JP2015006870A - 船舶推進装置及び船舶 - Google Patents

船舶推進装置及び船舶 Download PDF

Info

Publication number
JP2015006870A
JP2015006870A JP2014112928A JP2014112928A JP2015006870A JP 2015006870 A JP2015006870 A JP 2015006870A JP 2014112928 A JP2014112928 A JP 2014112928A JP 2014112928 A JP2014112928 A JP 2014112928A JP 2015006870 A JP2015006870 A JP 2015006870A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ship
bow
opening
stern
cavity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014112928A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5789325B2 (ja
Inventor
森 敏文
Toshifumi Mori
敏文 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2014112928A priority Critical patent/JP5789325B2/ja
Publication of JP2015006870A publication Critical patent/JP2015006870A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5789325B2 publication Critical patent/JP5789325B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T70/00Maritime or waterways transport
    • Y02T70/10Measures concerning design or construction of watercraft hulls

Landscapes

  • Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)

Abstract

【課題】船舶の推進力を向上させる船舶推進装置及び船舶を提供する。
【解決手段】船舶100は、船舶の船首部1の下方に穿設される船首開口部11と、前記船首開口部より船尾3に向けて船尾開口部31を有する略直線状に穿設される空洞部20と、空洞部内部の船尾よりの位置に配設されるスクリュープロペラと、スクリュープロペラを駆動するための発電機とを具備して構成される。さらに、船舶の船首よりの位置の船底に穿設された船底開口部と、前記船底開口部から前記空洞部に向けての導路が前記空洞部と取り合う箇所に、上方から下方にしたがって開口断面が拡大するように形成される空洞部切欠部21とをさらに具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、たとえば船舶推進装置及び船舶に関する。
一般的に、作業用船舶、特に大型船舶(総トン数20トン以上の船舶をいう。)においては、巨大な量の土砂、資源等を繰り返し運搬したり、作業用機器を搬送したりするために、巨大な推進力を必要とし、これに伴って、推進用の大量の燃料を必要とする。
この一方で、地球上の燃料、特に天然燃料は有限であり、地球資源の浪費をなくし有効活用する必要性は常に存在している。代替燃料も開発されてきているが、現状では、石油、ガソリン、軽油等の天然燃料に頼らざるを得ないのが現状である。したがって、膨大な運搬作業に必須の作業用船舶における燃料消費をいかに抑えるか、換言すれば、いかに船舶推進力をあげ、推進効率を向上させるか、は設計者のみならず作業者、施工者がいつも念頭に置かねばならない問題である。
しかしながら、これまでは、船舶の巨大なこともあり、大きな資源節約をもたらすような技術思想は残念ながら、実質的になされていたとはいいがたい。むしろ、研究開発の方向は、摩擦抵抗低減など、より細分化したものに向かう傾向があった。
特開2009−113781号公報
本発明はこうした従来技術上の問題点を解決することを企図したものであり、船舶の推進力を向上させる船舶推進装置及び船舶を提供することをその課題とする。
かかる課題を解決するため、本発明に係る船舶推進装置はその第1の態様において、船舶の下方船首部に穿設される船首開口部と、前記船首開口部より船尾に向けて船尾開口部を有する略直線状に穿設される空洞部と、前記空洞部内部の船尾よりの位置に配設されるスクリュープロペラと、前記スクリュープロペラを駆動するためのエンジンあるいは電動機(モータ)よりなる駆動装置とを具備して構成される。
本発明に係る船舶推進装置としての第2の態様は、第1の態様において、前記船首開口部の前もしくは近傍の船首構造は略球根状もしくは略円盤状であることをもって構成される。
本発明に係る船舶推進装置としての第3の態様は、第1もしくは第2の態様において、前記船舶の船首よりの位置の船底に穿設された船底開口部と、前記船底開口部から前記空洞部に向けての導路が前記空洞部と取り合う箇所に、上方から下方にしたがって開口断面が拡大するように形成される空洞部切欠部とをさらに具備する。
