JP7064212B2 - 気泡生成装置 - Google Patents
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Description
この気泡生成装置では、船底と固定翼との間の空間に負圧域を発生させるとともに、大気を前記空間に供給して負圧域に吸い込ませることで、水と空気との混相流体内に微細気泡を生成する。
そして、このように生成された微細気泡を、船体と水との界面に介在させることにより、船舶が水から受ける摩擦抵抗を低減し、船舶の燃費の向上を実現することを目的としている。
また、本発明の一態様は、前述した気泡生成装置において、前記流入口は、前記船体における船首から前方に向けて開口している。
また、本発明の一態様は、前記給気部はマニホールドを備え、前記給気部には、前記船舶の機関部からの排気が流下してもよい。
図1に示すように、気泡生成装置1は、船舶50の船体50Aのうち、喫水線Lより下方に位置する部分に設けられている。図示の例では、気泡生成装置1は、図1に2点鎖線で示すように、船舶50の船体50Aにおける喫水線Lより下方に位置する部分の下側に配置されている。
流入口10は、船体50Aにおける船首から前方に向けて開口している。図1に示すように、船体50Aの船首には、前方に向けて突出する半球体状をなし、船舶50の造波抵抗を低減するバルバス・バウ50Bが設けられている。流入口10は、バルバス・バウ50Bから、前方に向けて開口している。
本管16Aは、例えば、中心軸線Oと同軸に配置されている。分岐管16Bは本管16Aの周方向および船首尾方向の双方向に間隔をあけて、複数配置されている。複数の分岐管16Bは、後述する第1拡径部13の前端部内面に接続されている。
第1縮径部11の前端部内径D1は、後方に向かうに従い、変化しないか若しくは連続的に滑らかに縮径している。
第1拡径部13は、後方に向かうに従い漸次、拡径している。
第2縮径部14の前端部は、後方に向かうに従い漸次、縮径している。第2拡径部15は、後方に向かうに従い漸次、拡径している。
この際、給気部12を通して、船舶50の機関部からのCO2を含む排気ガス(符号G)が第1拡径部13の内部に供給される。これにより、気体である排気ガスと水とが混ざり合い、気泡Bを含む気液の混相流体となる。
そして、混相流体の流速は、流入口10から排出口17に至る流体の経路において、第2直筒部14A付近で大きくなる。また、第2直筒部14A内の混相流体の図中矢印方向の圧力は、第1拡径部13内の混相流体の圧力に対して負圧となる。
<参考文献>混相流、27巻、5号、2014年、pp.531-538
また、第2縮径部14における流速は、第1縮径部11における流速よりも速くなっている。すなわち、気泡生成装置1の内側において、後方に位置する第2縮径部14の図中矢印方向の圧力が、第1縮径部11における同方向の圧力よりも低くなっている。この圧力差に基づいて、混相流体が後方に向けて順次流下してゆく。
また、第1縮径部11で水が船首から船尾を向く方向に減圧されることで負圧となり、この負圧の作用により給気部12から気体を円滑に第1拡径部13の内部に供給することができる。これにより、気体を気泡生成装置1の内側に送り出すための動力が必要なく、効率的に気泡生成装置1の内側に水と気体とを流入させることができる。
さらに、気泡生成装置1が筒状であるため、固定翼と比較して製造コストとメンテナンスコストが抑えられる。
そして、第2縮径部14および第2拡径部15を経て、微細気泡を確実に生成することができる。
また、マニホールド16に機関部から排出されるCO2が供給される。このため、CO2含む微細気泡を生成し、水中に排出することで、機関部から排気されるCO2を大気に排気することなく、水に溶け込ませることができる。これにより、船舶50からのCO2の排出を抑制し、環境負荷を低減することができる。
ここで、微細気泡は気泡径が小さいため、単位体積当たりの表面積が大きい。このため水と接する面積が大きくなることで、気泡が船体50Aに付着する効果が高くなるとともに、効率的にCO2を水に溶け込ませることができる。
例えば、上記実施形態においては、船舶50の船首にバルバス・バウ50Bが設けられ、バルバス・バウ50Bの内部に気泡生成装置1が設けられている構成を示したが、このような態様に限られない。船舶50の船首にバルバス・バウが設けられなくてもよい。
