JP2014528535A - 往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、・ バルブ開放ソレノイドバルブ(4)とバルブ開放高圧ダクト(11)と流入高圧油圧回路(5)によって内燃機関(100)のバルブを開放するとともに、バルブ閉鎖ソレノイドバルブ(6)とバルブ閉鎖高圧ダクト(12)と流出高圧回路(7)によってバルブを閉鎖するバルブ作動油圧シリンダ(2)と、・ ポンプ逆止バルブ(14)およびポンプ出口密閉ソレノイドバルブ(13)と協働するとともに、補充ポンプ(52)および補充容器(53)により供給される低圧回路(9)および低圧容器(10)と接続される出口を有する油圧容積式ポンプ(8)を、包含する。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを有する電気油圧式バルブアクチュエータに関する。
往復内燃機関の吸気および排気バルブは、これらの機関のクランクシャフトが一定の角度位置に達した時に開く。これは、クランクシャフトの角度位置に対するこれらの機関の単数または複数のカムシャフトの角度位置が通常は不変であることから生じ、クランクシャフトの位置は、Nikolaus Otto氏およびAlphonse Eugene Beau de Rochas氏により考案されたもののように、2行程機関では360度以上、また4行程機関では720度以上であると考えられている。
バルブが開く瞬間をクランクシャフトの角度位置に対して可変にするため、現代のガソリン機関は、少なくとも一つの吸気カムシャフト移相器と、さらにより頻繁には排気カムシャフト移相器を包含する。これらの移相装置は概して水力電気式、時には電気式であり、そのシャフトの角度位置をクランクシャフトの角度位置に対して変化させることを可能にする。
自動車産業により生産される大部分の機関については、開放時間、開放速度、およびバルブリフト高のパラメータは、バルブを作動させるカムの輪郭によって明確に確定される。これらのパラメータを可変にすることは、シリンダの注入および燃焼の品質に対するそれらの強い影響のため、関心が高い。これらのパラメータの可変性は、これらの機関の汚染排出物の制御を大きく改良する元となる。特に、この可変性は以下を可能にする。
・ 機関速度範囲全体にわたって機関のトルクおよび出力を上昇させるためワイドオープンスロットルで使用される時の内燃機関のシリンダの注入を改良すること。この結果は、注入に最も好ましい瞬間に吸気および排気バルブの開閉を行うことにより、特に機関のシリンダと吸気および排気ダクトでのガスの空気力学および音響作用を考慮することにより得られる。
・ 以下の二つの主な原理に基づいて、通常はスロットルバルブにより操作される吸気の選別法を吸気バルブの開閉についての適切な規則と置き換えることにより、部分スロットルで作動している時に内燃機関のポンピング損失を減少させること。
‐これらの戦略のうち第1のものは、空気または所望の炭化混合気の装填物をこの機関のシリンダに捕捉してから、ピストンの中央上死点まで内燃室でこの空気または混合気を再圧縮する前に機関のピストンの中央下死点までこの空気または混合気を膨張するように、この過程で吸気ダクトを大気圧に近い圧力に維持しながら機関の吸気行程中に吸気バルブを急速に再閉鎖させることで構成される。
‐第2の戦略は、機関の圧縮行程中に吸気バルブの閉鎖を遅延させることで構成され、吸気ダクトはこの行程中に大気圧に近い圧力に維持され、空気または炭化混合気の最大装填物が機関の吸気行程中にシリンダへ流入され、それからシリンダに残留する装填物が所望の装填量になるまで圧縮行程中に装填物の一部がこのダクトへ強制的に戻され、この時点で吸気が再び閉鎖される。この後者の戦略は、OttoまたはBeau de Rochasのものより部分的装填での効果が高いAtkinsonサイクルで機能し、可変圧縮機関では特に関心が高い。
ポンピング損失を減少させるためのこれらの戦略は、部分的装填での機関の性能が大きく改良される結果を生じる。
・ 特に、例えば吸気バルブのリフト高を微調整することにより達成される燃焼室でのガスの乱流をより良好に制御することにより、内燃機関の燃焼の安定性および品質を改良すること。この制御改良は、例えば、低スロットルでの吸気バルブのリフトを小さくすることにより多点噴射機関の空気/燃料混合気の均質性を改良することを可能にし、その効果は、ガスが吸気バルブを通過する時に、より細かい乱流を発生させることであり、この乱流は均質性にとって好ましい。この制御はまた、シリンダでの空気またはガスの「タンブル」運動を調節することを可能にし、機関のピストンが中央上死点に達する時にこの運動を細かい乱流に変形することで燃焼進行中の火炎伝搬を改良するという効果が見られる。この制御は、ディーゼル機関で一般に使用される空気またはガスの乱流運動または「渦流」の調節も可能にして、例えば、同じシリンダの二つの吸気バルブの開放点を移動させることによりこの運動を調整することが可能である。
・ 燃焼時に給気に含まれる高温の残留燃焼ガスのレベルを上昇させることにより、部分スロットルで作動している時に内燃機関のポンピング損失と熱損失の両方を低下させること。これらのガスは酸素を含まず燃焼に関与しないが、むしろこの燃焼により放出される熱を捕捉し、これは壁部の熱損失、ゆえに燃料の消費を抑制する。高温であるので、これらのガスは大容積であり機関の容積効率を低下させ、部分スロットルで使用される時に吸気ダクトを選別する必要性を低下させるという結果をもたらす。残留燃焼ガスのレベルの上昇は、吸気および排気バルブのオーバラップ、すなわち同じサイクルで吸気および排気バルブが同時に開いている時間を増やすことによって、特に達成される。これは、機関のピストンが外気と燃焼ガスを同時に吸気することを可能にする。残留燃焼ガスのレベルの上昇は、機関の吸気行程中にダクト内の燃焼ガスをシリンダへ再導入する前に蓄積するため、吸気バルブを早期に開くことによっても達成されうる。別の非制限的な例としては、吸気バルブを開放する前にシリンダに排気ガスを捕捉するため排気バルブを早期に閉鎖することによっても、残留燃焼ガスのレベルの上昇が達成されうる。前サイクルからの排気ガスを現サイクルで循環させることは、ディーゼル機関からの汚染排出物、特に硫黄酸化物の削減を可能にする戦略でもあることが注意されるべきである。
・ 固定圧縮レベルにある時に高い圧縮比を機関に設けて、例えば自動車を推進するのに使用される時に機関の平均的な性能を良好にする結果をもたらすことであり、その主な特性の一つは、出力が広範囲にわたって連続的に変化するように使用されることである。これは、高い負荷と低い機関速度では機関のピストン行程の一部のみがガスを圧縮するのに使用されるのに対して実際にはピストンの行程全体がこれらのガスの膨張に使用されるように、吸気バルブの閉鎖を遅延させることで機関の有効圧縮レベルを制御することによって達成される。しかし、この戦略によれば、機関のある動作点で、機関の負荷および速度条件がノッキングも有害燃焼も発生させない程度までこれらのガスを圧縮および膨張するために、実際的にはピストンの全行程を使用できる。
・ 重負荷状態でガスの逆流を防止するかこれを排気に限定することによりターボ過給マルチシリンダ機関の性能および出力を改良すること。これは、機関のシリンダでの圧力が機関の排気マニホルドでの圧力より低い時に排気バルブが可能な最大程度まで開くのを防止することによって達成される。
・ マルチシリンダ機関の一つ以上のシリンダを停止させることにより低出力で使用される時に機関の性能を改良すること。これは、停止シリンダの吸気および排気バルブを閉鎖状態にしておくことにより達成可能であり、こうして停止されたシリンダは、エネルギーをほとんど消費しない一連の圧縮/膨張で作動するのに対して、作用状態のままであるシリンダは、より高い負荷で作動しているためにより良好な性能を提供する。この戦略によれば、内燃機関のよりスムーズな動作を得るために同じシリンダの一連の作用サイクルへ非作用サイクルを挿入することが可能であり、その場合に、各シリンダは、機関が作動している時間の一部のみ停止するのに対して、残りの時間、シリンダは正常に機能する。
・ 燃焼ガスを膨張するための行程の終了時に実施される吸気による燃焼ガスの除去を最適化することにより、2行程内燃機関の効率を向上させること。これは、機関のシリンダで所望の給気を捕捉するために、また所望量の残留燃焼ガスをシリンダに保存するために、これらの機関のクランクシャフトの角度位置に対して吸気および排気バルブの開閉点を最適化することにより達成される。吸気および/または排気のための開放はこれらの機関の機能および構造についての様々な欠点と関連しているので、この戦略はこのような開放の使用を回避することを潜在的に可能にする。
・ 2または3方向触媒であれ粒子フィルタであれ、内燃機関からの汚染物質の後処理のための装置の効率を向上させること。これらの装置はワイドオープンスロットルでは機能しない、および/または一定温度で始まる再生のみが行われるので、これらの機関の排気バルブの早期開放は、排気ガスの温度を上昇させるためこれらの機関のピストンへ低い圧力が加えられるようにガスの膨張を短縮することを可能にする。この戦略は特に、これらの装置の動作温度の上昇を加速する、および/または再生に必要な熱エネルギーを付与することを可能にする。
・ これらの機関のピストンのシールに通常設けられる凹部の機能はピストンとこれら機関のバルブの間の衝突を防止することであるが、この凹部の奥行を減少させる、またはこの凹部を省略さえすることを可能にすることにより、往復内燃機関の燃焼室の設計を容易にすること。これは、これらの機関の圧縮比が高い時に機関のバルブのリフト高を故意に減少させることによって達成されるが、これは部分スロットルでのこれら機関の動作に概ね対応する。
様々な技術は、往復内燃機関のバルブの開放時、開放時間、およびリフト高を完全または部分的に制御することを可能にする。カムシャフト移相器は工業化され、広く使用される傾向を有するが、これらのバルブの開放時間もリフト高も制御しない。しかし、これらの移相器は、これらのバルブのリフト高を可変にする装置とより一層頻繁に関連している。
これらの装置は様々なブランドおよび/または商標名で市販されている。これらは、少なくとも二つのカム輪郭を包含する離散バルブリフト高可変器と、連続リフト可変器である。
離散リフト可変器の中には、特に、Honda社の“VTec(登録商標)”装置、Porsche社の“Variocam Plus(登録商標)”、Audi社の“Valvelift system”とともに、Toyota社の“VVTL−i”が見られる。
連続可変バルブリフト高可変器の中には、BMW社により開発された可変比レバーに基づく“Valvetronic(登録商標)”、または、使用後の油圧流体を容器へ戻すためカムとバルブリフタの間の油圧伝動装置にソレノイドバルブを設けることでバルブのリフトをさらに大小の程度まで減少させることを可能にするFIAT社の“Multiair(登録商標)”が見られる。
可変バルブリフト装置は吸気バルブで最も頻繁に、排気バルブでは稀な場合のみ使用されることに注意されるべきである。これらの装置は概して、主としてコストまたはクラッタに関する理由から機関のカムシャフトの一つ、つまり吸気バルブと排気バルブのいずれかのみに装備されている。
大量生産による乗用自動車に使用される時にこれらの装置は常に少なくとも一つのカムシャフトに依存しているため、その性能は、このシャフトを構成するカムの輪郭に直接左右されることに我々は注目している。
カム輪郭により導入される制約を克服すると好都合であることは自明であろう。これはいわゆる「カムレス」装置のねらいである。理論上、これらの装置は、物理学および幾何学により課せられる制限内でバルブの開放、上昇、閉鎖に関するいかなる規則も実行できる。
Valeo社の「電磁カムレス」、Cargine社の“Free Valve”、Siemens社と協力して米国のSturman社により開発された水力電気式装置、またはLotus社の“Active Valve Train(AVTTM)”など、プロトタイプ段階での多数のカムレス装置が存在する。
大部分の事例において、これらのシステムは、過剰または禁止レベルのエネルギー消費および/または音響放出および/またはクラッタおよび/またはコストと関連している。
これらの装置に関連する他の欠点および制約は、自動車の耐用年数全体にわたって保証することが困難である信頼性および/または耐久性、および/または、高速でのバルブの摂動につながりうる潜在的に不充分な制御可能性、および/または、バルブがシートに当接している時の前進性の欠如、および/または制御が困難である開放規則につながるバリスティックモードでの動作など、これらの装置が工業規模で生産されることを禁じるか遅らせる。
これらの観察は、往復内燃機関のバルブのリフト、開放促進、および/または閉鎖遅延の制御を可能にする「カムレス」油圧アクチュエータが記載された、出願人に属する国際特許WO 2004/011780の基礎となっている。このアクチュエータは、内燃機関の出力および性能を上昇させるための戦略の大部分に加えて、この機関の汚染排出物の良好な制御を可能にするものなどの実施を潜在的に可能にする。
また、このアクチュエータに関して、この特許は、大量生産による自動車のための内燃機関の仕様に潜在的に適合する信頼性および生産コストを請求する。特に、このアクチュエータは、
・ ダクトにより高圧油圧回路に連結されて少なくとも一つのバルブの開放を行う少なくとも一つの油圧シリンダ、
・ 少なくとも一つの出口および一つの入口を包含して、機関のクランクシャフトの回転速度に比例する回転速度を有する少なくとも一つの油圧容積式ポンプ、
・ 油圧容積式ポンプの出口から排出された油圧流体が低圧回路または容器へ流入するのを防止して、一つ以上のバルブの開放を行う一つ以上の油圧シリンダと連通する高圧回路へこれを強制流入させることを可能にする少なくとも一つのポンプ出口閉鎖部材、
・ 高圧回路を介して、油圧容積式ポンプの出口で排出された油圧流体を、開放される必要のある少なくとも一つのバルブの油圧シリンダへ誘導する一方、閉鎖されている必要のある一つ以上の他のバルブへ油圧流体が誘導されることを防止することを可能にする少なくとも一つのバルブ開放セレクタ、
・ 開放状態を維持するためバルブの油圧シリンダでの油圧流体の保持を可能にする、ポンプ出口と少なくとも一つのバルブの油圧シリンダの間の高圧回路に配置される少なくとも一つの開放逆止バルブ、
・ バルブの閉鎖を行って、油圧シリンダに含まれる油圧流体が、別のバルブまたは閉鎖位置に残る必要のある他のバルブの油圧シリンダへ導入されるのを防止するため、開放逆止バルブにより開放状態に維持される少なくとも一つのバルブから油圧容積式ポンプの単数または複数の入口へ、油圧シリンダに含まれる油圧流体を誘導することを可能にする少なくとも一つのバルブ閉鎖セレクタ、
・ 低圧回路または容器の圧力が低圧の単数または複数の入口より高い時に、低圧回路または容器からの油圧流体が、油圧容積式ポンプの単数または複数の入口へ流入されるようにする少なくとも一つのポンプ入口逆止バルブ、
を包含する。
これらの潜在的な長所にも関わらず、出願人に属する国際特許WO 2004/011780に記載された内燃機関のための油圧バルブアクチュエータは、以下を含む様々な制約および欠点を有する。
・ 同じ内燃機関の別のシリンダのバルブ開放規則と異なる、あるシリンダのためのバルブ開放規則を同時に得ることが可能でないため、例えば、機関のシリンダの一つのバルブを停止させることが可能でない。
・ 同じバルブについて機関サイクルごとに二つ以上のリフトを与えること、または4行程サイクルから2行程サイクルへ移行することは可能でない。
・ 内燃機関のバルブの油圧シリンダはバルブに直接的に衝突し、アクチュエータの油圧容積式ポンプを含む回路にシリンダが設けられる時にはこれらのダクトで圧力が突然急上昇するので、これらのバルブの上昇はアクチュエータのダクトに激しい水撃を発生させ、この水撃はバルブの慣性から生じて大きな加速力につながり、これらの力はバルブのリターンスプリングにより発生される反力によって上昇する。
・ アクチュエータの油圧ポンプの出口とバルブの開閉速度の間の一定した関係ゆえに、内燃機関のバルブをシートに静かに当接させることは困難である。これは潜在的に、バルブとシートの間に発生する衝撃から生じる過剰な音響放出に加えて、シートおよびバルブの早期摩耗につながりうる。
・ バルブを開閉する油圧シリンダにアクチュエータを接続するダクトは非常に長く、各バルブ動作で圧縮されてから減圧される多量の油を含む。これは、バルブが不安定位置を有して制御が困難であることにつながりうる。
・ アクチュエータは、これを構成する多数の精密部品による一定の設計複雑性を有し、この複雑性および部品は潜在的に、アクチュエータが高い生産コストを有することにつながる。
・ アクチュエータは、バルブの上昇、開放促進、閉鎖遅延のためそのフォークの位置を比例方式で案内するため、精密な電動モータを必要とする。これらの複合モータは潜在的に高価である。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、出願人に属する国際特許WO 2004/011780に記載された内燃機関のための油圧式バルブアクチュエータの長所を継承する一方でその欠点は排除し、そして使用される劇的に異なる実施形態および手段によってその機能的制約を回避するという点で、先行技術から周知のバルブ駆動装置よりも優れている。
結果的に、本発明による電気油圧式バルブアクチュエータは、
・ 内燃機関の別のシリンダのものと異なるバルブ開放規則を内燃機関のシリンダに同時に提供することを可能にし、
・ 同じ吸気または排気の機能を有する同じシリンダの別のバルブのものと同時に異なる開放規則を内燃機関のシリンダの吸気または排気バルブに提供することを可能にし、
・ 同じ内燃機関の一つ以上のシリンダのバルブの停止を可能にし、
・ 機関サイクルごとに同じバルブについていくつかのリフトを許容し、
・ 同じ内燃機関または同じ内燃機関のシリンダのいずれかが2行程または4行程サイクルを等しく実行することを可能にし、
・ 油圧シリンダにより直接衝突される部品により発生する慣性力を軽減することにより、また内燃機関のバルブの上昇および下降の漸進性を提供することにより、アクチュエータのダクトにおける水撃を防止または大きく減衰し、騒音およびバルブの位置的不安定性を低下させる結果をもたらし、
・ 内燃機関のバルブがそのシートに静かに当接するようにして、過剰な音響放出と、シートおよび/またはバルブの早期摩耗を防止し、
・ 内燃機関のバルブの位置の安定性に対する油の圧縮性の影響を大きく減少させ、
・ コストおよび複雑性を著しく低下する。
本発明の他の特徴は、説明部分と、主請求項に直接的または間接的に従属する二次請求項に説明されている。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、
・ バルブ作動油圧シリンダがバルブ開放ソレノイドバルブにより少なくとも一つの流入高圧油圧回路に接続される時に内燃機関またはピストンコンプレッサの少なくとも一つのバルブを開く少なくとも一つのバルブ作動ピストンを包含する少なくとも一つのバルブ作動油圧シリンダであって、バルブ閉鎖ソレノイドバルブにより少なくとも一つの流出高圧回路に接続される時にバルブを閉鎖するシリンダであり、流入高圧回路にも流出高圧回路にも接続されない時にバルブを開放状態に維持するシリンダと、
・ 少なくとも一つの低圧容器に接続される低圧回路に接続される少なくとも一つの出口と低圧回路に接続される少なくとも一つの入口を包含する少なくとも一つの油圧容積式ポンプであって、内燃機関のクランクシャフトの速度に比例する速度で回転するポンプと、
・ 油圧容積式ポンプの出口をバルブ作動油圧シリンダの流入高圧油圧回路に接続する少なくとも一つの高圧バルブ開放ダクトと、
・ 油圧容積式ポンプの入口をバルブ作動油圧シリンダの流出高圧油圧回路に接続する少なくとも一つのバルブ閉鎖高圧ダクトと、
・ 油圧容積式ポンプの出口で排出される油圧流体が高圧バルブ開放ダクトへ強制流入されるように、この油圧流体が低圧油圧回路へ戻るのを防止することのできる少なくとも一つのポンプ出口閉鎖部材と、
・ 高圧バルブ閉鎖ダクトを介してバルブ作動油圧シリンダから流出する油圧流体が油圧容積式ポンプの入口へ強制流入されるように、この流体が低圧油圧回路へ直接的に戻るのを防止する少なくとも一つのポンプ入口逆止バルブであって、低圧油圧回路に含まれる流体の圧力がバルブ閉鎖高圧ダクトの圧力より高い時にポンプにこの流体を吸引させるバルブと、
・ 一方では機械式伝動装置によりバルブ作動油圧シリンダに、他方では直接的に、または中間伝動装置を通して、内燃機関のバルブに接続される少なくとも一つのバルブ開放カムであって、バルブの開放動作中には一方向に、バルブの閉鎖動作中には反対方向に移動するカムと、
・ 内燃機関のバルブが閉鎖された時にカムが所在する位置へカムを戻す傾向を持つバルブ開放カムの少なくとも一つのリターンスプリングを、
包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、回転するバルブ作動油圧シリンダと、パレット形状であるバルブ作動ピストンを包含し、油圧流体の圧力がピストンを回転させることができるようにピストンが少なくとも一つの高圧室を少なくとも一つの低圧室から分離し、ピストンはバルブ開放カムに直接的または間接的に回転接続される。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、シリンダ内で移動して内燃機関またはピストンコンプレッサに含まれるシリンダヘッドの中で案内されるバルブ開放ラックを押圧することができるバルブ作動ピストンを包含し、ラックは、ピストンが長手方向並進運動で移動する時にカムを回転させるように、バルブ開放カムの軸に配設されるピニオンと協働する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、少なくとも一つのボールまたはローラベアリングにより内燃機関のシリンダヘッドの中で案内されるバルブ開放ラックを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、シリンダの中で移動して、結合された端部の一方にバルブ開放ロッドを押圧するバルブ作動ピストンを包含し、このロッドの方は、ピストンが長手方向並進運動で移動する時にカムを回転させるようにロッドの他端部も結合されるバルブ開放カムによって直接的または間接的に包含されるカムアームを押圧する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、開放または閉鎖状態のボールソケットジョイントによって二つの端部の少なくとも一方でヒンジ結合されるバルブ開放ロッドを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、いくつかの区画を包含する油圧容積式ポンプを包含し、その各々が、少なくとも一つのバルブ作動油圧シリンダに接続される少なくとも一つの入口および少なくとも一つの出口を包含する自律的ポンプを構成し、この自律的ポンプは同じカムによって回転されて同じケーシングに収容される。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、内燃機関のバルブに位置センサを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、バルブ開放カムにカム角度位置センサを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、カムにより作動する内燃機関のバルブが閉鎖される時にカムの最大角度位置を制限するカムストップと協働するバルブ開放カムを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、カムがカムストップと接触する時に音響放出を制限するショックアブソーバに装着されるかショックアブソーバを包含するカムストップを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、二つの開放または閉鎖ジョイントとカムてこ作用接触面とを包含するバルブ開放カムを包含し、第1ジョイントは内燃機関に固定されるのに対して、第2のものは、ピストン従動部を用いて直接的に、またはプッシュロッドを用いて間接的に、バルブ作動ピストンに接続され、このカムは、機関に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部に端部の一方でヒンジ結合されるとともに、バルブを開放するため機関の少なくとも一つのバルブのテールを直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部を他端部に備えるロッカスイッチブレーカアームに配設されるロッカスイッチの接点の表面の上で転動および/または摺動することができる。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、二つの開放または閉鎖ジョイントの少なくとも一方にボールソケットジョイントを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、端部の各々でボールソケットジョイントにヒンジ結合されたプッシュロッドを包含し、第1ジョイントはバルブ作動ピストンの端部の中または上に配設されるのに対して、第2ボールソケットジョイントはバルブ開放カムの中または上に配設される。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、カムてこ作用接触面を包含して、端部の一方がカムの軸に固定されるのに対して他端部がピボットジョイントまたはボールソケットジョイントを用いてアームプッシュロッドの第1端部にヒンジ結合された少なくとも一つの回転アームを用いて回転されるバルブ開放カムを包含し、ロッドの第2端部は、ピボットジョイントまたはボールソケットジョイントを用いてバルブ作動ピストンにヒンジ結合され、カムは、内燃機関に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部に端部の一方でヒンジ結合されて、バルブを開放するため機関の少なくとも一つのバルブに包含されるテールを直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部を他端部に備えるロッカスイッチブレーカアームに配設されるロッカスイッチ接触面の上を転動および/または摺動することができる。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ピストンが作動させる内燃機関のバルブが閉鎖される時に所在する位置の付近にピストンが到達した時にピストンにより全体的または部分的に閉鎖される端部位置衝撃吸収開口部を備えるシリンダで移動するバルブ作動ピストンを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ピストン端部位置ストップを備えるシリンダの中で移動するバルブ作動ピストンを包含し、このストップはシリンダでのピストンの挿入深さを制限する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、少なくとも一つの補充容器へ流体を吸引することにより油圧流体を少なくとも一つの補償圧力アキュムレータに供給する少なくとも一つの補充ポンプにより加圧状態に維持される少なくとも一つの補償圧力アキュムレータから成る低圧容器を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、上方室と下方室とを包含するバルブケーシングにおいて長手方向並進運動で移動できる少なくとも一つの直線管から成る管ソレノイドバルブであるバルブ開放ソレノイドバルブおよび/またはバルブ閉鎖ソレノイドバルブおよび/またはポンプ出口密閉ソレノイドバルブを包含し、直線管は、上方室に通じる第1端部と下方室に通じる第2端部とを包含し、第2端部は、第2端部を可能な限り密着状態で密閉するようにバルブケーシングに固定される少なくとも一つの密閉面と接触することができる。