JP2014524806A - 果物又は野菜の果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離器 - Google Patents

果物又は野菜の果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離器 Download PDF

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Abstract

本願は、果物又は野菜の果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離器に関するものである。遠心分離器は、中心軸の周りを回転する本体部、果肉及び汁を受け取る本体部により形成されるチャンバ及び本体部により規定され、本体部の周囲に弓形状に延在する細長い窓部を有している。従って、本体部が中心軸の周りを回転すると、チャンバ内の汁が窓部を通って流れるように促される。本願は、また、遠心分離器を有する果物又は野菜の果肉から果物又は野菜の汁を抽出するジューサにも関連している。

Description

本発明は、果物又は野菜の果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離器に関する。また、本発明は、遠心分離器を有する果物又は野菜の果肉から果物又は野菜の汁を抽出するジューサにも関する。
果物又は野菜のような食品のためのジューサは、果肉から汁を分離することで知られている。そのような装置は、食品の健康性及び味の利点のために非常に人気がある。ジューサの1つの形態は、遠心分離式ジューサである。
図1に、遠心分離式ジューサが示されている。そのようなジューサ1は筐体2を有しており、筐体2は、筐体2に回転可能に取り付けられた回転本体部3を備えている。回転本体部3は、基部4と、基部4の上面に取り付けられたおろし器(grater)5と、おろし器の周辺に立ち上がっており、果物又は野菜受取りチャンバ7を形成するように円錐形状で外側に向かって広がるこし器6とを有している。円柱形のガイド部8は果物をチャンバ7に送り込み、汁出口部9は、こし器6の通過を促された汁を受け取るようにこし器6の外側面の周りに形成され、果肉出口部11は、チャンバ7から押される果肉を受け取るようにこし器6の上端部に形成されている。
回転本体部3がモータ12により回転すると、こし器6及びおろし器5が回転する。ジューサに入れられた果物又は野菜は、ガイド部8によりおろし器5の上に案内され、果肉及び汁にされる。果肉及び汁は、その後、回転本体部3の遠心力により外側に放射状に動かされる。こし器6は、複数の穿孔又は孔部13を有しており、孔部13を通って汁は流れるように促されるが、果肉は本体部3内に残され、汁が果肉から分離され、汁出口部9に流れる。チャンバ7内に残った果肉は、果肉出口部11の方へ上方に動かされる。
しかしながら、遠心分離式ジューサの認識されている問題は、ユーザにとって洗うことが難しく、時間がかかることである。特に、果肉の繊維がこし器の穿孔に詰まり、ユーザは、それをきれいにするために手作業によりこし器をブラシで洗わなければならない。
更に、こし器により形成される穿孔又は孔部の大きさは、一般に、汁が分離されることとなる果肉粒子の大きさよりも径が大きいことが知られている。従来のこし器を用いると、こし器の内表面が繊維で素早く覆われ、初期の果肉がこし器の孔部を覆い、果肉自体がこし器になってしまう。これは、業界内ではケーキ濾過(cake filtration)プロセスとして知られている。しかしながら、こし器は汚れている時にしか機能せず、果肉がこし器全体を覆うのでそのような装置は効率が悪く、こし器の内表面が果肉に完全に覆われるまでこし器が機能しないので、こし器の有効性は低くなる。
従って、本発明の目的は、上述した問題を大幅に解決する又は克服する果物又は野菜の果肉から果物若しくは野菜の汁を分離する遠心分離器並びに/又は果物及び/若しくは野菜の汁を抽出するジューサを提供することにある。
本発明によれば、果物又は野菜の果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離器であって、中心軸の周りを回転する本体部と、果肉及び汁を受け取る上記本体部により形成されるチャンバと、上記本体部により規定され、上記本体部の周囲に弓形状に(arcuately)延在する細長い窓部(aperture)とを有し、上記本体部が上記中心軸の周りを回転すると、上記チャンバ内の汁が上記窓部を通って流れるように促される当該遠心分離器が与えられる。
上記装置は、こし器を必要とすることなく果物又は野菜の果肉から汁が抽出されることを可能にする。これは、遠心分離器の構成を単純化し、遠心分離器の洗浄をより容易にする。
好都合なことに、上記細長い窓部は本体部の周囲に周方向に延在する。
従って、チャンバからの汁の流れは、本体部の周囲に様々に可能である。
上記細長い窓部の少なくとも一部は、上記本体部に沿って軸成分を有する方向に延在し得る。
上記細長い窓部の少なくとも一部は、上記本体部に沿って軸方向に延在し得る。
本体部の周囲の細長い窓部の経路は、波形状を規定し得る。
上記本体部は、窓部に沿って分離可能である第1の部分及び第2の部分を有していてもよい。
この装置の効果は、窓部がより容易に洗浄されることを可能にし、洗浄中に繊維が窓部に捉えられることを防止することである。
有利なことに、第1の部分は円形板であり、第2の部分は第1の部分から立ち上がる円周方向に延在する壁部である。
一形態では、第1の部分の面及び第2の部分の面は、窓部を形成するために互いに間隔を空けて配されている。
上記装置の利点は、遠心分離器の組み立てが単純化されることである。
上記第1の部分の面及び第2の部分の面は、窓部を通る流体の経路が実質的に半径方向であるように構成され得る。
上記第1の部分は板であり、第2の部分は第1の部分から立ち上がる周方向に延在する壁部であってもよい。
上記第1の部分の面及び第2の部分の面は、窓部を通る流体の経路が実質的に周方向であるように構成され得る。
上記窓部は、窓部から本体部の外部に案内するように構成されたチャネルと通じていてもよい。
チャネルは、第1の部分と第2の部分との間に及び/又は第2の部分を通って形成され得る。
上記第1の部分の上面と第2の部分の下面との距離は、約0.3mmである。
この装置の利点は、窓部を通る汁の良好な流れをもたらすことである。
好都合なことに、スペーサ手段が、第1又は第2の部分から立ち上がり、第2の部分を第1の部分から間隔を空けて配置するために対応する第1又は第2の部分に対して位置付ける。
この装置の1つの利点は、一貫した窓部の間隙が維持されることである。
上記窓部は、収束性の口部を更に有していてもよい。
上記装置は、果肉の繊維を窓部に向かうように促し、ケーキ濾過プロセスの効率を高める。
上記第1の部分が周方向に延在するへり部を更に有し、第1の部分の上記面が、このヘリ部により形成されてもよい。
有利なことに、ヘリ部の内縁部は、収束性の口部を形成するために傾斜し得る。
この特徴の利点は、収束性の口部を形成するために本体部の構成を単純化できることである。
好都合なことに、上記第2の部分が周方向に延在するフランジを更に有し、第2の部分の上記面が、この周方向に延在するフランジにより形成されてもよい。
一形態では、第2の部分は、第1の部分に隣接する下端部から上端部まで内側に向かっている。
上記装置は、良好な汁抽出効率を確実にするためにチャンバ内の果肉及び汁を窓部に戻すように促す。
有利なことに、上記第2の部分の上端部は、果肉がチャンバから流れることができるように覆いのない状態である。
この装置の1つの利点は、果肉がチャンバから容易に案内されることである。
上記遠心分離器の一形態は、フィンの縁部が本体部の内表面において果肉をこすり落とすように本体部により形成されるチャンバに取り付けられた固定フィンを更に有している。
従って、チャンバ内の果肉の流れが要求通りに案内され得る。
本発明の他の観点によれば、本発明の遠心分離器を有する果肉から果物又は野菜の汁を抽出するジューサが与えられる。
本発明は、大豆の果肉から豆乳を分離する遠心分離器を有する豆乳メーカーに関連しても適用され、上記遠心分離器は、中心軸の周りを回転する本体部と、果肉及び汁を受け取る本体部により形成されるチャンバと、本体部により規定され、本体部に沿って延在する細長い窓部とを有しており、本体部が中心軸の周りを回転すると、チャンバ内の豆乳が窓部を通って流れるように促される。
ジューサに関連する本発明のいかなる実施形態もが、豆乳作製の分野で利用可能である。
本発明のこれらの観点及び他の観点は、本明細書において説明される実施形態から明らかであり、本明細書において説明される実施形態を参照して理解されるであろう。
本発明の実施形態が、添付の図面を参照して単に例としてこれから説明される。
果肉から果物又は野菜の汁を分離する従来の遠心分離器の事例となる断面図を示している。 本発明の一実施形態に係る果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離器の事例となる断面図を示している。 図2に示されている遠心分離器の回転本体部の斜視図を示している。 図3に示されている回転本体部の第1の部分を示している。 図4に示されている回転本体部の第2の部分を示している。 本発明の他の実施形態に係る果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離器の事例となる斜視図を示している。 本発明の更なる実施形態に係る果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離器の事例となる断面図を示している。 本発明の他の実施形態に係る遠心分離器の回転ドラムの分解斜視図を示している。 図8に示されている回転ドラムの断面平面図を示している。 図9に示されている回転ドラムの断面側面図を示している。 本発明の更なる実施形態に係る遠心分離器の回転ドラムの一部の断面側面図を示している。 図11に示されている回転ドラムの一部の断面平面図を示している。
