JP2015004533A - 光学干渉計 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの干渉光検出手段により、ワークの厚みムラを測定することが可能な光学干渉計を提供すること。
【解決手段】光学干渉計100は、光源101と、第1のワイヤーグリッド偏光板111と、第2のワイヤーグリッド偏光板112と、を有する。第1のワイヤーグリッド偏光板111は、p偏光の光を透過させ、s偏光の光を反射する。第2のワイヤーグリッド偏光板112は、p偏光の光を透過させ、s偏光の光を反射する。導光手段(121、122、131、132)により、ワークWの第1の面S1により反射されたp偏光の光L1、及び、第1のワイヤーグリッド偏光板111により反射されたs偏光の光L2を第2のワイヤーグリッド偏光板112に導く。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学干渉計に関する。
ワークの被検面の凹凸を測定するための装置として、光学干渉計が広く用いられている。特許文献1には、ワークの厚みムラを求めることができる光学干渉計が開示されている。特許文献1に開示された光学干渉計は、ワークのおもて面側に配設された第1光学干渉計と、ワークのうら面側に配設された第2光学干渉計とを備えており、第1光学干渉計と第2光学干渉計とはそれぞれ、参照面となるワイヤーグリッド型偏光板を有している。第1光学干渉計と第2光学干渉計とでは、ワイヤーグリッド型偏光板のワイヤー配列方向が直交するような状態で配置されている。
特開2007−263748号公報
特許文献1に開示された光学干渉計において、第1光学干渉計と第2光学干渉計とはそれぞれ、CCD等の光センサを用いた干渉光検出手段を有しているので、装置全体では干渉光検出手段が2個必要となる。このため、装置の構成が複雑となり、結果としてコスト高となるという問題があった。
また、特許文献1に開示された光学干渉計においては、ワークのおもて面とうら面の干渉縞における同軸上の点の対応付けが必要となる。そのため、ワークを除いた状態で光学干渉計の校正を行う必要がある。しかし、おもて面の干渉計とうら面の干渉計とが別個独立しているため、光軸合わせや測定点同士の対応付けが非常に面倒であり、また、難しい。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、1つの干渉光検出手段により、ワークの厚みムラを測定することが可能な光学干渉計を提供することを目的とする。
本発明にかかる第1の光学干渉計は、
干渉性の高い光を発する光源と、
前記光源からの第1の偏光方向の光を透過させ、かつ、前記第1の偏光方向に直交する第2の偏光方向の光を反射させる特性を有し、ワークの第1の面側に配設された第1の偏光分離手段と、
前記第1の偏光方向の光を透過させ、かつ、前記第2の偏光方向の光を反射させる特性を有し、前記ワークの第2の面側に配設された第2の偏光分離手段と、
前記第1の偏光分離手段を透過した後に前記ワークの第1の面により反射された第1反射光と、前記第1の偏光分離手段により反射された第2反射光とを前記第2の偏光分離手段へと導く導光手段と、
前記第1反射光が前記第2の偏光分離手段を透過した後に前記ワークの第2の面により反射された第3反射光と、前記第2反射光が前記第2の偏光分離手段により反射された第4反射光とを、干渉させて干渉光を生成する干渉光生成手段と、
前記干渉光生成手段によって生成された干渉光を検出する干渉光検出手段と、
を有する。
本発明にかかる第2の光学干渉計は、
干渉性の高い光を発する光源と、
前記光源からの第1の偏光方向の光を透過させ、かつ、前記第1の偏光方向に直交する第2の偏光方向の光を反射させる特性を有し、ワークの第1の面側に配設された第1の偏光分離手段と、
前記第1の偏光方向の光を反射させ、かつ、前記第2の偏光方向の光を透過させる特性を有し、前記ワークの第2の面側に配設された第2の偏光分離手段と、
