JP2015009439A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対のガイド部材の最小限の移動でロール紙をスムーズに交換することができ、また印刷媒体をスムーズに装置から引き出すことができる印刷装置を提供すること。【解決手段】ロール紙70の左右両端面77と当接する当接面47の向きを一定の角度(左右両端面77と当接面47が平行)に維持して、ロール紙70の左右両端面77に対して、近接または離間自在に移動して左右両端面77に当接してロール紙70を挟持する一対のガイド部材15を具備する。ロール紙70の左右両端面77に当接するガイド部材15の当接面47に、ロール紙70の中央に形成した軸芯穴75に挿入される凸状の支持部49を形成する。支持部49は軸芯穴75の内周面に周状に当接する形状に形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、印刷媒体をロール状に巻回してなるロール紙を保持するロール紙保持部を備えた印刷装置に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示すように、ラベルプリンタに収納されるロール紙(粘着ロール)の保持機構は、ロール紙の左右両端面に一対のガイド部材(揺動部材)を当接し、両ガイド部材に設けた凸状の支持部(支持軸)を前記ロール紙中央に設けた穴に挿入し、これによってロール紙を回動自在に保持するように構成されている。
そして、消耗したロール紙の取り出しは、一対のガイド部材をこれらの上部が開くように揺動させ、これによってガイド部材に設けた一対の支持部をロール紙中央の穴から抜き出すことによって行われる。一方新しいロール紙の挿入も、上部を開くように揺動させた一対のガイド部材の間に新しいロール紙を挿入し、その後一対のガイド部材の上部を閉じてガイド部材に設けた一対の支持部をロール紙中央の穴に挿入することによって行われる。
特許第4776023号公報
しかしながら、上記従来例の場合、ロール紙を着脱する際に、一対のガイド部材を揺動してその上部を開く必要があるので、開いた側の先端部分が、ロール紙の左右両端面から大きく離れ、その分ロール紙の左右両側にガイド部材を入り込ませるためのスペース(可動域空間)を広く作っておく必要があり、装置の小型化が阻害されるという問題があった。
また前記ガイド部材の揺動角度を小さくするためには、例えば特許文献1に示すように、ガイド部材に設ける支持部の直径を小さくし(つまりロール紙中央の穴の内径に比べて支持部の直径を小さくし)、ロール紙中央の穴の内周面上部に支持部の上部のみを当接させてロール紙を支持する必要がある。しかしながらこのように構成すると、ロール紙中央の穴の支持部による支持が一点のみになるので、ロール紙が回転した際に偏心運動を起こし、印刷媒体の搬送不良を生じる虞があった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、一対のガイド部材の最小限の移動でロール紙をスムーズに交換することができて装置の小型化が図れ、また印刷媒体を装置からスムーズに引き出すことができる印刷装置を提供することにある。
本発明は、印刷媒体を巻回したロール紙を回動自在に保持するロール紙保持部を備えた印刷装置において、前記ロール紙の左右両端面と当接する当接面の向きを一定の角度に維持して、前記ロール紙の左右両端面に対して、近接または離間自在に移動して前記左右両端面に当接してロール紙を挟持する一対のガイド部材を具備し、前記ロール紙の左右両端面に当接する前記ガイド部材の当接面に、前記ロール紙中央に形成した軸芯穴に挿入される凸状の支持部を形成した。
一対のガイド部材をいわゆる平行移動自在に構成したので、支持部の高さ分だけガイド部材を外方に移動するだけで、ロール紙の着脱を行うことが可能になる。つまりガイド部材の最小限の移動でロール紙をスムーズに交換することができるようになり、装置の小型化が図れる。
また本発明は、前記印刷媒体の左右両端近傍部分の裏面を載置するロール紙載置ローラが前記一対のガイド部材各々に組付けられていることが好ましい。
