JP2015001611A - 投射用ズームレンズ及び画像表示装置 - Google Patents

投射用ズームレンズ及び画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】6レンズ群構成であって、第1レンズ群を軽量化・コンパクト化した新規な投射用ズームレンズの実現を課題とする。
【解決手段】画像表示素子の表示面に表示された投射用画像を被投射面に投射して拡大表示させる画像表示装置に用いられる投射用ズームレンズであって、拡大側から縮小側へ向かって第1ないし第6レンズ群を配した6レンズ群構成であり、第1レンズ群G1は、負の屈折力を有し、第2レンズ群G2は、負の屈折力を有し、第3レンズ群G3は、正の屈折力を有し、第4レンズ群G4は、正の屈折力を有し、第1レンズ群G1が、2枚または3枚のレンズを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、投射用ズームレンズおよび画像表示装置に関する。
画像表示装置はプロジェクタ装置として実施できる。
装置前方のスクリーン上に拡大画像を投射するフロント投射型のプロジェクタ装置は、企業でのプレゼンテーション用や学校での教育用、家庭用に近年広く普及している。
拡大投射される投射用画像を「表示面」上に表示する画像表示素子は「ライトバルブ」とも呼ばれるが、液晶パネルを初めとして、種々のタイプのものが知られている。
近年、テキサスインスツルメント社製のデジタルマイクロミラーデバイス(DMD)に代表される「微小ミラーデバイス」が、ライトバルブとして注目されている。
画像表示素子の表示面に表示された投射用画像を、スクリーン等の被投射面に投射して拡大表示する投射用光学系は変倍機能を持つことが好ましい。
このような変倍機能を持つ投射用ズームレンズは、勿論、種々のライトバルブに適用可能であることが好ましい。
変倍に際しての収差が良好に抑制された「負・負・正・正・負・正の6レンズ群構成の投射用ズームレンズ」が特許文献1、2に開示されている。
近来、投射用ズームレンズには、コンパクトで軽量であることが強く要請されている。
投射用ズームレンズを構成する複数のレンズ群のうちで「最も大きく・重く」なりやすいのは第1レンズ群である。
第1レンズ群のレンズ枚数を増やせば、光学性能の面で好ましい。
しかし、第1レンズ群を構成するレンズ枚数が増えて、第1レンズ群の重量が増えると、投射用ズームレンズ自体の重量が重くなる。
また、第1レンズ群に「自重による偏芯」が生じ、この偏心により投射用ズームレンズとしての光学性能の劣化が発生する虞もある。
この観点からすると、特許公報1、2記載の投射用ズームレンズは、何れも、第1レンズ群が4枚構成となっており、第1レンズ群の軽量化の面でなお改善の余地がある。
この発明の投射用ズームレンズは、6レンズ群構成であって、第1レンズ群が軽量でコンパクトである新規な投射用ズームレンズの実現を課題とする。
画像表示素子の表示面に表示された投射用画像を被投射面に投射して拡大表示させる画像表示装置に用いられる投射用ズームレンズであって、拡大側から縮小側へ向かって第1ないし第6レンズ群を配した6レンズ群構成であり、第1レンズ群は、負の屈折力を有し、第2レンズ群は、負の屈折力を有し、第3レンズ群は、正の屈折力を有し、第4レンズ群は、正の屈折力を有し、第1レンズ群が、2枚または3枚のレンズを有することを特徴とする。
この発明に依れば、6レンズ群構成で、第1レンズ群がコンパクトで軽量な投射用ズームレンズを実現できる。
実施例1の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例1の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例2の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例2の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例3の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例3の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例4の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例4の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例5の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例5の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例6の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例6の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例7の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例7の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 実施例8の投射用ズームレンズの構成を示す断面図である。 実施例8の投射用ズームレンズの収差曲線図である。 画像表示装置としてのプロジェクタ装置の概略構成図である。
以下、発明を実施する形態を説明する。
この発明の「投射用ズームレンズ」は、投射画像を結像する投射用光束としては「斜光線の光束」が用いられる。
図1、図3、図5、図7、図9、図11、図13、図15に、投射用ズームレンズの実施の形態を8例示す。
これらの実施の形態のズームレンズは、この順に、後述する具体的な実施例1ないし8に相当する。
