JP2014527045A - 白金−カルボニル−シロキサン化合物の製造方法 - Google Patents

白金−カルボニル−シロキサン化合物の製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、少なくとも1つのCO配位子分子を含有する白金シロキサン化合物(Ptカルボニルシロキサン)の製造方法に関する。本方法は、ガス状一酸化炭素(CO)を、有機溶媒での溶液中で、白金シロキサン化合物、好ましくは白金ビニル−シクロシロキサン化合物と反応させる工程を含む。本方法は簡単であり、工業規模に適用できる。この方法で、白金原子に配位した2つのη−2−エテニル基がシクロシロキサン骨格との関係でトランス−立体配置で結合している、白金カルボニルビニルシクロシロキサンの特異的な異性体が製造される。本方法によって得られるPt化合物は、ヒドロシリル化のためのならびにシロキサンおよびシランの架橋および硬化のための触媒として使用される。

Description

本発明は、白金シロキサン化合物の製造方法に、特に、Pt原子に結合した少なくとも1つの一酸化炭素(CO)配位子を含有する白金(0)シロキサン化合物(「Ptカルボニルシロキサン」化合物)の合成に関する。
シロキサンは、RSiO(式中、Rは水素原子または炭化水素基である)の形態の単位からなる化合物である。それらは有機ケイ素化合物の部類に属する。シロキサンは、側鎖Rがケイ素原子に結合した状態で、交互のケイ素および酸素原子[−Si−O−Si−O−]からなる分岐、非分岐または環状骨格を有することができる。単語シロキサンは、単語ケイ素、酸素、およびアルカンに由来する。
有機側鎖(R≠H)を持った重合シロキサンは、シリコーンとしてまたはポリシロキサンとして一般に知られている。代表的な例は、[SiO(CH(ポリジメチルシロキサン)および[SiO(C(ポリジフェニルシロキサン)である。これらの化合物は、有機および無機化合物の両方のハイブリッドと見なすことができる。有機側鎖は疎水特性を与え、一方−Si−O−Si−O−骨格は純粋に無機である。
ヒドロシリル化は、ケイ素−炭素結合を持ったモノマーの製造のためにおよびシロキサン化合物の架橋のためにシリコーン業界において広く用いられている反応である。頻繁に、ビニル終端シロキサンとヒドロシロキサン(すなわち、Si−H結合を含有する化合物)とは、付加硬化メカニズムで反応してシロキサンポリマー(ポリシロキサン)を形成する。ヒドロシリル化および重合反応は、アルコールおよび塩基の存在下でジビニル−テトラメチルジシロキサン[CH=CH−Si(CH−O−Si(CH−CH=CH]との塩化白金酸の反応によって製造される、周知のKarstedt触媒などの、高活性白金触媒によって触媒される。この触媒、Pt−ジビニル−テトラメチルジシロキサン(Pt−VTSとも略記される)は、酸化状態0でのPtを含有し、商業的に入手可能であり、特にPt−触媒付加重合のために、シリコーン業界において広く使用されている。
いわゆるAshby触媒は、Pt−テトラビニル−テトラメチル−シクロテトラシロキサン錯体をベースとしており、式Pt(CH=CH(Me)SiO)(式中、n=3、4である)で表現することができる。この触媒は、名称白金シクロビニルメチルシロキサン錯体で商業的に入手可能であり、CAS登録番号68585−32−0で登録されている。本出願においては、それは、本明細書では以下「Pt−CS」と略記される。
一酸化炭素(CO)が白金原子に直接結合している、2、3のPtシロキサン化合物が知られているにすぎない。
(特許文献1)に、2,4,6,8−テトラ−エテニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサンとのジカルボニル−ジクロロ白金(Pt(CO)Cl)の反応生成物が記載されている。それらは、有機ケイ素化合物の製造のための触媒として使用される。
さらに、ある化合物が、異なるベンダーから名称白金カルボニルシクロビニルメチルシロキサン(「Ossko触媒」)で商業的に入手可能である。それは、シクロトリシロキサンとのPt(CO)Clの反応生成物として登録されている(CAS登録番号73018−55−0を参照されたい)。この化合物について公表された具体的な式は、まったくない。
