JP2015005041A - 情報処理システム、ソフトウェア更新方法およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、ソフトウェア更新方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ソフトウェア更新を行うための情報処理システム等を提供する。
【解決手段】情報処理システムは、複数の演算処理装置と、出力処理を行う1以上の出力装置とを含む。複数の演算処理装置としては、複数の処理実行装置150,170に対しソフトウェアの更新を指令する更新指令手段118と、管理対象として登録するよう要求してきた処理実行装置150,170を管理する管理手段122と、管理対象として登録された処理実行装置を用いた並列処理を制御する並列処理制御手段124とを含む管理装置110が含まれる。さらに、管理装置からの指令に応答してソフトウェアの更新を実行する更新処理手段156,176と、管理装置に対し管理対象として登録するよう求める要求を行う登録要求手段158,178と、出力処理のための処理を実行する処理手段160,176とを含む処理実行装置150,170が含まれる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ソフトウェア更新に関し、より詳細には、ソフトウェア更新を行うための情報処理システム、ソフトウェア更新方法およびプログラムに関する。
従来、複数のコンピューティング・ノード(プロセッサおよびメモリなどを含み構成される。)でRIP処理を並列に実行し、並列して処理された処理結果に基づいてプリンタから高速に印刷出力を行う、印刷システムが知られている。このような印刷システムとしては、複数のスレーブノードの全体制御を行うマスタノードと、該マスタノードからの指示に応答して各種処理を実行する各々のスレーブノードとを含み構成されたマスタ−スレーブ方式のものが知られている。
近年、ソフトウェアや機器に対する多機能化の要求に伴い、アプリケーション・プログラム、ファームウェアなどのソフトウェアが複雑化し、不具合の修正や新たな機能の追加などのソフトウェア更新が頻繁に行われている(特許文献1:特許第5080318号公報)。上述した並列処理を行う印刷システムにおいても、ファームウェアなどのソフトウェア更新が行われるところ、かかる場合には、整合性を維持した状態で複数のノードに適切に更新を適用する必要がある。
従来、情報処理システムのソフトウェア更新に関して、種々の技術が知られている。例えば、特許第4054802号公報(特許文献2)は、マルチCPU構成の情報処理システムにおけるプログラム更新方法を開示する。特許文献2の従来技術では、データ処理装置が、プログラム更新用データを受信し、受信されたプログラム更新用データのヘッダを復号及び認証してプログラムの供給先のCPUを特定し、特定されたCPUに暗号化されたプログラムを供給する。各サブCPUへのプログラム更新ファイルの提供およびプログラム更新の開始指示は、コントローラCPUが主導となって行っている。そして、各サブCPUを識別するCPU番号が、起動時の設定としてコントローラCPUに対し事前に静的に設定される。
しかしながら、上述した従来技術では、すべてのサブCPUのプログラム更新の完了を待ってシステムが再開される。つまり、システムの再開がすべてのサブCPUの更新完了を前提としているため、プログラム更新中にいずれかのサブCPUが故障した場合には、システムの自動復旧ができず、システムが再開できなくなるという点で充分なものではなかった。この場合、復旧不能な故障が発生したサブCPUを管理者が手動で交換するまで、システムの再開は遅延させられる。
本発明は、上記従来技術における不充分な点に鑑みてなされたものであり、本発明は、複数の演算処理装置を含み構成される情報処理システムにおいて、複数の演算処理装置に対するソフトウェア更新中にいずれかの演算処理装置に障害が発生したとしても、復旧されない演算処理装置を除外してシステムを再始動させることができる、情報処理システム、ソフトウェア更新方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、複数の演算処理装置と、この複数の演算処理装置で行われた処理結果に基づいて出力処理を行う1以上の出力装置とを含む情報処理システムであって、下記特徴を有する情報処理システムを提供する。本情報処理システムにおいて、上記複数の演算処理装置としては、複数の処理実行装置に対しソフトウェアの更新を指令する更新指令手段と、管理対象として登録するよう要求してきた処理実行装置を管理する管理手段と、管理対象として登録された処理実行装置を用いた並列処理を制御する並列処理制御手段とを含む管理装置が含まれる。上記複数の演算処理装置としては、さらに、上記管理装置からの指令に応答してソフトウェアの更新を実行する更新処理手段と、上記管理装置に対し管理対象として登録するよう求める要求を行う登録要求手段と、出力処理のための処理を実行する処理手段とをそれぞれが含む複数の処理実行装置が含まれる。
上記構成によれば、複数の演算処理装置を含み構成される情報処理システムにおいて、複数の演算処理装置に対するソフトウェア更新中にいずれかの演算処理装置に障害が発生したとしても、復旧されない演算処理装置を除外してシステムを再始動させることができる。
本実施形態による連続帳票印刷システムの全体構成図。 本実施形態による連続帳票印刷システムの機能ブロック図。 本実施形態において各スレーブノードの版情報を管理する版管理テーブルのデータ構造を例示する図。 本実施形態によるヘッドノードが実行する、ファームウェア更新の全体制御を示すフローチャート。 本実施形態によるスレーブノードが実行する、各スレーブノード側のファームウェア更新処理を示すフローチャート。 本実施形態において、スレーブノードに更新中なんら問題が生じない場合のヘッドノードおよびスレーブノードの動作を示すシーケンス図。 本実施形態において、スレーブノード2で故障が生じた場合のRIPサーバのヘッドノードおよびスレーブノードの動作を示すシーケンス図。 本実施形態において、スレーブノード2の更新完了前に電源断が発生した場合のRIPサーバのヘッドノードおよびスレーブノードの動作を示すシーケンス図。 本実施形態によるRIPサーバのハードウェア構成図。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本実施形態は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。なお、以下、複数の演算処理装置(管理装置および処理実行装置(画像処理装置および終端処理装置を含む。)を含む。)と、1以上の出力装置とを含む情報処理システムについて、複数のコンピューティング・ノード(ヘッドノードおよびスレーブノード(計算ノードおよび終端ノードを含む。)を含む。)と、複数のプリンタとを含む連続帳票印刷システムを一例として参照しながら説明する。
