JP2015014266A - 内燃機関のegrバルブ制御装置 - Google Patents

内燃機関のegrバルブ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015014266A
JP2015014266A JP2013142415A JP2013142415A JP2015014266A JP 2015014266 A JP2015014266 A JP 2015014266A JP 2013142415 A JP2013142415 A JP 2013142415A JP 2013142415 A JP2013142415 A JP 2013142415A JP 2015014266 A JP2015014266 A JP 2015014266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
egr
step motor
engine
amount
egr valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013142415A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5999038B2 (ja
Inventor
高木 功
Isao Takagi
功 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013142415A priority Critical patent/JP5999038B2/ja
Publication of JP2015014266A publication Critical patent/JP2015014266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5999038B2 publication Critical patent/JP5999038B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

【課題】EGRガス量をステップモータへの通電によって制御するEGRバルブ装置を備えた内燃機関において、ステップモータへの通電開始の際の燃焼悪化を抑制する。【解決手段】EGRガス量をステップモータへの通電によって制御するEGRバルブ装置を備えたエンジンに適用されるEGRバルブ制御装置である。エンジン停止中はステップモータへの通電をカットする一方、EGRガスの導入開始時にステップモータへの通電を開始する。ステップモータへの通電開始後の経過時間である通電復帰後時間trが短い場合は、通電復帰後時間trが長い場合と比較して、EGR開度補正量DAを大きくし、当該EGR開度補正量DAの分だけEGR開度を小さくして、EGRガス量を減量補正する。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関のEGRバルブ制御装置に関し、特に、EGRガス量をステップモータへの通電によって制御するEGRバルブ装置を備えた内燃機関に適用される内燃機関のEGRバルブ制御装置に関するものである。
従来から、内燃機関の排気系と吸気系とを連通する通路に設けられたEGRバルブ装置を、ステップモータへの通電によって制御することで、排気の一部を吸気系へ再循環させる排気ガス再循環(EGR)が知られている。かかるEGRを行う内燃機関では、イグニッションオフによる内燃機関停止時のみならず、電力消費を低減するべく、アイドリングストップによる内燃機関停止時にも、ステップモータへの通電を停止(カット)するものが多い。
この種の内燃機関では、ステップモータへの通電停止の際には、ステップモータのステップ数の基準となる位置までEGRバルブを移動させる制御を行うが、EGRバルブの移動完了前に内燃機関が再始動すると、ステップモータの脱調が生じるおそれがある。
そこで、例えば特許文献1には、ステップモータの通電開始時においてEGRバルブの移動が未完了の場合には、EGRバルブが基準位置に突き当たるようにステップモータを制御する技術が開示されている。
特開2002−044993号公報
ステップモータへの通電によって開閉するEGRバルブ装置としては、例えば、モータハウジングに形成された排気ガス出口をハウジング外側から塞ぐように、弁体とシャフトとを有するEGRバルブを設け、当該EGRバルブをモータハウジング内のステップモータに接続したものが知られている。かかるEGRバルブ装置では、ステップモータによってEGRバルブを変位させることで、EGRバルブの弁体と排気ガス出口の弁座との間の流路開口面積を変化させて、EGRガス量を制御する。