上記各図において、図の左方が「拡大側」、右方が「縮小側」である。繁雑を避けるために、これらの図において符号を共通化する。
上記各図において、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、第4レンズ群、第5レンズ群、第6レンズ群をこの順序で、それぞれ符号G1ないしG6で示す。
即ち、上記各図に実施の形態を示す投射用ズームレンズは、拡大側から縮小側へ向かって第1レンズ群G1ないし第6レンズ群G6を配してなる6レンズ群構成である。
また、第3レンズ群G3以下に「開口絞り」が配置されている。
各レンズ群におけるレンズには、以下の符号を付する。
即ち、第iレンズ群において、拡大側から数えて第j番目のレンズを符号「Lij」で表す。
さらに、上記各図において、符号CGは「画像表示素子(ライトバルブ)のカバーガラス」を示す。
これら実施の形態・実施例において、ライトバルブとしては「微小ミラーデバイスであるDMD」を想定しているが、勿論、ライトバルブがこれに限定される訳ではない。
上記各図の、上段の図は「広角端におけるレンズ群配置(広角と表示)」を示し、下段の図は「望遠端におけるレンズ群配置(望遠と表示)」を示す。
また、これ等の図における上段の図と下段の図の間に描かれた矢印は、広角端から望遠端への変倍の際の、第2レンズ群G2ないし第6レンズ群G6の変位の方向を示す。
これらの実施の形態において、第1レンズ群は「広角端から望遠端への変倍」に際して固定である。
上記各図に実施の形態を示す投射用ズームレンズにおいて、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2とはともに「負の屈折力」を有する。
第3レンズ群G3と第4レンズ群G4は共に「正の屈折力」を有する。
即ち、第1レンズ群G1ないし第4レンズ群G4の屈折力配分は「負・負・正・正」である。
以下において「負の屈折力を持つレンズ群」を「負群」とも言い、「正の屈折力を持つレンズ群」を「正群」とも言う。
第5レンズ群G5と第6レンズ群G6のうちの少なくとも一方は「負の屈折力」を持つことが好ましい。
第5、第6レンズ群の少なくとも1方に「負の屈折力」を持たせることは、変倍時のピントずれの補正と、画面全面での解像平坦性の均一化に有効である。
第1レンズ群のコンパクト化・軽量化を実現するには、負レンズ群先行型が好ましい。
この発明の投射用ズームレンズでも、第1レンズ群G1ないし第4レンズ群G4の屈折力分布を「負・負・正・正」として「負レンズ群を先行」させている。
負レンズ群先行とすることで、主光線高さをより低くすることができ、レンズ有効径を小さく出来、従って、投射用ズームレンズをコンパクトに実現可能である。
また、画像投射時の、第2レンズ群から第1レンズ群への「光束の跳上げ角」を小さく抑えることができる。
即ち、画像投射時には、ライトバルブ側からの投射光束(斜光線による結像光束)が、第4レンズ群G4側から第1レンズ群G1側へ導光される。
その際、第3レンズ群G3からの投射光束の発散角を、負の屈折力の第2レンズ群G2で無理なく拡大できる。
そして、第2レンズ群G2から第1レンズ群G1へ受け渡される投射光束の跳上げ角が小さく抑えられる。
従って、第1レンズ群G1から射出する投射光束の発散角を無理なく大きく出来る。
また、製造時のレンズの偏心による性能劣化を抑制させる効果もある。
前述の如く、第1レンズ群は、嵩張り易く、重く成り易い。
この発明の投射用ズームレンズでは、第1レンズ群を、2枚ないし3枚のレンズで構成することにより、小型・軽量化を可能としている。
また、上述の如く、第1、第2レンズ群を「負群」として第1レンズ群G1からの射出する投射光束の発散角を無理なく大きく出来る。
第1レンズ群G1からの射出する投射光束の発散角を大きくしようとすると、コマ収差、非点収差、歪曲収差が発生し易い。
これらの収差を補正することを考えると、第1レンズ群を1枚のレンズで構成した場合、変倍時の収差変動、レンズ外径、レンズ面の曲率の増大を招来する。
また、第1レンズ群の構成レンズ枚数が4枚以上ともなると、第1レンズ群の重量が過大になり、第1レンズ群に「自重による偏芯」が生じる恐れがある。
この発明の投射用ズームレンズのように、第1レンズ群を2枚または3枚のレンズで構成することにより、第1レンズ群の重量の増大と、前記収差変動等の増大を抑制できる。
この発明の投射用ズームレンズは、上述の構成に加えて以下の条件(1)および(2)を満足させることにより、さらに良好な性能を実現できる。
(1) 34度 ≦ ωw < 45度
(2) 0.3 < |fw/F1| < 0.8
条件(1)、(2)において、各パラメータの記号は以下の通りである。
「ωw」は、広角端における半画角である。「fw」は、広角端における全系の焦点距離であり、「F1」は、第1レンズ群の焦点距離である。
条件(1)は、広角端における半画角の範囲を規定するものである。
条件(1)を満足することにより、投射用ズームレンズを、広角端での半画角を「34度より大きく45度未満」という極めて広画角に実現できる。
条件(2)は、投射用ズームレンズの全系のパワーに対する、第1レンズ群のパワーの好適な範囲に関する条件である。
条件(2)の範囲を超えると、第1レンズ群と全系とのパワーバランスが崩れて、諸収差のバランスが崩れやすく、特に変倍時の像面湾曲に大きな変化が発生し易い。
条件(2)を満足することにより、第1レンズ群の負のパワーを投射用ズームレンズ全体のパワー配分と良好にバランスさせることができ、諸収差のバランスを良好にできる。
この発明の投射用ズームレンズは、第1レンズ群に1枚以上の非球面レンズを配置することができ、かかる非球面レンズの使用により性能をさらに向上させることができる。
この場合、上述の構成及び条件(1)、(2)に加え、以下の条件(3)及び条件(A)、(B)の1以上を満足させることで、より良好な性能を実現できる。
(3) 1.0E−03 < 1/|fp| < 2.0E−02
(A) 1.5 < |Rpf/Rpr| < 4.0