これによってロール紙を挟持するガイド部材に、ガイド部材から引き出された印刷媒体をガイドする機能も併せ持たせたので、ラベル幅に応じた最適な位置で印刷媒体の左右両端近傍部分の裏面を載置し保持することができる。
また本発明は、前記支持部が、前記軸芯穴の内周面に周状に当接する形状であることが好ましい。
これによってロール紙はガイド部材に対してがたつきなく支持される。従って、ロール紙が回転した際に、ロール紙が偏心運動を起こすことはなく、印刷媒体をスムーズに引き出すことができる。このように支持部を構成しても、ガイド部材は平行移動するので、ロール紙の着脱時に必要なガイド部材の移動距離を延ばす必要はない。
また本発明は、前記ガイド部材が、二組のラックギアと、これらラックギアの歯に噛み合うピニオンギアとを有してなる直動機構をさらに具備し、前記二組のラックギアの間に前記ピニオンギアを設置することで、両ラックギアの歯をピニオンギアの歯に噛み合わせ、且つ両ラックギアを平行に配置し、前記二組のラックギアの各々の端部にそれぞれ前記一対のガイド部材の一方を組み付け、さらに、前記ガイド部材を前記ロール紙の左右両端面に当接する方向に付勢する付勢手段を取り付けることが好ましい。
ガイド部材にラックギアを取り付けたので、ラックギアとピニオンギアによって両ガイド部材を容易且つ確実に連動させて逆方向に平行移動させることができる。また部品点数が少なくて済み、構造の簡素化が図れる。
また本発明は、前記ガイド部材が、前記ロール紙の両端面に対し近接または離間自在に移動するガイド部材本体と、表面に前記支持部を設けると共に前記ガイド部材本体に回動自在に取り付けられた回転体と、を有していることが好ましい。
回転体にロール紙を取り付けることで、回転しないガイド部材本体に対して、スムーズにロール紙を回転させることができる。
印刷装置1の斜視図である。 ロール紙保持部13の全体概略断面図である。 ロール紙収納部11をその後方上部側から見た要部斜視図である。 直動機構21を示す概略図である。 ロール紙保持部13にロール紙70を着脱する着脱動作説明図である。 ロール紙保持部13にロール紙70を着脱する着脱動作説明図である。 印刷装置1の印刷動作部分の概略機構図である。 ガイド部材15−2(その回転体取付部26−2側の部分)を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる印刷装置(ラベルプリンタ)1の斜視図である。なお以下の説明において、印刷装置1内に収納するロール紙70の粘着ラベル連続体(印刷媒体)71を引き出していく方向(矢印A方向)を前方、その反対方向を後方ということとする。同図に示すように、印刷装置1は、下部ケース10と、下部ケース10の後方側の上辺近傍部分を軸として揺動して前記下部ケース10の上面を開閉する上部ケース100とを具備して構成されている。
上部ケース100の前記軸から離れた側の一端近傍の下面には、サーマルヘッドの発熱体101が設置され、また発熱体101と前記軸の間には、回転自在に上部ガイドローラ103が取り付けられている。
一方、下部ケース10の後方側には、略矩形状の凹部からなるロール紙収納部11が形成されている。またロール紙収納部11の前方の前記上部ガイドローラ103に対向する位置には送りローラ81が設置され、更にその前方の前記発熱体101に対向する位置にはプラテンローラ83が設置され、さらにその前方には、ラベル排出口85が形成されている。プラテンローラ83とラベル排出口85の間には、図示しないカッター87(図7参照)が設置されている。また下部ケース10の左右両外側面中央上部には、コ字状の取っ手89の両端が回動自在に取り付けられている。ロール紙収納部11内には、ロール紙70を回動自在に保持するロール紙保持部13が設置されている。ロール紙保持部13は、一対のガイド部材15を具備している。
図2は、ロール紙保持部13の全体概略断面図であり、同図の下が前方、上が後方となっている。また図3は、ロール紙収納部11をその後方上部側から見た要部斜視図である。これらの図に示すようにロール紙保持部13は、一対のガイド部材15と、これらガイド部材15の間に設置されるストッパ17と、ロール紙収納部11の内側壁19を挟んでその裏面側に設置される直動機構21と、を具備して構成されている。
