加硫接着されている。
第1弾性体13aは、径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、前記一方側に向けて延在している。第1弾性体13aにおいて前記一方側を向く当接面は、前記他方側に向けて凹となる凹曲面状に形成されている。
第1取付け部材11における前記他方側の端部は、ダイヤフラム23により閉塞されている。ダイヤフラム23は、第1取付け部材11における前記他方側の端部内に嵌合されたダイヤフラムリング23aと、ダイヤフラムリング23a内を閉塞する膜状のダイヤフラムゴム23bと、を備えている。ダイヤフラムゴム23bは、外縁部がダイヤフラムリング23aの内周面に加硫接着された逆椀状に形成されている。
封入液室14は、第1取付け部材11内においてダイヤフラム23と第1弾性体13aとの間に設けられている。
仕切り部材17は、封入液室14内に配置され、ダイヤフラムリング23aとリング部材22との間に軸線O方向に挟み込まれるとともに、第1取付け部材11内に前記被覆膜11bを介して嵌合されている。
そして封入液室14のうち、仕切り部材17と第1弾性体13aとの間が前記主液室15とされ、仕切り部材17とダイヤフラム23との間が前記副液室16とされている。主液室15の内容積は、第1弾性体13aの変形により変化する。副液室16の内容積は、ダイヤフラム23のダイヤフラムゴム23bの変形により変化する。
仕切り部材17には、軸線O方向に開口する連通孔24を通して主液室15および副液室16に各別に連通する収容室25が設けられている。収容室25は、前記軸線O上に配置され、図示の例では前記軸線Oと同軸に配置されている。連通孔24は、収容室25から軸線O方向に延設されていて、主液室15および副液室16それぞれに開口している。収容室25には、主液室15と副液室16との圧力差に応じて軸線O方向に変位可能な可動板26が収容されている。可動板26は、いわゆる圧抜きメンブランである。
ここで弾性体13a、13bには、第1弾性体13aに対して軸線O方向に間隔をあけて配置された第2弾性体13bが備えられている。第2弾性体13bは、第1取付け部材11における前記一方側の端部を閉塞していて、前記弾性カバー体21bおよび前記被覆膜11bと同一材料で一体に形成されている。第2弾性体13bは、径方向の外側から内側に向かうに従い漸次、軸線O方向に沿った大きさが大きくなっている。
第2弾性体13bの外周縁部は、第1取付け部材11における前記一方側の端部に連結されている。第2弾性体13bの内周縁部は、第2取付け部材12において、第1弾性体13aとの連結部分よりも前記一方側に位置する部分に連結されている。この内周縁部は、一方側部材18においてストッパ部21aよりも前記他方側に位置する部分に加硫接着されている。
そして第1取付け部材11内において、第1弾性体13aと第2弾性体13bとの間に位置する部分は、壁面の一部が第1弾性体13aにより構成されるとともに液体が封入された隔離液室27とされている。隔離液室27は、第1弾性体13aにより封入液室14から隔離されている。
隔離液室27は、周方向に複数の分割液室28に区画されている。分割液室28は、両弾性体13a、13bの間に設けられた弾性隔壁29により区画されている。弾性隔壁29は、周方向に間隔をあけて複数配置されている。弾性隔壁29は、前記軸線Oを径方向に挟んで2つ設けられるとともに互いに同形同大とされており、これらの弾性隔壁29は、隔離液室27を、互いに同形同大の2つの分割液室28に分割する。両分割液室28は、前記軸線Oを間に挟んで並んで配置されている。
弾性隔壁29は、両弾性体13a、13b、のうち、第2弾性体13bに連結されるとともに第1弾性体13aに当接している。弾性隔壁29は、第2弾性体13bから第1弾性体13aに向けて突出し、径方向の内側から外側に向かうに従い漸次、軸線O方向に沿った大きさが大きくなっている。