(B) 5.3 < fp/F1 < 10.0
条件(3)、(A)、(B)の、各パラメータの記号は以下の通りである。
「fp」は、第1レンズ群に配する非球面レンズの焦点距離である。
「Rpf」は、第1レンズ群に配される非球面レンズにおける、最も拡大側の面の曲率半径である。
「Rpr」は、第1レンズ群に配される非球面レンズにおける、最も縮小側の面の曲率半径である。
「F1」は、前述の通り、第1レンズ群の焦点距離である。
条件(3)の表記において、例えば「3.0E−02」は、「3.0×10−2」を意味する。以下においても同様である。
条件(3)の範囲外では、第1レンズ群に含まれる非球面レンズの屈折力が大きすぎるか小さすぎるかし、TVディストーションが大きくなりやすい。
条件(A)は、歪曲収差の形状を良好にするために有効な条件である。
条件(A)の下限を超えると、光学歪曲収差が小さくなり易く、上限を超えると大きくなり易い。
条件(A)の範囲外では、光学歪曲収差のバランスが崩れてTVディストーションの形状が歪になりやすい。
条件(A)を満足することにより「TVディストーションの形状(投射画像の形状)」を良好に保つのが容易である。
条件(B)は、歪曲収差とコマ収差のバランスを良好に保つのに有効な条件である。
条件(B)の範囲外では、歪曲収差とコマ収差のバランスが複合的に悪く成り易いが、条件(B)を満足することにより、歪曲収差とコマ収差のバランスを良好に保ち易い。
第1レンズ群内に配置する非球面レンズは、1枚でも良い。
この場合、該非球面を「拡大側レンズ面」とするのが良い。
そして、該非球面の形状を「光軸近傍が拡大側に凹で、光軸から周辺に向かいレンズ面有効半径の30%ないし50%の範囲内に極値を有する形状」とすることが好ましい。
「極値」は、光軸から周辺に向かう距離:r、非球面形状:Xに対してdX/dr=0となる距離である。
第1レンズ群中の非球面レンズは「歪曲収差補正に有効」である。
上記各場合における非球面形状は、何れも光学ディストーションを抑制するのに有効な形状である。
なお、上記の条件(3)および(B)は、第1レンズ群中に配置される非球面レンズが1枚であることが前提である。
ズームレンズの具体的な実施例を挙げる前に、図17を参照して、画像表示装置としてのプロジェクタ装置の実施の1形態を簡単に説明する。
図17に示すプロジェクタ装置1は、ライトバルブ3として、微小ミラーデバイスであるDMDを採用した例である。
勿論、ライトバルブ3はDMDに限定されるものではない。
プロジェクタ装置1は、照明系2と、ライトバルブであるDMD3と、投射用ズームレンズ4とを有する。
投射用ズームレンズ4としては、請求項1ないし8の任意の1に記載されたもの、具体的には後述の実施例1ないし8の何れかのものを用いる。
照明系2から「RGB3色の光」を時間的に分離してDMD3に照射し、各色光が照射されるタイミングで個々の画素に対応するマイクロミラーの傾斜を制御する。
このようにしてDMD3の表示面に「投射用画像」が表示され、該投射用画像により強度変調された光が、投射用光学系である投射用ズームレンズ4に入射する。
投射用ズームレンズ4は、投射用画像を、被投射面であるスクリーン5に投射して「拡大画像」として拡大表示させる。
照明系2は、光源21、コンデンサーレンズCL、RGBカラーホイールCW、ミラーMを備えており、これを配置するスペースを「ある程度大きく確保」する必要がある。
このため、照明系2からDMD3に入射させる照明光の入射角をある程度大きくする必要がある。
ズームレンズ4と照明系2のスペースの上記の如き関係上、ズームレンズ4のバックフォーカスをある程度確保する必要がある。
なお、コンデンサーレンズCL、RGBカラーホイールCWとミラーMとは「照明光学系」を構成する。
実施例1〜8の投射用ズームレンズでは、広角端から望遠端への変倍に際して、第3レンズ群G3ないし第6レンズ群G6が拡大側に移動する。
従って、変倍中においてもバックフォーカスは十分に大きく確保される。
また、上述の如く、第1レンズ群G1は変倍に際して固定である。
以下に、この発明の投射用ズームレンズの具体的な実施例を8例挙げる。
各実施例における記号の意味は以下の通りである。
F:光学系全体の焦点距離
Fno:開口数
R:曲率半径(非球面にあっては「近軸曲率半径」)
D:面間隔
Nd:屈折率
νd:アッベ数
BF:バックフォーカス 。
非球面は、周知の次式により表される。
X=(H/R)/[1+{1−K(H/r)}1/2
+C4・H+C6・H+C8・H+C10・H10+・・・ 。
この式において、Xは「面頂点を基準としたときの光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位」、Kは「円錐係数」、C4、C6、C8、C10・・は「非球面係数」である。
前述の如く、各実施例ともライトバルブとしてはDMDが想定され、DMDはカバーガラスCGを有する。
以下において、メニスカスレンズのレンズ形状に関し、例えば「拡大側に凸面を向けた正メニスカスレンズ」を簡単に「拡大側に凸の正レンズ」等と略記する。
「実施例1」
実施例1の投射用ズームレンズは、図1に示したものである。
図1に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11とL12で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は1枚のレンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は2枚のレンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は4枚のレンズL51ないしL54で構成されている。