ガイド部材15は、合成樹脂を略平板状に形成してなるガイド部材本体23と、合成樹脂を略円板状に形成しガイド部材本体23に回動自在に取り付けられる回転体25とを具備して構成されている。
ガイド部材本体23は、前記回転体25を回転自在に取り付ける略半円形状の回転体取付部26と、回転体取付部26の外周から外方に向けて突出するアーム部31と、アーム部31の先端部分に設けられるガイド取付部27とを有している。回転体取付部26には、その中央に円形の貫通孔からなる取付部29(図2参照)が形成されている。ガイド取付部27は、前記アーム部31の先端近傍の内側面(対向するガイド部材本体23側を向く側面)から突出する略平板状で上下方向に長尺なストッパ係止部33と、ストッパ係止部33の上端部分近傍から上方に突出するローラ保持部35(図3参照)と、ガイド取付部27の先端辺から内側壁19の挿通孔37を通してその裏面側に突出する直動機構取付部39(図2参照)とを有している。挿通孔37は、内側壁19の上下左右4か所に、左右方向に平行に形成されている。ローラ保持部35の内側に対向する面には、軸43の一端が取り付けられ、この軸43には回転自在にロール紙載置ローラ41が取り付けられている。ロール紙載置ローラ41は円柱状であり、その外周には横断面三角形状で円周方向に向かうリング状突起45が形成されている。
回転体25は、合成樹脂を略円板状に成形して構成されており、両回転体25が対向する側の面を下記するロール紙70の端面77を当接する当接面47としている。そしてこの当接面47には円形のリング状(凸状)に突出する支持部49が形成されている。支持部49の外径寸法は、下記するロール紙70の中央に形成される軸芯穴75の内径寸法とほぼ同一に形成されている。つまり支持部49は、前記軸芯穴75の内周面に、周状に当接する形状に形成されている。回転体25の当接面47とは反対側の面からは3本の爪状の係止部51(図2参照)が突出して形成されている。各係止部51は同一円周上に等間隔(120°間隔)に設けられている(図2では図示の都合上、2本の係止部51を180°間隔に示している)。各係止部51は、回転体25の面から垂直に離れる方向に突出するアーム部53と、アーム部53の先端に外方向に向かって突出するように形成される爪54とを一体に有して構成されている。各係止部51は前記ガイド部材本体23の取付部29の内周辺に沿う位置に設けられている。
そして回転体25の係止部51を、そのアーム部53を撓めながら、ガイド部材本体23の取付部29内に挿入し、その爪54をガイド部材本体23の反対側の面に係止(スナップイン係合)して一体化することで、回転体25は、ガイド部材本体23の面上に、回動自在に取り付けられる。
図4は直動機構21を示す概略図であり、直動機構21を図2の矢印B方向から見た図である。同図に示すように直動機構21は、二組のラックギア55と、これらラックギア55の歯に噛み合うピニオンギア57とを有している。両ラックギア55は、上下方向に所定間隔をあけて平行に、且つ左右に所定距離ずらした状態に設置され、二組のラックギア55の間にピニオンギア57を設置することで、両ラックギア55の歯をピニオンギア57の歯に噛み合わせている。そして二組のラックギア55の各々根元側の端部にそれぞれ前記一対のガイド部材本体23の直動機構取付部39を固定している。さらに前記各直動機構取付部39(ラックギア55でもよい)には、ガイド部材本体23間を狭める方向(ガイド部材15を下記するロール紙70の左右両端面77に当接する方向)に付勢する付勢手段59が取り付けられている。各付勢手段59の他端59aは、下部ケース10の所定部分に固定されている。付勢手段59は、引っ張りコイルばねやねじりコイルばね等、その種類を問わない。
図2、図3に戻って、ストッパ17は、合成樹脂を略平板矩形状に成形して構成されており、ナット61によってロール紙収納部11の内側壁19の中央(両ガイド部材15の中央)に取り付けられている。前述のように、両ガイド部材15は付勢手段59によって両者が接近する方向に付勢されているので、これによってストッパ17の左右両側面にガイド部材15のストッパ係止部33の先端辺が当接し、図2、図3に示す位置に静止している。
