JP2014147190A - 回転電機の固定子 - Google Patents

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Abstract

【課題】中性線に過度な電流が流れないようにした回転電機の固定子を提供する。
【解決手段】固定子は、周方向に配列された複数のスロットを有する円環状の固定子コアと、スロットに巻装された三相の相巻線よりなる固定子巻線と、星型結線において相巻線の端部同士を共通接続する中性線26,27とを備える。各相巻線は、それぞれ並列に電気的に接続された2本の部分巻線(U1,U2,V1,V2,W1,W2)を有し、合計6本の部分巻線のうち異相の2本の部分巻線が組み合わされてなる少なくとも二組の部分巻線の一端と中性線26,27の一端とが電気的に接続され、且つそれぞれの中性線26,27の両端に接続された部分巻線が全ての相を含むようにされている。
【選択図】図5

Description

本発明は、車両等に搭載されて電動機や発電機として使用される回転電機の固定子に関する。
従来、車両に搭載されて使用される回転電機として、回転可能に設けられた回転子と、該回転子と径方向に対向して配置され周方向に配列された複数のスロットを有する固定子コアおよび該固定子コアのスロットに巻装された固定子巻線と、を備えたものが一般に知られている。
そして、特許文献1には、それぞれ2並列に電気的に接続された部分巻線を有する3相(U相,V相,W相)の相巻線が星型結線により結線された固定子巻線が開示されている。また、特許文献1には、それぞれの部分巻線の一端同士を、中性線で結線することが記載されている。この場合、図11に示すように、2並列に接続された各相巻線のうち、同相の2本の部分巻線の一端と中性線26,27の一端とが電気的に接続されている。また、中性線26,27は、通常、部分巻線と同じ断面積のもの(同じ導線材)が採用されている。
特開2010−11623号公報
ところで、上記特許文献1に開示された固定子巻線のように、同相の2本の部分巻線の一端部と中性線26,27の一端部とが接続されている場合、中性線26,27には各分割巻線の2倍の電流が流れる。例えば、U相の相巻線からV相の相巻線へ電流が流れる場合には、各部分巻線(U1,U2,V1,V2)を流れる電流がiとすると、中性線26,27には2iの電流が流れることとなる。そのため、中性線26,27が過度に温度上昇することによって、中性線26,27の外周面を覆う絶縁被膜が溶融し、絶縁不良に繋がる恐れがある。なお、V相からU相の相巻線へ逆に電流が流れる場合や、V相とW相の相巻線間、およびW相とU相の相巻線間で電流が流れる場合にも同様の問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、中性線に過度な電流が流れないようにした回転電機の固定子を提供することを解決すべき課題とするものである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、周方向に配列された複数のスロット(21a)を有する円環状の固定子コア(21)と、前記スロットに巻装された三相の相巻線よりなる固定子巻線(22)と、星型結線において前記相巻線の端部同士を共通接続する中性線(26,27)と、を備えた回転電機の固定子において、各前記相巻線は、それぞれ並列に電気的に接続された2本の部分巻線(U1,U2,V1,V2,W1,W2)を有し、合計6本の前記部分巻線のうち異相の2本の前記部分巻線が組み合わされてなる少なくとも二組の前記部分巻線の一端と前記中性線の一端とが電気的に接続され、且つそれぞれの前記中性線の両端に接続された前記部分巻線が全ての相を含むようにされていることを特徴とする。
本発明によれば、各相巻線は、それぞれ並列に電気的に接続された2本の部分巻線を有し、合計6本の部分巻線のうち異相の2本の部分巻線が組み合わされてなる少なくとも二組の部分巻線の一端と中性線の一端とが電気的に接続されている。これにより、或る相から他の相へ電流が流れるときに、組み合わされた異相の2本の部分巻線の間では、何れか一方の相の部分巻線から、中性線を介することなく直接、何れか他方の相の部分巻線に電流が流れる。また、本発明では、それぞれの中性線の両端に接続された相巻線が全ての相を含むようにされているので、同相の分割巻線の組み合わせがある場合には、2本の中性線に分散して電流が流れる。よって、何れの場合でも、それぞれの中性線に、1本の部分巻線を流れる電流値を超える過度な電流が流れることがない。そのため、異常昇温による中性線の絶縁被膜の溶融と、これに起因する絶縁不良の発生を防止することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載された各部材や部位の後の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的な部材や部位との対応関係を示すものである。