本発明に係る船舶推進装置としての第4の態様は、第1〜第3の態様において、前記空洞部の内部の前記船底開口部より船首よりの位置に配設されたエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラ、及び/もしくは、前記空洞部の内部の前記船底開口部より船尾よりの位置に配設されたエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラ、をさらに具備する。
本発明に係る船舶推進装置としての第5の態様は、第1〜第4の態様において、前記空洞部内に前記船底開口部の後方の位置にエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラがさらに配設される。
本発明に係る船舶推進装置としての第6の態様は、第5の態様において、前記空洞部は、前記エンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラの設置位置の若干前方部分から船尾に向けて、船首位置におけるよりも大口径にて形成され、口径の異なる箇所がスロープ状に連接される形状を有する。
本発明に係る船舶推進装置としての第7の態様は、第6の態様において、前記スロープ状部分に錐面方向に形成される突起がさらに配設される。
本発明に係る船舶推進装置としての第8の態様は、第1〜第7の態様において、前記空洞部切欠部近傍から船尾に向けて、前記空洞部内壁面に略螺旋状に突起形状が形成される。
本発明に係る船舶推進装置としての第9の態様は、第8の態様において、前記略螺旋状に形成される突起は、隣接する突起間のピッチが水流に適合して設定される。
本発明に係る船舶推進装置としての第10の態様は、第1〜第9の態様において、前記船尾開口部の後端にスラストリバーサーがさらに配設される。
本発明に係る船舶はその第1の態様において、船首部と、前記船首部の下方に穿設される船首開口部と、前記船首開口部より船尾に向けて船尾開口部を有する略直線状に穿設される空洞部と、前記空洞部内部の船尾よりの位置に配設されるスクリュープロペラと、前記スクリュープロペラを駆動するためのエンジンあるいは電動機(モータ)よりなる駆動装置とを具備して構成される。
本発明に係る船舶としての第2の態様は、第1の態様において、前記船首開口部の前もしくは近傍の船首構造は略球根状もしくは略円盤状である。
本発明に係る船舶としての第3の態様は、第1もしくは第2の態様において、前記船首部よりの位置の船底に穿設された船底開口部と、前記船底開口部から前記空洞部に向けての導路が前記空洞部と取り合う箇所に、上方から下方にしたがって開口断面が拡大するように形成される空洞部切欠部とをさらに具備する。
本発明に係る船舶としての第4の態様は、第1〜第3の態様において、前記空洞部の内部の前記船底開口部より前記船首部よりの位置に配設されたエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラ、及び/もしくは、前記空洞部の内部の前記船底開口部より船尾よりの位置に配設されたエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラ、をさらに具備する。
本発明に係る船舶としての第5の態様は、第1〜第4の態様において、前記空洞部内に前記船底開口部の後方の位置にエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラがさらに配設される。
本発明に係る船舶としての第6の態様は、第5の態様において、前記空洞部は、前記エンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラの設置位置の若干前方部分から船尾に向けて、前記船首部の位置におけるよりも大口径にて形成され、口径の異なる箇所がスロープ状に連接される形状を有する。
本発明に係る船舶としての第7の態様は、第6の態様において、前記スロープ状部分に錐面方向に形成される突起がさらに配設される。
本発明に係る船舶としての第8の態様は、第1〜第7の態様において、前記空洞部切欠部近傍から船尾に向けて、前記空洞部内壁面に略螺旋状に突起形状が形成される。
本発明に係る船舶としての第9の態様は、第8の態様において、前記略螺旋状に形成される突起は、隣接する突起間のピッチが水流に適合して設定される。
本発明に係る船舶としての第10の態様は、第1〜第9の態様において、前記船尾開口部の後端にスラストリバーサーがさらに配設される。
本発明に係る船舶としての第11の態様は、第1〜第10の態様において、前記船首開口部面には、海中からの異物の侵入を防止するための防止具が装着もしくは取り付けられる。
上記第1の態様は、空洞部(いわゆるパイプ、円筒部分)をバルバス・バウ部の開口から後部のスクリュープロペラに至る箇所に設け、開口を設けることで、バルバス・バウにて受ける水による抵抗をなくしてこれを却って推進力に変換し、水流の引き込み粘性抵抗を減じて造波抵抗を低減することを企図したものである。すなわち同態様によれば、船舶の船首より船尾に至るまで連通した空洞部に水が引き込まれる、船舶側から見れば水を吸い込む、ことで船舶の推進力が発生し、それとともに、造波抵抗が低減される。スクリュープロペラが回転することで、引き込み力が付勢される。こうして空洞部に吸引された水が船尾開口部より吐出されることで船舶の推進がさらに促進される。また、空洞部(好ましくは円筒状)を略直線状に設けることで流体抵抗が減少する。またさらに、スクリュープロペラを船尾でなく空洞部内に設けることで、船尾に設けた方式による場合よりも推進効率が向上する。