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、上方室を下方室から隔離するバルブケーシングの外側面の間の密閉手段を包含する管ソレノイドバルブを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、直線管を密閉面との接触状態に維持する傾向を持つ少なくとも一つの閉鎖スプリングを包含する管ソレノイドバルブを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、閉鎖スプリングにより発生される力と反対の力を印加することが可能な少なくとも一つの電動アクチュエータを包含する管ソレノイドバルブを包含し、この力は、アクチュエータを電流が通過する時に密閉面から直線管を上昇させるのに充分である。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、導線コイルを電流が通過する時に磁気コアまたはパレットを誘引する導線コイルから成る電動アクチュエータを有する管ソレノイドバルブを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、上方室に収容される磁気コイルまたはパレットを有する電動アクチュエータを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、上方室に収容される導線コイルを有する電動アクチュエータを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、上方室の外側に収容される導線コイルを有する電動アクチュエータを包含し、電流が通過する時にコイルにより発生される磁界は、磁気コアまたはパレットに力を加えるように上方室の外壁部を通過する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは管ソレノイドバルブを包含し、直線管の第1端部が磁気コアまたはパレットに固定される。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、上方室に通じる少なくとも一つの径方向および/または軸方向開口部を包含する第1端部を有する直線管を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、切頭球体の形状を有するとともに、シートに当接するボールによって描かれるものと類似した密閉面との接触線を有する第2端部を有する直線管を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、バルブケーシングの単独浮動装着部品に配設される密閉面を包含し、この部品は、管の第2端部が表面と接触する時に直線管と整列することができる。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、密閉面が配設される中間部品によって閉鎖される通気口を、直接的に、中間プラグを介して間接的に包含するバルブケーシングを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、内燃機関に固定されるとともに、入口/出口開口部、および/または、流入高圧油圧回路、流出高圧回路、または低圧油圧回路を介して上方室および/または下方室をバルブ作動油圧シリンダまたは油圧容積式ポンプに接続するダクトを包含するバルブケーシングを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、密閉面との接触のレベルでの管の断面より若干小さい、直線管がバルブケーシングとともに構成するシールでの断面を有する直線管を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、バルブケーシングの内側面と協働する直線管の外側面から成る密閉手段を有する管ソレノイドバルブを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、直線管に配設されるとともに、バルブケーシングに直接的または間接的に配設される軸方向ストップ面と協働する調節可能または調節不能なストップを備える管ソレノイドバルブを包含し、このストップは、管とこれが協働する密閉面との間の最大距離を決定する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、いくつかの管ソレノイドバルブを収容できるバルブケーシングを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、シリンダの内側に可変容積を画定するように盲端シリンダハウジングに配設される盲端シリンダにおいて前後運動で移動できる補充ピストンを包含する補充ポンプを包含し、このピストンは、それぞれの出口および入口が前記容積に通じる補充入口バルブおよび補充出口バルブとも協働し、入口バルブは補充容器から流出する油圧流体を導入するのに対して、出口バルブは補償圧力アキュムレータまたは補充圧力アキュムレータへ流体を排出する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、主として補充磁気コアと導線コイルと補充磁気ケーシングとから成る電動ソレノイドアクチュエータにより第1方向に、また補充ピストンのリターンスプリングにより第2方向に並進運動で作動する補充ピストンを有する補充ポンプを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、補充磁気ケーシングと同じ金属部品として具現される盲端シリンダを有する補充ポンプを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、補充ピストンが中で移動するジャケットを包含する盲端シリンダを有する補充ポンプを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、補充ピストンが吐出行程の端部で開口部を被覆して下降してから吐出行程で停止するようにシリンダを補充出口バルブに接続する端部位置吐出開口部を包含する盲端シリンダを有する補充ポンプを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、吐出方向では吐出ストップにより、および/または吸引方向では吸引ストップにより制限される最大行程を有する補充ポンプを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび補充カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、固着された補充ピストンにより貫通される補充磁気コイルを有する電動ソレノイドバルブアクチュエータを包含し、このピストンは、ケーシングの片側では盲端シリンダと、ケーシングの反対側ではピストンのリターンスプリングと協働するため、補充磁気ケーシングを端部から端部へ貫通する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ピストンとシリンダとポンプケーシングとが一緒にシリンダの内側に可変容積を画定するようにポンプケーシングと直接的または間接的に一体的である開放シリンダケーシングに配設される開放シリンダにおいて前後運動を受ける補充管形ピストンを包含する補充ポンプを包含し、補充管形ピストンは、ボールとスプリングとから成る管形ピストン入口バルブと協働し、ボールは、ピストンの底部と内側とに配設されたシートに当接し、開放シリンダ出口バルブはボールとスプリングとから成り、ボールは、シリンダの底部と外側とに配設されたシートに当接し、入口バルブは補充容器から流出する油圧流体を導入するのに対して、出口バルブは補償圧力アキュムレータへ、または補充圧力アキュムレータへ流体を排出する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ポンプケーシングに包含されるポンプ入口開口部へ管形ピストン入口バルブを直接的または間接的に接続する油圧流体吐出ダクトを包含する開放シリンダケーシングを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ポンプケーシングに包含されるポンプ出口開口部へ開放シリンダ出口バルブを直接的または間接的に接続する油圧流体出口ダクトを包含するポンプケーシングを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、主としてピストンに固定される補充磁気コアと導線コイルと補充磁気ケーシングとから成る電動ソレノイドバルブアクチュエータにより第1方向に、補充管形ピストンのリターンスプリングにより第2方向に並進運動で作動する補充管形ピストンを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、管形ピストン入口バルブを介して補充管形ピストンの中央に油圧流体吐出ダクトを間接的に接続する少なくとも一つのコアチャネルを備える補充磁気コアを包含し、開放シリンダケーシングとコアとピストンとは密着ケーシングの内側に共通して収容されるのに対して、ケーシングは油圧流体をダクトからチャネルへ吐出する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、内燃機関の潤滑油により油圧流体が供給される補充容器を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、特定の油圧流体を含み内燃機関の潤滑油回路から独立している補充容器を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、シリンダから流出する油圧流体が少なくとも一つのシリンダ排液ダクトを介して補充容器へ戻るように油圧流体を回収する少なくとも一つのドレーンを包含するバルブ作動油圧シリンダを包含する
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ポンプから流出する油圧流体が少なくとも一つのポンプ排液ダクトを介して補充容器へ戻るように油圧流体を回収する少なくとも一つのドレーンを包含する油圧容積式ポンプを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、油圧シリンダに、および/または油圧容積式ポンプに、および/または流入高圧油圧回路および/または流出高圧油圧回路および/または低圧油圧回路の何らかの点に配置される一つ以上のドレーンコックを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、内燃機関のバルブをシートから上昇させるかシートに載置することを可能にする局所的な厚さ変化をスライドの楔形が生じるように内燃機関のシリンダヘッドに配設されるガイドまたはスライドにおいてバルブ作動油圧シリンダの作用を受けて並進運動されうる楔形スライドであるバルブ開放カムを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、楔形スライドが上を転動する少なくとも一つのローラを包含するガイドまたはスライドを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、内燃機関に固定される少なくとも一つのブレーカアーム係止部に一端部でヒンジ結合されるとともに、バルブを開放するため機関のバルブに包含されるテールを直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部を他端部に備えるロッカスイッチブレーカアームと協働する楔形スライドを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、端部の一方で軸にヒンジ結合されたカムピンから成るとともに正接リフト面を他端部に包含するバルブ開放カムを包含し、この面は、バルブ作動油圧シリンダの作用を受けてカムピンがその軸上で転動する時にローラを備えるロッカスイッチブレーカアームに軸に対する推力を加えるようなものである形状を有し、ブレーカアーム自体は、機関に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部に端部の一方でヒンジ結合されるとともに、バルブを開放するため機関のバルブに包含されるテールを直接的または間接的に押圧できるように少なくとも一つのブレーカアーム従動部を他端部に備える。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ピボットおよび/またはボールソケットジョイントを二つの端部の各々に包含するプッシュロッドから成るバルブ作動油圧シリンダへカムピンを接続する機械式伝動装置を包含し、第1端部はバルブ作動ピストンの上または中に当接するのに対して、第2端部はカムピンの本体に当接する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、バルブ作動ピストンの力と反対の力を加えるとともに、少なくとも一つの摺動接続部により相互に対して案内される二つのピボットおよび/またはボールソケットジョイントを相互に移動させる傾向を持つ少なくとも一つの螺旋スプリングから成るカムピンリターンスプリングを包含し、第1ジョイントは内燃機関に直接的または間接的に当接するのに対して、第2ジョイントはカムピンの本体に当接する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、カムピンの角度移動を制限するようにローラロッカスイッチブレーカアームと接触できるストップを終端とする正接リフト面を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、補充ポンプと補償圧力アキュムレータとの間に挿入される少なくとも一つの補充圧力アキュムレータを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ロックアウトバルブを包含する出口を有する補充圧力アキュムレータを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、少なくとも一つの逆止バルブを包含するダクトにより補償圧力アキュムレータに接続される補充圧力アキュムレータを包含し、このバルブは、油圧流体を補充圧力アキュムレータから補償圧力アキュムレータ流入させるが、逆は許容しない。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、油圧容積式ポンプに最も近い端部に配置される少なくとも一つの圧力維持バルブを包含するバルブ開放高圧ダクトを包含し、このバルブは、ポンプから流出した油圧流体をダクトへ進入させるが、ダクトから流出させることはない。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、出口とポンプ出口密閉ソレノイドバルブとの間に配置される低圧容器逆止バルブを油圧容積式ポンプの出口に包含し、バルブは、油圧流体を油圧容積式ポンプの出口から低圧容器へ流入させるが、逆は許容しない。
シリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータの機能は、
・ 所望の瞬間に、バルブを所望の高さまで上昇させるのに必要な時間にわたってバルブを漸進的に上昇させるため、油圧容積式ポンプの出口へ吐出される油圧流体を内燃機関の少なくとも一つのバルブのバルブ作動油圧シリンダへ強制流入させること、
それから、
・ バルブを所望の時間にわたって開放状態に維持するため、油圧流体をバルブのバルブ作動油圧シリンダに封入された状態にすること(時間は機関のクランクシャフト回転度数で表わされる)、
それから、
・ バルブが所望の瞬間にシートに静かに当接するように、バルブのバルブ作動油圧シリンダに含まれる油圧流体を油圧容積式ポンプの入口へ強制流入させ、その間ずっと、スプリングにより、また閉鎖行程でバルブを作動させるように組み合わされた機械的コンポーネントにより、開放中にバルブのリターンスプリングにより蓄積された機械エネルギーの大部分を、またバルブに蓄積された運動エネルギーの大部分を回収すること、
である。
一つの特定実施形態によれば、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータはまた、
・ 少なくとも一つのカム位置センサおよび/または少なくとも一つのバルブ位置センサと、
・ アクチュエータの異なるソレノイドバルブを制御する少なくとも一つの電子制御ユニットと、
・ クランクシャフトの各角度位置についてカム角度位置センサおよび/またはバルブ位置センサにより測定されたバルブの実際位置が当該のバルブに望ましい実際の開放、リフト高、および閉鎖点と充分に一致して、これらの異なるセンサと電子制御ユニットと様々なソレノイドバルブとがバルブ位置の閉ループ制御を実現するように、バルブ開放ソレノイドバルブとバルブ閉鎖ソレノイドバルブとポンプ密閉ソレノイドバルブとを制御するため、電子制御ユニットによって考慮される位置である機関のクランクシャフトの角度位置を測定する少なくとも一つのセンサと、
を包含する。
非限定的な例として提供される同封の図面を参照する以下の説明は、本発明と、これが提示する特徴と、これが提供できる長所のより良い理解を促す。
往復内燃機関のバルブのうち一つのみを作動させるために提供されうるような本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータの概略図である。 四つのシリンダとシリンダごとに四つのバルブを備える往復内燃機関の八つの吸気または排気バルブを作動させるために提供されうるような本発明によるアクチュエータの概略図を示し、同じシリンダの二つのバルブによる各グループは同じバルブ作動油圧シリンダにより作動される。 シリンダごとに4個のバルブを有する4シリンダ機関の8個の吸気バルブおよび8個の排気バルブを作動させるために提供されうるような本発明によるアクチュエータの概略図を示し、同じシリンダの2個のバルブによる各グループが同じバルブ作動油圧シリンダにより作動される。 本発明によるアクチュエータの往復内燃機関への設置例の概略断面図である。 一つの特定実施形態により同じシャフトに駆動されて同じケーシングに収容されるいくつかの自律的ポンプを構成するようにポンプが区画化された時の本発明によるアクチュエータの油圧容積式ポンプの分解図である。 一つの特定実施形態により機械式伝動装置がカムの軸に固定されたピニオンと協働するラックである時の、シリンダと本発明によるアクチュエータのカムとの間のバルブ開放カムとバルブ作動油圧シリンダと機械式伝動装置との概略断面図である。 一つの特定実施形態により機械式伝動装置がカムに包含される一つのカムアームにヒンジ結合されるバルブ開放ロッドである時の、シリンダと本発明によるアクチュエータのカムとの間のバルブ開放カムとバルブ作動油圧シリンダと機械式伝動装置との概略断面図である。 一つの特定実施形態によりローラスライドとローラ型ブレーカアームとの間を並進運動できる楔形スライドの形状をカムが取る時の、シリンダと本発明によるアクチュエータのカムとの間のバルブ開放カムとバルブ作動油圧シリンダと機械式伝動装置との概略断面図である。 一つの特定実施形態によりカムの軸に直接的に装着された回転油圧シリンダにより作動された時の本発明によるバルブ開放カムの概略断面図であり、シリンダとカムとの間の機械式伝動装置はこの軸に包含される。 一つの特定実施形態によりバルブ開放カムが二つの開放または閉鎖ジョイントとカムてこ接触面とを包含してカムがロッカスイッチブレーカアームと協働する時に、バルブ開放カムと、バルブ作動油圧シリンダと、シリンダと本発明によるアクチュエータのカムとの間の機械式伝動装置とのそれぞれの閉鎖バルブの概略断面図である。 一つの特定実施形態によりバルブ開放カムが二つの開放または閉鎖ジョイントとカムてこ接触面とを包含してカムがロッカスイッチブレーカアームと協働する時に、バルブ開放カムと、バルブ作動油圧シリンダと、シリンダと本発明によるアクチュエータのカムとの間の機械式伝動装置とのそれぞれの開放バルブの概略断面図である。 端部の一方がカムの軸に固定されて、バルブ作動ピストンにより発生される力をカムに伝達するアームプッシュロッドと協働する回転アームを用いてバルブ開放カムが回転されるという点で異なっている図10および11に描かれたアクチュエータのコンポーネントの変形例の概略断面図である。 バルブ開放カムと、バルブ作動油圧シリンダと、このシリンダと本発明によるアクチュエータのカムとの間の機械的伝動装置との概略断面図であり、カムは端部の一方で軸にヒンジ結合されたカムピンから成り、他端部は、ローラ型ロッカスイッチブレーカアームと協働する正接リフト面を包含する。 一つの特定実施形態により管ソレノイドバルブの形を取る時に、本発明によるバルブ開放ソレノイドバルブおよび/またはポンプ出口密閉ソレノイドバルブの、それぞれ閉鎖位置における概略断面図である。 一つの特定実施形態により管ソレノイドバルブの形を取る時に、本発明によるバルブ開放ソレノイドバルブおよび/またはポンプ出口密閉ソレノイドバルブの、それぞれ開放位置における概略断面図である。 本発明による、また盲端シリンダを提供する一つの特定実施形態による、補充ポンプの概略断面図である。 本発明による、また補充管形ピストンを提供する第二の特定実施形態による、補充ポンプの概略断面図である。 本発明による、また図17に示された実施形態による、補充ポンプの三次元分解図である。 本発明による、また図17に示された実施形態による、補充ポンプの三次元分解図である。 本発明による、また図17に示された実施形態による、補充ポンプの三次元分解図である。 往復内燃機関のバルブのうち一つのみを作動させるために提供されうるような、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータの概略図を示し、ポンプ入口逆止バルブは、ポンプ入口圧力リミッタと平行に装着されたポンプ入口ソレノイドバルブに置き換えられている。
図1乃至4は、内燃機関100のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1を示す。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、少なくとも一つのバルブ作動油圧シリンダ2がバルブ開放ソレノイドバルブ4により少なくとも一つの流入高圧油圧回路5に接続された時に内燃機関100またはピストンコンプレッサの少なくとも一つのバルブ101を開放する少なくとも一つのバルブ作動ピストン3を包含する、少なくとも一つのバルブ作動油圧シリンダ2を包含する。
この油圧シリンダ2は、バルブ閉鎖ソレノイドバルブ6により少なくとも一つの流出高圧回路7に接続された時にバルブ101を閉鎖する。
この油圧シリンダ2は、流入高圧回路5にも流出高圧回路7にも接続されていない時には、バルブ101を確実に開放状態のままにする。
流入高圧油圧回路5と流出高圧油圧回路7は、いくつかのバルブ作動油圧シリンダ2に対して出入する流れを分割するため、本質的に公知の分流器を包含しうる。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、一方では少なくとも一つの低圧容器10に接続される低圧油圧回路9に接続される少なくとも一つの出口と、他方では低圧油圧回路9に接続される少なくとも一つの入口を包含する少なくとも一つの油圧容積式ポンプ8を包含する。
低圧容器10は、少なくとも一つの補充容器53へ油圧流体を吸引することにより補償圧力アキュムレータ51に油圧流体を供給する少なくとも一つの補充ポンプ52により加圧状態に保持される少なくとも一つの補償圧力アキュムレータ51から成る。
補償圧力アキュムレータ51は膜やピストンとして具現されるか、当業者に公知の他の型のものであってよく、油圧容積式ポンプ8のケーシング35に収容されることができ、特に、一方では本発明によるアクチュエータ1の機能に対する油圧流体の圧縮性の影響を制限する機能と、他方ではアクチュエータの内側での空洞化現象を防止する機能を有することに注意すること。
油圧容積式ポンプ8は、内燃機関100に包含されるクランクシャフト102の速度に比例する速度で回転することに注意すること。
油圧容積式ポンプ8は、固定シリンダまたは可変シリンダ、内歯車または外歯車、ピストン、スクリュ、またはパレットを有しうる。
油圧容積式ポンプ8は、内燃機関100に固定されて、少なくとも一つのピニオンもしくは少なくとも一つのチェーンにより、または少なくとも一つのベルトにより、あるいは固定比または可変比伝動装置により、内燃機関のクランクシャフト102によって駆動されうる。
クランクシャフト102による油圧容積式ポンプ8の駆動は、機械的手段により単独で、または電気的に、またポンプを駆動する電動モータを駆動する交流発電機により発生しうる。この交流発電機により発生される電気エネルギーは予め電池に蓄積されるか蓄積されず、低圧油圧回路9は、回路に発生する圧力の値を電子制御ユニットに知らせる圧力センサを包含しうる。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、油圧容積式ポンプ8の出口をバルブ作動油圧シリンダ2の流入高圧油圧回路5に接続する少なくとも一つのバルブ開放高圧ダクト11を包含する。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、油圧容積式ポンプ8の入口をバルブ作動油圧シリンダ2の流出高圧油圧回路7に接続する少なくとも一つのバルブ閉鎖高圧ダクト12を包含する。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、油圧容積式ポンプ8の出口で排出される油圧流体がバルブ開放高圧ダクト11へ強制流入されるようにこの油圧流体が低圧油圧回路9へ戻るのを防止することが可能である少なくとも一つのポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13を包含する。
電気油圧式バルブアクチュエータ1の一つの特定実施形態によれば、圧力リミッタ144がポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13と並列に装着されることができ、リミッタは、ソレノイドバルブの端部での圧力差が一定の値を超える時にソレノイドバルブを通過せずに油圧容積式ポンプ8の出口から低圧容器10へ油圧流体を直接的に通過させる。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、バルブ閉鎖高圧ダクト12を介してバルブ作動油圧シリンダ2から流出する油圧流体が油圧容積式ポンプ8へ強制流入されるように、この流体が低圧油圧回路9へ直接的に戻ることを防止する少なくとも一つのポンプ入口逆止バルブ14を包含する。