実施形態1に係る固定子を搭載した回転電機の軸方向断面図である。 実施形態1に係る固定子の全体構成を模式的に示す斜視図である。 実施形態1に係る固定子巻線を構成する導体線の断面図である。 実施形態1に係る固定子巻線の結線図である。 実施形態1に係る固定子巻線の実態配線図である。 実施形態1に係る固定子巻線の要部の部分斜視図である。 変形例1に係る固定子巻線の実態配線図である。 変形例2に係る固定子巻線の実態配線図である。 実施形態2に係る固定子巻線の要部の部分斜視図である。 図9のA部を軸方向から見た部分平面図である。 従来の固定子巻線の実態配線図である。
以下、本発明に係る回転電機の実施形態について図面を参照して具体的に説明する。
〔実施形態1〕
本実施形態に係る回転電機1は、車両用交流発電機として用いられるものであって、図1に示すように、電機子として働く固定子2と、界磁として働く回転子3と、固定子2および回転子3を収容し、締結ボルト4cによって連結、固定されたフロントハウジング4aおよびリアハウジング4bと、交流電力を直流電力に変換する整流器5等を含んで構成されている。
固定子2は、図2に示すように、固定子コア21と、固定子コア21に巻装された三相(U相,V相,W相)の相巻線よりなる固定子巻線22と、を備えている。この固定子2は、フロントハウジング4aおよびリアハウジング4b間で挟持されることにより固定されており、回転子3の外周側に所定のエアギャップGを介して配置されている。固定子2の詳細な構造については後述する。
回転子3は、図1に示すように、フロントハウジング4aおよびリアハウジング4bに回転可能に支持されたシャフト33と一体になって回転するもので、ランデル型ポールコア32と、界磁巻線31とを備えている。なお、シャフト33の前端部には、自動車に搭載された走行用のエンジン(図示せず)に図示しないベルト等を介して連結されたプーリ20が固定されている。
ランデル型ポールコア32は、フロント側およびリア側の一組のポールコア32a、32bを組み合わせて構成されている。各ポールコア32a、32bは、それぞれが6個の爪状磁極部32cを有し、絶縁処理された銅線を円筒状かつ同心状に巻回して構成された界磁巻線31を前後両側から挟み込むようにシャフト33に嵌挿されている。本実施形態では、ポールコア32a、32bは、各8個の磁極を持ち、即ち、16極の回転子3を形成している。
フロントハウジング4aの軸方向端面(前端面)およびリアハウジング4bの軸方向端面(後端面)には、吸入孔42a、42bがそれぞれ設けられている。そして、フロント側の吸入孔42aから吸い込んだ冷却風を軸方向および径方向に吐き出すための斜流ファン35がフロント側のポールコア32aの前端面に溶接等により固着されている。同様に、リア側の吸入孔42bから吸い込んだ冷却風を径方向に吐き出すための遠心ファン36がリア側のポールコア32bの後端面に溶接等により固着されている。また、フロントハウジング4aおよびリアハウジング4bには、固定子コア22の軸方向両端から突出した固定子巻線21のコイルエンド部に対向した部分に冷却風の吐出孔41がそれぞれ設けられている。
シャフト33の後端部には、界磁巻線31の両端に電気的に接続されたスリップリング37、38が形成されており、これらのスリップリング37、38を介してブラシ装置7から界磁巻線31に対して給電が行われるようになっている。
上述した構成を有する車両用交流発電機1は、ベルト等を介してプーリ20にエンジンからの回転力が伝えられると、回転子3がシャフト33と共に所定方向に回転する。この状態で、スリップリング37、38を介してブラシ装置7から回転子3の界磁巻線31に励磁電圧を印加することにより、ポールコア32a、32bのそれぞれの爪状磁極部32cが励磁されて、回転子3の回転周方向に沿って交互にNS磁極が形成される。これにより、固定子巻線21に三相交流電圧を発生させることができ、整流器5の出力端子から所定の直流電流を取り出すことができる。
