JP2014530269A - エポキシ官能性樹脂組成物 - Google Patents

エポキシ官能性樹脂組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2014530269A
JP2014530269A JP2014531845A JP2014531845A JP2014530269A JP 2014530269 A JP2014530269 A JP 2014530269A JP 2014531845 A JP2014531845 A JP 2014531845A JP 2014531845 A JP2014531845 A JP 2014531845A JP 2014530269 A JP2014530269 A JP 2014530269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
amine
epoxy functional
present
epoxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014531845A
Other languages
English (en)
Inventor
ジェイ.マークス モーリス
ジェイ.マークス モーリス
ガルヤス ギョンギ
ガルヤス ギョンギ
Original Assignee
ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー, ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー filed Critical ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー
Publication of JP2014530269A publication Critical patent/JP2014530269A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/18Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
    • C08G59/20Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the epoxy compounds used
    • C08G59/22Di-epoxy compounds
    • C08G59/24Di-epoxy compounds carbocyclic
    • C08G59/245Di-epoxy compounds carbocyclic aromatic
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/02Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule
    • C08G59/04Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule of polyhydroxy compounds with epihalohydrins or precursors thereof
    • C08G59/06Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule of polyhydroxy compounds with epihalohydrins or precursors thereof of polyhydric phenols
    • C08G59/066Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule of polyhydroxy compounds with epihalohydrins or precursors thereof of polyhydric phenols with chain extension or advancing agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/18Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
    • C08G59/182Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing using pre-adducts of epoxy compounds with curing agents
    • C08G59/184Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing using pre-adducts of epoxy compounds with curing agents with amines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L63/00Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(a)化学量論的に過剰の少なくとも1種のジビニルアレーンジオキシドと、(b)1級(1?)モノアミン、窒素原子が欠如したビス2級(2?)アミン、又はこれらの混合物の少なくとも1種との、反応生成物を含むエポキシ官能性樹脂組成物;(i)該エポキシ官能性樹脂組成物と(ii)少なくとも1種の硬化剤とを含む硬化性組成物;及び該硬化性組成物から調製される硬化された熱硬化性樹脂。