前記第1の偏光分離手段を透過した後に前記ワークの第1の面により反射された第1反射光と、前記第1の偏光分離手段により反射された第2反射光とを前記第2の偏光分離手段へと導く導光手段と、
前記第2反射光が前記第2の偏光分離手段を透過した後に前記ワークの第2の面により反射された第3反射光と、前記第1反射光が前記第2の偏光分離手段により反射された第4反射光とを、干渉させて干渉光を生成する干渉光生成手段と、
前記干渉光生成手段によって生成された干渉光を検出する干渉光検出手段と、
を有する。
上述の光学干渉計は、
前記第1の偏光分離手段及び前記第2の偏光分離手段の少なくとも一方が、光軸を回転中心として回転可能に設けられていることを特徴とする光学干渉計
であってもよい。
さらに、上述の光学干渉計は、
前記第1の偏光分離手段及び前記第2の偏光分離手段がワイヤーグリッド偏光板であることを特徴とするものであってもよい。
本発明によれば、1つの干渉光検出手段によりワークの厚みムラを測定することが可能な光学干渉計を提供することができる。
実施の形態1にかかる光学干渉計の厚み測定モードの構成を示す図である。 実施の形態1にかかる光学干渉計の厚み測定モードの光路を示す図である。 実施の形態1にかかる光学干渉計の変位測定モードの構成を示す図である。 実施の形態1にかかる光学干渉計の第2のワイヤーグリッド偏光板が回転する様子を示す模式図である。 実施の形態1にかかる光学干渉計の変位測定モードの光路を示す図である。 実施の形態1にかかる光学干渉計の変位測定モードにおいて、ワークが変位した場合の光路を示す図である。 実施の形態2にかかる光学干渉計の厚み測定モードの構成を示す図である。 本発明にかかる光学干渉計の、偏光分離手段の変形例の構成を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[実施の形態1]
図1に示すように、本発明の実施の形態1にかかる光学干渉計100は、光源101と、第1のワイヤーグリッド偏光板111と、第2のワイヤーグリッド偏光板112と、第1のビームスプリッタ121と、第2のビームスプリッタ122と、第1のミラー131と、第2のミラー132と、干渉光生成手段140と、干渉光検出手段150と、を備える。
光学干渉計100は、モードを切り替えることでワークWの厚みムラと変位とを測定できる多機能干渉計である。光学干渉計100は、第2のワイヤーグリッド偏光板112を、光軸を中心として回転させることにより、厚み測定モードと変位測定モードとを切り替えることが可能である。まず、光学干渉計100の厚み測定モードの構成について、図1を用いて説明する。
光源101は、干渉性の高い光を発する。干渉計の光源としては、干渉性の高い光を発する光源を用いることが好ましく、例えば、半導体レーザやHe−Neレーザを用いる。光源101からは、p偏光成分とs偏光成分を含む光が出射される。例えば、直線偏光の光であってもよいし、円偏光の光であってもよい。
第1のワイヤーグリッド偏光板111は、ワークWの第1の面S1側に設けられている。また、第2のワイヤーグリッド偏光板112は、ワークWの第2の面S2側に設けられている。ワイヤーグリッド偏光板111、112は、石英等の基板上に金属細線のワイヤーを設けた偏光板である。ワイヤーグリッド偏光板111、112において、入射光の電場の振動方向がワイヤーに平行な場合は光が反射され、入射光の電場の振動方向がワイヤーに垂直な場合は光が透過する。すなわち、ワイヤーグリッド偏光板111、112の透過軸はワイヤーに垂直な方向である。透過軸に平行な成分の光のみが、変化を受けずに偏光板を透過する。
図1においては、第1のワイヤーグリッド偏光板111及び第2のワイヤーグリッド偏光板112は、ワイヤーが紙面に垂直となるように配置されている。この場合、p偏光(紙面に平行な偏光方向)の光が透過し、s偏光(紙面に垂直な偏光方向)の光が反射される。なお、光源101からは、p偏光成分とs偏光成分を含む光が出射される。例えば、入射面に対して傾いた直線偏光の光であってもよいし、円偏光の光であってもよい。そして、p偏光成分とs偏光成分を含む光がワイヤーグリッド偏光板111、112に入射すると、p偏光成分とs偏光成分とに分離される。
