JP2015003893A - アスコルビン酸誘導体。 - Google Patents
アスコルビン酸誘導体。 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015003893A JP2015003893A JP2013131767A JP2013131767A JP2015003893A JP 2015003893 A JP2015003893 A JP 2015003893A JP 2013131767 A JP2013131767 A JP 2013131767A JP 2013131767 A JP2013131767 A JP 2013131767A JP 2015003893 A JP2015003893 A JP 2015003893A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ascorbic acid
- acid
- added
- mixture
- acid derivative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Furan Compounds (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
【課題】美白効果、コラーゲン産生促進効果等のアスコルビン酸が有する優れた機能を更に高めた、新規なアスコルビン酸誘導体又はその塩を提供し、優れたコラーゲン産生促進効果を有するアスコルビン酸誘導体、並びにそれらを配合した化粧料を提供する。【解決手段】アスコルビン酸の水酸基にシリル基及び/又はアシル基を導入した、アスコルビン酸誘導体又はその塩、並びにこの新規なアスコルビン酸誘導体又はその塩を、有効成分としたコラーゲン産生促進剤、及びそれらを配合した化粧料。【選択図】 なし
Description
本発明は、化粧料の原料等として好適に用いられるアスコルビン酸誘導体に関する。本発明は、又、前記アスコルビン酸誘導体を有効成分とするコラーゲン産生促進剤に関する。本発明は、更に、前記アスコルビン酸誘導体を配合した化粧料に関する。
アスコルビン酸は、安全かつ有用な抗酸化物質であり、優れた美白効果等を有する化合物として知られているが、一方、光、熱、酸化に対して不安定であり、化粧品分野での利用が妨げられていた。そこで、アスコルビン酸より経時安定性が向上したものとして、種々のアスコルビン酸誘導体又はその塩が提案されており、美白用の皮膚外用剤への配合(特許文献1、特許文献2)や、化粧料への配合(特許文献3)が提案されている。
しかしながら、前記のアスコルビン酸誘導体又はその塩の多くは、経時により着色や臭いを発生する等の問題があり、その経時安定性はなお不十分であり、生体内での活性の持続も短期的でありその改善が望まれている。
また、特許文献4に、シリル化アスコルビン酸について提案されているが、その効果については開示されておらず、優れた効果を有しているかについては解明されていない。
さらに、経時安定性を更に改善するものとして、酵素の作用等により遊離のアスコルビン酸を生成するアスコルビン酸リン酸塩やアスコルビン酸グルコシド(特許文献5)等が提案されている。それらは、美白効果、コラーゲン産生促進効果等の効果に優れているが、より優れた美白効果やコラーゲン産生促進効果を有するアスコルビン酸誘導体が望まれている。
そこで、本発明者らは、特許文献6に、優れたメラニン産生抑制効果を有するものとして、種々のアスコルビン酸誘導体又はその塩を開示しており、美白用の皮膚外用剤への配合、保湿剤としての配合、コラーゲン産生促進剤等の目的で化粧料への配合が提案されている。
しかし、化粧料への要求はさらに高度化しており、より優れたメラニン産生抑制効果等が望まれているとともに、とりわけ特に、しわ形成等に関与しているコラーゲン産生促進効果についても、より優れるものが望まれている。
本発明は、コラーゲン産生促進効果等のアスコルビン酸が元来有する機能を、更に高めた、新規なアスコルビン酸誘導体又はその塩を提供することを課題とする。本発明は、又、この新規なアスコルビン酸誘導体又はその塩を、有効成分とするコラーゲン産生促進剤を提供することを課題とする。本発明は更に、この新規なアスコルビン酸誘導体又はその塩を配合した化粧料を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記実情に鑑みて鋭意検討した結果、新規なアスコルビン酸誘導体、すなわちアスコルビン酸のシリル化体及びそのアシル化体は、メラニン産生抑制効果、コラーゲン産生促進効果等の優れた効果を有することを見出した。また、これらの新規なアスコルビン酸誘導体は化粧料として好適に用いることができる。本発明は、これらの知見に基づき完成されたものである。
すなわち、本発明は、前記課題を下記一般式(A)で表されるアスコルビン酸誘導体を提供することにより解決するものである。(請求項1)
[式中、R1ないしR4はそれぞれ独立に、水素原子、R5−CO−、又はR6R7R8−Si−で表される基(R6、R7及びR8がそれぞれSiに結合)であり、R5が水素原子、炭素数1〜21のアルキル基、又は炭素数2〜21のアルケニル基を表し、R6、R7、及びR8がそれぞれ独立に、炭素数1から12のアルキル基又はフェニル基を表す。但し、R1ないしR4の少なくとも1つは、R6R7R8−Si−である。]
請求項2記載の発明は、前記一般式(A)中の、R1ないしR4がそれぞれ独立に、水素原子、R5−CO−(請求項1に同じ)、又はR6R7R8−Si−で表される基(R5、R6、R7、R8は請求項1に同じ)であって、さらに、R1ないしR4のいずれかに、R5−CO−及びR6R7R8−Si−を含む、アスコルビン酸誘導体又はその塩である。すなわち、アスコルビン酸骨格にシリル基とアシル基が結合したものであって、これらのアスコルビン酸誘導体又はその塩は、アスコルビン酸が元来有する効果を発揮しやすく、好適に用いることが可能であり、この特に好ましい態様に該当するものである。
請求項3記載の発明は、前記一般式(A)中の、R1ないしR3がそれぞれ独立に、水素原子、又はR6R7R8−Si−(R6、R7、R8は請求項1に同じ)で表される基であり、R4がR5−CO−(請求項1に同じ)である、請求項1ないし請求項2記載のアスコルビン酸誘導体又はその塩である。すなわち、アスコルビン酸骨格の6位の水酸基にアシル基が置換され、アスコルビン酸骨格の2位、3位、5位の水酸基に1ないし3個のシリル基が置換されたものであって、これらのアスコルビン酸誘導体又はその塩は、油溶性成分への溶解性にも優れており、この特に好ましい態様に該当するものである。
請求項4記載の発明は、前記一般式(A)中の、R1が、R6R7R8−Si−(R6、R7、R8は前記に同じ)で表される基であり、R2及びR3が水素原子であり、R4がR5−CO−(R5は請求項1に同じ)であるアスコルビン酸誘導体又はその塩である。すなわち、アスコルビン酸骨格の6位にアシル基が置換され、2位にシリル基が置換されたものであって、これらのアスコルビン酸誘導体又はその塩は、メラニン産生抑制効果に優れており、この特に好ましい態様に該当するものである。
請求項5記載の発明は、前記一般式(A)中の、R1及びR2がそれぞれ独立に、水素原子又はR5−CO−(R5は請求項1に同じ)であり(但し、R1とR2が同時に水素になることはない)、R3及びR4がそれぞれ独立に、水素原子又はR6R7R8−Si−(R6、R7、R8は請求項1に同じ)である(但し、R3とR4が同時に水素になることはない)、アスコルビン酸誘導体又はその塩である。すなわち、アスコルビン酸骨格の2位及び/又は3位にアシル基が置換され、5位及び/又は6位にシリル基が置換されたものであって、特にメラニン生成抑制効果に優れており、この特に好ましい態様に該当するものである。
請求項6記載の発明は、前記一般式(A)中の、R1が、R5−CO−(R5は前記に同じ)であり、R2が水素原子であり、R3及びR4がそれぞれ独立に、水素原子又はR6R7R8−Si−(R6、R7、R8は前記に同じ)である(但し、R3とR4が同時に水素になることはない)、アスコルビン酸誘導体又はその塩である。すなわち、アスコルビン酸骨格の2位にアシル基が置換され、5位及び/又は6位にシリル基が置換されたものであって、特にコラーゲン産生促進効果に優れており、この特に好ましい態様に該当するものである。
請求項7記載の発明は、前記一般式(A)中の、R1が、水素原子であり、R2が、R5−CO−(R5は前記に同じ)であり、R3及びR4がそれぞれ独立に、水素原子又はR6R7R8−Si−(R6、R7、R8は前記に同じ)である(但し、R3とR4が同時に水素になることはない)、アスコルビン酸誘導体又はその塩である。すなわち、アスコルビン酸骨格の3位にアシル基が置換され、5位及び/又は6位にシリル基が置換されたものであって、特に安定性に優れており、この特に好ましい態様に該当するものである。
請求項8記載の発明は、前記一般式(A)中の、R1ないしR4がそれぞれ独立に、水素原子、R5−CO−(R5は前記に同じ)、又は(CH3)3−Si−で表される基である(但し、R1ないしR4の少なくとも1つは、(CH3)3−Si−である。)、アスコルビン酸誘導体又はその塩である。すなわち、アスコルビン酸骨格のいずれかの水酸基がトリメチルシリル基で置換されたものであって、とりわけ特にコラーゲン産生促進効果に優れており、この特に好ましい態様に該当するものである。
加えて、本発明は、前記請求項1ないし8記載のいずれか1項に記載のアスコルビン酸誘導体又はその塩を有効成分として配合することを特徴とするコラーゲン産生促進剤を提供する(請求項9)。
本発明は、又、請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のアスコルビン酸誘導体又はその塩を配合する化粧料を提供する(請求項10)。
本発明の、前記一般式(A)で示されるアスコルビン酸誘導体又はその塩は、コラーゲン産生促進効果等のアスコルビン酸が有する優れた機能を有するとともに、化粧料に配合することができ、好適に使用することができる。従って、この化合物を皮膚外用剤等の化粧料に配合することにより、コラーゲン産生促進効果等に優れた化粧料を得ることができる。
以下に、本発明の実施形態について説明するが、本発明の範囲はこの実施形態に限定されるものではない。
なお、以下の例示においてアシル基とは、ホルミル基、アセチル基、プロパノイル基、ブタノイル基、ペンタノイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基、オクタノイル基、ノナイル基、デカノイル基、ウンデカノイル基、ドデカノイル基、テトラデカノイル基、ヘキサデカノイル基、オクタデカノイル基、エイコサノイル基、ヘキサデセノイル基、オクタデセノイル基、オレイル基、オクタデカトリエノイル基、イコサテトラエノイル基、イソオクタノイル基、イソパルミトイル基、イソステアロイル基、2−エチルヘキサノイル基、2−プロピルペンタノイル基、2−ブチルヘキサノイル基、2−ペンチルヘプタノイル基等を示す。
また、以下の例示においてシリル基とは、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリノルマルプロピルシリル基、トリイソプロピルシリル基、トリノルマルブチルシリル基、t-ブチルジメチルシリル基、t−ブチルジフェニルシリル基等を示す。