Description

本発明は、ジビニルアレーンジオキシドとアミン化合物との反応生成物を含むエポキシ官能性樹脂組成物に関する。
エポキシ樹脂のエポキシ官能性誘導体は、かかるエポキシ官能性誘導体から作成される硬化性エポキシ樹脂配合物の特性を改良(例えば揮発性と反応の発熱性の低下)し、これらの硬化性エポキシ樹脂配合物から誘導される熱硬化性樹脂の特性を改良(例えば可撓性と破壊靱性の上昇)するのに有用となり得るため、業界で重要である。
過剰のビスフェノールAジグリシジルエーテルと1級(1°)モノアミン(例えばn−ブチルアミン)との反応生成物を含むエポキシ官能性樹脂は、先行技術で公知である。しかし、これらの公知のエポキシ官能性樹脂は、特性のバランスが比較的悪く、すなわち、いくつかの用途において、耐熱性や溶融粘度などの樹脂の特性の1つ以上が不充分なことがある。
過剰のジビニルベンゼンジオキシド(DVBDO)とジエチレントリアミンなどのポリアミンとの反応生成物を含むエポキシ官能性樹脂を含むDVBDOの種々のポリマーも、先行技術で開示されている。例えば、米国特許第2,912,389号の実施例24〜28は、エポキシ官能性樹脂を開示する。しかし米国特許第2,912,389号に開示されたエポキシ官能性樹脂は、エポキシド/アミン基の当量比が非常に高く(例えば、r=10)、生じるエポキシ官能性樹脂は、120℃以上に加熱するとゲル化する。
ジビニルアレーンジオキシドのエポキシ官能性誘導体は、硬化性ジビニルアレーンジオキシド配合物の揮発性と反応の発熱性を低下させるのに、及びこれらのジビニルアレーンジオキシド配合物から誘導される熱硬化性樹脂の可撓性と破壊靱性を上昇させるのに有用となり得るため、業界で重要である。上記改良は、エポキシ硬化剤との以後の反応のための誘導体のエポキシ官能性を維持しながら、ジビニルアレーンジオキシド誘導体の分子量を上昇した結果として、可能となり得る。化学量論的に過剰のジビニルアレーンジオキシドと、1級(1°)モノアミン又はβ窒素原子を有しないビス2級(2°)アミン、又はこれらの混合物との、反応生成物を含むエポキシ官能性樹脂は、上記改良を与える新規組成物である。
本発明の1つの態様は、(a)化学量論的に過剰の少なくとも1種のジビニルアレーンジオキシドと、(b)(1)1級(1°)モノアミン、(2)β窒素原子を有しないビス2級(2°)アミン、又は(3)これらの混合物の、少なくとも1種との、反応生成物を含むエポキシ官能性樹脂に関する。
本発明のエポキシ官能性樹脂組成物は、ポリアミンを使用せず、生じるエポキシ樹脂反応生成物は、高温に加熱してもゲル化することはない。
本発明の別の態様は、(i)上記のエポキシ官能性樹脂組成物と、(ii)少なくとも1種の硬化剤と、及び(iii)必要に応じて他の任意の化合物と、を含む硬化性エポキシ樹脂組成物に関する。
さらに別の態様は、上記硬化性配合物から誘導される硬化された物質に関する。
本発明の1つの一般的形態は、(a)化学量論的に過剰のジビニルアレーンジオキシドと、(b)(1)少なくとも1種の1°モノアミン、(2)β窒素原子を有しない少なくとも1種のビス2°アミン、又は(3)これらの混合物との、反応生成物を含むエポキシ官能性樹脂を含む。
ある態様では、本発明において有用な成分(a)であるジビニルアレーンジオキシドは、例えば任意の環位置に1つ以上のビニル基を有する任意の置換又は非置換アレーン核を含んでよい。例えば、ジビニルアレーンジオキシドのアレーン部分は、ベンゼン、置換ベンゼン、(置換)環付加ベンゼンもしくは相同的に結合した(置換)ベンゼン、又はこれらの混合物から構成され得る。ジビニルアレーンジオキシドのジビニルベンゼン部分は、オルト、メタ、もしくはパラ異性体、又はこれらの混合物でもよい。追加の置換基は、飽和アルキル、アリール、ハロゲン、ニトロ、イソシアネート、又はRO−(ここで、Rは飽和アルキル又はアリールでもよい)を含むH22−耐性基から構成され得る。環付加ベンゼンは、ナフタレン、テトラヒドロナフタレン等から構成され得る。相同的に結合した(置換)ベンゼンは、ビフェニル、ジフェニルエーテル等から構成され得る。
本発明の配合物を調製するために使用されるジビニルアレーンジオキシドは、以下のように一般的な化学構造I〜IVにより一般的に示すことができる:
Figure 2014530269
Figure 2014530269
Figure 2014530269
Figure 2014530269
本発明のジビニルアレーンジオキシドコモノマーの上記構造I、II、III、及びIVにおいて、各R1、R2、R3、及びR4は、個々に水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、又はアラルキル基;又は、例えばハロゲン、ニトロ、イソシアネート、もしくはRO基を含むH22耐性基でもよく、ここで、Rはアルキル、アリール又はアラルキルでもよく;xは、0〜4の整数でもよく;yは、2以上の整数でもよく;x+yは、6以下の整数でもよく;zは0〜6の整数でもよく;及びz+yは、8以下の整数でもよく;Arは、例えば1,3−フェニレン基を含むアレーン断片である。さらに、R4は、エポキシド、イソシアネート、又は任意の反応性基を含む反応性基でもよく、Zは、置換パターンに応じて0〜6の整数でもよい。
ある態様では、本発明で使用されるジビニルアレーンジオキシドは、例えば2008年12月30日にMarksらにより出願された米国仮特許出願第61/141457号(参照することにより本明細書に組み込まれる)に記載された方法により製造することができる。本発明において有用なジビニルアレーンジオキシド組成物は、例えば米国特許第2,924,580号(参照することにより本明細書に組み込まれる)にも開示されている。
別の態様では、本発明において有用なジビニルアレーンジオキシドは、例えばジビニルベンゼンジオキシド、ジビニルナフタレンジオキシド、ジビニルビフェニルジオキシド、ジビニルジフェニルエーテルジオキシド、及びこれらの混合物を含んでよい。
本発明の1つの好適な態様では、エポキシ樹脂配合物で使用されるジビニルアレーンジオキシドは、例えばジビニルベンゼンジオキシド(DVBDO)でもよい。別の態様では、本発明において有用なジビニルアレーンジオキシド成分は、例えば以下の構造Vの化学式で示されるDVBDOを含む:
Figure 2014530269
上記DVBDO化合物の化学式は以下でもよい:C10102;DVBDOの分子量は約162.2である;及びDVBDOの元素分析は、ほぼ:C,74.06;H,6.21;及びO,19,73であり、エポキシド当量重量は約81g/molである。
ジビニルアレーンジオキシド、特にジビニルベンゼンから誘導されるもの、例えばDVBDOは、比較的低い液体粘度を有するが、通常のエポキシ樹脂より高い剛性と架橋密度を有するジエポキシドのクラスである。
以下の構造VIは、本発明において有用なDVBDOの好適な化学構造の態様を示す:
Figure 2014530269
以下の構造VIIは、本発明において有用なDVBDOの好適な化学構造の別の態様を示す:
Figure 2014530269
DVBDOが当該分野で公知の方法により調製される時、3種類の可能な異性体(オルト、メタ、パラ)のうちの1種を得ることができる。従って本発明は、上記の個々の構造の1つで示されるか、又はその混合物として示されるDVBDOを含む。上記構造VIとVIIは、DVBDOのそれぞれメタ(1,3−DVBDO)異性体とパラ(1,4−DVBDO)異性体を示す。オルト異性体はまれである;通常DVBDOは、主にメタ(構造VI)異性体対パラ(構造VII)異性体の比が約9:1〜約1:9の範囲で製造される。本発明は好ましくは、1つの態様として構造VI対構造VIIの比が約6:1〜約1:6の範囲を含み、別の態様では、構造VI対構造VIIの比が約4:1〜約1:4の範囲、又は約2:1〜約1:2の範囲を含む。