化合物白金カルボニル[2,4−ジ(η−2−ビニル)−6,8−ジエテニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサン]は、CAS登録番号226921−57−9で登録されている。この化合物は、式C1324PtSiを有し、その構造は、CAS(式I)に与えられ、立体異性体間を区別していない。Ptは、酸化状態0でのPt(0)として存在する。
(特許文献2)において、ある化合物が、名称Pt(CO)−2,4,6,8−テトラエテニル−2,4,6,8−テトラメチル−シクロテトラシロキサンで簡潔な式Pt(CO)[CH=CH(Me)SiO]で引用されている。(特許文献2)は、Si−H基含有化合物と非共役ポリエンコポリマーとを含むゴム組成物を架橋するための触媒としてのこのPt化合物の使用をさらに記載している。しかし、正確な構造におよびこのPt触媒の製造方法に関する詳細はまったく示されていない。
CAS登録番号1269667−88−0および1269667−86−8(2011年3月23日登録)は、シス−およびトランス−立体配置のビニル基がPt原子に結合した状態のPtカルボニル−テトラメチル−シクロテトラシロキサンを記載している。
米国特許第3,865,858号明細書 特開2002−30185号公報
CAS登録番号73018−55−0の下で示される情報に基づき、化合物Pt(CO)(CH=CH(Me)SiO)は、適切なビニルメチルシクロシロキサンとのジカルボニル−ジクロロ白金(Pt(CO)Cl)の反応によって製造することができた。
Pt(CO)Cl出発化合物の困難な製造(低収率、明確に定義されていない生成物)のために、白金カルボニルメチルシクロシロキサンのこの製造ルートは、高くつき、かつ、時間がかかる。
それ故、白金カルボニルシロキサンの製造のための、特に白金カルボニルビニルシクロシロキサンの製造のための代替法を提供することが本発明の目的である。
新しい方法は、容易に入手可能な出発原料に基づくべきであり、かつ、簡単で、容易に拡大可能であり、環境にやさしく、安価で、そして工業規模に適用できるべきである。具体的な実施形態においては、本方法は、本明細書では以下「Pt−CS−CO」と略記される、Pt(CO)−2,4,6,8−テトラエテニル−2,4,6,8−テトラメチル−シクロテトラシロキサンなどの、白金カルボニルビニルシクロシロキサンの製造に有用であるはずである。
本発明者らは、請求項1および任意のその後の請求項に記載の方法を提供することによってこの問題を解決する。
一般に、CO含有白金シロキサン錯体(白金カルボニルシロキサン)は、有機溶媒での溶液におけるCOガスでの相当する環状Pt−シロキサン化合物の処理によって容易に製造できることが分かった。
したがって本発明は、白金原子に結合した少なくとも1つのCO配位子と少なくとも1つのシロキサン配位子とを含むPt−カルボニル−シロキサン化合物の製造方法であって、ガス状一酸化炭素(CO)が有機溶媒での溶液中でPt−シロキサン化合物と反応させられる方法を提供する。
基本的には、広範囲のシロキサン化合物が本発明の方法に好適であるが;ビニル終端シクロシロキサンが好ましい。
ビニル終端シクロシロキサンは、2,4,6−トリ−エテニル−2,4,6−トリメチルシクロトリシロキサン、2,4,6−トリ−エテニル−2,4,6−トリエチルシクロトリシロキサン、2,4,6−トリ−エテニル−2,4,6−トリプロピルシクロトリシロキサン、2,4,6−トリ−エテニル−2,4,6−トリブチルシクロトリシロキサン、2,4,6−トリ−エテニル−2,4,6−トリフェニルシクロトリシロキサン、2,4,6,8−テトラ−エテニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサン、2,4,6,8−テトラ−エテニル−2,4,6,8−テトラエチルシクロテトラシロキサン、2,4,6,8−テトラ−エテニル−2,4,6,8−テトラプロピルシクロテトラシロキサン、2,4,6,8−テトラ−エテニル−2,4,6,8−テトラブチルシクロテトラシロキサン、2,4,6,8−テトラ−エテニル−2,4,6,8−テトラフェニルシクロテトラシロキサン、2,4,6,8,10−ペンタ−エテニル−2,4,6,8,10−ペンタメチルシクロペンタシロキサン、2,4,6,8,10−ペンタ−エテニル−2,4,6,8,10−ペンタエチルシクロペンタシロキサン、2,4,6,8,10−ペンタ−エテニル−2,4,6,8,10−ペンタプロピルシクロペンタシロキサン、2,4,6,8,10−ペンタ−エテニル−2,4,6,8,10−ペンタブチルシクロペンタシロキサン、2,4,6,8,10−ペンタ−エテニル−2,4,6,8,10−ペンタフェニルシクロペンタシロキサンならびにそれらの混合物および組み合わせからなる群から選択される。