第6レンズ群G6は1枚のレンズL61で構成されている。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に緩やかなカーブを描くように移動し、第3レンズ群G3ないし第6レンズ群G6は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸の負レンズL11、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されている偏肉比が小さいメニスカスレンズL12で構成されている。
第2レンズ群G2は負群で、正レンズL21、拡大側に凸の負レンズL22、縮小側に凸の正レンズL23、拡大側に凹の負レンズL24で構成されている。
レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、1枚の正レンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は負群で、負レンズL51、両凸レンズL52、拡大側に凹の負レンズL53、両凸レンズL54で構成されている。
レンズL51とレンズL52は接合されている。
第6レンズ群G6は負群で、拡大側に凹の負レンズL61で構成されている。
なお、実施例1〜8に関する説明において、「両凸レンズ」は正レンズのレンズ形態の一つであり、「両凹レンズ」は負レンズのレンズ形態の一つである。
実施例1の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=13.8〜26.8mm、Fno=2.55〜4.18、ωw=40.5°
実施例1のデータを表1に示す。
Figure 2015001611
表1において、面番号(S)は、拡大側から数えた面の番号であり、開口絞りの面(表中の面番号:18)、カバーガラスCGの面(表中の面番号:28、29)を含む。
また、表中における「INF」は、曲率半径が無限大であることを示す。さらに、「*」は、この記号が付された面が「非球面」であることを示す。
これらの事項は、実施例2以下の各実施例においても同様である。
「非球面のデータ」
非球面のデータを表2に示す。
Figure 2015001611
表1において、S4、S11、S13、S18、S25は、変倍に際して変化するレンズ群間隔を表す。
投射距離を1700mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表3に示す。
Figure 2015001611
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(3)のパラメータの値を、表4(A)に示す。
Figure 2015001611
条件(A)および(B)のパラメータの値を、表4(B)に示す。
Figure 2015001611
図2に、実施例1の収差図を示す。
図2の上段は「広角端(広角と表示)」、中段は「中間焦点距離(中間と表示)」、下段は「望遠端(望遠と表示)」の収差を示している。
各段の収差図において、左側の図は「球面収差」、中央の図は「非点収差」、右側の図は「歪曲収差」である。
「球面収差」の図におけるR、G、Bはそれぞれ、波長:R=625nm、G=550nm、B=460nmを表す。
「非点収差」の図における「T」はタンジェンシアル、「S」はサジタルの各光線に対するものであることを示す。
なお、非点収差および歪曲収差については、波長:550nmについて示す。
収差図におけるこれ等の表示は、以下の実施例2ないし8に関する収差図においても同様である。
「実施例2」
実施例2の投射用ズームレンズは、図3に示したものである。
図3に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は1枚のレンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は2枚のレンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は2枚のレンズL51とL52で構成されている。
第6レンズ群G6は2枚のレンズL61とL62で構成されている。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に緩やかなカーブを描くように移動し、第3レンズ群G3ないし第6レンズ群G6は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸の正レンズL11、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されている偏肉比が小さいメニスカスレンズL12、拡大側に凸の負レンズL13で構成されている。
第2レンズ群G2は負群で、両凸レンズL21、両凹レンズL22、縮小側に凸の正レンズL23、拡大側に凹の負レンズL24で構成されている。
レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、1枚の正レンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は負群で、縮小側に凹の負レンズL51、両凸レンズL52で構成されている。レンズL51とレンズL52は接合されている。
第6レンズ群G6は正群で、拡大側に凹の負レンズL61、両凸レンズL62で構成されている。
実施例2の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=15.4〜31.4mm、Fno=2.55〜4.12、ωw=37.4°
実施例2のデータを表5に示す。
Figure 2015001611
「非球面のデータ」
非球面のデータを表6に示す。
Figure 2015001611
投射距離を2000mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表7に示す。
Figure 2015001611
各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(3)のパラメータの値を、表8(A)に示す。
