JP2015008586A - 回転電機の固定子 - Google Patents

回転電機の固定子 Download PDF

Info

Publication number
JP2015008586A
JP2015008586A JP2013132708A JP2013132708A JP2015008586A JP 2015008586 A JP2015008586 A JP 2015008586A JP 2013132708 A JP2013132708 A JP 2013132708A JP 2013132708 A JP2013132708 A JP 2013132708A JP 2015008586 A JP2015008586 A JP 2015008586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stator
interphase
winding
stator core
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013132708A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5850264B2 (ja
Inventor
真介 杉浦
Shinsuke Sugiura
真介 杉浦
高橋 裕樹
Hiroki Takahashi
裕樹 高橋
瀬口 正弘
Masahiro Seguchi
瀬口  正弘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013132708A priority Critical patent/JP5850264B2/ja
Priority to US14/314,502 priority patent/US9373985B2/en
Publication of JP2015008586A publication Critical patent/JP2015008586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5850264B2 publication Critical patent/JP5850264B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/50Fastening of winding heads, equalising connectors, or connections thereto
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/12Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors arranged in slots
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/28Layout of windings or of connections between windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/32Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation
    • H02K3/38Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation around winding heads, equalising connectors, or connections thereto
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/52Fastening salient pole windings or connections thereto
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/46Fastening of windings on the stator or rotor structure
    • H02K3/52Fastening salient pole windings or connections thereto
    • H02K3/521Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only
    • H02K3/522Fastening salient pole windings or connections thereto applicable to stators only for generally annular cores with salient poles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)

Abstract

【課題】耐振動性に優れた固定子巻線を有する回転電機の固定子を提供する。【解決手段】固定子20は、周方向に配列された複数のスロット31を有する円環状の固定子鉄心30と、固定子鉄心30に巻装された複数の相巻線(U1,U2,V1,V2,W1,W2)よりなる固定子巻線40とを有する。固定子巻線40は、各相巻線の中性点側端部同士を接続し第1コイルエンド41上に配置された相間渡り線45A〜45Gを有する。相間渡り線45A〜45Gのうちの少なくとも相間渡り線45G1は、他の相間渡り線及び前記相巻線と接合される4個の接続端部を有する。相間渡り線45G1は、固定子鉄心30の周方向及び径方向の両方向において、他の相間渡り線又は相巻線と接合される接合面同士が互いに背向する状態に配置された対をなす2個の接続端部(45G1’,45G1”)(45A’,45E’)を有する。【選択図】図6