しかしながら、かかるEGRバルブ装置では、以下のような問題が生じるおそれがある。すなわち、アイドリングストップ等による内燃機関停止時にステップモータへの通電カットを行うと、モータハウジングの温度が低下し、これにより、モータハウジングが縮むおそれがある。一方、EGRバルブは、通常膨張率が低い材料で作られることから、モータハウジングの温度が低下してもほとんど縮まない。このため、ステップモータへの通電カットによってモータハウジングの温度が低下すると、ステップモータの0点が、EGRバルブが開き易い方向に変位するおそれがある。この場合には、EGRバルブが想定よりも早く開き易くなるため、吸気系へ再循環されるEGRガス量が想定外に多くなり、大量のEGRガスの導入によって燃焼が悪化するという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、EGRガス量をステップモータへの通電によって制御するEGRバルブ装置を備えた内燃機関において、ステップモータへの通電開始の際、EGRガスの導入に伴う燃焼悪化を抑制する技術を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、ステップモータへの通電カット後に通電を行う場合には、モータハウジングが縮んでいることを踏まえて、EGRガス量を調整するようにしている。
具体的には、本発明は、内燃機関の排気通路と吸気通路とを連通するEGR通路に設けられ、当該排気通路から当該吸気通路へ流れるEGRガス量をステップモータへの通電によって制御するEGRバルブ装置を備えた内燃機関に適用される内燃機関のEGRバルブ制御装置を対象としている。
そして、上記EGRバルブ制御装置は、内燃機関停止中は上記ステップモータへの通電をカットする一方、EGRガスの導入開始時に上記ステップモータへの通電を開始し、上記ステップモータへの通電開始後の経過時間が短い場合は、当該経過時間が長い場合と比較して、EGRガス量の減量補正量を大きくすることを特徴とするものである。
本発明において、「EGRガスの導入開始時」とは、例えば、イグニッションオフによる内燃機関停止後に内燃機関を冷間始動するような場合には、内燃機関の冷却水温が所定温度以上となってEGRガスの導入を開始するときを意味し、また、例えば、アイドリングストップによる内燃機関停止後に内燃機関を再始動する場合には、内燃機関の再始動時を意味する。
この構成によれば、イグニッションオフによる内燃機関停止時のみならず、アイドリングストップによる内燃機関停止時にも、ステップモータへの通電をカットすることから、電力消費を低減して燃費を良くすることができる。
もっとも、内燃機関停止中にステップモータへの通電をカットすると、EGRバルブ装置のモータハウジングの温度が低下して当該モータハウジングが縮み、これにより、ステップモータの0点が、EGRバルブが開き易い方向に変位し、EGRバルブが早く開き易くなるおそれがある。そして、ステップモータへの通電を開始した直後は、モータハウジングの縮み量が大きいことから、EGRバルブを通過するEGRガス量が、目標とするEGRガス量よりも大幅に増大し、燃焼が悪化するおそれがある。
この点、上記構成によれば、通電開始後の経過時間が短い場合は当該経過時間が長い場合と比較して、EGRガス量の減量補正量を大きくすることから、モータハウジングの縮み量が大きい通電開始直後においても、EGRガスの導入に伴う燃焼悪化を抑制することができる。
一方、通電開始後ある程度時間が経過してモータハウジングの温度が上昇すると、モータハウジングの縮み量が小さくなるところ、上記構成によれば、通電開始後の経過時間が長い場合には、EGRガス量の減量補正量が小さくなることから、EGRガス量を適正にすることができる。
以上、説明したように本発明に係る内燃機関のEGRバルブ制御装置によれば、ステップモータへの通電開始の際、EGRガスの導入に伴う燃焼悪化を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るエンジンの一例を示す概略構成図である。 エンジンの制御系を示すブロック図である。 通電復帰後時間とEGR開度補正量との関係を示すマップ図である。 EGRガス量の減量補正制御の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。
−エンジン−
図1は本発明を適用するエンジン1の一例を示す概略構成図である。
この例のエンジン(内燃機関)1は、多気筒ガソリンエンジンであって、燃焼室1aを形成するピストン1bおよび出力軸であるクランクシャフト15を備えている。ピストン1bはコネクティングロッド16を介してクランクシャフト15に連結されており、ピストン1bの往復運動がコネクティングロッド16によってクランクシャフト15の回転へと変換される。
クランクシャフト15には、外周面に複数の突起(歯)17a・・17aを有するシグナルロータ17が取り付けられている。シグナルロータ17の側方近傍にはクランクポジションセンサ(エンジン回転数センサ)36が配置されている。クランクポジションセンサ36は、例えば電磁ピックアップであって、クランクシャフト15が回転する際にシグナルロータ17の突起17aに対応するパルス状の信号(出力パルス)を発生する。
