JP2015012988A - 運動用器具 - Google Patents

運動用器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2015012988A
JP2015012988A JP2013141374A JP2013141374A JP2015012988A JP 2015012988 A JP2015012988 A JP 2015012988A JP 2013141374 A JP2013141374 A JP 2013141374A JP 2013141374 A JP2013141374 A JP 2013141374A JP 2015012988 A JP2015012988 A JP 2015012988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
operation arm
arm
exercise
speed
exerciser
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013141374A
Other languages
English (en)
Inventor
伊藤 英俊
Hidetoshi Ito
英俊 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sakai Medical Co Ltd
Original Assignee
Sakai Medical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sakai Medical Co Ltd filed Critical Sakai Medical Co Ltd
Priority to JP2013141374A priority Critical patent/JP2015012988A/ja
Priority to CN201310329937.9A priority patent/CN104274939A/zh
Priority to CN201320463700.5U priority patent/CN203598419U/zh
Publication of JP2015012988A publication Critical patent/JP2015012988A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rehabilitation Tools (AREA)

Abstract

【課題】操作アームの位置を調節する作業時の安全性が高められた運動用器具を提供する。
【解決手段】運動用器具1は、運動時に操作される操作アーム19と、操作アーム19の位置を調節するための位置調節手段23と、位置調節手段30を利用して操作アーム19の位置を調節する際における、操作アーム19の所定の向きの移動速度を遅くする速度調節手段30と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は運動用器具に関する。本発明の運動用器具は、例えば、低下した運動機能の回復を図るために行うリハビリテーション用に好適である。
従来、身体機能の一部が低下或いは麻痺している高齢者、身体障害者、病人等のリハビリテーション用に使用される様々な運動用器具が知られている。例えば、特許文献1には、運動を行う者(運動者)が座った状態で左右上腕の運動を行うことにより、広背筋、菱形筋、三角筋後部等を鍛錬することができる運動用器具(ローイングマシン)が開示されている。
このような運動用器具には、運動者が運動時に操作を行う操作アームが含まれている。運動者が操作アームを所定の向きに動かした場合に、それに連動して重錘が持ち上げられ、運動者に負荷がかかって、運動者は特定の筋肉の鍛錬を行える。
特開2004−187723号公報
ところで、リハビリテーション用に使用される運動用器具は、例えば、身体の一部が麻痺している者や高齢化に伴って身体機能が低下した者等、様々な身体状態の人によって使用される。また、運動用器具は、様々な体格の人によって使用される。このために、操作アーム(運動時に操作を行うアーム)の運動開始位置(スタートポジション)は、運動者毎に調節できるのが好ましい。
リハビリテーション用に使用される場合、上述した操作アームのスタートポジションを調節する作業(位置調節作業)については、通常、運動者を所定の位置に座らせた状態で介助者が行う。介助者は、位置調節作業中に、操作アームが不意に動いて運動者にぶつからないように注意する必要がある。しかしながら、介助者が注意していても、操作アームが不意に動いて運動者にぶつかってしまう可能性がある。
以上の点に鑑みて、本発明の目的は、操作アームの位置を調節する作業時の安全性が高められた運動用器具を提供することである。
