JP2014522145A - スケジューリング概念 - Google Patents

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Abstract

通信システム500内でのスケジューリングの概念。通信システムは、モバイル・トランシーバ100、基地局トランシーバ200、およびデータ・サーバ300を含む。基地局トランシーバ200でのスケジューリング概念は、モバイル・トランシーバ100、基地局トランシーバ200、および/またはデータ・サーバ300によって判定されるコンテキスト情報に基づく。

Description

本発明の実施形態は、通信ネットワークに関し、排他的にではなくより具体的には、モバイル通信ネットワークでのパケット・データ伝送に関する。
モバイル・サービスに関するより高いデータ・レートの需要は、着実に高まりつつある。同時に、第3世代システム(省略形として3G)および第4世代システム(省略形として4G)などの現代のモバイル通信システムは、より高いスペクトル効率を可能にし、より高いデータ・レートおよびセル容量を可能にする強化された技術を提供する。現在のハンドヘルド機のユーザは、満足させるのがよりむずかしくなっている。古いフィーチャー・ホンは、データ・トラフィックまたは音声トラフィックだけを生成したが、現在のスマートホン、タブレット、およびネットブックは、お互いに基本的に異なる可能性があるさまざまなアプリケーションを並列に走行させる。フィーチャー・ホンと比較して、このアプリケーション混合物は、複数の新しい特性につながる。たとえば、非常に動的な負荷統計が生じる。現代のハンドヘルド機は、バースト性のトラフィックを生成するさまざまなアプリケーションをサポートし、G.Maier、F.Schneider、A.Feldmann、「A First Look at Mobile Hand−held Device Traffic」、In Proc.Int.Conference on Passive and Active Network Measurement(PAM ’10)、2010年4月を参照されたい。さらに悪いことに、マルチタスキング・オペレーション・システムを用いると、これらのアプリケーションの多くは、並列に走行し、ユーザは、アクティブ・アプリケーションのこの混合物を任意の瞬間に変更することができる。その結果、生成される負荷は、すばやく変化する可能性があり、高いピークが、いつでも現れる可能性がある。
さらに、負荷統計は、非常に多様になる可能性がある。アプリケーション混合物が静的なままである場合であっても、要求される負荷は、アプリケーションの間で基本的に異なる可能性がある。その結果、現在、フィーチャー・ホンより大きい、満足すべき負荷要求のスペクトルがある。さらに、制約の動力学が増加した。各アプリケーションは、誤り率および遅延において異なる要件を有する可能性があり、この要件は、アプリケーションがインアクティブになる時またはアプリケーション混合物が変化する時に変化する可能性がある。その結果、UE(3GPP用語と一致するUser Equipmentの省略形として。3GPPは、3rd Generation Partnership Projectの省略形である)に与えられる保証は、すぐに古くなる可能性がある。
これらのトラフィック特性は、サービス品質(省略形としてQoS)を保ちながら現代のUEに無線チャネル・リスースを効率的に割り振ることを困難にする。第1に、負荷統計は、現在、不安定で特性を表すことおよび予測することがむずかしく、F.Schneider、S.Agarwal、T.Alpcan、A.Feldmann、「The New Web: Characterizing AJAX Traffic」、In Proc.Int.Conference on Passive and Active Network Measurement、2008年4月を参照されたい。第2に、その下でリソースが割り当てられる制約は、非常に多様であり、任意の時に変化する可能性がある。最後に、アプリケーションQoS需要は、ユーザの現在の環境(たとえば、その位置、速度、および他のユーザへの距離)に依存する可能性がある。
G.Bianchi他、「A Programmable MAC Framework for Utility−Based Adaptive Quality of Service Support」、IEEE JOURNAL ON SELECTED AREAS IN COMMUNICATIONS、VOL.18、NO.2、2000年2月は、ハイブリッド集中/分散データ・リンク・コントローラに基づくプログラマブル媒体アクセス制御フレームワークの設計および評価を開示するものである。プログラマブル・フレームワークおよびそれに関連するアルゴリズムは、アプリケーション固有適合の必要を考慮に入れた公平で効率的な形で時間変動し帯域幅制約されるネットワーク(たとえば、無線ネットワーク)上の適合的なリアルタイム・アプリケーションをサポートすることができる。フレームワークは、柔軟であり、拡張可能であり、新しい適合的なサービスのオンデマンドでの動的導入をサポートする。サービス作成プロセスの一部として、アプリケーションンは、分散適合ハンドラのセットと相互作用して、集中適合コントローラを更新する必要なしにサービスをプログラムする。この手法は、アプリケーションがそこから選択するデータ・リンクでの「ハードワイヤード」サービスの固定されたセットを提供する技法とは対照的である。適合的なアプリケーションの間での使用可能な帯域幅の公平な割振りの責任を負う集中化された適合コントローラは、アプリケーション固有特定帯域幅効用曲線によって駆動される。分散適合ハンドラのセットは、アプリケーションが効用曲線、適合時間スケール、および適合ポリシに関する適合の要求をプログラムすることを可能にするために、集中コントローラと相互作用するエッジ・デバイスで実行される。集中コントローラは、適合的なリアルタイム・サービスを構築するためにハンドラ使用を分散する、「プロファイル」と呼ばれる単純なメタサービスのセットを提供する。
G.Maier、F.Schneider、A.Feldmann、「A First Look at Mobile Hand−held Device Traffic」、In Proc.Int.Conference on Passive and Active Network Measurement(PAM ’10)、2010年4月 F.Schneider、S.Agarwal、T.Alpcan、A.Feldmann、「The New Web: Characterizing AJAX Traffic」、In Proc.Int.Conference on Passive and Active Network Measurement、2008年4月 G.Bianchi他、「A Programmable MAC Framework for Utility−Based Adaptive Quality of Service Support」、IEEE JOURNAL ON SELECTED AREAS IN COMMUNICATIONS、VOL.18、NO.2、2000年2月 J.Huang、V.G.Subramanian、R.Agrawal、およびR.A.Berry、「Downlink Scheduling and Resource Allocation for OFDM Systems」、IEEE Trans. Wireless Commun.、vol.8、288〜296頁、2009年 Wen−Hsing KuoおよびWanjiun Liao、「Utility−based radio resource allocation for QoS traffic in wireless networks」、IEEE Trans. Wireless Commun.、vol.7、2714〜2722頁、2008年 S.ShakkottaiおよびA.L.Stolyar、「Scheduling Algorithms for a Mixture of Real−Time and Non−Real−Time Data in HDR」、Proc.Int.Teletraffic Congress(ITC−17)、2001年 F.Kelly、「Charging and rate control for elastic traffic」、Euro.Trans.Telecomms.、vol.8、33〜37頁、1997年 NGMN Alliance、「Radio access performance evaluation methodology」、http://www.ngmn.org/でオンラインで入手可能、2007年6月 J.Nielsen、「Website response times」、http://www.useit.com/alertbox/response−times.html、2010年
諸実施形態は、アプリケーションQoS需要が、ユーザの現在の環境、たとえばその位置、速度、および他のユーザへの距離に依存する可能性があるという発見に基づく。諸実施形態は、アプリケーションおよびアプリケーショ状態固有メトリックを考慮に入れるより高度なスケジューリング概念の必要があるという発見に基づく。言い替えると、諸実施形態は、現代のUEに関して、ユーザのサービス品質(QoS)が、その現在走行中のアプリケーションだけではなく、そのコンテキストにも依存するという発見に基づく。そのような条件の下であってもチャネル・リソースを効率的に割り振るために、諸実施形態は、無線ラジオ・リソース管理(省略形としてRRM)に関するコンテキスト情報を利用することができる。
諸実施形態は、さらに、コンテキスト情報に効率的にアクセスし、格納し、転送するために、トランザクションベースのアーキテクチャおよびデータ構造を介してコンテキスト情報を入手し、シグナリングすることができるという発見に基づくものとすることができる。さらに、諸実施形態は、無線リソースをユーザのコンテキストに従って割り振ることができるという発見に基づくものとすることができる。諸実施形態は、現在のアプリケーション混合物およびさらなるコンテキスト情報を考慮に入れながら、UEにリソースを効率的に割り当てるためにスケジューリング概念を提供することができる。したがって、諸実施形態は、コンテキスト対応無線ネットワーク内でリソースにアクセスし、シグナリングし、割り振るのに完全にまたは部分的に使用できるリソース割当フレームワークを提供することができる。したがって、諸実施形態は、リソース割当、すなわちスケジューリングがユーザのコンテキストを知っている時に、より効率的なラジオ・リソース管理をモバイル通信システム内で達成できるという発見に基づくものとすることもできる。そのようなコンテキストを、ユーザの環境から抽出された情報およびそのような情報の組み合わせと定義することができる。
諸実施形態を、コンテキスト対応リソース割当(省略形としてCARA)と称することもでき、これらは、複数のコンポーネントを有するシステムを含むことができる。
諸実施形態は、モバイル通信システムまたはネットワーク内のモバイル・トランシーバのための装置を提供することができる。用語モバイル通信システムおよびモバイル通信ネットワークは、次では同義に使用される。そのような装置を、UEまたはモバイル・トランシーバでコンテキスト情報を観察するコンテキスト抽出モジュールとして実施することができる。コンテキスト情報を、その後、トランザクションに基づいてトランスポートすることができ、このトランザクションは、走行中のアプリケーションごとに、単一のプロトコル・データ・ユニット内でデータ、トラフィック要件、および関連するシグナリング情報を組み合わせる。さらに、諸実施形態は、システム内のすべてのアプリケーションにまたがるリソース割振り問題を効率的に解決する対応するトランザクションベースのスケジューラを含むことができる、基地局トランシーバの装置を提供することができる。
諸実施形態は、ユーザのコンテキストを知っているスケジューリング概念を使用することによって、効率的なラジオ・リソース管理を可能にすることができる。諸実施形態は、アプリケーションの需要へのスケジューリングおよびリソース割振りの正確な調整を可能にすることができる。諸実施形態は、アプリケーションがその需要を変更する時またはこれらの需要を満足できない時の、スケジューラのすばやい反応を可能にすることができる。さらに、諸実施形態は、スケジューラ固有モデルまたはトラフィック・モデルとは独立の既存のRRM方式にコンテキスト・アウェアネスを統合することを可能にすることができる。