本発明の一般式(A)のアスコルビン酸誘導体の具体例としては、以下に示す化合物を挙げることができる。例えば、下記構造式(B)で示される構造の2−(t−ブチルジメチルシリル)−6−オクタノイルアスコルビン酸が挙げられる。
さらに、6−パルミトイル−2−トリメチルシリルアスコルビン酸、6−ステアロイル−2−トリメチルシリルアスコルビン酸、6−ラウロイル−2−トリメチルシリルアスコルビン酸、6−デカノイル−2−トリメチルシリルアスコルビン酸、6−オクタノイル−2−トリメチルシリルアスコルビン酸、6−アセチル−2−トリメチルシリルアスコルビン酸、6−パルミトイル−2−t−ブチルジメチルシリルアスコルビン酸、6−ラウロイル−2−(t−ブチルジフェニルシリル)アスコルビン酸、6−オクタデセノイル−2−(t−ブチルジフェニルシリル)アスコルビン酸等の、6−アシル−2−シリルアスコルビン酸、
6−ステアロイル−3−トリイソプロピルシリルアスコルビン酸、6−ペンタノイル−3−トリエチルシリルアスコルビン酸等の、6−アシル−3−シリルアスコルビン酸、
6−アセチル−2,3−ジ−トリメチルアスコルビン酸、6−デカノイル−2−t−ブチルジメチル−3−t−ブチルジフェニルアスコルビン酸等の、6−アシル−2−シリル−3−シリルアスコルビン酸、
5,6−ジ−テトラデカノイル−2,3−ジトリメチルシリルアスコルビン酸、6−ヘキサデカノイル−5−アセチル−2−t−ブチルジフェニル−3−t−ブチルジブチルアスコルビン酸等の、5−アシル−6−アシル−2−シリル−3−シリルアスコルビン酸、
6−トリメチルシリル−2−ウンデサノイルアスコルビン酸、6−t−ブチルシリル−2−イソステアロイルアスコルビン酸等の、6−シリル−2−アシルアスコルビン酸、
5,6−ジ−トリメチルシリル−2−ヘキサデカノイルアスコルビン酸、5,6−ジ−トリメチルシリル−2−オクタノイルアスコルビン酸、5,6−ジ−トリメチルシリル−2−ステアロイルアスコルビン酸、5,6−ジ−トリエチルシリル−2−オクタデカノイルアスコルビン酸、6−t−ブチルジメチルシリル−5−トリメチルシリルアスコルビン酸等の、5−シリル−6−シリル−2−アシルアスコルビン酸、
5,6−ジ−トリメチルシリル−2−ヘキサデカノイルアスコルビン酸、5,6−ジ−トリメチルシリル−2−オクタノイルアスコルビン酸、5,6−ジ−トリメチルシリル−2−ステアロイルアスコルビン酸、6−t−ブチルジメチルシリル−5−トリメチルシリルアスコルビン酸等の、5−シリル−6−シリル−2−アシルアスコルビン酸、
5−シリル−2−アシルアスコルビン酸、6−シリル−3−アシルアスコルビン酸、5,6−シリル−3−アシルアスコルビン酸、5−シリル−3−アシルアスコルビン酸、6−シリル−2−シリル−3−アシルアスコルビン酸、6−アシル−2−アシル−3−シリル−5−シリルアスコルビン酸、2−シリル−5−シリル−6−シリル−3−アシルアスコルビン酸、3−シリル−5−シリル−6−シリル−2−アシルアスコルビン酸、等が挙げられる。
なお本発明の、アスコルビン酸誘導体は、既に公知の諸種の方法により製造することができる。例えば、アスコルビン酸と下記に挙げるアシル化剤と反応させた後、得られたものと、下記に挙げるシリル化剤とを反応させる方法や、先にアスコルビン酸とシリル剤とを反応させた後、得られたものと、アシル化剤を反応させる方法等を挙げることができる。
アシル化剤としては、カルボン酸塩化物、カルボン酸無水物、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、カルボン酸等があり、本発明でいうアシル化剤とは、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、イソバレリアン酸、トリメチル酢酸、カプロン酸、エナント酸、カプリル酸、ペラルゴン酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、パルミトイル酸、マルガリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、バクセン酸、リノール酸、リノレン酸、リシノレイン酸、アラキドン酸、ペトロセリン酸、エレオステアリン酸、リカン酸、パリナリン酸、タリリン酸、カドレイン酸、ベヘン酸、リグノセリン酸、ネルボン酸及びメリシン酸等のカルボン酸並びにこれら化合物のカルボン酸塩化物、カルボン酸無水物、カルボン酸エステル、カルボン酸アミド、カルボン酸等がある。
また、シリル化剤としては、トリメチルシリルクロリド、ヘキサメチルジシラザン、N,N’−ビス(トリメチルシリル)ウレア、N,O−ビス(トリメチルシリル)トリフロロアセトアミド、トリメチルシリルトリフロロメタンスルホネート、トリエチルシリルクロリド、t−ブチルジメチルシリルクロリド、トリイソプロピルシリルクロリド、1,3−ジクロロ−1,1,3,3−テトライソプロピルジシロキサン、クロロメチルトリメチルシラン、トリエチルシラン、t−ブチルジメチルシラン、トリメチルシリルアセチレン、ヘキサメチルジシラン、アリルトリメチルシラン、トリメチルビニルシラン等がある。
本発明のアシル化反応は、無溶媒又は、各種溶媒中で行うことができる。溶媒としては、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール等のプロトン性溶媒、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、アセトニトリル、ピリジン、ジオキサン、テトラヒドロフラン(THF)等の非プロトン性溶媒、又はそれらの混合溶媒等を挙げることができ、好ましくは非プロトン性溶媒である。
前記のようにして製造されるアスコルビン酸誘導体又はその塩は、シリカゲルを用いたカラムクロマトグラフィー、イオン交換樹脂等の樹脂を用いたカラムクロマトグラフィー、活性炭処理、抽出、蒸留、結晶化等の手段により精製することもできる。
本発明のアスコルビン酸誘導体又はその塩を化粧料に配合する場合、各種化粧料への配合量に特に制限はなく、化粧料の用途により異なるが0.01質量%から20質量%の範囲が好ましい。0.01質量%未満の場合は、美白効果等、本発明のアスコルビン酸誘導体又はその塩が有する効果を十分に発揮できない場合が多い。一方、20質量%を超える場合は、配合量に見合った効果が望めない場合が多い、また剤系を壊す恐れがある。
本発明の化粧料には、この必須成分の他に、通常、用いられる成分、例えば、油性原料、界面活性剤、保湿剤、高分子化合物、酸化防止剤、美白剤、薬剤、紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤等を適宜配合することができる。なお、本発明のアスコルビン酸誘導体又はその塩は、美白剤としても効果を発揮するが、本発明の化粧料には、他の美白剤も適宜配合することができる。
油性原料としては、例えば、オリーブ油、椿油、マカデミアナッツ油、茶実油、ヒマシ油、トリ(カプリン/カプリル)グリセリル等の油脂類、ホホバ油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、ラノリン、ミツロウ等のロウ類、流動パラフィン、パラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン等の炭化水素類、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール等の高級アルコール類、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸−2−オクチルドデシル、2−エチルへキサン酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、トリ−2−エチルヘキサノイン、等のエステル類、メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等のシリコーン類等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、高級脂肪酸石鹸、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、アシル−N−メチルタウリン塩、N−アシルアミノ酸塩、アルキルリン酸エステル塩等のアニオン性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム等のカチオン性界面活性剤、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシ−N−ヒドロキシイミダゾリニウムベタイン等の両性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸エステル、ポリエーテル変性シリコーン等の非イオン性界面活性剤等が挙げられる。
保湿剤としては、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、マルチトール、ソルビトール、1,3-ブチレングリコール、乳酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム等が挙げられる。
高分子化合物としては、例えば、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロースナトリウム、キサンタンガム、ポリビニルアルコール、高分子のジメチルポリシロキサン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、ビタミンEやタンニン、BHT(ブチルヒドロキシトルエン)等を挙げることができる。
他の美白剤としては、例えば、エラグ酸、カミツレエキス、甘草エキス、ルシノール、ローズマリーエキス、アルブチン、トラネキサム酸、4−メトキシサリチル酸カリウム塩、アスコルビン酸、グリセリルアスコルビン酸、アルキルグリセリルアスコルビン酸、アスコルビン酸グルコシド、アスコルビン酸リン酸マグネシウムといったアスコルビン酸誘導体等を挙げることができる。
他の薬剤としては、肌荒れ防止剤又は抗炎症剤を挙げることができる。肌荒れ防止剤又は抗炎症剤としては、例えば、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチン酸ステアリル、サリチル酸メチル、ピリドキシン塩酸塩、アラントイン、海塩、ソウハクヒエキス、アロエエキス、クチナシエキス、カミツレエキス、カンゾウエキス、ムクロジエキス、キョウニンエキス、オウゴンエキス、甜茶エキス、ビワエキス、イチョウエキス、オトギリソウエキス、セイヨウノコギリソウエキス、ベニバナエキス、トウヒエキス、サルビアエキス、シラカバエキス、チンピエキス、トウニンエキス、ガイヨウエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、ニンジンエキス、シャクヤクエキス、センキュウエキス、ゲンチアナエキス、冬虫夏草エキス、オウバクエキス、インチンコウエキス、ゲンノショウコエキス、モモ葉エキス、クマザサエキス、ヨクイニンエキス、マロニエエキス、サンザシエキス、オウレンエキス、レイシエキス、トウキンセンカエキス、ペパーミントエキス、コンフリーエキス、ブッチャーブルームエキス、ウスベニアオイエキス、ヤグルマルソウエキス、トゲナシエキス等が挙げられる。その他、育毛用薬剤、ニキビ用薬剤、ふけ・かゆみ用薬剤、腋臭防止用薬剤等も他の薬剤として挙げることができる。
タンパク加水分解物としては、例えば、乳タンパク、絹タンパク、小麦タンパク、米タンパク、エンドウタンパク、コラーゲン、ケラチン、大豆、ゴマ、コンキオリン、海洋コラーゲン等のタンパク加水分解物ならびにその誘導体等が挙げられる。