図1は、本実施形態による連続帳票印刷システム100の全体構成を示す図である。図1に示す連続帳票印刷システム100は、ネットワーク102に接続されるRIP(Raster Image Processer)サーバ104と、このRIPサーバ104に接続される2台のプリンタ190−1,190−2とを含み構成される。RIPサーバ104は、RIP処理と、プリンタ制御とを実行するサーバであり、2台のプリンタ190−1,190−2は、それぞれ、RIPサーバ104で行われた処理結果に基づき印刷出力を実行する。
上記ネットワーク102は、特に限定されるものではないが、イーサネット(登録商標)などのLAN(Local Area Network)であり、ネットワーク102に接続されたユーザ端末からのジョブをRIPサーバ104に伝達する。
RIPサーバ104は、ユーザ端末からネットワーク102を介してジョブを受信し、受信したジョブに基づくRIP処理を実施し、2台のプリンタ190−1,190−2を制御して印刷出力させる。このように、RIPサーバ104は、2台のプリンタ190−1,190−2と、ネットワーク102とに接続されている。なお、以下、ジョブは、ネットワーク102を介してRIPサーバ104に伝達されるものとして説明するが、特に限定されるものではない。例えば、RIPサーバ104に接続されたフラッシュメモリや、RIPサーバ104が備えるストレージから読み出されてもよい。
図1に示す2台のプリンタ190−1,190−2は、それぞれ、ロール紙などの転写部材に対し印刷出力を実行する連続帳票プリンタとして構成されている。プリンタ190は、それぞれ、インクジェット方式、電子写真方式などの印刷方式のプリンタヘッドを備える。特に限定されるものではないが、説明する実施形態では、一方のプリンタ190−1は、転写部材の表面の印刷出力を担当し、他方のプリンタ190−2は、裏面の印刷出力を担当している。2台のプリンタ190−1,190−2で使用される転写部材は、繋がっており、第1プリンタ190−1で表面が印刷された後、第2プリンタ190−2で裏面が印刷される。これにより、両面に画像が形成された印刷物が得られる。プリンタ190−1およびプリンタ190−2は、それ自身で印刷制御を行っておらず、RIPサーバ104によって制御されている。
図1に示すRIPサーバ104は、複数のコンピューティング・ノードを含み構成されている。より詳細には、RIPサーバ104は、ヘッドノード110と、複数の計算ノード150−1〜150−12と、2個の終端ノード170−1,170−2とを含む。なお、図1には、12個の計算ノードが示されているが、システムに組み込むことができる計算ノードの数に特に制限はない。また、図1には、デュアル・エンジン・デュプレックス構成が示されており、2台のプリンタに対応させて2個の終端ノードが示されている。しかしながら、プリンタの台数および終端ノードの個数は、特に限定されるものではなく、終端ノードの個数は、典型的には、プリンタの台数と等しくすることができる。
ヘッドノード110は、プロセッサ、メモリおよびストレージを含む汎用コンピュータとして構成することができる。計算ノード150および終端ノード170も、同様に、プロセッサおよびメモリを含む汎用コンピュータとして構成することができる。典型的には、ヘッドノード110、計算ノード150および終端ノード170は、それぞれ、サーバブレードにより構成され、これらのサーバブレードが、エンクロージャ(筐体)のブレードベイに装着されて、上記RIPサーバ104が構成されている。ヘッドノード110、計算ノード150および終端ノード170は、例えば、イーサネット(登録商標)のクロスバー・スイッチで接続されている。
ヘッドノード110は、計算ノード150および終端ノード170を制御するマスタノードであり、これに対し、計算ノード150および終端ノード170は、マスタのヘッドノード110の制御の下で動作するスレーブノードである。
ヘッドノード110は、受信したジョブを分割して、分割されたジョブ・チャンクを計算ノード150に割り当てる。ジョブは、説明する実施形態では、ページ毎に分割され、ジョブ・チャンクは、全体のジョブを構成するページ単位のジョブをいうものとする。計算ノード150は、それぞれ、割り当てられたジョブ・チャンクに基づきページ毎のRIPを並列に実行し、RIP済み画像データを生成する。計算ノード150は、RIPの後、ヘッドノード110の制御の下、RIP済み画像データを終端ノード170へ送信する。
なお、説明する実施形態では、複数の計算ノード150によりページ毎に並列にRIPが行われるものとして説明するが、RIP演算の分割方法は特に限定されるものではない。他の実施形態では、各ページについて、さらに、RIP演算を構成するインタープリット、レンダリング、スクリーニング、各種補正処理などを別々の計算ノードでさらに並列処理されるように構成されてもよい。
終端ノード170は、ヘッドノード110の制御の下、計算ノード150からRIP済み画像データを受信する。終端ノード170は、それぞれ、ファイバチャネルなどを介して、対応するプリンタ190と接続されており、ヘッドノード110の制御の下、さらに、この対応するプリンタ190にRIP済み画像データを転送する。説明する実施形態では、終端ノード170は、対応付けられるプリンタ190との接続を集約している。
プリンタ190−1,190−2は、それぞれ、対応する終端ノード170−1,終端ノード170−2からRIP済み画像データを受信し、受信したデータに基づいて印刷出力を行う。なお、説明する実施形態において、プリンタ190−1,190−2は、計算ノード150−1〜150−12との依存関係を有しておらず、計算ノード150−1〜150−12のいずれで異常が生じた場合でも、影響を受けないように構成されている。
以下、図2を参照しながら、本実施形態による連続帳票印刷システム100の機能構成について説明する。図2は、本実施形態による連続帳票印刷システム100の機能ブロック図である。図2には、ヘッドノード110上の機能手段と、計算ノード150上の機能手段と、終端ノード170上の機能手段とが示されている。なお、これら各機能手段は、プロセッサが、ファームウェアなどのプログラムを読み出し、メモリ上に展開することにより、各ノード上で実現される。説明する実施形態は、このファームウェアのプログラムが、後述する更新対象となる。