より具体的には、諸実施形態はモバイル通信システム内のモバイル・トランシーバのための装置を提供する、すなわち、諸実施形態は、モバイル・トランシーバによって操作されるかこれに含まれる前記装置を提供することができる。次では、この装置を、モバイル中継局トランシーバ装置とも称する。モバイル通信システムは、さらに、基地局トランシーバを含む。モバイル通信システムは、たとえば、LTE(Long Term Evolutionの省略形として)、LTE−A(LTE−Advancedの省略形として)、UTRAN(UMTS Terrestrial Radio Accessの省略形として。UMTSは、Universal Mobile Telecommunication Systemの省略形である)、E−UTRAN(Evolved−UTRANの省略形として)、GERAN(GSM/EDGE Radio Access Networkの省略形として。GSMはGlobal System for Mobile Communicationの省略形であり、EDGEはEnhanced Data Rates for GSM Evolutionの省略形である)、一般にOFDMA(直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)の省略形である)ネットワークなどの3GPP標準化されたモバイル通信ネットワークのうちの1つに対応することができる。
モバイル・トランシーバ装置は、モバイル・トランシーバ上で走行するアプリケーションから、モバイル・トランシーバ上で走行するオペレーション・システムから、またはモバイル・トランシーバのハードウェア・ドライバもしくはハードウェアからコンテキスト情報を抽出する手段であって、コンテキスト情報は、アプリケーションの状態に関する情報および/またはモバイル・トランシーバの状態に関する情報を含む、抽出する手段を含む。言い替えると、コンテキスト情報は、アプリケーションに関する情報を含むことができ、たとえば、ユーザ・フォーカスすなわちアプリケーションが現在フォアグラウンドまたはバックグラウンドのどちらに表示されているのかに関する情報、アプリケーションのタイプすなわちウェブ・ブラウジング、対話型、ストリーミング、会話型、その他に関する情報、要求のタイプすなわち要求されるデータがプリフェッチされるのみなのか即座に表示されるのかに関する情報、ある種の遅延またはQOS要件に関する情報、その他を含むことができる。
言い替えると、コンテキスト情報を、アプリケーションごとに提供することができる。たとえば、2つのストリーミング・アプリケーションが、モバイル・トランシーバ上で並列に走行しつつある。従来技術によれば、両方のアプリケーションのデータは、より下のレイヤでストリーミング・トランスポート・チャネルにマッピングされるはずである。したがって、従来技術によれば、2つのアプリケーションからのデータは、スケジューラによって区別されないはずである。諸実施形態によれば、コンテキスト情報を、アプリケーションについて別々に使用可能とすることができる。たとえば、一方のアプリケーションのコンテキスト情報は、そのアプリケーションがフォアグラウンドで表示されることを示すことができ、他方のアプリケーションのコンテキスト情報は、そのアプリケーションがバックグラウンドにあることを示すことができる。したがって、諸実施形態は、この2つのアプリケーションおよびそのデータを、スケジューラによって区別でき、フォアグラウンドで走行するアプリケーションに優先権を与えることができるという利益を提供することができる。コンテキスト情報を、オペレーション・システムから抽出することもできる。というのは、アプリケーションが、それがフォアグラウンドまたはバックグラウンドのどちらにあるのかに関する情報を有しない場合があるからである。この情報は、アプリケーションの状態をも決定し、モバイル・トランシーバのオペレーション・システムのウィンドウ・マネージャから抽出され得る。
さらに、モバイル・トランシーバ装置は、アプリケーションに関連するデータ・パケットを基地局トランシーバを介してデータ・サーバと通信する手段を含むことができる。言い替えると、モバイル・トランシーバは、データ・パケットを使用してデータ・サーバと通信するのに基地局トランシーバを使用する。これらのデータ・パケットを、両方向で、モバイル・トランシーバから基地局トランシーバへすなわちアップリンクでおよび基地局トランシーバからモバイル・トランシーバへすなわちダウンリンクで、送信し受信することができる。データ・スケジューリングに関して、ダウンリンク方向は、より人気があり、次の実施形態は、ダウンリンクに焦点を合わせて説明される。しかし、諸実施形態は、たとえばE−DCH(Enhanced−Dedicated Channelの省略形として。High Speed Uplink Packet Accessの省略形であるHSUPAとも称する)を使用するUTRANのように、アップリンク・スケジューリングに関するコンテキスト・アウェアネスを提供することもできる。データ交換が、モバイル・トランシーバとデータ・サーバとの間で、モバイル通信ネットワークを介して実行されると仮定されることに留意されたい。したがって、データ・サーバは、たとえばデータ・ストレージ、パーソナル・コンピュータ、別のモバイル・トランシーバ、タブレット・コンピュータ、その他としての、任意の他の通信機器に対応することができる。基地局トランシーバとデータ・サーバとの間の無線インターフェースが、伝送チェーン内のボトルネックである可能性が高いので、無線インターフェースのスケジューリングは、全体的な伝送にとってクリティカルであり、したがって、ユーザ満足と、QOS要件がそれぞれのサービスについて満足されるかどうかとを決定する。
さらに、モバイル・トランシーバ装置は、コンテキスト情報を基地局トランシーバに提供する手段を含む。コンテキスト情報を提供する手段を、基地局トランシーバへのシグナリング接続を使用してコンテキスト情報を提供するように適合させることができ、コンテキスト情報を提供する手段は、ダウンリンク送信に関するコンテキスト情報をアップリンク送信に含め、かつ、その逆を行うこともできる。諸実施形態では、コンテキスト情報は、アプリケーションのサービス品質要件に関する情報、アプリケーションに関連するデータ・パケットの優先順位情報、アプリケーションの複数のデータ・パケットのユニティに関する情報、アプリケーションの負荷需要に関する情報、アプリケーションの遅延制約または誤り率制約に関する情報、ウィンドウ状態に関する情報、メモリ消費に関する情報、モバイル・トランシーバ上で走行するアプリケーションのプロセッサ使用に関する情報、モバイル・トランシーバの現在位置、速度、方位、および/または別のモバイル・トランシーバへのモバイル・トランシーバの距離に関する情報を含むことができる。
データ・パケットのユニティは、たとえば複数のデータ・パケットが一緒に属することを示す情報を指すことができ、アプリケーションは、アプリケーションを表示するイメージに対応することができ、イメージ・データは、複数のデータ・パケットに含まれる。コンテキスト情報は、何個のデータ・パケットが1つのイメージを参照するのかを示すことができる。この情報を、スケジューラによって考慮に入れることができる。言い替えると、コンテキスト情報から、スケジューラは、データ・パケットの間のある種の関係を判定することができ、たとえば、ユーザは、イメージ全体が表示される場合に限って満足される可能性があり、したがって、そのイメージを参照するすべてのパケットが、穏当な時間間隔にモバイル・トランシーバに送信されなければならない。これを用いて、スケジューラが前もって計画することを可能にすることができる。
諸実施形態では、抽出する手段を、モバイル・トランシーバのオペレーション・システムからまたはモバイル・トランシーバ上で走行しつつあるアプリケーションから、コンテキスト情報を抽出するように適合させることができる。言い替えると、モバイル・トランシーバのオペレーション・システムは、たとえばアプリケーションの状態情報(フォアグラウンド/バックグラウンド、アクティブ/サスペンデッド、スタンバイ、その他)としてコンテキスト情報を提供することができる。もう1つのオプションは、アプリケーション自体がコンテキスト情報を提供することである。諸実施形態では、モバイル・トランシーバ装置は、さらに、トランザクション・データ・パケットを構成する手段をさらに含むことができ、トランザクション・データ・パケットは、アプリケーションからのデータ・パケットおよびコンテキスト情報を含むことができる。言い替えると、諸実施形態は、ペイロード・セクション内に複数のデータ・パケットを、制御セクション内にコンテキスト情報を有するプロトコルを使用することができる。
さらに、諸実施形態は、モバイル通信システム内の基地局トランシーバのための装置を提供することができる、すなわち、諸実施形態は、基地局トランシーバによって操作されまたはこれに含まれる前記装置を提供することができる。次では、この装置を、基地局トランシーバ装置とも称する。基地局トランシーバ装置は、モバイル・トランシーバ上で走行するアプリケーションに関連するデータ・パケットを受信する手段を含み、アプリケーションに関連するデータ・パケットに関するコンテキスト情報を入手する手段を含む。さらに、基地局トランシーバ装置は、コンテキスト情報に基づいてデータ・パケットの送信のためにモバイル・トランシーバをスケジューリングする手段を含む。上で説明したように、スケジューラまたはスケジューリングする手段は、コンテキスト情報を考慮に入れ、したがって、コンテキスト対応スケジューリングを実行する。
基地局トランシーバ装置の実施形態は、異なる形でコンテキスト情報を入手することができる。3つの例は、コンテキスト情報がモバイル・トランシーバから受信される、コンテキスト情報がデータ・サーバから受信される、またはコンテキスト情報がモバイル・トランシーバとデータ・サーバとの間で交換されるデータ・パケットをバイパスすることから、たとえば、データ・パケットをスニッフしまたは盗聴しまたはインスペクトすることによって判定される、である。言い替えると、諸実施形態では、入手する手段を、データ・パケットをインスペクトすることによって、モバイル・トランシーバからコンテキスト情報を受信することによって、および/またはデータ・サーバからコンテキスト情報を受信することによって、コンテキスト情報を入手するように適合させることができる。上で説明したように、コンテキスト情報は、アプリケーションのサービス品質要件に関する情報、アプリケーションに関連するデータ・パケットの優先順位情報、アプリケーションの複数のデータ・パケットのユニティに関する情報、アプリケーションの負荷需要に関する情報、アプリケーションの遅延制約または誤り率制約に関する情報、ウィンドウ状態に関する情報、メモリ消費に関する情報、モバイル・トランシーバ上で走行するアプリケーションのプロセッサ使用に関する情報、モバイル・トランシーバの現在位置、速度、方位、および/または別のモバイル・トランシーバへのモバイル・トランシーバの距離に関する情報を含むことができる。
さらに、スケジューリングする手段を、ユニティに関する情報が参照する複数のデータ・パケットのサービス品質要件が満足されるように、送信のためにモバイル・トランシーバをスケジューリングするように適合させることができる。言い替えると、スケジューラは、ユニティのすべてのデータ・パケットが間に合って送達され、したがって前もって計画される時に限って、ユーザ満足を達成できることを考慮に入れることができる。スケジューリングする手段を、複数のトランザクションの送信シーケンスを決定するように適合させることができ、トランザクションは、コンテキスト情報がそれに関するユニティを示す複数のデータ・パケットであり、複数のトランザクションは、1つまたは複数のモバイル・トランシーバによって走行される複数のアプリケーションを参照する。言い替えると、同一のアプリケーションから発する、すなわち、たとえばあるウェブ・ページのすべてのオブジェクトと同一の状態および要件を共有するデータ・パケットを、いわゆるトランザクションを形成する追加のコンテキスト情報と一緒に収集することができる。その後、トランザクションは、スケジューリング・クラスを決定するように働くことができる。すなわち、スケジューリングを、アプリケーションまたはトランザクションを基礎とするのではなく、ユーザを基礎として、たとえば、バッファ状態に基づいて実行することができる。その後、トランザクションを、ユーザ・レベルでのみ区別するのではなく、スケジューラによって区別することができる。ユーザまたはモバイル・トランシーバは、複数のアプリケーションについて複数のトランザクションを利用することができ、コンテキスト情報は、トランザクションごとに別々に入手され得る。