エンジン1の燃焼室1aには点火プラグ3が配置されている。点火プラグ3の点火タイミングはイグナイタ4によって調整される。イグナイタ4は、後述するECU(電子制御ユニット)100によって制御される。エンジン1のシリンダブロック1cには、エンジン水温(冷却水温)Twを検出する水温センサ31が配置されている。
エンジン1の燃焼室1aには吸気通路11と排気通路12とが接続されている。吸気通路11と燃焼室1aとの間に吸気バルブ13が設けられており、この吸気バルブ13を開閉駆動することにより、吸気通路11と燃焼室1aとが連通または遮断される。また、排気通路12と燃焼室1aとの間に排気バルブ14が設けられており、この排気バルブ14を開閉駆動することにより、排気通路12と燃焼室1aとが連通または遮断される。これら吸気バルブ13および排気バルブ14の開閉駆動は、クランクシャフト15の回転が伝達される吸気カムシャフトおよび排気カムシャフトの各回転によって行われる。
吸気通路11には、エアクリーナ7、吸入空気量を検出する熱線式のエアフローメータ32、吸入空気の温度を検出する吸気温センサ33(エアフローメータ32に内蔵)、燃焼室1a内への吸入空気量を調整するための電子制御式のスロットルバルブ5、および、吸入空気の圧力である吸気圧(絶対圧)を検出する吸気圧センサ34などが配置されている。スロットルバルブ5はスロットルモータ6によって駆動される。スロットルバルブ5の開度はスロットルポジションセンサ37によって検出される。エンジン1の排気通路12には、排気ガス中の酸素濃度を検出するO2センサ35、および、排気通路12に排出された排気ガスを浄化する三元触媒8などが配置されている。
そして、吸気通路11には、当該吸気通路11と燃焼室1aとの連通部分つまり吸気ポート11aに燃料を噴射するインジェクタ(燃料噴射弁)2が取り付けられている。インジェクタ2には、燃料タンクから燃料ポンプによって所定圧力の燃料が供給され、吸気通路11に燃料が噴射される。この噴射燃料は吸入空気と混合されて混合気となってエンジン1の燃焼室1aに導入される。燃焼室1aに導入された混合気(燃料+空気)は点火プラグ3にて点火されて燃焼・爆発する。この混合気の燃焼室1a内での燃焼・爆発によりピストン1bが往復運動してクランクシャフト15が回転する。以上のエンジン1の運転状態はECU100によって制御される。
−EGR機構−
さらに、エンジン1には、排気通路12に排出された排気ガスの一部(EGRガス)を吸気通路11に還流させて燃焼室1aへ再度供給することにより燃焼温度を低下させ、これによってNOx発生量を低減させるとともに、EGRガスを還流させないときと比べて、同じトルクを発生させるためにスロットルバルブ5を開くことでポンピングロスを低減させるEGR機構20が設けられている。このEGR機構20は、吸気通路11と排気通路12とを接続するEGR通路21と、当該EGR通路21を通過するEGRガスを冷却するためのEGRクーラ22と、排気通路12から吸気通路11に導入されるEGRガス量を調整するEGRバルブ装置23と、EGRガスの温度を検出するEGRガス温度センサ24と、を備えている。
EGR通路21は、三元触媒8よりも上流側の排気通路12から分岐してEGRバルブ装置23に接続される第1通路21aと、EGRバルブ装置23とEGRクーラ22とを繋ぐ第2通路21bと、EGRクーラ22から延びて、スロットルバルブ5よりも下流側の吸気通路11に分岐接続される第3通路21cとを有している。
EGRバルブ装置23は、EGRバルブ25と、ステップモータ26と、ステップモータ26を収容するアルミ製のモータハウジング27と、EGRバルブ25を支持する支持体28と、を備えている。なお、EGRバルブ装置23は、これらの他にも、EGRバルブ25を付勢するためのスプリング等を備えているが、ここでは便宜上図示省略する。
モータハウジング27には、第1通路21aと連通する排気ガス入口27aと、第2通路21bと連通する排気ガス出口27bとが形成されている。
ステップモータ26は、ECU100から出力される、当該ステップモータ26の各相巻線の通電と非通電とを切り替えるためのパルス信号に従って、駆動回路が各相巻線に電流を流すことで、不図示のロータが一定のステップ角で正確に回転するように構成されている。このように、ステップモータ26は、ECU100によって制御される通電を受けることでロータが回転し、これにより、雄ネジが形成されたモータ軸29が回転するようになっている。
EGRバルブ25は、弁体25aとシャフト25bとを有していて、当該シャフト25bが支持体28を介してステップモータ26のモータ軸29に接続されている。支持体28には雌ねじが形成されているとともに、当該雌ねじにステップモータ26のモータ軸29が螺合されており、これにより、モータ軸29が一定のステップ角で回転すると、支持体28およびEGRバルブ25がモータ軸方向に変位するようになっている。