逆止バルブ14は、低圧油圧回路9の圧力がバルブ閉鎖高圧ダクト12に発生する圧力より高い時に低圧油圧回路9に含まれる流体を油圧容積式ポンプ8に吸引させる。
非限定的な実施形態例によれば、逆止バルブ14は、スプリングによりシートに保持されるボールから成る。
図21に示された電気油圧式バルブアクチュエータの一つの特定実施形態によれば、ソレノイドバルブの端部での圧力差が一定の値を超える時にソレノイドバルブ142を通過せずに低圧容器10から油圧容積式ポンプ8の入口へ油圧流体を直接的に通過させるポンプ入口圧力リミッタ143と並列に装着され得るポンプ入口ソレノイドバルブ142によって、ポンプ入口逆止バルブ14が置き換えられうる。この構成は、低圧容器10で発生する圧力が機関100のバルブ101を完全に閉鎖するのに必要な圧力より高くなるようにするため、バルブ閉鎖高圧ダクト12の逆止バルブ145と協働しうるので好都合であり、この構成は、特に、電気油圧式バルブアクチュエータ1のエネルギー性能を向上させるため油圧容積式ポンプ8の端部に印加される圧力差の平均を減少させることを可能にする。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、一方では機械式伝動装置16によってバルブ作動油圧シリンダ2に、また他方では直接的にまたは中間伝動装置17を介して内燃機関100のバルブ101に接続される少なくとも一つのバルブ開放カム15を包含する。
このバルブ開放カム15は、バルブ101の開放動作中には一方向に、それからバルブ101の閉鎖動作中には反対方向に移動する。
中間伝動装置17は、当業者には公知のタペット、ロッカアーム、またはローラ型ブレーカアーム18であることができ、カム15とバルブ101の間隙を補償するための本質的に公知の自動装置を任意で包含することが可能である。
このバルブ開放カム15は、[原文のまま]これが協働する可動部品であり、機械式伝動装置16と中間伝動装置17は、できる限り軽量となるように具現される。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、内燃機関100のバルブ101が閉鎖された時にカム15が所在する位置へカム15を戻す傾向を持つバルブ開放カム15の少なくとも一つのリターンスプリング19を包含する。
一つの特定実施形態によれば、このリターンスプリング19は、バルブ101が閉鎖位置へ戻ることを確実にするスプリングでありうる。
内燃機関100のバルブ101は、誘導性でホール効果を使用して機能するか、当業者に公知の他の型の位置センサ(不図示)を包含する。
図9は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の実施形態例を示す。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、回転するバルブ作動油圧シリンダ2と、パレットの形状を有するバルブ作動ピストン3を包含する。
このバルブ作動ピストン3は、油圧流体の圧力がピストン3を回転させるように少なくとも一つの高圧室20を少なくとも一つの低圧室21から分離し、このピストンはバルブ開放カム15に直接的または間接的に回転接続されている。
図6は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の別の実施形態例を示す。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、シリンダ22の中で移動して、内燃機関100またはピストンコンプレッサに包含されるシリンダヘッド104の中で案内されるバルブ開放ラック23を押圧することができるバルブ作動ピストン3を包含する。
このバルブ開放ラック23は、ピストン3が長手方向並進運動で移動する時にバルブ開放カム15を回転させるようにカム15の軸25の上に配設されたピストン24と協働し、ラック23およびピニオン24は機械式伝動装置16を構成する。
一つの特定実施形態によれば、ピニオン24は、バルブ開放カム15の周囲に直接的に配設された数度の鋸歯セグメントから成りうることに注意すること。
バルブ開放ラック23は、内燃機関100のシリンダヘッド104の中で、または少なくとも一つのボールまたはローラベアリング26によって案内されうる。
図7は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の別の実施形態例を示す。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、シリンダ22の中で移動して、端部の一方にヒンジ結合されたバルブ開放ロッド27を押圧できるバルブ作動ピストン3を包含する。
このバルブ開放ロッド27の方は、バルブ作動ピストン3が長手方向並進運動で移動する時にバルブ開放カム15を回転させるようにロッド27の他端部でまたヒンジ結合されたバルブ開放カム15に直接的または間接的に包含されるカムアーム28を押圧する。
バルブ開放ロッド27とカムアーム28は、電気油圧式バルブアクチュエータ1の機械式伝動装置16を構成する。
バルブ開放ロッド27は、開放または閉鎖状態のボールソケットジョイント29によって二つの端部の少なくとも一方でヒンジ結合される。
バルブ開放カム15は、コーダまたは当業者に公知である他の型の角度センサでありうるカム角度位置センサ30を包含する(図6,7,9,12)。
バルブ開放カム15は、カム15により作動する内燃機関100のバルブ101が閉鎖される時にカム15の最大角度位置を制限する不図示のカムストップと協働する。
カムストップはショックアブソーバに装着されるかショックアブソーバを包含し、こうして、バルブ開放カム15がカムストップと接触する時の音響放出を制限する。
図5は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の油圧容積式ポンプ8の実施形態例を示す。
油圧容積式ポンプ8は、少なくとも一つの入口32と少なくとも一つのバルブ作動油圧シリンダ2に接続される少なくとも一つの出口33を包含する自律的ポンプを各々が構成するいくつかの区画31を包含し、自律的ポンプは同じシャフト34によって回転され、同じケーシング35に収容されている。
図10および11は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の別の実施形態例を示す。
バルブ開放カム15は、二つの開放または閉鎖ジョイント36,37と、カムてこ作用接触面38を包含する。
第1ジョイント36は内燃機関100に固定されているのに対して、第2ジョイント37はピストン従動部により直接的に、またはプッシュロッド40により間接的に、バルブ作動ピストン3に接続される。
バルブ開放カム15は、機関100に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部43に端部の一方でヒンジ結合されるとともに、機関100の少なくとも一つのバルブ101を開放するためこのバルブのテール105を直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部44を他端部に備えるロッカスイッチブレーカアーム42に配設されるロッカスイッチ接触面41の上を転動および/または摺動できる。
バルブ開放カム15の二つのジョイント36,37と、カムてこ作用接触面38と、ロッカスイッチ接触面41と、ブレーカアーム係止部43およびブレーカアーム従動部44の位置は、バルブ101が閉鎖された時に内燃機関100のバルブ101を開放するための大型てこ作用アームをバルブ作動ピストン3に付与するように設けられており、バルブ101のリフト高が大きくなるにつれて、てこ作用アームはいっそう弱くなる。
ブレーカアーム係止部43が、バルブ101の遊びを補償するための本質的に公知の油圧装置から成りうることに注意すること。
バルブ開放カム15の形状と、ロッカスイッチブレーカアーム42に配設される接触面41の形状と、カム15の内燃機関100に固定されたジョイントの配置と、機関100に固定されたブレーカアーム係止部43の配置は、バルブ101が開閉動作を受ける時に、カム15と接触面41の間の接触点での転動成分を可能な限り最大に、摺動成分を可能な限り最小になることが好ましいように決定されることに注意すること。
バルブ開放カム15は二つのジョイント36,37を包含し、二つの開放または閉鎖ジョイントの少なくとも一方がボールソケットジョイント45である。
プッシュロッド40はボールソケットジョイントにより端部の各々でヒンジ結合され、第1ボールソケットジョイント46はバルブ作動ピストン3の端部の中または上に配設されるのに対して、第2ボールソケットジョイント47はバルブ開放カム15の中または上に配設される。
図8は、バルブ開放カム15が内燃機関100のシリンダヘッド104に配設されるガイドまたはスライド91においてバルブ作動油圧シリンダ2の作用を受けて並進運動できる楔形スライド90であることができ、スライド90の楔の形状が、内燃機関のバルブ101をそのシートから上昇させるかここに載置することを可能にする局所的な厚さ変化を生じることを示している。
バルブ開放カム15のガイドまたはスライド91は、楔形スライドが上を転動する少なくとも一つのローラ92から成る。
楔形スライド90は、機関100に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部43に端部の一方でヒンジ結合されるとともに、バルブを開放するため機関100のバルブ101に包含されるテール105を直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部44を他端部に備えるロッカスイッチブレーカアーム18と協働する。
ブレーカアーム係止部43は、バルブでの遊びを補償するための本質的に公知の油圧装置から成ってもよいことに注意すること。
図13に示されているように、バルブ開放カム15は、軸133に端部の一方でヒンジ結合されるとともに正接リフト面132を他端部に包含するカムピン131から成ってもよく、この面は、バルブ作動油圧シリンダ2の作用を受けてカムピン131が軸133の上で回転する時に、軸133に対して径方向にローラ型ロッカスイッチブレーカアーム18を押圧するような形状を有する。
この構成によれば、ブレーカアーム18は、それ自体が機関100に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部43に端部の一方でヒンジ結合されるのに対して、バルブを開放するため機関のバルブ101に包含されるテール105を直接的または間接的に押圧できるように少なくとも一つのブレーカアーム従動部44を他端部に備える。
図13を見ると、カムピン131をバルブ作動油圧シリンダ2に接続する機械式伝動装置1は、ピボットおよび/またはボールソケットジョイントを二つの端部135,136の各々に包含するプッシュロッド40から成り、第1端部135がバルブ作動ピストン3の上または中に当接するのに対して、第2端部136がカムピン131の本体に当接すると、好都合であることに気付く。
カムピン13のリターンスプリング19は、バルブ作動ピストン3の力と反対の力を加えて、少なくとも一つのスライド接続部137により相互に対して案内される二つのピボットおよび/またはボールソケットジョイント138,139を相互に分離する傾向を持つ少なくとも一つの螺旋スプリング134から成ってもよく、第1ジョイント138が内燃機関100に直接的または間接的に当接するのに対して、第2ジョイント139はカムピン131の本体に当接することにも注意すること。
加えて、変形例として、カムピン131の角度移動を制限するようにローラ型ロッカスイッチブレーカアーム18と接触できるストップ140を正接リフト面132が終端としうる。
図12は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の別の実施形態例を示す。
バルブ開放カム15は、カムてこ作用接触面38を包含する。
バルブ開放カム15は少なくとも一つの回転アーム48により回転され、その端部の一方はカム15の軸25に固定されるのに対して、他端部は、ピボットまたはボールソケットジョイント49によってアームプッシュロッド40の第1端部にヒンジ結合されている。
このロッド40の第2端部は、ピボットまたはボールソケットジョイント47によってバルブ作動ピストン3にヒンジ結合されている。
バルブ開放カム15は、内燃機関100に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部43に端部の一方でヒンジ結合されるとともに、機関100の少なくとも一つのバルブ101を開放するためこのバルブに包含されるテール105を直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部44を他端部に備えるロッカスイッチブレーカアーム42に配設されるロッカスイッチ接触面41の上を転動および/または摺動できる。
バルブ開放カム15の軸25と、カムてこ作用接触面38と、ロッカスイッチ接触面41と、ブレーカアーム係止部43およびブレーカアーム従動部44の配置は、内燃機関100のバルブ101が閉鎖された時にこのバルブを開放するための大型リフトアームをバルブ作動ピストン3に付与するように設けられ、このリフトアームは、バルブ101のリフト高が大きくなるにつれていっそう弱くなる。
一つの特定実施形態によれば、回転アーム48はいくつかのバルブ開放カム15を回転させることができることに注意すること。
ブレーカアーム係止部43は、バルブの遊びを補償するための本質的に公知の油圧装置から成ってもよいことにも注意すること。
バルブ開放カム15の形状と、ロッカスイッチブレーカアーム42に配設された接触面の形状と、カムの内燃機関に固定されたジョイントの配置と、機関に固定されたロッカスイッチ係止部の配置は、バルブが開閉動作を受ける時に、カムと接触面の間の接触点で転動成分が可能な限り最大となり摺動成分が可能な限り最小となることが好ましいように決定されることに注意すること。
バルブ作動ピストン3は、ピストン行程の端部50に衝撃吸収開口部を備えるシリンダ22の中で移動する。
衝撃吸収開口部50は、ピストン3が作動する内燃機関100のバルブ101が閉鎖される時にピストンが所在する位置の付近にピストン3が達した時に、ピストン3により全体的または部分的に密閉される。
この衝撃吸収開口部50は、バルブ101の閉鎖時に油圧シリンダ2から排出される油圧流体が通過する区分を漸進的に減少させることにより、ピストン3を減速させる。
バルブ作動ピストン3は、ピストン端部位置ストップを備えるシリンダ22の中で移動し、このストップは、ピストン3がシリンダ22へ導入される深さを制限する。
図14および15は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1のバルブ開放ソレノイドバルブ4および/またはバルブ閉鎖ソレノイドバルブ6および/またはポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13の実施形態例を示す。
バルブ開放ソレノイドバルブ4および/またはバルブ閉鎖ソレノイドバルブ6および/またはポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13は、上方室63と下方室64を包含するバルブケーシング62において長手方向並進運動で移動できる少なくとも一つの直線管61から成る管ソレノイドバルブ60である。
直線管61は、上方室63に通じる第1端部65と、下方室64に通じる第2端部66を包含する。
直線管61の第2端部66は、可能な限り密着状態で第2端部を密閉するようにバルブケーシング62に固定された少なくとも一つの密閉面67と接触できる。
管ソレノイドバルブ60は、上方室63を下方室64から隔離する直線管61の外面とバルブケーシング62の間の密閉手段68を包含する。
管ソレノイドバルブ60は、直線管61を密閉面67と接触状態に維持する傾向を持つ少なくとも一つの閉鎖スプリング69を包含する。
管ソレノイドバルブ60は、閉鎖スプリング69によって発生される力と反対の力を直線管61に印加することが可能な少なくとも一つの電動アクチュエータ70を包含し、この力は、電流がアクチュエータを通過する時に密閉面67から直線管61を上昇させるのに充分である。
電動アクチュエータ70は、導線コイル71を電流が通過する時に導電性コアまたはパレット72を誘引する導線コイル71から成る。
電動アクチュエータ70の導電性コアまたはパレット72は、バルブケーシング62の上方室63に収容されうる。
電動アクチュエータ70の導線コイル71は、バルブケーシング62の上方室63に収容されうる。
電動アクチュエータ70の導線コイル71は、上方室63の外側に収容されることができ、電流が通過する時にコイル71により発生される磁界は、導電性コアまたはパレット72に力を加えるように室63の外壁部を通過する。
直線管61の第1端部65は、導電性コアまたはパレット72に固定されうる。
導電性コアまたはパレット72は直線管61と同じ金属部品で具現されるか、接着、ねじ結合、圧着により、または当業者に公知の他の手段によりコアに固定されうる。
直線管61の第1端部65は、上方室63に通じる少なくとも一つの径方向および/または軸方向開口部88を包含する。
直線管61の第2端部66は切頭球体の形状を有し、シートに当接するボールの描くものと類似した密閉面67との接触線を有する。
密閉面67はバルブケーシング62の中の装着浮動独立部品73に配設され、この部品73は、直線管61の第2端部66が密閉面67と接触する時に管と整列することができる。
閉鎖スプリング69により直線管61を介して独立部品73に印加される力、および/または上方室63および/または下方室64に発生する圧力から生じる力が、通気口75を閉鎖状態に保つため加圧状態で部品73を通気口75に維持するように、バルブケーシング62は、密閉面67が配設される独立部品73により閉鎖される通気口75を直接的に、または中間プラグ74を介して間接的に包含する。
独立部品73とバルブケーシング62の間の接触面は、部品73とケーシング62の間の密着性を向上させるように接触圧力を局所的に上昇させるジョイントまたはストップを備えうる。
バルブケーシング62は、内燃機関100に固定されて、流入高圧油圧回路5、流出高圧回路7、または低圧油圧回路9を介して、上方室63および/または下方室64をバルブ作動油圧シリンダ2または油圧容積式ポンプ8に接続する入口/出口開口部および/またはダクト89を包含する。
管がバルブケーシング62とともに構成するシールでの直線管61の断面は、密閉面67との接点での管の断面より若干小さい。
密閉手段68は、バルブケーシング62の内側面と協働する直線管61の外側面に包含される。
直線管61の外側面とバルブケーシング62の内側面の間に残る数ミクロンの小さい間隙に置き換えられると好都合である少なくとも一つの環状ジョイントおよび/または少なくとも一つのセグメントが収容されうるバルブケーシング62の内側面と協働する直線管61の外側面にも、密閉手段68が包含されうる。
バルブケーシング62に直接的または間接的に設けられる軸方向ストップ面と協働する調節可能または調節不能なストップを直線管61に配設することが可能であり、このストップは、管と、管が協働する密閉面67の間の最大距離を決定する。
バルブケーシング62は、上述したようないくつかの管ソレノイドバルブ60を収容できることに注意すること。
図16は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の補充ポンプ52の実施形態例を示す。
補充ポンプ52は、盲端シリンダ55の内側に可変容積を画定するように盲端シリンダケーシング56に配設される盲端シリンダ55において前後に移動できる補充ピストン54を包含する。
補充ピストン54は、それぞれの出口および入口が容積に通じている補充入口バルブ57および補充出口バルブ58と協働し、入口バルブ57は補充容器53から流出する油圧流体を導入するのに対して、出口バルブ58は、補償圧力アキュムレータ51または補充圧力アキュムレータ85へ流体を排出する。
補充ピストン54は、主として補充磁気コア81と導線コイル82と補充磁気ケーシング83から成る電動ソレノイドアクチュエータ80により第1方向に、また補充ピストン54を戻すことのできるスプリング84により第2方向に、並進運動で作動する。
盲端シリンダケーシング56は、電動ソレノイドアクチュエータ80の補充磁気ケーシング83と同じ部品で具現される。
盲端シリンダケーシング56は、補充ポンプ52の補充ピストン54が中で移動するジャケット59を包含する。
盲端シリンダ55は、補充ピストン54が吐出行程の端部で開口部を被覆して速度を落としてから吐出行程で停止するように、シリンダを補充出口バルブ58に接続する端部位置吐出開口部76を包含する。
補充ピストン54の最大行程が、吐出ストップ77により吐出方向に、および/または吸引ストップ78により吸引方向に制限されることに注意すること。
吐出ストップ77および吸引ストップ78は、衝撃吸収特性を提供する弾性材料の少なくとも一つの部材から成ってもよい。
補充磁気コア81は、コアが剛性装着された補充ピストン54によって貫通される。
補充ピストン54は、ケーシングの片側では盲端シリンダ55と、ケーシングの反対側では補充ピストン54のリターンスプリング84と協働するため、補充磁気ケーシング83を端部から端部へ通過する。
この構成の第一変形例によれば、補充ピストン54は補充コア81に固定されうる。
この目的のため、補充コア81はリターンスプリング84への接続手段を包含し、リターンスプリングは、コアとスプリングの両方を戻すように補充ピストン54に間接的に固定されている。
図17乃至20に図示されている変形例として、補充ポンプ52は、ポンプケーシング126と直接的または間接的に一体的である開放ケーシング109に配設される開放シリンダ108において前後に移動できる補充管ピストン107を包含しうる。
こうして、ピストン107とシリンダ108とポンプケーシング126は、シリンダ108の内側に可変容積110を一緒に画定し、この補充管ピストン107は、ボール113およびスプリング114に包含される管ピストン入口バルブ111と協働し、ボールは、ピストン107の底部に配設されるシート115と内側に当接し、開放シリンダ出口バルブ112は、ボール116およびスプリング117に包含され、このボールは、シリンダ109の底部に配設されるシート118と外側に当接する。
そのため、入口バルブ111は補充容器53から流出する油圧流体を導入するのに対して、出口バルブ112は補償圧力アキュムレータ51または補充圧力アキュムレータ85へ流体を排出することに注意すべきである。
一つの特定実施形態によれば、開放シリンダケーシング109は、管ピストン入口バルブ111をポンプケーシング126に包含されるポンプ入口開口部125へ直接的または間接的に接続する油圧流体吐出ダクト124を包含しうる。
ポンプケーシング126が、開放シリンダ出口バルブ112をポンプケーシング126に包含されるポンプ出口開口部128に直接的または間接的に接続する油圧流体出口ダクト127を包含することにも注意すること。
選択された実施形態によれば、補充管ピストン107は、主としてピストン107に固定された補充磁気コア120と導線コイル121と補充磁気ケーシング122に包含される電動ソレノイドアクチュエータ119により第1方向に、また補充管ピストン107のリターンスプリング123により第2方向に、並進運動で作動されうる。
この構成によれば、補充磁気コア120は、管ピストン入口バルブ111を介して油圧流体吐出ダクト124を補充管ピストン107の中央へ間接的に接続する少なくとも一つのコアチャネル129を備えてもよく、開放シリンダケーシング109とコア120とピストン111は水密ケーシング130の内側に共通して収容されるのに対して、ケーシング130はダクト124からの油圧流体をチャネル129へ吐出する。
内燃機関100の潤滑油回路により、補充容器53に油圧流体が供給される。
補充容器53は、特定の油圧流体を含み、内燃機関100の潤滑油回路から独立している。
特に、熱機関の動作温度に関係しない流体の低粘度、低圧縮性、良好な潤滑および耐摩耗特性、または研磨粒子と腐食または酸化剤の不在のために、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の性能、精度、および耐久性が最大化されるように、油圧流体は特別な配合を持ちうる。
少なくとも一つのシリンダ排液ダクトを介して流体が補充容器53へ戻るように、シリンダから流出する油圧流体を回収する不図示の少なくとも一つのドレーンをバルブ作動油圧シリンダ2が包含しうることが指摘されるべきである。
ポンプから流出する油圧流体が少なくとも一つのシリンダ排液ダクトを介して補充容器53へ戻るように、油圧容積式ポンプ8はこの流体を回収する不図示の少なくとも一つのドレーンを包含しうることに注意すること。
本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1は、油圧シリンダ2に、および/または油圧容積式ポンプ8に、および/または流入高圧油圧回路5および/または流出高圧油圧回路7および/または低圧油圧回路9の何らかの点に配置される一つ以上のドレーンコックを包含しうる。
この不図示のドレーンコックは、油圧用途において当業者に共通して使用されるものと類似した型のものでありうる。
本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1は、補充ポンプ52と補償圧力アキュムレータ51の間に挿入される少なくとも一つの補充圧力アキュムレータ85を包含しうる。
補充圧力アキュムレータ85は、図2および3に示されているようにいくつかの独立したバルブアクチュエータ回路にそれぞれ供給を行ういくつかの補償圧力アキュムレータ51に供給を行いうる。
補充圧力アキュムレータ85は、回路内の圧力が一定の値を超える時に補償圧力アキュムレータ51に供給を行う。
補充圧力アキュムレータ85は、膜やピストンとして具現されるか、当業者に公知の他の型のものでありうる。
補充圧力アキュムレータ85の出口は、内燃機関100が停止した時にアキュムレータ内で圧力が確実に維持されるようにするロックアウトバルブを包含する。
補充圧力アキュムレータ85は、少なくとも一つの逆止バルブ86を包含するダクトにより補償圧力アキュムレータ51に接続され、このバルブは補充アキュムレータ85から補償圧力アキュムレータ51へ油圧流体を移動させるが、逆は行わない。
バルブ開放高圧ダクト11は、油圧容積式ポンプ8に最も近い端部に配置される少なくとも一つの圧力維持バルブ87を包含する。
圧力維持バルブ87は、油圧容積式ポンプ8から流出した油圧流体をダクトへ進入させるがそこから流出させない。
特に、圧力維持バルブ87は、本発明によるアクチュエータの音響放出を制限して性能を高めるため、二つのバルブリフト101の間での回路の減圧を防止することを可能にする。
変形例として、油圧容積式ポンプ8の出口は、出口とポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13の間に配置される低圧容器10逆止バルブ141を包含し、このバルブ141は油圧容積式ポンプ8の出口から低圧容器10へ油圧流体を移動させるが、逆は行わない。
シリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1は、低圧油圧回路9および/またはバルブ開放高圧ダクト11および/またはバルブ閉鎖高圧ダクト12の何らかの点に配置される少なくとも一つの油圧回路圧力リミッタ146を包含してもよく、このリミッタ146は、回路9および/または導管11,12に発生する圧力が一定の値を超える時に、回路9および/またはダクト11,12に含まれる油圧流体を補充容器53へ直接的に戻す。
以上の説明に基づくと、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の機能が理解される。
バルブ101を一つのみ制御するために提供される本発明の変形例の概略図を示す図1に関して、またその特定実施形態を提案する図12に関して、本発明によるアクチュエータは以下のように機能的に動作する。
油圧容積式ポンプ8は、内燃機関100のクランクシャフト102により常時駆動される。
内燃機関100のバルブ101が閉鎖状態を維持しなければならない時には、バルブ開放ソレノイドバルブ4とバルブ閉鎖ソレノイドバルブ6が閉鎖されるのに対して、ポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13は開放され、油圧容積式ポンプ8の出口で排出される油圧流体を低圧油圧回路9へ流入させ、この回路は、ポンプ入口逆止バルブ14を介して同じ速度で油圧流体をポンプ8の入口へフィードバックする。ポンプの入口と出口の間の圧力差は低いので、ポンプが消費するエネルギーは少ない。
内燃機関100のバルブ101が開放動作を受けなければならない時には、ポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13が閉じて、油圧容積式ポンプ8の出口で排出される油圧流体が低圧油圧回路9へ戻るのを防止するため、この流体は自然にバルブ開放高圧ダクト11へ強制流入される。
ポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13が閉鎖されると、油圧容積式ポンプ8の出口での圧力が急速に上昇して、圧力維持バルブ87によりバルブ開放高圧ダクト11に予め蓄積された圧力に達する。ほぼこの時点で、バルブ開放ソレノイドバルブ4が開くため、油圧流体がバルブ作動油圧シリンダ2へ進入してバルブ作動ピストン3を押圧する。
図12に図示されているように、移動している間に、バルブ作動ピストン3はアームプッシュロッド40を押圧し、このロッドが回転アーム48を押圧し、このアームがバルブ開放カム15を軸25上で回転させる。ロッカスイッチブレーカアーム42に配設されたロッカスイッチ接触面41に圧力を加えるカム15に配設されたカムてこ作用接触面38で、結果的にカム15の回転が生じる。こうしてブレーカアーム42が倒れて、内燃機関100に固定されたブレーカアーム係止部43にアームが当接すると、ブレーカアーム従動部44を介して機関のバルブ101のテール105を押圧して、結果的にバルブ101を開放する。
図12に図示された構成を考慮すると、バルブ開放カム15の軸25と、カムてこ作用接触面38と、ロッカスイッチ接触面41と、ブレーカアーム係止部43およびブレーカアーム従動部44の配置は、バルブ101が閉鎖される時に内燃機関100のバルブ101を開放するための大型てこ作用アームをバルブ作動ピストン3に付与するように設けられ、てこ作用アームは、バルブ101のリフト高が大きくなるにつれていっそう弱くなることに注意すること。
この構成は、バルブ101の漸進的加速とともに、内燃機関100に包含される燃焼室106に起こりうる減圧を可能にするため、シリンダ2と流入高圧油圧回路5とバルブ開放高圧ダクト11の圧力が、油圧流体の圧縮および/または減圧の間の水撃または励起の危険を伴わずに漸進的に上昇し、結果的に、バルブ開放カム15の角度位置と機関のバルブ101の長手方向位置の易変性を生じる。
図12に見られるように、内燃機関100のバルブ101のリフト高は、カム角度位置センサ30により測定されるバルブ開放カム15の角度位置から推論されうる。測定された値は、内燃機関100の電子制御ユニットへ知らされる。
バルブ101に望ましいリフト高に達すると、電子制御ユニットはポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13を開放し、油圧容積式ポンプ8の出口で排出された油圧流体がバルブ開放高圧ダクト11へもはや強制流入されず、そのため自然に低圧油圧回路9へ流れるので、バルブ101の開放を停止する。
ほぼ同時に、バルブ開放ソレノイドバルブ4が閉じ、その効果の一つはバルブ101をその設定位置で安定化させることであり、別の効果は、加圧状態にある一定量の油圧流体をバルブ開放高圧ダクト11および流入高圧油圧回路5に封入することであり、圧力維持バルブ87はこの流体が油圧容積式ポンプ8へ戻るのを防止する。
バルブによるダクトへの流体の封入は、特に、補償圧力アキュムレータ51の中で激しく停止される流体の容積を減少させることにより、本発明によるアクチュエータの音響放出の減少および/または性能向上につながるため好都合であることに注意すること。
バルブ閉鎖ソレノイドバルブ6が開くように電子制御ユニットにより作動されない限り内燃機関100のバルブ101は開放状態に保持されることに注意すること。バルブ101の開放のタイミングは、機関のトルクおよび出力性能を向上させることであれ、エネルギー効率を向上させることであれ、汚染排出物を減少させることであれ、内燃機関100の制御に割り当てられる目的に基づいて決定される。
所望の時にバルブ101を再閉鎖するため、電子制御ユニットはバルブ閉鎖ソレノイドバルブ6を開放する。この動作の結果は、油圧容積式ポンプ8の入口へ接続されるように、バルブ作動油圧シリンダ2に含まれる油圧流体を、流出高圧油圧回路7から、次にバルブ閉鎖高圧ダクト12から流出させることである。
この動作は、ポンプの入口での圧力を瞬時に上昇させるため、この圧力は低圧油圧回路9に発生するものより高くなる。この圧力差はポンプ入口逆止バルブ14を閉鎖するため、バルブ作動油圧シリンダ2から流出する油圧流体は、油圧容積式ポンプ8の入口を強制的に通過する。
バルブ作動油圧シリンダ2により排出される流体によって回転されると、この油圧容積式ポンプ8はモータとなり、油圧流体と機関のバルブ101のスプリング103を圧縮することとバルブ開放カム15のリターンスプリング19を引っ張ることを予め可能にして、バルブと、本発明によるアクチュエータによる往復運動で移動する機械式伝動装置16および油圧伝動装置によるチェーン全体の加速を予め可能にする機械的作用の一部分を、内燃機関100のクランクシャフト102に戻す。
バルブ閉鎖ソレノイドバルブ6は一回で開放されうるが、比例方式または数回で開放されてもよいことに注意すること。ソレノイドバルブを開放するためのこれらの戦略は、図12に描かれているように機械式伝動装置16により、また中間伝動装置17により発生される可変てこ作用に加えて、シートに嵌着する時に内燃機関100のバルブ101が受ける衝撃を最少にすることに寄与しうる。
特に、バルブ閉鎖ソレノイドバルブ6の比例的開放は、コイル71の端部へパルス幅変調電流を印加することにより達成されることができ、この方法は頭字語“PWM”(パルス幅変調)としても知られる。このソレノイドバルブの制御は、特にシートに嵌着する瞬間にバルブ101の速度を制御するため内燃機関100のカム角度位置センサ30および/またはクランクシャフト角度コーダ102と協働する電子制御ユニットに委ねられる。
アクチュエータ1の油圧回路の総容積はシリンダ22におけるバルブ作動ピストン3の位置に応じて変化することに注意すること。この容積変化は、二つのバルブの間の低圧油圧回路9の圧力を最小および最大に維持する補償圧力アキュムレータ51により吸収される。
最小圧力値は、一方では、有害と見なされる現象である空洞化現象を伴わずに本発明によるアクチュエータ1を機能させるとともに、他方では、油圧流体の圧縮性により導入される内燃機関100のバルブ101に生じうる位置的不安定性を最小にするのに充分なものである。いずれにしても、最大圧力値は、バルブ作動ピストン3が内燃機関100のバルブ101をシートから上昇させるようにする圧力を超えてはならない。
低圧油圧回路9の最小圧力値が一定の閾値よりも降下する(この値は低圧油圧回路9の何らかの点に設けられる圧力センサによって電子制御ユニットにより監視される)場合、補充ポンプ52は、補充容器53に流体を吸引して流体をアキュムレータへ吐出することにより補償圧力アキュムレータ51に油圧流体を補充する。
図2および3において、本発明によるアクチュエータ1が、同時に開放しないが同じ内燃機関100に属するいくつかのバルブ101またはバルブのグループを各々が供給するいくつかの並列回路を提供する時に、補充圧力アキュムレータ85が、並列回路の各々に包含される補充ポンプ52および補償圧力アキュムレータ51の間に挿入されることができるので好都合であることを見てとれる。この場合に、単一の補充圧力アキュムレータ85は、低圧油圧回路の各々に包含される補充逆止バルブ86を介して各低圧油圧回路9に包含される補償圧力アキュムレータ51へ油圧流体を供給する。
この構成によれば、圧力センサによって電子制御ユニットにより監視されるのが補充圧力アキュムレータ85に発生する最小圧力値であり、低圧油圧回路9の各々に発生する最小圧力値は、補充逆止バルブ86により所望の値に自動的に維持される。
やはり容易に理解されるように、上記の説明は例として挙げられたものに過ぎず、他の同等物により説明される実行の詳細を含む本発明の範囲を全く制限しない。
1 電気油圧式バルブアクチュエータ
2 バルブ作動油圧シリンダ
3 バルブ作動ピストン
4 バルブ開放ソレノイドバルブ
5 流入高圧油圧回路
6 バルブ閉鎖ソレノイドバルブ
7 流出高圧回路
8 油圧容積式ポンプ
9 低圧回路
10 低圧容器
11 バルブ開放高圧ダクト
12 バルブ閉鎖高圧ダクト
13 ポンプ出口密閉部材
14 ポンプ入口逆止バルブ
15 バルブ開放カム
16 機械式伝動装置
17 中間伝動装置
19 リターンスプリング
20 高圧室
21 低圧室
22 シリンダ
23 バルブ開放ラック
24 ピストン
25 軸
26 ボール・ローラベアリング
27 バルブ開放ロッド
28 カムアーム
29 ボールソケットジョイント
30 カム角度位置センサ
31 区画
32 入口
33 出口
34 シャフト
35 ケーシング
36 開放ジョイント
37 閉鎖ジョイント
38 カムてこ作用接触面
40 プッシュロッド
41 ロッカスイッチ接触面
42 ロッカスイッチブレーカアーム
43 ブレーカアーム係止部
44 ブレーカアーム従動部
46 第1ボールソケットジョイント
47 第2ボールソケットジョイント
48 回転アーム
49 ピボット・ボールソケットジョイント
50 ピストン端部位置衝撃吸収開口部
51 圧力補償アキュムレータ
52 補充ポンプ
53 補充容器
54 補充ピストン
55 盲端シリンダ
56 盲端シリンダケース
57 補充入口バルブ
58 補充出口バルブ
60 ソレノイドバルブ管
61 直線管
62 バルブケーシング
63 上方室
64 下方室
65 第1端部
66 第2端部
67 密閉面
68 密閉手段
69 閉鎖スプリング
70 電動アクチュエータ
71 導線コイル
72 パレット
73 独立浮動装着部品
74 中間プラグ
75 通気口
77 吐出ストップ
78 吸引ストップ
80 電動ソレノイドアクチュエータ
81 補充磁気コア
82 導線コイル
83 補充磁気ケーシング
84 リターンスプリング
85 圧力補充アキュムレータ
88 開口部
89 入口・出口ダクト
90 楔形スライド
91 ガイド/スライド
93 軸方向ストップ面
100 内燃機関
101 バルブ
102 クランクシャフト
104 シリンダヘッド
105 テール
107 補充管ピストン
108 開放シリンダ
109 開放シリンダケーシング
111 入口バルブ
112 出口バルブ
113 ボール
114 スプリング
115 シート
116 ボール
117 スプリング
118 シート
124 油圧流体吐出ダクト
125 ポンプ入口開口部
126 ポンプケーシング
127 油圧流体出口ダクト
128 ポンプ出口開口部
129 コアチャネル
130 水密ケーシング
131 カムピン
132 正接リフト面
133 軸
134 螺旋スプリング
135 第1端部
136 第2端部
137 スライド接続部
138,139 ピボットおよび/またはボールソケットジョイント
140 ストップ
141 逆止バルブ
本発明は、内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを有する電気油圧式バルブアクチュエータに関する。
往復内燃機関の吸気および排気バルブは、これらの機関のクランクシャフトが一定の角度位置に達した時に開く。これは、クランクシャフトの角度位置に対するこれらの機関の単数または複数のカムシャフトの角度位置が通常は不変であることから生じ、クランクシャフトの位置は、Nikolaus Otto氏およびAlphonse Eugene Beau de Rochas氏により考案されたもののように、2行程機関では360度以上、また4行程機関では720度以上であると考えられている。
バルブが開く瞬間をクランクシャフトの角度位置に対して可変にするため、現代のガソリン機関は、少なくとも一つの吸気カムシャフト移相器と、さらにより頻繁には排気カムシャフト移相器を包含する。これらの移相装置は概して水力電気式、時には電気式であり、そのシャフトの角度位置をクランクシャフトの角度位置に対して変化させることを可能にする。
自動車産業により生産される大部分の機関については、開放時間、開放速度、およびバルブリフト高のパラメータは、バルブを作動させるカムの輪郭によって明確に確定される。これらのパラメータを可変にすることは、シリンダの注入および燃焼の品質に対するそれらの強い影響のため、関心が高い。これらのパラメータの可変性は、これらの機関の汚染排出物の制御を大きく改良する元となる。特に、この可変性は以下を可能にする。
・ 機関速度範囲全体にわたって機関のトルクおよび出力を上昇させるためワイドオープンスロットルで使用される時の内燃機関のシリンダの注入を改良すること。この結果は、注入に最も好ましい瞬間に吸気および排気バルブの開閉を行うことにより、特に機関のシリンダと吸気および排気ダクトでのガスの空気力学および音響作用を考慮することにより得られる。
・ 以下の二つの主な原理に基づいて、通常はスロットルバルブにより操作される吸気の選別法を吸気バルブの開閉についての適切な規則と置き換えることにより、部分スロットルで作動している時に内燃機関のポンピング損失を減少させること。
‐これらの戦略のうち第1のものは、空気または所望の炭化混合気の装填物をこの機関のシリンダに捕捉してから、ピストンの中央上死点まで内燃室でこの空気または混合気を再圧縮する前に機関のピストンの中央下死点までこの空気または混合気を膨張するように、この過程で吸気ダクトを大気圧に近い圧力に維持しながら機関の吸気行程中に吸気バルブを急速に再閉鎖させることで構成される。
‐第2の戦略は、機関の圧縮行程中に吸気バルブの閉鎖を遅延させることで構成され、吸気ダクトはこの行程中に大気圧に近い圧力に維持され、空気または炭化混合気の最大装填物が機関の吸気行程中にシリンダへ流入され、それからシリンダに残留する装填物が所望の装填量になるまで圧縮行程中に装填物の一部がこのダクトへ強制的に戻され、この時点で吸気が再び閉鎖される。この後者の戦略は、OttoまたはBeau de Rochasのものより部分的装填での効果が高いAtkinsonサイクルで機能し、可変圧縮機関では特に関心が高い。
ポンピング損失を減少させるためのこれらの戦略は、部分的装填での機関の性能が大きく改良される結果を生じる。
・ 特に、例えば吸気バルブのリフト高を微調整することにより達成される燃焼室でのガスの乱流をより良好に制御することにより、内燃機関の燃焼の安定性および品質を改良すること。この制御改良は、例えば、低スロットルでの吸気バルブのリフトを小さくすることにより多点噴射機関の空気/燃料混合気の均質性を改良することを可能にし、その効果は、ガスが吸気バルブを通過する時に、より細かい乱流を発生させることであり、この乱流は均質性にとって好ましい。この制御はまた、シリンダでの空気またはガスの「タンブル」運動を調節することを可能にし、機関のピストンが中央上死点に達する時にこの運動を細かい乱流に変形することで燃焼進行中の火炎伝搬を改良するという効果が見られる。この制御は、ディーゼル機関で一般に使用される空気またはガスの乱流運動または「渦流」の調節も可能にして、例えば、同じシリンダの二つの吸気バルブの開放点を移動させることによりこの運動を調整することが可能である。
・ 燃焼時に給気に含まれる高温の残留燃焼ガスのレベルを上昇させることにより、部分スロットルで作動している時に内燃機関のポンピング損失と熱損失の両方を低下させること。これらのガスは酸素を含まず燃焼に関与しないが、むしろこの燃焼により放出される熱を捕捉し、これは壁部の熱損失、ゆえに燃料の消費を抑制する。高温であるので、これらのガスは大容積であり機関の容積効率を低下させ、部分スロットルで使用される時に吸気ダクトを選別する必要性を低下させるという結果をもたらす。残留燃焼ガスのレベルの上昇は、吸気および排気バルブのオーバラップ、すなわち同じサイクルで吸気および排気バルブが同時に開いている時間を増やすことによって、特に達成される。これは、機関のピストンが外気と燃焼ガスを同時に吸気することを可能にする。残留燃焼ガスのレベルの上昇は、機関の吸気行程中にダクト内の燃焼ガスをシリンダへ再導入する前に蓄積するため、吸気バルブを早期に開くことによっても達成されうる。別の非制限的な例としては、吸気バルブを開放する前にシリンダに排気ガスを捕捉するため排気バルブを早期に閉鎖することによっても、残留燃焼ガスのレベルの上昇が達成されうる。前サイクルからの排気ガスを現サイクルで循環させることは、ディーゼル機関からの汚染排出物、特に硫黄酸化物の削減を可能にする戦略でもあることが注意されるべきである。
・ 固定圧縮レベルにある時に高い圧縮比を機関に設けて、例えば自動車を推進するのに使用される時に機関の平均的な性能を良好にする結果をもたらすことであり、その主な特性の一つは、出力が広範囲にわたって連続的に変化するように使用されることである。これは、高い負荷と低い機関速度では機関のピストン行程の一部のみがガスを圧縮するのに使用されるのに対して実際にはピストンの行程全体がこれらのガスの膨張に使用されるように、吸気バルブの閉鎖を遅延させることで機関の有効圧縮レベルを制御することによって達成される。しかし、この戦略によれば、機関のある動作点で、機関の負荷および速度条件がノッキングも有害燃焼も発生させない程度までこれらのガスを圧縮および膨張するために、実際的にはピストンの全行程を使用できる。
・ 重負荷状態でガスの逆流を防止するかこれを排気に限定することによりターボ過給マルチシリンダ機関の性能および出力を改良すること。これは、機関のシリンダでの圧力が機関の排気マニホルドでの圧力より低い時に排気バルブが可能な最大程度まで開くのを防止することによって達成される。
・ マルチシリンダ機関の一つ以上のシリンダを停止させることにより低出力で使用される時に機関の性能を改良すること。これは、停止シリンダの吸気および排気バルブを閉鎖状態にしておくことにより達成可能であり、こうして停止されたシリンダは、エネルギーをほとんど消費しない一連の圧縮/膨張で作動するのに対して、作用状態のままであるシリンダは、より高い負荷で作動しているためにより良好な性能を提供する。この戦略によれば、内燃機関のよりスムーズな動作を得るために同じシリンダの一連の作用サイクルへ非作用サイクルを挿入することが可能であり、その場合に、各シリンダは、機関が作動している時間の一部のみ停止するのに対して、残りの時間、シリンダは正常に機能する。
・ 燃焼ガスを膨張するための行程の終了時に実施される吸気による燃焼ガスの除去を最適化することにより、2行程内燃機関の効率を向上させること。これは、機関のシリンダで所望の給気を捕捉するために、また所望量の残留燃焼ガスをシリンダに保存するために、これらの機関のクランクシャフトの角度位置に対して吸気および排気バルブの開閉点を最適化することにより達成される。吸気および/または排気のための開放はこれらの機関の機能および構造についての様々な欠点と関連しているので、この戦略はこのような開放の使用を回避することを潜在的に可能にする。
・ 2または3方向触媒であれ粒子フィルタであれ、内燃機関からの汚染物質の後処理のための装置の効率を向上させること。これらの装置はワイドオープンスロットルでは機能しない、および/または一定温度で始まる再生のみが行われるので、これらの機関の排気バルブの早期開放は、排気ガスの温度を上昇させるためこれらの機関のピストンへ低い圧力が加えられるようにガスの膨張を短縮することを可能にする。この戦略は特に、これらの装置の動作温度の上昇を加速する、および/または再生に必要な熱エネルギーを付与することを可能にする。
・ これらの機関のピストンのシールに通常設けられる凹部の機能はピストンとこれら機関のバルブの間の衝突を防止することであるが、この凹部の奥行を減少させる、またはこの凹部を省略さえすることを可能にすることにより、往復内燃機関の燃焼室の設計を容易にすること。これは、これらの機関の圧縮比が高い時に機関のバルブのリフト高を故意に減少させることによって達成されるが、これは部分スロットルでのこれら機関の動作に概ね対応する。
様々な技術は、往復内燃機関のバルブの開放時、開放時間、およびリフト高を完全または部分的に制御することを可能にする。カムシャフト移相器は工業化され、広く使用される傾向を有するが、これらのバルブの開放時間もリフト高も制御しない。しかし、これらの移相器は、これらのバルブのリフト高を可変にする装置とより一層頻繁に関連している。
これらの装置は様々なブランドおよび/または商標名で市販されている。これらは、少なくとも二つのカム輪郭を包含する離散バルブリフト高可変器と、連続リフト可変器である。
離散リフト可変器の中には、特に、Honda社の“VTec(登録商標)”装置、Porsche社の“Variocam Plus(登録商標)”、Audi社の“Valvelift system”とともに、Toyota社の“VVTL−i”が見られる。
連続可変バルブリフト高可変器の中には、BMW社により開発された可変比レバーに基づく“Valvetronic(登録商標)”、または、使用後の油圧流体を容器へ戻すためカムとバルブリフタの間の油圧伝動装置にソレノイドバルブを設けることでバルブのリフトをさらに大小の程度まで減少させることを可能にするFIAT社の“Multiair(登録商標)”が見られる。
可変バルブリフト装置は吸気バルブで最も頻繁に、排気バルブでは稀な場合のみ使用されることに注意されるべきである。これらの装置は概して、主としてコストまたはクラッタに関する理由から機関のカムシャフトの一つ、つまり吸気バルブと排気バルブのいずれかのみに装備されている。
大量生産による乗用自動車に使用される時にこれらの装置は常に少なくとも一つのカムシャフトに依存しているため、その性能は、このシャフトを構成するカムの輪郭に直接左右されることに我々は注目している。
カム輪郭により導入される制約を克服すると好都合であることは自明であろう。これはいわゆる「カムレス」装置のねらいである。理論上、これらの装置は、物理学および幾何学により課せられる制限内でバルブの開放、上昇、閉鎖に関するいかなる規則も実行できる。
Valeo社の「電磁カムレス」、Cargine社の“Free Valve”、Siemens社と協力して米国のSturman社により開発された水力電気式装置、またはLotus社の“Active Valve Train(AVTTM)”など、プロトタイプ段階での多数のカムレス装置が存在する。
大部分の事例において、これらのシステムは、過剰または禁止レベルのエネルギー消費および/または音響放出および/またはクラッタおよび/またはコストと関連している。
これらの装置に関連する他の欠点および制約は、自動車の耐用年数全体にわたって保証することが困難である信頼性および/または耐久性、および/または、高速でのバルブの摂動につながりうる潜在的に不充分な制御可能性、および/または、バルブがシートに当接している時の前進性の欠如、および/または制御が困難である開放規則につながるバリスティックモードでの動作など、これらの装置が工業規模で生産されることを禁じるか遅らせる。
これらの観察は、往復内燃機関のバルブのリフト、開放促進、および/または閉鎖遅延の制御を可能にする「カムレス」油圧アクチュエータが記載された、出願人に属する国際特許WO 2004/011780の基礎となっている。このアクチュエータは、内燃機関の出力および性能を上昇させるための戦略の大部分に加えて、この機関の汚染排出物の良好な制御を可能にするものなどの実施を潜在的に可能にする。
また、このアクチュエータに関して、この特許は、大量生産による自動車のための内燃機関の仕様に潜在的に適合する信頼性および生産コストを請求する。特に、このアクチュエータは、
・ ダクトにより高圧油圧回路に連結されて少なくとも一つのバルブの開放を行う少なくとも一つの油圧シリンダ、
・ 少なくとも一つの出口および一つの入口を包含して、機関のクランクシャフトの回転速度に比例する回転速度を有する少なくとも一つの油圧容積式ポンプ、
・ 油圧容積式ポンプの出口から排出された油圧流体が低圧回路または容器へ流入するのを防止して、一つ以上のバルブの開放を行う一つ以上の油圧シリンダと連通する高圧回路へこれを強制流入させることを可能にする少なくとも一つのポンプ出口閉鎖部材、
・ 高圧回路を介して、油圧容積式ポンプの出口で排出された油圧流体を、開放される必要のある少なくとも一つのバルブの油圧シリンダへ誘導する一方、閉鎖されている必要のある一つ以上の他のバルブへ油圧流体が誘導されることを防止することを可能にする少なくとも一つのバルブ開放セレクタ、
・ 開放状態を維持するためバルブの油圧シリンダでの油圧流体の保持を可能にする、ポンプ出口と少なくとも一つのバルブの油圧シリンダの間の高圧回路に配置される少なくとも一つの開放逆止バルブ、
・ バルブの閉鎖を行って、油圧シリンダに含まれる油圧流体が、別のバルブまたは閉鎖位置に残る必要のある他のバルブの油圧シリンダへ導入されるのを防止するため、開放逆止バルブにより開放状態に維持される少なくとも一つのバルブから油圧容積式ポンプの単数または複数の入口へ、油圧シリンダに含まれる油圧流体を誘導することを可能にする少なくとも一つのバルブ閉鎖セレクタ、
・ 低圧回路または容器の圧力が低圧の単数または複数の入口より高い時に、低圧回路または容器からの油圧流体が、油圧容積式ポンプの単数または複数の入口へ流入されるようにする少なくとも一つのポンプ入口逆止バルブ、
を包含する。
これらの潜在的な長所にも関わらず、出願人に属する国際特許WO 2004/011780に記載された内燃機関のための油圧バルブアクチュエータは、以下を含む様々な制約および欠点を有する。
・ 同じ内燃機関の別のシリンダのバルブ開放規則と異なる、あるシリンダのためのバルブ開放規則を同時に得ることが可能でないため、例えば、機関のシリンダの一つのバルブを停止させることが可能でない。
・ 同じバルブについて機関サイクルごとに二つ以上のリフトを与えること、または4行程サイクルから2行程サイクルへ移行することは可能でない。
・ 内燃機関のバルブの油圧シリンダはバルブに直接的に衝突し、アクチュエータの油圧容積式ポンプを含む回路にシリンダが設けられる時にはこれらのダクトで圧力が突然急上昇するので、これらのバルブの上昇はアクチュエータのダクトに激しい水撃を発生させ、この水撃はバルブの慣性から生じて大きな加速力につながり、これらの力はバルブのリターンスプリングにより発生される反力によって上昇する。