スケジューリングする手段は、効用関数に基づいてトランザクションのシーケンスの順序を判定することができ、効用関数は、コンテキスト情報に基づいて判定されるトランザクションの完了時刻に依存する。言い替えると、コンテキスト情報を、効用関数を使用して評価することができる。効用関数は、ユーザ満足の尺度とすることができ、したがって、トランザクションの完了時間に依存するものとすることができ、たとえば、ウェブ・ブラウジング・アプリケーションが要求したウェブ・ページのデータ・パケットを含むトランザクションについて、完了時間を、たとえば2sとすることができる。言い替えると、完全なユーザ満足は、ウェブ・ページのすべての内容が2s未満で送信される時に達成することができる。そうでなければ、ユーザ満足およびそれに伴う効用関数は、劣化する。トランザクションのシーケンスを、諸実施形態で異なる形で判定することができる。いくつかの実施形態では、送信シーケンスは、トランザクションの複数の異なるシーケンスの反復から判定される。複数の異なるシーケンスは、複数のトランザクションの異なる置換に対応することができる。スケジューリングする手段を、複数の異なるシーケンスのそれぞれについて効用関数を判定するように適合させることができ、最大の効用関数に対応する複数の異なるシーケンスからの送信シーケンスを選択するようにさらに適合させることができる。言い替えると、諸実施形態では、スケジューリング判断を、最適化されたユーザ満足または効用関数に基づいて決定することができ、ここで、最適化を、シーケンスの制限されたセットに基づくものとすることができる。
いくつかの実施形態では、実際の送信シーケンスまたはスケジューリング判断を、さらに、特定のユーザのラジオ条件に基づくものとすることができ、たとえば、スケジューリングする手段を、トランザクションごとのサポート可能なデータ・レートに基づいて送信シーケンスをさらに変更するように適合させることができる。他の実施形態では、他の公平さ判断基準またはレートまたはスループット判断基準を考慮することができる。
さらに、諸実施形態は、データ・サーバのための装置を提供することができる、すなわち、諸実施形態は、データ・サーバによって操作されまたはこれに含まれる前記装置を提供することができる。次では、この装置を、データ・サーバ装置とも称する。データ・サーバは、モバイル・トランシーバ上で走行するアプリケーションに関連するデータ・パケットをモバイル通信システムを介してモバイル・トランシーバに通信することができる。データ・サーバ装置は、データ・パケットのコンテキスト情報を導出する手段と、データ・パケットと一緒にコンテキスト情報をモバイル通信システムに送信する手段とを含むことができる。言い替えると、データ・サーバ上のアプリケーションまたはオペレーション・システムを、モバイル・トランシーバ上のアプリケーションまたはオペレーション・システムへのコンテキスト情報提供に関する対の片方とすることができる。やはり、コンテキスト情報は、アプリケーションのサービス品質要件に関する情報、アプリケーションに関連するデータ・パケットの優先順位情報、アプリケーションの複数のデータ・パケットのユニティに関する情報、アプリケーションの負荷需要に関する情報、アプリケーションの遅延制約または誤り率制約に関する情報、ウィンドウ状態に関する情報、メモリ消費に関する情報、モバイル・トランシーバ上で走行するアプリケーションのプロセッサ使用に関する情報、などを含むことができる。導出する手段を、データ・サーバのオペレーション・システムからまたはデータ・サーバ上で走行するアプリケーションからコンテキスト情報を抽出するように適合させることができる。
諸実施形態では、データ・サーバ装置は、アプリケーションからのデータ・パケットおよびコンテキスト情報を含むデータ・パケットを構成する手段をさらに含むことができる。すなわち、データ・サーバは、トランザクション・プロトコルを終了することができる。したがって、データ・サーバ装置は、アプリケーションからのデータ・パケットおよびコンテキスト情報を含むことができるトランザクション・データ・パケットを構成する手段をさらに含むことができる。
諸実施形態は、対応する方法をさらに提供することができる。諸実施形態は、基地局トランシーバをさらに含むモバイル通信システム内のモバイル・トランシーバのための方法を提供することができる。この方法は、モバイル・トランシーバ上で走行するアプリケーションから、モバイル・トランシーバ上で走行するオペレーション・システムから、またはモバイル・トランシーバのハードウェア・ドライバもしくはハードウェアからコンテキスト情報を抽出するステップであって、コンテキスト情報は、アプリケーションの状態に関する情報および/またはモバイル・トランシーバの状態に関する情報を含む、ステップを含む。この方法は、アプリケーションに関連するデータ・パケットを基地局トランシーバを介してデータ・サーバと通信するステップと、コンテキスト情報を基地局トランシーバに提供するステップとをさらに含む。
さらに、諸実施形態は、モバイル・トランシーバをさらに含むモバイル通信システム内の基地局トランシーバのための方法を提供することができる。この方法は、モバイル・トランシーバ上で走行するアプリケーションに関連するデータ・パケットを受信するステップと、アプリケーションに関連するデータ・パケットに関するコンテキスト情報を入手するステップとを含む。この方法は、コンテキスト情報に基づいてデータ・パケットの送信のためにモバイル・トランシーバをスケジューリングするステップをさらに含む。
さらに、諸実施形態は、データ・サーバの方法を提供することができる。データ・サーバは、モバイル・トランシーバ上で走行するアプリケーションに関連するデータ・パケットをモバイル通信システムを介してモバイル・トランシーバに通信する。この方法は、データ・パケットのコンテキスト情報を導出するステップと、データ・パケットと一緒にコンテキスト情報をモバイル通信システムに送信するステップとを含む。
諸実施形態は、上記のモバイル・トランシーバ装置を含むモバイル・トランシーバ、上記の基地局トランシーバ装置を含む基地局トランシーバ、上記のデータ・サーバ装置を含むデータ・サーバ、ならびに/またはモバイル・トランシーバ、基地局トランシーバ、および/もしくはデータ・サーバを含む通信システムをさらに提供することができる。
諸実施形態は、コンピュータ・プログラムがコンピュータまたはプロセッサ上で実行される時に上で説明した方法のうちの1つを実行するプログラム・コードを有するコンピュータ・プログラムをさらに含むことができる。
諸実施形態が、将来のトランザクションのチャネル品質またはサポート可能なデータ・レートを判定するチャネル推定手段またはチャネル予測手段を使用することができることに留意されたい。チャネル推定手段および/またはチャネル予測手段を、チャネル推定および/またはチャネル予測を現在のチャネル推定値、チャネル推定ヒストリすなわち以前のチャネル推定値、既知の伝搬条件または伝搬損失、ラジオ・チャネルに関する統計的知識、その他に基づくものにするように適合させることができる。
諸実施形態は、チャネル・リソースがアプリケーションによって必要とされない時にそのチャネル・リソースを解放することまたは要求される時に限ってアプリケーションに優先順位を付けることを可能にするラジオ・リソース管理を可能にするという利益を提供することができ、これは、チャネル・リソースが使用される効率を改善することができる。シミュレーションは、諸実施形態が、PF(Proportional Fairの省略形としての)制約の下または最小平均遅延制約(すなわち、Earliest Deadline Firstの省略形としてのEDF)の下の現在のスケジューリング・ポリシより効率的にラジオ・リソースを利用できることを示した。PFと比較して、75%だけより高い負荷を、等しいQoSでサポートすることができる。EDFと比較して、46%だけより多くをサポートすることができる。
さらに、諸実施形態は、RRMおよびアプリケーションの柔軟性を高めることができる。現在のRRM方式とは異なって、遅延を、データ・レートとトレードオフすることができ、アプリケーションに、RRM状況について知らせることができる。これは、ユーザの需要またはオペレータの需要に合わせてリソース使用量を調整することを可能にするだけではない可能性がある。これは、RRMおよびアプリケーションが、変化した条件(チャネル、負荷、トラフィック要件、UE能力)に反応することをも可能にすることができ、したがってRRMおよびアプリケーション設計のより効率的な道を開くことができる。
いくつかの他の特徴または態様は、例としてのみ、添付図面を参照する、装置および/または方法および/またはコンピュータ・プログラムの次の非限定的な実施形態を使用して説明される。
諸実施形態を用いる通信システムを示す図である。 RRMシステムの基本構造を示す図である。 モバイル・トランシーバのための装置の実施形態および基地局トランシーバのための装置の実施形態を示すブロック図である。 モバイル・トランシーバのための装置の実施形態を示すブロック図である。 モバイル・トランシーバのための装置のもう1つの実施形態を示すブロック図である。 諸実施形態によって使用されるトランザクションを示す図である。 基地局トランシーバのための装置の実施形態を示すブロック図である。 一実施形態のスケジューリングの手段を示す図である。 異なる実施形態のシーケンス・ペナルティの相違を示すビュー・グラフを示す図である。 例示的な効用関数を示す図である。 総効用の変化の計算を示す図である。 平均和効用対トラフィック負荷のシミュレーション結果を示す図である。 平均セル・スループット対トラフィック負荷のシミュレーション結果を示す図である。 異なる回数の反復に関する平均トランザクション効用対トラフィック負荷のシミュレーション性能を示す図である。 データ・サーバのための装置の一実施形態を示すブロック図である。 モバイル・トランシーバの方法の一実施形態を示す流れ図である。 基地局トランシーバの方法の一実施形態を示す流れ図である。 データ・サーバの方法の一実施形態を示す流れ図である。
図1に、「トランザクション・マネージャ」としてもラベルを付けられたモバイル・トランシーバ装置10と、モバイル・トランシーバ100上で実行されつつある複数のアプリケーション11とを含むモバイル・トランシーバ100の実施形態を有する通信システム500を示す。さらに、図1に、「CARAスケジューラ」としてもラベルを付けられた基地局トランシーバ装置20と、データ・バッファまたはデータ・プロキシ21とを有する基地局トランシーバ200を示す。基地局トランシーバ200は、インターネット400への接続を有し、インターネット400は、データ・サーバ装置30を有するデータ・サーバ300に接続する。図1に示されているように、データ伝送は、モバイル・トランシーバ100とデータ・サーバ300との間で、基地局トランシーバ200およびインターネット400を介して実行される。さらに、コンテキスト情報シグナリングが、モバイル・トランシーバ100と基地局トランシーバ200との間で確立される。一実施形態では、コンテキスト情報は、アプリケーション11によってモバイル・トランシーバ装置10に供給される。通信システム500のコンポーネントに関するさらなる詳細を提供する前に、スケジューリングまたはRRMシステムに関するいくつかの基本的な定義および概念を示す。
RRMシステム600の基本的な構造を、図2に示す。図2に示されているように、このシステムは、リソース割振りコンポーネント602、重み計算コンポーネント604、およびスケジューリング・コンポーネント606を含む。セルラ・ネットワークまたはモバイル通信システム500では、リソース割振りは、各基地局トランシーバ200(省略形としてBS)で実行される。ラジオ・リソースは、実際のデータが前記割り当てられたまたは割り振られたラジオ・リソースを使用して送信される前に、データ伝送のためにモバイル・トランシーバ100に割り当てられる。基地局トランシーバ200は、s=1,…,Sのサブセットを割り当て、ここで、Sは、ラジオ・リソースまたは物理リソース・ブロック(省略形としてPRB)のフル・セットを表し、各アクティブUE j=1,…,Jまたは移動局トランシーバ100にPRBを割り当てる。その後、スケジューラ602は、現在の時間フレーム内で働くべきUEのサブセットを選択する。これらの割当およびスケジューリング判断を行うために、RRMシステムは、複数の要因を考慮に入れることができる。たとえば、各任意のUE 100 jおよび各任意のPRB sのChannel Quality Indicator(省略形としてCQI)によって反映される瞬間チャネル状態γj,sを、モバイル・トランシーバ100から基地局トランシーバ200へリソース割振り602のために提供することができる。もう1つの要因は、グローバル公正さパラメータα、効用関数U(.)、およびQoS重みc、たとえば図2の重み計算604によって反映される、いわゆる公正さである。スケジューラ606は、その後、重みに基づいて実際の割振りを決定する。
