JP2015012687A - 電源切替回路、電子機器および電源切替回路の制御方法 - Google Patents

電源切替回路、電子機器および電源切替回路の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電源切替回路において電池の電力消費量を低減する。
【解決手段】第1の制御信号出力部が、主電源の電源電圧が所定の基準電圧を超える場合には主電源を使用して所定の電位を超える信号を第1の制御信号として出力する。第2の制御信号出力部が、第1の制御信号の電位が所定の電位を超えない場合には電池からの予備電源を使用して所定の電位を超える信号を第2の制御信号として出力する。出力制御部が、第1の制御信号が所定の電位を超える場合には主電源を出力し、第2の制御信号が所定の電位を超える場合には予備電源を出力する。
【選択図】図2

Description

本技術は、電源切替回路、電子機器および電源切替回路の制御方法に関する。詳しくは、主電源と電池からの電源とを切り替える電源切替回路、電子機器および電源切替回路の制御方法に関する。
従来より、コンピュータなどの電子機器においては、主電源の供給が停止してもデータが失われないようにするためにバッテリーバックアップ方式が用いられている。バッテリーバックアップ方式では、主電源の供給が停止したときに、電池からの予備電源が記憶装置に供給され、必要なデータが記憶装置に保存される。
このバッテリーバックアップ方式を実現するために、コンパレータとインバータと2つのトランジスタとを備える電源切替回路が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この電源切替回路において、コンパレータは主電源の電圧と電池の電圧とを比較し、インバータは、その比較結果を反転する。そして、2つのトランジスタの一方が比較結果に基づいて主電源を出力または遮断し、反転された比較結果に基づいて他方が予備電源を出力または遮断する。これにより、交流電源および電池のうち、電圧が高い方の電源が負荷に供給される。
特開2006−254672号公報
しかしながら、上述の従来技術では、バックアップ開始前における電池の電力消費量を低減することが困難である。上述の電源切替回路では、交流電源および電池の両方から電源を供給する必要がある。このため、電池からの電力を供給しない場合においても、電池の電力がコンパレータに供給されて電池が消耗してしまうおそれがある。また、負荷の最低動作電圧より高い電圧の交流電源が供給されていても、その交流電源の電圧が電池より低いと、電池の電力が供給されて電池が消耗してしまうおそれがある。
本技術はこのような状況に鑑みて生み出されたものであり、電源切替回路において電池の電力消費量を低減することを目的とする。
本技術は、上述の問題点を解消するためになされたものであり、その第1の側面は、主電源の電源電圧が所定の基準電圧を超える場合には上記主電源を使用して所定の電位を超える信号を第1の制御信号として出力する第1の制御信号出力部と、上記第1の制御信号の電位が上記所定の電位を超えない場合には電池からの予備電源を使用して上記所定の電位を超える信号を第2の制御信号として出力する第2の制御信号出力部と、上記第1の制御信号が上記所定の電位を超える場合には上記主電源を出力し、上記第2の制御信号が上記所定の電位を超える場合には上記予備電源を出力する電源出力部とを具備する電源切替回路、および、その制御方法である。これにより、第1の制御信号が所定の電位を超える場合には主電源が出力され、第2の制御信号が所定の電位を超える場合には予備電源が出力されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記出力制御部は、上記第1および第2の制御信号のいずれか一方である主電源側制御信号の電位が上記所定電位を超えるか否かに応じて上記主電源の出力または遮断を行う主電源側出力部と、上記第1および第2の制御信号の他方である予備電源側制御信号の電位が上記所定電位を超えるか否かに応じて上記予備電源の出力または遮断を行う予備電源側出力部とを備えてもよい。これにより、主電源側制御信号の電位が上記所定電位を超えるか否かに応じて上記主電源が出力または遮断され、予備電源側制御信号の電位が所定電位を超えるか否かに応じて予備電源が出力または遮断されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記予備電源側出力部は、第1の予備電源側寄生ダイオードが形成されて上記予備電源側制御信号の電位が上記所定電位を超えるか否かにより上記予備電源の出力または遮断を行う予備電源側制御トランジスタと、上記第1の予備電源側寄生ダイオードが電流を抑制する方向に対して逆の方向に電流を抑制する第2の予備電源側寄生ダイオードが形成される予備電源側整流トランジスタとを備えてもよい。これにより、第1の予備電源側寄生ダイオードが電流を抑制する方向に対して逆の方向の電流が抑制されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記主電源側出力部は、第1の主電源側寄生ダイオードが形成されて上記主電源側制御信号の電位が上記所定電位を超えるか否かにより上記主電源の出力または遮断を行う主電源側制御トランジスタと、上記第1の主電源側寄生ダイオードが電流を抑制する方向に対して逆の方向に電流を抑制する第2の主電源側寄生ダイオードが形成される主電源側整流トランジスタとを備えてもよい。これにより、第1の主電源側寄生ダイオードが電流を抑制する方向に対して逆の方向の電流が抑制されるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1および第2の制御信号の一方を他方に対して遅延させる遅延部をさらに具備してもよい。これにより、検出信号および反転信号の一方が他方に対して遅延するという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記第1の制御信号出力部は、上記電源電圧が上記基準電圧を超えない場合には所定の電位を超えない信号を上記第1の制御信号として出力し、上記第2の制御信号出力部は、上記第1の制御信号の電位が上記所定の電位を超える場合には上記所定の電位を超えない信号を上記第2の制御信号として出力してもよい。これにより、電源電圧が基準電圧を超えない場合には所定の電位を超えない信号が第1の制御信号として出力され、第1の制御信号の電位が所定の電位を超える場合には所定の電位を超えない信号が第2の制御信号として出力されるという作用をもたらす。
また、本技術の第2の側面は、主電源を使用して前記主電源を検出して検出信号を出力する電圧検出器と、前記電圧検出器により出力された前記検出信号を電池からの予備電源を使用して反転して反転信号として出力するインバータと、前記検出信号および前記反転信号の一方に基づいて前記主電源を出力または遮断する主電源側制御トランジスタと、前記検出信号および前記反転信号の他方に基づいて前記予備電源を出力または遮断する予備電源側制御トランジスタとを具備する電源切替回路である。これにより、検出信号および反転信号の一方に基づいて主電源が出力または遮断され、検出信号および反転信号の他方に基づいて予備電源が出力または遮断されるという作用をもたらす。