以上のように構成されたEGRバルブ装置23では、ECU100による通電制御を通じてステップモータ26が駆動されてモータ軸29が回転し、EGRバルブ25が移動して弁体25aと排気ガス出口27bの弁座との間の流路開口面積が変化することで、EGRバルブ25の開度が調節される。そして、EGRバルブ25が開くことにより、排気通路12へ排出された排気ガスの一部がEGR通路21を介して吸気通路11へ流れるとともに、このEGRバルブ25の開度を制御することによって吸気通路11へ還流される排気ガス量(EGRガス量)が制御される。なお、EGRバルブ25の開度は、エンジン1の運転状態に基づいて(例えば、吸入空気量とエンジン回転数Neとに基づいて、また、例えば、エンジン回転数Neとスロットルバルブ5の開度とに基づいて)制御される。
−ECU−
ECU100は、図2に示すように、CPU101、ROM102、RAM103、および、バックアップRAM104を備えている。ROM102には、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPU101は、ROM102に記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。RAM103は、CPU101での演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM104は、エンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。これらROM102、CPU101、RAM103、バックアップRAM104はバス107を介して互いに接続されるとともに、外部入力回路105および外部出力回路106と接続されている。
ECU100の外部入力回路105には、水温センサ31、エアフローメータ32、吸気温センサ33、吸気圧センサ34、O2センサ35、クランクポジションセンサ36、スロットルポジションセンサ37、EGRガス温度センサ24、および、インジェクタ2に供給する燃料の燃圧を検出する燃圧センサ38などの各種センサが接続されている。これらの他にも、外部入力回路105には、アクセル開度センサ39、イグニッションスイッチ40、ブレーキペダル(図示せず)の踏み込み量に応じた信号を出力するブレーキ開度センサ41、車輪速センサ42、および、シフトレバー(図示せず)のシフトポジションに応じた信号を出力するシフトポジションセンサ43などが接続されている。一方、外部出力回路106には、インジェクタ2、点火プラグ3のイグナイタ4、スロットルバルブ5のスロットルモータ6、および、EGRバルブ装置23のステップモータ26などが接続されている。
そして、ECU100は、上記した各種センサの出力に基づいて、インジェクタ2の駆動制御(燃料噴射制御)、点火プラグ3の点火時期制御、スロットルバルブ5のスロットルモータ6の駆動制御などを含むエンジン1の各種制御を実行する。さらに、ECU100は、ROM102に格納されている通電制御プログラムに基づいてステップモータ26に対する通電を制御するようになっている。
−アイドリングストップ制御−
本実施形態では、交差点での信号待ち等のように一時的に停車した際に、エンジン1を自動停止させる一方、エンジン1を自動停止状態(アイドリングストップ状態)から復帰させる所謂アイドリングストップ制御を行うようになっている。
ECU100は、アイドリングストップ条件が成立するとエンジン1を自動停止させる一方、アイドリングストップ解除条件が成立すると、エンジン1を再始動させるように構成されている。具体的には、ECU100は、アイドリングストップ条件が成立すると、インジェクタ2から吸気ポート11aへの燃料供給を停止(フューエルカット)する。一方、ECU100は、アイドリングストップ解除条件が成立すると、インジェクタ2から吸気ポート11aへの燃料供給を再開するとともに、始動制御信号をスタータモータ(図示せず)に送信するようになっている。
アイドリングストップ条件には、イグニッションスイッチ40からのイグニッション信号がONである状態で、例えば、ブレーキペダルの踏み込み操作がなされていること(ブレーキ開度センサ41により検出)、車輪速センサ42により検出される車輪速から演算される車速Vが「0km/h」であること等が含まれる。なお、アイドリングストップ条件に、例えば、アクセル開度ACCが「0%」であること(アクセル開度センサ39により検出)を含むようにしてもよい。
一方、アイドリングストップ解除条件には、アイドリングストップ条件が成立してエンジン1が自動停止している状態で、例えば、ブレーキペダルの踏み込み解除操作がなされたこと(ブレーキ開度センサ41により検出)等が含まれる。なお、アイドリングストップ解除条件に、例えばシフトレバーの操作によりDポジションが選択されたこと(シフトポジションセンサ43により検出)を含むようにしてもよい。
−EGRガス量の減量補正制御−
本実施形態では、上述の如く、ECU100がステップモータ26に対する通電を制御することによって、EGRバルブ25の開度が調節され、EGRガス量が制御される。そして、ECU100は、アイドリングストップ条件が成立するとエンジン1を自動停止させるが、エンジン1が停止しているにも拘わらず、ステップモータ26に対する通電を継続すると、電力消費が増大して燃費の悪化を招くことになる。それ故、ECU100は、イグニッションオフによるエンジン停止時のみならず、アイドリングストップによるエンジン自動停止時にも、ステップモータ26への通電をカットするように構成されている。