諸実施形態は、その主な操作単位がデータ・レートではない可能性があるという利益を提供することができる。目的関数およびデータ・レートにおける制約の例を、J.Huang、V.G.Subramanian、R.Agrawal、およびR.A.Berry、「Downlink Scheduling and Resource Allocation for OFDM Systems」、IEEE Trans. Wireless Commun.、vol.8、288〜296頁、2009年、Wen−Hsing KuoおよびWanjiun Liao、「Utility−based radio resource allocation for QoS traffic in wireless networks」、IEEE Trans. Wireless Commun.、vol.7、2714〜2722頁、2008年、S.ShakkottaiおよびA.L.Stolyar、「Scheduling Algorithms for a Mixture of Real−Time and Non−Real−Time Data in HDR」、Proc.Int.Teletraffic Congress(ITC−17)、2001年、およびF.Kelly、「Charging and rate control for elastic traffic」、Euro.Trans.Telecomms.、vol.8、33〜37頁、1997年に見出すことができる。
目的関数および帯域幅における制約の例を、G.Bianchi and A.T.Campbell、「A programmable MAC framework for utility−based adaptive quality of service support」、IEEE Journal on Selected Areas in Commun.、vol.18、244〜255頁、2000年に見出すことができる。これらの目的関数および制約を、コンテキスト・アウェアネスに加えて諸実施形態で適用することができる。従来のリソース割振り方式は、UEの遅延要件または誤り率要件を直接に考慮に入れていない場合がある。そのような要件は、平均データ・レートに人工的に変換することができ、この平均データ・レートは、バースト性のトラフィックに関して悪い統計的表現になる可能性がある。これは、ある種の遅延またはデータ・レートを保証するレートベースのリソース割振り方式を設計することをむずかしくする。
さらに、諸実施形態は、その例をG.BianchiおよびA.T.Campbell、「A programmable MAC framework for utility−based adaptive quality of service support」、IEEE Journal on Selected Areas in Commun.、vol.18、244〜255頁、2000年とWen−Hsing KuoおよびWanjiun Liao、「Utility−based radio resource allocation for QoS traffic in wireless networks」、IEEE Trans.Wireless Commun.、vol.7、2714〜2722頁、2008年とに見出すことができる、効用関数を調整すること、またはたとえばS.ShakkottaiおよびA.L.Stolyar、「Scheduling Algorithms for a Mixture of Real−Time and Non−Real−Time Data in HDR」、Proc.Int.Teletraffic Congress(ITC−17)、2001年に例示されている、特定のUEに関してQoS重みを調整することのいずれかによって、トラフィック要件をさらに考慮することができる。
アプリケーションではなくUEに優先権を与えることによって、これらの方式は、一時に1つのUE100のすべてのアプリケーションに優先順位を付けることだけができる。その結果、これらの方式は、単一のアプリケーションまたはアプリケーションのサブセットに別々に優先順位を付けることができない。UE100がマルチタスキング・オペレーション・システムを走行させる時に、このUEは、その需要がお互いと基本的に異なる複数のアプリケーションを並列に走行させることができ、これは、従来のシステムでは考慮することができない。
さらに、従来のRRMシステムは、コンテキスト対応ではない。諸実施形態は、たとえば、UE100上で現在走行している各アプリケーションの負荷需要、UE100上で現在走行している各アプリケーションの遅延制約もしくは誤り率制約、ウィンドウ状態に関する情報、メモリ消費に関する情報、モバイル・トランシーバ100上で走行するアプリケーションのプロセッサ使用に関する情報、ならびに/またはUEの現在位置、速度、方位、および他のユーザへの距離など、追加のコンテキスト情報が考慮されるという利益を提供することができる。
このコンテキスト情報へのアクセスを有するので、諸実施形態のスケジューラは、ユーザの現在のコンテキストに対してリソース割振りを最適化することができる。諸実施形態は、コンテキスト対応手法を使用することができ、それと共に、従来の概念のQoSより高いQoSを提供し、諸実施形態は、これを達成し、リソースのより効率的な使用を可能にすることができる。
通常のスケジューリング手法は、PHY(物理層またはレイヤ1の省略形としての)データ・レートの関数である効用関数U(.)を最大化することを目指す。そのようなスケジューラは、図2に示され、主に、入力CQI γj,s、c、およびαを有する。J×S CQI行列Y(Sは、チャネル・インデックスを表す)に基づいて、リソース割振り602は、PRBを割り当て、UEごとすなわちモバイル・トランシーバごとの結果のPHYレートrを重み計算コンポーネント604に提供する。これらのレートおよびUE固有の重みwに基づいて、スケジューラ606は、J個すべてのユーザにまたがって荷重和レートを最大化することを目指す。最適の解決策は、凸最適化によって得ることができ、その例は、J.Huang、V.G.Subramanian、R.Agrawal、およびR.A.Berry、「Downlink Scheduling and Resource Allocation for OFDM Systems」、IEEE Trans.Wireless Commun.、vol.8、288〜296頁、2009年に見出すことができ、実際には、ヒューリスティックが、制限された計算リソースを用いてこの最適化問題をすばやく解くのに使用される。その結果を、J個の2進項を有する割振りベクトルによって表すことができる。
UE固有重みwは、公正さ制約およびQoS制約を考慮することができ、これを、大域公正さパラメータαおよびUE固有QoS重みcに基づいて計算することができる。異なる公正さモードは、通常、たとえば、任意のユーザjの平均PHYレート
Figure 2014522145
に基づく
Figure 2014522145
として、厳密に凹の効用関数によって反映される。rでのこの効用関数の導関数U’をとると、任意のユーザjの重み
Figure 2014522145
がもたらされる。
α=1について、効用関数(1)が、最大レート・スケジューリングを表すことを示すことは簡単であり、α=0が、広く使用されるproportional fairスケジューリング・ルールをもたらすことが、
F.Kelly、「Charging and rate control for elastic traffic」、Euro.Trans.Telecomms.、vol.8、33〜37頁、1997年によって証明された。スケジューリング拡張の第1実施形態は、proportional fairnessに基づくので、この方式の基礎を、重み計算604から始めて、次で詳細に説明する。
proportional fairスケジューリングは、その平均レート
Figure 2014522145
に関する最大瞬間PHYレートrを有するユーザにチャネルを割り振る。このために、ユーザjのproportional fairスケジューリング重みwは、
Figure 2014522145
であり、ここで、
Figure 2014522145
は、通常、指数移動平均
Figure 2014522145
として計算され、βは、忘却因子であり、オペレータによって選択され収束率を決定する、0と1との間のパラメータである。
諸実施形態は、QoSを改善する、またはアプリケーションのQoS制約を保ちながらチャネル・リソースを効率的に割り振るのいずれかのために、コンテキスト情報(CI)を使用してコンテキスト対応リソース割振り(CARA)を利用することができる。図3に、モバイル・トランシーバ100のための装置10の実施形態および基地局トランシーバ200のための装置20の実施形態のブロック図を示す。図3は、コンテキスト対応リソース割振り(CARA)の主アーキテクチャを示す。図3は、モバイル・トランシーバ100上で参照されるJ個のUEを示す。諸実施形態では、複数のモバイル・トランシーバおよびアプリケーションを、基地局トランシーバ200によるスケジューリングのために考慮することができる。モバイル・トランシーバ100は、モバイル・トランシーバ装置10の実施態様であるトランザクション・マネージャおよびコンテキスト抽出モジュール10を含む。トランザクション・マネージャを使用して、コンテキスト情報(CI)を転送することができる。
さらに、図3は、モバイル・トランシーバ100の、アプリケーション11、オペレーション・システム13、および他のハードウェア15を示す。基地局トランシーバは、基地局トランシーバ200の装置20を含み、装置20は、「CARA RRM」モジュール20としてラベルを付けられ、データ・パケット用のキュー21と相互作用する。さらに、図3は、より下の層のプロトコル23すなわちリンク層コントロール(省略形はLLC)およびPHYを示し、このより下の層のプロトコル23は、CQIを装置20に提供する。この実施形態では、トランザクションは、基地局トランシーバ(BS)200のコンテキスト対応ラジオ・リソース管理(RRM)方式20にコンテキスト情報(CI)を提供するのに使用される。
UE100では、コンテキスト抽出モジュール(CEM)と称する場合もあるモバイル・トランシーバ装置10が、CIを収集し、処理し、そのCIが、その後あるトランザクション内でBS200に転送される。BS200では、基地局トランシーバ装置20によって実行されるCARA方式が、CIおよびさらなる情報を使用して、リソースをユーザのアプリケーションに割り当てる。その後、制御チャネルを使用して、これらの割当をUE100にシグナリングすることができる。
図4に、モバイル・トランシーバ装置10の実施形態のブロック図を示す。装置10は、モバイル・トランシーバ100上で走行しつつあるアプリケーション、モバイル・トランシーバ100上で走行しつつあるオペレーション・システム、またはモバイル・トランシーバ100のハードウェア・ドライバもしくはハードウェアからコンテキスト情報を抽出する手段12を含み、コンテキスト情報は、アプリケーションの状態に関する情報および/またはモバイル・トランシーバ100の状態に関する情報を含む。装置10は、さらに、アプリケーションに関連するデータ・パケットを、基地局トランシーバ200を介してデータ・サーバ300と通信する手段14を含む。この装置は、さらに、基地局トランシーバ200にコンテキスト情報を提供する手段16を含む。コンテキスト情報は、アプリケーションのサービス品質要件に関する情報、アプリケーションに関連するデータ・パケットの優先順位情報、アプリケーションの複数のデータ・パケットのユニティに関する情報、アプリケーションの負荷需要に関する情報、アプリケーションの遅延制約または誤り率制約に関する情報、ウィンドウ状態に関する情報、メモリ消費に関する情報、モバイル・トランシーバ上で走行するアプリケーションのプロセッサ使用に関する情報、ならびに/またはモバイル・トランシーバ100の現在位置、速度、方位、および/もしくは別のモバイル・トランシーバへのモバイル・トランシーバ100の距離に関する情報を含むことができる。
モバイル・トランシーバ装置10は、CEMとして実現することができるが、UE100のオペレーション・システム(省略形はOS)またはUE100上で走行するアプリケーションに統合され得る。言い替えると、抽出する手段12を、モバイル・トランシーバ100のオペレーション・システムからまたはモバイル・トランシーバ100上で走行するアプリケーションからコンテキスト情報を抽出するように適合させることができる。OSへのそのような抽出の統合を、OSカーネルのモジュールとして実現することができる。そのような実装を、ハードウェア・ドライバのためにサポートすることもでき、そのような実装を、多数のOSおよび関連する開発フレームワークによってサポートすることができる。カーネル・モジュールとしてCEMを実装する実施形態は、CEMが、システム呼出を介して、OSスケジューラ、ウィンドウ・マネージャ、メモリ管理、およびネットワーク・スタックなどのカーネル機能または他のカーネル・モジュールと直接に通信できるという利益を提供することができる。
