JP2014533357A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014533357A5 JP2014533357A5 JP2014540007A JP2014540007A JP2014533357A5 JP 2014533357 A5 JP2014533357 A5 JP 2014533357A5 JP 2014540007 A JP2014540007 A JP 2014540007A JP 2014540007 A JP2014540007 A JP 2014540007A JP 2014533357 A5 JP2014533357 A5 JP 2014533357A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synuclein
- level
- subject
- antibody
- alpha
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 102000003802 alpha-Synuclein Human genes 0.000 claims description 128
- 108090000185 alpha-Synuclein Proteins 0.000 claims description 128
- 102000004965 antibodies Human genes 0.000 claims description 82
- 108090001123 antibodies Proteins 0.000 claims description 82
- 210000004556 Brain Anatomy 0.000 claims description 50
- 239000000427 antigen Substances 0.000 claims description 50
- 102000038129 antigens Human genes 0.000 claims description 50
- 108091007172 antigens Proteins 0.000 claims description 50
- 210000002381 Plasma Anatomy 0.000 claims description 30
- 125000003275 alpha amino acid group Chemical group 0.000 claims description 24
- 201000010099 disease Diseases 0.000 claims description 19
- 102000019355 Synucleins Human genes 0.000 claims description 15
- 108050006783 Synucleins Proteins 0.000 claims description 15
- 230000002093 peripheral Effects 0.000 claims description 14
- 230000035695 Efflux Effects 0.000 claims description 10
- 206010061536 Parkinson's disease Diseases 0.000 claims description 9
- 210000004369 Blood Anatomy 0.000 claims description 6
- 208000008404 Lewy Body Variant of Alzheimer Disease Diseases 0.000 claims description 6
- 239000008280 blood Substances 0.000 claims description 6
- 208000001089 Multiple System Atrophy Diseases 0.000 claims description 5
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 206010001897 Alzheimer's disease Diseases 0.000 claims description 3
- 206010003840 Autonomic nervous system imbalance Diseases 0.000 claims description 3
- 206010070976 Craniocerebral injury Diseases 0.000 claims description 3
- 206010012289 Dementia Diseases 0.000 claims description 3
- 201000010374 Down syndrome Diseases 0.000 claims description 3
- 208000009829 Lewy Body Disease Diseases 0.000 claims description 3
- 201000002832 Lewy body dementia Diseases 0.000 claims description 3
- 208000001094 Neuroaxonal Dystrophy Diseases 0.000 claims description 3
- HVAUUPRFYPCOCA-AREMUKBSSA-O PAF Chemical compound CCCCCCCCCCCCCCCCOC[C@@H](OC(C)=O)COP(O)(=O)OCC[N+](C)(C)C HVAUUPRFYPCOCA-AREMUKBSSA-O 0.000 claims description 3
- 208000000609 Pick Disease of the Brain Diseases 0.000 claims description 3
- 201000011585 Pick's disease Diseases 0.000 claims description 3
- 208000005765 Traumatic Brain Injury Diseases 0.000 claims description 3
- 206010044688 Trisomy 21 Diseases 0.000 claims description 3
- 201000011240 frontotemporal dementia Diseases 0.000 claims description 3
- 230000000366 juvenile Effects 0.000 claims description 3
- 201000006443 neuroaxonal dystrophy Diseases 0.000 claims description 3
- 206010028289 Muscle atrophy Diseases 0.000 claims description 2
- 102000005632 Single-Chain Antibodies Human genes 0.000 claims description 2
- 108010070144 Single-Chain Antibodies Proteins 0.000 claims description 2
- 238000010253 intravenous injection Methods 0.000 claims description 2
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 201000010901 lateral sclerosis Diseases 0.000 claims description 2
- 230000020763 muscle atrophy Effects 0.000 claims description 2
- 201000000585 muscular atrophy Diseases 0.000 claims description 2
- 230000004770 neurodegeneration Effects 0.000 claims description 2
- 230000001568 sexual Effects 0.000 claims description 2
