JP2015001542A - 弾性ローラ、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
弾性ローラ、現像装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015001542A JP2015001542A JP2013124403A JP2013124403A JP2015001542A JP 2015001542 A JP2015001542 A JP 2015001542A JP 2013124403 A JP2013124403 A JP 2013124403A JP 2013124403 A JP2013124403 A JP 2013124403A JP 2015001542 A JP2015001542 A JP 2015001542A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coat layer
- elastic
- elastic roller
- layer
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】軸体と前記軸体の外周面に形成された弾性層と前記弾性層の外周面に形成されたコート層とを備え、前記コート層は前記弾性層の軸線方向の両端部に形成された端部コート層と前記端部コート層の間に配置された中央コート層とを有し、前記端部コート層は、ポリオールとシランカップリング剤とを反応させてなる樹脂とフッ素樹脂粒子とを含有し、導電性付与剤及びイオン液体を実質的に無含有であり、前記中央コート層は、ウレタン樹脂と導電性付与剤と充填剤粒子とを含有し、イオン液体を実質的に無含有である弾性ローラ、これを備えて成る現像装置、及び、この現像装置を備えて成る画像形成装置。
【選択図】 図1
Description
また、弾性ローラにおける軸線方向の両端部は外径跳ね上がりによる負荷がかかり易くて長期間にわたる弾性ローラの使用により弾性ローラの端部が剥離するという問題点がある。
請求項1は、軸体と前記軸体の外周面に形成された弾性層と前記弾性層の外周面に形成されたコート層とを備えて成る弾性ローラであって、
前記コート層は、前記弾性層の軸線方向の両端部に形成された端部コート層と前記端部コート層の間に配置された中央コート層とを有し、
前記端部コート層は、ポリオールとシランカップリング剤とを反応させてなる樹脂とフッ素樹脂粒子とを含有し、導電性付与剤及びイオン液体を実質的に無含有であり、
前記中央コート層は、ウレタン樹脂と導電性付与剤と充填剤粒子とを含有し、イオン液体を実質的に無含有であることを特徴とする弾性ローラであり、
請求項2は、請求項1に記載の弾性ローラを備えて成ることを特徴とする現像装置であり、
請求項3は、請求項2に記載の現像装置を備えて成ることを特徴とする画像形成装置である。
無電解ニッケルメッキ処理が施された軸体(SUM22製、直径10mm、長さ275mm)をエタノールで洗浄し、その表面にシリコーン系プライマー(商品名「プライマーNo.16」、信越化学工業株式会社製)を塗布した。プライマー処理した軸体を、ギヤオーブンを用いて、150℃の温度にて10分焼成処理した後、常温にて30分以上冷却し、軸体の表面にプライマー層を形成した。
・ポリエステル系ポリオールとグリシドキシプロピルトリメトキシシランとを反応させてなる樹脂35質量部(反応時における混合比は、ポリエステル系ポリオール30質量部とグリシドキシプロピルトリメトキシシラン5質量部)
・フッ素樹脂(PTFE)粒子(粒径1μm)12質量部(前記樹脂100質量部に対して34.3質量部)
・純水40質量部
・導電性付与剤0質量部
・イオン液体0質量部
・ポリイソシアネート(ヘキサメチレンジイソシアネート)14質量部
・縮合系ポリエステルポリオール(1,6−ヘキサンジオールとアジピン酸との混合モル比[COOH/OH]=12/13)28質量部(前記イソシアネートとポリエステルポリオールとのモル比[NCO/OH]=1.1/1)
・導電性付与剤としてカーボンブラック(商品名「トーカブラック#4500」、東海カーボン株式会社製)3質量部(粒径40nm、ウレタン調整成分100質量部に対して7.1質量部)
・ジブチル錫ジラウレート(商品名「ジ−n−ブチルすずジラウレート」、昭和化学株式会社製)0.03質量部
・充填剤粒子としてシリカ(商品名「ACEMATT OK−607」、デグサ社製、平均粒子径1.5μm)4質量部(ウレタン調整成分100質量部に対して9.5質量部)
・イオン液体0質量部
前記フッ素樹脂(PTFE)粒子を、8質量部(前記樹脂100質量部に対して22.9質量部)に変更したこと以外は実施例1と基本的に同様にして実施例2の弾性ローラを製造した。
(実施例3)
前記フッ素樹脂(PTFE)粒子を、4質量部(前記樹脂100質量部に対して11.4質量部)に変更したこと以外は実施例1と基本的に同様にして実施例3の弾性ローラを製造した。
前記フッ素樹脂(PTFE)粒子を用いないこと以外は実施例1と基本的に同様にして比較例1の弾性ローラを製造した。
前記第1樹脂組成物において、導電性付与剤としてカーボンブラック3質量部(粒径0.7μm、前記樹脂100質量部に対して8.6質量部)を用いたこと以外は実施例1と基本的に同様にして比較例2の弾性ローラを製造した。
前記第1樹脂組成物において、イオン液体を1質量部(前記樹脂100質量部に対して2.9質量部)添加したこと以外は実施例1と基本的に同様にして比較例3の弾性ローラを製造した。
下記構造を有する簡易回転装置を作製した。具体的には、像担持体としてSUM22製で外径55mm、表面状態がRz30μmである大径ローラと、この大径ローラに1Nの圧力で軸線方向に一様に被験ローラを圧接させるローラ装着部と、大径ローラを回転させる駆動装置とを備えている。このローラ装着部に実施例及び比較例で製造した各弾性ローラを装着して、温度23℃、相対湿度50RH%の環境下、回転速度1000回転/分で大径ローラを5000回回転させた。大径ローラの回転数が1000回を超えた後に100回回転毎に回転を停止して装着された弾性ローラの端部コート層の状態を観察した。