図2を参照すると、果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離式ジューサとしての機能を果たす遠心分離器20が示されており、遠心分離器20は、筐体21と、筐体21内に配された回転可能な本体部又はドラム22を有している。
回転本体部又はドラム22は、シャフト23により筐体21に回転可能に取り付けられている。シャフト23は、回転本体部22から筐体を通って下方に伸びており、鉛直方向の回転軸24を規定する。シャフト23は、通常のやり方でモータ25により駆動され、シャフト23及び従って回転本体部22は、モータ25が作動すると回転する。
回転本体部22は、図2及び図3に示されており、基部パーツ26及び上部パーツ27を有している。上部パーツ27は、基部パーツ26から立ち上がり、基部パーツ26の周囲に延在しており、これら上部パーツ27及び基部パーツ26は、汁及び果肉受取りチャンバ28を一緒に形成している。流体通路としての機能を果たす細長い窓部29が、基部パーツ26と上部パーツ27との間に形成されており、回転本体部22の周囲に弓形状に伸びている。窓部29は、汁及び果肉受取りチャンバ28に通じる細長い開口を有している。この細長い開口は、回転本体部22の周囲に周方向に広がっている。細長い窓部29は、汁及び果肉受取りチャンバ28が回転本体部22の外部と流動的に通じるように回転本体部22の内表面30から外側面32に回転本体部22を通って広がっている。汁及び果肉受取りチャンバ28は、回転本体部22の上端部34において覆いのない状態であり、穴部(hole)33を形成しており、以下において明らかになるように、この穴部33を通って果物及び/又は野菜が汁及び果肉受取りチャンバ28に入れられ、果肉はチャンバ28から取り出される。
ガイド部35は、覆いのない上端部34を超えて配されており、ガイド部35が汁及び果肉受取りチャンバ28に及ぶように覆いのない上端部34を介して収容されている。ガイド部35は円柱形であり、以下において明らかになるように、ガイド部35の下端部36は、基部パーツ26の上部面37とガイド部35との間に空間が設けられ、果肉及び汁がその間を流れることができるように基部パーツ26の上部面37から間隔を空けて配されている。
おろし器38は、ボルト(図示せず)により基部パーツ26の上部面37に固定して取り付けられているが、代替の固定手段が用いられ得る。おろし器38は、ガイド部を通して汁及び果肉受取りチャンバ28に入れられた果物及び/又は野菜をすりつぶすためにガイド部35に面するように上方向に伸びる複数の刃を有している。ガイド部35はおろし器38よりも上側に位置し、ガイド部35に入った果物及び/又は野菜はおろし器38に案内されることが理解されるであろう。
図4を参照すると、回転本体部22の基部パーツ26が示されている。基部パーツ26は、円形であり、周囲に立ち上がり外へり部39を有している。へり部39は、基部上部面37に平行にかつ回転本体部22の回転軸を横切って延在する平らな上面40を有している。へり部39の上面40は、基部パーツ26の上面を形成している。へり部39の内縁部42は、基部パーツ26の上部面37からへり部39の上面40へ外側に向かって広がるように傾斜している。基部上部面37にすりおろし器38を取り付けるために、取り付け穴41が基部上部面37を通って伸びている。
スペーサ素子43が、へり部39の上面40から立ち上がっている。スペーサ素子43は、以下において明らかになるように、へり部39の上面40を上部パーツ27の下部面49(図2参照)から間隔を空けて配置する間隔保持手段としての機能を果たす。スペーサ素子43は、へり部39の周囲に一定の間隔で配されている。図4では9個のスペーサ素子43が示されているが、スペーサ素子の数はこれに限定されないことが理解されるであろう。スペーサ素子は基部パーツ26から立ち上がっているが、スペーサ素子が上部パーツ27の下部面49から伸びて、基部パーツ26に対して位置していてもよいことが理解されるであろう。
上記スペーサ素子の3個は、基部パーツ26及び上部パーツ27を互いに対して正確に配置するために上部パーツ27の下部面49から突き出た対応する位置決めキー(図示せず)を受けるための当該スペーサ素子に形成された位置決め凹部45を有している。当該スペーサ素子に形成された位置決め凹部45を有するスペーサ素子43の数は変更され得ることが理解されるであろう。
上部パーツ27は、図5に示されており、円錐形部分44及び円錐形部分44の周縁部から外に広がるフランジ部分45を有している。円錐形部分44は、下方のフランジ部分45から上縁部46に広がっている。従って、上部パーツ27の壁部は、フランジ部分45から上縁部46に内側に向かって集まっている。代替として、上部パーツ27の壁部は、フランジ部分45から上縁部46に外側に向かって広がっていてもよく、回転本体部22の内表面30は、流体通路としての機能を果たす窓部29から集まって又は広がっている。
上部パーツ27の下部面49は、フランジ部分45により形成され、へり部39の外縁に対応する径の外縁部47を有している。上部の下部面49の下部内縁部50は、へり部39の内縁部42よりも小さい径を有しており、周方向に広がる凹部は、基部パーツ26と上部パーツ27とが一つにされる時に、対向する上部パーツ27の下部面49、基部上部面37及びへり部39の内縁部42により形成される。へり部39の傾斜した内縁部42は、凹部が、回転本体部22の内表面30の周囲に周方向に広がる窓部29への漏斗形の口48を形成するように流体通路としての機能を果たす窓部29に向かうことを意味する。
上記実施形態は、窓部29への漏斗形の口を有しているが、代替の実施形態では、この漏斗形の口が省略されることが理解されるであろう。漏斗形の口48の利点は、へり部39の傾斜した内縁部42が、果肉の繊維に窓部29に向かって集まるように促し、ケーキ濾過プロセスの効率を高めることである。基部パーツ26は周縁へり部39を有しているが、代替の実施形態では、基部パーツ26がその周縁部に広がるへり部を有していないことが理解されるであろう。代替として又はそれに加えて、上部パーツの下部面49の下部内縁部47が、果肉の繊維を窓部29に送り込むために漏斗形の口48を形成するように傾斜面を有している。
基部パーツ26及び上部パーツ27が組み合わせられると、上部パーツ27の下部面49及びへり部の上面40が互いに平行であるが、間隔を空けて広がるように、上部パーツ27の下部面49は、へり部の上面40と合わせられる。窓部29が均一な間隔を有するように、スペーサ素子43が基部パーツ26と上部パーツ27との間の均一な間隔を維持する。この実施形態では、上部パーツ27の下部面49とへり部の上面40との間の窓部29の幅は約0.3mmであるが、窓部29の幅は変更されてもよく、例えば、窓部の幅は0.1mmであってもよいことが理解されるであろう。上部パーツ27の下部面49及びへり部の上面40は、窓部29の幅が0.1mmないし0.5mmの範囲内であるように互いに間隔を空けて配される。窓部29の幅は、分離される所望の製品及び回転本体部22が軸の周りを回転する速度に依存する。
上部パーツ27の下部面49及びへり部の上面40は、互いに平行であるが、間隔を空けて広がるように示されているが、(図2に示されているような)断面では、上部パーツ27の下部面49とへり部の上面40との間の窓部29の幅は、窓部29への開口部と窓部29への外部出口との間の半径方向において変更してもよく、その場合、窓部29の幅は、上記開口から出口まで半径方向に増加又は減少することが理解されるであろう。半径方向における開口から出口までの窓部の幅は、線形的又は非線形的に集まり又は広がり、そのような窓部の幅の断面積の増加又は減少は、線形又は非線形変化及び連続又は不連続変化を有し得ることが理解されるであろう。代替として、上記窓部は、断面が迷路のように入り組んだ構成を有している。
筐体21は、回転本体部22が収容される汁チャンバ51を規定している。シャフト23は、筐体21の下壁部を通って伸び、モータ25に接続されている。図1ではシャフト23はモータ25により直接駆動されるが、回転本体部22を回転させる他の駆動手段が想定されることが理解されるであろう。汁チャンバ51は、窓部29を囲むように窓部29の上に広がる壁部を有しており、窓部を通って外側に向かって半径方向に押される汁は、汁チャンバ51に流れる。従って、汁チャンバ51は汁出口部52を規定する。
筐体21は、また、覆いのない上端部34を通って押される果肉が果肉出口部53に沿って流れ、取り除かれ得るように、回転本体部の上部パーツ27の上端部34から伸びる果肉出口部53も規定している。
搾汁分離器が組み立てられる際、回転本体部22は筐体21に収容され、ガイド部35は、回転本体部22の覆いのない上端部34を介して収容される。ユーザは、その後、回転本体部22がモータ25により駆動され、筐体21内において鉛直方向の回転軸24の周りを高速で回転するように搾汁分離器を操作する。
果物又は野菜は、上端部においてガイド部35に入れられ、おろし器38に案内される。おろし器38は、回転本体部22の一部を形成しているので、回転しており、おろし器38の刃は、入れられた果物又は野菜を入り混じった果肉及び汁に分解する。本体部22の回転は、入り混じった果肉及び汁に対して遠心力を引き起こし、外側に向かって放射状に動くように入り混じった果肉及び汁を促す。従って、果肉及び汁は、回転本体部22の内表面30に向かってガイド部35と基部パーツ26との間隙を通って汁及び果肉受取りチャンバ28に流れる。
果肉は、回転本体部22により果肉に対して与えられる遠心力のために外側に向かって放射状に動かされる。果肉が外側に向かって流れるので、漏斗形の口48は窓部29に果肉を送り込む。従って、窓部29への口48は果肉で素早く満たされ、ケーキ濾過プロセスが従来のこし器を用いる場合よりも非常に迅速に実現される。