- 208000002593 Pantothenate Kinase-Associated Neurodegeneration Diseases 0.000 description 3
- 206010002026 Amyotrophic lateral sclerosis Diseases 0.000 description 1
- 206010003694 Atrophy Diseases 0.000 description 1
- 230000002596 correlated Effects 0.000 description 1
Description
ある実施形態では、シヌクレイン病の疾患は、パーキンソン病(PD)、認知症を伴うパーキンソン病(PDD)、レビー小体型認知症(DLB)、アルツハイマー病のレビー小体変異型(LBVAD)、多系統萎縮症(MSA)、純粋自律神経失調症(PAF)、脳鉄蓄積1型を伴う神経変性(NBIA−I)、アルツハイマー病、ピック病、若年発症全身性神経軸索ジストロフィー(ハレルフォルデン−スパッツ病)、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、およびダウン症候群、からなる群から選択される、本明細書に記載される方法を含む。
特定の実施形態では、例えば以下が提供される:
(項目1)
被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインを診断する方法であって、
(a)前記被検者への抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの末梢投与後に所定の間隔で被検者から得られた血漿サンプルにおけるα−シヌクレインのレベルを分析することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳から血液への前記α−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、分析することと、
(b)前記被検者における分析された前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。
(項目2)
被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインを診断する方法であって、
(a)抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを提供することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳から血液へのα−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、提供することと、
(b)医療提供者により前記抗体を末梢的に前記被検者に投与させて、投与後に所定の時間間隔で前記被検者から血漿サンプルを得ることと、
(c)前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することと、
(d)前記被検者における分析された前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。
(項目3)
被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインを診断する方法であって、
(a)抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを前記被検者に末梢的に投与することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳から血液へのα−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、投与することと、
(b)投与後に所定の時間間隔で前記被検者から血漿サンプルを得ることと、前記α−シヌクレインのレベルを測定するための前記サンプルを提出することと、
(c)前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。
(項目4)
被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインを診断する方法であって、
(a)前記被検者への抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの末梢投与後に所定の間隔で被検者から得られたCSFサンプルにおけるα−シヌクレインのレベルを分析することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳からCSFへの前記α−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、分析することと、
(b)前記被検者における分析された前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。
(項目5)
被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインを診断する方法であって、
(a)抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを提供することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳からCSFへのα−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、提供することと、
(b)医療提供者により前記抗体を末梢的に前記被検者に投与させて、投与後に所定の時間間隔で前記被検者からCSFサンプルを得ることと、
(c)前記CSFにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することと、
(d)前記被検者における分析された前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。
(項目6)
被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインを診断する方法であって、
(a)抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを前記被検者に末梢的に投与することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳からCSFへのα−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、投与することと、
(b)投与後に所定の時間間隔で前記被検者からCSFサンプルを得ることと、前記α−シヌクレインのレベルを測定するための前記サンプルを提出することと、
(c)前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。
(項目7)
前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを、前記抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する前に前記被検者から得られた血漿サンプルと比較することをさらに含む、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目8)
前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを、前記抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する前に前記被検者から得られたCSFサンプルと比較することをさらに含む、項目4〜6のいずれか1項に記載の方法。
(項目9)
前記参照標準は、1名またはそれ以上の対照被検者において測定されたα−シヌクレインのレベルを含み、前記対照被検者は、健常な個人および重症度の異なるシヌクレイン病を有する個人を含む、項目1〜8のいずれか1項に記載の方法。
(項目10)
シヌクレイン病の疾患のために治療されている対象の脳におけるα−シヌクレインのレベルをトラッキングする方法であって、
抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの末梢投与後の特定の時間に前記対象の血漿における前記α−シヌクレインのレベルを分析することを含み、前記抗体またはそのフラグメントは、脳から血液への前記α−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができ、前記対象の血漿における前記α−シヌクレインのレベルは、前記対象の脳における前記レベルと相互に関連がある、方法。
(項目11)
シヌクレイン病の疾患のために治療されている対象の脳におけるα−シヌクレインのレベルをトラッキングする方法であって、
抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの末梢投与後の特定の時間に前記対象のCSFにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することを含み、前記抗体またはそのフラグメントは、脳からCSFへの前記α−シヌクレインの正味の流出を変
化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができ、前記対象のCSFにおける前記α−シヌクレインのレベルは、前記対象の脳における前記レベルと相互に関連がある、方法。
(項目12)
前記抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの追加の末梢投与後の特定の時間に前記対象の血漿における前記α−シヌクレインのレベルを分析することにより、前記対象の脳における経時的な前記α−シヌクレインのレベルの変化をプロットすることをさらに含む、項目10に記載の方法。
(項目13)
前記抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの追加の末梢投与後の特定の時間に前記対象のCSFにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することにより、前記対象の脳における経時的な前記α−シヌクレインのレベルの変化をプロットすることをさらに含む、項目11に記載の方法。
(項目14)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含む参照抗体として同じα−シヌクレインエピトープに特異的に結合し、前記VHは配列番号2を含み、前記VLは配列番号3を含む、項目1〜13のいずれか1項に記載の方法。
(項目15)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含む参照抗体であって、前記VHは配列番号2を含み、前記VLは配列番号3を含む、参照抗体がα−シヌクレインに結合することを競合的に阻害する、項目1〜14のいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、重鎖可変領域(VH)および軽鎖可変領域(VL)を含み、前記VHは、配列番号4の相補性決定領域−1(VHCDR1)アミノ酸配列を含む、項目1〜15のいずれか1項に記載の方法。
(項目17)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VHは、配列番号5の相補性決定領域−2(VHCDR2)アミノ酸配列を含む、項目1〜16のいずれか1項に記載の方法。
(項目18)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VHは、配列番号6の相補性決定領域−3(VHCDR3)アミノ酸配列を含む、項目1〜17のいずれか1項に記載の方法。
(項目19)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VLは、配列番号7の相補性決定領域−1(VLCDR1)アミノ酸配列を含む、項目1〜18のいずれか1項に記載の方法。
(項目20)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VLは、配列番号8の相補性決定領域−2(VLCDR2)アミノ酸配列を含む、項目1〜19のいずれか1項に記載の方法。
(項目21)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VLは、配列番号9の相補性決定領域−3(VLCDR3)アミノ酸配列を含む、項目1〜20のいずれか1項に記載の方法。
(項目22)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VHは、配列番号4、5、6のVHCDR1、VHCDR2、およびVHCDR3アミノ酸配列を含む、項目1〜21のいずれか1項に記載の方法。
(項目23)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VLは、配列番号7、8、9のVLCDR1、VLCDR2、およびVLCDR3アミノ酸配列を含む、項目1〜22のいずれか1項に記載の方法。
(項目24)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VHは、配列番号4、5、6のVHCDR1、VHCDR2、およびVHCDR3アミノ酸配列を含み、前記VLは、配列番号7、8、9のVLCDR1、VLCDR2、およびVLCDR3アミノ酸配列を含む、項目1〜23のいずれか1項に記載の方法。
(項目25)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号2のVHアミノ酸配列および配列番号3のVLアミノ酸配列を含む、項目1〜24のいずれか1項に記載の方法。
(項目26)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、単一鎖Fvフラグメント(scFv)、F(ab’)フラグメント、F(ab)フラグメント、またはF(ab’) 2 フラグメントである、項目1〜25のいずれか1項に記載の方法。
(項目27)
前記投与は、前記抗体の静脈注射によるものである、項目1〜26のいずれか1項に記載の方法。
(項目28)
前記抗体はヒトのものである、項目1〜27のいずれか1項に記載の方法。
(項目29)
前記所定の時間間隔は1週間未満である、項目1から9または項目14〜28のいずれか1項に記載の方法。
(項目30)
前記所定の時間間隔は24時間以内である、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記所定の時間間隔は3時間以内である、項目30に記載の方法。
(項目32)
シヌクレイン病の疾患は、パーキンソン病(PD)、認知症を伴うパーキンソン病(PDD)、レビー小体型認知症(DLB)、アルツハイマー病のレビー小体変異型(LBVAD)、多系統萎縮症(MSA)、純粋自律神経失調症(PAF)、脳鉄蓄積1型を伴う神経変性(NBIA−I)、アルツハイマー病、ピック病、若年発症全身性神経軸索ジストロフィー(ハレルフォルデン−スパッツ病)、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、およびダウン症候群、からなる群から選択される項目10〜13のいずれか1項に記載の方法。
特定の実施形態では、例えば以下が提供される:
(項目1)
被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインを診断する方法であって、
(a)前記被検者への抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの末梢投与後に所定の間隔で被検者から得られた血漿サンプルにおけるα−シヌクレインのレベルを分析することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳から血液への前記α−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、分析することと、
(b)前記被検者における分析された前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。
(項目2)
被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインを診断する方法であって、