・ アクチュエータの油圧ポンプの出口とバルブの開閉速度の間の一定した関係ゆえに、内燃機関のバルブをシートに静かに当接させることは困難である。これは潜在的に、バルブとシートの間に発生する衝撃から生じる過剰な音響放出に加えて、シートおよびバルブの早期摩耗につながりうる。
・ バルブを開閉する油圧シリンダにアクチュエータを接続するダクトは非常に長く、各バルブ動作で圧縮されてから減圧される多量の油を含む。これは、バルブが不安定位置を有して制御が困難であることにつながりうる。
・ アクチュエータは、これを構成する多数の精密部品による一定の設計複雑性を有し、この複雑性および部品は潜在的に、アクチュエータが高い生産コストを有することにつながる。
・ アクチュエータは、バルブの上昇、開放促進、閉鎖遅延のためそのフォークの位置を比例方式で案内するため、精密な電動モータを必要とする。これらの複合モータは潜在的に高価である。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、出願人に属する国際特許WO 2004/011780に記載された内燃機関のための油圧式バルブアクチュエータの長所を継承する一方でその欠点は排除し、そして使用される劇的に異なる実施形態および手段によってその機能的制約を回避するという点で、先行技術から周知のバルブ駆動装置よりも優れている。
結果的に、本発明による電気油圧式バルブアクチュエータは、
・ 内燃機関の別のシリンダのものと異なるバルブ開放規則を内燃機関のシリンダに同時に提供することを可能にし、
・ 同じ吸気または排気の機能を有する同じシリンダの別のバルブのものと同時に異なる開放規則を内燃機関のシリンダの吸気または排気バルブに提供することを可能にし、
・ 同じ内燃機関の一つ以上のシリンダのバルブの停止を可能にし、
・ 機関サイクルごとに同じバルブについていくつかのリフトを許容し、
・ 同じ内燃機関または同じ内燃機関のシリンダのいずれかが2行程または4行程サイクルを等しく実行することを可能にし、
・ 油圧シリンダにより直接衝突される部品により発生する慣性力を軽減することにより、また内燃機関のバルブの上昇および下降の漸進性を提供することにより、アクチュエータのダクトにおける水撃を防止または大きく減衰し、騒音およびバルブの位置的不安定性を低下させる結果をもたらし、
・ 内燃機関のバルブがそのシートに静かに当接するようにして、過剰な音響放出と、シートおよび/またはバルブの早期摩耗を防止し、
・ 内燃機関のバルブの位置の安定性に対する油の圧縮性の影響を大きく減少させ、
・ コストおよび複雑性を著しく低下する。
本発明の他の特徴は、説明部分と、主請求項に直接的または間接的に従属する二次請求項に説明されている。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、
・ バルブ作動油圧シリンダがバルブ開放ソレノイドバルブにより少なくとも一つの流入高圧油圧回路に接続される時に内燃機関またはピストンコンプレッサの少なくとも一つのバルブを開く少なくとも一つのバルブ作動ピストンを包含する少なくとも一つのバルブ作動油圧シリンダであって、バルブ閉鎖ソレノイドバルブにより少なくとも一つの流出高圧回路に接続される時にバルブを閉鎖するシリンダであり、流入高圧回路にも流出高圧回路にも接続されない時にバルブを開放状態に維持するシリンダと、
・ 少なくとも一つの低圧容器に接続される低圧回路に接続される少なくとも一つの出口と低圧回路に接続される少なくとも一つの入口を包含する少なくとも一つの油圧容積式ポンプであって、内燃機関のクランクシャフトの速度に比例する速度で回転するポンプと、
・ 油圧容積式ポンプの出口をバルブ作動油圧シリンダの流入高圧油圧回路に接続する少なくとも一つの高圧バルブ開放ダクトと、
・ 油圧容積式ポンプの入口をバルブ作動油圧シリンダの流出高圧油圧回路に接続する少なくとも一つのバルブ閉鎖高圧ダクトと、
・ 油圧容積式ポンプの出口で排出される油圧流体が高圧バルブ開放ダクトへ強制流入されるように、この油圧流体が低圧油圧回路へ戻るのを防止することのできる少なくとも一つのポンプ出口閉鎖部材と、
・ 高圧バルブ閉鎖ダクトを介してバルブ作動油圧シリンダから流出する油圧流体が油圧容積式ポンプの入口へ強制流入されるように、この流体が低圧油圧回路へ直接的に戻るのを防止する少なくとも一つのポンプ入口逆止バルブであって、低圧油圧回路の圧力がバルブ閉鎖高圧ダクトの圧力より高い時にポンプに低圧油圧回路に含まれる流体を吸引させることができるバルブと、
・ 一方では機械式伝動装置によりバルブ作動油圧シリンダに、他方では直接的に、または中間伝動装置を通して、内燃機関のバルブに接続される少なくとも一つのバルブ開放カムであって、バルブの開放動作中には一方向に、バルブの閉鎖動作中には反対方向に移動するカムと、
・ 内燃機関のバルブが閉鎖された時にカムが所在する位置へカムを戻す傾向を持つバルブ開放カムの少なくとも一つのリターンスプリングを、
包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、回転するバルブ作動油圧シリンダと、パレット形状であるバルブ作動ピストンを包含し、油圧流体の圧力がピストンを回転させることができるようにピストンが少なくとも一つの高圧室を少なくとも一つの低圧室から分離し、ピストンはバルブ開放カムに直接的または間接的に回転接続される。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、シリンダ内で移動して内燃機関またはピストンコンプレッサに含まれるシリンダヘッドの中で案内されるバルブ開放ラックを押圧することができるバルブ作動ピストンを包含し、ラックは、ピストンが長手方向並進運動で移動する時にカムを回転させるように、バルブ開放カムの軸に配設されるピニオンと協働する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、少なくとも一つのボールまたはローラベアリングにより内燃機関のシリンダヘッドの中で案内されるバルブ開放ラックを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、シリンダの中で移動して、端部の一方に結合されたバルブ開放ロッドを押圧するバルブ作動ピストンを包含し、このロッドの方は、ピストンが長手方向並進運動で移動する時にカムを回転させるようにロッドの他端部でまた結合されバルブ開放カムに直接的または間接的に包含されるカムアームを押圧する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、開放または閉鎖状態のボールソケットジョイントによって二つの端部の少なくとも一方でヒンジ結合されるバルブ開放ロッドを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、いくつかの区画を包含する油圧容積式ポンプを包含し、その各々が、少なくとも一つのバルブ作動油圧シリンダに接続される少なくとも一つの入口および少なくとも一つの出口を包含する自律的ポンプを構成し、この自律的ポンプは同じカムによって回転されて同じケーシングに収容される。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、内燃機関のバルブに位置センサを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、バルブ開放カムにカム角度位置センサを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、カムにより作動する内燃機関のバルブが閉鎖される時にカムの最大角度位置を制限するカムストップと協働するバルブ開放カムを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、カムがカムストップと接触する時に音響放出を制限するショックアブソーバに装着されるかショックアブソーバを包含するカムストップを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、二つの開放または閉鎖ジョイントとカムてこ作用接触面を包含するバルブ開放カムを包含し、第1ジョイントは内燃機関に固定されるのに対して、第2のものは、ピストン従動部により直接的に、またはプッシュロッドにより間接的に、バルブ作動ピストンに接続され、このカムは、機関に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部に端部の一方でヒンジ結合されるとともに、バルブを開放するため機関の少なくとも一つのバルブのテールを直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部を他端部に備えるロッカスイッチブレーカアームに配設されるロッカスイッチの接点の表面の上で転動および/または摺動することができる。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、二つの開放または閉鎖ジョイントの少なくとも一方にボールソケットジョイントを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、端部の各々でボールソケットジョイントにヒンジ結合されたプッシュロッドを包含し、第1ジョイントはバルブ作動ピストンの端部の中または上に配設されるのに対して、第2ボールソケットジョイントはバルブ開放カムの中または上に配設される。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、カムてこ作用接触面を包含して、端部の一方がカムの軸に固定されるのに対して他端部がピボットジョイントまたはボールソケットジョイントによってアームプッシュロッドの第1端部にヒンジ結合された少なくとも一つの回転アームによって回転されるバルブ開放カムを包含し、ロッドの第2端部は、ピボットジョイントまたはボールソケットジョイントによってバルブ作動ピストンにヒンジ結合され、カムは、内燃機関に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部に端部の一方でヒンジ結合されて、バルブを開放するため機関の少なくとも一つのバルブに包含されるテールを直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部を他端部に備えるロッカスイッチブレーカアームに配設されるロッカスイッチ接触面の上を転動および/または摺動することができる。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ピストンが作動させる内燃機関のバルブが閉鎖される時に所在する位置の付近にピストンが到達した時にピストンにより全体的または部分的に閉鎖される端部位置衝撃吸収開口部を備えるシリンダの中で移動するバルブ作動ピストンを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ピストン端部位置ストップを備えるシリンダの中で移動するバルブ作動ピストンを包含し、このストップはシリンダでのピストンの挿入深さを制限する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、少なくとも一つの補充容器へ流体を吸引することにより油圧流体を補償圧力アキュムレータに供給する少なくとも一つの補充ポンプにより加圧状態に維持される少なくとも一つの補償圧力アキュムレータから成る低圧容器を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、上方室と下方室を包含するバルブケーシングにおいて長手方向並進運動で移動できる少なくとも一つの直線管から成る管ソレノイドバルブであるバルブ開放ソレノイドバルブおよび/またはバルブ閉鎖ソレノイドバルブおよび/またはポンプ出口密閉ソレノイドバルブを包含し、直線管は、上方室に通じる第1端部と下方室に通じる第2端部を包含し、第2端部は、第2端部を可能な限り密着状態で密閉するようにバルブケーシングに固定される少なくとも一つの密閉面と接触することができる。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、上方室を下方室から隔離するバルブケーシングの外側面の間の密閉手段を包含する管ソレノイドバルブを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、直線管を密閉面と接触状態に維持する傾向を持つ少なくとも一つの閉鎖スプリングを包含する管ソレノイドバルブを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、閉鎖スプリングにより発生される力と反対の力を印加することが可能な少なくとも一つの電動アクチュエータを包含する管ソレノイドバルブを包含し、この力は、アクチュエータを電流が通過する時に密閉面から直線管を上昇させるのに充分である。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、導線コイルを電流が通過する時に磁気コアまたはパレットを誘引する導線コイルから成る電動アクチュエータを有する管ソレノイドバルブを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、上方室に収容される磁気コイルまたはパレットを有する電動アクチュエータを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、上方室に収容される導線コイルを有する電動アクチュエータを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、上方室の外側に収容される導線コイルを有する電動アクチュエータを包含し、電流が通過する時にコイルにより発生される磁界は、磁気コアまたはパレットに力を加えるように上方室の外壁部を通過する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは管ソレノイドバルブを包含し、直線管の第1端部が磁気コアまたはパレットに固定される。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、上方室に通じる少なくとも一つの径方向および/または軸方向開口部を包含する第1端部を有する直線管を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、切頭球体の形状を有するとともに、シートに当接するボールによって描かれるものと類似した密閉面との接触線を有する第2端部を有する直線管を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、バルブケーシングの中の独立浮動装着部品に配設される密閉面を包含し、この部品は、直線管の第2端部が密閉面と接触する時に直線管と整列することができる。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、密閉面が配設される独立部品によって閉鎖される通気口を、直接的に、または中間プラグを介して間接的に包含するバルブケーシングを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、内燃機関に固定されるとともに流入高圧油圧回路、流出高圧回路、または低圧油圧回路を介して上方室および/または下方室をバルブ作動油圧シリンダまたは油圧容積式ポンプに接続する、入口/出口開口部および/またはダクトを包含するバルブケーシングを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、密閉面との接触のレベルでの直線管の断面より若干小さい、直線管がバルブケーシングとともに構成するシールでの断面を有する直線管を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、バルブケーシングの内側面と協働する直線管の外側面から成る密閉手段を有する管ソレノイドバルブを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、直線管に配設されるとともに、バルブケーシングに直接的または間接的に配設される軸方向ストップ面と協働する調節可能または調節不能なストップを備える管ソレノイドバルブを包含し、このストップは、管とこれが協働する密閉面の間の最大距離を決定する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、いくつかの管ソレノイドバルブを収容できるバルブケーシングを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、シリンダの内側に可変容積を画定するように盲端シリンダハウジングに配設される盲端シリンダにおいて前後運動で移動できる補充ピストンを包含する補充ポンプを包含し、このピストンは、それぞれの出口および入口が前記容積に通じる補充入口バルブおよび補充出口バルブとも協働し、入口バルブは補充容器から流出する油圧流体を導入するのに対して、出口バルブは補償圧力アキュムレータまたは補充圧力アキュムレータへ流体を排出する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、主として補充磁気コアと導線コイルと補充磁気ケーシングとから成る電動ソレノイドアクチュエータにより第1方向に、また補充ピストンのリターンスプリングにより第2方向に並進運動で作動する補充ピストンを有する補充ポンプを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、補充磁気ケーシングと同じ金属部品具現される盲端シリンダを有する補充ポンプを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、補充ピストンが中で移動するジャケットを包含する盲端シリンダを有する補充ポンプを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、補充ピストンが吐出行程の端部で開口部を被覆して速度を落としてから吐出行程で停止するようにシリンダを補充出口バルブに接続する端部位置吐出開口部を包含する盲端シリンダを有する補充ポンプを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、吐出方向では吐出ストップにより、および/または吸引方向では吸引ストップにより制限される最大行程を有する補充ポンプを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび補充カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、剛性装着された補充ピストンにより貫通される補充磁気コイルを有する電動ソレノイドバルブアクチュエータを包含し、このピストンは、ケーシングの片側では盲端シリンダと、ケーシングの反対側ではピストンのリターンスプリングと協働するため、補充磁気ケーシングを端部から端部へ貫通する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ピストンとシリンダとポンプケーシングとが一緒にシリンダの内側に可変容積を画定するようにポンプケーシングと直接的または間接的に一体的である開放シリンダケーシングに配設される開放シリンダの中で前後運動を受けることができる補充管形ピストンを包含する補充ポンプを包含し、補充管形ピストンは、ボールとスプリングとから成る管形ピストン入口バルブと協働し、ボールは、ピストンの底部に配設されたシートと内側に当接し、開放シリンダ出口バルブはボールとスプリングとから成り、ボールは、シリンダの底部に配設されたシートと外側に当接し、入口バルブは補充容器から流出する油圧流体を導入するのに対して、出口バルブは補償圧力アキュムレータへ、または補充圧力アキュムレータへ流体を排出する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ポンプケーシングに包含されるポンプ入口開口部へ管形ピストン入口バルブを直接的または間接的に接続する油圧流体吐出ダクトを包含する開放シリンダケーシングを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ポンプケーシングに包含されるポンプ出口開口部へ開放シリンダ出口バルブを直接的または間接的に接続する油圧流体出口ダクトを包含するポンプケーシングを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、主としてピストンに固定される補充磁気コアと導線コイルと補充磁気ケーシングとから成る電動ソレノイドバルブアクチュエータにより第1方向に、補充管形ピストンのリターンスプリングにより第2方向に並進運動で作動する補充管形ピストンを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、管形ピストン入口バルブを介して補充管形ピストンの中央に油圧流体吐出ダクトを間接的に接続する少なくとも一つのコアチャネルを備える補充磁気コアを包含し、開放シリンダケーシングとコアとピストンとは水密ケーシングの内側に共通して収容されるのに対して、ケーシングは油圧流体をダクトからチャネルへ吐出する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、内燃機関の潤滑油により油圧流体が供給される補充容器を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、特定の油圧流体を含み内燃機関の潤滑油回路から独立している補充容器を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、シリンダから流出する油圧流体が少なくとも一つのシリンダ排液ダクトを介して補充容器へ戻るように油圧流体を回収する少なくとも一つのドレーンを包含するバルブ作動油圧シリンダを包含する
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ポンプから流出する油圧流体が少なくとも一つのポンプ排液ダクトを介して補充容器へ戻るように油圧流体を回収する少なくとも一つのドレーンを包含する油圧容積式ポンプを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、油圧シリンダに、および/または油圧容積式ポンプに、および/または流入高圧油圧回路および/または流出高圧油圧回路および/または低圧油圧回路の何らかの点に配置される一つ以上のドレーンコックを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、内燃機関のバルブをシートから上昇させるかシートに載置することを可能にする局所的な厚さ変化をスライドの楔形が生じるように内燃機関のシリンダヘッドに配設されるガイドまたはスライドにおいてバルブ作動油圧シリンダの作用を受けて並進運動されうる楔形スライドであるバルブ開放カムを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、楔形スライドが上を転動する少なくとも一つのローラを包含するガイドまたはスライドを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、内燃機関に固定される少なくとも一つのブレーカアーム係止部に一端部でヒンジ結合されるとともに、バルブを開放するため機関のバルブに包含されるテールを直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部を他端部に備えるロッカスイッチブレーカアームと協働する楔形スライドを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、端部の一方で軸にヒンジ結合されたカムピンから成るとともに正接リフト面を他端部に包含するバルブ開放カムを包含し、この面は、バルブ作動油圧シリンダの作用を受けてカムピンがその軸上で転動する時にローラを備えるロッカスイッチブレーカアームに軸に対する推力を加えるような形状を有し、ブレーカアーム自体は、機関に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部に端部の一方でヒンジ結合されるとともに、バルブを開放するため機関のバルブに包含されるテールを直接的または間接的に押圧できるように少なくとも一つのブレーカアーム従動部を他端部に備える。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ピボットおよび/またはボールソケットジョイントを二つの端部の各々に包含するプッシュロッドから成るバルブ作動油圧シリンダへカムピンを接続する機械式伝動装置を包含し、第1端部はバルブ作動ピストンの上または中に当接するのに対して、第2端部はカムピンの本体に当接する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、バルブ作動ピストンの力と反対の力を加えるとともに、少なくとも一つのスライド接続部により相互に対して案内される二つのピボットおよび/またはボールソケットジョイントを相互に移動させる傾向を持つ少なくとも一つの螺旋スプリングから成るカムピンリターンスプリングを包含し、第1ジョイントは内燃機関に直接的または間接的に当接するのに対して、第2ジョイントはカムピンの本体に当接する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、カムピンの角度移動を制限するようにローラロッカスイッチブレーカアームと接触できるストップを終端とする正接リフト面を包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、補充ポンプと補償圧力アキュムレータの間に挿入される少なくとも一つの補充圧力アキュムレータを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、ロックアウトバルブを包含する出口を有する補充圧力アキュムレータを包含する。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、少なくとも一つの逆止バルブを包含するダクトにより補償圧力アキュムレータに接続される補充圧力アキュムレータを包含し、このバルブは、油圧流体を補充圧力アキュムレータから補償圧力アキュムレータへ移動させるが、逆には移動させない。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、油圧容積式ポンプに最も近い端部に配置される少なくとも一つの圧力維持バルブを包含するバルブ開放高圧ダクトを包含し、このバルブは、ポンプから流出した油圧流体をダクトへ進入させるが、ダクトから流出させることはない。
本発明による内燃機関のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータは、出口とポンプ出口密閉ソレノイドバルブの間に配置される低圧容器逆止バルブを油圧容積式ポンプの出口に包含し、バルブは、油圧流体を油圧容積式ポンプの出口から低圧容器へ移動させるが、逆には移動させない。
シリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータの機能は、