その結果、実施例1〜3の弾性ローラはいずれも設定印刷枚数に対応する回転数3000〜6000回転で端部コート層が剥離することが確認された。一方、比較例1の弾性ローラは12000回転、比較例2、3の弾性ローラは10000回転で端部コート層が剥離することが確認された。弾性ローラが画像形成装置に装着されている場合において、端部コート層がこのように剥離すると、設定印刷枚数の印刷が完了する時を目安にして弾性ローラの交換時期を知ることができる。
2 軸体
3 弾性層
4 コート層
4A 端部コート層
4B 中央コート層
4C 中央側端部
10 画像形成装置
11B、11C、11M、11Y 像担持体
12B、12C、12M、12Y 帯電手段
13B、13C、13M、13Y 露光手段
14B、14C、14M、14Y 転写手段
15B、15C、15M、15Y クリーニング手段
16 記録体
20B、20C、20M、20Y 現像装置
21B、21C、21M、21Y、34 筐体
22B、22C、22M、22Y 現像剤
23B、23C、23M、23Y 現像剤担持体
24、24B、24C、24M、24Y 現像剤規制部材
25 現像剤シール部材
30 定着手段
31 定着ローラ
32 加圧ローラ
33 無端ベルト支持ローラ
35 開口部
36 無端ベルト
41 カセット
42 支持ローラ
B、C、M、Y 現像ユニット
Claims (3)
- 軸体と前記軸体の外周面に形成された弾性層と前記弾性層の外周面に形成されたコート層とを備えて成る弾性ローラであって、
前記コート層は、前記弾性層の軸線方向の両端部に形成された端部コート層と前記端部コート層の間に配置された中央コート層とを有し、
前記端部コート層は、ポリオールとシランカップリング剤とを反応させてなる樹脂とフッ素樹脂粒子とを含有し、導電性付与剤及びイオン液体を実質的に無含有であり、
前記中央コート層は、ウレタン樹脂と導電性付与剤と充填剤粒子とを含有し、イオン液体を実質的に無含有であることを特徴とする弾性ローラ。 - 請求項1に記載の弾性ローラを備えて成ることを特徴とする現像装置。
- 請求項2に記載の現像装置を備えて成ることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013124403A JP5995241B2 (ja) | 2013-06-13 | 2013-06-13 | 弾性ローラ、現像装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013124403A JP5995241B2 (ja) | 2013-06-13 | 2013-06-13 | 弾性ローラ、現像装置及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015001542A true JP2015001542A (ja) | 2015-01-05 |
JP5995241B2 JP5995241B2 (ja) | 2016-09-21 |
Family
ID=52296117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013124403A Active JP5995241B2 (ja) | 2013-06-13 | 2013-06-13 | 弾性ローラ、現像装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5995241B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018059993A (ja) * | 2016-10-03 | 2018-04-12 | 信越ポリマー株式会社 | 現像ローラ及び画像形成装置 |
JP2020046467A (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-26 | 信越ポリマー株式会社 | 現像ローラ及びその製造方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0450980A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 現像器のシール装置 |
JPH0627805A (ja) * | 1992-07-07 | 1994-02-04 | Ricoh Co Ltd | 現像装置及びその現像ローラの着磁方法 |
JP2012141508A (ja) * | 2011-01-05 | 2012-07-26 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 導電性ローラ、現像装置及び画像形成装置 |
WO2012098590A1 (ja) * | 2011-01-19 | 2012-07-26 | 信越ポリマー株式会社 | 現像ローラ、現像装置及び画像形成装置 |
JP2013088681A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 現像装置用ローラの検査方法及び製造方法 |
-
2013
- 2013-06-13 JP JP2013124403A patent/JP5995241B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0450980A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 現像器のシール装置 |