(a)抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを提供することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳から血液へのα−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、提供することと、
(b)医療提供者により前記抗体を末梢的に前記被検者に投与させて、投与後に所定の時間間隔で前記被検者から血漿サンプルを得ることと、
(c)前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することと、
(d)前記被検者における分析された前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。
(項目3)
被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインを診断する方法であって、
(a)抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを前記被検者に末梢的に投与することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳から血液へのα−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、投与することと、
(b)投与後に所定の時間間隔で前記被検者から血漿サンプルを得ることと、前記α−シヌクレインのレベルを測定するための前記サンプルを提出することと、
(c)前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。
(項目4)
被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインを診断する方法であって、
(a)前記被検者への抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの末梢投与後に所定の間隔で被検者から得られたCSFサンプルにおけるα−シヌクレインのレベルを分析することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳からCSFへの前記α−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、分析することと、
(b)前記被検者における分析された前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。
(項目5)
被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインを診断する方法であって、
(a)抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを提供することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳からCSFへのα−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、提供することと、
(b)医療提供者により前記抗体を末梢的に前記被検者に投与させて、投与後に所定の時間間隔で前記被検者からCSFサンプルを得ることと、
(c)前記CSFにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することと、
(d)前記被検者における分析された前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。
(項目6)
被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインを診断する方法であって、
(a)抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを前記被検者に末梢的に投与することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳からCSFへのα−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、投与することと、
(b)投与後に所定の時間間隔で前記被検者からCSFサンプルを得ることと、前記α−シヌクレインのレベルを測定するための前記サンプルを提出することと、
(c)前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。
(項目7)
前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを、前記抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する前に前記被検者から得られた血漿サンプルと比較することをさらに含む、項目1〜3のいずれか1項に記載の方法。
(項目8)
前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを、前記抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する前に前記被検者から得られたCSFサンプルと比較することをさらに含む、項目4〜6のいずれか1項に記載の方法。
(項目9)
前記参照標準は、1名またはそれ以上の対照被検者において測定されたα−シヌクレインのレベルを含み、前記対照被検者は、健常な個人および重症度の異なるシヌクレイン病を有する個人を含む、項目1〜8のいずれか1項に記載の方法。
(項目10)
シヌクレイン病の疾患のために治療されている対象の脳におけるα−シヌクレインのレベルをトラッキングする方法であって、
抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの末梢投与後の特定の時間に前記対象の血漿における前記α−シヌクレインのレベルを分析することを含み、前記抗体またはそのフラグメントは、脳から血液への前記α−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができ、前記対象の血漿における前記α−シヌクレインのレベルは、前記対象の脳における前記レベルと相互に関連がある、方法。
(項目11)
シヌクレイン病の疾患のために治療されている対象の脳におけるα−シヌクレインのレベルをトラッキングする方法であって、
抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの末梢投与後の特定の時間に前記対象のCSFにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することを含み、前記抗体またはそのフラグメントは、脳からCSFへの前記α−シヌクレインの正味の流出を変
化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができ、前記対象のCSFにおける前記α−シヌクレインのレベルは、前記対象の脳における前記レベルと相互に関連がある、方法。
(項目12)
前記抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの追加の末梢投与後の特定の時間に前記対象の血漿における前記α−シヌクレインのレベルを分析することにより、前記対象の脳における経時的な前記α−シヌクレインのレベルの変化をプロットすることをさらに含む、項目10に記載の方法。
(項目13)
前記抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの追加の末梢投与後の特定の時間に前記対象のCSFにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することにより、前記対象の脳における経時的な前記α−シヌクレインのレベルの変化をプロットすることをさらに含む、項目11に記載の方法。
(項目14)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含む参照抗体として同じα−シヌクレインエピトープに特異的に結合し、前記VHは配列番号2を含み、前記VLは配列番号3を含む、項目1〜13のいずれか1項に記載の方法。