第1のワイヤーグリッド偏光板111は第1の偏光分離手段、第2のワイヤーグリッド偏光板112は第2の偏光分離手段として機能する。偏光分離手段は、ワイヤーグリッド偏光板に限定されるものではない。偏光分離手段は、互いに直交関係にある第1の偏光方向と第2の偏光方向の双方を有する光が入射した場合に、一方の偏光方向の光を透過し、他方の偏光方向の光を反射するものであればよい。
第1のビームスプリッタ121は、光源101と第1のミラー131との間の光路上に設けられている。第2のビームスプリッタ122は、第1のビームスプリッタ121と第2のミラー132との間の光路上に設けられている。第1のビームスプリッタ121は第1の光路分割手段、第2のビームスプリッタ122は第2の光路分割手段として機能する。光路分割手段は、入射光を偏光方向により分割するものではなく、無偏光ビームスプリッタである。
第1のミラー131は、第1のビームスプリッタ121と第1のワイヤーグリッド偏光板111との間の光路上に設けられている。第2のミラー132は、第2のビームスプリッタ122と第2のワイヤーグリッド偏光板112との間の光路上に設けられている。第1のミラー131は第1の反射手段、第2のミラー132は第2の反射手段として機能する。反射手段はミラーに限定されるものではなく、例えば、プリズムであってもよい。
第1のビームスプリッタ121及び第1のミラー131は、光源101から出射された光を第1のワイヤーグリッド偏光板(第1の偏光分離手段)111へと導く第1の導光手段として機能する。
また、第1の導光手段により光源101から第1の偏光分離手段へと導かれた後に、第1の偏光分離手段を透過してワークWの第1の面S1により反射された光を第1反射光L1、第1の導光手段により光源101から第1の偏光分離手段へと導かれた後に、第1の偏光分離手段により反射された光を第2反射光L2とする。第1のミラー131、第1のビームスプリッタ121、第2のビームスプリッタ122及び第2のミラー132は、第1反射光L1及び第2反射光L2を第2のワイヤーグリッド偏光板(第2の偏光分離手段)112へと導く、第2の導光手段として機能する。
第2の導光手段により第1のワイヤーグリッド偏光板(第1の偏光分離手段)111から第2のワイヤーグリッド偏光板(第2の偏光分離手段)112へと導かれた後に、第2のワイヤーグリッド偏光板(第2の偏光分離手段)112を透過してワークWの第2の面S2により反射された光を第3反射光L3、第2のワイヤーグリッド偏光板(第2の偏光分離手段)112により反射された光を第4反射光L4とする。図1においては、第3反射光L3はp偏光の光であり、第4反射光L4はs偏光の光である。厚みムラ測定モードでは、第1反射光L1が第3反射光L3になり、第2反射光L2が第4反射光L4になると解釈してもよい。
干渉光生成手段140は、第2のミラー132により反射された後に第2のビームスプリッタ122を透過した第3反射光L3と第4反射光L4とを干渉させて、干渉光を生成する。第3反射光L3と第4反射光L4は、偏光方向が異なるためそのままでは干渉しない。そこで、干渉光生成手段140は、第3反射光L3及び第4反射光L4から共通する偏光成分を取り出すことにより、干渉光を生成する。
図1においては、第3反射光L3はp偏光で、第4反射光L4はs偏光である。第1のワイヤーグリッド偏光板111及び第2のワイヤーグリッド偏光板112のワイヤーは紙面と垂直に設けられている。この場合には、干渉光生成手段140として、例えば、光軸に垂直な面内において透過軸をp偏光とs偏光の偏光方向から傾けた偏光板を用いることができる。この構成により、第3反射光L3及び第4反射光L4から共通する偏光成分を取り出して、干渉光を生成することができる。
干渉光生成手段140の例として示した偏光板は高分子のフィルムで吸収によってフィルタリングするものでも、ワイヤーグリッドで反射によってフィルタリングするものでもいずれでも構わない。何れの場合でも、簡単な構成により干渉光を生成することができる。