図5、図6は、ロール紙保持部13にロール紙70を着脱する方法を示す着脱動作説明図である。この例で用いているロール紙70は、一方の面(内側の面)に粘着層を形成した帯状の粘着ラベル連続体71を中空の管状体73に巻回して構成される粘着ロール紙である。管状体73の中央には軸芯穴75が形成されている。
ロール紙70を装着するには、図5に示すように、まず両ガイド部材15を、両者が離れる方向に指などによって押し広げ(平行移動)、その間にロール紙70を挿入する。ここで平行移動とは、ロール紙70の左右両端面77と当接する当接面47の向きを一定の角度(左右両端面77と当接面47が平行になる角度)に維持して、ロール紙70の左右両端面77に対して、近接または離間自在に移動することをいう。このとき両ガイド部材15は、直動機構21によって、一方のガイド部材15を平行移動すると、他方のガイド部材15も同一距離逆方向に平行移動するので、両ガイド部材15は常に左右対称に位置しながら両者の間が広がる。ロール紙70を装着するために必要とされる両回転体25の支持部49の先端面間の隙間寸法L1は、ロール紙70の左右両端面77間の幅寸法L2と同一又はそれより少し長い寸法である(L1≧L2)。
そしてロール紙70の軸芯穴75とガイド部材15の支持部49の位置を合わせて、ガイド部材15の押し広げ力を解除すれば、図6に示すように、支持部49が軸芯穴75内に挿入され、回転体25の当接面47(支持部49の外周外側の面)がロール紙70の左右両端面77(この例ではロール紙70の一部である管状体73の左右両端面)に当接する。これによってロール紙70の装着が完了する。ロール紙70を取り外す場合(通常は管状体73のみであるが、場合によっては粘着ラベル連続体71を残した状態で取り外すこともある)は、前記と逆の動作を行えばよい。
このように、一対のガイド部材15を傾けないで平行移動自在に構成したので、支持部49の高さ寸法分だけガイド部材15を外方に平行移動するスペースを確保することで、ロール紙70の着脱ができるようになる。つまりガイド部材15の最小限の移動でロール紙70をスムーズに交換することができるようになり、印刷装置1の小型化(特に幅方向の小型化)が図れる。
図7は、印刷装置1の印刷動作部分の概略機構図である。同図は、粘着ラベル連続体71をガイド部材15から下部ケース10のラベル排出口85(図1参照)まで引き出した上で、図1に示す上部ケース100を下部ケース10上に被せた状態を示している。このとき、粘着ラベル連続体71は、ロール紙載置ローラ41と図示しない上部ケース100の下面との間の隙間と、上部ガイドローラ103と送りローラ81の間の隙間と、サーマルヘッドの発熱体101とプラテンローラ83の間の隙間とを通過している。
そしてプラテンローラ83が図示しないステッピングモータ等の駆動手段によって回転することにより、粘着ラベル連続体71がロール紙70から繰り出されて搬送され、同時に発熱体101によって粘着ラベル連続体71に印字が行われる。印字が行われた粘着ラベル連続体71はラベル排出口85から外部に排出され、その根元側がカッター87で切断される。
なおロール紙70から繰り出された粘着ラベル連続体71は、上述のように、まず上部ケース100の下面とロール紙載置ローラ41の間を通過するようにガイドされるが、このときロール紙載置ローラ41は、粘着ラベル連続体71の粘着面側(裏面側)の左右両端近傍部分を載置するので、粘着面との接触面積が小さく、粘着ラベル連続体71との接着による抵抗を小さくできる。特にこのロール紙載置ローラ41にはリング状突起45(図3参照)が形成されているので、粘着ラベル連続体71の粘着面との接触は線接触になり、更に前記抵抗を小さくすることができる。
以上の印刷動作によって、ロール紙70から粘着ラベル連続体71が繰り出される際は、ロール紙70は回転するが、ガイド部材15の支持部49は、ロール紙70の軸芯穴75の内周面に周状に当接しているので、ロール紙70はガイド部材15に対してがたつきなく支持されている。従って、ロール紙70は回転した際に偏心運動を起こさない。このためロール紙70から粘着ラベル連続体71をスムーズに引き出していくことができる。