Description

本発明は、例えば車両において電動機や発電機として使用される回転電機の固定子に関する。
従来、車両において使用される回転電機の固定子として、周方向に配列された複数のスロットを有する円環状の固定子鉄心と、前記スロットに挿入されて前記固定子鉄心に巻装された複数の相巻線よりなり前記固定子鉄心の軸方向端面から外方に突出するコイルエンドが形成されたる固定子巻線と、を備えたものが知られている。
このような固定子においては、固定子巻線の結線方式として、複数の相巻線の中性点側端部同士が接続される星型結線が採用されている。この場合、中性点では、3本以上の導線を例えば溶接などにより同時に接続する必要があるため、コイルエンド上において、長い渡り線を這わせて接続したり、特許文献1に開示されているようなバスバーを使用して接続したりしている。
特開2004−120905号公報
ところで、上記の回転電機では、固定子に対して、回転子の回転により周方向の振動が加わり、また、回転子のアンバランスにより径方向の振動が加わる。そのため、コイルエンド上において、長い渡り線で結線している場合にはそれらの振動の影響が大きくなり、また、バスバーを使用している場合には、バスバー自体の重量から振動の影響が大きくなることが考えられる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、耐振動性に優れた固定子巻線を有する回転電機の固定子を提供することを解決すべき課題とするものである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、周方向に配列された複数のスロット(31)を有する円環状の固定子鉄心(30)と、前記スロットに挿入されて前記固定子鉄心に巻装された複数の相巻線(U1,U2,V1,V2,W1,W2)よりなり前記固定子鉄心の軸方向端面から外方に突出するコイルエンド(41,42)が形成された固定子巻線(40)と、を備えた回転電機の固定子において、前記固定子巻線は、各前記相巻線の中性点側端部同士を接続し前記コイルエンド上に配置された複数の相間渡り線(45A〜45G,45a〜45f)を有し、前記相間渡り線のうちの少なくとも一つは、他の前記相間渡り線及び前記相巻線と接合される3個又は4個の接続端部(45e1〜45e3,45G1’,45G1”,45A’,45E’,45G3’,45G3”,45B’,45F’)を有し、少なくとも一つの当該相間渡り線(45G1,45G3,45e)の前記接続端部は、他の前記相間渡り線又は前記相巻線と接合される接合面が前記固定子鉄心の周方向及び径方向の2方向を向くように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、固定子巻線は、3個又は4個の接続端部を有する少なくとも一つの相間渡り線を有し、少なくとも一つの当該相間渡り線の接続端部は、他の相間渡り線又は相巻線と接合される接合面が固定子鉄心の周方向及び径方向の2方向を向くように配置されている。そのため、回転子の回転やアンバランスにより固定子に加えられる周方向及び径方向の振動を良好に緩和することができるので、耐振動性に優れたものとなる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載された各部材や部位の後の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的な部材や部位との対応関係を示すものである。
実施形態1の回転電機の構成を模式的に示す軸方向断面図である。 実施形態1に係る固定子のコイルエンドの一部を省略した状態で示す斜視図である。 実施形態1に係る固定子のコイルエンドの一部を省略した状態で示す平面図である。 (a)(b)は実施形態1に係る固定子巻線に用いられる導体線の断面図である。 実施形態1係る固定子巻線の結線図である。 実施形態1に係る固定子の要部をコイルエンドの一部を省略した状態で示す部分平面図である。 実施形態1に係る固定子巻線の要部を拡大して示す部分斜視図である。 実施形態1に係る固定子巻線の他の要部を拡大して示す部分斜視図である。 実施形態2に係る固定子のコイルエンドの一部を省略した状態で示す斜視図である。 実施形態2に係る固定子のコイルエンドの一部を省略した状態で示す平面図である。 実施形態2係る固定子巻線の結線図である。 実施形態2に係る固定子の要部をコイルエンドの一部を省略した状態で示す部分平面図である。 実施形態2に係る固定子巻線の要部を拡大して示す部分斜視図である。
以下、本発明の回転電機の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
〔実施形態1〕
実施形態1の回転電機について図1〜図7を参照して説明する。本実施形態の回転電機1は、車両用の電動機として使用されるものである。この回転電機1は、図1に示すように、有底筒状の一対のハウジング部材10a,10bが開口部同士で接合されてなるハウジング10と、ハウジング10に軸受け11,12を介して回転可能に支承された回転軸13と、回転軸13の外周に固定された回転子14と、回転子14を包囲する位置でハウジング10の内壁面に固定された固定子20と、を備えている。
回転子14は、固定子20の内周側と径方向に対向した外周側に、周方向に所定距離を隔てて配置された複数の永久磁石を有し、これら永久磁石により周方向に極性が交互に異なる複数の磁極が形成されている。回転子14の磁極の数は、回転電機により異なるため限定されるものではない。本実施形態においては、8極(N極:4、S極:4)の回転子が用いられている。
固定子20は、円環状に形成されて回転子14の径方向外側に対向して配置された固定子鉄心30と、固定子鉄心30に巻装された複数の相巻線よりなる三相の固定子巻線40と、を備えている。固定子鉄心30は、所定の円環形状に形成された複数の電磁鋼板を固定子鉄心30の軸方向に積層してかしめ固定することにより形成されている。なお、積層された電磁鋼板の間には、絶縁薄膜が配置されている。また、固定子鉄心30は、電磁鋼板の積層体からだけでなく、従来公知の金属薄板及び絶縁薄膜を用いて形成してもよい。
固定子鉄心30は、図2及び図3に示すように、その内周部に沿って周方向に等間隔に配列された複数のスロット31を有する。スロット31は、その深さ方向が径方向と一致するように形成されている。固定子鉄心30に形成されたスロット31の数は、回転子14の磁極数(8磁極)に対し、固定子巻線40の一相あたり2個の割合で形成されている。本実施形態では、8×3×2=48より、スロット数は48個とされている。
固定子巻線40は、複数の導線50を所定の巻回方法で巻回して固定子鉄心30に巻装されている。固定子巻線40を構成する導線50は、図4(a)に示すように、銅製の矩形断面の導体57と、導体57の外周を覆い導体57を絶縁する内層58a及び外層58bよりなる絶縁被膜58とから形成され、絶縁被膜付き平角線が採用されている。内層58a及び外層58bを合わせた絶縁被膜58の厚みは、100μm〜200μmの間に設定されている。このように、内層58a及び外層58bからなる絶縁被膜58の厚みが厚いので、導線50同士を絶縁するために導線50同士の間に絶縁紙等を挟み込む必要がなくなっているが、導線50同士の間あるいは固定子鉄心30と固定子巻線40との間に絶縁紙を配設してもよい。
外層58bはナイロン等の絶縁材で形成され、内層58aは外層58bよりもガラス転移温度の高い熱可塑性樹脂又はポリアミドイミド等の絶縁材で形成されている。これにより、回転電機に発生する熱により外層58bは内層58aよりも早く軟化するため、同じスロット31に収容されている複数の導線50が一体化し導線50同士が剛体化するので、スロット31内の導線50の機械的強度が向上する。また、過剰な振動が発生しても、内層58aと導体57の接着箇所よりも内層58aと外層58bとの接着箇所が先に剥離するので、内層58aと導体57との接着を維持し絶縁を確保することができる。
さらに、導線50は、図4(b)に示すように、内層58a及び外層58bからなる絶縁被膜58の外周をエポキシ樹脂等からなる融着材59で被覆してもよい。これにより、融着材59は、回転電機に発生する熱により絶縁被膜58よりも早く溶融するので、同じスロット31に収容されている複数の導線50同士が融着材59同士により熱接着する。その結果、同じスロット31に収容されている複数の導線50が一体化し導線50同士が剛体化することで、スロット31内の導線50の機械的強度が向上する。なお、絶縁被膜58の外層58bには、ポリフェニレンサルファイド(PPS)よりなる被膜を用いてもよい。
また、固定子巻線40を構成する導線50は、固定子鉄心30の内周側でスロット31に挿入されて周方向に沿って波巻きされた形状に成形されている。即ち、導線50は、固定子鉄心30の異なるスロット31に収容される直線状のスロット収容部と、隣り合ったスロット収容部同士をスロット31の外部で接続するターン部とを備えている。
この場合、各導線50のスロット収容部は、所定のスロット数(3相×2個(倍スロット)=6個)ごとのスロット31に収容され、ターン部は、固定子鉄心30の軸方向端面から突出している。これにより、図1に示すように、固定子巻線40の軸方向一端側(図1の右側)には、多数のターン部の集合体よりなる円環状の第1コイルエンド41が形成されている。また、固定子巻線40の軸方向他端側(図1の左側)には、多数のターン部の集合体よりなる円環状の第2コイルエンド42が形成されている。
固定子巻線40は、図5に示すように、2組の三相巻線(U1,U2,V1,V2,W1,W2)により形成されている。各相巻線は、それぞれ複数の分割巻線43に分割されており、同相の分割巻線43同士がそれぞれ渡り線44A〜44Iで接続されている。本実施形態では、各相巻線は、2個の分割巻線43に分割され、その2個の分割巻線43同士が、それぞれ渡り線44A〜44Fで接続されている。
また、同相の相巻線の出力側に位置する分割巻線43同士は、それぞれ渡り線44G〜44Iで接続されており、各渡り線44G〜44Iには、それぞれ出力線46A〜46Cが接続されている。即ち、本実施形態では、同相の相巻線は、それぞれ4個の分割巻線43に分割されている。また、各相巻線の中性点側端部同士は、それぞれ相間渡り線45A〜45Gで接続されている。なお、本実施形態では、分割巻線43、渡り線44A〜44I及び相間渡り線45A〜45Gの接続方法として溶接が採用されている。