図5に、OSカーネル13からコンテキスト情報を抽出するモバイル・トランシーバ100のための装置10の実施形態のブロック図を示す。図5は、CEMとして実現された装置10、プロセッサ・スケジューラ13a、メモリ管理13b、およびネットワーク・スタック13cを有するOSカーネル13を示す。システム呼出を、プロセッサ・スケジューラ13a、CEM10、およびメモリ管理13bの間で交換することができる。さらなるシステム呼出を、ネットワーク・スタック13c、CEM10、およびメモリ管理13bの間で交換することができる。すべてのOSコンポーネントは、ハードウェア15と相互作用し、それぞれの割振りを割り当てることができる。CEM10は、システム呼出をアプリケーションと交換し、対応するコンテキスト情報を提供することができる。
システム呼出を、OSごとに公開のデファクト・スタンダードである、すなわち、CEM10によってアクセス可能であり、したがって、CEM10によって使用可能であると仮定することができる。たとえば、CEM10すなわちモバイル・トランシーバ100のための装置10は、プロセッサ・スケジューラ13aおよびウィンドウ・マネージャからのシステム呼出を観察して、どのアプリケーションが、現在、処理サイクルを消費すると同時に、OS13内でフォアグラウンドで走行しつつあるのかを抽出することができる。これによって、CEM10は、基地局トランシーバ200でどのアプリケーションが現在QoS優先権を必要とするのかを抽出する。
アプリケーション・レベルでのCEMまたは装置10の統合を、アプリケーション・プログラミング・インターフェース(省略形はAPI)を介して統一することができる。ほとんどのOSベンダは、そのようなAPIを提供し、そのインターフェースを公表している。具体的には、CEM10を、そのソース・コードが未知である可能性があっても、APIのプログラミング・ライブラリの一部とし、これによって、そのインターフェース(機能呼出またはメソッド呼出)の一部とすることができる。ソフトウェア実装では、CEM10のオブジェクト・コードを、静的にまたは動的にアプリケーションにリンクすることができる。これは、各アプリケーションの内部パラメータへのアクセスを単純化するはずであるが、他のアプリケーションまたはOS機能の観察を複雑にする可能性がある。CEM10ライブラリにリンクされない機能またはアプリケーションを、間接的に観察することができる。これは、カーネル・モジュールとしてのCEM10の実装を、追加の利点を有する実施形態にする。
諸実施形態では、モバイル・トランシーバ100のための装置10は、トランザクション・データ・パケットを構成する手段をさらに含み、トランザクション・データ・パケットは、アプリケーションからのデータ・パケットおよびコンテキスト情報を含む。言い替えると、トランザクションは、UE100上のアプリケーション11と、たとえば図1ではデータ・サーバ300の実施態様である別のUE300上またはコンピューティング・センタ300内で走行するアプリケーションまたはサーバ・プログラムとの間のすべての通信を含むプロトコル・データ・ユニットに対応することができる。トランザクション・データ・パケットは、アプリケーションの1つのサービス・プロセスのすべてのデータ・パケットを含むことができる。たとえば、単一のウェブ・ページに関係するすべてのパケットを、このウェブ・ページがそれからなるオブジェクトの個数に関わりなく含めることができる。トランザクション・データ・パケットは、1つのサービス・プロセスに関係するすべてのシグナリング情報を含むことができる。具体的には、トランザクション・データ・パケットは、サービス・プロセスを開始し、終了する、開始するメッセージを含むことができる。TCP(伝送制御プログラムを省略)とは異なって、そのような開始は、アプリケーション・レベルで実行することができ、基礎になるMACまたはPHYに固有の情報(たとえば、特定のBS200ベンダによってサポートされるQoSクラス)を含むことができる。さらに、このメッセージは、ネットワーク・コンポーネントのMACおよびPHYのインターフェースを含むことができる。たとえば、UE100およびBS200は、トランザクション内の指定されたデータ・フィールドにアクセスして、たとえばアプリケーションの遅延制約またはトラフィック・プロファイルなど、アプリケーション情報を抽出することができる。
これによって、トランザクションまたはトランザクション・データ・パケットは、アプリケーションに透過的でありながらコンテキスト対応RRMを実行するためのインターフェースおよび情報を提供することができる。トランザクションの実施態様の例を、図6に示す。図6は、IPレベルで実施される2つの例のトランザクションTおよびTを示す。トランザクションT、Tの例の実施態様は、2つのアプリケーションA、Aについて示され、各トランザクションは、「Init」パケットで始まり、任意の位置で送信できる任意の個数のデータ・パケットおよび「SIG」(シグナリングの省略形としての)パケットを含む。トランザクションを、「Term」パケットを用いて能動的に終了するか、タイムアウトによって受動的に終了することができる。各アプリケーションが、任意の個数のトランザクションを開始することができ、UE100およびデータ・サーバ300などのネットワーク・コンポーネントが、トランザクションにSIGパケットおよびデータ・パケット「D」を追加できることに留意されたい。
図6は、縦座標上に2つの異なるアプリケーションAおよびA、横座標上に時間を有するビュー・グラフを示す。2つのトランザクションのコンポーネントは、ラベルを付けられたブロックによって示される。アプリケーション・データ・ブロックは、「D」のラベルを付けられ、インデックスは、データ・パケットのシーケンスのカウンタに対応する。各アプリケーションは、「Init」シグナル、たとえば図6の対応するラベルを付けられたブロックによって示されるように、IPパケット・フィールド内に「Init」メッセージを有するIPパケットを送信することによって、トランザクションを開始することができる。トランザクションを、図6のトランザクションTの「Term」というラベルを付けられたブロックによって示されるように「Term」シグナルによって能動的に終了することができ、または、図6のTについて仮定されるように、タイムアウトによって受動的に終了することができる。そのようなタイムアウトを、システム定数とすることができ、あるいは、トランザクションの「Init」シグナルまたは「SIG」シグナル内に含めることができる。他の制御情報およびCIを、対応してラベルを付けられた「Init」シグナルまたは「SIG」シグナル内に含めることができる。SIGシグナルは、いつでも現れることができ、トランザクションをサポートする各ネットワーク・デバイスによって追加され得る。たとえば、コンテキスト対応BS200のMAC(媒体アクセス制御を省略)は、SIGを使用して、UE100のアプリケーション11に、そのデータ・レート需要を満足できないことを知らせることができる。その後、アプリケーション11は、「Term」を用いて答えるか、より低いデータ・レートでトランザクションを継続するために沈黙したままになることができる。
図7に、モバイル通信システム500内のモバイル・トランシーバ200の装置20の実施形態のブロック図を示す。装置20は、モバイル・トランシーバ100上で走行しつつあるアプリケーションに関連するデータ・パケットを受信する手段22と、アプリケーションに関連するデータ・パケットに関するコンテキスト情報を入手する手段24とを含む。装置20は、さらに、コンテキスト情報に基づいてデータ・パケットの送信のためにモバイル・トランシーバ100をスケジューリングする手段26を含む。入手する手段24を、データ・パケットをインスペクトすることによって、モバイル・トランシーバ100からコンテキスト情報を受信することによって、および/またはデータ・サーバ300からコンテキスト情報を受信することによって、コンテキスト情報を入手するように適合させることができる。
やはり、前記コンテキスト情報は、アプリケーションのサービス品質要件に関する情報、アプリケーションに関連するデータ・パケットの優先順位情報、アプリケーションの複数のデータ・パケットのユニティに関する情報、アプリケーションの負荷需要に関する情報、アプリケーションの遅延制約または誤り率制約に関する情報、ウィンドウ状態に関する情報、メモリ消費に関する情報、モバイル・トランシーバ100上で走行するアプリケーションのプロセッサ使用に関する情報、モバイル・トランシーバ100の現在位置、速度、方位、および/もしくは別のモバイル・トランシーバへのモバイル・トランシーバ100の距離に関する情報を含むことができる。さらに、スケジューリングする手段26を、ユニティに関する情報が参照する複数のデータ・パケットのサービス品質要件が満足されるように、送信のためにモバイル・トランシーバ100をスケジューリングするように適合させることができる。
スケジューリングする手段26を、複数のトランザクションの送信シーケンスを判定するように適合させることができる。トランザクションは、コンテキスト情報がユニティを示す複数のデータ・パケットに対応することができ、複数のトランザクションが、1つまたは複数のモバイル・トランシーバ100によって走行されつつある複数のアプリケーションを参照することができる。トランザクションのシーケンスの順序を、効用関数に基づくものとすることができる。効用関数は、コンテキスト情報に基づいて決定されるトランザクションの完了時刻に依存するものとすることができる。
言い替えると、諸実施形態では、コンテキスト対応RRM方式は、各トランザクションに重みを割振り、最高の重みを有するトランザクションをスケジューリングすることができる。時間変動するチャネル需要およびアプリケーション需要に追随するために、重みおよびスケジュールが、周期的に、たとえば送信時間間隔(省略形はTTI)ごとに1回更新されると仮定することができる。それと共に、諸実施形態は、トランザクションに基づいてスケジューリングすることができ、データ・レートではなく時間で動作することができ、スケジューリングの前に有益なまたは改善されたスケジューリング・シーケンスを判定することができる。
図8に、一実施形態のスケジューリングの手段26をより詳細に示す。J個のトランザクションのコンテキスト情報(CI)が、コンテキスト対応RRMのために使用される。これを、現在のCIに従って効用を最大化するシーケンスを判定する関数またはコンポーネント26cと、関数に従って最終的なスケジューリング重みを計算するコンポーネントまたは関数26dおよび/または従来の重みとに基づくものとすることができる。
図8は、スケジューリングする手段26を示し、このスケジューリングする手段26は、リソース割振りコンポーネント26a、重み計算コンポーネント26b、CARAシーケンス判定コンポーネント26c、CARA重み計算コンポーネント26d、およびスケジューリング・コンポーネント26eを含む。図8で与えられるパラメータは、図2と同一の量を表す。図8に示され、図2と比較される時に、諸実施形態は、2つの追加のコンポーネント26cおよび26dまたは関数を追加することができる。第1のコンポーネント26cは、CARAシーケンスとも呼ばれ、和効用関数を最大化することを目指す、トランザクションのシーケンスを判定する。第2の関数またはコンポーネント26dは、CARAシーケンスおよび従来通りに計算されたスケジューリング重みに基づいて最終的なスケジューリング重みを計算する。結果の重みは、スケジューラ26eに渡される。
第1の関数またはコンポーネント26cを、スケジューラ設計とは独立とすることができ、下で説明する。第2の関数またはコンポーネント26dについて、コンテキスト・アウェアネスをさまざまな既存のスケジューラに統合することができる2つの実施形態を説明する。上で既に述べたように、CIを使用することによって和効用を最大化することを目指すトランザクションのシーケンスを判定することができる。言い替えると、トランザクション・シーケンスを、トランザクションの複数の異なるシーケンスの反復から判定することができ、複数の異なるシーケンスは、複数のトランザクションの異なる置換に対応する。スケジューリングする手段26を、複数の異なるシーケンスのそれぞれについて効用関数を判定するように適合させることができ、さらに、最大の効用関数に対応する複数の異なるシーケンスからのトランザクション・シーケンスを選択するように適合させることができる。