本発明のさらに別の態様では、ジビニルアレーンジオキシドは、ある量[例えば、約20wt%未満]の置換アレーン及び/又はアレーンオキシドを含んでよい。置換アレーン及びアレーンオキシドの量と構造は、ジビニルアレーン前駆体からジビニルアレーンジオキシドの調製で使用される方法に依存する。例えば、ジエチルベンゼン(DEB)の脱水素により調製されるジビニルベンゼンは、ある量のエチビニルベンゼン(EVB)及びDEBを含んでよい。過酸化水素と反応すると、EVBはエチルビニルベンゼンオキシドを産生するが、DEBは変化しない。これらの化合物の存在は、ジビニルアレーンジオキシドのエポキシド当量重量を、純粋な化合物より大きな値まで上昇させることができる。
ある態様では、本発明において有用なジビニルアレーンジオキシド、例えばDVBDOは、低密度の液体エポキシ樹脂を含む。本発明で使用されるジビニルアレーンジオキシドの粘度は、一般に25℃で、ある態様では約0.001Pa・s〜約0.1Pa・s、別の態様では約0.01Pa・s〜約0.05Pa・s、さらに別の態様では約0.01Pa・s〜約0.025Pa・sの範囲である。
本発明において有用なジビニルアレーンジオキシドの1つの有利な特性は、その剛性である。ジビニルアレーンジオキシドの剛性は、Prediction of Polymer Properties, Dekker, New York, 1993に記載されたBiceranoの方法を使用して、側鎖を除くジオキシドの回転自由度の計算値により決定される。本発明で使用されるジビニルアレーンジオキシドの剛性は、一般に、ある態様では約6〜約10の回転自由度、別の態様では約6〜約9の回転自由度、及びさらに別の態様では約6〜約8の回転自由度の範囲であり得る。
反応生成物組成物のエポキシ樹脂成分(a)として本発明で使用されるジビニルアレーンジオキシドの濃度は、反応生成物を製造するために使用される他の成分に依存するであろう。一般に反応生成物を製造するのに有用なジビニルアレーンジオキシドの濃度は、反応生成物組成物中の他の成分の割合に応じて、一般に、ある態様では約0.5wt%〜約99wt%、別の態様では約1wt%〜約99wt%、さらに別の態様では約2wt%〜約98wt%、及びさらに別の態様では約5wt%〜約95wt%の範囲であり得る。
本発明において有用な成分(b1)である1°モノアミンは、脂肪族又は芳香族である、1°モノアミン化合物又は1°モノアミン化合物の混合物を含む、当該分野で公知の任意の通常の1°モノアミンを含んでよい。一般に、本組成物で有用な脂肪族1°モノアミンは、例えば、特に限定されないが、2−メトキシエチルアミン、n−ブチルアミン、イソプロピルアミン、N,N−ジメチルエチレンジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミン、Jeffamine M−600ポリエーテルアミン、1−メトキシ−2−アミノプロパン、1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−アミノ−プロパン、1−プロポキシ−2−アミノプロパン、1−ブトキシ−2−アミノプロパン、2−ブトキシ−1−アミノエタン、2−(2−メトキシエトキシ)−1−アミノエタン、及びシクロヘキシルアミンを含む1°モノアミンから選択され得る。一般に、本組成物で有用な芳香族1°モノアミンは、例えば、特に限定されないが、アニリン、クロロアニリン、トルイジン、及びナフチルアミンを含む1°モノアミンから選択され得る。
例えば、本発明のエポキシ官能性樹脂を調製するのに有用な1°モノアミンは、構造R−NH2を有する有機アミンを含んでよく、ここで、Rは、100℃未満の温度で触媒無しでエポキシド基と反応する置換基、例えば−NH−、−NH2、−SH、及びフェノール性OH等、以外の任意の形態の置換基を有する、任意の有機基である。このR基は、例えばアルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリール、又はアラルキルであってよく、1〜約200個の炭素原子を含むことができる。R基は、例えばアルコール、エーテル、エステル、ハロゲン、チオエーテル、3級アミノ、シアノ、又はアミド等の置換基を有することができる。
本発明の組成物で有用な成分(b2)であるβ窒素原子を有しないビス−2°アミンは、2つの炭素原子により分離された2つ以上の窒素原子(β窒素原子)を含まない、当該分野で公知の任意の通常ビス−2°アミンを含んでよく、例えば脂肪族又は芳香族の1種のビス−2°アミン化合物であるか、又はビス−2°モノアミン化合物の混合物である場合を含む。一般に、本組成物に有用な脂肪族ビス−2°アミンは、特に限定されないが、異なる数平均分子量を有するN,N’−ビス(2−プロピル)ポリオキシプロピレンジアミン、例えば230(Jeffamine SD−231)、400(Jeffamine SD−401,st−404)、及び2000(Jeffamine SD−2001);N,N−ビス−p−(sec−ブチルアミノ)ジフェニルメタン(Unilink 4200)、N,N−ビス−p−(sec−ブチルアミノ)シクロヘキシルメタン(Unilink 4100)、N,N−ビス−p−(sec−ブチルアミノ)シクロヘキシルメタン(Clearlink 1000)、N,N−ビス(sec−プロピルアミノ)イソホロンジアミン(IPDA)(Jefflink 754 JK754)、及びN,N’−ジメチルフェニレンジアミンを含むビス−2°アミンから選択してもよい。
例えば、本発明のエポキシ官能性樹脂を調製するのに有用なビス−2°アミンは、構造R−NH−R’−NH−R”を有する有機アミンを含んでよく、ここで、R、R’、及びR”は、100℃未満の温度で触媒無しでエポキシド基と反応する置換基、例えば−NH−、−NH2、−SH、及びフェノール性OH等、以外の任意の形態の置換基を有する、任意の有機基であり、そして前記ビス−2°アミンはβ窒素原子を有していない。R、R’、R”基は、それぞれ別々にかつ独立に、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリール、又はアラルキルであってよく、1〜約200個の炭素原子を含むことができる。R、R’、R”基は、それぞれ別々にかつ独立に、例えばアルコール、エーテル、エステル、ハロゲン、チオエーテル、シアノ、3級アミノ、又はアミド等の置換基を有することができる。
本発明で使用される1°モノアミン、β窒素原子を有しないビス−2°アミン、又はこれらの混合物の濃度は、組成物中のエポキシド/アミン−水素(NH)基の当量比「r」が、一般に、ある態様では約1.01〜約100、別の態様では約1.01〜約20、及びさらに別の態様では約1.01〜約2の範囲のrであるものである。
エポキシ官能性反応生成物中の任意の要素として、他のエポキシ樹脂を含むことができる(すなわち、芳香族及び脂肪族グリシジルエーテル)。例えば、ジビニルアレーンジオキシドとは異なり、かつ本発明の反応生成物で使用され得る任意のエポキシ樹脂は、例えばLee,H.and Neville,K.,Handbook of Epoxy Resins,McGraw−Hill Book Company, New York,1967,第2章、2−1〜2−27頁(参照することにより本明細書に組み込まれる)に記載されたエポキシ樹脂のような、当該分野で公知の任意のエポキシ樹脂成分又は2つ以上のエポキシ樹脂の組合せでもよい。当該分野で公知の特に適した他のエポキシ樹脂は、例えば多官能性アルコール、フェノール、脂環式カルボン酸、芳香族アミン、又はアミノフェノールとエピクロロヒドリンとの反応生成物に基づくエポキシ樹脂を含む。いくつかの非限定例は、例えばパラアミノフェノールのビスフェノールAジグリセリドエーテル、ビスフェノールFジグリセリドエーテル、レソルシノールジグリシジルエーテル、及びトリグリシジルエーテルを含む。当該分野で公知の他の適切なエポキシ樹脂は、例えばo−クレゾールノボラック、炭化水素ノボラック、及びフェノールノボラックとの反応生成物を含む。エポキシ樹脂はまた、市販品、例えばThe Dow Chemical Companyから入手可能なD.E.R. 331(登録商標)、D.E.R.332、D.E.R.354、D.E.R.580、D.E.N.425、D.E.N.431、D.E.N.438、D.E.R.736、又はD.E.R.732エポキシ樹脂等から選択してもよい。