まず、ファームウェア更新処理について説明する前に、連続帳票印刷システム100における並列RIPに基づく印刷出力処理について概略を説明する。
図2に示すように、ヘッドノード110は、送信部112と、受信部114と、ノード管理部122と、並列RIP制御部124とを含み構成される。計算ノード150は、送信部152と、受信部154と、登録要求発行部158と、RIP処理部160とを含み構成される。終端ノード170は、送信部172と、受信部174と、登録要求発行部178と、転送処理部180とを含み構成される。
上述した送信部112,152,172および受信部114、154,174は、それぞれのノード110,150,170上で、他のノードやネットワーク102上のユーザ端末など外部装置とのネットワーク通信を行うための機能手段である。
ヘッドノード110の並列RIP制御部124は、上述した複数のスレーブノード150−1〜150−12,170−1,170−2を組み込んだ並列RIP演算に基づく印刷出力処理を制御する並列処理制御手段である。計算ノード150各々のRIP処理部160は、ヘッドノード110の並列RIP制御部124の制御の下、割り振られたジョブ・チャンクに基づきRIP演算を実行する印刷出力処理のための画像処理手段である。終端ノード170各々の転送処理部180は、ヘッドノード110の並列RIP制御部124の制御の下、対応付けられるプリンタ190に対し、受信したRIP済み画像データを転送する印刷出力処理のための転送処理手段である。
ノード管理部122は、並列RIP制御部124が並列RIP演算に組み込むスレーブノード150,170を管理する。各スレーブノード150,170には、ノード識別子が割り振られており、ノード管理部122は、スレーブノードを特定するノード識別子をリストにして管理している。なお、説明する実施形態では、並列RIP演算に組み込むスレーブノードは、ヘッドノード110側で静的に管理されてはおらず、スレーブノード側からの管理対象としての登録するよう求める要求(以下、管理対象登録要求と参照する。)を受けて、ヘッドノード110が動的に管理する。計算ノード150および終端ノード170の登録要求発行部158,178は、起動した後等のタイミングで、ヘッドノード110に対し、自身のノード識別子を付した管理対象登録要求を発行する。
図2に示すように、並列RIP制御部124は、より詳細には、分割部126と、面付け部128と、割り当て部130と、ページ順序制御部132と、計算ノード制御部134と、終端ノード制御部136と、プリンタ制御部138とを含む。
並列RIP制御部124は、ネットワーク102を介してユーザ端末からページ記述言語(PDL:Page Description Language)のジョブを受信し、処理を開始する。分割部126は、受信したジョブが、ページ単位に分割されているかを判断し、分割されていない場合には、ジョブをページ毎のジョブ・チャンクに分割し、準備する。分割部126は、特に限定されるものではないが、対応しているページ記述言語毎に設けられてもよい。ジョブは、典型的には、PDF(Portable Document Format)、PostSctipt、IPDS(Intelligent Printer Data Stream)などのフォーマットで記述される。
面付け部128は、ジョブに設定されている面付けの設定情報に基づいて、ページ分割されたジョブ・チャンクの画像が、出力転写部材の表面および裏面のいずれの出力セルに配置されるか面付けを決定する。割り当て部130は、ページ順序制御部132は、面付け結果を受けて、ジョブ・チャンクの処理順番を決定する。割り当て部130は、決定された処理順番に従って、計算ノード150−1〜150−12のうちから、所定のジョブ・チャンクのRIP演算を実施させる計算ノードを割り当てる。
計算ノード制御部134は、計算ノード150を制御する制御手段であり、計算ノード150−1〜150−12に対し、RIP開始指令するとともに、計算ノード150−1〜150−12からRIP終了通知を受け付ける。計算ノード150のRIP処理部160は、ヘッドノード110からジョブ・チャンクを受信し、RIP開始指令に応答して、割り振られたジョブ・チャンクに基づきRIP演算を実行し、RIP完了後、RIP終了通知を返答する。RIP演算によりラスタイメージが生成される。
計算ノード制御部134は、さらに、RIP演算を完了させた計算ノード150−1〜150−12に対し、適切な終端ノード170−1または終端ノード170−2へのRIP済み画像データの送信開始要求を発行する。並列RIP制御部124は、計算ノード150−1〜150−12のRIP進捗状況と、終端ノード170−1,170−2からそれぞれ対応するプリンタ190−1,190−2へのRIP済み画像データの送信進捗状況とを管理している。送信開始要求の発行の際は、これらの状況が判断される。計算ノード制御部134は、計算ノード150−1〜150−12からRIP済み画像データの送信完了通知を受け付ける。計算ノード150のRIP処理部160は、送信開始要求の指令に応答して、RIP済み画像データを所定の終端ノード170に送出し、送信が完了した後、送信完了通知を返答する。
終端ノード170の転送処理部180は、計算ノード150から、RIP済み画像データ受信し、これを対応するプリンタ190に転送する。終端ノード制御部136は、終端ノード170を制御する制御手段であり、終端ノード170−1,170−2それぞれからプリンタ190−1,190−2への画像送信完了通知を受け付ける。終端ノード制御部136は、終端ノード170−1,170−2から印刷完了通知を受け付ける。終端ノード170は、対応するプリンタ190が印刷出力を完了させると、印刷完了通知を受信し、ヘッドノード110に印刷完了通知を行う。
プリンタ制御部138は、プリンタ190を制御する制御手段であり、計算ノード150のRIP進捗状況、終端ノード170のデータ転送の進捗状況などに基づいて、プリンタ190の動作を制御する。プリンタ制御部138は、プリンタ190のJAMなどのエラーを管理する。
引き続き、本実施形態によるRIPサーバ104におけるファームウェア更新処理について説明する。図2を参照すると、マスタとなるヘッドノード110は、さらに、ファームウェア格納部116と、更新制御部118と、更新処理部120とを含み構成される。スレーブとなる計算ノード150および終端ノード170は、さらに、更新処理部156,176を含み構成される。