JPH0627805A (ja) * | 1992-07-07 | 1994-02-04 | Ricoh Co Ltd | 現像装置及びその現像ローラの着磁方法 |
JP2012141508A (ja) * | 2011-01-05 | 2012-07-26 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 導電性ローラ、現像装置及び画像形成装置 |
WO2012098590A1 (ja) * | 2011-01-19 | 2012-07-26 | 信越ポリマー株式会社 | 現像ローラ、現像装置及び画像形成装置 |
JP2013088681A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Shin Etsu Polymer Co Ltd | 現像装置用ローラの検査方法及び製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018059993A (ja) * | 2016-10-03 | 2018-04-12 | 信越ポリマー株式会社 | 現像ローラ及び画像形成装置 |
JP2020046467A (ja) * | 2018-09-14 | 2020-03-26 | 信越ポリマー株式会社 | 現像ローラ及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5995241B2 (ja) | 2016-09-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5931846B2 (ja) | 導電性ローラ、現像装置及び画像形成装置 | |
US9014600B2 (en) | Developing roller, developing apparatus, and image-forming device | |
US9031478B2 (en) | Developing roller including a roughened outermost surface, and developing device and image forming apparatus including the same | |
JP6616697B2 (ja) | 現像ローラ、現像装置及び画像形成装置 | |
JP5435711B2 (ja) | 現像ローラ及び画像形成装置 | |
JP5159156B2 (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5995241B2 (ja) | 弾性ローラ、現像装置及び画像形成装置 | |
JP2020060749A (ja) | 現像ローラ、現像装置及び画像形成装置 | |
JP6357072B2 (ja) | 導電性ローラ、現像装置及び画像形成装置 | |
JP2008276020A (ja) | 帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
JP5989581B2 (ja) | 弾性ローラ、現像装置及び画像形成装置 | |
JP4803771B1 (ja) | 現像ローラ、現像装置及び画像形成装置 | |
JP5653195B2 (ja) | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 | |
JP4250568B2 (ja) | 現像ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
JP2020060751A (ja) | 現像ローラ、現像装置及び画像形成装置 | |
JP5729866B2 (ja) | 導電性ローラ、現像装置及び画像形成装置 | |
JP6095424B2 (ja) | 導電性ローラ、現像装置及び画像形成装置 | |
JP7314045B2 (ja) | 現像ローラ及び画像形成装置 | |
JP2005316081A (ja) | 電子写真装置用導電ローラ、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 | |
JP2019095656A (ja) | 現像ローラ、該現像ローラの製造方法、現像装置及び画像形成装置 | |
JP7557432B2 (ja) | 現像ローラ及び画像形成装置 | |
JP6926375B2 (ja) | 現像ローラ、現像装置及び画像形成装置 | |
JP5768401B2 (ja) | 導電性部材、帯電装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 | |
JP5577207B2 (ja) | 導電性ローラ、その製造方法、現像装置及び画像形成装置 | |
JP2021189235A (ja) | 現像ローラ及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150910 |
|
RD13 | Notification of appointment of power of sub attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433 Effective date: 20160615 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160727 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160817 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5995241 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |