JP2014526576A - 組成物およびそれらから形成される物品 - Google Patents

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Abstract

本発明は、少なくとも以下:A)エチレン/α−オレフィンインターポリマー、B)オレフィン系ポリマー、およびC)架橋剤を含み、成分A)のエチレン/α−オレフィンインターポリマーが以下の特性:i)密度が0.850g/cc以上;ii)「総不飽和に対するビニル基」のモル比が1/10以上;iii)I10/I2比が6.2から40;を有する、組成物を提供する。
【選択図】なし

Description

関連出願の参照
本出願は、2011年9月12日に出願された米国仮特許出願第61/533,285号の利益を主張するものであり、参照により本明細書に組み込まれる。
熱可塑性加硫物(TPV)は、ゴムと熱可塑性物質との非混和性のブレンド物の動的加硫、すなわち、熱可塑性物質との溶融混合中にゴムの選択的架橋によって生成される。結果として、TPVの弾力性および溶融加工性の両方を提供する、熱可塑性物質母材中に分散した架橋ゴム粒子からなる生成物が得られる。非架橋のTPEの同等品と比較すると、TPVは、耐熱性、圧縮永久ひずみ、耐薬品性および引張強度に関して優れた特性を有する。工業用TPVの大半は、典型的にはフェノール誘導体を用いて架橋する、EPDMとポリプロピレン(PP)とのブレンド物をベースとする。
熱可塑性加硫物は、過酸化物硬化系を用いることにより有利に生成し得る。「過酸化物硬化したEPDM/PP TPV」は、通常優れた熱安定性および優れた圧縮永久ひずみを維持しながら、フェノール硬化TPV生成物よりも低い色彩および少ない残渣を示す。米国特許第3,806,558号は、エチレンプロピレンジエンターポリマー(EPDM)が、ポリプロピレンの存在下で動的加硫により部分的に硬化されて優れた物理的特性を有する再加工可能な材料を提供し得ることを開示している。ポリマー鎖中のジエン成分は架橋効率を改善するが、耐環境劣化性に乏しいこととなる。代わりに、ジエン基のないエチレン−アルファオレフィンコポリマーが過酸化物硬化したTPVにおけるゴム相として用いられ得る。参考日本特許第3359505号は、メタロセン触媒によって生成したエチレン−オクテンコポリマーを用いて環境劣化を改善した熱可塑性ポリマー組成物を開示している。しかし、メタロセン−触媒されたエチレン−オクテンコポリマーは、架橋用途向けに最適化されていない不飽和性基をかなりの高レベルで有する。
圧縮永久ひずみおよび他の機械的特性が改善された新しいTPV調合物を有することは、これらの用途の多くのために望ましいであろう。
国際公開第2011/002998号は、低レベルの総不飽和を含むエチレンポリマーを開示している。こうしたエチレンポリマーを用いる組成物およびそれらから作られる二次加工品も開示している。
国際公開第2011/002986号は、低レベルの長鎖分岐を有するエチレンポリマーを開示している。これらのポリマーから作られ、広範囲の温度で優れたホットタック強度を有する薄膜および薄膜層も開示している。
国際公開第2007/136497号は、大きく、平面的な、芳香族または置換された芳香族の基を含む多官能性ルイス塩基配位子の1種または複数の金属錯体を含む触媒組成物、および、それらを用いる重合プロセス、特に連続的な、高い触媒効率での1種または複数のα−オレフィンの溶液重合を開示している。国際公開第2007/136496号および国際公開第2007/136494号も参照されたい。
米国特許第5272236号は、メルトフロー比率(melt flow ratio)が(I10/I2)≧5.63であり、方程式Mw/Mn≦(I10/I2)−4.63によって定義される分子量分布を有し、グロスメルトフラクチャー(gross melt fracture)の始めの臨界せん断応力が約4×10ダイン/cmより大きい、実質的に直鎖のオレフィンポリマー、ならびにそれらの製造方法を開示している。実質的に直鎖のオレフィンポリマーは、好ましくは少なくとも約「0.01長鎖分岐/1000炭素」を有し、分子量分布は約1.5から約2.5である。ポリマーは、改善された加工可能性を有し、ファイバー、薄膜および成形品などの二次加工品を生成するのに有用である。米国特許第5278272号も参照されたい。
日本特許第3359505号明細書は、環境劣化への耐性のための熱可塑性ポリマー組成物を開示している。熱可塑性ポリマー組成物は、(A)エチレンおよび少なくとも1種のC3〜C10のα−オレフィン(密度0.85〜0.91g/cm、Mw/Mn<3.0)を含む100重量部のオレフィンポリマー、(B)5〜100重量部のプロピレンポリマー、(C)5〜250重量部の油、(D)0.02〜3重量部のラジカル重合開始剤、ならびに(E)ジビニルベンゼンおよびトリアリルイソシアヌレートから選択される0.1〜5重量部の少なくとも1種の架橋補助剤を含む。組成物は、成分Cを除いた成分を加熱および混錬して、部分的に架橋した混合物にし、次いでその後に成分Cを加えることにより得られ得る。
欧州特許出願公開第0751182(A1)号は、10重量部から60重量部未満の結晶性ポリオレフィン樹脂(A)、および90重量部から40重量部を超えるエチレン/α−オレフィン/非共役高分子ゴム(B)を含むオレフィン熱可塑性エラストマー組成物を開示している。ゴム(B)は、メタロセン触媒の存在下で、エチレン、C3〜C20のα−オレフィン、および非共役ポリエンのランダム共重合により得られる。
米国特許第6548600号は、エチレン/α−オレフィンポリマーの溶融ブレンド、およびポリプロピレンまたはプロピレン/α−オレフィンコポリマーなどの高融点ポリマーを含む、レオロジーが改質された熱可塑性エラストマー組成物を開示している。レオロジーの改質は、過酸化物および遊離基共作用剤(free radical coagent)の組み合わせにより誘発される。得られる組成物は、エラストマー相、非エラストマー相、および過酸化物単独でレオロジー改質されたそれらと類似の組成物を超えるある種の物理的特性を有する。組成物は、艶出しや熱成形工程などを介して自動車用計器パネル外板などの種々の製造物品を作るのに使用され得る。
さらなるポリマー組成物は、以下の参考、米国特許第6121383号、同第6147160号、同第6277916号、同第6476132号、同第6774186号、同第4130535号、同第5672660号、同第4948840号、同第7906586号、同第7338994号;米国公開第2002/0151647号、同第2007/0021564号、同第2007/0037931号、同第2006/0199910号、同第2002/0151647号、同第2007/0167575、および欧州特許第1940945(B1)号に開示されている。
圧縮永久ひずみおよび機械的特性が改善されたTPV組成物に対する必要性が依然として存在する。ゴム粒径が小さく(したがって表面積および界面体積率が大きい)、ゴム相と塑性相間の界面接着性を増加する(全て改善された機械的性質で示される)、こうした組成物も必要性がある。ゴムと熱可塑性物質との相溶性および拡散パラメータは、界面厚およびインターポリマーの絡み合いに影響し、したがって分散相粒径のサイズならびに機械的および弾性特性を決定する。これらの必要性およびその他が以下の発明により満たされている。