上記目的を達成するために本発明の運動用器具は、運動時に操作される操作アームと、前記操作アームの位置を調節するための位置調節手段と、前記位置調節手段を利用して前記操作アームの位置を調節する際における、前記操作アームの所定の向きの移動速度を遅くする速度調節手段と、を備える構成(第1の構成)になっている。
本構成によれば、操作アームの位置(運動開始位置)を調節する際に、操作アームが所定の向きに不意に動いても、操作アームの移動速度が速度調節手段の働きによって遅くされているために、人に怪我を負わせる可能性を低減できる。
上記第1の構成の運動用器具は、運動者を座らせる椅子部を備え、前記所定の向きは、前記操作アームが前記椅子部に座った運動者に近づく向きである構成(第2の構成)とするのが好ましい。本構成によれば、例えば運動機能の低下した運動者を椅子部に座らせた状態で、介助者が操作アームの位置を調節する際において、操作アームが運動者に向けて不意に動き出しても、操作アームの動きが遅いので、介助者は操作アームの移動を止めることができる。また、介助者が操作アームの動きを止められず、操作アームが運動者にぶつかったとしても、操作アームの動きがゆっくりであるので、運動者が受けるダメージを小さくできる。
上記第2の構成の運動用器具において、前記速度調節手段は、前記所定の向きとは別の向きの、前記操作アームの移動速度を調節可能である(第3の構成)のが好ましい。本構成によれば、運動者等の安全性を高めつつ、操作アームの位置調節作業を行い易くできる。
上記第1から第3のいずれかの構成の運動用器具において、前記位置調節手段は、突出量を変更できる係合ピンを有する係合部と、前記係合ピンが挿し込まれる複数の係合穴が形成される被係合部と、を含み、前記操作アームの位置を調節する際には、前記係合ピンと前記係合穴との係合が解消される構成(第4の構成)であってよい。本構成によれば、操作アームの位置を調節する位置調節手段を簡単な構成として低コスト化を図り易い。そして、運動用器具にこのような構成が採用された場合でも、当該運動用器具には上述の速度調節手段が含まれるので、運動者等は当該運動用器具を安全に利用できる。
本発明によれば、操作アームの位置(運動開始位置)を調節する作業時の安全性が高められた運動用器具を提供できる。
本発明の実施形態に係るローイングマシンの構成を示す概略斜視図 本発明の実施形態に係るローイングマシンの構成を示す概略側面図 本発明の実施形態に係るローイングマシンの構成を示す概略正面図 本発明の実施形態に係るローイングマシンの構成を示す概略上面図 本発明の実施形態に係るローイングマシンを側面から見た図で、運動者に負荷がかかっていない状態を示す図 本発明の実施形態に係るローイングマシンを側面から見た図で、運動者に負荷がかかっている状態を示す図 本発明の実施形態に係るローイングマシンを側面から見た図で、マシンの設定が図5のままで運動者が低身長の者に変更された状態を示す図 本発明の実施形態に係るローイングマシンを側面から見た図で、操作アームの位置を図7に示す状態から低身長者用に変更した状態を示す図 本発明の実施形態に係るローイングマシンが備える速度調節機構の周辺を拡大して示した概略平面図 本発明の実施形態に係るローイングマシンが備える速度調節機構の作用を説明するための図
以下、本発明の実施形態に係る運動用器具について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では、運動用器具がローイングマシンである場合を例に挙げて説明するが、本発明が適用される運動用器具はローイングマシンに限定されるものではない。ローイングマシンは、運動者が座った状態で左右上腕の運動を行う器具である。このローイングマシンは、例えば高齢者等の運動機能が低下した者のリハビリテーション用に使用され、当該器具の使用により、胸郭可動性の改善や姿勢(特に肩甲骨周囲等)の改善が図れる。
<ローイングマシンの概略構成>
図1は、本発明の実施形態に係るローイングマシン1の構成を示す概略斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係るローイングマシン1の構成を示す概略側面図である。図3は、本発明の実施形態に係るローイングマシン1の構成を示す概略正面図である。図4は、本発明の実施形態に係るローイングマシン1の構成を示す概略上面図である。図1から図4を参照しながら、本実施形態のローイングマシン1の概略構成について説明する。
ローイングマシン1は、カバー10a内に不図示の本体フレームを有する本体部10を備えている。本体部10の下部には、下フレーム11が連結されている。下フレーム11は、本体部10の正面側から突出するように設けられ、床面上に配置される。下フレーム11の一端(本体部10から離れた側の端部)寄りには、椅子部12を支持する第1の支柱13が立設されている。