また、窓部29への漏斗形の口48は汁を窓部に案内し、流体通路としての機能を果たす単一の周方向に伸びる窓部は、更なる窓部を必要とすることなく汁及び果肉受取りチャンバ28内の汁が汁出口部52に流れることを可能にするのに十分であることが分かった。従って、この回転本体部の取り合わせは、従来の遠心分離式ジューサと比較して単純化されている。
回転本体部22が回転し続けると、果肉及び汁は半径方向に流れるように促される。果肉は漏斗形の口48にたまり、汁は、漏斗形の口48の内部の果肉を通り抜け、基部パーツ26と上部パーツ27との間の窓部29に沿って汁出口部52に半径方向に流れるように促される。果肉は、漏斗形の口48の内部に存在する果肉の繊維により周方向に伸びる窓部29を通って流れることを妨げられるが、汁は果肉を通り抜けて窓部29に沿って汁出口部52に流れることができる。
上部パーツ27の収束性の内側面は、果肉及び汁を下方に向かって漏斗形の口48に案内し、汁は果肉を通り抜けて外側に向かって放射状にしみ出る。しかしながら、汁及び果肉受取りチャンバ28内の過剰な果肉は、チャンバ28の内表面に沿って及び上部パーツ27の覆いのない上端部34を介して上方に向かって流れることができ、果肉出口部53に流れ、チャンバ28から取り除かれる。従って、果肉と汁とが互いに分離される。
この装置では、上部パーツ27の内表面30がフランジ部分45から上縁部46に内側に向かっているが、代替の実施形態では、上部パーツの内表面30は、円柱形であってもよく、外側に向かって広がる他の部分品を伴う内側に向かう1つの部分品を有していてもよく、非線形断面プロファイルを有していてもよく及び/又は当該内表面に形成された1つ以上の段差部(step)を有していてもよい。
所望の量の汁が得られると、モータが停止し、回転本体部22は回転を止める。回転本体部22は、その後、筐体21から取り外し可能である。回転本体部22を洗浄するために、上部パーツ27は基部パーツ26から引き離される。従って、対向する上部パーツ27の下部面49と基部のへり部の上面40とが分離され、これは、窓部を形成する面が、ユーザが窓部自体の内部を洗浄する必要なく洗浄され得ることを意味する。回転本体部の内側面への接近方法(access)も単純化される。
上記実施形態では、上部パーツ27及び基部パーツ26は分離可能であるが、他の実施形態では、上部パーツ及び基部パーツは一体的に形成され得ることが理解されるであろう。しかしながら、上部及び下部が分離可能である利点は、2つの部分及びそれらの間に形成される窓部が容易に洗浄されることである。
図6を参照すると、遠心分離式ジューサの代替の実施形態が説明されている。この実施形態は、上述した実施形態と大体同じであり、詳細な説明はここでは省略され、構成要素及び特徴は同じ参照符号をそのまま使用する。しかしながら、この実施形態では、回転本体部22は、ガイド部35の外表面56から外側に向かって伸びる3つのらせん形のフィン55を有している。各フィン55の外縁部57は、上部パーツ27の内表面30に対して横になっている。従って、回転本体部22が回転すると、各フィン55の外縁部57は、過剰の果肉を上部パーツ27の覆いのない上端部34の方へ促すために上部パーツ27の内表面30に沿ってこすり落とす。3つのらせん形のフィンが説明されているが、フィンの数をこれに限定されず、代替のフィンの数が用いられ得ることが理解されるであろう。また、フィンはらせん形ではなくてもよい。
汁及び果肉受取りチャンバ28からの果肉の運搬を助けるフィンに加えて又はそれに対する代替案として、フィンは、果肉が数回汁を搾られるよう、果肉の幾らか又は全てを基部パーツ26に戻すように配置されてもよい。
また、他の実施形態では、フィンは、窓部の詰まりを引き起こす果肉の過剰なケーキの増強を防止するために、窓部から果肉をこすり取るように構成される。
フィンの利点は、フィンが汁の産出量を高め、ジューサの働きを改善することである。
遠心分離式ジューサの代替の実施形態60が、これから図7を参照して説明される。この実施形態に係る遠心分離式ジューサ60は、上述した遠心分離式ジューサ20と大体同じであり、詳細な説明はここでは省略される。また、前の実施形態において説明された構成要素及び特徴に対応する構成要素及び特徴は同じ参照符号をそのまま使用する。
ここで図7を参照すると、遠心分離式ジューサ60は、筐体(図示せず)及びこの筐体内に配された回転本体部22を有している。
回転本体部22は、筐体内に回転可能に取り付けられ、通常のやり方でモータ25により駆動されるシャフト23に取り付けられており、シャフト23及び従って回転本体部22は、モータ25が作動すると回転する。
回転本体部22は、基部パーツ62及び上部パーツ63を有している。基部パーツ62は、上部パーツ63の周縁部から下方に依存し、上部パーツ63の周縁部の周りに周方向に延在する外壁部65を有しており、これら基部パーツ62及び上部パーツ63は協働して汁及び果肉受取りチャンバ28を規定している。細長い窓部29は、基部パーツ62と上部パーツ63との間に形成されており、回転本体部22の周りに弓形状に伸びている。細長い窓部29は、汁及び果肉受取りチャンバ28が回転本体部22の外部と流動的に通じるように回転本体部22の内表面30から外側面32に回転本体部22を通って延在している。
おろし器38は、汁及び果肉受取りチャンバ28に入れられた果物及び/又は野菜をすりつぶすために、既知の手段(図示せず)によりシャフト23の端部に固定して取り付けられている。上部パーツ63は、上部パーツ63とおろし器38との間に伸びる3つのスタンド64によりおろし器38に取り付けられており、おろし器38がシャフト23により回転すると、回転本体部22も回転する。代替として、基部パーツ62は、基部パーツの外壁部65の下端部66及びおろし器38から伸びる3つのスタンドによりおろし器38に取り付けられ、おろし器38がシャフト23により回転すると、回転本体部22も回転する。
ガイド部35は、上部パーツ63の孔部67を介して配されており、汁及び果肉受取りチャンバ28に伸びている。ガイド部35は円柱形であり、ガイド部35の下端部36は、ガイド部35を通って汁及び果肉受取りチャンバ28に入れられる果物及び/又は野菜がおろし器38と接触するように案内されるよう、おろし器38の上に配されているが、おろし器38から間隔を空けて配されている。
上部パーツ63は、円柱形であり、その周縁部に立ち上がり外へり部68を有している。へり部68は、回転本体部22の回転軸を横切って延在する平らな下面69を有している。へり部68の下面69は、上部パーツ63の下面を形成している。
スペーサ素子70は、上面71をへり部68の下面69から間隔を空けて配置するために、基部パーツ62の上面71から立ち上がっている。各スペーサ素子70の上端部は、例えば上部パーツ63と螺合することにより上部パーツ63に取り外せるように取り付けられている。従って、基部パーツ62及び上部パーツ63の上面71及び下面69は互いに間隔のある関係で取り付けられており、基部パーツ62は、上部パーツ63とともに回転する。スペーサ素子は、上部パーツ63の下面69からも伸びていてもよいし、基部パーツ62の上面71ではなく上部パーツ63の下面69から伸びていてもよいことが理解されるであろう。
基部パーツ62は、基部パーツ62の外側弓形壁部65の上端部の周縁部から広がるフランジ部分72を有している。外側弓形壁部65は、円錐形であり、その上端部から下端部66に向かって収束している。代替として、弓形壁部65は、上端部から下端部に外側に向かって広がっていてもよい。
基部パーツ62の上面71は、フランジ部分72により形成されている。窓部29への漏斗形の口73は、回転本体部22の内表面30の周囲に周方向に広がる窓部29の内側開口部に形成されている。
上記実施形態は、窓部への漏斗形の口を有しているが、代替の実施形態では、この漏斗形の口が省略されることが理解されるであろう。漏斗形の口73の利点は、果肉の繊維が窓部29に集まるように促され、ケーキ濾過プロセスの効率を高めることである。
基部パーツ62は、下端部66が覆いのない状態であり、リング状の果肉を受け取る受け器74は、上端部が覆いのない状態であり、汁及び果肉受取りチャンバ28から過剰な果肉を受け取るために基部パーツ62の下端部66の下方に収容されている。この装置の利点は、過剰な果肉が受け器74に保持されること、及びそれにより容易に取り除かれ、洗浄されることである。
基部パーツ62及び上部パーツ63が組み合わせられると、上部パーツ63の下面69は、上部パーツ63の下面69及び基部パーツ62の上面71が互いに平行であるが、間隔を空けて広がるように、基部パーツ62の上面71と合わせられる。窓部29が均一な間隔を有するように、スペーサ素子70は、基部パーツ62と上部パーツ63との間の均一な間隔を維持する。
周方向に互いに平行であるが、間隔を空けて広がる上部パーツ63の下面69及び基部パーツ62の上面71が示されているが、(図7に示されていない)断面では、窓部29の幅は、窓部29への外部出口と開口との間の半径方向において変化していてもよく、その場合、窓部29の幅は半径方向に増加又は減少することが理解されるであろう。半径方向の窓部の幅は、線形的又は非線形的に集まり又は広がり、そのような窓部の幅の断面積の増加又は減少は、線形又は非線形変化及び連続又は不連続変化を有し得ることが理解されるであろう。代替として、上記窓部は、断面が迷路のように入り組んだ構成を有している。
上記搾汁分離器が組み立てられる際、回転本体部22は筐体内部に収容される。ユーザは、その後、回転本体部22がモータ25により駆動され、筐体21内において鉛直方向の回転軸24の周りを高速で回転するように搾汁分離器を操作する。
果物又は野菜は、上端部においてガイド部35に入れられて、回転おろし器38に案内され、この回転おろし器は、上記果物又は野菜を入り混じった果肉及び汁に分解する。本体部22の回転は、入り混じった果肉及び汁に対して遠心力を引き起こし、外側に向かって放射状に動くように入り混じった果肉及び汁を促す。従って、果肉及び汁は、回転本体部22の内表面30に向かって汁及び果肉受取りチャンバ28に流れる。