これら渡り線44A〜44I及び相間渡り線45A〜45Gは、それぞれ所定の形状及び長さに形成されたバスバーよりなる。そして、渡り線44A〜44I及び相間渡り線45A〜45Gは、図2、図3及び図6に示すように、固定子巻線40の第1コイルエンド41から軸方向外方に突出した状態で第1コイルエンド41上に配置されている。なお、図2、図3及び図6において、第1コイルエンド41を構成するターン部の詳細な記載は省略されている。
また、図5に示す2組の三相巻線の中性点同士を接続する相間渡り線45Gは、図6に示すように、3個に分割されて溶接で接続された第1〜第3バスバー45G1〜45G3よりなる。この場合、第1バスバー45G1は、2つの相間渡り線45A,45Eと一体に形成されている。この第1バスバー45G1は、図6及び図7に示すように、相間渡り線45A,45Eにそれぞれ形成された2個の接続端部45A’,45E’、及び相間渡り線45D及び第2バスバー45G2とそれぞれ接合された2個の接続端部45G1’,45G1”を有し、合計4個の接続端部45A’,45E’,45G1’,45G1”を有する四つ又状に形成されている。
第1バスバー45G1の一方の接続端部45G1’は、相間渡り線45Dの接続端部45D”と側面同士が対向した状態で接合され、他方の接続端部45G1”は、第2バスバー45G2の接続端部45G2’と側面同士が対向した状態で接合されている。これら対をなす2個の接続端部45G1’,45G1”は、固定子鉄心30の周方向において、接合面同士が互いに背向する状態に配置されている。また、相間渡り線45Aの接続端部45A’は、相巻線U1の分割巻線43と側面同士が対向した状態で接合され、相間渡り線45Eの接続端部45E’は、相巻線V2の分割巻線43と側面同士が対向した状態で接合されている。これら対をなす2個の接続端部45A’,45E’は、固定子鉄心30の径方向において、接合面同士が互いに背向する状態に配置されている。
第2バスバー45G2は、第1バスバー45G1及び第3バスバー45G3とそれぞれ接合された2個の接続端部45G2’,45G2”を有する。
そして、第3バスバー45G3は、2つの相間渡り線45B,45Fと一体に形成されている。この第3バスバー45G3は、図6及び図8に示すように、相間渡り線45B,45Fにそれぞれ形成された2個の接続端部45B’,45F’、及び相間渡り線45C及び第2バスバー45G2とそれぞれ接合された2個の接続端部45G3’,45G3”を有し、合計4個の接続端部45B’,45F’,45G3’,45G3”を有する四つ又状に形成されている。
第3バスバー45G3の一方の接続端部45G3’は、第2バスバー45G2の接続端部45G2”と側面同士が対向した状態で接合され、他方の接続端部45G3”は、相間渡り線45Cの接続端部45C”と側面同士が対向した状態で接合されている。これら対をなす2個の接続端部45G3’,45G3”は、固定子鉄心30の周方向において、接合面同士が互いに背向する状態に配置されている。また、相間渡り線45Bの接続端部45B’は、相巻線V1の分割巻線43と側面同士が対向した状態で接合され、相間渡り線45Fの接続端部45F’は、相巻線W2の分割巻線43と側面同士が対向した状態で接合されている。これら対をなす2個の接続端部45B’,45F’は、固定子鉄心30の径方向において、接合面同士が互いに背向する状態に配置されている。
なお、図6〜図8において、「’」が付された符号は、渡り線44A〜44I及び相間渡り線45A〜45Gの一方の接続端部を示し、「”」が付された符号は、渡り線44A〜44I及び相間渡り線45A〜45Gの他方の接続端部を示す。
以上のように構成された本実施形態の回転電機1の固定子20によれば、相間渡り線45Gを構成する第1及び第3バスバー45G1,45G3は、他の相間渡り線又は相巻線と接合される接続端部の接合面が、固定子鉄心30の周方向及び径方向の2方向を向くように配置されている。そのため、回転子14の回転やアンバランスにより固定子20に加えられる周方向及び径方向の振動を良好に緩和することができるので、周方向及び径方向の振動に対する耐振動性に優れたものとなる。
特に、本実施形態の第1及び第3バスバー45G1,45G3は、4個の接続端部を有する四つ又状に形成されたものであり、対をなす2個の接続端部(45G1’,45G1”)(45A’,45E’)(45G3’,45G3”)(45B’,45F’)が、固定子鉄心30の周方向及び径方向の両方向に向くように配置されている。これにより、周方向及び径方向の両方向においてよじれの発生を防止することができるため、周方向及び径方向の振動に対して良好な耐振動性を確保することができる。
〔実施形態2〕
実施形態2の回転電機について図9〜図13を参照して説明する。実施形態2の回転電機は、実施形態1の回転電機1と基本的構成が同じであり、固定子巻線40の第1コイルエンド41上に配置された渡り線44a〜44i及び相間渡り線45a〜45fの接続方法が実施形態1のものと異なる。よって、実施形態1と共通する部材や構成についての詳しい説明は省略し、以下、異なる点及び重要な点について説明する。なお、実施形態1と接続方法が異なる渡り線44a〜44i及び相間渡り線45a〜45fを除き、実施形態1と共通する部材や部位については同じ符号を用いる。
