JP2006197750A - モータ駆動制御装置 - Google Patents

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裕治 横井
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守 寺村
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Abstract

【課題】減速機構を持たないモータにおいても、部品点数を増やすことなく、停電の際にも、モータによる駆動対象を短時間で停止させることが可能となる。
【解決手段】三相巻線8と回転子永久磁石7とを有するDCブラシレスモータ5を駆動制御するためのモータ駆動制御装置であって、電源と、電源とDCブラシレスモータ5との間に接続されたインバータ回路4と、停電を検出する停電検出回路15と、停電検出回路15により停電が検出された場合に、インバータ回路4を制御して前記DCブラシレスモータの巻線端子間を短絡させるコンピュータ10とを備え、停電時には、残電気で制御が可能な時間範囲において、DCブラシレスモータ5の三相巻線8の巻線抵抗と回転子永久磁石7によってDCブラシレスモータ5の回転エネルギーをダイナミックブレーキにより制動させる。
【選択図】図1

Description

この発明はモータ駆動制御装置に関し、特に、減速機構を持たないDCブラシレスモータを駆動させるためのモータ駆動制御装置に関する。
従来のモータで駆動されるエレベータのドア装置においては、乗場戸に常に戸閉方向への力を加えるドアクローザを設け、乗場戸の開閉中又は全開中に電源が停電すると、乗場戸はドアクローザの力で戸閉する。電源が停電すると、電磁接触器が消勢し、ドアモータの端子間を抵抗器を介して短絡させる。これにより、ドアモータは発電制動力を発生し、乗場戸は速やかに減速する。また、抵抗器によって、ドアモータの制動力は弱められるので、停電が継続し、ドアモータが発電制動力を出している状態でも、手動で乗場ドアを開閉することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−261281号公報
従来のドア装置においては、上述したようにドア開閉時に停電した時、電磁接触器を消勢し、ドアモータの端子間を抵抗器を介して短絡するようにして、開閉中の乗場戸を速やかに減速して、乗客に衝突する可能性を減少させているが、電磁接触器や抵抗器を組み込むことにより部品点数が増えてコスト高となってしまうという問題点があった。
この発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、減速機構を持たないモータにおいて、部品点数を増やすことなく、停電の際にも、モータによる駆動対象を短時間で停止させることが可能なモータ駆動制御装置を得ることを目的としている。
この発明は、三相巻線と回転子磁石とを有するDCブラシレスモータを駆動制御するためのモータ駆動制御装置であって、電源と、前記電源と前記DCブラシレスモータとの間に接続されたインバータ回路と、前記電源からの電力の供給が停止したことを検出する停電検出手段と、前記停電検出手段により停電が検出された場合に、前記インバータ回路の出力により、前記DCブラシレスモータの巻線(の端子間)を短絡させる停電時インバータ短絡手段とを備え、停電時には、(前記モータ駆動制御装置内の)残電気で(前記停電時インバータ短絡手段を)制御が可能な時間範囲において、前記DCブラシレスモータの三相巻線の巻線抵抗と回転子磁石とによって前記DCブラシレスモータの回転エネルギーをダイナミックブレーキにより制動させることを特徴とするモータ駆動制御装置である。