また、第3のワイヤーグリッド偏光板を紙面垂直方向から光軸を中心として45°ワイヤーを傾けて固定することにより、第3のワイヤーグリッド偏光板の第3反射光L3の透過率と第4反射光L4の透過率を等しくできる。これにより、効率よく干渉光を生成できる。
干渉光検出手段150は、干渉光生成手段140によって生成された干渉光を検出する。干渉光の強度変化を検出することにより、p偏光成分の光路長とs偏光成分の光路長との差の変化を検出する。干渉光検出手段150としては、例えば、CCD等の光センサを用いる。
ワーク駆動機構(不図示)を用いてワークWを紙面上下方向(図1中の矢印A)に動かすことにより、ワーク上の光照射位置を移動させることができる。ワーク上の光照射位置を変えながら干渉光の強度変化を検出することにより、ワークWの厚みムラを検出することができる。
次に、光学干渉計100における光の経路を説明する。光源101から出射された光は、p偏光成分及びs偏光成分を含む。例えば、直線偏光の光であってもよいし、円偏光の光であってもよい。光源101から出射された光は、第1のビームスプリッタ121へと入射する。第1のビームスプリッタ121へと入射した光の一部は、そのまま第1のビームスプリッタ121を透過して第1のミラー131へと入射する。第1のミラー131へと入射した光は、第1のミラー131により反射されて第1のワイヤーグリッド偏光板111へと入射する。
第1のワイヤーグリッド偏光板111へと入射した光のうち、p偏光成分は第1のワイヤーグリッド偏光板111を透過して、ワークWの第1の面S1により反射された後、逆方向から第1のワイヤーグリッド偏光板111を再び透過して、第1のミラー131へと入射する(これが第1反射光L1である。)。第1のワイヤーグリッド偏光板111へと入射した光のうち、s偏光成分は第1のワイヤーグリッド偏光板111により反射されて、第1のミラー131へと入射する(これが第2反射光L2である。)。
この場合、第1反射光L1と第2反射光L2との間には、ワークWの第1の面S1と第1のワイヤーグリッド偏光板111との間隔pの2倍の光路差が生じる。
第1のミラー131により反射された第1反射光L1及び第2反射光L2は、第1のビームスプリッタ121へと入射する。第1のビームスプリッタ121へと入射した光の一部は、第1のビームスプリッタ121により反射されて、第2のビームスプリッタ122へと入射する。第2のビームスプリッタ122により反射された第1反射光L1及び第2反射光L2は第2のミラー132へと入射して、第2のミラー132により反射された後、第2のワイヤーグリッド偏光板112へと入射する。
第2のワイヤーグリッド偏光板112へと入射した光のうち、p偏光成分は第2のワイヤーグリッド偏光板112を透過して、ワークWの第2の面S2により反射された後、逆方向から第2のワイヤーグリッド偏光板112を再び透過して、第2のミラー132へと入射する(これが第3反射光L3である。)。第2のワイヤーグリッド偏光板112へと入射した光のうち、s偏光成分は第2のワイヤーグリッド偏光板112により反射されて、第2のミラー132へと入射する(これが第4反射光L4である。)。
この場合、第3反射光L3と第4反射光L4との間には、ワークWの第2の面S2と第2のワイヤーグリッド偏光板112との間隔pの2倍の光路差が新たに生じる。
第2のミラー132により反射された第3反射光L3及び第4反射光L4は、第2のビームスプリッタ122へと入射する。第2のビームスプリッタ122へと入射した光の一部は、第2のビームスプリッタ122を透過して、干渉光生成手段140へと入射する。第2のビームスプリッタ122を透過した第3反射光L3及び第4反射光L4は干渉光生成手段140へと入射して、干渉光が生成される。その後、生成された干渉光を干渉光検出手段150により検出する。
