JP2015001714A - 発光装置、及び撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】撮像装置の高コスト化及び大型化を招くことなく、可動部材の衝突時における振動や騒音の発生、及び操作部材の衝突時における振動や騒音の発生を緩和する仕組みを提供する。
【解決手段】発光装置は、引張りバネ20によって上方向に付勢された可動部材5のストッパ部10bと、圧縮バネ21によって初期位置に付勢された操作レバー8の当接部8bとを、同一の弾性部材18の異なる箇所に時間差をもって当接させる。
【選択図】図4
【解決手段】発光装置は、引張りバネ20によって上方向に付勢された可動部材5のストッパ部10bと、圧縮バネ21によって初期位置に付勢された操作レバー8の当接部8bとを、同一の弾性部材18の異なる箇所に時間差をもって当接させる。
【選択図】図4
Description
本発明は、例えばデジタルカメラ等の撮像装置に搭載されるストロボユニット等の発光装置、及び発光装置を備える撮像装置に関する。
デジタルカメラ等の撮像装置では、ストロボ発光部を有する可動部材を装置本体の内部の収納位置と装置本体から突出した発光位置との間で移動させる、所謂ポップアップ式のストロボユニットを備えるものがある。
可動部材を装置本体の収納位置から発光位置に移動させる駆動方式としては、低コスト化、及び省スペース化の観点から、バネ部材が多く用いられている。また、バネ部材を用いると、操作レバーのスライド操作等により、付勢力を解放して可動部材を発光位置へ瞬時に移動させることができる為、操作性にも優れたものとなる。
一方、バネ部材を用いた場合、可動部材は、収納位置から発光位置まで移動する際に、外装カバーや装置本体の内部に設けられたストッパ部に衝突することで停止するため、衝突時の衝撃でバネ部材の振動や騒音が発生し、ユーザに不快感を与える問題がある。
そこで、移動するガイドピンに衝突するストッパ部をゴムやスポンジなどの弾性部材で形成することで、可動部材が発光位置で停止した際の振動や騒音の発生を緩和する技術が提案されている(特許文献1)。
ところで、操作レバーをスライド操作して可動部材を発光位置へ移動させる際には、操作レバーを指等で圧縮バネ等の付勢部材の付勢力に抗してスライド操作する。そして、スライド操作後、操作レバーから指等を離すと、操作レバーは、付勢部材の付勢力により元の位置に復帰する。
このとき、上述した可動部材と同様に、操作レバーの衝突による振動や騒音等が発生する。特に、操作レバーは、装置本体の外装面に露出しており、衝突時の振動や騒音が直接ユーザに伝わりやすい。この場合、操作レバーにもゴムやスポンジなどの弾性部材を設けて衝突時の振動や騒音の発生を緩和することが考えられる。
しかし、操作レバーにもゴムやスポンジなどの弾性部材を設けると、新たな弾性部材を追加する必要が生じるとともに、新たな弾性部材の配置スペースを確保する必要が生じ、撮像装置の高コスト化及び大型化を招く原因になる。
そこで、本発明は、撮像装置の高コスト化及び大型化を招くことなく、可動部材の衝突時における振動や騒音の発生、及び操作部材の衝突時における振動や騒音の発生を緩和する仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の発光装置は、発光部を有し、撮像装置の装置本体に収納される収納位置と前記装置本体から突出した発光位置との間を移動する可動部材と、前記可動部材を前記収納位置と前記発光位置との間で移動可能に支持する支持部材と、前記支持部材に一方の端部が保持され、前記可動部材に他方の端部が保持されて、前記可動部材を前記発光位置に向けて付勢する第1の付勢部材と、前記可動部材を前記付勢部材の付勢力に抗して前記収納位置に保持する初期位置と前記保持を解除して前記可動部材を前記付勢部材の付勢力により前記発光位置に移動させる解除位置との間で切替操作が可能な操作部材と、前記操作部材を前記初期位置に向けて付勢する第2の付勢部材と、前記可動部材が前記第1の付勢部材の付勢力により前記発光位置に移動した際に、前記可動部材に設けられたストッパ部が当接して弾性変形するとともに、前記操作部材が前記第2の付勢部材の付勢力により前記初期位置に復帰した際に、前記操作部材に設けられた当接部が前記ストッパ部と異なる箇所に当接して弾性変形する弾性部材と、を備え、前記操作部材の前記当接部は、前記弾性部材に対して、前記可動部材の前記ストッパ部が当接した後に、当接することを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置の高コスト化及び大型化を招くことなく、可動部材の衝突時における振動や騒音の発生、及び操作部材の衝突時における振動や騒音の発生を緩和することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)は、本発明の発光装置の第1の実施形態であるストロボユニットを搭載したデジタルスチルカメラを正面側(被写体側)から見た斜視図である。図1(b)は、図1(a)に示すデジタルスチルカメラに搭載されたストロボユニットの可動部材が発光位置に移動した状態を示す斜視図である。なお、本実施形態では、撮像装置として、デジタルスチルカメラを例示するが、これに限定されない。
