JP2015009954A - エレベータのドア制御装置 - Google Patents

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信吾 久保
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Abstract

【課題】ドアが全閉した際の互いのドアの衝突による衝撃を抑制するとともに、乗り場ドアのドアロック機構を確実に動作させること。
【解決手段】かごドアを駆動するモータ7と、かごドアに連係して動作する乗り場ドアと、乗り場ドアを常にドア閉方向への力を加えるドアクローザと、モータに供給される電源1と、を備えたエレベータにおいて、電源の喪失有無を検知する電磁接触器2,3を設け、モータ7への電源の各供給経路に対して電磁接触器2,3の接点2a,2b,3a,3bを介した短絡回路を設け、電磁接触器により電源の喪失を検知したときに、短絡回路を接点により短絡してモータ7への発電制動力を発生させ、電源喪失の所定時間経過後であってかごドアが閉鎖する前に、電磁接触器3の接点3a,3bにより短絡回路を開放して発電制動力をなくしてドアクローザの自閉力で乗り場ドアを閉じること。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータのドア制御装置に係わり、特に停電などの状況が発生した場合に確実にドアを施錠するために好適なドア制御装置に関する。
一般的に、エレベータのドアにおいてはかごが乗り場階に到着したときに、かごドアと乗り場ドアが係合し、ドアモータにてかごドアを駆動することによりドアの開閉が行なわれている。さらに、乗り場ドアには、安全の為にドアが閉じる方向に力が加わり自閉するようにドアクローザが設けられている。
上述した一般的なエレベータにおいて、停電等によりドアモータへの給電が断たれた場合、ドアクローザによる乗り場ドア側の自閉力によりドアが戸閉じ方向に増速し、減速しないままに戸当たり部に向かうため、乗り場ドアが全閉した際にドアが互いに衝突し大きな衝撃が発生する。
そこで、乗り場ドアの開閉中又は全開中に電源が停電した場合に、乗り場ドアを微速で閉じる従来技術として、例えば特許文献1に示すように、ドアモータの端子間を抵抗器を介して短絡し、ドアモータに発電制動力を発生させて乗り場ドアを減速させることが提案されている。
特開2003−261281号公報
従来、エレベータのドアの閉端には、乗り場ドア側から容易に開けられないように乗り場ドア側に機械的なロック機構を設けている。本来は停電等によりドアへの電源供給が断たれた場合でも、ドアクローザにより乗り場ドア及びかごドアに自閉力を付与し、確実にドアロック機構を動作させるようにしている。
しかし、特許文献1に開示されているようなエレベータのドア装置では、仮に現地のドアの走行条件が悪く、ドアクローザによる自閉力が弱まっているような状態においては、かごドアに発電制動力が加わることにより自閉力が更に弱まり、ドアをロックさせるために必要な自閉力が与えられず、閉端の機械的なドアロック機構が動作しないおそれがある。このドアロック機構を確実に動作させるためには、ドアの閉端付近において、ドアロック機構が動作する際の抵抗力に打ち勝つだけのドア自閉力が必要とされるのである。
本発明の目的は、ドアが全閉した際の互いのドアの衝突による衝撃を抑制するとともに、乗り場ドアのドアロック機構を確実に動作させるエレベータのドア制御装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は主として次のような構成を採用する。
かごドアを駆動するモータと、前記かごドアに連係して動作する乗り場ドアと、前記乗り場ドアを常にドア閉方向への力を加えるドアクローザと、前記モータに供給される電源と、を備えたエレベータにおいて、前記電源の喪失有無を検知する電磁接触器を設け、前記モータへの電源の各供給経路に対して前記電磁接触器の接点を介した短絡回路を設け、前記電磁接触器により前記電源の喪失を検知したときに、前記短絡回路を前記接点により短絡して前記モータへの発電制動力を発生させ、前記電源喪失の所定時間経過後であって前記かごドアが閉鎖する前に、前記電磁接触器の接点により前記短絡回路を開放して前記発電制動力をなくして前記ドアクローザの自閉力で前記乗り場ドアを閉じる構成とする。
