JP2014524365A - フライス用両面切削インサート - Google Patents

フライス用両面切削インサート Download PDF

Info

Publication number
JP2014524365A
JP2014524365A JP2014527432A JP2014527432A JP2014524365A JP 2014524365 A JP2014524365 A JP 2014524365A JP 2014527432 A JP2014527432 A JP 2014527432A JP 2014527432 A JP2014527432 A JP 2014527432A JP 2014524365 A JP2014524365 A JP 2014524365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting
blade
cutting edge
corner
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014527432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5844906B2 (ja
Inventor
ディーポルト、アントン
Original Assignee
セラティチット オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=46799867&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2014524365(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by セラティチット オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング filed Critical セラティチット オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
Publication of JP2014524365A publication Critical patent/JP2014524365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5844906B2 publication Critical patent/JP5844906B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/16Milling-cutters characterised by physical features other than shape
    • B23C5/20Milling-cutters characterised by physical features other than shape with removable cutter bits or teeth or cutting inserts
    • B23C5/202Plate-like cutting inserts with special form
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/16Milling-cutters characterised by physical features other than shape
    • B23C5/20Milling-cutters characterised by physical features other than shape with removable cutter bits or teeth or cutting inserts
    • B23C5/202Plate-like cutting inserts with special form
    • B23C5/205Plate-like cutting inserts with special form characterised by chip-breakers of special form
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/04Overall shape
    • B23C2200/0455Square
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/08Rake or top surfaces
    • B23C2200/085Rake or top surfaces discontinuous
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/12Side or flank surfaces
    • B23C2200/125Side or flank surfaces discontinuous
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/20Top or side views of the cutting edge
    • B23C2200/203Curved cutting edges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/20Top or side views of the cutting edge
    • B23C2200/208Wiper, i.e. an auxiliary cutting edge to improve surface finish
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2200/00Details of milling cutting inserts
    • B23C2200/28Angles
    • B23C2200/286Positive cutting angles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T407/00Cutters, for shaping
    • Y10T407/19Rotary cutting tool
    • Y10T407/1906Rotary cutting tool including holder [i.e., head] having seat for inserted tool
    • Y10T407/1908Face or end mill
    • Y10T407/1924Specified tool shape
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T407/00Cutters, for shaping
    • Y10T407/23Cutters, for shaping including tool having plural alternatively usable cutting edges
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T407/00Cutters, for shaping
    • Y10T407/23Cutters, for shaping including tool having plural alternatively usable cutting edges
    • Y10T407/235Cutters, for shaping including tool having plural alternatively usable cutting edges with integral chip breaker, guide or deflector

Abstract

フライス用、特に平面フライス用の両面切削インサート(1)が提供される。第1の切削エッジ(8)と第2の切削エッジ(10)がそれぞれ交互に配置された主刃(12)と副刃(14)とを有し、これらの刃が能動的切削コーナー(16)と受動的切削コーナー(18)との間を延びている。各主刃(12)が能動的切削コーナー(16)における基準面(R)に対する第1の距離(A1)から出発して単調に降下しながら受動的切削コーナー(18)における基準面(R)に対するより小さい第2の距離(A2)に向かって延びている。能動的切削コーナー(16)に接する副刃(14)の端部が能動的切削コーナー(16)とは反対側の副刃(14)の他方の端部よりも基準面(R)に対し大きな距離(A3)をそれぞれ有する。周回側面(6)は副刃(14)と直接接してそれぞれ平坦な副逃げ面(24)を有し、各副刃(14)は付随する副逃げ面(24)を俯瞰して少なくとも部分的に凸面状に形成されている
【選択図】図3