図1(a)は、本発明の発光装置の第1の実施形態であるストロボユニットを搭載したデジタルスチルカメラを正面側(被写体側)から見た斜視図である。図1(b)は、図1(a)に示すデジタルスチルカメラに搭載されたストロボユニットの可動部材が発光位置に移動した状態を示す斜視図である。なお、本実施形態では、撮像装置として、デジタルスチルカメラを例示するが、これに限定されない。
図1に示すデジタルスチルカメラは、カメラ本体1の正面側にレンズ部2が設けられ、カメラ本体1の上面部には、レリーズボタン3及び電源ボタン4等が設けられている。また、カメラ本体1の正面側から見て右側の上面部には、ストロボユニット7が設けられ、右側の側面部には、ストロボユニット7の操作レバー8が露出して設けられている。ここで、カメラ本体1は、本発明の装置本体の一例に相当する。
操作レバー8を操作することにより、ストロボユニット7の可動部材5が、カメラ本体1に収納された収納位置(図1(a))とカメラ本体1の上面部から上方に突出した発光位置(図1(b))との間で直進移動可能とされている。
そして、可動部材5が発光位置に移動した状態で、可動部材5に設けられたキセノン管22(図6参照)からプリズム6を介して被写体に向けてストロボ光が発光される。ここで、キセノン管22及びプリズム6は、本発明の発光部の一例に相当する。
図2(a)は、可動部材5が収納位置にあるときのストロボユニット7を正面側から見た斜視図である。図2(b)は、可動部材5が発光位置にあるときのストロボユニット7を正面側から見た斜視図である。図2(c)は、図2(b)の背面側から見た斜視図である。
図2に示すように、可動部材5は、プリズム6、キセノン管22(図6参照)及び不図示のトリガーコイルなどの内部部品を有し、内部部品は、正面側ケース9及び背面側ケース10により覆われる。正面側ケース9は、可動部材5の正面、上面及び両側面の外装を形成している。
キセノン管22やトリガーコイルは、配線材13を介してコンデンサ11及び回路基板12に接続され、これにより、発光する為の電気回路を形成している。また、可動部材5は、正面側カバー14と背面側カバー15との間に挟まれた状態で、収納位置と発光位置との間で上下方向に直進移動が可能に支持されている。ここで、正面側カバー14及び背面側カバー15は、本発明の支持部材の一例に相当する。
背面側カバー15には、コンデンサ11、及び回路基板12が取り付けられている。また、背面側カバー15には、可動部材5を収納位置で移動規制するロック部材16が設けられている。
ロック部材16は、背面側カバー15に対して左右方向(水平方向)にロック位置とロック解除位置との間で移動可能に保持され、圧縮コイルバネ17(以下、圧縮バネ17という。)によりロック位置(初期位置)の方向に付勢されている。ここで、操作レバー8及びロック部材16は、本発明の操作部材の一例に相当する。
正面側ケース9には、ストッパ部9aが設けられ、背面側ケース10には、ストッパ部10b(図3(b)参照)が設けられている。また、操作レバー8が設けられる側面カバー7aには、第1の弾性部材18が取り付けられ、正面側カバー14には、第2の弾性部材19が取り付けられている。操作レバー8、及び側面カバー7aの一部は、カメラ本体1の正面側から見て右側の側面外装に露出する(図1(a)参照)。
第1及び第2の弾性部材18,19は、気泡構造を有するスポンジやシリコンゴム等のシート材から切り出されて形成され、厚みが一定とされている。また、第1及び第2の弾性部材18,19は、それぞれ側面カバー7a及び正面側カバー14への組み付け方向が限定されないように、略T字状で左右対称形状となっている。
そして、可動部材5が発光位置まで移動した際、正面側ケース9のストッパ部9aが第2の弾性部材19に衝突し、背面側ケース10のストッパ部10bが第1の弾性部材18に衝突(図4(a)参照)することで、可動部材5の停止時の衝撃を緩和する。