弾性隔壁29において前記他方側を向く当接面は、前記他方側に向けて凸となる凸曲面状に形成されており、第1弾性体13aにおける前記当接面に当接している。弾性隔壁29における径方向の外側の端部は、前記被覆膜11bに連結されている。第2弾性体13b、弾性隔壁29および被覆膜11bは、一体に形成されている。
複数の分割液室28は、オリフィス通路30を通して互いに連通している。オリフィス通路30の少なくとも一部は、第1取付け部材11の内周面と仕切り部材17の外周面との間に、周方向に沿って延設されている。オリフィス通路30は、リング部材22と、仕切り部材17と、第1取付け部材11と、の間に設けられている。オリフィス通路30は、両分割液室28を直結している。
オリフィス通路30の流路長および流路断面積は、そのオリフィス通路30の共振周波数が予め決められた周波数となるように設定(チューニング)されている。この予め決められた周波数としては、例えばアイドル振動(例えば、周波数が18Hz〜30Hz、振幅が±0.5mm以下)の周波数や、アイドル振動よりも周波数が低いシェイク振動(例えば、周波数が14Hz以下、振幅が±0.5mmより大きい)の周波数などが挙げられる。本実施形態では、オリフィス通路30の共振周波数は、シェイク振動の共振周波数に設定されている。
なおオリフィス通路30は、1つであっても2つ以上であってもよい。2つ以上である場合には、共振周波数が互いに異なっていてもよい。またオリフィス通路30が、両分割液室28と副液室16とを各別に連通するように一対設けられ、両分割液室28が、オリフィス通路30および副液室16を通して互いに連通されていてもよい。
ここで仕切り部材17には、本体部(第1分割体)32および蓋部(第2分割体)33が備えられている。これらの本体部32および蓋部33は、軸線O方向に互いに重ね合わされている。本体部32の軸線O方向に沿った大きさは、蓋部33の軸線O方向に沿った大きさよりも大きくなっている。本体部32および蓋部33のうち、少なくとも一方は、合成樹脂材料で形成されていて、本実施形態では、本体部32および蓋部33の両方が、合成樹脂材料で形成されている。
本体部32において蓋部33が重ね合わされる表面には、蓋部33が嵌合される嵌合凹部34が形成されている。嵌合凹部34は、蓋部33と同形同大に形成されていて、蓋部33において本体部32に重ね合わされる表面は、嵌合凹部34において軸線O方向を向く底面に密接し、蓋部33の外周面は、嵌合凹部34において径方向を向く側面に密接している。蓋部33の外周縁部は、リング部材22と本体部32との間に軸線O方向に挟み込まれている。
図3から図5に示すように、蓋部33と本体部32との間には、主液室15と副液室16とを連通する制限通路35が設けられている。制限通路35は、オリフィス通路30から独立して設けられていて、制限通路35とオリフィス通路30とは互いに非連通となっている。制限通路35の流路長および流路断面積は、その制限通路35の共振周波数が予め決められた周波数となるように設定(チューニング)されている。この予め決められた周波数としては、例えばアイドル振動の周波数や、アイドル振動よりも周波数が低いシェイク振動の周波数などが挙げられる。本実施形態では、制限通路35の共振周波数は、シェイク振動の共振周波数に設定されている。
制限通路35は、1つのみ設けられている。制限通路35は、渦状部36と、一対の開口部37、38と、を備えている。渦状部36は、周方向に一周以上延在する渦状に形成されている。なお仕切り部材17において渦状部36よりも径方向の内側に位置する部分には、前記収容室25が配置され、仕切り部材17において渦状部36よりも径方向の外側に位置する部分には、前記オリフィス通路30が配置されている。
一対の開口部37、38としては、渦状部36の一方の端部から主液室15に向けて開口する第1開口部37と、渦状部36の他方の端部から副液室16に向けて開口する第2開口部38と、が備えられている。第1開口部37は、蓋部33を軸線O方向に貫通し、第2開口部38は、本体部32を軸線O方向に貫通している。