アミノ酸又はそれらの誘導体としては、例えば、グリシン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、フェニルアラニン、アルギニン、リジン、アスパラギン、アスパラギン酸、グルタミン、グルタミン酸、シスチン、システイン、メチオニン、トリプトファン、プロリン、ヒスチジン等のアミノ酸とその誘導体が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等が挙げられる。
増粘剤としては、例えば、アラビアガム、トラガカントガム、キャブロガム、グアーガム、ペクチン、寒天、クインスシード、デンプン、アルゲコロイド、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、コラーゲン、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、カルボキシメチルデンプン、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、アルギニン酸ナトリウム、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンアクリレート、ポリアクリルアミド、カチオンポリマー等が挙げられる。
色素としては、タール色素、天然色素、無機顔料、高分子粉体等が挙げられる。香料としては、天然香料、合成香料、調合香料等が挙げられる。
本発明の化粧料の剤系は任意であり、溶液系、可溶化系、乳化系、ゲル系、粉末分散系、水−油二層系等いずれも可能であり、目的とする製品に応じて上記一般式(A)で表されるアスコルビン酸誘導体又はその塩と上記任意配合成分とを配合して製造することができる。
次に、本発明を実施するための具体的な形態を実施例によって説明するが、本発明の範囲は以下の実施例により限定されるものではない。
実施例1 5,6−ジ−トリメチルシリルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)(2.80g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え真空下にて濃縮し、化3で示される、5,6−ジ−トリメチルシリルアスコルビン酸(1.56g)を主とする生成物を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)(2.80g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え真空下にて濃縮し、化3で示される、5,6−ジ−トリメチルシリルアスコルビン酸(1.56g)を主とする生成物を得た。
得られたこの生成物を、下記のMASS分析条件1により質量分析〔ESI、FID(試料直接導入)〕を行ったところ、ESIマススペクトルより下記に示すピークが得られ、下記化合物3で示される、5,6−ジ−トリメチルシリルアスコルビン酸であることが確認された。
なお、以下の実施例でも、得られた生成物について、同様の質量分析(MASS分析条件1又は2)を行い、その測定結果より、各実施例に示す各構造式又は化合物名で表されるアスコルビン酸誘導体であることが確認されている。質量分析の結果については、下記の表1の通りである。
[MASS分析条件1]
移動相 :水/アセトニトリル=1/99
流量 :0.2mL/min
検出器電圧 :1.15kV
インターフェイス電圧:4.5kV
ヒートブロック温度 :200℃
インターフェイス温度:300℃
ネプライザガス :1.5L/min
ドライングガス :15L/min
イオン化モード :ESI−ポジティブ又はネガティブ
測定モード :スキャンモード
[MASS分析条件2]
移動相 :水/アセトニトリル=1/99
流量 :0.2mL/min
検出器電圧 :1.20kV
DL温度 :250℃
ヒートブロック温度 :200℃
インターフェイス温度:350℃
ネプライザガス :1.5L/min
ドライングガス :15L/min
イオン化モード :APCI−ポジティブ又はネガティブ
測定モード :スキャンモード
移動相 :水/アセトニトリル=1/99
流量 :0.2mL/min
検出器電圧 :1.15kV
インターフェイス電圧:4.5kV
ヒートブロック温度 :200℃
インターフェイス温度:300℃
ネプライザガス :1.5L/min
ドライングガス :15L/min
イオン化モード :ESI−ポジティブ又はネガティブ
測定モード :スキャンモード
[MASS分析条件2]
移動相 :水/アセトニトリル=1/99
流量 :0.2mL/min
検出器電圧 :1.20kV
DL温度 :250℃
ヒートブロック温度 :200℃
インターフェイス温度:350℃
ネプライザガス :1.5L/min
ドライングガス :15L/min
イオン化モード :APCI−ポジティブ又はネガティブ
測定モード :スキャンモード
[ESIマススペクトル測定結果:検出されたピーク]
ポジティブイオン:321([M+H]+に相当)
ネガティブイオン:319([M−H]−に相当)
ポジティブイオン:321([M+H]+に相当)
ネガティブイオン:319([M−H]−に相当)
実施例2 5,6−ジ−トリメチルシリル−2−アセチルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)(3.65g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え真空下にて濃縮した。得られた粗生成物に、アセトニトリル10mLを加え、アセチルクロリド(0.40g)、トリエチルアミン(0.77g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて濃縮し真空乾燥を行い、化4で示される、5,6−ジ−トリメチルシリル−2−アセチルアスコルビン酸(1.71g)を主とする生成物を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)(3.65g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え真空下にて濃縮した。得られた粗生成物に、アセトニトリル10mLを加え、アセチルクロリド(0.40g)、トリエチルアミン(0.77g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて濃縮し真空乾燥を行い、化4で示される、5,6−ジ−トリメチルシリル−2−アセチルアスコルビン酸(1.71g)を主とする生成物を得た。
実施例3 5,6−ジ−トリメチルシリル−2−パルミトイルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)(3.65g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え真空下にて濃縮した。得られた粗生成物に、アセトニトリル10mLを加え、パルミチン酸クロリド(1.41g)、トリエチルアミン(0.77g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて濃縮し真空乾燥を行い、化5で示される、5,6−ジ−トリメチルシリル−2−パルミトイルアスコルビン酸(2.60g)を主とする生成物を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)(3.65g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え真空下にて濃縮した。得られた粗生成物に、アセトニトリル10mLを加え、パルミチン酸クロリド(1.41g)、トリエチルアミン(0.77g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて濃縮し真空乾燥を行い、化5で示される、5,6−ジ−トリメチルシリル−2−パルミトイルアスコルビン酸(2.60g)を主とする生成物を得た。
実施例4 5,6−ジ−トリメチルシリル−2−オクタノイルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)(3.65g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え真空下にて濃縮した。得られた粗生成物に、さらにアセトニトリル10mLを加え、オクタン酸クロリド(0.65g)、トリエチルアミン(0.77g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて濃縮し真空乾燥を行い、化6で示される、5,6−ジ−トリメチルシリル−2−オクタノイルアスコルビン酸(2.02g)を主とする生成物を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)(3.65g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え真空下にて濃縮した。得られた粗生成物に、さらにアセトニトリル10mLを加え、オクタン酸クロリド(0.65g)、トリエチルアミン(0.77g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて濃縮し真空乾燥を行い、化6で示される、5,6−ジ−トリメチルシリル−2−オクタノイルアスコルビン酸(2.02g)を主とする生成物を得た。
実施例5 5,6−ジ−トリメチルシリル−2−ラウロイルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)(3.65g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え真空下にて濃縮した。得られた粗生成物に、アセトニトリル10mLを加え、ラウリン酸クロリド(1.12g)、トリエチルアミン(0.77g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて濃縮し真空乾燥を行い、化7で示される5,6−ジ−トリメチルシリル−2−ラウロイルアスコルビン酸(2.31g)を主とする生成物を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)(3.65g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え真空下にて濃縮した。得られた粗生成物に、アセトニトリル10mLを加え、ラウリン酸クロリド(1.12g)、トリエチルアミン(0.77g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて濃縮し真空乾燥を行い、化7で示される5,6−ジ−トリメチルシリル−2−ラウロイルアスコルビン酸(2.31g)を主とする生成物を得た。
