JP2014521482A

JP2014521482A - 滑り止め用足着用具

Info

Publication number: JP2014521482A
Application number: JP2014525934A
Authority: JP
Inventors: ミナムリ
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2011-08-18
Filing date: 2012-08-16
Publication date: 2014-08-28
Also published as: US9038201B2; WO2013025049A2; WO2013025049A3; KR200459932Y1; US20140298569A1

Abstract

【課題】本発明は、滑り止め用足着用具に関する。
【解決手段】足指がそれぞれ挿入される足指挿入口が前方に形成され、踵を含む足裏に滑り止め手段が形成された滑り止め用足着用具を提供することによって、プールなどでの滑りを完璧に防止し、安全性を確保する。また、前記足指挿入口の足指の間に対応する部分にシリコンなどで形成された矯正具を重ねることによって、足指を元の形に維持する矯正の役割をし、滑り止め用足着用具をポリウレタンなどの伸縮性材質で形成することによって、歩行時に圧縮と伸張を繰り返しながら足裏の血液循環を促進し、全体的に足を健康にするものである。
【選択図】図１

Description

本発明は、滑り止め用足着用具に関し、より詳細には、プールを含む水上レジャー施設や風呂場などでの滑りを防止し、足の角質を含む異物と水虫菌などが湯内に流入することを防止することによって衛生的な水質管理を可能にし、水が使用されない場所でも普段着用が可能であるので、足の健康管理と矯正及びファッション効果も同時に得られるようにする滑り止め用足着用具に関する。

プールや風呂場では、使用者達が主に履物を履かずに移動するので、移動過程での足の不便さの解消及び防水などのために通常床にタイルを設置しているが、前記タイルに水が付くと滑りが発生し、この場合、硬い床のため打撲傷、骨折などの負傷が発生してしまう。

そのため、通常、タイルには滑り止め技術が適用されるが、このようなタイルの滑り止め技術のみでは滑りを十分に抑制することができなかった。

したがって、プールでは、使用者が最大限滑らないように注意するしかなく、やむを得ず統制が容易でない子供或いは幼児を伴う場合は、足裏に滑り止め用ドットが付着した通常の滑り止め靴下を着用させることもあるが、滑り止め靴下は、水が付く場合に繊維が水を吸収するので、幼児達の歩行過程において繊維で吸収した水分が荷重によって外部に出ることによって着用感が悪かった。また、通常、靴下は足指から踵まで全体的に覆う構造を有するので、足指などを動かすことが不便であり、靴下が脱げてしまうことが頻繁に起こっていた。

そこで、昨今、プールなどで履ける滑り止め用履物が発明されており、その例として、大韓民国実用新案登録２０―０３２１７１１号では、靴底の底部に吸盤状の凹溝を形成し、前記溝の所定位置には前記靴底を貫通する穴を形成する滑り止め靴下型履物が公開されている。

しかし、上記先行技術文献は、履物の形態として足指が全て塞がれ、足首まで覆われる構造を有し、材質としてもゴム、シリコン、ラテックスを使用するので、全体的に通孔のある部分を除いては通気性及び透水性が良好でなく、着用時に不快感及び不便さを感じるようになり、外観も通常的に着用するには無理があった。また、弾力はあるが、伸縮性が良好でなく、足の動きが制限されるので、着用時に負担が発生していた。

また、通常、歩行過程で足裏の踵部分が最も先に触れるが、一般的な滑り止め用靴下には、踵ではなく足裏の前方に滑り止め用突起などが備えられており、プールなどの滑めらかな環境では滑り止め用靴下を着用した場合にも滑ってしまうという問題があった。また、硬いタイルの床に足を踏み入れる過程で衝撃を吸収できる手段がないので、歩行過程で発生する荷重による衝撃がそのまま人体に伝わるという問題があった。

このように、現在までは、プールで使用するのに適した形態の足着用具が開発されていない実情にある。

一方、現代の女性達はハイヒールなどの幅の狭い履物を多く履いているが、その結果、足指が曲がる奇形が発生し、激しい場合は外反母趾が発生することもある。外反母趾は、足の親指が２番目の足指側に曲がり、関節が内側に突出する症状を意味し、突出した関節は起立時や歩行時に刺激を受けて赤く変わり、その結果、タコができてしまい、炎症と痛症が発生する。また、歩行時に支持しながら推進力を与えるべき足の親指がその役割を果たせないので、足の他の部位にも痛症が生じ、激しい場合は、足形の変形、腰の痛症などが発生する。