本発明は、少なくとも以下
A)エチレン/α−オレフィンインターポリマー、
B)オレフィン系ポリマー、および
C)架橋剤、
を含み、成分A)のエチレン/α−オレフィンインターポリマーが以下の特性
i)密度が0.850g/cc以上;
ii)「総不飽和に対するビニル基」のモル比が1/10以上;
iii)I10/I2比が6.2から40;
を有する、組成物を提供する。
上記のように、本発明は、少なくとも以下
A)エチレン/α−オレフィンインターポリマー、
B)オレフィン系ポリマー、および
C)架橋剤、
を含み、成分Aのエチレン/α−オレフィンインターポリマーが以下の特性
i)密度が0.850g/cc以上;
ii)「総不飽和に対するビニル基(R値)」のモル比が1/10以上;
iii)I10/I2比が6.2から40、または6.5から32;
を有する、組成物を提供する。
一実施形態において、成分A)のエチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。さらなる実施形態において、α−オレフィンは、C3〜C10のα−オレフィンから選択される。
一実施形態において、「総不飽和に対するビニル基」のモル比は、1/3以上、または2/5以上、または1/2以上、または3/5以上である。さらなる実施形態において、成分Aのエチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
一実施形態において、総不飽和は、総炭素原子100,000個当たりの不飽和結合が125個以下である。さらなる実施形態において、成分Aのエチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
一実施形態において、成分Aのエチレン/α−オレフィンインターポリマーは、「B値」が1.0である。さらなる実施形態において、成分Aのエチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
一実施形態において、成分Cの架橋剤は、過酸化物架橋剤、アジド架橋剤、ポリオルガノシロキサンヒドロシリル化架橋剤、またはそれらの組み合わせから選択される。さらなる実施形態において、架橋剤は、(成分Aの量に基づいて)0.5から6PHR、または0.5から3PHRの量が存在する。
一実施形態において、成分Cの架橋剤は、過酸化物架橋剤、アジド架橋剤、またはそれらの組み合わせから選択される。さらなる実施形態において、架橋剤は、(成分Aの量に基づいて)0.5から6PHR、または0.5から3PHRの量が存在する。
一実施形態において、組成物は共作用剤をさらに含む。
一実施形態において、共作用剤は、トリアリルシアヌレート(trially cyanurate)、トリアリルイソシアヌレート(trially isocyanurate)、または三官能性アクリレートから選択される。
一実施形態において、共作用剤は、三官能性アクリレートである。
一実施形態において、共作用剤に対する架橋剤のモル比は、1から1/5または1/2から1/5、または1/3から1/5である。
一実施形態において、成分Aは、成分AおよびBの重量に基づいて30重量パーセント以上、または40重量パーセント以上、または50重量パーセント以上の量が存在する。
一実施形態において、成分Aは、成分AおよびBの合計重量に基づいて20から80重量パーセントの量が存在する。
一実施形態において、成分Aは、成分AおよびBの合計重量に基づいて55から80重量パーセントの量が存在する。
一実施形態において、成分Aは、成分AおよびBの合計重量に基づいて60から75重量パーセントの量が存在する。
一実施形態において、成分Bは、成分AおよびBの合計重量に基づいて20から80重量パーセントの量が存在する。
一実施形態において、成分Bは、成分AおよびBの合計重量に基づいて20から45重量パーセントの量が存在する。
一実施形態において、成分Bは、成分AおよびBの合計重量に基づいて25から40重量パーセントの量が存在する。
一実施形態において、成分AおよびBは、組成物の重量に基づいて60重量パーセントより多い、または70重量パーセントより多い、または80重量パーセントより多い、または90重量パーセントより多い量が存在する。
一実施形態において、成分AおよびBは、組成物のポリマー成分の重量に基づいて60重量パーセントより多い、または70重量パーセントより多い、または80重量パーセントより多い、または90重量パーセントより多い量が存在する。
一実施形態において、組成物は、組成物の重量に基づいて1重量パーセント未満、さらには0.5重量パーセント未満、およびさらには0.1重量パーセント未満のポリウレタンを含む。
一実施形態において、組成物はポリウレタンを含有しない。
一実施形態において、組成物は、ポリウレタン、エチレン酢酸ビニル、酢酸ビニル、ポリエステルまたはポリアミドから選択される、組成物の重量に基づいて1重量パーセント未満、さらには0.5重量パーセント未満、およびさらには0.1重量パーセント未満の極性ポリマーを含む。
一実施形態において、組成物は、ポリウレタン、エチレン酢酸ビニル、酢酸ビニル、ポリエステルまたはポリアミドから選択される極性ポリマーを含まない。
一実施形態において、組成物は、組成物の重量に基づいて1重量パーセント未満、さらには0.5重量パーセント未満、およびさらには0.1重量パーセント未満の、無水マレイン酸もしくはマレイン酸またはそれらの誘導体で官能化された非塩素化エチレン系ポリマーを含む。
一実施形態において、組成物は、無水マレイン酸もしくはマレイン酸またはそれらの誘導体で官能化された非塩素化エチレン系ポリマーを含まない。
一実施形態において、組成物は、組成物の重量に基づいて1重量パーセント未満、さらには0.5重量パーセント未満、およびさらには0.1重量パーセント未満の、無水マレイン酸もしくはマレイン酸またはそれらの誘導体で官能化された非塩素化プロピレン系ポリマーを含む。
一実施形態において、組成物は、無水マレイン酸もしくはマレイン酸またはそれらの誘導体で官能化された非塩素化プロピレン系ポリマーを含まない。
本発明は、本発明の組成物から形成される架橋組成物も提供する。
一実施形態において、架橋組成物は、70℃で22時間で、50%以下の圧縮永久ひずみを有する。
一実施形態において、架橋組成物は、120℃で70時間で、67%以下、およびさらには65%以下の圧縮永久ひずみを有する。
一実施形態において、架橋組成物は、40wt%以上、または60wt%以上、または80wt%以上のゲル含有量を有する。
本発明は、本発明の組成物から形成される少なくとも1種の成分を含む物品も提供する。さらなる実施形態において、物品は、ドア外郭(door profile)、窓外郭(window profile)、ガスケットまたは成形部品である。
本発明の組成物は、本明細書に述べるような2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでいてもよい。
本発明の物品は、本明細書に述べるような2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでいてもよい。
成分Aのエチレン/α−オレフィンインターポリマーは、本明細書に述べるような2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでいてもよい。
