JP2015009543A - 複写シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 各紙片を分離した後、他の用紙の紙片と混在した場合であっても、容易に対応する紙片を整合させることが可能な複写シートを提供する。
【解決手段】 切り離し用ミシン目2a、2bにより第1紙片1a、第2紙片1b、第3紙片1c、第4紙片1dの4紙片に区分されたプリンタ印字用の基材1と、区分された紙片の全てに共通の識別情報6がプリンタ印字されており、基材1の一方の面において、第1紙片1aが記入欄3を含む最上票をなし、第2紙片1b、第3紙片1c、第4紙片1dに顕色剤層4が形成されており、基材1の他方の面において、第4紙片1dが最下票をなし、第1紙片1a、第2紙片1b、第3紙片1cにおいて、紙片を重ねた際に、記入欄3および顕色剤層4と少なくとも一部が重なる位置に発色剤層5が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、宅配便のような配送業務を行う際に使用する配送伝票等に用いるのに好適な複写シートに関する。
従来、宅配便等の配送業務、各種入会申込等においては、2〜10枚程度の伝票を綴じた複写式の多パート伝票、入会申込書が使用されている。これら多パート伝票や入会申込書は、上層の用紙に記入した内容が下層の用紙に複写されるように構成された複写シートを加工することにより作成される。このような複写シートを比較的安価に製造する手法も開発されている(特許文献1参照)。
特開2005−186409号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の発明では、1枚の用紙を折り畳んで各紙片を重ねた形式とするため、各紙片を分離した後、他の用紙の紙片と混在した場合に、対応する紙片を重ね合わせることが難しい、という問題がある。
一般的に、配送伝票等の顧客控えを有する複写伝票は、それぞれの枚目ごとに印刷し、可変情報を印字した後に、丁合機などで重ね合わせることにより製造している。この方法では、用紙のロスが多く、可変情報をマッチングしながら丁合する必要があり、マッチングミスが発生しやすい、という問題がある。
そこで、本発明は、各紙片を分離した後、他の用紙の紙片と混在した場合であっても、容易に対応する紙片を整合させることが可能な複写シートを提供することを課題とする。
本発明に係る複写シートは、切り離し用ミシン目が形成され、当該切り離し用ミシン目により複数の紙片に区分されたプリンタ印字用の基材と、前記区分された紙片の全てに共通の識別情報がプリンタ印字されており、前記基材の一方の面において、区分された紙片の一つが記入欄を含む最上票をなし、当該紙片を除く他の紙片の少なくとも一つに顕色剤層が形成されており、前記基材の他方の面において、区分された紙片の一つが最下票をなし、当該紙片を除く他の紙片の少なくとも一つにおいて、紙片を重ねた際に、前記記入欄および顕色剤層と少なくとも一部が重なる位置に発色剤層が形成されていることを特徴とする。
本発明の複写シートによれば、切り離し用ミシン目が形成され、切り離し用ミシン目により複数の紙片に区分されたプリンタ印字用の基材と、区分された紙片の全てに共通の識別情報がプリンタ印字されており、基材の一方の面において、区分された紙片の一つが記入欄を含む最上票(トップ紙)をなし、紙片を除く他の紙片の少なくとも一つに顕色剤層が形成されており、基材の他方の面において、区分された紙片の一つが最下票(ボトム紙)をなし、紙片を除く他の紙片の少なくとも一つにおいて、紙片を重ねた際に、記入欄および顕色剤層と少なくとも一部が重なる位置に発色剤層が形成されているので、1枚構造のシートとして得られ、紙片の分離後に、各紙片が分散してしまった場合であっても、容易に対応する紙片を整合させることが可能となる。
また、本発明に係る複写シートは、前記顕色剤層、発色剤層は、ともに基材の全面に形成されており、紙片を重ねた際に、前記記入欄と少なくとも一部が重なる顕色領域を除いた箇所に前記顕色剤層に重ねて減感剤層が形成されていることを特徴とする。