また、かごドアを駆動するモータと、前記かごドアに連係して動作する乗り場ドアと、前記乗り場ドアを常にドア閉方向への力を加えるドアクローザと、前記モータに供給される電源と、を備えたエレベータにおいて、前記電源の喪失有無を検知する電磁接触器を設け、前記モータへの電源の各供給経路に対して前記電磁接触器の接点を介した短絡回路を設け、前記かごドアの閉鎖方向の所定位置に達したときに動作するドア位置感知スイッチを設け、前記電磁接触器により前記電源の喪失を検知したときに、前記短絡回路を前記接点により短絡して前記モータへの発電制動力を発生させ、前記ドア位置感知スイッチの動作による当該スイッチの接点により前記短絡回路を開放して前記発電制動力をなくして前記ドアクローザの自閉力で前記乗り場ドアを閉じる構成とする。
本発明によれば、ドアを発電制動力にて減速させた後、一定期間後に発電制動力を解除又は減少させることで、乗り場ドアの自閉力により乗り場ドアを確実に施錠することができ、安全性の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係るエレベータのドア制御装置における第1実施例の回路構成を示す図である。 本実施形態に係るエレベータのドア制御装置における第1実施例の機器構成を示す図である。 本実施形態に係るエレベータのドア制御装置における第2実施例の回路構成を示す図である。 本実施形態に係るエレベータのドア制御装置における第2実施例のドア位置感知スイッチの動作前の機器構成を示す図である。 本実施形態に係るエレベータのドア制御装置における第2実施例のドア位置感知スイッチの動作時の機器構成を示す図である。 本実施形態に係るエレベータのドア制御装置における第3実施例の回路構成を示す図である。
本発明の実施形態に係るエレベータのドア制御装置について、第1実施例〜第3実施例を提示して図1〜図6を参照しながら以下説明する。第1実施例は図1と図2に回路構成と機器構成を示し、第2実施例は図3と図4及び図5に回路構成と機器構成を示し、第3実施例は図6に回路構成を示す。
本実施形態の第1の実施例について図1と図2とを用いて説明する。図1と図2において、1は交流電源、2は電磁接触器、2a,2bは電磁接触器2の常閉接点(電磁接触器2に電流を流したときに接点が開く)、3はタイマー機能付き電磁接触器、3a,3bは電磁接触器3の常開接点、4はコンバータ回路、5は平滑コンデンサ、6はインバータ回路、7はドアモータ(かごドアを開閉するモータで永久磁石式同期電動機)、8はドアモータ7の回転軸に取付けれた磁極位置検出装置、9と10は電流検出器、14はドア制御回路、43a,43bは従動プーリ、44a,44bはかごドアパネル、45は駆動ベルト、46a,46bはベルト掴み、をそれぞれ表す。
ここで、電磁接触器3はタイマー機能を有する電磁接触器であり、接点3aと3bは電磁接触器3の常開接点(電磁接触器3に電流が流れているときに接点3a,3bが閉)である。電磁接触器3は電源が供給された場合に即時に接点を閉じ、電源が遮断された場合には所定の時限が経過後に接点を開くものである。また、かごドアモータ(以下、ドアモータとも称する)7に電力を供給する電線にはドアモータ7への電流を検知する電流検出器9,10を設けている。
ドア制御回路14は、ドアモータ7に接続された磁極位置検出装置8からの磁極位置データと、電流検出器9と10からの電流帰還値とを基にインバータ回路6を制御し、ドアモータ7の回転を制御する機能を有する。また、ドアモータ7には従動プーリ43a,43bを介して駆動ベルト45が掛けられており、ドアモータ7の回転により駆動ベルト45が駆動され、ベルト掴み46a,46bにより駆動ベルト45に固設されたドアパネル44a,44bがドアモータ7の回転により開閉動作を行なう。ここで、かごドアの駆動装置は、図1に示す回路構成と図2に示す機器構成とから成り立っている。
次に、本発明の実施形態に係るエレベータのドア制御装置における、上述した回路構成及び機器構成による通常時のドア制御の動作について、以下説明する。コンバータ回路4は交流電源1より供給された交流電圧を直流電圧に変換し、平滑コンデンサ5によりリップルを除去した後にインバータ回路6に供給している。
電磁接触器2及び電磁接触器3は電源電圧1により付勢されているため、ドアモータ7に接続されている短絡回路の接点2aと2bは開状態であり、ドアモータ7の端子間の短絡回路は形成されない。よって、ドアモータ7はドア制御装置14の指示により回転を制御されることとなる。