図1は、出発生成物(Pt−CS、実線)と比較したPt−(CO)−2,4,6,8−テトラエテニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサンのIRスペクトル(Pt−CS−CO、点線)を示す。
特に好ましい実施形態においては、ビニル終端シクロシロキサン配位子は、2,4,6,8−テトラ−エテニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサンもしくは2,4,6−トリ−エテニル−2,4,6−トリメチルシクロトリシロキサンまたはそれらの混合物である。
もっとさらに好ましい実施形態においては、2,4,6,8−テトラエテニル−2,4,6,8−テトラメチル−シクロテトラシロキサン(本明細書では以下「CS」と略記される、CAS登録番号2554−06−5)が、シロキサン配位子として用いられる。これらの式のすべてにおいて、「エテニル」基はまた、「ビニル」基と命名されてもよい。
例として、化合物Pt(CO)−2,4,6,8−テトラエテニル−2,4,6,8−テトラメチル−シクロテトラシロキサン、(「Pt−CS−CO」)は、有機溶媒での溶液におけるCOガスでの環状Pt(0)ビニルシロキサン化合物の処理によって製造される。この方法は、Pt原子に結合した2つのη−2−エテニル基のトランス−立体配置によって特徴づけられる、立体化学的に特異的なPtシロキサンCO付加体を生成することが意外にも見いだされた。したがって、シロキサン骨格の2つのメチル基もまたトランス位にある。化合物Pt(CO)−2,4,6,8−テトラエテニル−2,4,6,8−テトラメチル−シクロテトラシロキサンについて、この独特の立体化学は式IIに示される。それとは反対に、シス−異性体(式III)は、本発明の方法では形成されない。
同じことは類似体化合物Pt(CO)−2,4,6トリ−エテニル−2,4,6−トリメチル−シクロトリシロキサンについて適用され、トランス−異性体の立体化学は式IVに示される。
この特異的な立体配座は、穏やかな反応条件、特に適度の反応温度、反応剤の濃度および反応時間を用いる、本発明の製造方法の結果であり得よう。
本発明の方法の反応条件がより詳細に以下記載される。
有利には本発明の方法では、少なくとも1つのシロキサン配位子が過剰に用いられ、Pt−シロキサン化合物のための有機溶媒として働く:さらに、シロキサン配位子は、反応のためのおよび最終Pt触媒生成物のための希釈剤としてとして働いてもよい。一般に、溶液中のPt−シロキサン化合物のPt含有率(重量%による)は、より高いPt濃度(20重量%Pt以下の)が可能であるが、0.1〜10重量%Ptの範囲にあるべきである。より高いPt含有率は、CO反応中の安定性の低下をもたらし、溶液からの金属Ptの減少および沈澱を引き起こす可能性がある。好ましくは、Pt−シロキサン出発化合物のPt含有率は、溶液の総重量を基準として1〜5重量%の範囲にあるべきである。
シロキサン配位子の代わりに、他の有機溶媒を、反応のための溶媒および/または希釈剤として使用することができる。好ましい有機溶媒は、ベンゼン、トルエン、キシレン異性体(o−、m−およびp−キシレン)ならびにそれらの混合物からなる群から選択される、芳香族炭化水素である。
CO付加のための温度は、10〜50℃の範囲にあるべきである。好ましくは、CO付加は、周囲温度/室温(20〜25℃)で起こるべきである。CO付加は、大気圧(約1バール)または高められた圧力(たとえばオートクレーブ中で、圧力>1,5バール)下に行われてもよい。好ましい実施形態においては、COガスは大気圧で付加させられる。
特に好ましいバージョンでは、COガスは、相当するシロキサン溶媒中のPt−シロキサン化合物の溶液を通してゆっくりバブリングされる。添加速度は、1秒当たりCOの0.1〜5気泡であるべきである。好ましくは、添加速度は、1秒当たりCOの0.5〜2気泡(0.1〜1mlの範囲の泡の容積)の範囲にあるべきである。CO付加のための反応時間は、広範囲に変わることができる。必要とされるCO含有率に依存して、反応時間は1〜20時間、好ましくは2〜10時間で変わってもよい。