また、本技術の第3の側面は、主電源を供給する主電源供給部と、予備電源を供給する電池と、上記主電源の電源電圧が所定の基準電圧を超える場合には上記主電源を使用して所定の電位を超える信号を第1の制御信号として出力する第1の制御信号出力部と、上記第1の制御信号の電位が上記所定の電位を超えない場合には上記予備電源を使用して上記所定の電位を超える信号を第2の制御信号として出力する第2の制御信号出力部と、上記第1の制御信号が上記所定の電位を超える場合には上記主電源を出力し、上記第2の制御信号が上記所定の電位を超える場合には上記予備電源を出力する電源出力部とを具備する電子機器である。これにより、第1の制御信号が所定の電位を超える場合には主電源が出力され、第2の制御信号が所定の電位を超える場合には予備電源が出力されるという作用をもたらす。
本技術によれば、電源切替回路において電池の電力消費量を低減することができるという優れた効果を奏し得る。
第1の実施の形態における電子機器の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における電源切替回路の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における負荷の一構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態における電源切替回路の動作を説明するための図である。 第1の実施の形態における電子機器の動作の一例を示すフローチャートである。 第1の実施の形態の変形例における電源切替回路の一構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態における電源切替回路の一構成例を示すブロック図である。 第2の実施の形態における電源切替回路の動作を説明するための図である。 第3の実施の形態における電源切替回路の一構成例を示すブロック図である。 第3の実施の形態における電源切替回路の動作を説明するための図である。 第4の実施の形態における電源切替回路の一構成例を示すブロック図である。 第5の実施の形態における電源切替回路の一構成例を示すブロック図である。 第5の実施の形態における遅延部の一構成例を示すブロック図である。 第5の実施の形態における電源切替回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第5の実施の形態の変形例における電源切替回路の一構成例を示すブロック図である。 第5の実施の形態の変形例における電源切替回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第6の実施の形態の変形例における電源切替回路の一構成例を示すブロック図である。 第6の実施の形態における遅延部の一構成例を示すブロック図である。
以下、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(主電源を検出して電源を切り替える例)
2.第2の実施の形態(予備電源側整流トランジスタを設けて電源を切り替える例)
3.第3の実施の形態(主電源側整流トランジスタを設けて電源を切り替える例)
4.第4の実施の形態(主電源側整流トランジスタおよび予備電源側整流トランジスタを設けて電源を切り替える例)
5.第5の実施の形態(検出信号を遅延させて電源を切り替える例)
6.第6の実施の形態(RC回路により検出信号を遅延させて電源を切り替える例)
<1.第1の実施の形態>
[電子装置の構成例]
図1は、実施の形態における電子機器100の一構成例を示すブロック図である。この電子機器100は、主電源供給部110、電池120、電源切替回路200、コンデンサ130および負荷140を備える。
主電源供給部110は、主電源を供給するものである。主電源供給部110は、例えば、交流の外部電源を受電し、その外部電源を直流に変換し、その直流の電源を主電源MAINとして電源切替回路200および負荷140へ信号線119を介して供給する。
電池120は、電力を蓄積または放電するものである。電池120として、例えば、ボタン型の一次電池が用いられる。なお、リチウム電池などの二次電池を電池120として用いてもよい。電池120は、蓄積した電力を予備電源BATとして電源切替回路200へ信号線129を介して供給する。
電源切替回路200は、負荷140への電源の供給元を切り替えるものである。この電源切替回路200は、主電源MAINの電源電圧VDDが一定の基準電圧Vrefより高いか否かを検出して検出結果DETを負荷140に信号線207を介して出力する。そして、電源切替回路200は、電源電圧VDDが基準電圧Vrefより高い場合には、主電源を負荷140に信号線208を介して供給し、そうでない場合には電池からの予備電源BATを負荷140に信号線208を介して供給する。
コンデンサ130は、電源切替回路200から供給される電圧を保持するものである。このコンデンサ130の一端は、電源切替回路200の出力端子と負荷140の入力端子とに接続され、他端には接地電位VSSが印加される。このコンデンサ130により、電源切替時における電圧の急激な低下が抑制される。負荷140は、主電源MAINまたは予備電源BATを消費するものである。
[電源切替回路の構成例]
図2は、第1の実施の形態における電源切替回路200の一構成例を示すブロック図である。この電源切替回路200は、主電源側入力端子211、予備電源側入力端子212、電源出力端子213、検出信号出力端子216、基準電圧生成部221、電圧検出器222、インバータ233、主電源側出力部214および予備電源側出力部215を備える。
主電源側入力端子211は、主電源供給部110に接続される端子である。予備電源側入力端子212は、電池120に接続される端子である。電源出力端子213は、負荷140に接続され、電源を負荷140に出力するための端子である。検出信号出力端子216は、検出信号出力端子216は、負荷140に接続され、検出信号DETを負荷140に出力するための端子である。
基準電圧生成部221は、主電源MAINから一定の基準電圧Vrefを生成するものである。この基準電圧生成部221は、例えば、バンドギャップリファレンス回路や、レギュレータを備え、それらの回路や素子により一定の基準電圧Vrefを生成する。基準電圧生成部221は、生成した基準電圧Vrefを電圧検出器222に供給する。
電圧検出器222は、主電源MAINの電源電圧VDDが基準電圧Vrefより高いか否かを検出するものである。電圧検出器222は、例えば、コンパレータなどを使用して電源電圧VDDと基準電圧Vrefとを比較する。電源電圧VDDが基準電圧Vrefを超える場合には、電圧検出器222は、主電源MAINを使用して、所定電位より高い電位(ハイレベル)の信号を検出信号DETとしてインバータ233および予備電源側出力部215に出力する。一方、電源電圧VDDが基準電圧Vref以下である場合には、電圧検出器222は、電位が所定電位以下(ローレベル)の信号を検出信号DETとしてインバータ233、電源出力端子216および予備電源側出力部215に出力する。