Description

本発明は、フライス用両面切削インサートと少なくとも一つのこのような切削インサートを備えたフライス工具に関する。
特に金属材料の切削加工にはしばしばフライス工具が使用されるが、この工具は1つの切削インサートまたは多数の切削インサートを備えた担体を有する。この場合切削インサートは通常は交換可能であり、消耗品なので、摩耗により多かれ少なかれ定期的な間隔で交換する必要がある。切削インサートを多数の同一形状の切削エッジ部分を有するいわゆるインデクサブル切削板として形成し、個々の切削エッジ部分をフライス工具の担体に対する切削インサートの位置取りを変更することにより徐々に能動的位置にもたらし、この位置で被加工材の切削加工を行うことが知られている。この場合それぞれ非能動的な切削エッジ部分は被加工材とは係合せずに、たとえば能動的位置にあった切削エッジ部分の摩耗後に能動的位置にもたらされる。このようにして互いに独立して使用可能な多数の切削エッジ部分を用意し、切削インサートの効率的な利用を可能にしている。
切削インサートの最大限の効率的利用を達成するために、上側面と周回側面との間の過渡面並びに下側面と周回側面との間の過渡面にそれぞれ、互いに独立して使用可能な多数の切削エッジ部分を有する切削エッジを設けることが知られている。
特に平面フライス用にはいわゆるSタイプ(square:正方形)のインデクサブル切削板がしばしば使用されるが、これは切削エッジ毎に正方形のほぼ各辺に沿って延びる4個の主刃を備えた正方形状の基本形状を有するものである。この場合隣接する主刃の間に‐いわゆる能動的および受動的切削コーナーを介して‐副刃もしくは平刃が続いて配置され、これらの刃はたとえば通常は主刃に対し約135°の角度で延びている。この場合切削インサートがフライス工具に組み込まれた状態において副刃はフライス工具の回転軸に通常はほぼ垂直に配置され、表面を平滑にする平刃として作用する。フライス工具に関して半径方向外側に能動的切削コーナーを介して副刃に続く主刃は主として切り刃として作用する。
作業中に両面切削インサートの回転に関し後ろ側の切削エッジの摩耗もしくは損傷を回避するためには、切削インサートは、被加工材に作用する副刃の背後にある別の切削エッジの副刃を保護するために軸方向に前方に傾けられるように、並びに被加工材に作用する主刃の背後にある別の切削エッジの主刃を保護するために半径方向に傾けられるように、傾けてフライス工具に配置しなければならない。軸方向および/または半径方向に著しく傾けることは有効切削力並びに切屑形成に関し問題を生じるおそれがある。
ここで注意すべきことは、当該技術分野において逃げ角、すくい角などのある種の用語は切削インサートに関して一方では「名目上」のものとして規定できるものであり、他方では被加工材に対するフライス工具における切削インサートの組み込み状況に関しては(これとは異なる)「実質上」のものとして規定できるものである。以下の説明ではこれらの用語は主として「名目上」のものが使用され、それぞれ対応する付加情報は明確には提供しないことにする。
1つの切削インサートによりできるだけ広い適用範囲が得られ、特に種々の送り速度、切削幅および/または切削深さをもって適用することが可能となることが望ましい。
特許文献1には両面切削インサートを備えたフライス工具が記載されている。主刃は切削コーナーから出発してまず降下する経過を取り、次いで再び上昇する経過に移行している。
国際公開WO2010/093120号パンフレット
本発明の課題は、既存の切削エッジの有効利用を可能にするとともに作業中に加工された被加工材表面の良好な品質を生じる切削インサートを提供することにある。
この課題は本発明によれば、請求項1に記載のフライス用両面切削インサートにより解決される。有利な発展形態は従属請求項に提示されている。
フライス用両面切削インサートは特に平面フライス用に形成され、上側面、下側面、周回側面、上側面と周回側面との過渡面に形成される第1の切削エッジ、下側面と周回側面との過渡面に形成される第2の切削エッジ、切削インサートのn回の回転対象を形成する対称軸、およびこの対称軸に対し垂直方向にあり切削インサートを2分割する基準面を有する。第1の切削エッジおよび第2の切削エッジはそれぞれ交互に配置された主刃と副刃を有し、これらの刃はそれぞれ能動的および受動的切削コーナーの間を延びている。各主刃は能動的切削コーナーにおける基準面との第1の距離から出発して単調に降下して受動的切削コーナーにおける基準面に対してより小さい第2の距離に至る。能動的切削コーナーに続く副刃の端部はそれぞれ、副刃の能動的切削コーナーとは反対側の他方の端部よりも基準面に対して大きな距離を有する。周回側面は副刃に直接接してそれぞれ平坦な副逃げ面を有する。各副刃は付随する副逃げ面を俯瞰して少なくとも部分的に凸面状に形成されている。
各主刃はしたがって作業中に被加工材に係合する主刃と被加工材に係合する副刃との間に配置された能動的切削コーナーから出発し、受動的切削コーナーまで単調に降下する、すなわち主刃はその全経過にわたり基準面に近づき、最高で部分的に基準面に平行になる。このような形態により切削インサートはフライス工具において、主刃がその全長にわたり正の有効なアキシャル角を有し、主刃の全長がなだらかな有効な切削プロセスに利用できるように配置される。したがって主刃の形状は切削インサートの幅広い適用範囲を可能にする。
副刃の能動的切削コーナーに続く端部が副刃の能動的切削コーナーとは反対側の他方の端部よりも基準面に対し大きな距離を有するので、副刃はこの場合能動的切削コーナーおよび受動的切削コーナーを介してそれぞれ隣接する主刃に接続される。したがって副刃の全長も平刃として有利に利用できる。たとえば副刃は能動的切削コーナーにおいて同様にそこに接する主刃と同一の基準面に対する第1の距離を有し、副刃は受動的切削コーナーにおいて同様にそこに接する別の主刃と同一の基準面に対する第2の距離を有することができる。しかしたとえば、能動的切削コーナーの主刃に接する側が副刃に接する側における距離とは若干異なる基準面に対する距離を有するようにすることも可能である。同様に受動的切削コーナーの主刃に接する側は副刃に接する側における距離と若干異なる基準面に対する距離を有する。この場合切削コーナー自体は基準面に平行ではない。