図2は、実施の形態1にかかる光学干渉計100の厚み測定モードの光路を示す図である。図2(a)は、第1のワイヤーグリッド偏光板111及び第2のワイヤーグリッド偏光板112により反射されたs偏光成分の光路長P24を示す。図2(b)は、ワークWの第1の面S1及び第2の面S2により反射されたp偏光成分の光路長P13を示す。
図2(a)(b)において、ワークWの厚みをt、第1のワイヤーグリッド偏光板111の反射面からワークWの第1の面S1までの光学的距離をp、第2のワイヤーグリッド偏光板112の反射面からワークWの第2の面S2までの光学的距離をpとする。p偏光成分(図2(b))とs偏光成分(図2(a))との光路長差ΔPは、式(1)のように表される。ワークWを動かして光が照射される点を移動させると、光路長差ΔPはワークWの厚みtの変化に応じて変わる。干渉光の位相を算出することにより、ワークWの厚みムラを高精度に測定することができる。
ΔP=P24−P13=2(p+p)・・・(1)
次に、図3を用いて、光学干渉計100の変位測定モードにおける光の経路を説明する。図3では、図1の状態から第2のワイヤーグリッド偏光板112を、光軸を中心として90°回転させて、第2のワイヤーグリッド偏光板112のワイヤー配列が第1のワイヤーグリッド偏光板111上のワイヤー配列と直交する状態で固定している。
光学干渉計100の厚み測定モードから変位測定モードに切り替える際に、第2のワイヤーグリッド偏光板112が回転する様子を、図4に模式図として示す。
図3における光の経路は、光源101から出射された光線が第1のワイヤーグリッド偏光板111又はワークWの第1の面S1により反射されて、第1のミラー131、第1のビームスプリッタ121、第2のビームスプリッタ122、第2のミラー132を経由して、第2のワイヤーグリッド偏光板112に入射するまでは、図1と同じである。第2のワイヤーグリッド偏光板112を透過する光の偏光方向が、図1とは逆になる点が異なる。
第2のワイヤーグリッド偏光板112へと入射した光のうち、s偏光成分は第2のワイヤーグリッド偏光板112を透過して、ワークWの第2の面S2により反射された後、逆方向から第2のワイヤーグリッド偏光板112を再び透過して、第2のミラー132へと入射する。第2のワイヤーグリッド偏光板112へと入射した光のうち、p偏光成分は第2のワイヤーグリッド偏光板112により反射されて、第2のミラー132へと入射する。
ワークWの第2の面S2により反射されてから、第2のミラー132へと入射するs偏光成分の光を第3反射光L3、第2のワイヤーグリッド偏光板112により反射されてから、第2のミラー132へと入射するp偏光成分の光を第4反射光L4とする。変位測定モードでは、第1反射光L1が第4反射光L4になり、第2反射光L2が第3反射光L3になると解釈してもよい。
図5を用いて、光学干渉計100の変位測定モードにおける光路長について説明する。
図5(a)は、ワークWの厚みがゼロで、かつ、第1のワイヤーグリッド偏光板111及び第2のワイヤーグリッド偏光板112を透過してワークWの両面で反射される光線を仮定した場合の光路長P00を示す。図5(b)は、第1のワイヤーグリッド偏光板111により反射された後に、第2のワイヤーグリッド偏光板112を透過して、ワークWの第2の面S2により反射されたs偏光成分の光路長P23を示す。図5(c)は、第1のワイヤーグリッド偏光板111を透過してワークWの第1の面S1により反射された後に、第2のワイヤーグリッド偏光板112により反射されたp偏光成分の光路長P14を示す。
図5(b)及び(c)において、ワークWの厚みをt、第1のワイヤーグリッド偏光板111の反射面からワークWの第1の面S1までの光学的距離をp、第2のワイヤーグリッド偏光板112の反射面からワークWの第2の面S2までの光学的距離をpとする。この場合、光路長P23は式(2)、光路長P14は式(3)のように表される。
23=P00−2t−2p・・・(2)
14=P00−2t−2p・・・(3)
p偏光成分とs偏光成分との光路長差ΔPは、式(4)のように表される。ワークWの厚みtの変化により生じる光路長の変化は相殺されるため、光路長差ΔPには影響しない。