果肉は、回転本体部22により果肉に対して与えられる遠心力のために外側に向かって放射状に動かされる。果肉が外側に向かって流れるので、漏斗形の口73は窓部29に果肉を送り込む。従って、窓部29への口73は果肉で素早く満たされ、ケーキ濾過プロセスが従来のこし器を用いる場合よりも非常に迅速に実現される。
更に、汁は上記窓部に案内され、単一の周方向に伸びる窓部は、更なる窓部又はこし器のような装置を必要とすることなく汁及び果肉受取りチャンバ28内の汁が回転本体部22から流れることを可能にするのに十分であることが分かった。従って、回転本体部の構成が、従来の遠心分離式ジューサと比較して単純化される。
回転本体部22は回転し続けると、果肉及び汁は半径方向に流れるように促される。果肉は漏斗形の口73にたまり、汁は、漏斗形の口73の内部の果肉を通り抜けて基部パーツ62と上部パーツ63との間の窓部29に沿って半径方向に流れるように促される。果肉は、漏斗形の口73の内部に存在する果肉の繊維により周方向に伸びる窓部29を通って流れることを制限されるが、汁は果肉を通り抜けて窓部29に沿って流れることができる。
汁及び果肉受取りチャンバ28内の過剰な果肉は、基部パーツ62の下端部66の下方に収容されているリング状の果肉を受け取る受け器74に集められ、果肉と汁とは互いに分離される。この装置の利点は、所望の製品、すなわち、汁は使用するために筐体内に集められるように回転本体部から流れ、廃棄物、すなわち、果肉は回転本体部の真下のリング状の受け器74の一か所に集められることである。これは、ユーザにとって美学的観点からより美しく、果肉が汁及び果肉受取りチャンバ28に保持されるので、装置の洗浄をより容易にする。
所望の量の汁が得られると、モータが停止し、回転本体部22は回転を止める。回転本体部22は、その後、筐体21から取り外し可能である。回転本体部22を洗浄するために、上部パーツ63は基部パーツ62から引き離され、窓部が容易に洗浄され、汁及び果肉受取りチャンバ28への接近方法も単純化される。
これから図8ないし図10を参照して、果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離式ジューサとしての機能を果たす遠心分離器用の回転ドラム100の代替の形態が説明される。参照符号は、上述した実施形態からそのまま使用される。多くの特徴及び構成要素の配置及び形状は、上述したそれらと大体同じであり、詳細な説明はここでは省略される。
図8を参照すると、果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離式ジューサとしての機能を果たす遠心分離器に回転可能に取り付けられる回転本体部又はドラム100が示されている。この遠心分離器は、上述した遠心分離器と大体同じであり、詳細な説明はここでは省略される。回転本体部100は、筐体21(図2参照)内に配されており、筐体から取り外し可能である。従って、回転本体部100及び筐体の洗浄は簡単である。また、回転本体部22、100は、筐体に互換的に取り付けられ得る。
回転本体部100は、シャフト23(図2参照)により筐体21内に回転可能に取り付けられている。回転本体部100をシャフト23に固定して取り付ける取り付けユニット101が図10に示されている。回転本体部100は、シャフト23に取り外し可能に取り付けられる。シャフト23は、筐体21を通して下方に伸びており、鉛直方向の回転軸24を規定する。回転本体部100は、回転本体部100の中心を通って伸びる回転軸の周りを回転する。シャフト23は、通常のやり方でモータ25により駆動され、シャフト23及び従って回転本体部100は、モータ25が作動すると回転する。
回転本体部又はドラム100は、図8ないし図10に示されており、基部パーツ102及び上部パーツ103を有している。上部パーツ103は、基部パーツ102と重なり合っており、基部パーツ102の周りに延在している。基部パーツ102及び上部パーツ103は、協働して汁及び果肉受取りチャンバ104を形成している。
基部パーツ102及び上部パーツ103が組み立てられると、流体通路としての機能を果たす細長い窓部105が、基部パーツ102と上部パーツ103との間に形成され、回転本体部100の周囲に弓形状に延在する。窓部105は、汁及び果肉受取りチャンバ104に通じる細長い開口を有している。この細長い開口は、回転本体部100の周囲に周方向に広がっている。窓部105は、対向する基部パーツ102及び上部パーツ103の縁部106、107それぞれにより規定されるものである。窓部105を規定する対向縁部106、107は、それらの間に間隙を与えるように互いに間隔を空けて配されている。窓部105は、流体通路としての機能を果たす。この流体通路としての機能を果たす窓部は、汁及び果肉受取りチャンバ104から回転本体部100の外部に回転本体部100を通じて伸びる流体通路の一部を規定する。従って、汁及び果肉受取りチャンバ104は、回転本体部100の外部と流動的に通じるようになっている。
回転本体部100の上端部109を介して穴部108が形成されている。従って、汁及び果肉受取りチャンバ104は、上端部109において覆いのない状態であり、この穴部を介して果物及び/又は野菜が汁及び果肉受取りチャンバ104に入れられる。果肉は、同様にチャンバ104から廃棄され得る。
おろし器38(図10参照)は、ボルト(図示せず)により基部パーツ102の底壁部110に固定して取り付けられているが、代替の固定手段が用いられ得る。おろし器38は、汁及び果肉受取りチャンバ104へ上方向に伸びる複数の刃(図示せず)を有している。
ガイド部35(図2参照)は、回転本体部100の上端部109を介して形成された穴部108を超えて配され、穴部108を介して収容される。ガイド部35は、汁及び果肉受取りチャンバ104中に延在する。ガイド部35は円柱形であり、ガイド部35の下端部36は、おろし器38とガイド部35との間に空間が設けられ、果肉及び汁がその間を流れることができるようにおろし器38から間隔を空けて配されている。
この遠心分離器が組み立てられると、おろし器38の刃(図示せず)は、ガイド部35を通って汁及び果肉受取りチャンバ28に入れられた果物及び/又は野菜をすりつぶすためにガイド部35に面している。この遠心分離器が組み立てられると、ガイド部35はおろし器38を超えて位置し、ガイド部35に入った果物及び/又は野菜はおろし器38に案内されることが理解されるであろう。
回転本体部100は、汁及び果肉受取りチャンバ104を囲む外形を規定している。回転本体部100は、底壁部110、上端部109及び側壁部112により規定されている。側壁部112は、基部パーツ102の底壁部110から立ち上がっている内側壁部113と、上部パーツ103の上端部109から下方に延在する外側壁部114とにより形成されている。内側壁部113及び外側壁部114は、部分的に重なって側壁部112を形成している。
内側壁部113は、底壁部110の周りに周方向に延在し、上部パーツ103の一部を形成している。外側壁部114は、上端部109の周りに周方向に延在し、上部パーツ103の一部を形成している。外側壁部114は、内側壁部113に部分的に重なっている。従って、外側壁部114は側壁部112の外側の層を形成し、内側壁部113は側壁部112の内側の層を形成している。
内側壁部113は、複数のパネル部115を含んでいる。パネル部115は、内側壁部113の下部116から立ち上がっている。代替として、パネル部115は底壁部110から立ち上がっている。パネル部115は、内側壁部113を形成するために周方向に延在する形で配されている。パネル部115は、互いに間隔を空けて配されている。パネル部115は、回転本体部100の回転軸とほぼ平行な方向であるが、該回転軸から間隔を空けて延在している。
内側壁部113は、内側面117、外側面118及び上面119を有している。上面119は、内側面117と外側面118との間に延在している。上面119は、基部パーツ102のへり部としての機能を果たす。上面119は、各パネル部115の周辺縁部121及び隣接するパネル部115の周辺縁部119間に延在する接続縁部122により規定されている。周辺縁部121の輪郭は、各パネル部115の外形を規定する。従って、内側壁部113の上面119は、軸方向において基部パーツ102の周りに延在する基部パーツ102の底壁部110からの距離が異なることが理解されるであろう。
上面119は、基部パーツ102と上部パーツ103との間に規定される細長い窓部の対向する縁部106の一つを形成している。基部パーツ102の上面119は、基部パーツ102の周りに延在する波形の外形を規定する。すなわち、基部パーツ102の上面119と低端部との距離は、基部パーツ102の周りにわたっているので、軸方向の高さが異なる。
上面119の各角部は、例えば、パネル部115の1つの各周辺縁部121と対応する接続縁部122との間でフィレット形成されているか、又は、例えば、各パネル部115の上端部において面取りされている。この実施形態では、上面119は波状の形状を有しているが、代替の構成が想定されることは理解されるであろう。
各パネル部115は、凸状の内側面部分123(図9参照)を有している。すなわち、内側面117と外側面118との間の各パネル115の厚さは、各パネル部115の縁部から各パネル115の中央部に向かって増加している。各パネル部115は、平面の外側面部分124(図9参照)を有している。位置決め素子としての機能を果たす突起部125は、内側壁部113の外側面118から伸びている。この装置では、突起部125は、各パネル部115の外側面部分124から伸びている。2つの突起部125が示されているが、突起部125の数又は配置は変更し得ることが理解されるであろう。