各副刃は付随する副逃げ面を俯瞰して少なくとも部分的に凸面状に形成されているので、‐副刃がたとえば直線状に延びる形態と比較して‐被加工材における副刃により平滑にされる表面の品質の明瞭な改善が達成される。特に能動的切削コーナーにより惹起される比較的鋭い溝を持たない表面が得られる。
これらの特徴の組み合わせによりしたがって同時に切削インサートの作業中の大きな多様性と傑出した表面品質が得られる。この場合第1の切削エッジと第2の切削エッジは周回側面と上側面もしくは下側面との間の過渡面がたとえば比較的鋭角に形成できる。しかしたとえば、切削エッジを全周または部分的に面取りしてたとえば切削エッジを安定化することも可能である。
一実施態様によれば、副逃げ面は付随する副刃との距離が増すにつれて対称軸に近づく。副逃げ面はこのようにしてたとえば切削インサートを2分割する基準面までほぼ達することができる。副逃げ面のこのような形態によりしたがって副刃の範囲において切削インサートの両側に正の名目上の副逃げ角が設けられる。このようにして切削インサートは、副逃げ面の範囲に生じる摩耗がこのような形態により減ぜられるので、軸方向に若干傾けてフライス工具に配置することができる。さらにこのようにして切削インサートの上側面および下側面における切屑案内段の形状に対するより大きな自由度が達成される。比較的僅かな傾斜により切削挙動も改良される。
一実施態様によれば、周回側面は主刃に直接接してそれぞれ主逃げ面を有し、この主逃げ面は付随する主刃との距離が増すにつれて対称軸に近づく。主逃げ面はこのようにしてたとえばほぼ基準面にまで達することができる。主逃げ面のこのような形態によりしたがって主刃の範囲において切削インサートの両側に正の名目上の主逃げ角が設けられる。したがって、切削インサートは半径方向に若干の傾斜をもってフライス工具に配置することができる。なぜならこのような組立によっても主逃げ面の摩耗が僅かになるからである。したがって主刃の範囲においても切削インサートの上側面および下側面における切屑案内段に関して形態上の自由度が一段と大きくなり、改良された切削挙動が達成される。
一実施態様によれば、上側面と下側面はそれぞれ副刃に接して副すくい面を備えており、このすくい面は凸面状に湾曲してすくい基底まで延びている。すくい基底までの副すくい面のこのような湾曲形状により特に僅かな切削深さにおいて良好な切屑案内、特に所望の切屑ガイドが達成される。
一実施態様によれば、周回側面は周回狭隘部により上側部分側面と下側部分側面とに分割される。この場合切削インサートの切削エッジに関して副逃げ面も主逃げ面も名目上の正の逃げ角でもって構造上簡単に形成することができる。この場合狭隘部はたとえば特に基準面に平行にまたは基準面に設けることができる。狭隘部はこの場合基準面において、一平面内に延びるように特に基準面に対し斜めにならないようにされると有利である。この場合フライス工具における切削板の締付け力が改良および簡単化される。
一実施態様によれば、上側面と下側面は切削エッジに接してすくい面を設けられ、このすくい面は各切削エッジからの距離が増すにつれて基準面に近づいてすくい基底に達し、これにはすくい背面が続いており、このすくい背面は切削エッジとの距離が増すにつれて基準面から遠ざかり、すくい背面の高さは各主刃に沿って能動的切削コーナーから受動的切削コーナーの方向に増大する。この場合すくい背面の高さは基準面に対し垂直方向に各すくい基底からすくい背面の最高点までに規定される。このような形態により特に切削深さが大きい場合最適なすくい形状が得られる。
上側面と下側面はそれぞれ切屑案内構造を備えると有利であり、この構造はすくい面、すくい基底およびすくい背面を有し、切屑案内構造の半径は主刃に沿って能動的切削コーナーから受動的切削コーナーの方向に増大する。このような形態により特にすくい背面の高さの増大に伴って切削深さが大きい場合すくい形状の改良が達成される。なぜならこの方向では(基準面に対する)主刃の高さも減少するからである。
一実施態様によれば、第1の切削エッジと第2の切削エッジはそれぞれ4個の主刃と4個の副刃とを有し、この場合隣接する主刃はそれぞれ互いにほぼ直角に配置され、副刃はそれぞれ隣接する主刃に対し鈍角に配置される。この場合切削エッジ毎に互いに独立して使用可能な4個の切削エッジ部分が設けられるので、切削板は全体として8回インデックス可能に形成される。この場合副刃は特に隣接する主刃に対して約135°の角度にすることができる。
一実施態様によれば、第1の切削エッジの能動的切削コーナーは基準面に関してそれぞれ第2の切削エッジの受動的切削コーナーに対向して形成され、第1の切削エッジの受動的切削コーナーは基準面に関してそれぞれ第2の切削エッジの能動的切削コーナーに対向して形成される。したがって第1の切削エッジおよび第2の切削エッジの主刃および副刃は同一のものが使用可能である。第1の切削エッジの主刃および副刃は対称軸に沿って俯瞰して、第2の切削エッジの主刃および副刃とほぼ同一の輪郭に沿って経過するようにできる。
副刃の長さは主刃の長さの1/6から1/2の間にあると有利である。この場合切削板は特に平面フライス用に実績のあるいわゆるS板の基本形状に形成できるので特に有利である。
本発明の課題はまた、副刃がフライス工具の回転軸に対しほぼ垂直になるように切削インサートがフライス工具に取り付けられた上述の少なくとも1つの切削インサートを備えたフライス工具によっても解決される。
本発明のさらなる利点および合目的性を以下に実施例に基づき添付の図面を参照して説明する。
図1は一実施形態による両面切削インサートの斜視図である。 図2は対称軸に沿った図1の切削インサートの平面図である。 図3は対称軸に対し垂直方向および主刃に対しほぼ垂直方向の切削インサートの側面図である。 図4は対称軸に対し垂直方向および副刃に対しほぼ垂直方向の切削インサートの側面図である。 図5は副逃げ面に対し垂直方向に見た副刃の詳細図である。 図6は主逃げ面に対し垂直方向に見た主刃の詳細図である。 図7は図8aから8cの断面方向を説明するための図3に相当する側面図である。 図8aは図7のA−A断面図である。 図8aは図7のB−B断面図である。 図8aは図7のC−C断面図である。 図9aはフライス工具における両面切削インサートの概略配置図である。 図9bは図9aのX部の詳細図である。