しかし、このような足指の奇形を補正するために現在主に使用される足指矯正具は、足指の間にシリコンなどの弾性を有する材質の矯正具を挟む構造を有するが、このような矯正具は、固定手段を備えておらず、矯正具を着用した後で靴下やストッキングなどを着用しなければならないので、プールなどでは使用できないという問題がある。さらに、着用中にも矯正具が正確に位置付けられないので、捩じられて着用感が悪く、矯正効果を得られないなどの問題が発生していた。

本発明は、上記のような問題を解消するためのものであって、足指がそれぞれ挿入される足指挿入口が前方に形成され、踵を含む足裏に滑り止め手段が形成された滑り止め用足着用具を提供することによって、プールなどでの滑りを完璧に防止し、安全性を確保することを目的とする。

また、本発明は、前記足指挿入口の足指の間に対応する部分にシリコンなどで形成された矯正具を重ねることによって、足指を元の形に維持する矯正の役割をし、滑り止め用足着用具を水分を吸収しない伸縮性材質で形成することによって、歩行時に圧縮と伸張を繰り返しながら足裏の血液循環を促進し、全体的に足を健康にすることを他の目的とする。

併せて、本発明は、踵をカバーすることによって、角質などのため裸足で歩くことを憚る使用者達もプールなどの使用において自信感を持つようになり、多様な色相とデザインを提供することによって、ファッション的な効果も得られるようにすることを更に他の目的とする。

上記目的を達成するために本発明は、足裏部分を覆いながら足の甲は開放されるように形成された本体と、前記本体の前方に突出形成され、足指がそれぞれ挿入される足指挿入口と、本体の踵部分に形成された滑り止め用靴底と、本体の足裏部分に形成された滑り止め用ドットとを含む滑り止め用足着用具であることを特徴とする。

前記滑り止め用足着用具の本体及び足指挿入口は、伸縮性を有する材質で形成され、その例としては、水分を吸収しない合成繊維又はシリコンを使用して形成される。

そして、前記足指挿入口の足指の間に対応する部分に足指矯正具を重ねることによって、足指を元の形に維持し、本体の内部面には指圧突起が突出形成される。

また、前記足指挿入口は、足指の一部が突出するように前方が開放形成されることによって足指の動きを自由にし、全ての終端部分には弾性を有するようにバンディング部が形成されることによって、水でふやかされた各角質がプールの水中に流入しなくなるので、プールの水質を改善し、第３者の立場での視覚的及び心理的な不快感を解消する。

上記のような構成を有する本発明によると、歩行時に最も先に触れる踵部分に滑り止め用靴底が備えられ、足裏に滑り止め用ドットが備えられるので、プールなどの水上レジャー施設や風呂場などの水気の多い場所での滑りが防止されるという効果があり、その結果、水気の多い場所で老若男女が安全に運動することができる。

また、水を吸収しない材質で製作されるので、プールの内部及びプールの外部でも優れた着用感を得ることができ、踵を隠しながら足指の間に緊密に密着することによって水虫菌、角質などがプールの水を汚染させないので、プールが清潔に維持される。さらに、使用者も踵の角質が隠されて他人の視線を意識しなくてもよいので、プールの利用が便利であり、第３者の立場でも視覚的、心理的不快感が消えるようになり、ファッション感を加えることができる。

さらに、足指がそれぞれ挿入されるように足指挿入口が形成され、足指の一部が外部に露出するように形成されるので、足指を自由に動けて使用が便利であり、水気の多い場所のみならず、日常生活でも使用が可能である。さらに、足指の間に備えられた矯正具が足指を矯正する効果があり、靴の着用による足の奇形、外反母趾などによってプールなどの公衆利用施設を憚る人達にファッション的な効果も与えることができる。

また、伸縮性の強い材質で製作されるので、足を持ち上げた状態では滑り止め用足着用具が足を圧縮し、足を地に踏み入れると足裏の形に応じて伸張され、足に刺激を与える。さらに、指圧突起と足指矯正具によって指圧がなされるので血液循環を促進し、踵の滑り止め用靴底が歩行時に踵に伝わる衝撃を吸収できるようになり、歩行時の不便さを防止する。

本発明に係る滑り止め用足着用具を示す側面図である。図１の平面図である。図１の底面図である。本発明の滑り止め用足着用具の使用状態を示す図である。本発明の滑り止め用足着用具の使用状態を示す底面図である。

