JP2015000443A - ハンドリングシステム、載置側ガイド機構およびハンド側ガイド機構 - Google Patents

ハンドリングシステム、載置側ガイド機構およびハンド側ガイド機構 Download PDF

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Abstract

【課題】柔軟物を受け渡す際に、安定した受け渡しを可能とする。
【解決手段】載置側ガイド機構1は、載置フレーム11上に載置された柔軟物の外周位置を抑制する載置側外周ガイド12と、柔軟物の内周位置を抑制する載置側内周ガイド13と、載置側内周ガイド13に設けられた複数の切り欠き14と、載置フレーム11に設けられた孔15とを備え、ハンド側ガイド機構3は、載置側外周ガイド12に対向面が密着可能であり、ピックアップした柔軟物の外周位置を抑制するハンド側外周ガイド31と、柔軟物の内周位置を抑制するハンド側内周ガイド32と、切り欠き14および孔15に挿通可能であり、ハンド側内周ガイド32の内側から突没可能な複数のピックアップ爪34と、ハンド側外周ガイド31およびハンド側内周ガイド32を軸心方向に移動可能とするガイド上下機構35と、ピックアップ爪36を突没させる爪回転機構36とを備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、載置エリアに設けられ、巻線された柔軟物が載置される載置側ガイド機構と、ロボットハンドに取り付けられ、載置側ガイド機構に載置された柔軟物をピックアップするハンド側ガイド機構とを備えたハンドリングシステム、載置側ガイド機構およびハンド側ガイド機構に関するものである。
従来のケーブル搬送技術では、未結束の状態でケーブルをその断面と垂直方向に繰出す方式が多い(例えば特許文献1,2参照)。特許文献1に示される方式では、ドラムの回転でケーブルの巻取り繰出しを行っている。そして、ケーブルに一定間隔に装着された印を検知することでケーブルの繰出し長さを算出している。また、特許文献2に示される方式では、ケーブル保持具によりケーブルの横振れを防止し、走行レールに対する回動を規制して搬送を行っている。
また、特許文献3に示されるように、ドラムなどに巻付けて搬送を行う方式もある。
特開2007−284174号公報 特開2001−136620号公報 特開2009−209625号公報
上記のような従来技術では、ケーブルの柔軟性を抑制しながらケーブル単体を対象として搬送することに特徴がある。しかしながら、例えば図29に示すような機能部品41(例えば電子部品などがアセンブリされたもの)にケーブル42の端が取り付けられた形態の部品(以降、ケーブル付き部品4と称す)を、ロボットハンドにより受け渡しする自動生産設備には適用することができない。なお図29の符号43は、結束部である。
すなわち、自動生産設備においてケーブル付き部品4を取り扱うためには、搬送することと、機能部品41に対して生産プロセスを付加することが求められる。しかしながら、上記従来技術は、ケーブル42の搬送に特化しており、前述の両要件を満たすことができない。逆に、従来のケーブル42無しの部品搬送技術では、ケーブル42の柔軟性に対応できていない。
このケーブル付き部品4の受け渡しの課題は、ケーブル42の巻き部44が、柔軟性によって位置姿勢や形状が安定しないため、受け渡しができない点である。また、機能部品41の位置姿勢が、ケーブル42部分の柔軟性により安定しないため、受け渡しができない点である。また、ケーブル42のフリー部45の位置姿勢が、ケーブル42部分の柔軟性により安定しないため、受け渡しができない点である。
すなわち、ケーブル42の巻き部44、フリー部45および機能部品41それぞれの位置姿勢が安定しないことが課題である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、柔軟物を受け渡す際に、安定した受け渡しを可能とするハンドリングシステム、載置側ガイド機構およびハンド側ガイド機構を提供することを目的としている。
この発明に係るハンドリングシステムは、載置エリアに設けられ、巻線された柔軟物が載置される載置側ガイド機構と、ロボットハンドに取り付けられ、載置側ガイド機構に載置された柔軟物をピックアップするハンド側ガイド機構とを備え、載置側ガイド機構は、柔軟物が載置される載置フレームと、載置フレーム上に載置された柔軟物の外周位置を抑制する載置側外周ガイドと、載置フレーム上に載置された柔軟物の内周位置を抑制する載置側内周ガイドと、載置側内周ガイドの開放端から載置フレームとの設置端に沿って形成された複数の切り欠きと、載置フレームに設けられ、載置側内周ガイドの内側、および切り欠き部分から載置側外周ガイドに向かい連通した孔とを備え、ハンド側ガイド機構は、載置側外周ガイドに対向面が密着可能であり、ピックアップする柔軟物の外周位置を抑制するハンド側外周ガイドと、載置側内周ガイドに対向面が密着可能であり、ピックアップする柔軟物の内周位置を抑制するハンド側内周ガイドと、切り欠きおよび孔に挿通可能な形状・配置であり、ハンド側内周ガイドの内側からハンド側外周ガイドに向かい突没可能な複数のピックアップ爪と、ハンド側外周ガイドおよびハンド側内周ガイドを軸心方向に移動可能とする移動機構と、ピックアップ爪を突没させる突没機構とを備えたものである。