以下に図面を参照して一実施形態を説明する。まずフライス用両面切削インサート1の基本形状を図1から図4に基づき説明する。
両面切削インサート1は特に平面フライス用に形成されている。切削インサート1は上側面2、下側面4および周回側面6を有する。上側面2と側面6との間の過渡面には第1の切削エッジ8が形成されている。下側面4と側面6との間の過渡面には第1の切削エッジ8と同一に形成された第2の切削エッジ10が形成されている。第1の切削エッジ8は上側面2の周りに周回的に形成され、第2の切削エッジ10は下側面4の周りに周回的に形成されている。
対称軸Sが設けられ、これを中心に切削インサート1は4回の回転対象を有する。対称軸Sに垂直な(仮想)基準面Rは切削インサート1を上半部と過半部に分けるが、両半部は同一に形成されている。対称軸Sに同心的に孔3が設けられ、この孔は切削インサート1を上側面2から下側面4に向かって貫通し、切削インサート1をフライス工具に取り付けるための固定ボルトを収容するのに用いられる。孔3の周りには上側面2並びに下側面4に平坦面5が設けられ、この平坦面は基準面Rと平行に延び、切削インサート1をフライス工具に取り付ける際の載置面として用いられる。
第1の切削エッジ8と第2の切削エッジ10はそれぞれ互いに独立して使用可能な同一形状の4個の切削エッジ部分を有する。これらの切削エッジ部分はそれぞれ主刃12と副刃14を有し、これらの刃は能動的切削コーナー16を介して互いに接続されるかもしくは互いに移行している。「能動的」切削コーナー16の「能動的」という用語はここでは、主刃12とこれに所属する副刃14とを接続し、各切削エッジ部分の作動中に同時に材料加工のために利用させる切削コーナーを表すために用いられている。隣接するが互いに独立して使用可能な切削エッジ部分の主刃12と副刃14は受動的切削コーナー18を介して互いに接続されるかもしくは互いに移行している。
第1の切削エッジ8の切削エッジ部分の主刃12は、対称軸Sに沿って俯瞰して、特に図2から明らかなように、ほぼ正方形の輪郭に沿って延びている。第2の切削エッジ10の切削エッジ部分の主刃12も同様に延びている。主刃12と副刃14はそれぞれ切削エッジ8もしくは10に沿って交互に配置されている。副刃14は、対称軸Sに沿って俯瞰して、たとえば図2から明らかなように、隣接する主刃12に対して鈍角、たとえば約135°を成している。この場合副刃14は主刃12より明らかに短く、その長さは主刃12の長さの5分の1から3分の1の間である。
たとえば図3および図4から明らかなように、それぞれ第1の切削エッジ8の能動的切削コーナー16は第2の切削エッジ10の受動的切削コーナー18と対向して配置されている。第1の切削エッジ8の受動的切削コーナー18は第2の切削エッジ10の能動的切削コーナー16に対向して配置されている。
特に図1および図2から明らかなように、第1の切削エッジ8の主刃12は対称軸Sに沿って俯瞰して第2の切削エッジ10の主刃12に平行に延びている。
特に図1、図3および図4から明らかなように、切削インサート1は基準面Rに狭隘部20を有している。狭隘部20は側面6を上側部分側面と下側部分側面に分けるように周回的に形成されている。上側部分側面および下側部分側面はこの場合、第1の切削エッジ8と第2の切削エッジ10に直接接してそれぞれ主逃げ面22と副逃げ面24が形成されるように配置されている。主逃げ面22はこの実施形態ではそれぞれ平坦面により形成されている。副逃げ面24はこの実施形態では同様に平坦面により形成されている。
主逃げ面22は、付随する主刃12から距離が増すにつれて対称軸Sに近づく、すなわちそれぞれ正の名目上の主逃げ角のもとに延びるように形成される。副逃げ面24は、付随する副刃14から距離が増すにつれて対称軸Sに近づく、すなわちそれぞれ正の名目上の副逃げ角のもとに延びるように形成されている。全体として両面切削インサート1はしたがって、主逃げ面22も副逃げ面24もそれぞれ正の名目上の逃げ角のもとに配置されるように形成されている。
主刃12の形状を以下に図3および図6を参照して詳細に説明する。図3は、主逃げ面22の範囲における対称軸Sに対し垂直方向におよび狭隘部20に対し垂直方向に見た両面切削インサート1の側面図である。図6は、付随する主逃げ面22に対し垂直方向に見た主刃12の詳細図である。図3から明らかなように、主刃12は能動的切削コーナー16に接する範囲に基準面Rに対し第1の距離A1を有する。能動的切削コーナー16から受動的切削コーナー18に至る経過において主刃12は単調に降下して基準面Rに近づく。受動的切削コーナー18に接する範囲では主刃12は基準面Rに対し第1の距離A1よりも小さい第2の距離A2を有する。図3から明らかなように、この場合主刃12は能動的切削コーナー16から出発して差し当たり比較的平坦に、中間範囲では急激に降下し、受動的切削コーナー18に接する範囲では再び比較的平坦に経過する。
副刃14の形状を以下に図4および図5を参照して詳述する。図4は、副逃げ面24の範囲における対称軸Sに対し垂直方向におよび狭隘部20に対し垂直方向に見た両面切削インサート1の側面図である。図5は、付随する副逃げ面24に対し垂直方向に見た副刃14の詳細図である。図5から明らかなように、副刃14は、副逃げ面24に対し垂直方向に見て凸面状もしくはアーチ状の経過を有する。この実施形態では副刃14はその全経過において凸面状に形成されているが、たとえば副刃14は部分的にのみ、特に能動的切削コーナー16に接する範囲が凸面状に形成されることも可能である。
副刃14の能動的切削コーナー16に接する端部は基準面Rに対し第3の距離A3を有し、副刃14の能動的切削コーナー16とは反対側の他方の端部は基準面Rに対し第4の距離A4を有し、この場合第3の距離A3は第4の距離A4よりも大きい。図示の実施形態では副刃14は能動的切削コーナー16に接する端部近くで基準面Rから最大距離を有しているが、副刃14の最高点が他の箇所、特に副刃14の中心近くに形成されるようにすることもできる。
以下に図1、図7および図8aから図8cを参照して上側面2と下側面4の形状を詳述する。この場合切屑案内構造は上側面2を参照して説明するが、下側面4も同様に形成されているので別個には説明しないこととする。上側面2には切屑案内構造が設けられるが、これを以下に詳述する。