一般に、本発明で使用される時、他のエポキシ樹脂の量は、例えば、ある態様では0wt%〜約99wt%、別の態様では約0.1wt%〜約99wt%、さらに別の態様では約1wt%〜約99wt%、さらに別の態様では約1wt%〜約50wtでもよい。
本発明において有用な任意の反応触媒は、エポキシド−アミンカップリング反応を触媒することが当該分野で公知の任意の化合物から選択することができ、3級アミン、スルホネート、環状カーボネート、種々の水素供与体化合物、及びこれらの混合物を含む。3級アミン反応触媒は、構造R(R’)(R”)Nを有する化合物を含み、ここで、R、R’、及びR”’は、それぞれ窒素に結合しており、任意の有機基である。例えば、本発明の3級アミン反応触媒は、トリオクチルアミン及びベンジルジメチルアミンを含んでよい。スルホネート反応触媒は、構造R−S02−R’を有する化合物を含み、ここでRとR’は任意の有機基である。例えば、本発明のスルホネート反応触媒は、メチル−p−トルエンスルホネート(MPTS)等の芳香族スルホネート、又はメタンスルホン酸メチルのような脂肪族スルホネートを含んでよい。本発明の環状カーボネート反応触媒は、環状カーボネート基を有する任意の有機化合物を含む。例えば、本発明の環状カーボネート化反応触媒は、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、フェニルエチレンカーボネートを含んでよい。本発明の水素供与体化合物の反応触媒は、任意のスルホン酸、カルボン酸、フェノール、アルコール、又はチオールを含んでよい。例えば、本発明の水素供与体化合物は、例えばメタンスルホン酸又はベンゼンスルホン酸等の任意の脂肪族又は芳香族スルホン酸、酢酸又は安息香酸等の脂肪族又は芳香族カルボン酸、フェノール、クレゾール、ノニルフェノール、ペンタデシルフェノール、ビスフェノールA、ビスフェノールF等の任意のフェノール、ブタノール、プロピレングリコール、又はベンジルアルコール等の任意のアルコール、オクチルチオール又はドデシルチオフェノール等の任意のチオール、又はサリチル酸、トリエタノールアミン、又はトリス(ジメチルアミノメチル)フェノール等の上記官能基の組合せ又は複数の上記官能基を有する任意の水素供与体化合物を含んでよい。
一般に本発明で使用される時、反応触媒の量は、例えばある態様では0wt%〜約20wt%、別の態様では約0.01wt%〜約15wt%、さらに別の態様では約0.1wt%〜約10wt%、及びさらに別の態様では約0.05wt%〜約5wt%でもよい。
エポキシ官能性樹脂組成物を調製するための方法は、化学量論的に過剰のジビニルアレーンジオキシドと、1°モノアミン、β窒素原子を有しないビス−2°アミン、又はこれらの混合物のいずれかの少なくとも1種との混合物を調製する第1工程と、混合物中のエポキシドの一部とアミン基とを、必要であれば加熱して、反応させる第2工程とを含む。任意の数のジビニルアレーンジオキシドと、1°モノアミン又はβ窒素原子を有しないビス−2°アミンのいずれかの少なくとも1種の任意の数の混合物との混合物を使用してもよい。
例えば、ある態様では、本発明のエポキシ官能性樹脂組成物は、(a)少なくとも1種のジビニルアレーンジオキシドと、(b)1°モノアミン、β窒素原子を有しないビス−2°アミン、又はこれらの混合物のいずれかの少なくとも1種と、(c)任意選択的に、必要に応じて他の成分とを反応させることを含んでよい。例えば、本発明のエポキシ官能性反応生成物の調製は、ジビニルアレーンジオキシドと、1°モノアミン、β窒素原子を有しないビス−2°アミン、又はこれらの混合物のいずれかの少なくとも1種と、任意に他の望ましい1つ又は複数の添加剤とを、反応容器中で混合して、反応混合物を、ある態様では約25℃〜約250℃、別の態様では約50℃〜約225℃、及びさらに別の態様では約100℃〜約200℃の反応温度範囲で加熱することにより、行われる。エポキシ官能性反応生成物組成物を生成するために、混合物の反応中に又は混合物を反応させる前に、上記の任意の様々な配合物添加剤、例えばジビニルアレーンジオキシドとは異なる追加のエポキシ樹脂を添加してもよい。
本発明の組成物は、先行技術のエポキシ官能性樹脂より、高い耐熱性(ガラス転移温度Tgにより測定される)、低い融解粘度(η*)、及び融解粘度のより小さい変化(%Δη*)を有する。ある態様では、本発明のエポキシ官能性樹脂は、先行技術の類似組成物より約10%大きい;別の態様では先行技術の類似組成物より約15%大きい;及びさらに別の態様では先行技術の類似組成物より約20%大きい、Tgを有する。
ある態様では本発明のエポキシ官能性樹脂は、先行技術の類似組成物より約10%小さい;別の態様では先行技術の類似組成物より約15%小さい;及びさらに別の態様では先行技術の類似組成物より約20%小さい、η*を有する。
ある態様では本発明のエポキシ官能性樹脂は、先行技術の類似組成物より約10%小さい;別の態様では先行技術の類似組成物より約15%小さい;及びさらに別の態様では先行技術の類似組成物より約20%小さい、%Δη*を有する。
本発明の別の一般的形態は、(i)(a)化学量論的に過剰のジビニルアレーンジオキシドと、(b)1°モノアミン、β窒素原子を有しないビス−2°アミン、又はこれらの混合物のいずれかの少なくとも1種とのエポキシ官能性反応生成物と、(ii)エポキシ硬化剤と、及び(iii)任意に硬化触媒と、を含む硬化性配合物を含む。
本発明の硬化性樹脂配合物の調製において、上記のエポキシ官能性反応生成物は、成分(i)として使用し得る。
本発明の硬化性組成物を調製するのに有用な硬化剤は、当該分野で公知の通常の硬化剤を含んでよい。硬化性組成物で有用な硬化剤(硬化剤又は架橋剤とも呼ばれる)は、例えば、特に限定されないが、無水物、カルボン酸、アミン化合物、フェノール性化合物、ポリオール、又はこれらの混合物を含む当該分野で公知の硬化剤から選択され得る。具体的態様では、硬化剤は、ポリアミン、ポリフェノール、無水物、ポリメルカプタン、又はこれらの混合物を含んでよい。
本発明において有用な硬化剤の例は、エポキシ樹脂ベースの組成物を硬化させるのに有用であることが知られている同時反応性又は触媒性硬化物質のいずれかを含んでよい。このような同時反応性硬化剤は、例えば、ポリアミン、ポリアミド、ポリアミノアミド、ジシアンアミド、ポリフェノール、ポリマーチオール、ポリカルボン酸と無水物、及びこれらの組合せ等を含む。適切な触媒性硬化剤は、3級アミン、4級アンモニウムハロゲン化物、ルイス酸(例えば3フッ化ホウ素)、及びこれらの任意の組合せ等を含む。同時反応性硬化剤の他の具体例は、フェノールノボラック、ビスフェノールAノボラック、ジシクロペンタジエンのフェノールノボラック、クレゾールノボラック、ジアミノジフェニルスルホン、スチレン−マレイン酸無水物(SMA)コポリマー、及びこれらの任意の組合せを含む。通常の同時反応性エポキシ硬化剤の中で、アミン及びアミノ又はアミド含有樹脂及びフェノール成分が好適である。
ジシアノアミドは、本発明において有用な硬化剤の1つの好適な態様であり得る。ジシアンジアミドは、その硬化性を活性化するために比較的高温を必要とするため、遅延硬化の利点を有し、従ってジシアンジアミドは、エポキシ樹脂に添加され、室温(約25℃)で保存することができる。