また、この発明に係るハンドリングシステムは、載置エリアに設けられ、巻線された柔軟物が載置される載置側ガイド機構と、ロボットハンドに取り付けられ、載置側ガイド機構に載置された柔軟物をピックアップするハンド側ガイド機構とを備え、載置側ガイド機構は、柔軟物が載置される載置フレームと、載置フレーム上に載置された柔軟物の外周位置を抑制する載置側外周ガイドと、載置フレーム上に載置された柔軟物の内周位置を抑制する載置側内周ガイドと、載置側内周ガイドの開放端から載置フレームとの設置端に沿って形成された複数の切り欠きと、載置フレームに設けられ、載置側内周ガイドの内側、および切り欠き部分から載置側外周ガイドに向かい連通した孔と、載置側外周ガイドおよび載置側内周ガイドを軸心方向に移動可能とする移動機構とを備え、ハンド側ガイド機構は、載置側外周ガイドに対向面が密着可能であり、ピックアップする柔軟物の外周位置を抑制するハンド側外周ガイドと、載置側内周ガイドに対向面が密着可能であり、ピックアップする柔軟物の内周位置を抑制するハンド側内周ガイドと、切り欠きおよび孔に挿通可能な形状・配置であり、ハンド側内周ガイドの内側からハンド側外周ガイドに向かい突没可能な複数のピックアップ爪と、ピックアップ爪を突没させる突没機構とを備えたものである。
この発明によれば、上記のように構成したので、柔軟物を受け渡す際に、安定した受け渡しが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るハンドリングシステムの構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る載置側ガイド機構の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るハンド側ガイド機構の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るハンド側ガイド機構の構成を示す側面図である。 この発明の実施の形態1におけるハンド側外周ガイドおよびハンド側内周ガイドの動作を示す斜視図であり、(a)下方に移動した状態を示す図であり、(b)上方に移動した状態を示す図である。 この発明の実施の形態1におけるピックアップ爪の動作を示す斜視図であり、(a)展開状態を示す図であり、(b)収納状態を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態1に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る載置側ガイド機構の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る載置側ガイド機構のガイド上下機構の構成を示す図であり、(a)一部断面斜視図であり、(b)側面図である。 この発明の実施の形態2に係るハンド側ガイド機構の構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るハンドリングシステムの動作を示す図である。 ケーブル付き部品の構成を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係るハンドリングシステムの構成を示す斜視図である。
ハンドリングシステムは、載置エリア(ピックアップエリア、プレイスエリア)に設けられ、巻線された柔軟物が載置される載置側ガイド機構1と、ロボットハンド2に取り付けられ、ピックアップエリアの載置側ガイド機構1に載置された柔軟物をピックアップしてプレイスエリアの載置側ガイド機構1に載置するハンド側ガイド機構3とから構成されている。以下では、柔軟物として、自動生産設備のような自動機器において受け渡しが行われるケーブル付き部品4のケーブル42を用いる。
次に、載置側ガイド機構1の構成について、図2を参照しながら説明する。
載置側ガイド機構1には、図2に示すように、上面111にケーブル付き部品4が載置される載置フレーム11が設けられている。載置フレーム11は、上面111と底面112との間に、少なくとも後述するピックアップ爪34の爪部341の厚み以上の間隙が設けられている。