ΔP=P14−P23=2(p−p)・・・(4)
さて、ここで、光線の入射方向(図3で矢印B)にワークWが変位したとする。図6に、光線の入射方向に図5の状態からワークWが変位したときの光路を示す。図6(a)〜(c)がそれぞれ、図5(a)〜(c)に対応している。
s偏光成分の光路長P23における、第1のワイヤーグリッド偏光板111の反射面からワークWの第1の面S1までの光路長がpL0からpL0+αに変化したとする。p偏光成分の光路長P14における第2のワイヤーグリッド偏光板112の反射面からワークWの第2の面S2までの光路長はpR0からpR0−αへと変化する。したがって、光路長差ΔPは式(5)で表される。
ΔP=P14−P23
=2{pR0−α−(pL0+α)}
=2(pR0−pL0−2α)・・・・・(5)
ワークWの変位量がαの場合、光路長差ΔLは2α変化する。これにより、ワークWの変位量αは、その2倍で光路差に反映される。したがって、第3反射光L3と第4反射光L4とを干渉させて干渉光を生成し、干渉光の強度変化をモニタすると、ワークの変位がわかる。
以上、説明したように、光学干渉計100は、厚みムラ測定モードでは、1つの干渉光検出手段によりワークの厚みムラを測定することができる。
また、光学干渉計100は、変位測定モードでは、1つの干渉光検出手段によりワークの変位を測定することができる。
さらに、光学干渉計100においては、第1のワイヤーグリッド偏光板(第1の偏光分離手段)111及び第2のワイヤーグリッド偏光板(第2の偏光分離手段)112の、少なくとも一方が光軸を中心として回転可能に設けられている。これにより、ワークの厚み測定及び変位測定の、2つの機能を切り替え可能な多機能干渉計を簡素な構成で実現できる。
光学干渉計100において、ワイヤーグリッド偏光板111、112は、ワイヤーの高さ及び周期を変更することにより、ある波長の光が入射した場合の反射・透過特性を変えることができる。よって、偏光分離手段としてワイヤーグリッド偏光板を用いることにより、使用する光源に応じた最適な特性の偏光分離手段を提供することができる。
[実施の形態2]
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図7に第2実施形態にかかる光学干渉計700を示す。光学干渉計700は、光源101と、第1のワイヤーグリッド偏光板111と、第2のワイヤーグリッド偏光板112と、第1のビームスプリッタ121と、第2のビームスプリッタ122と、第1のミラー131と、干渉光生成手段140と、干渉光検出手段150と、を備える。
光学干渉計700はモードを切り替えることで、ワークWの厚みムラとワークの変位とを測定できる多機能干渉計である。実施の形態1で説明した光学干渉計100に対比すると、基本的なコンセプトは同じであるが、部品の数及び配置が異なる。まず、光学干渉計700の厚み測定モードの構成について、図7を用いて説明する。
第1のビームスプリッタ121は、光源101と第1のワイヤーグリッド偏光板111との間の光路上に設けられている。第2のビームスプリッタ122は、第1のミラー131と第2のワイヤーグリッド偏光板112との間の光路上に設けられている。第1のビームスプリッタ121は第1の光路分割手段、第2のビームスプリッタ122は第2の光路分割手段として機能する。
第1のミラー131は、第1のビームスプリッタ121と第2のビームスプリッタ122との間の光路上に設けられている。第1のミラー131は反射手段として機能する。
第1のビームスプリッタ121は、光源101から出射された光を第1のワイヤーグリッド偏光板(第1の偏光分離手段)111へと導く第1の導光手段として機能する。