この発明は、三相巻線と回転子磁石とを有するDCブラシレスモータを駆動制御するためのモータ駆動制御装置であって、電源と、前記電源と前記DCブラシレスモータとの間に接続されたインバータ回路と、前記電源からの電力の供給が停止したことを検出する停電検出手段と、前記停電検出手段により停電が検出された場合に、前記インバータ回路の出力により、前記DCブラシレスモータの巻線(の端子間)を短絡させる停電時インバータ短絡手段とを備え、停電時には、(前記モータ駆動制御装置内の)残電気で(前記停電時インバータ短絡手段を)制御が可能な時間範囲において、前記DCブラシレスモータの三相巻線の巻線抵抗と回転子磁石とによって前記DCブラシレスモータの回転エネルギーをダイナミックブレーキにより制動させることを特徴とするモータ駆動制御装置であるので、減速機構を持たないモータにおいても、部品点数を増やすことなく、停電の際にも、モータによる駆動対象を短時間で停止させることが可能となる。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るモータ駆動制御装置について説明する。本実施の形態においては、自動ドアを駆動させるためのモータを制御するモータ駆動制御装置を例に挙げて説明する。図1は、減速機構を持たない自動ドア開閉用DCブラシレスモータの駆動制御装置の概略回路図である。図2はこの発明に係るモータ駆動制御装置を自動ドア機構に組み込んだ自動ドアの構成図である。
本実施の形態に係るモータ駆動制御装置の回路構成は、以下の通りである。図1に示すように、駆動制御装置1に、制御対象のDCブラシレスモータ5が接続されている。また、DCブラシレスモータ5には、減速機構(ギア)を持たない自動ドア開閉機構16が接続されている。駆動制御装置1内には、コンバータ回路2と、電解コンデンサ3と、インバータ回路4と、各信号I/O回路11と、停電検出回路15とを有している。各信号I/O回路11は、内部にコンピュータ(CPU)10を備えており、コンピュータ(CPU)10で用いられる各種検出信号を入力したり、コンピュータ(CPU)10で生成された各種制御信号を出力したりするものである。なお、12は母線電圧検出信号、13はPWM信号、14は電流検出器14Aで検出される電流検出信号である。また、DCブラシレスモータ5内には、回転子永久磁石7と、指令出力固定子三相巻線8(以下、三相巻線8とする。)と、パルス発生器6と、磁極位置検出回路9とが設けられている。
駆動制御装置1は、コンバータ回路2の出力に電解コンデンサ3を設置し、直流電源を形成している。その直流電源を使用し、インバータ回路4をPWM信号13によりPWM制御し、DCブラシレスモータ5に出力し、その出力とDCブラシレスモータ5に組み込んであるパルス発生器6の信号によりDCブラシレスモータ5が速度制御されて回転するように構成されている。コンピュータ(CPU)10は、P−N間の母線電圧検出信号12、インバータ回路4へのPWM信号13の出力、パルス発生器6からのパルス信号、磁極位置検出回路9による磁極位置検出信号、電流検出器14Aからの電流検出信号14、ドア開放信号を使って、制御を行っている。
このように構成された図1の駆動制御装置1を、図2に示す引き戸形の自動ドア開閉機構に組み込んだ例について説明する。図2は減速機構(ギア)を持たない、自動ドア引戸形の開閉機構である。図2(a)は平面図、図2(b)は正面図である。建物の出入り口の上方に配設された取付台19と無目20の内部に駆動制御装置1を格納している。取付台19には、図2(a)に示すように、DCブラシレスモータ5、駆動制御装置1、および、従動プーリ23が設けられている。さらに、取付台19には、図2(b)に示すように、スライドレール27が取付けられている。また、DCブラシレスモータ5のシャフトには駆動プーリ21が設けられており、DCブラシレスモータ5が駆動制御装置1により駆動されると、駆動プーリ21が回転する。駆動プーリ21と従動プーリ23との間には、無端のドア開閉用の駆動タイミングベルト24が掛け回されている。図示の例では自動ドアは2枚のドア17および18を備えており、これらドア17および18は、それぞれ一対の戸車22によってスライドレール27から吊り下げられていて、スライドレール27上を走行して建物の出入り口を開閉できるようにしてある。
戸車22によって吊り下げられたドア17および18のうちの一方のドア17は、連結金具25によって駆動タイミングベルト24の上部走行部に連結され、他方のドア18は、連結金具26によって駆動タイミングベルト24の下部走行部に連結されている。DCブラシレスモータ5が駆動されて駆動プーリ21が駆動タイミングベルト24を矢印A方向(反時計方向)に駆動させると、ドア17は左方向に移動し、ドア18は右方向に移動して出入り口が開放される。逆に、駆動タイミングベルト24を時計方向に駆動させると、ドア17は右方向に移動し、ドア18は左方向に移動して出入り口が閉鎖される。ドア開放時は開放端手前の位置で停止し、閉鎖時は左右2枚のドア17および18に隙間が開かない位置(閉鎖端)で停止させている。
図2に示したような減速機構を持たないDCブラシレスモータ5の駆動制御装置1において、ドア17および18の開閉時に人為的外力(乗客の手など)でドア17および18が押されたり、或いは、風圧や風損などの影響により、ドア移動面に摩擦力が通常より小さくなったりした時、ドア開放速度指令よりも実速度の方が大きくなってしまい、ドア減速停止時における駆動制御装置1の母線電圧が上昇する。母線電圧検出信号12により母線電圧の上昇を検出すると、インバータ回路4を制御して前記DCブラシレスモータの巻線端子間を短絡し、ドア減速中のモータ回転エネルギーを、DCブラシレスモータ5の三相巻線8の巻線抵抗と回転子永久磁石7の誘起電圧で発電制動させ、ドア17および18をダイナミックブレーキ停止させる。なお、前記インバータ回路を制御して前記DCブラシレスモータの巻線端子間を短絡させる停電時インバータ出力制御手段において、ダイナミックブレーキが強過ぎたりする場合の制御手段として、前記インバータ回路の下側のアームのトランジスタを前記DCブラシレスモータの巻線端子間を短絡/開放を繰返すON/OFF制御(PWM制御等)とすることにより、より精度の良い制動停止ができる。
また、減速途中に母線電圧検出信号12により母線電圧が正常値に戻ったことが検出されると、インバータ回路4を制御して前記DCブラシレスモータの巻線端子間の短絡を解除し、元の制御に復帰させ、前記DCブラシレスモータの力行制動や必要に応じて残りの回転エネルギーをP−N母線間に組み込んである電解コンデンサ3と、DCブラシレスモータ5の三相巻線8の巻線抵抗と、回転永久磁石7の誘起電圧による減速制動の複合で、ドア17および18を減速停止させる回生ブレーキを用いて、停止位置ずれもおこさないように制御する。
また、ドア開放時に通行人等によりドアを軽く手で押される行為などをされると、ドア開放速度指令よりも実速度が大きくなり、ドア開放減速停止時の回生電力が大きくなる。その回生電力をP−N母線間に組み込んである電解コンデンサ3とDCブラシレスモータ5内の三相巻線8の巻線抵抗で消費し、ドア17および18を減速停止させる回生ブレーキを用いるようにしてもよい。
また、ドア開閉途中で、外力、風圧、風損などでドア速度が変化したときのドア減速停止動作中のときは、P−N母線間の電位が異常値まで上昇する場合が想定される。本実施の形態においては、母線電圧が、異常値の前の段階の所定の値(図3のB点参照)に達したことを検出したら、インバータ出力を制御し、ダイナミックブレーキによりドア17および18を減速停止させるように動作する。ダイナミックブレーキによりドアを減速し、減速途中で母線電圧が正常値になると、ダイナミックブレーキを解除し、回生ブレーキにして、ドア17および18を停止させるようにする、このことにより、本実施の形態においては、回生アラーム停止を未然に防ぐことができるので、常に安定して自動ドアを駆動させることができる。自動ドアが一旦アラーム停止してしまうと、運転再開までのメンテナンスに時間がかかり、利用者が不便になってしまうので、未然にアラーム停止を防止できることは、有意義である。