ヘッドノード110のファームウェア格納部116は、RIPサーバ104全体のファームウェア更新ファイルを格納する。ファームウェア更新ファイルは、例えばネットワーク102を介してヘッドノード110へ提供される。あるいは、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)やDVDなどの光学メディアやフラッシュメモリなどのリムーバブル・メディアを経由してヘッドノードへ提供されてもよい。ファームウェア格納部116は、ヘッドノード110の電源が切断されても記憶を維持できる不揮発な記憶領域により提供される。また、ここで管理されるファームウェア更新ファイルには、ヘッドノード110と、計算ノード150−1〜150−12と、終端ノード170−1と、終端ノード170−2とに対するそれぞれの更新ファイルが含まれる。
更新制御部118は、計算ノード150−1〜150−12および終端ノード170−1,170−2に対し、それぞれのためのファームウェア更新ファイルを送信するとともに、ファームウェア更新処理の開始を指令する。更新制御部118は、計算ノード150−1〜150−12と、終端ノード170−1,170−2との全てに対しファームウェア更新処理の開始を指令した後、更新処理部120に対し、自分自身のファームウェア更新処理の開始を指令する。
上述した各ノードの更新処理部120,156,176は、それぞれのノード110,150,170上で、自身のファームウェアの更新処理を実行する処理手段である。更新処理部120は、ヘッドノード用のファームウェア更新ファイルを読み出し、自身のファームウェアの更新処理を実行する。計算ノード150および終端ノード170の更新処理部156,176は、ヘッドノード110から、ファームウェア更新処理の開始の指令を受け付けるとともに、自身用のファームウェア更新ファイルを受信する。更新処理部156,176は、ヘッドノード110からの指令に応答して、各スレーブノード150−1〜150−12,170−1,170−2のそれぞれで個別にファームウェア更新処理を実行する。
各ノード110,150,170の更新処理では、典型的には、その処理過程において、一旦、各ノードの再起動が行われる。このとき、ヘッドノード110のノード管理部122が管理している管理対象のスレーブノードのノード識別子は、一旦クリアされることになる。
計算ノード150および終端ノード170の登録要求発行部158,178は、それぞれ、ファームウェア更新処理が完了し、正常に再起動した後、ヘッドノード110に対し、自身のノード識別子を付して管理対象登録要求を発行する。好適な実施形態では、自身のファームウェアの版情報(バージョンやタイムスタンプなど)を付して管理対象登録要求を発行することができる。なお、登録要求発行部158,178は、ファームウェアにより実現される。したがって、計算ノード150および終端ノード170用のファームウェアは、起動した後、ヘッドノード110へ管理対象登録要求を行うようコードされ、RIP処理部160または転送処理部180として機能させるためのコードを含むといえる。
ノード管理部122は、自身のファームウェアの更新が完了し、正常に再起動した後、所定の制限時間、管理対象登録要求を受け付ける。ノード管理部122は、この所定の制限時間内に管理対象登録要求を送信してきた計算ノード150および終端ノード170のみを、ヘッドノード110の管理対象として動的に管理する。ノード管理部122は、制限時間が経過した後、これまで管理対象登録要求を受け付けたスレーブノードだけでシステムを再開させる。これにより、並列RIP制御部124は、並列RIPに基づく印刷出力処理を実行可能とする。なお、上述した制限時間は、事前にシステム設定などとして設定することができる。
好適な実施形態では、更新制御部118は、更新指令を行ったスレーブノード150,170のファームウェア更新ファイルの版情報を管理している。図3は、各スレーブノードの版情報を管理する版管理テーブルのデータ構造を例示する図である。図3に示すように、版管理テーブルは、更新指令を行ったスレーブノードを識別するノード識別子と、そのスレーブノードの種類と、更新指令を行った際のファームウェアの版情報とを対応付けている。
更新制御部118は、管理対象登録要求が受信された際、ノード管理部122が要求元ノードの登録を行う前に、管理テーブルの該当ノード識別子に対応付けられる版情報と、管理対象登録要求に付された版情報とを比較し、整合しているか否かを確認する。ここで、更新制御部118が管理しているスレーブノードの版情報と、受信した版情報とに相違があれば、バージョン不整合であると判断される。その場合は、更新制御部118は、好適には、不整合が生じているスレーブノードに対し、最新のファームウェア更新ファイルを再送信し、ファームウェア更新の再試行を指令する。更新制御部118は、本実施形態における更新指令手段、確認手段および再試行手段を構成する。
以下、図4および図5を参照しながら、RIPサーバ104のファームウェア更新において、ヘッドノード110およびスレーブノード150,170が実行する処理について、より詳細に説明する。図4は、本実施形態によるヘッドノード110が実行する、ファームウェア更新の全体制御を示すフローチャートである。
図4に示す制御は、管理者から更新指示が行われるなど更新処理を開始する契機となるイベントが発生したことに応答して、ステップS100から開始される。ステップS101では、ヘッドノード110は、ネットワーク102から受信し、またはメディアから読み出し、ファームウェア更新ファイルをファームウェア格納部116に準備する。ステップS102では、ヘッドノード110は、管理対象としてリストされたすべてのスレーブノード150,170に対し、ファームウェア更新開始指令を発行する。
ステップS103では、ヘッドノード110は、自身のファームウェア更新処理を開始する。ステップS104で、更新処理が完了すると(YES)、ステップS105へ制御が分岐される。ヘッドノード110は、ステップS105で、一旦自身をシャットダウンし、ステップS106で、再起動する。
ヘッドノード110は、再起動した後、ステップS107では、事前定義された制限時間が経過したか否かを判定する。ステップS107で、未だ制限時間が経過していないと判定された場合(NO)は、ステップS108へ制御が進められる。ステップS108では、ヘッドノード110は、いずれかのスレーブノードからの管理対象登録要求を受信したか否かを判定する。ステップS108で、いずれからも未だ要求を受信していないと判定された場合(NO)は、ステップS107へ制御をループさせ、管理対象登録要求を待ち受ける。
一方、ステップS108で、いずれかから管理対象登録要求を受信したと判定された場合(YES)は、ステップS109へ制御が分岐される。ステップS109では、ヘッドノード110は、管理対象登録要求に付されたノード識別子および版情報を取得し、取得したノード識別子に対応する版管理テーブルの版情報と、取得した版情報とを比較し、バージョンが整合しているか否かを判定する。