一方、ECU100は、EGRガス導入開始時には、エンジン1の運転状態に基づいてEGRバルブ25の開度調整を行うべく、ステップモータ26への通電を開始するように構成されている。具体的には、ECU100は、例えば、イグニッションオフによるエンジン停止後の冷間始動時には、エンジン水温Twが所定温度以上となってEGRガスの導入を開始するときに、ステップモータ26への通電を開始する。また、ECU100は、例えば、アイドリングストップ状態からのエンジン再始動時には、エンジン再始動の際にステップモータ26への通電を開始する。
しかしながら、エンジン停止時または自動停止時にステップモータ26への通電カットを行うと、以下のような問題が生じるおそれがある。すなわち、ステップモータ26への通電を行うと、モータハウジング27の温度が上昇し、モータハウジング27がモータ軸方向等に伸びる一方、ステップモータ26への通電をカットすると、モータハウジング27の温度が低下し、モータハウジング27がモータ軸方向等に縮む。これに対し、EGRバルブ25は、膨張率が低い材料で作られていることから、モータハウジング27の温度が変化しても、その変形量(伸び縮み)は小さい。このため、モータハウジング27がモータ軸方向に伸びると、弁体25aと排気ガス出口27bの弁座とが密着し、EGRバルブ25が開き難くなる。一方、モータハウジング27がモータ軸方向に縮むと、ステップモータ26の0点が、EGRバルブ25が開き易い方向に変位するおそれがある。
また、ECU100は、温間時(モータハウジング27が高温になった状態)をベースとして、エンジン1の運転状態に基づいてEGRバルブ25の開度を制御する。それ故、通電カットによりモータハウジング27が縮んだ状態で、EGRバルブ25の開度を制御すると、EGRバルブ25が早く開くため、吸気通路11へ再循環されるEGRガス量が想定外に多くなり、大量のEGRガスの導入によって燃焼が悪化するおそれがある。
そこで、ECU(EGRバルブ制御装置)100は、EGRガスの導入開始の際、ステップモータ26への通電開始後の経過時間(以下、通電復帰後時間ともいう)trが短い場合は、当該通電復帰後時間trが長い場合と比較して、EGRガス量の減量補正量を大きくするように構成されている。
具体的には、ECU100のROM102には、図3に示すような、EGR開度補正量DAを通電復帰後時間trに対応させたマップが記憶されている。そうして、ECU100は、EGRガスの導入開始時におけるステップモータ26への通電開始と同時に、通電開始後の経過時間をカウントして通電復帰後時間trを取得する。次いで、ECU100は、取得した通電復帰後時間trとマップとに基づいてEGR開度補正量DAを算出する。そうして、ECU100は、エンジン1の運転状態に応じて定まる目標EGRガス量に対応する目標EGR開度Etから、算出されたEGR開度補正量DAを減算した補正後目標EGR開度Eを算出し、かかる補正後目標EGR開度Eと一致するようにEGRバルブ25の開度を制御する。
図3に示すように、EGR開度補正量DAは、通電復帰後時間trが短い場合は大きくなるように設定されているとともに、通電復帰後時間trが長くなるに従って、EGR開度補正量初期値DAIから段階的に減少するように設定されている。それ故、モータハウジング27の縮み量が大きい通電開始直後には、大きなEGR開度補正量DA(EGR開度補正量初期値DAI)によってEGRガス量が減量補正されることから、EGRガスの導入に伴う燃焼悪化を抑制することができる。一方、通電開始後ある程度時間が経過してモータハウジング27の温度が上昇し、モータハウジング27の縮み量が小さくなると、小さなEGR開度補正量DAによってEGRガス量が減量補正されることから、EGRガスの量を適正にすることができる。
ここで、通電開始時(通電復帰後時間tr=0)におけるEGR開度補正量初期値DAIや、EGR開度補正量DAをどのような割合で段階的に減少させるかは、実験等に基づいて経験的に設定することができる。
なお、例えば、エンジンルームの温度が高いためEGRバルブ装置23が高温である場合や、アイドリングストップによるエンジン自動停止後すぐに再始動する場合等、モータハウジング27に縮みが生じていない(ステップモータ26の0点が、EGRバルブ25が開き易い方向に変位していない)場合には、上記EGR開度補正量DAを用いたEGRガス量の減量補正を行わないようにしてもよい。
−EGRガス量の減量補正制御ルーチン−
次に、本実施形態に係るEGRガス量の減量補正制御の手順を図4のフローチャートに沿って説明する。