なお、検出信号DETは、特許請求の範囲に記載の第1の制御信号の一例であり、電圧検出器222は、特許請求の範囲に記載の第1の制御信号出力部の一例である。また、電圧検出器222は、電源電圧VDDを分圧せずに基準電圧Vrefと比較しているが、電源電圧VDDを分圧し、分圧した電圧を基準電圧Vrefと比較してもよい。この場合、分圧比をn:1とすると(nは実数)、検出信号DETは、n×Vrefの電圧と電源電圧VDDとを比較した結果を示す。
インバータ233は、検出信号DETを反転するものである。このインバータ233は、例えば、予備電源BATに直列に接続されたp型MOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタおよびn型MOSトランジスタにより実現される。インバータ233は、検出信号DETがローレベルである場合に、予備電源BATを使用してハイレベルの信号を反転信号INVとして主電源側出力部214に出力する。一方、検出信号DETがハイレベルである場合、インバータ233は、ローレベルの信号を反転信号INVとして主電源側出力部214に出力する。なお、反転信号INVは、特許請求の範囲に記載の第2の制御信号の一例であり、インバータ233は、特許請求の範囲に記載の第2の制御信号出力部の一例である。
主電源側出力部214は、反転信号INVがハイレベルであるか否かに応じて、主電源MAINの出力または遮断を行うものである。この主電源側出力部214は、主電源側制御トランジスタ227および抵抗228を備える。
主電源側制御トランジスタ227として、例えば、p型MOSトランジスタが用いられる。主電源側制御トランジスタ227のドレインは主電源側入力端子211に接続され、ソースは、電源出力端子213に接続され、ゲートには反転信号INVが入力される。
この構成により、主電源側制御トランジスタ227は、反転信号INVがローレベルである場合にオン状態に遷移して主電源MAINを出力し、反転信号INVがハイレベルである場合にオフ状態に遷移して主電源MAINを遮断する。
抵抗228の一端は、主電源側制御トランジスタ227のソースに接続され、他端は、主電源側制御トランジスタ227のゲートに接続される。この構成により、ローレベルの反転信号INVの電位(接地電位VSSなど)が比較的高い場合であっても、抵抗228によるソースーゲート間電圧の電圧降下によって、主電源側制御トランジスタ227が確実にオン状態に遷移する。また、反転信号INVの電源が十分になく、出力がハイインピーダンスとなる場合であっても、この電圧降下によって、主電源側制御トランジスタ227が確実にオン状態に遷移する。また、抵抗228は、インバータ233の出力側に接続されているため、抵抗228には予備電源BATからの電流が流れることがなく、電池120の電力消費が抑制される。
予備電源側出力部215は、検出信号DETがハイレベルであるか否かに応じて、予備電源BATの出力または遮断を行うものである。この予備電源側出力部215は、予備電源側制御トランジスタ234および抵抗235を備える。
予備電源側制御トランジスタ234として、例えば、p型MOSトランジスタが用いられる。予備電源側制御トランジスタ234のドレインは予備電源側入力端子212に接続され、ソースは、電源出力端子213に接続され、ゲートには検出信号DETが入力される。
この構成により、予備電源側制御トランジスタ234は、検出信号DETがローレベルである場合にオン状態に遷移して予備電源BATを出力し、検出信号DETがハイレベルである場合にオフ状態に遷移して予備電源BATを遮断する。なお、主電源側出力部214および予備電源側出力部215を備える回路は、特許請求の範囲に記載の電源出力部の一例である。
抵抗235の一端は、予備電源側制御トランジスタ234のソースに接続され、他端は、予備電源側制御トランジスタ234のゲートに接続される。この構成により、ローレベルの検出信号DETの電位(接地電位VSSなど)が比較的高い場合であっても、抵抗235によるソースーゲート間電圧の電圧降下によって、予備電源側制御トランジスタ234が確実にオン状態に遷移する。また、電圧検出器222の電源が十分になく、出力がハイインピーダンスとなる場合であっても、この電圧降下によって、予備電源側制御トランジスタ234が確実にオン状態に遷移する。
[負荷の構成例]
図3は、第1の実施の形態における負荷140の一構成例を示すブロック図である。この負荷140は、主電源側低損失レギュレータ141、CPU(Central Processing Unit)144およびメインメモリ145を備える。また負荷140は、予備電源側低損失レギュレータ142、リアルタイムクロック143、電源管理ユニット146、電源切替スイッチ147およびバックアップメモリ148を備える。
主電源側低損失レギュレータ141は、主電源供給部110からの主電源MAINに基づいて、出力電圧を一定に制御するものである。この主電源側低損失レギュレータ141は、主電源MAINから一定の出力電圧を生成してCPU144、メインメモリ145および電源切替スイッチ147に供給する。
CPU144は、負荷140全体を制御するものである。このCPU144は、電源切替回路200から検出結果DETを受け取る。電源電圧VDDが基準電圧Vref以下である場合には、CPU144は、データのバックアップ処理やリセット処理などの所定の処理を実行する。バックアップ処理においてCPU144は、バックアップ対象のデータをバックアップメモリ148に記憶させる。
メインメモリ145は、CPU144において実行されるプログラムや、処理に必要になるデータを一時的に記憶するための作業領域として用いられる。プログラムを記憶する領域をフラッシュROM(Read Only memory)により構成し、処理に必要になるデータを一次記憶する領域をRAM(Random Access Memory)により構成してもよい。
予備電源側低損失レギュレータ142は、電源切替回路200からの主電源MAINまたは予備電源BATに基づいて、出力電圧を一定に制御するものである。この予備電源側低損失レギュレータ142は、主電源MAINまたは予備電源BATから一定の出力電圧を生成してリアルタイムクロック143、電源管理ユニット146および電源切替スイッチ147に供給する。
リアルタイムクロック143は、主電源MAINまたは予備電源BATが供給されると駆動して、現在時刻を示す現在時刻データを生成するものである。
電源管理ユニット146は、負荷140内のデバイスへの供給電圧を制御するものである。この電源管理ユニット146は、電源切替回路200から検出信号DETを受け取る。電源電圧VDDが基準電圧Vref以下である場合に電源管理ユニット146は、電源切替スイッチ147を制御してバックアップメモリ148への電源の供給元を主電源MAINから予備電源BATへ切り替えさせる。