ステップS109で、バージョンが整合していると判定された場合(YES)は、ステップS110へ制御が分岐される。ステップS110では、ヘッドノード110は、管理対象登録要求に付された要求元ノードのノード識別子を管理対象のリストに登録する。ステップS111では、ヘッドノード110は、要求元のスレーブノードに対し、管理対象登録要求に対する肯定的な応答を行い、ステップS107へ制御をループさせる。一方、ステップS109で、バージョンが不整合であると判定された場合(NO)は、ステップS112へ制御が分岐される。ステップS112では、ヘッドノード110は、要求元のスレーブノードに対し、否定的な応答とともに、ファームウェア更新の再試行を指令し、ステップS107へ制御をループさせる。以降、制限時間が経過するまで、ステップS107〜ステップS112で示した処理が繰り返される。
再びステップS107を参照すると、ステップS107で、制限時間が経過したと判定された場合(YES)は、ステップS113へ制御が分岐される。ステップS113では、ヘッドノード110は、現時点で登録されたスレーブノードでのみでシステムを再開させる。これにより、ヘッドノード110は、並列RIPに基づく印刷出力処理が可能な状態となる。
図5は、本実施形態によるスレーブノードが実行する、各スレーブノード側のファームウェア更新処理を示すフローチャートである。なお、図5に示す処理は、計算ノード150および終端ノード170の両方が実行し得る処理である。
図5に示す処理は、ヘッドノード110からの更新指令を受信したことに応答して、ステップS200から開始される。ステップS201では、スレーブノード150,170は、ヘッドノード110から、またはヘッドノード110により指定された保存場所(例えばURLで指定される。)から、自身のファームウェア更新ファイルを取得し、更新の準備を行う。ステップS202では、スレーブノード150,170は、自身のファームウェア更新処理を開始する。ステップS203で、更新処理が完了すると(YES)、ステップS204へ処理が分岐される。ヘッドノード110は、ステップS204で、シャットダウンし、ステップS205で、再起動する。
スレーブノード150,170は、再起動した後、ステップS206で、自身の初期化を行い、ステップS207で、ヘッドノード110に対し、管理対象登録要求を発行する。ステップS208では、スレーブノード150、170は、管理対象登録要求に対する応答を待ち受ける。ステップS208で、応答があれば、ステップS209へ処理が分岐される。
ステップS209では、スレーブノード150,170は、ファームウェア更新の再試行が求められているか否かを判定する。ステップS209で、肯定的な応答であり、再試行が求められていないと判定された場合(NO)は、ステップS210へ処理が分岐される。ステップS210では、スレーブノード150,170は、ヘッドノード110の制御の下、並列RIPに基づく印刷出力における自身が担当する処理(RIPまたは転送処理)が実行可能な状態となる。以降、新たなジョブがキューから取り出された段階で、計算ノード150は、ヘッドノード110から割り当てられたジョブ・チャンクに基づきRIP演算を実行する。終端ノード170は、対応付けられるプリンタ190に対しRIP済みデータを転送する処理を実行する。
一方、ステップS209で、否定的な応答を受け、ファームウェア更新の再試行が求められていると判定された場合(YES)は、ステップS201へ再びループさせて、ファームウェア更新を再び繰り返す。また、ステップS208で、管理対象登録要求に対する応答がないと判定された場合(NO)は、ステップS211へ分岐させる。ステップS211では、スレーブノード150,170は、応答がタイムアウトしたか否かを判定する。
ステップS211で、タイムアウトしていないと判定された場合(NO)は、ステップS207へ処理をループさせる。これは、スレーブノード150,170の再起動よりもヘッドノード110の再起動が遅れた場合に対応するものである。一方、ステップS211で、タイムアウトしたと判定された場合(YES)は、何らかの障害が起こっている可能性があるため、ステップS212で、例えば、待機状態に移行するか、あるいはシャットダウンを行う。
以下、図6〜図8に示す具体的なケースを参照しながら、RIPサーバ104のファームウェア更新における各ノードの動作を説明する。図6は、スレーブノードに更新中なんら問題が生じない場合のヘッドノードおよびスレーブノードの動作を示すシーケンス図である。なお、図6には、スレーブノード1およびスレーブノード2を代表して示すが、スレーブノードの数は特に限定されるものではなく、また、これらは、計算ノード150および終端ノード170のいずれであってもよい。また、ヘッドノード110の開始時点のファームウェアの版は、バージョン1.0(ver.1.0-mb)であり、スレーブノードの版も、バージョン1.0(ver.1.0-sb)であるとする。
図6に示す処理は、更新の契機となるイベントが発生したことに応答してステップS301から開始される。ステップS302では、ヘッドノード110は、ファームウェアの更新準備を行い、全ノードのファームウェア更新ファイルの版情報を保存する。ここでは、マスタおよびスレーブ共に、バージョン2.0(ver.2.0-sb、ver.2.0-sb)に更新されるものとする。ステップS303およびS304では、ヘッドノード110は、管理しているノード識別子を取り出し、このノード識別子を用いて、スレーブノード1およびスレーブノード2に対し、更新開始指令を発行する。同時に、スレーブノード1およびスレーブノード2に対し、バージョン2.0のファームウェア更新ファイル(ver.2.0-sb)を送信する。
ステップS305では、ヘッドノード110は、自身の更新処理を実行する。自身のファームウェア更新処理が終了すると、ヘッドノード110は、管理しているノードのノード識別子をリストからクリアする。ステップS306では、ヘッドノード110は、全スレーブノードに対して送信した更新開始指令に対する結果を待たず、シャットダウンする。
ヘッドノード110側の更新処理に並行して、スレーブノード1は、ステップS307で、受信したバージョン2.0のファームウェア更新ファイル(ver.2.0-sb)を用いて、自身の更新処理を実行し、ステップS308で、シャットダウンする。同様に、スレーブノード2も、ステップS309で、自身の更新処理を実行し、ステップS310で、シャットダウンする。