より具体的には、実施形態で、あるトランザクションが必ず全体として処理されなければならないという制約を使用することができる。これは、可能な組み合わせの個数を実質的に減らし、したがって計算の複雑さを減らすことができる。図8のシーケンス判定コンポーネント26cは、次のように動作することができる。
シーケンス判定コンポーネント26cは、第1ステップで、任意のトランザクション・シーケンスS={T11,T12,…}から開始することができ、Tijは、シーケンスi内のインデックスjのトランザクションである。Nは、トランザクションの総数である。r(t)は、ビット単位の推定されたPHY容量であり、トランザクションjは、タイム・スロットtに送信することができ、U(t)は、トランザクションjが、時刻tに終了する場合に達成する効用である。その後、第2ステップで、判定コンポーネント26cは、次のようにSの総効用Uを判定することができる。
:= トランザクションの残りのビット
t := 現在のタイム・スロット
j := 1
U := 0
# すべてのトランザクションについて
while j <= N do
=R−r(t)
# 送信すべきビットがもうない
if R <= 0 then
U = U + U(t)
j = j + 1
end if
t = t + TTI
end while
return U
すなわち、シーケンスごとの和効用を入手するためにシーケンス内のすべてのトランザクションのすべての効用を足し合わせることによって。次に、第3ステップで、シーケンスSを突然変異させて、次の関数を用いてシーケンスSを入手する。
2つの任意のインデックスxおよびy∈{1,…,N}を選択する
T1xをシーケンスS2内のT2yに移動する
S1の(x,y]内のすべてのトランザクションをS2内のxに向かってシフトする
さらに、Sの総合計効用Uを、第2ステップと同様に第4ステップで計算することができる。その後、第5ステップで、次のように反復の事前定義の回数kだけ、この手順を繰り返すことができる。
を選択し、Uを判定する
# k回の反復について繰り返す
for i = 1 to k do
= 突然変異(S
を判定する
# 新しいシーケンスは、より高い効用を有する
if U > U then
= S
= U
end if
end for
return S, U
言い替えると、置換の中で最大の効用関数を有するシーケンスが、検索される。その結果は、トランザクションがこの順序でスケジューリングされる時に、最大の和効用に近い値に達する順序付けられたトランザクションのシーケンスSである。最大の効用(すなわち、最適値)には、実際には達しない。というのは、計算時間すなわち反復の回数kが制限されているからである。それでも、小さいkでさえ、実質的な性能利益につながり、これを、この続きで、シミュレーション結果によって示す。さらに、諸実施形態は、すべてのトランザクションj∈{1,…,N}の推定されたPHY容量rおよび残りのビットRがもはや一定または半静的と仮定できない場合に、上の手順を繰り返す。rまたはRのいずれかが変化する場合に、諸実施形態で、上のステップを繰り返すことができる。
スケジューリングする手段26を、トランザクションごとのサポート可能なデータ・レートに基づいて送信シーケンスをさらに変更するように適合させることができる。たとえば、proportional fairスケジューリングを統合することができる。第1実施形態は、入手されたCARAシーケンスをproportional fair(PF)スケジューリング概念と組み合わせ、これと共にCQI対応スケジューリングをサポートすることができ、このCQI対応スケジューリングは、UEの間のCQI差を活用する。
PFスケジューリング重みおよび移動平均を、たとえばそれぞれ(3)および(4)のように計算することができる。CARAシーケンスおよびPFスケジューリング重みを組み合わせるために、トランザクションは、各トランザクションにインデックスjによってアクセスできるように、上で与えられるようにシーケンスSとして順序付けられると仮定する。その後、実施形態は、次のように組み合わされた重みvを計算することができる。
# シーケンス内のすべてのトランザクションについて
for j = 1 to N do
=w−p(j−1)
end for
ここで、pは、いわゆるペナルティ係数である。この自由パラメータは、コンテキスト最適化されたCARAシーケンス対CQI最適化されたPF重みのトレードオフを可能にする。p=0のペナルティ係数は、純粋なPFスケジューリングが使用されることを意味し、p→∞は、CARAシーケンスを変更しない。最後に、最大の重みvを有するトランザクションがスケジューリングされる。諸実施形態は、これと共に、CARAとPFとの間または一般にCARAと任意の他のスケジューリング概念との間で微調整が使用可能にされるというもう1つの利益を提供することができる。
図9に、異なる実施形態のシーケンス・ペナルティを示すビュー・グラフを示す、すなわち、異なるペナルティを有するCARAヒューリスティックのシミュレーション結果が表示されている。最上部に平均効用、中央に秒単位の平均終了時間、最下部にビット/秒単位の和容量が、ペナルティ・パラメータpによって影響されて示されている。次では、シミュレーション・シナリオを説明する。すべての評価は、20ユーザのために働く単一のラジオ・セル内で実行される。ここでは、ダウンリンク方向だけを検討する。ユーザごとに、トランザクションを作成し、これを基地局トランシーバ200でキューに入れる、別々のトラフィック・ジェネレータがある。基地局トランシーバ200のスケジューラ26は、全ユーザのデータをラジオ・リンク上でどのように多重化すべきかを判断しなければならない。ユーザごとに、ユーザ・データを受信する1つのUEがある。ラジオ・システムのモデルは、周波数分割多重を用いる通常の3GPP Long Term Evolution(LTE)システムに従って選択される。
現実的な干渉条件を有するために、干渉する基地局の1ティアが、評価されるセルの周囲に配置される。これらの基地局は、すべてのリソースで常に送信しつつあると仮定される。20個のUEが、評価されるセルのサービング・エリアに均一に置かれる。基地局および移動局は、等方性アンテナを備える。すべての基地局が、すべてのリソースにまたがって等しく分布する一定の電力で送信する。リンクごとに、経路損は、すべてのシミュレーション中に固定され、これは、ハンドオーバの省略を可能にする。シャドウイングおよび高速フェージングは、秒の時間スケールでラジオ・チャネルの変動に似せるために固定された速度に従って変動する。ラジオ伝搬モデルの詳細は、次の表で与えられる。
Figure 2014522145
スケジューラは、1msの間隔で動作する。単純さのために、スケジューラは、帯域幅全体を単一のユーザに割り振ることだけができる。周波数選択性の効果は、文献でよく理解され、したがって、ここでは重要視しない。リンク適合は、シャノンの式によって理想化され、ここでの焦点ではない。SINR値は、理想的ではないよいチャネル条件を避けるために、20dBでクリッピングされる。トランスポート・プロトコル(たとえば、伝送制御プロトコル、TCP)は、考慮されない。あるトランザクションのすべてのデータが、サーバによって送信された直後に基地局で使用可能であると仮定する。これは、基地局内にTCPプロキシを備えるシステムの挙動を近似するものである。トラフィック・モデルは、NGMN(Next Generation Mobile Networksを省略)トラフィック・モデルを基礎として構成され、NGMN Alliance、「Radio access performance evaluation methodology」、http://www.ngmn.org/でオンラインで入手可能、2007年6月を参照されたい。
さらに、通常はベスト・エフォート・ベアラ内でサービスされる2つのトラフィック・クラスすなわち、ウェブ・サーフィン(ハイパーテキスト転送プロトコルの省略形としてのHTTP)およびファイル・ダウンロード(ファイル転送プロトコルを省略したFTP)が選択される。HTTPモデルは、ウェブ・ページの構成を記述する。ウェブ・ページは、メイン・オブジェクト(HTMLテキスト、HTMLはハイパーテキストマークアップ言語を省略する)およびランダムな個数の埋め込みオブジェクト(ピクチャ、java scriptなど)からなる。メイン・オブジェクトのサイズおよび埋め込みオブジェクトのサイズは、切り捨てられたlognormal分布に従う。1ページあたりの埋め込みオブジェクトの個数は、5.64の平均値および53の最大値を有する切り捨てられたパレート分布に従う(詳細については、上で参照した文献を参照されたい)。あるウェブ・ページのすべてのオブジェクトが、単一のトランザクションを構成する。
単純化のために、ウェブ・ページの総サイズが、計算され(メイン・オブジェクト・サイズとすべての埋め込みオブジェクト・サイズの和)、ページ全体が単一のオブジェクト内で送信されると仮定する。そうではないと述べられない限り、データ量の20%および80%に対応する90%HTTPおよび10%ファイル転送プロトコル(FTP)からなる集約トラフィックが使用される。
実施形態では、アプリケーション層からのコンテキスト情報は、スケジューリングに直接には活用されない可能性がある。CARAは、各トランザクションに効用関数を与えることによって使用可能にすることができる。効用は、トランザクションの要件と、これらの要件がどのように満足されるのかとに依存する可能性がある。効用関数のプロセス・フローは、次のようなものとすることができる。アプリケーションのフォアグラウンド/バックグラウンド状況またはアプリケーション・タイプなどのコンテキスト情報が、関連するトランザクションの要件を導出するのに使用される。これらの要件は、トランザクションの終了時刻または完了時刻に依存するトランザクションの値を考慮して効用関数を導出することを可能にすることができる。それぞれの効用関数の形状およびパラメータを考慮するこの導出を、ユーザ経験調査を用いて推論することができる。
たとえば、ウェブをサーフィンする時に、ユーザは、高速ページ・ロードがあれば幸福であるが、ある程度の遅延を許容することもでき、J.Nielsen、「Website response times」、http://www.useit.com/alertbox/response−times.html、2010年、リンクは2011年2月3日に検証を参照されたい。これを、下で説明するように効用関数で表すことができる。効用関数は、トランザクションの待ち時間要件を表すことができる。これは、スケジューラが、どのトランザクションをいつスケジューリングすべきかを判断することを可能にすることができる。緩和された待ち時間要件を有するトランザクションを、時間においてシフトして、マルチユーザ・ダイバーシティおよびチャネル・アウェアネスを高めることができる。効用は、通常、データ・レートの関数として定義され、これを、実施形態によって拡張することができる。諸実施形態は、ユーザに関するトランザクションの値を表すことができる。ほとんどのトランザクション、たとえばウェブ・ページのダウンロードについて、これは、終了時刻だけに依存する。すべてのトランザクションの値を、0…1の範囲内になるように定義することができ、0は、値なし(遅延が無限)を意味し、1は最適値を意味する。
トランザクションが、期待より早くに終了する場合には、これは、その値をわずかに増やすことだけができる。はるかに遅くまで遅延される場合には、通常のユーザが待つのをやめる時に、値は、それより悪くなることはできない。というのは、ほとんどのユーザが、それ以上待たないからである。したがって、終了時刻に依存する値の関数は、S形状を有する。ロジスティック関数を、一実施形態で選択することができる。図10に、次のパラメータを有する例示的な効用関数を示す。次の段落は、これらのパラメータの選択を論断するものである。
トランザクションが、時刻tstartにスケジューラに到着すると仮定する。他のすべての時点は、tstartに対する相対的な持続時間として定義される。ユーザによって期待される時間内に終了したトランザクションの効用を、uexpと定義することができる。効用の小さい増加を可能にするために、ネットワークの性能がユーザの期待を越える場合に、uexpは、1未満である。トランザクションの期待される終了時刻は、そのサイズ、アプリケーションのタイプ、およびユーザのコンテキストに依存する。ユーザが、彼のオペレータからあるデータ・レートrmaxを購入したと仮定する。ユーザは、彼の現在のラジオ・チャネルを知らず、したがって、このデータ・レートが常に使用可能であると期待する。期待されるデータ・レートは、購入されたデータ・レートに関して定義される。