電源切替スイッチ147は、電源の供給元を切り替えるものである。この電源切替スイッチ147は、2つの入力端子と1つの出力端子とを備える。2つの入力端子の一方は、主電源側低損失レギュレータ141に接続され、他方は予備電源側低損失レギュレータ142に接続される。また、電源切替スイッチ147の出力端子は、バックアップメモリ148に接続される。電源切替スイッチ147は、電源管理ユニット146の制御に従ってバックアップメモリ148への電源の供給元を切り替える。
バックアップメモリ148は、バックアップ対象のデータを記憶するものである。
[電子回路の動作例]
図4は、第1の実施の形態における電源切替回路200の動作を説明するための図である。同図における「H」は電位がハイレベルであることを示し、「L」は電位がローレベルであることを示す。同図におけるaは、電源電圧VDDが基準電圧Vrefより高い場合における電源切替回路200の動作の一例を説明するための図である。
電源電圧VDDが基準電圧Vrefより高い場合、電圧検出器222はハイレベルの検出信号DETを出力し、インバータ233は検出信号DETを反転してローレベルの反転信号INVを出力する。主電源側制御トランジスタ227は、ローレベルの反転信号INVによりオン状態に遷移して主電源MAINを出力し、予備電源側制御トランジスタ234はハイレベルの検出信号DETによりオフ状態に遷移して予備電源BATを遮断する。これにより、主電源MAINのみが負荷140に供給される。
このように、電圧検出器222が主電源MAINのみを使用してハイレベルの検出信号DETを出力するため、予備電源BATの電圧に関わらずに、予備電源側制御トランジスタ234により予備電源BATが遮断される。このため、電源電圧VDDが基準電圧Vrefより高い場合に電池120の電力の消耗が抑制される。
図4におけるbは、主電源MAINの電源電圧VDDが基準電圧Vref以下の場合であり、予備電源BATの電圧が比較的高い場合における電源切替回路200の動作の一例を説明するための図である。
この場合、電源電圧VDDが基準電圧Vref以下であるため、電圧検出器222はローレベルの検出信号DETを出力し、インバータ233は予備電源BATを使用して検出信号DETを反転し、ハイレベルの反転信号INVを出力する。主電源側制御トランジスタ227は、ハイレベルの反転信号INVによりオフ状態に遷移して主電源MAINを遮断し、予備電源側制御トランジスタ234はローレベルの検出信号DETによりオン状態に遷移して予備電源BATを出力する。これにより、予備電源BATのみが負荷140に供給される。
このように、インバータ233が予備電源BATを使用してハイレベルの反転信号INVを出力するため、主電源MAINの電圧が基準電圧Vref以下であっても、主電源MAINが主電源側制御トランジスタ227により適切に遮断される。
ここで、仮に、インバータ233が主電源MAINを使用して、ハイレベルの反転信号INVを出力する構成とした場合、主電源MAINの電圧が基準電圧Vref以下になるとインバータ233はハイレベルの反転信号INVを出力することができなくなる。この結果、主電源MAINが遮断されず、主電源供給部110および電池120が比較的低いインピーダンスの線路を介して接続されてしまう。主電源供給部110および電池120が接続されると、主電源MAINおよび予備電源BATの電圧差が大きいときに、電池120から主電源供給部110へ電流が逆流するおそれがある。
これに対して、図4に例示したようにインバータ233が予備電源BATを使用する構成とすれば、主電源MAINの電圧が基準電圧Vref以下になってもハイレベルの反転信号INVを出力することができるため、主電源MAINが遮断されて、主電源供給部110への逆流が防止される。
なお、主電源MAINおよび予備電源BATの両方の電圧が比較的低い場合には、主電源側制御トランジスタ227および予備電源側制御トランジスタ234がいずれもオン状態となる。
図5は、第1の実施の形態における電子機器100の動作の一例を示すフローチャートである。この動作は、例えば、電子機器100に外部電源が投入された場合、または、電池120が設けられた場合に開始する。電子機器100内の電圧検出器222は、主電源MAINの電源電圧VDDが基準電圧Vrefより高いか否かを検出して検出信号DETを出力する(ステップS901)。また、電子機器100内のインバータ233は、検出信号DETを反転する(ステップS902)。
電子機器100内の主電源側制御トランジスタ227は、反転信号INVに基づいて主電源MAINの出力または遮断を行う(ステップS903)。また、電子機器100内の予備電源側制御トランジスタ234は、検出信号DETに基づいて予備電源BATの出力または遮断を行う(ステップS904)。ステップS904の後、電子機器100はステップS901に戻る。なお、図5において、主電源MAINから予備電源BATへの切り替え後に、データをバックアップする処理は省略されている。
このように、本技術の第1の実施の形態によれば、電圧検出器222が主電源を使用してハイレベルの検出信号を出力するため、予備電源が電圧検出器222において消費されることがなくなり、電池120の消耗を抑制することができる。また、検出信号がローレベルであると、インバータ233が予備電源を使用してハイレベルの反転信号を出力し、主電源側制御トランジスタ227が主電源を遮断するため、主電源の電圧が低下した場合であっても予備電源に切り替えることができる。
[変形例]
第1の実施の形態では、p型MOSトランジスタを電源の切り替えに用いていたが、p型MOSトランジスタの代わりにn型MOSトランジスタを使用してもよい。変形例の電源切替回路200は、n型MOSトランジスタを使用して電源を切り替える点において第1の実施の形態と異なる。
図6は、第1の実施の形態の変形例における電源切替回路200の一構成例を示すブロック図である。変形例の電源切替回路200は、主電源側制御トランジスタ227および予備電源側制御トランジスタ234の代わりに、主電源側制御トランジスタ229および予備電源側制御トランジスタ236を備える点において第1の実施の形態と異なる。
主電源側制御トランジスタ229および予備電源側制御トランジスタ236として、n型MOSトランジスタが用いられる。この場合、主電源側制御トランジスタ229のゲートに検出信号DETが入力され、予備電源側制御トランジスタ236のゲートに反転信号INVが入力される。
なお、電源切替回路200では、MOSトランジスタを使用しているが、主電源や予備電源の出力または遮断を行うことができるものであれば、MOSトランジスタに限定されない。例えば、MOSトランジスタの代わりにバイポーラトランジスタを使用してもよい。
このように、変形例によれば、n型MOSトランジスタを使用して電源を切り替えることができる。
<2.第2の実施の形態>
[電源切替回路の構成例]