また、ドア開放停止中は、DCブラシレスモータ5のモータ出力を零とし、即ちモータトルクを零として、ドアをフリー状態としているが、外力、風圧、風損、ドアの傾斜などにより、ドア17および18が移動する場合がある。そのようなドア移動を起こさないようにするため、開放停止中は、制動ループに位置ループを機能させ、DCブラシレスモータ5を停止位置ロックし、ドア17および18を移動させないようにする(停止位置ロック手段)。
また、DCブラシレスモータ5の内部に組み込まれたパルス発生器6の信号により、磁極位置検出回路9により、パルス発生器6の信号を磁極位置検出と速度信号および自動ドア開閉機構16よりドア開放信号とパルス数による組合せにてドア位置信号として、ドア17および18の開閉制御とドア17および18の開閉位置の制御を行っているが、ドアの開位置や閉位置や減速開始位置等の各々の信号を受けて独立制御することにより、ドア17および18の開閉位置を制御できるようにしてもよい。
上述のように、本実施の形態は、減速機構を持たない自動ドア開閉用DCブラシレスモータ駆動制御装置において、停電発生時または外乱発生による母線電圧の上昇検出時には、インバータ回路4を制御して前記DCブラシレスモータの巻線端子間を短絡し、ドア減速中のモータ回転エネルギーを、三相巻線8の巻線抵抗と回転子永久磁石7の誘起電圧で発電制動させ、ダイナミック制動停止させる。減速途中に母線電圧が正常値に戻ると、インバータ回路4を制御して前記DCブラシレスモータの巻線端子間の短絡を解除し、もとの制御に復帰し、前記DCブラシレスモータの力行制動や必要に応じて残りの回転エネルギーをP−N母線間に組み込んである電解コンデンサ3と三相巻線8の巻線抵抗と回転子永久磁石7の誘起電圧による減速制動の複合でドアを減速停止させ、停止位置ずれもおこさないようにする。それら一連の制御をコンピュータ10で制御できるようにしたことにより、停電時や外乱発生時のための特別な回路を設ける必要もなく、安価に、かつ、容易に制御することができる。
このように、本実施の形態に係る減速機構を持たない自動ドア開閉用DCブラシレスモータ駆動制御装置は、外付けの回生ブレーキ回路や発電制動回路等の停電時のための特別な回路を不要にでき、部品点数を増やすことなく、同等の機能を得るものであり、その回路部品構成が簡易になりコストおよび不良率などの低減を図ることができる。また、人為的外力や風圧、風損などの影響でアラームが発生してしまうことを防止するようにしたため、人為的外力や風圧、風損などによる負荷変動に対しても、ドアを異常停止させることなく、常にドアの開閉動作を安定して行うことができるので、ドア開閉動作の信頼性向上が図れる。
次に、本実施の形態に係る自動ドア駆動制御装置の動作について、図3〜図6を用いてさらに詳細に説明する。図3は、この発明に係る駆動制御装置におけるドアが外力で押されたときのドア開閉速度と母線電圧の変化を示した説明図である。図4は、この発明に係る駆動制御装置におけるドア開閉中に停電した時のドア開閉速度と開閉時間動作を示した説明図である。また、図5は、人為的外力や風圧、風損などがドアに負荷として加わる外乱発生時の制御の流れを示したフローチャートであり、図6は、停電発生時の制御の流れを示したフローチャートである。
まず、図5および図3を用いて、人為的外力や風圧、風損などがドアに負荷として加わる外乱発生時の制御の流れについて説明する。図5に示すように、ステップS1において起動信号がONされて自動ドアの開閉制御を開始する。このとき、ステップS4により、人為的外力や風圧および風損等によりドア17および18に負荷として加わる外乱が発生したとする。ステップS4の外乱が小さいときは、コンピュータ10は、ステップS2の判定において、母線電圧検出信号12により母線電圧が正常値であると判定する。この場合には、ステップS3において、コンピュータ10は、インバータ回路4の出力による速度制御による力行制動や通常の回生ブレーキで、ドア17および18を開閉減速停止する制御を行う。