exp=f・rmax
ユーザは、フォアグラウンド・トランザクションがフル・データ・レート(f=1)でサービスされることを要求する。バックグラウンド・トランザクションについて、この要件は、緩和され、ユーザは、レートの分数(f<1)で満足する。トランザクションの初めから期待される完了時刻までの持続時間は、
Figure 2014522145
によって決定され、ここで、sは、ビット単位のトランザクションのサイズであり、rexpは、ビット毎秒単位の期待されるデータ・レートである。開始からロジスティック曲線の変曲点までの持続時間(uinflection=0.5)を、期待される終了持続時間の倍数になるようにモデル化することができる。
inflection=x・dexp
結果の効用関数を、
Figure 2014522145
によって与えることができ、ここで、
m=tstart+x・dexp
Figure 2014522145
である。
図9は、平均トランザクション効用、トランザクションが終了に必要とする平均持続時間、およびセルあたりのビット/秒単位の和容量に対する、ペナルティ・パラメータ変更の影響を例証するものである。この実施形態を、複数のトランザクションが同時にスケジューリングされる周波数選択的スケジューリングに拡張することが単純であることに留意されたい。PHY容量r(t)をタイム・スロットあたり1回だけ評価するのではなく、r(t,f)を使用することができ、ここで、fは、サブバンド・インデックスである。次に、各サブバンド上のvを判定することができ、複数のトランザクションを1つのTTI内でスケジューリングすることが可能になる。
さらなる実施形態は、効用ベースのリソース割振りを使用することができる。これらの実施形態は、固定されたシーケンスSの制約を除去することによって、判定されたCARAシーケンスの全体的な効用Uを最大化することを目指す。それを行うために、一実施形態では、シーケンスS内の最初のトランザクションとは異なるトランザクションj≠1をスケジューリングすることが有利であるかどうかを判定することができる。
これを、2つのトランザクションについて図11に示す。図11は、現在のTTIのリソース割振りを切り替える時の総効用の変化の計算を示す。Sに従って、トランザクション1がまずスケジューリングされると仮定する。表示された瞬間のトランザクション1または2のビット/秒単位の期待されるレート(rおよびrの現在のレートならびにr、r、およびr)の将来のレートの推定値)を、rによって表す。ここで、トランザクション1がスケジューリングされず、トランザクション2と呼ばれる異なるトランザクションがスケジューリングされる場合に、和効用がより大きいかどうかを判定する。それを行うために、トランザクション1の終了時刻に関する期待される変化
Figure 2014522145
およびトランザクション2の終了時刻に関する期待される変化
Figure 2014522145
を計算する。効用関数が、期待される終了時刻に線形化される時に、この切替動作に関する効用差を計算することができる。
Figure 2014522145
次に、切替動作が総効用に関して有利であるかどうかを判断することができる。このために、すべてのトランザクションの効用利益ΔUを比較し、最大の利益を有するトランザクションをスケジューリングすることができる。諸実施形態が、将来のトランザクションのチャネル品質またはサポート可能なデータ・レートを判定するためにチャネル推定手段またはチャネル予測手段を使用できることに留意されたい。チャネル推定手段および/またはチャネル予測手段を、チャネル推定値および/または現在のチャネル推定値に関する予測、チャネル推定値履歴すなわち以前のチャネル推定値、既知の伝搬条件または伝搬損、ラジオ・チャネルに関する統計的知識、その他に基づくように適合させることができる。
第1実施形態に関して、サブバンド・インデックスごとに別々にレートを評価することによって、この第2実施形態周波数選択スケジューリングを拡張することは、単純である。図12〜14に、提案されるスケジューリング手順の性能を示すシミュレーション結果を示す。ケース「PFを用いるCARAヒューリスティック」は、第1実施形態を表し、第2実施形態は、「厳密なCARAシーケンス」と呼ばれる。両方の実施形態が、その詳細をF.Kelly、「Charging and rate control for elastic traffic」、Euro.Trans.Telecomms.、vol.8、33〜37頁、1997年に見出すことができる従来のPFスケジューリングおよび期限の過ぎた送信を最小化するための通常のスケジューリング・ポリシであるEarliest Deadline First(EDF)と比較される。シミュレーションでは、20ユーザが、セル内に配置され、新しいトランザクションが、ポアソン過程に従って到着する。そうではないと注記されない限り、k=400回の反復が、上のアルゴリズムに関して許容された。
図12に、平均和効用対トラフィック負荷の性能結果を示す。図12は、両方のCARA RRM実施形態を用いて達した効用を実証するものである。両方の実施形態が、トランザクション遅延の関数として効用を最大化することを目指す。高いトラフィック負荷に関して、両方の実施形態が、PFより75%高い負荷をサポートしながら同一の効用を達成する。EDFと比較して、65%負荷利益が示される。これらの高い利益は、リソースをより効率的に消費できる(より高い負荷をサポートするために)か、トランザクション遅延を減らすことができるかのいずれかであることを示す。
図13に、平均セル・スループット対トラフィック負荷のシミュレーション性能を示す。図13は、図12に示された効用利益がどこから来るのかを示す。両方の実施形態が、効用を改善するためにセル・データ・レートを費やすが、第1実施形態は、セル・レート対トランザクション遅延をトレードオフするためにpを調整することができる。図14に、異なる回数の反復に関する平均トランザクション効用対トラフィック負荷のシミュレーション性能を示す。図14は、トランザクション遅延が、シーケンス判定のための上の反復アルゴリズムに関して費やされる計算時間に伴ってどのように改善されるのかを示す。k=400回の反復が、通常のMACプロセッサにとって小さい値であることに留意されたい。
ここまでは、コンテキスト情報がモバイル・トランシーバ装置10によって提供される実施形態を議論した。既に議論したように、コンテキスト情報を、基地局トランシーバ装置20によって、たとえばパケット・インスペクションによって、または一致したデータ・サーバ装置30によって入手することもできる。
図15に、データ・サーバ300のための装置30の一実施形態のブロック図を示す。データ・サーバ300は、モバイル・トランシーバ100上で走行しつつあるアプリケーションに関連するデータ・パケットを、モバイル通信システム500を介してモバイル・トランシーバ100へ通信する。装置30は、データ・パケットのコンテキスト情報を導出する手段32と、データ・パケットと一緒にコンテキスト情報をモバイル通信システム500に送信する手段34とを含む。コンテキスト情報は、アプリケーションのサービス品質要件に関する情報、アプリケーションに関連するデータ・パケットの優先順位情報、アプリケーションの複数のデータ・パケットのユニティに関する情報、アプリケーションの負荷需要に関する情報、アプリケーションの遅延制約または誤り率制約に関する情報、ウィンドウ状態に関する情報、メモリ消費に関する情報、モバイル・トランシーバ100上で走行するアプリケーションのプロセッサ使用に関する情報、その他を含むことができる。導出する手段32を、データ・サーバ300のオペレーション・システムからまたはデータ・サーバ300上で走行するアプリケーションからコンテキスト情報を抽出するように適合させることができる。装置30は、さらに、データ・パケットを構成する手段を含み、データ・パケットは、アプリケーションからのデータ・パケットおよびコンテキスト情報を含む。さらなる実施形態では、装置30は、さらに、トランザクション・データ・パケットを構成する手段を含み、トランザクション・データ・パケットは、アプリケーションからのデータ・パケットおよびコンテキスト情報を含む。
図16に、モバイル通信システム500内のモバイル・トランシーバ100の方法の一実施形態の流れ図を示し、モバイル通信500システムは、さらに、基地局トランシーバ200を含む。この方法は、モバイル・トランシーバ100上で走行するアプリケーションから、モバイル・トランシーバ100上で走行するオペレーション・システムまたはモバイル・トランシーバ100のハードウェア・ドライバもしくはハードウェアからコンテキスト情報を抽出するステップ712を含み、コンテキスト情報は、アプリケーションの状態に関する情報および/またはモバイル・トランシーバ100の状態に関する情報を含む。この方法は、さらに、アプリケーションに関連するデータ・パケットを基地局トランシーバ200を介してデータ・サーバ300と通信するステップ714と、コンテキスト情報を基地局トランシーバ200に提供するステップ716とを含む。
図17に、モバイル通信システム500内の基地局トランシーバ200の方法の一実施形態の流れ図を示し、モバイル通信システム500は、さらに、モバイル・トランシーバ100を含む。この方法は、モバイル・トランシーバ100上で走行するアプリケーションに関連するデータ・パケットを受信するステップ722と、アプリケーションに関連するデータ・パケットに関するコンテキスト情報を入手するステップ724とを含む。この方法は、さらに、コンテキスト情報に基づいて、データ・パケットの送信のためにモバイル・トランシーバ100をスケジューリングするステップ726を含む。
図18に、モバイル・トランシーバ100上で走行するアプリケーションに関連するデータ・パケットをモバイル通信システム500を介してモバイル・トランシーバ100に通信するデータ・サーバ300の方法の一実施形態の流れ図を示す。この方法は、データ・パケットのコンテキスト情報を導出するステップ732と、データ・パケットと一緒にコンテキスト情報をモバイル通信システム500に送信するステップ734とを含む。
さらに、諸実施形態は、コンピュータ・プログラムがコンピュータまたはプロセッサ上で実行される時に上の方法のうちの1つを実行するプログラム・コードを有するコンピュータ・プログラムを提供することができる。
当業者は、さまざまな上で説明した方法のステップを、プログラムされたコンピュータによって実行できることをたやすく認めるであろう。本明細書では、いくつかの実施形態は、プログラム・ストレージ・デバイス、たとえば、機械可読またはコンピュータ可読であり、機械実行可能な命令のプログラムまたはコンピュータ実行可能な命令のプログラムを符号化するディジタル・データ記憶媒体を包含することが意図されており、前記命令は、前記上で説明した方法のステップの一部またはすべてを実行する。プログラム・ストレージ・デバイスを、たとえば、ディジタル・メモリ、磁気ディスクおよび磁気テープ、ハード・ドライブなどの磁気記憶媒体、または光学的に読取可能なディジタル・データ記憶媒体とすることができる。諸実施形態は、上で説明した方法の前記ステップを実行するようにプログラムされたコンピュータを包含することも意図されている。
この説明および図面は、単に、本発明の原理を示す。したがって、当業者が、本明細書で明示的に説明されず、図示されていないが、本発明の原理を実施し、本発明の趣旨および範囲に含まれるさまざまな配置を考案できることを了解されたい。さらに、本明細書で列挙されるすべての例は、特に、当技術を促進するために本発明の原理および本発明人(1つまたは複数)によって寄与される概念を理解する際に読者を助けるという教育的目的だけのためのものであることが、原理的に意図され、またそのように具体的に列挙された例や条件に限定されないものと解釈されるべきである。さらに、本発明の原理、態様、および実施形態ならびにその特定の例を列挙する本明細書のすべての言説は、その同等物を包含することが意図されている。
「〜の手段」(ある機能を実行する)と表された機能ブロックは、それぞれある機能の実行のためにまたはこれを実行するように適合された回路網を含む機能ブロックと理解されなければならない。したがって、「あるもののための手段」を、「あるもののために適合されまたはこれに適する手段」と理解することもできる。したがって、ある機能を実行するために適合された手段は、そのような手段が必ず前記機能を(所与の瞬間に)実行しつつあることを暗示しない。