本発明の複写シートによれば、顕色剤層、発色剤層は、基材の全面に形成されており、紙片を重ねた際に、記入欄と少なくとも一部が重なる顕色領域を除いた箇所に顕色剤層に重ねて減感剤層が形成されているので、市販のノーカーボンミドル紙を利用して、簡易に複写シートを作成することが可能となる。
また、本発明に係る複写シートは、前記基材は、3以上の紙片に区分されており、前記最上票および最下票をなす紙片以外の紙片には、基材の一方の面に顕色剤層が形成され、他方の面に発色剤層が形成されていることを特徴とする。
本発明の複写シートによれば、基材は、3以上の紙片に区分されており、前記最上票(トップ紙)および最下票(ボトム紙)をなす紙片以外の紙片には、基材の一方の面に顕色剤層が形成され、他方の面に発色剤層が形成されているので、多層の複写帳票を1枚の基材から好適に作成することが可能となる。
本発明によれば、各紙片を分離した後、他の用紙の紙片と混在した場合であっても、容易に対応する紙片を整合させることが可能となる。
本発明第1の実施形態に係る複写シートの平面図である。 図1(a)に示した表側平面図のA−A線、B−B線に対応する断面図である。 本発明第1の実施形態に係る複写シートの使用方法を説明するための図である。 本発明第2の実施形態に係る複写シートの平面図である。 図4(a)に示した表側平面図のC−C線、D−D線に対応する断面図である。
<1.第1の実施形態>
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<1.1.複写シートの構成>
図1は、本発明第1の実施形態に係る複写シートを示す平面図である。図1において、1は基材、1aは第1紙片、1bは第2紙片、1cは第3紙片、1dは第4紙片、2a、2bは切り離し用ミシン目、3は記入欄、4は顕色剤層(複写欄)、5は発色剤層、6は識別情報である。
また、図1のうち、図1(a)は複写シートの表側平面図、図1(b)は複写シートの裏側平面図である。図1(b)は、図1(a)とは左右を逆にした状態で示されている。そのため、図1(a)では、図面左側に、第1紙片1a、第3紙片1cが存在し、図面右側に、第2紙片1b、第4紙片1dが存在するが、図1(b)では、図面左側に、第2紙片1b、第4紙片1dが存在し、図面右側に、第1紙片1a、第3紙片1cが存在する。
図1(a)(b)に示すように、複写シートの基材1の天地方向(図面上下方向)には、切り離し用ミシン目2aが形成されており、基材1の水平方向(図面左右方向)には、切り離し用ミシン目2bが形成されている。切り離し用ミシン目2aと切り離し用ミシン目2bは互いに直交しており、この2つの切り離し用ミシン目2a、切り離し用ミシン目2bにより、基材1は、第1紙片1a、第2紙片1b、第3紙片1c、第4紙片1dの4つの紙片に区分されている。具体的には、天地方向の切り離し用ミシン目2aが、第1紙片1aと第2紙片1b、第3紙片1cと第4紙片1d、それぞれの境界を形成し、水平方向の切り離し用ミシン目2bが、第1紙片1aと第3紙片1c、第2紙片1bと第4紙片1d、それぞれの境界を形成している。
図1に示した複写シートでは、第1紙片1aは、主票として用いられ、第2紙片1b、第3紙片1c、第4紙片1dは、それぞれ控え票A、控え票B、控え票Cとして用いられる。図1(a)に示すように、主票として用いられる第1紙片1aの表面には、矩形状の枠が印字されており、矩形状の枠内が記入欄3であることを示している。主票は最上票(トップ紙)となる。また、控え票Aとして用いられる第2紙片1b、控え票Bとして用いられる第3紙片1c、控え票Cとして用いられる第4紙片1dの表面には、顕色剤層4が形成されている。顕色剤層4は複写欄としての役割を果たすものである。
図1(b)に示すように、主票として用いられる第1紙片1a、控え票Aとして用いられる第2紙片1b、控え票Bとして用いられる第3紙片1cの裏面には、発色剤層5が形成されている。また、控え票Cとして用いられる第4紙片1dは、最下票(ボトム紙)となるため、第4紙片1dの裏面には、顕色剤層4、発色剤層5のいずれも形成されていない。