第1の実施の形態においては、オフ状態の予備電源側制御トランジスタ234において電流が流れないことを想定していたが、予備電源BATおよび主電源MAINの電位差によっては、電流が流れてしまうことがある。これは、半導体素子の構造上の原因によって、予備電源側制御トランジスタ234のドレイン−バックゲート間において、アノードをドレイン側とし、カソードをバックゲート側とする寄生ダイオードが形成されてしまうことがあるためである。ドレイン−ソース間の電圧が寄生ダイオードの順方向電圧VFより高くなると、オフ状態の予備電源側制御トランジスタ234において、この寄生ダイオードを介して予備電源BATが負荷140に出力されてしまうおそれがある。
例えば、主電源MAINの電圧が1.8V、予備電源BATの電圧が3.3Vであり、順方向電圧VFが0.7Vである場合、予備電源BATおよび主電源MAINの電位差が0.7Vを超えるため、予備電源BATが電源出力端子213から出力されてしまう。第2の実施の形態の電源切替回路200は、予備電源側制御トランジスタ234の寄生ダイオードが電流を抑制する方向に対して逆方向に電流を抑制する寄生ダイオードが形成されるトランジスタを設けた点において第1の実施の形態と異なる。
図7は、第2の実施の形態における電源切替回路200の一構成例を示すブロック図である。第2の実施の形態の電源切替回路200は、予備電源側出力部215内に抵抗231および予備電源側整流トランジスタ232をさらに設けた点において第1の実施の形態と異なる。
予備電源側整流トランジスタ232は、ドレイン−バックゲート間において、アノードをドレイン側とし、カソードをバックゲート側とする寄生ダイオードが形成されるトランジスタである。この予備電源側整流トランジスタ232のソースは予備電源側入力端子212に接続され、ドレインは予備電源側制御トランジスタ234のドレインに接続され、ゲートには検出信号DETが入力される。
このような構成により、予備電源側制御トランジスタ234の寄生ダイオードが電流を抑制する方向に対して逆方向に電流を抑制する寄生ダイオードが予備電源側整流トランジスタ232に形成される。これにより、主電源MAINおよび予備電源BATの電位差が順方向電圧VFより高い場合であっても、予備電源側整流トランジスタ232の寄生ダイオードにより、オフ状態の予備電源側制御トランジスタ234において電流が流れてしまうことが防止される。この結果、電池120の電力の消耗がさらに抑制される。
抵抗231の一端は、予備電源側整流トランジスタ232のソースに接続され、他端は予備電源側整流トランジスタ232のゲートに接続される。これにより、ローレベルの検出信号DETの電位(接地電位VSSなど)が比較的高い電位であっても、また、電圧検出器222の電源が十分になく、出力がハイインピーダンスとなる場合であっても予備電源側整流トランジスタ232が確実にオン状態に遷移する。
図8は、第2の実施の形態における電源切替回路の動作を説明するための図である。同図における「H」は電位がハイレベルであることを示し、「L」は電位がローレベルであることを示す。同図におけるaは、電源電圧VDDが基準電圧Vrefより高い場合における電源切替回路200の動作の一例を説明するための図である。
電源電圧VDDが基準電圧Vrefより高い場合、電圧検出器222はハイレベルの検出信号DETを出力し、予備電源側整流トランジスタ232はオフ状態に遷移する。この予備電源側整流トランジスタ232の寄生ダイオードの整流方向は、予備電源側制御トランジスタ234の寄生ダイオードの整流方向と逆向きであるため、予備電源が出力端子213へ出力されてしまうおそれがなくなる。
図8におけるbは、主電源MAINの電源電圧VDDが基準電圧Vref以下の場合であり、予備電源BATの電圧が比較的高い場合における電源切替回路200の動作の一例を説明するための図である。この場合、電圧検出器222はローレベルの検出信号DETを出力し、予備電源側整流トランジスタ232はオン状態に遷移する。
このように、本技術の第2の実施の形態によれば、予備電源側制御トランジスタの寄生ダイオードと整流方向が逆の寄生ダイオードが形成されるトランジスタを設けたため、オフ状態の予備電源側制御トランジスタにおいて電流が流れることを防止できる。これにより、電池120の消耗をさらに抑制することができる。また、主電源MAINと予備電源BATが低インピーダンスで繋がり、意図しない電源の充電、例えば電源の過充電になるケースを防ぐ事が出来る。
<3.第3の実施の形態>
[電源切替回路の構成例]
第1の実施の形態においては、オフ状態の主電源側制御トランジスタ227において電流が流れないことを想定していたが、予備電源BATおよび主電源MAINの電位差によっては、電流が流れてしまうことがある。これは、半導体素子の構造上の原因によって、主電源側制御トランジスタ227のドレイン−バックゲート間において、アノードをドレイン側とし、カソードをバックゲート側とする寄生ダイオードが形成されてしまうことがあるためである。第3の実施の形態の電源切替回路200は、主電源側制御トランジスタ227の寄生ダイオード電流を抑制する方向に対して逆方向に電流を抑制する寄生ダイオードが形成されるトランジスタを設けた点において第1の実施の形態と異なる。
図9は、第3の実施の形態における電源切替回路200の一構成例を示すブロック図である。第3の実施の形態の電源切替回路200は、主電源側出力部214内にインバータ223、抵抗224、主電源側整流トランジスタ225およびインバータ226をさらに設けた点において第1の実施の形態と異なる。
インバータ223は主電源MAINを使用して検出信号DETを反転して反転信号INVとして主電源側整流トランジスタ225およびインバータ226へ出力するものである。
主電源側整流トランジスタ225は、ドレイン−バックゲート間において、アノードをドレイン側とし、カソードをバックゲート側とする寄生ダイオードが形成されるトランジスタである。この主電源側整流トランジスタ225のソースは主電源側入力端子211に接続され、ドレインは主電源側制御トランジスタ227のドレインに接続され、ゲートには反転信号INVが入力される。
このような構成により、主電源側制御トランジスタ227の寄生ダイオードが電流を抑制する方向に対して逆方向に電流を抑制する寄生ダイオードが主電源側整流トランジスタ225に形成される。これにより、主電源MAINおよび予備電源BATの電位差が順方向電圧VFより高い場合であっても、オフ状態の主電源側制御トランジスタ227において電流が流れてしまうことが防止される。これにより、電源切替時に、負荷140が誤動作するおそれがなくなる。
抵抗224の一端は、主電源側整流トランジスタ225のソースに接続され、他端は主電源側整流トランジスタ225のゲートに接続される。これにより、ローレベルの反転信号INVの電位(接地電位VSSなど)が比較的高い電位であっても、また、電圧検出器222の電源が十分になく、出力がハイインピーダンスとなる場合であっても主電源側整流トランジスタ225が確実にオン状態に遷移する。