運動時において、運動者は本体部10と向かい合った状態で椅子部12に座る(後述の図5等参照)。椅子部12に座った運動者が、前後方向の位置を調整できるように、椅子部12は前後方向が長辺となる長方形形状(上面視した場合を想定)になっている。なお、以下においても、「前」、「後(後ろ)」といった表現は、本体部10に向かい合った状態で椅子部12に座る運動者を基準としたものとする。
下フレーム11には、椅子部12に座った運動者が足を載せる足載せ部14が取り付けられている。下フレーム11の他端(本体部10に近い側の端部)寄りには、第2の支柱15が立設されている。第2の支柱15の略中間位置には、胸パッド16を支持する支持フレーム17が設けられている。支持フレーム17は、第2の支柱15から後ろ向きに延び出している。なお、胸パッド16は、前後方向の位置を調節可能に支持フレーム17に支持されている。
本体部10の上部には、上フレーム18が取り付けられている。上フレーム18は、本体部10の上面から突出するとともに、後ろ向きに折り曲げられる2本のフレーム18a、18bを含む。また、上フレーム18は、2本のフレーム18a、18の先端部間を連結する連結フレーム18cを含む。
上フレーム18を構成する連結フレーム18cには、当該連結フレーム18cを回動軸として回動可能な操作アーム19が取り付けられている。連結フレーム18cから垂下する操作アーム19は、先端側に向かう途中位置で分岐した二股形状になっている。このために、操作アーム19は2つの先端部を有する。そして、これら2つの先端部には、いずれも運動者がグリップとして使用するグリップ部20が設けられている。2つのグリップ部20の先端位置は同じ高さに揃えられている。
なお、グリップ部20は、様々な体型(身長等)を有する運動者が運動時に握る可能性がある範囲を広く含むように長い目に設けるのが好ましい。また、操作アーム19には、椅子部12に座った運動者が適切な位置でグリップ部20を握れるように曲げが含まれてよい。
上フレーム18を構成する連結フレーム18cには、操作アーム19とは別に、当該連結フレーム18cを回動軸として回動可能な牽引アーム21が取り付けられている。牽引アーム21は、連結フレーム18cから斜め前方に向かって延び出し、その先端部には第1の滑車22が取り付けられている(図4参照)。操作アーム19と牽引アーム21とは、一体となって動くように連結されているが、角度調節機構23によって、2つのアーム19、21のなす角は変更可能に設けられている。
角度調節機構23は、操作アーム19に設けられる角度調節板23aと、牽引アーム21に設けられるプランジャー部23bと、を用いて構成されている。角度調節板23aには複数の係合穴231が設けられている。プランジャー部23bには、突出量を変更できるプランジャー(本発明の係合ピンの一例)が含まれる。プランジャー部23bのプランジャーが、複数の係合穴231のいずれに挿入されるかによって、牽引アーム21に対する操作アーム19の角度は変わる。角度調節機構23は、操作アーム19の運動開始位置(スタートポジション)を調節するために設けられており、本発明の位置調節手段の一例である。なお、角度調節板23aは本発明の被係合部の一例であり、プランジャー部23bは本発明の係合部の一例である。
牽引アーム21に取り付けられる第1の滑車22には、ワイヤー25が巻回されている。このワイヤー25は、その一端が上フレーム18に固定され、その他端が重錘部24の適当な箇所に取り付けられている。重錘部24は、本体部10に設けられている。なお、詳細には、ワイヤー25は、第2の支柱15の上端に取り付けられる第2の滑車26にも巻回されている。また、第1の滑車22は動滑車であり、第2の滑車26(図1参照)は定滑車である。
重錘部24には、本体部10内において、上下方向に積層される複数のウエイトプレート24aが含まれる。ウエイトプレート24aは、それらを上下方向に貫通するガイドロッド(不図示)に案内されるように配置されている。複数のウエイトプレート24aは、クランプ手段24bによって、最上部から適宜枚数毎に一体化可能になっている。クランプ手段24bによって一体化されていないウエイトプレート24aは、ワイヤー25に連結されていない状態になる。すなわち、運動者(或いは介助者)は、運動に使用するウエイトプレート24aの枚数を適宜選択して、運動強度の調整を行える。
その他、ローイングマシン1には、運動者のデータを表示したり、データを入力したりすることが可能なデータ管理部27が備えられる。このデータ管理部27は、場合によっては設けられなくてもよい。
<ローイングマシンの使用例>
次に、以上のように構成されるローイングマシン1の使用例について、図5及び図6を参照しながら説明する。図5は、本発明の実施形態に係るローイングマシン1を側面から見た図で、運動者Mに負荷がかかっていない状態を示す図である。図6は、本発明の実施形態に係るローイングマシン1を側面から見た図で、運動者Mに負荷がかかっている状態を示す図である。