ショルダ部126は、内側壁部113の外側面118から伸びている。ショルダ部126は、基部パーツ102の下端部から伸びている。ショルダ部126は、基部パーツ102から放射状に広がる複数のフランジ127により形成されている。フランジ127は、周方向の配置では、互いに間隔を空けて配されている。しかしながら、代替の配置、例えば、周方向に延在するショルダ部が可能であることが理解されるであろう。ショルダ部126は、スペーサ素子としての機能を果たし、基部パーツ102及び上部パーツ103を互いに所定の間隔を空けた関係で配置するためのスペーサ手段の一部を形成している。位置決めホール128は、フランジ124を通して形成されている。
外側壁部114は、外側面130及び内側表面131を有している。内側表面131は、概して円柱形である。内側表面131には段差部132が形成されている。段差部132は、上側レベル133及び下側レベル134を規定するために内側表面131の周囲に延在している。上側レベル133及び下側レベル134は、段差部132により分割されている。上側レベル133は、外側壁部114の上端部から伸びている。下側レベル134は、外側壁部114の下端部から伸びている。
段差部132は、下面135としての機能を果たす。下面135は、上側レベル133と下側レベル134との間に広がっている。外側壁部114の内側表面131の周囲の上記段差部の経路は、複数の凹部136を規定する。凹部136は、外側壁部114の内側表面131の周囲に配されている。各凹部136は、基部パーツ102のパネル部115の1つを内部に収容するように設けられている。
凹部136は、外側壁部114の内側表面131の周囲に周方向に延在する形で配されている。凹部136は、細長く、回転本体部100の回転軸にほぼ平行な方向であるが、該回転軸から間隔を空けて延在している。各凹部136の形状は、段差部により規定される下面135により規定される。従って、外側壁部114の下面135は、軸方向において上部パーツ103の周りに延在する上部パーツ103の上端部109からの距離が異なることが理解されるであろう。
下面135は、基部パーツ102と上部パーツ103との間に規定される細長い窓部の対向する縁部107の1つを形成している。上部パーツ103の下面135は、基部パーツ102の周りに延在する波形の外形を規定する。すなわち、上部パーツ103の上端部と下面135との距離は、上部パーツ103の周りにわたっているので、軸方向の高さが異なる。下面135の各角部は、フィレット形成又は面取りされている。この実施形態では、下面135は概して波状の(sinuous)形状を有しているが、代替の構成が想定されることは理解されるであろう。下面135の経路は、上面119の経路に対応する。
端面137は、外側壁部114の下端部の周りに延在している。端面137は、外側面130と内側表面131との間に延在している。段差部132は、端面137から間隔を空けて配されている。端面137は、スペーサ素子としての機能を果たし、基部パーツ102及び上部パーツ103を互いに所定の間隔を空けた関係で配置するためのスペーサ手段の一部を形成している。位置決めホール138は、端面137を介して形成されている。
凸状の内側表面部分140(図9参照)は、外側壁部114の内側表面131の上側レベル133により形成されている。すなわち、外側壁部114の厚さは、隣接する凹部136の縁部の間で増加する。外側壁部114の厚さは、各凹部136の縁部から各凸状の内側表面部分140の中央部に向かって増加している。各凹部136は、平面の底面を有している(図9参照)。
上記回転本体部の組み立てが、図8ないし図10を参照してこれから説明される。回転本体部組み立てられると、基部パーツ102と上部パーツ103とが一つにされる。基部パーツ102の内側壁部113は、外側壁部114が内側壁部113に部分的に重なるように上部パーツ103の内部に収容される。基部パーツ102は、内側壁部113のパネル部115が外側壁部114に形成された凹部136と位置合わせされ、凹部136の中に摺動するように向けられる。
基部パーツ102と上部パーツ103とが一つにされると、外側壁部114の下端部の周りに延在する端面137は、内側壁部113の外側面118から伸びるショルダ部126を形成するフランジ127に対して位置決めする。ショルダ部126及び端面137は、互いに隣り合っており、スペーサ手段のスペーサ素子としての機能を果たす。ショルダ部126及び端面137は、軸方向において基部パーツ102及び上部パーツ103を互いに対して適切な位置に配置するように構成される。すなわち、ショルダ部126及び端面137は、軸方向において基部パーツ102の上面119を上部パーツ103の下面135から間隔を空けて配置するように構成される。スペーサ手段の一部を形成する位置決めロッド(図示せず)は、フランジ127の位置決めホール128を介して伸びており、基部パーツ102及び上部パーツ103を互いに対して適切な位置に配置し、基部パーツ及び上部パーツが回転本体部100の回転軸の周りを互いに対して回転することを防止するために端面137において位置決めホール128に収容される。位置決めロッドは、フランジ127の位置決めホール128及び/又は端面137の位置決めホール138に螺合している。位置決めロッドは、また、基部パーツ及び上部パーツを互いに解放可能に取り付ける取り付け素子としての機能も果たす。
基部パーツ102の上面119を上部パーツ103の下面135から間隔を空けて配置するために、代替のスペーサ手段が用いられ得ることは理解されるであろう。例えば、キー及び溝の取り合わせ(key and slot arrangement)がスペーサ手段としての機能を果たすために用いられ得る。スペーサ手段又はユニットは、基部パーツ102及び上部パーツ103を互いに対して所定の位置に保持するように作用する。すなわち、スペーサ手段又はユニットは、基部パーツ102及び上部パーツ103が軸方向に動くこと又は回転本体部100の回転軸の周りを回転することを防止する。従って、上記基部パーツの上面及び上部パーツの下面は、互いに平行であるが、所定の距離だけ間隔を空けて互いに対向するように配置される。上記スペーサ手段は、基部パーツ102の上面119と上部パーツ103の下面135との間の均一な間隔を維持する。従って、流体通路としての機能を果たす窓部105は、その長さに沿って均一な間隔を有している。この実施形態では、基部パーツ102の上面119と上部パーツ103の下面135との間の窓部105の幅は約0.3mmであるが、窓部105の幅は変更されてもよく、例えば、0.1mmであってもよいことが理解されるであろう。基部パーツ102の上面119及び上部パーツ103の下面135は、窓部105の幅が0.1mmないし0.5mmの範囲になるように互いに間隔を空けて配されている。窓部105の幅は、分離される所望の製品及び回転本体部100がその軸の周りを回転する速度に依存することが理解されるであろう。
突起部125は、内側壁部113の外側面118から伸びており、外側壁部の内側表面131の下側レベル134と隣り合っている。突起部125は、内側壁部113のパネル部115が半径方向にそれることを防止する。すなわち、チャネル142が各パネル部115の後ろに形成されている。チャネル142は、内側壁部113と外側壁部114との間に延在している。チャネル142は、流体通路としての機能を果たす窓部105から回転本体部100の外部に通じている。従って、チャネル142は、窓部105を通過した流体が回転本体部100から流れることを可能にする。チャネル142及び窓部105は協働して、汁及び果肉受取りチャンバ104から回転本体部100の外部への流体経路を形成している。
基部パーツ102及び上部パーツ103が互いに取り付けられると、各パネル部115の凸状の内側面部分123及び外側壁部114の内側表面131の上側レベル133により形成される凸状の内側表面部分140は、互いに対して収束する。従って、収束性の口部143は、回転本体部100の周囲の窓部105の長さに沿って延在する窓部105への入口部に形成される。
上記実施形態は、窓部105への漏斗形の口143を有しているが、代替の実施形態では、漏斗形の口143が省略されることが理解されるであろう。漏斗形の口143の利点は、果肉の繊維が窓部への開口部に向かって集まり、ケーキ濾過プロセスの効率を高めることである。他の利点は、漏斗形状が遠心力によって窓部に汁を案内することである。
基部パーツ102の上面119及び下面135は、半径方向において、互いに平行であるが、間隔を空けて広がるように伸びるように示されているが、(図9に示されているような)断面では、窓部の幅は、窓部105への開口と窓部とチャネル142との間の出口部との間で半径方向において変化し得ることが理解されるであろう。従って、窓部105の幅は、上記開口から出口部まで増加又は減少し得る。上記開口から出口部までの半径方向の窓部の幅は、線形的又は非線形的に集まり又は広がり、そのような窓部の幅の断面積の増加又は減少は、線形又は非線形変化及び連続又は不連続変化を有し得ることが理解されるであろう。代替として、上記窓部は、断面が迷路のように入り組んだ構成を有している。
この搾汁分離器が組み立てられる際、回転本体部100が筐体21に収容され、ガイド部35が回転本体部100に伸びる。ユーザは、その後、回転本体部100がモータ25により駆動され、筐体21内において鉛直方向の回転軸24の周りを高速で回転するように搾汁分離器を操作する。
果物又は野菜は、上端部においてガイド部35に入れられ、おろし器38に案内される。おろし器38は、回転本体部100の一部を形成しているので、回転しており、おろし器38の刃は、入れられた果物又は野菜を入り混じった果肉及び汁に分解する。本体部100の回転は、入り混じった果肉及び汁に対して遠心力を引き起こし、外側に向かって放射状に動くように入り混じった果肉及び汁を促す。従って、果肉及び汁は、回転本体部100の側壁部112に向かってガイド部35とおろし器38との間隙を通って汁及び果肉受取りチャンバ104に流れる。