一般に、CO含有率は、反応の進行の間ずっとIR分光法によって監視することができる。その目的のために、反応媒体のIRスペクトルが、CO処理の開始時に、中間でおよび終了時に取られる。強度(IRスペクトルにおけるCOピークの透過率(%)で検出されるような)が一定のままである場合に、CO飽和が達成される。そのような飽和状態では、(IRスペクトルの解析によって支持されるように一つだけのCOが錯体に配位するという仮定の下で)1つのCO分子が1つのPt原子に結合する。
こうして、CO対白金のモル比(CO/Pt)は典型的には1:2〜2:1の範囲に、好ましくは1:1.2〜1.2:1の範囲にある。COのより高い濃度は、不安定な生成物および貯蔵安定性の低下をもたらす場合がある。
例示目的のみのために、本発明の方法は、製造Pt(CO)−2,4,6,8−テトラエテニル−2,4,6,8−テトラメチル−シクロテトラシロキサン(「Pt−CS−CO」)が示される、次の反応スキームで説明される。しかし、他のPt−シロキサン化合物、特にPt(CO)−2,4,6−トリエテニル−2,4,6−トリメチル−シクロトリシロキサンまたはそれらの混合物を、それに応じて製造することができる(スキームI):
この反応において、CO付加反応の進行はIR分光法によって監視され、Pt−CS錯体に結合したCOの量は、IRスペクトルにおける2043cm−1(波数)でのCOバンドの強度によって測定される。
トランス構造が本方法の反応生成物において形成されていることを確認するために、理論的なIRおよびラマンスペクトルがコンピューター計算法によって計算され、化合物の実験IRおよびラマンデータと比較された。そのようなデータは、振動モードが調和振動子モデルに基づく、密度汎関数理論法(dft)を用いる計算に基づくものであった。そのような配位C≡Oバンド、それらの強度、形、位置および数は、C≡O錯体の対称、立体配置および立体配座の対象であるので、新しい錯体の構造を決定することが可能であるはずである。
図1は、出発生成物(Pt−CS、実線)と比較してPt−(CO)−2,4,6,8−テトラエテニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサンのIRスペクトル(Pt−CS−CO、点線)を提供する。Pt−CO−CS化合物のIRスペクトルは、1つのただ一つの顕著なC≡Oバンドを2043cm−1に示す。相当するラマンスペクトルもまた、ただ一つのバンドを2044cm−1に示す。追加のCOバンドは、この領域でまったく検出できない。したがって、一つだけのCO分子が各Pt原子に結合していると導くことができる。さらに、理論的IRおよびラマンスペクトルの計算データと比べると、検出されるC≡Oバンドは、シロキサン骨格の2つのビニル基がトランス位にある、Pt−カルボニルビニルシクロシロキサン異性体に明らかに帰属させることができる(式IIを参照されたい)。
本発明の方法によって、Pt原子に結合した少なくとも1つのCO配位子を持っている、Ptカルボニルシロキサン化合物が得られる。好ましくは、Pt原子は、酸化状態0でのPt(0)として存在する。
本方法によって得られる化合物は、シロキサンおよび/またはシラン化合物の架橋のための触媒および硬化剤として有用である。そのような用途において、本方法に従って製造されるPt触媒生成物の使用は、シロキサン調合物の可使時間を延ばし、硬化速度を減速する。一般に、ある種の用途向けには、遅い硬化速度は、それらが硬化プロセスおよびシリコンゴム生成物の製造においてより幅広いプロセスウィンドウおよびより高い柔軟性を提供するので、ユーザーに有利である。
本発明は、2つのη−2−エテニル基がシクロシロキサン骨格との関係でトランス−立体配置でPt原子に結合している、本方法によって得られる反応生成物にさらに関する。例は、両化合物において2つのη−2−エテニル基(ビニル基)が、シクロシロキサン骨格との関係でトランス−立体配置でPt原子に結合している、
− 白金カルボニル[2,4−ジ(η−2−エテニル)−6,8−ジエテニル−2,4,6,8−テトラメチル−シクロテトラシロキサン]および
− 白金カルボニル[2,4−ジ(η−2−エテニル)−6−エテニル−2,4,6−トリメチル−シクロトリシロキサン
である。