また、第1の導光手段により光源101から第1の偏光分離手段へと導かれた後に、第1の偏光分離手段を透過してワークWの第1の面S1により反射された光を第1反射光L1、第1の導光手段により光源101から第1の偏光分離手段へと導かれた後に、第1の偏光分離手段により反射された光を第2反射光L2とする。第1のビームスプリッタ121、第1のミラー131、及び第2のビームスプリッタ122は、第1反射光L1及び第2反射光L2を第2のワイヤーグリッド偏光板(第2の偏光分離手段)112へと導く、第2の導光手段として機能する。
次に、光学干渉計700における光の経路を説明する。光源101から出射された光は、p偏光成分及びs偏光成分を含む。例えば、直線偏光の光であってもよいし、円偏光の光であってもよい。光源101から出射された光は、第1のビームスプリッタ121へと入射する。第1のビームスプリッタ121へと入射した光の一部は、そのまま第1のビームスプリッタ121を透過して第1のワイヤーグリッド偏光板111へと入射する。
第1のワイヤーグリッド偏光板111へと入射した光のうち、p偏光成分は第1のワイヤーグリッド偏光板111を透過して、ワークWの第1の面S1により反射された後、逆方向から第1のワイヤーグリッド偏光板111を再び透過して、第1のビームスプリッタ121へと入射する(これが第1反射光L1である。)。第1のワイヤーグリッド偏光板111へと入射した光のうち、s偏光成分は第1のワイヤーグリッド偏光板111により反射されて、第1のビームスプリッタ121へと入射する(これが第2反射光L2である。)。
この場合、第1反射光L1と第2反射光L2との間には、ワークWの第1の面S1と第1のワイヤーグリッド偏光板111との間隔pの2倍の光路差が生じる。
第1反射光L1及び第2反射光L2の一部は第1のビームスプリッタ121により反射されて、第1のミラー131へと入射する。第1のミラー131へと入射した光は、第1のミラー131により反射されて、第2のビームスプリッタ122へと入射する。第2のビームスプリッタ122へと入射した光の一部は第2のビームスプリッタ122により反射されて、第2のワイヤーグリッド偏光板112へと入射する。
第2のワイヤーグリッド偏光板112へと入射した光のうち、p偏光成分(ここでは第1反射光L1)は第2のワイヤーグリッド偏光板112を透過して、ワークWの第2の面S2により反射された後、逆方向から第2のワイヤーグリッド偏光板112を再び透過して、第2のビームスプリッタ122へと入射する(これが第3反射光L3である。)。第2のワイヤーグリッド偏光板112へと入射した光のうち、s偏光成分(ここでは第2反射光L2)は第2のワイヤーグリッド偏光板112により反射されて、第2のビームスプリッタ122へと入射する(これが第4反射光L4である。)。
この場合、第3反射光L3と第4反射光L4との間には、ワークWの第2の面S2と第2のワイヤーグリッド偏光板112との間隔pの2倍の光路差が新たに生じる。
第2のビームスプリッタ122へと入射した第3反射光L3及び第4反射光L4の一部は、第2のビームスプリッタ122を透過して、干渉光生成手段140へと入射する。第2のビームスプリッタ122を透過した第3反射光L3及び第4反射光L4は干渉光生成手段140へと入射して、干渉光が生成される。その後、生成された干渉光を干渉光検出手段150により検出する。
光学干渉計700は、第2のワイヤーグリッド偏光板112を、光軸を中心として回転させることにより、厚み測定モードと変位測定モードとを切り替えることが可能である。厚み測定モードから変位測定モードへと切り替えた際の光路の変化は、第1実施形態にかかる光学干渉計100と同様であるので、説明は省略する。
以上、説明したように、本発明の第2実施形態にかかる光学干渉計700は、第1実施形態にかかる光学干渉計100よりも反射手段を一つ減らすことができるので、光学系が簡素化できる。その結果として、干渉計の製造コストが削減できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、本明細書においては、光学干渉計100について、第1のワイヤーグリッド偏光板111及び第2のワイヤーグリッド偏光板112のワイヤーが図1における紙面と垂直に配置されている状態を基準として、第1の偏光方向をp偏光、第2の偏光方向をs偏光として説明した。しかし、第1のワイヤーグリッド偏光板111及び第2のワイヤーグリッド偏光板112のワイヤーが図1における紙面と平行に配置されている状態を基準として、第1の偏光方向をs偏光、第2の偏光方向をp偏光とした場合でも、本発明は同様に成立する。