果肉は、回転本体部100により果肉に対して与えられる遠心力のために外側に向かって放射状に動かされる。果肉が外側に向かって流れるので、収束形の口143は窓部105への開口部に果肉を送り込む。従って、窓部105への口143は果肉で素早く満たされ、ケーキ濾過プロセスが従来のこし器を用いる場合よりも非常に迅速に実現される。
また、窓部105への開口部に設けられた漏斗形の口143は、汁を窓部に案内し、単一の周方向に伸びる窓部は、更なる窓部を必要とすることなく汁及び果肉受取りチャンバ104内の汁がチャンバから及び回転本体部の外へ流れることを可能にするのに十分であることが分かった。従って、この回転本体部の取り合わせは、従来の遠心分離式ジューサと比較して単純化されている。上記の構成では、窓部105への開口の長さが、開口がチャンバの周囲に直線的に伸びる構成よりも長いことが理解されるであろう。すなわち、窓部の長さはチャンバの周囲よりも大きい。従って、流体が通過することができる窓部の領域は、開口部の幅を大きくすることなく大きくなる。この装置の利点は、対向する上面119と下面135との間の開口の幅を大きくすることなくより多量の流体が汁及び果肉受取りチャンバから進むことができることである。従って、窓部105への開口部の幅は、いかなる果肉もが窓部105を通過することを制限し、一方で、必要な量の流体がチャンバ104から進むことを可能にするようにできる限り小さくされ得る。他の利点は、窓部に達するためにチャンバに沿って短い距離を移動しさえすればよいことである。窓部が円形である場合には、壁部の底において汁は果肉を通り抜けてかなり長い距離を下方に移動しなければならないが、この実行では、これは常に約10mmに制限される。
回転本体部100が回転し続けると、果肉及び汁は半径方向に流れるように促される。果肉は漏斗形の口143にたまり、汁は、漏斗形の口143の内部の果肉を通り抜けて半径方向に流れるように促される。汁は、その後、窓部105への開口部を通って及び基部パーツ102と上部パーツ103との間の開口部105に沿って進む。汁は、流体通路としての機能を果たす開口を通ってチャネル142に進む。汁は、その後、チャネル142から回転本体部100の外部に進む。従って、汁は、窓部105及びチャネル142により規定される流体通路に沿って回転本体部100の外部に進む。果肉は、漏斗形の口143に集まる存在する果肉の繊維により窓部105を通って流れることを防止されるが、汁は果肉を通り抜けて窓部105の開口部を通って流れることができる。
汁及び果肉受取りチャンバ104内の過剰な果肉は、汁及び果肉受取りチャンバ104に集まる。従って、果肉と汁とが互いに分離される。代替として、回転本体部100は、チャンバ104の内側表面に沿って、上部パーツ103の上端部においてホール108を通って上方に流れるように過剰な果肉を案内し、その結果、上記実施形態において説明されたように、過剰な果肉は果肉出口部に流れ、チャンバ104から取り除かれる。
所望の量の汁が得られると、モータが停止し、回転本体部100は回転を止める。回転本体部100は、その後、筐体21から取り外し可能である。回転本体部100を洗浄するために、上部パーツ103は基部パーツ102から引き離される。従って、対向する上部パーツ103の下面135と基部パーツ102の上面119とが分離される。窓部を形成する面は、その後、ユーザが窓部自体の内部を洗浄する必要なく洗浄され得る。回転本体部の内側面への接近方法も単純化される。従って、回転本体部100の洗浄が単純化される。また、チャネル142を形成する面が互いに分離されるので、チャネル142の洗浄が単純化される。従って、通路の洗浄が存在しない。
上記実施形態では、上部パーツ103と基部パーツ102とが分離可能であるが、他の実施形態では、上部パーツ103及び基部パーツ102が一体的に形成され得ることは理解されるであろう。しかしながら、上部と基部とが分離可能であることの利点は、2つの部分及びそれらの間に形成される窓部が容易に洗浄されることである。
上記実施形態は、図6を参照して上記に説明されたようなフィンを有していてもよい。
これから図11及び図12を参照して、果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離式ジューサとしての機能を果たす遠心分離器用の回転ドラム200の代替の形態が説明される。参照符号は、上述した実施形態からそのまま使用される。多くの特徴及び構成要素の配置及び形状は、上述したそれらと大体同じであり、詳細な説明はここでは省略される。
果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離式ジューサとしての機能を果たす遠心分離器に回転可能に取り付けられる回転本体部又はドラム200の一部が図11及び図12が示されている。この遠心分離器は、上述した遠心分離器と大体同じであり、詳細な説明はここでは省略される。回転本体部200は、筐体21(図2参照)内に配されており、筐体から取り外し可能である。従って、回転本体部200及び筐体の洗浄は簡単である。また、回転本体部22、100、200は、筐体に互換的に取り付けられ得る。
回転本体部200は、シャフト23(図2参照)により筐体21内に回転可能に取り付けられている。回転本体部200は、鉛直方向の回転軸24を規定するシャフト23に取り外し可能に取り付けられる。回転本体部200は、回転本体部200の中心を通って伸びる回転軸の周りを回転する。シャフト23は、通常のやり方でモータ25により駆動され、シャフト23及び従って回転本体部200は、モータ25が作動すると回転する。
回転本体部又はドラム200は、基部パーツ202及び上部パーツ203を有している。基部パーツ202及び上部パーツ203は、協働して汁及び果肉受取りチャンバ204を形成している。
上記回転本体部が組み立てられると、窓部205が、基部パーツ202と上部パーツ203との間に形成され、回転本体部200の周囲に弓形状に延在する。窓部205は、窓部205を汁及び果肉受取りチャンバ204とつなげる細長い開口を有している。この細長い開口は、回転本体部200の周囲に周方向に広がっている。窓部205は、基部パーツ202及び上部パーツ203の対向する面206、207それぞれにより規定されるものである。窓部205を規定する対向面206、207は、それらの間に間隙を与えるように互いに間隔を空けて配されている。窓部205は、流体通路としての機能を果たす。この流体通路としての機能を果たす窓部は、汁及び果肉受取りチャンバ204から回転本体部200の外部に回転本体部200を通じて伸びる流体通路の一部を規定する。従って、汁及び果肉受取りチャンバ204は、回転本体部200の外部と流動的に通じるようになっている。
上記実施形態と同様に、穴部が回転本体部200の上端部を介して形成されている(図示せず)。従って、汁及び果肉受取りチャンバ204は、上端部において覆いのない状態であり、この穴部を介して果物及び/又は野菜が汁及び果肉受取りチャンバ104に入れられる。果肉は、同様にチャンバ204から廃棄され得る。
おろし器38(図12参照)は、ボルト(図示せず)により基部パーツ202の底壁部210に固定して取り付けられているが、代替の固定手段が用いられ得る。おろし器38は、汁及び果肉受取りチャンバ204へ上方向に伸びる複数の刃(図示せず)を有している。
ガイド部35(図2参照)は、上記穴部を超えて配され、穴部を介して収容される。ガイド部35は、汁及び果肉受取りチャンバ204中に延在する。ガイド部35は円柱形であり、ガイド部の下端部は、おろし器38とガイド部との間に空間が設けられ、果肉及び汁がその間を流れることができるようにおろし器38から間隔を空けて配される。
この遠心分離器が組み立てられると、おろし器38の刃(図示せず)は、ガイド部35を通って汁及び果肉受取りチャンバ204に入れられた果物及び/又は野菜をすりつぶすためにガイド部35に面している。この遠心分離器が組み立てられると、ガイド部35はおろし器38を超えて位置し、ガイド部35に入った果物及び/又は野菜はおろし器38に案内されることが理解されるであろう。
回転本体部200は、汁及び果肉受取りチャンバ204を囲む外形を規定している。回転本体部200は、底壁部210、上端部(図示せず)及び側壁部212により規定されている。側壁部212は、基部パーツ202の底壁部210から立ち上がっている外側壁部113と、上部パーツ203の上端部から下方に延在する内側壁部214とにより形成されている。外側壁部213及び内側壁部214は、部分的に重なって側壁部212を形成している。
外側壁部213は、底壁部110の周りに周方向に延在し、基部パーツ202の一部を形成している。内側壁部214は、上端部周りに周方向に延在し、上部パーツ203の一部を形成している。内側壁部214は、外側壁部213に部分的に重なっている。従って、外側壁部213は側壁部212の外側の層を形成し、内側壁部214は側壁部212の内側の層を形成している。
内側壁部214は、複数のパネル部215を含んでいる。パネル部215は、内側壁部214の上部216から下方に伸びている。パネル部215は、内側壁部214を形成するために周方向に延在する形で配されている。パネル部215は、互いに間隔を空けて配されている。パネル部215は、回転本体部200の回転軸とほぼ平行な方向であるが、該回転軸から間隔を空けて延在している。
内側壁部214は、内側面217、外側面218及び下面219を有している。下面219は、内側面217と外側面218との間に延在している。下面219は、上部パーツ203の下へり部としての機能を果たす。下面219と外側面218との間の外縁部218aは、外側面218の形状を規定する。外縁部218aの輪郭は、各パネル部215の外形を規定する。