また、上記実施形態においては、流入口10は、船体50Aにおける船首から前方に向けて開口している構成を示したが、このような態様に限られない。流入口10は、船体50Aにおける船首以外の部分、例えば船底50C等から、下方かつ前方に向けて開口してもよい。
また、上記実施形態においては、機関部からの排気がマニホールド16を通して第1縮径部11に供給される構成を示したが、このような態様に限られない。例えば大気を取り込むことにより、気体を第1縮径部11に供給してもよい。
また、気泡生成装置1が取付けられる船舶50としては、海上や河川上を航行する船舶50の他、水中を潜航する潜水艇であってもよい。
ここで、喫水線Lと同等の位置とは、気泡生成装置1における流入口10の上下方向の内側に、喫水線Lが位置していることを意味する。このため、流入口10から水と空気とを気泡生成装置1の内側に流入させることができる。このような場合には、気泡生成装置1が給気部12を備えなくてもよい。
10 流入口
11 第1縮径部
12 給気部
13 第1拡径部
14 第2縮径部
15 第2拡径部
17 排出口
50 船舶
50A 船体
50B バルバス・バウ
50C 船底
Claims (7)
- 船舶の船体内部における喫水線より下方に位置する部分に設けられ、前記船舶の船首尾方向に沿って延びる筒状の気泡生成装置であって、
水が内部に流入する流入口と、
この気泡生成装置の内側に気体を供給する給気部と、
前記流入口から後方に向かうに従い、縮径する第1縮径部と、
前記第1縮径部から後方に向かうに従い、拡径する第1拡径部と、
前記第1拡径部から後方に向かうに従い、縮径する第2縮径部と、
前記第2縮径部から後方に向かうに従い、拡径する第2拡径部と、
前記第2拡径部から、水と気体との混相流体を排出する排出口と、を備え、
前記流入口は、前記船体における船首もしくは船底に開口しており、
前記排出口は、前記船体における船底もしくは側面に開口しており、
前記第1拡径部は、前記第1縮径部から前記第2縮径部まで、後方に向かうに従い漸次、拡径しており、
前記第2拡径部は、前記第2縮径部から前記排出口まで、後方に向かうに従い漸次、拡径しており、
前記第1縮径部および前記第2縮径部それぞれにおける流体の流速は、気泡生成装置全体における流体の平均流速と比べて増大しているとともに、
前記第2縮径部における流体の流速は、超音速となっている気泡生成装置。 - 第2縮径部における流体の流速は、第1縮径部における流体の流速よりも速い請求項1に記載の気泡生成装置。
- 前記流入口は、前記船体における船首から前方に向けて開口している請求項1又は2に記載の気泡生成装置。
- 前記排出口は、前記船体における船底から外部にむけて開口している請求項1から3のいずれか1項に記載の気泡生成装置。
- 前記給気部はマニホールドを備え、
前記給気部には、前記船舶の機関部からの排気が流下する請求項1から4のいずれか1項に記載の気泡生成装置。 - 船舶の船体内部における喫水線と同等の位置に設けられ、前記船舶の船首尾方向に沿って延びる筒状の気泡生成装置であって、
水および空気が内部に流入する流入口と、
前記流入口から後方に向かうに従い、縮径する第1縮径部と、
前記第1縮径部から後方に向かうに従い、拡径する第1拡径部と、
前記第1拡径部から後方に向かうに従い、縮径する第2縮径部と、
前記第2縮径部から後方に向かうに従い、拡径する第2拡径部と、
前記第2拡径部から、水と気体との混相流体を排出する排出口と、を備え、
前記流入口は、前記船体における船首に開口しており、
前記排出口は、前記船体における船底もしくは側面に開口しており、
前記第1拡径部は、前記第1縮径部から前記第2縮径部まで、後方に向かうに従い漸次、拡径しており、
前記第2拡径部は、前記第2縮径部から前記排出口まで、後方に向かうに従い漸次、拡径しており、
前記第1縮径部および前記第2縮径部それぞれにおける流体の流速は、気泡生成装置全体における流体の平均流速と比べて増大しているとともに、
前記第2縮径部における流体の流速は、超音速となっている気泡生成装置。 - 前記気泡生成装置の内側に気体を供給する給気部を備えている請求項6に記載の気泡生成装置。
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