成分Bのオレフィン系ポリマーは、本明細書に述べるような2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでいてもよい。
成分Cの架橋剤は、本明細書に述べるような2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでいてもよい。
エチレン/α−オレフィンインターポリマー(成分A)
一実施形態において、エチレン系ポリマーは、エチレン/α−オレフィンインターポリマー、および好ましくはエチレン/α−オレフィンコポリマーである。
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、0.850g/cc以上、または0.855g/cc以上、または0.860g/cc以上の密度(1cc=1cm)を有する。さらなる実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、0.920g/cc以下、または0.915g/cc以下、または0.910g/cc以下、または0.900g/cc以下の密度を有する。さらなる実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
さらなる実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、0.850から0.910g/cc、または0.850から0.900g/cc、または0.850から0.890g/cc、または0.855から0.880g/ccの密度を有する。さらなる実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、0.02g/10min以上、または0.05g/10min以上、または0.1g/10min以上のメルトインデックス(I2)を有する。さらなる実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、0.1g/10min以上、または0.2g/10min以上、または0.4g/10min以上のメルトインデックス(I2)を有する。さらなる実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、50g/10min以下、または40g/10min以下、または30g/10min以下、または20g/10min以下のメルトインデックス(I2)を有する。さらなる実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、20g/10min以下、または10g/10min以下、または5g/10min以下、または2g/10min以下のメルトインデックス(I2)を有する。さらなる実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、GPCで測定される分子量分布(Mw/Mn)が1.2以上、または1.5以上、または2.0以上である。さらなる実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、GPCで測定される分子量分布(Mw/Mn)が3.5以下、または3.0以下、または2.8以下である。さらなる実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
コモノマーには、これに限定されないが、プロピレン、イソブチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、および1−オクテン、ポリエン、スチレン、ハロ−置換されたスチレン、アルキル−置換されたスチレン、テトラフルオロエチレン、ビニルベンゾシクロブテン、ナフテン酸、シクロアルケン(例えば、シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロオクテン)、ならびにそれらの混合物が含まれる。典型的にかつ好ましくは、エチレンは、1種のC3〜C20の非環式α−オレフィンで、および好ましくは1種のC3〜C10の非環式α−オレフィンで、共重合される。好ましいコモノマーには、プロペン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテンおよび1−オクテンが含まれ、より好ましくはプロペン、1−ブテン、1−ヘキセンおよび1−オクテンが含まれる。
例示的なコポリマーには、エチレン/プロピレン(EP)コポリマー、エチレン/ブテン(EB)コポリマー、エチレン/ヘキセン(EH)コポリマー、エチレン/オクテン(EO)コポリマーが含まれる。好ましいコポリマーには、EP、EB、EHおよびEOポリマーが含まれる。
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、融点(Tm)が20℃以上、または25℃以上である。さらなる実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
一実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、融点(Tm)が50℃以下、または45℃以下である。さらなる実施形態において、エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである。
成分Aのエチレン/α−オレフィンインターポリマーは、「シラン−グラフト」ではなく、「MAH−グラフト」でもない。
国際公開第2007136494号、国際公開第2007136496号、国際公開第2007136497号、国際公開第2011002986号、および国際公開第2011002998号に開示されている多価のアリールオキシエーテル化合物などのある種の金属錯体から形成されるある種のエチレン/α−オレフィンインターポリマーは、優れた特性を有するTPV組成物を形成するのに用いてもよいことが発見されている。これらの高分子量エチレン−α−オレフィンインターポリマーは、より高レベルの不飽和末端基、および典型的にはより低いLCBを有する。より高レベルの不飽和末端基が、トラップされた絡み合い密度を増加することによって、より良い網状組織の形成を促進し、インターポリマー中のより低いLCBレベルが、ゴム/熱可塑性物質の界面における拡散を改善して、TPV組成物中のより大きい界面厚を提供することが提案されている。出願者は、改善された引張強度、伸長および圧縮永久ひずみを有するこうしたインターポリマーからTPV組成物が形成されることを発見している。
エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、本明細書に述べるような2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでいてもよい。
エチレン/α−オレフィンコポリマーは、本明細書に述べるような2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでいてもよい。
オレフィン系ポリマー(成分B)
一実施形態において、オレフィン系ポリマーは、エチレン系ポリマーまたはプロピレン系ポリマーである。