図5に示すように、運動を開始するにあたって、運動者Mは腕を伸ばして、左右の手でグリップ部20を握る。この段階では、ワイヤー25に連結されたウエイトプレート24a(1枚或いは複数枚)は自重で下方に下がっており、運動者Mには負荷がかかっていない。なお、この段階では、第1の滑車22には、ウエイトプレート25の自重によって、ワイヤー25を介して斜め上方引き上げる力が加わっている。第1の滑車22が斜め上方に引き上げられる量は、上フレーム18に設けられるストッパー28によって規制される。すなわち、ストッパー28と牽引アーム21とが当接することによって、第1の滑車22は、それ以上、斜め上方に移動できなくなっている。
図5に示す状態から運動者Mが左右の肘を引くと、図6に示すように、グリップ部20が後ろ側に向けて移動する。これにより、操作アーム19が回動(図5及び図6において時計回り方向に回転)し、それに伴って牽引アーム21も回動する(いずれも連結フレーム18cを中心として回動する)。そして、牽引アーム21が回動すると、第1の滑車22が円弧を描きながら後方に移動する。この際、ワイヤー25に連結されたウエイトプレート24aが上昇するために、運動者Mにプレート枚数に応じた負荷がかかる。
運動者Mが肘を引いた状態(図6の状態)から腕を伸ばした状態(図5の状態)に戻すと、第1の滑車22は円弧を描きながら前方に移動する。この際、ワイヤー25に連結されたウエイトプレート24aは自重によって降下し、運動者Mには負荷がかからない状態になる。運動者は、この運動を繰り返すことによって、特定の筋肉を鍛錬することができる。
<操作アームの位置調節時の安全対策>
ところで、ローイングマシン1を使用して適切な運動効果(リハビリテーション効果)を得ようとすると、運動開始時にローイングマシン1の設定を正しい設定に調節する必要がある。図7は、本発明の実施形態に係るローイングマシン1を側面から見た図で、マシンの設定が図5のままで運動者Mが低身長の者に変更された状態を示す図である。図7に示すように、運動者Mが低身長の者に変更されると、正しい姿勢で運動しようとする運動者Mはグリップ部20を握れない。
この場合、上述した角度調節機構23を利用(場合によっては胸パッド16を移動する機構も利用)して、図8に示すように操作アーム19の位置を変更することで、正しい姿勢で運動しようとする運動者Mはグリップ部20を握れるようになる。なお、図8は、本発明の実施形態に係るローイングマシン1を側面から見た図で、操作アーム19の位置(運動開始位置)を図7に示す状態から低身長者用に変更した状態を示す図である。図8に示す状態では、図7に示す状態に比べて、操作アーム19と牽引アーム21とがなす角が大きくなっており、グリップ部20が後方下方に移動している。
運動機能の低下した者のリハビリテーション目的でローイングマシン1が使用される場合、角度調節機構23を利用した操作アーム19の位置調節作業は、通常、運動者M自身ではなく介助者によって行われる。そして、当該位置調節作業は、通常、運動者Mを椅子部12に座らせた状態で行われる。
角度調節機構23を利用して操作アーム19の位置を調節する場合、介助者は、プランジャー部23bのプランジャーを角度調節板23aの係合穴231から引き抜き、両者の係合関係を解消する。この際、介助者は、操作アーム19が自重によって回動して運動者Mにぶつからないように、操作アーム19を片手で支えておく必要がある。ただし、介助者が十分に注意を払っていても、誤って操作アーム19が動いてしまい運動者Mにぶつかってしまうという事態が起こる可能性はある。このために、本実施形態のローイングマシン1には、操作アーム19(牽引アーム21に対して移動可能な状態の操作アーム19)が、椅子部12に座った運動者Mに近づく向きに動く速度を遅くできるように、速度調節機構30が設けられている。なお、速度調節機構30は、本発明の速度調節手段の一例である。
図9は、本発明の実施形態に係るローイングマシン1が備える速度調節機構30の周辺を拡大して示した概略平面図である。なお、図9は、図2とは反対側の側面から速度調節機構30を見た図である。また、図9においては、プランジャー部23bのプランジャー232が角度調節板23aの係合穴231に挿し込まれており、操作アーム19は牽引アーム21に対して移動できない状態になっている。
図9に示すように、速度調節機構30は、油圧式の速度コントローラー31(調整型ダンパー)を備える。速度コントローラー31は、シリンダー311と、シリンダー311からの突出量を可変に設けられるピストンロッド312と、を有する。速度コントローラー31には、2つの調節ノブ313が設けられており、ピストンロッド312がシリンダー311から伸び出す場合と、伸び出したピストンロッド312が縮む場合との両方の場合において、速度調節が行えるようになっている。