また、載置フレーム11の上面111には、この上面111に載置されたケーブル付き部品4のケーブル42の外周位置を抑制する載置側外周ガイド12と、当該ケーブル42の内周位置を抑制する載置側内周ガイド13とが設けられている。なお図2では、載置側外周ガイド12および載置側内周ガイド13を円筒形状に構成した場合を示しているが、これに限るものではない。
また、載置側内周ガイド13には、開放端から載置フレーム11との設置端に沿って複数の切り欠き14が設けられている。この切り欠き14の幅は、少なくともピックアップ爪34の爪部341の幅以上に設計されている。なお図2では、3つの切り欠き14が設けられている。
また、載置フレーム11には、載置側内周ガイド13の内側、および切り欠き14部分から載置側外周ガイド12に向かい連通した孔15が設けられている。なお、この孔15のうち、載置側内周ガイド13の内側部分は、ピックアップ爪34の爪部341が収納状態(図6(b)参照)で挿通可能な寸法に設計され、切り欠き14部分から載置側外周ガイド12に向かう部分は、ピックアップ爪34の爪部341が展開状態(図6(a)参照)で挿通可能なように設計されている。
また、載置側外周ガイド12には、ケーブル付き部品4のケーブル42を挿通可能な溝16が設けられている。
また、載置フレーム11の上面111には、載置側外周ガイド12の溝16を介して突出したケーブル付き部品4の機能部品41を載置する部品載置部17が設けられている。なお、機能部品41を載置した後に動かないように真空吸着などを行ってもよいが、図では省略している。
なお、プレイスエリア側の載置側ガイド機構1については、ピックアップエリア側の載置側ガイド機構1と同様に構成されているため、その説明を省略する。
次に、ハンド側ガイド機構3の構成について、図3を参照しながら説明する。
ハンド側ガイド機構3には、図3に示すように、載置側外周ガイド12に下端面(対向面)が密着可能であり、ピックアップするケーブル付き部品4のケーブル42の外周位置を抑制するハンド側外周ガイド31と、載置側内周ガイド13に下端面(対向面)が密着可能であり、当該ケーブル42の内周位置を抑制するハンド側内周ガイド32とが設けられている。このハンド側外周ガイド31とハンド側内周ガイド32は同一面33下に設けられている。なお図3では、ハンド側外周ガイド31およびハンド側内周ガイド32を円筒形状に構成した場合を示しているが、これに限るものではない。
また、ハンド側ガイド機構3には、載置側ガイド機構1の切り欠き14および孔15に挿通可能な形状・配置であり、ハンド側内周ガイド32の内側からハンド側外周ガイド31に向かい突没可能な複数のピックアップ爪34が設けられている。このピックアップ爪34には、ハンド側内周ガイド32から突没する爪部341と、爪部341の根元側に設けられ、自身が回転することで当該爪部341をハンド側内周ガイド32から突没させる回転軸342とが設けられている。なお図3では、3つのピックアップ爪34が設けられている。なお、爪部341を突没する手段としては、回転に限定するものではなく、伸縮など他の方法を用いてもよい。
ここで、図3,4に示すように、ハンド側外周ガイド31の最外周位置における隣接するピックアップ爪34の爪部341間の距離をLとし、この距離Lに等しい長さのケーブル42の重力による「しなる長さ」をXとし、ハンド側外周ガイド31の下端から爪部341の上面までの距離をHとしたときに、X<Hとなるように距離Lを設計する。そして、この条件に基づいて、ピックアップ爪34の本数を決定する。
また、ハンド側ガイド機構3には、ハンド側外周ガイド31およびハンド側内周ガイド32を、軸心方向(上下方向)に移動可能とするガイド上下機構(移動機構)35が設けられている。このガイド上下機構35は、例えばボールブッシュ351と、ボールブッシュ351に挿通され、下端が面33に連結したシャフト352とから構成されている。そして、図5に示すように、ガイド上下機構35によりハンド側外周ガイド31およびハンド側内周ガイド32を上下方向に移動することで、ピックアップ爪34を上下方向に相対的に移動させることができる。なお、ガイド上下機構35としては、ボールブッシュ351を用いた構成に限るものではなく、例えばスプラインやリニアガイドなど他の方法を用いてもよい。
また、ハンド側ガイド機構3には、ピックアップ爪34の回転軸342を回転させて爪部341をハンド側内周ガイド32から突没させる爪回転機構(突没機構)36が設けられている。この爪回転機構36は、爪回転モータ361と、爪回転モータ361による回転力を第1のベルト363、中央軸364、第2のベルト365を介してピックアップ爪34の回転軸342に伝達するベルト伝達機構362とから構成されている。そして、図6に示すように、爪回転モータ361を回転させて、ベルト伝達機構362にて、この回転力を第1のベルト363を介して中央軸364に伝達し、さらに第2のベルト365を介して各ピックアップ爪34の回転軸342に伝達することで、当該ピックアップ爪34の爪部341を回転させてハンド側内周ガイド32から突没させることができる。爪回転機構36としては、ベルトを用いた構成に限るものではなく、例えば歯車を用いてもよい。また、前述の通り、回転機構に限らず伸縮機構でもよい。
