JP2989284B2 - 三軸直交形炭酸ガスレーザの高周波放電電極 - Google Patents

三軸直交形炭酸ガスレーザの高周波放電電極

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JP2989284B2 JP2073791A JP2073791A JP2989284B2 JP 2989284 B2 JP2989284 B2 JP 2989284B2 JP 2073791 A JP2073791 A JP 2073791A JP 2073791 A JP2073791 A JP 2073791A JP 2989284 B2 JP2989284 B2 JP 2989284B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は三軸直交形炭酸ガスレ
ーザの高周波放電電極に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭酸ガスレーザの励起は、従来は直流放
電によっていたが、近年高周波放電によるものが増えて
きた。その理由は高周波放電には次のような特徴がある
からである。すなわち、金属電極がレーザガスから誘電
体電極によって隔てられているので、スパッタがなく、
電極の消耗やレーザガスの劣化が少ない。放電電力密度
を高くできるので装置が小形になる。変調が容易なため
放電電流の高速制御がしやすい等である。
【0003】図3は従来の高周波放電による三軸直交形
炭酸ガスレーザの概略図である。図示のように、放電部
1において加熱されたレサーガスGは矢印のように流
れ、熱交換器3によって冷却され、送風機5により装置
内を循環する。放電部1のレーザガスの流れは右方向
で、光軸は紙面に直角方向、放電は上下方向になってお
り、いわゆる三軸直交形である。金属電極7,9は対向
して設けられた誘電体電極11,13のそれぞれ外側に
設けられており、高周波電源15に接続され、前記誘電
体電極11,13の間に無声放電を発生させ、レーザガ
スを励起する。励起により発生したレーザ光は、複数の
反射鏡17からなる光共振器により増幅され、その一部
が反射鏡を通過して放出される。
【0004】図4は前記の放電電極の詳細図である。図
示のように、上部の金属電極7は平板状の誘電体電極1
1の上面(外側)に取り付けられ、誘電体電極11は、
絶縁体からなるつり部材19を介してふた21へ取り付
けられている。このふた21はパッキング23等を介し
てレーザ装置の外箱25へ着脱自在に取り付けられてい
る。下部の金属電極9は誘電体電極13の下面(外側)
に取り付けられ、誘電体電極13は、絶縁体からなる支
持部材27を介してレーザ装置の内箱29へ取り付けら
れている。誘電体電極11及び13は誘電体損失等によ
り加熱されるが、この例では両者間を通過するレーザガ
スによって冷却される。他の例では電極構造が異なる
が、中空の金属電極を誘電体で覆い、中空部に絶縁油を
流して冷却するものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来の高
周波放電電極は対向する上下の電極が別々に放電部に取
り付けられており、これらの電極を所定の位置に合わせ
ることが困難なため正確に合わせるためには、電極構造
が複雑になり、また調整に手間がかかるという問題があ
った。また、上方の電極を引き出してからでないと下方
の電極の補修等ができないという問題もあった。この発
明はこのような問題に着目して創案されたもので、上下
の誘電体電極を同一の誘電体によって連結し、一体化す
ることによって、構造が簡単で、着脱調整に手間がかか
らない三軸直交形炭酸ガスレーザの放電電極を提供する
ことを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述のごとき問題に鑑み
て、本発明は、平行した上部平板と下部平板の四隅を支
柱を介して一体的に構成した誘電体セラミックスからな
る誘電体電極の、前記上部平板の上面及び下部平板の下
面にそれぞれ金属電極を設け、レーザ装置の外箱にパッ
キングを介して着脱自在に取付けたふたの下面に、絶縁
体からなるつり部材を介して前記誘電体電極を取付け、
前記外箱に対して前記ふたを着脱するとき上記ふたと一
体となって前記誘電体電極が着脱される構成としてなる
ものである。
【0007】
【実施例】次に、この発明の実施例について図面に基づ
いて説明する。図1及び図2に示したように、この発明
の誘電体電極31は、誘電体セラミックスからなり、上
部平板33,下部平板35,四隅の支柱37は一体的に
構成されている。上部及び下部平板33,35の外側に
は、それぞれ上部金属電極39,下部金属電極41が取
付けられており、これらの電極は図示しない高周波電源
に接続されている。誘電体電極31は、従来例のよう
に、絶縁体からなるつり部材19を介してふた21へ取
り付けられている。このふた21はパッキング23等を
介して外箱25へ着脱自在に取り付けられている。
【0008】レーザガスGは、図1の矢印の方向へ流
れ、誘電体電極31の上部及び下部平板33,35の間
を通り、両板間の高周波放電により励起され、発生した
レーザ光は反射鏡17によって増幅され、その一部が紙
面に直角方向へ放出される。
【0009】なお上部及び下部平板33,35及び支柱
37の一体構造は、この例のほか支柱として四隅に絶縁
体のスペーサを用いてもよく、また、光軸方向に孔のあ
いた絶縁体からなる平板を用いてもよい。
【0010】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、要するに本発明は、平行した上部平板(3
3)と下部平板(35)の四隅を支柱(37)を介して
一体的に構成した誘電体セラミックスからなる誘電体電
極(31)の、前記上部平板(33)の上面及び下部平
板(35)の下面にそれぞれ金属電極(39,41)を
設け、レーザ装置の外箱(25)にパッキング(23)
を介して着脱自在に取付けたふた(21)の下面に、絶
縁体からなるつり部材(19)を介して前記誘電体電極
(31)を取付け、前記外箱(25)に対して前記ふた
(21)を着脱するとき上記ふた(21)と一体となっ
て前記誘電体電極(31)が着脱される構成としてなる
ものである。
【0011】したがって、本発明によれば、放電間隔が
常に一定であることは勿論のこと、ふた21と誘電体電
極31とを1つのユニットとして取り扱うことができ、
レーザ装置の外箱25に対する取付けや、取り外しを容
易に行うことができるものである。すなわちふた21の
着脱によって誘電体電極21の着脱を行うことができ、
着脱のための構成が簡単になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の高周波放電電極のレーザガスの流れ
方向に平行な断面図である。
【図2】この発明の高周波放電電極のレーザガスの流れ
方向に直角な断面図である。
【図3】従来の高周波放電による三軸直交形炭酸ガスレ
ーザの概略図である。
【図4】図3の放電電極の詳細図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01S 3/03 H01S 3/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行した上部平板(33)と下部平板
    (35)の四隅を支柱(37)を介して一体的に構成し
    た誘電体セラミックスからなる誘電体電極(31)の、
    前記上部平板(33)の上面及び下部平板(35)の下
    面にそれぞれ金属電極(39,41)を設け、レーザ装
    置の外箱(25)にパッキング(23)を介して着脱自
    在に取付けたふた(21)の下面に、絶縁体からなるつ
    り部材(19)を介して前記誘電体電極(31)を取付
    け、前記外箱(25)に対して前記ふた(21)を着脱
    するとき上記ふた(21)と一体となって前記誘電体電
    極(31)が着脱される構成としてなることを特徴とす
    る三軸直交形炭酸ガスレーザの高周波放電電極。
JP2073791A 1991-02-14 1991-02-14 三軸直交形炭酸ガスレーザの高周波放電電極 Expired - Fee Related JP2989284B2 (ja)

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JP2002261356A (ja) * 2001-03-01 2002-09-13 Mitsubishi Electric Corp ガスレーザ発振器

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