外縁部218aから伸びる内側壁部214の外側面218の周縁部は、基部パーツ202と上部パーツ203との間に規定される細長い窓部の対向する面207の一つを形成している。外縁部218aは、上部パーツ203の周囲に延在する波形の外形を規定する。すなわち、外側面218の外縁部218aと基部パーツ202の下端部との間の距離は、基部パーツ102の周りにわたっているので、軸方向の高さが異なる。従って、内側壁部214の下面219は、上部パーツ203の周囲に延在する軸方向において上部パーツ203の上端部からの距離が異なることが理解されるであろう。
外縁部218a及び従って下面219の各角部は、フィレット形成又は面取りされている。この実施形態では、外縁部218aは概して波状の形状を有しているが、代替の構成が想定されることは理解されるであろう。
各パネル部215は、凸状の内側面部分223(図12参照)を有している。すなわち、内側面217と外側面218との間の各パネル215の厚さは、各パネル部215の縁部から各パネル215の中央部に向かって増加している。
位置決め素子(図示せず)は、内側壁部214の外側面218から伸びており、外側壁部213に対して適切な位置に配置するように構成されている。代替として、位置決め素子(図示せず)は、外側壁部213から伸び、外側壁部213に対して適切な位置に配置するように構成される。
外側壁部213は、外側表面230及び内側表面231を有している。内側表面231は、概して円柱形である。外側壁部213の内側表面231は、下側レベル233及び下側レベル233から突出する隆起部234を有している。隆起部234は、外側壁部213の周りに周方向に延在する波形の通路を規定する。内側表面231の下側レベル233は、複数の凹部236を規定する。各凹部236は、内側壁部214のパネル部215の1つを内部に収容するように設けられている。
凹部236は、外側壁部213の内側表面231の周りに周方向に延在する形で配されている。凹部236は、細長く、回転本体部200の回転軸に平行であるが、該回転軸から間隔を空けて広がっている。凹部236の形状及び間隔は、パネル部215の形状及び間隔に対応している。外側壁部の内側表面231の下側レベル233は、基部パーツ202と上部パーツ203との間に規定される細長い窓部の対向する面206の1つを形成している。
チャネル235(図12参照)は、外側壁部213を通って形成されている。チャネル235は、外側壁部の内側表面231の下側レベル233と外側壁部213の外側表面230との間に延在している。チャネル235は、流体通路としての機能を果たす窓部205から回転本体部200の外部に通じている。従って、チャネル235は、窓部205を通過した流体が回転本体部200から流れることを可能にする。チャネル235及び窓部205は協働して、汁及び果肉受取りチャンバ204から回転本体部200の外部への流体経路を形成している。回転本体部200が組み立てられると、各チャネル235は内側壁部213により覆われ、チャネルは汁及び果肉受取りチャンバ204に曝されない。従って、チャネルは、汁及び果肉受取りチャンバ204と直接的には通じていない。しかしながら、チャネル235は窓部205を介して汁及び果肉受取りチャンバ204と流動的に通じることが理解されるであろう。
端面237は、外側壁部213の上端部の周囲に延在している。端面237は、外側表面230と内側表面231との間に延在している。端面237は、スペーサ素子としての機能を果たし、基部パーツ202及び上部パーツ203を互いに所定の間隔を空けた関係で配置するためのスペーサ手段の一部を形成している。
ショルダ部(図示せず)は、外側壁部213の外側面218から伸びている。ショルダ部は、上部パーツ203の上端部から伸びている。ショルダ部は、スペーサ素子としての機能を果たし、基部パーツ202及び上部パーツ203を互いに所定の間隔を空けた関係で配置するためのスペーサ手段の一部を端面237とともに形成している。
上記回転本体部の組み立てが、図11及び図12を参照してこれから説明される。回転本体部組み立てられると、基部パーツ202と上部パーツ203とが一つにされる。上部パーツ203の内側壁部214は、外側壁部213が内側壁部214に部分的に重なるように下部パーツ203の内部に収容される。基部パーツ202は、内側壁部214のパネル部215が外側壁部213により規定される凹部236と位置合わせされ、凹部236の中に摺動するように向けられる。
基部パーツ202と上部パーツ203とが一つにされると、外側壁部213の上端部の周りに延在する端面237は、内側壁部214の外側面218から伸びるショルダ部(図示せず)に対して位置決めする。ショルダ部及び端面237は、互いに隣り合っており、スペーサ手段のスペーサ素子としての機能を果たす。ショルダ部(図示せず)及び端面237は、基部パーツ202及び上部パーツ203を軸方向において互いに対して位置決めする。すなわち、ショルダ部(図示せず)及び端面237は、外側壁部213により軸方向において所定の位置に規定される凹部236の中に内側壁部214のパネル部215を配置するように構成される。スペーサ手段の一部を形成する位置決め素子(図示せず)は、基部パーツ202及び上部パーツ203を互いに対して適切な位置に配置及び位置決めし、基部パーツ202及び上部パーツ203が回転本体部200の回転軸の周りを互いに対して回転することを防止するために、基部パーツ202と上部パーツ203との間に伸びている。位置決め素子は、また、基部パーツ202及び上部パーツ203を互いに解放可能に取り付ける取り付け素子としての機能も果たす。
基部パーツ202を上部パーツ203から間隔を空けて配置するために、代替のスペーサ手段が用いられ得ることは理解されるであろう。例えば、キー及び溝の取り合わせがスペーサ手段としての機能を果たすために用いられ得る。スペーサ手段又はユニットは、基部パーツ202及び上部パーツ203を互いに対して所定の位置に保持するように作用することが理解されるであろう。すなわち、スペーサ手段又はユニットは、基部パーツ202及び上部パーツ203が軸方向に動くこと又は回転本体部200の回転軸の周りを回転することを防止する。従って、上記基部パーツの上面及び上部パーツの下面は、互いに平行であるが、所定の距離だけ間隔を空けて互いに対向するように配置される。上記スペーサ手段は、基部パーツ202と上部パーツ203との間の均一な間隔を維持する。上記位置決め素子(図示せず)が、スペーサ手段の一部も形成し得る。位置決め素子は、基部パーツ202の内側表面233と上部パーツ203の外側面218との間隔を維持する機能を果たす。従って、流体通路としての機能を果たす窓部205は、その長さに沿って対向する面206、207の間に均一な間隔を有している。この実施形態では、基部パーツ202の内側表面233と上部パーツ203の外側面218との間の窓部205の幅は約0.3mmである。基部パーツ202の内側表面233及び上部パーツ203の外側面218は、窓部205の幅が0.1mmないし0.5mmの範囲になるように互いに間隔を空けて配されている。窓部205の幅は、分離される所望の製品及び回転本体部200がその軸の周りを回転する速度に依存することが理解されるであろう。
上記位置決め素子は、内側壁部214の外側面218及び/又は外側壁部213の内側表面231から伸びている。位置決め素子は、内側壁部214の外側面218及び外側壁部213の内側表面231相互の間に間隔を空ける。対向する面206、207の間の窓部205の幅は、内側壁部214の外側面218と外側壁部213の内側表面231との間の間隔により決定される。位置決め素子は、また、内側壁部214のパネル部215が半径方向にそれることを防止する。流体通路としての機能を果たす窓部205は、汁及び果肉受取りチャンバ204を外側壁部213を介して形成されるチャネル235と通じるようにする。従って、チャネル235は、窓部205を通過した流体が回転本体部200から流れることを可能にする。チャネル235及び窓部205は協働して、汁及び果肉受取りチャンバ204から回転本体部200の外部への流体経路を形成している。
基部パーツ202及び上部パーツ203が互いに取り付けられると、各パネル部215の凸状の内側面部分223は、窓部205への開口部に向かって傾斜する。すなわち、内側壁部214の厚さは窓部205への開口部に向かって減少する。同様に、外側壁部213の内側表面231に形成される隆起部234の凸状の表面は、窓部205への開口部に向かって減少する。すなわち、外側壁部213の厚さは窓部205への開口部に向かって減少する。内側壁部214の下面219は、窓部205への開口に向かって放射状に広がっている。従って、収束形の口243は、窓部205への開口部に形成される。収束性の口243は、回転本体部200の周囲に窓部205の長さに沿って延在する。
上記実施形態は、窓部205への漏斗形の口243を有しているが、代替の実施形態では、漏斗形の口243は省略されることが理解されるであろう。漏斗形の口243の利点は、果肉の繊維が窓部への開口に向けられるように開口に集まり、ケーキ濾過プロセスの効率を高めることである。
窓部205の対向する面206及び207は、窓部205への開口から離れた周方向において、互いに平行であるが、間隔を空けて延在するように示されているが、断面では、窓部の幅は、窓部205への開口と窓部205とチャネル235との間の出口部との間において変化し得ることが理解されるであろう。従って、窓部205の幅は、上記開口から出口部まで増加又は減少する。上記開口から出口部までの半径方向の窓部205の幅は、線形的又は非線形的に集まり又は広がり、そのような窓部の幅の断面積の増加又は減少は、線形又は非線形変化及び連続又は不連続変化を有し得ることが理解されるであろう。代替として、上記窓部は、断面が迷路のように入り組んだ構成を有している。
上記搾汁分離器が組み立てられる際、回転本体部200は筐体21に収容され、ガイド部35が回転本体部200に伸びる。ユーザは、その後、回転本体部200がモータ25により駆動され、筐体21内において鉛直方向の回転軸の周りを高速で回転するように搾汁分離器を操作する。