(項目15)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含む参照抗体であって、前記VHは配列番号2を含み、前記VLは配列番号3を含む、参照抗体がα−シヌクレインに結合することを競合的に阻害する、項目1〜14のいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、重鎖可変領域(VH)および軽鎖可変領域(VL)を含み、前記VHは、配列番号4の相補性決定領域−1(VHCDR1)アミノ酸配列を含む、項目1〜15のいずれか1項に記載の方法。
(項目17)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VHは、配列番号5の相補性決定領域−2(VHCDR2)アミノ酸配列を含む、項目1〜16のいずれか1項に記載の方法。
(項目18)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VHは、配列番号6の相補性決定領域−3(VHCDR3)アミノ酸配列を含む、項目1〜17のいずれか1項に記載の方法。
(項目19)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VLは、配列番号7の相補性決定領域−1(VLCDR1)アミノ酸配列を含む、項目1〜18のいずれか1項に記載の方法。
(項目20)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VLは、配列番号8の相補性決定領域−2(VLCDR2)アミノ酸配列を含む、項目1〜19のいずれか1項に記載の方法。
(項目21)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VLは、配列番号9の相補性決定領域−3(VLCDR3)アミノ酸配列を含む、項目1〜20のいずれか1項に記載の方法。
(項目22)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VHは、配列番号4、5、6のVHCDR1、VHCDR2、およびVHCDR3アミノ酸配列を含む、項目1〜21のいずれか1項に記載の方法。
(項目23)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VLは、配列番号7、8、9のVLCDR1、VLCDR2、およびVLCDR3アミノ酸配列を含む、項目1〜22のいずれか1項に記載の方法。
(項目24)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VHは、配列番号4、5、6のVHCDR1、VHCDR2、およびVHCDR3アミノ酸配列を含み、前記VLは、配列番号7、8、9のVLCDR1、VLCDR2、およびVLCDR3アミノ酸配列を含む、項目1〜23のいずれか1項に記載の方法。
(項目25)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号2のVHアミノ酸配列および配列番号3のVLアミノ酸配列を含む、項目1〜24のいずれか1項に記載の方法。
(項目26)
前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、単一鎖Fvフラグメント(scFv)、F(ab’)フラグメント、F(ab)フラグメント、またはF(ab’) 2 フラグメントである、項目1〜25のいずれか1項に記載の方法。
(項目27)
前記投与は、前記抗体の静脈注射によるものである、項目1〜26のいずれか1項に記載の方法。
(項目28)
前記抗体はヒトのものである、項目1〜27のいずれか1項に記載の方法。
(項目29)
前記所定の時間間隔は1週間未満である、項目1から9または項目14〜28のいずれか1項に記載の方法。
(項目30)
前記所定の時間間隔は24時間以内である、項目29に記載の方法。
(項目31)
前記所定の時間間隔は3時間以内である、項目30に記載の方法。
(項目32)
シヌクレイン病の疾患は、パーキンソン病(PD)、認知症を伴うパーキンソン病(PDD)、レビー小体型認知症(DLB)、アルツハイマー病のレビー小体変異型(LBVAD)、多系統萎縮症(MSA)、純粋自律神経失調症(PAF)、脳鉄蓄積1型を伴う神経変性(NBIA−I)、アルツハイマー病、ピック病、若年発症全身性神経軸索ジストロフィー(ハレルフォルデン−スパッツ病)、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、およびダウン症候群、からなる群から選択される項目10〜13のいずれか1項に記載の方法。
Claims (32)
- 血漿サンプルにおけるα−シヌクレインのレベルを被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインの指標とする方法であって、
(a)前記被検者への抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの末梢投与後に所定の間隔で被検者から得られた前記血漿サンプルにおけるα−シヌクレインのレベルを分析することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳から血液への前記α−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、分析することと、
(b)前記被検者における分析された前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。 - 血漿サンプルにおけるα−シヌクレインのレベルを被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインの指標とする方法であって、
(a)抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを提供することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳から血液へのα−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、提供することと、
(b)前記被検者への前記抗体の末梢的投与後に所定の時間間隔で前記被検者から得られた血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することと、
(c)前記被検者における分析された前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。 - 血漿サンプルにおけるα−シヌクレインのレベルを被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインの指標とする方法であって、前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することを含み、前記被検者に、抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントがまず末梢的に投与され、ここで、前記抗体またはそのフラグメントは、脳から血液へのα−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができ、その後、血漿サンプルは、投与後に所定の時間間隔で前記被検者から得られ、前記α−シヌクレインのレベルを測定するために提出されるものであることとを特徴とし、ここで前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、方法。
- CSFサンプルにおけるα−シヌクレインのレベルを被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインの指標とする方法であって、
(a)前記被検者への抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの末梢投与後に所定の間隔で被検者から得られた前記CSFサンプルにおけるα−シヌクレインのレベルを分析することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳からCSFへの前記α−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、分析することと、