図3(a)は、ストロボユニット7の上面図である。図3(b)は、可動部材5が収納位置にあるときの図3(a)のS1−S1線断面図である。図4(a)は、操作レバー8によるロック部材16のロック解除後の図3(a)のS1−S1線断面図である。図4(b)は、可動部材5が発光位置に移動するとともに、操作レバー8が初期位置に復帰したときの図3(a)のS1−S1線断面図である。
図5(a)は可動部材5が収納位置にあるときの第1の弾性部材18と第2の弾性部材19との位置関係を示す斜視図、図5(b)は図5(a)の背面側から見た斜視図であり、それぞれ図3(b)に対応している。図5(c)は可動部材5が発光位置にあるときの第1の弾性部材18と第2の弾性部材19との位置関係を示す斜視図、図5(d)は図5(c)の背面側から見た斜視図であり、それぞれ図4(b)に対応している。
図3及び4に示すように、引張りコイルバネ20(以下、引張りバネ20という。)は、一方の端部が背面側カバー15に設けられた固定側のフック部15aに掛止され、他方の端部が可動部材5の背面側ケース10に設けられたフック部10aに掛止されている。かかる掛止状態においては、引張りバネ20は、図3(b)に示す可動部材5の収納位置で上下方向に最も伸張した状態となっている。ここで、引張りバネ20は、本発明の第1の付勢部材の一例に相当する。
また、可動部材5の背面側ケース10には、ストッパ部10bが設けられている。図4(a)に示す可動部材5の収納位置で可動部材5を上方向に移動させようとする引張りバネ20の付勢力は、ロック部材16に形成された受け面であるロック部16aがストッパ部10bに当接することで受け止められる。
これにより、可動部材5は、カメラ本体1内部の収納位置に保持される。また、ストッパ部10bは、可動部材5が発光位置に移動した際に、第1の弾性部材18に当接して可動部材5を停止させる(図4(a)参照)。
圧縮コイルバネ21(以下、圧縮バネ21という。)は、操作レバー8を図の上方向に付勢する。操作レバー8の上端部には、当接部8bが設けられ、操作レバー8の側部には、ストッパ部8cが設けられている。ここで、圧縮バネ21は、本発明の第2の付勢部材の一例に相当する。
そして、可動部材5が図3(b)に示す収納位置にあるとき、操作レバー8の当接部8bが第1の弾性部材18に当接し、ストッパ部8cが側面カバー7aに係止した状態で、圧縮バネ21が付勢されている。ここで、図3(b)及び図4(b)において、領域18bは、操作レバー8の当接部8bによって第1の弾性部材18が押圧されて弾性変形した領域を示している。ここで、側面カバー7aは、本発明の外装部材の一例に相当する。
また、圧縮バネ21は、図4(a)に示すように、ユーザが指等で操作レバー8を付勢力に抗して矢印A方向にスライド操作している間は、圧縮状態となる。また、圧縮バネ21は、ユーザが操作レバー8から指等を離すと、図4(b)に示すように、その付勢力により操作レバー8を初期位置に復帰させる。
本実施形態では、操作レバー8に設けられた摺動面8aとロック部材16に設けられた摺動面16bとが操作レバー8のスライド方向に対して傾斜して互いに接する斜面で形成されている。そのため、操作レバー8を矢印A方向にスライド操作すると、ロック部材16が所謂くさび作用によりロック位置からロック解除位置に移動する。
即ち、ロック部材16は、ロック部16aがストッパ部10bに係合するロック位置からロック部16aがストッパ部10bから退避するロック解除位置との間で操作レバー8を介して切替操作が可能とされている。
操作レバー8を介してロック部材16をロック解除位置に切替操作することで、引張りバネ20の付勢力が解放され、可動部材5が上方向に移動する。
そして、ストッパ部10bが第1の弾性部材18に衝突するとともに、ストッパ部9aが第2の弾性部材19に衝突し、それぞれの弾性部材18,19を弾性変形させる。その後、可動部材5は、引張りバネ20の付勢力と2つの弾性部材18,19の反発力とが釣り合った位置、即ち、図4(b)に示す発光位置で停止する。
図5に示すように、第1の弾性部材18と第2の弾性部材19とは、可動部材5を間に挟んで互いに対向する位置に配置される。ここで、第1の弾性部材18及び第2の弾性部材19は、材質だけでなく、ストッパ部10aとの当接面積、ストッパ部9aとの当接面積、及び高さや厚みを共通とすることで、環境温度が変化した際の弾性反発力の変化率を略一致させることができる。これにより、カメラ本体1が様々な環境下で使用されても、可動部材5が発光位置で傾くことなく保持される。
また、第1の弾性部材18と第2の弾性部材19とを、引張りバネ20を間に挟んで互いに対向する位置に配置するようにしてもよい。このような配置とすることで、可動部材5を移動させる引張りバネ20の付勢力をバランスよく受けることができ、上記同様の効果を得ることが可能である。