Figure 2015001611
条件(A)と(B)のパラメータの値を、表8(B)に示す。
Figure 2015001611
図4に、実施例2の収差図を図2に倣って示す。
「実施例3」
実施例3の投射用ズームレンズは、図5に示したものである。
図5に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11とL12で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は1枚のレンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は2枚のレンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は2枚のレンズL51とL52で構成されている。
第6レンズ群G6は2枚のレンズL61とL62で構成されている。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に緩やかなカーブを描くように移動し、第3レンズ群G3ないし第6レンズ群G6は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸の負レンズL11、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されている偏肉比が小さいメニスカスレンズL12で構成されている。
第2レンズ群G2は負群で、両凸レンズL21、両凹レンズL22、縮小側に凸の正レンズL23、拡大側に凹の負レンズL24で構成されている。
レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、1枚の正レンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は負群で、縮小側に凹の負メニスカスレンズL51、両凸レンズL52で構成されている。レンズL51とレンズL52は接合されている。
第6レンズ群G6は正群で、拡大側に凹の負レンズL61と両凸レンズL62で構成されている。
実施例3の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=16.2〜31.4mm、Fno=2.55〜4.12、ωw=36.0°
実施例3のデータを表9に示す。
Figure 2015001611
「非球面のデータ」
非球面のデータを表10に示す。
Figure 2015001611
投射距離を1400mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表11に示す。
Figure 2015001611
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(3)のパラメータの値を、表12(A)に示す。
Figure 2015001611
条件(A)ないし(B)のパラメータの値を、表12(B)に示す。
Figure 2015001611
図6に、実施例3の収差図を図2に倣って示す。
「実施例4」
実施例4の投射用ズームレンズは、図7に示したものである。
図7に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は1枚のレンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は2枚のレンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は4枚のレンズL51ないしL54で構成されている。
第6レンズ群G6は1枚のレンズL61で構成されている。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に緩やかなカーブを描くように移動し、第3レンズ群3Gないし第6レンズ群G6は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸の負レンズL11、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されている偏肉比が小さいメニスカスレンズL12、拡大側に凸面を向けた負レンズL13で構成されている。
第2レンズ群G2は負群で、両凸レンズL21、両凹レンズL22、縮小側に凸の正レンズL23、拡大側に凹の負レンズL24で構成されている。
レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、1枚の正レンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は正群で、両凹レンズL51、両凸レンズL52、拡大側に凹の負レンズL53、両凸レンズL54で構成されている。
レンズL51とレンズL52は接合されている。
第6レンズ群G6は負群で、拡大側に凹の負レンズL61で構成されている。
実施例4の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=12.3〜13.8mm、Fno=2.56〜4.18、ωw=43.7°
実施例4のデータを表13に示す。
Figure 2015001611
「非球面のデータ」
非球面のデータを表14に示す。
Figure 2015001611
投射距離を1500mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表15に示す。
Figure 2015001611
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(3)のパラメータの値を、表16(A)に示す。
Figure 2015001611
条件(A)と(B)のパラメータの値を、表16(B)に示す。