(b)前記被検者における分析された前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。 - CSFサンプルにおけるα−シヌクレインのレベルを被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインの指標とする方法であって、
(a)抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを提供することであって、前記抗体またはそのフラグメントは、脳からCSFへのα−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができる、提供することと、
(b)前記被検者への前記抗体の末梢的投与後に所定の時間間隔で前記被検者から得た前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することと、
(c)前記被検者における分析された前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することであって、前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、比較することと、を含む方法。 - CSFサンプルにおけるα−シヌクレインのレベルを被検者の脳における高レベルのα−シヌクレインの指標とする方法であって、前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを参照標準と比較することを含み、前記被験者に、抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントがまず末梢的に投与され、前記抗体またはそのフラグメントは、脳からCSFへのα−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができ、その後、前記CSFサンプルは、投与後に所定の時間間隔で前記被検者から得られ、前記α−シヌクレインのレベルを測定するために提出されるものであることを特徴とし、前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルと前記参照標準との間の差異または同一性は、前記被検者の前記脳における前記α−シヌクレインのレベルと相互に関連がある、方法。
- 前記血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを、前記抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する前に前記被検者から得られた血漿サンプルと比較することをさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
- 前記CSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを、前記抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントを投与する前に前記被検者から得られたCSFサンプルと比較することをさらに含む、請求項4〜6のいずれか1項に記載の方法。
- 前記参照標準は、1名またはそれ以上の対照被検者において測定されたα−シヌクレインのレベルを含み、前記対照被検者は、健常な個人および重症度の異なるシヌクレイン病を有する個人を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
- 血漿サンプルにおけるα−シヌクレインのレベルをシヌクレイン病の疾患のために治療されている対象の脳におけるα−シヌクレインのレベルの指標とする方法であって、
抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの末梢投与後の特定の時間に前記対象の血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することを含み、前記抗体またはそのフラグメントは、脳から血液への前記α−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができ、前記対象の血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルは、前記対象の脳における前記レベルと相互に関連がある、方法。 - CSFサンプルにおけるα−シヌクレインのレベルをシヌクレイン病の疾患のために治療されている対象の脳におけるα−シヌクレインのレベルの指標とする方法であって、
抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの末梢投与後の特定の時間に前記対象のCSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することを含み、前記抗体またはそのフラグメントは、脳からCSFへの前記α−シヌクレインの正味の流出を変化させるのに十分な親和性で前記α−シヌクレインと結合することができ、前記対象のCSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルは、前記対象の脳における前記レベルと相互に関連がある、方法。 - 前記抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの追加の末梢投与後の特定の時間に前記対象の血漿サンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することにより、前記対象の脳における経時的な前記α−シヌクレインのレベルの変化をプロットすることをさらに含む、請求項10に記載の方法。
- 前記抗α−シヌクレイン抗体またはその抗原結合フラグメントの追加の末梢投与後の特定の時間に前記対象のCSFサンプルにおける前記α−シヌクレインのレベルを分析することにより、前記対象の脳における経時的な前記α−シヌクレインのレベルの変化をプロットすることをさらに含む、請求項11に記載の方法。
- 前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含む参照抗体として同じα−シヌクレインエピトープに特異的に結合し、前記VHは配列番号2を含み、前記VLは配列番号3を含む、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含む参照抗体であって、前記VHは配列番号2を含み、前記VLは配列番号3を含む、参照抗体がα−シヌクレインに結合することを競合的に阻害する、請求項1〜14のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、重鎖可変領域(VH)および軽鎖可変領域(VL)を含み、前記VHは、配列番号4の相補性決定領域−1(VHCDR1)アミノ酸配列を含む、請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VHは、配列番号5の相補性決定領域−2(VHCDR2)アミノ酸配列を含む、請求項1〜16のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VHは、配列番号6の相補性決定領域−3(VHCDR3)アミノ酸配列を含む、請求項1〜17のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VLは、配列番号7の相補性決定領域−1(VLCDR1)アミノ酸配列を含む、請求項1〜18のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VLは、配列番号8の相補性決定領域−2(VLCDR2)アミノ酸配列を含む、請求項1〜19のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VLは、配列番号9の相補性決定領域−3(VLCDR3)アミノ酸配列を含む、請求項1〜20のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VHは、配列番号