なお、発光位置に移動した可動部材5は、ユーザがその上面をカメラ本体1の内部に押し込むことによって、収納位置へ移動可能である。このとき、背面側のストッパ部10bの下面がロック部材16の摺動面16bに当接して圧縮バネ17の付勢力に抗してロック部材16を退避させる。
その後、ストッパ部10bの上面にロック部16aが係合し、引張りバネ20が伸張した状態で可動部材5がカメラ本体1内の収納位置に保持される(図3(b)参照)。
図6(a)はストロボユニット7の上面図、図6(b)は可動部材5が収納位置にあるときの図6(a)のS2−S2線断面図である。
図7(a)は、正面側のストッパ部9a及び背面側のストッパ部9bがそれぞれ第2の弾性部材19及び第1の弾性部材18に衝突した瞬間での図6(a)のS2−S2線断面図である。図7(b)は、可動部材5が発光位置にあるときの図6(a)のS2−S2線断面図である。
図6及び図7において、左側がカメラ本体1の正面側、即ち被写体側となる。図6(b)の状態で操作レバー8をスライド操作すると、上述したように、ロック部材16によるロックが解除され、図7(a)に示すように、可動部材5が上方に移動する。
そして、正面側のストッパ部9aが第2の弾性部材19に衝突するとともに、背面側のストッパ部10bが第1の弾性部材18に衝突する。その後、可動部材5は、更に上昇し、それぞれの弾性部材18,19が変形させられた状態で図7(d)の位置、即ち発光位置で停止する。
図7(b)における領域18aは、背面側のストッパ部10bの衝突によって第1の弾性部材18が弾性変形した領域を示し、領域19aは、正面側のストッパ部9aの衝突によって第2の弾性部材19が弾性変形した領域を示している。
ここで、第1の弾性部材18における領域18aの変形量と第2の弾性部材19における領域19aの変形量とはほぼ一致しており、可動部材5は、発光位置において、前後方向に傾くことなく安定して保持される。
また、図7(b)に示すように、第1の弾性部材18に対して、背面側のストッパ部10bの衝突によって弾性変形した領域18aと操作レバー8の復帰時における当接部8bの衝突によって弾性変形した領域18bとは、近接して配置されている。
ここで、可動部材5は、ロックが解除されると同時に瞬間的に上方に移動するのに対し、操作レバー8は、ユーザが可動部材5の発光位置への移動が完了したことを確認してから指を離し、元の位置へ復帰する。そのため、第1の弾性部材18に対する背面側のストッパ部10bの当接と操作レバー8の当接部8bの当接とには時間差が生じる。
このように、本実施形態では、第1の弾性部材18に対して、異なる箇所に背面側のストッパ部10bと操作レバー8の当接部8bとが時間差をもって衝突することで、繰り返し耐久による第1の弾性部材18のヘタリを軽減している。
ところで、レンズ部2が被写体側に大きく突出したカメラ本体1においては、ストロボ光がレンズ部2に遮られ、撮影画像に影やムラが発生しやすい。
この場合、可動部材5の発光位置で、ストロボ光がレンズ部2に遮られないレンズ部2の光軸とプリズム6の光軸との距離を確保さえできていれば、可動部材5の停止位置の精度は大きな問題とならない。
一般的に弾性部材は、加工上の外形ばらつきや材質のロット差が大きいため、弾性部材の反発力によって規定される可動部材5の停止位置は多少ばらついてしまうが、プリズム6はこうした照射角の余裕を考慮して設計されている。
一方、操作レバー8は、停止位置がばらつくと、側面カバー7aとの外観上の隙間が不均一となるため、その停止位置精度が重要となる。
そこで、操作レバー8は、当接部8bが第1の弾性部材18に衝突して第1の弾性部材18を弾性変形させながら減速しつつ、最終的にストッパ部8cが側面カバー7aに係止することで停止する。これにより、操作レバー8を側面カバー7aに対して規定の位置に精度良く停止させることが可能となる。
また、第1の弾性部材18は、操作レバー8の当接部8bが衝突して弾性変形する領域18bの高さ方向(当接方向)の寸法が、背面側のストッパ部10bが衝突して弾性変形する領域18aの高さ方向の寸法より大きくなっている。
弾性部材は、変形する方向の厚みを大きくとって弾性領域を増やすと、弾性反発力と圧縮バネ21の付勢力とが釣り合うまでの変形量、つまり操作レバー8の停止位置までのストロークが大きくなる。
従って、領域18bの高さ方向の寸法を領域18aの高さ方向の寸法より大きくすることで、第1の弾性部材18の弾性反発力と圧縮バネ21の付勢力とが釣り合うよりも前に、操作レバー8のストッパ部8cを側面カバー7aに確実に係止させることができる。これにより、操作レバー8と側面カバー7aとの外観上の隙間が不均一になるのを防止することができる。