先ず、ステップS1では、イグニッションオフによるエンジン停止やアイドリングストップによるエンジン自動停止に伴いカットしていたステップモータ26への通電を復帰する。なお、イグニッションオフによるエンジン停止後の冷間始動の場合には、水温センサ31によって検出したエンジン水温Twが所定温度以上となったときが、また、アイドリングストップ状態からのエンジン再始動の場合には、エンジン再始動時が、それぞれ通電復帰タイミングとなる。
次いで、ステップS2では、ECU100が、通電開始後の経過時間をカウントすることで通電復帰後時間trを取得し、ステップS3では、ECU100が、通電復帰後時間trと図3に示すマップとに基づいて、EGR開度補正量DAを算出する。
次のステップS4では、ECU100が、例えばエアフローメータ32により検出された吸入空気量と、クランクポジションセンサ36の出力パルスに基づき算出したエンジン回転数Neとに基づいて、目標EGRガス量を算出し、当該目標EGRガス量に対応する目標EGR開度EtからEGR開度補正量DAを減算して、補正後目標EGR開度Eを算出する。
次のステップS5では、ECU100が、ステップS4で算出した補正後目標EGR開度Eとなるように、ステップモータ26を通電制御して、EGRバルブ25の開度調整を行う。これにより、モータハウジング27の縮み量を加味した適量のEGRガスが、燃焼室1aへ再度供給される。
次のステップS6では、ECU100が、ステップS3で算出したEGR開度補正量DAが0であるか否かを判定する。このステップS6での判定がNOの場合には、ステップS2へ戻り、EGR開度補正量DAを用いたEGRガス量の減量補正を継続する。一方、このステップS6での判定がYESの場合には、そのままENDし、これ以後は、目標EGRガス量に対応する目標EGR開度Etに基づいて、EGRバルブ25の開度調整を行う。
(その他の実施形態)
本発明は、実施形態に限定されず、その精神または主要な特徴から逸脱することなく他の色々な形で実施することができる。
上記実施形態では、本発明を多気筒ガソリンエンジンに適用した場合について説明したが、これに限らず、例えば、ディーゼルエンジンに本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態におけるEGRバルブ装置23は例示であり、EGRガス量をステップモータ26への通電によって制御し、且つ、通電カットによってステップモータ26の0点が、EGRバルブ25が開き易い方向に変位するような構造であれば、本発明を適用することができる。
このように、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明によると、ステップモータへの通電開始の際、EGRガスの導入に伴う燃焼悪化を抑制することができるので、EGRガス量をステップモータへの通電によって制御するEGRバルブ装置を備えた内燃機関に適用して極めて有益である。
1 エンジン(内燃機関)
11 吸気通路
12 排気通路
21 EGR通路
23 EGRバルブ装置
26 ステップモータ
100 ECU(EGRバルブ制御装置)

Claims (1)

  1. 内燃機関の排気通路と吸気通路とを連通するEGR通路に設けられ、当該排気通路から当該吸気通路へ流れるEGRガス量をステップモータへの通電によって制御するEGRバルブ装置を備えた内燃機関に適用される内燃機関のEGRバルブ制御装置であって、
    内燃機関停止中は上記ステップモータへの通電をカットする一方、EGRガスの導入開始時に上記ステップモータへの通電を開始し、
    上記ステップモータへの通電開始後の経過時間が短い場合は、当該経過時間が長い場合と比較して、EGRガス量の減量補正量を大きくすることを特徴とする内燃機関のEGRバルブ制御装置。
JP2013142415A 2013-07-08 2013-07-08 内燃機関のegrバルブ制御装置 Active JP5999038B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013142415A JP5999038B2 (ja) 2013-07-08 2013-07-08 内燃機関のegrバルブ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013142415A JP5999038B2 (ja) 2013-07-08 2013-07-08 内燃機関のegrバルブ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015014266A true JP2015014266A (ja) 2015-01-22
JP5999038B2 JP5999038B2 (ja) 2016-09-28

Family

ID=52436141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013142415A Active JP5999038B2 (ja) 2013-07-08 2013-07-08 内燃機関のegrバルブ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5999038B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH116436A (ja) * 1997-06-17 1999-01-12 Fuji Heavy Ind Ltd 圧縮着火エンジンの制御装置
