JP2015014062A - インナーソックス - Google Patents
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Abstract
Description
また、近年、通常の靴下の中に履く、インナーソックスが提案されている(特許文献1等参照)。このようなインナーソックスは、上記と同様の効果を発揮し、また、靴を脱いだときに目立たないという利点がある。
また、特許文献1に記載のインナーソックスは、パイル編のため厚みがあり、インナーソックスとして使用したとき、ごわごわして快適性に乏しく、また、組織が密であるために汗を吸うと濡れた状態となり、不快感が残るという問題がある。また、編組織が複雑であるため、生産に手間がかかるという問題もある。
また、少なくとも上記包指部にはポリアミド系繊維が用いられていることが好適である。
また、踵部を膨出形成しないことで、履くときに上下左右を気にする必要がなく、汎用性に富む。
本発明のインナーソックスは、労働者の他、どのような層の人々にも適応できる。
また、包指部の編組織を密にすることで、吸汗性を良好とすることができ、また、破れを防止できる。
また、抗菌防臭加工を施せば、におい、雑菌の繁殖を軽減させることができる。
図1は、インナーソックスの一実施態様を示す説明図である。
1はインナーソックス、2は包指部、3は本体、4は本体開口部である。
包指部2は、足指5本分形成されている。
本体3を、踵部が膨出形成されていないストレート形状とすることにより、上下左右にとらわれることがないので、汎用性が上がり、好適である。
また、5本指にすることで、各足指間に空隙ができ、蒸れが防止できると共に、フィット感が良好である。
包指部2bと、包指部2bに隣接した本体3の一部3aとの編密度を高くすることで、足指間の汗を吸水し易く、蒸れを防止でき、履き心地を良好とすることができる。
また、本体3の踵部周縁3cの編密度を高くすることで、踵が当たる箇所の強度を上げることができ、耐久性が上がる。
具体的には、高密度部分の編密度は、20〜30コース/2.54cm、30〜40ウェル/2.54cmとすることが好適である。
本発明で用いられるポリアミド系繊維は、上記したナイロン6の他、例えば、ナイロン66、ナイロン12、ナイロン610、あるいはこれらの2種以上の任意の共重合ナイロン等が挙げられる。
上記範囲よりも細い芯糸は製造が困難であり、強度的に問題が生じる恐れがある。逆に太過ぎると編物としたときの肌ざわりや着用感が問題となることがある。また、鞘糸である熱可塑性合成繊維が上記範囲より細過ぎても太過ぎても肌ざわりや風合いが悪くなる傾向にある。更に、芯糸と鞘糸とが太過ぎると、得られるインナーソックスが厚くなってしまい、靴下の中に着用したとき、違和感を生じること傾向にある。
用いる糸の総繊度は、30〜85デシテックスが好ましく、カバリング糸と同程度の総繊度の糸を用いることが好ましい。
他の糸を併用する場合、カバリング糸は、インナーソックス中50質量%以上用いることが好適である。
このポリアミド系繊維は、カバリング糸の鞘糸と同じであってもよいし、他のポリアミド系糸であってもよい。
また、ヨコ方向伸び率は、好ましくは300%以上、より好ましくは400%以上である。伸長回復率が85%以上であることが好ましい。
タテ伸び率が100%未満、ヨコ伸び率が300%に未満であると、足の大きい人にはフィットしにくくなり、苦痛に感じる傾向にある。
また、タテ伸長回復率が90%未満、ヨコ伸長回復率が85%未満であると、一度着用すると伸びてしまい、洗濯後の再着用が困難になる傾向にある。
JIS L−1096B法に準じ、試料幅25mm、長さ80mm、印間の長さ40mmとして測定した。
測定方法:テンシロン(ORIENTEC CORPORATION RTM−250)を使用し、試料に加重14.7Nをかけたときの伸び率を測定。
JIS L−1096B法に準じ、試料幅25mm、長さ80mm、印間の長さ40mmとして測定した。
測定方法:テンシロン(ORIENTEC CORPORATION RTM−250)を使用し、試料に加重14.7Nを1分間かけ、装置から取り外し、30秒、1時間後の伸長回復率を測定。
洗濯堅牢度:JIS L−0844 A−2法に準じ、測定した。
汗堅牢度:JIS L−0848 A法に準じ、測定した。
JIS L−1902定量試験(菌液吸収法)に準じ、測定した。
なお、洗濯は、JIS L−0217の試験方法で行った。
生菌の測定は、混釈平板培養法(黄色ブドウ球菌)で行った。
JIS L−1096 A法に準じ、測定した。
ポリウレタン糸(22デシテックス/1本、Yiwu Yuan社製)にナイロン6糸(33デシテックス/12本、Fujian Jiayi社製)をカバリングしたカバリング糸とナイロン6糸(56デシテックス/48本、Fujian Jiayi社製)とを用い、シームレス経編機(ドイツ・マイヤー社製)にて2本ずつ給糸して編み立て、図1に示すようなインナーソックスを編成した。
編組織と編密度は、それぞれ、本体(3b、3d)はメッシュ編(タテ 10コース/2.54cm、ヨコ 16ウェル/2.54cm)、本体(3c)と包指部(2b)はメッシュ編(タテ 25コース/2.54cm、ヨコ 35ウェル/2.54cm)、本体(4)と包指部(2a)はフライス編(タテ 33コース/2.54cm、ヨコ 44ウェル/2.54cm)であった。
得られたインナーソックス(4.33g)のフライス編部分の厚みは、0.95mm、メッシュ編部分の厚みは、0.75mmであった。また、インナーソックスの伸び率、伸長回復率、堅牢度、抗菌性、破裂強度を評価した。
その結果を、表1〜表4に示す。
2 包指部
3 本体
4 本体開口部
Claims (3)
- シームレスに構成された、弾性糸を用いてなるインナーソックスであって、先端が開口してなる筒状の包指部と、踵部が膨出形成されていないストレート形状の本体部とを有しており、該包指部の開口部及び本体開口部はフライス編、それ以外の部分はメッシュ編で編成されていることを特徴とするインナーソックス。
- 包指部と、該包指部と隣接する本体部の一部と、本体部の踵部周縁との編密度が、それ以外の本体部より高く設定されていることを特徴とする請求項1記載のインナーソックス。
- 少なくとも該包指部にはポリアミド系繊維が用いられていることを特徴とする請求項1又は2記載のインナーソックス。
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