続いて、上述した回路構成及び機器構成による停電時のドア制御の動作について説明する。停電時には、交流電源1からの供給が途絶えるため電磁接触器2は即時に付勢解除され、電磁接触器2の接点2aと2bは閉状態となり、さらに、接点3aと3bはタイマー機能付きの常開接点であるので停電から所定時間が経過するまでは閉じている。したがって、ドアモータ7の端子間には短絡回路が形成される。
この短絡回路が形成されることにより、ドアモータ7に発電制動力が発生し、開いていたドアパネル44aと44bとが自閉力により閉じてきた場合(一例として、特許文献1に示すようにおもりによりドアパネルは自閉力で閉じる)、ドアモータ7はドアパネル44a,44bの移動速度を減速する。
そして、停電時の付勢解除時から接点動作時までに所定の時限を持つ電磁接触器3が所定期間後に動作することにより(電磁接触器3のタイマー機能の動作により)、接点3aと3bとが開状態となり短絡回路が開放されることにより、ドアモータ7に発電制動力は発生しなくなるため、ドアパネル44aと44bは自閉力により確実に閉まり、安全装置である機械的なドアロック装置が動作する。
このように、電源が喪失した場合に、喪失直後にかごドアモータの端子を短絡して当該モータに発電制動力を発生させてかごドアの急激な閉じ動作を抑制するとともに、かごドアが閉じる直前に電磁接触器のタイマー機能でモータの短絡回路が開放されて発電制動力を無くして、確実にドアのドアロック装置を動作させることができる。
本実施形態の第2の実施例について、図3と図4と図5とを用いて説明する。図3は本実施形態に係るエレベータのドア制御装置における第2実施例の回路構成を示す図であり、図4は本実施形態に係るエレベータのドア制御装置における第2実施例のドア位置感知スイッチの動作前の機器構成を示す図であり、図5は本実施形態に係るエレベータのドア制御装置における第2実施例のドア位置感知スイッチの動作時の機器構成を示す図である。
図面において、41はドア位置感知スイッチ、42はローラ乗り上げカム、41a,41bはドア位置感知スイッチ接点をそれぞれ表し、実施例1と共通の符号をもつものは実施例1と同様の機能を奏するものである。
本実施形態の第2実施例は、実施例1におけるタイマー機能を有する電磁接触器3に代えて、かごドアパネル(以下、ドアパネルとも称する)44aと44bとが所定の位置に達した際に動作するドア位置感知スイッチ41を使用することにより、かごドアパネル44a,44bの自閉動作時の速度制御を行うものである。
ドア位置感知スイッチ41を設置する構成例を図4と図5に示す。図2に示すかごドアの構成に加えて、図4と図5とにおいては、ドア位置感知スイッチ41と、駆動ベルト45の上部に設けられ駆動ベルト45と共に移動するローラ乗り上げカム42とが追加された構成である。ここで、ドア位置感知スイッチ41の接点は2つ又は3つあり(図3の構成例では41a,41bの2つの接点がある)、それぞれが独立して設けられているものとする。
ドアパネル44aと44bとが大きく開いている場合は、図4に示すように、駆動ベルト45上のローラ乗り上げカム42はドア位置感知スイッチ41に対して離れており、ドア位置感知スイッチ41は動作せず、接点41aと41bとは通常では閉となっている。すなわち、ドアパネル44a,44bが大きく開いている場合は接点41a,41bは閉状態である。ドアパネル44aと44bとが自閉力で閉まりローラ乗り上げカム42がドア位置感知スイッチ41に対して図5に示すような所定の位置となったときにローラの乗り上げカム42がドア位置感知スイッチ41を動作させる。ここで、前記所定の位置は、ドアパネル44a,44bの閉じ端より手前に100mmの位置と設定するが、かごドアの自閉速度やドアパネル44自体の重量によってこの設定位置を変更しても良い。
本実施形態の第2実施例における回路構成を示した図3において、1は交流電源、2は電磁接触器、接点2a,2bは電磁接触器2の常閉接点(電磁接触器2に電流が流れているときには接点2a,2bは開)である。また、接点41aと4lbはドア位置感知スイッチ41の常閉接点である(ドア位置感知スイッチ41がカム42により動作していないときには接点41a,41bは閉)。
第2実施例は、図1に示す回路構成と同様に、電磁接触器2は電源の供給の有無によって接点2a,2bを開閉させるものであり、4はコンバータ回路であり、5は平滑コンデンサであり、6はインバータ回路である。7はドアモータ、8はドアモータ7の回転軸に取り付けられた磁極位置検出装置であり、ドアモータ7に電力を供給する電線にはドアモータ7への電流を検知する電流検出器9,10が設けられている。