上記第2の態様は、船首部の船首構造を略球根状もしくは略円盤状とすることで、海面上浮遊物や泡の吸い込みを防止するとともに造波抵抗を減少させることを企図したものである。すなわち同態様によれば、海面上浮遊物や泡の吸い込みを防止するとともに造波抵抗を減少させる。
上記第3の態様は、空洞部(いわゆるパイプ)の途中に船底側開口を設けることで、前方より/周囲よりの水の吸い込み/引き込みを行い、船舶の推進力を向上させることを企図したものである。すなわち同態様によれば、船底の船首より付近の、前方より/周囲よりの水の吸い込み/引き込み流が生成され、船底開口部から船体内部への方向に水流が生まれることで、船舶の推進力が向上する。
上記第4の態様は、空洞部(上記パイプ)内部の船底側開口の前方の位置にエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラを設けることで、パイプ内部で船底側開口前方及びパイプ側開口周辺の水の吸い込み力を船舶の推進力を向上させることを企図したものである。すなわち同態様によれば、空洞部(いわゆるパイプ)内部で船底側開口前方及び船底側開口周辺の水の吸い込み力が生成されるため、船舶の推進力をさらに向上させる。
上記第5の態様は、空洞部(上記パイプ)内部のパイプ側開口の後方の位置にエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラを設けることによりパイプ内部の水を後方に押し出し船舶の推進力とすることを企図したものである。すなわち、同態様によれば、空洞部内部の水を後方に押し出す力がスクリュープロペラの回転によって付勢されることになるので船舶の推進力を一層向上させる。
上記第6の態様によれば、空洞部の後ろ、エンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリューポンプの直前部分から船尾にかけての部分を口径大にしてスロープにて連結される構成を備えることで、空洞部の比較的小口径部から比較的大口径部に向けて径が漸増するので、吸引されてきた水が空洞部内後方に向けて拡散的に押し出されるために、造波抵抗のさらなる低減、船舶推進能力の一層の向上につながる。
上記第7の態様は、上記でスロープ部分に細かいピッチの複数突起を設けることで推進効率の向上を図ることを企図したものである。突起は添設物もしくは隆起物でもよい。すなわち、同態様によれば、かかる突起によって、吸い込まれスロープ部まで到達した水流はスクリュープロペラ芯近傍方向に向けて整流されるため、スクリュープロペラによる押し出し力はより一層働き、造波抵抗のさらなる低減、船舶推進能力のさらなる向上が果たされる。
上記第8の態様は、パイプの開口より後部にパイプ内回転水流に沿った螺旋状に添設/配設される突起・隆起形状を設けることで、パイプ内水流抵抗を減少させ、推進効率を向上させることを企図したものである。突起は隆起物でも、添設物でもよい。突起は連続的に形成されていても、不連続的に形成(たとえば、所定の間隔で鋸歯状な立面を有するもの)されていてもよい。こうした構成によれば、空洞部内部の水流と螺旋形状によって生成される水流とが同流となるために、流水抵抗が一層低減され、また、水流が付勢されることから後部への押し出しが生じ、これにより圧力が変化して船首での吸い込み力が付勢される。よって、船舶の推進効率が一層向上する。
上記第9の態様は、上記で、パイプ内に添設/配設される螺旋状の突起・隆起形状のピッチは予想される水流に合わせて変化されるようにすることで、パイプ内後部の高速水流を促進して、より水流抵抗を減少させ、推進効率をさらに向上させることを企図したものである。すなわち、同態様によれば、突起のピッチを、たとえば比較的前方のものをより粗く、比較的後方のものをより細かく設定することで、パイプ内後部の高速水流を促進して、より水流抵抗を減少させ、推進効率をさらに向上させる。
上記第10の態様は、船尾開口部の後端にスラストリバーサーを設置することで、細かい制御を可能ならしめんことを企図したものである。すなわち、同態様によれば、スラストリバーサーを所望の水流、周囲環境等に適合させて動作させることで、船舶の操縦性が一層向上する。
上記第11の態様は、上記の推進を得るための水引込みに伴って外部異物が侵入しないように構成的に手当てすることを企図したものである。すなわち、同態様によれば、船首開口部面には、海中からの異物の侵入を防止するための防止具が装着もしくは取り付けられることで、水中生物や遺棄物等が船首開口部からの水の取り込みの際に船内に侵入することを予防する。
本発明によれば、船舶の推進力を向上させる船舶推進装置及び船舶が提供されることとなる。