ある態様では、本発明の硬化性樹脂配合物は、例えば無水物、及び無水物と他の硬化剤との混合物を使用して硬化することができる。無水物硬化剤は、好ましくは3級アミン、イミダゾール、3ハロゲン化ホウ素−アミン錯体、又はアンモニウム、ホスホニウム、スズ塩又はクロム塩である。
一般に本発明で使用される硬化剤の量は、例えば、ある態様では約1wt%〜約99wt%、別の態様では約5wt%〜約95wt%、さらに別の態様では約10wt%〜約90wt%でもよい。上記範囲より上及び下では、顕著な作用が無いか又は樹脂特性のある程度の劣化があり得る。
本発明の硬化性組成物に添加され得る任意の要素は、例えば他のエポキシ樹脂(すなわち、芳香族及び脂肪族グリシジルエーテル、脂環式エポキシ樹脂)、他の硬化剤、硬化触媒、充填剤、反応性希釈剤、顔料、軟化剤、可撓性付与剤、強化剤、流動性改質剤、加工助剤、接着促進剤、及びこれらの混合物を含んでよい。
本発明の硬化性組成物に添加され得る任意の要素の1つは、例えばエポキシ官能性反応生成物とは異なるエポキシ樹脂を含み得る。他のエポキシ樹脂は、例えば上記エポキシ樹脂等の当該分野で公知の任意のエポキシ樹脂成分又は2つ以上のエポキシ樹脂の組合せ(すなわち、芳香族及び脂肪族グリシジルエーテル)でもよい。
一般に、本発明で使用される時、他のエポキシ樹脂の量は、例えば、ある態様では0wt%〜約99wt%、別の態様では約0.1wt%〜約99wt%、さらに別の態様では約1wt%〜約99wt%、及びさらに別の態様では約1wt%〜約50wt%でもよい。
本発明の硬化性樹脂配合物の調製において、エポキシ官能性反応生成物と硬化剤との反応を促進するために、少なくとも1種の硬化触媒が任意に使用できる。本発明で使用される硬化触媒は、本発明の少なくとも1種のエポキシ官能性樹脂の重合(ホモ重合を含む)用に適合されてよい。あるいは、本発明で使用される硬化触媒は、少なくとも1種のエポキシ官能性樹脂と少なくとも1種の硬化剤(使用される場合)との反応用に適合されてよい。
本発明において有用な任意の硬化触媒は、当該分野で公知の触媒、例えば、アミン、ホスフィン、複素環式窒素、アンモニウム、ホスホニウム、アルソニウム、スルホニウム成分、及びこれらの任意の組合せを含有する触媒化合物を含んでよい。本発明の触媒のいくつかの非限定例は、例えば酢酸エチトリフェニルホウホニウム;ベンジルトリメチルアンモニウムクロリド;、米国特許第4,925,901号(参照することにより本明細書に組み込まれる)に記載された複素環式窒素含有触媒;イミダゾール;トリエチルアミン;及びこれらの任意の組合せを含んでいてもよい。
本発明において有用な硬化触媒の選択は限定されず、一般にエポキシ系で使用される触媒を使用することができる。また触媒の添加は任意であり、調製される系に依存する。触媒が使用される時、触媒の例は、3級アミン、イミダゾール、有機ホスフィン、及び酸性塩を含む。
本発明で使用される硬化触媒の他の態様は、3級アミン、例えばトリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、2−メチルイミダゾール、ベンジルジメチルアミン、これらの混合物等を含む。
本発明で使用される任意の触媒の濃度は、一般に、ある態様では0wt%〜約20wt%、別の態様では約0.01wt%〜約10wt%、さらに別の態様では約0.1wt%〜約5wt%、そしてさらに別の態様では約0.2wt%〜約2wt%の範囲でもよい。上記範囲より上及び下では、顕著な作用が無いか又は樹脂特性のある程度の劣化があり得る。
本発明において有用となり得る他の任意の成分は、当業者に公知の樹脂配合物で通常使用される成分である。例えば、任意の成分は、適用特性(例えば、表面張力改変剤又は流れ補助剤)、信頼性(例えば、接着促進剤)、反応速度、反応の選択性、及び/又は触媒寿命を増強するための添加することができる化合物を含んでよい。
本発明の組成物に様々な添加剤、例えばジビニルアレーンジオキシドとは異なるエポキシ樹脂のような他の樹脂、成分(a)、希釈剤、安定剤、充填剤、可塑剤、触媒の脱活性化剤等、及びこれらの混合物が、添加される。
本発明の配合物において有用な他の添加剤は、例えば、ハロゲン含有又はハロゲン不含難燃剤;加工用溶剤、例えばアセトン、メチルエチルケトン、Dowanol PMA;接着促進剤、例えば改質有機シラン(エポキシ化、メタクリル、アミノ)、アシルアセトネート、又はイオウ含有分子;湿潤及び分散補助剤、例えば改質有機シラン;反応性又は非反応性熱可塑性樹脂、例えばポリフェニルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフッ化ビニリデン、ポリエーテルイミド、ポリフタルイミド、ポリベンズイミダゾール、アクリル、フェノキシ、ウレタン;離型剤、例えばワックス;ポリマー特性を改善する他の機能性添加剤又は予備反応生成物、例えばイソシアネート、イソシアヌレート、シアネートエステル、アリル含有分子、又は他のエチレン性不飽和化合物、及びアクリレート;及びこれらの混合物を含んでよい。
追加の添加剤の濃度は、総組成物の重量に基づいて、一般に、ある態様では0wt%wt%〜約90wt%、別の態様では約0.01wt%〜約80wt%、さらに別の態様では約1wt%〜約65wt%、及びさらに別の態様では約10wt%〜約50wt%である。上記範囲より上及び下では、顕著な作用が無いか又は樹脂特性のある程度の劣化があり得る。
硬化性組成物の化合物がいったん一緒に混合されると、硬化性組成物の硬化が、所定の温度で、組成物を硬化するのに充分な所定の時間行われ、硬化は配合物で使用される硬化剤に依存することがある。例えば、配合物を硬化させる温度は、一般に、ある態様では約10例えば〜約200℃;別の態様では約100℃〜約190℃;さらに別の態様では約125℃〜約175℃であり;硬化時間は、一般に、ある態様では約1分〜約4時間、別の態様では約5分〜約2時間、及びさらに別の態様では約10分〜約1.5時間から選択してもよい。約1分間より短い場合は、時間が短かすぎて通常の加工条件下では充分な反応が確保できず、4時間より長い場合は、時間が長すぎて実用的でも経済的でもない。
本発明の熱硬化生成物(すなわち硬化性組成物から製造された架橋生成物)は、使用されるエポキシ官能性樹脂及び硬化剤に応じて、柔らかいエラストマーから硬質ガラスまでの形態の範囲である。本発明の熱硬化生成物は、コーティング、成形、鋳造、複合材料、接着剤、シーラント、エラストマー等の用途に有用である。
以下の実施例と比較例は本発明をさらに詳細に例示するが、これらは本発明の範囲を限定するものと解釈してはならない。
以下の例で使用される種々の用語と記号は、以下に説明される:
「DVBDO」は、ジビニルベンゼンジオキシドを意味する。実施例で使用されるDVBDOは、エポキシド当量81g/eqを有する。WO2010077483は、DVBDOを調製するための様々な範囲の方法の1つを記載する。
DER332とDER664UEは、ダウ・ケミカル・カンパニーから入手可能なエポキシ樹脂である。
ジエチレントリアミン(DETA)は、ダウ・ケミカル・カンパニーから入手できる。
2−メトキシエチルアミン(MXEA)、n−ブチルアミン(nBA)、イソプロピルアミン(IPA)、N,N−ジメチルエチレンジアミン(11DMEDA)、N,N’−ジメチルエチレンジアミン(12DMEDA)、及びピペラジン(PIP)は、Aldrich chemical Co.から入手できる。
Jeffamine M−600ポリエーテルアミンは、Hunstsman Advanced Materialsから入手できる。