さらに、本発明は、各化合物において2つのη−2−エテニル基が、シクロシロキサン骨格との関係でトランス−立体配置でPt原子に結合している、白金カルボニル[2,4−ジ(η−2−エテニル)−6,8−ジエテニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサン]と白金カルボニル[2,4−ジ(η−2−エテニル)−6−エテニル−2,4,6−トリメチルシクロトリシロキサン]との混合物を含む触媒に関する。好ましくは、上にリストされた錯体において、Pt原子は、酸化状態0でのPt(0)として存在する。
本発明の方法によって得られるPt化合物は、ヒドロシリル化のためのならびにシロキサンの架橋および硬化のための触媒として有用である。
特に、本発明の方法によって製造されるPt触媒の硬化および潜在性特性は、Pt触媒のCO含有率から(およびしたがってCO処理の継続時間から)依存していることが分かった。Pt−CS−CO触媒のCO含有率(IRスペクトルにおけるCOピークの強度によって測定される)に依存して、特異的なシロキサン調合物の潜在性(可使時間)は、かなり(たとえば20分から約100分に;表1を参照されたい)延ばすことができる。
要約すれば、本発明の方法は、用途が広く、簡単であり、かつ、環境にやさしい。それは、環状Ptシロキサン化合物の簡単なCOガス処理に基づくので、工業バッチサイズへのスケールアップは問題なく可能である。
以下の実施例は例示的であり、本発明の範囲を限定することなく本発明をより詳細に説明する場合がある。
一般コメント:COの取り扱いは常に、十分に換気されたフード下で行われるべきである。オペレータは、化学薬品を扱う仕事をするときはいつでもゴム手袋、防護面および安全眼鏡を着用すべきである。シロキサン出発原料、たとえば2,4,6,8−テトラビニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサンまたは2,4,6−トリビニル−2,4,6−トリメチルシクロトリシロキサンは、異なるベンダー(とりわけ:Gelest Inc.,USA;Chemos GmbH,Germany)から入手可能である。
Pt−CS(2,4,6,8−テトラビニル−2,4,6,8−テトラメチル−シクロテトラシロキサン−Pt(0)溶液)の製造は、公知の文献方法に従って行う、たとえば米国特許第4,743,377号明細書(Ashbyに付与された)および米国特許第3,814,730号明細書(Karstedtに付与された)を参照されたい。一般に、Pt−CSは、異なるベンダー(たとえば製品No.PT−50785,Umicore Precious Metals NJ,LLC)から商業的に入手可能である。典型的には、市販品のPt含有率は、2.0±0.1重量%Ptの範囲にある。しかし、より高いPt濃度(2〜20重量%)の製品が入手可能である。
白金触媒硬化試験:小試料(30g)のビニル終端ジメチルポリシロキサン(Andisil VS1000,Anderson & Ass.,Short Hills,NJ)を0.11gのPt−CS−CO触媒(2.0重量%Pt)と十分に混合する。1.25gのこのプレミックスを48.75gのVS1000と組み合わせる。20グラムのこのシロキサン調合物に、1.2gの架橋剤PS123(水素化ケイ素,UCT,Bristol,PA)を加える。このようにして得られた触媒される混合物の粘度を、0.3RPMで、25℃でBrookfield Viscometer LVTD(Model DV−1)で監視し、初期粘度を記録する。触媒される混合物の最終粘度が40.000cpsに達したとき、その時間を再び記録する。
相対硬化時間は分単位で与えられ;結果を表1に示す。結果として、本発明に従って製造されたPt−CS−CO触媒で、2成分ポリシロキサン組成物についての潜在性期間を著しく延ばすことができる。十分に飽和したステージ(IRにおける最高のCOピーク強度)でのPt−CS−CO触媒を使用するとき、相対硬化時間は98分に延ばされる。
実施例1
Pt(CO)−2,4,6,8−テトラエテニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサン(「Pt−CS−CO」)の製造