果物又は野菜は、上端部においてガイド部35に入れられ、おろし器38に案内される。おろし器38は、回転本体部200の一部を形成しているので、回転しており、おろし器38の刃は、入れられた果物又は野菜を入り混じった果肉及び汁に分解する。本体部200の回転は、入り混じった果肉及び汁に対して遠心力を引き起こし、外側に向かって放射状に動くように入り混じった果肉及び汁を促す。従って、果肉及び汁は、回転本体部200の側壁部212に向かってガイド部35とおろし器38との間隙を通って汁及び果肉受取りチャンバ204に流れる。
果肉は、回転本体部200により果肉に対して与えられる遠心力のために外側に向かって放射状に動かされる。果肉が外側に向かって流れるので、収束形の口部243は窓部205への開口部に果肉を送り込む。従って、窓部205への口243は果肉で素早く満たされ、ケーキ濾過プロセスが従来のこし器を用いる場合よりも非常に迅速に実現される。
また、窓部205への開口部に設けられた漏斗形の口243は、流体通路としての機能を果たす窓部205への開口部に汁を案内し、単一の周方向に伸びる窓部は、更なる窓部を必要とすることなく汁及び果肉受取りチャンバ204内の汁がチャンバから及び回転本体部の外へ流れることを可能にするのに十分であることが分かった。従って、この回転本体部の取り合わせは、従来の遠心分離式ジューサと比較して単純化されている。上記の構成では、窓部205への開口部の長さが、開口部がチャンバの周囲に直線的に伸びる構成よりも長いことが理解されるであろう。すなわち、窓部の長さはチャンバの周囲よりも大きい。従って、流体が通過することができる窓部の領域は、開口部の幅を大きくすることなく大きくなる。この装置の利点は、対向する上面206と下面207との間の開口部の幅を大きくすることなくより多量の流体が汁及び果肉受取りチャンバから進むことができることである。従って、窓部205への開口部の幅は、いかなる果肉もが窓部105を通過することを制限し、一方で、必要な量の流体がチャンバ204から進むことを可能にするようにできる限り小さくされ得る。
回転本体部200が回転し続けると、果肉及び汁は半径方向に流れるように促される。果肉は漏斗形の口243にたまり、汁は、漏斗形の口243の内部の果肉を通り抜けて半径方向に流れるように促される。汁は、その後、窓部205への開口部を通って及び基部パーツ202と上部パーツ203との間の開口部205に沿って進む。汁は、流体通路としての機能を果たす開口部205を通って周方向にチャネル235へ進む。汁は、その後、チャネル235から回転本体部200の外部に進む。従って、汁は、窓部205及びチャネル235により規定される流体通路に沿って回転本体部200の外部に進む。果肉は、窓部205の幅及び漏斗形の口243に集まる存在する果肉の繊維によって窓部205を通って流れることを防止されるが、汁は果肉を通り抜けて窓部205の開口部を通って流れることができる。
汁及び果肉受取りチャンバ204内の過剰な果肉は、汁及び果肉受取りチャンバ204に集まる。従って、果肉と汁とが互いに分離される。代替として、回転本体部200は、チャンバ204の内側表面に沿って、上部パーツ203の上端部においてホールを通って上方に流れるように過剰な果肉を案内し、その結果、上記実施形態において説明されたように、過剰な果肉は果肉出口部に流れ、チャンバ204から取り除かれる。
所望の量の汁が得られると、モータが停止し、回転本体部200は回転を止める。回転本体部200は、その後、筐体21から取り外し可能である。回転本体部200を洗浄するために、上部パーツ203は基部パーツ202から引き離される。従って、対向する基部パーツ202の内側表面231と上部パーツ203の外側面218とが分離される。窓部を形成する面206、207は、その後、互いに分離され、ユーザが窓部自体の内部を洗浄する必要なく洗浄され得る。回転本体部の内側面への接近方法も単純化される。従って、回転本体部200の洗浄が単純化される。
上記実施形態では、上部パーツ203と基部パーツ202とが分離可能であるが、他の実施形態では、上部パーツ及び基部パーツが一体的に形成され得ることは理解されるであろう。しかしながら、上部と基部とが分離可能であることの利点は、2つの部分及びそれらの間に形成される窓部が容易に洗浄されることである。
上記実施形態は、図6を参照して上記に説明されたようなフィンを有していてもよい。
上記実施形態では、窓部への細長い開口が窓部とともに回転本体部の周りに周方向に伸びているが、代替の装置が可能であることが理解されるであろう。例えば、回転本体部は、互いに分離された複数の窓部又は開口を有していてもよい。代替の装置では、開口が、互いに間隔を空けて配された別々の部分に分割されていてもよい。窓部を異なる窓部分に分割するために、分離素子が窓部に沿って配されていてもよい。
上記実施形態では、スペーサ手段がショルダ部及び端面により形成されているが、代替の装置が可能であることは理解されるであろう。例えば、代替の装置では、スペーサ素子が、対応する下面又は上面に対して配置する基部パーツの上面の1つ若しくは両方又は上部パーツの下面から伸びている。
上記例示的な実施形態は、果肉から汁を分離する遠心分離式ジューサに関連しているが、本発明はこれに限定されず、そのような上述した装置は他の入り混じった液体及び固体を分離するために用いられ得ることが理解されるであろう。例えば、上述した装置は、豆乳メーカーの一部を形成し得る。
図8ないし図10に示され、上記に説明された実施形態の回転本体部又はドラムの形状は、円柱形状に限定されるものではない。例えば、図8ないし図10に示されている基部パーツ及び上部パーツを有する回転本体部は、たる形の本体部又は円錐形状の本体部として実行され得る。各装置では、基部パーツ及び上部パーツは、汁及び果肉受取りチャンバ104を形成するために本体部に沿って伸びる細長い窓部と部分的に重なるように構成される。
「有する」という用語は、他の構成要素又はステップを排除するものではなく、不定冠詞「a」又は「an」は複数を排除するものではないことが理解されるであろう。単一のプロセッサが、請求項に列挙されている幾つかのアイテムの機能を果たし得る。或る方策が互いに異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これらの方策の組み合わせが有利に用いられないことを示してはいない。特許請求の範囲における任意の参照符号は、範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
特許請求の範囲は、特徴の特定の組み合わせに対して本願において明確に述べられているが、本発明の開示の範囲は、明示的若しくは暗示的に本明細書において開示されている又はその一般化された任意のものの任意の新規の特徴又は任意の特徴の新規の組み合わせ、任意の請求項における現在の権利の主張と同じ発明に関連しているか否か及び本発明と同じ技術的課題のいずれか又は全てを軽減するか否かも含んでいることが理解されるべきである。本願発明者等は、それにより、新たな特許請求の範囲が、本願又はそれから生じる任意の更なる出願の審査中にそのような特徴及び/又は特徴の組み合わせに対して打ち出され得ることを通告する。

Claims (15)

  1. 果物又は野菜の果肉から果物又は野菜の汁を分離する遠心分離器であって、中心軸の周りを回転する本体部と、果肉及び汁を受け取る前記本体部により形成されるチャンバと、前記本体部により規定され、前記本体部の周囲に弓形状に延在する細長い窓部とを有し、前記本体部が前記中心軸の周りを回転すると、前記チャンバ内の汁が前記窓部を通って流れるように促される、当該遠心分離器。
  2. 前記細長い窓部が、前記本体部の周囲に周方向に延在する、請求項1記載の遠心分離器。
  3. 前記細長い窓部の少なくとも一部が、前記本体部に沿って軸成分を有する方向に延在する、請求項1記載の遠心分離器。
  4. 前記細長い窓部の少なくとも一部が、前記本体部に沿って軸方向に延在する、請求項3記載の遠心分離器。
  5. 前記本体部の周囲の前記細長い窓部の経路が波形状である、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遠心分離器。
  6. 前記本体部が第1の部分及び第2の部分を有し、前記第1の部分及び前記第2の部分は前記窓部に沿って分離可能である、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の遠心分離器。
  7. 前記第1の部分の面及び前記第2の部分の面が、前記窓部を形成するために互いに間隔を空けて配された、請求項6記載の遠心分離器。
  8. 前記第1の部分の前記面及び前記第2の部分の前記面が、前記窓部を通る流体の経路が実質的に半径方向又は実質的に周方向であるように構成された、請求項7記載の遠心分離器。
  9. 前記第1の部分の或る部分が前記第2の部分の或る部分と部分的に重なっている、請求項8記載の遠心分離器。
  10. 前記細長い窓部が、前記窓部から前記本体部の外部に汁を案内するチャネルと通じている、請求項7記載の遠心分離器。
  11. 前記第1の部分と前記第2の部分との間に及び/又は前記第2の部分を介して前記チャネルが形成された、請求項10記載の遠心分離器。
  12. 前記窓部が、収束性の口部を更に有する、請求項1記載の遠心分離器。
  13. 前記第2の部分が、前記第1の部分に近接する下端部から前記第2の部分の上端部に向かって内側に向けれられた、請求項6記載の遠心分離器。
  14. フィンの縁部が前記本体部の内表面において果肉をこすり落とすように前記本体部により形成されるチャンバに取り付けられた当該固定フィンを更に有する、請求項1記載の遠心分離器。
  15. 請求項1ないし14のいずれか1項に記載の遠心分離器を有する果物又は野菜の果肉から果物又は野菜の汁を抽出するジューサ。
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