以下のアミンは、対応するグリコールエーテルのアミノ化により調製され、以下のように対応する頭字語で示される:1−メトキシ−2−アミノプロパン(PM−A)、1−(2−メトキシ−1−メチルエトキシ)−2−アミノプロパン(DPM−A)、1−プロポキシ−2−アミノプロパン(PnP−A)、1−ブトキシ−2−アミノプロパン(PnB−A)、2−ブトキシ−1−アミノエタン(EB−A)、2−(2−メトキシエトキシ)−1−アミノエタン(DM−A)。(後者のアミン頭字語に関して:最初の文字は基礎グリコールを示し、E=エチレングリコール、D=ジエチレングリコール、P=プロピレングリコール、及びDP=ジプロピレングリコールである:2番目の文字(単数又は複数)はアルコール開始剤を示し、M=メチル、B又はnBは=n−ブチル、nP=n−プロピルである。これらの用語でMXEA=EM−Aである)。
以下の標準的分析装置と方法が実施例で使用される:
示差走査熱分析
示差走査熱分析(DSC)実験は、TA Instruments Q−1000熱量計で行われた。各試料について、平衡化温度の35℃から160℃まで、途中で10℃/分のクールダウンを加えて、窒素(N2)下で10℃/分の1回のスキャンを解放アルミニウム皿上で行なった。報告されたガラス転移温度(Tg)値を、熱容量曲線の半分高さとして取った。
3検出器ゲル浸透クロマトグラフィー
3検出器ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC−TD)は、既に記載されているように、屈折率、粘度、及び光散乱検出器を使用して行なった。分子量分析の較正は、DER 664UEエポキシ樹脂を使用して行なった。
レオロジー
レオロジーは、TA Instruments ARES Rheometerで、40ミリメートル(mm)の平行板固定具を使用して、25℃から200℃まで5℃/分の温度掃引と10s-1の周波数で、150℃又は200℃の等温維持で運転した。
特性の推定は、Prediction of Polymer Properties, Dekker, New York, 1993に記載されたBiceranoの方法を用いて行った。
実施例1〜14と比較例A〜E
エポキシ官能性反応生成物を調製するための一般的操作法
いくつかのエポキシ官能性生成物を調製するために使用された反応は、以下のように行われた:
機械攪拌器、N入り口、冷却器、滴下ロート、及び温度コントローラーに接続した熱電対を取り付けた100mlの丸底フラスコに、表1に示す量のエポキシ樹脂を加えた。初期温度は、DVBDOについては周囲温度であり、DER 332については30℃であった。次に滴下ロートにアミンを加え、装置にNを15分間パージした。次に、温度上昇について反応を監視しながら、フラスコにアミンを攪拌しながら加えた。アミン添加が完了後、攪拌を続けながら、混合物を、温度コントローラーに接続したランプにより加熱して徐々に温度を上昇させ(温度設定点を調整して)、反応の発熱を監視(典型的には約80℃で)した。約185℃に達するまで加熱を続け、この温度を約15分間維持した。反応生成物をアルミニウム箔のシートに注ぎ、冷却させ、ビンに入れた。
Figure 2014530269
表Iに記載された上記の例の組成物の特性は、次の表IIに記載される。
Figure 2014530269
以下の実施例15〜18において、エポキシ官能性DVBDO−2°アミン樹脂を調製するためにビス−2°アミンが使用された。ピリジン溶液中でエポキシドを過剰の塩化ピリジニウムで誘導体化して、EEWを測定した。過剰の塩化ピリジニウムは、電位差終点判定を用いて水酸化カリウムで滴定することにより決定した。
Jeffamine SD231は、数平均分子量が約400g/moleのN,N−ビス(2−プロピル)ポリオキシプロピレンジアミンの市販グレードであり、Jefflink 754は、N,N−ビス(sec−プロピルアミノ)イソホロンジアミンの市販グレードであり、いずれもHuntsman Advanced Materialsから受け取った。メチル−p−トルエンスルホネート(MPTS)はFluka社から購入した。
実施例15
DVBDO(20.00g)とJeffamine 754(25.88g)を、機械攪拌器、冷却器、及び温度ポートを取り付けた三ツ首フラスコ中で混合した。フラスコに窒素をフラッシュした。温度を150℃まで上げ、反応混合物を6時間インキュベートした。反応混合物を25℃まで冷却し、生成物を性状解析した。得られた樹脂は、Tgが16℃でEEWが521であった。モル比は、EEWが900を目標になるように選択したため、EEWが521であることは、アミンの47%の変換に対応する。
実施例16
DVBDO(20.00g)、Jeffamine 754(25.88g)、及びMPTS(0.23g,0.5wt%)を、機械攪拌器、冷却器、及び温度ポートを取り付けた三ツ首フラスコ中で混合した。フラスコに窒素をフラッシュした。温度を150℃まで上げ、反応混合物を4時間インキュベートした。反応混合物を25℃まで冷却し、生成物を性状解析した。得られた樹脂は、Tgが55℃でEEWが934であり、150℃で7151mPa・sの粘度を有した。モル比は、EEWが900を目標になるように選択したため、EEWが934であることは、アミンの完全な変換を示す。
実施例17
DVBDO(20.00g)とJeffamine SD231(30.91g)を、機械攪拌器、冷却器、及び温度ポートを取り付けた三ツ首フラスコ中で混合した。フラスコに窒素をフラッシュした。温度を150℃まで上げ、反応混合物を4時間インキュベートした。反応混合物を25℃まで冷却し、生成物を性状解析した。得られた樹脂は、液体であり、Tgが−36℃でEEWが496であった。モル比は、EEWが900を目標になるように選択したため、アミン変換は42%であった。
実施例18
インキュベーションの前に0.5wt%のMPTSを反応混合物に加えた以外は、実施例17を繰り返した。得られた樹脂は、粘性のある固体であり、Tgが−5℃、EEWが1107であり、これは、アミン変換が100%であり、2級OH基を介して一部の分岐も起きたことを示す。
実施例19及び比較例GとH
1当量のエポキシ樹脂と0.5当量のnBAから、DVBDO−nBAとDER 332−nBA樹脂を調製した。これらの樹脂及びDVBDOは、DETAを用いてバランスのとれた化学量論で完全に硬化されて、表3に示した特性を有する熱硬化物を与え、ここで、CTErはゴム状の熱膨張係数であり、Eは引張り係数であり、KICは、臨界応力拡大係数(破壊靭性)である。
Figure 2014530269
上記結果は、以下を含む、比較例に対する本発明の組成物のいくつかの有利な性質を例示する:
(1)本発明のエポキシ官能性樹脂は、アルキル、エーテル、及び3級アミノアミン等の種々の1°モノアミン、又はβ窒素原子を有するものを除く種々のビス−2°アミンを使用して調製することができる。
(2)本発明のエポキシ官能性樹脂は、極性有機溶媒中で可溶性であり、有限の溶融粘度を有する。
(3)β窒素原子を有するビス−2°アミンおよびポリエチレンアミンはゲル化(不可溶性、無限の溶融粘度)ポリマーを形成するため、本発明のエポキシ官能性樹脂は、これらの種類のアミンから誘導されるものを除く。
(4)本発明のエポキシ官能性樹脂は、ビスフェノールAジグリシジルエーテル(DER 332)から調製される類似体より高いTg、小さい溶融粘度(η*)、及び溶融粘度のより小さい変化を有する。具体的には、DVBDO−MXEAのTgは、そのDER 332類似体よりも約23%大きく、DVBDO−nBA樹脂のη*は、そのDER 332類似体より約26%小さく、及びDVBDO−nBA樹脂のΔη*は、そのDER 332類似体よりも約38%小さい。
(5)本発明のエポキシ官能性樹脂に由来する熱硬化物は、単独のDVBDOから調製されるものよりも大きな破壊靭性を有し、従来技術の樹脂から調製された類似体よりも高いTg、より大きなE、及びより小さいCTErを有する。