切屑案内構造は第1の切削エッジ8に続いてすくい面を有するが、このすくい面の経過は切削エッジ8から切削インサート1の中心に向って切削エッジ8からの距離が増すにつれて基準面Rに近づき、すくい基底26で終わっている。すくい基底26はこの場合切削エッジ8から距離を置いて周回的に延びており、切削エッジ8から出発して対称軸Sの方向に進むと、それぞれ上側面2と基準面Rとの間に最小間隔を形成している。特に図1に示すように、すくい面は副刃14の範囲で副すくい面28と共に形成されており、副すくい面は凸面状に湾曲した副刃14から出発してすくい基底26まで凸面状に湾曲して延びている。副すくい面28はしたがって、副刃14からすくい基底26までアーチ状の湾曲範囲を形成する。この場合凸面状湾曲は副刃14と平行方向に生じる。
主刃12に沿った切屑案内構造の経過は図8aから図8cに基づいて詳述する。図8aは図7のA−A切断図、図8は図7のB−B切断図、図8cは図7のC−C切断図である。主刃12に沿ってすくい面には主すくい面30が設けられ、これは主刃12からすくい基底26まで延びている。すくい基底26には対称軸Sの方向にすくい背面32が続いており、これは切削エッジ8から離れるにつれて基準面Rから遠ざかる。すくい背面32はすくい基底26から出発して上昇範囲を形成する。すくい背面32は対称軸Sの方向に平坦面5に移行する。
特に図8aから図8cにより明らかなように、すくい背面32の高さは(基準面Rに対し垂直方向に測定して)能動的切削コーナー16から出発して主刃12に沿って受動的切削コーナー18の方向に増大する。すくい背面32の高さは図8aに示した断面図において、すなわち能動的切削コーナー16の近くで極めて小さい。図8bに示した断面図において、すなわち主刃12のほぼ中心ですくい背面26の高さはより大きい。図8cに示した断面図ではすなわち受動的切削コーナー18の近くではすくい背面26の高さはさらに大きい。換言すれば、すくい基底26のそれぞれ最深点から平坦面5への距離は(基準面Rに対し垂直方向に)能動的切削コーナー16から出発して主刃12に沿って増大する。同様に明らかなように、切屑案内構造の半径は主刃12に沿って能動的切削コーナー16から受動的切削コーナー18の方向に増大する。換言すれば、平坦面5よりも基準面に近くにある切屑案内構造の範囲の幅は、能動的切削コーナー16から出発して主刃12に沿って増大するが、この幅は主刃12から対称軸Sの方向に測定したものである。
以下に図9aおよび図9bを参照してフライス工具における両面切削インサート1の配置を説明する。切削インサート1の位置取りをできるだけ判りやすくするために、図9aには切削インサート1だけが示され、フライス工具自体は示してない。図9aには矢印で概略表示したようにフライス工具が作動中に回転する回転軸Zだけが示されている。回転軸Rに対し垂直な面Wは図9aにおいて同様に概略表示されている。図9bは図9aのX部の詳細図である。
切削インサート1は、被加工材に係合する副刃14がほぼ回転軸Zに対し垂直に位置決めされ、平坦刃として被加工材に作用するようにフライス工具に配置されている。副刃14に接する主刃12は回転軸Zに対し半径方向外側に配置され、被加工材に係合して(切削する)主刃を形成する。この場合切削インサート1は、回転方向において被加工材と接触する副刃14の背後にある別の切削エッジの副刃14が軸方向に引っ込んでいて、それゆえ摩耗しないように傾けられている。さらに切削インサート1は、回転方向に切削中の主刃12の背後にある別の切削エッジの主刃12が半径方向に引っ込んでいて摩耗しないように傾けられている。
上述のように正の名目的な逃げ角を有する副逃げ面24と主逃げ面26の形態により切削インサートの傾斜は軸方向に関しても半径方向に関しても極めてわずかにすることができるので、切削特性に有利に作用することになる。さらに副刃14を凸面状に形成することにより被加工材の表面品質が良好となり、表面にごくわずかな起伏が生じるだけになる。有利な表面品質を与える僅かに傾けられた組み込み状態の副刃14の軽い湾曲形状は特に図9bから明らかである。
一つの実施形態を極めて正確に記述したが、本発明はこれに限定されるものではない。特に切削インサート1は切削エッジ(n=4)毎に4回インデックス可能ないわゆるS板(S-Platte)としての有利な態様が説明された。しかしたとえば切削エッジ毎に3回、5回、6回等のインデックス可能な別の形態も可能である。
1 切削インサート
2 上側面
3 孔
4 下側面
5 平坦面
6 周回側面
8 第1の切削エッジ
10 第2の切削エッジ
12 主刃
14 副刃
16 能動的切削コーナー
18 受動的切削コーナー
20 狭隘部
22 主逃げ面
24 副逃げ面
26 すくい基底
28 副すくい面
30 主すくい面
32 すくい背面
S 対称軸
R 基準面
Z 回転軸
特に図8aから図8cにより明らかなように、すくい背面32の高さは(基準面Rに対し垂直方向に測定して)能動的切削コーナー16から出発して主刃12に沿って受動的切削コーナー18の方向に増大する。すくい背面32の高さは図8aに示した断面図において、すなわち能動的切削コーナー16の近くで極めて小さい。図8bに示した断面図において、すなわち主刃12のほぼ中心ですくい背面32の高さはより大きい。図8cに示した断面図ではすなわち受動的切削コーナー18の近くではすくい背面32の高さはさらに大きい。換言すれば、すくい基底26のそれぞれ最深点から平坦面5への距離は(基準面Rに対し垂直方向に)能動的切削コーナー16から出発して主刃12に沿って増大する。
同様に明らかなように、切屑案内構造の半径は主刃12に沿って能動的切削コーナー16から受動的切削コーナー18の方向に増大する。換言すれば、平坦面5よりも基準面に近くにある切屑案内構造の範囲の幅は、能動的切削コーナー16から出発して主刃12に沿って増大するが、この幅は主刃12から対称軸Sの方向に測定したものである。
以下に図9aおよび図9bを参照してフライス工具における両面切削インサート1の配置を説明する。切削インサート1の位置取りをできるだけ判りやすくするために、図9aには切削インサート1だけが示され、フライス工具自体は示してない。図9aには矢印で概略表示したようにフライス工具が作動中に回転する回転軸Zだけが示されている。回転軸に対し垂直な面Wは図9aにおいて同様に概略表示されている。図9bは図9aのX部の詳細図である。