また、本発明は、第1のワイヤーグリッド偏光板111及び第2のワイヤーグリッド偏光板112のワイヤーが、図1における紙面と垂直に配置された場合及び平行に配置された場合に限定されるものではない。
ワイヤーグリッド偏光板111、112が光軸を中心として傾いた透過軸を持つ場合であっても、第1のワイヤーグリッド偏光板111のワイヤーと第2のワイヤーグリッド偏光板112のワイヤーとが直交した状態に配置されているときには、実施の形態と同様に本発明は成立する。
また、図8に示すように、ワイヤーグリッド偏光板111、112に代えて、偏光ビームスプリッタ801と反射鏡802とを組み合わせて、偏光分離手段として用いてもよい。
100 実施の形態1にかかる光学干渉計
101 光源
111 第1のワイヤーグリッド偏光板
112 第2のワイヤーグリッド偏光板
121 第1のビームスプリッタ
122 第2のビームスプリッタ
131 第1のミラー
132 第2のミラー
140 干渉光生成手段
150 干渉光検出手段
700 実施の形態2にかかる光学干渉計

Claims (4)

  1. 干渉性の高い光を発する光源と、
    前記光源からの第1の偏光方向の光を透過させ、かつ、前記第1の偏光方向に直交する第2の偏光方向の光を反射させる特性を有し、ワークの第1の面側に配設された第1の偏光分離手段と、
    前記第1の偏光方向の光を透過させ、かつ、前記第2の偏光方向の光を反射させる特性を有し、前記ワークの第2の面側に配設された第2の偏光分離手段と、
    前記第1の偏光分離手段を透過した後に前記ワークの第1の面により反射された第1反射光と、前記第1の偏光分離手段により反射された第2反射光とを前記第2の偏光分離手段へと導く導光手段と、
    前記第1反射光が前記第2の偏光分離手段を透過した後に前記ワークの第2の面により反射された第3反射光と、前記第2反射光が前記第2の偏光分離手段により反射された第4反射光とを、干渉させて干渉光を生成する干渉光生成手段と、
    前記干渉光生成手段によって生成された干渉光を検出する干渉光検出手段と、
    を有する光学干渉計。
  2. 干渉性の高い光を発する光源と、
    前記光源からの第1の偏光方向の光を透過させ、かつ、前記第1の偏光方向に直交する第2の偏光方向の光を反射させる特性を有し、ワークの第1の面側に配設された第1の偏光分離手段と、
    前記第1の偏光方向の光を反射させ、かつ、前記第2の偏光方向の光を透過させる特性を有し、前記ワークの第2の面側に配設された第2の偏光分離手段と、
    前記第1の偏光分離手段を透過した後に前記ワークの第1の面により反射された第1反射光と、前記第1の偏光分離手段により反射された第2反射光とを前記第2の偏光分離手段へと導く導光手段と、
    前記第2反射光が前記第2の偏光分離手段を透過した後に前記ワークの第2の面により反射された第3反射光と、前記第1反射光が前記第2の偏光分離手段により反射された第4反射光とを、干渉させて干渉光を生成する干渉光生成手段と、
    前記干渉光生成手段によって生成された干渉光を検出する干渉光検出手段と、
    を有する光学干渉計。
  3. 請求項1又は2に記載の光学干渉計であって、前記第1の偏光分離手段及び前記第2の偏光分離手段の少なくとも一方が、光軸を回転中心として回転可能に設けられていることを特徴とする光学干渉計。
  4. 前記第1の偏光分離手段及び前記第2の偏光分離手段がワイヤーグリッド偏光板であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学干渉計。
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