次に、固定子2の詳細について図2〜図6を参照しつつ説明する。固定子2は、図2に示すように、周方向に配列された複数のスロット21aを有する円環状の固定子コア21と、固定子コア21のスロット21aに巻装された固定子巻線22と、を備えている。
固定子コア21は、周方向に分割された所定数(本実施形態では24個)の分割コア32を周方向に連結して円環状に形成され、その内周側に周方向に配列された複数のスロット21aを有する。スロット21aは、その深さ方向が径方向と一致するように形成されている。固定子コア21に形成されたスロット21aの数は、回転子3の磁極数(8磁極)に対し、固定子巻線22の一相あたり2個の割合で形成されている。本実施形態では、8×3×2=48より、スロット数は48個とされている。
分割コアは、固定子コア21の軸方向に積層された複数の鋼板により形成されている。分割コアの重なり合う鋼板同士は、溶接により固定されている。固定子コア21は、円環状に組み付けられた分割コアの外周に嵌合された外筒21bにより円環状に固定(保形)されている。
固定子巻線22は、所定の波形形状に成形した所定数(本実施形態では12本)の導体線25を固定子コア21の内周側に沿って波巻きされた状態で円筒状に形成されている。この固定子巻線22は、固定子コア21のスロット21a内に収容される直状部と、異なるスロット21aに収容された二つの直状部の端部同士をスロット21aの外部で接続するターン部とを有する。固定子巻線22の軸方向一方側には、固定子コア21の軸方向端面から外方に突出した多数のターン部によって第1コイルエンド部22aが形成されている。また、固定子巻線22の軸方向他方側には、固定子コア21の軸方向端面から外方に突出した多数のターン部によって第2コイルエンド部22bが形成されている。なお、各スロット21aには、固定子コア21と固定子巻線22との間を絶縁する絶縁紙24がスロット21aの内壁面に沿って配置されている(図6参照)。
固定子巻線22を構成する導体線25は、図3に示すように、銅製の導体25aと、導体25aの外周を覆う絶縁被覆25bとからなる平角線が採用されている。絶縁被膜25bは、導体25aの外周を覆う内層25cと、内層25cの外周を覆う外層25dとにより構成されている。内層25cおよび外層25dを合わせた絶縁被覆25bの厚みは、100μm〜200μmの間に設定されている。このように、内層25cおよび外層25dからなる絶縁被覆25bの厚みが厚いので、導体線25同士を絶縁するために導体線25同士の間に絶縁紙等を挟み込んで絶縁する必要がない。
外層25dはナイロン等の絶縁材で形成され、内層25cは外層25dよりもガラス転移温度の高い熱可塑性樹脂またはポリアミドイミド等の絶縁材で形成されている。これにより、回転電機に発生する熱により外層25dは内層25cよりも早く軟化するので、同じスロット21aに収容されている複数の導体線25同士が外層25d同士で熱接着する。その結果、同じスロット21aに収容されている複数の導体線25同士が剛体化するので、スロット21a内の導体線25の機械的強度が向上する。
この固定子巻線22は、図4に示すように、それぞれ並列に電気的に接続された2本の部分巻線よりなる各相の巻線端が星型結線により結線されている。各相巻線の出力線28および中性点は、図6に示すように、一方のコイルエンド部22aにおいて軸方向に突出するように配置されている。そして、各相巻線を構成する合計6本の部分巻線(U1,U2,V1,V2,W1,W2)の中性点側の端部同士は、2本の中性線26,27で共通接続されている。なお、中性線26,27は、固定子巻線22を構成する導体線25と同じ導体線材で形成されている。
本実施形態の場合、図5に示すように、異相の2本の部分巻線が組み合わされてなる三組の部分巻線の一端と中性線26,27の一端とが電気的に接続されている。具体的には、(W1とV1)、(V2とU1)、(U2とW2)の組み合わせであり、何れの組も、異相の2本の部分巻線が組み合わされている。そして、(W1とV1)および(V2とU1)が中性線26で接続され、(V2とU1)および(U2とW2)が中性線27で接続されている。