また、速度調節機構30は、牽引アーム21に立設される支持プレート32と、支持プレート32の板面に対して直交するように固定配置される支持ロッド33と、を備えている(図1も参照)。速度コントローラー31のシリンダー311は、その上端が支持ロッド33に回転可能に支持されている。また、速度調節機構30は、操作アーム30に設けられるピストン支持部34を備えている。ピストン支持部34は、速度コントローラー31のピストンロッド312の先端側を回転可能に支持している。
図10は、本発明の実施形態に係るローイングマシン1が備える速度調節機構30の作用を説明するための図である。図10においては、プランジャー部23bのプランジャー232が角度調節板23aの係合穴231から引き抜かれており、操作アーム19は牽引アーム21に対して移動可能な状態になっている。すなわち、図10は、角度調節機構23を利用して、操作アーム19の位置(運動開始位置)を調節する際の状態を示している。
図10に示すように、操作アーム10が図9に示す状態から破線の矢印で示す向きAに回動すると、速度コントローラー31はピストンロッド312を伸ばしつつ自身も回動する。ここで、向きAは、操作アーム19が自重によって回動する向きであり、椅子部12に近づく向きである。速度コントローラー31は、その調節ノブ313の調節によって、ピストンロッド312が伸び出す場合、その動きが遅くなるように設定されている。このために、操作アーム19が自重によって不意に回動を開始しても、操作アーム19の動きはゆっくりしており、介助者は、その動きを止めやすい。また、たとえ操作アーム19が椅子部12に座る運動者Mにぶつかったとしても、その際の操作アーム19の移動速度は、速度コントローラー31によって遅くされているために、運動者Mが受けるダメージは小さくできる。
ところで、操作アーム19が破線の矢印で示す向きAと反対向きに動く場合には、操作アーム19は椅子部12に座る運動者Mから離れることになるため、操作アーム19が運動者Mとぶつかることはない。一方で、この向き(向きAと反対向き)に操作アーム19が動く場合にまでピストンロッド312の動きを遅くすると、徒に操作アーム19の位置を調整するために要する時間が長くなる等、弊害が発生する。このために、速度コントローラー31は、ピストンロッド312が縮む場合(向きAと反対向きに操作アーム19が動く場合)には、その動きが遅くなる設定にしないのが好ましい。
<変形例等>
以上に示した実施形態は本発明の例示であり、本発明の適用範囲は、以上に示した実施形態の構成に限定されるものではない。以上に示した実施形態は、本発明の技術思想の範囲内において適宜変更可能である。
例えば、以上の実施形態においては、速度コントローラー31は、ピストンロッド312が伸び出す場合と縮む場合との両方の場合において、速度調節できる構成とした。しかし、速度調節機構30に含まれる速度コントローラー31は、ピストンロッド312が伸び出す場合(操作アーム19が椅子部12に近づく向きに動く場合)にのみ、速度調節できるものであってもよい。
また、以上の実施形態においては、速度調節機構30が油圧式の速度コントローラー31を含む構成とした。しかし、本発明の速度調節手段(速度調節機構)は、速度コントローラーを含まない構成であってもよい。速度調節手段は、操作アーム19が椅子部12に近づく向きの速度を遅くできる構成であればよく、例えばバネ部材等を用いて構成しても構わない。
また、以上に示した実施形態では、角度調節機構23は、操作アーム19の角度を段階的に切り替える構成とした。しかし、本発明は、この構成に限定される趣旨ではない。すなわち、角度調節機構23は、操作アーム19の角度を連続的に切り替えられる構成であってもよい。
また、以上では、本発明がローイングマシンに適用される場合について説明したが、操作アームの運動開始位置を調節できる構造を有する運動用器具(例えばチェストプレスマシン等)に対して広く適用可能である。
その他、本実施形態のローイングマシン1は、運動機能の低下した者に限らず、健常者が使用しても勿論良い。
1 ローイングマシン(運動用器具)
12 椅子部
19 操作アーム
23 角度調節機構(位置調節手段)
23a 角度調節板(被係合部)
23b プランジャー部(係合部)
30 速度調節機構(速度調節手段)
231 係合穴
232 プランジャー(係合ピン)

Claims (4)

  1. 運動時に操作される操作アームと、
    前記操作アームの位置を調節するための位置調節手段と、
    前記位置調節手段を利用して前記操作アームの位置を調節する際における、前記操作アームの所定の向きの移動速度を遅くする速度調節手段と、
    を備えることを特徴とする運動用器具。
  2. 運動者を座らせる椅子部を備え、
    前記所定の向きは、前記操作アームが前記椅子部に座った運動者に近づく向きであることを特徴とする請求項1に記載の運動用器具。