制限通路35は、本体部32の表面および蓋部33の表面のうちの少なくとも一方に設けられた通路溝39によって形成されている。通路溝39は、制限通路35の少なくとも一部を形成していて、図示の例では、制限通路35のうち、渦状部36のみを形成している。通路溝39は、本体部32の表面に限定して設けられていて、蓋部33の表面には設けられていない。
本体部32の表面には、さらに装着溝40が設けられている。装着溝40は、制限通路35に沿って延在し、通路溝39に隣接して配置されている。装着溝40は、渦状部36のうち、径方向に互いに隣り合う部分同士の間に配設されている。装着溝40は、渦状部36の径方向の内側に、渦状部36の全長にわたって形成されている。装着溝40は、この装着溝40の延在方向に切れ目なく連続して延在している。
装着溝40は、環溝部40aと、周溝部40bと、を備えている。環溝部40aは、収容室25を径方向の外側から囲繞するように、前記軸線Oと同軸に配置されている。周溝部40bは、周方向に延在していて、周溝部40bの一端部は、環溝部40aに接続され、周溝部40bの他端部は、嵌合凹部34の側壁に接続されている。
図3に示すように、蓋部33の表面には、制限通路35に沿って延在し、通路溝39内または装着溝40内に嵌合する突条部41が設けられている。突条部41は、蓋部33の表面から軸線O方向に突出する板状に形成され、装着溝40内に嵌合している。突条部41は、この突条部41の延在方向に切れ目なく連続して延在している。
突条部41の径方向に沿った大きさである厚みは、装着溝40の径方向に沿った大きさである溝幅と同等となっている。突条部41の蓋部33の表面からの突出量は、装着溝40の本体部32の表面(嵌合凹部34の底面)からの窪み量よりも小さく、装着溝40の底面と突条部41の突端縁との間には隙間が設けられている。
図5に示すように、突条部41は、環突条41aと、周突条41bと、を備えている。環突条41aは、収容室25を径方向の外側から囲繞するように、前記軸線Oと同軸に配置されている。周突条41bは、周方向に延在していて、周突条41bの一端部は、環突条41aに接続され、周突条41bの他端部は、蓋部33の外周面に接続されている。環突条41aは、環溝部40a内に嵌合され、周突条41bは、周溝部40b内に嵌合されている。
以上のように構成された図3に示すような防振装置10は、主液室15が鉛直方向上側に位置しかつ副液室16が鉛直方向下側に位置するように取り付けられる圧縮式(正立式)となっている。
この防振装置10が例えば自動車に取り付けられた場合、第1取付け部材11は、振動発生部としてのエンジンに連結される一方、第2取付け部材12は、図示しないブラケット等を介して振動受部としての車体に連結される。なお自動車では、エンジンから車体に、車体の前後方向または左右方向に沿った振動が入力され易く、この防振装置10は、径方向のうち、分割液室28が前記軸線Oを挟んで並ぶ並列方向が、例えば前記前後方向または前記左右方向などに一致するように取り付けられる。
前記防振装置10では、軸線O方向の荷重が入力され、第1取付け部材11と第2取付け部材12とが軸線O方向に相対的に変位すると、両取付け部材11、12を連結する第1弾性体13aが弾性変形する。すると主液室15の容積が変化し、主液室15と副液室16との間で制限通路35を通して液体が往来し、例えば制限通路35内で液柱共振が生じ、制限通路35の共振周波数の周波数と同等の周波数の振動が吸収および減衰される。
また、前記並列方向の荷重が入力され、第1取付け部材11と第2取付け部材12とが並列方向に相対的に変位すると、両弾性体13a、13bおよび弾性隔壁29が弾性変形する。すると、両分割液室28の容積が変化し、両分割液室28の間でオリフィス通路30を通して液体が往来し、例えばオリフィス通路30内で液柱共振が生じ、オリフィス通路30の共振周波数の周波数と同等の周波数の振動が吸収および減衰される。