実施例6 6−トリメチルシリル−2−アセチルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)(3.65g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え真空下にて濃縮した。得られた粗生成物に、さらにアセトニトリル10mLを加え、アセチルクロリド(0.40g)、トリエチルアミン(0.77g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて濃縮し真空乾燥を行い、化8で示される6−ジ−トリメチルシリル−2−アセチルアスコルビン酸(1.65g)を主とする生成物を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)(3.65g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え真空下にて濃縮した。得られた粗生成物に、さらにアセトニトリル10mLを加え、アセチルクロリド(0.40g)、トリエチルアミン(0.77g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、減圧下にて濃縮し真空乾燥を行い、化8で示される6−ジ−トリメチルシリル−2−アセチルアスコルビン酸(1.65g)を主とする生成物を得た。
実施例7 5,6−トリエチルシリル−2−アセチルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、トリエチルシリルクロリド(3.43g)、イミダゾール(1.54g)、を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.85gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、アセチルクロリド(0.22g)、トリエチルアミン(0.43g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.25gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=1/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化9で示される5,6−トリエチルシリル−2−アセチルアスコルビン酸(0.51g)を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、トリエチルシリルクロリド(3.43g)、イミダゾール(1.54g)、を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.85gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、アセチルクロリド(0.22g)、トリエチルアミン(0.43g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.25gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=1/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化9で示される5,6−トリエチルシリル−2−アセチルアスコルビン酸(0.51g)を得た。
実施例8 6−トリエチルシリル−2−テトラデカノイルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、トリエチルシリルクロリド(3.43g)、イミダゾール(1.54g)、を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.85gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、テトラデカノイルクロリド(0.70g)、トリエチルアミン(0.43g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.89gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=1/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化10で示される5,6−トリエチルシリル−2−テトラデカノイルアスコルビン酸(0.54g)を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、トリエチルシリルクロリド(3.43g)、イミダゾール(1.54g)、を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.85gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、テトラデカノイルクロリド(0.70g)、トリエチルアミン(0.43g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.89gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=1/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化10で示される5,6−トリエチルシリル−2−テトラデカノイルアスコルビン酸(0.54g)を得た。
実施例9 6−(t−ブチルジフェニルシリル)−2−デカノイルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジフェニルクロリド(1.56g)、イミダゾール(0.58g)、を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.47gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、デカノイルクロリド(0.54g)、トリエチルアミン(0.43g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.53gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=3/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化11で示される6−(t−ブチルジフェニルシリル)−2−デカノイルアスコルビン酸(0.58g)を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジフェニルクロリド(1.56g)、イミダゾール(0.58g)、を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.47gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、デカノイルクロリド(0.54g)、トリエチルアミン(0.43g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.53gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=3/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化11で示される6−(t−ブチルジフェニルシリル)−2−デカノイルアスコルビン酸(0.58g)を得た。
実施例10 6−(t−ブチルジメチルシリル)−2−アセチルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルシリルクロリド(0.86g)、イミダゾール(0.58g)、を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.69gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、アセチルクロリド(0.22g)、トリエチルアミン(0.29g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.21gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=3/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化12で示される6−(t−ブチルジメチルシリル)−2−アセチルアスコルビン酸(0.28g)を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルシリルクロリド(0.86g)、イミダゾール(0.58g)、を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.69gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、アセチルクロリド(0.22g)、トリエチルアミン(0.29g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.21gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=3/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化12で示される6−(t−ブチルジメチルシリル)−2−アセチルアスコルビン酸(0.28g)を得た。
実施例11 6−(t−ブチルジメチルシリル)−2−オクタノイルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルクロリド(0.86g)、イミダゾール(0.58g)、を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.72gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、オクタン酸クロリド(0.46g)、トリエチルアミン(0.43g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.72gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=3/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化13で示される6−(t−ブチルジメチルシリル)−2−オクタノイルアスコルビン酸(0.59g)を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルクロリド(0.86g)、イミダゾール(0.58g)、を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.72gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、オクタン酸クロリド(0.46g)、トリエチルアミン(0.43g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.72gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=3/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化13で示される6−(t−ブチルジメチルシリル)−2−オクタノイルアスコルビン酸(0.59g)を得た。
実施例12 5,6−ジ−(t−ブチルジメチルシリル)−2−オクタノイルアスコルビン酸の合成