また、ハンド側外周ガイド31には、載置側外周ガイド12の溝16に対応する位置に、ケーブル付き部品4のケーブル42を挿通可能な溝37が設けられている。
次に、上記のように構成されたハンドリングシステムの動作について、図7〜15の模式図を参照しながら説明する。以下では、ピックアップエリアに設けられた載置側ガイド機構1に載置されたケーブル付き部品4を、ロボットハンド2に取り付けられたハンド側ガイド機構3によりピックアップする場合について説明する。
ハンドリングシステムの動作では、図7に示すように、初期状態では、ハンド側ガイド機構3のピックアップ爪34の爪部341は収納状態である。また、載置側ガイド機構1に載置されたケーブル付き部品4のケーブル42は、載置側外周ガイド12および載置側内周ガイド13により、その位置が抑制されている。
次いで、ロボットハンド2は、この状態から図8,9に示すように、ハンド側ガイド機構3を下降させ、ハンド側外周ガイド31およびハンド側内周ガイド32と載置側外周ガイド12および載置側内周ガイド13とを対向面で当接させる。これにより、両ガイド12,13,31,32は密着状態となり、ケーブル42はその中にあることが保障される。
次いで、ロボットハンド2は、図10に示すように、ハンド側ガイド機構3をさらに下降させる。この際、ガイド上下機構35により、両ガイド12,13,31,32の密着状態が保たれたまま、ピックアップ爪34のみがハンド側外周ガイド31およびハンド側内周ガイド32に対して下方に相対的に移動する。そして、ロボットハンド2は、ピックアップ爪34を、載置フレーム11より下方に移動させる。
次いで、爪回転機構36は、図11に示すように、ピックアップ爪34の回転軸342を回転させることで爪部341をハンド側内周ガイド13から突出させ、展開状態にさせる。
次いで、ロボットハンド2は、図12〜15に示すように、ハンド側ガイド機構3を上昇させる。この際、ガイド上下機構35により、両ガイド12,13,31,32の密着状態が保たれたまま、ピックアップ爪34のみがハンド側外周ガイド31およびハンド側内周ガイド32に対して上方に相対的に移動し、ケーブル42を持ち上げる。なお、ピックアップ爪34の爪部341は、載置側ガイド機構1の切り欠き14および孔15を介して上方に移動する。また、ピックアップ爪34の上昇時に両ガイド12,13,31,32は密着状態であるため、ケーブル42が両ガイド12,13,31,32に挟まれた空間から出ることはない。また、ロボットハンド2では、ケーブル付き部品4の機能部品41を把持し持ち上げる。
以上の動作により、ケーブル付き部品4をピックアップすることができる。
なお、ピックアップしたケーブル付き部品4をプレイスエリアに設けられた載置側ガイド機構1に載置する場合には、上記と逆の動作を行えばよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、載置側ガイド機構1は、ケーブル付き部品4が載置される載置フレーム11と、載置フレーム11上に載置されたケーブル付き部品4のケーブル42の外周位置を抑制する載置側外周ガイド12と、載置フレーム11上に載置されたケーブル42の内周位置を抑制する載置側内周ガイド13と、載置側内周ガイド13の開放端から載置フレーム11との設置端に沿って形成された複数の切り欠き14と、載置フレーム11に設けられ、載置側内周ガイド13の内側、および切り欠き14部分から載置側外周ガイド12に向かい連通した孔15とを備え、ハンド側ガイド機構3は、載置側外周ガイド12に対向面が密着可能であり、ピックアップするケーブル42の外周位置を抑制するハンド側外周ガイド31と、載置側内周ガイド13に対向面が密着可能であり、ピックアップするケーブル42の内周位置を抑制するハンド側内周ガイド32と、切り欠き14および孔15に挿通可能な形状・配置であり、ハンド側内周ガイド32の内側からハンド側外周ガイド31に向かい突没可能な複数のピックアップ爪34と、ハンド側外周ガイド31およびハンド側内周ガイド32を軸心方向に移動可能とするガイド上下機構35と、ピックアップ爪34を突没させる爪回転機構36とを備えたので、ケーブル42を受け渡す際に、安定した受け渡しが可能となる。
なお上記では、プレイスエリアにも載置側ガイド機構1を設けた場合について示した。しかしながら、プレイスエリアにおいてケーブル42の位置を抑制しなくてもよい場合(人間が取り出す場合など)には、当該プレイスエリアに載置側ガイド機構1は不要である。
実施の形態2.