本発明の一実施形態に係る船舶の全体イメージを示した進行方向断面概念図である。 同船舶の進行方向に直行する方向での断面図であり、同図(a)は図1のA―A断面、(b)は図1のB―B断面、をそれぞれ表した図である。 本発明の一実施形態に係る船舶の船首部1下部のバルバス・バウ10付近の進行方向断面詳細図である。 本発明の一実施形態に係る船舶の船尾部3付近下部(図1におけるX部あたり)の進行方向断面詳細図である。 本発明の一実施形態に係る船舶の空洞部20〜22に至る箇所における取合いの詳細を示した概念的斜視図である。 本発明の一実施形態に係る船舶のスロープ部23の断面を概略的に示した図である。 本発明の別の一実施形態を示す図である。 本発明の別の一実施形態を示す図である。 本発明のさらに別の一実施形態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下では本発明の目的を達成するための説明に必要な範囲を模式的に示し、本発明の該当部分の説明に必要な範囲を主に説明することとし、説明を省略する箇所については公知技術によるものとする。
図1は、本発明の一実施形態に係る船舶の全体イメージを示した進行方向断面概念図である。図2は同船舶の進行方向に直行する方向での断面図であり、同図(a)は図1のA―A断面、(b)は図1のB―B断面、をそれぞれ表したものである。これらの図に示すように、本船舶100は、船首部1と、船中部2と、船尾部3とで概略構成されている。船中部2及び船尾部3の間にはエンジンルーム4が設けられている。鉛直方向としては、船底部5と甲板部6とを備えて構成される。甲板部6には、操作室塔7や楊重機構8が設営されている。
本船舶100は貨物船もしくは土砂運搬船を想定しているが、これらの用途に限定される必要はなく、必要に応じて、それぞれの用途に沿った付帯設備を設営し得る。規模としては、たとえば、載荷重量(DW:Dead Weight):5,000t、積荷容積:3,200m、主要寸法として、垂線間長さ(Lpp):90m×幅(B):18m×深さ(D):10mとするが、本願発明はこれらの規模のものに適用が限定・制限されるものではなく、各規模のものに対して本願に係る技術思想が適用可能であるのはいうまでもない。設定船速、航行区域、主機、発電機、プロペラ、荷役機構、船首発電機構、ポンプ等は必要に応じて、適応的なスペックのものを採用することができる。これらについては、従来から現在まで利用可能なものを適用することにし、ここではそれらの詳細については、本発明の説明に必要な限度での記述を除き、詳述しない。
船舶100の船首部1の喫水Wより下部には、造波抵抗を低減するためのバルバス・バウ10が形成されている。バルバス・バウ10の形状としては略球根状もしくは略円盤状とするのが好ましいが、水面を掻き分けて進む際に生じる曳き波が船の推進時の抵抗となる、いわゆる造波抵抗を低減するのに資する形状であればこれらに限定されることなく採用することができる。こうした形状であることにより、バルバス・バウ10は海面上浮遊物や泡の吸い込みを防止する。
バルバス・バウ10の好ましくは下部から船尾部3に向けて、船体下部には略直線上の円筒状の空洞部20が貫設されている。空洞部20とバルバス・バウ10との取り合い部には船首部開口11が形成され、空洞部20と船尾部3下部との取り合い部に船尾部開口31が形成されている。空洞部20の上方、船尾よりの位置にはメインエンジン40及びコンプレッサ41が設置される。
図3は、船首部1下部のバルバス・バウ10付近の進行方向断面詳細図である。同図に示されるように、バルバス・バウ10下部の船首部開口11に連接される空洞部20において、好ましくはバルバス・バウ10の若干後部に、すなわち空洞部20の導路20aが空洞部20と取り合う箇所に、上方から下方にしたがって開口断面が拡大するように形成される空洞部切欠部21が配設される。すなわち、空洞部20の途中に船底側開口を設けることになる。この構成によって、水中の前方より/周囲よりの水を吸い込み(引き込み)がより促進される。これにより水の吸い込み/引き込み流が生成され、船底開口部から船体内部への方向に水流が生まれる。よって船舶の推進力が向上することになる。
図3において、好適には、空洞部20の内部の船首よりの位置(バルバス・バウ10側の位置)にエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラ210を、及び/もしくは、空洞部20の内部の船尾よりの位置にエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラ220を、設置する。これにより、空洞部20の内部で船底側開口前方及び空洞部切欠部21周辺の水の吸い込み力が生成されるため、船舶の推進力をさらに向上させる。
上記の構成において、好適には、船首部開口11面には、外部異物混入・侵入防止具(図示しない)を取り付ける。外部異物混入・侵入防止具としては、たとえば、一定の太さを持った鉄筋を所定のピッチで溶接して網目状を構成した具を採用することが可能である。この場合、鉄筋は丸鋼もしくは異形棒鋼とし、太さは38mm〜51mm程度のものが好ましく、さらに好適には51mmのものとする。ピッチ(網目)は太さは150mm〜200mm程度のものが好ましく、さらに好適には150mm程度とする。かかる寸法は、海中からの異物の侵入を防止しつつそれ自体が抵抗体となるのを避ける必要から決定するのが好ましい。
図4は、船尾部3付近下部(図1におけるX部あたり)の進行方向断面詳細図である。同図に示されるように、船尾部3下部の空洞部22の径Rは空洞部20の径rよりも大きく、両者はスロープ部23にて連接されて構成される。後部の口径を比較的大とすることで、空洞部内部の水を後方に押し出す力が付勢され、船舶の推進力を向上させることになる。また、エンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリューポンプ230の直前部分を口径大にしてスロープ部23にて連結されることから、空洞部の比較的小口径部20から比較的大口径部22に向けて径が漸増し、吸引されてきた水が空洞部内後方に向けて拡散的に押し出される効果を生むために、造波抵抗のさらなる低減、船舶推進能力の一層の向上につながる。