ここでもし、支持部49の外径をこの例のように大きく構成し、且つ従来のように一対のガイド部材15を揺動させることでロール紙70を着脱するように構成すると、支持部49全体を軸芯穴75の外部に引き出すためには、ガイド部材15をかなり大きく傾斜させなければならなくなり、その分ロール紙70の左右にガイド部材15を逃がすための大きなスペースが必要になる。これに対してこの印刷装置1によれば、支持部49を大径に構成しても、ロール紙70の着脱用に必要なガイド部材15を逃がすための空間は大きくならず、従って印刷装置1が大型化することはない。
またこの印刷装置1においては、例えば図6に示すように、回転体25のロール紙70を取り付ける側の当接面47は、この回転体25を取り付けたガイド部材本体23の面よりもロール紙70側に突出し、これによってロール紙70の端面77とガイド部材本体23の面との間に隙間S1が形成されている。このため、回転体25に取り付けたロール紙70の端面77が、静止側のガイド部材本体23に触れることはなく、両者が触れる場合に生じる摩擦抵抗が無くなり、ロール紙70のスムーズな回転が確保できる。特にこの例のように、ロール紙70として粘着ラベル連続体71を用いた場合、ロール紙70の両端面77に粘着層が露出するが、この粘着層はガイド部材本体23の面に接触することがないので、特に有効である。なお回転体25の当接面47にロール紙70の管状体73の両端面77のみを当接させるようにすれば、当接面47にも前記粘着層が当接しなくなるので、さらに好適である。
図8は、本発明の他の実施形態に係るガイド部材15−2(その回転体取付部26−2側の部分)を示す図であり、図8(a)はガイド部材15−2の正面図、図8(b)は対向して設置した一対のガイド部材15−2の概略断面図、図8(c)は一対のガイド部材15−2の間にロール紙70−2をセットした状態を示す概略断面図である。同図に示すガイド部材15−2及びロール紙70−2において、前記図1〜図7に示すガイド部材15及びロール紙70と同一又は相当部分には同一符号を付す(但し添え字「−2」を付す)。なお以下で説明する事項以外の事項については、前記図1〜図7に示すガイド部材15及びロール紙70と同じである。
同図に示すガイド部材15−2において、前記ガイド部材15と相違する点は、回転体25を省略し、ガイド部材本体23−2に直接当接面47−2と円形のリング状(凸状)に突出する支持部49−2とを設けた点である。この例の場合も、両ガイド部材15−2は、ロール紙70−2の左右両端面77−2に平行移動しながら当接してロール紙70−2を挟持する構造であり、この構造による効果が前記図1〜図7に示すガイド部材15の場合と同様に生じる。またこのガイド部材15−2によれば、回転体が省略できるので、構造の簡素化が図れる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。例えば、上記例ではロール紙として粘着ラベル連続体を巻回したものを用いたが、粘着性のないラベル連続体等の他の各種印刷媒体を巻回したロール紙を用いても良い。また上記ロール紙では管状体を用いたが、管状体を省略したロール紙(軸芯穴は存在する)を用いても良い。また上記例ではガイド部材の支持部をロール紙の軸芯穴の内周面の全体にわたって周状に当接させたが、全体である必要はなく、例えば軸芯穴の内周面の周状の複数位置に支持部を当接させるようにしても良い(この構成も「周状に当接する」の概念に含まれる)。さらに場合によっては、支持部は必ずしもロール紙の軸芯穴の内周面に、周状に当接する形状でなくても良い。また本発明にかかる印刷装置は、ラベルプリンタに限られず、POSレジスタ、計量装置等、印刷機能を有する他の各種装置にも同様に用いることができる。
以上の説明に関し、さらに以下の項を開示する。
(付記1)
前記回転体の前記ロール紙の端面を当接する当接面は、この回転体を取り付けた前記ガイド部材本体の面よりもロール紙側に突出し、これによってロール紙の端面とガイド部材本体の面との間に隙間を形成したことを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。これによって回転体に取り付けたロール紙の端面が、ガイド部材本体に触れなくなり、両者間が触れた場合に生じる摩擦抵抗が無くなり、ロール紙のスムーズな回転が確保できる。印刷媒体が粘着シートである場合、特に有効である。