実施の形態1ではハンド側ガイド機構3の両ガイド31,32を上下する場合について示した。それに対して、実施の形態2では、載置側ガイド機構1の両ガイド12,13を上下する場合について示す。
図16,17はこの発明の実施の形態2に係る載置側ガイド機構1の構成を示す斜視図であり、図18はこの発明の実施の形態2に係るハンド側ガイド機構3の構成を示す斜視図である。図16、17に示す実施の形態2に係る載置側ガイド機構1は、図2に示す実施の形態2に係る載置側ガイド機構1にガイド上下機構(移動機構)18を追加したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。また、図18に示す実施の形態2に係るハンド側ガイド機構3は、図3に示す実施の形態1に係るハンド側ガイド機構3のガイド上下機構35を削除したものである。その他の構成は同様であり、同一の符号を付してその説明を省略する。
ガイド上下機構18は、載置側外周ガイド12および載置側内周ガイド13を軸心方向(上下方向)に移動可能とするものである。このガイド上下機構18は、図17に示すように、載置フレーム11の底面112に配置されたリニアブッシュ181と、リニアブッシュ181に挿通され、上端が載置側外周ガイド12の下端面に連結したリニアシャフト182と、リニアシャフト182に連結され、上方に付勢するバネ183とから構成されている。そして、ガイド上下機構18により、載置側外周ガイド12および載置側内周ガイド13を載置フレーム11に対して上下方向に移動させることができる。なお、ガイド上下機構18としては、実施の形態1のハンド側ガイド機構3のガイド上下機構35と同様に、リニアブッシュ181を用いた構成に限るものではなく、例えばスプラインやリニアガイドなど他の方法を用いてもよい。
次に、上記のように構成されたハンドリングシステムの動作について、図19〜28の模式図を参照しながら説明する。以下では、ピックアップエリアに設けられた載置側ガイド機構1に載置されたケーブル付き部品4を、ロボットハンド2に取り付けられたハンド側ガイド機構3によりピックアップする場合について説明する。
ハンドリングシステムの動作では、図19に示すように、初期状態では、ハンド側ガイド機構3のピックアップ爪34の爪部341は収納状態である。また、載置側ガイド機構1に載置されたケーブル付き部品4のケーブル42は、載置側外周ガイド12および載置側内周ガイド13により、その位置が抑制されている。
次いで、ロボットハンド2は、この状態から図20,21に示すように、ハンド側ガイド機構3を下降させ、ハンド側外周ガイド31およびハンド側内周ガイド32と載置側外周ガイド12および載置側内周ガイド13とを対向面で当接させる。これにより、両ガイド12,13,31,32は密着状態となり、ケーブル42はその中にあることが保障される。
次いで、ロボットハンド2は、図22,23に示すように、ハンド側ガイド機構3をさらに下降させる。この際、ガイド上下機構18により、両ガイド12,13,31,32の密着状態が保たれたまま、載置側外周ガイド12および載置側内周ガイド13が載置フレームに対して下方に移動する。そして、ロボットハンド2は、ピックアップ爪34を、載置フレーム11より下方に移動させる。
次いで、爪回転機構36は、図24に示すように、ピックアップ爪34の回転軸342を回転させることで爪部341をハンド側内周ガイド13から突出させ、展開状態にさせる。
次いで、ロボットハンド2は、図25〜28に示すように、ハンド側ガイド機構3を上昇させる。この際、ガイド上下機構18およびバネ183による力により、両ガイド12,13,31,32の密着状態が保たれたまま、ピックアップ爪34が上方に移動し、ケーブル42を持ち上げる。ガイド上下機構18に上向きの力を与える手段としては、バネ183に限るものではなく、例えばエアシリンダなど他の方法を用いてもよい。なお、ピックアップ爪34の爪部341は、載置側ガイド機構1の切り欠き14および孔15を介して上方に移動する。また、ピックアップ爪34の上昇時に両ガイド12,13,31,32は密着状態であるため、ケーブル42が両ガイド12,13,31,32に挟まれた空間から出ることはない。また、ロボットハンド2では、ケーブル付き部品4の機能部品41を把持し持ち上げる。