ドア制御回路14は、ドアモータ7に接続された磁極位置検出装置8からの磁極位置データと、電流検出器9,10からの電流帰還値とを基に、インバータ回路6を制御しドアモータ7の回転を制御する機能を有する。
次に、上述した回路構成と機器構成における通常時のドア制御の動作について説明する。コンバータ回路4は交流電源1より供給された交流電圧を直流電圧に変換し、平滑コンデンサ5によりリップルを除去した後にインバータ回路6に供給している。ここで、電磁接触器2は電源電圧1により付勢されているため、ドアモータ7に接続されている短絡回路の接点2aと2bは開状態であり、接点41a,41bの開・閉に関わらず、ドアモータ7の端子間の短絡回路は形成されない。このことにより、ドア位置感知スイッチ41の接点41aと41bとがドア位置により開閉したとしてもドアモータ7への回路には影響を与えないため、ドアモータ7はドア制御装置14の指示により回転を制御されることとなる。
続いて、本実施形態における第2実施例における停電時のドア制御の動作について説明する。停電時には、交流電源1からの供給が途絶えるため電磁接触器2は即時に付勢解除され、電磁接触器2の接点2aと2bは閉状態となり、ドアパネル44a,44bが大きく開いている場合は接点4laと41bとが閉状態であるため、ドアモータ7の端子間に短絡回路が形成される。この短絡回路が形成されることにより、ドアモータ7に発電制動力が発生し、開いていたドアパネル44aと44bが自閉力により閉じの動作の過程では、ドアモータ7はドアパネル44aと44bの移動速度を減速する。
そして、ドアパネル44aと44bとが閉じ端より手前に例えば100mmまで閉じてきた際には、ローラ乗り上げカム42はドア位置感知スイッチ41を動作させる。ドア位置感知スイッチ41が動作することにより接点41aと41bが開状態となり短絡回路が開放され、ドアモータ7による発電制動力は発生しなくなるため、ドアパネル44aと44bは自閉力により確実に閉まり、安全装置である機械的なドアロック装置が動作することとなる。
本実施形態の実施例2の利点は、実施例1との対比において、停電が発生した時のドアパネル44aと44bの開き幅に関係なく、タイマー機構の設定した時限に関わらず、ドアパネル44aと44bとが所定の位置まで閉じた場合にドアモータ7による発電制動力が発生しなくなるため、より確実に乗り場かごの機械的なドアロック装置を動作させ施錠することが可能となる。
本実施形態の第3の実施例について図6を用いて説明する。図6は本実施形態に係るエレベータのドア制御装置における第3実施例の回路構成を示す図である。実施例2と共通の符号をもつものは実施例2と同様の機能を奏するものである。本実施形態の実施例3は、実施例2との比較において、かごドアモータ7の各端子間を短絡する短絡回路に抵抗11と抵抗12と抵抗13とをそれぞれ挿入した点が異なっている。
また、抵抗11と抵抗12と抵抗13とには、抵抗値を可変するためのスライダ又はタップが設けられている。また、図4に示すドア位置感知スイッチ41の接点41aと接点41bと接点4lcは、ドアモータ7の各端子と上述のスライダ又はタップとの間にそれぞれ接続されている。
本実施形態の実施例3においては、停電時には交流電源1からの供給が途絶えるため、電磁接触器2は即時に付勢解除され、電磁接触器2の接点2aと2bとは閉状態となり、短絡抵抗11と短絡抵抗12と短絡抵抗13とを介して短絡回路が形成されるため、自閉力で閉じ始めたドアパネル44aと44bはドアモータ7の発電制動力により減速する。このとき、ドア位置感知スイッチ41の接点41aと接点41bと接点41cは、図4での説明と同様に閉状態であり、短絡抵抗11と短絡抵抗12と短絡抵抗13による抵抗値は小さくなるため(短絡抵抗の引き出したタップを短絡するから)、ドアモータ7の発電制動力は大きくなる。
その後、図5に示すように、所定の位置においてドア位置感知スイッチ41が動作することにより、ドア位置感知スイッチ41の接点41aと接点41bと接点41cとが開状態となるため、短絡抵抗11と12と13による抵抗値は大きくなり(接点41a,41b,41cの閉状態と比較して)、ドアモータ7による発電制動力は弱まる。このとき、短絡抵抗11と短絡抵抗12と短絡抵抗13の抵抗値を調整可能とすることにより、ドアパネル44aと44bの閉端付近での閉速度を任意の速度に制御することができる。但し、この任意の速度はドアパネル44aと44bとがドアロック機構の抵抗力に打ち勝つ運動エネルギーを持つ速度である必要がある。