Claims (12)

  1. 上側面(2)、下側面(4)、周回側面(6)、上側面(2)から周回側面(6)の過渡面に形成される第1の切削エッジ(8)、下側面(4)から周回側面(6)の過渡面に形成される第2の切削エッジ(10)、切削インサートのn回の回転対象を形成する対称軸(S)、切削インサートを2つの半部に分割する基準面(R)を有し、前記第1の切削エッジ(8)と第2の切削エッジ(10)がそれぞれ交互に配置された主刃(12)と副刃(14)とを有し、これらの刃が能動的切削コーナー(16)と受動的切削コーナー(18)との間を延びており、各主刃(12)が能動的切削コーナー(16)における基準面(R)に対する第1の距離(A1)から出発して単調に降下しながら受動的切削コーナー(18)における基準面(R)に対するより小さい第2の距離(A2)に向かって延びており、能動的切削コーナー(16)に接する副刃(14)の端部が能動的切削コーナー(16)とは反対側の副刃(14)の他方の端部よりも基準面(R)に対し大きな距離(A3)をそれぞれ有し、周回側面(6)が副刃(14)と直接接してそれぞれ平坦な副逃げ面(24)を有し、各副刃(14)が付随する副逃げ面(24)を俯瞰して少なくとも部分的に凸面状に形成されているフライス加工、特に平面フライス加工用の両面切削インサート(1)。
  2. 副逃げ面(24)が付随する副刃(14)との距離を増すにつれて対称軸(S)に近づくことを特徴とする請求項1記載の切削インサート。
  3. 周回側面(6)が主刃(12)に直接接してそれぞれ主逃げ面(22)を有し、主逃げ面(22)が付随する主刃(12)との距離を増すにつれて対称軸(S)に近づくことを特徴とする請求項1または2記載の切削インサート。
  4. 上側面(2)と下側面(4)がそれぞれ副刃(14)と接して副すくい面(28)を有し、この副すくい面がすくい基底(26)まで凸面状に湾曲して延びていることを特徴とする請求項1から3の1つに記載の切削インサート。
  5. 周回側面(6)が周回狭隘部(20)により上側部分側面と下側部分側面に分割されることを特徴とする請求項1から4の1つに記載の切削インサート。
  6. 前記狭隘部(20)が基準面(R)にあることを特徴とする請求項5記載の切削インサート。
  7. 上側面(2)と下側面(4)が切削エッジ(8、10)に接しながらすくい面(28,30)を有し、これらのすくい面がそれぞれ切削エッジ(8,10)から距離を増すにつれて前記基準面(R)に近づきすくい基底(26)に達し、この基底に続くすくい背面(32)が前記切削エッジ(8,10)との距離を増すにつれて基準面(R)から遠ざかり、前記すくい背面(32)の高さが各主刃(12)に沿って能動的切削コーナー(16)から受動的切削コーナー(18)の方向に増大することを特徴とする請求項1から6の1つに記載の切削インサート。
  8. 上側面(2)と下側面(4)がそれぞれすくい面(28、30)、すくい基底(26)およびすくい背面(32)を有する切屑案内構造を備え、切屑案内構造の半径が主刃(12)に沿って能動的切削コーナー(16)から受動的切削コーナー(18)の方向に増大することを特徴とする請求項1から7の1つに記載の切削インサート。
  9. 第1の切削エッジ(8)と第2の切削エッジ(10)がそれぞれ4個の主刃(12)と4個の副刃(14)を有し、隣接する主刃(12)がそれぞれ互いにほぼ直角に配置され、副刃(14)がそれぞれ隣接する主刃(12)に鈍角であることを特徴とする請求項1から8の1つに記載の切削インサート。
  10. 第1の切削エッジ(8)の能動的切削コーナー(16)が基準面(R)に対しそれぞれ第2の切削エッジ(10)の受動的切削コーナー(18)に対向するように形成され、第1の切削エッジ(8)の受動的切削コーナー(18)がそれぞれ第2の切削エッジ(10)の能動的切削コーナー(16)に対向するように形成されることを特徴とする請求項1から9の1つに記載の切削インサート。
  11. 副刃(14)の長さが主刃(12)の長さの1/6から1/2の間にあることを特徴とする請求項1から10の1つに記載の切削インサート。
  12. 副刃(14)がフライス工具の回転軸(Z)に対しほぼ垂直に位置決めされるように切削インサート(1)がフライス工具に取り付けられることを特徴とする請求項1から11の1つに記載の切削インサート(1)を少なくとも1つ備えたフライス工具。
JP2014527432A 2011-08-26 2012-08-23 フライス用両面切削インサート Active JP5844906B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
ATGM469/2011 2011-08-26
ATGM469/2011U AT12630U1 (de) 2011-08-26 2011-08-26 Doppelseitiger schneideinsatz zum fräsen
PCT/AT2012/000220 WO2013029072A1 (de) 2011-08-26 2012-08-23 Doppelseitiger schneideinsatz zum fräsen