Claims (15)

  1. (a)化学量論的に過剰の少なくとも1種のジビニルアレーンジオキシドと、(b)(i)1級(1°)モノアミン、(ii)β窒素原子を有しないビス2級(2°)アミン、又は(iii)これらの混合物の、少なくとも1種の2官能性アミンとの、反応生成物を含む、エポキシ官能性樹脂組成物。
  2. 前記少なくとも1種のジビニルアレーンジオキシドがジビニルベンゼンジオキシドを含む、請求項1に記載の組成物。
  3. 請求項1に記載の組成物であって、前記少なくとも1種の1級モノアミンは、構造R−NH2を有する有機アミンを含み、ここで、Rは、100℃未満の温度で触媒無しでエポキシド基と反応する置換基以外の置換基を有する、有機基であり、前記R基は、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリール、又はアラルキルを含み、前記R基は、1〜約200個の炭素原子を含有し、そして、前記置換基は、アルコール、エーテル、エステル、ハロゲン、チオエーテル、シアノ、3級アミノ、又はアミドを含む、組成物。
  4. 請求項1に記載の組成物であって、前記少なくとも1種のビス−2級アミンは、構造R−NH−R’−NH−R”を有する有機アミンを含み、ここで、前記R、R’、及びR”は、100℃未満の温度で触媒無しでエポキシド基と反応する置換基以外の置換基を有する、有機基である、組成物。
  5. 請求項4に記載の組成物であって、前記R、R’、R”基は、それぞれ別々にかつ独立に、アルキル、シクロアルキル、アルケニル、アリール、又はアラルキルを含み、前記R、R’、R”基は、1〜約200個の炭素原子を含有し、前記R、R’、R”基は、それぞれ別々にかつ独立に、アルコール、エーテル、エステル、ハロゲン、チオエーテル、シアノ、3級アミノ、又はアミドを含む置換基を有する、組成物。
  6. 少なくとも1種のスルホネートエステル又は水素供与体化合物を含む反応触媒を含有する、請求項1に記載の組成物。
  7. 前記少なくとも1種のスルホネートエステルはアルキルベンゼンスルホネートを含む、請求項6に記載の組成物。
  8. (i)請求項1に記載のエポキシ官能性樹脂組成物と、(ii)少なくとも1種の硬化剤と、を含む、硬化性エポキシ樹脂組成物。
  9. 前記硬化剤が、ポリアミン、ポリフェノール、ポリメルカプタン、無水物、又はこれらの混合物を含む、請求項8に記載の硬化性組成物。
  10. 少なくとも1種の硬化触媒を含有する、請求項8に記載の硬化性組成物であって、前記少なくとも1種の硬化触媒は、3級アミン、イミダゾール、アンモニウム塩、ホスホニウム塩、ルイス酸、又はこれらの混合物を含む、組成物。
  11. 充填剤、反応性希釈剤、軟化剤、加工助剤、強化剤、又はこれらの混合物を含む、請求項10に記載の硬化性組成物。
  12. (a)化学量論的に過剰の少なくとも1種のジビニルアレーンジオキシドと、(b)(i)1級モノアミン、(ii)β窒素原子を有しないビス2級アミン、又は(iii)これらの混合物の、少なくとも1種の2官能性アミンとを、反応させることを含む、エポキシ官能性樹脂組成物を調製するための方法。
  13. (i)請求項1に記載のエポキシ官能性樹脂組成物と、(ii)少なくとも1種の硬化剤とを混合することを含む、硬化性エポキシ樹脂組成物を調製するための方法。
  14. 請求項9〜11のいずれか1項に記載の組成物を硬化させることを含む、熱硬化性樹脂を調製するための方法。
  15. 請求項14に記載の方法により調製される、硬化された熱硬化性物品。
JP2014531845A 2011-09-21 2012-09-05 エポキシ官能性樹脂組成物 Pending JP2014530269A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201161537080P 2011-09-21 2011-09-21
US61/537,080 2011-09-21