実施例11で得られた、6−(t−ブチルジメチル)−2−オクタノイルアスコルビン酸(0.30g)にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルクロリド(0.11g)、イミダゾール(0.07g)、を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣0.28gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=5/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化14で示される、5,6−ジ−(t−ブチルジメチルシリル)−2−オクタノイルアスコルビン酸(0.07g)を得た。
実施例11で得られた、6−(t−ブチルジメチル)−2−オクタノイルアスコルビン酸(0.30g)にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルクロリド(0.11g)、イミダゾール(0.07g)、を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣0.28gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=5/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化14で示される、5,6−ジ−(t−ブチルジメチルシリル)−2−オクタノイルアスコルビン酸(0.07g)を得た。
実施例13 5,6−ジ−(t−ブチルジメチルシリル)−2−イソステアロイルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルクロリド(3.43g)、イミダゾール(1.54g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び1%塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.78gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、イソステアリン酸クロリド(0.86g)、トリエチルアミン(0.43g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.78gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=5/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化15で示される5,6−(t−ブチルジメチルシリル)−2−イソステアロイルアスコルビン酸(0.65g)を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルクロリド(3.43g)、イミダゾール(1.54g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び1%塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.78gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、イソステアリン酸クロリド(0.86g)、トリエチルアミン(0.43g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.78gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=5/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化15で示される5,6−(t−ブチルジメチルシリル)−2−イソステアロイルアスコルビン酸(0.65g)を得た。
実施例14 5,6−ジ−(t−ブチルジメチルシリル)−2,3−アセチルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルクロリド(3.43g)、イミダゾール(1.54g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び1%塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.78gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、アセチルクロリド(0.44g)、トリエチルアミン(0.57g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.35gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=5/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化16で示される5,6−(t−ブチルジメチルシリル)−2,3−アセチルアスコルビン酸(0.28g)を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルクロリド(3.43g)、イミダゾール(1.54g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び1%塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.78gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、アセチルクロリド(0.44g)、トリエチルアミン(0.57g)を加え、50℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.35gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=5/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化16で示される5,6−(t−ブチルジメチルシリル)−2,3−アセチルアスコルビン酸(0.28g)を得た。
実施例15 トリメチルシリル−6−パルミトイルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)10mLを加え、パルミチン酸クロリド(1.56g)、トリエチルアミン(2.30g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.35gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=30/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、HMDS(1.84g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え真空下にて濃縮し、化17、化18及び化19で示される、トリメチルシリル−6−パルミトイルアスコルビン酸(0.80g)を主とする生成物を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)10mLを加え、パルミチン酸クロリド(1.56g)、トリエチルアミン(2.30g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.35gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=30/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、HMDS(1.84g)を加え、60℃で5時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え真空下にて濃縮し、化17、化18及び化19で示される、トリメチルシリル−6−パルミトイルアスコルビン酸(0.80g)を主とする生成物を得た。
実施例16 6−オクタノイル−5−(t−ブチルジメチルシリル)アスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)10mLを加え、オクタン酸クロリド(0.93g)、トリエチルアミン(1.15g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.69gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=20/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルクロリド(1.72g)、イミダゾール(0.78g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び1%塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.35gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=5/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化20で示される、6−オクタノイル−5−(t−ブチルジメチルシリル)アスコルビン酸(0.41g)を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)10mLを加え、オクタン酸クロリド(0.93g)、トリエチルアミン(1.15g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.69gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=20/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルクロリド(1.72g)、イミダゾール(0.78g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び1%塩酸水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.35gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=5/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化20で示される、6−オクタノイル−5−(t−ブチルジメチルシリル)アスコルビン酸(0.41g)を得た。