Figure 2015001611
図8に、実施例4の収差図を図2に倣って示す。
「実施例5」
実施例5の投射用ズームレンズは、図9に示したものである。
図9に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は1枚のレンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は2枚のレンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は4枚のレンズL51とL54で構成されている。
第6レンズ群G6は1枚のレンズL61で構成されている。
前述の如く、ライトバルブとしてはDMDが想定され、DMDはカバーガラスCGを有する。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に緩やかなカーブを描くように移動し、第3レンズ群G3ないし第6レンズ群G6は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸の負レンズL11、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されている偏肉比が小さいメニスカスレンズL12、拡大側に凸の負レンズL13で構成されている。
第2レンズ群G2は負群で、両凸レンズL21、両凹レンズL22、縮小側に凸の正レンズL23、拡大側に凹の負レンズL24で構成されている。
レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、1枚の正レンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は正群で、拡大側に凸の負レンズL51、両凸レンズL52、拡大側に凹の負レンズL53、両凸レンズL54で構成されている。
レンズL51とレンズL52は接合されている。
第6レンズ群G6は負群で、拡大側に凹の負レンズL61で構成されている。
実施例5の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=15.8〜31.8mm、Fno=2.55〜4.17、ωw=36.7°
実施例5のデータを表17に示す。
Figure 2015001611
「非球面のデータ」
非球面のデータを表18に示す。
Figure 2015001611
投射距離を2000mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表19に示す。
Figure 2015001611
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(3)のパラメータの値を、表20(A)に示す。
Figure 2015001611
条件(A)と(B)のパラメータの値を、表20(B)に示す。
Figure 2015001611
図10に、実施例5の収差図を図2に倣って示す。
「実施例6」
実施例6の投射用ズームレンズは、図11に示したものである。
図11に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は1枚のレンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は2枚のレンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は4枚のレンズL51ないしL54で構成されている。
第6レンズ群G6は1枚のレンズL61で構成されている。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に緩やかなカーブを描くように移動し、第3レンズ群G3ないし第6レンズ群G6は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸の負レンズL11、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されている偏肉比が小さいメニスカスレンズL12、拡大側に凸の負レンズL13で構成されている。
第2レンズ群G2は負群で、両凸レンズL21、両凹レンズL22、縮小側に凸の正レンズL23、拡大側に凹の負レンズL24で構成されている。
レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、1枚の正レンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41、L42で構成されている。
第5レンズ群G5は負群で、両凹レンズL51、両凸レンズL52、拡大側に凹の負レンズL53、両凸レンズL54で構成されている。
レンズL51とレンズL52は接合されている。
第6レンズ群G6は負群で、拡大側に凹の負レンズL61で構成されている。
実施例6の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=14.7〜22.1mm、Fno=2.55〜3.34、ωw=38.5°
実施例6のデータを表21に示す。
Figure 2015001611
「非球面のデータ」
非球面のデータを表22に示す。
Figure 2015001611
投射距離を1550mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表23に示す。
Figure 2015001611
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(3)のパラメータの値を、表24(A)に示す。
Figure 2015001611
条件(A)ないし(B)のパラメータの値を、表24(B)に示す。
Figure 2015001611
図12に、実施例6の収差図を図2に倣って示す。
「実施例7」