これにより、各中性線26,27の両端に接続された部分巻線が全ての相を含むようにされている。この場合、中性線26の両端に接続された部分巻線は、W1とV1とV2とU1であるので、U相,V相,W相の全ての相を含んでいる。また、中性線27の両端に接続された部分巻線も、V2とU1とU2とW2であるので、U相,V相,W相の全ての相を含んでいる。
固定子巻線22の各相巻線が上記のように接続されているので、或る相から他の相へ電流が流れるときに、各中性線26,27に、1本の部分巻線を流れる電流値を超える過度な電流が流れることがない。即ち、W相の相巻線からV相の相巻線に電流が流れる場合には、一方のW1から中性線26を介することなく直接V1に電流が流れ、他方のW2から中性線27を介してV2に電流が流れる。よって、各中性線26,27には、1本の部分巻線を流れる電流値を超える過度な電流が流れない。逆に、V相の相巻線からW相の相巻線に電流が流れる場合にも同様となる。
また、V相の相巻線からU相の相巻線に電流が流れる場合には、一方のV1から中性線26を介してU1に電流が流れ、他方のV2から中性線27を介してU2に電流が流れる。よって、各中性線26,27には、1本の部分巻線を流れる電流値を超える過度な電流が流れない。逆に、U相の相巻線からV相の相巻線に電流が流れる場合にも同様となる。
また、U相の相巻線からW相の相巻線に電流が流れる場合には、一方のU1から中性線26を介してW1に電流が流れ、他方のU2から中性線27を介することなく直接W2に電流が流れる。よって、各中性線26,27には、1本の部分巻線を流れる電流値を超える過度な電流が流れない。逆に、W相の相巻線からU相の相巻線に電流が流れる場合にも同様となる。したがって、或る相から他の相へ電流が流れるときに何れの場合にも、各中性線26,27に、1本の部分巻線を流れる電流値を超える過度な電流が流れることがない。
以上のように構成された本実施形態の固定子2によれば、各相巻線は、それぞれ並列に電気的に接続された2本の部分巻線を有し、合計6本の部分巻線のうち異相の2本の部分巻線が組み合わされてなる三組の部分巻線の一端と中性線26,27の一端とが電気的に接続され、且つそれぞれの中性線26,27の両端部に接続された相巻線が全ての相を含むようにされている。そのため、中性線26,27に流れる電流の密度を低減し、過度な電流が流れないようにすることができる。これにより、異常昇温による中性線の絶縁被膜の溶融と、これに起因する絶縁不良の発生を防止することができる。
〔変形例1〕
上記の実施形態1では、2本の部分巻線が組み合わされてなる三組の部分巻線は、三組とも異相の部分巻線が組み合わされていたが、図7に示すように、2本の中性線26,27の一端が接続される組は、同相の部分巻線を組み合わせるようにしてもよい。
この変形例1において、U相の相巻線からV相の相巻線に電流が流れる場合には、一方のU1から中性線26を介することなく直接V1に電流が流れ、他方のU2から中性線27を介することなく直接V2に電流が流れる。よって、両中性線26,27に電流が流れない。逆に、V相の相巻線からU相の相巻線に電流が流れる場合にも同様となる。
また、V相の相巻線からW相の相巻線に電流が流れる場合には、一方のV1から中性線26を介してW1に電流が流れ、他方のV2から中性線27を介してW2に電流が流れる。即ち、この場合には、両中性線26,27に分散されて電流が流れるので、各中性線26,27には1本の部分巻線を流れる電流値を超える過度な電流が流れない。逆に、W相の相巻線からV相の相巻線に電流が流れる場合にも同様となる。
また、W相の相巻線からU相の相巻線に電流が流れる場合には、一方のW1から中性線26を介してU1に電流が流れ、他方のW2から中性線27を介してU2に電流が流れる。この場合にも、両中性線26,27に分散されて電流が流れるので、各中性線26,27には1本の部分巻線を流れる電流値を超える過度な電流が流れない。逆に、U相の相巻線からW相の相巻線に電流が流れる場合にも同様となる。
以上のように、変形例1の場合のも、実施形態1と同様の作用および効果を奏する。
〔変形例2〕
上記の変形例1のように、2本の中性線26,27の一端が接続される組を、同相の部分巻線を組み合わせるようにした場合には、図8に示す変形例2のように、接合部を二つに分割してもよい。この場合、中性線26の一端とW1の部分巻線の一端とが接続され、中性線27の一端とW2の部分巻線の一端とが接続されている。
〔実施形態2〕