7.0ポンド(3.175kg)のPt−CS(2.0重量%Pt、供給業者Umicore,South Plainfield,NJ,USA)を4リットのガラスボトルに量り入れる。ボトルを蓋で閉め、十分排気されるフードに運び入れる。
15ポンドの一酸化炭素シリンダーをフードに据え付け、その後減圧弁をシリンダーの最上部に取り付ける。プラスチック使い捨てピペットの端をCOホースの端にホース留め金で取り付けられたい。ガラスボトルの蓋を取り外し、ピペットを、ビニタイを使用してボトルに固定する。COシリンダーの弁を開け、ゆっくりしたバブリング(おおよそ1バブル毎秒)があるにすぎないまでCOフローを減らす。反応は、IR分光法によって分析する。IRスペクトルは、ただ一つの顕著なC≡Oバンドを2043cm−1に示す。1、4および6時間のCOバブリング後に、溶液をIR分光法によってチェックする。室温で8時間のCOバブリング後に、COピークの強度は一定のままである。ピペットを溶液から取り除き、蓋をガラスボトル上に戻す。ガラスボトルを窒素で最後にパージする。比較のために、非CO含有Pt−CS出発化合物を同様に分析し、それは2000〜2200cm−1の領域にいかなるバンドも示さない(図1を参照されたい)。
IRおよびラマンスペクトルの理論計算に関するコンピューターによる研究に基づき、生じたPt−CS−CO錯体において一つだけのCO分子がPt原子に配位していることが示される。さらに、錯体は、シクロシロキサン骨格の配位した2つのビニル基がトランス−立体配置で結合している、トランス異性体として存在する。Pt含有率は2.0±0.1重量%である。
実施例2
CS/キシレン溶液中のPt(CO)−2,4,6,8−テトラエテニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサン(「Pt−CS−CO」)の製造
1.10ポンド(0.5kg)のPt−CS(15.0重量%Pt、供給業者Umicore,South Plainfield,NJ,USA)を4リットルのガラスボトルに量り入れる。3.31ポンド(1.5kg)の2,4,6,8−テトラエテニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサン(CS)および2.75ポンド(1.25kg)のキシレンを加え、最終溶液を混合して2.0重量%Pt溶液をもたらす。ボトルを蓋で閉め、十分排気されるフードに運び入れる。
15ポンドの一酸化炭素シリンダーをフードに据え付け、その後減圧弁をシリンダーの最上部に取り付ける。プラスチック使い捨てピペットの端をCOホースの端にホース留め金で取り付けられたい。ガラスボトルの蓋を取り外し、ピペットを、ビニタイを使用してボトルに固定する。COシリンダーの弁を開け、ゆっくりしたバブリング(おおよそ1バブル毎秒)があるにすぎないまでCOフローを減らす。1時間のCOバブリング後に、溶液をチェックする。室温で8時間のCOバブリング後に、ピペットを溶液から取り除き、蓋をガラスボトル上に戻す。得られた生成物をIR分光法によって分析する。Pt含有率は2.0±0.1重量%である。

Claims (17)

  1. 白金原子に結合した少なくとも1つのCO配位子と少なくとも1つのシロキサン配位子とを含むPt−カルボニル−シロキサン化合物の製造方法であって、ガス状一酸化炭素(CO)が有機溶媒での溶液中でPt−シロキサン化合物と反応させられる方法。
  2. 前記シロキサン配位子がビニル終端シクロシロキサンである、請求項1に記載の方法。
  3. 前記シロキサン配位子が、2,4,6−トリ−エテニル−2,4,6−トリメチルシクロトリシロキサン、2,4,6−トリ−エテニル−2,4,6−トリエチルシクロトリシロキサン、2,4,6−トリ−エテニル−2,4,6−トリプロピルシクロトリシロキサン、2,4,6−トリ−エテニル−2,4,6−トリブチルシクロトリシロキサン、2,4,6−トリ−エテニル−2,4,6−トリフェニルシクロトリシロキサン、2,4,6,8−テトラ−エテニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサン、2,4,6,8−テトラ−エテニル−2,4,6,8−テトラエチルシクロテトラシロキサン、2,4,6,8−テトラ−エテニル−2,4,6,8−テトラプロピルシクロテトラシロキサン、2,4,6,8−テトラ−エテニル−2,4,6,8−テトラブチルシクロテトラシロキサン、2,4,6,8−テトラ−エテニル−2,4,6,