実施形態2の固定子20は、図9及び図10に示すように、実施形態1と同様に形成された固定子鉄心30と、固定子鉄心30に巻装された複数の相巻線よりなる三相の固定子巻線40と、を備えている。固定子巻線40を構成する導線50は、図4(a)(b)に示す実施形態1と同じものが採用されている。
固定子巻線40は、図11に示すように、2組の三相巻線(U1,U2,V1,V2,W1,W2)により形成されている。各相巻線は、それぞれ複数の分割巻線43に分割されており、同相の分割巻線43同士がそれぞれ渡り線44a〜44iで接続されている。実施形態2の場合にも、各相巻線は、2個の分割巻線43に分割され、その2個の分割巻線43同士が、それぞれ渡り線44a〜44fで接続されている。
また、同相の相巻線の出力側に位置する分割巻線43同士は、それぞれ渡り線44g〜44iで接続されており、各渡り線44g〜44iには、それぞれ出力線46a〜46cが接続されている。即ち、実施形態2の場合にも、同相の相巻線は、それぞれ4個の分割巻線43に分割されている。また、各相巻線の中性点側端部同士は、それぞれ相間渡り線45a〜45fで接続されている。したがって、実施形態1において存在した、2組の三相巻線の中性点同士を接続する相間渡り線45Gは、実施形態2には存在しない。なお、実施形態2の場合にも、分割巻線43、渡り線44a〜44i及び相間渡り線45a〜45fの接続方法として溶接が採用されている。
これら渡り線44a〜44i及び相間渡り線45a〜45fは、それぞれ所定の形状及び長さに形成されたバスバーよりなる。そして、渡り線44a〜44i及び相間渡り線45a〜45fは、図9、図10及び図12に示すように、固定子巻線40の第1コイルエンド41から軸方向外方に突出した状態で第1コイルエンド41上に配置されている。なお、図9、図10及び図12において、第1コイルエンド41を構成するターン部の詳細な記載は省略されている。
相間渡り線45eを構成するバスバーは、図12及び図13に示すように、合計3個の接続端部45e1〜45e3を有する三つ叉状に形成されている。この相間渡り線45eの周方向一方側の接続端部45e1は、相間渡り線45dの接続端部45d”と側面同士が対向した状態で接合されている。また、相間渡り線45eの周方向他方側の接続端部45e2は、相間渡り線45fの接続端部45f’と側面同士が対向した状態で接合されている。これら対をなす2個の接続端部45e1,45e2は、固定子鉄心30の周方向において、接合面同士が互いに背向する状態に配置されている。また、相間渡り線45eの径方向内方側に延出する接続端部45e3は、相巻線V2の分割巻線43と側面同士が対向した状態で接合されている。
なお、図12及び図13において、「’」が付された符号は、渡り線44a〜44i及び相間渡り線45a〜45fの一方の接続端部を示し、「”」が付された符号は、渡り線44a〜44i及び相間渡り線45a〜45fの他方の接続端部を示す。
以上のように構成された実施形態2の回転電機の固定子20によれば、相間渡り線45eは、他の相間渡り線又は相巻線と接合される3個の接続端部45e1〜45e3の接合面が、固定子鉄心30の周方向及び径方向の2方向を向くように配置されている。そのため、回転子14の回転やアンバランスにより固定子20に加えられる周方向及び径方向の振動を良好に緩和することができるので、周方向及び径方向の振動に対する耐振動性に優れたものとなる。
また、実施形態2の相間渡り線45eは、3個の接続端部を有する三つ又状に形成されたものであり、対をなす2個の接続端部45e1,45e2が、固定子鉄心30の周方向に向くように配置されている。これにより、対をなす2個の接続端部45e1,45e2が対向する方向と垂直な方向から振動が入力してもよじれの発生を防止することができるため、良好な耐振動性を確保することができる。
〔他の実施形態〕
本発明は、上記の実施形態1,2に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。
例えば、実施形態1、2において、相間渡り線45G1,45G3,45eの各接続端部の接合面は、固定子鉄心30の周方向及び径方向の2方向を向くように配置されているが、周方向及び径方向の2方向は厳密なものではなく、耐振動性が大幅に低下しない範囲で許容される。
また、実施形態2においては、対をなす2個の接続端部45e1,45e2の接合面は周方向において互いに背向するようにされていたが、周方向ではなく、径方向において互いに背向するように設定してもよい。
また、実施形態1,2では、分割巻線43、渡り線44A〜44I,44a〜44i及び相間渡り線45A〜45G,45a〜45fの接続方法として溶接が採用されていたが、溶接に代えて、例えば半田付けなどの従来公知の方法を採用してもよい。
1…回転電機、 20…固定子、 30…固定子鉄心、 31…スロット、 40…固定子巻線、 41…第1コイルエンド、 45A〜45G,45a〜45f…相間渡り線、 45e1〜45e3,45G1’,45G1”,45A’,45E’,45G3’,45G3”,45B’,45F’…接続端部、 U1,U2,V1,V2,W1,W2…相巻線。