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014524365A true JP2014524365A (ja) 2014-09-22
JP5844906B2 JP5844906B2 (ja) 2016-01-20

Family

ID=46799867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014527432A Active JP5844906B2 (ja) 2011-08-26 2012-08-23 フライス用両面切削インサート

Country Status (11)

Country Link
US (1) US9278396B2 (ja)
EP (1) EP2747925B2 (ja)
JP (1) JP5844906B2 (ja)
KR (1) KR101544334B1 (ja)
CN (1) CN103764327B (ja)
AT (1) AT12630U1 (ja)
ES (1) ES2557980T5 (ja)
IL (1) IL231033B (ja)
PL (1) PL2747925T5 (ja)
RU (1) RU2573303C2 (ja)
WO (1) WO2013029072A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017068922A1 (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 株式会社タンガロイ 切削インサートおよび切削工具
JP2022540581A (ja) * 2019-07-11 2022-09-16 セラティチット オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング フライス加工のための両面切削インサート
WO2023176618A1 (ja) * 2022-03-15 2023-09-21 京セラ株式会社 切削インサート、切削工具、及び切削加工物の製造方法

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6010845B2 (ja) * 2011-11-25 2016-10-19 住友電工ハードメタル株式会社 フライス加工用刃先交換式切削インサート
JP6205726B2 (ja) * 2013-01-15 2017-10-04 三菱マテリアル株式会社 正面フライス用切削インサート及び刃先交換式正面フライス
US10086448B2 (en) * 2013-05-10 2018-10-02 Tungaloy Corporation Indexable cutting tool
US9908184B2 (en) 2013-07-18 2018-03-06 Kyocera Corporation Cutting insert, cutting tool, and method of manufacturing a machined product
JP5888656B2 (ja) * 2014-06-02 2016-03-22 住友電工ハードメタル株式会社 切削インサートとフライスカッタ
AT14282U1 (de) * 2014-09-03 2015-07-15 Ceratizit Austria Gmbh Doppelseitiger Schneideinsatz und Fräswerkzeug
JP6457257B2 (ja) * 2014-12-18 2019-01-23 Dmg森精機株式会社 フライス工具、及びこれを用いた加工方法
US9776258B2 (en) * 2015-03-04 2017-10-03 Kennametal Inc. Double-sided, trigon cutting insert with rounded minor cutting edge and cutting tool therefor
WO2016152376A1 (ja) * 2015-03-23 2016-09-29 京セラ株式会社 インサート、ドリル及びそれを用いた切削加工物の製造方法
EP3072616B1 (en) * 2015-03-25 2018-10-10 Sandvik Intellectual Property AB Cutting insert and milling tool
US9981323B2 (en) 2015-07-16 2018-05-29 Kennametal Inc. Double-sided tangential cutting insert and cutting tool system using the same
USD778330S1 (en) 2015-07-16 2017-02-07 Kennametal Inc. Double-sided tangential cutting insert
USD777230S1 (en) 2015-07-16 2017-01-24 Kennametal Inc Double-sided tangential cutting insert
AT15155U1 (de) * 2016-02-26 2017-01-15 Ceratizit Austria Gmbh Schälplatte
KR101901748B1 (ko) 2016-12-27 2018-09-28 한국야금 주식회사 양면형 절삭 인서트 및 이를 장착한 절삭 공구
KR102015290B1 (ko) * 2017-11-14 2019-08-28 한국야금 주식회사 절삭 인서트 및 이를 장착한 절삭 공구
WO2020045438A1 (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 三菱マテリアル株式会社 切削インサートおよび刃先交換式切削工具
DE102020115987A1 (de) * 2019-07-05 2021-01-07 Kennametal India Limited Beidseitige, polygonale wendeschneidplatte mit abwechselnd konkaven und konvexen schneidkanten
JP7011689B1 (ja) * 2020-08-11 2022-01-27 株式会社タンガロイ 切削インサート及び回転切削工具
JP6875663B1 (ja) * 2020-09-07 2021-05-26 株式会社タンガロイ 切削インサート
EP3984672A1 (en) 2020-10-13 2022-04-20 Seco Tools Ab Double-sided cutting insert and milling tool
CN115106584A (zh) * 2021-03-23 2022-09-27 京瓷株式会社 切削刀片及切削刀具
JPWO2023032761A1 (ja) 2021-09-01 2023-03-09

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544872A (ja) * 2005-06-30 2008-12-11 イスカーリミテッド 切削インサート
JP2010142948A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Sandvik Intellectual Property Ab 両面割出し可能正面切削インサート
WO2011052340A1 (ja) * 2009-10-28 2011-05-05 京セラ株式会社 切削インサートおよび切削工具、並びにそれを用いた切削加工物の製造方法
WO2011092883A1 (ja) * 2010-01-29 2011-08-04 京セラ株式会社 切削インサートおよび切削工具、並びにそれを用いた切削加工物の製造方法
WO2011138950A1 (ja) * 2010-05-06 2011-11-10 株式会社タンガロイ 切削用インサートおよび刃先交換式切削工具
WO2012020784A1 (ja) * 2010-08-11 2012-02-16 京セラ株式会社 切削インサートおよび切削工具、並びにそれらを用いた切削加工物の製造方法
WO2012043579A1 (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 株式会社タンガロイ 切削インサートおよび切削工具

Family Cites Families (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2580916Y2 (ja) 1988-10-12 1998-09-17 三菱マテリアル株式会社 スローアウエイチップ
GB9010769D0 (en) * 1990-05-14 1990-07-04 Iscar Hartmetall Cutting insert
EP0480576B1 (en) * 1990-10-10 1995-06-07 Iscar Ltd. An insert for a milling cutter
IL103115A (en) * 1992-09-09 1996-09-12 Iscar Ltd Milling placement
WO1995020452A1 (de) * 1994-01-31 1995-08-03 Widia Gmbh Wendeschneidplatte und zugehöriges werkzeug
JP3317089B2 (ja) 1995-06-01 2002-08-19 三菱マテリアル株式会社 スローアウェイチップ及びスローアウェイ式カッタ
RU2125929C1 (ru) 1998-09-04 1999-02-10 Общество с ограниченной ответственностью Научно-производственная компания РОСТЕХНО Способ охлаждения зоны резания
US6530726B2 (en) 2001-04-04 2003-03-11 Kennametal Inc. Cutting insert having improved cutting
IL153252A0 (en) 2002-06-04 2003-07-06 Iscar Ltd Tangential cutting insert and milling cutter
DE10317760B4 (de) 2003-04-17 2005-08-25 Walter Ag Fräswerkzeug und Schneidplatte für ein solches
US7104735B2 (en) 2004-09-02 2006-09-12 Ingersoll Cutting Tool Company Tangential cutting insert and milling cutter
SE529068C2 (sv) 2005-09-28 2007-04-24 Seco Tools Ab Frässkär och fräsverktyg
DE102006024131A1 (de) * 2006-05-22 2007-11-29 Sandvik Intellectual Property Ab Schneideinsatz mit Planschneide, insbesondere für Planfräser
SE530090C2 (sv) * 2006-06-27 2008-02-26 Sandvik Intellectual Property Planfrässkär med flera bågformiga deleggar och konvexa släppningsytor
KR100886455B1 (ko) 2006-12-27 2009-03-04 한국야금 주식회사 고능률 절삭 인서트
IL182343A0 (en) 2007-04-01 2007-07-24 Iscar Ltd Cutting insert and tool for milling and ramping at high feed rates
EP2139633B1 (en) 2007-04-26 2017-05-31 Taegu TEC India P.LTD. Cutting insert for a milling cutter
DE102008002486A1 (de) 2007-06-21 2008-12-24 Ceramtec Ag Negative Schneidplatte mit doppelt-positiver Freifläche
SE532742C2 (sv) 2008-05-13 2010-03-30 Sandvik Intellectual Property Frässkär med biegg snedställd i måttlig vinkel
DE202008018646U1 (de) 2008-08-31 2017-03-24 Iscar Ltd. Schneideinsatz
US8491234B2 (en) * 2009-02-12 2013-07-23 TDY Industries, LLC Double-sided cutting inserts for high feed milling
US7976250B2 (en) * 2009-02-12 2011-07-12 Tdy Industries, Inc. Double-sided cutting inserts for high feed milling
KR101081698B1 (ko) 2009-02-16 2011-11-09 한국야금 주식회사 양면형 절삭 인서트를 적용한 밀링 절삭공구
EP2401107B1 (en) * 2009-02-27 2018-01-03 No Screw Ltd. Cutting tool holder and cutting tool including such a cutting tool holder
JP4603629B2 (ja) 2009-03-27 2010-12-22 京セラ株式会社 切削インサート及び切削工具、並びにそれを用いた被削材の切削方法
DE102009020373A1 (de) 2009-05-08 2010-11-11 Kennametal Inc. Fräser-Schneideinsatz
US8985915B2 (en) 2009-05-28 2015-03-24 Kyocera Corporation Cutting insert, cutting tool, and method of manufacturing machined product using the same
KR101107444B1 (ko) 2009-06-10 2012-01-19 대구텍 유한회사 절삭 공구 및 절삭 공구용 인서트
JP5369185B2 (ja) * 2009-06-29 2013-12-18 京セラ株式会社 切削インサート及び切削工具、並びにそれを用いた切削加工物の製造方法
JP5469172B2 (ja) 2009-08-31 2014-04-09 京セラ株式会社 切削工具およびそれを用いた切削加工物の製造方法
JP2011051039A (ja) 2009-08-31 2011-03-17 Kyocera Corp 切削インサートおよび切削工具ならびにそれらを用いた被削加工物の製造方法
JP5453702B2 (ja) 2009-11-25 2014-03-26 住友電工ハードメタル株式会社 刃先交換式チップ及びスローアウェイ式カッタ
RU2477674C1 (ru) 2011-08-15 2013-03-20 Общество с ограниченной ответственностью "Сборные конструкции инструмента фрезы Москвитина" Двухсторонняя режущая пластина

