JP2015008239A - レーザ発振装置 - Google Patents

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林川 洋之
Hiroyuki Hayashikawa
洋之 林川
本宮 均
Hitoshi Motomiya
均 本宮
江口 聡
Satoshi Eguchi
聡 江口
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Abstract

【課題】外気温によらず運転開始直後よりミラー角度を一定に保つことで、常に高品質のレーザビームを生成し、安定したレーザ加工を実現する
【解決手段】レーザ媒質励起手段の保持部と、励起手段を挟むことで形成された光共振器と、前記励起手段および保持部とを挟みこんで対向する一対のフランジと、前記フランジ同士を結合するパイプとを有し、前記パイプと前記保持部とをバネにより結合した事を特徴とし、バネは保持部に対して、同一平面上に4箇所以上取り付られ、且つバネ保持方向は同一中心である事を特徴とするガスレーザ発振装置である。
【選択図】図1

Description

本発明は主として板金などの加工用途に用いられるkwクラスのレーザ発振装置に関する物である。
図3に従来の軸流型ガスレーザ発振装置の概略構成の一例を示す。以下、図4を参照しながら従来の軸流型ガスレーザ発振装置を説明する。
この図に於いて、1はガラスなどの誘電体よりなる放電管であり、2、3は前記放電管周辺に設けられた電極である。4は前記電極に接続された電源である。5は前記電極2、3間に挟まれた放電管1内の放電空間である。6は全反射鏡、7は部分反射鏡であり、この全反射鏡6、部分反射鏡7は前記放電空間5の両端に固定配置され、光共振器を形成している。8は前記部分反射鏡7より出力されるレーザビームである。矢印9はレーザガスの流れる方向を示しており、軸流型ガスレーザ発振装置の中を循環している。10はレーザガス流路であり、11および12は放電空間5における放電と送風機の運転により温度上昇したレーザガスの温度を下げるための熱交換機、13はレーザガスを循環させるための送風手段であり、この送風手段13により放電空間5にて約100m/sec程度のガス流を得ている。レーザガス流路10と放電管1は、レーザガス導入部14で接続されている。
以上が従来のガスレーザ発振装置の構成である。次にその動作について説明する。
送風手段13より送り出されたレーザガスは、レーザガス流路10を通り、レーザガス導入部14より放電管1内へ導入される。この状態で電源4に接続された電極2、3から放電空間5に放電を発生させる。放電空間5内のレーザガスは、この放電エネルギーを得て励起され、その励起されたレーザガスは全反射鏡6および部分反射鏡7により形成された光共振器で共振状態となり、部分反射鏡7からレーザビーム8が出力される。このレーザビーム8がレーザ加工等の用途に用いられる。
図4に従来の軸流型ガスレーザ発振装置における光学ベンチの概略構成を示す。
部分反射鏡7および全反射鏡6は調整板22に取り付けられ、調整板22はフランジ23に対して、角度調整可能な状態で取り付けられている。調整板22の角度調整によりミラー角度が平行に調整される。
放電管1および無放電管24は、ブロック25で保持されている。ブロック25は台座26を介して、ベース27で保持されている。ブロック25、台座26およびベース27は、真空力を保持する必要があるため、通常は鉄やアルミなどの金属を用いている。部分反射鏡側および全反射鏡側それぞれのフランジ23はパイプ28にて相互に結合され、互いに平行になるように配置されている。またパイプ28で結合されたフランジ23とベース27間は、回転結合部29およびスライド結合部30とで、それぞれ結合されている。パイプ28は熱膨張率のきわめて小さいカーボンファイバなどの材料から成り、外気温の変化に関わらず、ミクロンオーダーでミラー平行度を一定に保てるように構成されている。
図5は光学ベンチの詳細図である。パイプ28とブロック25および台座26は、結合部材31で4箇所結合されている。
以上の構造は、放電管および無放電管に掛かる真空力およびベース27の熱伸縮をミラー保持部であるフランジ23に伝えないように配慮したものとなっており、ミラー角度を常に平行に保つようになっている。
正常なレーザ出力を得るためには、部分反射鏡および全反射鏡とが平行な状態に調整され、且つ外気温変化などの外乱によらず、常に一定の平行度に保たれる必要がある。
国際公開第01/093380号
この様な従来のレーザ発振装置は、下記課題を有している。