一方、ステップS4の外乱が大きいときは、図3に示すように、外乱が発生したD時点以降のある時点から、ドア開放速度指令よりも実速度の方が大きくなる。そのため、コンピュータ10は、ステップS2の判定において、母線電圧検出信号12により母線電圧が正常値でないと判定する。次に、ステップS9の判定で、コンピュータ10は、母線電圧検出信号12により、母線電圧が図3のA点(異常点)以内であることを検出すると、ステップS5に進む。ステップS5において、コンピュータ10は、母線電圧検出信号12により、母線電圧が図3のB点(第1の閾値)を超えたことを検出すると、ステップS6において、インバータ回路4を制御して前記DCブラシレスモータの巻線端子間を短絡し、ダイナミックブレーキにより、母線電圧値が図3のC点に到達するまでドアを減速させる(外乱発生時インバータ回路の下アームのトランジスタ出力の制御手段)。一方、ステップS5において、コンピュータ10は、母線電圧検出信号12により、母線電圧が図3のB点(第1の閾値)を下回っていることを検出すると、ステップS6には行かずに、そのままステップS7に進む。ステップS7において、コンピュータ10は、母線電圧検出信号12により、母線電圧がC点(第2の閾値)に到達したことを検出すると、ステップS8において、インバータ回路4を制御して前記DCブラシレスモータの巻線端子間の短絡を解除し、インバータ出力による速度制御による力行制動や通常の回生ブレーキに戻し、ステップS3の制御に戻って減速停止する(インバータ出力による巻線端子間短絡解除手段)。一方、ステップS7において、コンピュータ10は、母線電圧検出信号12により、母線電圧がC点(第2の閾値)に到達していないことを検出すると、ステップS2に戻る。
また、ステップS2の判定において母線電圧が正常値でなく、かつ、ステップS9の判定で、コンピュータ10は、母線電圧検出信号12により、母線電圧が図3のA点(異常点)を超えたことを検出すると、ステップS10に進み、過電圧アラームとし、インバータ回路4を制御して前記DCブラシレスモータの巻線端子間を短絡し、ダイナミックブレーキによりドアを減速停止させる。
次に、図6および図4を用いて、停電発生時の制御の流れについて説明する。図6に示すように、ステップS11において停電が発生した時は(図4のE点参照)、ステップS12により、コンピュータ10は、停電検出回路15による停電検出信号により、停電を検出する。これにより、コンピュータ10は、ステップS13において、インバータ回路4を制御して前記DCブラシレスモータの巻線端子間を短絡し、回路の残電気で制御可能な時間の間だけダイナミックブレーキにて制動させドアを減速停止させるので(停電時インバータ回路の下アームのトランジスタ出力の制御手段)、ドア開閉端への衝突が軽減または回避できる。
なお、上記実施の形態では、インナー型のブラシレスモータを例にとって説明したが、アウタロータ型のブラシレスモータであってもよく、その場合にはトルクが発生しやすい。
以上のように、本実施の形態は、減速機構を持たない自動ドア開閉用DCブラシレスモータ駆動制御装置において、停電発生時または外乱発生による母線電圧の上昇検出時には、インバータ回路4の出力を短絡し、ドア減速中のモータ回転エネルギーを、三相巻線8の巻線抵抗と回転子永久磁石7の誘起電圧で発電制動させ、ダイナミックブレーキによる制動停止をさせることにより、短時間でモータによる駆動対象の自動ドアを停止させることができる。また、減速途中に母線電圧が正常値に戻ると、インバータ回路を制御して前記DCブラシレスモータの巻線端子間の短絡を解除し、もとの制御に復帰し、残りの回転エネルギーをインバータ出力による速度制御による力行制動や通常のP−N母線間に組み込んである電解コンデンサ3と三相巻線8の巻線抵抗と回転子永久磁石7の誘起電圧による回生ブレーキに戻って減速制動の複合でドアを減速停止させ、停止位置ずれもおこさないようにする。それら一連の制御をコンピュータ10で制御できるようにしたことにより、停電時や外乱発生時のための特別な回路を設ける必要もなく、安価に、かつ、容易に制御することができる。