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008544872A (ja) * 2005-06-30 2008-12-11 イスカーリミテッド 切削インサート
JP2010142948A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Sandvik Intellectual Property Ab 両面割出し可能正面切削インサート
WO2011052340A1 (ja) * 2009-10-28 2011-05-05 京セラ株式会社 切削インサートおよび切削工具、並びにそれを用いた切削加工物の製造方法
WO2011092883A1 (ja) * 2010-01-29 2011-08-04 京セラ株式会社 切削インサートおよび切削工具、並びにそれを用いた切削加工物の製造方法
WO2011138950A1 (ja) * 2010-05-06 2011-11-10 株式会社タンガロイ 切削用インサートおよび刃先交換式切削工具
WO2012020784A1 (ja) * 2010-08-11 2012-02-16 京セラ株式会社 切削インサートおよび切削工具、並びにそれらを用いた切削加工物の製造方法
WO2012043579A1 (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 株式会社タンガロイ 切削インサートおよび切削工具

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017068922A1 (ja) * 2015-10-19 2017-04-27 株式会社タンガロイ 切削インサートおよび切削工具
JPWO2017068922A1 (ja) * 2015-10-19 2017-10-19 株式会社タンガロイ 切削インサートおよび切削工具
JP2022540581A (ja) * 2019-07-11 2022-09-16 セラティチット オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング フライス加工のための両面切削インサート
JP7405941B2 (ja) 2019-07-11 2023-12-26 セラティチット オーストリア ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング フライス工具
WO2023176618A1 (ja) * 2022-03-15 2023-09-21 京セラ株式会社 切削インサート、切削工具、及び切削加工物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2013029072A1 (de) 2013-03-07
PL2747925T3 (pl) 2016-04-29
RU2014102673A (ru) 2015-10-10
EP2747925B2 (de) 2018-11-21
US20140212229A1 (en) 2014-07-31
JP5844906B2 (ja) 2016-01-20
CN103764327B (zh) 2016-10-26
CN103764327A (zh) 2014-04-30
EP2747925A1 (de) 2014-07-02
ES2557980T3 (es) 2016-02-01
RU2573303C2 (ru) 2016-01-20
ES2557980T5 (es) 2019-05-03
PL2747925T5 (pl) 2019-05-31
KR101544334B1 (ko) 2015-08-12
IL231033A0 (en) 2014-03-31
US9278396B2 (en) 2016-03-08
AT12630U1 (de) 2012-09-15
KR20140056288A (ko) 2014-05-09
EP2747925B1 (de) 2015-10-28
IL231033B (en) 2019-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5844906B2 (ja) フライス用両面切削インサート
JP6353941B2 (ja) 切削インサートおよび切削工具、並びにそれを用いた切削加工物の製造方法
KR101978078B1 (ko) 양면형 절삭 인서트 및 밀링 공구
KR101997925B1 (ko) 절삭 인서트 및 밀링 공구
JP5690417B2 (ja) 直角加工用切削インサートおよびこれを備えるミリングカッター
JP5118198B2 (ja) コーナー凹み部を有する切削インサート
JP5525613B2 (ja) 切削インサートおよび切削工具、並びにそれらを用いた切削加工物の製造方法
KR101431891B1 (ko) 8개의 주절삭날과 와이퍼날을 가진 절삭 인서트 및 절삭 인서트를 포함하는 절삭 공구
JP4578577B2 (ja) 切削インサート、切削工具、およびそれらを用いる切削方法
EP3175945B1 (en) Cutting insert and replaceable cutting edge cutting tool
WO2012020784A1 (ja) 切削インサートおよび切削工具、並びにそれらを用いた切削加工物の製造方法
KR102029564B1 (ko) T 슬롯 커터
WO2015129769A1 (ja) 切削インサートおよび切削工具
KR20140004149A (ko) 접선 절삭 인서트 및 밀링 커터
JP2009274207A (ja) フライス加工用インサート
EP2703107B1 (en) Cutting insert and cutting tool
WO2009096516A1 (ja) 切削インサートおよび切削工具、並びに切削方法
WO2014080708A1 (ja) フライス加工用切削インサート
JP7101679B2 (ja) 切削インサートおよび肩削りフライス工具
JP2007290059A (ja) 超高圧焼結体切削工具
JP2017535439A (ja) 正方形ショルダをフライス加工するための切削インサートおよび切削ツール
KR101820557B1 (ko) 구조화된 공구 플랭크들을 갖는 절삭 인서트
EP2035175A1 (en) A replaceable cutting insert and a milling tool
JP5483872B2 (ja) 切削インサートおよび切削工具ならびにそれらを用いた切削方法
WO2016039347A1 (ja) 切削インサート及び刃先交換式回転切削工具

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140717

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5844906

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250