一実施形態において、オレフィン系ポリマーは、ポリプロピレンホモポリマー、プロピレン/エチレンコポリマー、プロピレン/α−オレフィンコポリマー、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、および不均一に分岐したエチレン/α−オレフィンインターポリマーならびにさらなるコポリマーからなる群から選択される。不均一に分岐したエチレン系インターポリマー、およびさらに別のコポリマーは、典型的にはチーグラー/ナッタ(Ziegler/Natta)触媒系で調製される。これらの直鎖のインターポリマーおよびコポリマーは、長鎖分岐、または測定可能な量の長鎖分岐がほとんどない。さらなる実施形態において、α−オレフィンは、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセンまたは1−オクテンから選択される。
一実施形態において、成分Bのオレフィン系ポリマーは、140℃より高い、または150℃より高い融点(Tm)を有する。さらなる実施形態において、オレフィン系ポリマーは、プロピレン系ポリマーである。
一実施形態において、成分Bのオレフィン系ポリマーは、165℃未満、または160℃未満の融点(Tm)を有する。さらなる実施形態において、オレフィン系ポリマーは、プロピレン系ポリマーである。
一実施形態において、成分Bのオレフィン系ポリマーは、0.855g/cc以上、または0.860g/cc以上、または0.870g/cc以上の密度(1cc=1cm)を有する。さらなる実施形態において、オレフィン系ポリマーは、プロピレン系ポリマーである。
一実施形態において、成分Bのオレフィン系ポリマーは、0.915g/cc以下、または0.910g/cc以下、または0.905g/cc以下の密度(1cc=1cm)を有する。さらなる実施形態において、オレフィン系ポリマーは、プロピレン系ポリマーである。
一実施形態において、オレフィン系ポリマーは、プロピレン系ポリマーである。
一実施形態において、プロピレン系ポリマーは、ポリプロピレンホモポリマー、プロピレン/α−オレフィンインターポリマー、またはプロピレン/エチレンインターポリマーから選択される。
一実施形態において、成分Bのプロピレン系ポリマーは、0.1から50、または0.1から20、または0.1から10、または0.1から5g/10minのメルトフローレート(MFR)を有する。さらなる実施形態において、プロピレン系ポリマーは、ポリプロピレンホモポリマーである。別の実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/α−オレフィンインターポリマー、および好ましくはコポリマーである。別の実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/エチレンインターポリマー、および好ましくはコポリマーである。
一実施形態において、成分Bのプロピレン系ポリマーは、0.5から50、または0.5から20、または0.5から10、または0.5から5g/10minのメルトフローレート(MFR)を有する。さらなる実施形態において、プロピレン系ポリマーは、ポリプロピレンホモポリマーである。別の実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/α−オレフィンインターポリマー、および好ましくはコポリマーである。別の実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/エチレンインターポリマー、および好ましくはコポリマーである。
一実施形態において、ポリプロピレンポリマーは、DSCにより測定される融解熱(ΔHf)が75J/g以上、または80J/g以上、または85J/g以上である。さらなる実施形態において、プロピレン系ポリマーは、ポリプロピレンホモポリマーである。別の実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/α−オレフィンインターポリマー、および好ましくはコポリマーである。別の実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/エチレンインターポリマー、および好ましくはコポリマーである。
一実施形態において、プロピレン系ポリマーは、DSCにより測定される融点(Tm)が140℃以上、または150℃以上、または155℃以上である。
一実施形態において、プロピレン系ポリマーは、DSCにより測定される融点(Tm)が170℃以下、または165℃以下である。
一実施形態において、プロピレン系ポリマーは、融点が140℃から165℃、または150℃から165℃、または155℃から165℃である。さらなる実施形態において、プロピレン系ポリマーは、ポリプロピレンホモポリマーである。別の実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/α−オレフィンインターポリマー、および好ましくはコポリマーである。別の実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/エチレンインターポリマー、および好ましくはコポリマーである。
一実施形態において、プロピレン系ポリマーは、分子量分布Mw/Mn(MWD)が2.5以上、または3.0以上、または4.0以上である。さらなる実施形態において、プロピレン系ポリマーは、ポリプロピレンホモポリマーである。別の実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/α−オレフィンインターポリマー、および好ましくはコポリマーである。別の実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/エチレンインターポリマー、および好ましくはコポリマーである。
一実施形態において、プロピレン系ポリマーは、分子量分布Mw/Mn(MWD)が20以下、または15以下、または10以下である。さらなる実施形態において、プロピレン系ポリマーは、ポリプロピレンホモポリマーである。別の実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/α−オレフィンインターポリマー、および好ましくはコポリマーである。別の実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/エチレンインターポリマー、および好ましくはコポリマーである。
一実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/α−オレフィンコポリマーである。プロピレン/α−オレフィンコポリマーにおいて有用ないくつかのα−オレフィンは、C4〜C20のα−オレフィンの群から選択してもよい。適したα−オレフィンの例には、これに限定されないが、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、および1−オクテンが含まれる。
一実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレン/エチレンインターポリマー、および好ましくはコポリマーである。さらなる実施形態において、プロピレン/エチレンコポリマーは、組成物の重量に基づいて、3重量パーセント以下のエチレンを含む。
一実施形態において、プロピレン系ポリマーは、プロピレンホモポリマーである。