また、本実施形態では、領域18aの弾性変形量が領域18bの弾性変形量と比較して大きい。これは、引張りバネ20の付勢力が、圧縮バネ21の付勢力よりも大きいためであり、可動部材5の発光位置において正面側ストッパ部9a及び背面側ストッパ部10bがそれぞれ第2の弾性部材19及び第1の弾性部材18に食い込んだ状態となっている。これにより、可動部材5が安定して保持され、カメラ本体1に揺れが生じた場合の可動部材5の傾きやガタつきを防止することができる。
以上説明したように、本実施形態では、第1の弾性部材18に対して可動部材5の背面側のストッパ部10b及び操作レバー8の当接部8bをそれぞれ異なる箇所で衝突させている。従って、操作レバー8の衝突時の振動や騒音の発生を緩和するために、新たな弾性部材を追加したり新たな弾性部材の配置スペースを確保したりする必要がなくなる。
これにより、カメラの高コスト化及び大型化を招くことなく、可動部材5の衝突時における振動や騒音の発生、及び操作レバー8の衝突時における振動や騒音の発生を緩和することができる。
(第2の実施形態)
次に、図8乃至図11を参照して、本発明の発光装置の第2の実施形態であるストロボユニットを搭載したデジタルスチルカメラについて説明する。なお、上記第1の実施形態に対して重複又は相当する部分については、各図に同一符号を付してその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
次に、図8乃至図11を参照して、本発明の発光装置の第2の実施形態であるストロボユニットを搭載したデジタルスチルカメラについて説明する。なお、上記第1の実施形態に対して重複又は相当する部分については、各図に同一符号を付してその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
図8(a)は、可動部材5が収納位置にあるときのストロボユニット70を正面側から見た斜視図である。図8(b)は、可動部材5が発光位置にあるときのストロボユニット70を正面側から見た斜視図である。図8(c)は、図8(b)の背面側から見た斜視図である。
図8に示すように、カメラ本体1の上面部の外装カバー107には、操作レバー108が可動部材5の背面側でカメラ本体1の左右方向にスライド操作可能に保持されている。本実施形態では、操作レバー108は、可動部材5のロック部材を兼ねており、ロック位置とロック解除位置との間でスライド操作が可能とされて、不図示のロック部と一体に形成されている。また、外装カバー107には、第1の弾性部材118が保持されている。
図9(a)は、ストロボユニット70の上面図である。図9(b)は、可動部材5が収納位置にあるときの図9(a)のS3−S3線断面図である。
図10(a)は、操作レバー108によるロック解除後の図9(a)のS3−S3線断面図である。図10(b)は、可動部材5が発光位置に移動するとともに、操作レバー108が初期位置に復帰したときの図9(a)のS3−S3線断面図である。
図11(a)は可動部材5が収納位置にあるときの第1の弾性部材118と第2の弾性部材19との位置関係を示す斜視図、図11(b)は図11(a)の背面側から見た斜視図であり、それぞれ図9(b)に対応している。図11(c)は可動部材5が発光位置にあるときの第1の弾性部材118と第2の弾性部材19との位置関係を示す斜視図、図11(d)は図11(c)の背面側から見た斜視図であり、それぞれ図10(b)に対応している。
図9に示すように、操作レバー108のスライド方向の側面には、当接部108aが設けられるとともに、外装カバー107に係止するストッパ部108bが設けられる。図9(b)に示すように、可動部材5の収納位置において、操作レバー108は、当接部108aが第1の弾性部材118に当接し、ストッパ部108bが外装カバー107に係止した状態で、圧縮バネ17によって図の左方向に付勢されている。
ここで、図9(b)及び図10(b)において、領域118bは、操作レバー108の当接部108aの衝突によって第1の弾性部材118が弾性変形した領域を示している。圧縮バネ17は、ユーザが指等で操作レバー108を図10(a)の矢印B方向にスライド操作している間は圧縮状態とされる。
また、圧縮バネ17は、ユーザが操作レバー108から指等を離した後は、図10(b)に示すように、その付勢力により操作レバー108を押し戻し、再びストッパ部108bを外装カバー107に係止させた状態の初期位置に戻る。ここで、本実施形態では、圧縮バネ17が本発明の第2の付勢部材の一例に相当し、操作レバー108が本発明の操作部材の一例に相当する。