実施例17 6−アセチル−2,5−ジ−(t−ブチルジメチルシリル)アスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)10mLを加え、アセチルクロリド(0.44g)、トリエチルアミン(1.15g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.24gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=20/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルクロリド(1.72g)、イミダゾール(0.78g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.57gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=5/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化21で示される、6−アセチル−2,5−ジ−(t−ブチルジメチルシリル)アスコルビン酸(0.46g)を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)10mLを加え、アセチルクロリド(0.44g)、トリエチルアミン(1.15g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.24gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=20/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルクロリド(1.72g)、イミダゾール(0.78g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.57gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=5/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化21で示される、6−アセチル−2,5−ジ−(t−ブチルジメチルシリル)アスコルビン酸(0.46g)を得た。
実施例18 6−イソパルミトイル−2,5−ジ−トリエチルシリルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にDMF10mLを加え、イソパルミチン酸クロリド(1.64g)、トリエチルアミン(1.15g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.27gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=20/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、トリエチルシリルクロリド(1.72g)、イミダゾール(0.78g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.83gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=5/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化22で示される、6−イソパルミトイル−2,5−ジ−(トリエチルシリル)アスコルビン酸(0.77g)を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にDMF10mLを加え、イソパルミチン酸クロリド(1.64g)、トリエチルアミン(1.15g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.27gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=20/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、トリエチルシリルクロリド(1.72g)、イミダゾール(0.78g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.83gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=5/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化22で示される、6−イソパルミトイル−2,5−ジ−(トリエチルシリル)アスコルビン酸(0.77g)を得た。
実施例19 2,6−ジ−パルミトイル−3,5−ジ−トリメチルシリルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にDMF10mLを加え、パルミチン酸クロリド(3.28g)、トリエチルアミン(1.43g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣3.58gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、HMDS(1.84g)を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え、減圧下にて濃縮し、化23で示される、2,6−ジ−パルミトイル−3,5−ジ−(トリメチルシリル)アスコルビン酸(1.09g)を主とする生成物を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にDMF10mLを加え、パルミチン酸クロリド(3.28g)、トリエチルアミン(1.43g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣3.58gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、HMDS(1.84g)を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチルを加え、減圧下にて濃縮し、化23で示される、2,6−ジ−パルミトイル−3,5−ジ−(トリメチルシリル)アスコルビン酸(1.09g)を主とする生成物を得た。
実施例20 2,6−ジ−オクタノイル−3,5−ジ−(t−ブチルジメチルシリル)アスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にDMF10mLを加え、オクタン酸クロリド(1.86g)、トリエチルアミン(1.43g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.53gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルシリルクロリド(1.72g)、イミダゾール(0.78g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.64gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=10/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化24で示される、2,6−ジ−オクタノイル−3,5−ジ−(t−ブチルジメチルシリル)アスコルビン酸(0.52g)を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にDMF10mLを加え、オクタン酸クロリド(1.86g)、トリエチルアミン(1.43g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.53gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=50/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルシリルクロリド(1.72g)、イミダゾール(0.78g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣1.64gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=10/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化24で示される、2,6−ジ−オクタノイル−3,5−ジ−(t−ブチルジメチルシリル)アスコルビン酸(0.52g)を得た。
実施例21 6−(t−ブチルジメチルシリル)−3−パルミトイルアスコルビン酸の合成
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にDMF10mLを加え、パルミチン酸クロリド(1.56g)、トリエチルアミン(0.17g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.01gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=30/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルシリルクロリド(0.69g)、イミダゾール(0.31g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.07gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=10/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化25で示される、6−(t−ブチルジメチルシリル)−3−パルミトイルアスコルビン酸(0.63g)を得た。
アルゴン雰囲気下、アスコルビン酸(1.00g)にDMF10mLを加え、パルミチン酸クロリド(1.56g)、トリエチルアミン(0.17g)を加え50℃で3時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.01gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。クロロホルム/メタノール/水=30/3/0.3混液にて溶出し、減圧下にて濃縮を行った。得られた、粗生成物にアセトニトリル10mLを加え、t−ブチルジメチルシリルクロリド(0.69g)、イミダゾール(0.31g)、を加え、60℃で24時間攪拌を行った。その後、酢酸エチル及び水を加え、酢酸エチルで抽出した。硫酸ナトリウムで脱水後、減圧下にて濃縮し、得られた残渣2.07gをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付した。その後、ヘキサン/酢酸エチル=10/1混液にて溶出し、減圧下にて濃縮し、化25で示される、6−(t−ブチルジメチルシリル)−3−パルミトイルアスコルビン酸(0.63g)を得た。
上記のようにして得られた実施例2〜21の反応生成物のそれぞれについて、実施例1と同様にMASS分析条件1又はMASS分析条件2により質量分析を行った。その測定結果を表1に示す。
試験例1 [メラニン産生抑制試験]
美白効果の試験として、B16メラノーマ4A5細胞のテオフィリン誘発メラニン産生に対する効果の評価を、下記の手順により、本発明のグリセリルアスコルビン酸アシル化誘導体について行った。なお、比較品として、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシドを用いてメラニン産生抑制試験を行った。
美白効果の試験として、B16メラノーマ4A5細胞のテオフィリン誘発メラニン産生に対する効果の評価を、下記の手順により、本発明のグリセリルアスコルビン酸アシル化誘導体について行った。なお、比較品として、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシドを用いてメラニン産生抑制試験を行った。
(1)B16マウス メラノーマ4A5株を、2.0×104cells/wellの細胞密度で48穴プレートに播種した。