4、5、6のVHCDR1、VHCDR2、およびVHCDR3アミノ酸配列を含む、請求項1〜21のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VLは、配列番号7、8、9のVLCDR1、VLCDR2、およびVLCDR3アミノ酸配列を含む、請求項1〜22のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、VHおよびVLを含み、前記VHは、配列番号4、5、6のVHCDR1、VHCDR2、およびVHCDR3アミノ酸配列を含み、前記VLは、配列番号7、8、9のVLCDR1、VLCDR2、およびVLCDR3アミノ酸配列を含む、請求項1〜23のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号2のVHアミノ酸配列および配列番号3のVLアミノ酸配列を含む、請求項1〜24のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、単一鎖Fvフラグメント(scFv)、F(ab’)フラグメント、F(ab)フラグメント、またはF(ab’)2フラグメントである、請求項1〜25のいずれか1項に記載の方法。
- 前記投与は、前記抗体の静脈注射によるものである、請求項1〜26のいずれか1項に記載の方法。
- 前記抗体はヒトのものである、請求項1〜27のいずれか1項に記載の方法。
- 前記所定の時間間隔は1週間未満である、請求項1から9または請求項14〜28のいずれか1項に記載の方法。
- 前記所定の時間間隔は24時間以内である、請求項29に記載の方法。
- 前記所定の時間間隔は3時間以内である、請求項30に記載の方法。
- シヌクレイン病の疾患は、パーキンソン病(PD)、認知症を伴うパーキンソン病(PDD)、レビー小体型認知症(DLB)、アルツハイマー病のレビー小体変異型(LBVAD)、多系統萎縮症(MSA)、純粋自律神経失調症(PAF)、脳鉄蓄積1型を伴う神経変性(NBIA−I)、アルツハイマー病、ピック病、若年発症全身性神経軸索ジストロフィー(ハレルフォルデン−スパッツ病)、筋萎縮性側索硬化症、外傷性脳損傷、およびダウン症候群、からなる群から選択される請求項10〜13のいずれか1項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US201161554924P | 2011-11-02 | 2011-11-02 | |
US61/554,924 | 2011-11-02 | ||
PCT/US2012/062430 WO2013066818A1 (en) | 2011-11-02 | 2012-10-29 | USE OF AN ANTI-α-SYNUCLEIN ANTIBODY TO DIAGNOSE AN ELEVATED LEVEL OF α-SYNUCLEIN IN THE BRAIN |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014533357A JP2014533357A (ja) | 2014-12-11 |
JP2014533357A5 true JP2014533357A5 (ja) | 2015-10-15 |
JP6263473B2 JP6263473B2 (ja) | 2018-01-31 |
Family
ID=48192661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014540007A Active JP6263473B2 (ja) | 2011-11-02 | 2012-10-29 | 脳における高レベルのα−シヌクレインを診断するための抗α−シヌクレイン抗体の使用 |
Country Status (14)
Country | Link |
---|---|
US (3) | US20140295465A1 (ja) |
EP (1) | EP2773957B1 (ja) |
JP (1) | JP6263473B2 (ja) |
KR (1) | KR102036938B1 (ja) |
CN (2) | CN107091931A (ja) |
AU (1) | AU2012332814B2 (ja) |
BR (1) | BR112014010664A2 (ja) |
CA (1) | CA2854131C (ja) |
EA (1) | EA034213B1 (ja) |
HK (1) | HK1201585A1 (ja) |
IL (1) | IL232373B (ja) |
MX (1) | MX356797B (ja) |
WO (1) | WO2013066818A1 (ja) |
ZA (1) | ZA201403879B (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2544569T3 (es) | 2008-12-19 | 2015-09-01 | Biogen International Neuroscience Gmbh | Autoanticuerpos humanos anti alfa-sinucleina |
DK2723379T3 (en) | 2011-06-23 | 2018-10-15 | Biogen Int Neuroscience Gmbh | ANTI-ALPHA SYNUCLEIN BINDING MOLECULES |
EP3207057A2 (en) | 2014-10-16 | 2017-08-23 | F. Hoffmann-La Roche AG | Anti-alpha-synuclein antibodies and methods of use |
JP6273338B1 (ja) * | 2016-12-05 | 2018-01-31 | 磁量生技股▲ふん▼有限公司 | パーキンソン病からパーキンソン病認知症を特定する方法 |
JP6908709B2 (ja) * | 2017-01-06 | 2021-07-28 | エービーエル バイオ インコーポレイテッド | 抗α−syn抗体およびその使用 |
WO2018128454A1 (ko) * | 2017-01-06 | 2018-07-12 | 에이비엘바이오 주식회사 | 항 α-SYN 항체 및 그 용도 |
CA3051839A1 (en) | 2017-02-17 | 2018-08-23 | Bristol-Myers Squibb Company | Antibodies to alpha-synuclein and uses thereof |
GB201803553D0 (en) | 2018-03-06 | 2018-04-18 | Univ Newcastle | Detection of pathological protein aggregation |
WO2020009482A1 (ko) * | 2018-07-03 | 2020-01-09 | 에이비엘바이오 주식회사 | 항 알파-시누클레인 항체 및 그 용도 |
EP3629021A1 (en) * | 2018-09-26 | 2020-04-01 | Euroimmun Medizinische Labordiagnostika AG | Diagnosis of a neuroautoimmune disease |
KR102252879B1 (ko) * | 2019-11-15 | 2021-05-17 | 성균관대학교산학협력단 | 혈장 내 aimp2를 이용한 파킨슨 질환의 진단 방법, 이를 위한 조성물 및 이를 포함하는 키트 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4873192A (en) | 1987-02-17 | 1989-10-10 | The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services | Process for site specific mutagenesis without phenotypic selection |
FR2686087A1 (fr) | 1992-01-13 | 1993-07-16 | Inst Nat Sante Rech Med | Nouvel antigene lymphocytaire, anticorps correspondant et leurs applications. |