  3. 前記速度調節手段は、前記所定の向きとは別の向きの、前記操作アームの移動速度を調節可能であることを特徴とする請求項2に記載の運動用器具。
  4. 前記位置調節手段は、突出量を変更できる係合ピンを有する係合部と、前記係合ピンが挿し込まれる複数の係合穴が形成される被係合部と、を含み、
    前記操作アームの位置を調節する際には、前記係合ピンと前記係合穴との係合が解消されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の運動用器具。
JP2013141374A 2013-07-05 2013-07-05 運動用器具 Pending JP2015012988A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013141374A JP2015012988A (ja) 2013-07-05 2013-07-05 運動用器具
CN201310329937.9A CN104274939A (zh) 2013-07-05 2013-07-31 运动用器具
CN201320463700.5U CN203598419U (zh) 2013-07-05 2013-07-31 运动用器具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013141374A JP2015012988A (ja) 2013-07-05 2013-07-05 運動用器具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015012988A true JP2015012988A (ja) 2015-01-22

Family

ID=50711124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013141374A Pending JP2015012988A (ja) 2013-07-05 2013-07-05 運動用器具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2015012988A (ja)
CN (2) CN104274939A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108348802B (zh) * 2015-11-13 2020-02-11 李炳敦 能够调节角度并能够摆动的史密斯机
CN107551469A (zh) * 2017-10-26 2018-01-09 南通瑞升运动休闲用品有限公司 一种胸腹部耐力训练器材及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN104274939A (zh) 2015-01-14
CN203598419U (zh) 2014-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8105206B2 (en) Exercise machine
JP4413192B2 (ja) トレーニングマシン
US7951056B2 (en) Rockable exercise apparatus
KR20100133376A (ko) 트레이닝 장치 및 트레이닝 장치의 제어 방법
JPWO2008001476A1 (ja) 運動装置
JP5299803B1 (ja) ストレッチ用機器
CN213724636U (zh) 锻炼装置
KR101652334B1 (ko) 상지와 하지 슬라이딩에 의한 전동식 기립형 하지재활 장치
JP2012213412A (ja) 運動補助装置
JP2015012988A (ja) 運動用器具
JP3202923U (ja) スクワット・トレーニングマシーン
JP2014171492A (ja) 運動用器具
JP6162957B2 (ja) 運動用器具
JP2007518514A (ja) 胸郭部トレーニング用体操鍛錬機器
JP2012192107A (ja) 筋力トレーニング装置
WO2017184841A1 (en) Core exercise machine
US20110218083A1 (en) Upright gluteus isolation weightlifting machine
JP4302395B2 (ja) 運動用器具
CN106693297A (zh) 腿部摆动训练器
KR20220135267A (ko) 재활 운동 장치
JP6075816B1 (ja) 多目的運動器具
JP2020065912A (ja) 運動器具、および運動器具セット
JP2006239395A (ja) 筋力訓練機
JP2007244578A (ja) 筋力訓練機
JP2009201880A (ja) 立上り訓練具及び立上り・背筋訓練具