実施例7の投射用ズームレンズは、図13に示したものである。
図13に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は1枚のレンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は2枚のレンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は4枚のレンズL51ないしL54で構成されている。
第6レンズ群G6は1枚のレンズL61で構成されている。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に緩やかなカーブを描くように移動し、第3レンズ群G3ないし第6レンズ群G6は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸の負レンズL11、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されている偏肉比が小さいメニスカスレンズL12、拡大側に凸の負レンズL13で構成されている。
第2レンズ群G2は負群で、両凸レンズL21、両凹レンズL22、縮小側に凸の正レンズL23、拡大側に凹の負レンズL24で構成されている。
レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、1枚の正レンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41、L42で構成されている。
第5レンズ群G5は負群で、縮小側に凹の負レンズL51、両凸レンズL52、拡大側に凹の負レンズL53、両凸レンズL54で構成されている。
レンズL51とレンズL52は接合されている。
第6レンズ群G6は負群で、拡大側に凹の負レンズL61で構成されている。
実施例7の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=13.8〜26.8mm、Fno=2.55〜4.18、ωw=40.4°
実施例7のデータを表25に示す。
Figure 2015001611
「非球面のデータ」
非球面のデータを表26に示す。
Figure 2015001611
投射距離を1700mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表27に示す。
Figure 2015001611
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(3)のパラメータの値を、表28(A)に示す。
Figure 2015001611
条件(A)と(B)のパラメータの値を、表28(B)に示す。
Figure 2015001611
図14に、実施例7の収差図を図2に倣って示す。
「実施例8」
実施例8の投射用ズームレンズは、図15に示したものである。
図15に示すように、第1レンズ群G1はレンズL11ないしL13で構成され、第2レンズ群G2はレンズL21ないしL24で構成されている。
第3レンズ群G3は1枚のレンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は2枚のレンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は2枚のレンズL51とL52で構成されている。
第6レンズ群G6は2枚のレンズL61とL62で構成されている。
広角端から望遠端に変倍する際、第2レンズ群G2は縮小側に緩やかなカーブを描くように移動し、第3レンズ群G3ないし第6レンズ群G6は拡大側に移動する。
第1レンズ群G1は負群で、拡大側に凸の負レンズL11、縮小側に凹でレンズ周辺部分が縮小側に変曲されている偏肉比が小さいメニスカスレンズL12、拡大側に凸の負レンズL13で構成されている。
第2レンズ群G2は負群で、両凸レンズL21、両凹レンズL22、縮小側に凸の正レンズL23、拡大側に凹の負レンズL24で構成されている。
レンズL23とレンズL24は接合されている。
第3レンズ群G3は正群で、1枚の正レンズL31で構成されている。
第4レンズ群G4は正群で、2枚の正レンズL41とL42で構成されている。
第5レンズ群G5は負群で、縮小側に凹の負レンズL51、両凸レンズL52で構成されている。レンズL51とレンズL52は接合されている。
第6レンズ群G6は正群で、拡大側に凹の負レンズL61、両凸レンズL62で構成されている。
実施例8の、全系の焦点距離:Fの範囲、Fナンバ、広角端における半画角:ωwは、以下のとおりである。
F=13.8〜26.8mm、Fno=2.55〜3.78、ωw=40.4°
実施例8のデータを表29に示す。
Figure 2015001611
「非球面のデータ」
非球面のデータを表30に示す。
Figure 2015001611
投射距離を1700mmとしたときの、上記レンズ群間隔を、広角端・中間・望遠端について、表31に示す。
Figure 2015001611
「各条件のパラメータの値」
条件(1)ないし(3)のパラメータの値を、表32(A)に示す。
Figure 2015001611
条件(A)と(B)のパラメータの値を、表32(B)に示す。
Figure 2015001611
図16に、実施例8の収差図を図2に倣って示す。
収差図に示すように、各実施例の投射用ズームレンズとも、諸収差は高レベルで補正され、球面収差、非点収差、像面湾曲、倍率色収差、歪曲収差も十分に補正されている。
実施例1ないし8に示されたように、第1レンズ群G1は、2または3枚のレンズで構成されている。
第1レンズ群は、レンズ径の大きいレンズが用いられるが、実施例のように、第1レンズ群の構成を2枚または3枚とすることで、第1レンズ群を軽量化できる。
この軽量化により、自重によるレンズの偏心を抑えることができる。
また、実施例1ないし8の投射用ズームレンズは何れも、広角端から望遠端への変倍の際、第1レンズ群G1は固定である。