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014530269A true JP2014530269A (ja) 2014-11-17

Family

ID=46889464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014531845A Pending JP2014530269A (ja) 2011-09-21 2012-09-05 エポキシ官能性樹脂組成物

Country Status (8)

Country Link
US (1) US9260560B2 (ja)
EP (1) EP2758445A2 (ja)
JP (1) JP2014530269A (ja)
CN (1) CN103814055B (ja)
BR (1) BR112014006253A2 (ja)
MX (1) MX2014003538A (ja)
TW (1) TW201319112A (ja)
WO (1) WO2013043363A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018119039A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 国立大学法人 大分大学 液晶性ポリアミノウレタン原料化合物、同液晶性ポリアミノウレタン原料化合物の製造方法、及び液晶性ポリアミノウレタン、並びに同液晶性ポリアミノウレタンの製造方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013188047A1 (en) * 2012-06-15 2013-12-19 Dow Global Technologies Llc Latent catalytic curing agents
WO2015153182A1 (en) 2014-04-02 2015-10-08 Dow Global Technologies Llc Epoxy two-part formulations
EP3160701A1 (en) 2014-06-30 2017-05-03 Dow Global Technologies LLC Treated porous material
AU2015371230B2 (en) 2014-12-23 2020-04-09 Dow Global Technologies Llc Treated porous material
CN114605355A (zh) * 2022-03-28 2022-06-10 国科广化(南雄)新材料研究院有限公司 一种二乙烯基芳烃二环氧化物及其固化产物的制备与应用

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2912389A (en) * 1957-08-08 1959-11-10 Union Carbide Corp Polymers of divinylbenzene dioxide
JPS6143619A (ja) * 1984-08-07 1986-03-03 Mitsubishi Rayon Co Ltd エポキシ樹脂組成物
WO2010077485A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-08 Dow Global Technologies Inc. Divinylarene dioxide formulations for vacuum resin infusion molding
JP2013512997A (ja) * 2009-12-03 2013-04-18 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー ジビニルアレーンジオキシドに基づく付加物

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2924580A (en) * 1957-08-08 1960-02-09 Union Carbide Corp Divinyl benzene dioxide compositions
US2982752A (en) * 1958-04-25 1961-05-02 Union Carbide Corp Composition comprising a polyepoxide and divinylbenzene dioxide
KR930003019B1 (ko) * 1984-08-07 1993-04-16 미쯔비시 레이욘 가부시끼가이샤 복합재료용 중간체
US4925901A (en) 1988-02-12 1990-05-15 The Dow Chemical Company Latent, curable, catalyzed mixtures of epoxy-containing and phenolic hydroxyl-containing compounds
WO2010077483A1 (en) 2008-12-30 2010-07-08 Dow Global Technologies Inc. Process for preparing divinylarene dioxides
US20110122590A1 (en) * 2009-11-23 2011-05-26 Dow Global Technologies Inc. Epoxy resin formulations for underfill applications
CN106008928A (zh) * 2010-05-21 2016-10-12 蓝立方知识产权有限责任公司 可固化组合物

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2912389A (en) * 1957-08-08 1959-11-10 Union Carbide Corp Polymers of divinylbenzene dioxide
JPS6143619A (ja) * 1984-08-07 1986-03-03 Mitsubishi Rayon Co Ltd エポキシ樹脂組成物
WO2010077485A1 (en) * 2008-12-30 2010-07-08 Dow Global Technologies Inc. Divinylarene dioxide formulations for vacuum resin infusion molding
JP2012514077A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー 真空樹脂インフュージョン成形用ジビニルアレーンジオキシド配合物
JP2013512997A (ja) * 2009-12-03 2013-04-18 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー ジビニルアレーンジオキシドに基づく付加物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018119039A (ja) * 2017-01-24 2018-08-02 国立大学法人 大分大学 液晶性ポリアミノウレタン原料化合物、同液晶性ポリアミノウレタン原料化合物の製造方法、及び液晶性ポリアミノウレタン、並びに同液晶性ポリアミノウレタンの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW201319112A (zh) 2013-05-16
BR112014006253A2 (pt) 2017-04-11
US20140213755A1 (en) 2014-07-31
CN103814055A (zh) 2014-05-21
WO2013043363A2 (en) 2013-03-28
US9260560B2 (en) 2016-02-16
WO2013043363A3 (en) 2013-05-30
EP2758445A2 (en) 2014-07-30
CN103814055B (zh) 2016-10-12
MX2014003538A (es) 2014-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6881436B2 (ja) アミン化合物、アミン組成物、及びエポキシ樹脂硬化剤
JP5431355B2 (ja) エポキシ樹脂用硬化剤としての、フェナルカミンと塩形成されたアミンとの混合物
DK2621992T3 (en) Epoxy resin adducts and thermoplastic materials thereof
JP2014530269A (ja) エポキシ官能性樹脂組成物
US9279032B2 (en) Low temperature curable epoxy compositions
JP6159014B2 (ja) ヒドロキシアルキルアミノシクロアルカンを含む1成分形エポキシ硬化剤
JP2013512988A (ja) エポキシ樹脂組成物
US9346911B2 (en) Liquid accelerator composition for hardeners
JP6077496B2 (ja) 一成分エポキシ樹脂組成物中の硬化剤としてのアミンおよびポリマーフェノールならびにそれらの使用
KR20130090789A (ko) 경화성 조성물
JP2013534954A (ja) 粉体コーティング組成物
KR20220130028A (ko) 수계 에폭시 경화제
US20120245306A1 (en) Adducts based on divinylarene oxides
US9376528B2 (en) Latent catalyst for curable compositions
CN110035990B (zh) N,n′-二氨基丙基-2-甲基环己烷-1,3-二胺和n,n′-二氨基丙基-4-甲基环己烷-1,3-二胺及其作为环氧树脂用固化剂的用途
KR20230144045A (ko) 페날카민을 함유하는 조성물 및 그를 제조하는 방법
US20150322197A1 (en) Latent catalytic curing agent
WO2014093116A2 (en) Curable compositions

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150820

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20151216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170926