・ 所望の瞬間に、バルブを所望の高さまで上昇させるのに必要な時間にわたってバルブを漸進的に上昇させるため、油圧容積式ポンプの出口へ吐出される油圧流体を内燃機関の少なくとも一つのバルブのバルブ作動油圧シリンダへ強制流入させること、
それから、
・ バルブを所望の時間にわたって開放状態に維持するため、油圧流体をバルブのバルブ作動油圧シリンダに封入された状態にすること(時間は機関のクランクシャフト回転度数で表わされる)、
それから、
・ バルブが所望の瞬間にシートに静かに当接するように、バルブのバルブ作動油圧シリンダに含まれる油圧流体を油圧容積式ポンプの入口へ強制流入させ、その間ずっと、スプリングにより、また閉鎖行程でバルブを作動させるように組み合わされた機械的コンポーネントにより、開放中にバルブのリターンスプリングにより蓄積された機械エネルギーの大部分を、またバルブに蓄積された運動エネルギーの大部分を回収すること、
である。
一つの特定実施形態によれば、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータはまた、
・ 少なくとも一つのカム位置センサおよび/または少なくとも一つのバルブ位置センサと、
・ アクチュエータの異なるソレノイドバルブを制御する少なくとも一つの電子制御ユニットと、
・ クランクシャフトの各角度位置についてカム角度位置センサおよび/またはバルブ位置センサにより測定されたバルブの実際位置が当該のバルブに望ましい実際の開放、リフト高、および閉鎖点と充分に一致して、これらの異なるセンサと電子制御ユニットと様々なソレノイドバルブとがバルブ位置の閉ループ制御を実現するように、バルブ開放ソレノイドバルブとバルブ閉鎖ソレノイドバルブとポンプ密閉ソレノイドバルブを制御するため、電子制御ユニットによって考慮される位置である機関のクランクシャフトの角度位置を測定する少なくとも一つのセンサ
含する。
非限定的な例として提供される同封の図面を参照する以下の説明は、本発明と、これが提示する特徴と、これが提供できる長所のより良い理解を促す。
往復内燃機関のバルブのうち一つのみを作動させるために提供されうるような本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータの概略図である。 四つのシリンダとシリンダごとに四つのバルブを備える往復内燃機関の八つの吸気または排気バルブを作動させるために提供されうるような本発明によるアクチュエータの概略図を示し、同じシリンダの二つのバルブによる各グループは同じバルブ作動油圧シリンダにより作動される。 シリンダごとに四つのバルブを有する4シリンダ機関の八つの吸気バルブおよび八つの排気バルブを作動させるために提供されうるような本発明によるアクチュエータの概略図を示し、同じシリンダの二つのバルブによる各グループが同じバルブ作動油圧シリンダにより作動される。 本発明によるアクチュエータの往復内燃機関への設置例の概略断面図である。 一つの特定実施形態により同じシャフトにより駆動されて同じケーシングに収容されるいくつかの自律的ポンプを構成するようにポンプが区画化された時の本発明によるアクチュエータの油圧容積式ポンプの分解図である。 一つの特定実施形態により機械式伝動装置がカムの軸に固定されたピニオンと協働するラックである時の本発明によるアクチュエータのバルブ開放カムとバルブ作動油圧シリンダと、シリンダとカムの間の機械式伝動装置の概略断面図である。 一つの特定実施形態により機械式伝動装置がカムに包含される一つのカムアームにヒンジ結合されるバルブ開放ロッドである時の本発明によるアクチュエータのバルブ開放カムとバルブ作動油圧シリンダと、シリンダとカムの間の機械式伝動装置の概略断面図である。 一つの特定実施形態によりローラスライドとローラ型ブレーカアームの間を並進運動できる楔形スライドの形状をカムが取る時の本発明によるアクチュエータのバルブ開放カムとバルブ作動油圧シリンダと、シリンダとカムの間の機械式伝動装置の概略断面図である。 一つの特定実施形態によりカムの軸に直接的に装着された回転油圧シリンダにより作動された時の本発明によるバルブ開放カムの概略断面図であり、シリンダとカムの間の機械式伝動装置はこの軸に包含される。 一つの特定実施形態によりバルブ開放カムが二つの開放または閉鎖ジョイントとカムてこ接触面を包含してカムがロッカスイッチブレーカアームと協働する時本発明によるアクチュエータの、バルブ開放カムと、バルブ作動油圧シリンダと、シリンダとカムの間の機械式伝動装置閉鎖バルブの概略断面図である。 一つの特定実施形態によりバルブ開放カムが二つの開放または閉鎖ジョイントとカムてこ接触面を包含してカムがロッカスイッチブレーカアームと協働する時本発明によるアクチュエータの、バルブ開放カムと、バルブ作動油圧シリンダと、シリンダとカムの間の機械式伝動装置開放バルブの概略断面図である。 端部の一方がカムの軸に固定されて、バルブ作動ピストンにより発生される力をカムに伝達するアームプッシュロッドと協働する回転アームを用いてバルブ開放カムが回転されるという点で異なっている図10および11に描かれたアクチュエータのコンポーネントの変形例の概略断面図である。 本発明によるアクチュエータの、バルブ開放カムと、バルブ作動油圧シリンダとシリンダとカムの間の機械的伝動装置の概略断面図であり、カムは端部の一方で軸にヒンジ結合されたカムピンから成り、他端部は、ローラ型ロッカスイッチブレーカアームと協働する正接リフト面を包含する。 一つの特定実施形態により管ソレノイドバルブの形を取る時に、本発明によるバルブ開放ソレノイドバルブおよび/またはポンプ出口密閉ソレノイドバルブ閉鎖位置における概略断面図である。 一つの特定実施形態により管ソレノイドバルブの形を取る時に、本発明によるバルブ開放ソレノイドバルブおよび/またはポンプ出口密閉ソレノイドバルブ開放位置における概略断面図である。 本発明による、また盲端シリンダを提供する一つの特定実施形態による、補充ポンプの概略断面図である。 本発明による、また補充管形ピストンを提供する第二の特定実施形態による、補充ポンプの概略断面図である。 本発明による、また図17に示された実施形態による、補充ポンプの三次元分解図である。 本発明による、また図17に示された実施形態による、補充ポンプの三次元分解図である。 本発明による、また図17に示された実施形態による、補充ポンプの三次元分解図である。 往復内燃機関のバルブのうち一つのみを作動させるために提供されうるような、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータの概略図を示し、ポンプ入口逆止バルブは、ポンプ入口圧力リミッタと平行に装着されたポンプ入口ソレノイドバルブに置き換えられている。
図1乃至4は、内燃機関100のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1を示す。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、少なくとも一つのバルブ作動油圧シリンダ2がバルブ開放ソレノイドバルブ4により少なくとも一つの流入高圧油圧回路5に接続された時に内燃機関100またはピストンコンプレッサの少なくとも一つのバルブ101を開放する少なくとも一つのバルブ作動ピストン3を包含する、少なくとも一つのバルブ作動油圧シリンダ2を包含する。
この油圧シリンダ2は、バルブ閉鎖ソレノイドバルブ6により少なくとも一つの流出高圧回路7に接続された時にバルブ101を閉鎖する。
この油圧シリンダ2は、流入高圧回路5にも流出高圧回路7にも接続されていない時には、バルブ101を確実に開放状態のままにする。
流入高圧油圧回路5と流出高圧油圧回路7は、いくつかのバルブ作動油圧シリンダ2に対して出入する流れを分割するため、本質的に公知の分流器を包含しうる。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、一方では少なくとも一つの低圧容器10に接続される低圧油圧回路9に接続される少なくとも一つの出口と、他方では低圧油圧回路9に接続される少なくとも一つの入口を包含する少なくとも一つの油圧容積式ポンプ8を包含する。
低圧容器10は、少なくとも一つの補充容器53へ油圧流体を吸引することにより補償圧力アキュムレータ51に油圧流体を供給する少なくとも一つの補充ポンプ52により加圧状態に保持される少なくとも一つの補償圧力アキュムレータ51から成る。
補償圧力アキュムレータ51は膜やピストンとして具現されるか、当業者に公知の他の型のものであってよく、油圧容積式ポンプ8のケーシング35に収容されることができ、特に、一方では本発明によるアクチュエータ1の機能に対する油圧流体の圧縮性の影響を制限する機能と、他方ではアクチュエータの内側での空洞化現象を防止する機能を有することに注意すること。
油圧容積式ポンプ8は、内燃機関100に包含されるクランクシャフト102の速度に比例する速度で回転することに注意すること。
油圧容積式ポンプ8は、固定シリンダまたは可変シリンダ、内歯車または外歯車、ピストン、スクリュ、またはパレットを有しうる。
油圧容積式ポンプ8は、内燃機関100に固定されて、少なくとも一つのピニオンもしくは少なくとも一つのチェーンにより、または少なくとも一つのベルトにより、あるいは固定比または可変比伝動装置により、内燃機関のクランクシャフト102によって駆動されうる。
クランクシャフト102による油圧容積式ポンプ8の駆動は、機械的手段により単独で、または電気的に、またポンプを駆動する電動モータを駆動する交流発電機により発生しうる。この交流発電機により発生される電気エネルギーは予め電池に蓄積されるか蓄積されず、低圧油圧回路9は、回路に発生する圧力の値を電子制御ユニットに知らせる圧力センサを包含しうる。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、油圧容積式ポンプ8の出口をバルブ作動油圧シリンダ2の流入高圧油圧回路5に接続する少なくとも一つのバルブ開放高圧ダクト11を包含する。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、油圧容積式ポンプ8の入口をバルブ作動油圧シリンダ2の流出高圧油圧回路7に接続する少なくとも一つのバルブ閉鎖高圧ダクト12を包含する。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、油圧容積式ポンプ8の出口で排出される油圧流体がバルブ開放高圧ダクト11へ強制流入されるようにこの油圧流体が低圧油圧回路9へ戻るのを防止することが可能である少なくとも一つのポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13を包含する。
電気油圧式バルブアクチュエータ1の一つの特定実施形態によれば、圧力リミッタ144がポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13と並列に装着されることができ、リミッタは、ソレノイドバルブの端部での圧力差が一定の値を超える時にソレノイドバルブを通過せずに油圧容積式ポンプ8の出口から低圧容器10へ油圧流体を直接的に通過させる。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、バルブ閉鎖高圧ダクト12を介してバルブ作動油圧シリンダ2から流出する油圧流体が油圧容積式ポンプ8へ強制流入されるように、この流体が低圧油圧回路9へ直接的に戻ることを防止する少なくとも一つのポンプ入口逆止バルブ14を包含する。
逆止バルブ14は、低圧油圧回路9の圧力がバルブ閉鎖高圧ダクト12に発生する圧力より高い時に低圧油圧回路9に含まれる流体を油圧容積式ポンプ8に吸引させる。
非限定的な実施形態例によれば、逆止バルブ14は、スプリングによりシートに保持されるボールから成る。
図21に示された電気油圧式バルブアクチュエータの一つの特定実施形態によれば、ソレノイドバルブの端部での圧力差が一定の値を超える時にソレノイドバルブ142を通過せずに低圧容器10から油圧容積式ポンプ8の入口へ油圧流体を直接的に通過させるポンプ入口圧力リミッタ143と並列に装着され得るポンプ入口ソレノイドバルブ142によって、ポンプ入口逆止バルブ14が置き換えられうる。この構成は、低圧容器10で発生する圧力が機関100のバルブ101を完全に閉鎖するのに必要な圧力より高くなるようにするため、バルブ閉鎖高圧ダクト12の逆止バルブ145と協働しうるので好都合であり、この構成は、特に、電気油圧式バルブアクチュエータ1のエネルギー性能を向上させるため油圧容積式ポンプ8の端部に印加される圧力差の平均を減少させることを可能にする。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、一方では機械式伝動装置16によってバルブ作動油圧シリンダ2に、また他方では直接的にまたは中間伝動装置17を介して内燃機関100のバルブ101に接続される少なくとも一つのバルブ開放カム15を包含する。
このバルブ開放カム15は、バルブ101の開放動作中には一方向に、それからバルブ101の閉鎖動作中には反対方向に移動する。
中間伝動装置17は、当業者には公知のタペット、ロッカアーム、またはローラ型ブレーカアーム18であることができ、カム15とバルブ101の間隙を補償するための本質的に公知の自動装置を任意で包含することが可能である。
このバルブ開放カム15は、[原文のまま]これが協働する可動部品であり、機械式伝動装置16と中間伝動装置17は、できる限り軽量となるように具現される。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、内燃機関100のバルブ101が閉鎖された時にカム15が所在する位置へカム15を戻す傾向を持つバルブ開放カム15の少なくとも一つのリターンスプリング19を包含する。
一つの特定実施形態によれば、このリターンスプリング19は、バルブ101が閉鎖位置へ戻ることを確実にするスプリングでありうる。
内燃機関100のバルブ101は、誘導性でホール効果を使用して機能するか、当業者に公知の他の型の位置センサ(不図示)を包含する。
図9は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の実施形態例を示す。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、回転するバルブ作動油圧シリンダ2と、パレットの形状を有するバルブ作動ピストン3を包含する。
このバルブ作動ピストン3は、油圧流体の圧力がピストン3を回転させるように少なくとも一つの高圧室20を少なくとも一つの低圧室21から分離し、このピストンはバルブ開放カム15に直接的または間接的に回転接続されている。
図6は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の別の実施形態例を示す。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、シリンダ22の中で移動して、内燃機関100またはピストンコンプレッサに包含されるシリンダヘッド104の中で案内されるバルブ開放ラック23を押圧することができるバルブ作動ピストン3を包含する。
このバルブ開放ラック23は、ピストン3が長手方向並進運動で移動する時にバルブ開放カム15を回転させるようにカム15の軸25の上に配設されたピストン24と協働し、ラック23およびピニオン24は機械式伝動装置16を構成する。
一つの特定実施形態によれば、ピニオン24は、バルブ開放カム15の周囲に直接的に配設された数度の鋸歯セグメントから成りうることに注意すること。
バルブ開放ラック23は、内燃機関100のシリンダヘッド104の中で、または少なくとも一つのボールまたはローラベアリング26によって案内されうる。
図7は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の別の実施形態例を示す。
電気油圧式バルブアクチュエータ1は、シリンダ22の中で移動して、端部の一方にヒンジ結合されたバルブ開放ロッド27を押圧できるバルブ作動ピストン3を包含する。
このバルブ開放ロッド27の方は、バルブ作動ピストン3が長手方向並進運動で移動する時にバルブ開放カム15を回転させるようにロッド27の他端部でまたヒンジ結合されたバルブ開放カム15に直接的または間接的に包含されるカムアーム28を押圧する。
バルブ開放ロッド27とカムアーム28は、電気油圧式バルブアクチュエータ1の機械式伝動装置16を構成する。
バルブ開放ロッド27は、開放または閉鎖状態のボールソケットジョイント29によって二つの端部の少なくとも一方でヒンジ結合される。
バルブ開放カム15は、コーダまたは当業者に公知である他の型の角度センサでありうるカム角度位置センサ30を包含する(図6,7,9,12)。
バルブ開放カム15は、カム15により作動する内燃機関100のバルブ101が閉鎖される時にカム15の最大角度位置を制限する不図示のカムストップと協働する。
カムストップはショックアブソーバに装着されるかショックアブソーバを包含し、こうして、バルブ開放カム15がカムストップと接触する時の音響放出を制限する。
図5は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の油圧容積式ポンプ8の実施形態例を示す。
油圧容積式ポンプ8は、少なくとも一つの入口32と少なくとも一つのバルブ作動油圧シリンダ2に接続される少なくとも一つの出口33を包含する自律的ポンプを各々が構成するいくつかの区画31を包含し、自律的ポンプは同じシャフト34によって回転され、同じケーシング35に収容されている。
図10および11は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の別の実施形態例を示す。
バルブ開放カム15は、二つの開放または閉鎖ジョイント36,37と、カムてこ作用接触面38を包含する。
第1ジョイント36は内燃機関100に固定されているのに対して、第2ジョイント37はピストン従動部により直接的に、またはプッシュロッド40により間接的に、バルブ作動ピストン3に接続される。
バルブ開放カム15は、機関100に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部43に端部の一方でヒンジ結合されるとともに、機関100の少なくとも一つのバルブ101を開放するためこのバルブのテール105を直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部44を他端部に備えるロッカスイッチブレーカアーム42に配設されるロッカスイッチ接触面41の上を転動および/または摺動できる。
バルブ開放カム15の二つのジョイント36,37と、カムてこ作用接触面38と、ロッカスイッチ接触面41と、ブレーカアーム係止部43およびブレーカアーム従動部44の位置は、バルブ101が閉鎖された時に内燃機関100のバルブ101を開放するための大型てこ作用アームをバルブ作動ピストン3に付与するように設けられており、バルブ101のリフト高が大きくなるにつれて、てこ作用アームはいっそう弱くなる。
ブレーカアーム係止部43が、バルブ101の遊びを補償するための本質的に公知の油圧装置から成りうることに注意すること。
バルブ開放カム15の形状と、ロッカスイッチブレーカアーム42に配設される接触面41の形状と、カム15の内燃機関100に固定されたジョイントの配置と、機関100に固定されたブレーカアーム係止部43の配置は、バルブ101が開閉動作を受ける時に、カム15と接触面41の間の接触点での転動成分を可能な限り最大に、摺動成分を可能な限り最小になることが好ましいように決定されることに注意すること。
バルブ開放カム15は二つのジョイント36,37を包含し、二つの開放または閉鎖ジョイントの少なくとも一方がボールソケットジョイント45である。
プッシュロッド40はボールソケットジョイントにより端部の各々でヒンジ結合され、第1ボールソケットジョイント46はバルブ作動ピストン3の端部の中または上に配設されるのに対して、第2ボールソケットジョイント47はバルブ開放カム15の中または上に配設される。
図8は、バルブ開放カム15が内燃機関100のシリンダヘッド104に配設されるガイドまたはスライド91においてバルブ作動油圧シリンダ2の作用を受けて並進運動できる楔形スライド90であることができ、スライド90の楔の形状が、内燃機関のバルブ101をそのシートから上昇させるかここに載置することを可能にする局所的な厚さ変化を生じることを示している。
バルブ開放カム15のガイドまたはスライド91は、楔形スライドが上を転動する少なくとも一つのローラ92から成る。
楔形スライド90は、機関100に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部43に端部の一方でヒンジ結合されるとともに、バルブを開放するため機関100のバルブ101に包含されるテール105を直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部44を他端部に備えるロッカスイッチブレーカアーム18と協働する。
ブレーカアーム係止部43は、バルブでの遊びを補償するための本質的に公知の油圧装置から成ってもよいことに注意すること。
図13に示されているように、バルブ開放カム15は、軸133に端部の一方でヒンジ結合されるとともに正接リフト面132を他端部に包含するカムピン131から成ってもよく、この面は、バルブ作動油圧シリンダ2の作用を受けてカムピン131が軸133の上で回転する時に、軸133に対して径方向にローラ型ロッカスイッチブレーカアーム18を押圧するような形状を有する。
この構成によれば、ブレーカアーム18は、それ自体が機関100に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部43に端部の一方でヒンジ結合されるのに対して、バルブを開放するため機関のバルブ101に包含されるテール105を直接的または間接的に押圧できるように少なくとも一つのブレーカアーム従動部44を他端部に備える。
図13を見ると、カムピン131をバルブ作動油圧シリンダ2に接続する機械式伝動装置1は、ピボットおよび/またはボールソケットジョイントを二つの端部135,136の各々に包含するプッシュロッド40から成り、第1端部135がバルブ作動ピストン3の上または中に当接するのに対して、第2端部136がカムピン131の本体に当接すると、好都合であることに気付く。
カムピン13のリターンスプリング19は、バルブ作動ピストン3の力と反対の力を加えて、少なくとも一つのスライド接続部137により相互に対して案内される二つのピボットおよび/またはボールソケットジョイント138,139を相互に分離する傾向を持つ少なくとも一つの螺旋スプリング134から成ってもよく、第1ジョイント138が内燃機関100に直接的または間接的に当接するのに対して、第2ジョイント139はカムピン131の本体に当接することにも注意すること。
加えて、変形例として、カムピン131の角度移動を制限するようにローラ型ロッカスイッチブレーカアーム18と接触できるストップ140を正接リフト面132が終端としうる。
図12は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の別の実施形態例を示す。
バルブ開放カム15は、カムてこ作用接触面38を包含する。
バルブ開放カム15は少なくとも一つの回転アーム48により回転され、その端部の一方はカム15の軸25に固定されるのに対して、他端部は、ピボットまたはボールソケットジョイント49によってアームプッシュロッド40の第1端部にヒンジ結合されている。
このロッド40の第2端部は、ピボットまたはボールソケットジョイント47によってバルブ作動ピストン3にヒンジ結合されている。
バルブ開放カム15は、内燃機関100に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部43に端部の一方でヒンジ結合されるとともに、機関100の少なくとも一つのバルブ101を開放するためこのバルブに包含されるテール105を直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部44を他端部に備えるロッカスイッチブレーカアーム42に配設されるロッカスイッチ接触面41の上を転動および/または摺動できる。
バルブ開放カム15の軸25と、カムてこ作用接触面38と、ロッカスイッチ接触面41と、ブレーカアーム係止部43およびブレーカアーム従動部44の配置は、内燃機関100のバルブ101が閉鎖された時にこのバルブを開放するための大型リフトアームをバルブ作動ピストン3に付与するように設けられ、このリフトアームは、バルブ101のリフト高が大きくなるにつれていっそう弱くなる。
一つの特定実施形態によれば、回転アーム48はいくつかのバルブ開放カム15を回転させることができることに注意すること。
ブレーカアーム係止部43は、バルブの遊びを補償するための本質的に公知の油圧装置から成ってもよいことにも注意すること。
バルブ開放カム15の形状と、ロッカスイッチブレーカアーム42に配設された接触面の形状と、カムの内燃機関に固定されたジョイントの配置と、機関に固定されたロッカスイッチ係止部の配置は、バルブが開閉動作を受ける時に、カムと接触面の間の接触点で転動成分が可能な限り最大となり摺動成分が可能な限り最小となることが好ましいように決定されることに注意すること。
バルブ作動ピストン3は、ピストン行程の端部50に衝撃吸収開口部を備えるシリンダ22の中で移動する。
衝撃吸収開口部50は、ピストン3が作動する内燃機関100のバルブ101が閉鎖される時にピストンが所在する位置の付近にピストン3が達した時に、ピストン3により全体的または部分的に密閉される。
この衝撃吸収開口部50は、バルブ101の閉鎖時に油圧シリンダ2から排出される油圧流体が通過する区分を漸進的に減少させることにより、ピストン3を減速させる。
バルブ作動ピストン3は、ピストン端部位置ストップを備えるシリンダ22の中で移動し、このストップは、ピストン3がシリンダ22へ導入される深さを制限する。
図14および15は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1のバルブ開放ソレノイドバルブ4および/またはバルブ閉鎖ソレノイドバルブ6および/またはポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13の実施形態例を示す。
バルブ開放ソレノイドバルブ4および/またはバルブ閉鎖ソレノイドバルブ6および/またはポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13は、上方室63と下方室64を包含するバルブケーシング62において長手方向並進運動で移動できる少なくとも一つの直線管61から成る管ソレノイドバルブ60である。
直線管61は、上方室63に通じる第1端部65と、下方室64に通じる第2端部66を包含する。
直線管61の第2端部66は、可能な限り密着状態で第2端部を密閉するようにバルブケーシング62に固定された少なくとも一つの密閉面67と接触できる。
管ソレノイドバルブ60は、上方室63を下方室64から隔離する直線管61の外面とバルブケーシング62の間の密閉手段68を包含する。
管ソレノイドバルブ60は、直線管61を密閉面67と接触状態に維持する傾向を持つ少なくとも一つの閉鎖スプリング69を包含する。