以上の動作により、ケーブル付き部品4をピックアップすることができる。
なお、ピックアップしたケーブル付き部品4をプレイスエリアに設けられた載置側ガイド機構1に載置する場合には、上記と逆の動作を行なえばよい。
以上のように、この実施の形態2によれば、ハンド側ガイド機構3の両ガイド31,32に代えて載置側ガイド機構1の両ガイド12,13を上下するように構成しても、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお実施の形態1,2では、柔軟物として、ケーブル付き部品4のケーブル42を例にして説明をしたが、これに限るものではなく、その他の柔軟物一般に対しても同様に本発明を適応することができる。
また、ケーブル付き部品4を搬送する手段としてロボットを用いた場合について示したが、これに限るものではなく、他の自動搬送手段を用いてもよい。
また、本願発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは各実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 載置側ガイド機構
2 ロボットハンド
3 ハンド側ガイド機構
4 ケーブル付き部品
11 載置フレーム
12 載置側外周ガイド
13 載置側内周ガイド
14 切り欠き
15 孔
16 溝
17 部品載置部
18 ガイド上下機構(移動機構)
31 ハンド側外周ガイド
32 ハンド側内周ガイド
33 面
34 ピックアップ爪
35 ガイド上下機構(移動機構)
36 爪回転機構(突没機構)
37 溝
41 機能部品
42 ケーブル(柔軟物)
43 結束部
44 巻き部
45 フリー部
111 上面
112 底面
181 リニアブッシュ
182 リニアシャフト
183 バネ
341 爪部
342 回転軸
351 ボールブッシュ
352 シャフト
361 爪回転モータ
362 ベルト伝達機構
363 第1のベルト
364 中央軸
365 第2のベルト

Claims (7)

  1. 載置エリアに設けられ、巻線された柔軟物が載置される載置側ガイド機構と、ロボットハンドに取り付けられ、前記載置側ガイド機構に載置された前記柔軟物をピックアップするハンド側ガイド機構とを備えたハンドリングシステムであって、
    前記載置側ガイド機構は、
    前記柔軟物が載置される載置フレームと、
    前記載置フレーム上に載置された前記柔軟物の外周位置を抑制する載置側外周ガイドと、
    前記載置フレーム上に載置された前記柔軟物の内周位置を抑制する載置側内周ガイドと、
    前記載置側内周ガイドの開放端から前記載置フレームとの設置端に沿って形成された複数の切り欠きと、
    前記載置フレームに設けられ、前記載置側内周ガイドの内側、および前記切り欠き部分から前記載置側外周ガイドに向かい連通した孔とを備え、
    前記ハンド側ガイド機構は、
    前記載置側外周ガイドに対向面が密着可能であり、ピックアップした前記柔軟物の外周位置を抑制するハンド側外周ガイドと、
    前記載置側内周ガイドに対向面が密着可能であり、ピックアップした前記柔軟物の内周位置を抑制するハンド側内周ガイドと、
    前記切り欠きおよび前記孔に挿通可能な形状・配置であり、前記ハンド側内周ガイドの内側から前記ハンド側外周ガイドに向かい突没可能な複数のピックアップ爪と、
    前記ハンド側外周ガイドおよび前記ハンド側内周ガイドを軸心方向に移動可能とする移動機構と、
    前記ピックアップ爪を突没させる突没機構とを備えた
    ことを特徴とするハンドリングシステム。
  2. 載置エリアに設けられ、巻線された柔軟物が載置される載置側ガイド機構と、ロボットハンドに取り付けられ、前記載置側ガイド機構に載置された前記柔軟物をピックアップするハンド側ガイド機構とを備えたハンドリングシステムであって、
    前記載置側ガイド機構は、
    前記柔軟物が載置される載置フレームと、
    前記載置フレーム上に載置された前記柔軟物の外周位置を抑制する載置側外周ガイドと、
    前記載置フレーム上に載置された前記柔軟物の内周位置を抑制する載置側内周ガイドと、
    前記載置側内周ガイドの開放端から前記載置フレームとの設置端に沿って形成された複数の切り欠きと、