インバータ226は、主電源MAINを使用して反転信号INVを反転して検出信号DETとして予備電源側制御トランジスタ234へ出力するものである。
図10は、第3の実施の形態における電源切替回路の動作を説明するための図である。同図における「H」は電位がハイレベルであることを示し、「L」は電位がローレベルであることを示す。同図におけるaは、電源電圧VDDが基準電圧Vrefより高い場合における電源切替回路200の動作の一例を説明するための図である。
電源電圧VDDが基準電圧Vrefより高い場合、インバータ223はローレベルの反転信号INVを出力し、主電源側整流トランジスタ225はオン状態に遷移する。
図10におけるbは、主電源MAINの電源電圧VDDが基準電圧Vref以下の場合であり、予備電源BATの電圧が比較的高い場合における電源切替回路200の動作の一例を説明するための図である。この場合、インバータ223はハイレベルの反転信号INVを出力し、主電源側整流トランジスタ225はオフ状態に遷移する。また、インバータ233はハイレベルの反転信号INVを出力し、主電源側制御トランジスタ227もオフ状態に遷移する。主電源側整流トランジスタ225の寄生ダイオードの整流方向は、主電源側制御トランジスタ227の寄生ダイオードの整流方向と逆向きであるため、主電源が出力端子213へ出力されてしまうおそれがなくなる。
このように、本技術の第3の実施の形態によれば、主電源側制御トランジスタの寄生ダイオードと整流方向が逆の寄生ダイオードが形成されるトランジスタを設けたため、オフ状態の主電源側制御トランジスタにおいて電流が流れることを防止できる。これにより、電源切替時に、負荷140が誤動作するおそれがなくなる。また、主電源MAINと予備電源BATが低インピーダンスで繋がり、意図しない電源の充電、例えば電源の過充になるケースを防ぐ事が出来る。
<4.第4の実施の形態>
[電源切替回路の構成例]
第2および第3の実施の形態では、主電源側整流トランジスタ225および予備電源側整流トランジスタ232の一方のみを設ける構成としているが、これらを両方とも設けてもよい。
図11は、第4の実施の形態における電源切替回路200の一構成例を示すブロック図である。第4の実施の形態の電源切替回路200は、主電源側整流トランジスタ225および予備電源側整流トランジスタ232を両方とも備える点において第2および第3の実施の形態と異なる。
このように、第4の実施の形態によれば、主電源側整流トランジスタ225および予備電源側整流トランジスタ232を備えるため、オフ状態の主電源側制御トランジスタおよび予備電源側制御トランジスタにおいて電流が流れることを防止できる。これにより、電池120の消耗をさらに抑制するとともに電源切替時に負荷140が誤動作することを防止することができる。また、主電源MAINと予備電源BATが低インピーダンスで繋がり、意図しない電源の充電、例えば電源の過充電になるケースを防ぐ事が出来る。
<5.第5の実施の形態>
[電源切替回路の構成例]
第4の実施の形態では、主電源側制御トランジスタ227および予備電源側制御トランジスタ234が両方ともオン状態にならないことを想定しているが、これらのトランジスタが両方ともオン状態になることがある。例えば、反転信号INVは、インバータ233の分、検出信号DETに対して遅延するため、その遅延時間の間、主電源側制御トランジスタ227および予備電源側制御トランジスタ234が両方ともオン状態になる。この間において、主電源MAINおよび予備電源BATの電位差が大きいと、それらの電源の一方から他方に電流が逆流するおそれがある。
第5の実施の形態の電源切替回路200は、主電源側制御トランジスタ227および予備電源側制御トランジスタ234が両方ともオン状態にならないように、検出信号DETを遅延させた点において第4の実施の形態と異なる。
図12は、第5の実施の形態における電源切替回路200の一構成例を示すブロック図である。第5の実施の形態の電源切替回路200は、遅延部240をさらに備える点において第4の実施の形態と異なる。
遅延部240は、主電源MAINを使用して検出信号DETを反転信号INVに対して遅延させるものである。遅延部240は、遅延させた検出信号DETをインバータ223に出力する。
図13は、第5の実施の形態における遅延部240の一構成例を示すブロック図である。この遅延部240は、インバータ241および242などの偶数個のインバータを備える。これらのインバータは電圧検出器222とインバータ223との間において直列に接続される。
なお、遅延部240は、偶数個のインバータにより検出信号DETを遅延させる構成としているが、検出信号DETが遅延するのであれば、この構成に限定されない。遅延部240は、例えば、直列に接続された1つ以上のバッファを備え、それらのバッファにより検出信号DETを遅延させてもよい。
図14は、第5の実施の形態における電源切替回路200の動作の一例を示すタイミングチャートである。電圧検出器222がローレベルの検出信号DETを時刻T1において出力したものとする。時刻T1以降の時刻T2において、ハイレベルの反転信号INVにより、主電源側制御トランジスタ227がオン状態からオフ状態に遷移する。そして、時刻T1から遅延部240とインバータ223および226とによる遅延時間が経過した時刻T3において、ローレベルの検出信号DETにより予備電源側制御トランジスタ234がオフ状態からオン状態に遷移する。
検出信号DETの遅延により、予備電源側制御トランジスタ234がオン状態になる時刻が遅延するため、時刻T2からT3までの間において主電源側制御トランジスタ227および予備電源側制御トランジスタ234が両方ともオフ状態になる。これにより、主電源MAINおよび予備電源BATの一方から他方への逆流が防止される。
このように、第5の実施の形態によれば、検出信号DETを反転信号INVよりも遅延させたため、その遅延時間の間において、主電源側制御トランジスタ227および予備電源側制御トランジスタ234が両方ともオフ状態になる。これにより、主電源MAINおよび予備電源BATの一方から他方への逆流が防止される。
[変形例]
第5の実施の形態では、検出信号DETを遅延させていたが、検出信号DETの代わりに反転信号INVを遅延させてもよい。切替時に主電源MAINおよび予備電源BATの電位差があまり大きくない場合や、逆流防止回路が設けられている場合などには、主電源側制御トランジスタおよび予備電源側制御トランジスタが両方ともオン状態になっても逆流が生じるおそれがない。主電源側制御トランジスタ227および予備電源側制御トランジスタ234が両方ともオン状態の期間が長いと、その期間の分、コンデンサ130の容量を削減することができる。第5の実施の形態の変形例の電源切替回路200は、検出信号DETの代わりに反転信号INVを遅延させる点において第5の実施の形態と異なる。