図5に示すように放電管1と全反射鏡6および部分反射鏡7は、同芯を保持する必要がある。すなわちフランジ23とブロック25との同芯を常に維持する必要がある。ただしフランジ23同士を結合しているパイプ28はカーボンファイバを使用しており、且つ1m〜2m以上の長さを有しているため剛性が充分ではなく、同芯の保持が困難となる。そのためパイプ28とブロック25および台座26とを結合部材31で結合し、同芯の保持を行っている。
ただし結合部材31での結合により、鉄やアルミなどの金属であるベース27の熱伸縮の影響がパイプ28に伝わり、結果的にフランジ22に外力が伝わる事になる。そのため、ミラー角度の平行度維持に悪影響を及ぼしていた。
なお本課題に関する従来例としてのレーザ発振装置(例えば、特許文献1を参照)の発明が開示されているが、これらの発明も上記の問題点を十分解決するものでは無い。
本発明は、上記問題点を解決するために、レーザ媒質と、レーザ媒質を励起する励起手段と、前記励起手段の保持部と、前記励起手段を挟むことで形成された光共振器と、前記励起手段および保持部とを挟みこんで対向する一対のフランジと、前記フランジ同士を結合するパイプとを有し、前記パイプと前記保持部とをバネにより結合した事を特徴とし、前記バネは前記保持部に対して、同一平面上に4箇所以上取付られ、且つバネ保持方向は同一中心である事を特徴とするレーザ発振装置である。
本発明により、外気温によらず運転開始直後よりミラー角度を一定に保つことが可能となり、常に高品質のレーザビームを生成し、安定したレーザ加工が可能となるレーザ発振装置を提供できる。
本発明の実施の形態に係るレーザ発振装置の光学ベンチの構成図 本発明の実施の形態に係るレーザ発振装置の光学ベンチのバネ保持部詳細図 従来のレーザ発振装置の構成図 従来のレーザ発振装置の光学ベンチの構成図 従来のレーザ発振装置の光学ベンチの保持部材部詳細図
以下に本発明の実施の形態を図面によって説明する。図1は本発明の実施例であり請求項1および2に関するレーザ発振装置の構成図である。
パイプ28とブロック26、および台座27とは、バネ32とで結合されている。
図2はバネ結合部の詳細図である。
バネ32は4箇所配置されており、それぞれの取り付け方向の中心は、一致している。バネ同士の取り付け方向が一致している事により、フランジ23と放電管1との中心が一致した状態の維持が容易となる。
従来の結合部材31での結合に比べて、バネ32での結合は、ベース27の熱伸縮に対して、パイプ28に対して掛かる荷重の変化がほとんど変化しないため、フランジ23の平行度維持が極めて容易となる。例えばベース27は通常2m程度の長さとなり、鉄で出来ている場合が多い。
仮にベースの温度が数10度以上変化する場合、ベース27の長さは1mm近く変化する事になる。との時、結合部材の部分の変位は0.5mm程度となる。従来の結合部材31での構造では、この0.5mmの変位を影響がそのままパイプ28に伝わり、フランジ23に外力が掛かる。
フランジ23はミクロンオーダーで平行度を保つ必要があるため、レーザ出力の維持に大きな弊害を及ぼしていた。本発明では、バネ部分の変位0.5mmに対して、バネ乗数が仮に数kgf/mmとしてもバネ伸縮方向と垂直方向への変位であるため、バネがパイプに与える荷重の変化はほとんど変化しない。
本発明は、極めて簡単な構造により、外気温によらず運転開始直後より安定したレーザ加工が可能となるレーザ発振装置を提供できるため、産業上有用である。
1 放電管
2 電極
3 電極
4 電源
5 放電空間
6 全反射鏡
7 部分反射鏡
8 レーザビーム
9 レーザガスの流れる方向
10 レーザガス流路
11 熱交換器
12 熱交換器
13 送風機
14 レーザガス導入部
22 調整板
23 フランジ
24 無放電管
25 ブロック
26 台座
27 ベース
28 パイプ
29 回転結合部
30 スライド結合部
31 結合部材
32 バネ

Claims (2)

  1. レーザ媒質と、レーザ媒質を励起する励起手段と、前記励起手段の保持部と、前記励起手段を挟むことで形成された光共振器と、前記励起手段および保持部とを挟みこんで対向する一対のフランジと、前記フランジ同士を結合するパイプとを有し、
    前記パイプと前記保持部とをバネにより結合した事を特徴とするレーザ発振装置。
  2. 前記バネは前記保持部に対して、同一平面上に4箇所以上取付られ、且つバネ保持方向は同一中心である事を特徴とする請求項1記載のレーザ発振装置。
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