図1(a)に示すように、第1紙片1a表面の記入欄3、第2紙片1b表面の顕色剤層4、第3紙片1c表面の顕色剤層4、第4紙片1d表面の顕色剤層4の下方近傍には、識別情報6が印字されている。識別情報6は、複写シートを識別するための情報であり、同一複写シートの全ての紙片には、完全に同一の情報が付されている。
識別情報6としては、ある複写シートを他の複写シートと区別可能な情報であれば、数字、記号、アルファベット等様々な情報の組合せとすることができるが、本実施形態では、数字だけの単純な番号としている。図1(a)の例では、第1紙片1a、第2紙片1b、第3紙片1c、第4紙片1dの全てに同一の識別情報“123456”が印字されている。
後に複写シートを複数の紙片に分離した際に、対応する紙片を迅速に重ねることを可能とするため、識別情報6は、図1(a)に示したように、全ての紙片における同一の面、同一の位置に印字することが好ましい。しかし、印字面、印字位置は必ずしも、同一の面、同一の位置に限定する必要はなく、全ての紙片に同一の識別情報が印字されてさえいれば、異なる面、異なる位置に印字されていても良い。
また、各紙片の表面には、その紙片の役割を示す情報(主票、控え票A、控え票B、控え票C)が印刷されている。その他、図示は省略しているが、必要に応じて絵柄(文字・罫線など)等の印刷も行われている。
図2は、図1(a)に示した表側平面図のA−A線、B−B線に対応する断面図である。図2(a)は、A−A線に対応する断面図であり、図2(b)は、B−B線に対応する断面図である。図2(a)(b)においては、図面上側が基材1の表面、図面下側が基材1の裏面となっている。図2(a)のA−A線に対応する断面図から、明確にわかるように、第1紙片1aの表面には、記入欄3が形成されているため、顕色剤層4、発色剤層5のいずれも形成されておらず、第1紙片1aの裏面には、発色剤層5が形成されている。また、第2紙片1bの表面には、顕色剤層4が形成されており、第2紙片1bの裏面には、発色剤層5が形成されている。
図2(b)のB−B線に対応する断面図から、明確にわかるように、第3紙片1cの表面には、顕色剤層4が形成されており、第3紙片1cの裏面には、発色剤層5が形成されている。また、第4紙片1dの表面には、顕色剤層4が形成されており、第4紙片1dの裏面には、顕色剤層4、発色剤層5のいずれも形成されていない。
記入欄3、顕色剤層4、発色剤層5の紙片上における縦横のサイズは、いずれも同一であり、完全に一致する位置に形成されることが好ましい。しかし、現実に製造工程における誤差のために数mm程度ずれる場合もある。また、顕色剤層4における顕色剤、発色剤層5における発色剤を節約するため、記入欄3より、顕色剤層4、発色剤層5の面積を小さくするようにしても良い。顕色剤層4、発色剤層5は、通常の感覚を持った記入者が、記入欄3に記入した際に、顕色剤層4が形成された複写欄に適正に複写されるような状態で、少なくとも一部が記入欄3と重なるように形成されていれば良い。
基材1としては、コンピュータ等の情報処理装置からの出力データを印字する市販のプリンタで使用可能な印刷適性及び搬送適性を有し、配送伝票や各種入会申込書等として利用するために充分な強度を有するものであれば使用でき、例えば、上質紙、クラフト紙、複写用紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙、合成紙等の紙が好適に用いられる。
顕色剤層4は、発色剤層5と対を成すことにより複写構造として機能する。顕色剤層4を形成する顕色剤としては通常フェノール性水酸基を有する化合物、例えば、パラフェニールフェノール、3,5−ジブチルサリチル酸亜鉛等が用いられる。顕色剤は揮発性有機溶剤に溶解して印刷インキとするか、ないしはマイクロカプセル化した状態で印刷インキとして、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷等の方法で塗布される。