ここで、ステップS311で、スレーブノード1が、ステップS308でのシャットダウン後に、新しいバージョン2.0(ver.2.0-sb)に更新された状態で、起動したとする。ステップS312では、スレーブノード1は、自身をヘッドノード110の管理対象として登録してもらうために、自身を識別するノード識別子とファームウェアの版情報(ver.2.00-sb)とを付して、ヘッドノード110に対し管理対象登録要求を送信する。しかしながら、ここでは、ヘッドノード110が未だ起動していないため、応答が返却されない。スレーブノード1は、管理対象登録要求に対する応答が返ってくるまで、管理対象登録要求を定期的に行っており、ステップS313では、さらに、ヘッドノード110に対し管理対象登録要求を送信するが、ここでも、応答が返却されない。
ステップS314では、スレーブノード2が、ステップS310でのシャットダウン後に、新しいバージョン2.0(ver.2.0-sb)に更新された状態で起動する。ステップS315では、スレーブノード2は、スレーブノード1と同様に、管理対象登録要求を送信する。ここでも、ヘッドノード110が未だ起動していないため応答は返却されない。
時が経過し、ステップS316で、ヘッドノード110が、ステップS306でのシャットダウン後に、新しいバージョン2.0(ver.2.0-mb)の状態で起動したとする。起動後、ヘッドノード110は、管理対象登録要求を受け付け可能な状態となる。ヘッドノード110は、管理対象登録依頼受け付けが可能な一定の制限時間を保持しており、起動後から時間経過の計測を開始する。
ステップS317で、スレーブノード1がヘッドノード110に管理対象登録要求を送信すると、ステップS318では、ヘッドノード110は、バージョンの整合性を検証する。ここでは、スレーブノード1からの管理対象登録要求と共に送られたスレーブノード1のファームウェアの版情(ver.2.00-sb)と、管理している版情報(ver.2.00-sb)とが比較され、ここでは、バージョンが整合していると判定される。ステップS319では、ヘッドノード110は、管理対象登録要求と共に受け取ったスレーブノード1のノード識別子をノード管理部122の管理対象リストに記録し、肯定的な管理対象登録応答をスレーブノード1に送信する。ステップS320では、スレーブノード1は、ヘッドノード110からの肯定的な管理対象登録応答を受けて、処理を実行可能な状態に移行する。
スレーブノード2についても同様であり、ステップS321で、スレーブノード2が管理対象登録要求をヘッドノード110に送信すると、ステップS322では、ヘッドノード110は、バージョンの整合性を検証する。ここでは、整合していると判定されるものとする。ステップS323では、ヘッドノード110は、スレーブノード2のノード識別子を管理対象リストに記録し、スレーブノード2に肯定的な管理対象登録応答を送信する。ステップS324では、スレーブノード2は、ヘッドノード110からの肯定的な応答を受けて、処理を実行可能な状態に移行する。
ヘッドノード110は、ステップS325で、制限時間が経過したことを検出すると、ステップS326で、システムを始動させる。これにより、並列RIPに基づく印刷出力処理が可能な状態となる。ヘッドノード110は、システム再開以後、スレーブノードから管理対象登録要求を受信しても、要求を却下する。
上述したシーケンスにより、RIPサーバ104全体のファームウェアが新しいものに更新され、最新の状態にシステムが維持されるとともに、登録を要求してきたスレーブノードのみを組み込んで、並列RIPに基づく印刷出力処理が実行可能となる。
図7は、スレーブノード2で故障が生じた場合のRIPサーバ104のヘッドノードおよびスレーブノードの動作を示すシーケンス図である。なお、スレーブノード1で故障した場合も、同様なシーケンスとなる。図7に示す処理は、更新の契機となるイベントが発生したことに応答してステップS401から開始される。なお、ステップS402〜ステップS413までの処理は、図6に示したステップS302〜ステップS313までの処理と同じであるので、以下、ステップS414以降について説明する。
ここで、ステップS414で、スレーブノード2の起動時において復旧不可能な故障が何らかの原因で生じたとする。ヘッドノード110は、ステップS415で起動し、ステップS416〜ステップS419で示した処理により、スレーブノード1を管理対象として登録する。しかしながら、スレーブノード2は、復旧しておらず、管理対象登録要求を発行できないので、そのまま、ステップS420で、制限時間が経過したことが検出されることになる。
制限時間が経過したことを検出すると、ヘッドノード110は、復旧しなかったスレーブノード2を管理対象として登録しないまま、ステップS421で、システムを始動させる。ヘッドノード110は、システム再開以後、スレーブノード2を含め他のスレーブノードから管理対象登録要求を受信しても、要求を却下する。
上記シーケンスでは、制限時間が経過した時点で、スレーブノード2の管理登録要求が受信されていないため、スレーブノード2は管理対象とはならない。しかしながら、この場合でも、特別なシーケンスは発生せずに、システム自体は、フォールトトレラントに再開されることになる。そして、スレーブノード2が除かれた状態でスレーブノードが組み込まれた並列RIPに基づく印刷出力処理が実行可能となる。
図8は、スレーブノード2の更新完了前に電源断が発生した場合のRIPサーバ104のヘッドノードおよびスレーブノードの動作を示すシーケンス図である。図8に示す処理は、更新の契機となるイベントが発生したことに応答して、ステップS501から開始される。なお、ステップS502〜ステップS508までの処理は、図6に示したステップS302〜ステップS308までの処理と同じであるので、以下、ステップS509以降について説明する。
ここで、ステップS509で、ヘッドノード110およびスレーブノード1の更新処理が成功裡に完了した後、かつ、スレーブノード2が更新処理を完了させる前に、何らかの原因でシステム全体に電源断が生じたとする。ヘッドノード110は、ステップS510で起動し、スレーブノード1も、ステップS511で起動する。そして、ステップS512〜ステップS515で示した処理により、ヘッドノード110は、スレーブノード1を管理対象として登録し、スレーブノード1は、処理を実行可能な状態に移行する。