有用なポリプロピレンホモポリマーおよびプロピレン/エチレンコポリマーの例には、PP534−1(ExxonMobil Corp.から入手可能)、PROFAX 6823(LyondellBasell, Inc.から入手可能)、ARISTECH D008M(Aristech Corpから入手可能)、HF 136MO(Borealis AGから入手可能)、F008F(Sunoco, Inc.から入手可能)、およびDOW H10−02N Polypropylene Resinが含まれる。
ポリプロピレンホモポリマーは、本明細書に述べるような2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでいてもよい。
プロピレン/α−オレフィンインターポリマー、またはコポリマーは、本明細書に述べるような2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでいてもよい。
プロピレン/エチレンインターポリマー、またはコポリマーは、本明細書に述べるような2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでいてもよい。
架橋剤(C)
架橋剤には、これに限定されないが、過酸化物架橋剤、有機アジド架橋剤、フェノール系硬化剤、硫黄含有化合物、およびそれらの組み合わせが含まれる。
一実施形態において、架橋剤は、少なくとも1種の過酸化物架橋剤、少なくとも1種の有機アジド架橋剤、またはそれらの組み合わせから選択される。
過酸化物は、これに限定されないが、過酸化ジ−tertブチル、過酸化tertブチルクミル、過酸化ジクミル、2,5−ジメチル−2,5−ジ−(tertブチルペルオキシ)ヘキサン、ジ−(tertブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、tertブチルペルオキシ安息香酸、および1,1−ジ−(tertブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンとして含まれる。
有機アジド架橋剤は、これに限定されないが、ベンゼン−1,3−ビス(スルホニル)アジドおよびシクロ−ヘキサン−1,4−ジ(スルホニル)−アジドとして含まれる。
架橋剤は、本明細書に述べるような2つ以上の実施形態の組み合わせを含んでいてもよい。
一実施形態において、本発明の架橋組成物は、ペレット化してもよい。
応用
本発明は、成分Bと動的加硫によって硬化した成分Aとをブレンドするステップを含む、TPV組成物を製造するプロセスも提供する。
本発明の組成物に基づく熱可塑性加硫物は、好ましくは動的加硫技術を利用することにより調製される。動的加硫は、それにより可塑性物質、ゴムおよびゴム硬化剤のブレンド物が、ゴムの硬化中にドロドロにされるプロセスである。「動的」と言う語は、加硫可能な組成物が加硫ステップ中に動かない(一定の相対空間内にある)「静的」加硫とは対照的に、混合物が加硫ステップ中にせん断力を受けることを意味する。動的加硫の1つの利点は、架橋ゴムが熱可塑性物質母材中に十分分散している場合に、弾塑性の(熱可塑性エラストマーの)組成物が得られ得ることである。動的加硫の例は、米国特許第3,037,954号、第3,806,558号、第4,104,210号、第4,116,914号、第4,130,535号、第4,141,863号、第4,141,878号、第4,173,556号、第4,207,404号、第4,271,049号、第4,287,324号、第4,288,570号、第4,299,931号、第4,311,628号および第4,338,413号に記載されており、それぞれが参照により本書に組み込まれる。
動的加硫プロセスによりTPVを調製するために種々の混合装置を用いてもよい。例示的な混合装置には、BRABENDERミキサー、BANBURYミキサーなどのバッチ式ミキサー、FARRELL連続式ミキサーなどの連続式ミキサー、およびCOPERION ZSK 53などの、1つまたは複数のスクリューを有する押出成形機が含まれる。1つまたは複数のこうした混合装置は、押出成形機を含め、連続して用いてもよい。
熱可塑性物質、ゴムおよび硬化剤は、個別の注入流として、ドライブレンドとして、またはマスターバッチとして加熱したミキサーに加えてよい。TPVの調製に押出成形機を用いる時に、追加の油が必要な場合は、好ましくは油は、溶融混合機器内に提供される穴からギアポンプまたは同様の物を用いて加える。さらには、追加の添加剤または材料は、他の樹脂およびエラストマーを含め、溶融混合機器または同様の物のサイドフィーダーによって加えてもよい。
一実施形態において、組成物は少なくとも1種の添加剤をさらに含む。さらなる実施形態において、添加剤は、酸化防止剤、安定剤、顔料、充填剤、およびそれらの組み合わせから選択される。さらなる実施形態において、少なくとも1種の添加剤は、組成物の重量に基づいて、0.1から5重量パーセント、好ましくは0.1から1重量パーセントの量が存在する。
一実施形態において、組成物は充填剤をさらに含む。さらなる実施形態において、充填剤は、CaCO3、粘度、滑石、カーボンブラック、およびそれらの組み合わせからなる群から選択される。一実施形態において、充填剤は、組成物の重量に基づいて、1から50重量パーセント、好ましくは1から30重量パーセントの量が存在する。
一実施形態において、組成物は以下をさらに含む:
成分D:伸展油、例えばパラフィン油または他の可塑剤、
成分E:充填剤、例えばシリカまたは他の充填剤、
成分F:任意選択で、他の加工助剤または添加剤、例えば酸化防止剤。
本発明は、本発明の組成物から形成される少なくとも1種の成分を含む物品を提供する。
物品には、これに限定されないが、薄膜、薄板、自動車部品、建造物および建築材料(例えば、ドア外郭、窓外郭および屋根ふき材料)、コンピューター構成要素、ベルト、人工皮革、人工芝、布地、積層品、または射出成形部品、履物構成要素、敷物構成要素、ボールの空気袋、膨張機器、スイミングプールライナー、エアベッド、玩具、および家具部品などが含まれる。
物品は、これに限定されないが、押し出し法、射出成形および圧縮成形を含めた一般に知られた方法により形成され得る。
定義
「組成物」と言う語には、本明細書で使用する場合、組成物ならびに組成物の材料から形成される反応生成物および分解生成物を含む、材料の混合物が含まれる。
「ポリマー」と言う語は、本明細書で使用する場合、同種か異なる種類かに関わらず、モノマーを重合することにより調製される高分子化合物を指す。したがって総称のポリマーは、下文に定義するホモポリマーと言う語(微量の不純物がポリマー構造に組み込まれ得るという了解の下で、1種のみのモノマーから調製されるポリマーを指すのに使われる)、およびインターポリマーと言う語を包含する。
「インターポリマー」と言う語は、本明細書で使用する場合、少なくとも2種の異なるモノマーの重合により調製されるポリマーを指す。したがって総称のインターポリマーには、コポリマー(2種の異なるモノマーから調製されるポリマーを指すのに使われる)、および3種類以上の異なるモノマーから調製されるポリマーが含まれる。
「オレフィン系ポリマー」と言う語は、本明細書で使用する場合、(ポリマーの重量に基づいて)、大部分の量は重合したオレフィンモノマー、例えばエチレンまたはプロピレンを含み、かつ場合によっては1種または複数のコモノマーを含み得るポリマーを指す。