JP2001329878A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Mitsubishi Motors Corp 排ガス環流制御装置
JP2004084492A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Toyota Motor Corp 排気還流装置の異常診断装置
JP2005048701A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Nissan Motor Co Ltd エンジンの排気浄化装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH116436A (ja) * 1997-06-17 1999-01-12 Fuji Heavy Ind Ltd 圧縮着火エンジンの制御装置
JP2001329878A (ja) * 2000-05-19 2001-11-30 Mitsubishi Motors Corp 排ガス環流制御装置
JP2004084492A (ja) * 2002-08-23 2004-03-18 Toyota Motor Corp 排気還流装置の異常診断装置
JP2005048701A (ja) * 2003-07-30 2005-02-24 Nissan Motor Co Ltd エンジンの排気浄化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5999038B2 (ja) 2016-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7706961B2 (en) Diesel engine system and method of controlling diesel engine
JP2006348908A (ja) エンジン制御装置、エンジン制御システム及びエンジン制御方法
US8393313B2 (en) Control apparatus and control method for internal combustion engine
JP5113611B2 (ja) ディーゼルエンジンの始動後制御装置
JP5996476B2 (ja) エンジンの排気還流装置
JP2014202137A (ja) エンジンの排気還流装置
JP5637222B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2011220114A (ja) 内燃機関の制御装置
US10508611B2 (en) Control device and control method for internal combustion engine
WO2018096986A1 (ja) 内燃機関の制御装置
JP5337911B2 (ja) 燃料供給装置
JP4348705B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2006329003A (ja) 内燃機関の二次空気供給装置
JP6127903B2 (ja) ターボ過給機付きエンジンの制御装置
JP2017057781A (ja) 内燃機関の制御装置
JP5999038B2 (ja) 内燃機関のegrバルブ制御装置
JP5939212B2 (ja) 内燃機関のegrバルブ制御装置
JP5672930B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP7013090B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2004360535A (ja) 内燃機関の吸気圧検出装置及び排気再循環制御装置
JP2012136980A (ja) エンジン回転停止制御装置
JP2016070125A (ja) 内燃機関の制御装置
JP6304189B2 (ja) エンジンの燃料噴射制御装置
JP5387475B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2014109247A (ja) 燃料供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160414

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160815

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5999038

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151