以上説明したように、本実施形態に係る防振装置10によれば、本体部32の表面に、通路溝39および装着溝40が設けられ、蓋部33の表面に、装着溝40内に嵌合する突条部41が設けられているので、単に、突条部41を装着溝40内に嵌合するという簡便な作業により本体部32と蓋部33とを組み付けることで、制限通路35から本体部32と蓋部33との表面間を通して漏出しようとする液体を、突条部41によってせき止めることができる。したがって、製造の簡便化を図りつつ制限通路35からの液体の漏出を抑制することが可能になり、例えば所望の減衰特性を確実に発揮させること等ができる。
また本実施形態のように、突条部41を装着溝40内に嵌合させる場合には、突条部41により制限通路35を画成する必要がないことから、制限通路35を高精度に形成し易くすることが可能になり、防振装置10の減衰特性を確保することができる。
ところでこの防振装置10では、オリフィス通路30が、第1取付け部材11の内周面と仕切り部材17の外周面との間に、周方向に沿って延設されていることから、例えば制限通路35を、本体部32と蓋部33との表面の間に設けるのに代えて、第1取付け部材11の内周面と仕切り部材17の外周面との間に設ける等しても、制限通路35の路長を十分に確保することが難しい。したがって、例えば本実施形態のように、制限通路35の共振周波数がシェイク振動の周波数に設定されており、制限通路35の路長を大きく確保したい場合には、制限通路35を、本体部32および蓋部33の表面の間において長く形成する必要がある。
ここでこの防振装置10では、制限通路35から漏出しようとする液体を突条部41によってせき止めることができるので、制限通路35を、本体部32および蓋部33の表面の間において長く形成する場合であっても、制限通路35からの液体の漏出を確実に抑制することが可能になり、この防振装置10の減衰特性を確実に発揮させることができる。
また突条部41が、渦状部36のうち、径方向に互いに隣り合う部分同士の間に配設されているので、渦状部36が径方向に短絡するのを突条部41により抑制することができる。したがって、制限通路35が渦状部36を備えることで制限通路35の路長が周方向に長くなっているにも関わらず、この防振装置10の減衰特性を確実に発揮させることができる。
なお本実施形態のように、突条部41が、渦状部36の径方向の内側に、渦状部36の全長にわたって形成されている場合には、渦状部36が径方向に短絡するのを、渦状部36の全長にわたって抑制することが可能になり、この防振装置10の減衰特性を一層確実に発揮させることができる。
また本体部32と蓋部33とのうち、少なくとも一方が、合成樹脂材料で形成されているので、本体部32および蓋部33それぞれの表面の平面度が製造誤差の影響を受け易くなっている。しかしながらこの防振装置10では、前述のように突条部41を装着溝40内に嵌合させることで、制限通路35からの液体の漏出を抑制することができるので、本体部32および蓋部33それぞれの表面の平面度によらずに液体の漏出を確実に抑制することができる。
また本実施形態では、通路溝39が、装着溝40が設けられた本体部32の表面に限定して設けられていて、蓋部33の表面には、通路溝39および装着溝40が設けられていないので、蓋部33の軸線O方向の大きさを小さく抑えることができる。これにより、本体部32と蓋部33とを組み付ける際の蓋部33の取り扱い性を向上させることが可能になり、この防振装置10の更なる製造の簡便化を図ることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
装着溝40および突条部41は、前記実施形態に示した構成に限られない。例えば装着溝が、嵌合凹部の底面の外周縁に、周方向の全周にわたって延在する環状の凹溝をさらに備え、突条部が、蓋部の表面の外周縁に、周方向の全周にわたって延在する環状の突条をさらに備え、この環状の突条が前述の環状の凹溝に嵌合するように構成されていてもよい。
また前記実施形態では、突条部41が装着溝40内に嵌合するものとしたが、これに限られず、図6から図8に示す第1変形例から第3変形例に係る防振装置50、60、70のように、通路溝39内に嵌合していてもよい。