以下、本発明の実施例を添付の図面を参照して説明する。

本発明に係る滑り止め用足着用具は、大きく足裏部分を覆いながら足の甲は開放されるように形成された本体１０と、前記本体１０の前方に突出形成され、足指がそれぞれ挿入される足指挿入口２０と、本体１０の踵部分に形成された滑り止め用靴底３０と、本体１０の足裏部分と滑り止め用靴底３０にそれぞれ形成された滑り止め用ドット１２、３２とを含んで構成される。

前記本体１０と足指挿入口２０は、水分を吸収しない合成繊維を使用して形成されるが、前記合成繊維の例としては、ポリエステル又はポリウレタンなどがある。ここで、ポリエステルは染色が円滑でないので、ポリウレタンのみを使用したり、ポリウレタンとポリエステルを混用して使用することが望ましく、他の合成繊維も使用可能である。

また、本体１０の内部面には指圧突起１４がさらに突出形成される。

そして、前記足指挿入口２０は、足指の前方部分が滑り止め用足着用具１００の外側に突出するように前方がそれぞれ開放形成され、各足指挿入口２０の足指の間に対応する部分には、シリコンなどの弾性を有しながら形態安定性も有する足指矯正具５０がさらに形成される。

そして、前記滑り止め用靴底３０は、摩耗に強く、滑りを防止するように耐磨耗性を有する発泡成形のゴムを使用して形成され、歩行時の衝撃を吸収するように約１mmないし５mmの厚さを有して形成される。

一方、前記本体１０の足の甲側終端及び足指挿入口２０の前方側終端には、弾性を有するようにバンディング部６０が形成され、前記バンディング部６０としてはゴム紐を使用することができる。

前記構成において、本体１０及び足指挿入口２０は、製織或いは編織によって形成され、繊維自体の伸縮性の他にも製織或いは編織による伸縮性を有するようにし、足指矯正具５０、バンディング部６０及び靴底３０は、裁縫によって本体１０に固定したり、接着剤などの接着手段によって固定することができる。

このように構成された滑り止め用足着用具１００を着用すると、歩行時に足裏の後部分から触れるとしても踵に衝撃が伝達されず、滑りが防止され、各角質がバンディング部６０によって外部に流出しない。さらに、本体が圧縮と伸張を繰り返しながら刺激を与えるとともに、滑り止め用ドット１２、３２と指圧突起１４も刺激を与えるので、血液循環が改善され、足指矯正具５０によって足指が矯正されるという効果を得ることができる。

１０本体
２０足指挿入口
３０滑り止め用靴底
１２、３２滑り止め用ドット
１４指圧突起
５０足指矯正具

Claims

伸縮性を有する材質で製作され、足裏部分を覆いながら足の甲は開放されるように形成された本体（１０）と、
伸縮性を有する材質で製作され、前記本体（１０）の前方に突出形成され、足指がそれぞれ挿入される足指挿入口（２０）と、
本体（１０）の踵部分に形成され、耐磨耗性を有する発泡成形のゴムを使用し、１mmないし５mmの厚さを有して形成された滑り止め用靴底（３０）と、
本体（１０）の足裏部分と滑り止め用靴底（３０）に形成された滑り止め用ドット（１２）（３２）と、
を含んで構成されることを特徴とする、滑り止め用足着用具。
伸縮性を有する材質は、伸縮性を有する合成繊維であることを特徴とする、請求項１に記載の滑り止め用足着用具。
本体（１０）の内部面には指圧突起（１４）がさらに突出形成されることを特徴とする、請求項１又は２に記載の滑り止め用足着用具。
前記足指挿入口（２０）は、足指の前方部分が滑り止め用足着用具（１００）の外側に突出するように前方がそれぞれ開放形成されることを特徴とする、請求項１又は２に記載の滑り止め用足着用具。
各足指挿入口（２０）の足指の間に対応する部分には、シリコンなどの弾性を有しながら形態安定性も有する材質の足指矯正具（５０）がさらに形成されることを特徴とする、請求項１、２又は４のいずれか１項に記載の滑り止め用足着用具。
前記本体（１０）の足の甲側終端及び足指挿入口（２０）の前方側終端には、弾性を有するようにバンディング部（６０）が形成されることを特徴とする、請求項１又は２に記載の滑り止め用足着用具。