    前記載置フレームに設けられ、前記載置側内周ガイドの内側、および前記切り欠き部分から前記載置側外周ガイドに向かい連通した孔と、
    前記載置側外周ガイドおよび前記載置側内周ガイドを軸心方向に移動可能とする移動機構とを備え、
    前記ハンド側ガイド機構は、
    前記載置側外周ガイドに対向面が密着可能であり、ピックアップした前記柔軟物の外周位置を抑制するハンド側外周ガイドと、
    前記載置側内周ガイドに対向面が密着可能であり、ピックアップした前記柔軟物の内周位置を抑制するハンド側内周ガイドと、
    前記切り欠きおよび前記孔に挿通可能な形状・配置であり、前記ハンド側内周ガイドの内側から前記ハンド側外周ガイドに向かい突没可能な複数のピックアップ爪と、
    前記ピックアップ爪を突没させる突没機構とを備えた
    ことを特徴とするハンドリングシステム。
  3. 前記ピックアップ爪は、
    前記ハンド側内周ガイドから突没する爪部と、
    爪部の根元側に設けられ、自身が回転することで当該爪部を前記ハンド側内周ガイドから突没させる回転軸とを備え、
    前記突没機構は、前記回転軸を回転させる爪回転機構である
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のハンドリングシステム。
  4. 載置エリアに設けられ、巻線された柔軟物が載置される載置側ガイド機構であって、
    前記柔軟物が載置される載置フレームと、
    前記載置フレーム上に載置された前記柔軟物の外周位置を抑制する載置側外周ガイドと、
    前記載置フレーム上に載置された前記柔軟物の内周位置を抑制する載置側内周ガイドと、
    前記載置側内周ガイドの開放端から前記載置フレームとの設置端に沿って形成された複数の切り欠きと、
    前記載置フレームに設けられ、前記載置側内周ガイドの内側、および前記切り欠き部分から前記載置側外周ガイドに向かい連通した孔と
    を備えたことを特徴とする載置側ガイド機構。
  5. 載置エリアに設けられ、巻線された柔軟物が載置される載置側ガイド機構であって、
    前記柔軟物が載置される載置フレームと、
    前記載置フレーム上に載置された前記柔軟物の外周位置を抑制する載置側外周ガイドと、
    前記載置フレーム上に載置された前記柔軟物の内周位置を抑制する載置側内周ガイドと、
    前記載置側内周ガイドの開放端から前記載置フレームとの設置端に沿って形成された複数の切り欠きと、
    前記載置フレームに設けられ、前記載置側内周ガイドの内側、および前記切り欠きから前記載置側外周ガイドに向かい連通した孔と、
    前記ピックアップ外周ガイドおよび前記ピックアップ内周ガイドを軸心方向に移動可能とする移動機構と
    を備えたことを特徴とする載置側ガイド機構。
  6. ロボットハンドに取り付けられ、巻線された柔軟物をピックアップするハンド側ガイド機構であって、
    ピックアップした前記柔軟物の外周位置を抑制するハンド側外周ガイドと、
    ピックアップした前記柔軟物の内周位置を抑制するハンド側内周ガイドと、
    前記ハンド側内周ガイドの内側から前記ハンド側外周ガイドに向かい突没可能な複数のピックアップ爪と、
    前記ハンド側外周ガイドおよび前記ハンド側内周ガイドを軸心方向に移動可能とする移動機構と、
    前記ピックアップ爪を突没させる突没機構と
    を備えたことを特徴とするハンド側ガイド機構。
  7. ロボットハンドに取り付けられ、巻線された柔軟物をピックアップするハンド側ガイド機構であって、
    ピックアップした前記柔軟物の外周位置を抑制するハンド側外周ガイドと、
    ピックアップした前記柔軟物の内周位置を抑制するハンド側内周ガイドと、
    前記ハンド側内周ガイドの内側から前記ハンド側外周ガイドに向かい突没可能な複数のピックアップ爪と、
    前記ピックアップ爪を突没させる突没機構と
    を備えたことを特徴とするハンド側ガイド機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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