発色剤層5は、顕色剤層4と対を成すことにより複写構造として機能する。発色剤層5は、マイクロカプセル化された発色剤が塗布された層である。発色剤としては公知の無色又は淡色の電子供与性呈色性有機化合物、例えば、トリフェニルメタンフタリド類、ロイコオーラミン類、スピロピラン類、フルオラン類等が使用できる。代表的な化合物はクリスタルバイオレットラクトン即ち3,3−ビス(p−ジメチルアミノフェニル)−6−ジメチルアミノフタリドである。通常発色剤はアリルメタン類、アルキルナフタレン類、ジフェニール類等の芳香族低揮発性溶剤に溶解されて、アラビアゴムとゼラチン等の壁剤によりマイクロカプセル化されて用いられる。発色剤は、マイクロカプセル化された状態で印刷インキとして、グラビア印刷、フレキソ印刷等の方法で塗布される。
<1.2.複写シートの製造>
次に、本実施形態に係る複写シートの製造方法について説明する。まず、オフセット印刷機を使用し、基材1の表面に絵柄(文字・罫線など)の印刷、顕色剤の印刷、切り離し用ミシン目2a及び2bのミシン目加工を行う。基材1としては、市販の上質紙を使用することができる。絵柄インキ、顕色剤としては、公知の種々のものを適宜使用することができる。本実施形態では、絵柄インキとしてDICグラフィックス社製NSインキ(酸化重合タイプ)、またはDICグラフィックス社製UV BF SGインキ(UV硬化タイプ)を使用している。顕色剤としては、富士フィルムビジネスサプライ製感圧紙専用UVスポットインキSDU−201を使用している。これにより、切り離し用ミシン目2a、2b、記入欄3、顕色剤層4が形成される。
次に、フレキソ印刷機を使用し、発色剤を塗布する。発色剤としては、三菱製紙製水性CBインキブルーを使用することができる。さらに、発色剤を塗布した部分を乾燥させた後、断裁機でA4サイズなど市販のプリンタでプリントできるサイズに断裁した。これにより、発色剤層5が形成される。
最後に、市販のプリンタを使用し、識別情報6を印字する。識別情報6は断裁されたシートごとに異なる可変情報である。これにより、図1、2に示したような本実施形態に係る複写シートが得られる。
<1.3.複写シートの使用>
次に、製造された複写シートの使用方法について説明する。図3は、本実施形態に係る複写シートの使用方法を説明するための図である。複写シートを切り離し用ミシン目2a、2bで切り離すことにより、第1紙片1a、第2紙片1b、第3紙片1c、第4紙片1dの4つの紙片に分離する。そして、図3に示すように、全紙片の表面が同一の側を向くようにして、第1紙片1a、第2紙片1b、第3紙片1c、第4紙片1dを順に重ね合わせる。この際、顕色剤層4と発色剤層5が一致するように重ね合わせる。
図1、2の例では、全紙片のサイズが同一であり、各紙片における顕色剤層4、発色剤層5の位置関係が全紙片において同一であるので、全紙片の端を合わせて重ねることにより、顕色剤層4と発色剤層5の位置が一致することになる。この状態で、最上層の第1紙片1aの記入欄3に情報を記入すると、発色剤層5のカプセルのうち、記入による圧力を受けたカプセルが破裂して発色剤が流れ出し、顕色剤層4の顕色剤と反応して発色する。これにより、記入内容が複写欄に複写される。
<2.第2の実施形態>
次に第2の実施形態について説明する。図4は、本発明第2の実施形態に係る複写シートを示す平面図である。図4において、11は基材、11aは第1紙片、11bは第2紙片、11cは第3紙片、11dは第4紙片、12a、12bは切り離し用ミシン目、13は記入欄、14は顕色剤層、15は発色剤層、16は識別情報、17は減感剤層である。
図5は、図4(a)に示した表側平面図のC−C線、D−D線に対応する断面図である。図4(a)は、C−C線に対応する断面図であり、図4(b)は、D−D線に対応する断面図である。図4(a)(b)においても、図2(a)(b)と同様、図面上側が基材の表面、図面下側が基材の裏面となっている。図4(a)(b)の断面図からわかるように、第1の実施形態と異なるのは、顕色剤層14、発色剤層15が基材11の全面に形成されていることである。
表面においては、記入欄13、複写欄以外には、顕色剤層14に重ねて減感剤層17が形成されている。減感剤層17は、顕色剤層14における顕色剤を不活性化させる減感剤を含有する層である。減感剤層17に用いられる減感剤としては、公知の種々のものを採用することができる。顕色剤層14のうち減感剤層17が形成されていない領域が顕色可能な顕色領域となる。