図4において、好適には、空洞部22の内部で、スロープ部23との取り合い部付近にエンジン駆動のスクリュープロペラ230を配設する。これは空洞部内部の水を後方に押し出し船舶の推進力とすることを企図したものである。すなわち、空洞部20及び22内部の水を後方に押し出す力がスクリュープロペラ230の回転によって付勢されることになる。これにより、空洞部20の内部で船底側開口前方及び空洞部切欠部21周辺の水の吸い込み力が生成されるため、船舶の推進力をさらに向上させる。
図5は、空洞部20〜22に至る箇所における取合いの詳細を示した概念的斜視図である。長さ方向、両端部の詳細は記載を省略してある。同図に示されるように、空洞部20のスクリュープロペラ220以降の内壁面に、パイプ内回転水流に沿うように、螺旋状に突起(もしくは隆起)形状構造25を設ける。これはパイプ内水流抵抗を減少させ、推進効率を向上させることを企図したものである。この場合、突起は隆起物でも、添設物でもよい。突起(もしくは隆起)形状構造25は連続的に形成されていても、不連続的に形成(たとえば、所定の間隔で鋸歯状な立面を有するもの)されていてもよい。こうした構成によれば、空洞部内部の水流と螺旋形状によって生成される水流とが略同流となるために、流水抵抗が一層低減され、また、水流が付勢されることから後部への押し出しが生じ、これにより圧力が変化して船首での吸い込み力が付勢される。よって、船舶の推進効率が一層向上する。
また、さらに好適には、突起(もしくは隆起)形状構造25における前方部分25aのピッチと、後方部分25bのピッチとを、水流に適合させて変動させる。たとえば、突起(もしくは隆起)形状構造25における前方部分25aのピッチを、後方部分25bのピッチよりも小さくする。空洞部20、22内に添設/配設される螺旋状の突起・隆起形状のピッチは予想される水流に合わせて変化されるようにすることで、パイプ内後部の高速水流を促進して、より水流抵抗を減少させ、推進効率をさらに向上させることを企図したものである。これにより、螺旋形状25a、25bによって生成される水流をより同流に近づけることができ、さらなる付勢を生成することによって船舶の推進効率のさらなる向上を実現することができる。すなわち、すなわち、突起のピッチを、たとえば比較的前方のものをより粗く、比較的後方のものをより細かく設定することで、パイプ内後部の高速水流を促進して、より水流抵抗を減少させ、推進効率をさらに向上させる。
図6は、スロープ部23の断面を概略的に示した図である。同図に示されるように、スロープ部23には、好適には、細かいピッチの突起構造(もしくは突起物)232を複数設ける。これは推進効率の向上を図ることを企図したものである。突起構造(もしくは突起物)232としては添設物もしくは隆起物でもよい。かかる突起によって、吸い込まれスロープ部23まで到達した水流はスクリュープロペラ230の芯近傍方向に向けて整流されるため、スクリュープロペラ230による押し出し力はより一層働き、造波抵抗のさらなる低減、船舶推進能力のさらなる向上が果たされる。
以上詳細に説明したように、本発明に係る船舶によれば、空洞部(いわゆるパイプ、円筒部分)をバルバス・バウ部の開口から後部のスクリュープロペラに至る箇所に設け、開口を設けることで、バルバス・バウにて受ける水による抵抗をなくしてこれを却って推進力に変換し、水流の引き込み粘性抵抗を減じて造波抵抗を低減し、推進力向上に再利用することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。たとえば、上記の実施形態では、本願に係る技術思想を船舶として実現する場合を例にとって説明したが、本技術思想は、船舶の推進機構、推進装置として実現することも可能である。また、図7、8の如く、水の吸い込み口も色々の方法が考えられ、船上の荷物積み込み機器も図1のようなクレーンの他に、図9のような大型バックフォーも考えられ、これらは全て本発明の発明思想に含まれるものである。
また、本実施形態中では特に触れなかったが、諸々の付帯設備を設けることで、さらに利便性、効率性、安全性、経済性等を高める工夫を取り入れてもよい。たとえば、船尾開口部の後端にスラストリバーサーを設置することで、細かい制御が可能になる。すなわち、スラストリバーサーを所望の水流、周囲環境等に適合させて動作させることで、船舶の操縦性が一層向上する。
上述したように、本願に係る発明によれば、船舶の推進力を向上させる船舶推進装置及び船舶が提供されることとなる。したがって、本発明は、運送業の他、特に大がかりな造設を伴う各種産業に対して大きな有益性をもたらすものである。
1…船首部
2…船中部
3…船尾部
4…エンジンルーム
5…船底部
6…甲板部
7…操作室塔
8…楊重機構
10…バルバス・バウ
11…船首部開口
20…空洞部
20a…空洞部20の導路
21…空洞部切欠部
22…空洞部
25…突起(もしくは隆起)形状構造
31…船尾部開口
40…メインエンジン
41…コンプレッサ
100…船舶
210…スクリュープロペラ
220…スクリュープロペラ
230…スクリューポンプ
232…(スロープ部)突起構造
r…空洞部20の口径
R…空洞部22の口径
W…喫水