図6に示す第1変形例に係る防振装置50では、仕切り部材17を軸線O方向に沿う断面で見た縦断面視において、通路溝39は、軸線O方向に真直に延びる矩形状に形成されている。そして突条部41は、通路溝39の両側面それぞれに当接するように間隔をあけて一対設けられている。
図7に示す第2変形例に係る防振装置60では、前記縦断面視において、通路溝39のうち、前記一方側に位置する広幅部39aの溝幅が、前記他方側に位置する狭幅部39bの溝幅よりも大きくなっている。また突条部41は、広幅部39aの両側面それぞれに当接するように間隔をあけて一対設けられている。そして前記縦断面視において、制限通路35は、軸線O方向に真直に延びる矩形状に形成されている。
図8に示す第3変形例に係る防振装置70では、突条部41の幅は、通路溝39の溝幅と同等となっていて、突条部41の両側面が、通路溝39の両側面それぞれに当接している。
これらの防振装置10のように、突条部41を通路溝39内に嵌合させる場合には、本体部32の表面に装着溝40を形成する必要がないことから、例えばその分、通路溝39間の肉厚を大きくすること等ができ、本体部32の強度を維持し易くすることが可能になり、仕切り部材17の耐久性を確保することができる。
また前記実施形態では、通路溝39は、本体部32の表面に限定して設けられていて、蓋部33の表面には形成されていないものとしたが、これに限られない。例えば通路溝が、蓋部の表面に形成され、本体部の表面および蓋部の表面それぞれに設けられた通路溝により制限通路が構成されていてもよい。つまり通路溝は、本体部の表面および蓋部の表面のうちの少なくとも一方に設けられた他の構成に適宜変更することができる。
また前記実施形態では、制限通路35が渦状部36を備えているものとしたが、これに限られない。例えば、制限通路が渦状部を備えていなくてもよい。
また制限通路が、径方向に間隔をあけて複数設けられていてもよい。このとき、突条部が、径方向に隣り合う異なる制限通路同士の間に配設されていてもよい。この場合、これらの制限通路のうちの一方から漏出した液体が他方に流入するのを突条部により抑制し、例えば各制限通路で所望の共振を確実に生じさせ易くすること等が可能になり、この防振装置の減衰特性を確実に発揮させることができる。
また前記実施形態では、本体部32および蓋部33のうち、少なくとも一方が、合成樹脂材料で形成されているものとしたが、これに限られず、両方とも合成樹脂材料と異なる材料、例えば金属材料などで形成されていてもよい。
さらに前記実施形態では、防振装置10は、分割液室28およびオリフィス通路30を有し、前記並列方向の振動も減衰するものとしたが、これに限られない。例えば、分割液室およびオリフィス通路がなく、防振装置が、軸線方向の振動のみを減衰する構成であってもよい。
また前記実施形態では、仕切り部材17が、第1取付け部材11内の封入液室14を、第1弾性体13aを壁面の一部に有する主液室15、および副液室16に仕切るものとしたが、これに限られるものではない。例えば、前記ダイヤフラムに代えて弾性体としての第3弾性体を設けて、副液室を設けるのに代えて、第3弾性体を壁面の一部に有する受圧液室を設けてもよい。つまり仕切り部材が、液体が封入される第1取付け部材内の封入液室を、第1液室および第2液室に仕切り、第1液室および第2液室の両液室のうちの少なくとも1つが、弾性体を壁面の一部に有する他の構成に適宜変更してもよい。
また前記実施形態では、隔離液室27は、2つの分割液室28に区画されているものとしたが、複数の分割液室28に区画されていれば、これに限られるものではない。例えば、弾性隔壁を、周方向に間隔をあけて3つ以上設け、液室を、3つ以上の分割液室に区画してもよい。この場合、径方向のうちの複数の方向に沿った振動に対する減衰特性を効果的に発揮すること等ができる。
また前記実施形態では、オリフィス通路30および制限通路35は、液体が流通することで液柱共振を生じさせるものとしたが、これに限られるものではない。例えば、オリフィス通路および制限通路は、液体が流通したときに粘性減衰により振動を吸収および減衰してもよく、つまり液体の粘性に基づいて振動を減衰させてもよい。