WO1999050300A1 (en) * | 1998-03-30 | 1999-10-07 | The Trustees Of The University Of Pennsylvania | Method of identifying, diagnosing and treating synuclein positive neurodegenerative disorders |
JP2004502781A (ja) * | 2000-07-07 | 2004-01-29 | パナシア ファーマシューティカルズ インコーポレーテッド | 神経組織の損傷を予防するため、およびα−シヌクレイン疾患を処置するための方法 |
GB0203446D0 (en) * | 2002-02-14 | 2002-04-03 | Univ Lancaster | Detection and/or monitoring of synuclein-related diseases |
CA2657953A1 (en) | 2005-07-19 | 2007-01-25 | University Of Rochester | Alpha-synuclein antibodies and methods related thereto |
DK2426143T3 (en) | 2007-01-05 | 2017-09-11 | Univ Zuerich | Process for providing disease-specific binding molecules and targets |
CN101308144A (zh) * | 2007-05-16 | 2008-11-19 | 首都医科大学宣武医院 | 检测受试者体液内疾病相关蛋白聚合能力的方法 |
EP2282758B1 (en) | 2008-04-29 | 2018-11-21 | BioArctic AB | Antibodies and vaccines for use in therapeutic and diagnostic methods for alpha-synuclein-related disorders |
ES2544569T3 (es) | 2008-12-19 | 2015-09-01 | Biogen International Neuroscience Gmbh | Autoanticuerpos humanos anti alfa-sinucleina |
CN101692092B (zh) * | 2009-09-24 | 2013-04-10 | 首都医科大学宣武医院 | 定量检测人血清中自体α-突触核蛋白抗体的方法 |
-
2012
- 2012-10-29 US US14/355,743 patent/US20140295465A1/en not_active Abandoned
- 2012-10-29 CN CN201710252366.1A patent/CN107091931A/zh active Pending
- 2012-10-29 CN CN201280065165.6A patent/CN104040342A/zh active Pending
- 2012-10-29 KR KR1020147014713A patent/KR102036938B1/ko active IP Right Grant
- 2012-10-29 EA EA201490883A patent/EA034213B1/ru unknown
- 2012-10-29 CA CA2854131A patent/CA2854131C/en active Active
- 2012-10-29 JP JP2014540007A patent/JP6263473B2/ja active Active
- 2012-10-29 EP EP12846452.6A patent/EP2773957B1/en active Active
- 2012-10-29 MX MX2014005378A patent/MX356797B/es active IP Right Grant
- 2012-10-29 AU AU2012332814A patent/AU2012332814B2/en active Active
- 2012-10-29 BR BR112014010664A patent/BR112014010664A2/pt not_active Application Discontinuation
- 2012-10-29 WO PCT/US2012/062430 patent/WO2013066818A1/en active Application Filing
-
2014
- 2014-04-30 IL IL232373A patent/IL232373B/en active IP Right Grant
- 2014-05-27 ZA ZA2014/03879A patent/ZA201403879B/en unknown
-
2015
- 2015-03-02 HK HK15102107.9A patent/HK1201585A1/xx unknown
-
2017
- 2017-01-19 US US15/409,671 patent/US20180011112A1/en not_active Abandoned
-
2018
- 2018-05-16 US US15/981,691 patent/US20190094245A1/en not_active Abandoned
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2014533357A5 (ja) | ||
FI2897981T3 (fi) | Anti-CD3-vasta-aineita, bispesifisiä antigeeniä sitovia molekyylejä, jotka sitovat CD3:a ja CD20:ta, ja niiden käyttöjä | |
JP2015530971A5 (ja) | ||
JP2012512634A5 (ja) | ||
JP2022050392A (ja) | ヒト化抗タウ抗体 | |
JP2013500940A5 (ja) | ||
RU2019122337A (ru) | Раннее обнаружение активации глиальных клеток при нейродегенеративных или нейровоспалительных заболеваниях | |
JP2014511179A5 (ja) | ||
RU2017123549A (ru) | Антитела, нацеленные на антиген созревания в-клеток, и способы их применения | |
RU2018107658A (ru) | Новые антитела против pd-l1 | |
JP2017507652A5 (ja) | ||
JP2018500014A5 (ja) | ||
RU2014153675A (ru) | Антитела к с-концевым и центральным эпитопам а-бета | |
JP2014523401A5 (ja) | ||
JP2010187674A5 (ja) | ||
JP6263473B2 (ja) | 脳における高レベルのα−シヌクレインを診断するための抗α−シヌクレイン抗体の使用 | |
BR112016013338A2 (pt) | anticorpo pd-1, fragmento de ligação do antígeno do mesmo e uso médico do mesmo | |
JP2015505665A5 (ja) | ||
JP2014528695A5 (ja) | ||
JP2010526028A5 (ja) | ||
JP2012518425A5 (ja) | ||
RU2016100892A (ru) | Антитела против tweakr и их применение | |
JP2015523962A5 (ja) | ||
JP2015509960A5 (ja) | ||
JP2015502753A5 (ja) |