Claims (21)

  1. 船舶の下方船首部に穿設される船首開口部と、
    前記船首開口部より船尾に向けて船尾開口部を有する略直線状に穿設される空洞部と、
    前記空洞部内部の船尾よりの位置に配設されるスクリュープロペラと、
    前記スクリュープロペラを駆動するためのエンジンあるいは電動機(モータ)よりなる駆動装置と
    を具備することを特徴とする船舶推進装置。
  2. 前記船首開口部の前もしくは近傍の船首構造は略球根状もしくは略円盤状である、請求項1記載の船舶推進装置。
  3. 前記船舶の船首よりの位置の船底に穿設された船底開口部と、
    前記船底開口部から前記空洞部に向けての導路が前記空洞部と取り合う箇所に、上方から下方にしたがって開口断面が拡大するように形成される空洞部切欠部と
    をさらに具備する、請求項1もしくは2記載の船舶推進装置。
  4. 前記空洞部の内部の前記船底開口部より船首よりの位置に配設されたエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラ、及び/もしくは、前記空洞部の内部の前記船底開口部より船尾よりの位置に配設されたエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラ、をさらに具備する、請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の船舶推進装置。
  5. 前記空洞部内に前記船底開口部の後方の位置にエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラがさらに配設される、請求項1乃至4のうち1項記載の船舶推進装置。
  6. 前記空洞部は、前記エンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラの設置位置の若干部分から船尾に向けて、船首位置におけるよりも大口径にて形成され、口径の異なる箇所がスロープ状に連接される形状を有する、請求項5記載の船舶推進装置。
  7. 前記スロープ状部分に錐面方向に形成される突起がさらに配設される、請求項6記載の船舶推進装置。
  8. 前記空洞部切欠部近傍から船尾に向けて、前記空洞部内壁面に略螺旋状に突起形状が形成される、請求項1乃至7のうち1項記載の船舶推進装置。
  9. 前記略螺旋状に形成される突起は、隣接する突起間のピッチが水流に適合して設定される、請求項8記載の船舶推進装置。
  10. 前記船尾開口部の後端にスラストリバーサーがさらに配設される、請求項1乃至9のうちいずれか1項記載の船舶推進装置。
  11. 船首部と、
    前記船首部の下方に穿設される船首開口部と、
    前記船首開口部より船尾に向けて船尾開口部を有する略直線状に穿設される空洞部と、
    前記空洞部内部の船尾よりの位置に配設されるスクリュープロペラと、
    前記スクリュープロペラを駆動するためのエンジンあるいは電動機(モータ)よりなる駆動装置と
    を具備することを特徴とする船舶。
  12. 前記船首開口部の前もしくは近傍の船首構造は略球根状もしくは略円盤状である、請求項11記載の船舶。
  13. 前記船首部よりの位置の船底に穿設された船底開口部と、
    前記船底開口部から前記空洞部に向けての導路が前記空洞部と取り合う箇所に、上方から下方にしたがって開口断面が拡大するように形成される空洞部切欠部と
    をさらに具備する、請求項11もしくは12記載の船舶。
  14. 前記空洞部の内部の前記船底開口部より前記船首部よりの位置に配設されたエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラ、及び/もしくは、前記空洞部の内部の前記船底開口部より船尾よりの位置に配設されたエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラ、をさらに具備する、請求項11乃至14のうちいずれか1項記載の船舶。
  15. 前記空洞部内に前記船底開口部の後方の位置にエンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラがさらに配設される、請求項11乃至14のうち1項記載の船舶。
  16. 前記空洞部は、前記エンジンあるいは電動機よりなる駆動装置により駆動されるスクリュープロペラの設置位置の若干部分から船尾に向けて、前記船首部の位置におけるよりも大口径にて形成され、口径の異なる箇所がスロープ状に連接される形状を有する、請求項15記載の船舶。
  17. 前記スロープ状部分に錐面方向に形成される突起がさらに配設される、請求項16記載の船舶。
  18. 前記空洞部切欠部近傍から船尾に向けて、前記空洞部内壁面に略螺旋状に突起形状が形成される、請求項11乃至17のうち1項記載の船舶。
  19. 前記略螺旋状に形成される突起は、隣接する突起間のピッチが水流に適合して設定される、請求項8記載の船舶推進装置。
  20. 前記船尾開口部の後端にスラストリバーサーがさらに配設される、請求項11乃至19のうちいずれか1項記載の船舶。
  21. 前記船首開口部面には、海中からの異物の侵入を防止するための防止具が装着もしくは取り付けられる、請求項11乃至20のうちいずれか1項記載の船舶。
JP2014112928A 2013-05-31 2014-05-30 船舶推進装置及び総トン数20トン以上の大型船舶 Expired - Fee Related JP5789325B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014112928A JP5789325B2 (ja) 2013-05-31 2014-05-30 船舶推進装置及び総トン数20トン以上の大型船舶