「エチレン系ポリマー」と言う語は、本明細書で使用する場合、(ポリマーの重量に基づいて)大部分の量は重合したエチレンモノマーを含み、かつ場合によっては1種または複数のコモノマーを含み得るポリマーを指す。
「エチレン/α−オレフィンインターポリマー」と言う語は、本明細書で使用する場合、(インターポリマーの重量に基づいて)大部分の量は重合したエチレンモノマーを含み、かつ少なくとも1種のα−オレフィンを含むインターポリマーを指す。
「エチレン/α−オレフィンコポリマー」と言う語は、本明細書で使用する場合、2種類のみのモノマーとして、(コポリマーの重量に基づいて)大部分の量は重合したエチレンモノマーを含み、かつα−オレフィンを含むコポリマーを指す。
「プロピレン系ポリマー」と言う語は、本明細書で使用する場合、(ポリマーの重量に基づいて)大部分の量は重合したプロピレンモノマーを含み、かつ場合によっては1種または複数のコモノマーを含み得るポリマーを指す。
「プロピレン/α−オレフィンインターポリマー」と言う語は、本明細書で使用する場合、重合した形態で、(インターポリマーの重量に基づいて)大部分の量はプロピレンモノマーを含み、かつ少なくとも1種のα−オレフィンを含むインターポリマーを指す。
「プロピレン/α−オレフィンコポリマー」と言う語は、本明細書で使用する場合、2種類のみのモノマーとして、重合した形態で、(コポリマーの重量に基づいて)大部分の量はプロピレンモノマーを含み、かつα−オレフィンを含むコポリマーを指す。
「プロピレン/エチレンインターポリマー」と言う語は、本明細書で使用する場合、重合した形態で、(インターポリマーの重量に基づいて)大部分の量はプロピレンモノマーを含み、かつエチレンを含むインターポリマーを指す。
「プロピレン/エチレンコポリマー」と言う語は、本明細書で使用する場合、2種類のみのモノマーとして、重合した形態で、(コポリマーの重量に基づいて)大部分の量はプロピレンモノマーを含み、かつエチレンを含むコポリマーを指す。
試験方法
密度
密度は、ASTM D−792−08に従って測定する。
メルトインデックス
エチレン系ポリマーのメルトインデックス(I2)(g/10min)を、ASTM D−1238−10を用いて測定した(条件:190℃/2.16kg)。表記「I5」は、ASTM D−1238−10を用いて条件190℃/5.0kgで測定されるメルトインデックス(g/10min)を指す。表記「I10」は、ASTM D−1238−10を用いて条件190℃/10.0kgで測定されるメルトインデックス(g/10min)を指す。表記「I21」は、ASTM D−1238−10を用いて条件190℃/21.6kgで測定されるメルトインデックス(g/10min)を指す。プロピレン系ポリマーについて、メルトフローレート(MFR)をASTM D−1238−10を用いて測定した(条件230℃/2.16kg)。
NMR試験
試料調製
13C NMR用に、10mmのNMR管において約「2.7gのストック溶媒」を「0.21gの試料」に追加し、次いで得られた溶液を窒素(N2)ボックス内で2時間パージすることにより試料を調製した。ストック溶媒は、「4gのPDCB−d4」を「0.025Mのアセチルアセトン酸クロム(緩和剤(relaxation agent))を含む39.2gのODCB」に溶解することにより作成した。管を加熱してその内容物を140〜150℃にすることにより、試料を溶解して、均質化した。
NORELL 1001−7、10mm NMR管内で、「〜130mgの試料」を「0.001MのCr(AcAc)3を含む、3.25gの重量で50/50のテトラクロロエタン−d2(Tetrachlorethane−d2)/ペルクロロエチレン」に加えることにより、1H NMR用に試料を調製した。酸化を防ぐために、管に挿入したピペットによって窒素(N2)を溶媒に通すバブリングにより、約5分間、試料をパージした。次いで試料に蓋をして、テフロン(登録商標)(TEFLON(登録商標))テープで密封し、次いで、試料の溶解を促進するために、室温で一晩浸漬させた。酸素暴露を最小限にするため、調製前および調整後の保管時は、試料をN2パージボックス内に保存した。均一性を確保するため、試料を加熱し、115℃でボルテックスした。
データ取得パラメータ
13C NMR用に、BRUKER Dual DUL高温CryoProbeを備えたBRUKER 400 MHz分光計を用いてデータを収集した。データは、「データファイルあたり過渡320」、「7.3秒パルス繰返し遅延(6秒遅延+1.3秒収集時間)」、「フリップ角90度」および試料温度120℃で逆ゲーテッドデカップリング(inverse gated decoupling)を用いて取得した。全ての測定は、試料回転無しでロックモードで行った。試料を、加熱した(125℃)NMR試料自動交換機への挿入の直前に均質化し、データ収集の前にプローブ内で7分間熱平衡化させた。
BRUKER Dual DUL高温CryoProbeを備えたBRUKER AVANCE 400 MHz分光計で、試料温度120℃で1H NMRを実行した。スペクトルを収集するために2つの実験を行い、総ポリマープロトンを定量化するために対照スペクトルを収集し、ポリマーの強いバックボーンピークを抑えるため、および末端基の定量のための高感受性スペクトルを可能にするためにダブルプリサチュレーション実験を行った。ZGパルス、4スキャン、SWH 10,000Hz、AQ1.64s、D1 14sで制御を行った。ダブルプリサチュレーション実験は、変更パルスシーケンス、lc1prf2.zz1、TD 32768、100スキャン、DS 4、SWH 10,000Hz、AQ 1.64s、D1 1s、D13 13sで行った。
ゲル含有量
ゲル含有量は、小型ソックスレー(Soxhlet)抽出法により測定し得る。試料は、約35mgから86mgの範囲の小片に切り分ける。3片の各試料を、トップローディング型電子化学天秤で、少なくとも4桁まで、個々に秤量する。各片を、アルミニウムのウインドウスクリーンからなる小型シリンダー内に置く。シリンダーの端部を普通の紙ホッチキスで閉じる。6つのアルミニウムシリンダーを、1つのフリットガラス製円筒ろ過器内に置く。円筒をジャケットを付けたソックスレー抽出器内に置き、キシレンで還流しながら一晩抽出する。最低12時間の抽出の終わりに、まだ温かい円筒をメタノール内で急冷する。メタノールがゲルを沈殿させて、シリンダーからの完全なゲルの除去をし易くする。沈殿したゲルを含むシリンダーを窒素で短期間パージして使われていないメタノールを追い出す。ゲルをアルミニウムシリンダーから鉗子で取り出し、アルミニウム秤量皿に載せる。ゲルを載せた皿を125℃で1時間真空乾燥する。乾燥して冷却したゲルをアルミニウム秤量皿から取り出し、トップローディング型電子化学天秤で直接秤量する。乾燥抽出ゲル重量を開始重量で割り、ゲル含有量パーセントを求める。
ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)
ポリマーの重量平均(Mw)および数平均(Mn)分子量を決定するため、およびMWD(=Mw/Mn)を決定するために、従来型のGPC測定を用いた。試料を、高温GPC機器(Polymer Laboratories, Inc.製、型番PL220)で分析した。