そして、第2レンズ群G2は縮小側に移動し、第3レンズ群G3から第6レンズ群G6は拡大側に移動する。
実施例1ないし8の投射用ズームレンズでは、何れも、広角端の半画角は34度よりも大きい。
また、第1レンズ群における非球面レンズは何れも合成樹脂で形成されている。
実施例1ないし8の投射用ズームレンズについて若干補足する。
各実施例の投射用ズームレンズにおいて、第1レンズ群G1はフォーカス群、第2レンズ群G2がコンペンセータ(収差補正群)である。
また、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4が変倍群となっている。
実施例1ないし8の投射用ズームレンズは何れも、広角端の半画角が34度より大きい「広画角」で、望遠端への変倍の際に、第2レンズ群G2を縮小側に移動させている。
このようにすることにより、変倍の際の諸収差の変動を小さくできている。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
G6 第6レンズ群
特開2011−107200号公報 特許4972763号公報

Claims (10)

  1. 画像表示素子の表示面に表示された投射用画像を被投射面に投射して拡大表示させる画像表示装置に用いられる投射用ズームレンズであって、
    拡大側から縮小側へ向かって第1ないし第6レンズ群を配した6レンズ群構成であり、
    第1レンズ群は、負の屈折力を有し、
    第2レンズ群は、負の屈折力を有し、
    第3レンズ群は、正の屈折力を有し、
    第4レンズ群は、正の屈折力を有し、
    第1レンズ群が、2枚または3枚のレンズを有することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  2. 請求項1記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第1レンズ群の焦点距離:F1、広角端における全系の焦点距離:fwが、条件:
    (2) 0.3 < |fw/F1| < 0.8
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  3. 請求項1または2に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第1レンズ群を構成するレンズの1枚以上が非球面レンズであることを特徴とする投射用ズームレンズ。
  4. 請求項3記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第1レンズ群内のレンズの1枚が非球面レンズであり、
    第4レンズ群が正の屈折力を有し、
    第1レンズ群内の非球面レンズは、拡大側レンズ面が非球面で、該非球面は、光軸近傍が拡大側に凹で、前記光軸から周辺に向かいレンズ面有効半径の30%ないし50%の範囲に極値を有する形状であることを特徴とする投射用ズームレンズ。
  5. 請求項3または4に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第1レンズ群内のレンズの1枚が非球面レンズであり、
    第1レンズ群に配する前記非球面レンズの焦点距離:fpが、条件:
    (3) 1.0E−03 < 1/|fp| < 2.0E−02
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  6. 請求項3ないし5の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第1レンズ群に配される非球面レンズにおける、最も拡大側の面の曲率半径:Rpf、第1レンズ群に配される非球面レンズにおける、最も縮小側の面の曲率半径:Rprが、条件:
    (A) 1.5 < |Rpf/Rpr| < 4.0
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  7. 請求項3ないし6の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第1レンズ群内のレンズの1枚が非球面レンズであり、
    第1レンズ群内の前記非球面レンズの焦点距離:fp、第1レンズ群の焦点距離:F1が、条件:
    (B) 5.3 < fp/F1 < 10.0
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  8. 請求項1ないし7の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    第1レンズ群内の少なくとも1枚のレンズが合成樹脂により形成されていることを特徴とする投射用ズームレンズ。
  9. 請求項1ないし8の任意の1に記載の投射用ズームレンズにおいて、
    広角端における半画角:ωwが、条件:
    (1) 34度 ≦ ωw < 45度
    を満足することを特徴とする投射用ズームレンズ。
  10. 画像表示素子の表示面に表示された投射用画像を、投射用光学系により被投射面に投射して拡大表示させる画像表示装置であって、
    光源と、
    投射されるべき投射用画像を表示面に表示する画像表示素子と、
    前記光源から射出した光で、上記画像表示素子の投射用画像を照明する照明光学系と、
    該照明光学系により照明され、前記画像表示素子に表示された投射用画像により変調された投射光束を入射され、被投射面に前記投射用画像の拡大画像を投射する投射用光学系と、を備え、
    前記投射用光学系として、請求項1ないし9の任意の1に記載の投射用ズームレンズを用いることを特徴とする画像表示装置。
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