JP2014528066A5

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Publication number: JP2014528066A5
Application number: JP2014529891A
Authority: JP
Filing date: 2012-09-07
Publication date: 2015-11-05

Claims

腫瘍を有する患者に対し、ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する薬剤を含む治療が有効であるかどうかを予測する方法であって、前記患者の腫瘍がＨＰＶ陽性またはＨＰＶ陰性であるかを判定することを含み、前記患者の腫瘍がＨＰＶ陰性である場合、ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する薬剤による治療が前記患者に有効であることが予測される、方法。
前記判定が、前記患者から得た腫瘍試料においてｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無の判定をすることを含み、ｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}が存在する場合、前記患者がＨＰＶ陽性であることを示し、ｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}が存在しない場合、前記患者がＨＰＶ陰性であることを示す、請求項１に記載の方法。
ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する前記薬剤がＥＧＦｒ抗体である、請求項１に記載の方法。
前記ＥＧＦｒ抗体がパニツムマブである、請求項３に記載の方法。
腫瘍におけるｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無の判定が、腫瘍試料においてｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無を特定する免疫組織化学（ＩＨＣ）分析を実施することを含む、請求項２に記載の方法。
前記腫瘍が局所進行性ＨＮＳＣＣ腫瘍である、請求項１に記載の方法。
前記腫瘍が口腔咽頭腫瘍である、請求項６に記載の方法。
前記腫瘍が喉頭腫瘍である、請求項６に記載の方法。
前記腫瘍が口腔腫瘍である、請求項６に記載の方法。
前記腫瘍が下咽頭腫瘍である、請求項６に記載の方法。
前記腫瘍が局所進行性腫瘍である、請求項１または６に記載の方法。
前記腫瘍が再発転移性腫瘍である、請求項１または６に記載の方法。
ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する薬剤を含む、ＨＰＶ陰性と判定された腫瘍を有する患者の無増悪生存期間および／または全生存期間を延長させるための医薬組成物。
患者から得た腫瘍においてｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無を判定することにより前記腫瘍がＨＰＶ陰性であると判定され、ｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}が存在しない場合、前記患者がＨＰＶ陰性であることを示す、請求項１３に記載の医薬組成物。
ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する前記薬剤がＥＧＦｒ抗体である、請求項１３に記載の医薬組成物。
前記ＥＧＦｒ抗体がパニツムマブである、請求項１５に記載の医薬組成物。
腫瘍におけるｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無の判定が、腫瘍試料においてｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無を特定する免疫組織化学（ＩＨＣ）分析を実施することを含む、請求項１３に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が局所進行性ＨＮＳＣＣ腫瘍である、請求項１３に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が口腔咽頭腫瘍である、請求項１３に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が喉頭腫瘍である、請求項１３に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が口腔腫瘍である、請求項１３に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が下咽頭腫瘍である、請求項１３に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が局所進行性腫瘍である、請求項１３または１８に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が再発転移性腫瘍である、請求項１３または１８に記載の医薬組成物。
ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する薬剤に加えて、さらに化学療法剤を含む、請求項１３に記載の医薬組成物。
腫瘍を有する患者群を階層化する方法であって、
（ａ）腫瘍を有する患者の腫瘍がＨＰＶ陽性であるかまたはＨＰＶ陰性であるかを判定すること；および
（ｂ）ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する薬剤を含む治療剤による治療のために、腫瘍がＨＰＶ陰性である患者を選択すること、
を含む、方法。
請求項２６に記載の方法であって、前記判定が、前記患者から得た腫瘍におけるｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無の判定をすることを含み、ｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}が存在する場合、前記患者がＨＰＶ陽性であることを示し、ｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}が存在しない場合、前記患者がＨＰＶ陰性であることを示す、方法。
ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する前記薬剤がＥＧＦｒ抗体である、請求項２６に記載の方法。
前記ＥＧＦｒ抗体がパニツムマブである、請求項２８に記載の方法。
腫瘍におけるｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無の判定が、腫瘍試料においてｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無を特定する免疫組織化学（ＩＨＣ）分析を実施することを含む、請求項２６に記載の方法。
前記腫瘍が局所進行性ＨＮＳＣＣ腫瘍である、請求項２６に記載の方法。
前記腫瘍が口腔咽頭腫瘍である、請求項３１に記載の方法。
前記腫瘍が喉頭腫瘍である、請求項３１に記載の方法。
前記腫瘍が口腔腫瘍である、請求項３１に記載の方法。
前記腫瘍が下咽頭腫瘍である、請求項３１に記載の方法。
前記腫瘍が局所進行性腫瘍である、請求項２６または３１に記載の方法。
前記腫瘍が再発転移性腫瘍である、請求項２６または３１に記載の方法。
ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する薬剤を含む、腫瘍を有する患者を治療するための医薬組成物であって、
前記患者が、前記腫瘍がＨＰＶ陽性であるかまたはＨＰＶ陰性であるかの判定を予め受けており、ＨＰＶ陰性であると判定されている、医薬組成物。
前記判定が、前記患者から得た腫瘍においてｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無の判定をすることを含み、ｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}が存在する場合、前記患者がＨＰＶ陽性であることを示し、ｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}が存在しない場合、前記患者がＨＰＶ陰性であることを示す、請求項３８に記載の医薬組成物。
ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する前記薬剤がＥＧＦｒ抗体である、請求項３８に記載の医薬組成物。
前記ＥＧＦｒ抗体がパニツムマブである、請求項４０に記載の医薬組成物。
腫瘍におけるｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無の判定が、腫瘍試料においてｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無を特定する免疫組織化学（ＩＨＣ）分析を実施することを含む、請求項３８に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が局所進行性ＨＮＳＣＣ腫瘍である、請求項３８に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が口腔咽頭腫瘍である、請求項４３に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が喉頭腫瘍である、請求項４３に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が口腔腫瘍である、請求項４３に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が下咽頭腫瘍である、請求項４３に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が局所進行性腫瘍である、請求項３８または４３に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が再発転移性腫瘍である、請求項３８または４３に記載の医薬組成物。
前記医薬組成物が、ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する薬剤に加えて、さらに化学療法剤を含む、請求項３８に記載の医薬組成物。
ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する薬剤を含む、ＨＰＶ陰性と判定された腫瘍を有する患者を治療するための医薬組成物。
前記判定が、前記患者から得た腫瘍においてｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無の判定をすることを含み、ｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}が存在する場合、前記患者がＨＰＶ陽性であることを示し、ｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}が存在しない場合、前記患者がＨＰＶ陰性であることを示す、請求項５１に記載の医薬組成物。
ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する前記薬剤がＥＧＦｒ抗体である、請求項５１に記載の医薬組成物。
前記ＥＧＦｒ抗体がパニツムマブまたはセツキシマブである、請求項５３に記載の医薬組成物。
腫瘍におけるｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無の判定が、腫瘍試料においてｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無を特定する免疫組織化学（ＩＨＣ）分析を実施することを含む、請求項５１に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が局所進行性ＨＮＳＣＣ腫瘍である、請求項５１に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が口腔咽頭腫瘍である、請求項５６に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が喉頭腫瘍である、請求項５６に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が口腔腫瘍である、請求項５６に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が下咽頭腫瘍である、請求項５６に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が局所進行性腫瘍である、請求項５１および５６に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が再発転移性腫瘍である、請求項５１および５６に記載の医薬組成物。
ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する薬剤に加えて、さらに化学療法剤を投与することを含む、請求項５１に記載の医薬組成物。
ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する薬剤を含む、腫瘍を有する患者の無増悪生存期間および／または全生存期間を延長させるための医薬組成物であって、
患者が、前記腫瘍がＨＰＶ陽性であるかまたはＨＰＶ陰性であるかの判定を予め受けており、ＨＰＶ陰性であると判定されている、医薬組成物。
前記判定が、前記患者から得た腫瘍におけるｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無の判定をすることを含み、ｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}が存在する場合、前記患者がＨＰＶ陽性であることを示し、ｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}が存在しない場合、前記患者がＨＰＶ陰性であることを示す、請求項６４に記載の医薬組成物。
ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する前記薬剤がＥＧＦｒ抗体である、請求項６４に記載の医薬組成物。
前記ＥＧＦｒ抗体がパニツムマブである、請求項６６に記載の医薬組成物。
腫瘍におけるｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無の判定が、腫瘍試料においてｐ１６^{ＩＮＫ４Ａ}の有無を特定する免疫組織化学（ＩＨＣ）分析を実施することを含む、請求項６４に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が局所進行性ＨＮＳＣＣ腫瘍である、請求項６４に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が口腔咽頭腫瘍である、請求項６９に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が喉頭腫瘍である、請求項６９に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が口腔腫瘍である、請求項６９に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が下咽頭腫瘍である、請求項６９に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が局所進行性腫瘍である、請求項６４または６９に記載の医薬組成物。
前記腫瘍が再発転移性腫瘍である、請求項６４または６９に記載の医薬組成物。
ＥＧＦｒポリペプチドに特異的に結合する薬剤に加えて、さらに化学療法剤を投与することを含む、請求項６４に記載の医薬組成物。
腫瘍を有する患者の腫瘍がＨＰＶ陰性であるかを判定することを含む、ＥＧＦｒ阻害剤による治療が前記患者に有効であるかどうかを予測する方法。
腫瘍を有する患者の腫瘍がＨＰＶ陽性であるかを判定することを含む、ＥＧＦｒ阻害剤による治療が前記患者に有効であるかどうかを予測する方法。