このように本実施形態の第3実施例では、エレベータが停電した場合に自閉力によるドアパネルの増速を抑えた上で、なお且つ閉端付近でのドア速度を任意の速度に制御することできるため、より確実にドアロック機構を作動させ施錠することができる。
1 交流電源
2 電磁接触器
2a,2b 接点
3 電磁接触器
3a,3b 接点
4 コンバータ回路
5 平滑コンデンサ
6 インバータ回路
7 ドアモータ
8 磁極位置検出装置
9 電流検出器
10 電流検出器
11,12,13 抵抗器
14 ドア制御回路
41a,41b,41c ドア位置感知スイッチ接点
41 ドア位置感知スイッチ
42 ローラ乗り上げカム
43a,43b 従動プーリ
44a,44b ドアパネル
45 駆動ベルト
46a、46b ベルト掴み

Claims (5)

  1. かごドアを駆動するモータと、前記かごドアに連係して動作する乗り場ドアと、前記乗り場ドアを常にドア閉方向への力を加えるドアクローザと、前記モータに供給される電源と、を備えたエレベータにおいて、
    前記電源の喪失有無を検知する電磁接触器を設け、
    前記モータへの電源の各供給経路に対して前記電磁接触器の接点を介した短絡回路を設け、
    前記電磁接触器により前記電源の喪失を検知したときに、前記短絡回路を前記接点により短絡して前記モータへの発電制動力を発生させ、
    前記電源喪失の所定時間経過後であって前記かごドアが閉鎖する前に、前記電磁接触器の接点により前記短絡回路を開放して前記発電制動力をなくして前記ドアクローザの自閉力で前記乗り場ドアを閉じる
    ことを特徴とするエレベータのドア制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記電磁接触器の1つは、前記電源喪失の所定時間経過後に動作するタイマー機能付きの電磁接触器であることを特徴とするエレベータのドア制御装置。
  3. かごドアを駆動するモータと、前記かごドアに連係して動作する乗り場ドアと、前記乗り場ドアを常にドア閉方向への力を加えるドアクローザと、前記モータに供給される電源と、を備えたエレベータにおいて、
    前記電源の喪失有無を検知する電磁接触器を設け、
    前記モータへの電源の各供給経路に対して前記電磁接触器の接点を介した短絡回路を設け、
    前記かごドアの閉鎖方向の所定位置に達したときに動作するドア位置感知スイッチを設け、
    前記電磁接触器により前記電源の喪失を検知したときに、前記短絡回路を前記接点により短絡して前記モータへの発電制動力を発生させ、
    前記ドア位置感知スイッチの動作による当該スイッチの接点により前記短絡回路を開放して前記発電制動力をなくして前記ドアクローザの自閉力で前記乗り場ドアを閉じる
    ことを特徴とするエレベータのドア制御装置。
  4. かごドアを駆動するモータと、前記かごドアに連係して動作する乗り場ドアと、前記乗り場ドアを常にドア閉方向への力を加えるドアクローザと、前記モータに供給される電源と、を備えたエレベータにおいて、
    前記電源の喪失有無を検知する電磁接触器を設け、
    前記モータへの電源の各供給経路に対して、前記電磁接触器の接点と短絡抵抗とを介した短絡回路を設け、
    前記かごドアの閉鎖方向の所定位置に達したときに動作するドア位置感知スイッチの接点を前記短絡抵抗のタップ又はスライダに設け、
    前記電磁接触器により前記電源の喪失を検知したときに、前記電磁接触器の接点と前記ドア位置感知スイッチにより前記モータへの発電制動力を発生させ、
    前記ドア位置感知スイッチの動作による当該スイッチの接点により前記短絡抵抗をもつ短絡回路を形成して適宜の発電制動力を弱め前記ドアクローザの自閉力とともに前記乗り場ドアを閉じる
    ことを特徴とするエレベータのドア制御装置。
  5. 請求項4において、
    前記短絡抵抗は、そのタップ又はスライドの位置調整によって可変抵抗とすることを特徴とするエレベータのドア制御装置。
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