ステップS516で、スレーブノード2が起動するが、ここでは、更新処理が完了せずに電源断してしまったため、従前のバージョン1.0(ver.1.0-sb)の状態で起動することになる。ステップS517では、スレーブノード2が、ヘッドノード110に管理対象登録要求を送信し、ステップS518では、ヘッドノード110が、バージョンの整合性を検証する。ここでは、スレーブノード2が従前のバージョンのまま起動しているので、管理対象登録要求と共に送られたスレーブノード2のファームウェアの版情(ver.1.00-sb)と、管理している版情報(ver.2.00-sb)とは一致しない。ステップS519では、ヘッドノード110は、スレーブノード2に対し、否定的な応答を送信するとともに、ファームウェア更新の再試行を指令する。
再試行の指令を受けて、スレーブノード2は、ステップS520で、更新処理を再度実行し、ステップS521で、シャットダウンする。ステップS522では、スレーブノード2が、新しいバージョン2.0(ver.2.0-sb)に更新された状態で起動する。ステップS523では、スレーブノード2は、新しい版情報を付して管理対象登録要求を送信し、ステップS524およびステップS526で示した処理により、ヘッドノード110は、スレーブノード2を管理対象として登録する。これにより、スレーブノード2は、処理を実行可能な状態に移行する。以降、ステップS527で、制限時間が経過したことが検出されると、ヘッドノード110は、システムを始動させる。
上述したシーケンスでは、管理対象登録時に必ずスレーブノードの版情報が検証される。このため、スレーブノードが自身の更新処理を完了させる前に電源断に陥ってしまっても、バージョンが不整合なスレーブノードが組み込まれてしまったままでシステムが再開されてしまうことを防止することが可能となる。
以下、図9を参照しながら、RIPサーバ104のハードウェア構成について説明する。図9に示すRIPサーバ104は、いわゆるブレード・サーバとして構成されている。エンクロージャ200には、その内部に設けられたブレードベイに、ホットプラグに対応したコネクタを介して、複数のサーバブレード210−1〜210−nが装着されている。エンクロージャ200は、イーサネット(登録商標)やファイバチャネルなどの入出力ポート202と、スイッチ・モジュール204と、電源ユニット206とを含む。
サーバブレード210は、それぞれ、1以上のプロセッサ212と、メモリ214と、必要に応じてHDD216と、必要に応じてファイバチャネルなどの拡張ボード218と、ネットワークインタフェース220とを含む。なお、各ブレードの構成は、必ずしも同一である必要はない。サーバブレード210同士は、スイッチ・モジュール204のイーサネット(登録商標)スイッチなどを介して相互に接続されてもよい。
各サーバブレード210上で動作するノード(ヘッドノード110、計算ノード150および終端ノード170を含む。)は、自身のHDD216あるいは、共用のHDDからファームウェアを読み出し、メモリ214上に展開することにより、上述した各機能手段を実現する。なお、図9に示すサーバブレード210は、2ノード構成を例示する。
上述した実施形態では、スレーブノード150,170が主導となって、ヘッドノードにおける管理対象が決定される。スレーブノードが復旧不可能となった場合は、そのスレーブノードから管理対象登録要求が発行されないので、管理対象とされない。このため、ヘッドノード110は、ファームウェア更新後に動作可能なスレーブノードの数が変動しても、その動作可能なノードだけでシステムを再開させることができるようになる。
さらに、上述した実施形態では、スレーブノードが、プリンタ190に依存しない計算ノード150と、プリンタ190との接続を集約する終端ノード170とに種類が分けられている。計算ノードがプリンタと接続されると、計算ノードのソフトウェア更新がプリンタへの接続に影響を与える可能性がある。これに対して、上述した実施形態では、プリンタ190との接続を終端ノード170にまとめており、計算ノード150とプリンタ190との依存度を下げており、計算ノード150のソフトウェア更新中のプリンタ190への影響を軽減している。このため、全てのスレーブノードの故障に影響を受けるのではなく、終端ノードの故障のみに影響を受ける形で影響範囲を抑えつつ、計算ノード150の故障にかかわらずシステムを再開させることができるようになる。
また、好ましい実施形態では、スレーブノードを管理対象として登録する際に、ファームウェアのバージョンが検証される。この検証において、差異が発生した場合は、ヘッドノード110の主導で、そのスレーブノードのファームウェア更新が再試行される。このため、電源断などにより、スレーブノードにおいて、ファームウェアのバージョンに差異が生じていた場合も、かかるバージョンの差異を解消した上でシステムを再開することが可能となる。
上記構成により、連続帳票印刷システム100は、RIPサーバ104におけるファームウェア更新中のブレード等の故障時に、ユーザの手を介することなく、フォールトトレラントにシステムを再開することができるようになる。さらに、好ましい実施形態では、ファームウェア更新中の電源断により、スレーブノードのファームウェアのバージョンに差異が発生した場合でも、ユーザの手を介することなく、バージョン差異を解消し、システムを再開できる。
以上説明したように本実施形態によれば、複数の演算処理装置を含み構成される情報処理システムにおいて、複数の演算処理装置に対するソフトウェア更新中にいずれかの演算処理装置に障害が発生したとしても、復旧されない演算処理装置を除外してシステムを再始動させることができる、情報処理システム、ソフトウェア更新方法およびプログラムを提供することができる。
なお、上記機能部は、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)などのレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語などで記述されたコンピュータ実行可能なプログラムにより実現でき、ROM、EEPROM、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、ブルーレイディスク、SDカード、MOなど装置可読な記録媒体に格納して、あるいは電気通信回線を通じて頒布することができる。
これまで本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
100…連続帳票印刷システム、102…ネットワーク、104…RIPサーバ、110…ヘッドノード、112…送信部、114…受信部、116…ファームウェア格納部、118…更新制御部、120…更新処理部、122…ノード管理部、124…並列RIP制御部、126…分割部、128…面付け部、130…割り当て部、132…ページ順序制御部、134…計算ノード制御部、136…終端ノード制御部、138…プリンタ制御部、150…計算ノード、152…送信部、154…受信部、156…更新処理部、158…登録要求発行部、160…RIP処理部、170…終端ノード、172…送信部、174…受信部、176…更新処理部、178…登録要求発行部、180…転送処理部、190…プリンタ、200…エンクロージャ、202…入出力ポート、204…スイッチ・モジュール、206…電源ユニット、210…サーバブレード、212…プロセッサ、214…メモリ、216…HDD、218…拡張ボード、220…ネットワークインタフェース