方法は、流体力学的容積の概念に基づいて、良く知られているユニバーサルキャリブレーション法を採用し、狭ポリスチレン(PS)標準(narrow polystyrene(PS) standards)を用いて、4つの混合したA、20μmカラム(Agilent(前、Polymer Laboratory Inc.)のPLgel Mixed A)と共に、システム温度140℃で動作させてキャリブレーションを実行した。試料は、1,2,4−トリクロロベンゼン溶媒中、濃度「2mg/mL」で調製した。流速は1.0mL/min、注入量は100マイクロリットルであった。
分子量測定は、狭分子量分布ポリスチレン標準(narrow molecular weight distribution polystyrene standards)(Polymer Laboratoriesより)を用い、それらの溶出体積と合わせて導いた。ポリエチレンおよびポリスチレンに適したMark−Houwink係数(WilliamsおよびWardによってJournal of Polymer Science, Polymer Letters, Vol. 6, (621) 1968に述べられた通り)を用いて相当するポリエチレン分子量を決定し、以下の方程式を導いた:
Mポリエチレン=a*(Mポリスチレン)
この方程式中、a=0.4316かつb=1.0である。重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)は、通常の方法で計算した。例えば、Mwは、以下の式に従って計算した:Mw=Σ wi Mi(式中、wiおよびMiは、それぞれ、GPCカラムから溶出した第i画分の重量分率と分子量である)。ポリエチレン換算の分子量計算は、Viscotek TriSECソフトウェアVersion 3.0を用いて行った。
示差走査熱量測定
示差走査熱量測定(DSC)は、エチレン系ポリマー(PE)試料およびプロピレン系ポリマー(PP)試料の融解温度、結晶化温度および結晶化度を測定するのに用いてもよい。約5から8mgの試料を秤量し、DSC皿に置く。蓋は、皿の上で端を折り曲げて空気の密閉を確実にする。試料皿をDSCセルに置き、次いで約10℃/minの速度で、PEについては温度180℃(PPについては230℃)まで加熱する。試料を、3分間この温度に維持する。次いで試料を、10℃/minの速度で、PEについては−60℃(PPについては−40℃)まで冷却し、3分間その温度で等温的に維持する。次に試料を、10℃/minの速度で、完全溶解まで加熱する(第2加熱)。第2の加熱曲線から決定された融解熱(Hf)を、PEの理論上の融解熱292J/g(PPは165J/g)で割り、その数に100をかけることにより、結晶化度パーセントを計算する(例えば、結晶化度%=(Hf/292J/g)×100(PEの場合))。
特に明記しない限り、それぞれのポリマー試料の融点(Tm)(1つまたは複数)は、上記で述べたように、DSCから得られる、第2の加熱曲線から決定される。結晶化温度(Tc)は、第1の冷却曲線から測定される。Tmは、加熱曲線上に示されるような、吸熱のピークで測定される温度である。Tcは、冷却曲線上に示されるような、発熱のピークで測定される温度である。
以下の実施例は、本発明を例示するが、本発明の範囲を限定することは意図しない。
材料
本発明の実施例および比較例の調製に用いる材料を表1に示す。
Figure 2014526576
代表的なEOコポリマーの重合:
全ての材料(エチレン、1−オクテン)およびプロセス溶媒(ISOPAR Eと商標登録され、Exxon Mobil Corporationから市販されている、沸点範囲が狭い高純度イソパラフィン系溶媒)を、反応環境に導入する前に分子篩で精製した。水素は、高純度等級として、それ以上は精製せず、圧力シリンダーへ供給した。反応器のモノマー供給(エチレン)ストリームを、機械式圧縮機により、反応圧力の525psigを超えるまで加圧した。溶媒およびコモノマー(1−オクテン)供給を、機械式容積移送式ポンプにより、525psigにおける反応圧力を超えるまで加圧した。個々の触媒成分を、精製した溶媒(ISOPAR E)で、指定の成分濃度まで手作業でバッチ希釈し、反応圧力の525psigを超えるまで加圧した。全ての反応供給流を、質量流量計で測定し、コンピューターにより自動化された制御システムで独立に制御した。
重合は、連続的溶液重合により行った。反応器は、リキッドフル(liquid full)、非断熱、等温の、撹拌機付き連続撹拌槽反応器(CSTR)からなる。反応器は、未使用の溶媒、モノマー、コモノマー、水素、および触媒成分の供給全ての独立制御を有する。未使用のモノマーおよびコモノマーの供給制御は、ポリマー密度を変更するために用いられる。混合した溶媒、モノマー、コモノマーおよび水素の反応器への供給は、熱交換器に供給ストリームを通すことにより、5℃から50℃、および典型的には25℃に温度制御される。未使用コモノマーの重合反応器への供給は、溶媒の供給と一緒に送り込む。重合反応器への全ての未使用供給は、CSTRの底部において反応器に注入される。触媒成分(ジルコニウム,[2,2’’’−[1,3−プロパンジイルビス(オキシ−κO)ビス[3’’,5,5’’−トリス(1,1−ジメチルエチル)−5’−メチル[1,1’:3’,1’’−ターフェニル]−2’−オラト−κO]]ジメチル−,(OC−6−33))を、特別に設計された注入針を用いて重合反応器に注入し、反応器の底部で斜めに注入した。主触媒成分の供給は、反応器モノマー濃度を特定の目標を維持するようにコンピューター制御した。2種の共触媒(アミン、ビス(水素化牛脂アルキル)メチル、テトラキス(ペンタフルオロフェニル)ホウ酸塩(1−)および修飾メチルアルミノキサン(MMAO))を、主触媒成分に対して計算したモル比に基づいて供給した。共触媒成分も、触媒注入と同様に設定された注入針を用いて重合反応器に注入した。反応器の内容物を、2枚羽根式撹拌機で連続的に回転させた。
第1の重合反応器(溶媒、モノマー、コモノマー、水素、触媒成分、および溶融ポリマーを含む)からの流出物を、CSTRから出し、反応を停止するために水と接触させた。さらに、当業界で慣例のように、この時点で種々の添加剤、例えば抗酸化剤を、ppmの量で加えた。次いでストリームをKENICS静的混合構成部品(KENICS static mixing elements)一式を用いて移動させ、触媒失活剤(catalyst kill)および添加剤を均等に分散させた。
添加剤追加に続き、流出物(溶媒、モノマー、水素、触媒成分、および溶融ポリマーを含む)を熱交換器に通して低い沸騰反応成分を除去する。次にポリマーストリームを液化させて溶媒、水素、ならびに未反応のモノマーおよびコモノマーを除去し、ポリマー溶融物をダイを用いて膨張させ、水冷し、均一の固体ペレットに切り分けた。重合条件の概要を、表2Aおよび2Bに示す。
Figure 2014526576
Figure 2014526576
実施例のTPV組成物に用いるエチレンα−オレフィンコポリマーの特性の概要を表3に、NMR特性評価を表4に示す。
Figure 2014526576
Figure 2014526576
エチレンα−オレフィンコポリマーはTPVに用いた。組成物を表5に示す。
Figure 2014526576
代表的なTPV調製