図15は、第5の実施の形態の変形例における電源切替回路200の一構成例を示すブロック図である。第5の実施の形態の電源切替回路200は、遅延部240が、電圧検出器222とインバータ233との間に挿入され、予備電源BATを使用する点において第4の実施の形態と異なる。この構成により、反転信号INVが遅延する。
図16は、第5の実施の形態の変形例における電源切替回路200の動作の一例を示すタイミングチャートである。電圧検出器222がローレベルの検出信号DETを時刻T1において出力したものとする。時刻T1以降の時刻T4において、ローレベルの検出信号DETにより予備電源側制御トランジスタ234がオフ状態からオン状態に遷移する。そして、時刻T1から遅延部240とインバータ233とによる遅延時間が経過した時刻T5において、ハイレベルの反転信号INVにより主電源側制御トランジスタ227がオン状態からオフ状態に遷移する。
反転信号INVの遅延により、主電源側制御トランジスタ227がオフ状態になる時刻が遅延するため、時刻T4からT5までの間において主電源側制御トランジスタ227および予備電源側制御トランジスタ234が両方ともオン状態になる。これにより、コンデンサ130の容量を削減することができる。
このように、第5の実施の形態の変形例によれば、反転信号INVを検出信号DETよりも遅延させたため、その遅延時間の間において、主電源側制御トランジスタ227および予備電源側制御トランジスタ234が両方ともオン状態になる。これにより、コンデンサ130の容量を削減することができる。
<6.第6の実施の形態>
[電源切替回路の構成例]
第5の実施の形態では、インバータにより信号を遅延させていたが、コンデンサおよびインピーダンスからなるRC回路により信号を遅延させてもよい。第6の実施の形態の電源切替回路200は、RC回路により信号を遅延させる点において第5の実施の形態と異なる。
図17は、第6の実施の形態の変形例における電源切替回路200の一構成例を示すブロック図である。第6の実施の形態の電源切替回路200は、遅延部240の代わりに遅延部250を備える点において第5の実施の形態と異なる。遅延部250は、RC回路により反転信号INVを遅延させるものである。
図18は、第6の実施の形態における遅延部250の一構成例を示すブロック図である。遅延部250は、抵抗251およびコンデンサ252を備える。抵抗251の一端は、インバータ233に接続され、他端は、コンデンサ252および主電源側制御トランジスタ227に接続される。コンデンサ252の一端は、抵抗251および主電源側制御トランジスタ227に接続され、他端には接地電位VSSが印加される。
抵抗251およびコンデンサ252を備えるRC回路により、反転信号INVの電位は時間に伴って徐々に変化する。例えば、遅延部240の出力電圧Vcは、次の式により表される。Vcの単位は例えばボルト(V)である。
Vc=Vin(1−e(-t/RC)) ・・・式1
上式において、Vinは、遅延部250の入力電圧であり、単位は例えばボルト(V)である。tは、Vinが変化した時点からの経過時間であり、単位は例えば秒(s)である。Rは、抵抗251の抵抗値であり、単位は例えばオーム(Ω)である。Cは、コンデンサ252の容量であり、単位は例えば、ファラッド(F)である。式1に例示したように、電位が徐々に変化するため、電位の急激な変動を抑制することができる。また、電源切替回路200の外側のコンデンサ130の容量を削減することができる。
なお、遅延部250は、反転信号INVを遅延させているが、反転信号INVの代わりに検出信号DETを遅延させてもよい。また、遅延部250は、反転信号INVおよび検出信号DETの両方を遅延させてもよい。
このように、第6の実施の形態の変形例によれば、RC回路により信号を遅延させるため、電圧の急激な変動を抑制することができる。
なお、上述の実施の形態は本技術を具現化するための一例を示したものであり、実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本技術の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、上述の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disc)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標)Disc)等を用いることができる。
なお、本技術は以下のような構成もとることができる。
(1)主電源の電源電圧が所定の基準電圧を超える場合には前記主電源を使用して所定の電位を超える信号を第1の制御信号として出力する第1の制御信号出力部と、
前記第1の制御信号の電位が前記所定の電位を超えない場合には電池からの予備電源を使用して前記所定の電位を超える信号を第2の制御信号として出力する第2の制御信号出力部と、
前記第1の制御信号が前記所定の電位を超える場合には前記主電源を出力し、前記第2の制御信号が前記所定の電位を超える場合には前記予備電源を出力する出力制御部と
を具備する電源切替回路。
(2)前記電源出力部は、
前記第1および第2の制御信号のいずれか一方である主電源側制御信号の電位が前記所定電位を超えるか否かに応じて前記主電源の出力または遮断を行う主電源側出力部と、
前記第1および第2の制御信号の他方である予備電源側制御信号の電位が前記所定電位を超えるか否かに応じて前記予備電源の出力または遮断を行う予備電源側出力部とを備える前記(1)記載の電源切替回路。
(3)前記予備電源側出力部は、
第1の予備電源側寄生ダイオードが形成されて前記予備電源側制御信号の電位が前記所定電位を超えるか否かにより前記予備電源の出力または遮断を行う予備電源側制御トランジスタと、
前記第1の予備電源側寄生ダイオードが電流を抑制する方向に対して逆の方向に電流を抑制する第2の予備電源側寄生ダイオードが形成される予備電源側整流トランジスタとを備える前記(2)記載の電源切替回路。
(4)前記主電源側出力部は、
第1の主電源側寄生ダイオードが形成されて前記主電源側制御信号の電位が前記所定電位を超えるか否かにより前記主電源の出力または遮断を行う主電源側制御トランジスタと、
前記第1の主電源側寄生ダイオードが電流を抑制する方向に対して逆の方向に電流を抑制する第2の主電源側寄生ダイオードが形成される主電源側整流トランジスタとを備える前記(2)または(3)記載の電源切替回路。
(5)前記第1および第2の制御信号の一方を他方に対して遅延させる遅延部をさらに具備する前記(1)から(4)のいずれかに記載の電源切替回路。
(6)前記第1の制御信号出力部は、前記電源電圧が前記基準電圧を超えない場合には所定の電位を超えない信号を前記第1の制御信号として出力し、
前記第2の制御信号出力部は、前記第1の制御信号の電位が前記所定の電位を超える場合には前記所定の電位を超えない信号を前記第2の制御信号として出力する前記(1)から(5)のいずれかに記載の電源切替回路。
(7)主電源を使用して前記主電源を検出して検出信号を出力する電圧検出器と、
前記電圧検出器により出力された前記検出信号を電池からの予備電源を使用して反転して反転信号として出力するインバータと、