Claims (3)

  1. 周方向に配列された複数のスロット(31)を有する円環状の固定子鉄心(30)と、前記スロットに挿入されて前記固定子鉄心に巻装された複数の相巻線(U1,U2,V1,V2,W1,W2)よりなり前記固定子鉄心の軸方向端面から外方に突出するコイルエンド(41,42)が形成された固定子巻線(40)と、を備えた回転電機の固定子において、
    前記固定子巻線は、各前記相巻線の中性点側端部同士を接続し前記コイルエンド上に配置された複数の相間渡り線(45A〜45G,45a〜45f)を有し、
    前記相間渡り線のうちの少なくとも一つは、他の前記相間渡り線及び前記相巻線と接合される3個又は4個の接続端部(45e1〜45e3,45G1’,45G1”,45A’,45E’,45G3’,45G3”,45B’,45F’)を有し、
    少なくとも一つの当該相間渡り線(45G1,45G3,45e)の前記接続端部は、他の前記相間渡り線又は前記相巻線と接合される接合面が前記固定子鉄心の周方向及び径方向の2方向を向くように配置されていることを特徴とする回転電機の固定子。
  2. 前記少なくとも一つの当該相間渡り線(45e)は、前記固定子鉄心の周方向及び径方向のどちらか一方向において、前記接合面同士が互いに背向する状態に配置された対をなす2個の前記接続端部(45e1,45e2)を有することを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子。
  3. 前記少なくとも一つの当該相間渡り線(45G1,45G3)は、前記固定子鉄心の周方向及び径方向の両方向において、前記接合面同士が互いに背向する状態に配置された対をなす2個の前記接続端部(45G1’,45G1”)(45A’,45E’)(45G3’,45G3”)(45B’,45F’)を有することを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子。
JP2013132708A 2013-06-25 2013-06-25 回転電機の固定子 Active JP5850264B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013132708A JP5850264B2 (ja) 2013-06-25 2013-06-25 回転電機の固定子
US14/314,502 US9373985B2 (en) 2013-06-25 2014-06-25 Stator for rotating electric machine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013132708A JP5850264B2 (ja) 2013-06-25 2013-06-25 回転電機の固定子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015008586A true JP2015008586A (ja) 2015-01-15
JP5850264B2 JP5850264B2 (ja) 2016-02-03

Family

ID=52110312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013132708A Active JP5850264B2 (ja) 2013-06-25 2013-06-25 回転電機の固定子