ポリマー(エチレン/オクテンコポリマー)ペレットを、ガラスビン内でパラフィン系油中で50℃で24時間吸収させ、スリップを最小化し混合時間を短縮した。油吸収したポリマーおよび熱可塑性樹脂(Dow H110−02N)を、HAAKEミキサーボウルに加え、190℃に加熱し、35rpmで回転した。材料を75rpmで4分間混合した。硬化剤パッケージ(共作用剤TAIC、その後に過酸化物LUPEROX 101−XL45またはLUPEROX F40M−SP)を溶融混合物に加え、混合をさらに3分間続けた。酸化防止剤を加え、混合をさらに1分間続けた。溶解物を内部ミキサーから取り出し、2ロールミル(RELIABLE 2ロールミルミキサー)で190℃でさらに混合した。溶解物を、ロールミルを通して薄板を形成し、得られた薄板を、葉巻型の試験片に巻き上げてからミルに縦置きに入れ、「巻いた薄板」をミルに通した。このステップを6回繰り返し、次いで試料を最終薄板としてミルから取り出した。最終薄板を、加熱されたプレス内(190℃)で2000psi未満の圧力で2分間余熱した。次いで、薄板を190℃で55000psi未満の圧力で4分間圧縮成形し、次いで55000psi未満の圧力で4分間冷却した。この手順は、目で見て分かるひびが無い優れた試験プラークを生成した。一組のプラークは、寸法が「7インチ×8インチ×1/16インチ」であり、他の組は寸法が「4インチ×6インチ×1/8インチ」であった。
ショアA硬度
ショアA型デュロメータ(Shore A type durometer)を用いて硬度測定を行った。デュロメータを、上記の圧縮成形手順に従って調製した厚さ約3mm(1/8インチ)のプラークの上に置いた。
圧縮永久ひずみ
圧縮永久ひずみを、ASTM D−395に従って70℃および120℃で測定した。厚さ約3mm(1/8インチ)の圧縮成形したプラークから直径29mm(±0.5mm)のパックを取り出した。それぞれの試料について、4つのパックをくぼみ、凹凸の厚みおよび不均質性を調査して、圧縮ひずみが25%に等しい、全高12.5mm(±0.5mm)になるように積み重ねた。それぞれの試料について、2種の温度で圧縮永久ひずみを2つの試験片で行った。
積み重ねたパックを圧縮装置に置いて、場所に組み込み、次いで器具を所定の時間に適した温度(22時間の場合は70℃、70時間の場合は120℃)に置いた。この試験においては、試験温度で応力を開放し、30分の平衡時間後に、室温で試料の厚さを測定する。圧縮永久ひずみは、圧縮後の試料の回復度の度合であり、方程式CS=(H0−H2)/(H0−H1)に従って計算される(式中、H0は試料の元の厚さ、H1はスペーサーバーを用いた厚さ、およびH2は圧縮力の除去後の試料の最終厚さである)。
応力ひずみ特性
引っ張り特性は、ASTM D−412に従い、引き伸ばし方向において同一の圧縮成形プラークから打ち抜きした微少引張(micro−tensile)試験片(1/16インチプラーク)を室温で測定した。引っ張りひずみは、初期ゲージ長に対するクランプ間の長さの増加量の比率から計算される。引っ張り応力は、引張荷重を試料の初期断面で割ることから決定される。上記の本研究に用いた特性評価法および特定条件の概要を表6に示す。TPVの特性を、下表7に概説する。
Figure 2014526576
Figure 2014526576
表7に示されるように、類似のショアA硬度において、本発明の実施例1は、比較例Aと比較してより低い「120℃圧縮永久ひずみ」を有する。本発明の実施例1の引張強度および最大伸長も、比較例Aのそれらより良い(より高い)。比較例Aと比較して、本発明の実施例3、4および5は、より良い(より低い)「70℃および120℃圧縮永久ひずみ」の値を有し、実施例3および4は改善された(より高い)100%弾性率、引張強度および最大伸長を有する。本発明の実施例2は、比較例Bと比較して、圧縮永久ひずみの改善(より低い値)を示した。同じショアA硬度において、本発明の実施例2は、比較例Bと比較して、増加した100%弾性率、引張強度および最大伸長も示した。概して、本発明の組成物は、圧縮永久ひずみ、弾性率、引張強度および伸長のより良いバランスを有する。
本発明は、下記の特許請求の範囲に記載の通りであり、前述の実施例においてかなり詳細に記述されているが、この詳細は例示を目的とするものであって、本発明を限定する物と解釈すべきでない。

Claims (15)

  1. 少なくとも以下
    A)エチレン/α−オレフィンインターポリマー、
    B)オレフィン系ポリマー、および
    C)架橋剤、
    を含み、成分A)のエチレン/α−オレフィンインターポリマーが以下の特性
    i)密度が0.850g/cc以上;
    ii)「総不飽和に対するビニル基」のモル比が1/10以上;
    iii)I10/I2比が6.2から40;
    を有する、組成物。
  2. 成分A)の前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーは、エチレン/α−オレフィンコポリマーである、請求項1に記載の組成物。
  3. 前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーが、0.850から0.910g/ccの密度を有する、請求項1または請求項2に記載の組成物。
  4. 成分Bの前記オレフィン系ポリマーは、プロピレン系ポリマーである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 共作用剤をさらに含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 前記共作用剤は、三官能性アクリレートである、請求項5に記載の組成物。
  7. 前記共作用剤に対する架橋剤のモル比が、1から1/5である、請求項5または請求項6に記載の組成物。
  8. 成分Aの前記エチレン/α−オレフィンインターポリマーが、成分AおよびBの合計重量に基づいて、20から80重量パーセントの量で存在する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 成分Bの前記オレフィン系ポリマーが、成分AおよびBの合計重量に基づいて、20から80重量パーセントの量で存在する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 成分AおよびBが、前記組成物の重量に基づいて、80重量パーセントより多い量で存在する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物から形成される、架橋組成物。
  12. 前記架橋組成物が、70℃で22時間で、50%以下の圧縮永久ひずみを有する、請求項11に記載の架橋組成物。
  13. 前記架橋組成物が、120℃で70時間で、67%以下の圧縮永久ひずみを有する、請求項11または請求項12に記載の架橋組成物。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物から形成される少なくとも1種の成分を含む、物品。
  15. 前記物品が、ドア外郭、窓外郭、ガスケットまたは成形部品である、請求項14に記載の物品。
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