8−テトラフェニルシクロテトラシロキサン、2,4,6,8,10−ペンタ−エテニル−2,4,6,8,10−ペンタメチルシクロペンタシロキサン、2,4,6,8,10−ペンタ−エテニル−2,4,6,8,10−ペンタエチルシクロペンタシロキサン、2,4,6,8,10−ペンタ−エテニル−2,4,6,8,10−ペンタプロピルシクロペンタシロキサン、2,4,6,8,10−ペンタ−エテニル−2,4,6,8,10−ペンタブチルシクロペンタシロキサン、2,4,6,8,10−ペンタ−エテニル−2,4,6,8,10−ペンタフェニルシクロペンタシロキサンならびにそれらの混合物および組み合わせからなる群から選択される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記シロキサン配位子が、2,4,6,8−テトラ−エテニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサンもしくは2,4,6−トリ−エテニル−2,4,6−トリメチルシクロトリシロキサンまたはそれらの混合物である、請求項1または2に記載の方法。
  5. 前記白金−シロキサン化合物のPt含有率が0.1〜10重量%Ptの範囲にある、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. CO付加のための反応時間が1〜20時間の範囲にある、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 反応温度が10〜50℃の範囲にある、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記CO付加が、大気圧でまたは高められた圧力下でバブリングすることによって行われる、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 用いられる前記少なくとも1つのシロキサン配位子が、有機溶媒として使用される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. ベンゼン、トルエン、o−、m−もしくはp−キシレンまたはそれらの混合物からなる群から選択される芳香族炭化水素溶媒が有機溶媒として使用される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つのシロキサン配位子と芳香族炭化水素溶媒との混合物が、溶媒として使用される、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  12. Pt/COのモル比が、1:2〜2:1の範囲に、好ましくは1:1.2〜1.2:1の範囲にある、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 式II
    (式中、2つのη−2−エテニル基は、シクロシロキサン骨格との関係でトランス−立体配置で前記Pt原子に結合している)
    に従った白金カルボニル[2,4−ジ(η−2−エテニル)−6,8−ジエテニル−2,4,6,8−テトラメチル−シクロテトラシロキサン]。
  14. 式IV
    (式中、前記2つのη−2−エテニル基は、シクロシロキサン骨格との関係でトランス−立体配置で前記Pt原子に結合している)
    に従った白金カルボニル[2,4−ジ(η−2−エテニル)−6−エテニル−2,4,6−トリメチルシクロトリシロキサン]。
  15. 各Pt化合物において前記2つのη−2−エテニル基がシクロシロキサン骨格との関係でトランス−立体配置で前記Pt原子に結合している、白金カルボニル[2,4−ジ(η−2−エテニル)−6,8−ジエテニル−2,4,6,8−テトラメチルシクロテトラシロキサン]と白金カルボニル[2,4−ジ(η−2−エテニル)−6−エテニル−2,4,6−トリメチルシクロトリシロキサン]との混合物を含む触媒。
  16. ヒドロシリル化のための触媒としての請求項13〜15のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  17. シロキサンの架橋および硬化のための触媒としての請求項13〜15のいずれか一項に記載の化合物の使用。
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