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9373985B2 (ja)
JP (1) JP5850264B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023199412A1 (ja) * 2022-04-12 2023-10-19 日立Astemo株式会社 回転電機の固定子

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104185942A (zh) * 2012-03-27 2014-12-03 三菱电机株式会社 定子及包括该定子的旋转电机
WO2018025985A1 (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 日本電産株式会社 モータ
DE102017106399B4 (de) * 2017-03-24 2023-10-05 Nidec Corporation Elektromotor
KR102342560B1 (ko) 2017-04-19 2021-12-23 엘지마그나 이파워트레인 주식회사 회전전기기기의 스테이터
KR102342561B1 (ko) 2017-04-19 2021-12-23 엘지마그나 이파워트레인 주식회사 회전전기기기의 스테이터
CN109586464B (zh) * 2017-09-29 2021-11-12 比亚迪股份有限公司 定子组件、电机和车辆
JP7383899B2 (ja) * 2019-03-29 2023-11-21 株式会社デンソー 回転電機

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010233327A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Mitsuba Corp ブラシレスモータ
JP2011045202A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Aisin Aw Co Ltd 回転電機用電機子及び絶縁部材
WO2013042248A1 (ja) * 2011-09-22 2013-03-28 トヨタ自動車株式会社 回転電機のステータ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3430839B2 (ja) * 1997-03-03 2003-07-28 松下電器産業株式会社 固定子の結線構造
JP3613262B2 (ja) * 2002-04-26 2005-01-26 三菱電機株式会社 回転電機およびその製造方法
JP2004120905A (ja) 2002-09-26 2004-04-15 Fuji Heavy Ind Ltd モータの渡り線構造体及び該渡り線構造体を用いるステータ構造
EP1505711B1 (de) * 2003-08-02 2010-05-19 ebm-papst St. Georgen GmbH & Co. KG Elektromotor
JP2006033964A (ja) 2004-07-14 2006-02-02 Denso Corp 回転電機および回転電機の製造方法
JP2010200400A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Nippon Densan Corp ステータ、バスバーユニット、モータ、及びパワーステアリング装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010233327A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Mitsuba Corp ブラシレスモータ
JP2011045202A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Aisin Aw Co Ltd 回転電機用電機子及び絶縁部材
WO2013042248A1 (ja) * 2011-09-22 2013-03-28 トヨタ自動車株式会社 回転電機のステータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023199412A1 (ja) * 2022-04-12 2023-10-19 日立Astemo株式会社 回転電機の固定子

Also Published As

Publication number Publication date
JP5850264B2 (ja) 2016-02-03
US9373985B2 (en) 2016-06-21
US20140375156A1 (en) 2014-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5850264B2 (ja) 回転電機の固定子
JP7095730B2 (ja) 回転電機
US3320454A (en) Alternating current generator
JP2010239691A (ja) 回転電機の固定子及び回転電機
JP6539141B2 (ja) 回転電機の固定子及び回転電機
JP2010239740A (ja) 回転電機用電機子
JP2014147190A (ja) 回転電機の固定子
JP6281499B2 (ja) 回転電機用ステータ
JP2015008587A (ja) 回転電機
JP2021078271A (ja) 回転電機及び回転電機の製造方法
JP6743668B2 (ja) 積層コイル、固定子およびモータ
CN112470369B (zh) 旋转电机的定子
JP7001483B2 (ja) アキシャルギャップ型トランスバースフラックス式回転電機
JP5609937B2 (ja) 回転電機の固定子
JP2016101018A (ja) 回転電機の固定子、及びこれを備えた回転電機
JP2015035952A (ja) 回転電機および回転電機の製造方法
JP2019103354A (ja) 回転電機
JP2019075930A (ja) 回転電機のロータ
JP6259907B2 (ja) アキシャルギャップ型回転電機のステータコイル、ステータ及びそれを用いた回転電機
JP2010239741A (ja) 回転電機用電機子
JP6429400B2 (ja) ステータコア、ステータ及び回転電機
JP2015201967A (ja) 回転電機のステータコア
CN112840526B (zh) 旋转电机
JP7065665B2 (ja) 接合体及び回転電機
JP2022178242A (ja) ステータ及びモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150512

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150618

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150807

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151118

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5850264

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250