本実施形態では、操作レバー108は、第1の弾性部材118の側面に衝突し、そして、第1の弾性部材118を水平方向に弾性変形させながら減速して、最終的にはストッパ部108bが外装カバー107に係止することで停止する。その他の構成は、上記第1の実施形態と同様である。
なお、本発明の構成は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 カメラ本体
2 レンズ部
5 可動部材
7 ストロボユニット
8 操作レバー
8b 当接部
8c ストッパ部
9a ストッパ部
10b ストッパ部
18 第1の弾性部材
19 第2の弾性部材
21 圧縮バネ
2 レンズ部
5 可動部材
7 ストロボユニット
8 操作レバー
8b 当接部
8c ストッパ部
9a ストッパ部
10b ストッパ部
18 第1の弾性部材
19 第2の弾性部材
21 圧縮バネ
Claims (8)
- 発光部を有し、撮像装置の装置本体に収納される収納位置と前記装置本体から突出した発光位置との間を移動する可動部材と、
前記可動部材を前記収納位置と前記発光位置との間で移動可能に支持する支持部材と、 前記支持部材に一方の端部が保持され、前記可動部材に他方の端部が保持されて、前記可動部材を前記発光位置に向けて付勢する第1の付勢部材と、
前記可動部材を前記付勢部材の付勢力に抗して前記収納位置に保持する初期位置と前記保持を解除して前記可動部材を前記付勢部材の付勢力により前記発光位置に移動させる解除位置との間で切替操作が可能な操作部材と、
前記操作部材を前記初期位置に向けて付勢する第2の付勢部材と、
前記可動部材が前記第1の付勢部材の付勢力により前記発光位置に移動した際に、前記可動部材に設けられたストッパ部が当接して弾性変形するとともに、前記操作部材が前記第2の付勢部材の付勢力により前記初期位置に復帰した際に、前記操作部材に設けられた当接部が前記ストッパ部と異なる箇所に当接して弾性変形する弾性部材と、を備え、
前記操作部材の前記当接部は、前記弾性部材に対して、前記可動部材の前記ストッパ部が当接した後に、当接することを特徴とする発光装置。 - 前記第1の付勢部材の付勢力は、前記第2の付勢部材の付勢力より大きいことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
- 前記弾性部材は、前記当接部が当接する方向の厚みが前記ストッパ部が当接する方向の厚みよりも大きいことを特徴する請求項1又は2に記載の発光装置。
- 前記操作部材は、前記当接部が前記弾性部材に当接した後、前記初期位置で外装部材に係止されることを特徴する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発光装置。
- 前記可動部材が前記第1の付勢部材の付勢力により前記発光位置に移動した際に、前記可動部材に設けられた他のストッパ部が当接して弾性変形する他の弾性部材を有し、
前記弾性部材と前記他の弾性部材とは、前記可動部材を間に挟んで互いに対向する位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発光装置。 - 前記可動部材が前記第1の付勢部材の付勢力により前記発光位置に移動した際に、前記可動部材に設けられた他のストッパ部が当接して弾性変形する他の弾性部材を有し、
前記弾性部材と前記他の弾性部材とは、前記第1の付勢部材を間に挟んで互いに対向する位置に配置されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発光装置。 - 前記ストッパ部が当接した際の前記弾性部材の弾性変形量は、前記他のストッパ部が当接した際に前記他の弾性部材の弾性変形量と一致することを特徴とする請求項5又は6に記載の発光装置。
- 発光装置を備える撮像装置であって、
前記発光装置として、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の発光装置を備えることを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013127645A JP2015001714A (ja) | 2013-06-18 | 2013-06-18 | 発光装置、及び撮像装置 |
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- 2013-06-18 JP JP2013127645A patent/JP2015001714A/ja active Pending
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