管ソレノイドバルブ60は、閉鎖スプリング69によって発生される力と反対の力を直線管61に印加することが可能な少なくとも一つの電動アクチュエータ70を包含し、この力は、電流がアクチュエータを通過する時に密閉面67から直線管61を上昇させるのに充分である。
電動アクチュエータ70は、導線コイル71を電流が通過する時に導電性コアまたはパレット72を誘引する導線コイル71から成る。
電動アクチュエータ70の導電性コアまたはパレット72は、バルブケーシング62の上方室63に収容されうる。
電動アクチュエータ70の導線コイル71は、バルブケーシング62の上方室63に収容されうる。
電動アクチュエータ70の導線コイル71は、上方室63の外側に収容されることができ、電流が通過する時にコイル71により発生される磁界は、導電性コアまたはパレット72に力を加えるように室63の外壁部を通過する。
直線管61の第1端部65は、導電性コアまたはパレット72に固定されうる。
導電性コアまたはパレット72は直線管61と同じ金属部品で具現されるか、接着、ねじ結合、圧着により、または当業者に公知の他の手段によりコアに固定されうる。
直線管61の第1端部65は、上方室63に通じる少なくとも一つの径方向および/または軸方向開口部88を包含する。
直線管61の第2端部66は切頭球体の形状を有し、シートに当接するボールの描くものと類似した密閉面67との接触線を有する。
密閉面67はバルブケーシング62の中の装着浮動独立部品73に配設され、この部品73は、直線管61の第2端部66が密閉面67と接触する時に管と整列することができる。
閉鎖スプリング69により直線管61を介して独立部品73に印加される力、および/または上方室63および/または下方室64に発生する圧力から生じる力が、通気口75を閉鎖状態に保つため加圧状態で部品73を通気口75に維持するように、バルブケーシング62は、密閉面67が配設される独立部品73により閉鎖される通気口75を直接的に、または中間プラグ74を介して間接的に包含する。
独立部品73とバルブケーシング62の間の接触面は、部品73とケーシング62の間の密着性を向上させるように接触圧力を局所的に上昇させるジョイントまたはストップを備えうる。
バルブケーシング62は、内燃機関100に固定されて、流入高圧油圧回路5、流出高圧回路7、または低圧油圧回路9を介して、上方室63および/または下方室64をバルブ作動油圧シリンダ2または油圧容積式ポンプ8に接続する入口/出口開口部および/またはダクト89を包含する。
管がバルブケーシング62とともに構成するシールでの直線管61の断面は、密閉面67との接点での管の断面より若干小さい。
密閉手段68は、バルブケーシング62の内側面と協働する直線管61の外側面に包含される。
直線管61の外側面とバルブケーシング62の内側面の間に残る数ミクロンの小さい間隙に置き換えられると好都合である少なくとも一つの環状ジョイントおよび/または少なくとも一つのセグメントが収容されうるバルブケーシング62の内側面と協働する直線管61の外側面にも、密閉手段68が包含されうる。
バルブケーシング62に直接的または間接的に設けられる軸方向ストップ面と協働する調節可能または調節不能なストップを直線管61に配設することが可能であり、このストップは、管と、管が協働する密閉面67の間の最大距離を決定する。
バルブケーシング62は、上述したようないくつかの管ソレノイドバルブ60を収容できることに注意すること。
図16は、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の補充ポンプ52の実施形態例を示す。
補充ポンプ52は、盲端シリンダ55の内側に可変容積を画定するように盲端シリンダケーシング56に配設される盲端シリンダ55において前後に移動できる補充ピストン54を包含する。
補充ピストン54は、それぞれの出口および入口が容積に通じている補充入口バルブ57および補充出口バルブ58と協働し、入口バルブ57は補充容器53から流出する油圧流体を導入するのに対して、出口バルブ58は、補償圧力アキュムレータ51または補充圧力アキュムレータ85へ流体を排出する。
補充ピストン54は、主として補充磁気コア81と導線コイル82と補充磁気ケーシング83から成る電動ソレノイドアクチュエータ80により第1方向に、また補充ピストン54を戻すことのできるスプリング84により第2方向に、並進運動で作動する。
盲端シリンダケーシング56は、電動ソレノイドアクチュエータ80の補充磁気ケーシング83と同じ部品で具現される。
盲端シリンダケーシング56は、補充ポンプ52の補充ピストン54が中で移動するジャケット59を包含する。
盲端シリンダ55は、補充ピストン54が吐出行程の端部で開口部を被覆して速度を落としてから吐出行程で停止するように、シリンダを補充出口バルブ58に接続する端部位置吐出開口部76を包含する。
補充ピストン54の最大行程が、吐出ストップ77により吐出方向に、および/または吸引ストップ78により吸引方向に制限されることに注意すること。
吐出ストップ77および吸引ストップ78は、衝撃吸収特性を提供する弾性材料の少なくとも一つの部材から成ってもよい。
補充磁気コア81は、コアが剛性装着された補充ピストン54によって貫通される。
補充ピストン54は、ケーシングの片側では盲端シリンダ55と、ケーシングの反対側では補充ピストン54のリターンスプリング84と協働するため、補充磁気ケーシング83を端部から端部へ通過する。
この構成の第一変形例によれば、補充ピストン54は補充コア81に固定されうる。
この目的のため、補充コア81はリターンスプリング84への接続手段を包含し、リターンスプリングは、コアとスプリングの両方を戻すように補充ピストン54に間接的に固定されている。
図17乃至20に図示されている変形例として、補充ポンプ52は、ポンプケーシング126と直接的または間接的に一体的である開放ケーシング109に配設される開放シリンダ108において前後に移動できる補充管ピストン107を包含しうる。
こうして、ピストン107とシリンダ108とポンプケーシング126は、シリンダ108の内側に可変容積110を一緒に画定し、この補充管ピストン107は、ボール113およびスプリング114に包含される管ピストン入口バルブ111と協働し、ボールは、ピストン107の底部に配設されるシート115と内側に当接し、開放シリンダ出口バルブ112は、ボール116およびスプリング117に包含され、このボールは、シリンダ109の底部に配設されるシート118と外側に当接する。
そのため、入口バルブ111は補充容器53から流出する油圧流体を導入するのに対して、出口バルブ112は補償圧力アキュムレータ51または補充圧力アキュムレータ85へ流体を排出することに注意すべきである。
一つの特定実施形態によれば、開放シリンダケーシング109は、管ピストン入口バルブ111をポンプケーシング126に包含されるポンプ入口開口部125へ直接的または間接的に接続する油圧流体吐出ダクト124を包含しうる。
ポンプケーシング126が、開放シリンダ出口バルブ112をポンプケーシング126に包含されるポンプ出口開口部128に直接的または間接的に接続する油圧流体出口ダクト127を包含することにも注意すること。
選択された実施形態によれば、補充管ピストン107は、主としてピストン107に固定された補充磁気コア120と導線コイル121と補充磁気ケーシング122に包含される電動ソレノイドアクチュエータ119により第1方向に、また補充管ピストン107のリターンスプリング123により第2方向に、並進運動で作動されうる。
この構成によれば、補充磁気コア120は、管ピストン入口バルブ111を介して油圧流体吐出ダクト124を補充管ピストン107の中央へ間接的に接続する少なくとも一つのコアチャネル129を備えてもよく、開放シリンダケーシング109とコア120とピストン111は水密ケーシング130の内側に共通して収容されるのに対して、ケーシング130はダクト124からの油圧流体をチャネル129へ吐出する。
内燃機関100の潤滑油回路により、補充容器53に油圧流体が供給される。
補充容器53は、特定の油圧流体を含み、内燃機関100の潤滑油回路から独立している。
特に、熱機関の動作温度に関係しない流体の低粘度、低圧縮性、良好な潤滑および耐摩耗特性、または研磨粒子と腐食または酸化剤の不在のために、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の性能、精度、および耐久性が最大化されるように、油圧流体は特別な配合を持ちうる。
少なくとも一つのシリンダ排液ダクトを介して流体が補充容器53へ戻るように、シリンダから流出する油圧流体を回収する不図示の少なくとも一つのドレーンをバルブ作動油圧シリンダ2が包含しうることが指摘されるべきである。
ポンプから流出する油圧流体が少なくとも一つのシリンダ排液ダクトを介して補充容器53へ戻るように、油圧容積式ポンプ8はこの流体を回収する不図示の少なくとも一つのドレーンを包含しうることに注意すること。
本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1は、油圧シリンダ2に、および/または油圧容積式ポンプ8に、および/または流入高圧油圧回路5および/または流出高圧油圧回路7および/または低圧油圧回路9の何らかの点に配置される一つ以上のドレーンコックを包含しうる。
この不図示のドレーンコックは、油圧用途において当業者に共通して使用されるものと類似した型のものでありうる。
本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1は、補充ポンプ52と補償圧力アキュムレータ51の間に挿入される少なくとも一つの補充圧力アキュムレータ85を包含しうる。
補充圧力アキュムレータ85は、図2および3に示されているようにいくつかの独立したバルブアクチュエータ回路にそれぞれ供給を行ういくつかの補償圧力アキュムレータ51に供給を行いうる。
補充圧力アキュムレータ85は、回路内の圧力が一定の値を超える時に補償圧力アキュムレータ51に供給を行う。
補充圧力アキュムレータ85は、膜やピストンとして具現されるか、当業者に公知の他の型のものでありうる。
補充圧力アキュムレータ85の出口は、内燃機関100が停止した時にアキュムレータ内で圧力が確実に維持されるようにするロックアウトバルブを包含する。
補充圧力アキュムレータ85は、少なくとも一つの逆止バルブ86を包含するダクトにより補償圧力アキュムレータ51に接続され、このバルブは補充アキュムレータ85から補償圧力アキュムレータ51へ油圧流体を移動させるが、逆は行わない。
バルブ開放高圧ダクト11は、油圧容積式ポンプ8に最も近い端部に配置される少なくとも一つの圧力維持バルブ87を包含する。
圧力維持バルブ87は、油圧容積式ポンプ8から流出した油圧流体をダクトへ進入させるがそこから流出させない。
特に、圧力維持バルブ87は、本発明によるアクチュエータの音響放出を制限して性能を高めるため、二つのバルブリフト101の間での回路の減圧を防止することを可能にする。
変形例として、油圧容積式ポンプ8の出口は、出口とポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13の間に配置される低圧容器10逆止バルブ141を包含し、このバルブ141は油圧容積式ポンプ8の出口から低圧容器10へ油圧流体を移動させるが、逆は行わない。
シリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1は、低圧油圧回路9および/またはバルブ開放高圧ダクト11および/またはバルブ閉鎖高圧ダクト12の何らかの点に配置される少なくとも一つの油圧回路圧力リミッタ146を包含してもよく、このリミッタ146は、回路9および/または導管11,12に発生する圧力が一定の値を超える時に、回路9および/またはダクト11,12に含まれる油圧流体を補充容器53へ直接的に戻す。
以上の説明に基づくと、本発明によるシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ1の機能が理解される。
バルブ101を一つのみ制御するために提供される本発明の変形例の概略図を示す図1に関して、またその特定実施形態を提案する図12に関して、本発明によるアクチュエータは以下のように機能的に動作する。
油圧容積式ポンプ8は、内燃機関100のクランクシャフト102により常時駆動される。
内燃機関100のバルブ101が閉鎖状態を維持しなければならない時には、バルブ開放ソレノイドバルブ4とバルブ閉鎖ソレノイドバルブ6が閉鎖されるのに対して、ポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13は開放され、油圧容積式ポンプ8の出口で排出される油圧流体を低圧油圧回路9へ流入させ、この回路は、ポンプ入口逆止バルブ14を介して同じ速度で油圧流体をポンプ8の入口へフィードバックする。ポンプの入口と出口の間の圧力差は低いので、ポンプが消費するエネルギーは少ない。
内燃機関100のバルブ101が開放動作を受けなければならない時には、ポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13が閉じて、油圧容積式ポンプ8の出口で排出される油圧流体が低圧油圧回路9へ戻るのを防止するため、この流体は自然にバルブ開放高圧ダクト11へ強制流入される。
ポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13が閉鎖されると、油圧容積式ポンプ8の出口での圧力が急速に上昇して、圧力維持バルブ87によりバルブ開放高圧ダクト11に予め蓄積された圧力に達する。ほぼこの時点で、バルブ開放ソレノイドバルブ4が開くため、油圧流体がバルブ作動油圧シリンダ2へ進入してバルブ作動ピストン3を押圧する。
図12に図示されているように、移動している間に、バルブ作動ピストン3はアームプッシュロッド40を押圧し、このロッドが回転アーム48を押圧し、このアームがバルブ開放カム15を軸25上で回転させる。ロッカスイッチブレーカアーム42に配設されたロッカスイッチ接触面41に圧力を加えるカム15に配設されたカムてこ作用接触面38で、結果的にカム15の回転が生じる。こうしてブレーカアーム42が倒れて、内燃機関100に固定されたブレーカアーム係止部43にアームが当接すると、ブレーカアーム従動部44を介して機関のバルブ101のテール105を押圧して、結果的にバルブ101を開放する。
図12に図示された構成を考慮すると、バルブ開放カム15の軸25と、カムてこ作用接触面38と、ロッカスイッチ接触面41と、ブレーカアーム係止部43およびブレーカアーム従動部44の配置は、バルブ101が閉鎖される時に内燃機関100のバルブ101を開放するための大型てこ作用アームをバルブ作動ピストン3に付与するように設けられ、てこ作用アームは、バルブ101のリフト高が大きくなるにつれていっそう弱くなることに注意すること。
この構成は、バルブ101の漸進的加速とともに、内燃機関100に包含される燃焼室106に起こりうる減圧を可能にするため、シリンダ2と流入高圧油圧回路5とバルブ開放高圧ダクト11の圧力が、油圧流体の圧縮および/または減圧の間の水撃または励起の危険を伴わずに漸進的に上昇し、結果的に、バルブ開放カム15の角度位置と機関のバルブ101の長手方向位置の易変性を生じる。
図12に見られるように、内燃機関100のバルブ101のリフト高は、カム角度位置センサ30により測定されるバルブ開放カム15の角度位置から推論されうる。測定された値は、内燃機関100の電子制御ユニットへ知らされる。
バルブ101に望ましいリフト高に達すると、電子制御ユニットはポンプ出口密閉ソレノイドバルブ13を開放し、油圧容積式ポンプ8の出口で排出された油圧流体がバルブ開放高圧ダクト11へもはや強制流入されず、そのため自然に低圧油圧回路9へ流れるので、バルブ101の開放を停止する。
ほぼ同時に、バルブ開放ソレノイドバルブ4が閉じ、その効果の一つはバルブ101をその設定位置で安定化させることであり、別の効果は、加圧状態にある一定量の油圧流体をバルブ開放高圧ダクト11および流入高圧油圧回路5に封入することであり、圧力維持バルブ87はこの流体が油圧容積式ポンプ8へ戻るのを防止する。
バルブによるダクトへの流体の封入は、特に、補償圧力アキュムレータ51の中で激しく停止される流体の容積を減少させることにより、本発明によるアクチュエータの音響放出の減少および/または性能向上につながるため好都合であることに注意すること。
バルブ閉鎖ソレノイドバルブ6が開くように電子制御ユニットにより作動されない限り内燃機関100のバルブ101は開放状態に保持されることに注意すること。バルブ101の開放のタイミングは、機関のトルクおよび出力性能を向上させることであれ、エネルギー効率を向上させることであれ、汚染排出物を減少させることであれ、内燃機関100の制御に割り当てられる目的に基づいて決定される。
所望の時にバルブ101を再閉鎖するため、電子制御ユニットはバルブ閉鎖ソレノイドバルブ6を開放する。この動作の結果は、油圧容積式ポンプ8の入口へ接続されるように、バルブ作動油圧シリンダ2に含まれる油圧流体を、流出高圧油圧回路7から、次にバルブ閉鎖高圧ダクト12から流出させることである。
この動作は、ポンプの入口での圧力を瞬時に上昇させるため、この圧力は低圧油圧回路9に発生するものより高くなる。この圧力差はポンプ入口逆止バルブ14を閉鎖するため、バルブ作動油圧シリンダ2から流出する油圧流体は、油圧容積式ポンプ8の入口を強制的に通過する。
バルブ作動油圧シリンダ2により排出される流体によって回転されると、この油圧容積式ポンプ8はモータとなり、油圧流体と機関のバルブ101のスプリング103を圧縮することとバルブ開放カム15のリターンスプリング19を引っ張ることを予め可能にして、バルブと、本発明によるアクチュエータによる往復運動で移動する機械式伝動装置16および油圧伝動装置によるチェーン全体の加速を予め可能にする機械的作用の一部分を、内燃機関100のクランクシャフト102に戻す。
バルブ閉鎖ソレノイドバルブ6は一回で開放されうるが、比例方式または数回で開放されてもよいことに注意すること。ソレノイドバルブを開放するためのこれらの戦略は、図12に描かれているように機械式伝動装置16により、また中間伝動装置17により発生される可変てこ作用に加えて、シートに嵌着する時に内燃機関100のバルブ101が受ける衝撃を最少にすることに寄与しうる。
特に、バルブ閉鎖ソレノイドバルブ6の比例的開放は、コイル71の端部へパルス幅変調電流を印加することにより達成されることができ、この方法は頭字語“PWM”(パルス幅変調)としても知られる。このソレノイドバルブの制御は、特にシートに嵌着する瞬間にバルブ101の速度を制御するため内燃機関100のカム角度位置センサ30および/またはクランクシャフト角度コーダ102と協働する電子制御ユニットに委ねられる。
アクチュエータ1の油圧回路の総容積はシリンダ22におけるバルブ作動ピストン3の位置に応じて変化することに注意すること。この容積変化は、二つのバルブの間の低圧油圧回路9の圧力を最小および最大に維持する補償圧力アキュムレータ51により吸収される。
最小圧力値は、一方では、有害と見なされる現象である空洞化現象を伴わずに本発明によるアクチュエータ1を機能させるとともに、他方では、油圧流体の圧縮性により導入される内燃機関100のバルブ101に生じうる位置的不安定性を最小にするのに充分なものである。いずれにしても、最大圧力値は、バルブ作動ピストン3が内燃機関100のバルブ101をシートから上昇させるようにする圧力を超えてはならない。
低圧油圧回路9の最小圧力値が一定の閾値よりも降下する(この値は低圧油圧回路9の何らかの点に設けられる圧力センサによって電子制御ユニットにより監視される)場合、補充ポンプ52は、補充容器53に流体を吸引して流体をアキュムレータへ吐出することにより補償圧力アキュムレータ51に油圧流体を補充する。
図2および3において、本発明によるアクチュエータ1が、同時に開放しないが同じ内燃機関100に属するいくつかのバルブ101またはバルブのグループを各々が供給するいくつかの並列回路を提供する時に、補充圧力アキュムレータ85が、並列回路の各々に包含される補充ポンプ52および補償圧力アキュムレータ51の間に挿入されることができるので好都合であることを見てとれる。この場合に、単一の補充圧力アキュムレータ85は、低圧油圧回路の各々に包含される補充逆止バルブ86を介して各低圧油圧回路9に包含される補償圧力アキュムレータ51へ油圧流体を供給する。
この構成によれば、圧力センサによって電子制御ユニットにより監視されるのが補充圧力アキュムレータ85に発生する最小圧力値であり、低圧油圧回路9の各々に発生する最小圧力値は、補充逆止バルブ86により所望の値に自動的に維持される。
やはり容易に理解されるように、上記の説明は例として挙げられたものに過ぎず、他の同等物により説明される実行の詳細を含む本発明の範囲を全く制限しない。
1 電気油圧式バルブアクチュエータ
2 バルブ作動油圧シリンダ
3 バルブ作動ピストン
4 バルブ開放ソレノイドバルブ
5 流入高圧油圧回路
6 バルブ閉鎖ソレノイドバルブ
7 流出高圧油圧回路
8 油圧容積式ポンプ
9 低圧油圧回路
10 低圧容器
11 バルブ開放高圧ダクト
12 バルブ閉鎖高圧ダクト
13 ポンプ出口閉鎖部材
14 ポンプ入口逆止バルブ
15 バルブ開放カム
16 機械式伝動装置
17 中間伝動装置
18 ローラ型ブレーカアーム
19 リターンスプリング
20 高圧室
21 低圧室
22 シリンダ
23 バルブ開放ラック
24 ピニオン
25 軸
26 ボールまたはローラベアリング
27 バルブ開放ロッド
28 カムアーム
29 ボールソケットジョイント
30 カム角度位置センサ
31 区画
32 入口
33 出口
34 シャフト
35 ケーシング
36 開放ジョイント
37 閉鎖ジョイント
38 カムてこ作用接触面
40 プッシュロッド
41 ロッカスイッチ接触面
42 ロッカスイッチブレーカアーム
43 ブレーカアーム係止部
44 ブレーカアーム従動部
46 第1ボールソケットジョイント
47 第2ボールソケットジョイント
48 回転アーム
49 ピボットまたはボールソケットジョイント
50 ピストン端部位置衝撃吸収開口部
51 補償圧力アキュムレータ
52 補充ポンプ
53 補充容器
54 補充ピストン
55 盲端シリンダ
56 盲端シリンダケース
57 補充入口バルブ
58 補充出口バルブ
59 ジャケット
60 ソレノイドバルブ管
61 直線管
62 バルブケーシング
63 上方室
64 下方室
65 第1端部
66 第2端部
67 密閉面
68 密閉手段
69 閉鎖スプリング
70 電動アクチュエータ
71 導線コイル
72 パレット
73 独立浮動装着部品
74 中間プラグ
75 通気口
76 端部位置吐出開口部
77 吐出ストップ
78 吸引ストップ
80 電動ソレノイドアクチュエータ
81 補充磁気コア
82 導線コイル
83 補充磁気ケーシング
84 リターンスプリング
85 補充圧力アキュムレータ
86 補充逆止バルブ
87 圧力維持バルブ
88 軸方向開口部
89 入口出口ダクト
90 楔形スライド
91 ガイドまたはスライド
92 ローラ
93 軸方向ストップ面
100 内燃機関
101 バルブ
102 クランクシャフト
103 スプリング
104 シリンダヘッド
105 テール
106 燃焼室
107 補充管ピストン
108 開放シリンダ
109 開放シリンダケーシング
110 可変容積
111 入口バルブ
112 出口バルブ
113 ボール
114 スプリング
115 シート
116 ボール
117 スプリング
118 シート
119 電動ソレノイドアクチュエータ
120 補充磁気コア
121 導線コイル
122 補充磁気ケーシング
123 リターンスプリング
124 油圧流体吐出ダクト
125 ポンプ入口開口部
126 ポンプケーシング
127 油圧流体出口ダクト
128 ポンプ出口開口部
129 コアチャネル
130 水密ケーシング
131 カムピン
132 正接リフト面
133 軸
134 螺旋スプリング
135 第1端部
136 第2端部
137 スライド接続部
138,139 ピボットおよび/またはボールソケットジョイント
140 ストップ
141 逆止バルブ
142 ソレノイドバルブ
143 ポンプ入口圧力リミッタ
144 圧力リミッタ
145 逆止バルブ
146 油圧回路圧力リミッタ

Claims (65)

  1. 内燃機関(100)のためのシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータにおいて、
    バルブ作動油圧シリンダ(2)がバルブ開放ソレノイドバルブ(4)により少なくとも一つの流入高圧油圧回路(5)に接続された時に内燃機関(100)またはピストンコンプレッサの少なくとも一つのバルブ(101)を開放する少なくとも一つのバルブ作動ピストン(3)を包含する少なくとも一つのバルブ作動油圧シリンダ(2)であって、バルブ閉鎖ソレノイドバルブ(6)により少なくとも一つの流出高圧回路(7)に接続された時にバルブ(101)を閉鎖するシリンダ(2)であり、流入高圧回路(5)と流出高圧回路(7)のいずれにも接続されない時にバルブ(101)を開放状態に維持するシリンダ(2)と、
    少なくとも一つの低圧容器(10)に接続される低圧回路(9)に接続される少なくとも一つの出口と、低圧油圧回路(9)に接続される少なくとも一つの入口を包含する少なくとも一つの油圧容積式ポンプ(8)であって、内燃機関(100)のクランクシャフト(102)の速度と比例する速度で回転するポンプ(8)と、
    油圧容積式ポンプ(8)の出口をバルブ作動油圧シリンダ(2)の流入高圧油圧回路(5)に接続する少なくとも一つの高圧バルブ開放ダクト(11)と、
    油圧容積式ポンプ(8)の入口をバルブ作動油圧シリンダ(2)の流出高圧油圧回路(7)に接続する少なくとも一つのバルブ閉鎖高圧ダクト(12)と、
    油圧容積式ポンプ(8)の出口で排出される油圧流体が高圧バルブ開放ダクト(11)へ強制流入されるように、流体が低圧油圧回路(9)へ戻るのを防止できる少なくとも一つのポンプ出口閉鎖部材(13)と、
    高圧バルブ閉鎖ダクト(12)を介してバルブ作動油圧シリンダ(2)から流出する油圧流体が油圧容積式ポンプ(8)の入口へ強制流入されるように、流体が低圧油圧回路(9)へ直接的に戻るのを防止する少なくとも一つのポンプ入口逆止バルブ(14)であって、低圧油圧回路(9)の圧力がバルブ閉鎖高圧ダクト(12)の圧力より高い時に低圧油圧回路(9)に含まれる流体をポンプに吸引させることができるバルブと、
    一方では機械式伝動装置(16)によりバルブ作動油圧シリンダ(2)に、他方では直接的に、または中間伝動装置(17)を通して内燃機関(100)のバルブ(101)に接続される少なくとも一つのバルブ開放カム(15)であって、バルブ(101)の開放動作中には一方向に、バルブ(101)の閉鎖動作中には反対方向に移動するカム(15)と、
    内燃機関(100)のバルブ(101)が閉鎖される時にカム(15)が所在する位置へカム(15)を戻す傾向を持つバルブ開放カム(15)の少なくとも一つのリターンスプリング(19)を、
    包含することを特徴とする、電気油圧式バルブアクチュエータ。