また前記実施形態では、防振装置10として圧縮式を示したが、主液室が鉛直方向下側に位置しかつ副液室が鉛直方向上側に位置するように取り付けられる吊り下げ式であってもよい。
また、本発明に係る防振装置10は、車両のエンジンマウントに限定されるものではなく、エンジンマウント以外に適用することも可能である。例えば本発明に係る防振装置は、建設機械に搭載された発電機のマウントに適用することも可能であり、或いは、工場等に設置される機械のマウントに適用することも可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10、50、60、70 防振装置、11 第1取付け部材、12 第2取付け部材、13a、13b 弾性体、14 封入液室、15 主液室、16 副液室、17 仕切り部材、27 隔離液室、28 分割液室、30 オリフィス通路、32 本体部(分割体)、33 蓋部(分割体)、35 制限通路、36 渦状部、39 通路溝、40 装着溝、41 突条部、O 軸線

Claims (4)

  1. 振動発生部および振動受部のうちの一方に連結される筒状の第1取付け部材、および他方に連結される第2取付け部材と、
    これらの両取付け部材を連結する弾性体と、
    液体が封入される前記第1取付け部材内の封入液室を、前記第1取付け部材の軸方向に沿って第1液室および第2液室に仕切る仕切り部材と、を備え、
    前記第1液室および前記第2液室の両液室のうちの少なくとも一方は、前記弾性体を壁面の一部に有し、
    前記仕切り部材には、前記軸方向に互いに重ね合わされた第1分割体および第2分割体と、これらの両分割体の間に設けられ前記両液室を連通する制限通路と、が備えられた防振装置であって、
    前記制限通路は、前記第1分割体において前記第2分割体が重ね合わされる表面、および前記第2分割体において前記第1分割体が重ね合わされる表面のうちの少なくとも一方に設けられた通路溝によって形成され、
    前記第1分割体の表面には、前記通路溝、および前記制限通路に沿って延在する装着溝のうちの少なくとも一方が設けられ、
    前記第2分割体の表面には、前記制限通路に沿って延在し、前記通路溝内または前記装着溝内に嵌合する突条部が設けられていることを特徴とする防振装置。
  2. 請求項1記載の防振装置であって、
    前記制限通路は、前記第1取付け部材の周方向に一周以上延在する渦状に形成された渦状部を備え、または前記第1取付け部材の径方向に間隔をあけて複数設けられ、
    前記突条部は、前記渦状部のうち、前記径方向に互いに隣り合う部分同士の間、または前記径方向に隣り合う異なる前記制限通路同士の間に配設されていることを特徴とする防振装置。
  3. 請求項1または2のいずれか1項に記載の防振装置であって、
    前記弾性体には、前記封入液室の壁面の一部を構成する第1弾性体が備えられ、
    前記第1取付け部材内には、壁面の一部が前記第1弾性体により構成されるとともに液体が封入され、前記第1弾性体によって前記封入液室から隔離された隔離液室が設けられ、
    前記隔離液室は、前記第1取付け部材の周方向に複数の分割液室に区画され、
    前記複数の分割液室は、前記制限通路から独立して設けられたオリフィス通路を通して連通され、
    前記オリフィス通路の少なくとも一部は、前記第1取付け部材の内周面と前記仕切り部材の外周面との間に、前記周方向に沿って延設されていることを特徴とする防振装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の防振装置であって、
    前記両分割体のうち、少なくとも一方は、合成樹脂材料で形成されていることを特徴とする防振装置。
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