第2の実施形態に係る複写シートの製造方法について説明する。まず、市販のノーカーボンミドル紙に対してオフセット印刷機を使用し、表面に絵柄(文字・罫線など)と減感剤の印刷、切り離し用ミシン目12a及び12bのミシン目加工を行う。そして、市販のプリンタを使用し、識別情報16を印字する。これにより、図4、5に示したような本実施形態に係る複写シートが得られる。
図4、図5に示した第2の実施形態の複写シートを切り離し用ミシン目12a、12bで切り離すことにより、第1紙片11a、第2紙片11b、第3紙片11c、第4紙片11dの4つの紙片に分離する。そして、図3に示した場合と同様に、全紙片の表面が同一の側を向くようにして、第1紙片11a、第2紙片11b、第3紙片11c、第4紙片11dを順に重ね合わせる。この状態で、最上層の第1紙片11aの記入欄13に情報を記入すると、発色剤層15のカプセルのうち、記入による圧力を受けたカプセルが破裂して発色剤が流れ出し、顕色剤層14の顕色剤と反応して発色する。これにより、記入内容が複写欄に複写される。記入欄13、複写欄(顕色領域)と重ならない部分においては、減感剤層17の効果により、発色が起こらない。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、2つの切り離し用ミシン目により4つの紙片に分離する構成としたが、最低2つの紙片とし、また、最高5つ以上の紙片とすることも可能である。2つの紙片に分離する場合、第1紙片は表面に記入欄、裏面に発色剤層を有し、第2紙片は表面に顕色剤層、裏面には顕色剤層、発色剤層のいずれも有さない。また、最上票(トップ紙)と最下票(ボトム紙)以外の中間の紙片を複写させない場合、その紙片の顕色剤とその上側に重なる紙片の発色剤を塗布しないようにすれば良い。
また、上記実施形態では、オフセット印刷機にて絵柄等を印刷した後、プリンタにて識別情報6を印字するようにしたが、プリンタとしてフルカラープリンタを使用し、識別情報6とともに絵柄等を印刷するようにしても良い。
本発明の複写シートは、宅配便のような配送業務に使用する配送伝票、各種入会申込に使用する申込書等の複写を必要とする産業に利用できる。
1、11・・・基材
1a、11a・・・第1紙片
1b、11b・・・第2紙片
1c、11c・・・第3紙片
1d、11d・・・第4紙片
2a、2b、12a、12b・・・切り離し用ミシン目
3、13・・・記入欄
4・・・顕色剤層(複写欄)
5、15・・・発色剤層
6、16・・・識別情報
14・・・顕色剤層
17・・・減感剤層

Claims (3)

  1. 切り離し用ミシン目が形成され、当該切り離し用ミシン目により複数の紙片に区分されたプリンタ印字用の基材と、
    前記区分された紙片の全てに共通の識別情報がプリンタ印字されており、
    前記基材の一方の面において、区分された紙片の一つが記入欄を含む最上票をなし、当該紙片を除く他の紙片の少なくとも一つに顕色剤層が形成されており、
    前記基材の他方の面において、区分された紙片の一つが最下票をなし、当該紙片を除く他の紙片の少なくとも一つにおいて、紙片を重ねた際に、前記記入欄および顕色剤層と少なくとも一部が重なる位置に発色剤層が形成されていることを特徴とする複写シート。
  2. 前記顕色剤層、発色剤層は、ともに基材の全面に形成されており、紙片を重ねた際に、前記記入欄と少なくとも一部が重なる顕色領域を除いた箇所に前記顕色剤層に重ねて減感剤層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の複写シート。
  3. 前記基材は、3以上の紙片に区分されており、前記最上票および最下票をなす紙片以外の紙片には、基材の一方の面に顕色剤層が形成され、他方の面に発色剤層が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の複写シート。
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