特許第5080318号公報 特許第4054802号公報

Claims (10)

  1. 複数の演算処理装置と、前記複数の演算処理装置で行われた処理結果に基づいて出力処理を行う1以上の出力装置とを含む情報処理システムであって、
    前記複数の演算処理装置は、
    複数の処理実行装置に対しソフトウェアの更新を指令する更新指令手段と、管理対象として登録するよう要求してきた処理実行装置を管理する管理手段と、管理対象として登録された処理実行装置を用いた並列処理を制御する並列処理制御手段とを含む管理装置と、
    前記管理装置からの指令に応答してソフトウェアの更新を実行する更新処理手段と、前記管理装置に対し管理対象として登録するよう求める要求を行う登録要求手段と、出力処理のための処理を実行する処理手段とをそれぞれが含む前記複数の処理実行装置と
    を含む、情報処理システム。
  2. 前記複数の処理実行装置は、
    それぞれが、前記1以上の出力装置いずれとも依存関係を有しておらず、前記処理手段として、前記管理装置から割り当てられたデータに基づき画像処理を実行する画像処理手段を含む複数の画像処理装置と、
    それぞれが、対応付けられる出力装置との接続を集約しており、前記処理手段として、前記対応付けられる出力装置に対する画像処理済みデータの転送処理を実行する転送処理手段を含む1以上の終端処理装置と
    を含む、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記更新指令手段は、更新処理を開始する契機となるイベントに応答して、前記ソフトウェアの更新を指令することを特徴とし、前記管理手段は、前記処理実行装置から送られてきた前記要求に応答して、要求元の処理実行装置を管理対象として登録することを特徴とする、請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記管理装置は、前記管理手段が前記要求元の処理実行装置を登録する前に、前記要求元の処理実行装置のソフトウェアの版情報を確認する確認手段と、版に不整合がある場合に、前記要求元の処理実行装置に対し再度のソフトウェアの更新を指令する再試行手段とをさらに含む、請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記管理手段は、前記管理対象として登録するよう求める要求を、事前定義された制限時間内に送付してきた処理実行装置を管理対象として登録し、前記並列処理制御手段は、前記制限時間の経過後に並列処理を実行可能とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記管理装置の並列処理制御手段は、要求されたジョブを構成する複数のジョブ・チャンクを準備する手段と、
    前記ジョブの内容に応じて、転写部材に対する面付けを決定する手段と、
    前記複数のジョブ・チャンクの各々を前記複数の画像処理装置各々に割り当てる手段と
    をさらに含み、
    前記画像処理装置の画像処理手段は、それぞれ、割り当てられたジョブ・チャンクに基づき、ラスタイメージを生成する処理を実行し、
    前記終端処理装置の転送処理手段は、それぞれ、対応する出力装置で出力すべきラスタイメージを受け取り、該対応する出力装置に送信する処理を実行し、
    前記出力装置は、受信したラスタイメージに基づき印刷出力する、請求項2に記載の情報処理システム。
  7. 複数の演算処理装置と、前記複数の演算処理装置で行われた処理結果に基づいて出力処理を行う1以上の出力装置とを含む情報処理システムにおけるソフトウェア更新方法であって、
    前記複数の演算処理装置のうちの管理装置が、前記複数の演算処理装置のうちの処理実行装置に対しソフトウェアの更新を指令するステップと、
    前記処理実行装置が、前記管理装置からの指令に応答してソフトウェアの更新を実行するステップと、
    ソフトウェアの更新を完了させた処理実行装置が、前記管理装置に対し管理対象として登録するよう求める要求を行うステップと、
    前記管理装置が、管理対象として登録するよう要求してきた要求元の処理実行装置を管理対象として登録するステップと、
    前記管理装置が、前記管理対象として登録された処理実行装置を用いた並列処理を実行可能とするステップと
    を含む、ソフトウェア更新方法。
  8. 前記並列処理を実行可能とするステップの後、さらに、
    前記処理実行装置のうちの、前記1以上の出力装置いずれとも依存関係を有していない画像処理装置が、前記管理装置から割り当てられたデータに基づき画像処理を実行するステップと、
    前記処理実行装置のうちの、対応付けられる出力装置との接続を集約している終端処理装置が、前記対応付けられる出力装置に対する画像処理済みデータの転送処理を実行するステップと
    を含む、請求項7に記載のソフトウェア更新方法。
  9. 複数の演算処理装置と、前記複数の演算処理装置で行われた処理結果に基づいて出力処理を行う1以上の出力装置とを含む情報処理システムにおける、管理装置として動作する演算処理装置を実現するためのプログラムであって、コンピュータを、
    複数の処理実行装置に対しソフトウェアの更新を指令する更新指令手段、
    管理対象として登録するよう要求してきた処理実行装置を管理する管理手段、および
    管理対象として登録された処理実行装置を用いて並列処理の実行を制御する並列処理制御手段
    として機能させるためのプログラムであり、前記ソフトウェアは、前記処理実行装置が起動した後、当該管理装置へ管理対象として登録するよう求める要求を行うようコードされている、プログラム。
  10. 前記ソフトウェアは、
    前記処理実行装置上で動作して、該処理実行装置を、前記管理装置からの指令に応答して、割り当てられたデータに基づき画像処理を実行する画像処理手段、または、対応付けられる出力装置に対する画像処理済みデータの転送処理を実行する転送処理手段として機能させるためのコードを含む、請求項9に記載のプログラム。
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