実施形態2に係る回転電機の固定子2は、基本的構成が実施形態1と同じであり、固定子巻線22の構成が実施形態1のものと異なる。よって、実施形態1と共通する部材や構成についての詳しい説明は省略し、以下、異なる点および重要な点について説明する。なお、実施形態1と共通する部材や部位については同じ符号を用いる。
実施形態2の固定子巻線22は、それぞれ並列に電気的に接続された2本の部分巻線よりなる各相の巻線端が星型結線により結線されている(図4参照)。各相巻線22の出力線28および中性点は、図9に示すように、一方のコイルエンド部22aにおいて軸方向に突出するように配置されている。そして、各相巻線を構成する合計6本の部分巻線(U1,U2,V1,V2,W1,W2)の中性点側の端部同士は、2本の中性線26,27で共通接続されている。
実施形態2では、各相巻線を構成する合計6本の部分巻線(U1,U2,V1,V2,W1,W2)のうち、V2およびU2の部分巻線には、固定子コア21の周方向に延びる周行部25fがそれぞれ設けられている。V2の部分巻線の周行部25fは、中性線26の周方向に延びる周行部26aと径方向に並ぶように配置されている。これらV2の部分巻線の周行部25fと中性線26の周行部26aは、図10に示すように、それらの径方向に対向する対向面同士がワニス等の固着部材29で固着されている。これらV2の部分巻線の周行部25fと中性線26の周行部26aとの径方向の対向面積が、十分に大きく確保されているので、固着部材29による十分な固着強度が確保されている。
以上のように構成された実施形態2の固定子2によれば、実施形態1と同様に、中性線26,27に流れる電流の密度を低減し、過度な電流が流れないようにすることができる。これにより、異常昇温による中性線の絶縁被膜の溶融と、これに起因する絶縁不良の発生を防止することができる。
特に、実施形態2では、径方向に並ぶように配置されたV2の部分巻線の周行部25fと中性線26の周行部26aが、固着部材29で固着されているので、振動時の中性線26,27の変位を抑制することができ、中性線26,27の溶接部へのストレスを低減することができる。
〔他の実施形態〕
本発明は、上記の実施形態1,2に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することが可能である。例えば、実施形態2では、固定子巻線22の部分巻線と中性線26,27とをワニス等の固着部材29で固定するようにしていたが、サーミスタなどの他の部材を紐等で拘束する場合には、部分巻線と中性線26,27とを紐で拘束するようにしてもよい。
また、上記の実施形態1,2では、本発明に係る回転電機の固定子を車両用交流発電機に適用した例を説明したが、本発明は、車両に搭載される回転電機として、発電機、あるいは電動機、さらには両者を選択的に使用し得る回転電機にも適用することができる。
1…車両用交流発電機(回転電機)、 2…固定子、 3…回転子、 21…固定子コア、 21a…スロット、 22…固定子巻線、 U1,U2,V1,V2,W1,W2…部分巻線、 25…導体線、 26,27…中性線、 25f,26a,27a…周行部、 29…固着部材。

Claims (2)

  1. 周方向に配列された複数のスロット(21a)を有する円環状の固定子コア(21)と、前記スロットに巻装された三相の相巻線よりなる固定子巻線(22)と、星型結線において前記相巻線の端部同士を共通接続する中性線(26,27)と、を備えた回転電機の固定子において、
    各前記相巻線は、それぞれ並列に電気的に接続された2本の部分巻線(U1,U2,V1,V2,W1,W2)を有し、合計6本の前記部分巻線のうち異相の2本の前記部分巻線が組み合わされてなる少なくとも二組の前記部分巻線の一端と前記中性線の一端とが電気的に接続され、且つそれぞれの前記中性線の両端に接続された前記部分巻線が全ての相を含むようにされていることを特徴とする回転電機の固定子。
  2. 前記中性線および前記部分巻線は、それぞれ前記固定子コアの周方向に延び互いに径方向に並ぶように配置される周行部(25f,26a,27a)を有し、前記中性線の前記周行部と前記部分巻線の前記周行部が固着部材(29)で固着されていることを特徴とする請求項1に記載の回転電機の固定子。
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