「手段」、「抽出する手段」、「通信する手段」、「提供する手段」、「構成する手段」、「受信する手段」、「入手する手段」、「スケジューリングする手段」、「導出する手段」、「送信する手段」、「制御する手段」などとしてラベルを付けられたすべての機能ブロックを含む、図に示されたさまざまな要素の機能を、「パフォーマ」、「エキストラクタ」、「コミュニケータ」、「プロバイダ」、「コンポーザ」、「受信器」、「オブテイナ」、「スケジューラ」、「デライバ」、「送信器」、「コントローラ」などの専用ハードウェアならびに適当なソフトウェアに関連してソフトウェアを実行することのできるハードウェアの使用を介して提供することができる。プロセッサによって提供される時に、機能を、単一の専用プロセッサによって、単一の共有されるプロセッサによって、またはいくつかが共有される可能性がある複数の個々のプロセッサによって、提供することができる。さらに、用語「プロセッサ」または「コントローラ」の明示的使用を、ソフトウェアを実行できるハードウェアを排他的に参照すると解釈してはならず、この明示的使用は、限定なしに、ディジタル信号プロセッサ(DSP)ハードウェア、ネットワーク・プロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、ソフトウェアを格納する読取り専用メモリ(ROM)、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、および不揮発性ストレージを暗黙のうちに含むことができる。従来のおよび/またはカスタムの、他のハードウェアを含めることもできる。同様に、図に示されたすべてのスイッチは、概念的なものにすぎない。その機能を、プログラム論理の動作を介して、専用論理を介して、プログラム制御と専用論理との相互作用を介して、または手動でさえ実行することができ、特定の技法は、文脈からより具体的に理解されるように、実装者によって選択可能である。
当業者は、本明細書のすべてのブロック図が、本発明の原理を実施する例示的な回路網の概念的な図を表すことを了解するであろう。同様に、すべてのフロー・チャート、流れ図、状態遷移図、擬似コード、および類似物は、実質的にコンピュータ可読媒体内で表すことができ、したがってコンピュータまたはプロセッサが明示的に図示されているか否かに関わりなくそのようなコンピュータまたはプロセッサによって実行され得るさまざまなプロセスを表すことを了解されたい。

Claims (15)

  1. モバイル通信システム(500)内のモバイル・トランシーバ(100)のための装置(10)であって、前記モバイル通信システム(500)は、基地局トランシーバ(200)をさらに含み、前記装置(10)は、
    前記モバイル・トランシーバ(100)上で走行するアプリケーションからコンテキスト情報を、前記モバイル・トランシーバ(100)上で走行するオペレーション・システムからコンテキスト情報を、または前記モバイル・トランシーバ(100)のハードウェア・ドライバもしくはハードウェアからコンテキスト情報を抽出する手段(12)であって、前記コンテキスト情報は、前記アプリケーションの状態に関する情報および/または前記モバイル・トランシーバ(100)の状態に関する情報を含む、抽出する手段(12)と、
    前記アプリケーションに関連するデータ・パケットを前記基地局トランシーバ(200)を介してデータ・サーバ(300)と通信する手段(14)と、
    前記コンテキスト情報を前記基地局トランシーバ(200)に提供する手段(16)と
    を含む、装置(10)。
  2. 前記コンテキスト情報は、前記アプリケーションのサービス品質要件に関する情報、前記アプリケーションに関連する前記データ・パケットの優先順位情報、前記アプリケーションの複数の前記データ・パケットのユニティに関する情報、前記アプリケーションの負荷需要に関する情報、前記アプリケーションの遅延制約または誤り率制約に関する情報、ウィンドウ状態に関する情報、メモリ消費に関する情報、前記モバイル・トランシーバ(100)上で走行する前記アプリケーションのプロセッサ使用に関する情報、前記モバイル・トランシーバ(100)の現在位置、速度、方位、または別のモバイル・トランシーバへの前記モバイル・トランシーバ(100)の距離に関する情報の群の1つまたは複数の要素を含む、請求項1に記載の装置(10)。
  3. トランザクション・データ・パケットを構成する手段をさらに含み、前記トランザクション・データ・パケットは、前記アプリケーションからのデータ・パケットおよび前記コンテキスト情報を含む、請求項1に記載の装置(10)。
  4. モバイル通信システム(500)内の基地局トランシーバ(200)のための装置(20)であって、前記モバイル通信システム(500)は、モバイル・トランシーバ(100)をさらに含み、前記装置(20)は、
    前記モバイル・トランシーバ(100)上で走行するアプリケーションに関連するデータ・パケットを受信する手段(22)と、
    前記アプリケーションに関連する前記データ・パケットに関するコンテキスト情報を入手する手段(24)と、
    前記コンテキスト情報に基づいて前記データ・パケットの送信のために前記モバイル・トランシーバ(100)をスケジューリングする手段(26)と
    を含む、装置(20)。
  5. 入手する前記手段(24)は、前記データ・パケットをインスペクトすることによって、前記モバイル・トランシーバ(100)からコンテキスト情報を受信することによって、またはデータ・サーバ(300)から前記コンテキスト情報を受信することによって、前記コンテキスト情報を入手するように適合され、前記コンテキスト情報は、前記アプリケーションのサービス品質要件に関する情報、前記アプリケーションに関連する前記データ・パケットの優先順位情報、前記アプリケーションの複数の前記データ・パケットのユニティに関する情報、前記アプリケーションの負荷需要に関する情報、前記アプリケーションの遅延制約または誤り率制約に関する情報、ウィンドウ状態に関する情報、メモリ消費に関する情報、前記モバイル・トランシーバ(100)上で走行する前記アプリケーションのプロセッサ使用に関する情報、前記モバイル・トランシーバ(100)の現在位置、速度、方位、または別のモバイル・トランシーバへの前記モバイル・トランシーバ(100)の距離に関する情報の群の1つまたは複数の要素を含み、スケジューリングする前記手段(26)は、前記ユニティに関する情報が参照する前記複数のデータ・パケットの前記サービス品質要件が満足されるように、送信のために前記モバイル・トランシーバ(100)をスケジューリングするように適合される、請求項4に記載の装置(20)。
  6. スケジューリングする前記手段(26)は、複数のトランザクションの送信シーケンスを決定するように適合され、トランザクションは、前記コンテキスト情報がそれに関するユニティを示す複数のデータ・パケットであり、前記複数のトランザクションは、1つまたは複数のモバイル・トランシーバ(100)によって走行される複数のアプリケーションを参照し、トランザクションの前記シーケンスの順序は、効用関数に基づき、前記効用関数は、前記コンテキスト情報に基づいて判定されるトランザクションの完了時刻に依存する、請求項4に記載の装置(20)。
  7. 前記送信シーケンスは、トランザクションの複数の異なるシーケンスの反復から判定され、前記複数の異なるシーケンスは、前記複数のトランザクションの異なる置換に対応し、スケジューリングする前記手段(26)は、前記複数の異なるシーケンスのそれぞれについて前記効用関数を判定するように適合され、最大の効用関数に対応する前記複数の異なるシーケンスからの前記送信シーケンスを選択するようにさらに適合され、かつ/または、スケジューリングする前記手段(26)は、トランザクションごとのサポート可能なデータ・レートに基づいて前記送信シーケンスをさらに変更するように適合される、請求項6に記載の装置(20)。
  8. データ・サーバ(300)のための装置(30)であって、前記データ・サーバ(300)は、モバイル・トランシーバ(100)上で走行するアプリケーションに関連するデータ・パケットをモバイル通信システム(500)を介して前記モバイル・トランシーバ(100)に通信し、前記装置(30)は、
    前記データ・パケットのコンテキスト情報を導出する手段(32)と、
    前記データ・パケットと一緒に前記コンテキスト情報を前記モバイル通信システム(500)に送信する手段(34)と
    を含む、装置(30)。
  9. 前記コンテキスト情報は、前記アプリケーションのサービス品質要件に関する情報、前記アプリケーションに関連する前記データ・パケットの優先順位情報、前記アプリケーションの複数の前記データ・パケットのユニティに関する情報、前記アプリケーションの負荷需要に関する情報、前記アプリケーションの遅延制約または誤り率制約に関する情報、ウィンドウ状態に関する情報、メモリ消費に関する情報、前記モバイル・トランシーバ(100)上で走行する前記アプリケーションのプロセッサ使用に関する情報、前記モバイル・トランシーバ(100)の現在位置、速度、方位、または別のモバイル・トランシーバへの前記モバイル・トランシーバ(100)の距離に関する情報の群の1つまたは複数の要素を含み、導出する前記手段(32)は、前記データ・サーバ(300)のオペレーション・システムからまたは前記データ・サーバ(300)上で走行する前記アプリケーションから前記コンテキスト情報を抽出するように適合される、請求項8に記載の装置(30)。
  10. 前記アプリケーションからのデータ・パケットおよび前記コンテキスト情報を含むデータ・パケットを構成し、かつ/または前記アプリケーションからのデータ・パケットおよび前記コンテキスト情報を含むトランザクション・データ・パケットを構成する手段をさらに含む、請求項8に記載の装置(30)。
  11. モバイル通信システム(500)内のモバイル・トランシーバ(100)のための方法であって、前記モバイル通信システム(500)は、基地局トランシーバ(200)をさらに含み、前記方法は、
    前記モバイル・トランシーバ(100)上で走行するアプリケーションからコンテキスト情報を、前記モバイル・トランシーバ(100)上で走行するオペレーション・システムからコンテキスト情報を、または前記モバイル・トランシーバ(100)のハードウェア・ドライバもしくはハードウェアからコンテキスト情報を抽出するステップ(712)であって、前記コンテキスト情報は、前記アプリケーションの状態に関する情報および/または前記モバイル・トランシーバ(100)の状態に関する情報を含む、ステップ(712)と、
    前記アプリケーションに関連するデータ・パケットを前記基地局トランシーバ(200)を介してデータ・サーバ(300)と通信するステップ(714)と、
    前記コンテキスト情報を前記基地局トランシーバ(200)に提供するステップ(716)と
    を含む、方法。
  12. モバイル通信システム(500)内の基地局トランシーバ(200)のための方法であって、前記モバイル通信システム(500)は、モバイル・トランシーバ(100)をさらに含み、前記方法は、
    前記モバイル・トランシーバ(100)上で走行するアプリケーションに関連するデータ・パケットを受信するステップ(722)と、
    前記アプリケーションに関連する前記データ・パケットに関するコンテキスト情報を入手するステップ(724)と、
    前記コンテキスト情報に基づいて前記データ・パケットの送信のために前記モバイル・トランシーバ(100)をスケジューリングするステップ(726)と
    を含む、方法。
  13. データ・サーバ(300)のための方法であって、前記データ・サーバ(300)は、モバイル・トランシーバ(100)上で走行するアプリケーションに関連するデータ・パケットをモバイル通信システム(500)を介して前記モバイル・トランシーバ(100)に通信し、前記方法は、
    前記データ・パケットのコンテキスト情報を導出するステップ(732)と、
    前記データ・パケットと一緒に前記コンテキスト情報を前記モバイル通信システム(500)に送信するステップ(734)と
    を含む、方法。
  14. 請求項1に記載の装置(10)を含むモバイル・トランシーバ(100)、請求項4に記載の装置(20)を含む基地局トランシーバ(200)、請求項8に記載の装置(30)を含むデータ・サーバ(300)、ならびに/または前記モバイル・トランシーバ(100)、前記基地局トランシーバ(200)、および/もしくは前記データ・サーバ(300)を含むモバイル通信システム(500)。
  15. コンピュータ・プログラムがコンピュータまたはプロセッサ上で実行される時に請求項12、13、または14のいずれか1項に記載の方法のうちの1つを実行するプログラム・コードを有する前記コンピュータ・プログラム。
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