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013115457 2013-05-31
JP2013115457 2013-05-31
JP2014112928A JP5789325B2 (ja) 2013-05-31 2014-05-30 船舶推進装置及び総トン数20トン以上の大型船舶

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015006870A true JP2015006870A (ja) 2015-01-15
JP5789325B2 JP5789325B2 (ja) 2015-10-07

Family

ID=52337527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014112928A Expired - Fee Related JP5789325B2 (ja) 2013-05-31 2014-05-30 船舶推進装置及び総トン数20トン以上の大型船舶

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5789325B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017094073A1 (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 森 敏文 船舶推進装置及び船舶
CN110775206A (zh) * 2019-11-27 2020-02-11 苏州大学 一种后推前拉式航运船

Citations (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR559548A (fr) * 1922-01-20 1923-09-17 Manche à air pour appareils à propulsion mécanique
US2270690A (en) * 1941-04-04 1942-01-20 Samuel V Shannahan Hydraulic propelling apparatus for boats
US3412705A (en) * 1967-06-27 1968-11-26 Jean J. Nesson Navigational system
JPS5016290A (ja) * 1973-06-20 1975-02-20
JPS5079094A (ja) * 1973-11-14 1975-06-27
JPS5419494U (ja) * 1977-07-10 1979-02-07
DE3006653A1 (de) * 1980-02-22 1981-09-10 Josef 6600 Saarbrücken Gulaif Wasserrohr-schiffsschraube, mit saug und druckrohr, und aussenantrieb durch ein zahnrad, drehbar in zwei kuggellager gelagert, mit lagerbock
JPS57151494A (en) * 1981-03-17 1982-09-18 Isamu Tsuchida Propelling apparatus for hull
JPS58136584A (ja) * 1982-02-05 1983-08-13 Tomosaburou Terada
JPS61229694A (ja) * 1985-04-04 1986-10-13 Kanehito Toyoshima 船体の進行を阻む造波抵抗の波をのみ込んで、之を利用する船の推進加速装置
JP2001012658A (ja) * 1999-06-25 2001-01-16 Fujita Corp 排水管
US6309266B1 (en) * 1999-12-21 2001-10-30 Peter G. Burke Ship propulsion and steering systems
US20020037675A1 (en) * 2000-09-28 2002-03-28 Irish John T. Propulsion system for yachts, trawlers and the like
JP2005145206A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd ウォータージェット推進型の小型滑走艇用のリバースバケット及びリバース機構
JP2008044598A (ja) * 2006-07-18 2008-02-28 Tomoyasu Yutaka 二股溝傾斜船底船舶
WO2010011015A2 (ko) * 2008-07-21 2010-01-28 Seo Bo Kuen 선박
WO2011120128A1 (en) * 2010-04-01 2011-10-06 Nowak Klaus F Duct for harnessing energy from fluid through which conveyance passes
WO2012080623A1 (fr) * 2010-12-17 2012-06-21 Jean Villard Systeme de propulsion pour navires