(2)10%ウシ胎児血清(Invitrogen社製)含有ダルベッコ変法イーグル培地(SIGMA社製、以下D−MEMと略記する。)にて24時間培養後、0.2mmol/Lテオフィリン、及び所定の濃度の試料を含有した10%ウシ胎児血清含有D−MEMに交換した。
(3)試料(つまり、実施例のアスコルビン酸誘導体又は比較品)共存下で3日間培養後、アスピレーターを用いて培地を除去し、蒸留水を添加後超音波により細胞を破砕した。
(4)その後、細胞破砕液中のタンパク量を、BCA protein assay kit(PIERCE社製)を用いて定量し、又、メラニンの生成量を、後述のアルカリ可溶化法にて測定した。細胞破砕液に終濃度2mol/Lとなるように水酸化ナトリウムを添加して加熱溶解(60℃、15分)後、マイクロプレートリーダーを用いて450nmの吸光度を測定した。メラニン量は、合成メラニン(SIGMA)を標準品として作成した検量線から算出した。タンパク量でメラニン量を除することにより単位タンパクあたりのメラニン量を算出した。
(5)メラニン産生抑制率は、次式から算出した。
メラニン産生抑制率(%)=[1−(A−B)/(C−B)]×100
[式中、Aは、試料添加時の単位タンパクあたりのメラニン量(g/g)、Bは、normal群の単位タンパクあたりのメラニン量(g/g)、Cはcontrol群の単位タンパクあたりのメラニン量(g/g)を示す。]
(2)10%ウシ胎児血清(Invitrogen社製)含有ダルベッコ変法イーグル培地(SIGMA社製、以下D−MEMと略記する。)にて24時間培養後、0.2mmol/Lテオフィリン、及び所定の濃度の試料を含有した10%ウシ胎児血清含有D−MEMに交換した。
(3)試料(つまり、実施例のアスコルビン酸誘導体又は比較品)共存下で3日間培養後、アスピレーターを用いて培地を除去し、蒸留水を添加後超音波により細胞を破砕した。
(4)その後、細胞破砕液中のタンパク量を、BCA protein assay kit(PIERCE社製)を用いて定量し、又、メラニンの生成量を、後述のアルカリ可溶化法にて測定した。細胞破砕液に終濃度2mol/Lとなるように水酸化ナトリウムを添加して加熱溶解(60℃、15分)後、マイクロプレートリーダーを用いて450nmの吸光度を測定した。メラニン量は、合成メラニン(SIGMA)を標準品として作成した検量線から算出した。タンパク量でメラニン量を除することにより単位タンパクあたりのメラニン量を算出した。
(5)メラニン産生抑制率は、次式から算出した。
メラニン産生抑制率(%)=[1−(A−B)/(C−B)]×100
[式中、Aは、試料添加時の単位タンパクあたりのメラニン量(g/g)、Bは、normal群の単位タンパクあたりのメラニン量(g/g)、Cはcontrol群の単位タンパクあたりのメラニン量(g/g)を示す。]
上記Normal群とは、テオフィリン(−;無添加)及び試料(−;無添加)の場合であり、Control群とはテオフィリン(+;添加)、試料(−;無添加)の場合である。
試料を100μmol/Lで適用したときのメラニン産生抑制率に基づき、美白効果を下記のように表記し、その結果を表2〜表3に示す。
30%未満 :△
30%以上−50%未満 :○
50%以上 :◎
30%未満 :△
30%以上−50%未満 :○
50%以上 :◎
表2〜表3の結果は、本発明のアスコルビン酸誘導体は、アスコルビン酸やアスコルビン酸ナトリウム、又は、公知のアスコルビン酸誘導体、即ち、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、グリセリルアスコルビン酸と同等又はそれ以上のメラニン産生抑制効果を有することを示している。また、既存のメラニン産生阻害効果に優れるアルブチンと同等以上の効果を有する、アスコルビン酸誘導体を見出した。
試験例2 [コラーゲン産生評価試験]
実施例1〜21のアスコルビン酸誘導体のコラーゲン産生促進効果を、下記のコラーゲン産生評価試験法で評価した。なお、比較品には、試験例1と同様に、アルブチン、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、及びグリセリルアスコルビン酸を用いた。
実施例1〜21のアスコルビン酸誘導体のコラーゲン産生促進効果を、下記のコラーゲン産生評価試験法で評価した。なお、比較品には、試験例1と同様に、アルブチン、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、及びグリセリルアスコルビン酸を用いた。
コラーゲン産生促進試験
正常ヒト皮膚繊維芽細胞を10%牛胎児血清(以下、FBSと称する)含有D−MEM培地を用いて、96穴プレートに2.5×104cells/wellで播種し、37℃、5%CO2下で24時間培養を行った。培養後、培地を除去した後、無血清D−MEM培地で所定の濃度に調製した試料を各ウェルに添加し、さらに48時間培養した。培養終了後、培養上清中に分泌されるI型プロコラーゲンのC末端ペプチド(Procollagen type I C−peptide:PIPと略す。)量を「Procollagen type I C−peptide(PIP)EIA測定キット(タカラバイオ社製)」を用いて測定した。
正常ヒト皮膚繊維芽細胞を10%牛胎児血清(以下、FBSと称する)含有D−MEM培地を用いて、96穴プレートに2.5×104cells/wellで播種し、37℃、5%CO2下で24時間培養を行った。培養後、培地を除去した後、無血清D−MEM培地で所定の濃度に調製した試料を各ウェルに添加し、さらに48時間培養した。培養終了後、培養上清中に分泌されるI型プロコラーゲンのC末端ペプチド(Procollagen type I C−peptide:PIPと略す。)量を「Procollagen type I C−peptide(PIP)EIA測定キット(タカラバイオ社製)」を用いて測定した。
試料を300μmol/L以下の濃度(300、100、30、10μmol/Lの細胞毒性を生じないいずれかの濃度)で適用したときのコラーゲン産生量を、Control群のコラーゲン産生促進量を100%として、以下の基準に従い評価を行った。その結果を表4〜表5に示す。
110%未満 :△
110%以上−200%未満:○
200%以上 :◎
110%以上−200%未満:○
200%以上 :◎
表4〜表5の結果は、本発明のアスコルビン酸誘導体は、アルブチン、アスコルビン酸やアスコルビン酸ナトリウム、又は、公知のアスコルビン酸誘導体、即ち、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸グルコシド、グリセリルアスコルビン酸と同等又はそれ以上のコラーゲン産生促進効果を有することを示していた。
試験例1及び2の結果より、本発明のアスコルビン酸誘導体は、メラニン産生阻害効果及び/又はコラーゲン産生促進効果に優れることが確認された。
試験例3 [安定性試験]
6−(t−ブチルジメチルシリル)−3−パルミトイルアスコルビン酸(実施例21)を用いて、50℃で2週間保管したときのにおいと着色について安定性を下記の方法で評価した。比較品には、アスコルビン酸を用いた。
6−(t−ブチルジメチルシリル)−3−パルミトイルアスコルビン酸(実施例21)を用いて、50℃で2週間保管したときのにおいと着色について安定性を下記の方法で評価した。比較品には、アスコルビン酸を用いた。
各試験試料の2%水溶液を希水酸化ナトリウム水溶液、または希塩酸水溶液でそれぞれpH7に調製し、50mLのスクリュー管に入れて密栓し、5℃及び50℃で2週間保管した。保管2週間後の臭いおよび溶液の着色について下記の基準で10人のパネラーに評価させた。その結果を表6に示す。
臭い:
3: 5℃保管のものと比較して、変わらない
2: 5℃℃保管のものと比較して、少し異臭が感じられる
1: 5℃℃保管のものと比較して、強い異臭が感じられる
着色:
3: 5℃℃保管のものと比較して、ほとんど変化なし
2: 5℃℃保管のものと比較して、着色している
1: 5℃℃保管のものと比較して、強く着色している
3: 5℃保管のものと比較して、変わらない
2: 5℃℃保管のものと比較して、少し異臭が感じられる
1: 5℃℃保管のものと比較して、強い異臭が感じられる
着色:
3: 5℃℃保管のものと比較して、ほとんど変化なし
2: 5℃℃保管のものと比較して、着色している
1: 5℃℃保管のものと比較して、強く着色している
臭い、着色のそれぞれの評価結果を下記のように分類した。
○:10人の総合点が25以上
△:10人の総合点が16〜24
×:10人の総合点が15以下
○:10人の総合点が25以上
△:10人の総合点が16〜24
×:10人の総合点が15以下
表6に示すように、本発明のアスコルビン酸誘導体は、臭い、着色の面で安定性に優れていることが確認された。
実施例22 クリームの作製
表7に示す組成の(1)〜(5)及び油への溶解性に優れる(6)の油相部の原料、及び(7)〜(10)の水相部の原料をそれぞれ70℃に加温し溶解して、油相及び水相をそれぞれ調製した。その後、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら室温まで冷却することにより、クリームを調製することができた。このクリームは、本発明のアスコルビン酸誘導体を含むため、美白効果、コラーゲン産生促進効果に優れており、皮膚用化粧料として好適に使用できると考えられる。なお、表7以後の表中、配合量は質量部を表す。
表7に示す組成の(1)〜(5)及び油への溶解性に優れる(6)の油相部の原料、及び(7)〜(10)の水相部の原料をそれぞれ70℃に加温し溶解して、油相及び水相をそれぞれ調製した。その後、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら室温まで冷却することにより、クリームを調製することができた。このクリームは、本発明のアスコルビン酸誘導体を含むため、美白効果、コラーゲン産生促進効果に優れており、皮膚用化粧料として好適に使用できると考えられる。なお、表7以後の表中、配合量は質量部を表す。
実施例23 クリームの作製
表8に示す組成の(1)〜(6)の油相部、及び(7)〜(10)の水相部をそれぞれ70℃に加温溶解する。水相部に油相部を加え予備乳化を行い、ついでホモミキサーで乳化した後、よく攪拌しながら室温まで冷却し、クリームを調製することができた。このクリームは、本発明のアスコルビン酸誘導体を含むため、美白効果、コラーゲン産生促進効果に優れており、皮膚用化粧料として好適に使用できると考えられる。
表8に示す組成の(1)〜(6)の油相部、及び(7)〜(10)の水相部をそれぞれ70℃に加温溶解する。水相部に油相部を加え予備乳化を行い、ついでホモミキサーで乳化した後、よく攪拌しながら室温まで冷却し、クリームを調製することができた。このクリームは、本発明のアスコルビン酸誘導体を含むため、美白効果、コラーゲン産生促進効果に優れており、皮膚用化粧料として好適に使用できると考えられる。
実施例24 クリームの作製
表9に示す組成の(1)〜(2)及び油への溶解性に優れる(3)の油相部の原料、及び(4)〜(10)の水相部の原料をそれぞれ70℃に加温し溶解して、油相及び水相をそれぞれ調製した後、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら室温まで冷却することにより、クリームを調製することができた。このクリームは、本発明のアスコルビン酸誘導体を含むため、美白効果、コラーゲン産生促進効果に優れており、皮膚用化粧料として好適に使用できると考えられる。