引き戸形の自動ドア駆動として、最も安全性の高い信頼性のある駆動制御装置である。ホームドアの自動開閉、バスの自動ドア開閉、店舗、病院などの自動ドア開閉、工作機械のドア自動開閉、駅のホーム柵の自動開閉などの駆動制御装置として利用可能である。減速機構を不要とできるのでコスト的にメリットがあり経済的である。
この発明の実施の形態1に係るモータ駆動制御装置の構成を示した回路図である。 この発明の実施の形態1に係るモータ駆動制御装置を適用した減速機構を持たない自動ドア開閉機構の一例を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係るモータ駆動制御装置において、モータによる駆動対象のドアに負荷として加わる外乱が発生したときのドア開閉速度と母線電圧の変化を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係るモータ駆動制御装置において、停電が発生したときのドア開閉速度と開閉時間の関係を示した説明図である。 この発明の実施の形態1に係るモータ駆動制御装置における外乱発生時の動作を示した流れ図である。 この発明の実施の形態1に係るモータ駆動制御装置における停電発生時の動作を示した流れ図である。
符号の説明
1 駆動制御装置、2 コンバータ回路、3 電解コンデンサ、4 インバータ回路、5 DCブラシレスモータ、6 パルス発生器、7 回転子永久磁石、8 指令出力固定子三相巻線、9 磁極位置検出回路、10 コンピュータ(CPU)、11 各信号I/O回路、12 母線電圧検出信号、13 PWM信号、14 電流検出信号、15 停電検出回路、16 自動ドア開閉機構。

Claims (4)

  1. 三相巻線と回転子磁石とを有するDCブラシレスモータを駆動制御するためのモータ駆動制御装置であって、
    電源と、
    前記電源と前記DCブラシレスモータとの間に接続されたインバータ回路と、
    前記電源からの電力の供給が停止したことを検出する停電検出手段と、
    前記停電検出手段により停電が検出された場合に、前記インバータ回路の出力により、前記DCブラシレスモータの巻線を短絡させる停電時インバータ短絡手段と
    を備え、
    停電時には、残電気で制御が可能な時間範囲において、前記DCブラシレスモータの三相巻線の巻線抵抗と回転子磁石とによって前記DCブラシレスモータの回転エネルギーをダイナミックブレーキにより制動させることを特徴とするモータ駆動制御装置。
  2. 前記電源の母線電圧を検出する母線電圧検出手段と、
    前記母線電圧検出手段が検出した前記母線電圧の値が、予め設定されている第1の閾値を超えていた場合に、前記インバータ回路の出力により、前記DCブラシレスモータの巻線を短絡させる外乱発生時インバータによる巻線短絡手段と
    を備え、
    前記DCブラシレスモータによって駆動される駆動対象に負荷として加わる外乱が発生したときに、前記インバータ回路の出力により、前記DCブラシレスモータの巻線を短絡させて、前記DCブラシレスモータの回転エネルギーをダイナミックブレーキにより制動させることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動制御装置。
  3. 前記母線電圧検出手段が検出した前記母線電圧の値が、前記第1の閾値よりも低い値に予め設定されている第2の閾値を下回っていた場合に、前記インバータ回路の出力により、前記DCブラシレスモータの巻線短絡を解除するインバータ短絡解除手段
    をさらに備え、
    前記母線電圧の値が前記第2の閾値を下回った場合には、巻線短絡を解除して、前記インバータ回路の出力による速度制御に戻すことを特徴とする請求項2に記載のモータ駆動制御装置。
  4. 前記自動ドアの開放停止中は、前記DCブラシレスモータを停止位置ロックさせる停止位置ロック手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のモータ駆動制御装置。
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