Patent Citations (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR559548A (fr) * 1922-01-20 1923-09-17 Manche à air pour appareils à propulsion mécanique
US2270690A (en) * 1941-04-04 1942-01-20 Samuel V Shannahan Hydraulic propelling apparatus for boats
US3412705A (en) * 1967-06-27 1968-11-26 Jean J. Nesson Navigational system
JPS5016290A (ja) * 1973-06-20 1975-02-20
JPS5079094A (ja) * 1973-11-14 1975-06-27
JPS5419494U (ja) * 1977-07-10 1979-02-07
DE3006653A1 (de) * 1980-02-22 1981-09-10 Josef 6600 Saarbrücken Gulaif Wasserrohr-schiffsschraube, mit saug und druckrohr, und aussenantrieb durch ein zahnrad, drehbar in zwei kuggellager gelagert, mit lagerbock
JPS57151494A (en) * 1981-03-17 1982-09-18 Isamu Tsuchida Propelling apparatus for hull
JPS58136584A (ja) * 1982-02-05 1983-08-13 Tomosaburou Terada
JPS61229694A (ja) * 1985-04-04 1986-10-13 Kanehito Toyoshima 船体の進行を阻む造波抵抗の波をのみ込んで、之を利用する船の推進加速装置
JP2001012658A (ja) * 1999-06-25 2001-01-16 Fujita Corp 排水管
US6309266B1 (en) * 1999-12-21 2001-10-30 Peter G. Burke Ship propulsion and steering systems
US20020037675A1 (en) * 2000-09-28 2002-03-28 Irish John T. Propulsion system for yachts, trawlers and the like
JP2005145206A (ja) * 2003-11-14 2005-06-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd ウォータージェット推進型の小型滑走艇用のリバースバケット及びリバース機構
JP2008044598A (ja) * 2006-07-18 2008-02-28 Tomoyasu Yutaka 二股溝傾斜船底船舶
WO2010011015A2 (ko) * 2008-07-21 2010-01-28 Seo Bo Kuen 선박
WO2011120128A1 (en) * 2010-04-01 2011-10-06 Nowak Klaus F Duct for harnessing energy from fluid through which conveyance passes
WO2012080623A1 (fr) * 2010-12-17 2012-06-21 Jean Villard Systeme de propulsion pour navires

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017094073A1 (ja) * 2015-11-30 2017-06-08 森 敏文 船舶推進装置及び船舶
CN110775206A (zh) * 2019-11-27 2020-02-11 苏州大学 一种后推前拉式航运船

Also Published As

Publication number Publication date
JP5789325B2 (ja) 2015-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6093039B2 (ja) 船舶用推進システム
JP5789325B2 (ja) 船舶推進装置及び総トン数20トン以上の大型船舶
JP4889238B2 (ja) 船首フィン付き船舶
EP2259964B1 (en) A method of providing a ship with a large diameter screw propeller and a ship having a large diameter screw propeller
JP5311541B2 (ja) 船舶の気泡保持装置
US6966271B2 (en) Waveless hull
JP2019142482A (ja) 船首波を最小化するシステム
JP2007210537A (ja) ウォータージェット推進船
KR20150050918A (ko) 추진 장치
JP2002002582A (ja) 摩擦抵抗低減船
JP4573911B1 (ja) 船舶
CN104812662B (zh)
JP2023067297A (ja) 航走体の推進力発生システム、航走体及び航走体の抵抗低減方法
KR101444152B1 (ko) 선박용 추진장치
WO2017094073A1 (ja) 船舶推進装置及び船舶
JP7064212B2 (ja) 気泡生成装置
JP2008230439A (ja) フィンスラスター
KR200184282Y1 (ko) 선박의스크루추진력증진장치
WO2018051711A1 (ja) 船体形状と推進装置
RU2540357C1 (ru) Устройство повышения эффективности движения погружённых судов
KR101613220B1 (ko) 드릴쉽의 엔진 케이싱 배치구조 및 그 배치구조를 갖는 드릴쉽
RU2395426C2 (ru) Транспортное судно
KR102011313B1 (ko) 선박
JP4842904B2 (ja) 船舶の推進機構
JP2005022630A (ja) 高速船の改造方法及び高速船

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150706

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5789325

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370