前記検出信号および前記反転信号の一方に基づいて前記主電源を出力または遮断する主電源側制御トランジスタと、
前記検出信号および前記反転信号の他方に基づいて前記予備電源を出力または遮断する予備電源側制御トランジスタと
を具備する電源切替回路。
(8)主電源を供給する主電源供給部と、
予備電源を供給する電池と、
前記主電源の電源電圧が所定の基準電圧を超える場合には前記主電源を使用して所定の電位を超える信号を第1の制御信号として出力する第1の制御信号出力部と、
前記第1の制御信号の電位が前記所定の電位を超えない場合には前記予備電源を使用して前記所定の電位を超える信号を第2の制御信号として出力する第2の制御信号出力部と、
前記第1の制御信号が前記所定の電位を超える場合には前記主電源を出力し、前記第2の制御信号が前記所定の電位を超える場合には前記予備電源を出力する電源出力部と
を具備する電子機器。
(9)第1の制御信号出力部が、主電源の電源電圧が所定の基準電圧を超える場合には前記主電源を使用して所定の電位を超える信号を第1の制御信号として出力する第1の制御信号出力手順と、
第2の制御信号出力部が、前記第1の制御信号の電位が前記所定の電位を超えない場合には電池からの予備電源を使用して前記所定の電位を超える信号を第2の制御信号として出力する第2の制御信号出力手順と、
電源出力部が、前記第1の制御信号が前記所定の電位を超える場合には前記主電源を出力し、前記第2の制御信号が前記所定の電位を超える場合には前記予備電源を出力する出力制御手順と
を具備する電源切替回路の制御方法。
100 電子機器
110 主電源供給部
120 電池
130、252 コンデンサ
140 負荷
141 主電源側低損失レギュレータ
142 予備電源側低損失レギュレータ
143 リアルタイムクロック
144 CPU
145 メインメモリ
146 電源管理ユニット
147 電源切替スイッチ
148 バックアップメモリ
200 電源切替回路
211 主電源側入力端子
212 予備側入力端子
213 電源出力端子
214 主電源側出力部
215 予備電源側出力部
216 検出信号出力端子
221 基準電圧生成部
222 電圧検出器
223、226、233、241、242 インバータ
224、228、231、235、251 抵抗
225 主電源側整流トランジスタ
227、229 主電源側制御トランジスタ
232 予備電源側整流トランジスタ
234、236 予備電源側制御トランジスタ
240、250 遅延部

Claims (9)

  1. 主電源の電源電圧が所定の基準電圧を超える場合には前記主電源を使用して所定の電位を超える信号を第1の制御信号として出力する第1の制御信号出力部と、
    前記第1の制御信号の電位が前記所定の電位を超えない場合には電池からの予備電源を使用して前記所定の電位を超える信号を第2の制御信号として出力する第2の制御信号出力部と、
    前記第1の制御信号が前記所定の電位を超える場合には前記主電源を出力し、前記第2の制御信号が前記所定の電位を超える場合には前記予備電源を出力する電源出力部と
    を具備する電源切替回路。
  2. 前記電源出力部は、
    前記第1および第2の制御信号のいずれか一方である主電源側制御信号の電位が前記所定電位を超えるか否かに応じて前記主電源の出力または遮断を行う主電源側出力部と、
    前記第1および第2の制御信号の他方である予備電源側制御信号の電位が前記所定電位を超えるか否かに応じて前記予備電源の出力または遮断を行う予備電源側出力部とを備える請求項1記載の電源切替回路。
  3. 前記予備電源側出力部は、
    第1の予備電源側寄生ダイオードが形成されて前記予備電源側制御信号の電位が前記所定電位を超えるか否かにより前記予備電源の出力または遮断を行う予備電源側制御トランジスタと、
    前記第1の予備電源側寄生ダイオードが電流を抑制する方向に対して逆の方向に電流を抑制する第2の予備電源側寄生ダイオードが形成される予備電源側整流トランジスタとを備える請求項2記載の電源切替回路。
  4. 前記主電源側出力部は、
    第1の主電源側寄生ダイオードが形成されて前記主電源側制御信号の電位が前記所定電位を超えるか否かにより前記主電源の出力または遮断を行う主電源側制御トランジスタと、
    前記第1の主電源側寄生ダイオードが電流を抑制する方向に対して逆の方向に電流を抑制する第2の主電源側寄生ダイオードが形成される主電源側整流トランジスタとを備える請求項2記載の電源切替回路。
  5. 前記第1および第2の制御信号の一方を他方に対して遅延させる遅延部をさらに具備する請求項1記載の電源切替回路。
  6. 前記第1の制御信号出力部は、前記電源電圧が前記基準電圧を超えない場合には所定の電位を超えない信号を前記第1の制御信号として出力し、
    前記第2の制御信号出力部は、前記第1の制御信号の電位が前記所定の電位を超える場合には前記所定の電位を超えない信号を前記第2の制御信号として出力する請求項1記載の電源切替回路。
  7. 主電源を使用して前記主電源を検出して検出信号を出力する電圧検出器と、
    前記電圧検出器により出力された前記検出信号を電池からの予備電源を使用して反転して反転信号として出力するインバータと、
    前記検出信号および前記反転信号の一方に基づいて前記主電源を出力または遮断する主電源側制御トランジスタと、
    前記検出信号および前記反転信号の他方に基づいて前記予備電源を出力または遮断する予備電源側制御トランジスタと
    を具備する電源切替回路。
  8. 主電源を供給する主電源供給部と、
    予備電源を供給する電池と、
    前記主電源の電源電圧が所定の基準電圧を超える場合には前記主電源を使用して所定の電位を超える信号を第1の制御信号として出力する第1の制御信号出力部と、
    前記第1の制御信号の電位が前記所定の電位を超えない場合には前記予備電源を使用して前記所定の電位を超える信号を第2の制御信号として出力する第2の制御信号出力部と、
    前記第1の制御信号が前記所定の電位を超える場合には前記主電源を出力し、前記第2の制御信号が前記所定の電位を超える場合には前記予備電源を出力する電源出力部と
    を具備する電子機器。
  9. 第1の制御信号出力部が、主電源の電源電圧が所定の基準電圧を超える場合には前記主電源を使用して所定の電位を超える信号を第1の制御信号として出力する第1の制御信号出力手順と、
    第2の制御信号出力部が、前記第1の制御信号の電位が前記所定の電位を超えない場合には電池からの予備電源を使用して前記所定の電位を超える信号を第2の制御信号として出力する第2の制御信号出力手順と、
    電源出力部が、前記第1の制御信号が前記所定の電位を超える場合には前記主電源を出力し、前記第2の制御信号が前記所定の電位を超える場合には前記予備電源を出力する出力制御手順と
    を具備する電源切替回路の制御方法。
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