(付記2)
前記ガイド部材本体は、前記回転体を回転自在に取り付ける回転体取付部と、印刷装置内に設けられたロール紙収納部の内側壁を挟んでその裏面側に設置された前記ラックギアに取り付けられるガイド取付部とを具備し、さらに前記ガイド取付部には、ガイド部材に保持されたロール紙から繰り出される印刷媒体の左右両端近傍部分を載置するロール紙載置ローラが取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。これによって、ガイド取付部に、ラックギアを取り付ける機能と、ロール紙載置ローラを取り付ける機能とを併せ持たせることができる。特に印刷媒体が粘着面を有する場合、ロール紙載置ローラによって、印刷媒体の粘着面の左右両端近傍部分を載置させれば、粘着面との接触面積を小さくでき、印刷媒体引出時の抵抗を小さくできる。このロール紙載置ローラを粘着面と線接触する形状に構成すれば、更に前記抵抗を小さくでき、好適である。
1 印刷装置 10 下部ケース
11 ロール紙収納部 13 ロール紙保持部
15 ガイド部材 17 ストッパ
19 内側壁 21 直動機構
23 ガイド部材本体 25 回転体
26 回転体取付部 27 ガイド取付部
29 取付部 31 アーム部
33 ストッパ係止部 35 ローラ保持部
37 挿通孔 39 直動機構取付部
41 ロール紙載置ローラ 43 軸
45 リング状突起 47 当接面
49 支持部 51 係止部
53 アーム部 54 爪
55 ラックギア 57 ピニオンギア
59 付勢手段 61 ナット
70 ロール紙 71 粘着ラベル連続体(印刷媒体)
73 管状体 75 軸芯穴
77 端面 81 送りローラ
83 プラテンローラ 85 ラベル排出口
87 カッター 89 取っ手
100 上部ケース 101 発熱体
103 上部ガイドローラ 15−2 ガイド部材
23−2 ガイド部材本体 31−2 アーム部
47−2 当接面 49−2 支持部
70−2 ロール紙 77−2 端面

Claims (5)

  1. 印刷媒体を巻回したロール紙を回動自在に保持するロール紙保持部を備えた印刷装置において、
    前記ロール紙の左右両端面と当接する当接面の向きを一定の角度に維持して、前記ロール紙の左右両端面に対し、近接または離間自在に移動して前記左右両端面に当接してロール紙を挟持する一対のガイド部材を具備し、
    前記ロール紙の左右両端面に当接する前記ガイド部材の当接面に、前記ロール紙中央に形成した軸芯穴に挿入される凸状の支持部が形成されていることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記印刷媒体の左右両端近傍部分の裏面を載置するロール紙載置ローラが前記一対のガイド部材各々に組付けられていることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記支持部は、前記軸芯穴の内周面に、周状に当接する形状であることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記ガイド部材は、
    二組のラックギアと、これらラックギアの歯に噛み合うピニオンギアとを有してなる直動機構をさらに具備し、
    前記二組のラックギアの間に前記ピニオンギアを設置することで、両ラックギアの歯をピニオンギアの歯に噛み合わせ、且つ両ラックギアを平行に配置し、
    前記二組のラックギアの各々の端部にそれぞれ前記一対のガイド部材の一方を組み付け、
    さらに前記ガイド部材を前記ロール紙の左右両端面に当接する方向に付勢する付勢手段を取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記ガイド部材は、
    前記ロール紙の両端面に対し近接または離間自在に移動するガイド部材本体と、
    表面に前記支持部を設けると共に、前記ガイド部材本体に回動自在に取り付けられた回転体と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
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