JP2580916Y2 - スローアウエイチップ - Google Patents

スローアウエイチップ

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JP2580916Y2
JP2580916Y2 JP1988133242U JP13324288U JP2580916Y2 JP 2580916 Y2 JP2580916 Y2 JP 2580916Y2 JP 1988133242 U JP1988133242 U JP 1988133242U JP 13324288 U JP13324288 U JP 13324288U JP 2580916 Y2 JP2580916 Y2 JP 2580916Y2
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ネガチップとよばれる上下面の稜線部に
切刃を有するスローアウェイチップの改良に関するもの
である。
[従来の技術とその課題] 一般に、上記のようなスローアウェイチップ(以下、
チップと略称する。)は、上下面と側面とが直角をなし
ており、上下面の稜線部に切刃が形成されている。この
チップは、例えば四角形状のものであれば8つのコーナ
ーを使用することができるので大変経済的である。
しかしながら、このようなチップでも一方の面の切刃
に欠損が生じたときに、その欠損が他方の面の切刃まで
波及することがあり、この場合、一度の欠損で2つの切
刃が使用不可能となってしまう。このようなトラブルは
主にコーナーで生じ易く、非常に不経済であるという問
題があった。
この考案は、上記問題点を解決するためになされたも
ので、一方のコーナーに欠損が生じても裏側のコーナー
に欠損が波及するのを防止することができるチップを提
供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、この考案のチップは、外
観多角形板状をなし、この多角形を呈する上下面がすく
い面とされて、その稜線部に切刃が形成されるととも
に、側面が逃げ面とされ、上記上下面と逃げ面とが直角
をなすネガチップとされたチップにおいて、上記上下面
のコーナーに挟まれた側面部分の中央部に、上記切刃と
の間に間隔を開けて上記側面どうしが交叉してなす仮想
稜線と直交する方向へ向けて延在する凹部を形成したこ
とを特徴とする。
[作用] 上記構成のチップにあっては、逃げ面とされる側面に
おいて、すくい面とされる上下面のコーナーに挟まれた
部分に凹部を形成しているから、これら上下面のうち一
方の面のコーナーに欠損が生じてもその欠損は凹部まで
しか波及せず、裏側のコーナーまで及ばない。しかも、
この凹部は、切刃との間に間隔を開けて形成されている
ので、この凹部を設けることによって切刃の刃先角が小
さくなることはなく、従って切刃強度が損なわれること
もない。さらに、この凹部は、上記上下面のコーナーに
挟まれた側面同士の中央部に形成されているので、チッ
プの上下面のいずれをすくい面とする場合でも、切刃や
コーナーと凹部との間の間隔は等しく、従ってチップを
反転させた際に切刃強度が著しく変化するような事態を
防止することができる。
[実施例] 以下、第1図および第2図を参照しながら本考案の実
施例について説明する。第1図は本実施例のチップを示
す斜視図である。この図に示すチップは、平面視正方形
状をなす板状のもので、すくい面とされる上下面1と側
面2とが直角をなすネガチップとされている。
上下面1の稜線部には切刃3が形成され、切刃3に連
続する側面2が逃げ面とされている。そして、上下面1
のコーナ1aに挟まれた側面部分の中央部には、上下面1
の切刃3との間にそれぞれ間隔を開けて、側面2どうし
が交叉してなす仮想稜線lと直交しかつ2つの側面2と
同一角度をなす方向へ向けて延在する凹部10が形成され
ている。この凹部10は、第2図に示すように断面形状が
矩形状に形成され、その最大深さHは、凹部10が側面2
のうちの平坦な部分に達するように設定されている。
このようなチップでは、例えば上記上下面1,1のうち
上面1をすくい面とした場合、この上面1に対向する方
向に作用する切削抵抗や負荷によってたとえこの上面1
のコーナー1aに欠損が生じても、その欠損は凹部10まで
しか波及せず、下面1側のコーナー1aまで及ばない。し
たがって、8つのコーナー1aを全て使用することがで
き、ネガチップを経済的に使用することができる。
しかも、凹部10は、上下面1のコーナー1aに挟まれた
側面2部分の中央部に形成されており、従ってこの凹部
10とコーナー1aとの間には、上下面1に対して直角をな
す側面2部分が残されるため、このような凹部10を設け
ることによりコーナー1aにおける切刃強度が損なわれて
却って欠損が生じ易くなるような事態を防止することが
できるとともに、上下面1のいずれをすくい面として使
用する場合でも、コーナー1aと凹部10との間隔が変わる
ことはなく、このためチップを反転させた際にコーナー
1aの強度が著しく変化してしまうような事態をも防ぐこ
とができる。
なお、上記実施例では凹部10の断面形状を矩形状とし
ているが、第3図に示すような三角形状、第4図に示す
ような円弧状としても良い。また、凹部10をチップの厚
さ方向に複数連設しても良い。さらに、上記実施例は本
考案を四角形状のチップに適用したものであるが、その
他、三角形状や菱形のものであっても同様の効果を奏す
ることは勿論である。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案のチップでは、上下面の
コーナーに挟まれた側面部分の中央部に、切刃との間に
間隔を開けて側面どうしが交叉してなす仮想稜線と直交
する方向へ向けて延在する凹部を形成したものであるか
ら、上記上下面のうちすくい面とされた一方の面に対向
する方向に作用する切削抵抗や負荷により、この一方の
面のコーナーに欠損が生じてもその欠損は凹部までしか
波及せず、他方の面のコーナーまで及ばない。したがっ
て、すくい面とされる上下面と逃げ面とされる側面とが
直角をなすネガチップにおいて、全てのコーナーを使用
することができ、ネガチップを経済的に使用することが
できるという効果が得られる。しかも、この凹部は、上
下面のコーナーに挟まれた側面部分の中央部に設けられ
ているので、このような凹部を設けることによりコーナ
ーにおける切刃の刃先強度が損なわれて却って欠損が生
じ易くなるような事態を未然に防ぐことができるととも
に、チップを反転させた際に切刃の強度が著しく変化し
てしまうようなこともなく、チップの経済性のより一層
の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例を示し、第1図は
チップの斜視図、第2図は第1図のV方向矢視図、第3
図および第4図は第2図に示す凹部10の断面形状の変形
例を示す図である。 1……上下面、1a……コーナー、2……側面、3……切
刃、10……凹部、l……仮想稜線。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外観多角形板状をなし、この多角形を呈す
    る上下面がすくい面とされて、その稜線部に切刃が形成
    されるとともに、側面が逃げ面とされ、上記上下面と逃
    げ面とが直角をなすネガチップとされたスローアウェイ
    チップにおいて、上記上下面のコーナーに挟まれた側面
    部分の中央部に、上記切刃との間に間隔を開けて上記側
    面どうしが交叉してなす仮想稜線と直交する方向へ向け
    て延在する凹部を形成したことを特徴とするスローアウ
    ェイチップ。
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