  2. バルブ作動油圧シリンダ(2)が回転してバルブ作動ピストン(3)がパレット形状であり、ピストン(3)が、油圧流体の圧力がピストン(21)を回転させることができるように少なくとも一つの高圧室(20)を少なくとも一つの低圧室(21)から分離し、ピストンがバルブ開放カム(15)に直接的または間接的に回転接続されることを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  3. バルブ作動ピストン(3)がシリンダ(22)の中で移動して、内燃機関(100)またはピストンコンプレッサに包含されるシリンダヘッド(104)の中で案内されるバルブ開放ラック(23)を押圧し、ラック(23)が、ピストン(3)が長手方向並進運動で移動する時にカム(15)を回転させるようにバルブ開放カム(15)の軸(25)の上に配設されるピストン(24)と協働することを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  4. バルブ開放ラック(23)が少なくとも一つのボールまたはローラベアリング(26)によって内燃機関(100)のシリンダヘッド(104)の中で案内されることを特徴とする、請求項3に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  5. バルブ作動ピストン(3)が、シリンダ(22)の中で移動して、端部の一方にヒンジ結合されたバルブ開放ロッド(27)を押圧し、ロッド(27)の方は、ピストン(3)が長手方向並進運動で移動する時にカム(15)を回転させるようにロッド(27)の他端部でまたヒンジ結合されたバルブ開放カム(15)に直接的または間接的に包含されるカムアーム(28)を押圧することを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  6. バルブ開放ロッド(27)が、開放または閉鎖状態のボールソケットジョイント(29)によって二つの端部の少なくとも一方でヒンジ結合されることを特徴とする、請求項5に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  7. 油圧容積式ポンプ(8)が、少なくとも一つのバルブ作動油圧シリンダ(2)に接続された少なくとも一つの入口(32)および少なくとも一つの出口(33)を包含する自律的ポンプを各々が構成するいくつかの区画(31)を包含し、自律的ポンプが同じシャフト(34)により回転されて同じケーシング(35)に収容されることを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  8. 内燃機関(100)のバルブ(101)が位置センサを包含することを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  9. バルブ開放カム(15)がカム角度位置センサ(30)を包含することを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  10. バルブ開放カム(15)が、カム(15)により作動する内燃機関(100)のバルブ(101)が閉鎖される時にカム(15)の最大角度位置を制限するカムストップと協働することを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  11. カムストップが、カム(15)がカムストップと接触した時に音響放出を制限するショックアブソーバに装着されるかショックアブソーバを包含することを特徴とする、請求項10に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  12. バルブ開放カム(15)が、二つの開放または閉鎖ジョイント(36,37)とカムてこ作用接触面(38)を包含し、第1ジョイント(36)が内燃機関(100)に固定されるのに対して、第2ジョイント(37)が、ピストン従動部により直接的に、またはプッシュロッド(40)により間接的にバルブ作動ピストン(3)に接続され、カム(15)が、端部の一方で機関(100)に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部(43)にヒンジ結合されるとともに、他端部にバルブ(101)を開放するため機関(100)の少なくとも一つのバルブ(101)のテール(105)を直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部(44)を備えるロッカスイッチブレーカアーム(42)に配設されるロッカスイッチ接触面(41)の上を転動および/または摺動できることを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  13. 二つの開放または閉鎖ジョイント(36,37)の少なくとも一方がボールソケットジョイントであることを特徴とする、請求項12に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  14. プッシュロッド(40)がボールソケットジョイントにより端部の各々でヒンジ結合され、第1ボールソケットジョイント(46)がバルブ作動ピストン(3)の端部の中または上に配設されるのに対して、第2ボールソケットジョイント(47)がバルブ開放カム(15)の中または上に配設されることを特徴とする、請求項12に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  15. バルブ開放カム(15)が、カムてこ作用接触面(38)を包含して、カム(15)の軸(25)に端部の一方が固定された少なくとも一つの回転アーム(48)によって回転されるのに対して、その他端部はピボットまたはボールソケットジョイント(49)によってアームプッシュロッド(40)の第1端部とヒンジ結合され、ロッド(40)の第2端部が、ピボットまたはボールソケットジョイント(47)によってバルブ作動ピストン(3)とヒンジ結合され、(15)が、内燃機関(100)に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部(43)に端部の一方でヒンジ結合されるとともに、バルブ(101)を開放するため機関(100)の少なくとも一つのバルブ(101)に包含されるテール(105)を直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部(44)を他端部に備えるロッカスイッチブレーカアーム(42)に配設されたロッカスイッチ接触面(41)の上を転動および/または摺動できることを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  16. バルブ作動ピストン(3)がピストン端部位置衝撃吸収開口部(50)を備えるシリンダ(22)の中で移動し、開口部が、ピストン(3)が作動する内燃機関(100)のバルブ(101)が閉鎖される時にピストンが所在する位置の付近にピストン(3)が達した時にピストンにより全体的または部分的に閉鎖されることを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  17. バルブ作動ピストン(3)が、ピストン端部位置ストップを備えるシリンダ(22)の中で移動し、ストップが、シリンダ(22)へのピストン(3)の挿入深さを制限することを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  18. 低圧容器(10)が、少なくとも一つの補充容器(53)へ流体を吸引することにより補償圧力アキュムレータ(51)に油圧流体を供給する少なくとも一つの補充ポンプ(52)により加圧状態に維持される少なくとも一つの補償圧力アキュムレータ(51)から成ることを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  19. バルブ開放ソレノイドバルブ(4)および/またはバルブ閉鎖ソレノイドバルブ(6)および/またはポンプ出口密閉ソレノイドバルブ(13)が、上方室(63)と下方室(64)を包含するバルブケーシング(62)において長手方向並進運動で移動できる少なくとも一つの直線管(61)から成るソレノイドバルブ管(60)であり、直線管(61)が、上方室(63)に通じる第1端部(65)と、下方室(64)に通じる第2端部(66)を包含し、第2端部(66)が、第2端部(66)をできる限り密着状態で密閉するようにバルブケーシング(62)に固定された少なくとも一つの密閉面(67)と接触できることを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  20. 管ソレノイドバルブ(60)が、上方室(63)を下方室(64)から隔離する直線管(61)の外面とバルブケーシング(62)の間の密閉手段(68)を包含することを特徴とする、請求項19に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  21. 管ソレノイドバルブ(60)が、直線管(61)を密閉面(67)と接触状態に維持する傾向を持つ少なくとも一つの閉鎖スプリング(69)を包含することを特徴とする、請求項19に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  22. 管ソレノイドバルブ(60)が、閉鎖スプリング(69)により発生される力と反対の力を直線管(61)に印加することが可能な少なくとも一つの電動アクチュエータ(70)を包含し、力が、アクチュエータを電流が通過する時に直線管(61)を密閉面(67)から上昇させるのに充分であることを特徴とする、請求項19および21に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  23. 電動アクチュエータ(70)が、コイルを電流が通過する時に導電性コアまたはパレット(72)を誘引する導線コイル(71)から成ることを特徴とする、請求項22に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  24. 導電性コアまたはパレット(72)が上方室(63)に収容されることを特徴とする、請求項23に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  25. 導線コイル(71)が上方室(63)に収容されることを特徴とする、請求項23に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  26. 導線コイル(71)が上方室(63)の外側に収容され、コイルを電流が通過する時にコイルにより発生される磁界が、磁気コアまたはパレット(72)に力を加えるように室の外壁部を通過することを特徴とする、請求項23に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  27. 直線管(61)の第1端部(65)が導電性コアまたはパレット(72)に固定されることを特徴とする、請求項19および23に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  28. 直線管(61)の第1端部(65)が、上方室(63)に通じる少なくとも一つの径方向および/または軸方向開口部(88)を包含することを特徴とする、請求項19に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  29. 直線管(61)の第2端部(66)が切頭球体の形状を有し、シートに当接するボールの描くものと類似した密閉面(67)との接触線を有することを特徴とする、請求項19に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  30. 密閉面(67)がバルブケーシング(62)の中の独立浮動装着部品(73)に配設され、直線管(61)の第2端部(66)が密閉面と接触する時に部品が管と整列できることを特徴とする、請求項19に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  31. バルブケーシング(62)が、密閉面(67)が配設される独立部品(73)により閉鎖される通気口(75)を、直接的に、または中間プラグ(74)を介して間接的に包含することを特徴とする、請求項19,21,30に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  32. バルブケーシング(62)が内燃機関(100)に固定されて、流入高圧油圧回路(5)、流出高圧回路(7)、または低圧油圧回路(9)を介して、上方室(63)および/または下方室(64)をバルブ作動油圧シリンダ(2)と油圧容積式ポンプ(8)のいずれかに接続する開口部および/または入口/出口ダクト(89)を包含することを特徴とする、請求項1および19に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  33. バルブケーシング(62)とともに管に包含されるシールでの直線管(61)の断面が、密閉面(67)との接触部での管の断面より若干小さいことを特徴とする、請求項19に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  34. 密閉手段(68)が、バルブケーシング(62)の内側面と協働する直線管(61)の外側面から成ることを特徴とする、請求項20に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  35. バルブケーシング(62)に直接的または間接的に配設される軸方向ストップ面(93)と協働する直線管(61)に調節可能または調節不能が配設され、ストップが、管と、管と協働する密閉面(67)の間の最大距離を決定することを特徴とする、請求項19に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  36. バルブケーシング(62)がいくつかの管ソレノイドバルブ(60)を収容できることを特徴とする、請求項19に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  37. 補充ポンプ(52)が、盲端シリンダ(55)の内側に可変容積を画定するように盲端シリンダケース(56)に配設されるシリンダの中で前後に移動できる補充ピストン(54)を包含し、補充ピストン(54)が、補充入口バルブ(57)および補充出口バルブ(58)とも協働し、その出口および入口がそれぞれ容積へ通じ、入口バルブ(57)が補充容器(53)から流出する油圧流体を導入するのに対して、出口バルブ(58)が補償圧力アキュムレータ(51)または補充圧力アキュムレータ(85)へ流体を排出することを特徴とする、請求項18に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  38. 補充ピストン(54)が、主として補充磁気コア(81)と導線コイル(82)と補充磁気ケーシング(83)から成る電動ソレノイドアクチュエータ(80)により第1方向に、また補充ピストン(54)のリターンスプリング(84)により第2方向に並進運動で作動することを特徴とする、請求項37に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  39. 盲端シリンダケーシング(56)が補充磁気ケーシング(83)と同じ金属部品で具現されることを特徴とする、請求項37および38に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  40. 盲端シリンダケーシング(56)が、補充ピストン(54)が中を移動するジャケット(59)を包含することを特徴とする、請求項37に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  41. 盲端シリンダ(55)が、補充ピストン(54)が吐出行程の端部で開口部を密閉して速度を落としてから吐出行程で停止するようにシリンダを補充出口バルブ(58)に接続する端部位置吐出開口部(76)を包含することを特徴とする、請求項37および38に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  42. 補充ピストン(54)の最大行程が、吐出方向では吐出ストップ(77)により、吸引方向では吸引ストップ(78)により制限されることを特徴とする、請求項37に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  43. 補充磁気コア(81)が、コアが剛性装着された補充ピストン(54)によって貫通され、ピストンが、ケーシングの片側で盲端シリンダ(55)と、またケーシングの反対側でピストン(54)のリターンスプリング(84)と協働するため、補充磁気ケーシング(83)を端部から端部へ貫通することを特徴とする、請求項37および38に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  44. 補充ポンプ(52)が、補充管ピストン(107)と開放シリンダ(108)とポンプケーシング(126)が一緒にシリンダ(108)の内側に可変容積(110)を画定するようにポンプケーシング(126)と直接的または間接的に一体的である開放シリンダケーシング(109)に配設される開放シリンダ(108)の中で前後に移動できる補充管ピストン(107)を包含し、補充管ピストン(107)が、ボール(113)とスプリング(114)から成る管ピストン入口バルブ(111)と協働し、ボールが、ピストン(107)の底部に配設されるシート(115)と内側に当接して、開放シリンダ出口バルブ(112)がボール(116)とスプリング(117)から成り、ボールが、シリンダ(109)の底部に配設されるシート(118)と外側に当接し、入口バルブ(111)が補充容器(53)から流出する油圧流体を導入するのに対して、出口バルブ(112)が補償圧力アキュムレータ(51)または補充圧力アキュムレータ(85)へ流体を排出することを特徴とする、請求項18に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  45. 開放シリンダケーシング(109)が、管ピストン入口バルブ(111)をポンプケーシング(126)に包含されるポンプ入口開口部(125)へ直接的または間接的に接続する油圧流体吐出ダクト(124)を包含することを特徴とする、請求項44に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  46. ポンプケーシング(126)が、開放シリンダ出口バルブ(112)をポンプケーシング(126)に包含されるポンプ出口開口部(128)に直接的または間接的に接続する油圧流体出口ダクト(127)を包含することを特徴とする、請求項44に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  47. 補充管ピストン(107)が、主としてピストン(107)に固定された補充磁気コア(120)と、導線コイル(121)と、補充磁気ケーシング(122)から成る電動ソレノイドアクチュエータ(119)により第1方向に、補充ピストン(107)のリターンスプリング(123)により第2方向に並進運動で作動することを特徴とする、請求項44に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  48. 補充磁気コア(120)が、管ピストン入口バルブ(111)を介して油圧流体吐出ダクト(124)を補充管ピストン(107)の中央に間接的に接続する少なくとも一つのコアチャネル(129)を備え、開放シリンダケーシング(109)とコア(120)とピストン(111)が、水密ケーシング(130)の内側に共通して収容されるのに対して、ケーシング(130)が油圧流体をダクト(124)からチャネル(129)へ吐出することを特徴とする、請求項47に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  49. 内燃機関(100)の潤滑油回路により補充容器(53)に油圧流体が供給されることを特徴とする、請求項1および18に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  50. 補充容器(53)が特定の油圧流体を含み、内燃機関(100)の潤滑油回路から独立していることを特徴とする、請求項1および18に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  51. バルブ作動油圧シリンダ(2)が、シリンダから流出する油圧流体を回収する少なくとも一つのドレーンを包含し、その結果、流体が少なくとも一つのシリンダ排液ダクトを介して補充容器(53)へ戻ることを特徴とする、請求項1および18に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  52. 油圧容積式ポンプ(8)が、ポンプから流出する油圧流体を回収する少なくとも一つのドレーンを包含し、その結果、流体が少なくとも一つのポンプ排液ダクトを介して補充容器(53)へ戻ることを特徴とする、請求項1および18に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  53. バルブ作動油圧シリンダ(2)に、および/または油圧容積式ポンプ(8)に、および/または、流入高圧油圧回路(5)および/または流出高圧油圧回路(7)および/または低圧油圧回路(9)の何らかの点に配置される一つ以上のドレーンコックを包含することを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  54. バルブ開放カム(15)が、内燃機関(100)のバルブ(101)をシートから上昇させるかシートに載置することを可能にする局所的な厚さ変化を楔形スライド(90)の楔の形状が生じるように、内燃機関(100)のシリンダヘッド(104)に配設されるガイドまたはスライド(91)においてバルブ作動油圧シリンダ(2)の作用を受けて並進運動できる楔形スライド(90)であることを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  55. ガイドまたはスライド(91)が、楔形スライド(90)が上で転動する少なくとも一つのローラ(92)を包含することを特徴とする、請求項54に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  56. 端部の一方で機関(100)に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部(43)にヒンジ結合されるとともに、バルブを開放するため機関のバルブ(101)に包含されるテール(105)を直接的または間接的に押圧できる少なくとも一つのブレーカアーム従動部(44)を他端部に備えるローラ型ロッカスイッチブレーカアーム(18)と、楔形スライド(90)が協働することを特徴とする、請求項54に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  57. バルブ開放カム(15)が、端部の一方で軸(133)にヒンジ結合されるとともに他端部に正接リフト面(132)を包含するカムピン(131)から成り、面が、バルブ作動油圧シリンダ(2)の作用を受けてカムピン(131)が軸(133)上で回転する時に軸(133)に対する径方向力をローラ型ロッカスイッチブレーカアーム(18)に加えるような形状を有し、ブレーカアーム(18)自体が、機関(100)に固定された少なくとも一つのブレーカアーム係止部(43)に端部の一方でヒンジ結合されるとともに、機関のバルブ(101)を開放するためバルブに包含されるテール(105)を直接的または間接的に押圧できるように少なくとも一つのブレーカアーム従動部(44)を他端部に備えることを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  58. カムピン(131)をバルブ作動油圧シリンダ(2)に接続する機械式伝動装置(16)が、ピボットおよび/またはボールソケットジョイントを二つの端部(135,136)の各々に包含するプッシュロッド(40)から成り、第1端部(135)がバルブ作動ピストン(3)の上または中に当接するのに対して、第2端部(136)がカムピン(131)の本体に当接することを特徴とする、請求項1および57に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  59. カムピン(131)のリターンスプリング(19)が、バルブ作動ピストン(3)の力と反対の力を加えるとともに、少なくとも一つのスライド接続部(137)により相互に対して案内される二つのピボットおよび/またはボールソケットジョイント(138,139)を相互に分離する傾向を持つ少なくとも一つの螺旋スプリング(134)から成り、第1ジョイント(138)が内燃機関(100)と直接的または間接的に当接するのに対して、第2ジョイント(139)がカムピン(131)の本体と当接することを特徴とする、請求項1および57に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  60. 正接リフト面(132)が、カムピン(131)の角度移動を制限するようにローラ型ロッカスイッチブレーカアーム(18)と接触できるストップ(140)を終端とすることを特徴とする、請求項57に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  61. 少なくとも一つの補充圧力アキュムレータ(85)が補充ポンプ(52)と補償圧力アキュムレータ(51)の間に挿入されることを特徴とする、請求項18に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  62. 補充圧力アキュムレータ(85)の出口がロックアウトバルブを包含することを特徴とする、請求項61に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  63. 補充圧力アキュムレータ(85)が、少なくとも一つの逆止バルブ(86)を包含するダクトにより補償圧力アキュムレータ(51)に接続され、バルブが油圧流体を補充圧力アキュムレータ(85)から補償圧力アキュムレータ(51)へ移動させるが、逆には移動させないことを特徴とする、請求項61に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  64. 高圧[バルブ]開放ダクト(11)が、油圧容積式ポンプ(8)に最も近い端部に向かって配置される少なくとも一つの圧力維持バルブ(87)を包含し、バルブがポンプから流出する油圧流体をダクトへ進入させるがダクトから流出させないことを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
  65. 油圧容積式ポンプ(8)の出口が、出口とポンプ出口密閉ソレノイドバルブ(13)の間に配置される低圧容器(10)逆止バルブ(141)を包含し、バルブ(141)が、油圧容積式ポンプ(8)の出口から低圧容器(10)へ油圧流体を移動させるが逆には移動させないことを特徴とする、請求項1に記載のシリンダおよび往復カムを備える電気油圧式バルブアクチュエータ。
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