表9に示す組成の(1)〜(2)及び油への溶解性に優れる(3)の油相部の原料、及び(4)〜(10)の水相部の原料をそれぞれ70℃に加温し溶解して、油相及び水相をそれぞれ調製した後、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら室温まで冷却することにより、クリームを調製することができた。このクリームは、本発明のアスコルビン酸誘導体を含むため、美白効果、コラーゲン産生促進効果に優れており、皮膚用化粧料として好適に使用できると考えられる。
実施例25 乳液の作製
表10に示す組成の(1)〜(9)及び油への溶解性に優れる(10)の油相部の原料、及び(11)〜(13)の水相部の原料をそれぞれ70℃に加温し溶解して、油相及び水相をそれぞれ調製した。その後、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら室温まで冷却することにより、乳液を調製することができた。この乳液は、本発明のアスコルビン酸誘導体を含むため、美白効果、コラーゲン産生促進効果に優れており、皮膚用化粧料として好適に使用できると考えられる。
表10に示す組成の(1)〜(9)及び油への溶解性に優れる(10)の油相部の原料、及び(11)〜(13)の水相部の原料をそれぞれ70℃に加温し溶解して、油相及び水相をそれぞれ調製した。その後、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら室温まで冷却することにより、乳液を調製することができた。この乳液は、本発明のアスコルビン酸誘導体を含むため、美白効果、コラーゲン産生促進効果に優れており、皮膚用化粧料として好適に使用できると考えられる。
実施例26 乳液の作製
表11に示す組成の、油への溶解性に優れる(4)及び(5)〜(10)の油相部の原料、及び(1)〜(3)、(11)〜(12)の水相部の原料をそれぞれ70℃に加温し溶解して、油相及び水相をそれぞれ調製した。その後、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら室温まで冷却することにより、乳液を調製することができた。この乳液は、本発明のアスコルビン酸誘導体を含むため、使用感、保湿効果、美白効果に優れており、皮膚用化粧料として好適に使用できると考えられる。
表11に示す組成の、油への溶解性に優れる(4)及び(5)〜(10)の油相部の原料、及び(1)〜(3)、(11)〜(12)の水相部の原料をそれぞれ70℃に加温し溶解して、油相及び水相をそれぞれ調製した。その後、水相に油相を加え予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化した後、よく攪拌しながら室温まで冷却することにより、乳液を調製することができた。この乳液は、本発明のアスコルビン酸誘導体を含むため、使用感、保湿効果、美白効果に優れており、皮膚用化粧料として好適に使用できると考えられる。
実施例27 化粧水
表12に示す組成の(1)〜(7)の原料を、よく攪拌しながら混合することにより、化粧水を調製することができた。この化粧水は、本発明のアスコルビン酸誘導体を含むため、美白効果、コラーゲン産生促進効果に優れており、皮膚用化粧料として好適に使用できると考えられる。なお、No5の適量とは、pHを7.5に調整するための量である。
表12に示す組成の(1)〜(7)の原料を、よく攪拌しながら混合することにより、化粧水を調製することができた。この化粧水は、本発明のアスコルビン酸誘導体を含むため、美白効果、コラーゲン産生促進効果に優れており、皮膚用化粧料として好適に使用できると考えられる。なお、No5の適量とは、pHを7.5に調整するための量である。
Claims (10)
- 下記一般式(A)で表されるアスコルビン酸誘導体又はその塩。
- 前記一般式(A)の、
R1ないしR4がそれぞれ独立に、水素原子、R5−CO−、又はR6R7R8−Si−で表される基(R5、R6、R7、R8は前記に同じ)であって、さらに、R1ないしR4のいずれかに、R5−CO−及びR6R7R8−Si−を含む、請求項1記載のアスコルビン酸誘導体又はその塩。 - 前記一般式(A)の、
R1ないしR3がそれぞれ独立に、水素原子、又はR6R7R8−Si−(R6、R7、R8は前記に同じ)で表される基であり、R4がR5−CO−である、請求項1ないし請求項2記載のアスコルビン酸誘導体又はその塩。 - 前記一般式(A)の、
R1が、R6R7R8−Si−(R6、R7、R8は前記に同じ)で表される基であり、R2及びR3が水素原子であり、R4がR5−CO−(R5は前記に同じ)である、請求項1ないし請求項3記載のアスコルビン酸誘導体又はその塩。 - 前記一般式(A)の、
R1及びR2がそれぞれ独立に、水素原子又はR5−CO−(R5は前記に同じ)であり(但し、R1とR2が同時に水素になることはない)、R3及びR4がそれぞれ独立に、水素原子又はR6R7R8−Si−(R6、R7、R8は前記に同じ)である(但し、R3とR4が同時に水素になることはない)、請求項1ないし請求項2記載のアスコルビン酸誘導体又はその塩。 - 前記一般式(A)の、
R1が、R5−CO−(R5は前記に同じ)であり、R2が水素原子であり、R3及びR4がそれぞれ独立に、水素原子又はR6R7R8−Si−(R6、R7、R8は前記に同じ)である(但し、R3とR4が同時に水素になることはない)、請求項5記載のアスコルビン酸誘導体又はその塩。 - 前記一般式(A)の、
R1が、水素原子であり、R2が、R5−CO−(R5は前記に同じ)であり、R3及びR4がそれぞれ独立に、水素原子又はR6R7R8−Si−(R6、R7、R8は前記に同じ)である(但し、R3とR4が同時に水素になることはない)、請求項5記載のアスコルビン酸誘導体又はその塩。 - R6R7R8−Si−が、(CH3)3−Si−である、請求項1ないし請求項7記載のアスコルビン酸誘導体又はその塩。
- 請求項1ないし請求項8いずれか1項に記載のアスコルビン酸誘導体を有効成分とするコラーゲン産生促進剤。
- 請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載のアスコルビン酸誘導体を配合することを特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013131767A JP2015003893A (ja) | 2013-06-24 | 2013-06-24 | アスコルビン酸誘導体。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013131767A JP2015003893A (ja) | 2013-06-24 | 2013-06-24 | アスコルビン酸誘導体。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015003893A true JP2015003893A (ja) | 2015-01-08 |
Family
ID=52300087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013131767A Pending JP2015003893A (ja) | 2013-06-24 | 2013-06-24 | アスコルビン酸誘導体。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015003893A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018070508A (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-10 | 株式会社成和化成 | コラーゲン産生促進効果に優れる化粧料又は皮膚外用剤 |
-
2013
- 2013-06-24 JP JP2013131767A patent/JP2015003893A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018070508A (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-10 | 株式会社成和化成 | コラーゲン産生促進効果に優れる化粧料又は皮膚外用剤 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5439849B2 (ja) | システイン誘導体 | |
KR20030075172A (ko) | 신규 시스틴 유도체 및 염증인자 활성화 억제제 | |
WO2013118896A1 (ja) | 塩基性アミノ酸誘導体 | |
JP2002504098A (ja) | トコフェロールエステル並びに化粧品及び医薬品でのその使用 | |
JPWO2009084477A1 (ja) | 皮膚外用剤および化粧料 | |
CN102203081A (zh) | 氧代吖丁啶衍生物、其制备方法及其在人类医药和美容品中的用途 | |
WO2007043339A1 (en) | Carnitine derivative, salt thereof, external skin preparation and cosmetic material | |
US9212154B2 (en) | Cysteine derivative | |
EP2238970A1 (en) | Emulsion preparation for external application to skin and cosmetic preparation | |
WO2013118895A1 (ja) | 両性イオン型塩基性アミノ酸誘導体 | |
JP2011178735A (ja) | グリセリルアスコルビン酸とアスコルビン酸及び/又はアスコルビン酸誘導体を含有する組成物 | |
JP2013230984A (ja) | アスコルビン酸由来組成物、その製造方法、及び化粧料 | |
JP5572358B2 (ja) | グリセリルアスコルビン酸アシル化誘導体又はその塩、その製造方法、及び化粧料。 | |
JP2015003893A (ja) | アスコルビン酸誘導体。 | |
JP2010189363A (ja) | 化粧料 | |
JP2018203659A (ja) | 外用組成物 | |
US20130204017A1 (en) | Glyceryl ascorbic acid acylated derivative or its salt, production method thereof, and cosmetics | |
JP4672328B2 (ja) | アスコルビン酸誘導体塩を含む皮膚外用剤、該皮膚外用剤の安定化方法および安定化剤 | |
JP2010195687A (ja) | アスコルビン酸誘導体由来組成物、その製造方法、及び化粧料 | |
CN105408306A (zh) | 间苯二酚衍生物及其化妆应用 | |
JP2007254387A (ja) | 抗老化化粧料 | |
JP2011079772A5 (ja) | ||
JP7102687B2 (ja) | 外用組成物 | |
JP2005336171A (ja) | トコフェロール誘導体、アスコルビン酸誘導体、及びリポペプチド構造を有する界面活性剤を含有する皮膚外用剤 | |
JP6649866B2 (ja) | コラーゲン産生促進効果に優れる化粧料又は皮膚外用剤 |